タイラーオースティン さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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グスコーブドリの伝記の感想・評価はどうでしたか?
タイラーオースティン さんの感想・評価
2.7
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
fuzzy さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
マイリー さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
テングタケ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
栞織 さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「銀河鉄道の夜」をレヴューしたので、同じ監督のこちらの作品も。これも映画館で見ましたけど、この時はもちろん複合シネマです。ちゃんと最初から見たのですが・・・ラスト、あれはないなあ。しかしあれは賢治の童話のままなのです。そのまんま素直に原作の通りに描くとああなるしかない・・・。その意味で、大変気の毒としか言いようがない。だから少々脱線しても、最後話を盛った方がよかったと思います。それがとても残念でした。
作画などは「銀河鉄道」から何十年もたっているのに、また同じようにますむらひろし氏の漫画キャラで丁寧に作画してくれたのには好感が持てます。また絵本の世界のような世界観も「銀河鉄道」と同じです。だからものすごく終盤前には期待が高まっていたんですよ。小田さんの主題歌が流れて、映画館が明るくなって、「えっ、これで終わりかー」さえなければなあ・・・。それでも私、近くのスーパーのバーゲンブックで、この映画のアニメ絵本があったので、救済いたしました。今も蔵書しています。作画はすごい綺麗なんですよ。さすが「ムーミン」の名倉さんですよね。もちろん売り払う気はないのです。
明草飛 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
心にやさしくタッチするトラジディーファンタジー。
人情味あふれるエピソードがアニマルキャラを通して描かれる様は、大人からしたら違和感ありありだろうが、年端のいかない子供向けとしては、心に響くというよりも、心にモサッと覆いかぶさるものがある笑 作品ではないだろうか。
悲劇とはいえ物語の筋自体に違和感はなく、そこら辺はさすが有名作家作品だと思う。
ただやはり年代物故か、センセーショナルさに欠けるところはあると思う。
自然絵・情景絵なんかはとても綺麗でよく描けてたと思う。
ただ人物絵がほぼ出てこないので、ある意味で限界の点数かもしれない。
「なんなんだ、あの無感情な主人公はっ!」って言う人もいるかもしれないけど、あれはあれで物語と主人公の雰囲気には合致した演技だったのではと思う。
音楽は良く思い出せない。
そこまで奇天烈な性格したキャラこそいないものの、各々のキャラの個性はきちんと描き分けられていたように思う。
以下作画評価と同文。
現世というのは、過去の色々な人の犠牲の上に成り立ってんだろうなぁ~……と、しみじみと思わせられる作品でした。
端っこ さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
原作未読です。
劇場に見に行ったのですが、全く意味がわかりませんでした。
本当に本当に私の頭が悪いのでしょうかね。
ですがあれだけ不親切というか抽象的な作品は驚きです。
キャラも世界観も好きで、特に機械物とか街は最高に好みだったのですが残念ながら物語については???とずっと?が頭をめぐり
最後まで謎のまま終わりました。
♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
宮沢賢治の童話が原作のアニメです☆彡
これを知ったのはCMがきっかけで,まさに一目惚れ。
原作は知らなかったのですが,キャラクターを猫の姿で描いていることからすぐに宮沢賢治原作なんだろうなって。
一目惚れっていうだけあって絵がほんとに綺麗です~。
キャラクターも猫でカワイイ(♡>ω<♡)
これってますむらひろしの漫画版からくるものなんですって。
よく猫にしようと思ったよなぁ。
「銀河鉄道の夜」もそうだけれど,猫で描くことによってファンタジックな宮沢賢治の世界観がよりファンタジックになりますよね。GJです!!
あと,宮沢賢治の作品って童話にしては意外とヘビーだったりするんですが,それがまろやかになると思います。
うん。ほんと,童話にしてはヘビーなところをファンタジックさでうまく誤魔化してるって言うと言い方悪いですけど,描き方が上手いなって思います。
でもですね,この話は暗くてやっぱり観ててしんどかったです。
{netabare} お父さんが居なくなって,次はお母さんも居なくなって,あまつさえ妹とも引き離されて…。{/netabare}
生きるのが精一杯っていう状況。
でも,その中でもブドリは意外とうまくいってる。
{netabare}たまたま良い人に出会って,農業をしながら生きていけてたし,その後もお金もないのに何故か大学みたいなところで勉強できて,研究者になれてる。 {/netabare}
そんなにうまくいかないですよね,普通は。
あと,時間の経過がナゾでしたね。
序盤はブドリは子どもだったんですよ。
でも,観ていくうちにいつの間にか青年になってて…。
それがまた猫なんで,見た目が変わらないから分かりづらい!!
あっという間に青年になっちゃうんで(ブドリの言動が子どもじゃない。),やっぱ猫時間なんでしょうね。
作品内で1年とか言ってたりするんですが,その1年で人間以上に成長してたりするんだろうなぁ。。
あと,作品内はファンタジックで灯りはランプだったり西洋レトロなのに研究所でコンピュータらしきものが使われていたり,ちょっとちぐはぐな印象はもちましたね。
お話についてに戻りますが,
なんか光がぱぁってなったり,夢の中の出来事なのかな?っていうような所もあったりで意味が分からないところが度々あってちょっとストレスでした。
宮沢賢治の作品って意味分からないところがよく有って(造語が頻繁に使われたりね。),不思議感を出すのに一役買ってて嫌いじゃないんですが,映画でもその意味分からなさを踏襲してるんですかね?
原作読んでないから分かりかねるんですが…。
その意味分からなさのせいで途中つまらなくなって断念したのですが,後日再開って形で見終えました。
{netabare}あと,最後までブドリはネリに会えませんでしたよね。どうやら原作では再会できるみたいなので,それが残念でした。
あたしは再びネリと会って一緒に暮らせるっていうハッピーエンドを期待してたので,終わり方は納得いかない!!
これは原作へのクレーム(?)になっちゃいますけど…。
あと,最後ブドリは死んじゃったんですかね?
原作ではそういうことなんですよね?
はぁ。これほんとに童話か!?悲しすぎるでしょ!!{/netabare}
あと,ブドリって小栗旬が中に入ってたんですね!!
全く気付かなかったけれど,言われてみればって感じですね。
小栗旬あまり好きじゃないのだけれど,ブドリの声合っててまぁ良かったと思います☆
ちょっと癪ですけどね(^-^;
忽那汐里も気付かなかったけれど,佐々木蔵之介はまんまだな(笑)。
もう佐々木蔵之介の顔が浮かんでしょうがなかったです。
これはジブリにも言えることですけど,俳優・女優使うのって一長一短ですよね。
ストーリー的には好きなエンドじゃなかったけれど,世界観・作画・猫のキャラデザどれもとっても素敵でこの評価です♪
特別ドラマティックなことが起こるような感じじゃないので,世界観を楽しむってだけじゃ満足できない人には向かないかな。。
サブアカウント01 さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 2.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門。優秀賞受賞
評価の高いプラネテスの原作にお話登場で興味を懐き視聴を開始
しかし・・・・
アニメとしては微妙でした。
物語・・・動きが少なくゆったり進んでいき眠たくなります。
声優・・・普段は気にしないのですが初心者の自分でもわかるぐらい棒
キャラ・・・作品上の都合上で動いてる感があり、魅力は微妙
全体的に緊迫感というモノが感じらませんでした。絵本のような作品
原作はきっと多くのファンがいる素晴らしい作品なのでしょうが
アニメ化する必要はなかったのでは。
原作好き、宮沢賢治好き、何か興味を持ってる方は見てもいいかもしれません。
りびんぐでっど さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作は未読。
物語はとても宮沢賢治らしいものでした。
自分がとにかく感心したのは、アニメとCGの融合具合。
とても自然に、両者の良さを活かしてあったと思いました。
イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
作画は素晴らしい出来映えでした♪特にラストシーンは
感動しました。宮沢賢治の小品からこんなスケールの大きい
アニメが出来上がるのが嬉しいですね。
原作/宮沢賢治
監督/杉井ギサブロー
キャラキター原案/ますむら・ひろし
アニメーション監督/前田庸生
キャラキターデザイン、総作画監督、アニメーション演出
/江口摩吏介
アニメーション制作/手塚プロダクション
配給/ワーナー・ブラザーズ
製作-手塚プロダクション、バンダイビジュアル、ビジュアル・ビジョン
日本BS放送、理論社、朝日新聞社、電通、メディアドゥ、
京都精華大学、スタジオエル、AT Licensing&Merchandising Ltd.)
主観的評価(B)
追記欄_
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
宮沢賢治のアニメの総集編って感じ。
昔のアニメのほうがよかったらしいからそっちが気になる。
具体的にいうと
めんどくさいからコピペ&自分の考えで解説。
{netabare}
グスコーブドリ(主人公)は。
冷害による飢饉で両親を失い、妹と生き別れ、
農業に携わったのち、学問の道に入る。
って部分は賢治の生い立ちとほぼ一緒なので
賢治が心の中で思っていた自分だと思う。
彼はイーハトーブ火山局の技師となり、また深刻な冷害に見舞われる。
火山を人工的に爆発させることでイーハトーブを暖められないか。
ブドリは飢饉を回避する方法を提案するがしかし、その実現には犠牲となることを覚悟した誰か一人が最後まで火山に留まる必要がある。
ブドリが最後の一人として残り、火山を爆発させる→死んで星になる。
冷害は食い止められイーハトーブは飢饉から救われたのだった。
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
けれど結果、人から尊敬や感謝される人として
文学の中で生き続けてる
{/netabare}
総集編って思った部分
{netabare}
・ブドリが宮沢賢治自身の心の中の自分であり、なりたかった自分だと思う
・細かい背景のいたるところや作品のストーリーの小さな部分に「セロ弾きのゴーシュ」「風の又三郎」「どんぐりとヤマネコ」「銀河鉄道の夜」を思い出させる部分があった。
{/netabare}
退会済のユーザー さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.1
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
キャラクターは二足歩行の猫たちの世界。猫がやたらと無表情…。
ファンタジックにしたいからかなーと思いながら見てましたが、猫以外は作画が本当に綺麗なのですよ。そして音楽もきれい。それだけでも見る価値はあるかも。
内容は…どんな話かわかりません!表面的なことはわかりますが。それすらわかりづらい作り。
う~~ん、ひねり過ぎて意味不明になった、ある国の昔話みたいな。
原作は宮沢賢治の代表的な童話の一つだそうですが、だいぶ脚色されてそう。
夢でも見てる設定かな?と、意味不明のまま話は進み、各キャラの役割や行動心理は不明のまま。
{netabare} ~人攫いネコは死神みたいなものなのかな?{/netabare}
{netabare} 具体的にどのように犠牲になり、それがどのように影響したのかという事は見せず
何故か丸く収まっちゃった{/netabare}オチで更に評価下がった。
原作知ってたら言わんとすることはわかるのかな?でもそれじゃ意味無い。
この映画単体でわかるようにしてくれなくっちゃ。
この作品は良く言えば幻想的なので、意味を深く理解しようとせず雰囲気を楽しむ程度に見たら良かったかな~と、後々思った。
ちなみに主人公ブドリの声優が小栗旬。暫く気づかなかった。
ようす さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
宮沢賢治原作の物語。
雰囲気はジブリに近いものがあったかな。
途中で何回か出てくる,「雨ニモマケズ」の詩。
これが,このアニメの主題なのかなと思います。
「そういう人に,私はなりたい。」
世界観は大好きです。
宮沢賢治独特の,意味がよくわからない世界観も感じることができました。
↑誉めているんですよ!それが好きなのです。
●ストーリー
イーハトーブの森に暮らす,ブドリとその家族。
とても幸せな家族。
しかし,何年も続く冷害によって家族は離れ離れになってしまう。
森を出て,旅をするブドリ。
あらゆる場所で出会った優しい大切な人たち…。
1人の少年の決意と勇気の物語です。
●タイトル
この映画のこと何にも知らなくて,とりあえず「宮沢賢治原作」という言葉だけで見ようと思いました。
「グスコーブドリの伝記」というタイトルだけでは,一体何の話なのかちっとも想像がつかず…。
見終わったら,このアニメにふさわしいタイトルを考えてみよう,なんて思っていました。
でもね,見終わった今では,「グスコーブドリの伝記」が1番ふさわしいタイトルだと思っています。
宮沢賢治に勝てるわけがなかった!笑
グスコーブドリ=主人公・ブドリの本名。
伝記=個人の記録。
うん,ぴったり。
そういうお話です(笑)
原作は読んでいませんが,原作のあらすじを読んでいると,どうも削られているシーンが結構あるみたいですね。
ラストもかなり省略されています。
1番印象強いだろう,と思われるところが省略されていて…。
人の生き方について1番考えさせられる場面のはずなのに。
個人的にはとても残念でした。
●キャラクター
登場人物は,全て擬人化されたねこです。
ねこが嫌いな人にとっては,見るのは辛いかもしれません(笑)
そしてあまりかわいいとは言えない…。
なんでねこなんだろう?
ちなみに,私が見た映画は2012年版でしたが,1994年版もあるみたいです。
そちらは,人間がキャラクターです。
台本も違うようなので,ぜひそちらも見たいなあと思っています。
●音楽
もうね,始まったその時から引き込まれました。
素晴らしい!!!
テーマ曲がいいなー。サントラ買おうかしら…。
主題歌は,小田和正さんの「生まれ来る子供たちのために」。
これがまたいい曲。
この曲聴きながらアニメの映像見ているだけで何度もこの世界に浸ることができます。
ぽぽたん さんの感想・評価
1.2
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
ぷらぷーら さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 1.5
音楽 : 4.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
天神 羅愚羅 さんの感想・評価
4.5
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
あらすじに全部書いてあるじゃん∑(゜Д゜)
宮沢賢治って、イーハトーヴから来た人なんだろうね(´ω`)
映像化二作目なんだし、思い切ってハッピーエンドにしてほしかったなぁ(´ω`)
犠牲的精神は美しいものだけど、犠牲なくしてたくさんの人たちが助かるに越したことはないよ(゜ω゜)
けみかけ さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ご存知、宮沢賢治の代表作にして賢治の作中で度々描かれる理想郷『イーハトーブ』が舞台のファンタジー
森の中の丸太小屋に住まい、暖炉の前でパンとスープを食して一家団らん・・・そんな世界観の作品です
1994年に中村隆太郎監督が手掛けた旧作は学校の道徳だか国語だかの授業中に見せてもらいました
というのもこのグスコーブドリの伝記という作品は、作家としての賢治の代表作であると同時に、勉学に励みその知識を民衆に役立てるために働いたという賢治自身の体験談が数多く残されており、また『雨ニモ負ケズ』精神に代表される自己犠牲愛が色濃く出ている自伝的な作品でもあることで有名だからです
今作は一時期、制作の中止を危ぶまれましたがお国からの支援もありナントカカントカ完成に漕ぎ着けたようです
今もなお名作と名高い『銀河鉄道の夜』(http://www.anikore.jp/anime/3243)を手掛けたスタッフが再集結
銀河鉄道の夜に引き続き、ますむらひろしがキャラデザした猫の姿をしたキャラクター達によってお話は描かれます
上記の『銀河鉄道の夜』や『中村監督版ブドリ』は率直にオススメしたい作品なのですが、今作はハッキリ言って微妙です;
擬人化された猫のキャラクター達はなんかやたらコミカル調にデフォルメされている印象
その割りに賢治独特のまわりくどい言い回しと杉井ギサブロー監督お得意のしつこい尺稼ぎだけは相変わらず健在
音楽はマーチやワルツっぽいリズミカルなものが目立ち、ひょうきんな雰囲気が醸し出されていて怖いシーンでもあんま怖くない
イーハートーブの終点駅にある近代的な街並みは、美しいCGで描かれてますが、ぶっちゃけその辺はメインじゃないしで前述の2作と違ってハリボテ感が強い;
(まあ、赤ひげのおっさんだけはアレでいいと思うんで評価しますけどねw)
おまけに桑島法子さんが演じるキャラクターが『雨ニモ負ケズ』を朗読するという、もはやネタ(http://www.anikore.jp/anime/3222)としか思えないシークエンスも平気でやってるし
なによりも許しがたいのは芸能人ゲストをメインに配した声優陣です;
ブドリ役の小栗旬はまだマシな方
ブドリの妹であるネリ役を演じた忽那汐里がもう単純に下手っぴ(´q`)
全然ネリが可愛くないぜ・・・どーゆことよ?┐(´`)┌
見た目カンパネルラに似てるしで余計イライラしますw
せっかくの桑島さんをなぜネリに使わなかったのかorz
お話自体は身に染みる教訓めいたものであるはずなのに、どうしても騙くらかされてる感じになってしまっていて、興醒めしてお話が心にまで入ってこないというのが大きなマイナスポイント
アートフィルムとしても高い評価がされている銀河鉄道の夜に対して、今作は端っから興行を意識して制作されたそうですね
(モチロン沢山の人に観てもらいたい、という思いからですが)
エンターティメントとしての一般ウケを狙うあまり、結果的に童話に回帰させたかったのか大人向けに作りたかったのかどっちつかずで最悪な印象でした;
イーハトーブの情景を映像化した作品は他にもございますが(http://www.anikore.jp/anime/3288)
中村監督版ブドリと比較するとその最大の相違点は、幻想的な世界観を最新の映像技術や擬人化で描いたことで、より『ファンタジックな映像』に仕上げたところだと思います
(中村監督版は日本の田舎風景に近い世界観をセルアニメで表現)
幻想世界美術にご興味ある方はまあ観てもいいんじゃないかなー?と
以下、結末について追記
{netabare}
原作既読の皆さんはご存知かと思いますが、この作品のラストでブドリは大寒波からイーハトーブを救うために自らを犠牲にして火山を噴火させる行動に出ます
オイラにはどうもこの自己犠牲愛で解決、ってのがいま改めてみると『古臭くて』敵わんのです
それに地球温暖化が叫ばれているこのご時勢に火山噴火によってCO2を増加させ、温室効果で寒波に対抗する
っていうのも考え方として古過ぎるし、噴煙で天候が悪化する可能性もあるので今となっては科学的根拠が薄すぎる
この点は前々から賢治の作品を研究してきた文学者や批評家の間でも通説となっておりまして、どうしても『今更のアニメ化』への疑問になってしまいます
もちろんのこと、大切に強調されているポイントはブドリの自己犠牲の精神
であるのでしょうが、そこに至るまでの過程で既に萎えてしまっていたオイラにとっては非常に残念な作品ありました
中村監督版を観た当時は、あくまで『賢治の自伝』と予習して視聴した為、このような違和感は無かったんですけどね・・・
{netabare}
ちなみに原作では再会を果たすネリとブドリですが、今作では『人さらいにさらわれて以降のネリがブドリの幻想の中にしか登場しないこと』『ネリの衰弱が食べ物を口に出来ないほど著しく激しかったこと』『人さらいの存在が超人めいてること』・・・
とまあこれらを含め【人さらい=死神】と捉えて、ネリが“さらわれる直前には既に死んでいた”
と考えられる一連の描写が、原作とは違いならがらも新しい解釈として評価してもいい
と、そう思いました
{/netabare}
{/netabare}
ただやっぱ純粋に賢治の足跡を追うという気持ちで視聴するなら、子供にも理解しやすくかつドラマチックに仕上がった中村監督版をオイラはオススメしたいなぁ・・・
唯斗 さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
暴走インコ さんの感想・評価
2.6
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 1.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
1.5
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 1.5
音楽 : 1.5
キャラ : 1.5
状態:観終わった
ごんちび さんの感想・評価
3.2
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
まかろん さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
pop22 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
じぇい爺 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
カラタチ さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
グスコーブドリの伝記のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
グスコーブドリの伝記のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
グスコーブドリ(ブドリ)はイーハトーブの森に暮らす樵(きこり)の息子として生まれた。冷害による飢饉が招いた一家離散、火山噴火の影響による職場の閉鎖などといった苦難を経験して育った彼は、イーハトーブ火山局の技師となり、噴火被害の軽減や人工降雨を利用した施肥などを実現させる。ところが、ブドリが27歳のとき、イーハトーブはまたしても深刻な冷害に見舞われる。火山を人工的に爆発させることで大量の二酸化炭素を放出させ、その温室効果によってイーハトーブを暖めよう。───ブドリは解決法としてそのように提案したがしかし、彼の案を実現するためには自らの犠牲を覚悟した誰か一人が最後まで火山に留まる必要があった。年老いたペンネン技師が最後の一人になろうとするが、ブドリはそれを引き止めた。そうしてブドリは、皆に黙って自分が最後の一人として残る。決死のブドリが火山を爆発させると、見事に冷害は食い止められた。イーハトーブは救われたのだった。(アニメ映画『グスコーブドリの伝記』のwikipedia・公式サイト等参照)
小栗旬、忽那汐里、佐々木蔵之介、榎本明、草刈民代、林隆三、林家正蔵
原作:宮沢賢治、キャラクター原案:ますむらひろし、 監督:杉井ギサブロー、脚本・絵コンテ:杉井ギサブロー、音楽:小松亮太
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『RAINBOW -二舎六房の七人-』(レインボー・にしゃろくぼうのしちにん)は、安部譲二原作・柿崎正澄作画による漫画作品。\n 昭和30年。罪を犯し「湘南特別少年院」二舎六房に堕ちたマリオたち6人は、同房のアンチャンの教えを胸に、ケンカやリンチが繰り返される毎日の中で不条理と向き合い、強く...
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放送時期:1997年7月12日
エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2002年7月20日
何となく日常を過ごす、ごく普通の女子高生・吉岡ハルは、ある日、車に轢かれそうになった猫を助ける。助けられた後、その猫は日本語で礼を述べ、二足歩行で歩き去る。実は、彼は猫の国の王子・ルーンだった。 次の日、猫の国から、王子の命を救ったお礼の品が届けられるが、猫じゃらし、マタタ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
「これは、ゲームであっても、遊びではない」 2022年、とある大手電子機器メーカーが「ナーヴギア」という仮想空間への接続機器を開発したことで、世界は遂に完全なるバーチャルリアリティを実現させた。主人公キリトは、このナーヴギアを使ったVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤー...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
「TARI TARI」今夏放送開始 制作:P.A.WORKS、キャスト:高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織 ほか
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
私立山星高校文化研究部内で次々と起こる実際ではあり得ない不思議な現象、<ふうせんかずら>による謎の企み、それにより主人公八重樫太一をはじめ永瀬、稲葉、桐山、青木の友情が成長していく。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
平凡な男子高校生、相良良晴が突然400年前の日本にタイムスリップ!そこは血を血で洗う戦国時代だった……が、ちょっと雰囲気が違う??そんな乱世で良晴が出会った一人の美少女、その子の名は「織田信奈」日本史上最も有名な戦国大名、「尾張の風雲児」こと織田信長────ではなく、織田信奈!?明智光...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2012年7月1日
いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジ...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の”調停官”となり、故郷のクスノキの里に帰ってき...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
生徒数6000人を越えるメガ学園「私立高藤学園」に通う大島裕樹は、幼馴染の住吉千里とともに食品研究部(ショッケン)の部員だが、大した活動もせず堕落した日々を過ごしていた。そんな時、次期生徒会長有力候補の東雲皐月が「無実績部活の整理及び廃止」を提案し、ショッケンは廃部の危機に陥る。...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
七森中の「娯楽部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとし...
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
かつて神を殺してその権能を得、カンピオーネと呼ばれる高校生・草薙護堂。平穏な生活を送ることだけを望む彼だが、自称「愛人」のエリカによって荒ぶる神々との騒動に巻き込まれることになる。
ジャンル:TVアニメ動画
放送時期:2012年夏アニメ
別冊少年マガジン(講談社)2009年10月号(創刊号)から連載中。さよなら絶望先生の久米田康治原作、ヤス作画による別冊少年マガジン連載の女子落語漫画「じょしらく」のTVアニメ化が決定!アニメーション制作をJ.C.STAFF、監督を「Another」の水島努。キャラクターデザインを「あの夏で待ってる」...