当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「わが青春のアルカディア(アニメ映画)」

総合得点
65.1
感想・評価
20
棚に入れた
112
ランキング
3531
★★★★☆ 3.6 (20)
物語
3.4
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

わが青春のアルカディアの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

漢たちの熱い挽歌

他作品(劇場版銀河鉄道999等)を観た上で視聴するとハーロックとトチローの長い時間、世代を通した友情に熱い気持ちになります。序盤での戦闘機のシーンから終盤のアルカディア号まで観ると感慨深いものがありますね。

冒頭での石原裕次郎の声聞くと紅の翼等の日活映画を錯覚してしまうのは自分だけでしょうか。

敵サイドが微妙で、地球を追放するという胸糞悪いシーンもあっただけに唯一ゼーダ司令は漢の生き様を見せた魅力的な悪役て感じでハーロックとのやりとりは印象深かったです。

宇宙での戦闘シーンの効果音がZガンダムと同じであれ?と思いましたが、本作の方が先でしたね汗。

投稿 : 2023/01/10
閲覧 : 158
サンキュー:

4

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

シンSFスーパー英雄(?)列伝52

この作品は、松本零士が描く男の物語です。
ただ、時代は既に松本ブームが終盤にさしかかっており、この作品の成績が振るわなかった事と、映画の続編としてTV放送された「わが青春のアルカディア 無限軌道SSX」が打ち切りなった事で、ブームに止めを刺した形となりました(涙)
ただ、この作品で描かれる男の生き様は、決して色あせるものではありません。

天地人
「なあ、そう思うだろ、竜之介(ポン)」
竜之介
「おれは女だ~っ!(吹っ飛ぶ天地人) 」
天地人
「う、ううっ(ヨロッ)そ、そこの彼女。男の生き様って素晴らしいじゃ(ギクッ)」
しのぶ
「男なんて、男なんて~(机を持ち上げながら)、みんな同じだわーっ(うぎゃーっ)」

・・・え~っ(汗)失礼しました。
気を取り直して、映画では時代を超えたハーロック一族の物語を描いており、スタンレー山脈超えに複葉機で挑むファントム・F・ハーロックI世、第二次世界大戦でドイツ空軍の撃墜王として闘うファントム・F・ハーロックII世、そして現代で怪盗として働くファントム・F・ハーロックⅢ世(ふ~じこちゃん って、それルパン三世)じゃなくて、20世紀より1000年後に宇宙海賊となるハーロックの物語と続きます。
この映画で当時話題となったのは、やはりハーロックI世の声を、あの石原裕次郎が演じた事でしょうか。
約5分で1000万円以上という高額な出演料は、無駄と言えばそうかもしれないし、話題性及び一般の人を映画館に呼び寄せる効果としては、十分元が取れたのかもしれないですね。
でも、前年の「さよなら銀河鉄道999」が11億円以上だったのに対し、6億5000万円だった事を考えると(あれ?)、どうだったんでしょうか。
で、このスタンレー超えですが、どうしても第二次世界大戦でのポートモレスビー作戦を連想してしまいます。
地図1枚で標高が4,000mの山脈という事を知らず(というか調べる前に)辻政信の独断専行により、悲惨な目にあった将兵の事を考えると、何ともいえない気持ちになります。

ちょっと、脇道にそれてしまいましたが、個人的にはこの作品というか、999以降のアルカディア号のデザイン(あの先端が太いやつ)が気に食わないんですよね。
確かにカッコいいんですけど、やっぱり自分はTVアニメ「宇宙海賊キャプテンハーロック」のあのデザインの方が、良いですね。
これはもう、最初に見たモノを親と思う動物の赤ちゃんと同じで、こっちを先に見ただけなんでしょうけど、やぱりアルカディア号の先端は尖がってないとね~(いや、ホントに個人的な思いなんで、お許しを)

トチロー
「遠い祖先からの夢を俺が満たした船だ、名付けてアルカディア号。我々の乗る船の名は、アルカディア号をおいて他にない。これが俺たちの船だ。そうだ、歴史上の技術的遺産を受け継いで、俺が作ったこの船は俺の分身だ。ハーロック、この船はお前と俺の夢を果たす船だ。」
今は亡き富山敬さんの声で聞くこのセリフは、やっぱりいいですね。

投稿 : 2017/11/15
閲覧 : 579
サンキュー:

11

ネタバレ

雷撃隊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

キャプテン・ハーロック エピソード0

もともと「わが青春の~」というのは短編集「ザ・コクピット」に収録された一編のタイトル。本作はハーロック&トチローのファーストコンタクトと「ザ・コクピット」の「わが青春の~」の映像化だ。宇宙戦艦アルカディア号の初陣だ。

公開当時はガンダム・ブームに押され気味だったらしいけど僕はリアルタイムじゃなかったのでゼンゼンOK。むしろ懐メロとして認識できたのでダサいと感じなくて済んだ。

ハーロックという男は999では無敵の先輩ぶりを見せるけど主人公となると結構弱さをみせる。彼もまた苦悩する若者であり歳相応の無力感にブチ当ることもある。遠目に見ると無敵でも話してみると意外と親近感のある兄ちゃん、というのが彼の魅力だろう。ちなみに大山一族や台場一族とは先祖代々の付き合いのようだ。

キャプテン・ハーロックのご先祖様であるファントム・f・ハーロックはドイツ軍のパイロットで愛機はメッサー・シュミットBF109。胴体にARCADIA
とマーキングされている。バトル・オブ・ブリテンやアフリカ戦線に参加とのこと。ハンス・ヨアヒム・マルセイユやエーリッヒ・ハルトマンの同僚ということになる。このメッサーの照準器が大山家の家宝となり宇宙戦艦アルカディアに搭載される。

ガンフロンティアに登場するハーロック&トチロー~「ザ・コクピット」の短編を経て宇宙海賊と家系が続いてゆく。ちなみに999のトレーダー分岐点はガンフロンティアの世界。コミック版宇宙海賊~にも登場する。映画の冒頭でハーロックが乗っているのはデス・シャドウ。999でトチローの墓所となる戦艦だ。続編のSSXでトレーダーに墜落する様子が描かれている。
宇宙海賊~の子孫でハーロック家の末代は「帰らざる時の物語」に登場する全身サイボーグのハーロックということだろうか。

ハーロック&トチローのコンビはさながら敗戦国であるドイツと日本の敗残兵だろう。トチローの「一人きりの叛乱さ」なんて痛々しい。松本零士の父親はレイテ沖海戦を生き残った零戦のパイロットで戦後に自衛隊から誘いがあった時、「敵(アメリカ)が作った飛行機に乗るなんてまっぴらだ」と断ったそうな。この逸話が恐らくハーロック&トチローのコンビに影響を与えていると思われる。

この頃の東映動画の劇場アニメの作画レベルはやたらと神がかっていてクオリティーが高い。小松原一男や金田伊功がいい仕事している。メッサー・シュミットの空中戦やアルカディア号の発進シーンとか迫力満点だ。豪快にコンクリートをブチ破るアルカディアの発進シーンは最高だ。エメラルダス号が活躍しないのがやや残念だけど。

もう一つ、本作は艦コレやってる提督さんたちに見て欲しい作品だ。後半にアルカディア号が敵の戦艦と1対1のガチンコバトルをやらかす。この戦闘シーンでは二隻が平行に並び主砲を撃ち合う。アルカディア号はターレットを横に向けて一門づつ主砲を打つがこれは日本海軍の片舷相互撃ち方という射撃方法だ。戦艦(バトルシップ)の戦いは平行に並んで二の字を描くのがデフォルトだ。そうすると主砲の全門が使用可能となる。提督方、憶えておくように。でもアルカディアは正確には戦艦ではなく「戦艦的な機能を持った自家用船舶」らしいけど。


音楽は木森俊之氏。「聖母たちのララバイ」の作曲者といえばわかるかな?楽曲提供には平尾昌晃とくる。いやはや渋い。でもカラオケで「白夜にひとり」とか歌ってもわかってくれる人がいなくて少し寂しい。

キャストも文句無し。井上真樹夫さん、富山敬さん、田島玲子さん、やはり最高だ。コミックを読んでいると声が聞こえてくるようだ。「私と共に青春の野を駆けたアルカディアよ、男の約束は守らねばならぬ」「敵に背を向けて海に出たくねーな」とかダサいけどカッコイイ。痺れる憧れる。「総員戦闘配置につけ、機関、レッドスロットル75000回転、目標、敵旗艦」名台詞多いぞ。ラストの「わが青春のアルカディア号、発進」に痺れない奴は男じゃねーぞ。

アニメ、コミックの世界から男の尊厳が失われ、戦車や戦闘機や戦艦まで女共に奪われた今日、女には理解できない男のロマンとガチな艦艇、航空機のバトルがムショウに恋しくなる。ゴツいものをゴツいものとして愛でる心を取り戻したい時に見たくなる名作だ。ヤマトやハーロックを始とする松本ワールドは和製アニメ文化の基礎問題集みたいな作品群なのでアニオタを名乗るなら押さえておくべし。


突っ込みどころ満載でも理屈を超えたロマンと格好良さ、戦艦による迫力満点のバトルがあれば満足なのさ。もともとオイラはこういうのが好きだったのにいつから萌え豚になってしまったのか・・・我ながら情けない・・・

投稿 : 2015/01/05
閲覧 : 544
サンキュー:

15

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2017/08/12
閲覧 : 110

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/04/06
閲覧 : 120

たかし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2015/03/19
閲覧 : 122

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/03/12
閲覧 : 151

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/09/30
閲覧 : 165

ぷおるっか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/06/25
閲覧 : 156

きききき さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

投稿 : 2013/06/15
閲覧 : 139

basser-n さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/02/18
閲覧 : 173

わが青春のアルカディアのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
わが青春のアルカディアのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

わが青春のアルカディアのストーリー・あらすじ

 大人気漫画家・松本零士の代表的なキャラクターである、キャプテン・ハーロック。その若き日の恋と戦いを描く劇場新作アニメ。地球圏に侵攻する宇宙の軍事国家イルミダス。宇宙戦艦デスシャドウの艦長として戦った青年軍人ハーロックは、敵に降伏した地球で敗北の苦渋を噛み締める。そんな中、先祖の奇縁で結ばれる男・大山トチローと出会った彼は、トチローが秘密裡に建造した新造戦艦アルカディア号に乗船。恋人マーヤや女海賊エメラルダス、そしてトカーガ人ゾルたちの支援の中、ハーロックは再び、敵の司令官・武人ゼーダが率いるイルミダス軍に戦いを挑んだ。1970年代末から製作されてきた東映動画(現・東映アニメーション)による松本零士原作劇場アニメ路線の総決算的な作品。監督は、長編版『宇宙戦艦ヤマト』シリーズなどに参加した勝間田具治が担当した。ハーロック一族の先祖に遡る、三つの時代のハーロックの冒険と戦いが劇中で語られ、最も早い時代に登場するファントム・F・ハーロックI世のCVを石原裕次郎が担当したことも大きな話題になった。(アニメ映画『わが青春のアルカディア』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1982年7月28日
制作会社
東映アニメーション
公式サイト
www.toei-anim.co.jp/herlock/

声優・キャラクター

井上真樹夫、富山敬、田島令子、武藤礼子、池田秀一、鶴ひろみ、山本百合子、石田太郎、青野武、高木均、森山周一郎、柴田秀勝、石原裕次郎

スタッフ

原作:松本零士
監督:勝間田具治、脚本:尾中洋一、作画監督:小松原一男、メカニックデザイン:板橋克己

このアニメの類似作品

この頃(1982年7月28日)の他の作品

ページの先頭へ