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「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語(アニメ映画)」

総合得点
86.8
感想・評価
1963
棚に入れた
9970
ランキング
185
★★★★★ 4.2 (1963)
物語
4.2
作画
4.3
声優
4.2
音楽
4.3
キャラ
4.2

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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Nyanpass さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

さすが、まどか☆マギカといった感じの終わり方ですね。
いい意味で裏切ってくれました。

{netabare}「ただ(のハッピーエンド)では終わらない」感じがとてもよかったです。

そもそも前回のテレビアニメ(劇場版の前後編)で本来は完結であったこの作品、最後の劇場版でいったいどうなることやらとは思っていましたが。

冒頭数分から「アレッ」となったり最後数分で「エーッ」となったり。

ほむほむは最後の見た目(イメージ?)から海外では悪魔ルシファーとの掛詞で呼ばれているそう。

どこかで見ましたがルシファーは「金星を語源にもつ“暁”の子でかつて最も“美”天使を自称した。」さらに天使は火(“焔”)から作られた存在とのこと

虚淵さんこれわかってて最初から作ったんですかね???

だとしたら…(汗){/netabare}

投稿 : 2014/08/31
閲覧 : 228
サンキュー:

9

ネタバレ

ヤーナギ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

個人的感想です!

ほむら様押しの自分には、ほむら様の行動にはヒヤヒヤさせられますよ。
前半の「まわるいケーキ♪」のシーンを見た時にはのほほ〜んとした気分でいたのですが‼
後半からマミ様とは戦っちゃうし、ベベも可愛くなっちゃうし…
とても観賞してるときの時間が長く感じられるストーリーでした‼

投稿 : 2014/08/26
閲覧 : 198
サンキュー:

14

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

壮大な百合

共感できないやり取りと奇々怪々な演出が相乗効果を発揮したためか、視聴直後は「わけがわからないよ」状態だった。
前作を素直な気持ちで見れなくなると思い、好意的に見れなかったのだろうか。
振り返ってみると、何だかんだでこの作品らしい展開だったとも思う。
本作は願いと願ったことの代償というものが重視されている。
前作はほむほむの目線で考えればバッドエンドであり、むしろ、それ以上の酷い結末であった。
まどかを魔法少女にさせないために奮闘していたのに、最終的に魔法少女させてしまったばかりか、死より辛い選択をさせてしまった。
そして、何度もループをしてまどかの潜在能力を高めたことで、その結末の一端を担わせてしまった。
ほむほむの行動は彼女の目的とは完全に裏目であったわけである。
そして、まどかにおいても、ほむほむの想いを無視して円環の理となったが、ほむほむによって無理やり引き剥がされてしまった。
これはほむほむの想いを無視し、まどかが自分自身の願いを叶えたことによる代償と言えるだろう。
結局は「何かを願えばどこかで淀みが生まれて、その連鎖は続いていく」というのが今作のテーマだと考えられる。
それは前作での青い奴と杏子を考えれば明らかである。
まどかとほむほむがまた対立することを示唆するような終わり方だったので、この少女達の願いを巡る因果は終わらないと考えれば、本作としての終わり方としては相応しいものだったと思う。
5人が魔法少女として共闘していたり、マミさんがシャルロッテを飼っている等のファンサービスもあった。
戦闘シーンは迫力があり、グロテスクな恐ろしさもあり、好みが別れると思うが、本作の魅力の一つだと思う。
個人的には杏子が制服を着て動いているだけで満足である。

投稿 : 2014/08/17
閲覧 : 148
ネタバレ

フローズン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TV版が好きかなあ、それでも

・かなり遅れて視聴の為、リアルタイムでの盛り上がりによる高揚的目線は無い
・制作側による「TV版と劇場シリーズは別物」という旨の主張は知っているが
 個人的にはTV版の締め方が好きだっただけにこちらの新編は少々蛇足気味に 感じた

・とはいえども、やっぱ面白い!!
 序盤30分の平和な魔法少女ものを見ていた時の心情はなかなか作る事は出来ない
・5人それぞれの変身シーンはかっこよくて何度でも見たいし、連想ゲーム(?
)シーンは別クリップで欲しいくらいに刺激を受けた

・中盤以降の畳み掛ける流れは頭をフル回転させながら見る必要があったが、気持ち良い労働のようで楽しかった

・終盤における、「どう終わるんだ」という、もうやめてくれよ(泣 感

・TV版が好きなだけにまだ広げるのか・・といった感情はあるものの、次回作があるなら100%見てしまう期待感の持たせ方と完成度の高さであることは確か

投稿 : 2014/08/13
閲覧 : 269
サンキュー:

10

ネタバレ

MuraBustan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難解

意外な結末、やや難解。本編のように泣けるかと思うと肩透かし。

投稿 : 2014/07/19
閲覧 : 212
サンキュー:

3

ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう魔法少女ほむらマギカで良いんじゃ・・・

TVシリーズから、まどかの最終話まで魔法少女にならないという主人公にあるまじき存在感は目につきましたが、映画版でハッキリしました。もうほむらが主人公ですw

劇場ではじめて見たとき、前半の「魔法少女っぷり」に若干引きそうになりました。「ピュエラ・マギ・ホーリークインテット!」と名乗った所なんかまさにww
多分このノリだったら、見てないんだろうなーとか。

しかし中盤からいよいよ本格的にストーリーが展開していきます。
ほむらVSマミの銃撃バトルシーンは必見!

最後はまさかの「ほむらヤンデレ化」で終わり衝撃でした。

次回作も楽しみです。まだまだこのシリーズから目が離せません!

投稿 : 2014/07/17
閲覧 : 272
サンキュー:

25

ネタバレ

ym015008 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハッピーエンド?バットエンド?

魔女のいない世界。。。

みんなが幸せな

だけどなにかおかしい。。。

それに気づいたとき
止まっていた時間が動き出す。。。

みんなのために犠牲になった少女と
一人のためにみんなを犠牲にする少女

最後に迎える物語の終焉はいかに。。。


とよくわからない文章を書いたわけですが
思ったまま書いたらこうなりましたwww

前作見てるからキャラに愛着あってよかったけど
話は難しかったw

ハッピーエンド?バットエンド?
よくわかんなかった(沙*・ω・)

完結しないような、したような。。。

アニメより感動は少なかったかな。。。

投稿 : 2014/07/12
閲覧 : 211
サンキュー:

8

ネタバレ

らんど~る さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

前回ほどの衝撃はないが。。。

【きっかけ】
前作鑑賞から。

【ストーリー】
まどかが神化した続編で、前期で生存の魔法少女として残ったほむらの行く末を表現したストーリー。
インキュベーターに隔離されまどかから届かない空間に閉じ込められ実験題材として扱われたほむらの思いを表現したストーリーが展開される。インキュベーターの敵存在感がUPしている作品。

【所見】
一見元通りに戻り、ほむらがたどった異なるストーリーを表現したのかと思いきや違った。べべが意外とかわいい。
中盤からは、ほむらの脳内がストーリー展開されていることが予想でき、前ほどの衝撃はなかった。
最後は、ほむらがまどかを食う展開になるが「愛」のSoulGemが出来上がるところはイマイチ理解できなかった。(ほむらが、まどかのために魔法少女・・・というのはわかるが、なぜ悪魔化に「愛」?と疑問符が・・・)

全体通しては、今後のストーリーを展開させるために
 まどか:陽
 ほむら:陰
で、相対照する存在としている点にあるのか。と予想がつく気がする。。。。

投稿 : 2014/07/07
閲覧 : 181
サンキュー:

3

ネタバレ

erimingo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ええーこれ続くの?...

アニメ版ではまどかが犠牲となることで綺麗に幕を終えたまどマギ。
続編が映画で始まるということで即劇場へ行って見ましたが、
初回視聴したとき、キャラが何言ってるのかさっぱりわからず半分くらい理解不能でした。結局もう一度見に行ってやっと内容を理解しましたが、最後の展開は完全に蛇足なのでは..?
ファンの間でも意見が分かれそうですが、このままいくとまどマギは1人の美少女のわがままで世界を壊して作り直してまたそれを繰り返すようななんだかすごいスケールの痴話喧嘩になっちゃいますよ。さすがにくだらなさ過ぎる...。三回目視聴した時はセリフの意味が全部理解できると同時に、アホかって言いたくなるようなツッコミどころのあるセリフが多かったです。まあまどマギのキャラがそんななのはアニメ版のころからだし今更か。
あと、変身シーンが凄く斬新で良かったです。なんだか見たことない絵だった。
ほむほむとマミさんの戦闘シーンでは息が詰まるような演出がGOODでした。
ちなみにいくら魔女の結界内とはいえ序盤のストーリーはかなり酷いです。

それでもやっぱり映像や音楽は一級品。ダークな世界観に重い設定、そして魔法少女。こんな発想を思いつくなんて凄いですね。
なんにせよこの終わり方はちょっとマイナスだと思います。

投稿 : 2014/05/26
閲覧 : 270
サンキュー:

3

ネタバレ

手乗りラビット さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

なかなかヘヴィな内容です。心して…

色々な意見があると思いますが、私は劇場に足を運んだ価値があったと思いました。ただ、もうこれ以上の続編は正直いらない。

一回の視聴で理解するのは難しいです。ですのでレンタルになって最近もう一度見直しました。やはり難しい。

捉えよう次第では、それってイタチごっこなんじゃないの?後付けでなんとでもこのあとも伸ばせそう、とも思える作品ですが、この終わり方が綺麗に終わってると思います。

テレビシリーズでは、ほむらちゃんが好きで、この作品では主人公の立ち位置で動いています。彼女の求めていたものがこの映画にはあります。見ていて辛い部分もありました。終盤でこんなにどんでん返しがくるのかという感じでした。見終わった後は結構きついです。ドンとお腹に重いものがたまります。だけどテレビシリーズを見ていた人は絶対に見てほしい。裏切られる展開ですが、決して期待は裏切らない出来だと思います。

投稿 : 2014/05/15
閲覧 : 281
サンキュー:

5

ネタバレ

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まどマギは続くのか

衝撃的なアニメシリーズの続きということで、期待と不安が入り混じったまま見に行った作品。不安を払拭するような思い切った話の流れに満足です。

投稿 : 2014/05/11
閲覧 : 298
サンキュー:

4

ネタバレ

くらうち さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

究極の愛の形

アニメシリーズは、ほむらが汚れた翼を広げながら魔獣達に立ち向かったところで終わりました。
この新編は、その後の物語を描いたものとなっています。

ほむらはインキュベーターに囚われ魔女化するも、無事に救出されて、まどか登場。
これでほむらも円環の理の一部になれる。まどかを永遠にひとりぼっちの空間に閉じ込めてしまうことを嘆いていたほむらも、ずっとまどかと一緒にいれる、ハッピーエンドだなぁ、と思いました。

しかし、まさかの二段構えでしたね…
人間としてのまどかだけを切り離し、世界を改変し、まどかを閉じ込めてしまう。それは究極の「愛」なんだと。

「この時を待っていた…」って、いつから考えてたんでしょうね。
おそらく、花の咲く丘でまどかと2人で語り合っていたときじゃないでしょうか。あの時、円環の理になってしまうことは、本当はまどかにとっても辛いことだったんだという本心を知ってしまった。
止めるべきだったという後悔が、ほむらを駆り立てたのでしょうか。

最後のほむらが身投げするシーン。あれは一体何を示唆しているのでしょうか。
まどかが円環の理として記憶を取り戻しそうにそうなるシーンがありました。欲望と秩序、どちらを大切にするかという問いに対して、まどかは秩序を選ぶ。
このとき、自分のしたことに少なからず後悔の念を抱いたのではないでしょうか。
いずれはまどかと戦わなければならない時が来ることを確信し、「自殺」したことを暗示するようにも見えますね。

ただ、現実的な話をすれば、このニ段階目のエンディングは物語を終わらせないために、当初の予定とは異なって付け加えられたもののようです。
そうすると、物語はまだ続くようですから、「自殺」の線はなさそうですね。

ほむらとマミの戦闘シーンやOPなど他にもたくさんの魅力があり語り尽くせませんが、次回作が楽しみです。

投稿 : 2014/05/09
閲覧 : 217
サンキュー:

7

ネタバレ

クボデン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

わけがわからないよ!(見終わった後)→わからんけど面白かった!(現在)と

見たばっかでネタバレかなりあると思いますので
気をつけてください!


序盤は自分的にかなりつまんなかったなあ
なんかプリキュアみたいな感じで笑笑
{netabare}
まどか、ほむら、さやか、杏子、マミさん5人で
頑張って敵を倒す普通の魔法少女でした
なんか喋らないQBとかいたし
{/netabare}
まあそれがいいって人もいるのかな?

でもなんか面白くなりそうって雰囲気が出てて
マジでそうなった
特にその少し後の戦闘シーンは凄かったです
マミさんこんなに強かったんだあとか思いました笑笑
そこの作画は凄すぎの一言です
んでまた少しすると今度はホラー映画にしか
見えなくなった笑笑
あと、意味わかんなくなったりもしましたー

んでそこ終わるとまた戦闘シーンに移ったけど
ここはわけわかんなかったなあマジで
さやかがチートにしか見えないしね

さらにそこも終わるとラスト
ここで終わりかあと思ってたら…

まあ見てのお楽しみかなあ
個人的に
{netabare}
さやかの株は結構上がると思いますよ
あとマミさんもね
ほむらはアンチ増量しちゃうかもなあ
そこがいいとか言うひといたら知りませんが
{/netabare}

まどマギのあの終わり方が良かったと思う人は
行かない方がいいと思いました

自分は
あの終わり方で良かったんで
終わった後「金返せ〜」とか思いました笑笑
まあマミさんの
「ティロ・フィナーレ」が見れて良かったけどね

行くか行かないかは
あなた次第ですが
オススメはしませんよ〜

でも見終わってから何日かしたら
なんか急にまどマギ面白かったなあとか思い始めちゃうんですよー
友達も同じだったみたいでした
戦闘シーンは良かったしね
確かにマミさんが活躍するとこまでは糞映画と言っても
過言じゃあないけど
後半に繋げるためにはまあ必要だったのかな?
それでも後半は怒涛の展開で飽きさせない展開でした
見終わった後はなんかよくわからんけどその展開が
あんまよかったとは思えなかったんだけど
少し経つと良かったってなるのが不思議でした笑笑

投稿 : 2014/05/08
閲覧 : 341
サンキュー:

41

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

モジョモットカマンベール!モジョモットカマンベール!

続編としての接続は思っていたより良かった。やり残したことをきっちりやり遂げてくれた感じ。

全時空間の魔法少女がまどかによって救済されたは良いものの、唯一まどかだけが犠牲となった後の世界でほむらは当初の契約「まどかを救う」を時間遡行とは別の魔法で実現する。
まどか神への干渉にはきゅうべえとの契約の余波を読み取った方が設定上無理がないように思われます。つまり「自分以外の全てを救う」という奇跡と「まどかだけを救う」という奇跡は互いに消去し合わずに補完し合い、まどかが残した隙間をほむらが埋めようと反逆したのです。

ただしその隙間はほむらがまどかを愛しすぎた上での虚構に違いないわけです。いや、隙間が仮に実在したとしても自己の認識のフィルターを通されたどんな隙間も既に実物と同じではない。「魔法少女」=「世界からはぐれて一般常識や因果律とは異なる奇跡と受難の道を行く人」はこのような懐疑を持ちます。

他者にこのような隙間を認めて相手の意志を尊重するというのは大人の処世術でしょう。しかしほむらはこの隙間に限界まで接近しないではおられません。他者との一定の距離を保つ関係性からときに互いを傷付ける危険を冒しても接近に至らしめるもの、これが愛なのでしょう。概念化する神と概念を再び地上に引き戻そうとする悪魔という正反対の運動において、実は愛のその本質的な一面を露呈させていると言えます。
欠如としての愛。一体になることが不可能である絶対他者。満月にではなく、むしろ半月にこそ表層的でない愛が表現されるのです。

もう一つはきゅうべえへの反逆です。神を科学の支配下に置くこと、つまり神と人間を同一物にすることへの反逆が極論すれば善悪二元論だというわけです。つまり、神と人間との距離が近い神道的な価値観に対して、まずは神と悪魔という超越的な次元があり、その数段下に人間を置くモデルです。超越神を措定する点は浄土系の仏教、キリスト教にも近いですが、アニメでの救いがみんなを救う大乗仏教的であるのに対し、今回善悪二元論にまで展開させたところはアニメ版の(欺瞞的な)救済観への批判を明らかに含んでいます。

他者への寛容という名の無関心、人のなかに根源的な悪を認めない人間観、異物を排除して欲しい結果を求めるだけの静的なコミュニケーション、この映画が反逆するものはこういうものでしょう。

投稿 : 2014/05/07
閲覧 : 1201
サンキュー:

5

ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

愛あるアンチテーゼ

TVシリーズ観たけど、劇場版の最初の2つは観てない。

まどかが願ったのは全ての魔法少女が救われる世界。
ほむらが願ったのはまどかが救われる世界。

対象を問わない大きな愛と特定に向ける小さな愛。

僕の感覚としては、小さな愛の拡大解釈が大きな愛であって、
大きな愛の部分適用が小さな愛なわけではない。
自分の中に原初に存在するのは小さい方だと思う。

だから、ほむらにしても、
感情に近い部分の愛を成就できたことはハッピーエンドと感じる。
自分の創った世界にまどかを閉じ込めることができたという禁忌の喜びも感じていることだろう。

スレにしたら
「全てを知ってしまったけどその記憶を消せない私の最高の幸せを実現してみたら…」
コメ1 悪魔になってた(・ω<) てへぺろ
くらいに満足してると思う。

ハッピーエンドと感じない人の場合は、
まどか達がそれで幸せになれたか懐疑的であったり、
ほむらがまどかに対する後ろめたさを払拭しきれていない点や、
ほむらとまどかの将来の衝突の芽が残った点を気にするかもしれない。

どちらに感じても
物語の重層的な構造が展開のどんでん返しに直結する
一級のエンターテイメントなのは変わらない。

投稿 : 2014/05/04
閲覧 : 240
サンキュー:

6

ネタバレ

old crow さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最後の最後まで…

一言で言っちゃいますが…。

最後の最後までダークファンタジーかよっ!!

しかし、映像・音楽・脚本・声優すべてにおいて完璧でした。

ただ、世界観(理論)がよく理解しきれなかったかな…。

でもここまで感動できる映像や音楽は今までアニメではなかったと思う。

ひとつだけワガママを言わせてもらえれば…

頼むから俺の「ほむら」を返してくれ!!

新編作れ!!
これが完結であってはならない!!

そしてありがとう。

追伸
今回はバトルシーンが多くておもろかったぁー

投稿 : 2014/05/01
閲覧 : 220
サンキュー:

6

ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自己犠牲の真っ向からの否定 いいじゃん、これ  追記、DVDで再度観賞、研究の経過報告

前作はまどかの自己犠牲と新たな秩序の構築で幕を閉じたが、今回はほむらがまどかの自己犠牲と新秩序に対して叛逆を起こす。賛否両論あり、観客の「自分なりの解釈」が必要な映画だが、挑戦的でTV本編に対するアンチテーゼでもあり、いささか強引ではあるが、励みになる作品だ。大雑把に言えば神様まどかをほむらが襟首引っ掴んで人間社会に連れ戻す話だ。結局大勢を援ける自己犠牲って家族や友人や恋人など「身内の人間」のことは置いてけぼりで自分自身も幸福になれない。だから時にはぶん殴って「自分自身と身内のこと」を考えさせるのも大事だろう。現実社会に喩えると大勢を救うために紛争地域にボランティアに行った恋人ないし家族を「残される側を考えろ」と強引に日本に連れ帰るといえば解り易いかな。外に出れば凄い才能を発揮できる人を敢えて引き留めて「貴方の居るべき場所は此処でしょう、こんなにも貴方を愛し必要とする人たちがいるのだから」と自覚させることも必要だろう。あくまで個人的解釈だけど。「世の中全部の救いになるか」と「自分自身と家族、友達、恋人を幸福にするか」というテーマが見え隠れして、いろいろ考えさせられる。やっぱり人生について語ってるね。

もう一つ、自分自身の願いや欲望に忠実になれ。遠慮なんかしてたら幸福にはなれない。運命も不条理も力ずくでねじ伏せろ!!というメッセージも挑戦的だ。戦え、少女たち、そしてスクリーンの前の観客よ!!というメッセージ、確かに受け取りましたよ。虚淵さん、新房監督。素直に「一人ぼっちは嫌だ」といったまどか、運命に叛逆するほむら、いい具合に角がとれて共闘するマミ、さやか、杏子たち、それぞれ成長していた。どこかポジティブでアグレッシブで前向きに突っ走っててかっこいいぞ。


ラストのほむら、魔法少女でもなく魔女でもない「悪魔」になってしまうけど、よく見ればゼンゼン悪いことはしていない。仲間たちは全員生還させたしまどかも人間に戻したし、救済システムの「円環の理」も継続させた。悪魔というより「とても優しい大嘘つき」って表現がぴったりだ。やがてまどかも記憶を取り戻すだろうけど、その時は腹を割ってケンカするもよし、理想を語り合うもよし。今まですれ違ってばかりだった二人だけど、本気でぶつかったことって無いよね。少なくともこれからは時間はたっぷりあるからね。まだまだ人生先は長いぞ、魔法少女。戦って力ずくで未来を手に入れろ!!

さて、今回僕の中で株を上げたのはさやかかな。彼女のポジションは神様まどかの付き人だ。魔法少女の力と魔女オクタヴィアの力を使いこなす姿は人の(或いは自分自身の)善悪双方を受け止め肯定したようで、感慨深い。清濁併せ持ちながらの善意こそが本当の人間の善意だよね。以前の様な迷いとも無縁で苦難を乗り越えた戦士の強さがカッコイイ。
新キャラのなぎさはなんとシャルロッテだ。かつての敵キャラが味方入りだ。出番少ないけど重要な役だ。まどか本人も本格的に戦闘に参加。挿入歌に合わせて決戦のシーンはもう1つの魔法少女「なのは」を連想させられた。TVじゃ必殺技を決める場面が少なかったからこの点は嬉しい。梶浦由記さんの曲が冴え渡る。貴女こそ女神。いや、魔女と紙一重ですよ(勿論褒め言葉)。あとあの憎きインキュベーターが絶望に沈んだ挙句フルボッコにされる有様は拍手だ。人の心の尊厳を踏みにじってきた連中に鉄槌が振り下ろされた。せいせいするよ(笑)

悪い点  イヌカレー空間が多すぎで結構クドイ。序盤のタイムループ脱出作戦は「うる星やつら2ビューティフルドリーマー」は越えられない。やはりあれは傑作だった。劇中の専門用語多過ぎ。あれじゃ確かに本来のテーマが解り辛い。評価が分かれるのも納得。

もう1つ似ている映画を紹介します。ミッキー・ローク主演、ロバート・デ・ニーロ競演の「エンゼル・ハート」。主人公の探偵が追いかける殺人犯が実は二重人格である自分自身であった。しかも今の自分は悪魔との契約により出来上がった偽の人格で殺人犯の方が本来の人格だった、というオチ。中盤のほむらが閉じた見滝原の真実に辿り着く場面に似ている。一番の違いは方や破滅し方や叛逆に成功という点だ。このリスペクトは実に見事。

この映画って働き始めてしばらくたち世の中に妥協しかけてしまった社会人に対する応援なんじゃないかな?或いは善悪の判断が完成された大人に対して改めて多角的な道徳観念
を問いかけたのかも。二人の主人公まどか、ほむら両方正しいし両方間違ってもいるから。でもこれから二人が意見をぶつけあえる環境は整ったしまだまだ最終結論は出ないだろう。我々の現実でもまど、ほむコンビの抱える問題って人間社会の昔からの二律背反なのだから。でもアニメはこれで終わってほしいな。一見ダークに見えても登場人物みんなにゆっくり話し合う時間が出来たわけだから。彼女達の人生、これからだよ。みんながんばれ!!

主題歌カラフル、フルコーラスで聞くと本編の内容にぴったり。歌詞を吟味するとこれまた物語のイメージが膨らむ仕組みだ。「モノクロだった瞳の奥の景色 裏返した日常でまた
走って行く先に君はいた」「間違えでも信じた道は新しい景色を照らす」
「始めようまた1から 辿り着いた儚い奇跡壊れないように」「透明な私たちどんな色にでも染まる」「君と誓ったあの日の記憶、今超えて過去からまだ誰も知らない明日へと」いやー、反則でしょう、歌聞かないと映画の意味理解できんよ。それだけ神曲だってことだよ。「コネクト」「ひかりふる」「ルミナス」「未来」どれも名曲だ。今回はカラフルが超神曲。前作「ひかりふる」に対する叛逆だよ。「私が何処にもいなくなっても・・・最後の安らぎに届くから」を見事にひっくり返している。主題歌も物語の一部だね。


長々と書いてきたけど最後に、美しい自己犠牲の真っ向からの否定、挑戦的で凄くいい。戦って未来を掴み取れ、魔法少女たち。

DVDの限定版をゲットしたのでタダイマ何度も見て研究しているので経過報告をします・・・映画館じゃ気がつかなかったポイントが次から次へと発見できますねー、すげー。

まずOP、カラフルのイントロにボーカルが入る。CDにもワンコーラスバージョンが収録されていたけど再生しなかったのでこれは見落としだった。OPムービーに悪魔ほむのシルエットが一瞬映る。これも見落とし。序盤からBGMに「君の銀の庭」の動機が使用され終盤への複線になっている。隙が無い。
ほむほむVSマミさんの銃撃戦のシーン、改めて見返すとファントムやNOIR思い出した。ここではほむほむの銃器に注目。基本TVと同じながらシルバー、ステンレス加工のモデルに変更。舞台がほむほむの妄想の世界だと考えると彼女は使い慣れつつ趣味に走った銃器を使っているのだろう。さりげない美意識だ。恐らく作り手は道具で別世界の事件だとヒントをばら撒いているのだろう。これもまた隙がない。

さやかについて・・・
手痛い絶望と転落を味わって大きく成長。映画のさやか、同じ虚淵作品「サイコパス」に登場する宜野座刑事と被る。あちらも壁にぶち当たり降格処分と引き換えに人間的に成長。同じ作者の作風に共通点を発見。まどか好きな方「サイコパス」もチェックしてみては?

中盤以降、前作の次回予告で流れた曲のアレンジ版が頻繁に流れるがあのメロディーが「叛逆の動機」だろう。梶浦さん、オペラ的なBGMの使用法、流石です。挿入歌「MISTERIOSO」、一部ボーカルがフルートに差し替えられていた。この点も改めて気付いた。この曲聞くと気分は魔法少女。女装コスプレ気分(笑)。いいなー、ヒラヒラしてて華麗なアクションやらかして。ボクも魔法少女になりたーい。ガキのころは変身願望は仮面ライダーだったけど月給取りになって魔法少女とは・・・我ながら情けねえ(笑)。

映画「エンゼル・ハート」との共通点。やはりシナリオ、映像ともに影響を受けている。ゲーテのファウストを下敷きにした基本設定、召喚者と被召喚者の魂を賭けたパワーゲームだ。ラストの解釈はミッキー・ロークがロバート・デ・ニーロ演じるメフィスト・フェレスを出し抜いた場合のシミュレートとも解釈できる。ちなみに我等がQBさんのモデルはメフィスト・フェレスでまどかさんはグレーチェン(ファウストの奥さん)。今回のイヌカレー空間は「エンゼル・ハート」のニューヨークそのまんまだ。錆びた鉄格子や天井からボタボタ汁が垂れて来る描写や窓に隙間から差し込む光とか。新房監督、TVでは日本映画のリスペクトが多かったけど映画版は洋画のリスペクトですか、センスいいですねー。

副音声のコメンタリーがこれまたおもしれー、中毒性がある。なんか映画公開バージョンにほぼ全カットに手直しが入っているらしい。今となっては比較しようが無いけど。悠木さんや千和さんのトークで発見するポイントもやたら多い。キタエリさんの物語シリーズに関したトークも聞けるぞ。

HOMURA 1ST TAKE VERSION
悪魔ほむのシーンの最初に録ったバージョンとのこと。斉藤千和さんの演技がかなり違う。本編より無機的で悪役っぽいイメージだ。同じシーンでも別物だ。声優ってすげー。こちらもなかなかいいぞ。でも「君の銀の庭」はラストシーンのほむほむの心情そのもので切ないよー。「窓辺で囀って、何処にも行かないで」だから・・・今回、「カラフル」「君の銀の庭」共に「正しくなくてもいいんだよ」という歌詞のフレーズが多い。「正解なんかないんだよ」という千和さんのコメントも感慨深い。

いやー、また長々と書いてしまった。でも何回も研究する価値がある映画ですねー。

投稿 : 2014/04/29
閲覧 : 339
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29

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ささぁ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お腹いっぱい

劇場に3回足を運び、BDを予約して、自宅で観賞していますが、何度見ても
ス・バ・ラ・シ・イの一言。
あそこまで意志(思い)を貫き通すほむらには感動しました。

投稿 : 2014/04/21
閲覧 : 192
サンキュー:

4

ネタバレ

☆ゆりりん☆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

これを超える劇場版映画はない!!!

 すごく難しく、鉄我的な映画だったので、何回も見ないと分からないです。そして、何回も見ているうちに、理解してきて、感動やこの映画のすばらしいところが分かってすごく勉強にもなる作品です。
 ほむらが、まどかをどんなに大切にしているのかがすごく伝わりました。まどかはほむらたち魔法少女のために戦い、ほむらはまどか一人のために戦っているけど、どちらもが願いを叶えようとすると永遠に二人は合えることができないこの世のものとは思えない悲しみです。
 辛いことや悲しいことを知っている人にしかわからないような、見ていて苦しい話でした。
 絵も可愛いし、何より音楽がよかったです。ClariSのカラフルがとてもこの物語にあっていて、より物語を引き立たせていました。
 エンディングもとても胸が詰まるような感じでした。
 見て損はないです。

投稿 : 2014/04/20
閲覧 : 218
サンキュー:

5

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

叛逆の狼煙

まず、序盤はその世界観に圧倒されます。
総監督の新房昭之氏のもと、
虚淵玄氏による脚本、
蒼樹うめ先生原案のキャラクターたち、
劇団イヌカレーによるもはやアート作品とも呼べる前衛的な異空間デザイン、
そしてシャフト演出、
その他諸々が渾然一体となって奇跡的な化学反応を起こし
作り出される世界観はもはや魔法である。

その魔法空間で繰り広げられる夢にまで見た魔法少女5人組の共演。
(大仰な変身シーンと円卓を囲んでの変なケーキ連想ゲームはちょっと笑いましたがw)
まさに夢見心地のような世界なのですが、

でも何かが違う・・・

確かに感じる違和感・・・不気味さ・・不安

こういった演出はそれこそ「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 」を始めとして
様々な作品で使われてきたものですが、その雰囲気作りはやっぱり上手いですね。
そしてその違和感の正体は?と徐々に確信に迫っていくミステリ仕立ての進行は
なんだかんだ言ってもぞっくぞくしましたw
ついでにマミさんとほむらの戦闘シーンのクオリティにもぞっくぞくしましたw
まさに圧巻でしたね。

さて、問題はここからです。
非常に難解な本作をちょっと整理しながら振り返りたいと思います。
(大雑把な理解なので細かい所は間違っているかもしれません)

「大雑把な理解」

{netabare}まず、見滝原市はキュゥべえたちインキュベーターがほむらを使って仕込んだ
円環の理の力が及ばない干渉遮断フィールド(=ほむらのソウルジェム内)であり、
その目的は「円環の理」を観測、干渉、制御するためである。
インキュベーターらが調整し、外部からは隔離できるが
魔女(になりかけ)のほむらが無意識のうちに求めた標的を
内部から招き入れ具現化することができる。

で、干渉遮断フィールド内でのほむらの記憶操作はまどか(たち)にも作用しているので、
まどかは自らが円環の理という記憶をなくしている状態なのですが、
魔女化したことを認識したほむらが救済を望めばまどかも自らが円環の理であったことを思い出し、
その力を発動し、キュゥべえたちにとっては観測の機会到来ってことなのですが、
ほむらはまどかの秘密が暴かれるくらいなら自ら呪いを募らせ
一気に魔女化してやるって決意するわけです。
干渉遮断フィールド内で魔女化することは円環の理の救済を受けられない為
まどかにも会えず未来永劫絶望のまま死に絶えるってことなのですが
ほむらの決意に迷いはありません。

ここでそうはさせないぜ!!って魔法少女たちが登場するわけです。
ここで重要なことはかつて魔女化したさやかと百江なぎさ(ベベ)と
魔女に殺されたマミさんと杏子の間には大きな違いがあります。
前者は魔女化して円環の理によって救済された存在であり、つまり円環の理の一部であり
干渉遮断フィールドに閉じ込められたまどかがその記憶をなくしていたならば
それを伝える使者としての役割を担う者たちだったわけです。

そしてついに干渉遮断フィールドの破壊→円環の理発動となるわけですが、
ここで思い出して欲しいのは公園の丘でのまどかとほむらのやり取りです。
ほむらはまどかが円環の理という概念となることはまどかにとって辛いことで
望んでいることではないと解釈して
まどかをキュゥべえと契約させて魔法少女、ひいては円環の理になんかさせちゃいけない!
と決意しています。その時に一面の花がダークな色に染まっていってますね。
その後花々が枯れていって綿毛が光の粒に・・・
(これは魔女化することが希望になったメタファーかな???)
一度は干渉遮断フィールド内で死に絶えることを決意したほむらが
公園の丘での決意を思い出し、内に秘めてた計画を決行すべきと改めて決意し直します。
(もうためらったりしない!ってことですね)

円環の理が発動し、まどかが手を差し伸べた刹那その手を掴み
ほむらは不敵な笑みを浮かべながらこう言います「この時を待ってた」と。
この時のほむらのソウルジェムは呪いよりもおぞましい色に変色します。

まどか「私が裂けちゃう」
→世界の理が変革する→新たな概念の誕生、今までの概念の改変。
呪いに染まったソウルジェムが・・消え去るはずのほむらの魂が何故・・・
ほむらのソウルジェムを濁らせたのは呪いですらなかった。それは愛!!
独善的で偏狭的なまどかへの愛であったわけです。
もはやキュゥべえも匙を投げるレベルの理解し難い感情ということですね。

奪ったのは円環の理の一部。つまり、まどかの人としての記憶の一部。
その結果、円環の理の一部であったさやかや百江なぎさは元の居場所に帰れない。
さやかたちの記憶は徐々に変わりつつあります。
だけどさやかはこう言い放ちます「これだけは忘れない。暁美ほむら、あんたが悪魔だってことは!」

そしてほむらによって改変された世界で転校生としてまどかが現れる。
円環の理であった自分を思い出そうとするもそれを必死で抑えつけるほむら。
ほむらは「欲望」と「秩序」のどちらが大切かを問う。「秩序」と答えたまどかにほむらは言う。
「いずれ私達は敵対することになるかもしれない」と。
そして続けざまにこうも言います。
「でもかまわない、それでも私はあなたが幸せになれる世界を望むから」{/netabare}


「感想」

{netabare}まーここでレビューこそ載せていませんがTVシリーズの感想は
確かに完結なのかもしれないけど何かしこりが残るエンディングだな~でした。
まどかは円環の理という概念になり
魔女がいなくなって代わりに魔獣なる存在が誕生し、暁美ほむらは戦い続けるって
それでいいの!?

今回の劇場版はそんな私にとってその解を提示するものではありました。
まぁ蛇足と言えば蛇足なのかもしれませんが切り口としては非常におもしろかったです。
大どんでん返しって言葉が一番しっくりくるのかな。
なるほど。。叛逆の物語か。。
もっと言えば暁美ほむらの逆襲って意味合いで叛逆の狼煙って方が分かりやすいかもw
こうなってくると「ベルセルク」でいうところのガッツとグリフィスのような関係に
なっていくのかななんて想像も膨らみます。
この展開なら続編があればいいなじゃなくて続編がなければ駄目でしょ。
いや~本当に良き切り口を見つけたな~
TVシリーズはあれはあれで完結した物語だったのですが
物語を再び続けられるようにこういう形で蘇らせるとは大したものです。{/netabare}

「追記あれこれ」

{netabare}この短い期間に3回も観ましたw
1回目は普通に。
2回目は「大雑把な理解」の内容を書く為に一時停止してはカタカタと台詞をタイピングしながらw
3回目はこのレビューの調整の為というのと話を理解した上で楽しむってとこですかね。

今回は自分にとっては駄目な視聴の仕方だったかもしれませんw
やっぱレビューを書くためにアニメを観たら駄目だわw

まぁ本作はすごく好きな作品だし、
非常に難解だったのではっきりと理解したいって好奇心故に苦じゃなかったですけど
こんなことは当分したくないですw(次するとしたらヱヴァンゲリヲン新劇場版ラストかなw)
非常に細かい所まで観察している質の高い考察系レビューを書く人はあにこれにもいますが、
正直しんどいと思いますよ。やっぱレビューなんて適当に書いてるくらいが丁度いいと思いますw

あにこれだけじゃなく本作は様々な考察がなされていて
見てみるとおもしろい発見がたくさんあります。

例えば本作でほむらの取った行動は独善的で偏狭的なまどかへの愛というエゴではなく、
インキュベーターらに円環の理を解明されるくらいなら自らの手でその理を改変するという
あくまでまどかの為という苦渋の決断であったなんて考察もありましたし、
ほむらはどうして悪魔になり得たのかということに関しては
希望から生まれるのが魔法少女、絶望から生まれるのが魔女ならば
魔女化すること自体が「まどかへの再会」という希望となってしまった場合は、
それはもう既存の理では説明できないまったく新しい存在であるなんて考察もありました。

こういった様々な考察がなされているのもそれは本作が難解だからです。
それに本作には多数のメタファーが存在します。
公園の丘の花の「花言葉」とか、投げるつけられた柘榴の意味とか
それはもう数え上げればきりがない程です。
でもストーリーの難解さとか多数のメタファーとか
考察大好きアニメオタク向けではあるのでしょうけど
個人的にはもうちょっと分かりやすくしてもいい気がしますね。
こういうのってエヴァからの悪しき風潮だよななんてことも思ったりします。

最後に本作は元々虚淵玄氏の脚本ではほむらがまどかに救済されるエンドであったが、
総監督の新房昭之氏らの提案により続編ありきの今回のエンディングになったようです。
救済エンドなら確かに綺麗なエンディングです。
でもこのシリーズの人気がそれを許さないんでしょうね。
グダグタになるのはどうかやめて欲しいと1ファンとして願わずにはいられません。{/netabare}

投稿 : 2014/04/18
閲覧 : 516
サンキュー:

50

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悔いはないか? さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ほむほむ

2回見に行きました!
あの変身シーンとかマジいらねーだろ〜笑
チーガーウ♫
ほむちゃん悪者過ぎw
いやでもなるほどなーーとなる作品でした。
1度見ても理解できず、2度見ても深いことはわからずです。
理解したい人は何度か見て見てください。

投稿 : 2014/04/17
閲覧 : 243
サンキュー:

2

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うち. さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

絶望と希望と・・・愛

DVD版を購入しました。
色んな方面から注目された魔法少女アニメの新作映画です。
魔法少女と魔女の戦いは終わり、平穏を取り戻した魔法少女達、しかし少女の悩みに付け入るナイトメアという存在がいた。それを唯一倒せるのは魔法少女だけだった
魔法少女鹿目まどかの中学校に転校してきた暁美ほむらも実は魔法少女!?という王道魔法少女アニメ展開でしたがところどころ「まどマギらしさ」が見え隠れしています。

まさか作中のほとんどの舞台がソウルジェム内の世界だったとは・・・
本編を一通り観た後、もう一回OPを観ると切ない感覚に襲われます。

キャラ評価(個人的見解が含まれます)
・暁美ほむら
 きゅうべぇ(インキュベーター)にソウルジェムを浄化されずそのまま封印したらどうなるかという実験をさせられ、円環の理であるまどかを誘い込む為の餌にされ悪魔化してきゅうべぇの鼻を明かしたわけですが彼女は被害者で、ある意味加害者であると体言したキャラだと言えるでしょう。
 遂にまどかと同等(?)の存在になれたようなのである意味幸せになったと感じます。

・美樹さやか
 円環の理の助手の立場になって様々な宇宙で活躍中だったがきゅうべぇに捕まったほむらを救出するべくソウルジェムの世界で、機会を待っていたチート魔法少女。
今回まるで主人公のようなかっこよさと立ち振る舞いで私個人的には一番救われてほしいキャラだったのですが残念ながらほむらの予想外の裏切りによりほむらの宇宙改変により弱体化(おそらくこれでも強い方)した。さやかが円環の理化したのはまどかをよく知る友人でメンタルが強いところでしょうか。

・佐倉杏子
 まどかの宇宙改変後の記憶を覚えている、宇宙改変前のさやかの最期を僅かに記憶している様子。ソウルジェム世界ではまどか達と同じ中学に入学している。
 さやかとは友人で相性は最高に良いようで仲がいいみたいでマミともくだけた会話をしました(一部の視聴者が夢見た世界ですね)
杏子の役割は美樹さやかのサポートと暁美ほむらの相談役でしょうか、苦労人なので危なっかしい人を放っておけない性質なので適任でしょう。個人的にはあまり活躍の機会が少なかったと感じました。

・巴マミ
 この映画で一番戦闘技術が高く、メンタルが最高に弱い魔法少女。
今回も頼れるお姉さんリーダーですがべべに指摘されている通りの「本当は寂しがりや」で前作では真実(魔法少女は魔女になってしまう、ソウルジェムに魂を移している)を知ると錯乱してしまうメンタルの脆さが弱点でした。しかし今回のソウルジェム世界では真実を知っても錯乱しなかったのはべべ=なぎさの存在で錯乱しなかったのでしょう。
 改変前であってもまどかが、べべの役割だったと考えますが状況が悪かったと思います。

・べべ=なぎさ
 マミと一緒にいるマスコット。まさかお菓子の魔女...シャルロッテが仲間になるとは驚きました。円環の理の助手としてソウルジェム世界に潜入した。
マミとはずっと一緒にいた設定でほむらの記憶が蘇るまで機会を伺いつつマミを交流を深めた。役割はマミの護衛、心のケア、ほむらの救出等。第二の魔法少女カウンセラーだと考えます。
 多分ファンサービスで映画で活躍されたキャラ。改変後では小学生として生きている。

・鹿目まどか
 すべての魔法少女と魔女を救うべく円環の理となった魔法少女。ソウルジェム世界では強大な力を持つ「普通の魔法少女」として活躍、円環の理のまどかの記憶を待たない分身。
魔法少女のカウンセラーでありほむらのカウンセラーとして活躍したが、円環の理の力を悪魔化したほむらに半分(?)奪われほむらの世界改変後では因果律を見守るまどか、中学校に転校してくるまどかに分裂した模様。
 ほむらと敵対する未来が待っているであろう苦労人
最善の自己犠牲ですべてを救おうとした少女は果たしてほむらを救うことが出来るのか。

・きゅうべぇ
飼い犬に手を噛まれるを体言してくれた。散々使い倒されてボロぞうきんになった哀れな宇宙人。


◯ほむらの宇宙改変後の世界
 まどかを普通の人間に戻せず拮抗した状態。
魔女や魔獣やナイトメアに変わる存在は描写も会話でも居ないがおそらくそういった存在は居るはず、理由はさやかが魔法少女であるから。

◎総評
こんなに感想を書いたのは久々です、観た直後ですから言いたいことが多いですよ。
この映画でまどかが終わるかどうかは分かりませんが終わってもおかしくないと感じました。とりあえずきゅうべぇは因果応報な最後だと思いました、散々人類を利用した報いですよアレは、マミに関しては加速する彼女のネーミングセンスに脱帽しました。杏子とさやかは仲良しでほっこりしました。
まどかとほむらが本当に笑い合える日が来るのを祈ります。

 

投稿 : 2014/04/13
閲覧 : 223
サンキュー:

9

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buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

終わらない、終われない

まず、TV版も総集編の映画も観ていない人は観るべきではない。
それは物語を解釈できない、
というだけではなく、後悔する機会すら失うことになるかも知れないから。










{netabare}悲しい物語だった。

きっとこの後があるとすれば、繰り返しだろう。

人が何かするとき、善か悪かを判断される。

それは『今』その時にそう分けることができるから。

その行いが命がけであっても、どんなに一生懸命であっても。




理解できてないことも私には多いのだろうが、何故そうしたのかは分かった気がする。

愉快という意味ではなく、おもしろかった。

誰もがそう評価するとは思わないが、TV版を本編として、本編を楽しめた人なら観る価値がある。

設定や解釈について触れたり、面白おかしく話したいこともいくつかあるが、
やめておきます。

書き足したいこともあるが、きっと私の感想はここで述べたこと以上にはない。

投稿 : 2014/04/06
閲覧 : 372
サンキュー:

20

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pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

嫌な予感

{netabare}
過去のことをネチネチと、キモい女だなぁってのが率直な感想。
って書くとかなり辛辣すぎるので言い方を変えると「スタッフほむらに業をを背負わせすぎ」。
もう開放してやれよ…って思うけど、なまじ売れてしまったから開放してもらえない。
別にキャラクターに人権があるとは言わないけど酷い話よね。
まどかを捕らえたのがほむらのように、ほむらを捕らえてるのは視聴者だ、っていうメタい続編とかやらかしたり…しないよね?まさかね。
{/netabare}

投稿 : 2014/04/06
閲覧 : 296
サンキュー:

2

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rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

逆転ホームラン

観ながら思った。
普通にまどかとほむらだけの肉欲の世界にすれば少しは哲学的になったんじゃないのかと。

そもそもTVの続編じゃないと思ってみてたのに途中で続きなのがわかり、じゃあまどかなんでいるのと思えば実はほむらの作った世界でした。

いやおかしいだろ、ほむらはまどかとセックスできれば満足なキャラなんだから二人だけの偏愛の世界描けよ。

そこで自分を求めるまどかと2人きりで暮らしてたら人間の欲望の醜さとそれでも幸せだという現実的な幸福、理性と本能という昔からある古典的な哲学的問題に出来たのに。

しかもこの話ちょくちょく辻褄が合わないシーンが出てくる。もしかしたら資料読めばおかしく無いのかも知れないが映画内だけだと間違いなくおかしい。なんでほむらがあの中では魔女になれるわけ。ほむらが観測できないならインキュベーターの目的であるほむらに接触する事できないじゃん。しかもその空間にいるものはほむらは作り物なのになんでオリジナルのほむらと同じ力があるみたいな話になってんの。ほむら以外は外から入っていたとしてもほむらだけは存在自体がTVの最後でブラフマンの様な宇宙真理になったんじゃないの?

厳密にいうとブラフマンになったまどかは存在自体が無いことになっているのにさやかちゃんはなぜ知っているんだ。ほむらが覚えているのもおかしいのに。

また映画としてひどい。最初の30分ぐらいまじでただのサービスショットだけでストーリーに影響が全く無かった。変身シーンとかストーリーに組み入れられなかったのか?

TV版が綺麗に終わったのに無理して映画作る必要ないし、ifストーリーにしてもう一つの物語にすればよかったのに。

と怒りからの逆転ホームランだった。
ほむらの欲望丸見えじゃん。いや素晴らしいよこいつ。本物の悪役だよ。
人として大事な倫理観みたいなもの全て失ってるよね。

またさやかが怒りマックスから好きな男がおはようって言われただけでほむらの世界を共用したからね。本当は皆自分が一番だもんね。そもそも夢叶えられるて言うのもみんな自分の欲望だけだったし。

唯一の正義の人まどかの思いも人の欲望の前には無意味だった。

まどかがほむらベットで捕まえたシーンは真面目にセックスシーンだよ。
自分の欲望で相手を汚したいって思いが伝わってきた。まどかの思いなんて自分可愛さに比べたら小さな問題だもんね。

TV版考えたら唯一の違和のない続編になっていたと思う。
本当に綺麗な話じゃないけど一番綺麗なラストになっていた。

次映画化されるとしたらデビルマンエンドしかない。ほむらがまどかを殺す事でしか話が終わらないしまどかを自分のものにする方法は他に無い。

{netabare}
欲望とは何か。
人には理性と本能があると哲学的には考えられている。よく人は理性的な存在だと言われキリスト教が快楽のためのセックスを禁止するのはこの為である。しかし、西洋でのペストの流行により新たな思想が広まったそれがルネッサンス時代の幕開けになった。その日から世界は肉欲的になったのだ。さらに近代管理社会の発展に対する反発として自由主義が広まりつつあると感じる。時代はさらに肉欲的なろうとしているのかもしれない。
しかしこの映画を観て違和感を感じえるのは果たしてそれで良いのかという疑問だ。他の方の感想を観るとラストが之で良いのかという疑問はまさにこの疑問と同じである。人類が肉欲的になる事は人がより本能的になる事のメタファーであり理性の軽視に他ならない。しかし理性的に生きる事は欲望からの離脱を意味する。果たしてそれは生きていると言えるのだろうか。
人は幸福を追求する権利を有して生まれたはずなのだ。結局は折り合いの話でしかないが人はどう生きるべきかの話に繋がる始原的な問題をこのアニメは語っている。
このアニメは最後に社会に対して直接的に表現して欲しい。難しい表現ではなく正義や倫理が人の欲望によって埋もれるのだと。真面目にまどかをレイプして終わらせるべきだと思う。そこまでする事によって初めてほむらに対する殺意と崇高性という反目する感情が生まれると思う。{netabare}

投稿 : 2014/04/06
閲覧 : 302
サンキュー:

5

ネタバレ

自殺うさぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

何回でも観たい!

気がついたら3回も観てしまっていました(*´∀`*)

物語が考察系になった感じがします。
何回も繰り返し観るか考察サイトで理解しないとよくわからないかも。。
好き嫌いが分かれそう。
前半、明るく中盤、後半をシリアスにして謎を残したまま話が終わるのでスッキリしないです。でも最後のEDに癒されます。

BGMが昔からある物と新たに追加された物があったり
ED、OPの音楽関係は個人的にかなり好き♫


{個人的に好きなシーン!}
{netabare}
・物語中盤のほむらVSマミさん
戦闘シーンはかなり見応えがありました。
・街を見渡せる丘の草むらでのほむらとまどかの絡み
・所々、ある杏子とさやかの絡み
絡みが多くなったなぁ。。。あざとい(良い意味で)

{/netabare}

※レビュー制作中更新予定

投稿 : 2014/04/05
閲覧 : 193
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

マミとホムラの戦闘が圧巻

劇場版ということで戦闘シーンがとても良い.マミとホムラの遠距離と近距離からの銃撃戦が圧巻.

それぞれの先読みと銃撃数の多さが凄まじい.また遠距離武器を使ってここまで接近戦ができるのかとういくらいの近さで戦闘が行われるところがアニメならでは.

ストーリーとしては前半と後半で大きく異なる.前半は前作までのなかでキャラクターたちが望んだであろう展開が用意されている.魔法少女による共闘,魔女がいない世界.

後半からはホムラが異変に気付きこの世界は魔女の作った結界だと看破する.しかし,魔女というのは自分自身でインキュベータが外から観察しているということにも気づいてしまう.

インキュベータはまどかを手に入れたいがためにホムラを利用しようとするが,ホムラはそれを拒否する.そのため自身が魔女となりそれを阻止しようとする.そこでさやかたちがそれを食い止めようとする.

食い止めたやさきにホムラが異常な行動を取る.円環の理であるまどかの一部を自身に取り込んでしまう.まどかの重荷を背負い,インキュベータの罠からまどかを遠ざける手段をとる.


後半はどんでん返しが二転三転するので難しい.結論から言うとインキュベータのたくらみの上をいく方法をホムラが執念で実現させたということだ.

これだけの展開が考えられたのならテレビで1クールできたのにな.そちらの方がストーリに関しては観客が追いやすかったのでは.

投稿 : 2014/03/21
閲覧 : 192
ネタバレ

ken1221 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

すごすぎてわけがわからない

序盤意味不明
中盤衝撃
ラストポカーン
総じてすごい
やりきった感すごい

投稿 : 2014/02/08
閲覧 : 170
サンキュー:

0

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boiler さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いや、反則級のおもしろさでしょ。

冒頭から中盤のなんとも形容し難い違和感からの怒濤のラスト。
このオチは予測できない。毎回いい意味で裏切ってくれます。

投稿 : 2014/01/24
閲覧 : 211
サンキュー:

2

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あおい さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

痛いほど切ない愛への追求に涙が出ずにはいられない

作画の美しさは申し分なく、さらには美術監督の稲葉邦彦氏と

音楽を担当している梶浦由記氏の功績が際立っている。

虚淵氏らしいシナリオであると感じました。

単刀直入に言いますと妥当に収まった感があります。

ほむらの宿命に悲しみを感じもします。


ここから下は、凄まじい私的理論と私的根拠です。

虚淵氏がほむらに投影した元はルシフェエルでしょう。

名前のとおり「暁美ほむら」を直訳すると

暁美は暁の美しさ、いわゆる「明けの明星」でありルシファーの二つ名です。

ほむらは、ねたみ・怒りなどの激しい感情や欲望で燃えたつ心をたとえていう語です。

まさに、その名に恥じぬストーリーのファクターへとなりました。

神とルシフェルの関係も模倣しているように思います。

神とルシフェルはこの世界を共に創造し、ルシフェルは神を支え続けました。

ある日、神は人間を作ったわけですが、ルシフェルは神の愛は自分には

特別なものと思っていたのに、新たに作った世界の人間にも自分にも

等しく愛を与えていたことを「神の裏切り」だと感じ、深く憎悪を燃やします。

そして堕天してしまい、陰府に落とされたわけですが

切なくもルシフェルは唯一の愛を求めたと言われています。

これは、まどかとほむらの関係性と全く同じシュチュエーションです。

ほむらが何故、悪魔になるのかと言うと

そもそも、魔法少女は絶望のうちに絶命し魔女になるわけで

その絶望は呪いでありこの世のもの、この世に対する怨念に似た物を

胸に抱くことになります。

ほむらもまどかへの思いを糧に負の観念を増幅させ魔女化しました。

魔女化?何故いまさら魔女化なのか。

魔女化することは既に無いのでは・・・。

ソウルジェムも濁ることなくいつの間にか浄化されていくと

アニメや劇場版後編の最後でほむらとQBが会話していたのに。

ここからが最も壮大な話ですが、まどかは

「過去、未来、起こりえたかもしれない未来の全てを見渡せて、魔法少女を救済する」

ために概念となり、いわゆる宇宙・この世の森羅万象

つまり理そのものになったはずです。

「過去、未来、起こりえたかもしれない未来の全てを見渡せて、魔法少女を救済する」

違和感を覚えませんか?

そう、概念を化したのは「まどかとほむらが共に生き残った世界のまどか」です。

ほむらは時間軸を無視して何度も何度も繰り返しました。

繰り返したという事は、その全てでまどかは魔法少女になって死んでいる

ことを意味します。

という事は、まどかはまどかを救っているということになります。

すると、まどかがまどかを救うことになるのであれば

ほむらは時間軸を旅せずにすんだはずです。

一番最初のほむらへ還元されていくはずです。

スタート地点はほむらもまどかも一緒ですから

全ての時間軸のほむらが心の救済を受けると

ほむらはスタート地点に戻ってしまいます。

そんなことは「ほむらは望んでいない」わけですね。

絶望のうちに魔女になるのではなく

ほむらは、絶望とされる魔女化が唯一の希望となったわけです。

絶望しない魔女=悪魔=唯一まどかに触れ、相対し、存在を感じ

声を聞ける存在になった。

概念であるまどかに近づく方法として、概念の対義、特殊になることを選んだ。

抽象化したまどかを、特殊な具象化したほむらの愛の反逆が今、始まったわけです。

何に反逆か・・・まどかが概念化しなければいけないようなこの世界

円環の理のその理路自体ではないでしょうか。

鹿目まどか、、、いつも泣いてばかりのまどか。

そう、鹿の目に涙で漉と言い、不純物を取り除く意だ。

まどかは円、円環なのでしょう。

悲しみを取り除く宿命を課せられた少女を救うことを

欲望とした凄まじく燃え立つほむらのこころ。

涙なしでは語れません。


といった私的感覚です。

投稿 : 2014/01/14
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サンキュー:

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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のストーリー・あらすじ

人気アニメーション「魔法少女まどか☆マギカ」の新作劇場版。TVシリーズを再構成した「前編 始まりの物語」「後編 永遠の物語」に続く新たな物語が描かれる。(アニメ映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2013年10月26日
制作会社
シャフト
主題歌
≪OP≫ClariS『カラフル』≪ED≫Kalafina『君の銀の庭』

声優・キャラクター

悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中藍、加藤英美里、阿澄佳奈

スタッフ

原作:Magica Quartet、キャラクター原案:蒼樹うめ、 総監督:新房昭之、監督:宮本幸裕、副監督:寺尾洋之、脚本:虚淵玄、キャラクターデザイン:岸田隆宏/谷口淳一郎、総作画監督:谷口淳一郎/山村洋貴、エフェクト作画監督:橋本敬史、異空間設計:劇団イヌカレー、異空間美術:南郷洋一、美術監督:内藤健、美術設定:大原盛仁、色彩設計:日比野仁/滝沢いづみ、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:江藤慎一郎、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音響制作:楽音舎、音楽:梶浦由記

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