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「湘南爆走族(OVA)」

総合得点
67.2
感想・評価
20
棚に入れた
125
ランキング
2582
★★★★☆ 3.7 (20)
物語
3.8
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
4.0

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湘南爆走族の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良き80年代、硬派な暴走族(走り屋?)の爽やかな青春劇。1話50分超で全12話のOVA

【良い点】
神奈川湘南を舞台に、80年代の青少年の青春劇な作風。
ヤンキーだけど小粋で爽やか。
コメディーではないが雰囲気が明るく見やすい。
80年代湘南の雰囲気も、作画やBGMなどで表現。

主人公江口はケンカ最強なヤンキーだが学校では手芸部部長で陽気で優しい人気者で女子にモテモテなど、当時のワルぶった青春への憧れを嫌味無く体現している。
1話50分ほどあり、個性的な不良たち各々にスポットを当てて青春を丁寧に掘り下げている。
暴走族の生き様に誇りを持ち、社会に出て卒業した先輩を敬い、ヤンチャしてもいずれは卒業し、今は輝かしい日々を生きるんだ的な。

暴走族同士の抗争やケンカはかなりガチながら、堅気には迷惑かけない。
衝動のままに暴れて、互いに後腐れなく笑い合う。
主人公らが正義ぶらずケンカに明け暮れるのはビー・バップ・ハイスクールと同様。
後続の勧善懲悪ヒーロー色が濃い不良作品よりも好き。

昭和の青春物としてハイレベル。
青春の輝きは時代を超えて通用する普遍性がある。
退職する恩師の為にボクシングに復帰、ブランクを超えて奮闘する3話、
バイクにかける青春な6話、
日本語通じないアメリカ人少女サマンサと江口がひと夏の交流し、後に結婚しアメリカで暮らすサマンサが日本で会った少年を回想する10話が特に良かった。
江口のロマンスと並行して、グレて家族を泣かせるアキラと寡黙な父の想いを知る話も渋い。
エピローグでサマンサが出会った日本人が江口ではなくアキラ(面識なし)なのも良い余韻。
あんなに荒れていてアキラが後に夢を見つけてアメリカで羽ばたいていた。
「ツッパラカル」
ヤンキーの生き様を短編映画のように見せた10話は大変良かった。

【悪い点】
昭和の不良、暴走族の青春を好意的に描いた作風なので、色々と時代遅れ。
意地悪く見ると暴走族や乱暴行為の美化とも取れる。
この点は合わなければ見なくていいので欠点とは言えないか。

青春劇として綺麗な分、不良アニメとしてはやや地味。

群像劇な側面は良いが、個々のキャラの魅力や交流要素はそこそこ程度。
ヒロインは普通に可愛い昭和女子だがあまり印象に残らず。
キャラデザが古い。

声優陣は豪華だが兼役が多い。

【総合評価】8点
暴走族・ヤンキー漫画の嚆矢となった名作であり、また50分×12話のOVAとしては特大ヒットを飛ばした人気作でもあり。
地味さや時代遅れな面もあるが、色褪せない魅力も健在。
評価は「とても良い」

投稿 : 2022/06/21
閲覧 : 214
サンキュー:

2

ネタバレ

Lovin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観た感じ

■情報{netabare}
 原作:吉田聡

 監督:西沢信孝
 脚本:長希星、西沢信孝
 キャラクターデザイン:吉田聡
 制作:東映動画
 話数:50分強

 主題歌:「湘南爆走族」
   by 翔

 挿入歌:「もしかしたら恋」
   by 山野さと子

 挿入歌:「Ride on Dream=走り屋たちのテーマ=」
   by 窪田晴男
{/netabare}
■感想
 知識:原作漫画既読
 鑑賞:TV放送
 概要:旧世紀ツッパリ系
 設定:桜舞う入学式で・・・

 見所
   1.副題は「残された走り屋たち」で、原作のエピソードが描かれる。
     江口洋介は横浜銀蝿ボーカル翔、茂さんは横浜銀蝿ドラムの嵐が声を担当している。
   2.「シエロシ羊助」や「湘南爆笑族」等のネタが盛り込まれるなど、
     原作エピソードの再現度は高め。
   3.中盤までは日常的なエピソードで湘爆を取り巻く環境が描かれるが、
     えっちゃんが二代目を引き継ぐエピソードはない。
   4.権田のファーストネームは二毛作といい、あることを除いて概ね器が小さい。
   5.茂さんが経営するラーメン屋「じえんとる麺」が一同の溜まり場。
     茂さん自身も先代湘南爆走族のメンバー。
   6.制作は1986年で詳細な情報の収集には苦労するが、
     「This is The TUPPARI of 80's」という言葉が相応しく、
     頭がトウモロコシだったり今時の不良とはまた一味違う。
     ただ当時の不良の色を強くしている為、
     津山さんの眼鏡のエピソード等は軽く流されている。

■蛇足{netabare}
 原作最終話で最後に登場するのは津山さんだったが、

 普通の女子高生だった筈の津山さんも

 エンジン音を聞き分けられるようになっていた模様。
{/netabare}

投稿 : 2016/04/28
閲覧 : 442
サンキュー:

22

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

暴走族に焦点をあてた作品なのに終了後はやけに清々しい後味でした。

湘南爆走族というチームに所属している五人にスポットをあててる本作。
二代目湘南爆走族は最初、江口洋介一人で出発しましたが、
後に江口の男気にひかれアキラ、丸川、桜井に原沢と集まってきます。
たった五人のチームということもあって規模は族の中でも小さいですが
一人一人の火力が高いので問題なし。
ただあまりにも相手の数が多いとやられちゃいますけどね。
そこらへんは無理に主人公陣営を最強に描かず好感がもてました。
江口も人数でおされたりしますがそうとうな数じゃないとまず負けません。
敗北とかには無縁のやつで五人の中でもケタ違いに強いです。

江口とやりあえるのはライバルーチームでもある地獄の軍団の権田くらいでしょう。
毎回江口にあっさりやられたりしてますがそれは俗に言う負け癖というやつですね。
幽白の初期の幽助と桑原みたいな関係ですよ。
作中で一度だけ権田がマジで江口とタイマンをやりましたが勝負はつきませんでした。
本気になった権田は江口と同じくらい強いです。
こいつらにとって喧嘩の質はどこにモチベーションをもってくるかで大きく変化するみたい。

この作品は不良をテーマにしているくせに内容は青春ものです。
これはこの作品に限ったことじゃないのかもしれませんね。
不良漫画は自然と青春ものになっている気がします。

喧嘩のシーンも多く存在しますが全体の割合で言ったら少ないですよ。
雑魚を蹴散らすような小さな喧嘩はありますが、
戦争と位置づけられるような喧嘩は1~2回くらいです。
喧嘩以外のことのほうが多く描かれていましたね、
サーフィンやったり体育祭やったり恋したり修学旅行に行ったり卒業式にでたり…
喧嘩よりもメインがそっちになってるんでここは人によって評価がわかれそうです。
私は正直もっと喧嘩シーンが多くみれる族同士の抗争の話がほしかったですね。
青春ものを楽しみたかったら他の作品みますし。
バランスがとれてれば気にならなかったんですけど、
青春ものに偏ってたのがちょっと気になりました…

江口と津山さんの恋の行方だったり湘爆の結成秘話だったりと面白いことは面白いのですが、
ほとんどの回がそういった話に偏ってるので私が求めていたのとは若干違いました。
そういったサイドストーリーのような話って時々やるからいいんですよ。
でもだからこそブラッディーヒールとの戦争だったり
大きな抗争の話がより面白く感じたというのはありますね。
大きな戦いというのはこの作品では珍しい展開ですから。

これはOVAがそういった話ばかり集めたからなのかなぁ。
原作は読んでないからわかりません。
ただサマンサとマコさんはガチで可愛い。
二人とも違った魅力があってよかったね。

アキラとタミーは最初のころじゃ付き合ってる感じしなかったのに、
終盤じゃただのバカップルになってたよ、まぁ仕方ないか…タミー可愛いもんね。
アキラの過去がちょろっとでてくるんですが
江口とのタイマンで負けるまではそうとう危ないやつだったみたい。
力のぶつけどころがなかったから初めて受け止めてくれた江口に惚れこんだのかも。

全部で12話くらいなんですけど1話の尺が一時間くらいあるんで結構長いです。

そういえば一話の江口の声優さんだけ別の人だったんだよね。
二話以降は塩沢さんだったけど。
この作品の特徴でキャラの声優さんがコロコロかわります。
もちろん二話以降のメインは固定ですけどそれ以外がね…
時々でてくる脇役っているじゃないですか、
その脇役がメインの話だとそれ用の声優さんにチェンジされてることが多いんですよね。
その話が終わってまたちょっとしか登場しなくなったら適当な人にやってもらう、みたいな。
なのでキャラが定着しないので違和感が結構ありました。

サイドストーリーのような話ばかりで構成してあるので清々しい青春ものという印象でしたね。
どうせサイドストーリーをやるなら二代目湘南爆走族結成秘話とかやってほしかったです。
一話の回想でアキラが江口にぶっとばされて他のメンバーも江口に惚れ込んだというのは
ちょろっとやってくれましたがそれを最初から最後までガッツリみせてくれたほうが見応えありましたよ。

青春は一つの要素として大切だけど、
その前にもっと見せてほしいものがあったということです。
最初は楽しいし最後まで見ることもできました。
しかし最初の楽しく感じた青春シナリオが最後まで続くと若干くどく感じたのもまた事実。
バランスがとれてないのが惜しい作品でした。

【B+75点】

投稿 : 2012/07/15
閲覧 : 799
サンキュー:

3

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/13
閲覧 : 30

tokaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/14
閲覧 : 144

Tadano さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/01
閲覧 : 46

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/05/30
閲覧 : 64

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/02/01
閲覧 : 78

dai7271 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/09/12
閲覧 : 118

juvia さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/02/21
閲覧 : 156

basser-n さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/02/18
閲覧 : 162

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湘南爆走族のストーリー・あらすじ

元祖ヤンキー漫画として人気を博した、吉田聡の描くコミックをOVA化したもの。茅ヶ崎界隈で一目置かれる走り屋集団「湘南爆走族」の二代目リーダー・江口洋助。腕っぷしも強けりゃバイクの腕前も天下一品という大した器量で仲間の信頼も厚いが、一方では通っている高校にて手芸部の部長も務めているというなかなか食えないヤツだ。そんな彼を敵視する、暴走族「地獄の軍団」の総長・権田は解散を目前にした「ハッスルジェット」のメンバーに対し、「湘爆」の名を騙って襲撃をかける。まんまと騙され、激昂した「ハッスルジェット」のリーダー真紫は「湘爆」との抗争に乗り出すが?
 ツッパリがブームとなっていた時期に満を持してのアニメ化を果たし、一般層にもアピールする人気シリーズとなった第一作目。洋助役には横浜銀蝿の翔が起用された。(OVA『湘南爆走族』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1986年9月10日

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