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「ねらわれた学園(アニメ映画)」

総合得点
63.9
感想・評価
299
棚に入れた
1484
ランキング
4105
★★★★☆ 3.7 (299)
物語
3.4
作画
4.2
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ねらわれた学園の感想・評価はどうでしたか?

あと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

超高級な作画に散漫なストーリーの雰囲気アニメ

 青春ジュブナイルSFアニメ映画。宇宙人の転校生とともに四角関係の恋愛物語が展開される。作画に関してはとにかく綺麗な作品であり、美麗な背景含め当時の手書きアニメ映画でできる最高レベルの綺麗さなので全体的に夢みたいな雰囲気だった。うーん、ストーリーに関して言えば原作を全然知らないのでわからないがアニオリがたくさん入っているのか話の軸が終始掴めなかった。恋愛がやりたいのか生徒会の話をやりたいのか、それにしたらキャラの描写が浅すぎてどういうキャラなのかわからないままラブコメしてるしついていけない……。SF描写があまりにも抽象的で説明不足すぎる、この作品をそこまで考察したいわけでもない。主人公の感情が全然伝わってこないので感情移入が難しい。設定がわからないと楽しめないってエヴァじゃないんだから。多分アニオリ分タイトルのねらわれた学園要素がほぼ要らなくなって恋愛要素が大きくなってる。これなら軸を恋愛、三角関係を相手との感情を整理して描いてほしかったですね。キャラが記号化しちゃってる感じがする。
 まあストーリーは別にいいんですよ。多分この作品はアニメMADで恋愛要素強めにしてSupercellの『銀色飛行船』流せば感動できる作品だと思います。というか最初に流れてたときが一番楽しかったな…。この作品からメッセージ性を上げるとすればエモ作画!!!マシマシ!!て感じですね、良くも悪くも雰囲気アニメ。

投稿 : 2024/12/10
閲覧 : 35
サンキュー:

1

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

恋愛に着目すると面白い。SFとテーマは味付け。追記 原作読みました。

 この作品、多分昔駄作認定をした記憶があるのですが、今見たら面白かったです。
 なお、原作も何かの実写も見ている気がしますが、記憶にほとんど残っていません。本作よりももっと敵味方がはっきりしてた気もします。

 以前見たときに、何が悪かったかというと、SF的な事がよくわからないとか、キャラの過剰な演技がウザいとか、そんなことばかり目についた気がします。

 また、テーマとして恋愛、携帯、演劇の話そして超能力と、気持ちを伝えるとは?というテーマでくくられていることに気が付きます。サブの中では主要なユリコという少女のケータイにまつわる事件から話が展開して行きます。
 そして、生徒会を巻き込んでこのケータイが話の中心になります。なので、テーマ的にコミュニケーションが重要なファクターになるの?と思いきや、あれ???となります。
 途中から生徒会どこいったの?とポッカーンですね。この点語っている割に肩透かしでした。超能力者増やす理由はどこへ?


 ただ、今回再視聴して印象に残ったのが、ケンジのカオリへの憧れを見せられた後に、カオリが京極にメス顔をします。このメス顔がなんだかすごくエロいというか、もう完全に堕ちている顔でした。このNTR感というかBSS感が凄かったです。
 本作は、初めにケンジに焦点が当たって話が始まるので、ケンジに自動的に感情移入しています。このカオリの京極へのメス顔が完全にNTRで、好きな娘がイケメンにあんな表情していたらショックで立ち直れなくなるでしょう。ものすごく胸に来ました。で、自然と視点が恋愛関係に誘導されるわけです。

 で、幼馴染(ナツキ)→主人公(ケンジ)→共通の女の子の友人(カホリ)→色男(京極)という関係性がたまらないですね。この傷つきやすい関係性の構図が話の中心になっていました。
 微エロというかなんかちょっとエッチなラッキースケベ的な演出が多いのも、多分思春期の少年のマインドになれる感じでした。

 そうして、人物に注目していると不思議と以前ややこしかったSF部分も見えてきました。SF的な意味は、なぜ、ジジイと赤んぼがかなり過剰にクローズアップされるかを考えればわかると思います。

 ただ、不思議なのはそこまで未来で何が起こっていたのかを、説明しないで暗示でとどめとく意味あったのかなあ?やっぱり、なんらかのSF的仕掛けもやりたかったんでしょうか。
{netabare}  それと京極が最後自分が消滅しようとしたと考えると一応生徒会云々は父親=あのペットみたいなやつに対する偽装だったのかなあという気はしました。{/netabare}ただ、SF的な説明をはっきりしないので京極の覚悟は頭を使って考えなくてはならず、しかも正解と言う確信が持てないので、感動と言う点では詳細を隠したことが裏目だったかな、と思います。しかも、映画館でこれを初見でみたら、ちょっと見ている方は理解が出来ない人が多かったのでは?
 原作どうでしたっけ?部屋のどこかに原作が転がっていたら、読んでみたい気もします。

 つまり、この作品の面白さはSFに注目するとよくわからないまま終わってしまいますので、結果的には4人の一方通行の恋愛がどう整理されるか、に着目した方が素直に楽しめる気がします。

 背景美術は非常に綺麗です。「君の名は。」以前のアニメでもやはり10年代にはいって、美術的な技術は上がっていたのがわかります。空と雲に頼らない美しさは、かえって今では新鮮です。
 アニメの作画・美術は前半の方が丁寧だった気がします。後半の方がちょっと簡素な感じがしました。ただ、エフェクトと色彩が過剰なアニメですので、実は後半の方が見やすかった気もします。
 

 ということで、ストーリーは恋愛部分が良かったですが、深さもSF要素も物足りないので、3.5。キャラは良かったです。4.5。作画は4、音楽3.5ですね。声優さんは演技が過剰ですがそれほど悪くないので、4とします。

 評価点よりは、主観的にはかなり面白く感じました。76点/100点くらいかな?



追記 原作読みました。

 原作よみましたが、{netabare} 一応続き物という形態をとったんですね。孫の世代という設定でしょうか。ただ、それにも関わらず不思議なことに話の内容そのものは、原作にかなり近いです…結末の方以外は。{/netabare}

 原作は1976年で共産化つまり安保闘争についての総括のような話でした。ただ、共産だけかというとファシズム化の要素も入っています。要するに思想の統制問題です。
 ジュブナイルということで話に重層性はない単純な話ですが、結末を曖昧にして社会のシステム…多数決主義などに対する問いかけになっていたのは素晴らしかったです。
 思想の部分に反共産的な偏りがあるにせよ、しっかりと中学生程度の少年少女に対するメッセージになっていました。

 としたときに、本作の結末がなんとなく物足りなくなってしまいました。少なくとも人類補完計画もシリアルエクスペリメントレインもあるわけで、もうちょっとアップデートした問題提起はできなかったのか?主人公の能力が何を象徴しているのか?などの作り込みは欲しかった気がします。
 アニメ映画の「時をかける少女」のようなタイムリープに対するアンチテーゼのような新しい提案は無かったです。なら原作通りでいいんじゃね?と思います。

 そういうことで、これがジュブナイル…うーん、文章そのものは今のラノベの方が大人でも読めますが、内容はやっぱり70年代の方が大人だったんですねえ…。

 ちょっと評価点を落とします。

投稿 : 2023/08/07
閲覧 : 221
サンキュー:

7

gm560 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画と演出は好き

見てる途中で秒速に影響受けまくった作品??
と思ったら同じ人がやってたんですね。
演出や作画は綺麗でした。キャラデザも良い。
ストーリーもわかりやすい。いや本筋はわかりやすいけど、
細かい所がわかりにくく、粗が目立つ感じで、
理解が難しい事は無いんだけど、やや興覚め要素というか、
気になり、物語に入り込むのが難しくなる感じでした。
主人公と幼馴染の子はかわいらしくて良かったです。
あと見ててカヲルくん?って思ってしまった。
スーパーセルはどこで使ってるのかがわからなかったので、
元ニコ中の私は、いつかもう一回だけ見ようかと思いました。

投稿 : 2022/11/12
閲覧 : 138
サンキュー:

1

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この作品では、現実世界には存在しない「光」が見える。これは、なにかの暗示?

この作品を観ていて、まず、すごいなと思うのは、「光」です。
美しい景色を背景に、「光」の反射を多用したエフェクトがあふれます。
まるで風景写真集のような映像を見せてくれます。

この光のエフェクトは、フレア、ゴースト、オーブと言うそうです。
コーティングを施していない古いタイプのレンズを使うと出る特性だそうです。
フレアは、コントラストが下がってぼやけたような感じ。
ゴーストは、虹のような光の帯。
オーブは、光の玉。
これらに共通することは、現実世界には存在しない「光」です。


この作品は、エフェクトにより古い写真を見ているようなノスタルジーを感じます。
実際、この物語の原作も古く、ストーリー自体にもノスタルジーを感じます。
この作品のジャンルはSFです。
しかし、この時代の作品には、科学的な背景や緻密な設定はありません。
結果的にそのような状況になっていると言う、状況的SFが多い気がします。
つまり、その状況になった根拠や原因には、あまり触れないと言うことです。

そうなると、このような作品は、むしろ学園ものとしてとらえる方が面白いです。
ただ、普通の学園ものと違うのは、やはりそこにSF的な要素が入ることです。
そのことにより、当然、現実と矛盾することがでてくるのです。
それが、結果的にミステリーやサスペンスに繋がっていきます。
その結果、それが一種のスパイスとなり、恋愛物語にも深みが出てきます。

しかし、この作品は、原作の持つその要素を省いたため面白さが半減しています。
そのため、謎の転校生「京極」と「カホリ」の関係の説得力が弱く感じました。
同じ時代の小説に「時をかける少女」があります。
こちらもアニメ化する際、サスペンス的な要素を省いてしまって面白さ半減でした。
残念ながら同じ轍を踏んでしまっていると言わざるをえません。


しかし、その一方で、主人公「ケンジ」と「ナツキ」の関係は面白かったです。
恋愛では、自分の気持ちを伝えたい、相手の気持ちを知りたいと思うのは当然です。
そして、それとなく相手に合図を送ってみたり、探りを入れてみたりします。
しかし、なかなか相手に気持ちが伝わらず、やきもきするのが常です。

昔は、伝える手段も限られていましたので、余計に悩みは尽きませんでした。
しかし、テクノロジーが進んだ今ならどうでしょうか?
携帯電話やメール等があればそんな悩みはなくなるのでしょうか?
この作品では、そんなことは無いと断言します。
なぜなら、伝える側、受け取る側、双方にその気が無ければ・・・。
相手に「好き」だと言う気持ちは、伝わらないからです。
伝える手段や方法の問題ではないのです。
結局のところ、これこそが、恋愛の一番の悩みどころであり、切ない部分です。
そして、恋愛物語として、一番面白いところでもあります。
この作品は、ここをちゃんと描いたことは、とても評価できます。


この作品は、最初にご紹介した通り、現実世界には存在しない「光」が見えます。
それは、写真の中だけでしか見ることができない「光」です。
しかし、その写真を見ると、あたかもその光が実際に存在したかのように感じます。
写真とは、記憶や思い出の一部を切り取ったものと言えます。
つまり、これは記憶や思い出の中に現実には存在しなかったものが入り込んでいる。
と、言うことに他なりません。

そして、この物語も、実は、・・・。


この作品は、他では見られないめずらしい映像を観る事ができます。
一度は観ても損は無いと思います。

投稿 : 2021/12/16
閲覧 : 501
サンキュー:

19

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

表情・仕草が本当に良い

タイトル通り。
この作品を見ていてずーっと感じていた。背景美術とかエフェクトとか優れたところはいくらでもあるんだけど自分にとっては終始表情と仕草の良さが突出していた作品だった。表情豊かでその時の情緒をよく表していただけにやたらエロい印象もあったけどそこが素晴らしい。
グリムガルの中村亮介監督と聞いて納得。確かに似ていて良いですね。

内容は作画の良さが先行してしまっている感はあったかな。ダメではないのですが、メイン4人の恋愛についてもっとビッシリやれば良かったのにとは思う。特に転校生がカホリに恋するプロセスが省かれていたように感じた。

それでも映像としての完成度は極めて高いので見る価値は十分にあると思う。
あと…この作品は果たしてセカイ系に分類されるのだろうか。

投稿 : 2021/01/04
閲覧 : 248

dvmsi35301 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

小説の続編

実写映画化もした眉村卓の同名小説の続編で、このアニメの主人公(ケンジ)の祖父(耕児)が原作小説の主人公らしい。

小説読んでなくて思い入れ無いからかもしれないけど、内容はいまいち。

投稿 : 2020/12/26
閲覧 : 346
サンキュー:

0

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

エフェクト過多?

本作を観て一番感じたことは人物以外の画が煩いということです。
作画は綺麗ですが素人目線だとエフェクトをかけ過ぎているように思います。
そのため迫力はありましたが、度々キャラクターの邪魔になっているように思えました。
また、背景が醸し出す雰囲気に対してキャラクターの動きが過剰ではないかと思うシーンもありました。
例えばケンジがナツキに叩かれたシーンでは、ケンジが後ろに吹っ飛んで転がりましたが、ギャグアニメじゃないしそんなに飛ばす必要あるのかなと。

ストーリーはねらわれた学園というよりも恋愛物で、私がイメージしていたものとは違いました。

驚いたのはナツキ役を演じた渡辺麻友さんで、本職声優と比べても遜色ない演技に思えました。
私はこの手の劇場作品の主要キャラに声優を起用しないことを不満に思っていますが、これくらい上手だと満足できますね。
声優としてもやっていけそうに思いましたが、芸能界を引退してしまったのは残念です。

投稿 : 2020/12/23
閲覧 : 269
サンキュー:

6

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

最近『ICE』ってアニメ観たから余計感動した。

もっと思春期学生にありがちな話かと思ったけど、予想以上にSF要素が強かった。

キャラの動作は細かいし、ビジュアルもキレイに見えるけど、陽の光とか桜で誤魔化してるだけで、背景の作画は雑に見える、気のせいかな?笑


主要キャラ四人の声優の中に渡辺麻友がいるけど、周りの本職声優と比べても遜色ないくらいうまい、最近観た『ICE』っていう作品の声当てをしていたAKBがあまりにも酷かったからちょっと感動した(笑)


原作読者向けの小ネタも挟みつつ、未読者にも分かり易く作られた作品だけど、あまりにもSF的な展開で終わったから、拍子抜けではあった。

投稿 : 2020/12/13
閲覧 : 252
サンキュー:

0

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

時をかける少年

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
アニメ映画です。ジャンルは、SF・恋愛。

1973年に書かれた小説を原作に、1981年に公開された、実写映画が有名な作品。薬師丸ひろ子さんが主演だそうですが、、、私、生まれてませんね(笑)

実写映画では、SF・サスペンス色が濃いらしいのですが、アニメでは、思春期の少年、少女の恋愛・友情が主なテーマになっています。

かなり考えさせられる作品。手描きの良さにこだわって作ったという作画も良い感じです。

古い作品ですが、しっかりと腰を据えて観て欲しい作品です。私のレビューは、かなり時間をかけて、頑張って考察しました(笑) あにこれ参加初期に書いたやつなんで、気合いが空回りしていますが、良ければ読んで下さい♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「携帯」「月の光(ドビュッシー)」「夏の夜の夢(シェイクスピア)」と、あからさまにモチーフになりそうなものが、序盤からたくさん出てきましたね。

携帯電話のくだりは、基本として賛成。「サイせん」の言う「携帯がないと不便なんじゃくて、携帯がないと不安なだけ」だというのは、完全に共感。

作家の江國香織さんは、「一緒にいることで不安になる友人をたくさん作るより、一人でいても不安にならない何かを見つける方が大切だと思う」と述べていますが、ホントにその通りで、小中学生(あるいはこの作品で、携帯に躍起になる登場人物達に)に知ってもらいたい言葉です。

ケンジがナツキの部屋にドングリを飛ばすシーンでは、純和風のケンジの家と西洋風のナツキの家との対比が見られます。

これは、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の有名な窓辺のシーン(身分違いの恋=叶わぬ恋)を暗示したものでしょうか?(また、作品後半でカホリを家まで送り届けるシーンも別れ際はベランダであり、カホリの家はボロいアパートでした。ここにも対比が)

ナツキとケンジの微妙な関係性を表すのに、ブランコは上手い比喩だと思います。隣り合う二つのブランコは、いつも側にいて、共に楽しむことはできるけど、二つのブランコの距離は、縮まることも離れることもない。そして、揺れ方だって微妙にずれていく。秀逸な比喩です。

ナツキとカホリの橋の上のシーンの「好きになるのに理屈なんてないじゃん」というナツキの言葉。

「月の光」を作曲したドビュッシーは、「印象派」と呼ばれ、「理屈」よりも「感覚」や「感情」を優先し、響きの美しさにこだわりました。そんなドビュッシーの音楽と重なるところも。

そういえば、同時期に活躍した画家で、同じく「印象派」と呼ばれたモネ(睡蓮などか有名)の絵画を思わせるような作画も多くありましたね。(モネは光の画家とも言われますが、確かに光の描写を大切にしている作品だと思います。これは、こじつけくさいけどw)

もっとも、「月の光」は、確かドビュッシーが初恋相手(人妻w )に贈るために作曲したものだったので、「人妻=報われぬ恋?」を隠喩したかったのかもしれませんね。

ところで、リョウイチの狙いは、ニュータイプの革新とか人類補完計画とか、そういうこと(笑)? 

たまたま「Gのレコンギスタ」を観た直後の視聴だから、不思議な既視感を覚えましまw まあそこは、サンライズが作ってるんだから、許しましょう(笑)  リョウイチはニュータイプの革新を、完全に「善」ととらえてましたから、未来の月では上手くいっているってことかな?

ただ、ゆりこ達、新たに「超能力者」になった生徒が満足している姿に違和感を覚えました。「ココロコネクト」では、テレパシーのリアルがとても上手く描かれていましたが、思ったことが全部伝わると、やはり人間関係壊れちゃうと思います。もっとも、生まれた時から全員がテレパシーもちの社会なら、それが普通なのだから、うまくいくのかもしれませんが。

というか、リョウイチのやりたいことがよくわかりません。「超能力」を増やすことが、なぜ世界改編につながるのか。人類は多分、大規模な戦争かなにかで地球を破壊するのでしょう。だから、(学園を皮切りにねずみ算式に超能力者を増やしていって)テレパシーが使えれば人は分かりあえるから争い事はなくなる、という、リョウイチの考え自体はわかります。でも、作品の最後でカホリに対し、「僕(リョウイチ)が未来へ帰れば全て忘れる」と述べ、実際に未来へ帰った後、ナツキとカホリの様子を観ている限り、ゆりこ達に超能力が残っているようには見えません。

じゃあ、何のためにリョウイチは超能力者を増やしたのでしょうか? リョウイチが、消えれば、「いた間のことが無になる」のか、「いた間のことも人々の中にはなんらかの形で残る」のか、という矛盾が、どうしても分かりませんでした。いっそ、第2案の「連れ帰る」だけにしぼっても良かったような。

ナツキとケンジのキスシーンは、「俺修羅」を思い出しました。やはり、元気幼馴染みは最強ですね! 幼馴染みは報われることは少ないので、本作のラストには満足満足♪

リョウイチが、「自分のようだ」と言った、「夏の夜の夢」のパックとは、「妖精パック」のことで、惚れ薬を使って、愛する恋人同士に仲違いさせる役割を担っています。ちなみに、「夏の夜の夢」の終幕の台詞はパックだったはず。

「さあ皆さん、夢から覚めて下さい」。

そんな感じ。てことは、リョウイチがパックというより、ケンジがパックでは?

この作品には、様々な哲学的要素もありましたね。

例えば、【存在】
「認知されなければ存在できないか」は、有名な哲学テーマのひとつ(素朴独我論や素朴実在論)ですが、認知(知覚)できなくとも存在できる、というのが一般論でしょうね。もっとも、最終的に、ケンジはリョウイチの手を握り、存在を知覚したことで彼を救いました。正直、「シンフォギアかい」って思いましたがw

また、【言葉】
日本の哲学者の 故 池田晶子さんは、「言葉の力」の中で、「初めに言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神だった」という聖書の一節を引用しながら、「人間が言葉を話しているのではない。言葉が人間によって話されているのだ」「言葉を信じていない人は自分も信じていない」などとおっしゃっています(詳しくは全文を。このへん(言葉のもつ力)、作品と被る部分もありました。

前述した江國さんは、「だって、人を好きになるというシンプルな感情を分類して、不倫とか遊びとか本気とか、いちいち名前を付けるなんていうこと、どうしたってナンセンスでしょう?」という言葉は、この作品を観る上でキーになると思います。

色々書いてきましたが、様々なモチーフを出しながら、多分その一つ一つがそこまで大事なのではなく、

「どうしようもなく人を好きになる気持ちは、時空を越える」

という辺りを、シンプルに描きたかったのではないでしょうか。(携帯、月の光、夏の夜の夢に共通するのは、恋や本心だから)

ただ、終盤はあまりに説明不足で、よくわからんままに無理矢理まとめた感が出てました。いわゆる、投げっぱなしエンド。

特に、作品の核たる恋愛模様の部分で、ナツキ→ケンジ、ケンジ→ナツキ、ケンジ→カホリ、カホリ→リョウイチ を好きな気持ちは丁寧に描写されていましたが、リョウイチ→ナツキを好き気持ちはほとんど描写がなく、海辺の別れのシーンで「ん?いつの間にそんな(リョウイチがカホリに惚れてる)ことに?」と違和感を覚えました。そこが残念。

リョウイチは魅力的な人物です。カホリも魅力的な人物です。なのに、ナツキとケンジに力を入れすぎ、この二人が少しないがしろにされてた感も。

例えば、カホリの家庭環境に深くつっこみ、リョウイチが自分の家庭環境に重ねてシンパシーを覚えるとか、カホリの告白をもう少し前にもってくるとかして、もっとリョウイチの「使命と恋心」に揺れる気持ちが描ければ、ラストは更に盛り上がったかも。実際のラストは、「使命と友情(ケンジとの)」に流れてしまい、恋愛要素の強い作品には合わなかったように思います。

もっとも、どうやら作品自体が原作の後日談らしく、原作を読むと色々補完できるようです。が、やはり映画なのだから、それはそれで一つの作品として確立させてほしかった(その辺は、「時をかける少女」の方が優秀)。

まあ、映像は綺麗だったし、ナツキは魅力的だった(AKBも、そこまで完全に捨てたもんではないかもしれないw)し、全体を通して、良いアニメ映画だったと思いますよ。
{/netabare}

投稿 : 2020/08/14
閲覧 : 522
サンキュー:

18

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ねらわれた学園ってミステリーみたいな名まえだけど 恋のおはなしとちょっとSFだった

京極って言う転校生の男子がきてから
幼なじみのナツキとケンジ
それから同級生のカホリが
お友だちになって恋とかしちゃうおはなし^^

絵はきらきらしてて
レインボーカラーで光とかとってもきれいだったぁ
ナツキが動くところとかって
新体操とか見てるみたいでたのしい^^

おはなしは
{netabare}真ん中くらいまで
ちょっとフシギなことがときどきおきるくらいで
なかなかすすまなくって{/netabare}

高校のお友だちの日常みたいな感じで
じっと見てたらゆっくりしすぎちゃって
ちょっとたいくつになってきちゃったかなw

やっとあとの方で{netabare}事件がおきて{/netabare}
SFのおはなしになってきたけど
にゃんはよく分からなかった。。
もう1回くらい見ないとダメ?w

ただ
片思いでなかなかコクれなかったりして
どきどきしちゃったりとかぁ

好きになった人がほかの子好きだったりとかで
泣いちゃったり。。
そんなせつない思いとかつたわってきちゃった。。

恋のおはなしでSF映画のアニメって
「時をかける少女」ってあったけど
ちょっと似た感じかな

こっちはもっとゆっくりしてて
おはなしもよく分からなくって
そんなにこわそうな事件ってなかったから
物語はそんなに☆がないけど

絵とかはとってもきれいだったから
それを見てるだけでたのしいかな♪
あとみんなの恋のおはなしと。。

青春恋愛アニメとか好きだったらいいかも☆

投稿 : 2020/04/28
閲覧 : 1162
サンキュー:

127

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人を知ろうとするって、とっても大事なこと

細居美恵子さんと藤田しげるさんのコンビはとても相性がいい気がする。
それくらい映像とキャラデザはメチャ綺麗。ヒロインも可愛いし。

ただ、ストーリーに関して根幹はすごく分かり易いシンプルなものなのに、
重要な説明を省いちゃって無理に映像のみで表現しようとし過ぎるから、
サラッと観ただけでは?ばっかりの、すごく難解な作品になっちゃってる。

それとディズニーアニメの様なコミカルな演出も少し気になるけど、
それよりも画像のエフェクトが派手過ぎて正直鬱陶しい。
あとエンディング。悪くないけど敢えて歌謡曲っぽくしたのは何故?

材料と技術は一流なのに、そのまとめ方と演出がもうちょっとな作品。

投稿 : 2020/03/17
閲覧 : 198
ネタバレ

ShouyouACL さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

タイトルなし

A visually beautiful movie, but just that.


The story is bad, despite the apparent "complexity" for dealing with time travel, remains a weak script, with bad characters and bad segment. Absolutely no character is good enough to comment.

The animation is great. Super busy, and unnecessarily fluid. Amazing.

Design is a problem. Although being pretty is full of problems, full of wrong lighting spots. The effect of the Sakura leaves flying on the screen are horrible, the attempt to leave it alone using this has gone to waste. And if those Sakura leaves are something that is not an effect, a bad mistake. Troublesome design.

The music is more or less. The compositions are basic and without emotion, the only thing worth mentioning is the opening.

The dubbing is legal. Some characters are bad, but the protagonist saves.

If you want to see good animation, see, otherwise, go away.

投稿 : 2019/06/14
閲覧 : 351
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

男の水着から携帯電話が出てくる

正直、えってなったよね…
ポケットはいからじゃなくて持ち歩けよと
言いたいが、みんな携帯禁止されてるから
堂々と持ち歩けないのは多少わかる。
まゆゆとかが声優やってるって聞いて
当時アイドルを声優に使って成功した例はないので
アイドルに声優やらせて良かったのか
それが見たくてアニマックスで放送した時みたけど
意外なところが備わってないのでガッカリ…

絵も作画もまぁ、いいのに
ストーリーが残念すぎる。
映画にする意味も分からないが
アニメで1クールで仮に放送したとしても
面白くないのでお蔵入りを出してしまったなーと
言わんばかりの映画。

投稿 : 2018/06/12
閲覧 : 458
サンキュー:

1

ネタバレ

てっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

チャック開男の物語

どこにでも居る普通の中学生のケンジと幼馴染のナツキが通う学園に転校して来たイケメン。
そんなイケメンが転校して来た事によって学園内に異変が起こり始める。
転校生は、アキオの事を超能力者と言う。
転校生の目的とは?
アキオの正体とは?

大筋のストーリーは理解出来ましたが、細かい部分が分かり辛く少し消化不良な感じのストーリーでした。
ただ、幼馴染ならではの掛け合いや恋路の様子にはグッと来るモノがありました。
ギャグパートもあり最後まで楽しめた作品でした。
でもやっぱり「はて?はて?」となる部分が多々あったので消化不良中ではあります;;

映像がすごく綺麗で、BGMも素敵でした。

あと、{netabare} 「携帯電話は必要か?」という議題が上がるのですが、これに関しては良い題材だなと思いました。
世の中の発展に欠かせないモノで便利なツールなのは間違いなく、私自身も利用してる。
だけど、間違いなく過去の携帯電話を持たなかった人達が築き上げて来た、人と人との心の繋がりは薄れて来てますね。
SNSやメール、イイね的ボタンなどで他人と繋がってる様な錯覚をしてるだけ。それは「電波が繋がってる」だけで「心までは繋がってない」んだろうなと改めて考えさせられた。
こういう事を考えてしまうのは、おじさんになったのかなf^_^;
{/netabare}

投稿 : 2018/02/24
閲覧 : 366
サンキュー:

10

ネタバレ

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作読むか、映画化作品見ないと、面白さはわからないよ

 眉村卓による原作既読。個人的に「日本三大ジュブナイルSF」と思っている作品の一つ。(あとは筒井康隆「時をかける少女」と光瀬龍「明日への追跡」ガキの頃に読んだ思い入れ補正の入った私見です)
 作画はきれい。エフェクトはやや鬱陶しいが、鎌倉の山の方だと判る背景美術は特に素晴らしい。キャラデザも結構好み。
 が、原作を大きく改変したストーリーはそれほどでもない。原作にあった、じわじわくる恐怖感を少しも感じさせないのは、恋愛がメインだからかな。幼馴染にある、近すぎて片方が気づかない恋というのは嫌いではないが。
 本来であればもう少し低い評価にしたが、途中からこの作品が原作及び映画化作品のオマージュと気付いた為、少しだけ加点。京極の説明や関の祖父との会話まで、高見沢みちるの息子と言う事がわからなかった。と言う事は、親子そろって侵略失敗かよ。
 見た順序は前後したが、監督の中村亮介、キャラデザの細居美恵子のコンビは、昨年視聴した『灰と幻想のグリムガル』と同じ。傑作ではないが気になる作品を作ってくれる。次回作も見てみたい。
 田中将賀の名前もクレジットされていたが、第二原画だった。少し贅沢な起用法ではないか。
 音楽は、いい主題曲でありいい劇伴だと思うが、『灰と~』と同じように、場面を喰ってしまうような使い方。中村亮介のこういう演出は少しやり過ぎな感じがする。EDの曲は、詞も曲も映画に合わない内容。ただのタイアップなのかな。
 昨年見たTVドラマの演技がひどかったので危惧したが、AKBの人、思っていたより悪くなかった。続けてほしいとは思わないが。 

投稿 : 2017/11/28
閲覧 : 480
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32

Maskwell さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

難解にしようという陰謀を感じる

敢えてストーリーをごちゃごちゃとしている気はする。
ただ、二回三回と見るのはしんどいかな。
作画はすごい綺麗で見所も多かった。

投稿 : 2017/11/24
閲覧 : 380
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1

コラッタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もやもやする

雰囲気は良い感じでしたが、肝心のストーリーが謎で個人的にはあまりぱっとしませんでしたね~そこがいいのかな?見終わった後にもやもやが残ってしまいました。ただ作画は素晴らしく、すごいこだわっているなと思いましたね。キャラクターも可愛かったです。あと最後までヒロインの声優がまゆゆだと気がつかなかったです汗。でも個人的にこういう青春ものには弱いので、こういうアニメもっと増えて欲しいですね~

投稿 : 2016/12/22
閲覧 : 292
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1

ユーポン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

よくわからない所がやや見られた。

作画はすごくて驚いた

投稿 : 2016/09/01
閲覧 : 441
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1

Takaya さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかく綺麗だった・・・

原作未読。
私の理解力が足りなかったせいでしょうか、一度目の視聴ではこの作品の軸?というか最も伝えたかったことがイマイチ理解しきれませんでした。

作中では様々な伏線と思われる行動や表現が沢山あり、制作された方々はおそらくこういった表現などに特に力を加えていたのだと感じました。

一度見ただけではそれらを全て理解するのは難しいため、複数回視聴する必要があると感じました。

けれどこの作品には複数回みても嫌にならないくらいの面白さがあります。

美しく描かれた江ノ島..作中で頻繁に出てくる桜..表情豊かに描かれたキャラクター達..etc
見れば見るほど良さが見つかる作品です。

もう既に見た人もこれから見るという人も是非、何回か見ていただけると作品の素晴らしさが最大限に伝わると思います。

それにしても綺麗だった.. あ、銀色飛行船もすごくいい曲でした!ぜひ聞いてみてください!

投稿 : 2016/08/15
閲覧 : 281
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2

ぬーん! さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あにこれの評価は気にしないで観てほしい。

アニメを観るときの参考としてあにこれをよく利用するし、総合的な評価数と作品の質が釣り合ってる事が殆どだと個人的には思っている。
しかし、この作品に関してのあにこれの評価は納得が行かないというのが僕の気持ちだ。
総合評価的には85以上は行っている。

僕は2006年以降のアニメはだいたい抑えており、且つそれ以前のアニメの有名な名作から隠れた名作まで抑えている。
やはり相当数のアニメを観ていると目が肥えてきてしまうものであり、アニメの評価についても素晴らしいアニメだと思える数も少なくなってしまう。
そんな中でもだ、
物語も、キャラも、作画も、音楽も、声優もこの作品に関してはAll☆5だ。
それぐらい、よく出来た素晴らしい作品と言いたい。

じゃぁこの5つの項目がなぜALL☆5なのか分かりやすく教えてくれという方の為に、僕なりの言い方で簡潔に伝えさせてもらう。

物語 : ギルティクラウンや凪のあすからやシュタインズゲートやコードギアスを観た時の様な衝撃だったと言っておこう。

キャラ : どのキャラも中学生らしくキャラが立っていた。良い。

作画 : プロダクションIGレベルの安定感と京アニクラス以上の作画レベルであった。灰と幻想のグリムガルに雰囲気が似ていた。

声優 : 花澤香菜さんなどの元々声優陣の演技は言うまでも無い素晴らしさだが、声優では無い方の演技も彩色無いレベルだった今回の作品。特に主人公と幼馴染の女の子の子供の頃の声は実際の子供の声を起用していたが、よくある「子供の声でやるのはいいが演技はどうなの?」という問題は子役を起用したらよく上がる話だがこの作品については問題無いと言える。

音楽 : ゲームで言うと軌跡シリーズレベルの音楽の良さである。スーパーセルの銀色飛行船はグッドの賜物であるのでyoutubeで是非視聴を。作品の世界観が少しでも伝わると思う。しかしEDの渡辺マユユは個人的にアップテンポ過ぎて余韻を損ねる勢いだと感じている。もっとスローテンポで余韻に浸れるEDを頼むよ秋元さん。
ワガママを言うとopの銀色飛行船の様なEDだと余韻効果が最高潮に発揮され、今よりさらに実に素晴らしいものになっと思ってやまない。

統括 :「 大当たりしたジブリ映画」というのがこの作品を簡潔に言えと言われた時に適してる言葉と言える。大当たりなので「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」と同レベルに捉えてもらっても良いと言える。

と、つらづら書き連ねたがおおよそ気持ちは伝わっただろうか。それだけ今この感想を読んでるあなたにオススメしたい作品だというのが伝われば幸いだ。

最後に、ここまで読んでくださりありがとうございました。

お互い、良い、アニメLIFEを。

投稿 : 2016/06/30
閲覧 : 327
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5

ラス★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作画が綺麗な作品

個人的に、物語より作画の綺麗さに驚きました。
もちろん物語も良くてステキな作品でした。


で、でも(;・∀・)胸にガツーンとは…

評価は3.9なんですが、
声優陣に花澤香菜さんがいたので…3.9


花澤さん、抜きの評価は3.5かと、汗

投稿 : 2016/06/13
閲覧 : 344
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4

ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

キラキラしてた(棒)

・・・原作は知らない。
あにこれで作品を知って、観てみるかって興味本位で観てみた。

・・・キラキラしてた←w
作画が?背景が?・・・うん。なんか、キラキラしてた←

ちょっと理解できるまでに時間がかかった。ってかほぼ理解してない。
説明不足すぎやしないかな?

{netabare}転校生が超能力者で、未来から来た。
超能力者の逸材を探して、未来を変えたい。←???

心が通じ合う、読めるから携帯没収←???

主人公・ケンジは過去に死んでて、幼馴染・ナツキが能力で助けた。
結果、ナツキは能力を失った。←???

ケンジは能力を満っていたが、封印されていた。←???

私バカだからストーリーがイマイチついていけなかった。

恋愛要素が強く、2つの恋物語みたいな感じになっていたのかな~(曖昧)
{/netabare}

「時をかける少女」に似ているという方も多いけれど、
時をかける少女の方がシンプルだったかな。

もう一度観れば大幅内容に理解できると思うんだが、あまり乗り気になれない・・・

ただ、ヒロインがAKBですが、声優の才能あるんではないだろうか。
結構上手くてよかったです。
花澤さんは、相変わらずの声ですね←

作画は綺麗でした。
人物がちょっとウネウネした動き多かったけど。

うん。まぁ、キラキラしてた事ぐらいしか覚えていない←
「まわりキラキラだな~・・・」
「お~キラキラしてんな~・・・」
「ほんとキッラキラだな~・・・」って観てたwww

しっかり観なきゃダメだね。
まともな感想かけない(反省)

投稿 : 2016/06/01
閲覧 : 280
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5

ネタバレ

lalalacola さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

フィルターの多い青春映画

フィルターがふんだんに使われていました。
この男子シリーズに似た作画でした。
ストーリーはオリジナル映画にしては、
あまり個性的とはいえません。(悪くわないんですけどね)

なぜねらわれた学園というタイトルなのでしょうか?
謎です、まぁ映画を集中して見ていなかったので、
どこか逃したのかもしれませんね。

投稿 : 2016/02/20
閲覧 : 275
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2

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いいね

もやもやが残る

投稿 : 2016/01/21
閲覧 : 320
サンキュー:

2

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

そんなにねらわれていない学園

SF作家眉村卓氏の名作、初のアニメ化です。
しかし、原作とは別物と考えた方がよいでしょう。
恋愛要素が強く、ねらわれた感が薄い作品です。

第一印象は、作画が美しい。
桜の花びらが秒速5センチメートルで散っています。
また、画面いっぱいにキラキラが弾けるシーンもあります。

物語は、美少年転校生が起点となり、不思議現象が多発。
徐々に核心にせまります。
正直ストーリーは平凡ですが、原作のオマージュには「なるほど」と思いました。

暴力ヒロインの声がまゆゆ。
サブヒロインの花澤さんに引けを取りません。
まゆゆ、声優初心者とは思えません。
AKBに置いておくにはもったいない逸材ですね。

投稿 : 2015/12/26
閲覧 : 666
サンキュー:

49

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

物語としてだけ見ても面白いが、映像美 / 主題歌の調和 は他にはない最大の魅力

眉村卓著作の小説『ねらわれた学園』を原作としたアニメ映画。
上映時間は100分と少し。
製作はサンライズとなっています。


何度もこれリメイクされているそうですね。
ドラマや映画として。
まぁそちらは確認するつもりはありませんが、
このアニメーション化は個人的にアタリでした。


内容は、SFが混じった青春ストーリーです。
恋に友情に、4人の男女の関係が徐々に変化を見せます。

中盤前からは携帯電話をめぐるちょっぴり怖くて不思議な展開が彼らを待ち受けています。
ここら辺は特に観入ってしまいました。
そうさせる演出も良かったのではないかと思います。
それと、物語の結末には少し感動しちゃいました。


演出もさることながら、本作の最大の強みは間違いなく綺麗な作画にあるでしょう。
演出の良さはこの作画の延長線上にあるともいえます。

それはともかく、映像美が半端ないです。
キラキラしてます。rainbowです。
太陽の光が反射する水なんて特に素敵。
これだけでも観る価値はありそうです。


他にも、キャラデザはかなり好みです。
こちらも作画の一環ですね。ほんと素晴らしい。
この描き方によって、透明感のある人物像を受けとることが可能でした。
それと同時に、何を考えているのか理解しづらい、良い言い方では神秘性も感じられました。
このことも相まってなのか、終始謎めいた雰囲気で包まれていました。


AKBの渡辺麻友さんがメイン起用されているのにも驚き。
そして、違和感が全くないのがさらなる驚き。
彼女が演じるナツキはつい応援したくなるキャラでしたね。
他のキャラも魅力的でした。



主題歌
「サヨナラの橋」 歌-渡辺麻友
「銀色飛行船」 歌-supercell

銀色飛行船が大好きです。
劇中内では冒頭と最後に使用されてますが、
最後のアレは反則じゃないでしょうか。
あの場面でこんな良曲を流されたらイヤでも感動しますって。


--------------------------


完璧に理解するためには1度の視聴では足りないかもしれません。
かくいう私も疑問点をいくつか抱えています。
ミステリアスなんですよね、この作品。
それでも、充分楽しめたので深くは考えないようにしました。


ちょっと不思議な恋話を観たいときに。
色彩豊かな風景を眺めたいときに。
オススメ出来る作品なんじゃないかなと私は思いました。

投稿 : 2015/12/25
閲覧 : 521
サンキュー:

33

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作を読んでみようかな...

※※※
文章は苦手で(ネタばれに注意も大変だし)短めの感触や印象を伝える程度が多いかと。
割と【まじめに・辛目に】ホシ付けてますので、作品の評価はホシをご参考にして頂ければと...
基準はプロフィールをご参照下さい。
http://www.anikore.jp/users/profile/54802/
※※※

とりあえず原作を読んでみようかな、と言う気になります。

察しの良いかたなら、もうおわかりでしょうが、アニメだけでは全体の話が良く分かりません。

原作がどうかは知りませんが、アニメはラブコメ色が強く微笑ましいけど、感動までは今一歩と言ったところでしょうか...

声はキャスティングにビックリです!
メインヒロインにAKBの渡辺麻友さん、初主演声優だそうですが凄いですね、ベテランの声優さん達に一歩も引けを取りません!

作画は綺麗ですね、特に光の中を意識した表現が美しいです。

音楽も及第点だと思います。

総合的には、興味があればどうぞレベルの評価となってしまいましたが、原作を知っていたらもっと面白いのかも?って感じたのですが...

ウィキ調べたら違いました。原作とは別のオリジナルストーリーだそうです。
「あぁ、そうなのか」と、なんかちょっと納得しました。

【ウィキより引用】
未来人による学園支配という原作の根幹部分は踏襲するが、それ以外はオリジナルストーリーとなっており、原作のSF色・サスペンス色は大幅に薄められ、思春期の少年・少女の恋愛・友情が中心テーマとなっている。作中明示はされないが、原作の次世代の物語となっており、原作の登場人物が作中登場したり、言及されたりする。時代設定は現代で、携帯電話がキーになるなど、新たな解釈でアレンジがなされている。
2Dアニメの魅力を改めて示そうと3DCGは使わず、今の人たちに好きだと思われる絵、気持ちいいと感じられる絵を取り入れる努力をしたという。結末は観客それぞれで解釈できるように仕上げている。

投稿 : 2015/08/13
閲覧 : 263
ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルに惹かれて…。

狙われた学園、テレビドラマ、映画合わせて
7本目の本作品。
残り、6本は知らないのでアニメ化された
本作品のみのレビューとなります。
何から語ろうかな?

最初に感じたことは、開始からやく15分劇中
「桜吹雪」が、しつこいと思いました。
作画が綺麗なのは、わかりますが
やり過ぎると目障りなだけです。
春と夏の色彩美は、見事でした。パチパチッ
次に、メインヒロイン「涼浦ナツキ」
終始好きにはなれませんでした。
いつからでしょう?
青春もののヒロインの暴力行為が良しとされる時代になったのは…。観ていて、気分が悪くなります。
幼なじみ?幼い頃から好きだから?
主人公に俺の気持ちがわかるはず無いと言われてのあの暴力…好きな人に怪我させるとか、ありえないだろ!そのあと、主人公から謝させるとか。
こんなのがメインヒロインとか┓( ̄∇ ̄;)┏
所詮他人なのだから、相手の気持ちがわかるとか
傲慢にも程がある。
せっかく、関ケンジ、春河カホリ、京極リョウイチ
と素晴らしいメンバーがいるのに、1人のせいで台無しです。
あと、話題性を作る為とは言え、著名人や芸能人を
アニメの声優に起用するのは、正直、辞めて欲しいです。本職の声優さんが、居るのですから。
彼等彼女達の仕事を奪う行為は、アニメ1ファンと
許せないですね。声優業界も、それだけで食べていける方は、ほんの一握り。チャンスは、本職の方達のものであり、話題性確保の名目は、あってはならないと思います。
作品に関しては、「時をかける少女」という印象でしょうか?似たものをどことなく感じました。
思った以上に、展開が読みにくいので
前情報抜きで、観た方が面白いと思います。
では(。>ω<。)ノ またねぇっ

投稿 : 2015/08/13
閲覧 : 361
サンキュー:

5

kawori さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小説とだいぶ違う…

小説を持っている人、ドラマを知っている人にとっては、だいぶ違う物語だと思います。良し悪しは、人によって様々だと思いますが、わたしは、アニメ映画のほうが好きです‼︎

物語は、青春って感じがします。小説より、和美の片思いがすごく伝わってくきます。
また、小説やドラマを知っている人は、ラストにかけて『え〜〜⁉︎』と思うと思います。sfなのは、変わりはないですが…
背景は、すっごく美しいです。はじめ、その美しさに驚きました^ - ^
音楽は、supercellの銀色飛行機が、オススメです。
supercellさんは、ナルトのEDになったこともあります。私は、個人的に大好きです❤️

投稿 : 2015/08/11
閲覧 : 413
サンキュー:

5

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

これといって面白くない

何度も映画になったりドラマになったりしておりますが、
ねらわれた学園ははじめて見ます。(薬師丸ひろ子の方も見たい所)

やっぱり何度もリメイクされるぐらいだからきっと面白いんだろう!
と期待していたのですが残念。はっきり申し上げて面白くはなかったです。
何が面白くなかったといったらこれが面白くなかったからだ!
と、これっといって出てこないんですが、ぼやっとした内容で、
伝えたかった事も薄いし、ん~・・・。
これは薬師丸ひろ子Verを見なければならないなという気持ちに
させてくれただけ、有難かったです。

で、作画ですが、これが凄い。
この作画の美しさがなければ、最後まできっとみなかったでしょう。
全体的にとてもキラキラしていて、夏の日差しにうつる、水がとても
綺麗でした。キャラクターの表情も生き生きとしてとても良い。
だが、それだけだった・・・。

声優さんは、皆よかったのですが、AKBのまゆゆがかわいそう。
みんな上手すぎて、まゆゆが決してうまくない事もなかったのに
あのメンバーでは浮いてしまう。物凄く頑張ってたのに。
ん~・・・。勿体無いね。

おわり

投稿 : 2015/07/08
閲覧 : 385
サンキュー:

4

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ねらわれた学園のストーリー・あらすじ

本作は眉村卓の同名小説を、監督の中村亮介自ら脚本を執筆。(※内藤裕子との共著)
時代を現代の中学校に置き換え、新しい解釈によるアニメ映画化が実現。
制作はサンライズ第8スタジオ(「境界線上のホライゾン」「アクセル・ワールド」)が担当し、思春期の心象風景を淡くも鮮烈に描き出す話題作。
キャストにはナツキ役にAKB48の渡辺麻友が劇場版アニメ映画で初主演声優を務める。ナツキの幼なじみで相手役となる関(せき)ケンジ役を、 『SUPER8』(11)、「エウレカセブンAO」(12)の主役を演じた声優・本城雄太郎。ナツキ・ケンジが通う中学に”転校生“として現れる京極に、 『涼宮ハルヒの憂鬱』の古泉一樹、『黒執事』のセバスチャン・ミカエリスなど数々のアニメで主役を演じる小野大輔。ナツキ・ケンジの同級生のカホリ役に 「海月姫」の倉下月海役や、「こばと。」の花戸小鳩役などで主役を演じ、歌手としても人気の花澤香菜、と人気・実力ともに豪華なキャスティングが実現。
主題歌「サヨナラの橋」はナツキの声を演じる渡辺麻友が担当し、作品に彩りを加え、オープニングテーマ「銀色飛行船」はアニメファンにも定評の高いsupercellが担当。こちらも豪華な顔ぶれで本作を盛り上げる。(アニメ映画『ねらわれた学園』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2012年11月10日
制作会社
サンライズ
主題歌
≪OP≫supercell『銀色飛行船』≪ED≫渡辺麻友『サヨナラの橋』

声優・キャラクター

渡辺麻友、本城雄太郎、小野大輔、花澤香菜

スタッフ

原作:眉村卓(講談社刊・青い鳥文庫所載)、 監督:中村亮介、脚本:内藤裕子/中村亮介、キャラクターデザイン・総作画監督:細居美恵子、美術監督:金子英俊、画面設計:清水健一、イメージ美術:吉田ヨシツギ、色彩設計:小針裕子、撮影監督:五十嵐慎一、CGディレクター:菅友彦、特殊効果:谷口久美子、編集:肥田文、音響監督:清水洋史、音楽:村井秀清

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