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「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(アニメ映画)」

総合得点
86.8
感想・評価
1963
棚に入れた
9964
ランキング
185
★★★★★ 4.2 (1963)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語の感想・評価はどうでしたか?

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

別のルートだと思うと面白い

正式ルートが本編で
これとかマギアレコードが別ルートと考えれば面白いと思う

まどかは世界観と設定で
ルート作りやすいんで作品はもっと広げて見て欲しいかな

ダークファンタジーとして
申し分ないので、
世界観と設定を活用したルートも見てみたい


この劇場版は1期見てから見るのがおすすめ
1期の続きとして見ても面白いんで

投稿 : 2020/11/04
閲覧 : 201
サンキュー:

4

ネタバレ

みかづき さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まどかを救うための 宇宙・定理を壊す『叛逆の物語』

私のどーでもいい感想日誌をみてくれてありがとう。

当作は公開と同時に、劇場で初回、数日あけてと たしか3回観ました。

まどマギは衝撃。とてもすきで、アニメが趣味になった大金字塔の1つです。

「劇場版限定」クリアファイルを5人 完全コンプリートの目的で通い(笑)。(最近メルカリで売ってもうたが、珍しい品で購入してもらえた)

もう10年ほど前?
記憶辿り。当作のちゃんとした感想日誌ではないのでご容赦。

冒頭、まみさん VS ほむら
というドリームバトル♪♪(≧▽≦)

なぜこの2人が戦う?!
互いの銃撃 スレスレでカッコよかったよね!

ファンには大サービスのスタートだった。

私のまみさんが(やはり)敗れるが、たしかデコイだったよね!

まみさんは強くて凛々しいのじゃ〜〜!(*>_<*)ノむっぎゅー✧

はなし変わるけど
私がすっごくうれしかったのが

『さやかが頼もしくなって帰って来たコト!』

純信で愚か それに弱いのに、でも気づいた破滅の路を
引き返すこともできず、進み。散った さやか が。。

こういう登場人物は私の好物なのだ。゚(゚´Д`゚)゚。

さぁ散ってこい!!!

さぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁ!!(歌舞伎)

で、ほむらの物語・世界だったね。(^_^.)

当作のタイトルが、『叛逆の物語』 だから、
現でない夢の世界というコトはなくて、ほむらが創り出した、
まみさん達 魔法少女を再生させた現実世界だと私はおもう。

最後、さやかの記憶が改変させられる?ようなシーンで終わったよね。

まどかを 概念(神・原理) から ほむらが引きずりおろす、
ほむらの『愛・欲望』のかたちを 示したのだとおもう。

男性からみたら、いかにも。。
とか 理解はできないけどわかりやすさはある。
という女性的な愛のかたち??

望んだひとの望んだ"かたち"をだいじにする。
愛より死を選ぶ。

・・それは寿命が、死があるひとの考えだよね。

まどかには「死」がない。
死という、不平等の理の世界で「唯一の平等」がないんだよ。

ほむらは 悪魔 鬼になっても まどかを・・・かな。。??

それが 叛逆

私の解釈。


独りきりの辛さをしっていて、誰よりも"仲間おもい"の まみさん

つっけんどんだけど、こうと決めたコトには"一緒に命を散らす"杏子

そして 1度は 愚かな道で破滅を経験し、頼もしく戻ってきた さやか

《《想像外》》の  物語のつづき  ちゃんとみたいね

追伸
私の解釈の異論・反論はもち あってふつうです٩(๑´0`๑)۶

投稿 : 2020/10/24
閲覧 : 229
サンキュー:

16

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

だってこれはほむらの物語だから

この作品はまどか☆マギカの続編だと聞いて、あの結末からどうお話をつなげていくんだろう、と期待と不安が混じった気持ちで見てみました。

相変わらず映像表現が独特なシュールな感じで、さらに洗練された気がします。
実験的というか、斬新な映像表現が最後までずっと続いて、これもこの作品の大きな特徴で、とても面白いと思いました。


まどかが普通に魔法少女してるってことは、前作と違う世界のお話なのかな。

さやかもマミもキョーコも、ほむらも普通に魔法少女してる世界。

でも、この世界では魔女じゃなくてナイトメアってよんでるところが気になりました。
しゃべらないキュウベエにも違和感が・・

ふと、ほむらはこの世界に違和感を覚えます。

街から出られないことに気づき、そして魔女がいた世界を思い出すほむら。
この世界は魔女が作り上げているニセの世界だとほむらは思うけど・・

ねぇ、これってそんなに悪いことなの?
そう、ほむらに問うさやか。

ほむらは覚えている。
ほむらだけが覚えている。
まどかが、自分を犠牲にして魔女がいない世界を作ってくれたことを。
だから、まどかじゃない、誰かが作ったこの世界が許せなくて。

でもいったい、誰がこの世界を作ったの?
この世界のまどかって一体誰なんだろう?
ほむらのソウルジェムが壊れないって、ここは夢の世界なの?
ほむらだけが以前の世界の記憶があるのって、もしかして・・


疑問が私の頭の中でいっぱいになったとき。

突然しゃべりだしたキュウベエから明かされる真実がまた衝撃的でした。。

会いたかったまどかとの再会を嬉しく思ったほむら。
でもほむらが本当に望んだことは、まどかを救うこと。

まどかを救うためなら魔女になることを望むほむらだけど・・


わけがわからないよ・・とつぶやきながら消えるキュウベエ。
私も終盤はちょっぴりわけがわかりませんでした。。

まどかへの愛がすべて。
ほむらの愛って無償の愛なのかなって思ったけど、違うみたい。

結局何が正解なんだろうって考えてしまいました。。
誰にとって正解か、なのかな。
誰にも邪魔されず、まどかと一緒にいられるこの結末はある意味ハッピーエンドなのでしょう。

だってこれはほむらの物語だから。

投稿 : 2020/10/21
閲覧 : 326
サンキュー:

25

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まど☆マギ 深化の物語

TV版それと劇場版[前編]始まりの物語&[後編]永遠の物語を視聴済み。

むしろ手前の物語を未視聴なら本作に手を出してはなりませぬ。
せめて劇場版前編後編をおさえてからでどーぞ!

以下レビューは前作品視聴済みを前提とします。
まだの方はちょいちょいネタバレ要素が出てきますのでご注意を。新編のネタバレは隠します。


さてこの劇場版ですが、、、

 TV版の続編として期待を裏切らない傑作

でした。


TV版と同様に、“展開に衝撃を受ける”という作品の特性をしっかり踏襲してます。予想を裏切る展開!これこそ魔法少女まどか☆マギカです。
鑑賞後、何があったか「わけわからないよ」に陥った方は少なくないはずです。そうした場合、、、


 何回も観ましょう(笑)


あれほど完成度の高い12話を受けてどう続きの話を展開させていくのか?
そもそもTV版放映後に一般人のアニメファンではない層をも開拓し、数多くの二次創作が出回り、深夜アニメ初の劇場版というアニメファンの願望をも背負い、とただの期待作以上のものを担う羽目になった本作で、それに応えることができたか?これも答えは“YES”です。


理由①:予想を裏切ったということ。本編の展開を予想できた人はそうそういなかったでしょう。

理由②:次に劇場版ならではの既存客(ファン)へのサービスがあったということ。ファンの胸をアツくさせる描写いくつもありましたね。
{netabare}TV版ではとことん報われなかった彼女達がどこか幸せそうな表情を浮かべてたのが感慨深い。{/netabare}

理由③:それと見逃せないのが予定調和もしくは設定の踏襲。これもしっかりあったこと。前作を踏まえてないとファンは離れます。大枠ではファンサービスの範疇になるかもしれませんが、「ファンが見たいシーン」と「ファンが納得できるシーン」は違います。本編を最後まで観れば物語が前作から外れたものではないと納得するでしょう、と言いたいところですが。。。

この基本三点おさえているというのが、前述“YES”の理由です。
ただ三点目の予定調和の部分でのゆらぎはあって、前作を踏まえているか?そうではないのか?
{netabare}ほむらの結末に納得できるか?否か?にそれは現れます。{/netabare}
こんなはずじゃなかったのに、と思っても仕方ない部分がこれまた物語の核だったりするのがどうにもこうにも意地悪ですな。ここに解釈の余地を持たせたのもきっと製作者の意図です。



それでは開幕。
のっけから劇団犬カレー全開でこれがまどマギであることに安心感を覚えます。それから40分間は長めの導入部分になるかと思います。
なんというか私達が見たかったものがそこにありました。
一方それと並行して、「ん?これ続編だったよな」「いつまで回想シーンっぽいのが続くんだ?」みたいなどうにもきまりの悪い時間帯がしばらく続きます。

違和感を覚えつつも、なんとなくこのままでもいいんじゃないかと
{netabare}さやかがほむらに言ったようなことを{/netabare}
こっそり思いながら40分後、違和感に終止符が打たれます。

思えば、前作品でマミさんがアレしたのも開幕40分後くらいでした。

前作では初見では薄いと感じやすかった導入部分も本作の導入部分はだいぶ没入感が強めです。濃厚と言ってもよい。
以降は、魔法少女5人+αの立ち位置が把握できればすんなり後半に突入できると思います。
{netabare}
※魔女見習い暁美ほむらの結界のなかでの各々正しい記憶のあり方

■マミさんと杏子
もともとは魔女との戦いで死んだ人達、または魔女化しなかった人達。まどかが構築した魔女の存在しない世界では、もともと魔女なんていなかったんだから魔女に殺されたという事実がリセットされていて現実世界で存命。まどかも魔女も存在自体を知らない。
■さやかとなぎさ
もともとは現実世界では魔女化した人達。まどかの世界再構築の際、現在過去未来にわたって歴代魔法少女は魔女化する直前にまどかに導かれてこの世の生を終え、円環の理に導かれる。まどかの存在を知っててもおかしくない。魔女になった時の記憶の有無はよくわからないっす。劇中では魔女の存在を知っていましたね。
■ほむら
立ち位置としてはマミさんらと近い。この世でただ一人、まどかがアルティメットまどか化したことを知っている存在。というか世界の再編ビフォアアフターを唯一知っている存在。
■まどか
本編で普通に説明されてたので割愛。
{/netabare}

物語の概要はここまでで、後は現物を観てみましょう。


そんなこんなで結論はほむらでしょうね。
みなさま納得感得られましたでしょうか?
私は受け止めてます。

※以下考察になるかしら。抒情的なのでキモいと思います。
{netabare}
■悪魔ほむらに救いはあるのか?
どっちかに決めろだったら、ありません。でもほむららしい決断だよね、になるのかなと。
結果として、まどかの魔法少女達への祈り(円環の理というシステム)はそのまま維持されます。魔女が生まれない世界のことです。
そこで終わりにせずに、ほむらが悪魔にならなければさやかやなぎさが現実世界に戻ってくることはなかったでしょう。
また、まどかの祈りは、あくまで私を滅して公に殉じたことなのをほむらはまどかに直接確認してました。そのまどかの個人的なささやかな想いを掬い上げるためにほむらは神の摂理に挑戦せざるを得なかったのでしょう。こちらも結果として、まどか(の一部)を現実世界に戻すことに成功しました。
さやかもまどかもある意味救われた。そのためにほむらはまた犠牲を強いられたという見方があるかもしれません。
悪(欲)があることで現生利益が保たれているという見方もあるかもしれません。
“悪魔”というキーワードだと、欧米人が大好きな、神と悪魔、善と悪の二項対立がイメージされやすいためある意味ミスリードだと感じます。悪って言葉の通りなんか悪そうというイメージ。聖書では欲=悪の解釈もありますし、悪魔を欲望と変換してみるとわかりやすいかと思います。

もう哲学的宗教的な世界ですね。勝手に自分が言っといて頭が痛くなりそうです。
{/netabare}
{netabare}
■公と私(わたくし) アガペーとエロース
高校の倫理の授業で習ったギリシャ哲学のアレです。
アガペー(天上への愛)とエロース(俗人的な愛)ってやりませんでしたか?
ほむらはどこまでいっても“エロース”で、すがすがしいくらいまどかしか見ていません。“私”“エロース”は欲望みたいなもので対をなす“公”“アガペー”があることでバランスを保ってます。まどかのスタンスは“アガペー”に近いもんだと思います。
掘り下げるとたいへんなのでこのへんに留めて、“アガペー”だけでは救われないまどかのためにほむらは対極の存在となった、というのは観てれば感じ取れるんじゃないかと思います。
「悪魔」ってフレーズがショッキングなだけで中身を見れば、ってやつですね。
同じこと2回言いました。
{/netabare}


と好きなことをほざいてきましたが、解釈のしようは一様ではないでしょう。なんか言いたい、何度でも観て理解を深めたい、と思える人には特にたまらない作品になったと思います。

また、ごちゃごちゃ言わんでもただ「深いっ!」と思えれば充分過ぎるほどかもしれません。


もっとシンプルに言うとTV版に続き、暁美ほむらの愛に打ちのめされるという視聴体験でもありました。
ほむらだけではありません。
{netabare}さやかが絶望していない(涙){/netabare}
{netabare}杏子の隣にさやかがいる(涙){/netabare}
{netabare}マミさんに仲間がいる(涙){/netabare}
{netabare}あれ!?まどかは??{/netabare}
なんと尊いことなんでしょう。製作陣すべてに感謝!

長文ご容赦、読んでくれてありがとうございます。



視聴時期:2018年1月

-----


2018.08.13 初稿
2020.03.15 修正
2020.10.21 修正

投稿 : 2020/10/21
閲覧 : 858
サンキュー:

68

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

この結末は予想できない

 今回の劇場版でどのような物語が描かれるのか、全く予想はできなかったが、心の中では漠然としたハッピーエンドを想像していた。しかし物語は二転三転する先の見えない内容。

 山あり谷ありを経て、ようやくまどかとほむらのハッピーエンドかと思ったが、これはハッピーエンドなのか? ただでは終わらない脚本が、この作品の見どころなんだなと通感した。

 演出面では他のレビューにもあったが、劇団犬カレーさんによる演出過多の印象は強かった。謎の多い世界観や演出の意図を汲み取るのは、なかなかに大変。その他声優さんのお芝居はTVシリーズと違和感なく、音楽面も充実していた。

 最後まで見終わった後でこの映画のタイトルを見直すと、「そういうことか・・・」となる、もう一度見たくなる作品。

視聴日 19/10/7

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 199
サンキュー:

3

ネタバレ

ペガサス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

二つの愛の形

TVアニメの続編として公開された劇場版。

{netabare} 愛には大別すると二つの形がある。
ひとつは広い愛、もうひとつは深い愛。
前者が神化した「まどかの愛」だとすれば、後者は悪魔化した「ほむらの愛」である。
この両者の愛は同じ愛ではあるが、方向性が違うため相容れないところがある。
博愛的な愛は浅い愛になり、深い愛は独善的になりがちなのだ。
いまだ幼い愛でしかないが、この愛はさらに昇華された形へと変容するのだろうか。{/netabare}

このアニメのテーマを一言で言ってしまえば、少女が大人になる成長の物語である。
大人になるとは、力を持つこと愛することの責任を自らが負うということ。
魔法少女たちや神も悪魔も、その責任を問われているに過ぎない。

あらゆる面において、アニメという表現方法の究極の形であると言っても過言ではないだろう。
これもまたアニメ史上、最高峰の作品の一つである。

投稿 : 2020/09/22
閲覧 : 312
サンキュー:

9

既読です。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

賛否是非両極端。

ほむらの堕ちっぷりが半端ないです。

執着と粘着に囚われた情愛の映像表現が素晴らしい!

諦めが悪いというか、諦めきれずに
いびつな愛で自分の世界に引きずり込む
この結論は私的に賛・是です。

思うに、私の世界も閉じてますし。

投稿 : 2020/09/22
閲覧 : 300
サンキュー:

12

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

幸せな未来があったら良いのに。

初見の感想はなんか物凄いの観ちゃったな。やっぱり魔法少女達は
魅力的で強くて、可愛いし素敵だった。
でもちょっとね~・・・・って感じでした。

序盤から映像、演出はあっけにとられるほどカッコいい!!

好きだったマミさんとほむらちゃんの息をつく間もない
銃弾の雨あられの凄まじいバトルシーンに感動したよ~。
マミさんはやっぱり素敵です!!

自らを犠牲にしてまでまどかを助けたい
ほむらの苦しみはテレビ版でのあの繰り返しがあるだけに
心に刺さってくるのですが、今回はどうしてそうなるの?ってのが
理解できずにいまいち心に入ってこないんです。

後半には理解出来てくるのかなと思って観ていたら、余計に???となって、もはや自分の頭では消化しきれてません。
だれか~こんなアホな私に説明して下さい~泣。

このままでは終われないと、あまりしないのですが、ネット上の
解説と呼ばれる物を読んでみて(それ読んだものの難しくないですか?)


そんなこんなで、少し情報を入れての2回目の視聴!
そしたら始まってすぐの
オープニングのテーマ曲での幸せそうな4人とふと悲しげなほのかの表情。
これだけで
1回目ではそうでもなかったシーンがもう泣けてきます。

同じシーンをちょっと前に観たばかりなのに、こんなに印象って
変わるんだと思えるシーンが多々ありました。
やっぱり内容が理解出来てないと感動も出来ませんよね。

終わってみて、
この物語はほむらの凄さ、強さ、想いがすべてなんだなと。
神になって自分を救おうとするまどかを、受け入れずにその魂を奪い
悪魔になることさえ恐れないまどかへの絶対の愛。

あの地獄のようなループを繰り返した執念、それとも後悔から
たどり着いた境地なのでしょうか・・。 

エンディングロール後の崖でのシーンはインパクトがあるものの
ほむらの幸せを願ってた自分には、どうしようもない切なさを感じて
ちょっと複雑な気持ちになりました。

きっと次観た時はまた違う感想になるのかな!?
落ち着いたらまた観てみたいと思わせる作品ですね。

投稿 : 2020/06/17
閲覧 : 315
サンキュー:

27

ネタバレ

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人は愛のためならば悪魔に堕ちるのか

驚きのストーリーでした。
テレビ版で最後に創造された世界の延長で、
円環に漏れた強い魔女をみんなで倒す的な正統でお約束的な続編ではなく、
おそろしく挑戦的な劇場版です。


あれだけ大ヒットした作品の満を持した続編劇場版というプレッシャーを
こうも見事に跳ね返して違うレベルの作品に仕上げてくるとは、
シャフトをはじめ関係者の情熱と失敗を恐れぬ心意気にに拍手を送りたいです。


見終わった感想としては、なんとも喉に小骨が刺さったような、
大団円ではなく爽快感を感じることができない、居心地の悪さが残ります。


しかしこの小骨がシャフトの視聴者に向けた挑戦であり情熱です。
この引っ掛かりがあるからこそ、魔法少女まどか☆マギカなんだなと再確認できます。



イヌカレーの作画がこれでもかと使用され、世界観のダークで不可思議さを一層深いものとして演出しています。

イヌカレーの作り出す空間はカレル・ゼマンの世界観を
いたずら書きのような雰囲気で表現したような、
異世界感が強く、チェコの幻想的で悪夢的な芸術に影響を受けているのかなと感じます。

イヌカレーの雰囲気が好きな方はぜひカレル・ゼマンの作品もチェックしてみてください。



ほむらのストーリーですが、まず斎藤千和さんの演技がスゴイ。
彼女といえば私はガハラさんの声で大好きなんですが、
ほむらの場合は{netabare}序盤は可愛らしい穏やか、
中盤以降は追い詰められていく、そして視野狭窄にまどか以外に価値を見出さなくなるような闇属性の孤高の人の演技。{/netabare}

大げさに声色を替えるわけではありませんが、
確実に感じ取れるほむらの心境に合わせた演技の変化。
さすがプロの仕事で感動します。


悠木碧さん
まどかの優しくて素っぽい演技すごく好きなのですが、
ターニャと同一人物とはとても思えません笑
演技の幅が広く本当に素晴らしいです。



それにしてもほむらのまどかに対する絶対的な愛情は重たすぎて恐怖すら感じます。
しかし、こういう必要な執着をみせることも中学生の若さゆえの危険な感情なのかとも感じます。



ストーリーはうまいことTV版での{netabare}少女たちの死に方を利用した立場の違いを作っていて、おおそうなるか!とびっくりします。
べべの存在でまたマミさんするんじゃないかと心配しましたがよかたです笑{/netabare}


終盤のQBの語りはちょっと好きではなかったですね。
立ち話で押し問答をし、ネタバラシをする演出は嫌いなので、
うまいことストーリー上で開示していって欲しかったですね。


絶対にTV編を視聴後に観てください。

投稿 : 2020/05/28
閲覧 : 246
サンキュー:

6

おーいん君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

丁寧に視聴すべき作品

本編が好きなら絶対視聴して大事にすべき作品。

単体で見てまどかマギカを判断するのは悪手です。

キャラクターはより際立って伝わってくるものがあると思います。

投稿 : 2020/04/16
閲覧 : 245
サンキュー:

3

老倉育 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これはすごい

魔法少女まどか☆マギカテレビシリーズの続編。
作画は変わらずめちゃくちゃすごいし何をとっても最高なんだけど1番ヤバいのはストーリー。テレビシリーズも面白かったけどこちらも面白い。鳥肌たった。衝撃すぎて7年前に観てから1度も忘れたことないから多分一生忘れないw
2020.4. 2回目

投稿 : 2020/04/12
閲覧 : 198
サンキュー:

7

ネタバレ

O.Y さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

どちらかが犠牲にならないといけない残酷な運命は辛い アニメの視聴は必須[93.0点]

現在アニメ&劇場版の全てを4周視聴。

先に言いますが、1回観ただけではほとんど物語を理解できません(ある程度は理解できるかもしれませんが)。分からないところは動画や色々な人のブログなどで知識を補完しながら見ていくと良いでしょう。

本作の感想を簡単にまとめます。感想後にネタバレを含む内容に触れていこうと思います。
まあ、第一に「まどマギらしい展開、話の締め括り方だなあ」だと思いました。アニメを見ていて魔法少女系アニメに対する考えを何度もひっくり返されてきたが、今作でもそうだった。やっぱりよく作られています。あとアニメに比べて劇場版ということもあり作画に気合が入っています。演出は相変わらずです。まあ個人的に賛否両論ありそうなラストですのでそれは各々で楽しんでもらえればと思います。

以下項目別採点と考察、ネタバレ含みます。

{netabare}
【項目別採点 100点満点】
・物語[92.0]
設定の複雑さこそあるもののよくできていました、1回観ただけでは分からない面白さが詰まっています。
素晴らしい完成度でした。
・作画[94.0]
アニメよりやはりレベルが上がってます。というか動いているというよりは綺麗になりましたね。ちょっと不気味さは半減していますが…、ほむらとマミの戦闘シーンは凄かったですよ!
・声優[97.0]
今作で特に評価したいのは暁美ほむらの声優の斎藤千和さんですね、アニメでもシーンごとで性格というかキャラが色々変わっていくにつれて演技もうま〜く変化してましたが、今作はバリエーションもさらに増えて良かったですね。まあほむらが軸の話ではあるんで。その他もかなり良かったです。
・音楽[96.0]
感無量です。ケーキの歌はよく分からなかったですけどw、まああそこは数少ない癒しゾーンだったので気にしないことにします。OPのカラフルと最後の方のバトルシーンの挿入歌のmisteriosoはドンピシャでした。
・キャラ[90.0]
キャラはアニメとほとんど変わらないので評価はあまり変わりません(良い意味で)。百江なぎさは良かったですけどw、杏子とさやかの仲良しな様子がたっぷり観られて大満足でした。
・総合得点[93.0]
自分からしたら良いイメージが強いです。アニメをしっかり理解できて楽しめた方は是非見るべきだと思います。

【考察】
さて今作で気になった点や良いと思った点について具体的に、こちらも盛大にネタバレありです。
まず普通にまどかの家におけるシーンがありますがいきなり???ですよ、アニメではまどかが円環の理となって概念となってしまい、みんなからその記憶はきえてしまった…のではないのか?まあこう思う人がいるかもしれませんが、まあちょっと待ちましょう。
次にフツーに杏子がまどかの学校に登校してるのだが…、この辺りからこの世界線が色々おかしいと思い始めましたね、そしてほむらが転校生としてやってくると…(しかも眼鏡ほむの状態で)

設定上、まどかがアニメラストで願った願い

「全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女を、この手で」

劇場版の世界では願いの通り、「魔女」という存在はなく、代わりに「魔獣」という存在があり、それを魔法少女達が倒していくという構図に変わっていた(アニメ本編最後で言及あり)。
そして魔法少女はソウルジェムが濁りきってしまった際は、円環の理(まあ言っちゃえばまどか)に導かれて魔女になる前に救済され消滅する。そして素敵なお国へと導かれていく…(叛逆の物語冒頭の内容から引用)というシステムが完成していた。

というわけでこの叛逆の物語はアニメの続きともいえるのだが、まあまどかの存在は置いておこう。ほむらが転校してきたことで三滝原には5人の魔法少女が揃ったことに、序盤は5人で魔獣をやっつけていくのが中心となる。そんなに鬱な展開ではない。ただ色々引っ掛かった感じで見ていた。

早々にほむら転校後1ヶ月が経つことになるが、ほむらは異変を感じ始める…
※続きは後日更新
{/netabare}

投稿 : 2020/04/03
閲覧 : 331
サンキュー:

8

ネタバレ

kazz さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少女が導いた答え

愛は希望も絶望も凌駕する。のかな?っていう視聴後感。
重い。ほむらちゃん、まどかちゃんへの愛が、重い。
本編を観てしばらく経つのに序盤で5人が仲良く共闘するシーンで泣けてしまうのは本編が記憶に残る傑作だからこそですね。泣き通しです。
あと世界に違和感を感じたほむらちゃんときょうこちゃんがバスに乗って別の街に行こうとする所が完全にビューティフルドリーマーだったので気になって調べたら結構ヒットしたのでみんな思う事は同じ、というか意図的な作りなのでしょう。
「焼き直し」という記事もありましたが、自分はそうは思いませんでした。
単に回帰すべき日々に戻っただけではないからです。
焼き直すのであればきゅーべぇの結界を壊した後、魔女化したほむらは迎えにきたまどかと(文字通り)末永く魔法少女たちを救いまくりました、でいいハズです。でもそうはならなかった、だからこそ「叛逆の物語」なのではないかと。
最終的にほむらちゃんの選択した答えがまどかちゃんを円環の理から引きずり出したわけで、視聴者とほむらちゃん的にはハッピーエンドなんですけど、本当に良かったのかな?まどかの心がすっぽ抜けた円環の理はこれから魔法少女たちを優しく包み込んでくれるのかな?っていう気持ちは無きにしも。
けど、これで彼女たちの物語はおしまい。いつかまどかが叛旗を翻すかもしれないし、あのままの日々がずっと続くかもしれない。願わくば後者のままつつがなく世界が巡ってくれるといいな、と思いました。

投稿 : 2020/04/01
閲覧 : 256
サンキュー:

8

カヲル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

救済のアニメ

dアニメのレンタルで視聴
登場人物と視聴者を救済するアニメという感じですかね。
テレビ本編は、一体どう風呂敷をたたむのだろうか?という気になる展開で、禁じ手的ではあるが
作品にあった終わり方をしたと思います。ただやはり悲劇と受け取ることもできる終わり方だったの
で、大団円を望む声も多かったと思います。
その声に、世界観を壊さず見事に答えた作品だったと言えます。
不満点は、脚本の内容は2時間分の内容ではなく戦闘場面や奇抜な映像演出で水増しをして保たせて
いた事でしょうか。前半は薄い内容だったと感じる場合もあると思います。

投稿 : 2020/01/26
閲覧 : 253
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6

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

想像以上に予想できない展開

前半は謎転換で進んでいくが、それが何者の仕業と判明していくに従い、展開が見えないものになっていくのが面白い。想像以上の展開になっていく。
後半、TV版以上に難しいことをあれこれ表現して進んでいくが、形がどうであれ最終的にほむらのまどかへの愛へ収束していく。

TV版で終わっておいた方がよかったのか、さらなる劇場版展開を受け入れるのかは賛否ありそうですが、予想できない展開で面白かった。
そして、最後のきゅぅべいが色々物語ってくれてるのかなと。

100点中82点

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 222
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7

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

ほむらの話。
個人的には後日談の物語として面白かったです!

投稿 : 2019/12/25
閲覧 : 281
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7

ネタバレ

-Cha sMIN- さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

再視聴で気持ちが大きく変わった

.
何年か前に
何を視聴しようかと検索していた時
多くの方が「まどマギ」
を別格のランクにしている事を知り
テレビ版を一話だけ覗いてみようかと視聴を始めました

キャラデザに少々抵抗をおぼえ
最終話まで観終わったとき
{netabare}
終わり方がショッキングで孤独で悲しくなり
悲劇…ハッピーエンドじゃない
とショックを受けてしまいました{/netabare}
正直、「良さ」までたどり着けませんでした

二度目の視聴で心に響き
なぜキャラデザに抵抗があったのか
今となっては思い出せないくらいの気持ちになっていました
皆さんの想いには届いていないかもしれませんが
心に響きました


この劇場版も
一度目の視聴では よく理解出来ずに
流し観してしまっていたのかもしれません
まったく内容を覚えていなかったので

新たな気持ちで再視聴

「名作」 に変わりました

投稿 : 2019/10/27
閲覧 : 322
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8

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

THE 虚淵玄≫魔法少女という具合な作品

個人的に虚淵玄脚本の鬱ストーリー作品は好みなのですが
まどマギに関しては嫌いですねぇ~

それは相反する要素を無理やり混ぜて1つにしているからだと感じました。
私の中では
虚淵玄=陰
魔法少女=陽
なのです。

陰陽という諺があるように陰があり、陽がある。
2つで1つの物になるのでは?と思うかもですが
そうならない理由があるからです……
虚淵玄が強過ぎる!悪い意味でです。
もう完全に陽を喰ってます。
魔法少女の陽の部分が微塵も感じられなくなる程に
白いキャンバスを黒に、否、漆黒に染め上げてしまっているのです……
それにより魔法少女の良さ(陽)が発揮出来ていない。


この作品に救いは無いのです。
魔法少女なのだから、最後は陽(ハッピーエンド)で終わって欲しかった。
誰もがそう思った筈です。
終始、虚淵玄(陰)でした。
合わせちゃいけない、混ぜるな危険⚠️


虚淵玄の鬱(陰)要素の強さは
正直アインズ様の絶望のオーラレベルⅤに匹敵すると
このデミウルゴスも驚きを隠せませんねぇ~
劇場版で評価を著しく下げた、蛇足作品でした。

投稿 : 2019/09/18
閲覧 : 328
サンキュー:

9

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やはり、イマイチ理解していない

TV本編も最後まで見てしまったが、この作品も見てしまった。

心のどこかで、明白なハッピーエンドを望んでいたのかもしれない。

本編の事を綺麗に忘れて見たハズだったのだけど、やっぱり、最後は理解できずに終わっている。

投稿 : 2019/06/16
閲覧 : 335
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4

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シャフトの表現力が光る劇場版。

作画と音楽が凄まじく良かったです。作画はTVアニメ版から良かったですが、
暗めでミステリアスな魔法少女モノに見事にマッチした表現方法でした。
また、戦闘シーンの迫力も動きもとても良かったです。

挿入歌に関しても、クラシック調からepic調のような挿入歌だったり、
ラストのグッとくるような曲まですべて良かったです。


ストーリーに関してはどう見て良いのか結構難しい。
各キャラの心理描写がなかなか分かりづらく、何を考えているのか深く考えながら見ました。

展開そのものもTVアニメ版からはかなり想像、予想できない展開が多く、
良い意味で裏切ってきたりもありましたし、序盤の本筋が始まる前の優しい話も結構ファン向けっぽく感じて面白かったです。


未視聴者はとりあえず見てから驚け!って思いますが、
ぶっちゃけ見る前にネタバレみてもよく分からなさそう。

劇場版ではありますが、内容量的にはTVアニメ版ぐらい見ごたえのある作品でした。

投稿 : 2019/05/05
閲覧 : 302
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10

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「愛」

「愛」…なんとも業が深い感情である。暁美ほむらの鹿目まどかに対する愛情の深さに、言葉を失った。


まどかが「すべての魔法少女は魔女になる前に消える」願いをかなえ、新しい概念となった世界。大好きな大好きなまどかが選んだ道を受け容れざるを得なかったほむら。でも、まどかがいなくなってしまったことによっぽど未練があったのだろう。ほむら自身が引き起こしたことではないが、その未練が「キュゥべえたちの実験台」になる運命を引き寄せてしまったのではないか。

魔法少女として役目を終えようとしていたほむらを、(まどかが書き換えた後の)宇宙法則が及ばないように隔離し、円環の理を観測しようとしたキュゥべえたち。ソウルジェムが濁り、いよいよ魔女になりかけていたほむらは、ソウルジェムの中に結界を作った。そこでは、なんとも平和な魔法少女ライフが繰り広げられていた。

しかし、だんだんと違和感に気付き始めたほむら。街の外に出ようとしても出られない、よく見知った杏子やマミの記憶も曖昧、魔女だったはずの者が仲良く共存している・・・前世(と表現しておく)の記憶が戻り始め、今いる世界と比較しているうちにあることに気付いてしまう。この誰かがねつ造した世界に、ごく一部の人しか知らないはずの「まどか」がいるということに。そこから導き出される結論は・・・魔女になったほむら自身が創り出してしまった世界だったということだ。

せっかくキュゥべえの魔の手が逃れ、魔法少女たちが円環の理に導かれるように消えゆくようになった世界を守りたかったほむらは、自身が作った結界の中で魔女化し、永遠の時を呪いとともに過ごすことを選ぼうとした。

ただ、ほむらが自身の記憶をもとに作った結界には、円環の理の運び屋としてさやかと元・お菓子の魔女がいた。彼女らの協力によって、キュゥべえの隔離から離脱し、無事に「円環の理=アルティメットまどか」に導かれていく。

・・・はずだった。本物のまどかに再会できたほむらは感情の高ぶりを抑えきれなかったのか、そのことが引き金になってまどかへの「愛」が暴走し始める。自分が好きだったまどかの記憶だけを切り離そうと、宇宙法則を書き換えて別の世界を創ってしまうという離れ業を成し遂げてしまったのだ。そして、ほむらは「悪魔」となったのだった。

なんて皮肉なことか。まどかへ注いだ愛情がこんな形で花開くとは・・・まったく、愛情というものは表裏一体である。


さて、ラストのシーン。ほむらはぼろ雑巾のようになったキュゥべえを見つけて何を悟ったのだろうか。最後は自ら崖から落ちて行った・・・

投稿 : 2019/04/14
閲覧 : 294
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2

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あらゆる意味で酷い作品

取り敢えず続編だから、と流し見で見て絶望させられる内容の作品でした
「同人作品なんですか?」ってたずねたくなってしまう内容が表面上で、正直評価されるには非常に難しい作品かと思われます
ただ、これは本当に良く出来た作品だと考えてしまうのが、二回目以降の視聴の感想になります
私は元々アニメは時間割かれるのであまり普段から流して見ますが、話聞いてるうちにもう一度見たところ、非常に単純な展開かと思っていた部分各所には、大きな意味が一つ一つあると考えられるポイント

心理的な伏線が、恐らくこのアニメを研究している人でも見逃してしまうほどに豊富に存在し、二回、三回と見るうちに「ああ、この子は今こんな風に考えていたんだな」と感じさせる

一見主人公を基軸にカメラが回っていますが、小説で言うならば一人称や神視点ではなく、かなり客観的な三人称視点であると言えて、近年のアニメには珍しく、視聴者は主人格ほぼすべてのキャラが何を考えているのかは実はわかっていないというところがトリックなんでしょうか

まあ、こうして複数回見て解釈や評価、価値観を変えられる作品は初めてですね
強いて言えば、こういうのは複数回見て「あれ、これはひどい」と右肩下がりに評価が落ちた蝉の名前が入るアニメくらいですね

ただ、ちょっと青を上げ過ぎ。青は大好きですが、ここまで不自然に持ち上げるのは個人的に無しです
黒にあんな説教言えた義理でも無く、ある程度過去の自分に対しての自責を持った描写を一言でも欲しいところでした

投稿 : 2019/04/08
閲覧 : 700
サンキュー:

10

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すごいものを見た

映像、ストーリー全てが素晴らしい。

本編で綺麗に終わっているので、映画なんて蛇足になるのではないかと不安だったのだが、全くの杞憂で、そう来たか!という内容。本当に素晴らしかった。
本当の傑作の前では余計な言葉は出てきません。

投稿 : 2019/03/30
閲覧 : 379
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6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マギレコアニメ化になる前に復習を兼ねて。

この映画は個人的にはものすごく好きなのだが
テレビシリーズで終わればよかったのにと
当時人に言われたのをよく覚えている。
でも同じようにこの映画でまどマギの世界に
思い入れが強くなった人も居たり
人によって色が変わる万華鏡みたいな作品だった。

まど☆マギはタイトルにまどかと名づいていてもまどかだけの物語ではない。
最初はマミさん、その次にさやか、そして杏子、それからほむらとターン制だったのがテレビと前後篇の映画だ。

まどかは皆を繋ぐ博愛主義の王道ヒロイン。(セーラームーンにおけるうさぎちゃんやおジャ魔女のどれみ、プリキュアの主人公たち、魔法少女ものの主人公そのもの)
対して失敗を重ね言葉足らずで人ともうまく付き合えないけど
たった一つの事を通そうとするほむらもまた変化球のヒロイン。
彼女の執着とまどかの博愛。同じ位の熱量がある。
人によってはまどかが主人公と思う人も居れば
ほむらが主人公じゃないかと感情移入度合は変わると思う。

今作はそんなほむらがほぼ主役だったので
やはりそこでズレを感じたらひたすら辛いかと。
自分はまどかよりほむらの方が良い!という訳ではないが
テレビ&前映画であんだけ周到でしつこい白い悪魔(笑)が
ほむらちゃんと仲良くして丸くなるわけはないかなと思っていたので
こうくるかと楽しめました。あいつの扱い悪いのも良かった(笑)

ただ犬カレー空間は好きだけど少し演出過多な気はしました。
原画スタッフが足りてなかったそうで今後のアニメどうなるんだろう…。
それと百合サービスの度合いが少女革命ウテナの映画みたいだなって思った。
あれも変な方向にサービスしていたので(笑)

杏子の最初の尖り具合が好きなので
どんどん綺麗なジャイアンになってくのが複雑だけどやっぱり男前ですね…。
マミさんは何もかも企画外になっていた。

マギレコの世界が{netabare} 独自の世界と言っている割に
アルまどが出てきて悪魔ほむらの存在をほのめかす発言をしたり
ほむらちゃんが眼鏡のままだったり(また派生ものなのか)
なぎさも過去暴露と今までと違う感じで現れたり
(マギレコ限定設定にしては何かリンクがある感じ)と
色々気になる点があったので
叛逆世界と関与があるかはわかりませんが
今後シリーズがどうなってくか気になります。 {/netabare}

投稿 : 2018/12/09
閲覧 : 541

まっくす さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全てが完璧としか

うーん、やはり凄い。全てが完璧でした。
勿論脚本は最高。しかしその脚本を盛り上げたのはまどマギ独特の世界観だと思った。
今後まどマギを超える作品に出会うのか。わからない。

投稿 : 2018/12/04
閲覧 : 367
サンキュー:

4

ネタバレ

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よい続編

2018年11月になって今更みました。
…というのも、町山智浩が「まどか☆マギカは押井守の影響ですよね」とか言ってたのを聞いて、「それはさすがに雑すぎじゃね?」と思ったのち、どうやら町山さんは、『新編 叛逆の物語』の話をしているらしいということに気づき、いまさらになって見た次第です。
 

 
まあ、結論としては確かに『ビューティフル・ドリーマー』のバージョンアップ的なものだったので、町山さん、雑なこと言ってるなとか思ってしまってすみませんでした。
 
最後のほうは超展開でいまひとつよくわからんかったですが、超展開の手前まではよかったですよ。

投稿 : 2018/11/21
閲覧 : 400
サンキュー:

6

ヒナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まどマギはホント凄い

まどマギのアニメ観てから結構経つので、この物語を完全に理解するために3回視聴しました。今回も本当に緻密で感服しました。非常におススメなので是非!

投稿 : 2018/08/02
閲覧 : 403
サンキュー:

5

ネタバレ

かにぱん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大満足です。

先日、レンタルして見ました。今更DVD購入決定。エンドロール中に思わず拍手してしまいましたよ。これぞ魔法少女まどか☆マギカ、ただじゃ終わらない。やってくれたなぁという感じです。

以下、ネタバレ有
{netabare}まずは個人的な魅力的ポイントから。いや、全シーンお気に入りだけれども。
初っ端から五人の共闘が胸熱すぎる。変身シーンとかカッコよすぎ。ほむらもこういう世界を密かに望んでいたのかと思うと嬉しいような、かなしいような。
ほむVSマミ。今作品屈指の演出、魅せ方のシーンだと思う。時間停止と銃を使ったこの二人ならではの戦闘方法。あと顔のアップはマミさんが一番。
さやかが…大活躍してる。しかもオクタヴィア等かつての魔女たちを使役してる。ほむ&さや二人のシーンでのシャフ度からの低音も、VSホムリリィのシーンも鳥肌。さやか推しワイ歓喜。彼女の最後の涙はどういう涙なのか、いろいろ混じってるんだろうけど。もはやほむらの事忘れて普通の生活を送ってしまえ()
ほむらが自分が魔女であることに気づくシーンは、「こんなんまだ絶望じゃねぇ」と言わんばかりの優雅なワルツ。燃える船、堕ちる飛行船、まさにシャフトって感じの演出で良かった。
ほむらがアルティまどかを裂いて、宇宙を愛の色に染めてくシーン。ここは音楽とのマッチ具合が半端じゃない。キャラも出ない、声も無いシーンだけど、それによって頭の中に花畑のシーンとか、色々想起されて逆に「あああああ」感が強まった。(伝われ)
あとべべかわいい。

物語全体について。
序盤30分程ははもうわけがわからないよ。そしてほむらが何かに気づく。綻びが生じてくる。からの「いつの間に、魔女になってしまったの?」ダメ押しのキュウべぇによる説明が入る。ギャース。なんてこったい!
以降のどんでん返しの繰り返しは本当に見事で面白かった。
ここからはなにが起きているのか、というかなぜこんな事になっているのか、実際わかりにくい。でもそれは仕方なくて、理解というより感じるしかないと思う。だってほむらの愛が、希望や絶望を凌駕する感情が、全ての原動力だから。そう思います。
正直ほむらがまどかを捕まえた所は超びっくりました。あのまま救われるのかと思っちゃってたから。しかしそこはまどマギ、最悪と言っても過言では無い、かつ大いに納得のできる終わりを迎えてくれました。まどかが人間としての幸せを手に入れ、ほむら的には最高のエンドだったのだろうと思う。{/netabare}

続編については、ないと思いますが、リアルタイムで楽しめなかった身としてはやってくれたら嬉しいなと思います。しかしながら、続編はいらないとも思ったりします。{netabare}誰かが幸せになる代わりに、誰かが不幸になる、悪役を買って出ることになる。「誰かの幸せを願った分、誰かを呪わずにはいられない」「希望と絶望は差し引きゼロ」これはこのシリーズ通してのテーマだと思うので、もうこれ以上この世界で、幸と不幸の入れ替わりは起こらないんじゃないかと思うわけです。{/netabare}

声優さんらをはじめとした、魔法少女まどか☆マギカの制作に携わった全ての方々に敬意と感謝を込めて。

投稿 : 2018/06/18
閲覧 : 364
サンキュー:

8

ネタバレ

雑魚ちゃうわ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

愛やね

安心してください、鬱要素はほぼないですよ!
個人的にはさやかちゃんの心の成長が描かれていたのがすごく嬉しかった。前編通してさやかちゃんが一番精神的に成長したかも。
個人的にはまどかとさやかが生き返ってハッピーエンドだと思ったけど、確かにほむほむの境遇とか考えると、一概にハッピーエンドとは言い切れないかもしれない。なぜか、最悪のハッピーエンドという言葉がしっくりきてしまう。ただ、物語の続きを思わせるようなこーゆー意味深エンドはけっこう好きです。だから、続編があるとしたら、美しいハッピーエンドであってほしいな、、
本編の重い雰囲気といい、意味深で切なくもキャラクターの愛が感じられるエンドといい、どことなくエルフェンリートと同じものを感じる。
まあ、とりあえず続編希望です!

投稿 : 2018/06/09
閲覧 : 344
サンキュー:

3

ネタバレ

pop22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

打倒、悪魔!

キュウベエさん、マジで俺らの兄貴。
宇宙の理を書き換えられたら、それすら自分のものにしようとする。
「わけがわからないよ」ブーメランもしびれる憧れる。
兄貴ならいつか悪魔も倒せるっ!

頑張れ俺らの兄貴!キュウベエ!

投稿 : 2018/05/24
閲覧 : 370
サンキュー:

3

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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のストーリー・あらすじ

人気アニメーション「魔法少女まどか☆マギカ」の新作劇場版。TVシリーズを再構成した「前編 始まりの物語」「後編 永遠の物語」に続く新たな物語が描かれる。(アニメ映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年10月26日
制作会社
シャフト
主題歌
≪OP≫ClariS『カラフル』≪ED≫Kalafina『君の銀の庭』

声優・キャラクター

悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中藍、加藤英美里、阿澄佳奈

スタッフ

原作:Magica Quartet、キャラクター原案:蒼樹うめ、 総監督:新房昭之、監督:宮本幸裕、副監督:寺尾洋之、脚本:虚淵玄、キャラクターデザイン:岸田隆宏/谷口淳一郎、総作画監督:谷口淳一郎/山村洋貴、エフェクト作画監督:橋本敬史、異空間設計:劇団イヌカレー、異空間美術:南郷洋一、美術監督:内藤健、美術設定:大原盛仁、色彩設計:日比野仁/滝沢いづみ、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:江藤慎一郎、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音響制作:楽音舎、音楽:梶浦由記

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