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「TARI TARI(TVアニメ動画)」

総合得点
88.5
感想・評価
4479
棚に入れた
20720
ランキング
109
★★★★☆ 4.0 (4479)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0

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TARI TARIの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

高評価の理由に納得

とても良かった。
女の子三人はそれぞれが主役って感じでしたが、和奏(名前センスあるよな)がやはり群を抜いてたかやはりヒロインでしたね。
後は周りのキャラたちもあの和奏の神両親に始まりプロミュージシャンの爺さん方、教頭校長、その他諸々皆物語を演出してくれてました。
劇中歌もとても良かったですよね。ED始めの絵がどんどん変わってくのも良かった。声優も今となってはなんだろうけど豪華ですね。
最後は大どんでん返しとかではなくて、自分たちがやれることを精一杯やるというここまでの集大成と言わんばかりの終わり方で綺麗でした。
とまぁ本当に良かったです。ヤンにも会えてたし(/ω\)

で、自分としてお気に入りまではならなかった理由としては2つだけ。
・これだけ良い音楽に溢れてたのに良OP/EDではなかった(私の中でですよ)
・田中大智と紗羽の恋的なのはいらなかった、、紗羽は何とも思ってなさそうだったし、そもそも大智が紗羽を好きになった理由もよくわからない。。顔とかスタイル?少なくとも劇中にはそれくらいしか思い当たる点がない。

といった感じです。あーあ他は全部好きだったのに少し残念。

投稿 : 2024/05/27
閲覧 : 83
サンキュー:

0

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アニメ初心者でも楽しめる

PAでは珍しくドロドロが少なめの
The青春って感じのアニメで
特に印象的だったのがヒーロー戦隊をやるかいの
ウィーンのキラキラした演技がすごい印象的だったですね
みんなそれぞれ別の夢を持ちながらも
合唱部をいちからつくりあげて活動していくって感じのお話
割と好き嫌い別れず誰でも楽しめそうですね

投稿 : 2023/03/03
閲覧 : 165
サンキュー:

8

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ザ・雰囲気アニメ

スマホ太郎のレビューでも書いたが
事前に決めたハードルの高さで見た印象によって
振り幅が大きく傾きやすい

名作と聞いたハードルに対して
こんなものかと言う感想がタイトルになった(ぁ

青春群像劇で合唱がメインになっている
その方向性は間違いではないが

基本軸は和奏が亡くなった母の意思を継いで
未完成だった楽曲を完成させていくまでのストーリー

最初と最後に登場しているし
スタッフロールの一番手だから(震え声)

物語を動かしていくのが
声楽部に所属していた大会で失敗してしまい
顧問の教頭である高倉に干されていた来夏

高校三年生の最後にもう一度歌わさせてほしいと
直訴したが逆に「音楽に向いていない」と腐され
勢いで退部をする

新たに合唱部をつくり出し親友の紗羽を
弓道部と掛け持ちさせて部員集めすることに

失敗した後来夏は一人定期的に路上で歌を披露していた
偶然居合わせるバトミントン部唯一の選手の田中と
ウィーンからやってきた帰国子女

そして母の死後音楽に興味を失い
音楽科から普通科に転籍していた和奏
ここから5人の合唱部としての道のりが始まる

後発の白い砂のアクアトープとよく似ていて
お当番回それぞれキャラが立っていた

特に戦隊ヒーロー大好きノリノリでレッドをやる
ウィーンはヲタク心を擽らせる

でもね結局面白い要素を乱雑においただけで
和奏の母まひると同級生で合唱部として
曲作りを手伝っていた高倉がなぜ声楽部に改称したのか

サブレという馬を譲り受けて
世話をしていくうちに騎手になる目標を立てる紗羽
別に馬に乗るのが好きならば競技馬術でも良くない?
騎手は成績次第でクビになることもあるのに

来夏も周りを振り回しているのに
明確な意思が見えてこないから
狂言回しの役割で止まっている

田中は姉の真似で初めたバトミントンで
憧れた選手の出身校に進むというごくごく普通
他が濃いキャラな分薄味なのは否めないw

和奏は母の死期が迫っていたのに
高校受験のストレスで邪険にしていたのを
後悔していた

それと同時になぜ隠したまま先立ってしまったのか
言いようのない怒りも抱えており
音楽から離れる選択をする

だが結局昔の思い出が忘れられなく
共作する為に遺していたスコアを見つけたことで
再び音楽と向き合う事に

メインキャラらしく丁寧に扱われているが
結局合唱部に入ることが必然だったかというと
別に会わなくても曲を作っていたように思うな

物語に伏線がないから
急にネタを投下されて見ている感覚

理事長登場によって学校の廃校が発表され
合唱部が単独でステージを作る過程が
最終回のカタルシスになるんだろうけど

いい感じの舞台装置を用意したンゴw

結局その雰囲気で騙されて
名作扱いしたんじゃ( ̄◇ ̄;)

まあまるでダメってわけではないんだけど
もう少し中心線をしっかり据えていれば
ここまでブレる事もなかったろうに

投稿 : 2023/02/10
閲覧 : 179
サンキュー:

5

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

騎手を目指す子が体重制限を知らないってのは流石に酷すぎる脚本

この作品やたらと世間では評価が高いけど、ただ個人的には大して評価してなく
幾ら何でも騎手を目指す子が体重制限を知らないってのは流石に酷すぎる脚本で
これは普通は有り得ないと思うんだよね。
後はバドミントンをやってる男子にしても本気でバドミントンやりたいなら
合唱部で遊んでる暇なんか無いだろうとしか思えなかったし
この作品ってストーリー内容もキャラの行動も行き当たりばったりで共感出来ないんですよね。
今から思うとこの作品は作画と音楽と声優さんは良かったけどストーリーとキャラは酷かったですね。

【評価】

18点・E級

投稿 : 2023/02/04
閲覧 : 152
サンキュー:

3

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

EVER GREEN

【First】

 久しぶりに日常系学園ものを観たくなり、色々と漁っていたら巡り合いました。この頃のPAは良い作品が目白押しですね系統でいくと『花咲くいろは』『凪のあすから』『SHIROBAKO』だろうか『true tears』はまだ観ていなくて、岡田磨里シリーズ構成なので、この機会に連続して観ていこうかなと思います。

 1~2話でテーマ、世界観やキャラがどんな性格なのかをしっかりと描いているので、すっと話に入っていけました。加えて話の展開が早く、この内容をちゃんと1話の尺に収まっているのか!と驚きました。
 なので、割と最初は置いてかれないように集中して観るのをおススメします。ながらダメ絶対!

【Staff】
         
 監督・シリーズ構成   橋本昌和
 キャラクターデザイン  関口可奈味
 総作画監督       関口可奈味
 美術監督        東地和生
 撮影監督        並木智
 声優          高垣彩陽・瀬戸麻沙美・早見沙織
             島﨑信長・花江夏樹

 原作          EVERGREEN

 
 個人的にPAといえば、美術と撮影が良い印象で、美術監督の東地さんは前述にもある『花咲くいろは』『凪のあすから』他にも『AngelBeats! 』『さよならの朝に約束の花をかざろう』で美術監督をしている方です。
 同じく撮影監督の並木さんもPA作品を中心にこの頃はお仕事していたようです。特に個人的に好きなのが『さよならの朝に約束の花をかざろう』でお二人が一緒に仕事をしている…!あの水の反射させる表現力とか最高でした。

 何はともあれ監督というか脚本が良く練られていると感じました。
 それぞれのキャラの個性がしっかりと読み取れる前半から中盤にはそれぞれの抱えている問題をしっかり見せつつ、後半に向かって解決していく。それがそのままキャラの成長を見せる事に繋がるようになっていますね。
 そして最後には皆で力を合わせて…! みたいな王道でひねりもないですが、こういうで良いよね。そして、PAといえば大人が良い味を出す作品が多いっていう特徴がありますが、サブプロットではあるものの今回も大人がしっかりと描かれています。深みが出て良いものに仕上がりました、その割にテンポは落ちないでどんどん話は進んでいきます。
 なので、気持ちよく次を期待して観たくなってしまう作りこみでした。

 作画は抜群に良いとは言えませんが、キャラが大きく崩れていたり、レイアウトが不自然で気になるみたいな事はあんまり無かったように思えます。
 特に寄りの作画は良かったのでさすが関口さんという感じです。PAといえばこのキャラデなんですよー。

 声優さん達ですが、レビューに声優さんのこと書かないようにしていたのですが、それっていうのもキャラなので、歯車ではないからなんですよねー。んで今回載せたのは合唱というテーマが歌だったので、歌える人という人選があった事は間違いなくて、そういう意味で、特に女性の3人はメチャ上手い…歌手なんですか? って聞きたくなるくらい上手かったです。
 惜しむらくはもう少し歌パートがあっても良きだったかもしれないなって感じるくらいです。

【Review】

 レビューにたどり着く前に作品の紹介でかなり満足しちゃってるんで、何をレビューしたら…w

 まずは誰が主人公か問題です。
 これは途中で主人公を交代させる事で、視聴者の視点を誘導しているように思えました。
 最初の主人公は【宮本来夏】
 明るく元気な彼女でしたが、過去の失敗を取り戻そうと、頑張っていました。そんな彼女に下された先生からの判決は、それはもうここから物語に入った視聴者には不条理さを叩きつけられているように感じます。しかし、彼女は前を向き続ける。自分のやりたい事に対してしっかりと向き合うことができる子でした。そんな自分で決断し邁進する彼女がこの物語を動かし、時には引っ掻き回す。合唱部の部長という肩書もあるので、まずはこの子が主人公で間違いないでしょう。

 中盤辺りで主人公が【坂井 和奏】に交代します。
 それは、この物語のサブプロットにこの子の母親の存在が深くかかわってくるからです。
 そのサブプロットは彼女が母との関係になります。これを改善する過程が後半や終盤での物語に大きく影響していきます。
 また、視点を彼女にしなければならないのは、主人公の来夏と違い、感情を上手く表現できない、我慢してしまう性格の為です。どうしても私小説的な表現をしなければ、彼女の内面を視聴者に共有することが難しいという側面もあったのだと思います。

 この二人いがいの3人にもそれぞれサブプロットが用意されています。
 キャラを深堀するという意味では視点が映ることはありますが、物語の舵を取るというところまで行っていないので、私個人としては主人公という立ち位置ではないかなっていう所です。

 物語を書いている立場を想像すると、もちろん5人ともに…もしくは、教頭も含めれば6人を主人公だと言いたくなるかもしれませんね。それほど、キャラがしっかりと立っている。

 意図的にだと思って観ていましたが、恋愛要素をなるべく削いでいますね。匂わせ程度にとどまらせたって感じが拭えませんね。
 恐らく、前述した主人公の二人ともが自分の事で精一杯で男と良い関係になるみたいな雰囲気を作れなかったし、そういうキャラの特性を持ち合わせていなかったというところもありそうですね。
 こういう所は男の人が脚本と監督をしているって感じしますね。
 例えば、岡田磨里さんが脚本の構成に絡んでいたらもう少し性的な要素が含まれていたんじゃないだろうかって思います。

 この監督が脚本も担当したからこそ【青】と【碧】というものが感じられたように思えます。
 青春時代の子供が出す青さ、大人になっても名残り続ける碧さ。
 【EVER GREEN】いつまでもこの色を忘れずに…。
 爽やかな青春。新緑の葉が光り輝く青春の彩を感じずにはいられない、そんな作品でした。

投稿 : 2023/02/03
閲覧 : 152
サンキュー:

7

ネタバレ

yut さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリーがところどころ強引な感じがして入り込めなかった。深く考えなければ楽しめるかも。ウィーンがかわいい。

投稿 : 2022/12/15
閲覧 : 113
サンキュー:

1

ネタバレ

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

8

投稿 : 2022/07/11
閲覧 : 186
サンキュー:

0

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TARIヌTARIヌハ工夫ガTARIヌ

『TARI TARI』(タリ タリ)は、P.A.WORKS制作による日本のオリジナルテレビアニメ。2012年7月から9月まで全13話にて放送された。(wikipedia)

ちなみに本作はとても工夫が足りてると思いました。
作品としては部活動を絡めた学園青春ものと言ったところでしょうか、とにかく現実と虚構を上手くマッチさせていたと思います。

漫画アニメの部活動は現実ではまずありえないものも多く、この作品でも「合唱時々バドミントン部」という如何にもなアニメ的部活ではありますが、一方でその成り立ちそのものに関してはちゃんと教頭の方から指摘され、校長の独断というか贔屓により実現するという流れを取っているため違和感自体は薄まっています。実際舞台となる「白浜坂高校」は私学のためこういう特別扱いが無いわけではないと思います。
また、アニメ的な部活では顧問が不存在でも全く問題ないケースも多々あるのですが、この作品ではちゃんと顧問が重要な役割というか一種の「縛り」として働いていた点も好感が持てました。

一方この白浜坂高校は理事長により「利益が低い学校経営から富裕層をターゲットにしたマンション事業を始めるため」廃校との運びとなるのですが、多分これ現実では無理なんじゃないでしょうかね?こんな私的利用で学校を扱えないようにするためにも学校法があったり学校法人を設立するにあたって認可が必要なわけだと思いますし、こんな理由じゃ解散も認められないんじゃないでしょうか。

一応簡単に調べてみましたがちょっとマニアックな話になった上に結論でなかったので一部隠します。
{netabare}

私立学校法
第四節 解散
(解散事由)
第五十条 学校法人は、次の事由によつて解散する。
一 理事の三分の二以上の同意及び寄附行為で更に評議員会の議決を要するものと定められている場合には、その議決
二 寄附行為に定めた解散事由の発生
三 目的たる事業の成功の不能
四 学校法人又は第六十四条第四項の法人との合併
五 破産手続開始の決定
六 第六十二条第一項の規定による所轄庁の解散命令
2 前項第一号及び第三号に掲げる事由による解散は、所轄庁の認可又は認定を受けなければ、その効力を生じない。

これを見る限り本件はまさに2項の定めるところの「第一号及び第三号」のいずれかに該当すると思うんで、やっぱりこれじゃあ認可降りない気がします。

さらに

(残余財産の帰属)
第五十一条 解散した学校法人の残余財産は、合併及び破産手続開始の決定による解散の場合を除くほか、所轄庁に対する清算結了の届出の時において、寄附行為の定めるところにより、その帰属すべき者に帰属する。

とのことですし、当然土地にも及ぶでしょうからやっぱ無理っぽいですよね。

他にも

(役員の学校法人に対する損害賠償責任)
第四十四条の二 役員は、その任務を怠つたときは、学校法人に対し、これによつて生じた損害を賠償する責任を負う。

があったりで、この件だと明らかに学校法人に対して不利益を被らせる行為だと思われますし。

とはいいつつも絶対に無理!とまでは知識がないので言い切れませんが。案外政界にものすごいコネでもあればいける気もしますwでもその場合はむしろ助成金目的で利用した方が懸命っぽいですよねw
いずれにしろ天災だとか老朽化に伴う一時的な工事とかなら別でしょうが、こんな理由で生徒を仮校舎に移転させたりグラウンドを使用不可にすれば保護者が裁判起こせば勝てそうな気もします。校舎自体も通わせる学校の選択基準となるわけですから。

結局のところ現実にこういった「白浜坂高校」事例を聞かないのはそもそも無理なのか、或いはやった方が損だからのいずれかなんじゃないでしょうかね。知らんけどw
{/netabare}

まあそんな堅苦しい話はさておいて……
スタッフロールの名前順からいって主人公は坂井 和奏(さかい わかな)のようですが一番存在感を持っているのは宮本 来夏(みやもと こなつ)の方です。wikipediaには出典付きで部員5人全員が主人公とありますが、男性陣、特にウィーンこと前田 敦博(まえだ あつひろ)の影はだいぶ薄いです。田中 大智(たなか たいち)は沖田 紗羽(おきた さわ)との恋愛イベントが一応あったので少しはマシだったと思いますが、いずれにしろ男性陣に関しては数合わせ感が拭えませんでした。

で、その実質主人公の来夏の完全なワガママにより声楽部から合唱部に分化するわけなんですが……いやこいつ逆にすごいですよね。歌わせてもらえないから「じゃあ辞めます!」って……いやまあそこまではアリかもしれませんがそれで類似の部を作るだなんて行動力を褒める前に常識を疑いますwそりゃ声楽部の部長に嫌味の一つでも言われますよ、部活動ナメとんかって。中学ならまだしも高校でこれは無いかな~って確かに思います。
当初彼女は緊張しいの属性を持ってるのかと思ってましたが「恥の上書き」とやらで一瞬で克服。人通りの多い広場で歌うのも商店街でヒーローの格好をするのも文化祭で役を演じるのも堂々と余裕でこなします。むしろこんなメンタルお化けが過去に失敗してたとは逆に信じられません。
他にも実に主人公らしい……といえば聞こえはいいですが、どれもこれも彼女が自分のやりたいことをやるためだけに周囲を巻き込んでいくという流れが多く、実際にこんな奴がいたら参っちゃうよな~という感じで観てました。「才能の無い人はそこ(文化祭)しか発表の場がない!」とか言われてももう一つピンとこないというか、合唱部も普通に(というか強引に)最初舞台たってましたやん発表の場自体はありましたやん。しかもあれ弟を完全に脅迫で巻き込んでましたしね。正直彼女、美少女の皮を被ってなけれや単純にヤベー奴扱いだったと思います。皮被っててもヤベー奴だと思いましたが。

そんな彼女と親友ポジションなのが紗羽なわけですが、まあお色気枠なんやろな~って思ってたらまさかの騎手志望設定!いや~、P.A.WORKSさんはこの頃から逆算的な設定つくるの上手かったんですね~。確かにこれなら色気以外にもナイスバディであることに意味が出てきます。お寺の子ということでファッションが逆に反動で奇抜になるのもわかりますし。そういえば紗羽のCV.早見沙織と彼女の母親である志保のCV.能登麻美子、この二人の肉親関係設定のアニメってどれくらいあるんでしょうね?めちゃめちゃ多そうに見えて案外少ない、かな?

で、本来の主人公と考えられる和奏、確かに彼女が一番ドラマがありましたね。物語の主軸そのものが彼女の母親である「まひる」を中心に展開されてますし。
まひるは教頭でもある高倉 直子(たかくら なおこ)と同級生だったそうですが、そうなってくると今度は彼女達の年齢が気になってきます。パッと見では結構老けてるように見えますが、一個下である志保の様子や死ぬ間際のまひるの様子からして意外とそこまでいってなさそうでもあります。ただでさえ漫画アニメに出てくる両親って若いこと多いですからね。下手したらまだ40歳手前ってこともありそうです。だとするとそんな若さで教頭にまでのし上がれるだなんて……一体何があったんでしょうかねぇ?(ゲスの勘繰り)
おっとこれはそんな昼ドラ熟女物語じゃなくてさわやかJK物語でしたね。とはいえ教頭も和奏も一種のまひるコンプレックスのようなものに苦しんでいました。最終的にはそれは解消されることになるんですが……にしても父親の圭介さん、娘がピアノ要らないっていったら即断即決で翌日には撤去するとはあんまりじゃないですかね?実際にはブラフだったわけですが脅かすにも程がありますよ。

次にほぼ数合わせの男性陣一人目、大智くん。部員一人でベスト8ってもう天才でしょ。それも途中から兼部状態で。というかそんなレベルの選手がいる部活なのに新入部員すら入ってこなかったんですね……最近週刊少年ジャンプでバド漫画やってますけどギャップがすごいですw彼は姉に対するコンプレックスというか思慕のようなものを匂わせてはいましたが特に発展することもなく紗羽ちゃんとの伏線をちょっぴり盛り込まれた上で言うほどオチることなく終了。まあ最終回のあの様子から見るとダメだったんでしょうけど、正直取ってつけ感の強い恋愛イベントでしたしそもそも不要だったと感じました。とはいえ逆に言えば紗羽みたいなえちえちなのがすぐ傍にいるのに好きにならない男子っているの?という見方もできますし、そういう意味で不自然さをなくすためだけに恋させられたのかもしれません。他の女性陣に対しては好みの問題が入ってくるでしょうし、ウィーンに関しては元々変わり者ですしね。

そんな数合わせの男性陣二人目、ウィーン。何故か彼は名前まで奪われてしまっているという可哀そうな人です。「僕達、似た者同士だね」と言ったあたりで和奏と何やらあるのかと思いましたが特に何も無し。ヒーロー回をメインでまわしたぐらいで後はほぼ見せ場もなし。小道具係として意外な才能を見せつけただけじゃちょっと寂しいです。
そういえば彼の父親って顔面は鼻までしか描写されなかったんですよね。なんでわざわざこんなことしたのか意図不明ですが、本作では物語に絡んでこない両親ってこんな扱いばっかでした。ちゃんと出てきたのは和奏と紗羽の両親だけで、後は無し。単にキャラデザの問題でしょうか。来夏は弟、大智は姉。ウィーンは血縁でもないヤンだけの登場でした。
彼のオーストリア語が正しい発音に基づいている……ということは多分無いでしょうけど、さすがにそこまで声優さんに要求するのは酷でしょう。ちなみにあれは何ていう言語だったのでしょうか。何となくドイツ語っぽかったですし実際公用語自体はドイツ語らしいですが他にも色々あるようです。というかどういう理由でオーストリアを選んだんでしょう、まさかウィーンって音楽っぽいからとかじゃないでしょうね……。

前述したように物語の軸はまひるにあり、そこを中心に音楽、合唱部、教頭そして和奏と派生されているわけですが、どちらかというと和奏はヒロインポジションが適正のように見えました。そこに本来は来夏という主人公ポジションが彼女を助ける流れになれば良かったのですが、実際のところ彼女は和奏と単独の絡みがあまりなく紗羽の方とのシーンが多いわけです。この状態で来夏をスタッフロール一番手においてしまうと二番手を和奏にすのはどうしても不自然で紗羽が来る方が適切になります。ですがプロット的には来夏は合唱部を設立し和奏を強引に誘い込んだことぐらいにしか役に立っておらずこれでは主役としては役者不足となってしまい繰り上がり的な形で和奏が一番手を獲得したのかもしれません。先ほどこの作品では5人全員が主人公とありましたが、これはそれぞれのファンに対するリップサービスというよりこのような軸となる主役の不在からくる苦し紛れな言い分だった可能性があります。(もっとも、単にプロジェクト設立当初では和奏が明確な主人公ポジションであり、そのつもりで声優を充てたという政治的な理由で彼女が一番手のままとなったのかもしれませんが。)

本作は構造として見るとお世辞にも綺麗だとは言えないと思います。プロットとしては和奏がメインなのにシーンとしては来夏がメインというねじれた状態になっているからです。先に述べたように来夏と和奏が密接に絡み合っていれば問題なかったのですが、来夏の相手は紗羽の方、結果的に和奏まわりがぽっかりと浮かんでいる状態となってしまっているのです。一瞬ウィーンが絡む兆しのようなものが見えたのですが、彼女にはこれ以上の余計な展開は不要との判断なのでしょうか、紗羽と少々の絡みを見せるだけで終わっています。
実際のところ、この構造なら和奏エピソードはサブプロットとして扱った方がしっくり来たんじゃないかと思います。来夏が能天気に合唱部のことしか考えてない裏で色んなドラマがあったという伏線が仕込まれるくらいが全体的な形としては整っていたんじゃないでしょうか。が、それだとちょっとありきたりというかパンチに欠けるのも事実です。完成形においても尚5人分のエピソードでようやく1クール埋められたわけですから、来夏メインだけじゃちょっときついという判断だったんでしょうかね。

物語の基本的な手法としては「嫌な奴が実はいい奴」。メインとしては教頭、サブ及び来夏エピソードとして途中から声楽部部長、紗羽エピソードでは一応父親もそのくくりかもしれません。で、最後にババを引かされる形で理事長が一身にヨゴレ役を担って物語は幕を閉じます。その過程において校長が一念発起で生徒たちのために身を挺するわけですが、その後ジャージ姿で合唱部の演劇を微笑みながら見守るシーンをもって出番終了と相成ります。ぶっちゃけ彼が一番体張ったわけなのですからちょっと可哀そうではありました。何やら過去にも合唱部で漢気を見せたようなのですが、それが何だったかは今となってはもうわかりません。

実は本作では何故教頭が嫌な奴と成り果てたのか?という疑問に正面から答えを出していません。何やら才能の有無みたいなものを匂わせてはいましたが、それと過去の合唱部に何があったのか、そしてどうして声楽部に変わったのかという理由自体は提示されないままで終わりました。物語そのものが途中から曲を完成させることそのものよりも文化祭を実現させるということに目標が変わったので見落とされがちですが(この辺が特に顕著な和奏エピと来夏エピのねじれ構造です)、まさかこれの答え合わせがされないとは思いませんでした。というかそもそも合唱部という名称自体が偶然の一致だったんですよね。ここぐらいせめて「昔(合唱部が)あったらしいし」との台詞ぐらい欲しかった気がします……って、無かったよね?聞き逃しってことないよね?
人気作ですし、実際それなりに面白かったのも確かですがやや作為的に視点を逸らされたのかなという気もしています。逆に言うとそれが本作の「工夫」とも言えるわけですが。

本作のテーマとしては「目標」があげられると思います。和奏にとっては音楽、紗羽にとっては騎手、大智にとってはバドミントン、ウィーンにとってはヤンとの再会又はヒーローになること。来夏にとっては合唱部設立、そして文化祭の強行……というわけなのですがこのように彼女だけ高校で目標が終わってしまってるんですよね。だから最終回エピローグで新しい目標を見つけたというシーンを入れたのでしょうが……。

ラストは大団円で明るい未来を目指して銘々が歩んでいく……というわけなのですが個人的には少々物悲しい印象を受けました。皆がそれぞれの道を行くといえば聞こえはいいですが、イベントごとを一つクリアすると後はバラバラとも言えるわけですし。
ただどうやらアラサーとなった登場人物たちの物語が小説として出てるようでこの辺は一応解決したとも言えるんでしょうかね。

2012年の作品という事ですが携帯電話がガラケーなくらいで時代背景的な古さはあまり感じません。作画の方は現在の基準からすればやや見劣りする気もしますが充分許容範囲内だと思います。

ちなみにJRAでは騎手の身長制限はないみたいですね。本作では架空の団体相手だったのでそこにはあったという設定なのかもしれませんが、いずれにしろ馬に乗るための斤量の問題なわけなので海外にいこうがどうしようが体重絞らなきゃいけないことには変わりありません。紗羽ちゃんの苦難は続きます。

投稿 : 2022/06/18
閲覧 : 305
サンキュー:

14

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泣いたり笑ったり、歌ったり踊ったり。ホント青春って素晴らしい!

凪のあすから、色づく世界の明日からと続いて
PA Worksでの作品を巡ってます。

江の島を舞台に高校3年生という限られた学園生活を時にぶつかり、
時に励まし合いながら駆け抜ける青春ストーリーです。

歌いたいを諦めきれない元声楽部の宮本来夏が
その行動力で仲間を集めて合唱部を立ち上げます。

来夏が集めた部員は
将来騎手になることを目指してる仲良しの沖田紗羽。
音楽科から普通科に転入し、音楽をやめてしまった坂井和奏。
一人バドミントン部員の田中大智。
帰国子女のちょっと変わった男の子ウィーンの男女5人。

今現状に色々悩みを抱えてつつも前へ進んでいくエピソードが
少しづつ語られていきます。
そしてお互いを知ることでどんどん絆が深まっていきます。
それは、観てる自分も同じで知れば知るほどに
素直で真っすぐに突き進むこの子達が好きになっていきます!

展開は清々しいほど王道で間違いないです。

この作品はそこが最高に良くて、観てて元気をもらえます。

明るくて優しい和奏の母親。
病気で若くして亡くなってしまった母親と深い繋がりがあった人
ほどそのショックから立ち直れないでいます。

母親とのエピソードが優しすぎて・・・。
中盤、父親から話を聞いてその想いをようやく知ることになる和奏
のエピソードは泣いてしまった~><!

押し付けることなく良い距離間で見守る父親の優しさが
感動なんです。

頑なだった和奏が徐々に前向きに音楽と向き合っていく姿は素直に
応援したくなります。

「心の旋律」まひるが教頭とかつて作った音楽。
作品中幾度となく奏でられるこのメロディーが素敵すぎて・・・
その場、その場のシーンによって悲しく響いたり、
明るく元気になれたり心に響きます。

母親と教頭が合唱部だった頃の江の島での日々が
差し込まれる当時のエピソード。楽しそうに教頭の手を引き
歌う母まひるの姿が眩しいです。
やっぱりまひるの存在がとても大きくて、最後まで生き抜いた人生が
今の人々を動かしていく様は切なくて泣けちゃいます~~><!

後半は白祭にむけて動き出す合唱部に試練が訪れます。
理事長の横暴で学園が廃校が決まり
文化祭の白祭も中止が決定します。

そんな中、ようやく母親との歌を完成させた和奏の最高の笑顔。

「歌わなきゃやってられないよ!」溢れる涙と共に叫ぶ来夏。
この娘は、小さな体でいつも全力なんです。

生徒会でも白祭の中止に異議を叫ぶ来夏。
「ここでしか発表の場がない人もいるんですよっ」

この言葉は、なんか心に残りました。

自分の娘達もそうでしたけどこのコロナ過で中止になってしまった
イベント、行事。
大人にとってはただの1年でも子供たちにとってはもう取り戻せない
1年なんですよね。
当たり前にあったものがなくなってしまった子供達のことを思うと
なんか他人事ではなくなります。

困難を何とか乗り越えてのクライマックスは白祭での発表です。

演じる劇はあれだけど、商店ジャーをこなした彼らは本当に堂々としてて素敵です。

そして和奏が作り上げたまひるとの歌「radiant melody」。
「この~メロディが~~ひか~りを連れ出~す♪ 
      煌~めく~瞳に 明日を映~す~よ~♪」
いかにもなミュージカルサウンドから見事に母親のメロディーへと
繋がっていくような盛り上がり!
ようやく親子の歌がみんなを繋いで完成したんだって思うと
もう涙止まらないよ~~><! 合唱はヤバいです・・!!

和奏が言ってたと思ったけど
歌で振り返れる思い出ってきっと忘れないでしょうね。
自分もこの作品での合唱、今は振りかえれる環境も多いしこれからも
何度も聴くことになりそうです。

白祭も終わりそれぞれの道へ進む5人。
田中と紗羽の恋の進展の予感?も爽やかで良かったな~。

ラストは観たかった彼女達のその後を少しだけ想像させて
くれるような演出が素敵でした。

駆け抜ける青春、恥ずかしがらずに表現する
色々な歌声が心に残る素晴らしい作品でした。

投稿 : 2022/06/01
閲覧 : 352
サンキュー:

27

ネタバレ

567 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

合唱時々バドミントン部

キャラ ← ☆★☆ → 物語


めちゃくちゃ面白かったです!


ひと昔前のアニメですが,はなげさんの動画で紹介されてて
それがきっかけで視聴を決めました。


学生らしさあふれる展開で親への反抗等学生してるなぁって感じがしました。
各キャラのエピソードはとても来るものがあり,涙なしには観れませんでした…。


脇役の人たちもいい味出してて,キャラの絡み等良い感じでした。


尺も丁度良く,物語も◎なのでまだ未視聴の方はぜひ。

投稿 : 2022/04/07
閲覧 : 185
サンキュー:

5

ネタバレ

Aki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

6話で断念。

投稿 : 2022/01/27
閲覧 : 217
サンキュー:

0

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春アニメ、PAのアニメが好きなら是非観てほしい作品です

SHIROBAKO、色づく世界の明日から、花咲くいろはに続いて視聴したP.A.WORKSの作品です。他のレビューでも書いてますがP.A.WORKSのお仕事シリーズや青春アニメはどれもとても面白いなと思います。

声楽部で歌わせてもらえない主人公が仲間を集めて新たに合唱部を作る話です。

キャラクターそれぞれにドラマがあって、どのエピソードも良いのですが、個人的に1番好きなシーンは和奏がお母さんが病気の事を打ち明けなかった真意を知った時に「私凄く愛されてたのに、勝手に思い込んで…捨てちゃった。思い出も、ピアノも、音楽も」と言うシーンですね。泣けますね。

自分も歌うのが好きで歌を習っているので、来夏のどうしても歌いたいって気持ちも共感出来ました。来夏は目標のためにまっすぐなのがいいですよね。

ウィーンはキャラ的にとても好きで、ヒーローショーの回とっても良かったです。彼は純粋でめっちゃいいやつですし、ヒーローが絡むと面白いなと(笑)ヤンのためにいつもたくさんメモして、優しいですよね。

紗羽のエピソードはなんだかんだでお父さんが優しかったり、来夏たちがみんなで紗羽のために歌うシーンがめっちゃ良かったです。

田中だけはちょっとエピソードが少なめというか、まあバドミントンする話ではないので仕方ない部分もあるのですが…もうちょっとあってもよかったかなとも思いました。でも部のために一生懸命で田中もめっちゃいいやつです。

最終回の田中の台詞はなんで言っているのかわからないですが、紗羽な事好きなのは間違いないので、いつか2人には結ばれて欲しいですね。

最終回では白祭で歌うシーンはもちろん良いのですが、個人的には校長先生が理事長に抗議するシーンが好きです。頼りなくて、情けなくも見えますけど、生徒のために必死な姿はかっこよかったです。

「あんたにとってここはただの資産でも、生徒たちにとっては大切な場所なんだ」

かっこいいです。めちゃくちゃいい先生ですよ。

結局その後どうなったか描かれてないですけど、校長先生はクビになってしまったのでしょうか?だとしたら不憫で可哀想ですね…
おのれ理事長めという思いです(泣)

作画もPAなので相変わらずめちゃくちゃ綺麗ですし、ストーリーもとても面白いので青春アニメ好きな人には是非観てもらいたい作品です♪

投稿 : 2021/11/05
閲覧 : 392
サンキュー:

7

ネタバレ

pokaerion さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

涙腺を尽く決壊させてくる等身大青春群像劇

物語:3人の女の子たちに順繰り焦点が当てられていく流れ、だけど和奏のドラマはいつも底流にある感じ。全体的にとても質が高いと思う。
作画:人物はPAだなーという印象。注目すべきは背景、実はかなり丁寧。
声優:基本歌上手い人を集めたようで合唱シーンはほんとうに良いものだ。来夏の人の自然体っぽくも冴えた、それでいて可愛い演技がとても好き。
音楽:なんといってもこれ。ラストの合唱劇は卑怯過ぎる出来。素晴らしい。
キャラ:基本皆かわいらしい(男含め)。個人的趣味によって来夏押しになってしまうのは致し方ない。

総評:たぶんいちばん泣いた深夜アニメ。基本あっさりしてるのに涙腺の破壊力は群を抜いていた。傑作。

投稿 : 2021/10/30
閲覧 : 290
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7

ネタバレ

にわか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これはラフスケッチでは?

泣けた話もあったので酷評する気はありません。
ただし、世間の評価ほど良い作品には思えませんでした。

以下ネタバレだらけになります。
でも知っていたからといって物語がつまらなくなるわけでもありませんし面倒なので(笑)一つずつ隠したりはしません。

・和奏が音楽科から普通科に移ったエピソードがない
主人公の和奏にイマイチ感情移入できないのがこういう大事な部分が端折られていたり突然意味不明な怒り方をしたり(来夏に急に悪態をつくこのシーンは未だにわけがわからなくて生理だったからと無理矢理自分を納得させました…)するからだと思います。

・非常識な設定たち
①少子化で経営が成り立たないので学校を潰して高層マンションを建造する
生徒が減っていることが描写からは感じられないし、今や私立も助成金がでるし寄付金もあるしクラウドファンディングなんて方法もあり、加えて音楽科という他校が持たない魅力ある学校が経営困難に陥るものなのでしょうか。しかも理事長の独断。たいていの理事長は教育に片足突っ込んでいるのでここまでひどい人はいない…はずです。ましてや高層マンションを建てるとか…横に建てて生徒にすればいいのでは。

②学校がなくなるから文化祭も中止
この決定を下す職員会議とかもはや会議と呼べる代物ではないです。トップダウンなのだとしても反対の声を上げる先生のいない学校はもっと早くに潰れているでしょうね。そして受け入れる保護者…。

③沙羽の体形
騎手のことをろくに調べもしなかったのでしょうか?



あまり上記のような「ただの文句」ともとられがちなレビューは書きたくありませんが、設定が雑だと拒絶反応がでてしまいかねないんですよね。
まあでもこれは全部目をつぶってもいいです。やっぱりあまり評価したくない理由は

本気で作ったように感じられない

からです。合唱の前の劇は必要でしょうか?多分道具を壊してもらうために必要だからあるんでしょうね…。高校生が「将来この経験がきっと役に立つ」なんて思いながら何かに取り組むでしょうか?むしろ後先考えずに我武者羅に立ち向かう姿に、なくしてしまったものを思い出し、心を打たれるように思います。タイトルに書いたように、ラフスケッチばかり並んだ展覧会に来た気分だったんですよね。

素材満点。キャラも男性以外は魅力的で良いと思います。特に来夏はよく作られていたと感じています。丁寧につくりこんでくれたら満点をつけたい作品でした。

投稿 : 2021/10/21
閲覧 : 266
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4

ネタバレ

あいおーまる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大人になると理事長の気持ちも……

8年ぶりに全話視聴しました!
学生の頃に観たときは最終話の理事長が鬼畜にしか見えず、サムズダウンをしたものです……
社会人になってから改めて理事長を「ビジネスマン」として捉えたとき、一銭にもならない日曜日の文化祭を中止させようとする言動行動も分からんではないと感じた自分に驚いた次第です。
だからこそ、一銭にもならないからこそ、青春って尊いんですね。
一度観た方も、年を経てもう一度観ると違った感じ方ができると思います必見。

投稿 : 2021/05/19
閲覧 : 417
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2

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TARI TARIの感想

声楽部で発表会に出してもらえなくなったこなつちゃんが
あたらしく合唱部をつくってみんなに歌をきいてもらおうってする
おはなし

恋愛とかなくってSFでもバトルでもなくって
これだけ感動しちゃうおはなしってほかには思いつかないなぁ

はじめはどうなるんだろって思ってたけど
あとの方になったら
もういつもなみだがぼろぼろって。。

あ。。でもときどきわらえるところもあるよ^^

絵がとってもきれいでみんなの合唱がすごいよかったぁ♪



下は前に書いたかんそう^^
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

{netabare}
1話目

絵がにゃんの好きなアニメたまゆらに似てて
きれいなところだしお花もきれいだったネ♪

こなつちゃんはうたうのが好き
でも今はいってる声楽部はうたわせてくれないんだ

それで合唱部をつくろう!って
それには部員を5人あつめないとダメみたい

これからおもしろくなりそう♪
歌とかいっぱいでてきそうだしドラっていうにゃんこもいるしね^^

けいおんみたいな感じになるのかな?
でももっとしんけんに歌をやっていきそうな気がするナ。。

来週も見てみるね☆


2話目

いろいろなことがあってくじけそうになっても
かわらないことが大事なんだってにゃんは思うなぁ

じぶんがかわらなきゃみんながかわるっきゃない
そう思いたい

そういう思いのこもった2人の合唱

さいごは泣いちゃった☆

3話目

うん!考えたね♪

これで合唱部もバトミントン部もつづけられるって思ったら

教頭先生ひどいよ!

でもみんながいればつづけていけるよね(がんばって!)

4話目

みんなまとまってきたみたい

こなつはちょっと分からなくなったのかなぁ?
でも仲間がいるっていいな!

EDの合唱のとき
わかなだけいっしょじゃなくって1人であっちを向いてるのが
気になるなぁ。。

でも今回のおはなしでお母さんのことも考えられるようになって

前向きになれるといいねっ!

6話目

わかなにやっとお母さんの気もちがとどいたね^^
お父さんも分かっててピアノをすててなかったんだぁ

お母さんがうたったテープにあわせてわかながうたいはじめて

みんなの合唱になってEDがおわるまでうれし泣きしてた。。

よかったね♪これでみんながそろってうたえるネ♪


7話目

もうすぐ文化祭なのかなぁ?
でも地下にサイが。。ってw

さわちゃんはそんなにしてまで夢をかなえたいんだ。。
すごいなぁ

おとうさんにも応援してほしいよね☆

でもだいじょうぶだったかなぁ?


8話目

さわちゃんやっぱり。。

でも気にしてくれるひとたちがいるっていいネ♪

はぁはぁって息をしながらみんなにタッチしたときには
うれしかったなぁ(^^)b


9話目

白サイがんばろ~!って
その前にやらなくっちゃいけないことが
いっぱいあるんだぁ。。

商店街のためのアルバイトは
ウィーンがかつやくできるところかなぁ

わかなの作曲。。うまくいくといいな^^

教頭先生たちどうしたの?
白サイにかんけいなかったらいいけどね。。


10話目 

西の端ヒーローショウテンジャー
みんながんばったね

ばいきん軍団にまけない!
教頭先生にもまけない!!
チャリにのった
どろぼうにもまけない!!!

教頭先生もほんとは応援してるのかなぁ
ツンデレだよね♪

ウィーン。。かっこよかったよ!

みんなでうたったヒーローのうたで
うるうるしてきて泣いちゃった


11話目

さあ白祭がんばろー!ってみんなうごきはじめたネ♪

えっ!教頭先生。。ほんとに。。

にゃんはどきどきしちゃった
かなしくなっちゃうこれからなのに。。

でもわかなちゃんたらすごい!
みんなも歌いたいよねっ!
白祭やりたいよねっ!

あきらめないでー!にゃんも応援してるから~☆


12話目

生徒会もダメ小道具もダメ
校長先生が理事長におねがいしてもダメ

でもみんなの気もちが変わらなかったら
校門の前で歌ったっていいよ!

だれもこなくっても家ぞくはきてくれるし
にゃんだって聞いてるよ(うん)

だからさいごまで歌のれんしゅうがんばって!


13話目

校長先生ありがとう(くすん)どじっ子だったけどかっこよかったよ

みんなの歌がはじまったらもうなみだがとまらなかった(ぼろぼろ)

ちょっとはやかったけど
みんな自分のやりたいことみつけたんだね。。

おめでとう☆
{/netabare}

投稿 : 2021/01/26
閲覧 : 2531
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436

ネタバレ

キリカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ここから始まった。

僕がアニメを観始めるきっかけとなった作品であり今でも自分至上1番の作品でありこれにかなうアニメはもうこれからはでないと思う。まず、1話は始め観た時来夏が主人公かと思ったら和奏が主人公だったのはびっくり、んまぁ少し話数観るとわかると思うけど完全に和奏が主軸で話が進んでいく。それより、まずは二話ここからおもしろくなったと思う。EDも特殊使用だったし何よりここでの来夏の決意は何度観てもいいと思う。

投稿 : 2020/10/28
閲覧 : 380
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7

ネタバレ

まーたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

正直P.A.WORKSの作品で1番だと思う

当時だったかな終わってから一気見して初めてこんなに余韻の残る作品に出逢えた感じやった。観るのが止まらんかった。
何より島崎信長さんと花江夏樹さんが出てる時点で良き。この作品で2人知ったようなもんかな。
まぁ女性声優で一番好きな早見沙織さんも出てたしね。キャラ5人いるんだけど1人1人に話し合ってよかった。
いままで見てきたアニメTOP10には入るかな。
作画ストーリーキャラ音楽含めて神作画ですよ。見て損は無いと思う。こんな青春したかった!ってなる!
お気に入りキャラは当然沖田紗羽ちゃん😊

投稿 : 2020/10/18
閲覧 : 407
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11

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

音楽がとてもいい

鎌倉湘南を舞台にしたアニメ。描写が美しい。江ノ島電車や江ノ島が見える海岸の風景が印象的だ。たまにさりげなく出てくるあじさいの花がまた鎌倉らしい。潮風のハーモニーとかこころの旋律など、オープ二ングのドリーマーなどいい音楽が沢山ある。

♪新しく風が吹いて。泣いたり、笑ったり、歌ってみたり┅(潮風のハーモニー)

ストーリーは始めの方は良い印象を受けにくい。主人公の坂井和奏は江ノ島にある土産物店のひとり娘。母親とは死別している。音楽科だったが母親がやっていた音楽と離れたくて普通科に編入。しかし合唱部に入らないかと宮本来夏から誘いを受けるが和奏はなかなか入部することには否定的。しかしそのうち鎌倉の時計台で宮本来夏が歌っていたのを聞き音楽が好きな彼女の真剣さに引かれ、来夏の友人でよき理解者の紗羽も加わり合唱を始めることになる。また人数をそろえるために廃部寸前のバドミントン部の唯一の部員田中大智と帰国子女のウィーンがやがて合流する。

(合同合唱会で歌うこころの旋律)
二話では去年の合同合唱会で失敗した来夏がリベンジに燃え、弟やその友達なども集め、合唱会に参加しようとするが、引率予定だった校長先生が行方不明となり、合唱会の参加が危うくなる。来夏と紗羽が探して病院にいた。なんとか合唱会にいた教頭に頼んで時間を送らせてもらい紗羽と来夏の二人で参加できた。しかし、来夏はステージに立つが緊張。その時、和奏がピアノを弾き、来夏の緊張はほぐれた。そして紗和とこころの旋律を歌った。(2話エンディング)

♪風新しく 緑をかける。どこまでも遠く すみわたるよ。今かろやかに光はまわる。すべてをやわらかく照すだろう♪

紗羽は家がお寺なのだが、なかなかアクティブ。弓道もしているが、なんと乗馬が趣味。鎌倉の街の道路を馬に乗って移動するから驚きだ。本当にやったら気持ちよさそう。

メンバーはヒーローショーにも挑戦しました。けっこういろいろやっています。

教頭は始めは音楽科から普通科に変わった和奏でに対してけっこうキツイ感じだったが、最後にはよき理解者となりちょっとジーンとくる。

怒ったり、笑ったり、ケンカしたり。そして将来の進路に悩んだり。合唱をすることで悩みも忘れることができる。思春期の時期を表現した青春アニメです。

投稿 : 2020/10/11
閲覧 : 281
ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

安定のP.A.WORKS作品

日常系?青春を思い出せる作品でした。
ただ、特に何が面白いと言えるポイントが無いのでお勧めできるかと言われると微妙な作品です。

投稿 : 2020/10/06
閲覧 : 299
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4

ネタバレ

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

泣いたり、笑ったり、ラジバンダリ!

白浜坂高校合唱時々バドミントン部の面々が、立ち止まったり、躓いたり、ラジバンダリ!
しながら前に進んでいく青春ストーリー。
・・・はたして令和の時代にこのネタ拾える人間が何人残っているのだろうか?

個人的に一番共感したのは紗羽ちゃん。周囲からは現実が見えていない夢物語、でも本人としては本気で目指す目標。
自分自身も放送中ちょうど彼女と同じような心境だったため、自分と重なるところがあり非常に親近感がわいたのを覚えています。
しかし自分も大人になるにつれ彼女の気持ちと同様に両親の考えもより切実に理解できるようになり、今は複雑な感情を抱えますね。
自分はまだわが子を持つに至ってないのでこういった機会は経験していませんが、自分が親だったら子供にどう言い聞かせるだろうかと悩みます。
やってみなければどうなるかは分からないし、それを行っている人々がいるという現実がある。しかしその茨の道を当人が本当に成し遂げられるのか、そんな道を歩ませるのか、難しいテーマです。
気持ちが分かるだけになおのこと難題ですね。世の親御さんはどう切り抜けているのか、気になるところです。

音楽を題材にしている作品なので楽曲はいずれも良好。一番好きなのはEDの「潮風のハーモニー」
というかキャスト陣全体的に上手い。早見さんや高垣さんは分かり切ってたけども、男性陣も存外悪くなかったのが印象的です。

聖地巡礼関係なく江ノ島はいつか行ってみたいなー。

投稿 : 2020/09/24
閲覧 : 379
サンキュー:

24

ネタバレ

はく さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

たりたり

まだ途中の感想です。
TARI TARIの意味は〜し「たり」のたりだったんですね。
EDが好きです。
本編はギスギスが多いのでそういうのが嫌いな人は嫌いかも。
個人的には青春があるはいいけど、ギスギスが多いしその乗り越え方も中途半端に感じました。(理事長のパワハラとか理不尽な部分もいくつかあったし)
田中の恋を応援したくなりますね。

あと、細かいけど和奏の父親の舌打ちがいちいちうるさいし不快だったかな。

投稿 : 2020/08/03
閲覧 : 243
サンキュー:

1

ネタバレ

まさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ネタバレだったり、違ったり

ヒロインが可愛かった!
とくに紗羽ちゃん!
可愛いというよりかっこいい感じかな?

OPの高校時代の教頭とまひるの出てるところのサビすごい好き!
共感できる人いたらよろしく!

最後の方は泣けるけど原作ではそのあとヒロインたちは悲惨な人生を送ってるらしい…(ネタバレで知った)
でも高校取り壊しは残念だった
最後に校長があの理事長を追い返して学校は続けて欲しかった
そこがなんかスッキリしなかったり…

投稿 : 2020/08/01
閲覧 : 274
サンキュー:

6

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

合唱を通して5人の個性がよく調和したお話でした。

宮本 来夏
坂井 和奏
沖田 紗羽
田中 大智
ウィーン

の5人がそれぞれ主役だといえども,
やはり,女子3人の華やかさには
かなわない魅力の作品ですね。

〇坂井 和奏の声楽部での失敗は,
それほど,大きなものだったのでしょうか。

人それぞれ,挽回の意図はあるのでしょうが
新しく合唱部を作るというリベンジの仕方は
根性があっていいと思いました。

〇坂井 和奏のお母さんと教頭先生や
校長先生との関係は,意外でした。
最後,校長先生や教頭先生が自分の
進退までかけて,文化祭を
強行してもらっえたのは,
教頭先生とお母さんとの
友情があったからなのだとも言えます。
いい歌を,お母さんから引き継いで
完成させたのには拍手を
送りたいと思います。

〇沖田 紗羽は,弓道や流鏑馬に加えて
合唱を共にするという立ち位置で
いちばん,目立つし微妙なキャラだと思いました。
騎手になるには,小柄で軽く,出っ張りがない
方がいいに決まっていますが,外国の
学校まで乗り込んでいくのは,
勇気のいることだと思います。

〇田中 大智,バドミントンとの掛け持ち
で,頭数を合わせられたようですが,
男声も加わって,声楽に幅が広がったように
思います。

卒業後は持ち前のバドミントンで
頑張ってくださいと応援
したくなるキャラでした。

〇ウィーン前田 敦博は,ガンバライジャー
のファンで,日本の文化のことも多分に
間違って覚えている青年だけれど,
走って行って,自転車での泥棒を
捕まえるほどのスタミナと脚力を
持つのには感心しました。

7歳の男の子とはいえ,
ウィーンのオーストリアでの親友
を大切に思うのには感心しました。

〇P.A.WORKS らしいといえば
「合唱」とテーマをきめれば
余計な要素は,描き入れないところかな。

恋愛要素はないし,反って友情だけで
固めたところと,個人の嗜好は
認める要素で,個性豊かな5人がよく
表現されていました。

投稿 : 2020/07/19
閲覧 : 233
サンキュー:

8

ネタバレ

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青春×音楽

ニコニコにて今更ながら視聴しました

P.A.WORKSの作品が大好きなので観たいと思ってた枠

恋愛要素はほぼありませんでしたが、ヒロイン3人を筆頭に描いた素晴らしい青春ものでした

内容も音楽も良かったのですがやはり一番は絵の綺麗さ

背景も美しくヒロインたちもほんと可愛かったです

{netabare}以下、ネタバレありの内容の感想です

個人的には、和奏のお母さんのお話が一番グッときました

感動系が好きなのでもう当たり前のように泣けました

あと、大人の都合で勝手に動く理事長には終始イライラしましたが最終回の校長が理事長に言葉を投げかけたシーンもすごく良かったです

和奏以外のヒロインももちろんですが、校長や教頭等々、いい登場人物ばかりでした{/netabare}

中盤から後半にかけてが特に面白かったです、青春ものが好きな方にはオススメの作品の一つになりました

何かに向かって頑張ることって素晴らしいですね!

楽曲はOPが気に入りました、そして大好きな曲「リフレクティア」の合唱版が流れた時には感動して鳥肌が立ちました

地元札幌に帰還してからの視聴だったので、舞台の江の島の聖地巡礼がすぐに出来ないのがただただ残念です(笑)

関東に行った時は必ず聖地巡礼します^^

投稿 : 2020/05/24
閲覧 : 408
サンキュー:

21

ネタバレ

海原正吉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春ものの中で一番の作品

この作品はよく青春ものにあるようなドロドロとした恋愛ストーリーはなく、仲間でいろいろな困難に立ち向かうストーリーで個人的に好きなジャンルでした
最終回も喪失感などはなく気持ちよく終わっていたので素晴らしかったです

投稿 : 2020/05/23
閲覧 : 312
サンキュー:

6

ネタバレ

HAKU さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今でも聴きます!

もともと合唱曲は好きでよく聴いていましたし、今でもよく聴きます。
本作品は合唱をテーマにしているから、どんな曲を歌うのかなとわくわくしていたのを覚えています。
しかし、全てオリジナル曲!
懐かしいという感想は全くありませんでした(笑)
でも、どの曲もよかったですね!
声優さんの中でも上手い人が揃ったのでしょうか。
高垣彩陽さんは大学でも声楽を学んでいたそうなので、圧倒的に上手かったです!
そして、高垣さんだけでなく、他の方々とのハーモニーが最高でした!
大人数の合唱も好きですが、少人数での合唱もよかったです!

歌だけでなく、年頃の夢を追いかける女の子と父親の関係、母親が亡くなった女の子と父親の関係、自分の思いを実現するために奔走する女の子などなど、青春真っただ中の青少年が織りなす群像劇は、楽しかったり、苦しかったりします。
夢は必ず叶うとか、ご都合主義の大団円とは言えませんが、この作品はそれでいいと思います。
登場人物のことも、職業のことも、真摯に考えて作られているんです。
P.A.WORKSさんはその部分がとても丁寧だと思います。
だから、異常に話題になることはありませんが、どの作品も根強い人気があるのだと思います。

女子のいい意味での連携が見られるのもよかったです。
今までの関係性からこの連携が見られるのは、あの3人だからか、それともそれが女子高生だからなのか・・・(笑)
大智が「女ってこえぇな」って言うのも分かります(笑)
そのあと。「サイはもういい」とばっさり切る紗羽ちゃんこえぇ!(笑)

教頭の嫌がらせとも思える行動は正直腹が立ちますが、子どもたちのそんな嫌がらせに負けないぞっていう気持ちや行動が素敵です。

PAさんにはこれからもこの作品のような素敵な作品を作っていってもらいたいです!

投稿 : 2020/05/06
閲覧 : 257
サンキュー:

7

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

繋がったり 離れたり 歩き出したり 止まったり

アニコレでの評価が高いので視聴開始。
コロナウィルス拡散防止のための引きこもり活動の一環です。

【作品概要】
 名門の合唱部に所属していた宮本来夏(こなつ)。
 去年のイベントで大失敗こいて、顧問からは譜めくり担当にされ、
 歌う機会を奪われてしまいます。

 そこで来夏は退部し、別の合唱部を作ろうと奔走します。
 江の島近郊での高3夏が始まる。

【作品に対する感想】
 程よく笑いを入れつつ、物語も厚く、歌も十分作られている
 しっかり書き込まれた秀作で、ホント視聴してよかったと思います。
 青春物、成長物、元気をもらいたい人などにおすすめです。

 無から生み出すことの大変さ、そしてその喜びを描いています。

 登場人物は「やりたいことのために行動できる」
 かなりバイタリティのある子達が多いです。
 部活で、学校で、家庭でいろいろなものを抱えた子達が
 衝突を繰り返しながら絆を深め、一つの作品を完成させていく。
 思いもよらぬ人と人とのつながり。
 それが失われたピースを埋めていく。

 「ええわ、ええですわ…」
  つДT)

 そして合唱を軸とした物語だけに、歌えるキャストさんを集めた
 感じですね。安心して聞いてられました。
 私は合唱が結構好きなので、余計にポイント高いです。

 
1)物語
 1クールという短時間に部活内だけの問題だけじゃなく、
 かなり多くの問題を詰め込んでるのが、普通の作品と違っています。
 しかも今時点の話だけじゃなくて、親の世代までさかのぼって。
 大人と子供の交錯・対比がいいです。

 まあ、次々に問題続発なので、
 「次はお前かよ!」って突っ込みたくなるところはありましたが、
 2クールにするとダレたかな?
 もうちょっと彼らの物語を堪能したかったと思います。

 しかしTARITARIって変なタイトルと思ったら…そういうことですね。

2)作画
 江ノ島電鉄の床が木なのがちゃんと再現されてましたね。
 乗った時ぎょっとした記憶がよみがえりました。

 PA Worksの女性キャラって、スタイルがとても綺麗。

 くるくるよく動く作画だったと思います。

3)声優、4)音楽
 合唱ってやっぱり素晴らしい。
 ハモリ・ユニゾン問わず、音圧にぞわぞわ~ってします。
 アイマスの曲も合唱で歌ったらどうかな?って思っちゃうくらい
 合唱が好きです。

 心の旋律 最高です。 
 合唱ってたくさん人数いないと無理って思ってましたが、
 1パート一人でも結構いけますね。

 PA Works過去作のOP/EDを合唱にしたりと、
 コラボ作品があるようなので、そっちも気になりますね。

5)キャラ
 女子勢が家庭内ではわがままなところがあって、
 リアリティがあってよかったと思います。
 ➀坂井和奏
  もうこの娘ぶっちぎりで好きでした。
  キャラデザや性格、もう最高です。和奏という名前が美しい。
  品行方正キャラかと思いきや、ちょっと黒い所があったり、
  そこもかわゆい。
  後悔からちゃんと立ち上がって前に歩きだすのがいいです。  

 ➁宮本来夏
  考える前にやるタイプ。
  EDで一人だけゆらゆらのテンポが倍速なのは
  そういう性格を表してるのかな?
  こういう性格の娘、失敗もいっぱいするけど
  成長して生き残っていくタイプですね。
  最初は合唱だけでしたが、最後はプロジェクトマネジメントの
  真似事までやっちゃうくらい大きな物事を動かすほどになりました。
  計算でやったわけではないですが、、たくさんの要素・人材を
  かき集めて味方にして完成に持って行ったのは素晴らしかったです。
   
 ➂沖田紗羽
  長身に豊満なアレをお持ちだけに「ジョッキー??」
  というのが正直な感想でした。
  しかし海外に出てまでその夢を叶えたいという行動力に
  頭が下がります。
  この娘が制服で馬に乗ってるシーンは「ちょ、うしろ後ろ!」って
  見てるほうが慌ててしまいますね。
  
 ➃田中大智
  バド部でありながら、松岡修造ばりに無茶な条件で
  勝負させられた挙句、合唱部を兼務させられた可哀想な男。
{netabare}
  ま、運命の人に出会えたんだから一概に可哀想とも言えないですかね。
  数年後の紗羽との後日談が見てみたいです。
  出来ればハッピーなやつを。
{/netabare}
  正直者でいいやつです。不器用ながら人を動かす力が結構ありますね。

 ➄ウィーン
  帰国子女ゆえの日本の常識を知らずを、無茶苦茶な話を
  信じてしまう可哀想な人。経験値不足からの無知を
  あまりにおちょくる女子勢にちょっとイラっとしたところもありますが、
  まあ青春の一ページで済んでる感じなので、良しとしましょうか。
  終わったことを悔やむよりこれからどうするかを考えられる
  前向きな奴です。

 ➅教頭(高倉直子)
  中ボス的な立ち位置で来夏たちの障害になりますが、まじめな人
  なんでしょうね。
  頭ごなしな物言いも結構多いですが、やることやってちゃんと言葉を
  交わしていけば理解してくれる人です。天才と凡人の差に
  悩む気持ちはとても共感できます。でもまひるの拓いた道を後ろで
  ちゃんと整地していったのは彼女なんですよね。

 ⑦理事長
  ラスボス。
  持ち物である資産をどう活用するかは持ち主である理事長に
  決定権があるのは当たり前なんですが、やり方が下手でしたね。
  投資ってタイミングを逸すると莫大な損失がでるんで、
  一概に理事長の言っていることを全否定することはできないんですが、
  上から押さえつけることに拘った結果、工事の遅れ対策にあまり
  効果があるとは思えない文化祭中止を強行し  
  地域の皆様との良好な関係がどっかにいっちゃいました。

  と言いつつ、理事長が投資しなければ学校自体が存在せず、
  教職員の雇用も学生も存在しなかったわけです。
  学校存続のために莫大な損失を一人で背負え、というのは
  おかしな話という側面があるのも確かなんですよね。
  
6)好きなシーン 
{netabare}
 ➀ラテン系校歌
  コンドルクイーンズがちゃちゃ入れるシーンです。
  他にも練習中にちゃちゃ入れるところもあるんですけど、
  誘導が見事すぎて噴きました。
  こういう高度な技術がいる笑いの作り方、珍しいですよね。

 ➁紗羽、来夏にキレる
  歌そっちのけになってぶれてる来夏にキレた紗羽。
  彼女の信念が伝わってくるいいシーンでした。
  紗羽も激情に任せて言ったわけではなく、
  目を覚まさせるために言ったことが後でわかり、株上昇!

 ➂コンドルクイーンズの信念
  ステージを譲ってほしいって言った来夏を拒否したおっさんたち。
  大人気ないと言えばそうですが、与えられることが当たり前に
  なってる子供にはいい薬だったかと。
  欲しければ自分で取りに行く、奪いに行く。
  それくらいの覚悟がないとああいう生き方はできないですよね。
  「集まるから歌うんじゃない、歌って集めるんだろうが」
  ゼロから物事を作り出している人のいい言葉と思います。
  
 ➃和奏、後悔の涙
  ここで後悔してよかったと思います。
  もっと遅かったら、さらに取り返しがつかなくなっていました。
  
 ➄紗羽の写真
  最初盗撮するんかいって突っ込みましたが、
  踏みとどまってくれて何よりです。
  Bestショットを渡さなかった田中がかわいすぎてしょうがないです。
  写真撮りに行く過程で、好きな娘のあんなのを見てしまったら
  1週間くらいは悶々としてるんじゃないでしょうか(笑

 ➅来夏、声楽部に反論
  ごもっともですね。
  自力で道を拓いてきた人だから言えることです。
  レールの上を狂いなく速く走ることも当然大事なんですが、
  レールがない所にレールを敷くのは相当大変なんですよね。

 ⑦教頭、来夏に頭を下げる
  道理が解ってる真面目な人だと再認識したシーン。
  先生と生徒の関係ではあるんですが、このプロジェクトを誰が
  動かしてきたかをわきまえての行動で、ポイント高かったです。
  来夏、ついにここまで人を動かすのか!と鳥肌立ったのと同時に
  涙腺やばかったです。

  しかし吹奏楽部や声楽部がちょっと前から練習してたっていうなら、
  ばれないことはないと思うのですが…ま、その辺は突っ込まない方向で。

{/netabare}

【余談】
 私が一番好きな合唱曲は「遠い日の歌」。
 自分で歌ったことはないんですが、合唱コンクールでほかのクラスが
 歌ってるのを聞いて惚れました。
 自分で歌った中では「主よ 人の望みの喜びよ」ですね。

投稿 : 2020/03/14
閲覧 : 384
サンキュー:

23

ネタバレ

ナンカ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

青春もの!

好きです、こういう恋愛要素無しの青春系。
好きな声優さんの歌も聞けて、幸せ。
このサイトで出会ったアニメに感謝です。

青春ブタ野郎もだけど、鎌倉が舞台って絵になって良いですね。

投稿 : 2020/02/10
閲覧 : 270
サンキュー:

4

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

夢があるのはいいな!
俺の夢は何だろう?

投稿 : 2020/01/01
閲覧 : 205
サンキュー:

3

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TARI TARIのストーリー・あらすじ

「TARI TARI」今夏放送開始 制作:P.A.WORKS、キャスト:高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織 ほか(TVアニメ動画『TARI TARI』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年夏アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫AiRI『Dreamer』≪ED≫白浜坂高校合唱部『潮風のハーモニー』

声優・キャラクター

高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織、島﨑信長、花江夏樹、浜田賢二、大原さやか、木下浩之、能登麻美子、田中敦子、宝亀克寿

スタッフ

原作:EVERGREEN、キャラクター原案:tanu、 監督:橋本昌和、シリーズ構成:橋本昌和、キャラクターデザイン・総作画監督:関口可奈味、美術監督:東地和生、色彩設計:井上佳津枝、撮影監督:並木智、3D監督:平田洋平、編集:高橋歩、音響監督:明田川仁、音楽:浜口史郎、音楽制作:ランティス、プロデュース:インフィニット

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