当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「沈黙の艦隊(TVアニメ動画)」

総合得点
67.2
感想・評価
31
棚に入れた
179
ランキング
2582
★★★★☆ 3.7 (31)
物語
3.9
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.7

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

沈黙の艦隊の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

潜水艦架空戦記の傑作。時代遅れな要素と、色褪せぬ問題提起

超強力な原子力潜水艦が反乱起こし独立国家として日本の在り方とか、冷戦後の核兵器の意義などを問う。
100分ほどのTV版と、各1時間のOVA2話。(纏めてレビュー)

【良い点】
サンライズ・高橋良輔監督の力作。作画良し、音響良し、渋い豪華声優陣。

冷戦終結直前の世界情勢下で日米安保や核兵器の意味を問題提起した政治劇。
核武装している(かもしれない!?)潜水艦1隻だけで独立国として日米や世界を激変させうる(かもしれない)構想は圧巻。
現実世界の情勢変化で陳腐化した面もあるが、現在もなお示唆に富む名作。
核兵器の本質、所持している可能性が僅かでもあれば超大国すら制約されるなど、現在でも多分変わっていない。
専守防衛の矛盾(専守防衛とは事実上の攻撃権の放棄なのだ)という問題提起は未だに未解決で色褪せず。

政治劇は竹上総理が傑物、危機に立たされる日本の総理として存在感見せた。
やまとと同盟でアメリカ他世界を敵に回す危機に、自衛隊を国連移譲案は実現したかはともかく見事な奇策で驚いた。

潜水艦バトル物としても金字塔。細かい描写や暗黒の深海で音だけで判断する虚々実々の駆け引きが熱い。
アップトリム(艦首上に向ける操艦)90度!とか、現実には不可能ぽいけれど、そこはフィクションの嘘でエンタメ的に御愛嬌。
3話のベイツ兄弟のシーウルフ戦は本作随一の名勝負、ここを丁寧にアニメ化したのは良かった。
兄弟どちらも名将、アメリカの威信と血の繋がらない兄弟の絆。

キャラクターは渋いが、各々が信念を持ち、自分の役割を貫徹する男たちのドラマが熱い。

【悪い点】
尺の都合で仕方がないが原作大分削られている。
政治劇に関しても詰め込み気味でかなり無理を感じる。

政治劇に関しては冷戦末期の話で現在では時代遅れも目立つのは仕方がない。
日本が(アメリカも)まだ元気だった頃の話、今ではすっかり荒唐無稽な架空戦記になってしまった。
日本は世界で唯一の政教分離云々はちょっと皮肉だった…

戦闘はシーウルフ戦以外は地味。
その前のロシアのロブコフ大佐のアルファ級レッドスコルピオン戦が省かれたのも残念。

シーウルフ戦で打ち切り。
バトル的にはここが山場なのでいいんだけど、政治劇的には消化不良。

【総合評価】7~8点
時代遅れになってしまった要素も含めて色褪せぬ名作。
原作最後までアニメで見てみたかった。
評価はとても良いには惜しい「良い」

高橋良輔監督は翌年1998年にガサラキを制作しているが、多分沈黙の艦隊を自己流ロボットアニメでやってみた。
ガサラキも専守防衛や日米安保に異議唱えてアメリカと対決する展開で今思うと沈黙の艦隊踏襲している。
良作だけど時代に取り残された感あるのはガサラキも同じ?

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 196
サンキュー:

7

としちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/11/01
閲覧 : 16

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/11
閲覧 : 116

87丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/06/05
閲覧 : 62

nana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/26
閲覧 : 78

Yuhji さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/01/25
閲覧 : 71

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/12/29
閲覧 : 80

HG anime さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/07/14
閲覧 : 96

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2017/02/05
閲覧 : 114

アレシュ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/06/18
閲覧 : 105

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/01/16
閲覧 : 106

あお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/12/22
閲覧 : 153

320x さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/09/02
閲覧 : 124

男たちの大和 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/08/09
閲覧 : 120

きききき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/03/09
閲覧 : 162

カルロス・ハスコック さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/09/20
閲覧 : 162

素振りをする素振り さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2012/09/21
閲覧 : 158

沈黙の艦隊のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
沈黙の艦隊のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

沈黙の艦隊のストーリー・あらすじ

日本の近海で海難事故が発生した。千葉県犬吠埼沖で、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がソ連(現ロシア)の原子力潜水艦と衝突し沈没、「やまなみ」艦長の海江田四郎二等海佐以下全乗員76名の生存が絶望的という事故の報道は日本に衝撃を与える。しかし、海江田以下「やまなみ」乗員は生存していた。彼らは日米共謀により極秘に建造された原子力潜水艦「シーバット」のメンバーに選ばれ、事故は彼らを日本初の原潜に乗務させるための偽装工作であった。
アメリカ海軍所属となった日本初の原潜「シーバット」は、海江田の指揮のもと高知県足摺岬沖での試験航海に臨む。しかしその途中、海江田は突如艦内で全乗員と反乱を起こし音響魚雷で米海軍の監視から姿をくらまし逃亡。以降、海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を名乗る。さらに出港時「シーバット」は核弾頭を積載した可能性が高い事が発覚。
アメリカ合衆国大統領ベネットは海江田を危険な核テロリストとして抹殺を図る。海江田は天才的な操艦術と原潜の優れた性能、核兵器(の脅威)を武器に日本やアメリカやソ連、国際連合に対抗してゆくこととなる。(TVアニメ動画『沈黙の艦隊』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1996年冬アニメ
制作会社
サンライズ
主題歌
来生たかお『夢の渚 ~The Silent Service~』

声優・キャラクター

津嘉山正種、大塚明夫、徳丸完、麦人、中博史、稲葉実、飛田展男、塩屋翼、中村大樹、緒方賢一、加藤治、田中康郎、阪脩、渡部猛、若本規夫、村山明、仲木隆司、上田敏也、筈見純、藤本譲、中田和宏、小村哲生、小林清志、大塚周夫、秋元羊介

スタッフ

原作:かわぐちかいじ(掲載『週刊モーニング』)、 監督:高橋良輔、企画:中村重喜/矢立肇、脚本:吉川惣司、キャラクターデザイン・総作画監督:加藤茂、メカニカルデザイン・作画監督補:山根公利、美術監督:池田繁美、色彩設計:加瀬結起、レイアウト作画監督:横山彰利、撮影監督:長谷川洋一、編集:鶴渕友彰、音響監督:浦上靖夫、音楽:千住明

このアニメの類似作品

この頃(1996年冬アニメ)の他の作品

ページの先頭へ