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「新世界より(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
3349
棚に入れた
15980
ランキング
158
★★★★☆ 3.9 (3349)
物語
4.2
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.8

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新世界よりの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

タクロー〆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

終わった後に拍手するぐらい納得で面白い

後半になるにつれ面白さが加速していきました。
自分のなかでは最高峰のアニメの一つです!

投稿 : 2014/01/19
閲覧 : 166
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

~偽りの神に抗え。…嗚呼、成程~

<評価>
C

<初見の方へのオススメ度>6
✪✪✪✪✪✪

<ストーリー>7
✪✪✪✪✪✪✪

<脚本>6
✪✪✪✪✪✪

<構成>3
✪✪✪

<設定>8
✪✪✪✪✪✪✪✪

<キャラクター作画>3
✪✪✪

<キャラクターデザイン>4
✪✪✪✪

<物体作画>8
✪✪✪✪✪✪✪✪

<メカ作画>
(ロボ&ミリタリー系アニメにのみ適用される項目)

<動画>6
✪✪✪✪✪✪

<背景>9
✪✪✪✪✪✪✪✪✪

<色彩>8
✪✪✪✪✪✪✪✪

<音楽>8
✪✪✪✪✪✪✪✪

<演出>7
✪✪✪✪✪✪✪

<効果>8
✪✪✪✪✪✪✪✪

<構図>7
✪✪✪✪✪✪✪

<声優>8
✪✪✪✪✪✪✪

<OP>


<ED>9
✪✪✪✪✪✪✪✪✪


原作未読
{netabare}
正直、序盤~中盤までは退屈であった。
構成が割と単調で視聴モチベーションを維持しづらい。
世界観に対する説明も少なく、「察してくれ」と言わんばかりの内容であった。
また、同性愛描写も初見の私にはかなりの弊害だった。
さらに作画の乱れもかなりのもの。
以上の事から、私としては流し見で最後まで終わる作品だと思っていた。

しかし、17話からが状況が一変。
今までの退屈さが嘘のよう。
成程、深いテーマ性もよく分かる。
序盤~中盤にかけてちりばめられていた伏線の回収が実に面白い。
また、悪鬼との戦い(駆け引き)は手に汗握るものがあった。
この辺りの部分だけ評価すれば、同時期の作品を遥かに凌駕する出来映えであろう。


作画について。
上で述べているように、キャラクターの作画に安定感が無い。
序盤から結構崩れている。
ただし、背景・建物・人外生物系の作画は良く、本作独特な世界観を表現するのに大きく貢献していた。


EDは前半・後半ともにとても優れている。
OPは終始クレジットだけ。
OPアニメーションは欲しかった気がする…。


声優について。
浪川さんの演じるスクィーラはかなりのハマり役。
浪川さんは合っている役と合っていない役の差が激しいが今回は大当たりだと言える。
あのような特異な役柄を演じられてこそ、まさに声優であろう。


「アニメは最後まで見ないと分からない」を体現したような作品。
(伏線張りなどで必要だったとは言え)序盤~中盤の退屈さと作画の不安定さがなければ、もっと評価を高くしていただろう。
原作も読んでみたいが、長い作品故に読む時間が…。
{/netabare}

投稿 : 2014/01/15
閲覧 : 336

如水 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

奇狼丸いいよね

原作は知りません。

キャラデザとか作画はすごく良かったです。
主人公もかわいいし、奇狼丸格好いいし。

ただ、物語に少し脈絡がないような気がしました。
二転三転するのはいいのですが、そうなった背景をもうほんの少し描いてくれたら違和感なく見れたと思います。
物語の本筋自体はとてもいいと思いましたし、何よりメッセージ性にも富んだ良作かな。

少々大人向けのアニメですかね。

投稿 : 2014/01/15
閲覧 : 281
サンキュー:

5

ネタバレ

bellkira さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ちょっと重かった

超能力があったらいな~と思ってましたが、使い方によっては人を苦しめる世界になりますね。
遺伝子操作で作った生命も知能、感情があれば人と同じように思うこともあります。
背景が暗いくて思い感じを受けました。
ちょっと考えさせられました。

投稿 : 2014/01/14
閲覧 : 168
サンキュー:

2

ネタバレ

Rion. さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

別な形でこの作品と出会いたかった

とりあえず10話までの感想
全部見てからだと忘れそうなので.

・1話周辺
非常に雰囲気が良いです.
ファンタジックな世界観や現象にワクワクします.
専門用語は多いですが,私はまぁ許せる派ですね.

・5話周辺
図書館の話は面白かったですね.
やっと話が始まったか!って感じでした.

・・・が!!!

はっ!?コレで説明終わりかよ!
コレじゃこの世界観説明できないじゃないか!
ということで書かせていただきますが
{netabare}
1,文明と呪力のバランスがおかしい
私が理系だからですかねぇ.
歳をとったからでしょうか.
この辺が見逃せなくなりました.
人間に対する力の制約は納得という感じでしたが
文明と人間の生活,行動の説明にはなっていません.
あの力であの文明,人間の行動はおかしい.
妙に古めかしい生活をしていて,生活レベルが
あまりにも低そうなのはなんでだよ.

2,ボノボ?ハァ?
説明自体は納得でしたね.面白いです.
ですがあれは一例であるべきで固執するものではないと思うんですが.
その後のボノボ押しの描写がサムイサムイ
薄い本を分厚くする為の演出ですかw

3,説明不足(構成がアンバランス)
これだけ複雑でファンタジーな世界観なのに
世界観や,制約,背景の説明時間が少なすぎます.
いつまでねずみと戦ってるんですか?

なんかずっとイライラするなぁと思ってたんですよ.
でも話自体は面白いんですよ.
設定も斬新で,引き込まれるものがある.
が,ストーリーに関係のある話をしている時間が短すぎるんです.
これ,アニメだからなんでしょうねぇ.
小説だとこの辺は問題なくいけるのかな.

{/netabare}

----------------------------------

全部見たので総評
{netabare}
設定はすばらしいと思います.
ここまで作りこまれた設定は久しぶりでした.
さすが小説.ラノベとはワケが違います.
特に{netabare}愧死機構{/netabare}周りのシステムは感動すら覚えました.

ですが,この『アニメ自体』の評価は低いです.
作画は,私はあまり気にしませんが
進行が酷過ぎます.
引くぐらい面白くない.
まぁストーリーを考えれば当然ですが・・・.

個人的な望みですが
この世界観を上手く説明して
この世界の成り立ち,もしくはその組織との対峙
その間の展開や,苦悩を表現するような展開が見たかったですね.

{/netabare}

投稿 : 2014/01/12
閲覧 : 190
サンキュー:

6

Yeager さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルどおり

ほんとに「タイトルどおり」

いままで描いたこと無いような、観たことも無いような
新世界を描いてて

それでいて作りもの感がしない

そんな感じの作品に仕上がっている

全く新しい世界観なのに、まるでそこにいたことがあるかのような仕上がり。

ストーリーもいい感じだけど、それよりも世界観の仕上がりを評価するべき作品だと思う

観てないのなら、ぜひ一回観てみるべき

投稿 : 2014/01/08
閲覧 : 214
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

勿体ない

レビューが100ということで…
そのうち大半は書いていないんですけどねw

貴志祐介さんの作品の中で一番好きな作品です。
世界観も壮大だし、納得でオススメできる傑作。
ただし、原作の方ね。

ですが、アニメの方は、正直とほほ…って感じです。
仕方がなかった、あれで限界だったと言われれば
それまでなのかもしれませんが
残念感が半端なかった。
NHKあたりでじっくり丁寧に作って欲しいと願ってたので
勿体ない…という感想です。

アニメは青年期から展開が面白くなってきます。
それまで、我慢して見ていられるかどうかが鍵。
説明不足感も否めないし、作画も崩壊気味。
割れたリンゴと雪に咲く花と、曲が良かったのが唯一の救い。
でも、ラストにかけては鳥肌ものの部分もあるので
駄作かと言われれば否、って思うのです。

貴志祐介さんの作品は結構好きで
ドラマや映画などで耳にした方も結構多いはず。
最近だと、ドラマは「鍵のかかった部屋」
映画だと「悪の教典」や「黒い家」や「青の炎」など。
これ、語りだすと長くなるので割愛しますが

貴志祐介さんの作品の中で実写化が難しいと言われていたのが
新世界よりで、実写化されたら
阿鼻叫喚かもしれないな…って思うのが
天使の囀りです。
天使の囀りとクリムゾンの迷宮は良作ですが、
結構後味悪い作品が多いので
なんともおすすめし難いのですが…興味のある方はどうぞ。

追記:スクィーラの「かみしゃま、かみしゃま」にはまってしまい
   頼み事する時にこれでお願いしていた…って事は内緒ですw

投稿 : 2014/01/07
閲覧 : 382

mikosaya さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

評価7

投稿 : 2014/01/02
閲覧 : 270
サンキュー:

0

limit さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

想像力こそが、すべてを変える

原作既読

広大な世界観を存分に醸し出していた。
とにかく物語が深く、1回の視聴では全てを把握
出来ないと思う。

戦争、差別、支配など現世の社会が抱える問題を
反映した作品。

作画が安定しないが、それも魅力と取れる。
前半を乗り越えるのはキツいかもしれないが最終話を
見た後の余韻は歴代アニメの中でもトップクラス。

アニメを見た人には原作も見てほしい

投稿 : 2013/12/23
閲覧 : 203
サンキュー:

13

milimikan さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これは面白かった!

少し内容がわかりずらい?難しい点もあるがとても面白かったです。もう少しディテイルに作ったらもっと変わりやすかったのにな〜っと思います!ちょっとハラハラドキドキする場面もあったりで、この作品はおすすめします!

投稿 : 2013/12/19
閲覧 : 214
サンキュー:

3

Orcha さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

これは

マリアかわ

投稿 : 2013/12/16
閲覧 : 196
サンキュー:

0

K さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

新世界より!?

キャラの魅力が十分に伝わる作品でした。

投稿 : 2013/12/12
閲覧 : 195
サンキュー:

0

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

作品全体を通して非常に良く作り込まれた作品。序盤でポイントを確りと押さえて視聴すれば、中盤から一気に盛り上がります!!【総合評価:72点】

2012年秋から2013年春にかけて全25話で放送された作品。
原作は2008年、第29回日本SF大賞受賞作品です。

人々が『呪力』と呼ばれる所謂サイコキネシスの能力を手に入れ、1000年後の世界を舞台とするSF作品で主人公の渡辺早季が12歳の時点から開始され、14歳、26歳と三部構成になっています。

正直、12歳編の内は毎週視聴していたものの、そこまで内容を捉えきれていなかった感がありました。
作品として独特の設定や用語も多い中、説明が簡略だったりと少し取っ付き難い感じではあります。
しかし、12歳編で登場する設定や用語は14歳編や26歳編で生きてくるので、取っ付き難く視聴を断念する方も多いでしょうが辛抱してください。
自分も12歳編でその取っ付き難さ故に一度視聴を中断しておりましたが、中盤に差し掛かったあたりで、最初から真剣に視聴してみると世界観がぐっと把握出来て一気に作品への評価が上がりました。
まぁ、最初から真面目に視聴していれば良かっただけと言われればそこまでなのですが……

しっかりとポイントを抑えながら一気に視聴するか、時間さえあれば2週視聴してもらえれば、この作品への理解が深まりより面白い作品と感じて頂けるのではと思います。
物語全体を通して爽快感はないですが、視聴後は何とも言えない余韻に浸ることが出来たので、視聴してみて非常に有意義だったと思います。


作画に関しては若干の低評価をつけています。
個人的な意見として、自然の風景などはかなり綺麗なのですがキャラクターデザインがそこまで好きになれなかったと言うのが大きいです。
そして、作画のレベルが目に見えて悪くなる場面も多々あった様に思えます。


主人公の渡辺早季は苦難に対して人並みに揺らぎ、混乱するものの、最終的には立ち上がる事の出来る強さはあります。
しかし、中途半端な善性を持ち、都合の良い社会を形成する裏事情などに嫌悪感を示しつつも、行動力に欠け、自身の行動原理も結果的には自分に都合の良い様に……
まぁ、アニメの主人公としては爽快感にかけるキャラクターではありますが、逆に人間味があると言えると思えます。
王道な主人公から逸脱していながら、この作品の恐怖演出や人間の醜さと言った重要なポイントをじっくりと視聴者に感じさせるのには抜群なキャラクターだったように思えます。


「割れたリンゴ」(第1話 - 第16話) 「雪に咲く花」(第16話 – 第24話)
どちらも作中のキャラクターが歌い上げる主題歌はタイプこそ違いますが、どちらも良曲で個人的には両方お気に入りです。
BGMに関しても、独特な世界観を効果的に演出していて非常にマッチしていた思います。
こんな感じで音楽面に関しては、主題歌、BGM共に素晴らしかったです。。



序盤からしっかりと伏線を張り、その全ての設定をしっかりと扱っていて、物語全体を通してかなり作り込まれた作品
しかし、序盤から面白そうな雰囲気こそ出していますが、どうにもその面白さを実感できるまでに時間が掛かるように思えます。
序盤、物語の取っ付き難さと微妙な作画で断念したい気持ちになる方も多いように思えますが、中盤から巧みに伏線の回収が行われ一気に盛り上がってきますので是非とも流して視聴するのではなく、最後まで真剣に視聴してみてください!!

投稿 : 2013/12/11
閲覧 : 1081
サンキュー:

115

ネタバレ

ごんちー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いっきに全話見ちゃいました!

話がこむずかしいですが、
徐々に解き明かされていきます。
すごく面白かったです(゜ロ゜)

投稿 : 2013/12/01
閲覧 : 204
サンキュー:

1

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

消化不良な問題提起ってイヤだなぁ~3

貴志さん原作のSFホラー?
今んとこ、スティーヴン・キングの「とうもろこし畑の子供たち」っぽくて、ジワジワ怖くなってきてるんだけど。。。最終的にはホラーではなく、SFのみになるのかな?

ちょっと2話観ただけでは、話の流れが分からない。
時系列がバラバラで、つなぐのがしんどそう;
放映終了後、まとめて動画で観た方が、話が分かりやすいカモ(- -;)

。。ってな感じで放映中に断念してしまいました。
最近、時間によゆーができたので、まるっと再視聴。

う~ん、やはり作画が安定せず、目にツライ;
5話目なんか、どちら様?と突っ込みたくなるほど、いきなり登場人物の顔が別人と化しています。
そしてまた元に戻ったり、別人になったりするのです。
ストーリーもつまらないワケではないのですが、ボノボ流性的接触とか、なんか失笑混じりでついていけない部分が。。
極度に不安になったり緊張するとおサルはそーなるって、おサルだって本当に危機的状況にあったら、まず危機からの脱出をはかると思うけど??
特に5話目はキャラデザ崩壊(元のも微妙だけど)と共に、ボノボ流におかしくなる下りで吹いちゃいました~3
8話目はボノボ流のヘンが頂点に。
一体、この物語は何を表現したいんだろうと、首を傾げるばかりです。
一体全体、何を表現したいのか伝えたいのか、結局、終盤まで口ポカンで分かりません。。
何はともあれ、フツーに面白くなってくるのは、17話目に至ってようやくでした。
ここまでくれば、誰でも面白いと思える内容でしょう。
本アニメでツライのは、中盤を過ぎても口ポカンで面白さの焦点が合わないまま進まなければならないのと、ストーリー設定が凝っているから、ツラくとも最初から観なければ分かりづらい点にあるかと思います。

感想。
最後まで観れば、まぁ面白いアニメです。
ただ、最後までがツライです。
あと、結局何がテーマなのか分からず、強く心に訴えかけてくるものがありませんでした。
伝えたいことを、雑多に流し込みすぎたのかもしれません。
あえて拾い出してみると、
1.少年少女の精神の暴走を未然に防ぐことの是非
2.脆弱で能力に劣った者を幼少時に排除することの是非
3.自分達が優位に立つための選民思想の是非
といったところでしょうか。
いずれも、ネタとしてはありきたりな気もしますが。。
ヒロインは成長とともに、上記のような問題にぶつかり、当然反感を覚えますが、大人になってしまうと友達につぶやくだけの、ただの問題提起で終わってしまいます。
「これからもっと良い社会になるといいわね」なんて、しまいにはタダのおばさんになってしまうです。
。。ならねーよ。
だって、1~3までの問題はそのままの世界だもん。
人間、年を取ってしまうと、問題を認識していてもどーでも良くなってしまう。。あ、コレは納得できます!
そうか、コレがテーマだったのか!!ショボっ;

観て腹が立つ、とーゆー程ではありませんが、観て気分の良いアニメじゃなかったと思います。
共感が持てるトコが、ほとんど無い物語も珍しいです。
最後まで納得いかないのは、危険分子を排除するのはまだ分かるけど、能力のない弱い子供のドコに危険があって、排除する必要があるのでしょうか?
色んな矛盾をはらんで、自分たちを「神」と呼ばせて、排除される不安や緊張と背中合わせの少年少女がボノボる社会なんぞ、ハゲネズミ達に滅ぼされれば良いと思います=33
ちなみに本アニメ中、モエはおろか、好感が持てる人間キャラは一人もいませんでした。。

唯一、カッチョいい~と思ったのは、バケネズミの奇狼丸です。
ネズミなのに狼っぽくて、声がシブくてとにかくステキ☆
スクィーラの生き様も良かったですが、ビジュアルがヒド過ぎて。。とにかく本アニメでは、人間よりもバケネズミ達の方がカッチョ良かったです^ ^

投稿 : 2013/11/30
閲覧 : 335
サンキュー:

18

ネタバレ

ワラシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

考えさせられる

この話は1000年後を舞台にした話なんですが、
世界観がなんともいえないです。
真実を知れば知るほど面白くなります。
一回じゃちょっとわかりずらいところもあるので
二回みたらもっといいかもと思います
特にバケネズミの正体がなんなのか知ったときはすごい衝撃でした><

投稿 : 2013/11/29
閲覧 : 246
サンキュー:

7

ネタバレ

roro-k さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

サイエンス・フィクションです。

やっと観終えまスたのでまあ、感想などをほんの少し。

おお、皆エスパーなわけネ。マア なんてロクデモない世界!
ほんと、不穏な設定以外のなにものでのないでスよネ。このときの他種に対するかれらの上から目線こそが伏線だったわけでして、でアリマスから 実はワタシ自身、キャラに対する感情移入はほとんどできなかったです。
 それでもオハナシはオモシロイのでしっかり観させていただきまスた。

ということで個人的なツッコミどころをいくつか。
◆同性愛?これに関してはワタシは“ボノボ”ではナイのでワカリマセン。ただノーマルの場合“種”としては繁栄するのだろうけれどあとがタイヘンのような気も....

◇トウキョウの地下、ワンダーランドすぎ。
いくら放射○&突然変異かなんかしらんけどああいうのはマンガすぎてちょっと。だいたいアイツラふだんナニ食っとんのよ、もうちょっとリアリティーがほしかったでス。

◇主人公補正かかりすぎ 
「ヒロインでなければ死んでた」展開が多すぎて.....。

さいごに[ラストのアノ展開について...] 
 これは弁明の余地なき大罪ですネ。どうせほとんどの人々には知らされることすらない真実なのでしょうから。 まあ、贖罪できる限度をこえてますし、“ワルイコト”だと思っていたなら最初っからこんなことはしやしない。 そしてこの人類は未来への歩みを続けていくわけです。

この物語はサイエンス・フィクションであります。 フィクション(架空の物語)なのですヨ。
安心して下さい、この悪夢はユメから醒めるとおわります。
でも、なぜでしょう この言い知れぬ“後味の悪さ”は。
それはこの物語のなかの人類の残虐さを 我々現実(リアル)に生きる人々も持っているのではないか?という僅かな不安が ココロのドコカにあるからなのかもしれません。

投稿 : 2013/11/29
閲覧 : 244
サンキュー:

12

ネタバレ

しいざあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界観が好き

独特の世界観がある。
昔ながらの日本を連想させる世界観だが、話自体は未来というのが面白い。
人間とバケねずみ双方の思惑が入り混じり、飽きさせない展開となっている

投稿 : 2013/11/25
閲覧 : 237
サンキュー:

2

未桜❀Miou さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見て良かったと思えた(^-^)

 見てる途中は『もう見るのやめようかな…』と思ったけど、後半が微妙に気になるから見続けました(^-^)
 そして見終わってみたら、意外にラストが良い終わり方をしていて、見て良かったと思いました(*^^*)
 グロイのが嫌いな私でもギリ見れました(*^^)
 アナザーを見たおかげかもしれませんがw

投稿 : 2013/11/23
閲覧 : 223
サンキュー:

13

ネタバレ

けんぴぴぴ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

出だしの描写は一体・・・

結構ぐろい描写があります。
出だしで、ぶしゅっとします。
渋谷あたりで大量にぶしゅっとぶしゅっと。

「うわ、なんだこりゃ」と思って見始めました。
が、ラストがあんまりつながらない。

発想力が貧困だからか、最後見終わって、

「ぇ?おわり?」と感じました。

けど、ハラハラドキドキしながら見れるので退屈はしないと思います。

投稿 : 2013/11/16
閲覧 : 184
サンキュー:

4

ネタバレ

三崎鳴 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間の醜悪さへの問いかけ

貴志祐介作小説「新世界より」を原作としたアニメーション作品。原作は第29回日本SF大賞受賞作品。あらすじは以下の通り(wikipediaより引用)。
1000年後の日本。人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着けていた。注連縄に囲まれた自然豊かな集落「神栖66町」では、人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役し、平和な生活を送っていた。その町に生まれた12歳の少女・渡辺早季は、同級生たちと町の外へ出かけ、先史文明が遺した図書館の自走型端末「ミノシロモドキ」と出会う。そこから彼女たちは、1000年前の文明が崩壊した理由と、現在に至るまでの歴史を知ってしまう。禁断の知識を得て、早季たちを取り巻く仮初めの平和は少しずつ歪んでいく――
ジャンル区分としてはホラーとSFの中間。世界観・設定の作り込みが深く序盤から魅入られる。しかしこの手の作品にありがちな難解な展開を唐突に突きつけられる為1話/2話から視聴断念する者も多く、又、作画/絵コンテの崩れが目立つ個所が多々あり、評価を下げたように見受けられる。良い作品は話数を重ねるごとに旨みが露呈し加速していく感覚が味わえるような特徴がある、とこれは個人的な観念だが「Steins;Gate」や「無限のリヴァイアス」など高い評価を得ている作品は決して1話や2話から展開が速いわけではないが、後半へと進むにつれて全体構造が見えてくるそのプロセスから評価を上げることとなった。この「新世界より」という作品も同系統の作品であり、最終話まで失速する事はなかった。おそらく視聴者を選ぶ、賛否も分かれる作品ではあるだろうが自分にとっては深く余韻の残る名作だった。

投稿 : 2013/11/10
閲覧 : 227
サンキュー:

7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

映像化不可能と言われた空前絶後のストーリー・・・神の力を手にした人類を待ち受けるのは果たして・・・

この作品は、貴志祐介さん原作のサイエンス・ファンタジーのジャンルに類するものです。
2008年に第29回日本SF大賞受賞を受賞した作品でもあります(wiki)より。

映像化不可能と言われた作品が映像化されたらどうなるのか・・・?
これが私の視聴のきっかけでした。

視聴してみると、独特の世界観の中に奥深いストーリーが脈々と流れています。
主人公達の成長に合わせて3部に分かれているのですが、序盤は静か・・・そして中盤から終盤にかけて、ストーリーが一気に盛り上がっていきます。
作品の持つ大きな流れの力に身を任せながら視聴できる作品・・・そんな感じです^^;

そして、奥深いストーリーをより際立たせるための作画は、細部の至るところまで緻密に描かれています。アニメーション制作は、A-1 Picturesさんだったのですが、作り手の気合を感じずにはいられませんでした^^

そのようなこの作品の舞台は、1000年後の日本です。人々は皆「呪力」と呼ばれる超能力を持っているのですが、その力でお互いを傷つけあう事無く平和に暮らしています。
本作品の主人公である渡辺早季(わたなべ さき)も同様です。
12歳で呪力が発動した彼女は、他の人と一緒に「全人学級」で呪力の勉強を行なっていました。

全人学級では班行動を取る事が多く、彼女の所属する1班は昔からの友達である朝比奈 覚(あさひな さとる)、青沼 瞬(あおぬま しゅん)、秋月 真理亜(あきづき まりあ)、伊東 守(いとう まもる)と、天野 麗子(あまの れいこ)の7人で構成されていました。

そして、夏季キャンプに天野麗子を除く6人で行った際、触れてはいけないモノに触れてしまい・・・物語が大きく動き出します。

触れてはいけないモノとは・・・?
それを知ってしまったらどうなるの・・・?
作品の演出なのですが、物語の所々で感じる違和感の先には・・・?

ここで上げた疑問は作品全体の中のほんの一部です。
想像を遥かに凌駕する、物凄く壮大な物語が待ち受けていました。
1班の周りで色々な出来事が起こるのですが、それらに対峙する際の心理もしっかり描写されています。これに加え、緻密な作画と豪華CV陣の熱演も相まって・・・私はすっかり圧倒されてしまいました^^;
特に主人公を演じた種田梨沙さんは、この作品が初主演との事ですが、それを感じさせない演技だったと思います。
種田さん・・・良かったですよ♪

この作品を視聴する上でしっかり見ておきたいのは、もちろん1班の皆んなからは目は離せないのですが「バケネズミ」という生物です。普段はバケネズミを人々が使役しているのですが、言葉が話せて思考を持つ彼らは重要な存在でした^^

主題歌は、前期と後期の2曲ありましたが、どちらもこの作品の特徴をよく捉えている曲だと思います。
曲調も私好みでした^^;
前期:割れたリンゴ:渡辺早季(種田梨沙)
後期:雪に咲く花:秋月真理亜(花澤香菜)

2クール25話で構成されたこの作品は、見どころ盛り沢山である上、見応えも十分だと思います。
でも、ストーリーが多少難解でした。前知識無しでいきなり視聴したので色々と見逃した部分もあったかと思います。それでも、この作品の発するメッセージには考えさせられましたし、視聴して良かったと思える作品でした。
・・・というより、視聴が終わったばかりですが、今すぐにでももう一回視聴したいと思える作品です。
もう一回視聴して同じような感動が得られたら・・・お気に入りの棚の前でまた悩む事になりそうです^^;

投稿 : 2013/11/09
閲覧 : 458
サンキュー:

53

ヒナ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見て損はない。

最初は少し難しくて分かりにくが、
だんだん分かっていく。
途中泣けるし、音楽も最高だ。

ただ、見終わったあと自分は何日か頭に残った。
それほど、圧倒された。
だから見て損はないと自分は思う。

投稿 : 2013/11/04
閲覧 : 382
サンキュー:

8

猫のつめ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

哀愁感が良い。

とても丁寧に作られている作品だと思う。前向きの話なのにどことなく漂う哀愁感が良い。あとは、独特世界観なので空言と思えば、面白さが半減するだろう。

投稿 : 2013/11/03
閲覧 : 204
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

おすすめです

怖かった。でも相当面白かった。音楽が怖い雰囲気盛り上げてるんだよね。声優もすごかった。浪川さんがこんなにうまかったとは!最終回ちかくになるといろんな謎が明らかになって、いろいろ考えさせられるね。

投稿 : 2013/10/24
閲覧 : 169

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まだなんとも・・

原作を読んでなくて初回しか見てないですが
いろいろと謎が多く
全体的に不気味な作品だと思います。

作画は少し少女マンガ風で
好き嫌いが分かれるかもしれませんが
個人的には好きです

原作を読んでみようと思いました。

投稿 : 2013/10/16
閲覧 : 193
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異世界アドベンチャー

~ストーリー~
人間が『呪力』と言われる超能力を使うことのできる時代。
そこでは、人間の他に人間の言葉を話すことのできる『バケネズミ』など、多くの種が共存していた。
村に伝わる神隠しや謎のうわさ・・・
村で機密裏に行われていることとは!?

~感想等~
さすがのSF傑作といったところでしょうか。

壮大な世界と謎めいたストーリーが、2クールでも全く飽きを感じさせませんでした。

専門用語が多く、全部をすぐに理解するのは大変かもしれませんが、物語が進むにつれておのずと頭に入ってくるものなので、特に小難しく考える必要はないと思います。

子どもたちと冒険を進めていく上できっと用語もわかるようになると思います!

序盤から伏線が散りばめられており、最終話まですーっと綺麗につながっていくのでわくわくしながらみれますね((o(´∀`)o))ワクワク

{netabare}
麗子ちゃん?と途中で登場した1班の新メンバーの良くんだけはどうなったのか不明で気になりますねw
{/netabare}

俗に言う、ホモやレズなどの同性愛シーンも一部登場し、なんだかカオスな部分もありましたが、それらも全てこの世界では・・・いえ、この作品では意味があるために特に違和感はなかったです。(少しだけ悪寒がありましたがw)

この作品の良くなかった部分をあえてあげるとすれば、作画が安定しなかったことですね。

基本は背景画や演出など、とても綺麗なんですが、たまに急激に汚くなったり、キャラデザに至っては線の粗さがたまに目立つこともあります。

安定しない部分もありましたが、それでも綺麗な部類だと思ったので、私の中では評価4.0にしています。

冒険物なのに何故、主人公を女の子にしてしまったのか、とも思いましたが、そんな疑問も作品を観終わる頃には見事に払拭されていました。

あぁ、彼女が主人公で本当に良かったと・・・

残酷な運命に抗い、多くの仲間の犠牲を伴いながらもそれでも前に進んでいく・・・

そんな、折れない心を持った適役は彼女しかいないと思います。

所詮、フィクションの世界ですが、人の心に訴えかけて現実にも影響を及ぼすような、そういう意味では少しおそろしい作品だと思いました。

・種の存続
・生きるものの権利

視聴後に余韻を残し、内容について深く考えさせられたのは久しぶりです。

アニメにもいろいろなジャンルがあるものですね~。

萌え系もいいですが、こういう作品にも違ったよさがあるものですね♪

ストーリー重視のアニメが好きな方にはかなりおすすめの作品だと思いますので、気になった方は是非ご視聴ください。

投稿 : 2013/10/15
閲覧 : 323
サンキュー:

23

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:今観てる

視聴中ですが・・・

面白い!!面白いですこれは・・・
壮大な話を丁寧に描いているのが分かります。
原作ファンだったのでよくわかるのです!!

種田さやさんの演技がとっても好きで
これからが気になる声優さんの一人です。

そして、なんといってもED!!!!!!
とっても好きな曲です。なんとなくカラオケで歌ってしまします。

A-1 PICTURESですから作画崩壊はあまりないですし、
本当に凝った作品を凝った方法でアニメ化しているのが
分かります。

これからも見続けます!!ラストがどう描かれるか楽しみ♪

投稿 : 2013/10/14
閲覧 : 230
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Oh, my god...

原作未読、2クール全25話。
一部の人間に「呪力」と呼ばれる人の手に余る危険な能力が備わり
人間社会のシステムは大きな変貌を遂げた。
物語の舞台は、人々が呪力を手にしてから1000年後の日本。

いやはや、これは圧巻でした。
綿密に練られた設定、世界観、後半からの怒涛の展開、最終話の衝撃。
個人的に10話を過ぎた辺りから、もう続きが気になって気になって気になってしょうがなかった。
あまりこういう褒め方はしたくないんだけど、これ程のものを見せられてしまうと
他のストーリー重視の作品を見る目が厳しくなってしまいますね。

ただ原作の恩恵を多分に受けているは明白で
シナリオに関しては申し分ないけど、アニメとしての完成度はそこまで高くはない。
序盤の退屈さはネタ蒔きの段階ってのもあるけど
脚本やカット割り、演出の雑さも相まって、正直何度も視聴断念しそうになった。
作画も低調で、止め絵アップですら崩れていたり、セリフのとこで口が動いてなかったりと散々。

それでも要所要所の演出には目を見張るものがあって
特に第19話「暗闇」における恐怖表現の秀逸さは近年ないレベルと言っていい。
音楽・音響面に関しては文句なしのクオリテイ。
メインテーマっぽい、あーあーあーのやつとか(曲名分からん)耳に残るものも多い。

視聴中はあまり深く考えず、ストーリーの流れに素直に身を任せた方が良いでしょう。
最後まで観れば、観続けて良かったと思える秀作。


{netabare}本作の一番の魅力は、最後の最後で驚愕の事実を明かすことで
人間(新人類)とバケネズミ(旧人類)に対して抱いてた感情が逆転させられることによる
負のカタルシスに尽きると思う。
仮に、初期の段階でバケネズミの正体に気付いたとしても
裁判時におけるスクィーラの悲壮な叫びには胸を打たれてしまう(浪川さんの迫真の演技もあって)

人間(新人類)とバケネズミ(旧人類)を隔てるもの。
それは呪力の有無もそうだけど、容姿の違いというものが大きい。
旧人類を醜い姿に変貌させた新人類側の動機のおぞましさには戦慄させられる。
サトルの「彼らはやっぱり人間じゃない。同胞として見れるか?」
安易に否定できないこの台詞の重さ。新人類側の偽らざる本音ってところでしょうか。

はっきり言って、状況的には何も変わっていない。
相変わらず新人類はバケネズミを奴隷として管理しているし
最後は良い話風にまとめてるけど、勝者こそが絶対正義である事を否応なしに痛感させられる。
サキが肉塊となったスクィーラに語りかけるシーンも
正面から見据えず、上から見下ろすように語りかける構図は
新人類と旧人類の立ち位置を如実に示しているようにも思える。
我ながら相当歪んだ見方だと思うけれど。


とにもかくにも、非常に見応えがあり、心にずっしりくる作品だった。
人間とバケネズミそれぞれに信念や業の深さがよく表現されていた。
勝者=正義なのかもしれないが、どちらかが悪ってことではないだろう。
この世界に「悪」が存在するとすれば、ある日突然、人間に呪力なんてものを授けた神だ。{/netabare}

投稿 : 2013/10/14
閲覧 : 653
サンキュー:

56

ネタバレ

徳山 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 2.5 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

タイトルなし

序盤はクオリティが高くて面白かったのに、途中から作画は崩壊するしストーリーはグダグダになってしまった。
設定が面白いだけに残念

投稿 : 2013/10/13
閲覧 : 206
サンキュー:

4

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新世界よりのストーリー・あらすじ

渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。(TVアニメ動画『新世界より』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年秋アニメ
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪ED≫渡辺早季(CV:種田梨沙)『割れたリンゴ』

声優・キャラクター

種田梨沙、東條加那子、花澤香菜、工藤晴香、藤堂真衣、梶裕貴、高城元気、村瀬歩、浪川大輔、平田広明

スタッフ

原作:貴志祐介『新世界より』、 監督:石浜真史、助監督:ヤマトナオミチ、シリーズ構成:十川誠志、トータルデザインコンセプト:長澤真、オリジナルキャラクターデザイン:依り、メインキャラクターデザイン:久保田誓、キャラクターデザイン:崔ふみひで、色彩設計:安部なぎさ、美術監督:山根佐帆、音楽:小森茂生

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