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「PSYCHO-PASS サイコパス(TVアニメ動画)」

総合得点
90.2
感想・評価
5604
棚に入れた
26485
ランキング
60
★★★★★ 4.1 (5604)
物語
4.3
作画
4.0
声優
4.1
音楽
4.1
キャラ
4.1

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PSYCHO-PASS サイコパスの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

SF作品の新たなる金字塔、社会性の是非と意思の自由への向き合い方を描いた傑作、おすすめ度★★★★★

法が人を守るんじゃない、人が法を守るんです

SFドラマとリアリティの融合とも言える極致のようなシナリオは見ていて引き込まれる。物語の雰囲気は管理社会特有の閉塞感と、監視官達による刑事ドラマ的な側面をも含み、凶悪犯との戦闘だけに留まらない複雑多様な内容。

シビュラシステムは一見理想的でこそあるが人間への厳重な管理体制や犯罪を起こしていない人間も数値化したデータで起こしそうだと判断されたら即処刑というシビア極まる恐ろしさがあり、異常性も同時に感じられるつくりになっている。

そんな中で上述の犯罪係数が上がらない凶悪犯、槙島聖護というシビュラシステムへのアンチテーゼとも言える存在は、まさに抜け穴とも言えてしまう。彼のカリスマ性とシビュラシステムのあり方に相反するスタンス、人間の意思の自由を掲げるという、悪ながらも管理社会の否定を描く立場としてかなりいい悪役であった。

狡噛と常守のバディを中心に話が進み、常守は青い所がありながらも最終的にシビュラと対等に渡り合う関係となるほどに成長し、自らの信念を強く持ち続けるキャラで好感触。狡噛や宜野座も最初はスカしたキャラだなぁと思いつつも(特にギノは口うるさいキャラで鬱陶しいとは感じた)話の起因や経験を経るごとに見方が変わる。狡噛と槙島の対決は、試合に勝って勝負で負けたという感じの終わり方で、槙島は死亡したが思考の面では槙島に1歩上を行かれた終わり方はやるせなさを感じる。

作画や音楽面でも印象的で、ディストピアと近未来感溢れる風景のビジュアルやダークな世界観がうまくハマっている。1度見るととんでもない勢いでのめり込める作品だと思っている。とはいえメディア展開が多くて劇場版と小説も追い切れないよ…

投稿 : 2024/10/22
閲覧 : 27
サンキュー:

2

ネタバレ

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何が理想的なのか…

オリジナルアニメで楽しみにしてたんですが、1話は暗いしグロイしで、うーんと放置。
しばらくして2話みたらおやっ?と思って視聴決定。
甲殻機動隊系が好きなら観れるんじゃないでしょうか?バイオレンス系苦手な人は最初引くかも知れませんが、主人公が女性なので常に血みどろになる展開はないので大丈夫じゃないかと(私感)…。
犯罪を起こす可能性を数値で判断できるシステム(危険人物スカウターとでもいいましょうか…)が構築された近未来…そこは人類の理想郷だと思います?

私のツボ:そのエンブレム…星界の紋章じゃないの

PSYCHO-PASS 2
2期視聴済み(評価は変わらず)
1期からの続きであり、主人公の監視官が管理システムと向き合う姿が描かれています。新人から頼もしい監視官になった主人公の成長が1つの見せ場です(なので1期は見ておきましょう)。前作より更に進化していくシステム・・・常に管理される社会どこまでが人間らしさなんでしょうね・・・。

私のツボ:素晴らしい位、制服なのにエロさを感じない主人公


劇場版・SS(三部作)・PSYCHO-PASS 3視聴済(2020.1)
当然、1期から通じて視聴してないとちょっと厳しい(登場人物の相関図や世界観の理解)。個人的にオリジナルでありながら3期まで一貫した人物や設定の踏襲はやはり嬉しい。急に別物にしたりスピンオフものにしたりされるとちょっと残念だし・・・。ただ3期は途中なので続きは劇場版でとなるのかな?

私のツボ:霜月ちゃんがいいキャラになった


劇場版 PSYCHO-PASS 3 FIRST INSPECTOR視聴済(2023.7)
一応、一つの決着を見たという所ですかね(2023年の劇場版は過去の補完話ですし)。できれば、常守が復帰再編される刑事課と今後のシステムと人類の折り合いや対立なんかを見てみたい気もしますが・・・霜月ちゃんが鬱になりそうなのでやめときますか(笑)。

私のツボ:ダンゴムシTUEEEE!


劇場版 PSYCHO-PASS PROVIDENCE 視聴済(2024.6)
大まかに言えば、常守ちゃんが何故、「3」で隔離状態になっていたのかその事件のあらまし。
一応進化し続ける「AI」に対して、この作品なりの答えを常守ちゃんを通して出したというべきものなのかも知れない。共感というよりも結局、答えは、未来に委ねるしかないという答えのないものとしか言えないわけだが・・・考え続ける事こそが「人」である証明なのだろうか(笑)。
ただ、個人的には現在の見せかけの「共産主義」や「社会主義」を標榜するまがい物国家は即刻「AI」に支配された方がマシ?なのではないかと思う。一部の蒙昧な権力者に支配され、欺瞞と搾取に満ちた生活を続けるくらいならある程度、公正・公平さを持ちうる「AI」の方が納得できるだろう。無論、その「AI」の独立性が確立、保証されなければ意味がないわけだが・・・す・る・わ・け・な・い・わ・な・!人間だもの・・・。

私のツボ:榊原さんの愚問だな

投稿 : 2024/06/10
閲覧 : 645
サンキュー:

19

ネタバレ

rokirokino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界観の構築やテーマは良いが、後半は世界観の広さの割に規模が小さく見える

今のところシーズン1しか見ていません。

世界観の構築やテーマは良かったし、特に前半の大体1話完結のあたりは
未来の世界における多種多様な犯罪の在り方と犯罪の定義を問うもので
各キャラにスポットも当たる内容だったので良かったと思う。

後半も、シビュラシステムの真実については面白いと思ったが、
シビュラシステムが大層な物であるという描き方をしていながら、
たった1人の例外を追うのに苦労してる所がショボく見える。
ただの公安の1組織の内1人が欠けて1人が弱体化しつつあることを懸念して
主人公に情報を公開してしまうスケールの小ささも引っかかる。
全能の存在ならそんぐらいなんとかしたら?と思う。

常守朱の言っていることや考えは非常に好きだし正しいと思う。
法律を守るべき存在が法律を越えた正義に手を出してしまうという話の答えとして「それでも法律に従うべき」という考えに至る主人公
(LOST JUDGEMENTのキムタクのように)は好きだ。
「法律を守るべきだ」という意見は規律的で一見冷たく聞こえるが、
法律とは犯罪を憎む人々の思いの積み重ねであるという言い方をすることによってそこに温度を与えているのが良いなと思った。

だがシビュラシステムと常守の問答はシビュラシステム側がバカに見える。
やはり全能の存在でありながらいくらでも反論できる事しか言ってないのが引っかかるので、1期を通しても解決しないシビュラシステムという大きな敵の割にショボく見えてしまったのがこの評価の要因。

スケールがショボく見える要因として槙島も大した奴に見えなかったのもある。
やってる事はシビュラシステムに異議を呈するという点でまあまあ筋が通っている気はするが、前半も後半もけっこうすぐやられちゃってるのがうーんって感じ。
「狡噛が槙島の考えを極限まで理解できる」と言うのも、
そこに納得させるロジックがなくて、
全てにおいて狡噛がこうだと言えばその通りになる感が強い。
それは槙島の考えが読めているように描写できているのではなくて、
脚本上そう描いてるからそうなってるだけだよねっていうように見える。
あまりにも狡噛の予想通りに行き過ぎてるから脚本の都合感が凄い。

あと結局殺して終わるんかい、そこは常守が止めてほしかったけどな。
まあ狡嚙の失踪が次シーズンに続いてストーリーが展開していくだろうし
そこは許容範囲。

後はキャラの掘り下げも個人的には少ない。あまり感情移入できない。

投稿 : 2024/04/08
閲覧 : 76
サンキュー:

1

ネタバレ

くまごろう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ザ・虚淵作品

視聴完了
全22話

ジャンル
サスペンス

タイトル由来
現実世界のサイコパスではなく、それを機械によって観測できるようになったアニメ内の用語を指すと同時にダブルやトリプルミーニングになっていると思われる。

設定
シビュラシステムというシステムが確立した近未来。
機械によって心が測定できるようになり、その人の将来予測や犯罪予防が行われており、日々の平穏な反面自由を失っている世界。

ストーリー展開
主人公つねもりあかねは公安の1年目(この世界の公安はイメージにある日本を守る陰の組織ではなく、シビュラシステムにより犯罪が撲滅される中で日本を守る警察みたいなもの)で,監視官として配属になった。そこには執行官という犯罪係数が一定値を超えた中から、シビュラシステムにより選ばれた存在がおり、協力して捜査に臨む。
事件としては導入→ドローン工場バラバラ殺人→電脳有名人殺人→女学院殺人標本事件
導入は作品のシステムとそれぞれその立場の紹介のためだったが、それ以外の3事件は殺人の芽を育てる黒幕、まきしまの存在が見え隠れしていた。
女学院事件で執行官であるこうがみに目をつけたまきしまは、あかねの友人を餌に自分の協力者である狩人にこうがみとのバトルを焚き付ける。
そのバトル自体はこうがみの勝利で終わったが、その場で気を失ってしまい、あかねの友人は再びまきしまに攫われる。そこにあかねが追いつきまきしまを止めようとするが、まきしまは犯罪係数が全く上がらない体質で、唯一の武器であるドミネーターは反応しなかった。
その状況に楽しみを見出したまきしまは、あかねに自分のショットガンを渡し、これから友人を殺す。止めたければそのショットガンで私を殺せ。と告げる。
警察であっても自らの判断で人を裁く、ということが必要なくなった世界。震えながらもあかねは銃を撃つが、震え目をつぶって撃った銃が当たるはずもなく、約束通りまきしまは友人を殺してその場を立ち去る。

その後立ち直ったあかねは敵討のため傷と向き合いながらモンタージュを作成し、まきしまを捕えようとする、がまきしまは犯罪係数を誤魔化すヘルメットを作成し、暴動を引き起こしながら、シビュラシステムそのものの破壊を目指し厚労省のとある施設に忍び込む。
それに気づいたあかねたちもまきしまを追う。
2手に分かれたまきしまたち。あかねとこうがみはまきしまを追い屋上に、かがりは地下へ向かった。
屋上はまきしまとこうがみのバトルになりマキシマの勝利!と思った瞬間にあかねの一撃が決まり捕縛。
一方で地下にはシビュラシステムの秘密が隠されており、それを見た人物は全員殺されてしまった。

黒幕であるまきしまが捕まり一件落着かと思いきや、シビュラシステムが自らの秘密を明かしまきしまを仲間に引き入れようとし、その隙をつかれまきしまは逃亡する。

その後まきしまはバイオテロを計画し、その道の権威に協力を求めるが拒否されたため殺害。それをこうがみが嗅ぎつけ、さらに公安も続き舞台はウイルスの管理施設に。

途中まきしまのトラップから息子を守るためおやっさんが死亡。最終的にはこうがみがまきしまをころして消息を断ち終了。


途中
感想
総評点
良かった点

悪かった点

レビュー

投稿 : 2024/04/03
閲覧 : 244
サンキュー:

2

ネタバレ

永チャン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

個人的No.1アニメ

AIと人間という受験の面接で聞かれそうなテーマを扱った作品

哲学的な作品で、深く考えさせられた。登場人物一人一人が、加えて敵さえも魅力的だった。2周観たくなるアニメだった。

投稿 : 2023/11/26
閲覧 : 101
サンキュー:

2

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

現代版攻殻機動隊

だけど攻殻機動隊とかよりかはわかりやすいイメージ
狡噛と槙島のふたりが終始かっこよすぎた
後半はほとんど槙島メインのお話になってたけど
それが痺れるほどよく続きが気になったよね

犯罪係数が見れる世界線だと平和なのかなる
サイコパス係数高くて自分は殺されるのかなとか色々考えるとぞっとするよね
そして登場人物みんなかっこよすぎねww
これが10年も前のアニメかと思うとおそろしい、、、

投稿 : 2022/10/01
閲覧 : 196
サンキュー:

5

ネタバレ

ひろぞう さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作品性は高く評価できる物の、差別用語として定着させたのは、この後の社会の爆弾化している

サイコパス
これは虚淵玄が世の中に広く浸透させてしまった言葉だが
今の多用されている、常用語になってしまったのは。当人自身も不本意であろう
自称識者から一般層まで多用されている現在の状況には、個人的にはある種の危険さを強く感じる
どこに危険さを感じるかというと、戦前戦中多用された「大和魂」並に使用者にとって有利な言葉と化しているから
どちらにもいえるんだが、はっきり言えば意味曖昧語でしょ
ただどちらも強い意味を持っている「と思われている、誰にも明確な定義なんて不可能」
使用者の用法によって、この一言を持って他者に対する、いかなる権利の蹂躙、剥奪も可能、生殺与奪権が発生しかねない
だから俺はネトウヨとかパヨクの用法にも断固反対側で
国粋も極左もいかなる原理主義も大嫌いだよ
ただネトウヨ、パヨクのレッテル張りをしただけで、何の論理批判せずにその人間のすべてを否定できてしまう、現状に対して危険さを感じているからこの言葉が嫌いで
その上位互換として「大和魂」だの「サイコパス」という言葉ができあがっていて
現在の状況ではこれを理由に、差別なんて生やさしい物ではなく、テロリズム、凶行、ジェノサイドに及んでもいいという、言葉の一人歩きは、超危険な状況を現在孕んでしまったと感じている
たぶん俺は終生この四語使った言説はしないだろうな
それってこういうレッテル張りをする、こういった用語を使用することは、自分の「地頭」の悪さ露呈しているだけだから
人がレッテル張りするのは、論理的に不可理由を説明できないから、こういう用語に頼る、つまり思考力も論理展開力も、私にはありませんよと代弁しているような査証で
あほはあほだと気違いは気違いだ、病気は病気だごみはごみだと、どんなにつたない言葉を用いたとしても、説明注釈を入れていく
それが正しい言説、開かれた言説という物だろう
これの一大問題は作り手側の作中で問いかけたかった、諸問題について「サイコパス」という用語の一人歩きによって
真逆の方向に現代社会で言葉が一人歩きし始めていることで
だからその危険性、時限爆弾孕んだような今の状況では
作品に対しての評価が付けられないんだよな、これから先の派生ルート考えたときに、そら恐ろしくなる未来予測しか思い浮かばないから
この一言を持って明日、長い水晶の夜にならないって誰が言い切れる
5.15、2.26に発展しないって誰が言い切れる
だからこそこういう用語が一人歩きしたときの恐ろしさがあるし、また安易に使用すべきではない
ナチ党のユダヤ人撲滅、ゲットーへのガス室送りの根拠とされた、シオンの賢者の議定書なんて、フランス革命期の出版もされなかった三文小説の切り取り部分で、それがロシアに渡り欧米に逆輸入された物だ
このサイコパスという一言で、将来それにならないと誰が言い切れるものか?
だからそこ差別用語として用例として安易に使う奴ほど、知恵足らずなんだ

投稿 : 2022/08/29
閲覧 : 257
サンキュー:

4

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

その銃口(システム)は、正義を支配する。

 面白かったですね。全体的に登場人物がカッコいいし、シビュラシステムに翻弄されながらも強く生きる、正義を貫く刑事たちの姿が良かったです。

 近未来刑事もの。全22話。前半は何かしら事件と凶悪犯罪者が発生し、1つ1つの事件を解決する話です。前半を通して、シビュラシステムが社会にどう浸透しているのかを提示しています。

 ところが中盤から、{netabare}前半の事件を裏から操っていた槙島聖護という男が本格的に動き出します。朱の友人をさらい、狡嚙をおびき寄せてさながらデスゲームのように狡嚙を試します。刑事課一係のメンバーも駆けつけ、なんと朱が槙島と対峙します。槙島は銃を差し出しそれで僕を殺せ、と言われますが朱は引き金を引けず、そのままその友人が殺害されてしまいました。{/netabare}そこから話が急展開します。

 僕も「まどマギ」や「Fate/Zero」が好きなので虚淵玄さんが脚本を務めるこのアニメも見てみようと思い立って見てみました。前半は刑事モノでしたが、後半から正義とは、正しさって何なのかという哲学的な内容になって、「ああ、やっぱりこれも虚淵作品だなぁ」と感嘆したものです。

 このアニメの見どころは、大雑把に言えば①常守朱の成長、②狡嚙慎也と槙島聖護の対決、だと思います。

 ①から。{netabare}朱はテストを首席で卒業するエリートですが、とはいえ刑事課の新人です。まだ罪を犯していない人に銃口を向けることに違和感を覚えていました。ところが中盤の恐ろしい展開をきっかけに、悩みや葛藤が深まります。そして終盤でシビュラシステムの真相を知り、このシステムにどう向き合うか、システムに依存することなく自分で考えて行動する一人の立派な刑事として成長するところがとても良かったです。最後は後輩を堂々と引っ張れる、立派なリーダーになっていましたね。{/netabare}

 そして②。{netabare}二人ともシビュラシステムの被害者です(そもそもこのアニメの人物皆が被害者かもしれない)。狡嚙は親友の仕事仲間の無惨な死を目の当たりにし、黄色信号を出されたが元凶の槙島の登場によりもう法律では奴を裁けないと判断し、自ら社会のルールから外れてでも正義を貫こうとします。この覚悟はカッコイイですねぇ(-ω-)/

 槙島の方も、元凶ではありますが、彼もシビュラシステムに引っかからず犯罪を犯しても裁かれない、自分は普通の人とは違う、そういった点でこの社会に疑問を抱き、陰ながら反逆したのでしょう。一方で常人とは違うという孤独も抱えていたと思われます。{/netabare}

 こんなわけで僕はこのアニメ、好きです。サブキャラの印象がちょっと薄い、登場人物の名前の漢字がムズイ、とは思いましたが、、、。

 最終的に社会のシステム自体は変わっていません。今のシステムにどう向き合うか、ただ愚痴や不満を漏らすだけでなく自分の頭で考えたり心で正しいことを感じて行動に移していく、そういった結末にこの物語は行きついたんだと思いました。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくれてありがとうございました。

投稿 : 2022/05/31
閲覧 : 502
サンキュー:

27

ネタバレ

mizumi さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現代の数字絶対主義に対するアンチテーゼ

サイコパスの世界では、シュビラシステムによって社会が運営されており、犯罪係数によって人々が裁かれ、その秩序が保たれている。しかし、免罪体質者である槙島の登場によって、その平穏が脅かされることとなる。

これは正しく、現代の数字絶対主義に対しての警告である。サイコパスの色相を逐一気にするサイコパス世界の住人と、感染者の上下動で一喜一憂する私達がよく重なって見えてしまう。技術が発展し、何でも可視化、数値化できてしまう時代だからこそ、そこに囚われない心持ちが必要なのかもしれない。

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 158
サンキュー:

5

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スーパーコンピューター(?)が犯罪者を管理してる未来の世界のおはなし

深夜と正午? PSYCHO-PASS サイコパスの感想


未来の警察のお話

シビラシステムってゆうスーパーコンピュータみたいなのがあって
悪いことしそうな人がする前に分かっちゃうの
それで警察がその人たちを捕まえようってするんだけど。。


悪いことする前につかまえるとかってにゃんは考えられないけど
ほんとにあったらこわいよね。。

はじめはただ事件を解決してくおはなしなのかなぁ。。って思って見てたけど
だんだんいろんなことが分かってきて
そんなかんたんなおはなしじゃナイって分かってくるの

このおはなしで正しいことって何?とか
人間はコンピュータとかに全部まかせちゃっていいの?とか
いろんなこと考えながら見るアニメだって思う

ふつうの警事ドラマみたくいろんな性格の人とかいて
おわりの方はかっこよかった☆


ただ主人公のアカネちゃんの顔がちょっとヘンな感じで
しばらくなれなかった。。

コウガミさんははじめはいやな感じの人だなぁって思ったけど
だんだんかっこいいなぁ☆って^^


気もちわるいシーンとかもあったけど
マジメなおはなしだから終わりまで見たほうがいいかも。。


↓は1話ずつの感想
見おわって時間がいっぱいあったら読んでくれたらうれしいな^^

(*´I`)y─┛.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○.。o○

{netabare}
22話目
{netabare}
とってもよかった終わりだと思う

「法が人を守るんじゃない 人が法を守るんです」って
かっこよかったし
逃げたマキシマのトラックにつかまってタイヤをうったり。。
アカネちゃんすごかったね^^

マキシマが言ってた
「だれだって孤独だ。。もうだれも人を必要としない。。」って
本当はマキシマってコウガミさんが必要だったんだよね。。きっと

アカネちゃんが泣いてたから
コウガミさんも死んだのかなぁって思ってたら
マキシマは死んだみたいだけど
コウガミさんは逃げたみたい。。よかったぁ☆

シビラシステムはそのままだし
ギノザさんはしっこう官になって
新しいかんし官が来て。。

お話しは終わっちゃったけど
これから2期があるかも。。みたいな感じ
あったら見てみたいなぁ
{/netabare}

21話目
{netabare}
アカネちゃんかっこよかったぁ~
ヤヨイさんの気もちがよく分かった。。

お父さんもかっこよかったね。。
ギノザさんはコウガミさんにしっとしてたのかな?
でもお父さんはやっぱりお父さんだったんだ
死んじゃったのかなぁ?助かってほしいけど

ギノザさんも「その手をはなすなぁ~!」って
言ってたけどね。。( ノω-、)クスン

コウガミさんもかっこよかったけど
今週はやっぱりアカネちゃんだったね^^
間に合ってほしいなぁ☆
{/netabare}

20話目
{netabare}
アカネちゃんとうとうシビラシステムのヒミツを知っちゃって
シビラシステムってほんとにアカネちゃんの考えてること
分かっちゃうんだね

シビラシステムとアカネちゃんの話し合いと
いろんな人と話したりしたこと
(アカネちゃんの頭の中で)って
いろんなこと考えられるみたい。。

でもにゃんはおばかだから考えはじめると
頭の中がくすぐったくなっちゃうから
スルーしちゃうね。。(ゴメン) 

きっとこのアニメを見たあにこれの頭がいい人が
かわりに考えてレヴュー書いてくれるって思う。。
ってゆうかだれか教えて☆人(^□^*) オネガイ

それからアカネちゃんの推理ってすごいなぁ。。
コウガミさんも頭がいいけど
アカネちゃんがこんなに頭がいいって思ってなかった^^
シビラシステムにゆうこと聞かせるのもすごいね
{/netabare}

19話目
{netabare}
サイコパスって何?
こころって何?

正義のためにじゃなくって
たぶん自分がそうしたいからするんじゃないのかなぁ。。
マキシマはそうしたいからそうするし
コウガミさんはそんなマキシマを許せないからそうするし

だから2人が似てるってそういうことかも。。

このお話って
正しいことってだれかが決めるんじゃない
自分で決めるんだ。。って言いたいのかな?

さいごにシビラシステムは
アカネちゃんに本当のことを教えるみたいだけど
アカネちゃんはどう思うんだろう。。

さいごは1話目のはじめのシーンになるのかな。。
{/netabare}

18話目
{netabare}
コウガミさんはマキシマをころさないと事件がまたおきるって
思ってるみたい
きっとそう。。だとにゃんも思う

でもほんとうにわるいのって
シビラシステムじゃないのかな?ってにゃんは思うんだ
だってマキシマをころさないようにしたのって
シビラシステムだよね

それだけじゃなくって
マキシマを仲間にしようって思ってるし。。
マキシマがいなくなればって思ってる
コウガミさんのことをころそうってしたし

コウガミさんってなんとなくそのことに気づいてないのかな。。
それでもマキシマだけをころせば
事件がおきなくなるってほんとに思ってるのかな?

コウガミさんってやっぱりバカだね。。
アカネちゃんに書いた手紙
聞いててにゃんは悲しくって泣いちゃったよ。。
{/netabare}

17話目
{netabare}
シビラシステムの正体が分かったね。。
だれがこんなにだめだめなシステムはじめにつくったの?って
にゃんは思ったけど

でもシビラシステムって機械じゃなくって
人間の脳だったんだから
裁判官の人のかわりに
シビラシステムがなっただけじゃないのかなぁ。。

それってわるいことなのかなぁ?
(きっとわるいことなんだよね。。たぶん。。)
にゃんってほんとにおばかだから
かんがえてもやっぱり途中で分からなくなっちゃう。。

それでこのお話ってどうなってくのかなぁ。。
さいごにマキシマが死んでおわりとかになっちゃうのかな?
{/netabare}

16話目
{netabare}
ナノタワーで3人が上と下に分かれたけど
にゃんは1人で下に行ったしっこう官って
あぶないなぁ。。って思って見てたけど
さいごに出てきた人(?)見て。。えっ!?。。

あれってひどいよね。。
てゆうかシビラシステムの正体ってなにかまだ分からないけど
ぜったいだめだめなシステムだよね。。

上の2人はバトルが多かったけど
マキシマってちゃんと逮捕されたのかな?
にゃんはなんとなくちょっと心配なんだけど。。

来週はシビラシステムの正体が分かるのかなぁ。。
{/netabare}

15話目
{netabare}
今週もかわいそうなところがいっぱいあった。。

マキシマがほんとにねらってたのってナノタワーだって
そこでシビラシステムがぜんぶのサイコパスをはんていしてるの?

でもどうしてかな?
わざとかくしてるみたいでなんとなくヒミツがあるみたい。。
{/netabare}

14話目
{netabare}
今週は見てるのがくるしかった。。
にゃんの犯罪けい数もあがったかなぁ。。

でも
このおはなしのほんとに言いたいことが分かってきたみたい
たぶん
機械とかシステムとかにぜんぶまかせてもいいの?って
みんなに聞いてるみたい。。

だってひどいよね。。
目のまえでだれかがころされそうになってても
だれも分からないなんて

これってイジメとかににてる気がする。。
だれかがいじめられてても
みんな知らんぷりして先生に言おうってもしない

でもみんな
どうしたらいいかなんて分からないんだって思う
にゃんも分からないよ。。

きっとサイコパスのおはなしに出てくる人たちだって
どうしていいか分からないんだって思うなぁ
{/netabare}

13話目
{netabare}
うぅん。。今週はいつもよりむずかしかったぁ。。

それで公安局のえらい人が言ってたのって。。

シビラシステムには欠点があるってもう分かってるけど
発表したらみんなの信用がなくなるから
かくさないといけない。。って
そのためにあなたたちがいるんだからなんとかしなさい。。

そんな感じかな(たぶん)

アカネちゃんはつよいしフシギな人みたい
でも。。おえっ。。ってしてて
にゃんはなんとなくお友だちになりたいなって
やっぱりシビラシステムがえらんだ人なんだ(いいイミで)

さいごのギノザかんし官とマサオカしっこう官のおはなしって
にゃんはびっくりしちゃった!
{/netabare}

12話目
{netabare}
ヤヨイさんがしっこう官になったときのおはなし
11話のつづきが気になってたのではじめは???
なんだかよく分からなかった

お友だちがシビラシステムに反対して
犯罪をしようってしてそれを止めたかったのにできなくって
しっこう官になった。。

おはなしの中でコウガミしっこう官が
シビラシステムは正しいとか言ってて
11話目を見たあとのこのおはなしって

正しいものってなに?
シビラシステムをかえようってするのがほんとに悪いこと?
とかって言ってるみたいってにゃんは思った
{/netabare}

11話目
{netabare}
マキシマショウゴとアカネちゃんが会って

マキシマはドミネーターが
犯ざい係数をちゃんとはかれないみたい
アカネちゃんのお友だちのユキを人質にしてても
うつことができないの

それでほんものの銃をアカネちゃんにくれて
自分を止めないとお友だちをころすって。。
ユキちゃんははたすけてー!ってさけんでて
でもアカネちゃんはうてなかった。。

お友だちがころされるのに
たすけることができるのに
何もできないアカネちゃん。。

自分できめられない。。

にゃんはただ
わー!どうしよう?どうしよう?って泣きながら見てるだけだった

ドミネーターがうってもいいって言ってうったら
それってうったのは自分でも
ドミネーターがうったのとおなじなのかな?

だれがいい人でだれがわるい人って
だれはころしてもいい人でだれはころしちゃだめな人かって
だれがきめたらいいのかな?
自分できめちゃっていいのかな?

にゃんだったらどうすればいいのかなって
かんがえたけどよく分からなかった。。
{/netabare}

10話目
{netabare}
アカネちゃんのお友だちからメールでよびだされて
コウガミさんとそのばしょに行ったら。。

ほんとはコウガミさんをよびだして狩りをしようってしたんだね
犯人ってヘンな人。。

にげるコウガミさんを見てたのしいだけじゃなくって
コウガミさんがあかねちゃんの友だちをおいて
自分だけたすかるんじゃないかって。。
そこまで見てるみたい

でもコウガミさんってアカネちゃんのこととってもよく言ってたのに
アカネちゃんはコウガミさんのこと自分をふりまわすって言ってて
ちょっとわらっちゃった

でもなんとなくおはなしが
「BTOOOM!」みたいになってきたみたい。。
{/netabare}

9話目
{netabare}
今週は気になったところが2つあった

カラダだけじゃなくって脳までサイボーグになったら
それでも人間なのかなぁ。。って

あと。。ギノザかんし官のお父さんのおはなしはかなしかったね。。
ほんとに一生けんめいに犯人つかまえようってしたら
じぶんも犯罪者になっちゃうのかなぁ?
そんなことってあるのかなぁ?

おはなしはまだつづいてるけど
さいごのおはなしがマキシマとコウガミしっこう官の
1話目のさいしょにつづくのかなぁ?
{/netabare}

8話目
{netabare}
先週のつづきだけど
だれがやったか見てる人は分かってるから
おはなしがどうなってくのかっていうのが
たのしみなのかな?

いろいろあったけど
やっぱりまだうらの人はつかまらない。。
じけんはじけんですすんでいくみたい

でもにゃんは思うんだ
ほんとはそのじけんをおいかける
コウガミしっこう官のおはなしみたいな気がするなぁって
{/netabare}

7話目
{netabare}
気もちわるいところがいっぱいあるけど
きれいな絵になっててころすところとか出てこないから
見てられるのかなぁ
なんとなく地獄少女みたいな感じがした。。

でもにゃんはオウリョウさんの気もちがよく分からない
地獄少女だとうらんだりにくんだりっていう気もちが
あー分かる。。でもダメだよ。。って見てられるのに
サイコパスってやっぱりよく分からないなぁ。。
{/netabare}

6話目
{netabare}
3年前のじけんののうらにいた人が
まだつかまってなくってほかのじけんがおきてるのかな

かんし官がしっこう官になるかもしれないってこわいね

このおはなしって絵がきれいだけど気もちわるいね
それでちょっとむづかしいね
{/netabare}

5話目
{netabare}
ジケンはおわったけど
まだかくれてる人がいるみたいだし
これからまた何かおきるのかなぁ

コウガミさんって前は。。だったんだ
このおしごとって一生けんめいやると
自分も。。。なっちゃうのかな

まどかマギカ思い出しちゃった
{/netabare}

4話目
{netabare}
今週は
あんまり気もちわるいとことかなくって
よかった(ほっ)って思ったら
おわりのほうで。。

でもおばかなにゃんも
やっとこのおはなしが分かった
未来のせかいの刑事ドラマなんだぁ^^
(って思う。。たぶんw)

未来だとあにこれも
あんな感じになっちゃうのかな?
ちょっと行ってみたいな♪。。

なんかにゃんの感想
あかるいおはなしみたいだけど
おわりのほうで
やっぱりくらかったんだって。。

おはなしは来週につづくみたい。。
{/netabare}

3話目
{netabare}
にゃんもいじめられたから
このおはなしってとってもいやだったなぁ

人をいじめてたのしいなんて
それで
そういう人たちを見て止めないなんて

それってサイコパスじゃないのかな?

人をけったりするのって
つかまえたりできないのかな?

とってもいやなおはなしだった
{/netabare}

2話目
{netabare}
今日はなにもなかった。。
反省の回かな?

くらいけど
おいかけてころしたり
ころされたりっていうおはなしとは
ちょっとちがうみたい。。

アカネちゃんが
いろんなしっぱいとかして
えらくなってく
みたいなおはなしなのかな?

来週くらいから
どんなおはなしか
分かってくるのかも。。
{/netabare}

1話目
{netabare}
とっても悲しいおはなしだった

はじめの男の人はワルイことしちゃったから
しょうがないのかも。。

でも人質にされちゃった女の人って
まだなんにもしてないのに。。
はじめから泣いちゃった

コワかったし。。くらかった。。

音楽とか音が
えいが見てるみたいにひびいて
にゃんも
ドキっドキっ。。てとまらなかったよ

みんなのレヴュー読んでて
まどマギを書いた人が書いたって
分かった

だからかな
ちょっとにてるって思った

追いかけてる人もいつか
じぶんもおいかけられちゃうかもって
コワいしかなしいネ

見てたらいつも泣いちゃいそう

ちょっと気になったの。。
あかねちゃんの目がうごかなくって
ちょっとコワかった

あと
さいしょに出てきた男の人2人の名前
メモってたら
しんやとしょうご。。だったから
ちょっと気になっちゃった
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2022/02/28
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356

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タータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今更でも見るべき

神アニメ神アニメとは聞いていたけど、なんだかんだ見てなかった本作を見て見たらホントに神アニメだった。面白いよと期待し過ぎると穿った目で見がちだけど、これだけハードル上げて見ても面白いと思えた。SFとしても刑事物としても話は完成されてたし、キャラも敵も味方も全員魅力的でいいキャラだった。{netabare} 朱の友達が人質に取られるところはホントに衝撃的だったし、征陸さんと宜野座さんの関係の描き方も良すぎて最後は泣きそうになった。 {/netabare}

まだ見てない過去の名作も見て行こうかなと思えるいいきっかけになった。
二期やら劇場版やらもあるみたいなので、近いうちに見て見たい。









蛇足ですが、私は可愛く且つ芯の強いヒロインがめちゃめちゃ好きみたいですw

投稿 : 2021/12/04
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4

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ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あれ…終わってる…?

―それが観終わった後の第一声でございましたとさ。
まぁ、様々に展開していくことは容易に予想できたけれども、それでも。
クォリティは高いので、納得がいっていないわけではないのだが…なんでしょうね、この感覚。不快というわけでもなかったんですが。

後々考えるに、テーマ(メッセージ)の伝え方が思いのほか優しかった、という事だろうか…槙島聖護の計画は成功し、カタストロフィの中でそれを突き付けられると思っていたもので。

無粋にもそれを言葉にするとすれば、
「人は今を良くしようと先へ歩き続けるしかない」
とでもなるだろうか。

虚淵玄を軸に考えるなら(僕のようなファンでもない限りその必要はないおだが…)「まどかマギカ」の対極に位置する作品と言えるかも。
朱は人間でまどかは神。そんな感じ。
(繰り返すが、無理に虚淵玄作品というくくりで対比する必要性のある作品ではない。感想として、である。)


ドラマとしてはほぼ満点。
ラストを含め、「ハードボイルド」「渋い刑事もの」といったキャッチをつければ、そのままのイメージになるだろう。

観て損はない、とはよくある言い回しだが、クオリティと普遍性が高い娯楽作品なので、ホントそれですな。

投稿 : 2021/09/18
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4

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仁烏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

考えること

公安の「余計なことは考えるな」と槙島の「考える」の対比が印象的だった。
考えて選択する必要のなくなった世界はフィクションだとは言い切れない。
法律ではこうなってる、凡例がない、この罪にはこの罰だと決まっている。
今まで見た事ないこれは、何かの間違いに決まっているから無視しておこう。
今でも既に考えることを抑え込まれているようじゃない?
システムが決めてくれるから、それに従っていけば間違いはない。
でもそのシステムを作っているのはそもそも人間の誰か。
すればその人の意思によってどうにでもできる。
どうされても仕方のない事だ。
フィクションなのにリアルなところが惹き付けられ一気見できた。
ただ色々伏線回収とか処理が雑な印象を受けたので、2期も見なきゃいけないかなぁ。

投稿 : 2021/09/12
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3

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ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

前半のクライマックス、絶望的で救いがない

正直、1話目で微妙と思って一度挫折しました。
再チャレンジして観ていくとどんどん引き込まれます。
面白いと思ってきた矢先、前半のクライマックスです。
そう、絶望的で救いがないです。トラウマになります。エグいです。

でも、シリアスの演出には、これくらいのインパクトのある悲劇が必要なんですね。
SFですが、妙に現実感、日常感がある話なので、この内容を描いて見せるなんてズルいです。日常で自分も巻き込まれるんじゃないかぐらいな恐怖心で寒気がしました。でも、それが演出家さんの狙いなのでしょう。
犯罪がらみの話の重みは、悲劇に比例するんだなとあらためて考えさせられました。つまり、それだけ面白かったということです。

投稿 : 2021/08/15
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白いけど

キャラクターにあんまり魅力を感じれなかった。
あと途中に入ってくる新キャラの掘り下げパートは 正直邪魔だった

投稿 : 2021/04/25
閲覧 : 205
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haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2021.4.11

2回目2021.4.11

投稿 : 2021/04/11
閲覧 : 283
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latte さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

法が人を守るんじゃない、人が法を守るんです

機械に人が裁かれる世界を舞台に、人間の社会性や人としての在り方についての作品。
人の優しさも強さも残酷さも混ざっていて人間の本質ってなんだろうって思いました。

常守も絞噛さんも槙島も正しく見えて、すごく面白かった。

曲も好きだし、どのキャラもかっこいい!男性キャラはもちろんのこと、女性キャラも個性的でかっこいい!
どんどん仲間が消えていって、真実を知った常守がそれでも立ち向かうのは本当に強くて憧れます。常守みたいに自分をしっかり持った人になりたいです。

{netabare}見終わったあとのなんともやりきれない感じ。ラスト朱ちゃんが宜野座さんと同じことを新人に教えてるとことか、朱ちゃんの後ろに並んでるのがたった2人なこととか、、、強く逞しくなったけど、沢山のものを失った上に立ってると思うと気高い感じ。なんか言葉にできない思いが溢れてきますね、、、{/netabare}

グロいシーンもあるので苦手な人にはおすすめしませんが、そうじゃない人にはぜひ見て欲しいなって思います。

投稿 : 2020/12/14
閲覧 : 341
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GAMMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

近未来ディストピアの世界に泥臭い刑事モノの親近感

気づけば見終わっていた良作。

個々人のキャラクターというより
執行官という職人が
仕事に懸ける執念・情熱を楽しんで見ていた気がする。

たとえるなら『プロジェクトX』や『プロフェッショナル仕事の流儀』を
みているような楽しさ。

ディストピアと書いたように世界観が全体的にダークで気が滅入る。
特に主人公の常守(つねもり)が日本の断罪システムと
自らの信念の間で葛藤を繰り返し、回を追うごとに
目つきが厳しくなっていくのは見どころでもあり、
本作の強烈な闇を印象付けるのに一役買っている。

もし、そういった陰鬱なアクセントに加えて
・仕事人のドキュメンタリー
・刑事ドラマのような犯人とのチェイス
を好きな人ならハマる作品

私も引き続き、続編を視聴予定。

投稿 : 2020/11/23
閲覧 : 269
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シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ベテラン刑事の勘って侮れません。

2012年の作品なんですね。
それにしても舞台である未来(2112年ということらしい)の設定は
今とそんなに変わらないところもあり、すごい進んでるところもあったりで、新旧入り混じった感じで、その世界観だけでも魅了されました。
人員整理するゆるキャラみたいな警察のホログラフィー?が
可愛いんだけどリアルでもそうなりそうで逆に怖い。

物語は公安局刑事課に配属された新人の女性監視官の
常守朱(つねもりあかね)の目線で様々な事件に挑みつつ展開します。

この世界では人の心理状態や性格などを数値化した
PSYCHO-PASSで判断して、その判定によって事件を起こす前で
あっても犯罪者とされてしまうなど、
人が判断していた善悪を完全にシステムに依存してます。

そんなシステムの不条理さ、怖さが、一つ一つの
事件に遭遇するにつけて徐々に、朱が体験することによって
視聴者である自分にも理解出来き、共感します。

1話の最初の事件から加害者の男の判定が追跡中の状況で変わったり、
人質になった被害者の女性までその精神状態でシステムによって
拘束対象と判断変更されたり常にサイコパスの数値が変動するため
緊迫感ありました。

刑事課の人達が持つシビュラシステムそのものの無敵の銃
ドミネーター(声は日高さんなんですね、贅沢な銃だ~)など
出てくるアイテムもカッコいい!

刑事課のメンバー(特に監視官と執行官の関係)がとても魅力的なんだよな~。

特にベテラン執行官の征陸(とっつぁん)と狡噛(こうがみ)は
経験や勘などを駆使して捜査をする姿は、カッコ良くてこの2人で
刑事物を作れちゃうんじゃないかってくらい魅力ありました!

猟奇的な事件が多くて苦手な人(自分も苦手なほうです)もいるかと
思いますけど、展開が面白すぎて気になって観ちゃいますね(笑)。

前半ラストで黒幕の槙島によって朱の親友が殺されてしまう
シーンはちょっと衝撃でした。
友人を殺そうとする槙島へなんどもドミネーターを向けるのに
発射判定が出ずに打つ事が出来ない。
安全装置のない散弾銃を槙島に渡され、システムでなく自分の判断で
殺してみろと挑発されるものの、システムを裏切ることが出来ずに
苦闘しながら目の前で友人を失ってしまいます。

こんなにも切迫したシーンでも自己判断で銃が撃てないって
いかにシビュラシステムが浸透してる世界なんだなって思い知らされるシーン。
そしてあまりに無力な朱の絶望感に涙出た~。

前半EDのEGOISTの「名前のない怪物」はとっても雰囲気にあってて
毎回聞くのが楽しみでした。
Netflixで観てるとちょいちょい勝手に飛ばされ
かけるので、ちょっと待った~~って慌てながらリモコン操作してました(笑)

後半は槙島がシビュラシステムの世界を破壊すべく色々と
仕掛けてきます。

そしてシビュラの真相にたどり着いた槙島。
彼らを追っていた、かがりが局長(シビュラ)に
殺されてしまいます。
自分達が得体のしれないシステムに従属していた事実に
「くそ野郎~~」って死んでいくかがりのシーンは本当に背筋が
ゾクゾクっとくるくらい衝撃だったし、かがり死んじゃったよって
悲しかった。

槙島を取り込もうとして逃がしてしまってからのシビュラシステムは
朱に真実を明かして協力をせまったり
正体がわからなかった時より若干、詰めの甘さを感じるしょぼい
システムな感じがしちゃったかな。

後半は槙島と狡噛の頭脳戦。
追い詰める時に流れてくるBGMもドラマ観てるみたいでハマります。

シビュラの真実を知った朱もシステムと取引きするほどになっていて
めっちゃ頼もしく奮闘してます。

あれだけの殺人を犯す槙島は許せないやつだけど、シビュラについて
ぶっ壊すという点については納得してしまうし、
なにより、強くて頭が良くてなお銀髪(全体的に白のイメージ)で
イケメンなキャラは敵だとしても魅力あります。
思考を読み合う狡噛(全体的に黒のイメージ)との対決は常に
興奮したし背筋ゾクゾクでした。
この2人は白黒のイメージもそうですが表裏一体でどちらもカッコ良くて
シビュラシステムが役不足に思えちゃうくらい凄みありました。

未来設定なのに、結局は一対一のタイマン、武器はナイフってのが
渋くて良い。

槙島との戦いのさなか
宜野座を命がけで守って死んでしまうとっつぁん。
この未来の世界である意味一番人間臭くて良いおやじだったのに
死に方までカッコよすぎだよ~~。
かがりに続いてとっつぁんまで。 
まじでこれ以上メンバー死なないで~って観てました。

槙島を殺した狡噛は最後まで生きててくれましたね。
次のシーズンも出てくるのかな?

結局何事もなかったのように残ったシビュラシステム。
その真相を知ってしまった朱は今後どうするのか気になります。

新人監視官に指示する朱(すっかり一人前以上の監視官です)。
執行官になった宜野座を含めた新しい刑事課の姿を描いたラストは
次を期待させるに十分な終わり方でした。

あと後半ED「All Alone With You」ももちろん飛ばさないで
欠かさず聞いてました。こっちもカッコいいんだな~。
EGOISTが好きで正直、楽曲あるだけで冷静に判断できないで
評価上げちゃってるとこあるかもです(笑)

投稿 : 2020/11/04
閲覧 : 341
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38

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アトイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

狡嚙と最後の敵の対立がかっこいい

内容がグロい回もあるけど、結局最後の二人の対決が決着するところまでがかっこいい

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 212
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6

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damian さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

徐々にパワーダウンも十分面白い

※3期まで見た感想です

1期は狡噛と常守のキャラクターがよく、
犯人役の槙島も魅力的でした。

2期は狡噛がいなくなってしまい、
犯人役の鹿矛囲も槙島と比べてかなり魅力に欠けます。
何より、新キャラ霜月がとにかく嫌いでした。
ただ全体的なストーリーはそこまで悪くないと感じました。

3期は主人公が慎導と炯になり、
キャラクターは割と好きでしたが、
サイコメトラー要素が強くて
純粋にPSYCHO-PASSを見ている気がしませんでした。

良かったのは、霜月が2期ほど悪くなかったことかな。


期を追うごとにパワーダウンしている感は否めませんが、
全体的には面白いと思います!

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 259
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6

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フィコンパ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まだスタート地点ですね。

各々個々の存在が有り、多々の犯罪が有りましたが、結局は槙島聖護と禾生壌宗or細呂木晴海の掌で動いていた。更に人類はシュビラシステムの思い通りに、そんなタイプですね。
まぁ続編が有るのでどうするのか期待しながら鑑賞します。

投稿 : 2020/10/18
閲覧 : 282
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10

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jolljoll さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

スタイリッシュサイコ野郎

シビュラシステムという統治機構が存在する未来の社会が舞台です。人々はシステムに先導された人生を歩んでいます。本作はそのシステムが犯罪者及び犯罪者予備軍と断定した人達を主人公達が検挙していくという、いわばSF仕立ての刑事モノです。
高尚な変態(?)が色々登場します。作品タイトルに違わず、まさにサイコ野郎といった輩と出会うことが出来るでしょう。
変形するドミネーターは特撮ヒーローものに出てくる武器のようで、童心を刺激されます。
最後に征陸が宜野座を庇うところなど、お約束だけど感動的です。
しかし、最後のシビュラシステムがたくさんの脳みそだったというのは少しインパクトに欠けたように思います。ラスボスが脳みそというのはルパン三世のマモーですでにやっていますし、この作品のラストにしてはあっさりし過ぎていたように感じました。脳みそをもってくるにしても、もう少しグロテスクに描けていれば、後味の悪さが残って最高でした。

投稿 : 2020/09/22
閲覧 : 257
サンキュー:

6

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

犯罪が無くなるには?

色々と考えさせられる作品でした。

何人も殺したりする凶悪犯。
子供にひどい虐待して死なせる親。
そういうニュースなどを見ると、犯罪者になる人を犯罪起こす前になんとかできないのかなって思う時がたまにあります。


この物語も、たぶんそういう考えを元に法律を作って犯罪予備軍と思われる人をシヴュラシステムというものを使って逮捕しているんだと思う。

でも、事前に逮捕ってなると、疑心暗鬼や自暴自棄になって逆に犯罪を犯したりする人も出てくるかもしれない。

無理やり頭で押さえつけたとしても、反発して逆効果になる恐れもある。


一番いいのは犯罪者を生み出した環境などを研究して、そういう環境にならないように対策していくことだと思うんだけど、そう考えるとやっぱり教育って大事なのかなと思う。それから貧困対策なども。

でも、この作品を見て一番大事だと思ったのは、人と人とのつながりだと思いました。


宜野座と征陸のわだかまりはシヴュラシステムが原因だったし、槙島がみんな孤独だと言ってたけど、シヴィラシステムの一番の欠点は、人と人の信頼やつながりを壊してしまうことなんじゃないかと思った。

槙島だって、相談できる人がいたり周りの人との暖かいつながりがあったら、こんな思想にはならなかったんじゃないかな。


それから登場人物それぞれが、槙島のような悪役でも自分の信念みたいなものを持って行動しているところが良かったです。


このシリーズは3期まで続いてますが、グロいのが苦手な私は、これ以上視聴すると色相が曇りそうなので、やめておきます。。

投稿 : 2020/09/13
閲覧 : 321
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28

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ksk84 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

圧倒的な世界観

元々は友人の紹介から見た本作品。

個人的にはかなりの神作品…( ̄∇ ̄)

キャラクターのカッコ良さ、隙の無いストーリー、そして緻密に作り上げられた世界観。

抜け目なく、ずっと面白いです(笑)

何度も見たくなりますね、この作品は。
それでいて飽きない。

感想書きながら、また見たくなったきたなー(笑)

<内容(「oricon」より)>
西暦2112年。新任監視官として、公安局刑事課一係へ配属された常守朱(つねもりあかね)。
朱の部下となるのは、監視官と同じくドミネーターを与えられながらも、犯罪を理解して予測できるがゆえに高い犯罪係数を持つ執行官の、狡噛慎也(こうがみしんや)たちである。
朱は初日から失態とも取られかねない異例の対処をしてしまい、もう1人の監視官である宜野座伸元から厳しい言葉を受けながら、狡噛に励まされて成長を重ねていく。

だがやがて、未解決の「標本事件」に酷似した、女子高校生の猟奇殺人事件が起こる。
これまで朱と捜査に当たった事件でも、狡噛は影で犯罪を支援する者の存在を感じ取っており、その人物が標本事件の裏で暗躍していた「マキシマ」ではないかと考えていた。そしてついに、数々の犯罪者を影で操っていた槙島聖護(まきしましょうご)が朱の前に姿を現す。
しかし槙島は、凶悪犯でありながらシビュラにその犯罪動向に見合った犯罪係数が計測されることのない、特異な体質を持っていた。
朱は目の前で槙島に親友を殺害されながら、ドミネーターでは確保も射殺もできず、逃亡されてしまう。

投稿 : 2020/08/12
閲覧 : 250
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7

ネタバレ

シン さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

怖い未来

シビュラシステムによって、適正や職業が決められる世界。そして犯罪係数によって、罪を犯してないものでも裁かれる世界。
それによって人間は平和と安心を手に入れたはずだった…

かなりエグくて怖かったけど、先が気になる展開でとてもおもしろかったです。
グロ耐性が低いので、グロい場面は目をつむり、グロい台詞は心に蓋をして深く考えないようにすれば何とか耐えられました。それでもサイコハザードの場面はキツかったですが…

システムによって安心を手に入れたはずが、それによって考えることを止めてしまったせいでイレギュラーな存在に弱くなってしまう、目の前で人が傷つけられてるのに思考停止で何もできないっていうのが恐ろしすぎます。

公安局のメンバー一人一人に過去から今に至るまでのドラマがあり、その葛藤に考えさせられます。特に宜野座さん親子。とっつぁんの死は泣けました。宜野座さん色々と辛すぎます。

ラスボスの槙島も、敵として魅力的でまさにこの世界だと無敵のキャラ。ただそのわりに最期はちょっとあっさりしていて残念でした。

この世界はどこに向かっていくのか、免罪体質にどう対処していくのか。続きも追いかけたいと思います。

投稿 : 2020/07/27
閲覧 : 282
サンキュー:

12

ネタバレ

ちょま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

王道を征く

SFって「小難しい設定は面倒だよな〜」と身構えちゃうところがあるけれど、その点サイコパスってすげぇよな。最後まで主人公の成長と葛藤が軸の王道展開たっぷりだもん。

近未来を舞台に、生活のあらゆる面がシステムに管理されたことで平和になった日本。「その人が犯罪を侵す危険性があるかどうか」まで数値化できるようになり、主人公がそういった犯罪者や予備軍を逮捕する組織に新卒入社したところから話が始まる。

ここらへんのSF設定がメインストーリーに絡むとはいえ、主人公と共に新しい環境に触れていけるので置いてけぼりなしの親切設計で安心して見れた。
見どころである主人公の茜は新卒ホヤホヤで、犯罪係数が高いからってまだ罪を犯していない人に銃を向けられない甘ちゃん。1話目ではその優しさに左右されて「なんでこの職についたんだよ」とイラッとしたけど、その感覚を大事にしながらも徐々に成長していく様子は王道で面白かった。そういった意味で感情移入できる楽しさ!
まぁ正直ラストは成長というより「覚醒」って感じだったけど。

組織としてメインキャラは他にもいるけど、基本的に茜と他二人くらいしか活躍しないので、「こっちのキャラの活躍見たい〜」っていう不満はあった。影が薄いわけではないので余計にね。
作画もキレイだし音楽もカッコよし。さすがノイタミナ枠。安定して楽しめた王道作品でした。

投稿 : 2020/06/16
閲覧 : 291
サンキュー:

6

ネタバレ

じゃんが さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自由とは

脚本が素晴らしかった!設定を深掘りして自由とはなんなのか追求していくのがとても興味を引いた。
op、edはあんまり好みでなかった。
また、演出に関してもアニメらしいところは感じられずcgが発展した現代では実写にしても良いのではないかと感じた。
しかしストーリーとしてのサイコパスはすばらしく、人に推薦できるアニメだ。

投稿 : 2020/05/04
閲覧 : 204
サンキュー:

8

ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シリアスな内容だけどホロアバターに癒される

いつか観よう観ようと思っていた作品です。

文学的で哲学的な面があってちょっと難しい面も
ありましたが、面白かったですね。

グロい演出もありましたが、ホロアバターに癒されました。
ホロアバタースーツいいなー。欲しい。

犯罪意識を数値化するって発想やそれを監視するシステムが
あんなシステムなんていうところもよかったと思います。

黒幕がいて、上層部がなんか隠していてっていうのは
よくありがちな感じもしますが、黒幕のキャラがいい感じ
を出してました。(櫻井さんの声がいいからか。(笑))

また、主人公の監視官が苦悩して成長していく様子はよく描かれて
いたと思います。
1話目の着任した時のシーンが最終回に受け入れる側として同じ様に
描かれていたのは、昔なんかの映画で観たような気もしましたが。

完全管理社会になると本当にこんな世界になるかも
しれませんよね。

投稿 : 2020/05/03
閲覧 : 345
サンキュー:

16

ネタバレ

zn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

終盤の展開が…2期以降はもういいかな…

3期が話題になっていたので、それを観る前に1期からと思い視聴。

SFですが、テーマも深く、起こりうる事態について細かくシミュレーションされ、すごく練られた設定だと感じました。
作画も綺麗だし、とても見応えのある作品。

あらすじ…
近未来が舞台で、犯罪係数(犯罪を行う可能性を数値化したもの)が可視化できるシステムが開発され、規定値を越えれば潜在犯として取り締まれるるという世界。つまり、未遂でも危険人物を取り締まれる世界。

その捜査に携わる捜査官には執行官と監視官という2つの種類がある。
潜在犯であるが、犯罪の予測能力を評価され、捜査協力を条件に自由を与えられた執行官。そして、その執行官を管理する監視官。
執行官の犯罪係数が規定値を超えると、監視官は執行官を専用の銃で撃ち、暴走を止めることになっている。

感想…
主人公の狡噛は執行官であるが、部下が殺されたことにより犯罪係数が上がってしまった(その為、監視官から執行官になった)という過去があり、ストーリーにより一層、緊張感と面白さを与えていて、序盤、一気に魅き込まれる。

そして、序盤からストーリーを深くしているもう一つのポイントが、システム自体に穴があるかも知れないというところ。
どんな犯罪を犯しても犯罪係数が0で、潜在犯と認識されない者(槙島)がいる。
そういった、例外の存在が、このシステムに問題があるのではという不安感を誘い、また、槙島はなぜ認識されないのかという考察を生み、物語をより深くしているように思う。

しかし、序盤、槙島の思惑やシステムの問題について考察を促され、期待を煽られただけに、物語終盤で急激にストーリーの浅さを感じ、一気に冷めてしまった。(一応最後まで視聴はしました。)

最初にがっかりしたのが、16話、槙島の近くでは妨害ヘルメットが役に立たないことに気づくシーンがある。
おそらく多くの視聴者は、かなり前の段階で、え、妨害ヘルメット意味ないんじゃないか?と薄々気づいていた。そこで、いかにも深刻な感じで、うっかりしていたよって言われても、そりゃそうでしょ、と。
それまでものすごく思慮深く、考察力に優れ、格好よく活躍していた狡噛のポカミスに拍子抜けした。
きっかけは小さな事だが、ここから一気に気持ちが冷めていった気がする。

主要人物がよく死ぬため、心理的に揺さぶられるシーンはいくつもあったが、あれだけ煽っておいて、この展開か、という感じ。意外と普通なオチだなと感じてしまった。
設定自体がものすごく細かく、面白かったので、その先予想外の展開が起こるんじゃないかと、期待しすぎたせいもあるかも。
同じようなオチを見せられたらまたがっかりすると思うので、2期以降はもういいかな…

投稿 : 2020/04/15
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PSYCHO-PASS サイコパスのストーリー・あらすじ

人間の心理状態や性格的傾向を、即座に計測し数値化できるようになった世界。あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は 「良き人生」 の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は、
「サイコパス(Psycho-Pass)」の俗称で呼び慣わした。(TVアニメ動画『PSYCHO-PASS サイコパス』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年秋アニメ
制作会社
プロダクションI.G
主題歌
≪OP≫凛として時雨『abnormalize』、Nothing's Carved In Stone『Out of Control』≪ED≫EGOIST『名前のない怪物』、EGOIST『All Alone With You』

声優・キャラクター

関智一、花澤香菜、野島健児、有本欽隆、石田彰、伊藤静、沢城みゆき、櫻井孝宏、日髙のり子

スタッフ

ストーリー原案:虚淵玄、キャラクター原案:天野明、 総監督:本広克行、監督:塩谷直義、脚本:虚淵玄/深見真/高羽彩、キャラクターデザイン・総作画監督:浅野恭司、ドミネーターデザイン:石渡マコト、色彩設計:上野詠美子、美術監督:衛藤功二、3D監督:佐藤敦、撮影監督:荒井栄児、編集:村上義典、音楽:菅野祐吾、音響監督:岩浪美和

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