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「フルーツバスケット [スタジオディーン版](TVアニメ動画)」

総合得点
82.8
感想・評価
885
棚に入れた
4972
ランキング
351
★★★★☆ 3.9 (885)
物語
4.1
作画
3.5
声優
3.8
音楽
3.9
キャラ
4.1

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☆の総合評価
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フルーツバスケット [スタジオディーン版]の感想・評価はどうでしたか?

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

本田透という人間の凄み

見る前はよくある少女漫画的なストーリーだと思ってました。しかし、蓋を開けてびっくり。
コミカルなギャグの心地良さだけでなく、主人公である本田透の温かさによって救われていく草摩家の人間の過去や現在の境遇に思わず涙が零れることも多く、ハートフルストーリーとしての側面も持ち合わせている傑作でした。
また、設定の都合上登場人物が多い作品でもありますが、誰一人としてぞんざいに扱われているキャラが存在せず、各キャラそれぞれに感情移入してしまうような、キャラの見せ方が非常に上手な作品であるという印象も同時に受けました。

投稿 : 2024/01/15
閲覧 : 56

マージマジマジーロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

昔のアニメだからと決めつけてはいけない

【物語】
テントで一人暮らしをしていた本田透が、ひょんなことから同級生の草摩由希の家に住むことになる。
キャラが発する言葉の中に、胸に響く名言もあり、考えさせられた。
本作は、原作未完結のまま制作されたため、十二支が一部判明していなかったり、恋愛の結末も曖昧だったりする。しかし、終盤の展開はアニオリで、綺麗にまとまっていたと思う。
昔のアニメだからと敬遠していたが、見てよかった。

【作画】
少女漫画が原作なこともあり、キャラデザは目がでかいので好みが分かれそう。
作画としては崩れることはなかったように感じた。

【声優】
久川さんや関さんの適役ぶりなど、概ね良いんだが、一つだけ。慊人の声優が酷すぎる。下手とかの次元じゃない。

【音楽】
OP(For フルーツバスケット/岡崎律子)
ED(小さな祈り/岡崎律子)
最初の頃は、お通夜みたいな曲で何が良いのか分からなかったが、歌詞を読んだり、見ている内に作品に合っていった。

【キャラ】
草摩家のキャラクターは一人一人個性が立っていて、新キャラ登場にワクワクするし、回を重ねるごとに好きが増していった。

投稿 : 2023/03/28
閲覧 : 116
サンキュー:

2

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ハートフル路線が良いけど同時に不快な部分も目立つ

この作品は少女漫画作品としては非常に人気が高く、
また2019年にはリメイクもされましたが、
因みに本作といえば異性に抱き着くと動物に変身してしまうという設定が特徴的ですが、
この作品の内容に付いては確かにハートフル的な部分は良さも有るけど、
ただ同時に草摩関連のエピソードって不快な物も結構目立って
今から見るとストーリー内容的に無条件に面白かったとは言えないかも知れないですね。
まあ声優さんとか音楽に関しては今でも良かったとは思ってますが。

【評価】

65点・2B級

投稿 : 2023/01/21
閲覧 : 97
サンキュー:

0

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

記憶が消されちゃっても、またお友達になってくださいね

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 162
サンキュー:

0

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とおるのバカがつく位のお人よしになみだが出ちゃうんだ。。

高校生のとおるは
おとうさんもおかあさんもいないけど
いつもまじめで気もちのやさしい女の子

おじいさんはいるけど
めいわくかけちゃいけないからって
アルバイトしたりして
山にテントをはって一人でくらしてたの

でもその山って相馬家のもので
ある日
相馬さんの家でくらすことになったんだ

そして
相馬家の悲しいひみつを知っちゃった
それは
人にだきつかれると動物になっちゃうっていう12支ののろい

こののろいがかかってる人って
ほかのそうま家のみんなからもきらわれていて
とくにキョウは12支にもはいってないネコのばけ物なの

そんなのろわれた相馬の人たちは
みんないろんな苦しみを知ってて傷ついてる。。

でも
自分たちより悲しい目にあってるとおると知り合って
変わっていくおはなし。。

にゃんは
このおはなしを見ながら何回も泣いちゃった。。


あらすじを書きながら思い出してたら
またちょっとなみだが出てきちゃった(グスン)

とおるってほんとにいい子なんだよ
すぐにだまされたりしても困ってる人をほっておけないし

あんたバカ!?
って言いたいくらいのお人よしなんだ。。

でも
とおるは何回バカっていわれても
ぜ~んぜん気にしないんだろうなぁ


ときどきにゃんにも
とおるみたいな友だちがいたらなぁって
よかったのになぁって思う

でも
このおはなしを見てたら
にゃんもとおるみたいに
やさしくて強くなれたらなぁって思うんだ。。


ながれてくる歌が
このおはなしにとっても合ってて
この歌を思い出すだけで
なみだが出てきちゃうんだ。。


♪~生まれ変わるなんてできないよ
だけど変わってはいけるから~♪


にゃんは
悲しいときとか苦しいときとかに
何回も見て元気をもらえたから

みんなにも見てほしいナ
そしてやさしい気もちを思い出してほしいなぁ☆って

にゃんは
あにこれに来てはじめて見たけど
昔のアニメだから絵が古いみたい

でも
おはなしはよかったから
みんなも見てね~!


~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡~*~♥~*~♡~*~

12支にネコが入ってないって書いたけど
誰かが教えてくれたので。。
チベットとかタイだとウサギ年のかわりがネコ年で
ブルガリアだと
トラ年の代わりがネコ年なんだって^^

ブルガリアにも12支があるって
ネコ年とおんなじくらいビックリ!

投稿 : 2021/06/24
閲覧 : 1941
サンキュー:

224

ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

最後まで観たが苦痛だった

 
正直、大嫌いな作品。
{netabare}じゃあ途中でも観るの止めればいいんだが、止めなかったのは岡崎律子さんの曲があったから。それ以外何もない。

ストーリー含め嫌いな部分は多々あるが、一番気に入らなかったのは演出。真面目にやってるんですか?と疑うほど。実に安っぽく見えた。音の使い方にも呆れた。
どうしてそうなったかは知らないが作品全体で何度も思ったので、おそらく自分はこの監督さんが嫌いなのだろう。実際あとから調べたら、この監督さんの作品はことごとくつまらないと思うので。

2001年版とは違う制作陣で新シリーズ進行中だが、それには原作者が出張ってきてる。2001年版について思うところが相当お有りなんだろうと想像するが、果たして。{/netabare}

投稿 : 2021/02/23
閲覧 : 391
サンキュー:

2

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

色褪せない名作

すごく暖かいお話でした。今更初めて見ましたが良かったです。設定はかなり重いんですね。一歩間違えるとハートフルストーリーどころかゴリゴリの鬱アニメになってもおかしくないのですが、そこを主人公のとおるをはじめとする優しさに溢れたキャラクターたちで見事にハートフルに仕上げていました。1話ごとに起承転結が綺麗にまとまっていて、今やってもひょっとしたら通用するんじゃないかと思うようなクオリティの高さでした。昨今のアニメだとどちらかというと張り詰められた伏線だったり重厚な世界観、美しい作画等々を楽しむアニメが多く、こういった分かりやすく何も考えずに感動を受け取れる作品というのは少ないような気がします。さらにこのアニメの素晴らしいところは笑えるところです。なんなら笑い:泣き=7:3くらいだったように感じます。個人的に京が紅葉をぶったときに紅葉が泣き出すシーンがなぜか面白可愛くて好きでした。ただ残念だった点をいうと作画は2001年ということもあって仕方ないとしてまず声優でしょうか。基本的に違和感はないのですがあきとの声がすごーく引っかかりました。大事なシーンでもあきとが話すシーンでトーンダウンしてしまい、残念でした。また、物語がちゃんと完結していないというところです。一応綺麗にまとまってはいたのですがやはり謎は残っており、心残りではありました。ただ全体を通して見てもストーリーの完成度は昔の作品とは思えないくらい高く、26話たっぷりと楽しめました。リメイク版も気が向けば見たいと思います。

78/100点

投稿 : 2021/01/01
閲覧 : 311
サンキュー:

2

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:----

いい人時々動物さんに囲まれて透はとても幸せです♡

主役の透はとても純朴。しかしそれはとてもいいことではあるが、生きるうえでは困難なこともある。あまりに性格がいいために住んでいたおじいさんの家から追い出されてしまった! (T_T)
そこで透はテント暮らしを始める。けれども神様はちゃんと透が悪い子でないことを知っていた。透がテントを張っていた家の住民に発見されて無事保護される。そして透は保護された家での居そう生活が始まる。しかしその家の住民には秘密があった。

投稿 : 2020/10/12
閲覧 : 202

latte さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

原作と違うラスト

これ放送したとき、確か漫画が完結してなかったと思う。

そのせいかラストが原作とは違っていて、ちょっと納得いかない感じ。

ユキの気持ちとか、シグレの想いとか、慊人さんの話とかなかったから、ちょっと暗い部分が少なかった・・・

でも、あったかい話だと思うし、個人的にすごく好きな作品。もう一回アニメ化したら観たいなー。

投稿 : 2020/05/12
閲覧 : 452
サンキュー:

5

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

古き良き少女漫画

時代は流れ、このアニメが放送されていた時代を考えると正に、少女漫画の黄金期だったように思える。「花より男子」「彼氏彼女の事情」「NANA」「桜欄高校ホスト部」「のだめカンタービレ」「ハチミツとクローバー」「君に届け」などなど

1980年代のリアル系少女漫画作品とはまた違った視点を兼ね備え、既にアニメ化、ドラマ化することを前提としての作品だといえる。

少女漫画とはセンチメンタリズムの塊であり、人物の行動や理解を深める為のコミュニケーションツールでもあるのだが、

最近はこれといったヒット作に恵まれていないので、世の女性たちが少女漫画に幻想を抱かなくなったのか。。それともほかのことに夢中なのかはよくわからないが、丹念な心理描写を追うドラマ性豊かな作品はなかなか難しい昨今だと思います。

投稿 : 2020/04/09
閲覧 : 693
サンキュー:

9

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1期だけで十分

後は漫画見るか1期で終わらせるだけでいい
リメイク見るより漫画ですらすら見てた方がいいと思う

当時のなんだろ OP曲とかと相まって雰囲気が凄く良かった
アニメって雰囲気が凄く大事だから

フルーツバスケットはそう思った

投稿 : 2019/12/25
閲覧 : 313
サンキュー:

2

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

悲しいop

opはとても悲しく、ちょっと感動する。
十二生肖と猫の設定は凄い!中国でこのような設定をするのは難しいと思う!
少女向けですが、男子としてこれが良いと感じる。

投稿 : 2019/10/26
閲覧 : 325
サンキュー:

1

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

透き通った癒し

最初に見た感想は,本田透の純粋さとひたむきさ,癒しの力とボケ,脳天気。主人公には天然の癒しの力が備わっていて見ていて和みました。

SFやドタバタどんちゃん騒ぎや,ハーレムや異世界物などが好きな人には,退屈で耐えられないと思いますが,・・・

落ち着いて和まされる不思議な力に浸っているようなそんな感じに催眠術にかけられたような気になってきます。

昔のTV版フルーツバスケットは12支全員出てきていないような気がしていましたが,それぞれの動物に呪われたサブの主人公たちの悩みや葛藤はよく表現されていたように思います。

なぜフルーツバスケットなのかは,透だけが「おにぎり」された小学生時代の「フルーツ」バスケットにあります。それでも指名されるのを待ち続けた透の鈍感さ,よく言えば寛容さにあります。

ウサギの物の怪つき,紅葉の旅人の話が全体を通して印象に残っています。もっと評価されてもいい作品だと思います。

投稿 : 2019/09/07
閲覧 : 335
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女マンガの大人気作品

みると優しい気持ちになれるそんな作品だと思う!
1話完結のおはなしで泣ける話が沢山詰まっている。
夏目友人帳とか好きならこれもすきやとおもいます。少女マンガ原作に抵抗あってみないのならもったいない作品。

投稿 : 2019/09/03
閲覧 : 290
ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

思わず涙が・・・

世間からはめちゃくちゃ高評価である作品で、また新作リメイク版が放送されるということで、見てみた。


女性に触れると怪異に戻ってしまうヒミツを隠しながら生きる草摩の人間たちと、母を亡くし親戚からも邪険にされ居場所をなくした居候の女の子・透の関係性を描いた物語。

いままで人間と関わりを拒絶せざるを得なかった草摩の人間たちが、透との出逢いを通じて、その関係性を見直して変えていこうというストーリー。

透の優しさが沁み込まれたセリフがとても心に響いて、思わず涙を流してしまうシーンが多かった。


・・・ただ、残念だった点が二点で、いずれも最終話の後半で、その内容と声優。話が急に展開したかと思えば、重要なセリフをしゃべる声優がヘタクソで、全く話が頭に入ってこなかった。今までの雰囲気を壊された気分。

投稿 : 2019/06/16
閲覧 : 325
サンキュー:

2

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

少女漫画の世界にようこそ。

アニメーション制作:スタジオディーン
2001年7月5日 - 12月27日に放映された全26話のTVアニメ。

原作は、『花とゆめ』に連載されていた高屋奈月によるベストセラー少女漫画。
この作品の登場人物の子供の世代の物語『フルーツバスケット another』がweb連載中です。

【概要/あらすじ】

本田透。16歳。海原高校に通う高校一年生。
過剰にまでに礼儀正しくて笑顔が明るくお人好しなのですが、鈍くさくて天然ボケっぽい女の子。

3歳の時に父親・勝也が病死し、アパートでずっと母子家庭で育ってきたのですが、
一生懸命働いて女手一つで育ててくれたパワフルな母親・今日子を物語が始まる4ヶ月前の5月に交通事故で亡くし、
透は年金暮らしをしている父方の祖父に引き取られて二人で暮らしていました。

そして最近になって、祖父の家で亡き父の妹と子ども二人が同居することになり、
ついでに家の改築をすることになりましたので、
工事中は友達の家に泊めてもらうように言われたのですが、
学校でたった二人の親友の魚ちゃんと花ちゃんの家庭に迷惑をかけられないと、
透はテントで一人で寝泊まりをして高校に通うという生活を始めてから一週間。

ある日、登校中に山中にて一軒家を見つけて家主である草摩紫呉という27歳の青年と出会います。
透がテントを設置していた小山は実は草摩家が所有する土地でした。
透は更に家の住人である草摩由希と遭遇し、これをきっかけに仲良くなります。
由希は透のクラスメイトであり、学校中の殆どの女子が熱狂的に恋焦がれている眉目秀麗なイケメン王子です。

その日の夜、崖崩れで透が住んでいたテントが母親の遺影もろとも地中に埋まってしまいます。
ショックと熱で倒れた透が目を覚ますと布団に寝かされており、由希が掘り出した遺影が透に返ってきます。

そして、祖父の家の改築が終わるまでの間は紫呉の家で同居することを由希から提案されます。
透は若い女の子ですから、イケメン二人、とりわけ学校の王子である由希と同居だなんて恐れ多いと思いながらも、
なし崩し的に由希の厚意を受けてしまいます。
無償ではなく、家賃代わりに家事全般と炊事を受け持つという条件を紫呉から提示されましたが。

二人?いえ、三人目の草摩のイケメンの草摩夾が透に充てがわれた部屋の天井をぶち破って登場。
夾は口よりも拳が先に出るタイプのやんちゃ坊主な感じです。
性格が正反対である夾と由希は険悪な関係。
修羅場を止めようとした透はつまずいてしまい、抱きつかれた夾は猫の姿になってしまいます。
由希はネズミ、紫呉は犬。続くアクシデントで残る二人も動物の姿に。

『宴会を始めましょう』

『みんなと楽しくいつまでも』

草摩の人間の十二人は十二支の物の怪に取り憑かれていて、
異性と抱き合うと変身してしまうという呪いのために一生を縛られてしまい、
身内を始めとした人間関係に暗い影を落としています。
ちなみに、草摩一族とは伝統と格式のある物凄い資産家で、
現在の当主は、十二支の上に位置する“神”として生まれていて、
呪いの中心に位置して十二支を縛っています。

十二支の彼らが透と心を通わせる事によって傷つき凍てついた心に温かな光を灯していく様子を描いた、
また、透とイケメンたちの同居生活のなかで恋愛を育んでいくという物語です。

【感想】

『花とゆめ』の看板作品であり、世界で最も売れた少女漫画と言われる私にとっても想い出深い作品ですね。
1850万部を超えてギネス登録されているらしいです。

地味な女の子・透を巡って草摩のイケメン二人が張り合う、更にイケメンキャラいっぱいで逆ハーレムっぽい作り。
“元ヤンキー”魚谷ありさと“電波女”花島咲という透の親友二人や、
複数の草摩の少女(特に12歳の中学生・杞紗さんが可愛いです)
といった女性キャラもいますので美少女成分もありますが。

読者は女性がほとんどですが、女性読者は夾と由希に萌えるのと同じように、男性読者は透くんに萌えるということで、
とっかかりやすい作品だったと思います。
透くんの十二支に向けられた“癒やしの言葉”で読者の心も満たされていくというのが作品の基本ですね。

アニメの透くんの声優はアニメオタクに大人気の堀江由衣でしたので、尚更男性層向け要素もありましたかも。

原作少女漫画のスタイルとして微細に伏線を張って回収という形でして、
あのときの台詞と行動が後の伏線になっていたりと芸が細かったりしています。

とりわけメインキャラの上位三人の透・夾・由希の描写が凄く丁寧でして少年漫画では真似出来ないレベルですね。
シリアスになればなるほど重くなりがちな空気を暖かな癒やしオーラとヲタっぽいギャグで緩和していましたね。

この作品がヒットしたのは、
北風(子供を傷つける心無い大人)と太陽(十二支からは聖女である本田透による癒やし)を使い分けていて、
それが作品のメイン読者層である中高生女子のメンタルにカッチリとフィットしたからに違いないですね。
多くは親が精神的に脆くて悪役だったりで子供を迫害して、それを“女神様”である透くんが癒やしていくというのは、
成人、とりわけ子を持つ親の目線で見たら当然のごとくツッコミどころ満載なストーリーだとは思いますけどね。
物語の都合上、社会通念上ありえない不可解な部分がいろいろありますよね。(改築の間、叔母が透を預からないとか)
透くんを無垢な善人に仕立て上げるために、彼女をうとんだり嫌っている人間がクズ扱いなのも気になりますね。
(原作で透くんの内面を知ると本当は彼女なりに苦しさや悲しみを背負っていて、
 それでも笑顔で明るく強く生きていこうという気持ちが見えてくるのですが)

フルバに登場する親は子供を全力で受け入れてニコニコしてる親バカか、
子供を正視できずに拒絶するか憎んでいるクズ親かの二択ですから、
なんと極端なのでしょうか?
原作者の高屋奈月の頭の中の家族論を、とことん追究したくなったりして?
未成年女子に受けの良い流行歌の歌詞に通じる価値観ではあると私は思います。

親子関係の歪み以外にも同級生や親族によるイジメやイヤガラセ(悪気があってもなくても傷つけたり)
が普通に存在する温くない世界ですので、世にいう癒し系日常アニメとは毛色が違いますね。
これこそ、少女漫画の醍醐味ですが。

『フルーツバスケット』とは極論すれば、
作家である高屋奈月によるメンヘラ要素の入り混じったポエムであり文芸作品ですね。

『考えるな!感じろ!!』

理屈ではなく、作中の純粋な心を持った美形の少年少女らの恋愛や傷の舐め合いに、
読者が酔って感動するタイプの作品であって、
心の汚れた大人によるあら捜しは野暮なのかもしれませんね。
実際にベストセラーですし、読者の心に作用する力が大きい少女漫画ですしね。
原作の絵柄の劣化は悲しかったですが。

さて、アニメ版についてですが、
岡崎律子さんの唄うOP『Forフルーツバスケット』とED『小さな祈り』
更には挿入歌の『セレナーデ』の優しくも切なく美しいメロディと歌詞が、
これ以上無いほど作品世界に調和していましたね。

作画もシナリオも質が保たれているアニメなのですが、
アニメ版の監督である大地丙太郎が以前に手掛けた『こどものおもちゃ』のバビットに類似した、
大地監督作品特有のコメディ演出が原作の雰囲気にそぐわないような気がしました。

このアニメの良くないところは、原作が全23巻なのですがアニメ化が早すぎたせいで8巻半ばまでしか話が進んでなくて、
6巻の大事件をベースにアニメ独自の要素を加えた最終回を迎えたっきり、続きをアニメ化しなかったことですね。
更に後に続く伏線もカット!カット! 透くんの担任の白木繭子先生なんか、
複数の登場人物とは旧知の間柄で展開に絡んでくるのに存在自体が抹消されて、
不可思議にもジャージ姿の男性教師にアニメでは差し替えられています。

アニメ終了後の原作での展開では、草摩依鈴や新生徒会メンバーなどの新キャラが続々と登場したり、
恋愛関係に急激な変化が訪れたり、メインキャラの人格掘り下げ、
草摩家の核心とドロドロ劇、透くんの本当の気持ちetc.

フルバの本質的な部分が目白押しであり、これらを映像化してないという点で、
原作初期しか扱っていないアニメ版は感動癒し系コメディどまりに過ぎず、
本当はほんわかとしていないフルーツバスケットという作品を十分に表現しているとは言い難いですね。
アニメ終盤の24話~最終話でやっと作品の闇の部分に触れただけですし。
(アニオリシーンで原作と紫呉の性格が違っていたりとかツッコミどころも終盤にはありますが)

このアニメは原作との違いを無視すれば出来自体は良いのですが、
視聴者層を開拓して『花とゆめ』と原作単行本の売上向上に貢献した、
プロモーション映像作品に上記の理由でとどまっていて、

原作漫画をアニメという媒体で十二分に表現するには、
最終話後半のアニメオリジナル展開を無かったことにして続きをアニメ化するか、
省かれた繭子先生ありで最初から完全リメイクしないといけなく、
惜しい、非常に勿体無い作品というのがアニメ版に対する正直な評価でした。
(仮にリメイクしてもOP/EDは据え置きが望ましいですね。)


グダグダしてしまいましたが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

【余談】

『花とゆめ』誌上のフルバ人気投票にて、夾くんがオール1位を達成したのですが、
中性的な顔だちでアニメでは女性声の由希より雄っぽさが強い夾のほうが人気があったのは、
読者が女性ですから必然ですね。
夾の不器用でツンデレでヒロインの透にだけ優しいという性格も、
少女漫画キャラの王道なのですが、そこが重要な萌えポイントには違いありません。
由希透でカプリングしても女の子二人が並んでいるようにしか見えず、カプリング妄想で夾透のほうが捗るでしょうし。
男性がボーイッシュな少女キャラよりも女の子らしいキャラを二次元に求めるのと一緒です!
由希が読者人気で夾に対抗するには久川綾の演技がいくら似合っていようとも、
由希役は男性声優の方が良かったかもです?

投稿 : 2019/04/21
閲覧 : 973
サンキュー:

77

しーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

全26話
十二支、呪い、少女漫画

投稿 : 2019/04/12
閲覧 : 340
サンキュー:

1

ゴノウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

フルバ最高

OPの岡崎律子さんの歌最高!!
主人公のCVのほっちゃんがバッチリあってる
莢のCVの関智も良い

悲しい話とコミカルな話を織り交ぜた進行も良い感じ
草摩家の当主は角度、見方をいくら変えても好きになれない

リメイクされるので見返して感想を・・・・と思いましたがここでは詳しく書かずにリメイクを見てから書く事にします

好きなアニメの1つです

投稿 : 2019/04/06
閲覧 : 355
サンキュー:

6

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

恋愛の原点ですか?!原点です!

これは本当に漫画もアニメもどっぷり泥沼にはまりまくった作品です!
恋愛大好きにはたまらない作品です!
とおるちゃんを取り囲む人達が暖かい。
友情もあり、恋愛もあり、そしてとおるちゃん、純水すぎて…
面白さも兼ね備えて、飽きがこない。
そしてね、二人のイケメン。自分はとくに草摩由希がかっこよすぎるっていうのね。

語るともう長くなりすぎそうで。この作品の感想を書いてなくて…あれ?書いてなかったのか!と自分に驚いた!

とにかく、これを見て損はない!なにせ世界でも売れている少女漫画だ!


この作品は、まずオープニングが最高なんです。
何故か聞くと切なくて震えてしまう自分がいます。
5話の由希くん、イケメン過ぎて鳥肌です。
何故でしょう。きれいな声なのにとても男らしいんですよ!


透ちゃんの過去とか、切なくなりますが、皆がいて一緒に乗り越えていく。そして透ちゃんが成長していくのはたまりませんよ!


いけない、いけない!
きやすく呼んではいけないんだ…
おっと…誰かk…

{netabare} 由希「気安く透ちゃん呼ばわりするな…ゲス…」   {/netabare}
何もなかったです。はい。

投稿 : 2019/04/05
閲覧 : 447
サンキュー:

16

ネタバレ

かいかい さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

透さんにもっと早く出会っていれば…

オープニングから涙腺刺激してきますね。
あのBGM強すぎます。
見終わると優しい気持ちになれますね。
思ったより演出も台詞もくどく感じませんでした。声優さんの演技が良かったからかな。コミカルなシーンはちょっと過剰だった。昔のノリは嫌いじゃないけど。
見ててきついなぁくどいなぁうるさいなぁって思うようなキャラたちを受け入れる透さんはなんて尊い存在なのだろうか。
そしてリメイクはちょっと早くないかと…

投稿 : 2019/03/31
閲覧 : 292
サンキュー:

3

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

再アニメ化と聞いて。追記:2019年4月からの再アニメ化だそうです。

なぜ今更フルバのレビューに至ったかというと、
フルバが『全編』アニメ化されることが決定したからです。

原作は花とゆめに連載の高屋奈月さんの漫画で、原作未読です。
今作は2001年に1度アニメ化されていますが今度はどうなるかたのしみです。2001年版は大地丙太郎監督・スタジオディーンによってアニメ化されていますが、当時原作は連載途中だったためオリジナルの結末になっていましたが、全編ということで原作どおりに作られるのでしょうか?スタッフ、キャストがどうなるか楽しみです。

追記:2019年4月から放送が決まったそうですね~

投稿 : 2019/01/19
閲覧 : 594
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29

511 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

続きがみたい

続編が決定したので再評価

投稿 : 2018/12/09
閲覧 : 391
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1

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

フルーツバスケット

過去に視聴済み。

この原作のコミックが当時の小学生女子に人気があると
聞いたのがきっかけで見始めました。

良かったですね。
泣けたし・・・

新たにアニメ化されるそうですが
楽しみです。

投稿 : 2018/11/28
閲覧 : 304
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7

ぴよぴよ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

切ない中に暖かさと懐かしさのある作品

これを見たあとは必ずホットミルクを飲んだ時のような気持ちになるでしょう
私は気持ちが暗いとき病んだとき必ずこの作品を見て元気をもらってました。これを見ると何故だか前に進めるような気持ちになる。そんな不思議な作品です。人生のバイブルですね、
まず曲もめちゃくちゃいい
暗い話も心暖まる話も元気をもらえる話も全てがここにつまっています。

投稿 : 2018/10/09
閲覧 : 277
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3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

続編来て欲しい

世界的に人気なこの作品。
やはり、十二支というのが日本らしく外国人の心を掴んだのだろうか。
この作品は、アニメ版だと原作の途中までしか放映していない。
そのため、恋愛要素よりはホームドラマという感じだった。
物語の評価としては、所々に感動する要素が散りばめられてたのが良かった。
普通だったら割と終盤に感動する部分を持ってくるのだがこの作品はそうでなかった。
また、外れだなと思った回でも最後まで観るとメッセージ性があったりするものもあった。(プリンス・ユキの回など)
設定は、やっぱり古い作品なだけあって割とガバガバ。
慣れると問題ないが少し時間がかかるだろう。
ただ慣れても終盤にあるキャラがとんでもないことになる。
この件に関しては物語を盛り上げるためのご都合主義で少しきつかった。
ギャグは、ややしつこいところがあったがテンポが良くまあ面白かった。
キャラは、やはり個性が皆強い。
少女漫画原作なだけあって様々なタイプのキャラクターがいる。
ただ、透はいい子過ぎて観てて自分が嫌になった。
音楽面は、もう文句なし。
岡崎律子さんの歌は本当に素晴らしかった。
これだけでも感動できる。
まとめると面白かったがアニメ版だとやや中途半端な印象を受けた。

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 249

うゆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々に。続編期待。

昔観ていたフルーツバスケットをNetflixで見かけたので見返していました。

当時原作が完結していなかったのでアニメのこの終わり方は仕方ないかなと思います。
できるならば同キャスト(アキトは保留)でまた続編をして頂きたいです。

それにOp、Ed共によく、キャラクターもよかったです。
コメディ要素がちょいちょい入るのでテンポよくみれて尚且つ重要なストーリーも絡んだりと伏線張り等上手にされていたアニメでした。

投稿 : 2018/07/29
閲覧 : 264
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3

ネタバレ

ぜろろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ありのままに

原作は未読です。少し古い作品ですがクラナドとか3月のライオンが好きな人は気に入るのではないかと思いました。


{netabare}この作品の大きなテーマは大切な人のありのままを受け入れていく、ということだと私は感じました。異性に抱き着かれると動物の姿になってしまう草摩の人々。つまり好きな相手の前でありのままの自分(動物つまり野生の姿)をさらけ出さなければいけない。十二支の呪いを受けた人々はそれを恐れ、草摩以外の人々との関係を拒んできました(特にきょう君はその異形な自分本来の姿にコンプレックスを抱えていました。)。そのこともあって草摩家の人達は様々な暗い過去を背負っています。それが優しい主人公透との出会いで変わっていくというのがこの話なのですが、この設定がそもそも上手いですよね。自分のありのままを受け入れてくれる透の存在がどれだけ草摩家の人々にとって救いになったのかがよく伝わってきました。


胸を打つ様々な名言も魅力的でした。さきの先生からの手紙に対する由紀君の発言や最後のきょう君と透とのやり取りなどは見ているこちらが気づかされる部分がたくさんあり、それと同時に優しい気持ちにさせられました。たった一人でも自分を受け入れてくれる存在がいれば人は変わっていけるんだと信じさせてくれました。


草摩家の動物の姿やきょうの野生の姿のように人間には自分でも認めたくない本性のようなものがあります。自分でも認められないのにそれを赤の他人に見せるのはとても怖いし勇気がいります。でも、もし透のようにありのままに、怖さすら認めつつ一緒にいたいと言ってくれる誰かがいるのなら、それは大切にしたい。あるいは自分が誰かにとっての透のような存在になれたらいいと感じさせられた作品でした。{/netabare}


少女漫画原作ですが恋愛物というよりヒューマンドラマ感のが強いので色々な年代、性別の方におすすめしたいです。

投稿 : 2018/06/17
閲覧 : 355
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5

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

察しと思いやり

視聴回数 全話5-10回くらい

素晴らしい作品なのですが、レビューがとても難しいです。
というのは、私は原作派なのですがアニメ版も素晴らしいので、比較してしまいがちになってしまう点です。

原作既読ですが、アニメ版のみのレビューで書きます。

この作品では十二支を基本として、13人の干支キャラクター(登場は11人)と1人の女子高生がメインです。

テーマは「相手を察する気持ちと思いやり」だと感じています。
作品の見所はネタバレ扱いします。

{netabare}干支とは関係ない透は、亡き母から多くの「人と人の思いやりの意思」を受け継いで明るく生きています。
呪いにかけられた干支たちは、自己コンプレックスや家族などの接し方で心を閉じていました。
透は干支たちの気持ちを甘やかに溶かして、お互いに思いやる家族のような関係を築いていきます。

ここまでが本筋の展開です。

最終回の手前2話は、これまでの展開と違って賛否両論あると思いますが、あえて書くとすれば、アキトと透の対面場面は私的に微妙だと感じています。{/netabare}

オープニング曲は故・岡崎律子さんが歌うイメージがインパクト強すぎて忘れられない人も多いかと思います。
オープニング時点で色々と物語の印象深いシーンを思い出して泣いていたりしています。

「傷つけあっても、ひたむきに相手を大事に思いやる気持ち」は現実の人生で大切な生き方だと信じていますので、そういった想いを感じるために視聴していただければと願っています。

(余談)

思いやりとは:なんの見返りも期待せずに自分が持っているものを分かち合う、こうした礼節の精神から思いやりが生まれる。

作中で語られる「世界で一番バカな旅人」は、非常に心へ刺さる内容です。これだけでも視聴する価値はあります。

継続作品は絶望的にありえないので、気になったら原作も読んでみるのもいいと思います。

投稿 : 2018/05/21
閲覧 : 396
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10

ネタバレ

不良中年 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何だかホワ~とする話です。

 レンタルショップの知ってるDVDは見ちゃったので新しいのを開拓と思い借りてみた。
はじめはキャラの感じが古くて失敗だったかと思ったけど意外に面白い。
まず初めの主人公の女の子が住むところが無くてテント暮らしというのがぶっ飛んでいます。しかも今時珍しい三角テントに。

他にもお世話になる一族が十二支の動物に憑かれてるとか、異性に抱きつかれると変身するとかトンでも設定なんだけど、話の流れでスーッと落ち着いていて違和感も感じなくなりました。

設定はともかくだけど、話の内容は結構普通の家族や人間関係とかで普遍的内容です。
今のところ。

主人公の透ちゃんはチョット天然だけれど心の優しい健気な女の子で癒されます。一緒に生活する草摩家の人たちも癖はあるけどいい人ばかりで、ホンワカさせてくれます。

まだ4話しか見てないけど、結構前から気になってるんだけど十二支っていうことは、竜もいるのかな?どんなだろ?気になります。

#2018/3/25 加筆
 ずっと気になっていた干支の竜が分かりました。ネタバレになるので言わないが、なるほどそこは思いつきませんでした。

勿体ないのでチョットづつ話を楽しんでいますが、ネットでこのアニメ作品は完結していないという話を知り、予防的措置としてコミック大人買いしました。今週中に届くでしょう。
アニメを観終わったら、また1巻から楽しもうと思います。

#2018/3/28 加筆
 昨夜観終わった。言われているような中途半端感はそれほどなかったです。当時はコミック連載中という事で途中で終わる必要があったのだろうけど、これはこれでキチンと終わっていると思う。

毎回見てて感じるのは、もう終わりかという気分です。各話の長さは他のアニメと同じだけれど、もっとこの世界に浸っていたいという気持ちがそう思わせるのだと思います。

 最初は地味なアニメだなと思ったけれど、とてもよくできた話だと思います。透君を取り巻く友人たちも素晴らしい友人たちで全力で彼女を守ってくれます。
草摩の人達が抱える悩みや苦しみに、透君は嘘偽りのない言葉と心で正面から向き合い、次第に皆が彼女に惹かれていく様子が見ていて癒されます。

出来れば続きがあると嬉しいけど、仕方がないので今日届いたコミックを読もう。

さすが世界で最も売れた少女漫画というだけある。

投稿 : 2018/03/28
閲覧 : 340
サンキュー:

3

ネタバレ

こっとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いくつも心に刺さる話がありました

原作は少女漫画です。主人公本田透を通じて、いくつもの苦難のお話がでてきますが、どれも心温まる話で、とても心に刺さりました。

投稿 : 2018/02/28
閲覧 : 284
サンキュー:

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フルーツバスケット [スタジオディーン版]のストーリー・あらすじ

わけあってテントで一人暮らしをしていた元気な女子高生・主人公「本田透」は、ひょんな事から同級生にして、全女子生徒のアイドル、草摩由希の家に住み込むことになる。
由希と保護者役の草摩紫呉が暮らす、一見なんの変哲も無い普通の家庭の草摩家。実はこの草摩家には隠された重大な秘密があった…。異性に抱きつかれると動物に変身してしまうという十二支の呪いにかかっているという秘密が!?由希は鼠に、紫呉は犬に、転がり込んできた、いとこの夾は猫に…。
一癖も二癖もある草摩の一族の人々に囲まれながら、透のちょっと不思議で刺激的な生活が始まる。次々と現れる十二支の物の怪に取り付かれた個性あふれる草摩家メンバーたちと、透とのふれあい、透のあるがままを受け入れる前向きな性格と、不器用だけど優しい眼差しは固く閉ざされた草摩家の人々の心を少しずつ変えていくのだった…。(TVアニメ動画『フルーツバスケット [スタジオディーン版]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2001年夏アニメ
制作会社
スタジオディーン
公式サイト
www.hakusensha.co.jp/furuba/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%90%E3%82%B9%...
主題歌
≪OP≫堀江由衣『For フルーツバスケット』≪ED≫堀江由衣『小さな祈り』

声優・キャラクター

堀江由衣、久川綾、関智一、置鮎龍太郎、今井由香、安原麗子、三石琴乃、齋藤彩夏、井上和彦

スタッフ

原作:高屋奈月『フルーツバスケット』白泉社『花とゆめ』掲載、 監督:大地丙太郎、シリーズ構成:中瀬理香、シナリオ:中瀬理香/池田眞美子/伊丹あき、キャラクターデザイン:林明美、美術監督:柴田千佳子、色彩設計:松本真司、編集:松村正宏、音響制作:DAXインターナショナル

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