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「凪のあすから(TVアニメ動画)」

総合得点
90.4
感想・評価
6476
棚に入れた
25637
ランキング
53
★★★★★ 4.2 (6476)
物語
4.2
作画
4.4
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.2

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凪のあすからの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

あざなさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

綺麗な海の物語

すごく綺麗な作品でした。
恋愛模様はわりとドロドロっとしてきたりもしますが、
すっきり終わった作品だと思います。

海に行きたくなりますね。

投稿 : 2014/09/23
閲覧 : 183
サンキュー:

3

ネタバレ

submain さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思いは世界を変える、かもしれない。

ニコ生の一挙放送で視聴。

二部構成で、後半からが本番。前半はその布石という感じです。

これだけ人数がいて、よくもまあ一つも見事に両思いにならないものだ(思いのすれ違いが連鎖するものだ)と思って見ていましたが、最後は落ち着くべきところに落ち着いて良かったなあと思います。

あり得ないファンタジーな設定をきちんと生かしていたし、ハーレムアニメにありがちな、受け手に変に媚びを売るキャラクターも出てこなかった。すれ違いながらも皆が互いを思い合っていることを、静かに、時に激しく、受け手に響くような表現が施されており、じんと心に残ります。

他の皆もそうだけど、とりわけ美海の初めての思いに思いを致し、そして彼女の今後に幸多からんことを。
思いは世界を変えるかも・・・などと、そんなとっくの昔に捨て去った感覚が、手元に少し戻ってくるような気になりました。

今すぐ全巻そろえる金はないけど、BOXになったら購入を検討しようと思えるくらい、よい作品でした。
美海のスピンオフとか出てくれないかなあ。

投稿 : 2014/09/23
閲覧 : 196
サンキュー:

3

ネタバレ

白玉SP さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがPA

改めての2度目の視聴。

以前もすごい作品と感じていたが、改めてみて評価が自分の中でかなり上がった。

ストーリーにおいても、急展開という言葉がぴったりで、1クール目はほのぼの恋愛系。からの2クール目・・・。正直予想できない展開に見入ってしまった。特に「気持ち」を大事に表現していたなと感じる。なので、声優の
演技もすごく良く感情移入して見ることができたと思う。

作画もさすがPA。音楽も良し。

正直、悪いところが見つからない。みうなが報われてほしい・・・(個人的)

きれいにまとまったので、2期もいらないかな?
OVAで今後やら、冬眠中の紡とちさきを見たい気もする。

とにかく、恋愛ものが好きな人はもちろん、いろんな人に見てほしい作品でした。このような作品増えればいいな♪

久々のレビューでした。

投稿 : 2014/09/20
閲覧 : 261
サンキュー:

12

ネタバレ

きのった さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界観が素晴らしい!

海の中で暮らすものと地上で暮らすものという2種類の人間が存在する世界を舞台にしたファンタジー恋愛系の作品です。

最近、ギャグが多めのラブコメばかり観ていたので久しぶりのシリアス系恋愛ものはかなり心に響くものがありました。作画もさすがP.Aさんという感じのとても綺麗なものでこの作品の世界により引き込ませてくれた気がします。

また、OPもEDも4曲すべてが凪あすの世界観にとても合っていて大好きになりました。

本当にこの作品に出会うことができてよかったです!
観ようと思っている方は是非!

投稿 : 2014/09/20
閲覧 : 261
サンキュー:

6

ネタバレ

はちまんV さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

作画の良し悪しはよくわからないが、主に海を舞台としている作品なだけあって、海の描写がとてもきれいだと思った。
前半はメインキャラたちの関係が複雑に絡み合っていて、進展があるようなないような感じで話が進み、途中で少し疲れてしまったが(一気に見たからかもしれないが)、中盤から大きな変化や伏線が出てきて、作品の設定や核となる部分が少しずつ明らかになってきて、面白くなってきたので、最後まで一気に視聴することができた。
この作品の魅力は、 {netabare}キャラの心情の変化や葛藤、成長などを繊細に描いているところだと思ったが、冬眠した海の人たちと地上の人たちの5年間の時間のずれという設定が、その魅力を引き立たせたようにも思えた。(特に美海については切なくて泣けた....){/netabare}

作品の世界観に引き込まれた、とても印象に残った作品だった。

投稿 : 2014/09/19
閲覧 : 175
サンキュー:

2

ネタバレ

rainoran さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

人に勧められるぐらい深いと思うストーリーだった

投稿 : 2014/09/15
閲覧 : 237
サンキュー:

2

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

序盤のギシギシした話を乗り越えれば恋愛ものとしては面白い。

いきなり水の中の世界ぽい所から始まるんですが
とても水の中に見えないのでいったいここはどこなのかと
よく状況がわからないのですが
登場人物の誰かが漁船の網にかかって持ち上げられるのでやっぱり水の中と
わかるので描写的に苦しいかなと感じました。
水の中なんだから浮力くらいの描写がないと状況がわからなく
場面によって海の中なのか陸の上なのか
一瞬考えなきゃいけないのは無駄な労力がいるので
その点が開始直後の不満ですね。

そうこうしているうちに海の人が地の人の学校らしき所に通っていることが
わかるのですが地の人と海の人の間には差別意識があり
ずぐにそういった人種問題をテーマにした
アニメなんだなと序盤で予想が付く展開ですね。

ヒロインぽい、まなかは膝の魚みたいなのを他人に見られるのは嫌だけど
陸の人の男のつむぐには嫌がらずに見せたのに対して海の人の男の光が激怒して
つむぐに突っかかるので、ああそういう昼ドラ系のアニメでもあるんだな
と序盤の展開はわかりやすいので視聴はしやすい。
要するに差別+昼ドラですね。水の中とわかりずらい以外はいい。
陸の人と結婚したら海中世界から追放されるというオキテも出てきて
ああ、そういった禁断の恋のストーリー展開もありそうだとわかるので
個人的には試練系は好きなので面白そうだと感じることが出来ました。
ただしそんな確執があるのになんで陸の学校通っているのかはサッパリわかりません
その点は気になりましたね。光が暴力的なのもイラッとしました。

しかしまあ最初は昼ドラ試練系で面白そうだったけど
4話で想像した以上にみんなギシギシした関係が続くのでチョット見る気がなくなったかな
多分ここで見るのやめようと考える人続出しそうな展開です。
昼ドラ系て考えても段々見るのが辛くなります。
レビューするつもりがなければここで見るのやめていた可能性がありますね。
光が土下座して反省していたのは面白かったけど娯楽としてはキツイです。

でも6話ごろからはギシギシした状態は徐々に薄れ
キャラの心理描写が中心になり共感しやすい展開になりました。
光も最初は暴力的だったけど次第に心の成長が見られ大人の対応が出来るようになったのは
共感が出来るし心に来るものがある。
姉のあかりに対して弟として出来るだけのことして良い姉弟関係も見れて感動出来ました。
序盤はドロドロした恋愛ドラマだったけど徐々に青春ものよりの恋愛模様になり
キャラに感情移入もしやすくなり素直に面白いと感じるようになったのは良かった。
キャラが多いわりに心理描写も丁寧で心の変化がわかりやすく伝わってきたのも良かった。
陸の大人たちも最初は威圧的だったけど冬の到来が来る事がわかり
おふねひきをしないといけなくなると光に頭を下げたり
陸の人と海の人の歩み寄りがみれたり協力し合う所も好きですね。
海の人が冬眠しないといけなくなると冬眠すると本当に目覚めるのかとか
普通の人が考えそうな不安心理も丁寧にやっているので
キャラの不安感が視聴者に伝わりやすく共感もしやすい様に感じました。
10話~12話位が一番面白かったかな

2クール目に入ると海底世界の機能停止により陸の人と海の人との対立がなくなり
大人もあまり登場しなくなり案外普通の子供たちによる恋愛ドラマになった感じがしました。
冬眠したことによって時間が停止したため年齢差が出てしまったことによる
温度差や三角関係になっているけどみんな他の人のことを考えて遠慮し合い
自分の気持ちを押し殺したりでドロドロにはなっていなく
綺麗に収まった感じでした。感動は出来るのですがもう少し衝突があっても
良かったかな気はしました。
成長した美海とさゆが恋愛模様に加わったのは面白かったですけどね。
溺れそうになっても予定調和でエナをまとう事が出来て助かったとか
やや都合がよかったかもしれません。エナバーゲンセール感も凄いし
よく考えると世界が滅びるから俺達は冬眠するぜ
は陸の人に依存していたのに白状な気はしました。

作画は海の中に見えない以外は透明感もあり綺麗でかなり良かった。
キャラの作画にも力を入れていて表情も豊かでキャラの気持ちは伝わってきました。
電車の作画も良くて細かい所にも丁寧
背景も綺麗で作画面でも評価出来ると思います。
ただやっぱり海の中に見えないのはマイナスです。
リアルにすると生々しいのはわかりますが
海の中なのか陸の上なのかすぐにわからないのは個人的には問題だったので

声優さんはストーリー重視のアニメなので感情がよく伝わってきて
演技は良かったです。

4話を乗り切れば思春期の恋愛ドラマとしてはかなり良かったと思います。

投稿 : 2014/09/12
閲覧 : 278
サンキュー:

10

ネタバレ

*水蓮* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

海と陸の恋物語

舞台が海、というところに惹かれてみてみました。
ふわふわっとしたストーリーかなって思ってたら結構内容が濃いし、深かった。
最初はキャラたちがなに考えてるのかよく分からなかったけど、途中から感情が表に出るようになって面白かったですよ♪
あと思ってたよりキャラたちの恋愛事情がドロドロで驚きましたw
最後はみんないい形で終われましたけど…恋愛って難しいんですねー。

主人公たちが成長していくにつれて壮大な話になってきます。13話や14話ぐらいからどんどん深まっていくので辛抱強く見ていくことをおすすめします。

絵、よし。音楽もよし。
気に入ってる作品なので、是非見てみてください(*´∀`*)/

投稿 : 2014/08/30
閲覧 : 180
サンキュー:

5

ネタバレ

ワラシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

紡いい子すぎ!!

印象として、昼ドラみたいにドロドロしてるなと思いましたw
海と陸に分かれて住む世界を舞台に描かれていて、それがとても斬新だと思いました。
まなかが海の男の子ひかりを選ぶのか陸の男の子紡ぐを選ぶのかとても気になる内容になっていると思います

投稿 : 2014/08/21
閲覧 : 222
サンキュー:

8

ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よかったけど・・・

世界観もキャラも作画も声優も音楽もみんないいとは
思ったけど・・・

ストーリーでひーくんとちさきがくっ付いてほしかった私に
とっては満足できませんでした
初めのほうから可能性はないとは思っていたが
やはり終わると微妙な気分ですね・・・

投稿 : 2014/08/21
閲覧 : 245
サンキュー:

7

ネタバレ

無心 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

せつないね。

true tearsを観終わった後、キャッチの方にオススメされたので観てみた。この作品に出会えて良かったな。

全26話でじっくりと登場人物それぞれの想い、葛藤、成長を観せられるので、終わった後の喪失感はかなりのもの。

幻想的な海の世界と相反する陸の世界。それぞれで生活する少年少女たちの一方通行な恋、海の掟。
中盤にはガラリと展開が変わって、『変わるもの、変わらないもの』に戸惑いながら、『人を愛すること』を学び、受け入れ成長していく。

海の住人、光、要、まなか、ちさき
陸の人間、紡(←要注意:この人めちゃくちゃイケメンです)、美海、さゆ

みんながみな別の方向を向いているが、誰が誰を想っているのか、心理描写がとても丁寧に表現されているので、視聴者が置いてけぼりにならない作りになっている。
『冬眠』という手法で一部の人間の時を止めたまま、5年の歳月を経たものとそうでないものを描くという構成は面白い。
これにより、紡とちさきは5才年上となり、小学生だった美海とさゆは、光や要、まなかたちに追いついた。物語は更に複雑となり、登場人物たちの真っ直ぐな想いに引き込まれていく。

特筆したいのは、後半からヒロインまなかをくってしまった、真のヒロイン美海。彼女の『光の役にたちたい』という真摯な想いに何度心打たれたか。

最後のおふねひきでまなかの代わりに美海が生贄となった時、彼女を助け出そうとした光の姿を見たらなぜか自分まで報われたような気持ちになった。
『私を想って泣いてくれる人を好きになって良かった』
このシーンとても良かったね。ハッピーエンドじゃないけれど。ここまで自分のことで相手が必死になってくれたら、気持ちに区切りをつけて前に進める気がする。本当はすごく、切ないけどね。

人を本当に好きになると、たとえ自分の想いは叶わなくても相手のためにと思ってしまうことがままある。でもそれと同じくらい、どこかでこの健気な自分のことをワカッてほしいという甘えみたいな想いもあったはず。そんな美海の気持ちに応えてくれた瞬間だったのかなぁと、一番好きなシーンだった。

【以上は真面目なお話。以下はただの愚痴なので読まないでも結構です。】

どうしても許せないと思うことが一つあったので、ぜひともここに記しておきたい。
ちさきという女性についてww
断っておくが、彼女がお色気担当だからとか、いかにも男性陣が喜びそうなサービスシーンが二回あったからとか、ましてや紡君の心を奪ったからとか、そんな陳腐な理由では断じてない‼︎と、思う。

ちさき『あんまり察しのいい男の子ってもてないと思うよ』

私『このバカもんが‼︎‼︎小娘に紡の何が分かる??』

…5年の月日を経て少し大人になったことで、光ではなく紡に惹かれている自分の想いに気付く。
誰よりも変化に恐れていた少女が、変わってしまった自分を受け入れてくれた紡に想いを寄せるシーンは、個人的に悔しくも…いいなぁ♡って思ってしまう。

自分の想いよりも、好きな人(紡)の幸せを願わなきゃいけないなんて、なんて切ないんだろう。
自分に置き換えて色々と考えさせられるような作品が好きな自分には、ピンポイントなアニメでした。

投稿 : 2014/08/17
閲覧 : 362
サンキュー:

53

ネタバレ

たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

友達って大事だよね

この話は完全なフィクションです。海の中で生活する人と陸で生活する人、
そして鱗様と言う神様の一部が出てきます。
そして陸の人の生活と海の人の生活は別だが別に違いはほとんどなく、海の人が陸で生活する為に色々な制約があるのだが、
さまざまな事があり、大きな事件があったそれは、仲良しグループにも恋心が目覚めた時に、祭り事(海の神様に奥さんをささげる)もちろん今の時代ですから、人形なのですが、その人形の代わりに仲間の一人が誤って身代わりになってしまう。そして海の人は眠りにつき、数年後目覚めた時、一人だけ眠りにつかなかった女の子が、すごく悲しかった。時のづれがあり、その壁をどう乗り越えるか、それは友達としてさけて通れない道だった。
陸で生活をしていたが、海に帰れるようになった時、身代わりになっていた
女の子も見つかるが、、、、この作品は説明がしずらいです。
心の描写って物は見る方がはるかに伝わると思います。
作品は絶対に良い物です。お勧めできます。
ぜひ見てやって下さい。温かい少年少女の想いを感じて下さい。

投稿 : 2014/07/30
閲覧 : 258
サンキュー:

9

ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

変わってしまった者と変わらない者のそれぞれの想いと葛藤

P.A.WORKSによるオリジナルアニメ(全26話)。

あにこれでの評判も非常に高かったので後追いで視聴。
「後半(2クール目)からが本番」というのは
視聴前の私の耳にも入ってきてました。

じゃあ、前半はつまらないのか?というとそんなことはないと思います。
うろ覚えなのですが、私は3~5話くらいにはすでに「なかなかおもしろいな」
と思っていましたからね。

海底にある村、汐鹿生(しおししお)に住む4人の少年少女+木原紡(きはらつむぐ)、
さらには小学生の潮留美海(しおどめみうな)と久沼さゆ(ひさぬまさゆ)の
それぞれの想いの行方を追っていく恋愛劇を中心に
村の掟を破って陸の人間に嫁ぐことを決意する光の姉あかりの話、
クラス内での海の人間と陸の人間との諍い、そして和解していく話など
見所はたくさんありましたし、皆で一致団結しておふねひきを成功させよう
なんていうのは本作と同じP.A.WORKS作品の「TARI TARI」っぽくて十分おもしろかったです。
いや、今思えば私は前半の方が好きかもしれません。その理由は後ほど述べます。

そして舞台は5年後へ・・・

恋愛作品で年月の経過というのはよく用いられる手法なのですが、
その場合キャラは皆その分だけ年を取っていきます。
当たり前です。誰も時間の経過には逆らうことなどできないのですから。

ところが、本作は「海の人間」「冬眠」を用いて
既存のルールをぶち壊し、今までにない舞台を作りました。
本作で最も評価すべき点はこの部分だと私は思います。

「もし月日が流れていく中で年を重ね、成長して変わっていく者とそうでない者がいたら?」
おそらくこの発想を出発点に本作は作られていったのではないでしょうか。
「変わってしまった者と変わらない者のそれぞれの想いと葛藤」
これこそが制作側が視聴者に一番見せたいポイントであり、本作のテーマだと思います。
ひょっとしたら他に似たような話の作品はあるのかもしれませんが、
私はこの発想力、着眼点は素直に素晴らしいと言いたいです。

ですが・・・ここからは否定的な意見を述べていくことになります。
後半は上記のテーマの話ばっかりです。
変わってしまったあいつの想いはとか変わらなかったあいつの想いはとかの話ばかりな上、
だいたいが想定の範囲内のことだったので
ストーリーそのものに対してカタルシスを感じることはほとんどありませんでした。
そして、本作に限らずP.A.WORKS作品の
ちょっとした表情や仕草からキャラの心情を表現する演出は
非常に秀逸なのですが、その演出もいささか過多で
「もうお前が~のこと好きなのはよく分かったから!」と少々食傷気味でした。
捉え方次第では丁寧に描写していたとも言えるんですけどね。

光が冬眠から目覚めた辺りがストーリー上一番引きつけられた所でしたね。
その後の要やまなかの復活やまなかが失くした感情の話などは
「この後どうなるんだ!?」と気持ちが高揚することはあまりなかったです。
最後のおふねひきもまたこのパターンかよとちょっと残念でしたね。

決してつまらなかったということではありません。これははっきりと言っておきます。
想いや感情のぶつかり合いは観ていてもぐっとくるものがありました。
特に本作のテーマに最も合致していたであろう
要とさゆの踏切のシーンなんかは本作のハイライトと言ってもいいと思います。

しかし本作が名作であるのならば、
想いや感情のぶつかり合いだけでなくそれ以上のものを私は求めたい。
衝撃の展開、伏線の回収、そういった様々な展開の工夫を凝らして
点と点が結びついて物語の結末に収束されていくことに私はカタルシスを感じます。
そして私が本作に不足していると感じたのはまさにそこなんです。
厳密に言えば、本作にも衝撃の展開なり伏線の回収なりは存在するのですが、
結局それも変化なきそれぞれの想いの行方の範囲内の話であり、
それだけでは私にとっては物足りなかったということです。

散々批判的な記述をしてきましたが、私は本作を良作だと思っています。
それに名作と言われていることに異を唱えるようなこともしません。
ただ、私のお気に入りの棚に本作が並ぶことはないでしょう。
想いや感情のぶつかり合いが予定調和なストーリーを補って余りあるものだったと捉えるか、
私のようにそれだけでは物足りなかったと捉えるかは
これはもう個人の好みに依るところだと言う他ないです。

まぁ単なる一ストーリー厨の戯言だと思って頂ければ幸いです。

投稿 : 2014/07/25
閲覧 : 606
サンキュー:

72

ネタバレ

富士山 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

海と地上の世界がある恋愛アニメ

この世界には海の人間がいる。
その設定を生かし、物語が進んでいく。
このアニメでは多くの登場人物の視点からの心理描写が丁寧に行われていて終盤になるにつれて、登場人物の心の葛藤が大きくなっていく。
登場人物のこの子の気持ちがわかる。逆にわからない。このようなアニメはそのようなことを考えて共感できるほどおもしろい。
すごくハラハラドキドキするようなアニメではないかもしれないが一話一話丁寧に作られていて見ごたえがあった。
アニメが好きなら見てほしい一作である。

投稿 : 2014/07/22
閲覧 : 252
サンキュー:

7

ネタバレ

はちlove さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

感動しました

声優さんが全員好きです

前半はひーくん、まなか、かなめ、ちさきが14才の所から

物語がはじまります。

海の中にある学校が潰れてしまい、陸の学校に行くことになった4人

まなかが漁船に引き揚げられその時

つむぐと運命の出会いをします

ひーくんがまなかを好きで、ちさきがひーくんを好きで

かなめがちさきを好きで、 まなかはつむぐを好きになったかもしれない

というドロドロの感じでした

そして後半は、ひーくん、まなか、かなめが冬眠してしまいちさきだけ

つむぐの家で暮らしているところから始まります。

3人が冬眠している間につむぐとちさきの仲が良くなっていて、

そんな中ひーくん、かなめが冬眠から目覚めます。

ネタバレが多いのでこれぐらいにしておきますが

私が一番好きなキャラはかなめで

ちさき、ひーくん、まなか、の思いを全てわかった上で

いつも優しい紳士です。

結局ちさきはつむぐとくっつき

かなめはその思いも知っているんです

一番つらいはずなのに

ちさきのためだけを考えている一生懸命な姿に応援したくなりました

最後には他の女の子とくっつきますがね…

とにかく感動しました

投稿 : 2014/07/21
閲覧 : 204
サンキュー:

8

ネタバレ

しまゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良作

まぁまぁ。

投稿 : 2014/07/18
閲覧 : 232
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

傑作

素晴らしいの一言に尽きる。これほど熱く、切なく、もどかしく熱狂したアニメなど今までを顧みても数える程もない。最近のアニメはどれも似たりよったり、面白みを十分に欠いていた。そんな時だったからであろうか、この作品には強く惹かれるものがあった。巨人が出てくるインパクト性があるわけでもない、女キャラに囲まれうはうはする欲求的部分の(おい)ものでもない。ではどうしてそこまで惹かれたのか。理由は簡単である。何を隠そうこの作品の持つ「雰囲気」だ。
アニメにだけでなくドラマなど映像作品においては「雰囲気」なるものは非常に重要な役割を果たす。その作品にあった演出、音楽、役者などをピックアップせねばならないからだ。「雰囲気」とはこれまた漠然としたもので視聴者からすれば捉えることが難しいものだと思われる。しかし我々はそれを根源的な部分で捉えている。共鳴している。それこそが「雰囲気」ではないだろうか。目で見えない。認識もできない。ただ、体が感じている。得体もしれない何かを。
この作品はその「雰囲気」が抜きん出ている。見えない何かを常に受け取っているとでも言おうか、すべからく圧倒的なのだ。特別作画と音楽の良さは歴戦のアニメにも引けを取らなかった。
さて、ストーリーは簡単に言えば海に住んでいる人々と陸に住んでいる人々との交流を描いた物語である。
独特な設定に主要キャラの感情の機微が主な見所といったところ。複雑に織り成す、まるで迷路のような関係に引き込まれること受け合いだろう。アニメに安易に恋愛要素を入れれば物語は簡単にめちゃくちゃになったり、本編そっちのけでイチャイチャしたりと最悪なものになってしまう。それを本編を進めつつ程よい塩梅で放り込んでくる。やりすぎでも、やらなすぎでもなく。そんな当たり前のことにどうしようもなく心地よさを感じた。
少々ネタバレを入れるが、1クールめと2クールめでは5年という少なくない年月が経っている。序盤での子供じみていた面々が大人びた様子で登場する。そこでもまた一筋縄ではいかない感情の連鎖が描かれる。罪悪感であったり、あるいは純粋な思いであったり、あるいは恋慕からくるものであったり、より複雑に絡み合っている。
そう。この作品は恋愛と本編をうまく同時進行しているのだ。一点集中と言うわけでなく。だからこそテンポの良い「雰囲気」を存分に味わえる。
先述のとおりこの作品の作画及び音楽には目を見張るものがある。繊細で優美で素朴な作画。この3つを両立するなど生半可ではない。さらにそれが「雰囲気」にマッチしてるのだから言うことなしである。
そして音楽。これは筆舌し難いものがある。端的に言うならば素晴らしい。どんな言葉を用いたとしても最後はこの言葉へと収束する。この作品の世界観と「雰囲気」を絶妙に表現している。特に2クール目のOPは至高だ。この作品のすばらしさを語らずとも表現している。タイトルは「ebb and flow」
直訳すると「引き潮と上げ潮」である。
この作品を語るのにはあまりに言葉が足らない。言葉以上のものをこの作品は伝えてくる。言葉などで語るなど忍びない。
ぜひ「凪のあすから」を自らの体で受けて止めて欲しい。好き嫌いはあるだろう。だが自分は一生忘れられない作品になりそうだ。

投稿 : 2014/07/15
閲覧 : 177
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

予想以上!

見る前の期待を良い意味で裏切ってくれました。

海の人間と陸の人間の関係や海と人間の関係をとても深く描いていたと思います。

絵もとてもきれいでした。

投稿 : 2014/07/14
閲覧 : 131
ネタバレ

イガハリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

やばい!

このアニメは感動する。
エナが欲しい~。

投稿 : 2014/07/09
閲覧 : 174
サンキュー:

4

ネタバレ

もんちろー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春。

青春、複雑な恋。
本当に好きな人は誰?

陸の人間と海の中の人間の人間関係。
海神様とは?鱗様とは?

冬眠した海の人間はどうなった?

投稿 : 2014/07/09
閲覧 : 205
サンキュー:

0

ネタバレ

Yukiki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

エナ 地味に欲しいかも…

海の中で呼吸が可能になるという皮膚のようなもの。
それを持っているのは海の人間だけ。
その違いから陸の人間と海の人間は互いに距離をとってしまう...

いやー、それでもエナは少し欲しいですね。
最後のほうでは、陸の人間にもエナが出来てしまってますが。

いろいろ人間関係にもややこしい所があり、「んん?」と思うことも少々。
でも、ヒカリの諦めない姿勢は良かったですね。

投稿 : 2014/07/09
閲覧 : 177
サンキュー:

2

ネタバレ

もひー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最初の方で切っちゃだめ

最初は主人公の男の子の性格が酷くてイライラして視聴するのをやめようと思いました(というか1度やめた)
ただ、話が進むにつれて主人公だけじゃなく周りのキャラクターが人間的に成長していき、話にどんどん引き込まれていきます。

内容もただの恋愛模様ではなくて海の中に生きる人、地上に生きる人との対立や差別を描いてたりとかなり複雑な話。

2クールで長いけど前半の主人公に我慢できればその後は中だるみもなく最後まで見れました。

大体2クールあると後半糞だったりするんだけどこれは最後までちゃんと作りこまれてるしいい作品だと思います。

投稿 : 2014/07/08
閲覧 : 159
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5

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ざみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

半年も放送してたいと考えると終了後の燃え尽き感が恐ろしいくらい熱中しました。2クールアニメで前後期安定して面白く特に後期に入ってからの次週への引きは秀逸。毎週放送日が本当に待ち遠しかった。

話のはじめは仲の良い?5人の中で恋愛感情が出てきたドロドロを描いていたが後期では更に人数が増えて更に泥沼化。どう落ち着くかと思ったが取り敢えずそれぞれが救われそうな感じにまとまっていた。海が舞台の話なので、安心と信頼のPAさんが描く自然の風景も綺麗で、OPEDも前後期共に印象に残り完成度の高い作品。

投稿 : 2014/07/08
閲覧 : 220
サンキュー:

8

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ニトロ博士を忘れない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

忘れないうちに

中々面白かったです、終わり良ければ全てよし!
って言うのも、まなかに始まりまなかで終わった感じでしたねぇ・・・

いつだったか要がまなかは中心みたいなことを言ってたけど、その通りですね、芯がぶれぶれで危うい状態が続いていて、見ている方はハラハラさせられましたね・・・実は1話でそれを感じた僕は、あっこれはまとめて見たほうが良いな、と思って1クールは放置してました、というのもいきなり急展開にはならないだろうと思ったからです、ある程度話が進んだ状態で、後追いの形で見たほうがストレスを感じないだろうと考えました。

そして想像通り1クールは劇的な変化はありませんでしたね、伏線のためにほとんど我慢して1クール見ました(まなかハッキリしてよっ!って思い続けていました)唯一楽しめたのは美海の存在でしたねぇ、鼻つままれた後正論言われて、頬染めながら鼻押さえて俯く顔は可愛らしいと思いました。(僕はドリコンじゃない!

2クール目はまさかの展開でしたね、登場キャラの年齢がバラけるのは面白いと思いました、SFやファンタジーにはありがちな展開でしたが、僕は2クール目から面白くなってきたと思いました。(完全に個人的主観)

しかし相変わらずまなかまなかまなか・・・ほんと中心人物ですね、わかっていてもストレス感じました・・・あと光の鋼のメンタルには驚きました、人間性が抜群に良いですよね、好きな子の幸せを絶対に考え、一貫していることに感嘆しました。

しかし・・・しかしですよっ、美海がまさかの同い年で、同じ土俵に立った!ってなった時にキタ!来ましたよ!って思いました、美海頑張ってほしいと願っていました、がやっぱり物語的にまなかが軸で、まなかの気持ちもなんとなーく分かってたから、難しいだろうなと感じてました、まぁむしろ美海はどういう終わり方をしてくれるのかずっと楽しみにして見てました。

結果はご覧の有様でしたな・・・美海・・・なんか周りはまとまった終わり方してくれましたが、美海だけ大人の階段を1段上った、って感じだけでしたねぇ、けどきっと美海も自分の幸せを見つけてくれるでしょう、経験は無駄にならないですもんね!

投稿 : 2014/07/03
閲覧 : 249
サンキュー:

12

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青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

NO FEAR

かけがえのない今が変わってしまうこと。
人を好きになること。
好きになった相手に振り向いてもらえないこと。
傷つき、傷つけてしまうこと。
大切な人を失うこと。
人は誰かを想うが故に恐れてしまう。それは、子供も大人も海神様も同じだった。

ついに最終話。
お女子さまの墓場で繭に包まれた美海。助けようとするひかり。ずっとまなかが好きだった。両想いになれたらと望んでいた。けど、そばで支えてくれていた美海の気持ちに気づけず彼女を傷つけてしまったと自分を責める。好きなんて気持ちがなければ、好きにならなければ・・・かつて美海が言ったことを思い出す。
 しかし、美海は繭の中でそんなひかりを見て思う。自分を想って泣いてくれる、そんな人を好きになったその幸せを。ここの挿入歌はタイミングといい楽曲の良さといい完璧だった。歌詞は美海視点かな。

「愛する心がないのは凪のようなもの。穏やかで傷つくことはない悲しみも無いが、喜びもない」鱗様のこの言葉でミスチルのくるみの歌詞を思い出しました。「あれからは一度も涙は流してないよ でも本気で笑うことも少ない」
歌でも小説でも映画でも、ずっと昔から変わらず、おとぎ話のように語られているのは誰かを愛することの大切さ。友愛、恋愛、家族愛、二次元への愛……その形は人それぞれ自由でいい、そうやって人は誰かを想い成長するのだから。
峰岸くんが「美海が綺麗になった」と感じたのも正しいでしょう。
彼女の初恋が報われなかったのは残念だけど、ひとり海の底エンドじゃなくて本当に良かった…!


〈過去の感想〉
{netabare} ~
まだ途中ですが、キルラキルと共に5話があまりにも神回だったのでレビューします。

1話の時点では、世界観や作画の美しさに気を取られてあまり記憶に残らなかった「どっかい」というガム文字。漠然とした海の人に対する差別なのかと思っていたが、もっと個人的で複雑な心境から来てるものだったんですね…。ただの生意気な小学生コンビだと思ってたけど、あれが伏線だったとは。

美海は今まで仲良くしてたあかりが新しいお母さんになるのが受け入れられないのかと思ってたけど、好きな人が居なくなってしまうのが怖かったんだ…。
ここら辺の話はCLANNADを彷彿とさせました。
「出会わなければ、よかった…」なんてことはないんですよね!
ってか、光はまなかに対してはアレなのに、小学生相手だと半端ないイケメンになってるのが…(笑)このドリコンめ!


今まで大人のように振舞っていたあかりが、5話では子どものように自分の気持ちを素直に吐露する…その変化は、さすが名塚さん!素晴らしい演技でした。
そして、解り合えた2人の後ろで朝陽に照らされる「どっかいかないで」のガム文字…なんて書いてあるか予想できてても、思わず涙腺がゆるみました。やってくれましたね、良い演出でした!


12話を見て{netabare}

要と紡。ずっとイケメンな立ち振る舞いを見せてきた2人の人間らしさ、というかやはりまだ子供なんだなってのを確認できた回でした。

序盤の親子のやり取りは良かった。あんた変質者じゃなくて立派な父ちゃんだよ。
そりゃ、喫茶店のマスターも涙を拭うわ。彼はいろんな人生を見てきているんだろうな。

ほかのみんなはお船引の準備。まなかちさき紡は衣装を探しに街へ。それを聞いた要は心中穏やかじゃなさそう…。
 古着屋の店員さんは美しい声をしていましたね、再登場希望だけど無理かな。

買出しに行った街で、紡の親子関係の微妙さが明らかになりました。あまり親とは仲が良くないみたい。9話の街での用事というのもたぶん親関係のことだったんだろうな。

 そして後半。
要「まなかのことどう思ってるの?」
これは、あの花を思い出さなかった人はいないでしょう。

ひかりは自分の素直な思いを口にします。

しかし、まだ自分の気持ちが定まらないまなかは教室を飛び出して…死んじゃうか、冬眠してしまうのではないかとハラハラしました。
無事でよかったけど、またしても素晴らしいタイミングで紡が!

そんなことは知らないひかりとちさき。
関係が壊れることを恐れて、ずっと自分の思いを伝えられなかった2人。「まなかが好きなひかりを好きだった」切ない…。でも、対象が何であれ、一生懸命になっている人って惹かれますよね。

関係が壊れちゃうかな、と不安そうなちさきに対して
「こんなことで壊れねえよ」
ひかりは人としてどんどん成長してますね。
いつの間に男の人になっていたんだろう。

それに対して、悩むまなかは紡の網の中。
ほんと毎回最後の引きが上手で、次回が楽しみなアニメです!

{/netabare}
13話〜15話を観て{netabare}
やはり12話のアレはフラグだったか…。お船引の歌やらお祭りでの事故やら13話は衝撃が強すぎじゃないですか?
( ゚д゚)←ガチでこんな顔になりました。
人魚姫みたいな。ちさき以外みんな海の底に…。
そして物語は5年後に移ります。

1クール目のときは
なんで小学生コンビの恋愛感情の描写にこんな時間割いてるんだろうと思ってましたが、こういうことだったんですね!タメになって物語に本格参戦です。14話とか みうなが主役かと思いました。
もう光のことをドリコンとは言えないですね。視聴者のほうは相変わらずドリコンですが(笑)二人とも可愛くなり過ぎでしょ!

それにしても、あれだけ不安を煽っといて5年で冬眠から目覚めるのかよ!早いな!浦島太郎なんて戻ってきたら何百年も経ってたぞ…と思いましたが
14歳からの5年間って一番変化が大きいですよね。

昔のままの光、成長したちさきとみうな…ガラスに映った自分の姿を見るそれぞれの姿が印象的な15話でした。
いや、ってかもう15話はまたもや濃い回で興奮冷めやらず、上手く感想書けないのでもう一度観てきます。
とりあえず紡も光も半端ないイケメンっぷりを魅せてくれて、ちさきとみうなは半端なく可愛い。引きも気になる終わり方。いったい何度目の神回だ?

そ・し・て!
目覚めたときは全裸で独り…そこから前も隠さずに歩いて行き、喫茶店のマスターに話しかけるその紳士的で堂々とした姿。
いけすかないキザな奴だと思ってましたが、要が真のイケメンだと確信しました。 {/netabare}

19話まで観て
{netabare}

要…。うわぁ、きっつ…これは辛ぇ……
思わず呟いてました。二人で台所に立つ姿、お互いを理解してる様子。5年間の重みを間近で見せつけられて…さやかちゃんだったら一瞬でソウルジェム濁っちゃうレベル。
これはいたたまれない…今のところ要が一番可哀想に思えます

そして、ついに、しおししおに突入。いくら動揺してるからってあの状況でみうなを1人にしちゃダメでしょ。要だったらそこらへんわかりそうなのに…
みうな、海中でポッキー食べてたけど、どうなんだろう?まずそう

まなかの代わりにみうなが犠牲にならず、ほっと一安心。
海神さまの元から連れて帰る代償はエナ?

19話は素晴らしいちさき回でした。ズルいくらい可愛いじゃん
アニメ観てて「うわ、エッロ」とリアルで言ったの初めてだ。
制服よりナース服姿が良かったですね、あの露出の少なさであの色っぽさ。ただ肌を出せばいいわけじゃないって吉野家先生も悟ってたな。梅ジュースで酔った姿も色っぽかったし
世にあふれるおっぱいアニメやパンチラアニメにはぜひ見習ってほしいですね。露骨なエロや、BDだと解放とかやってる内はダメだと思います!

…それにしても回想から始まり、ラストへの持っていき方は見事!話自体の良さと、物語を盛り上げる構成の巧みさに泣きそうになりました。ひかりたちが戻ってきて、やっと時間が動き出したと言ってたけど、ついに紡とちさきの気持ちがはっきりしましたね!
これで気持ちが明確になっていないのは、未だ目覚めないまなかだけ…そして、それを知るのはあのウミウシだけ。

いつになったら目覚めるのだろう? {/netabare}

と思ってたら
まなかすんなり目覚めたり、けれど好きって気持ち忘れてたり、エナができた紡の告白がかっこよすぎたり。
要とさゆの関係が良くなって嬉しかったり。やっぱり大人ぶってても寂しかったんだね。一人ぼっちで全裸で目覚めて服をかけてくれる人もいなくて、帰る場所もなく紡の家にお世話になって二人の5年間の重みをまざまざと見せつけられて……。心の真ん中にいた、ずっと待ってた、そんなストレートな言葉が胸を打っただろうさ。これから進展して欲しい。

そして最終話で明かされる思ってたウミウシに込めたメッセージがひーくん好きだったり、今度は美海が引きずり込まれてしまったり…!!お船引きが始まったあたりから「美海を連れてかないでくれ」と手を組んでました。祈りながらアニメ見たのは初めてでしたよ。
いやもう目が離せない!本当に!間違いなく2014No.1(暫定

最終話、どうなるのか…絶対見逃せない!!!ってか次回予告だけで泣きそう

{/netabare}
恋愛感情、その移ろい入り乱れは複雑ですが、中学生なので思いをぶつけ合っても大人のようなドロドロとした感じにはなりません。登場人物誰もが周りのこと、自分の気持ちに向き合うのに一生懸命で、その姿は太陽を背に舞う水飛沫のようにキラキラして見えます。
みんな、好きな人の前だといつもみたいに上手く振る舞えないあたりはリアルですよね。見ててもどかしかったけど。


最初はなんで夏に放送しなかったんだろと思ってましたが
物語の展開的に納得しました。長く続いた冬も凪も終わり、また新しい季節が巡ってきた。いや、巡ってきたというよりは皆の想いが手繰り寄せた結果でしょう。運命ではなく、選び取った道、結び得た未来。
暖かで色鮮やかな海村を再び見れてよかった。
 海の中の景色、巴日やぬくみ雪の幻想的な美しさも良かったけど、潮風で痛み寂れた陸の建物や変街並みも美しかった。
もともと綺麗な作画に定評がある制作会社だけど
恋をしていると世界が輝いて見える、そういう表現だったのかなと私は感じました。

そして、その世界観と音楽が見事に結びついていました。{netabare}ほーいほーい{/netabare}

 OPEDをそれぞれ担当したRay、やなぎなぎ、どちらも澄んだ声の持ち主でその清らかな歌声は海みたいだと思った。甘酸っぱい初恋、夏の海のような爽やかさを感じさせたlull。EDは凪の海のように静かなAメロから想いが溢れるようにサビと波立つ。凪あすは毎話引きが素晴らしく、そこから流れるようにEDへ繋がっていたのでどちらの曲も強く印象に残っている。
それにしても前後クール合わせて4曲、OPEDすべて気に入ったアニメは久しぶりな気がする。

[結び]
実写では描けないファンタジーな海の世界、リアルな心理描写に深いキャラクター性。
1話から名作の香りがプンプンしてたけど、2クール目に突入して更に目が離せない展開になって・・・。最終的には今期を、そしてPAを代表する作品になったと思う。本当にこちらからもspecial thanksです!



追記(5/16)
巴日って現実でもあるんだー!!マイナス30度、モンゴルの雪原だと太陽や月の光が屈折して3つに見えることがあるらしいbyグレートネイチャー
こちらもアニメに負けずとても幻想的な風景でした(^^)

投稿 : 2014/07/03
閲覧 : 358
サンキュー:

33

ネタバレ

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今期1かな?

オリジナルアニメの傑作といえる恋愛アニメだった。
前半のドロドロ感も好きだったけど、やはり本番は2クール目の5年後からかなー。
最終的に誰と誰がくっつくのかも当然気になったんだけど、それよりもキャラの成長が随所に見られたのが良かった。
最初は直ぐ切れるガキンチョだった光も、終盤はすっかりイケメンになってしまわれて。
悩んで苦しんで抗った先に好きな人との未来があって・・・・人を好きになるって素晴らしい。
個人的に一番心に残ったシーンは、要とさゆの踏切のシーンだろうか。少し泣きそうになったし。

ともかく、このアニメが2クールじゃなかったら冬アニメが寂しいことになってたんで、今期の覇権は何かと聞かれたら自分は本作を推します。

投稿 : 2014/07/02
閲覧 : 228
サンキュー:

5

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ミサキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作としかいいようがないですね。

実は1回断念したアニメ。

多分その時はそういう気分(ほのぼの系)ではなかったのでしょうね。

キャラクター原案がブリキと出ていましたが、ブリキさんと言えば「はがない」のキャラを描いている方ですね。

言われれば似ているような気もするし、そうじゃない気もしますね。

{netabare}さて感想を書きますと、自分はどうしてもひかりを応援したくなりまして、色々ありましたが最後には美海とくっついてほしいと思いました。
ですが、やっぱりそうか~という展開でしたね。

まぁあやふやな感じで終わったのでまだ分かりませんがw{/netabare}

クラナドが好きな人には面白いアニメかもしれませんね。

投稿 : 2014/07/01
閲覧 : 325
サンキュー:

26

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獅苑 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

友達に進められみ始めたがほんわか系と思いきや、実際はシリアスな場面もあったりしてとても面白かった。

恋愛要素もありなかなか複雑だったが最後にはやっぱこうなるのね、と思ったが個人的には面白かった

投稿 : 2014/06/30
閲覧 : 201
サンキュー:

2

ネタバレ

たまちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

涙が止まらない

さゆと要ペア好き
さゆは要の事ずっと想ってずっと見ててて ずっと待ってて
それでも自分の事は子供のままにしか思われてなくて見向きもされてなくて
要には好きな人がいたし
要と釣り合いが取れるように子ども扱いされないようにちゃんと女の子として見てもらえるようになろうって頑張ってて
ずっと心の中に要は居たって伝えたの

要は自分を待ってくれてる人が居ないと思ってたって泣いたの
ずっと寂しかったんだって

じぶんのことはしっかり伝えたい
断られてもそれでいいってさゆは思ってた

さゆの言葉はいつも心にずしずし響いて泣きまくった
告白シーン号泣した
小学生の頃は本当に子供って感じの性格だったから凄い変わったなーって思ってた

要に想いがちゃんと伝わって良かった
ちさきばっかり見てたけどこれからさゆの事ちゃんと見るって
ちっちゃな女の子じゃなくて同じ歳の一人の女の子として
それから今後の事考えていくって ありがとうって
要ちさきの事ばっか考えてお人よし優男で落ち着いてて自分の弱みは見せないタイプだった
「ちさき 変な事考えてないよね?今度は自分がおじょし様の代わりになろうとか」
「ダメだよ、ダメだから」すき!
要めっちゃ可愛い
まなか流れてってちさきが海飛び込んで行った時
「ちさき!」って叫んでたけどさゆの元行って落ちそうになった時背中押さえてたの見てホッってした

投稿 : 2014/06/26
閲覧 : 198
サンキュー:

2

ネタバレ

はまち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

恵まれた作画、背景からの糞みたいな前半ストーリー しかし後半は素晴らしい

かなりおすすめです!!


 まずこのアニメは見た目ですね。ビジュアルがとても良いです。元々この作品の制作会社P.A.WORKSは背景が綺麗なことで有名ですなので当然といえば当然ですが、本当に背景が素晴らしいですね。そこだけでも楽しめるのでは?
 あとキャラデザも普通に良いです。ここに関しては別に語ることは無いです。

 次にストーリーです。はっきり言って前半は超つまらないです。主人公の身勝手な行動にはイライラするかもしれません。ものすごいグダグダで「こんなのがまだ1クール残ってるのかよ」と思いました。

 しかし2クール目素晴らしかったですね。ヒロインの交代、加速していく恋愛感情がすっごく面白かったです。1クール目を4話ぐらいにして残り9話をこれにした1クールアニメにすればもっと良かったのではと思います。

投稿 : 2014/06/24
閲覧 : 277
サンキュー:

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凪のあすからのストーリー・あらすじ

海と地上、そのどちらにも人が暮らす世界。中学が廃校になり、幼なじみと共に地上の学校へ通うことになった海村の少年・先島光が転校初日目撃したのは、大切に守ってきた少女まなかが、地上の少年と特別な出会いをした瞬間だった。(TVアニメ動画『凪のあすから』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2013年秋アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫Ray『lull~そして僕らは~』 、Ray『ebb and flow』≪ED≫やなぎなぎ『アクアテラリウム』、やなぎなぎ『三つ葉の結びめ』

声優・キャラクター

花江夏樹、花澤香菜、茅野愛衣、逢坂良太、石川界人、小松未可子、石原夏織、名塚佳織、天田益男、間島淳司、清川元夢、鳥海浩輔

スタッフ

原作:Project‐118、キャラクター原案:ブリキ、 監督:篠原俊哉、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:石井百合子、キーアニメーター:高橋英樹、美術監督:東地和生、美術設定:塩澤良憲、撮影監督:梶原幸代、色彩設計:菅原美佳、3D監督:平田洋平、特殊効果:村上正博、編集:高橋歩、音楽:出羽良彰、音楽制作:ジェネオン・ユニバーサル、音響監督:明田川仁、音響制作:マジックカプセル、プロデュース:インフィニット

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