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「新世界より(TVアニメ動画)」

総合得点
87.4
感想・評価
3348
棚に入れた
15970
ランキング
156
★★★★☆ 3.9 (3348)
物語
4.2
作画
3.6
声優
3.9
音楽
3.9
キャラ
3.8

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新世界よりの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

っmk さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメ“観てくれよ”

途中のレズ、ホモのシーンに必要性を感じないって言ってる人は4話、5話辺りを見直して欲しい。先人たちがPKを人間に使わないようにするためにストレスを軽減する必要があった。だからボノボを参考に思春期になったら同性同士で、慰め合う(?)ような社会にした。って言ってるでしょ。(言ってなかったらごめん。小説の方と混ざってる。)それを描写することで管理された社会っていうのを強調したかったんじゃないかな

投稿 : 2024/08/15
閲覧 : 93
サンキュー:

1

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

古典とSFの掛け合わせが巧妙な名作ファンタジー、おすすめ度★★★★☆

偽りの神に抗え。

呪力と呼ばれる超能力を操れる人間が誕生した未来世界を舞台に起きるファンタジーで、突如として発生するようになった異形の怪物、禁忌とされた歴史への接触といった謎を紐解くような展開が次々と巻き起こる。

内容の恐ろしさや緊張感もさることながら、物語の核心に迫り真実が解けた時には、現代社会に生きる我々視聴者にも考えさせられるような所もあってシンパシーがあるのでは無いかと感じた。

一方でインパクトを持たせるために蛇足感ある設定をねじ込んだのは些か疑問。後々気にならなくなったけど最初見てみた時は文明崩壊があったとはいえ未来世界の割に世界観が極端に閉鎖的すぎ、古典的すぎる描かれ方をしてるのが伝わりづらかった。あと、14歳編以降のホ〇関係レ〇関係云々の話は入れる必要ある?未来世界というより辺鄙な村の風習的な描きかただと思うんですが…

世界観の掴みづらさは読めなかったものの、SFとしては興味深い作りになっていてとても楽しめるものだった。

投稿 : 2024/04/19
閲覧 : 95
サンキュー:

4

ヨハネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

作り込み良かったのに風呂敷のたたみ方が勿体ない

【評価したい点】
・設定が作り込まれている
・世界観が良い

【評価しがたい点】
・クライマックスに物足りなさを感じた
・百合とBL要素がストーリーに特に必要性を感じない

【ヨハネ的採点】(10段階評価)
ストーリー:6
構成:5
演出:7
独創性:6
エンタメ性:6

風呂敷のたたみ方が淡々としていて事務的に最終回を迎えた印象。半ばらへんで期待値が上がってしまうのでラストまでにもうひとひねりあればもっと評価されていたのではなかろうか。

投稿 : 2024/04/06
閲覧 : 287
サンキュー:

1

ネタバレ

ナルユキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい原作を使ったが、やややっつけ仕事で冗長なアニメ化

原作小説は第29回日本SF大賞を受賞。原作小説は未読だが、アニメだけでもその肩書きに恥じない素晴らしく重厚な物語に感じた。
ただその原作に胡座をかいてしまったのか、色々と勿体無いアニメ化になってしまったのではないかとも思う。

【ココがすごい:情報量と開示のコントロール】
見出して感じるのは「わけがわからない」ということだろう。
序盤から何の説明も無く、様々な用語が飛び交う中でストーリーが展開していき、その独特な雰囲気に視聴者は呑まれていく。1000年後の茨城という舞台設定に未来的な要素はまるで無く明治か、最新で昭和時代かのような田舎で後進的な風景が続く。1台の車でさえ通る気配も無い。
そんな中で唯一『呪力』と呼ばれる超能力をどんな人間も持っているという設定だけが誰でも解る筈だ。主人公・渡辺早季(わたなべ さき)ら子供たちは呪力の使い方を学ぶために『全人学級』と呼ばれる学校へ通っている。
手を使わずにトランプタワーを作ったり、砂絵を描いたり、駒を動かす大規模なゲーム大会を開いたり────いかにもラボ的な授業の様子が描かれるのだが、その日々の中でクラスメイトが1人、また1人と姿を消してしまう。
『ネコダマシが悪い子を連れ去ってしまう』なんて噂も広まる中で子供たちは「規則を破れば何者かに消されてしまう」恐怖を少しずつ心に刻みつけていくものの、12歳の子供であるが故に迂闊な行動や危険な好奇心も抑えられない。そして────
1話からかなりの情報量がある。独特な生態系と人間社会で構築された本作だけの世界観。そして意味深に挟まれる回想やモノローグ。この大量な情報を納めるために主題歌はEDの1曲のみで、本来OPが入る尺をも本編描写に充てている。それらを全て理解できなくとも「子供がいつの間にか消える」というホラーサスペンスな現象が視聴者を物語に惹きつけていく。
わけのわからない謎の展開は1話から3話まで続くのだが、4話で「何故子供が消えたのか」が一気に説明される。それまでわからなかった謎がパズルのピースを嵌めるように1つずつ確実に埋まっていく展開は一種の快感ですらある。思わず「なるほど」と口走ってしまうほど伏線と情報開示のやり方が上手く、複雑なストーリーもつっかえることなくしっかり呑み込ませてくれる。

【でもココがひどい:ボノボってんにぇ!】
1話から4話までである程度は世界観に説明がつき、その後は主人公たちがピンチになりそれを打開する。ここまでは割と素直に作品を楽しめるのだが、ピンチを打開した後は急に時系列が2年も流れる。
主人公らは禁断の知識を得て自分たち「人間」が何者かを知った筈なのだが、その知ったことはとりあえず後に置いておかれてしまい、代わりに何故か恋愛描写が描かれる。それも同性同士で、いやに生々しい。キスは舌を絡み合うフレンチキス、女の子同士なら相手の胸に顔を埋めるB行為まで描写している。
これはファンの間で『ボノボる』と呼ばれており、その必要性を説く場面もあるのでこのような展開になるのは分かるのだが、1話前まであれだけ緊迫した状況だったのに、急に同性同士の恋愛という展開に変わるのはついていくのが大変だ。私自身は百合やエロシーンには殆ど抵抗は無いが、やはりそういった描写を入れた作品はどこか俗っぽくも感じてしまう(事実として、漫画版の作者は「サービスシーン」として捉えていた旨を巻末コメントで残している)。
またこのようなエロティシズムを描写するにあたって本作には「作画力」が足りない。キャラクターデザインはかなり淡白な仕上がりで洗練されてはおらず、漫画版の方が早季やマリアといった女性キャラを圧倒的に可愛く描いている。本作の地上波放映は2012年に遡るが、類似作品の『ひぐらしのなく頃に(2007年)』よりも粗雑な印象を受けた。作画レベルが5年ほど古いのである。

【そしてココがつまらない?:ダレる】
展開が変わっても、この作品のやり方は変わらない。謎をばらまきながらストーリーを展開し、パズルのピースを嵌めるかの様に謎を明かす。決してワンパターンというわけではない。ばらまかれる謎はどんどん大きく、そしてどんどん主人公らの身近へと接近してくる。嵌めるピースは「パズルの大きさ」が把握できないほど大きな物が実に気持ち良く嵌まっていくのだ。
ただ、それ故に「パズルの大きさ」が把握できないため物語の終着点が中々見えてこない。当然最終話まで観ればいいだけの話だが、そこへ辿り着くまでは常に五里霧の中を彷徨わされることを覚悟して観なければならない。
常に伏線を残し、少し解決したと思ったら新しい伏線をばらまく。物語がどこへ向かっているのかが掴みにくく、2クールという長さも相まって「ダレ」のようなものを感じてしまうのは残念である。
話の冗長さは情報量とストーリーの構成上、致し方ないのだが本来は回避できた筈だ。この作品は決定的に「アニメーション」としては微妙であり、独特の世界観を作るために奇抜な演出がとられることも多い。
普通の作品にならよく使われる止め絵やキャラクターの表情のアップ等、視聴者に強い印象を残し物語の決定的な部分を作り込む技巧。これを殆ど使用せずに敢えて濁した演出をとっているので、この作品のわかりづらさを助長してしまっている。

【でもココが面白い:重厚なストーリー】
それでもわからない部分をちゃんと理解しようとする気概で観ればこの作品はとても面白い。ストーリーは序盤から中盤までは「伏線」と「積み重ね」だ。
{netabare}本作は8話毎に主人公らの年齢が重なり『12歳』と『14歳』、とんで『26歳』の時のエピソードの3部作で成り立っている。しかし全員がその年を迎えられるわけではない。14歳では実に3人もの友人(班員)が物語の舞台から降ろされ、大きな禍根を遺してしまう。呪力と呼ばれる超能力を持った人間の中に生まれる『悪鬼』と呼ばれる殺人鬼。そんな悪鬼を恐れるあまり、この世界の大人は「間引き」をする。
主人公らはこっそりと行われた間引きに気づいてしまう。やり方は残酷で恐怖の募るものばかりだ。1000年後の日本は人間から溢れる呪力の影響で異形の生物が多く、人間が意図して異形にした生物もいる。そんな異形を大人は間引きに使う。
しかし、それは仕方のないことだ。悪鬼が生まれてしまえば対処方法は無いに等しい。多くの人間の命を守るために大人は子供を間引く。主人公らはそんな世界で「間引いている」事実に気づき怯える。ここまでが序盤のストーリーだ。{/netabare}
{netabare}今、ここまで読んでいただい方はこの展開から「異生物と人間の戦い」という展開に変わることを想像できるだろうか?
これまでの伝奇ホラーのようなストーリーから一変、終盤は血塗られた歴史の再来───「戦争」へと展開する。人間を神と崇めていた筈の「バケネズミ」たちは、物語の序盤から徐々に徐々に反乱を仕組んでおり、主人公らの行動も戦争の引き金となっている。
それは幼いが故の過ち。それは幼いが故の思いからの行動。それまで丁寧に描写した設定を積み重ねるように終盤のストーリーを作り上げていく。
大人たちが子供を殺してまで生み出さないようにした「悪鬼」、人間が意図して生み出していた「不浄猫」、言葉を喋れる「バケネズミ」──── 全ての要素が終盤のストーリーを紡ぐためのものである。
18話からの展開は怒涛の展開だ。保っていた平和の崩壊、力関係の逆転、そして現れる悪鬼……。そして、それまで見てきた視聴者だからこそ「悪鬼の正体」が否が応にも分かってしまい、わかっているからこそストーリーが気になって仕方ない。
そして訪れる最終回。あまりにもあっけない、あまりにもあっさりとした最後だ。
だが、全てが終わった主人公たちの気持ちは視聴者にも痛いほど伝わり、美しいほど悲しい物語だ。{/netabare}
{netabare}この物語に「悪」や「罪」というものはないだろう。誰が悪いともいえない、恐怖に囚われた人間が取った行動ゆえの業、人が人を思うからこそ行った罪。それは主人公側も敵である「バケネズミ」側も変わらない。
敵である筈の「スクィーラ」の最後の叫び、最後に描かれるバケネズミの正体、そして、この作品の最後の最後で安堵できるシーンが描かれ物語は「新世界へ」と紡がれる。{/netabare}

【総評】
『魔法少女まどか☆マギカ』と同じくシナリオの力で視聴者を圧倒し、批判すらもねじ伏せていくタイプと評する。なのでアニオタ界隈でも本作はまどマギと並び2010年代初頭を代表するアニメ作品として名が挙げられることもある。その名作扱いに大きな異存はない。円盤はあまり売れなかったようだが現在ではもう評価のアテにならん指標だし
高評価の前提として「原作」の出来の良さがあるだろう。序盤は独特な雰囲気と設定の難しさでとっつきにくさを感じるものの、それを乗り切ってしまえば「人間の業」を描いたようなストーリーは他作品では中々味わえない、じっくりと様々な物──世界観──を描写しており、それがいつか私たちの世界に訪れる「未来」、もし私たち人間が「呪力(超能力)」を持ってしまったらという「IFの世界」として魅せているのも上手く、その時どうすれば本作に起きたような惨劇を回避できるのかを夢想する楽しみ方も出来る。
ただ、そんな素晴らしい原作を決して高くない品質で、恐らく全部分をアニメ化してしまったのが残念だ。
「あまりに壮大なSF作品であるためにアニメ化は不可能とされてきた『新世界より』を数々のヒット作を生み出してきたアニメーション会社『A-1Pictures』が実現化させた!」と書くと聞こえはいいが、淡白なキャラデザや作画は最後まで安定することがなく、表情の変化も乏しいためにせっかくの緊迫感や臨場感が削がれてしまっている。夜や洞窟を舞台とすることが多く基本的に画面が暗いのだが、そこにいるキャラクターたちの「色彩」も淡いので背景の暗闇に呑まれがちになっており、何が起きたのか観てもちゃんと解らないようなシーンが何度もあった。
同じシーンでも原作の小説なら文章による想像でシーンを頭の中で描けるが、絵として画面に出てしまっているアニメで中途半端に描写してしまったことでストーリーをより難解にしてしまっている。本作はストーリーとしての盛り上がりは十二分に備わっているのだが、アニメーションとしての盛り上がりはいまいち薄い。
{netabare}全体的なストーリー構成も、もう少しテンポを良くして『業魔』の部分を思いきってカットしてしまえば、もしかしたら1クールという観やすい尺に収まったのでは?というのが個人的な意見。終盤に関わる用語が『悪鬼』や『愧死機構』の方であり、業魔はそこまで深く関わらなかっただけに中盤のエピソードがダレる要因になりかねないなと思ったり思わなかったり。人気ファンタジー作品『ハリー・ポッター』の原作小説をそのまま映像化したかのような冗長さも感じてしまい、初見ならまだしもふとした時に2回、3回と本作を周回できる人はそこまでいないんじゃないかと思う。{/netabare}
そういった欠点で傾きがちな本作を支える「声優」さん方の演技が素晴らしい。独特な世界観を後押しするよう深刻に緊迫感のある演技をしており、登場人物が12歳から26歳と成長していくことによる声優の変更も自然に行われ、違和感が無い。作画のせいで表情の乏しさに加えて子供時代と大人時代の人物の外見年齢でさえブレブレだったが、種田梨沙さんを始めとする役者さんの奮闘により耳から区別がつくようになっている。熱演が光る部分も多く、最後のスクィーラ(CV:浪川大輔)の叫びは深く突き刺さった。
正直な所、アニメだけを観ても本作の基本設定や1000年の歴史は解りづらい。公式ではYouTube「tvasahi」チャンネルで『新世界より 超スッキリ講座』という解説動画を出しているのでそちらの視聴も強くお奨めする。

投稿 : 2023/10/23
閲覧 : 245
サンキュー:

6

ネタバレ

秋川 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

中盤がつまらなかったけど全体的には面白かったです

前半の禁忌に触れている感じ知っちゃいけないことを知ってしまうゾクゾク感が面白かったです。ただ、中盤になると飽きてきます。瞬がいなくなったり守がいなくなったりと似たような展開だなと思いました。

ここからは俺の自己満です。



見た後で守と真理亜が神栖66町を離れてどうなったのかかなり気になりました。原作でも守と真理亜が神栖66町を離れた後にどうなったのか明かされていないみたいなので自分で考えました。

富子さん曰く、スクィーラが倫理委員会に提出した真理亜と守の骨は、DNA鑑定により真理亜と守のもので間違いないとのことです。このことから真理亜と守の死亡は確定しており、その真理亜と守の骨を提供したのはスクィーラであることから真理亜と守を殺したのはスクィーラだと考えました。

ここでスクィーラ達がどのようにして人間の真理亜と守を殺したのか気になりました。子供一人ですらバケネズミのコロニーを潰すことができるのに子供二人を相手にどのようにしてスクィーラ達がどのようにして真理亜と守を殺したのか考えました。

スクィーラ達は寝首を狩ることで真理亜と守を殺したのだと考えました。富子さん曰く、周辺の町に守の討伐命令が出ている中、子ども二人だけで生き抜くのは難しいとのことです。また、真理亜と守は夏季キャンプでスクィーラと深く関わっておらず、いざ窮地に立たされると早希達を置いて真っ先に逃げるスクィーラの面従腹背の本性を知りません。守は失踪中にバケネズミに助けられています。このことから真理亜達かスクィーラかのどちらかがアプローチして、スクィーラが真理亜達のサバイバル生活を助ける体制ができ、真理亜が子どもを産んだ後に寝首を狩ったのだと考えました。



ラストのメシアを殺すトリックについても考えてみました。

メシアに覚の扮装をした奇狼丸を攻撃させ、攻撃が終わったタイミングで奇狼丸が扮装を解く。そうするとメシアは「自分は同種であるバケネズミを攻撃してしまった」と認識し、愧死機構が発動してメシアが死ぬというトリックでした。

しかし、奇狼丸がメシアに向かってゆくシーンで奇狼丸の後ろに早紀がいて、呪力でメシアの取り巻きのバケネズミを殺していました。見ていてなぜだろうと思いました。そもそもこのトリックを使うなら奇狼丸とメシアに1on1させればいいのではと思いました。そこであのシーンで早紀が後ろにいた理由を考えてみました。

もしあの場面で奇狼丸を一人でメシアに向かわせていたら、メシアが奇狼丸を攻撃する前にメシアの取り巻きのバケネズミが、奇狼丸を攻撃して殺してしまうかもしれません。そうするとトリックを使ってメシアを殺すことができません。そこで早紀が奇狼丸を取り巻きのバケネズミから守る必要があったため早紀が後ろにいたのだと考えました。

また、奇狼丸がメシアに向かっていくシーンで奇狼丸が取り巻きのバケネズミに指を指したタイミングで早紀がそのバケネズミを殺すことで
メシアにより確実に奇狼丸を人間だと認識させる効果もあるのだと考えました。



スクィーラは最終話の裁判のシーンで「私たちは人間だ!」と言っていましたが、スクィーラがどのようにしてバケネズミが元人間であることを知ったのか疑問に思いました。

ミノシロモドキに聞いたのかと思いましたが、4話で瞬がミノシロモドキに「奴隷王朝の民や狩猟民族(呪力のない人間)はどうなったのか」と聞いた際にミノシロモドキは「残念ながらご質問に答えられません」と答えました。ご存じの通り、呪力のない人間は遺伝子を操作されてバケネズミに帰られました。ミノシロモドキに聞いても答えないことをスクィーラがどのようにして知ったのかわかりませんでした。



紛らわしいので愧死機構やバケネズミが生まれた経緯を自分ように整理。

暗黒時代(能力者と非能力者の抗争の時代)によって人口が大幅に減少したことを受けて、果てしない抗争を終わらせるため能力者に愧死機構を植え付ける。(愧死機構は呪力によって発動するため非能力者には無効)

しかし、呪力を持たない非能力者は能力者を殺せるのに呪力を持つ能力者は非能力者を殺すことができない問題が浮上する。

そこで呪力を持たない人間の遺伝子を操作してバケネズミに変える。バケネズミの容姿は醜く、人間とは大きく異なっている。そのためバケネズミは元人間と認知してた当時の人達でも愧死機構に影響されずバケネズミを殺すことができる。
覚は最終話にてバケネズミが元人間であることを頭では分かっていても人間と見なすことができないと言ってます。さらに早紀がスクィーラの無限地獄の罰を解いて間接的にスクィーラを殺すシーンでも早紀が愧死機構による発作に苦しむ様子は見受けられません。

投稿 : 2023/07/13
閲覧 : 357
サンキュー:

2

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

壮大な世界観で人間の倫理観や未来を問いかけるSF作品。

今から1000年後、人間が特殊なサイコパワーが使えるようになった日本のある町で育った渡辺早季という少女が冒険を経て成長し、町やこの世界の真実を知り、その後の暮らしの中で友達を失ったり魔物と化した化け物たちと戦った記録を一人称視点で語る壮大なお話でした。
まず、あまりにも物語の世界観が壮大であり、自分の信じてきたことや価値観が物語が進むに連れ歪んでいき、何を信じていいかわからなくなる上にその自分の記憶さえ信じられなくなるという、これぞSFといった奇妙で、果てない展開が目まぐるしく続き、衝撃の連続でした。こんな深く中身のあるアニメはあんまり見ないので、とても素晴らしい作品でした。何しろ、とても考えさせるし、自分の価値観が作れれてきたものだったら?この平和な街が人々の洗脳と残虐行為から成り立っているとしたら?私たちていったい何?といった根源的な話まで、一人称視点で進むからこそ悩みや葛藤が直に伝わってきて考えさせられるアニメで、すぐ隣りにいる人の考えも全くわからなかったところが良かったです。物語の面では極めて深く濃密な構造であり、謎もたくさんあってそれが解かれていく過程も楽しい作品なので、何度も楽しめて、様々な人によった解釈ができる作品だと想いました。
また、アニメを印象付けるようなギミックがかったSFチックな演出や音楽があり、サバイバルアクションであったり謎解きだったり青春だったり戦争モノだったり、このアニメだけで様々な要素を複合たこの作品の良さを表現していて、たいへん楽しめました。
このアニメは深い哲学的なテーマを探求しながら、壮大な世界観と複雑に交差するキャラクターたちの思惑と、主人公の思いが存分に描かれた作品で、大変面白い作品でした。

投稿 : 2023/06/26
閲覧 : 237
サンキュー:

3

ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ホラー感溢れる設定が恐怖と興味を煽る

主演種田梨沙、ヒーロー役に梶裕貴(成長後の声優)って珍しい組み合わせじゃないですかね?それはさておき内容は凄くハラハラした。ホラー味の強い独自の世界観のインパクトが強く、平和に過ごしていた日常が一変するという突然の恐怖や世界の真実といったミステリー要素と相まって印象深い雰囲気を残していた。
化け物が生まれる原因を知った時はメッセージ性の強さや恐ろしさを改めて再認識させられた。

良くも悪くも印象深い傑作だなぁと思ってます。

投稿 : 2023/06/12
閲覧 : 175
サンキュー:

4

ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

不思議設定の古典SF

舞台は遠い未来の日本。日本の人口は5万にまで減少した世界。
そこで幼少期からの仲良し5人? 組の物語を軸に物語は展開されていきます。
学校の奇妙なカリキュラムから彼らは徐々にこの世界の成り立ちに好奇心と疑念を抱き、様々な出来事を経験しながら時を経ていくおはなし。
単純に仲良し組の成長譚とか友情ものと言う種類のものではないと感じました。
最近観た「凪のあすから」に似てるかと思いましたがそれとは違いました。

大大大昔のアニメ映画で「地球(テラ)へ」ってのがありましたがそれ思い出しました。(よく覚えてないんだけど)
あと「もののけ姫」ぽい。
雰囲気は「神霊狩」にも似ています。

そういう深刻系のやつに耐性ある方にはお勧めです。


{netabare} 呪力=科学技術 と解すれば割と昔からある古典的なSF設定になります。
例えば現実の現代社会に於いてもいよいよAIとの関りが社会問題になりつつあります。
一方インターネットで個人が実際に人を傷つける事も出来る様になって既に社会問題にもなっています。
将来AIが更に進歩し、量子コンピューターが普及して飛躍的に能力が向上した場合どんな世の中になるのか想像もつきません。
人間の脳とは要するに量子コンピューターだと言う人も居るくらいですから。

この想像もつかないテクノロジーと社会現象は現代人である我々には魔法の様な力「呪力」としか理解ができない訳です。

人類はやがてテクノロジーを持て余し、抑制と封印をする選択をする。
その為に純真で好奇心旺盛な子供たちには何かを隠さなければならない、と言うのがこの世界の成り立ちです。 {/netabare}
古典的でしょ?


で、感想ですがスパっと総評すると、
まずまず面白いですが、観てる間は疲れるし、観終わった後幸せな気分になれるかって言うとそういう種類の物語ではないです。

この手の謎ものは勿体ぶって引き延ばすのが常なので、その辺もう少しテンポ良くて欲しかったです。
普通のアニメは戦闘回が見どころなんですがこれは戦闘回が要らない感じ。

あと序盤の神秘的な雰囲気がとても好きでしたが後半は雰囲気作りが雑に感じすっかり失われてしまったのが残念でした。

投稿 : 2023/05/20
閲覧 : 125
サンキュー:

3

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ラストにもってかれました!

不気味で、不穏な空気感が漂う世界観。視聴して本当良かったです。特にラストの伏線回収には、とても驚き、これは私たちの世界の話であるということを感じました。

投稿 : 2023/03/25
閲覧 : 142
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

想像力こそが、すべてを変える。

 アニメを視聴後、原作を読んでみました。

 全話視聴して思ったのは、、最初は専門用語が多く画面や話の雰囲気が暗く陰鬱としていました。しかし、4話ぐらいから世界観や歴史の説明が入り、物語にのめり込むようになりました。途中は説明が多く残酷な真実がだんだん明らかになりますが、18話から大きな戦いに入りスリリングな戦いが始まり面白くなります。全体的に暗く陰鬱であり退屈なところが多いですが、ストーリー重視なので全体的に面白いです。この話は大きく分けて3つ。主人公の年齢が12歳、14歳、26歳のそれぞれで語られます。ここからは原作準拠でそれぞれの話をメモします。

・12歳
{netabare}この話の主人公・渡辺早季が35歳視点から語られるところからスタートします。まず早季はなかなか呪力に目覚めなかった。しかしある日やっと呪力に目覚めることができた。大人たちから特別な試験を受け、晴れて今の学校を卒業できる。そしたらもう一人呪力に目覚めない人が消えていた、、、。さらに早季の班は6人で、普通に授業を受けていた。そしたらある日その内の一人が消えており、皆の記憶からも消えていた、、、。5人はサマーキャンプでミノシロモドキから歴史を知り、大人たちから警戒されるようになる。バケネズミや風船犬など不気味な生物も登場し、より一層世界の謎が深まる。{/netabare}ある程度謎が分かったとはいえ、まだまだ分からないことだらけです。ここは伏線が溜まってる最中ですね。

・14歳
{netabare}時は流れ、2年後へと移る。唐突なBL、GLに(;゚Д゚)、と思いきや事態は深刻なことになり、班の一人の瞬の様子がおかしい。そしてある日いなくなる。瞬と早季は両想いだったが、瞬は業魔となってしまいいなくなってみんなの記憶から消え去る。それが異常に感じた皆は謎を探っていると倫理委員会の議長に目を付けられ、業魔の説明や次世代の議長を託される。ある日、命を狙われる危険を感じた守がいなくなり、彼を守ろうと真理亜もどこか遠くへ行ってしまう。{/netabare}いろいろと謎が明かされだんだん面白くなってきました。ここから面白くなっていきます。

・26歳
{netabare}26歳。主要人物は2人しか残ってません。ここから人間とバケネズミとの全面戦争になります。しかもバケネズミ側は人間を従えているという状況。緊迫した展開が続きますが、いろいろあって人間側が勝利します。最後のオチはビックリしました、、、バケネズミも元々は人間だったんですね。{/netabare}緊迫したバトルが多くて面白かったです。

 全体的に見て面白かったです。序盤に謎・伏線があって後半になって謎の答えと全面戦争が始まる、そんな展開でした。作画がどうこう言われてますけど、僕は別に気にならなかったです。人間の闇、恐ろしさが感じられました。まあ僕はいろいろと衝撃的なアニメをたくさん見たので見慣れた感はありますけどね、、、

 ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2023/03/10
閲覧 : 1368
サンキュー:

33

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なるほど・・・、なるほどねぇ。

本日は2023.3.5なり。
まったく、直近の作品レビューで今からの仕事超繁忙期うんぬん愚痴ったばかりなのに、こういう時に限って、こういう作品に手を付けてしまうのは何なんだろう・・・。
(答えは、解っている・・・・・・・・・逃避だ!!)


って、愚痴を重ねつつ。


この作品、実は視聴のアタックは2回目です。
いろいろな方のレビューや某アニメレビュー系youtuberの方のレビューで「観た方がいい」作品に上がっているので、アタックしたことがありますが、前半の前半あたりで「続きはまた今度・・・」にしていた作品でした。
「ふ~ん、悪くはないなぁ、何かありそうだなぁ」との手ごたえを感じつつも、若干の間延び感キャラ魅力が刺さらなかったのが理由なのかなぁ。


さて、この作品2012年頃の作品という事で、今となってしまえば、ほんの少し今風とは異なった作りになっているのは仕方がりませんね。
それが悪いと言う訳ではないのですが、スピード感やテンポといったところで、多少のもったり感は感じてしまうかもしれませんね。
これは、時の流れのせいなので仕方が無い事なのです。
だからと言って、この作品が評価が上下するという事はないと思いますけどね。


ん~。
物語の内容については、いつもの事で詳細に書くことは控えるのですが、
確かに、前半と後半で、物語の進行速度、伏線回収的な意味ではかなり差があります。
最後まで観て、というご意見が多いのは納得させられます。

そして、内包するテーマは非常に多彩。
多彩と言ってもカラフルと言う訳ではなく、非常に重苦しく、ダークな色合いのものが多いです。
そして、何もかもを「現代≒リアル社会」に結びつける必要はないのですが、どうしても、比喩、暗喩、メタファーが含まれていることは疑いようもない。
そして、それらが簡単に解決できるような事柄でもないことから、考えれば考えるほど、視聴者は重苦しくなっていきます。
物語をエンターテインメントとして、伏線のつながりや、サプライズ的回収「だけ」で楽しむというのも、もちろんありだとは思いますがね。


ある意味、他作品ですが『進撃の巨人』が内包「視聴者に考えてみてほしい」と問いかけているテーマ群に近いものを感じています。
ああ、これは「考えて観てほしい」ではなく、作品を観た上で「一度、(こういったことについて、これがどういうことか)考えてみて」という意味です。

人間の歴史、今リアル世界に存在している事、行われている事、このままでいいのか?本当にそれでいいの?
・・・あなたは本当にそれでいいんですか?
・・・・・・本当にそれがいいんですか?


なーんてね。




私は、わからないな・・・。
いろいろと考えてはいるし、考えてはみたけれど、行動は・・・?

ってなるし。



そして、この作品のエンディング。

この作品を観た後では、
生き残ったキャラの発する、真実を見つめながら、反省やそれぞれの思いを込めて未来へ向ける言葉さえ「偽善」に感じてしまう自分がいる。


「あ~やっぱり、生き残った者、勝者によって歴史は前に進められていくんだなぁ」と。


これは、生き残ったキャラへの批判や抵抗心ではなく、
そうだなぁ・・・「ま、これって仕方ないよね、こういうもんだわな」っていうニヒルな笑み交じりの愚痴だ。

誰かが残れば、その者たちが歴史を作っていく。
これは仕方がない、誰もいなくなってしまえばそこで終わってしうしね。

願わくば、謙虚に他者への想像力をたくましくして、より良い新世界へ・・・。

投稿 : 2023/03/05
閲覧 : 582
サンキュー:

27

ネタバレ

グレイシア さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何と戦っているのか、敵は誰なのか

断っておきますが、記録程度になってしまいました。

間違ってるかもですが時系列で行くと主人公が12歳、14歳、16歳、26歳、36歳の順だったかな?

年齢はあんまり覚えてないんですけど、とりあえず4フェーズくらいあります。
もともと主人公サキのいる1班は6人グループです。
最初に、一番地味な女の子がいなくなる。
次に5人で夏キャンプみたいなイベントで外の世界を知る。バケネズミとも初遭遇。ただし、記憶は改ざんされる。

そして、16歳ごろシュンが豪魔?みたいなのになっちゃって処分される。これもみんなから記憶が消されてしまう。この頃、シュンとサトル、サキとマリア、そしてぼっちのマモルというなんとも言い難い恋仲が発生。ただし、シュンが消えたことによりそれも解消。

その後、一番出来の悪かったマモルの処分が迫る。消された記憶の断片に気付いたこともあいまり、4人はどうにかしようとする。マモルが自給自足で生き抜こうと旅立ち、それにマリアもついていく。サトルとサキはバケネズミの村などを訪ね2人を探すが見つからず。永遠の別れとなる。

そして、10年後の26歳ごろ、バケネズミたちの戦争を監視する役にいたサキ。ある夏祭りの日、バケネズミが人間を滅ぼしにくる。隠し兵器はなんと悪鬼だった。そう、呪力を使う人間は同胞を殺すことができないように遺伝子に組み込まれている。そのため人間は悪鬼になす術がない。それにその悪鬼の正体はあのマリアとマモルの子だったのだ。おそらくバケネズミに捕まり子どもをパクられてそのまま殺され、人間を殺す兵器として育てられたのだろう。
大量の死者を出しながら人間とバケネズミの争いは最終局面へ。

悪鬼を同士討ちさせたと錯覚させたことにより倒すサキたち。人間が勝利したのだ。

そしてさらに10年後。サトルとサキは結ばれていた。
戦争によりこれまでの人間の管理体制は大きく崩れた。そこからまだまだ復興はできていない。そして、バケネズミたちへのこれからの対応も決まっていない。これからどうなっていくのか楽しみ。
だが分かったこともある。バケネズミの正体は元は人間と同じだったこと。1000年前からの歴史の中で生まれた悲劇のようなものであるということ。
そしてなにより、想像力とは何か。

ストーリー概要を大雑把にまとめるとこんな感じですが、メッセージとしては、
自分たちと同じ知性を持ったちがう種に対し、我々はどのような感情を抱くか態度を示すか。人間は結局自分勝手で自分の都合よく考えていること。そして、最後でも直接触れられていた、しかしながら想像力が全てを変えるということ。

総評書こうと思ったけど、まあいいやってなったので急に終わります。ごめんなさい。あくまで私の記録程度に。

投稿 : 2023/01/23
閲覧 : 180
サンキュー:

4

ネタバレ

511 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

傑作

すんーーーーーごい深い。
どっぷり浸れて余韻がある。近所で流れる家路を聞くたびに思い出す。
絶対見るべき。
{netabare} 人類にとって最後の敵はやはり同じ人類だったということだ(某アニメより){/netabare}

投稿 : 2022/10/15
閲覧 : 526
サンキュー:

11

ネタバレ

maki3 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:----

めちゃくちゃ退屈だった

16話くらいまで見るのがしんどい

前置きが長すぎる上に設定や伏線を色々まき散らして置きながら語られる事も無く投げっぱなし

500年後の世界を見せた理由は?
おっさん死んだら女の子出て来た?
瞳孔が2つある理由は?
なにかありそうで何もなかった

あと主人公が優柔不断すぎてみていてイライラ
特に伏線でもないのになかなか情報をしゃべらない多数の登場人物にイライラ
なぜかイマジナリー化したシュンもよくわからない

落ちもどうせネズミは〇〇なんだろうな・・・と思ったら予想通りで拍子抜け


これ序盤もっと削りまくって1クール作品にしてテンポよくしたらもっと評価されたんじゃないかな?

色々長く引っ張った割に期待を裏切ってくれなかった作品

原作小説もたった2巻で終わっているので投げっぱなしの可能性大

投稿 : 2022/10/07
閲覧 : 490
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ニヒル アンバウンド

貴志祐介原作、日本SF大賞受賞作品。

偽りの神に抗うこと。
この惑星の塵の中で歪んだ進化を歩み、
人は心の奥底に潜む虚無に対し抵抗する。
{netabare}そしておそらく我々は敗北したのである。{/netabare}
比類なきメッセージを持つ歴史絵巻であろう。

舞台は千年後、茨城神栖町。
人は「念動力」を手にしている。
煩悩を捨て解脱を目指す少年少女たち。
天から授かった能力を駆使し文化を築いている。
園内での生活を謳歌する若者たちは、
{netabare}夏のキャンプで先史文明が残した、
未知の生物「ミノシロモドキ」と遭遇し、
封印された人の歴史の歩みを知り驚愕する。{/netabare}

呪術と王の成立、信仰と禁忌、
孤独は「業」の苗ごとになり心を蝕む。
我々は何をもって人であるのか?
社会秩序は何をもって守られるのか?
革命はいかなる正義のもとで行われるのか?
{netabare}断続平衡された進化は階級と闘争を生み出し、
ここにもまた悲劇の種が芽生える。{/netabare}

素晴らしい演技と終盤怒涛の演出で、
観るものを選びますが飽きることはない。
世界観と物語を優先させる方にお勧めします。

アニメが1つの「倫理」を語ったのだろう。

投稿 : 2022/10/02
閲覧 : 1173
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73

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

〝業〟

記憶が曖昧だったのとしっかりと通して観たい為に再視聴。

この作品を一言で表すなら〝業〟これ以外にない。
世界観は私達の住んでいる現代世界をベースに超能力を組み込んだ物。
世界規模で発言した超能力=呪力を持つ者が、持たざる者と争い文明が一度滅び、三つの単位に区分された。
『持つ者が持たざる者を支配する国』、『持たざる者の国』、『持つ者だけの国』
先の二つは時代の流れにより淘汰され、『持つ者だけの国』が残ることとなった。
作中において主人公を含む、主要メンバーはこの隠蔽された歴史を知ることで物語に大きく作用していくこととなる。
ざっとこんな感じの世界観だ。

私が〝業〟と評したのは人間が人間を管理し、また持たざる者を化け鼠に遺伝子操作で変えたりとしておきながら
自分達がやられたら怒るようなことをそれ以外の者=物には平気で行うこと。
今言ったことは主人公達も例外なく抱いている感情である。
早季「貴方が殺した全員に対して、心の底から謝罪して。」
覚「いや、やっぱり彼等は人間じゃないんだ。同胞として見れるか?笑」
よって観る人によっては不快に感じる部分であろう。

だがこれこそがあるべき姿なのではないだろうか?
今の社会は矢鱈と〝平等〟に固執し逆に自由と文化を制限されているように感じられる。
代表で取り上げるならLGBTやフェミニズムであろう。
先ず、人間以外の全ての生物にあって現代の人間が持っていない性質が二つ存在する。
それは弱肉強食と適者生存である。
LGBTなど適者生存どころか生物として子孫を残せない時点で――バグ――致命的な欠陥でしかない。
それが声を大にして人権をと、マイノリティを自覚していないのは笑いの種でしかない。
弱肉強食に当て嵌めれば、女性は男性よりも弱いので支配されるのは――生物的観念で見れば――仕方ないことに思える。
人間だけがこの性質を放棄し、上記に捕らわれることで効率的に生物としての進化を遂げられていないのだ。
※お陰様でアニメやマンガの表現的観念でも制限を被っている始末。

まあ長くなったが、そういった生物的観念で観ると一見〝業〟が深い本作だが
正常に見えてくるのが不思議である。

投稿 : 2022/09/20
閲覧 : 191
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6

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何度見ても面白い

先日何度目かの視聴をしました
やはりいつみても面白い

素晴らしいアニメです



貴志祐介先生が書くSF小説の「新世界より」をほぼ再現されています



{netabare}

序盤で主人公たちがミノシロモドキという生ている図書館のような生物?に遭遇し、過去の出来事を聞かされた時の内容が一部省かれていますが支障はないはずです

後半は特に大きな変更点はなかったと思います


{/netabare}



ただ人を選ぶ内容なのと難解な部分が多いです
万人におすすめは出来ませんがまだ見ていないという人はぜひ


アニメを見て面白かったという方は小説の方もおすすめです

投稿 : 2022/09/18
閲覧 : 333
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3

パンツ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 5.0 作画 : 1.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

なぜアニメにした?

ストーリーはそりゃ間違いないよ。
原作すんごい面白いもの。変なオリジナル要素入れて作らなきゃそりゃ面白くなるよ。

ただ、なんであんな低クオリティのアニメーションしか作らないのにアニメにしようと思ったか、これだけがどうにも理解できない。

原作者が自費で作品の宣伝のために作ったと、だから製作費がないと、これならすんごい理解できる。

でも、違うよね?いや、知らんけども。


昭和のアニメ見てるのかと思ったことが何度もありました。


でも、悔しいのはそれでも面白いんだよなぁ。
めっちゃ夜更かししてしまいましたわ。

投稿 : 2022/09/01
閲覧 : 233
サンキュー:

5

笑ウ せぇるすまん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメでここまで

作画に確かに乱れはありますが内容が素晴らしい。
前半の?と感じさせるカットや謎ときの楽しみもあり後半まで一気に視聴できる。

正直にアニメでここまで小説の世界観を表現できるのかと感心して視聴後に原作を読んだぐらいです。
この世界観やストーリーを考えた貴志祐介氏はまさしく天才だと思います。
人間の業をとことん追求して尚且つ最後まで反省しない人間の愚かさは現世界に生きる我々にとっても
深い感銘を感じられず入られません。

散々評価されてますがEDや音楽も世界観に合って抜群な出来だと思います。
アニメというより映画をそれも大人の見る映像作品と思えばいいかも?

国内よりも海外で評価が高いと聞きますが納得です。
日本は映画は並以下なんですからアニメでこんな作品をたくさん作ってもらいたいものです。

投稿 : 2022/06/24
閲覧 : 383
サンキュー:

10

ネタバレ

神谷 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想

 新世界より 感想

 この作品が面白いと感じるかどうかは閉鎖的な環境。呪力という設定にある。人間が呪力を持っていて、その超能力を悪用されないようにきしきこうというものが存在する。そしてそのきしきこうは同じ人間を攻撃すると発動してしまう。
 その超能力のきかない悪鬼があらわれると人間は人間しか攻撃できないために、殺しがなくなる。
 そのため、そうならないように人権を18歳まで与えないようにし、それまでの子供の間は問題のある生徒は処分することができるまさしく専制主義的な国家のような設定に、恐怖感を感じるかどうかと言ったところにある。
 私はこれが好きだが、これは一般的な考えとしてこの政府の政策をどう捉えるかによって重要である。

 その閉鎖的な環境で、人権などが大幅に改定された世界で、ボノボ型の愛の社会が築かれているという新世界が流される。
 ここからは感想になるが、
 私はこの作品を見て思ったのが面白いが社会性に実現となると恐ろしくて非常に怖かった。
 作者はこの社会を理想としているのではなく、おそらくはバケネズミが人間であったことを伝え、抑圧的な社会、閉鎖的なディストピアでは反乱のようなものが起きて報いを受けるのは人間の方だぞということを示しているのであろう。
 私は原作を持っているが、この感覚というのを忘れたくないと思っている。
 偽りの神に抗えというキャッチフレーズが、最終話音楽が流れたと共になんとも言えない哀愁感共に、世界に対する悲壮感と、この世界の仕組みに関する疑念感が湧いてきた。
ポイントはおそらくバケネズミは人間で、新世界に行かなかった人たちはネズミに変えて執拗にかんりしていたというところ。ぶっちゃけこれがなければ、スクィーラはただ悪いやつだと思ったが。
 スクィーラは俺は無罪でいいと思った。
 国家反逆罪的なものは死刑だが、この世界の仕組みを作った側、人間というがそういう奴隷で安く買いたたける奴隷を作って、それで管理させていたのであれば、私はそれを許さないし、奴隷的な商売的な社会システムを作るのはおかしいと思った。
 
 特に私は犯罪者について庇う必要はないが、方法によってはこの世界では安楽死という方法を使って呪力が暴走された人間を消しているというわけだ。
 見終わった時はおぞましい虚無感を覚え、絶望と共によく分からない感情が胸を打った。
 
 これはSF大賞を受賞しているが、漫画やラノベに比べて小説原作というのはテーマに特化しているものが多い。もちろん商業主義という観点からいえば、成功と言い難いのかもしれないが、文学を読む機会が減る上に、アニメ自体が徐々に軽いものになっていっている、保守的な観点から言えばこのような古き良き小説作品をアニメ化するのはファン層を増やすことになり良い取り組みだと思った。特に物語というものが薄れているのであれば、文学重視をして徹底したアニメ業界のテーマ性重視した教育を行うべきであり、このような作品は非常に好感度が高い。

 ただ、ボノボ型の愛の社会で、同性同士で性表現するのは、ボノボという生物がそうかもしれないがいまいち理解できなかったところでもある。

 特にこの社会のポイントしては人間が便利になった代わりに、犯罪者について抑制が効かなくなった点で、そのために犯罪者対策にリスクマネジメントをとらないと言えなくなった社会。
 リスクについて非常に敏感になっていると推察される。

 私と理想する社会はこれとは違い、ミツバチ型の社会で脳同士を連結して、記憶などを共有して、女王蜂がミツバチを管理するように人間の脳にマイクロチップを入れて管理するという社会なのだが、ボノボという生物の外観と、その社会維持のシステムは非常に興味深く、超能力が発現する社会の作り方は非常にうまいと思った。

 ただ作者の言いたいことはわからないが、おそらくスクィーラは元々奴隷として作られ、人間の安い労働力として使われたのであれば、フランス革命や権利章典に従って、知能あるものは最低限どの人権を有することは必要であり、国家の利益の追求、およびマギャベリズムを肯定することはいかせん悲壮感を感じた。

 しかしこれこそがこのアニメの虚無感のあることであり、私的にはこのような社会構造について深く議論するにはこう言ったディストピアアニメなどを推進して読ませることが必要だと感じている。
 文学の復興のためにアニメと組んで、アニメ化するのも一案であり、こう言った社会派アニメをどんどん積極的にアニメ化していくことが今のアニメ業界に必要でいると感じている。

 

投稿 : 2022/06/10
閲覧 : 286
サンキュー:

8

U-yan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

独特の世界観です。

1000年後の日本。地球上では化学やテクノロジーといった文明は滅んでいた。その代わり人々は呪力(超能力)を操れるようになっている。仲良し5人組の少年少女が世界の過去や秘密を知ってしまい、様々な事件に巻き込まれていく。結構悲しくてダークで残酷な話が多く引き込まれる物語です。作画はたまにとろけるかなwでも声優さんは良かった。わたくし種田さんが好きなんで!

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 239
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4

青星アーツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

悲惨、最後名作

もっと明るいファンタジーな作品かと思って
いたのですが、終盤は特に深刻な話になっていきました。
なんとも考えさせられずにはいられないような
最後に、余韻と道徳的なメッセージを感じました。
いやー、なんだかんだで見たらいい作品でしたので
見てみるのは良いと思います。
醜さを持つ者たちとあらがう者たちの物語です。

投稿 : 2022/05/15
閲覧 : 346
サンキュー:

8

Kansan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

面白かったけど期待通りではなく

良い点
・前半の謎に満ちた展開はその演出も相まってサスペンスとしていい雰囲気をだせていた。
・終盤にかけての物語の展開はほどよく視聴者にストレスを与えていて緊張感があり、続きが気になる構成になっていた。

悪かった点
・全体的にスローテンポ、その割にはもっと説明してほしい所や展開的に見たいシーンが足りてなく、話を突然投げ出されたようなエピソードがいくつもあった。
・キャラクターデザインは勿論、キャラの動きに関しても所々引っかかる箇所があった(第5話だけではなく)
・ 物語を通して登場人物と周りの環境に何も変化がないようにみれる。このアニメで伝えたかったメッセージも有耶無耶で単なる設定が面白いパニック映画のようだった。最初からそのつもりで観ればそのように楽しめたと思うが、なまじ演出や物語の展開が何が強いメッセージ性を持っているように見えるので物語が終わった時に少々拍子抜けだった。特に印象に残るセリフやラストもないので。

投稿 : 2022/05/06
閲覧 : 287
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4

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

気づいたらあたりが一面が夕闇に包まれていて、帰れなくなってしまう前に・・・。

この作品は、講談社ノベルスから出版されている小説が原作です。
ポスト・アポカリプス、能力者、異形・異種族、そして最後のネタ明かし。
これらの設定はSFではポピュラーです。
物語もジュブナイルやラノベに分類される感じで複雑なものではありません。
そして、伝えたいこともハッキリしていて分かりやすいです。

しかし、スケールが圧倒的に壮大と言うのがすごいところです。
この物語は、現代から1000年後が舞台です。
しかし、飛んで1000年後の世界ではありません。
その間に積み重ねられた黒い歴史の上に成り立っている物語だから壮大なのです。

そして、面白いのは、この物語は、3部構成となっているところです。
主人公がそれぞれ12歳、14歳、26歳の時のことを描いています。
また、エピローグとして36歳の時を描いて、締めくくります。

子どもが知らなくてもいい大人が隠している世界。
そして、その中で成長する主人公の子どもたち。
主人公たちは成長の中で、いったい何を見て、感じて、考えていくのか。
そんな大人になる過程を描いた時間の流れもまた壮大に感じられる理由の1つです。

ストーリーは、とても面白かったです。
主人公たちは、自分たちが置かれている状況を知らずに過ごしていると言うダークさ。
先が読めないミステリーさ。
エグくて、鬱展開のサイコホラーさ。
とにかく見始めたらやめられなくなるそんな話の展開の数々。
全25話と長いですが、一気に観ることができました。


■「偽りの神に抗え。」
{netabare}
この物語のキャッチコピーです。

この物語は、2つの側面から描かれます。

1つは、主人公たちの視点です。
主人公の子どもたちは、この世界の本当の秘密を知っていきます。
大人たちは、なぜそんなことをやっているのでしょうか?

もう1つは、知性を持った「バケネズミ」の視点です。
バケネズミたちは、人間のことを「神」と崇めます。
しかし、一方でそれとは裏腹に人間に対して思うところがあるようです。
それは、いったいなぜでしょうか?

この2つの謎が分かったとき、「偽りの神に抗え。」の意味を知ることとなります。
{/netabare}


■人間の「業」は、どこまでいくのでしょうか?
{netabare}
観光牧場で、美味しいお肉になるために手厚く管理されている牛を見たとき。
動物園で、檻の中で寂しそうにしているチンパンジーを見たとき。
水族館とは、現代版ノアの箱舟であり、種の保存について触れたとき。
人里におりてきてしまったクマが駆除されたニュースを見たとき。

もし、人間が反対の立場だったら、どうなんだろうと複雑な気分になります。
この世界は、人間の都合の良いように作られています。
人間は、神ではないのに、この世界を保護の名目で管理下に置こうとしています。
しかし、同じ生き物であっても人間にとって都合が悪いものに対しては冷徹です。

「業」そのものは、ただの行為を表すだけだそうです。
しかし、その行為の結果として善悪がもたらされるそうです。
また、「業」には、輪廻思想も加わり、前世から来世にも関わるものだそうです。
この物語でも、1000年と言う歴史の中で、人間は「業」を積み重ねてきました。
人間は、神ではありませんが、やっていること=「業」は、もはや「神」にも等しい。
これは、まさに「偽りの神」です。

主人公の「早季」は、大人になるにつれ、そんな「偽りの神」に疑問を抱きます。
そして、同じく「偽りの神」に疑問を呈するバケネズミの「スクィーラ」。
彼もまた主人公であり、この二人を中心に話が進んでいきます。

この物語は、二人の視点から描く「偽りの神」に抗う言わば神話です。
バケネズミが「神」と呼ぶ人間「早季」から見るなら、言わば「神」目線の神話です。
一方でバケネズミ目線でその「神」について描く神話でもあるのです。

この2つの神話は、同じ事柄を異なる目線で描いているだけにすぎません。
しかし、この2つの間には、相容れない何か大きくて深い溝があるのです。
立場が変わると、同じ事柄でもそのとらえ方や意味が大きく変わるのです。
果たしてこの物語は、その溝を埋めることができるのかと言うところが面白いのです。

この作品を観ていてふと思い出した映画がありました。
{netabare}
アニメと同じ年に公開された「クラウド アトラス」の中の「2144年」編です。
この映画に登場するクローン少女が、スクィーラに重なります。
{/netabare}
{/netabare}


■「新世界より」第二楽章「家路」・・・なぜこの曲なのでしょうか?
{netabare}
この作品のタイトルは、ドヴォルザーク作曲「新世界より」が由来となっています。
また、メインテーマ(曲)は、その中の第二楽章です。
邦題は、「家路」または「遠き山に日は落ちて」です。
第1話では、それを象徴するかのように遠くの山に日が落ちるところが印象的でした。

この物語では、この曲を毎日夕方に公民館が町内に向けて放送しています。
それは、子どもたちの帰宅を促すためです。
その時の夕焼けはきれいなのですが、日が落ちる寸前の薄暗さは不気味でした。
まるでこの物語のダークな世界観を象徴するかのようでした。

さて、なぜこの曲なのでしょうか?
私は、やはり人間の「業」に対する警鐘なのだと思いました。

人間は、太陽のように世界をあまねく照らすかのように、管理できると思っています。
それは、まるで太陽にでもなれる、神にも等しい存在にもなれると思う傲慢さです。

しかし、太陽だって、あの山の向こうへと沈みます。
人間のその傲慢さもそのうち沈みゆくときがやってきて暗闇につつまれてしまいます。
それに早く気付くべきです。
そして、人間は、本来、いるべきところへ帰るべきなのです。
「神」の領域に人間はいるべきではありません。
なぜなら、そこは「偽りの神」の領域だからです。

つまり、第二楽章は、この物語では邦題の通り2つの側面を表していると思うのです。
「遠き山に日は落ちて」は、人間の傲慢さには終わりがくることを示唆しています。
「家路」は、人間のそんな傲慢さを気づかせ、早く帰ることを促していたのです。
気づいたらあたり一面が夕闇に包まれていて、帰れなくなってしまう前に・・・。
それは、まるで夕方の放送のような役目を担っていたと思うのです。
{/netabare}


■まとめ

物語の最初と最後では、「家路」に対するイメージが異なると感じます。
最初のころは、どこか暗く、陰湿で不気味な感じがしました。
しかし、最終話では、なんとも清々しく聞こえるからとても不思議です。
それと同時にこの長い物語が終わったんだなと実感もさせてくれました。

とても面白い作品だったと思います。

投稿 : 2022/04/03
閲覧 : 384
サンキュー:

36

イザヤ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ダークな感じが好き

自分のストライクゾーンの内容です。交響曲新世界よりの曲を聞くたびに,このアニメを思い出します。

投稿 : 2022/03/09
閲覧 : 280
サンキュー:

3

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

新世界よりの感想

あにこれのあらすじ
{netabare}
渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。(wikipedia・公式サイト等参照)
{/netabare}

むずかしい言葉とかいっぱいあって
分かりにくかった。。

とちゅうでわざとだと思うけど
見てる人が気もちわるくなるみたいなヘンな顔にしたりとか
見てるとちゅうでイヤになったかな。。
でも、さいごまで見たらやっぱりよかったぁって思った☆

しばらく見てるとだんだん分かってくるし
こわくってドキドキしたりミステリーとかホラーみたい

気もち悪いところもあったけど
いろいろ考えちゃったり感動するところもあって
とってもいいお話しだったってにゃんは思ったよ^^

あと「偽りの神に抗え」ってどうゆうことかな?って
考えながら見るといいかも☆



↓は1話ずつのかんそう
見おわって時間があったら読んでくれるとうれしい☆

★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★~☆~★
{netabare}
1話目「若葉の季節」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
1000年後。かつて茨城と呼ばれていた地域の南端に広がる人口3000人ほどの町・神栖66町。和貴園と呼ばれる小学校に通っていた早季は、潜在的に人間に備わった超能力"呪力"の発現のため、利根川上流の隠れ寺・清浄寺での神聖な儀式に臨む。

それから数日後、早季は本格的に呪力を学ぶ上級学校・全人学級にいた。今後行動を共にする同じ班のメンバーは、和貴園からの親友である瞬、真理亜、覚、そして別の小学校から進学してきた守と麗子の5人。これから始まる希望に満ちた学園生活に胸躍らせる一同。しかし、早季だけは全人学級の雰囲気に言い知れない違和感を覚えていた。

そんな早季の不安をあおるかのように、覚がネコダマシと呼ばれる妖猫の噂を語り始める。その巨大な猫の怪物は、落ちこぼれの子供の背後からそっと忍び寄り、どこかへ連れ去るという。覚のホラ話だと自分に言い聞かせて恐怖心を紛らせていた早季だったが、やがてその周辺で不穏な出来事が起こり始める。
{/netabare}
感想
{netabare}
下校の曲がかかってて
ちょっとコワそうな感じ。。

街中でいろんなものがこわれてって
なんだろう?って思ってたら

ぼーん。。ぶしゅうぅー。。

あぁ。。そういうアニメなんだ。。

はじめからちょっとショックで
ぼーっとしてたら
おいてかれちゃった。。

いつのまにかちがう世界

おはなしはよく分からなかった
なにかコワいおはなしみたいダナ。。

にゃんはいつもは
絵がさきに気になっちゃうけど
このおはなしは音楽とか音が気になった。。

それから人の顔
目がとっても大きくってあんまり好きじゃないかなぁ。。
けしきとかはきれいだったね

どんどん場所が変わってくから
またおいていかれちゃった。。

わたなべサキちゃんが主人公みたい

服とか今まで見たことないデザインで
ちょっとなれないかなぁ。。

分からないことばとか多いし
ヒミツが多そう。。

もう一回見て
復習とかしとかないと
おばかなにゃんは
ぜったいおいてかれちゃうなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
2話目「消えゆく子ら」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
全人学級では、何事もなかったかのように平穏な日々が続いていた。突然姿を消した麗子など、最初から存在しなかったかのように…。

それから1か月後、学校の恒例行事である“搬球トーナメント”の時期が近づいてくる。それは、ふたつの班が搬球側と妨害側に別れて競う、呪力を使った球技大会。搬球側は大きな大理石の球を転がしてゴールの穴を目指し、妨害側はそれを阻止するという競技だ。早季、瞬、覚、真理亜、守の5人は、学園生活を満喫しながら準備を進めた。

そして迎えた大会当日。早季たちは、瞬の活躍もあって決勝戦に駒を進めるが、そこで予想外の事態が起こる。しかし、早季たちにとって一大事であったはずのその出来事でさえ、すぐに脳裏から消えてしまった。それは、間近に迫った全人学級最大のイベント“夏季キャンプ”への興奮のせいばかりではなかったが、その時の早季たちは記憶の欠落の本当の理由など知る由もなかった。
{/netabare}
感想
{netabare}
もっと分からなくなってきちゃった。。

はじめのはくしゅを止めたらいけにえに。。って
あとのおはなしとどうつながるのかなぁ?

コワいおはなしから急に学校で玉ころがし!?
そういうたのしい授業もあるんだねっ。。って思ったら
そんなインチキしてもいいの?って

でもあとでワルい子は消えちゃった!
れい子ちゃんの名札も。。

なんかコワ~いおはなしだなって(思うでしょ?)

あとネズミさん?助けちゃいけなかったのかなぁ。。
ワルいことしたら消えちゃうのかなぁ。。
でも
これってワルいこと?

来週見るのがちょっとコワいよね
{/netabare}
{/netabare}
3話目「ミノシロモドキ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
全人学級最大のイベント“夏季キャンプ”が始まった。これは、キャンプを張りながら7日をかけてカヌーで利根川を遡り、自分たちの力だけで自然を探索するという野外実習。班ごとに日程がずらされているため、同じ班のメンバー以外とは誰にも会わないという、いやが上にも冒険心をかき立てるものだった。

早季、瞬、覚、真理亜、守の5人は、3艘のカヌーに分かれて利根川を遡上。順調に行程をこなし、初日の夜を迎える。焚火を囲んでとりとめもない話に花を咲かせる一行。そんな中、覚がいつもの調子でホラとも実話ともつかない噂話を始める。

覚によると、利根川のさらに北にある筑波山で、悪魔のミノシロと呼ばれる未確認生物が目撃されたという。「それを見た人間は遠からず死ぬ」という噂もあるらしいが、早季はまた覚のホラ話が始まったと取り合わなかった。しかし、瞬が意外なことを言い出す。実習の課題として、悪魔のミノシロをはじめとする未確認生物をレポートしてはどうかというのだ。瞬の提案ということで、真理亜たちはすぐに乗り気になるが、このアイデアが思いも寄らない出来事を引き起こすことになる。
{/netabare}
感想
{netabare}
アクマノミノシロって言う生き物のおはなし

キャンプに行った山のおくに
ヘンな生き物がいて呪力がきかないって。。
見つけて何とかつかまえたら。。

この世界っていろんなヒミツがあるみたい
来週はそれが分かるのかも
{/netabare}
{/netabare}
4話目「血塗られた歴史」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
夏季キャンプに出掛けた早季たちは、霞ヶ浦のさらに奥の山中で、悪魔のミノシロと恐れられる未確認生物・ミノシロモドキと遭遇する。しかしそれは、生き物ではなく、自らを“図書館”と名乗る旧時代の遺物だった。早季たちは戸惑いながらも、現在では閲覧が禁止されている書物を網羅しているその情報端末から、“悪鬼”や“業魔”の本当の意味を引き出す。そこには、人類がたどってきた血塗られた歴史が刻み込まれていた。

ミノシロモドキが語るあまりにも凄惨な歴史におののく一同。それでも瞬は、自分たちの今の社会がどうやって形作られてきたのか、聞かずにはいられなかった。そして、その歴史が明らかになるにつれ、自分たちの社会がいかに歪んだものであるかに気づいていく。だが次の瞬間、早季たちの目の前で思わぬことが起こり、5人は突如として命の危機にさらされることに。
{/netabare}
感想
{netabare}
いろんなことが分かったけど
にゃんはSFってにがてだから
なんとなくしか分からなかった。。

でももう一回見たいって思わないから
これでいいかなw

ネズミさんたちってもしかしてみかた?
来週はどうなるのかな。。
{/netabare}
{/netabare}
5話目「逃亡の熱帯夜」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
霞ヶ浦奥の山中でミノシロモドキを発見し、人類の真実の歴史を聞いてしまった早季たちは、清浄寺の僧侶・離塵によって拘束される。そして、規定に反すると知りながら情報を引き出した罰として、その場で呪力を凍結されてしまう。ところが、清浄寺へ引っ立てられる道中で、外来種と思われるバケネズミの一団と遭遇。戦闘状態に陥り、離塵は風船犬の爆発に巻き込まれて消し飛んでしまった。

風船犬の驚くべき生態を知っていた早季たちは、間一髪のところで難を逃れたが、周囲はバケネズミによって囲まれていた。降り注ぐ矢の雨を散り散りになってかわす5人。絶体絶命の窮地の中、早季と覚は何とか合流するが、ほどなくして狂暴なバケネズミに捕らえられてしまう。本隊と思われる野営地まで連行された2人は、そこで恐ろしい光景を目の当たりにする。そして、呪力を封じられたままの早季と覚は、為す術もないまま監禁されてしまうのだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
おいかけられてにげる。。
にゃんがときどき見た夢みたいだった。。

ずっと
おっかなくって気もちわるくって
早くおわってほしかった☆
{/netabare}
{/netabare}
6話目「逃避行」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
外来種のバケネズミから逃れ、人間に従順な塩屋虻コロニーにかくまわれた早季と覚だったが、命の危機は続いていた。塩屋虻の奏上役スクィーラが呪力を使おうとしない早季たちに疑念を抱いている様子を垣間見せている上、土蜘蛛と呼ばれる外来種のバケネズミの追撃もやんだわけではなかった。その悪い予感は的中し、早季たちが身を寄せる塩屋虻コロニーは、土蜘蛛の毒ガス攻撃によって大混乱に陥ったのだった。

土蜘蛛の追撃からいったんは逃れた2人だったが、地下のコロニー内に完全に閉じ込められてしまった。薄い空気と間断ない恐怖の中、次第に意識が朦朧としてくる早季。その脳裏に、ある光景が蘇る。数週間前の全人学級。早季は、呪力発動の鍵となる言葉で、自分以外には絶対知られてはならないと厳命されている真言(マントラ)を、覚に気づかれないようにこっそり引き出していたのだ。早季は、わずかな可能性に活路を見出し、命を懸けた奇策に打って出る。
{/netabare}
感想
{netabare}
はじめのころはSFみたいなファンタジー?
ミステリーみたいになったって思ったら気もいホラー
あとちょっと歴史みたいなおはなしもまざってた?
それで6話目はアドベンチャーっていうのかなぁ。。

よく分からないって一生けんめい見てたけど
にゃんがおばかだから
よく分からないのかなぁ。。って見てたけど

ただいろんなものが
ごちゃごちゃになったゲームみたい。。

でもコメディとかギャグとかってほとんどないから
見ててつかれちゃうのかなぁ。。
あとあんまり友情とか恋愛とかもないし。。
ヘンな生き物かもしれないけど
かんたんにころしちゃうし。。

見てると
コワいとか気もいとかにくいとかヒミツとか
そんないやな思いばっかりになっちゃう(うぅ。。)

こういうおはなしっておもしろいのかなぁ。。
おわったら感動とかするのかなぁ。。
にゃんはよく分からないなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
7話目「夏闇」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
早季の機転によって覚の呪力が戻り、土蜘蛛に対する反撃が始まった。しかし、同じバケネズミとは思えない異様な変異種たちと、張り巡らされた様々な罠を前に、孤軍奮闘する覚は次第に消耗していく。そして、呪力を凍結されたままの早季と疲労困ぱいの覚の前に、3000匹を超えようかという土蜘蛛の大部隊が立ちはだかる。

集中力の弱まった覚が、呪力を行使できるのは残り数回。2人は、最後の力と知恵をふりしぼり、陽動作戦で戦場からの離脱を試みる。しかし、数に物を言わせる土蜘蛛の追撃は激しさを増すばかりだった。呪力も体力も尽き、もはやこれまでかとあきらめかけた瞬間、どこからともなくホラ貝の音が聞こえてくる。それは、思わぬ軍勢の到着を知らせるものであると同時に、早季と覚にとっては、命を懸けたさらなる冒険の始まりを告げる運命の音でもあった。
{/netabare}
感想
{netabare}
だれがみかたかテキかって分からないし
つかれてきたのかな?ジュリョクもあんまりつかえなくって
どうしたらいいの?って言いたかったよね。。

何とかカヌーまで行ってみんなに会えたとき
ほんとにホッとしちゃった

みんなのジュリョクももどったみたいで
あぁ。。やっとフツウにもどれるなぁって思った

でもさいごにヘンなこと言ってたよね。。
まだなにかあるのかな?
見てるだけでつかれちゃうね
{/netabare}
{/netabare}
8話目「予兆」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
壮絶な冒険旅行となった夏季キャンプから町に戻った5人。離塵によって凍結されていた呪力も、早季の機転によって回復し、大人たちを完全に出し抜いたと安堵していた。そして、何事もなかったかのように元の生活へと戻っていったのだった。

それから2年。早季たちは14歳になっていた。全人学級での平和な日々。しかし、2年という月日は、大人への過渡期にある彼らの関係に、微妙な変化をもたらしていた。早季と真理亜、覚と瞬。同性同士の友情を超えた繋がりを結んだ2組のカップルを、周囲も公然のものとして認めていた。ただ、早季だけは、瞬への淡い想いにとらわれ、やり場のない葛藤に身もだえているのだった。

そんな中、5人の間に再び不穏な空気が漂い始める。地球を真っ二つにする力があると評される最強の呪力使い・鏑木肆星が、早季たちが実技演習する教室に突然現れた。彼の後継者と目されている瞬と、歴史的な邂逅になることを誰もが期待したが、この出会いが思わぬ事態を引き起こすことになる
{/netabare}
感想
{netabare}
7話目から2年たったおはなし。。
みんな14さいになってる

BLとかゆりとかそんな感じなのかな?
でも好きっていう気もちがつたわってこないから
ただ気もちわるいだけ

けしきとかもベタってしてたし人のかおも目がヘンに大きかったり
わんちゃんのかおもぐにゃぐにゃしてた。。
見てる人をわざと気もちわるくさせたいみたい(じゃないかな?)

シュンくんもいなくなっちゃうのかなぁ
もしかして1人ずつとか。。
ちょっと気になるけど。。

もう8話目なのにまだおはなしがよく分からないし
ちょっとしたコメディみたいにわらえるところもないでしょ
それで気もちわるいのにみんな見ててたのしいのかな?

ガマンして見てたらおもしろくなればいいなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
9話目「風立ちぬ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
「夏季キャンプ以来、僕らはずっと監視されていた。単に処分を保留されていたに過ぎない」。瞬は、早季に意味深な警告を残して学校から消えた。それから4日がたち、居ても立ってもいられなくなった早季、覚、真理亜、守の4人は、瞬の行方を捜すべく動き始める。

早季と覚は、子供の頃の記憶を頼りに、舟を使って松風の郷にある瞬の実家を訪れることにした。ところが、郷に繋がる水路に役所の大人たちが検問を張り、どういうわけか松風の郷は完全に封鎖されていた。嫌な予感を覚えながらも、山をかき分けて陸路を取った2人。すると、目の前の道が思いも寄らないもので封鎖されていることに気づく。

早季と覚は、重大な倫理規定違反を犯すことを意識しながらも、改めて瞬を捜し出す決意を固める。しかし、ようやく足を踏み入れた松風の郷には、想像を絶する光景が広がっていた。
{/netabare}
感想
{netabare}
シュンくんがきえてサキちゃんたちはさがしはじめるんだ
でも大人は止めるしいろんなところが入れないようになってる。。

完全にゴウマカされるまえに。。って言ってて分かった
このおはなしってサイコパスみたいだって

もんだいがありそうな子がわるいことするまえに
りんり委員会とかが消しちゃうみたい。。

でもそうだったらシュンくんをたすけに行くと
みんなも消されちゃうかもしれないって言うことでしょ
それでたすけたとしてもかくしておけないって思うけど。。

どんどん暗くなってくるけど早くおわってほしいなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
10話目「闇よりも」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
真理亜から大人たちが瞬を"処分"しようと準備を進めていると聞いた早季は、真相を確かめようと一人、松風の郷へと向かう。暗闇の中、瞬の行方を捜していた早季だったが、その背後から音もなく巨大な猫の化け物・不浄猫が迫っていた。

早季は、松風の郷を抜け、さらに奥の森へとたどり着く。そこには、木々が奇怪にねじ曲がり、見たこともない虫たちがひしめく異様な光景が広がっていた。さまよい歩くうちに朦朧とし始めた意識の中、早季は必死に瞬の"業魔化"を否定しようとしていた。

しかし、早季の願いもむなしく、辛い現実が突きつけられることになる。森の奥でようやく瞬との再会を果たした早季だったが、彼の口から驚がくの事実を知らされる。人間の心の奥底に潜む闇。そこから生じる防ぎようのない災い…。早季は、耳を覆いたくなるような真実に打ちのめされながらも、瞬を救おうと最後まで絶望的な運命に抗うが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
ネコこわかったなぁ。。

今週はサキちゃんがシュンくんに会えて
今までフシギだったことがぜんぶ分かったね
スバルくんがワンコみたいになっちゃって
えーっておもったら
シュンくんはゴウマになっちゃったの。。

シュンくんがみんなわるくないって言ってて
泣いちゃった。。

にゃんが思ってたこととちょっとちがってた。。
でもこんなに分かったら来週はやることがなくなりそう。。

さいご。。おめんがわれてドキってしちゃった。。
{/netabare}
{/netabare}
11話目「冬の遠雷」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
冬。全人学級では、ひとつの恒例行事を迎えようとしていた。建前上は、“当番委員の振り分け”という名目の、日直をはじめとする様々な作業のペア分け。しかし、男女が互いに相手を指名することで成り立つ制度のため、実際は大人たちが管理する“公的な恋人選びの場”であった。

早季の相手は“ずっと同じ班だった”、良という男子になるともっぱらの噂だったが、当の早季は良の存在に違和感を覚えていた。やがて、あることをきっかけに、早季の疑念は確信へと変わる。覚も早季の話を聞くうちに記憶のすり替えがあったことに気づき、真理亜、守を加えた4人は、真実を確かめるため、良ではない誰か=Xの家があったと思われる朽木の郷へと向かう。

朽木の郷は、まるで廃村であるかのように人の気配が無く、寂れ果てた場所だった。そして、奥に進むほど土地は荒れ、木々がねじ曲がった異様な光景に変わっていった。それでも前進を続けた4人は、次第に封印された記憶を蘇らせていき…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
みんなシュンくんやスバルくんのことわすれちゃって
リョウくんのことをもう1人だって思ってる
でもサキちゃんはなんとなくおぼえてた。。

自分のだいじな人がだれかほかの人になってたらこわいなぁ。。
だれかがかってにかえてたら。。
それでだれがそんなことしたのかな?

あと
さとるくんのおばあさんがサキちゃんをよんで
どんなおはなしするんだろう?
いろんなこわさがあるおはなしだって思う
{/netabare}
{/netabare}
12話目「弱い環」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
早季、覚、真理亜の3人は、突如として倫理委員会の議長である朝比奈富子から呼び出しを受ける。1人ずつの面談で真っ先に話をすることになった早季は、そこで思い掛けない構想を聞く。早季をいずれは自分の後継ぎ、つまり倫理委員会の議長にしたいというのだ。考えもしなかった話にあっけにとられる早季だったが、富子は本気だった。"これまでの経緯"を全て知った上で、早季には指導者の素質があると判断したというのだ。

さらに、早季は衝撃的な事実を聞かされる。学校で繰り返し学んできた悪鬼と業魔の話。それは、決して暗喩を込めた教訓などではなく、現実の差し迫った脅威だという。富子の口から語られる、悪鬼と業魔にまつわる血塗られた出来事。すべてを知った早季は、抑えようのない思いと悲しみに打ちひしがれるのだった。

そんな中、『捜さないでください』というメモだけを残して守が突然町から姿を消す。早季、覚、真理亜の3人は守を捜すため、大人たちを欺いて学校を抜け出すが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
サトルくんのおばあちゃんからサキが言われたのは
りんり委員長のあとをついでほしいって。。サキしかいないって。。
それでアッキとゴウマのはなしを聞いたけど

アッキのおはなしはこわかった
でもくすりをうたれてくるしんでるところは
すごいかなしいようなイタいようなうまく言えないけどドキドキしちゃった

ゴウマになった子のおはなしはかわいそうで泣いちゃった
何にもわるいことするつもりがないのに
自分が生きてるだけでわるいことがおきるって
そんなことってかなしすぎるよね。。

そのあとこんどはマモルくんがいなくなっちゃって
もう。。どうしよう。。
{/netabare}
{/netabare}
13話目「再会」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
町から姿を消した守を捜すため、早季、覚、真理亜の3人は、降り積もる雪の中、捜索を開始した。守が使っていると思われるソリの跡を手掛かりに後を追う。すると、ソリの跡は八丁標の外にも続いていた。ひとたびそれを超えれば、取り返しがつかない事態になりかねないことは分かっていたが、一人で町を出た守を放っておくことなど到底出来ない。3人は意を決して八丁標を越え、深い雪山へと歩を進めた。

捜索開始から数時間。3人は、守のソリを追跡するような、バケネズミの足跡があることに気づく。守が狩りの標的になっている…!? もはや一刻の猶予もないことを悟り、さらに足を早める一行。しかし、深い谷を臨む急斜面に差し掛かったところで、ソリの跡は忽然と消えていた。3人は、胸騒ぎを覚え、呪力を駆使して周囲を捜索するが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
マモルくんをさがして見つかるまでが長かったみたい

マモルくんはネコだましにころされそうになって
にげてたんだって分かって

ただ見つけたらおわりって思ってたけど
つれてかえってもまたころされそうになっちゃうし
どうしたらいいのかなぁ。。
どこかにかくれるのかな?それとも。。

分からなかったのは
どうしてバケねずみがそりをかくしたかって。。
あとハッチョウジメの中でなにをしてたのかって。。
マモルくんがどうしてころされなくっちゃいけないのかって。。
もしかしてマモルくんもゴウマとかなのかな。。
{/netabare}
{/netabare}
14話目「雪華」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
守との再会は果たされたものの、早季は自分たちの置かれている状況が絶望的なものであることを改めて知る。夢中で捜索している最中は、守を町に連れ戻しさえすれば何とかなると考えていたのだが、守がネコダマシに襲われたのは、呪力を完全には制御できないという根本的な問題にあることに気づいたのだ。

いったん町に戻った早季は、考える間もなく拘束され、教育委員会の査問会にかけられる。守の行方について、委員から厳しい追及を受ける早季。しかし、町と自分たちを守ることしか考えていない大人たちに、早季は禁忌である不浄猫の存在や彼らが仕組んだ罠について、ありのままの思いをぶつける。

その言葉に激昂した委員は、一方的に早季を「おぞましい子」と断じ、“処分”さえいとわない空気となる。しかしその時、査問会の議場に思い掛けない人物が現れ、事態は大きく動くことになる。
{/netabare}
感想
{netabare}
マモルくんのおばあちゃんってそんな歳だったの!

やくそくしてくれたとおりだったらいいけど
でもだったらどうしてころされそうになったの?

このままつれてかえってもいいのかなぁ
{/netabare}
{/netabare}
15話目「残像」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
守と真理亜を連れ戻すため、再び雪山へと向かった早季と覚だったが、元の場所に2人の姿はなかった。それでもあきらめることなく、広大な雪山を捜し回る早季と覚。そんな中、遠くから自分たちを監視しているらしいバケネズミがいることに気づく。早季たちは、彼らなら何か知っているのではないかと後を追うが、その追跡のさなか、早季がひさし状の雪を踏み抜いてしまい…!?

目を覚ますと、そこは人間に従順な塩屋虻コロニーの貴賓室だった。現れたのは、人間から働きを認められて野狐丸(やこまる)という名前を賜ったというスクィーラ。早季たちは、今や1万8千匹の大所帯を指揮しているという野狐丸の力を借り、雪山で守たちと一緒にいた木蠹蛾コロニーのスクォンクを捜すことにする。

ただ、一刻を争う事態ではあるものの、夜の雪道はあまりにも危険だという野狐丸の助言には従わざるを得なかった。早季と覚は、かつて顔を合わせたことがある女王にあいさつすることを申し出るが、そこで目の当たりにしたのは、塩屋虻コロニーのバケネズミたちの驚がくの実態だった。
{/netabare}
感想
{netabare}
マモルくんたちをさがしてて
バケネズミのスクィラに会って。。

スクィラって何をかんがえてるか分からなくって
にゃんはにがてだなぁ。。
なんだかとってもこわかった。。

やっとスコンクに会えたって思ったら
マモルくんたちはどこかに行っちゃったって
それで手紙が。。

でも死んだってうそついたってすぐに分かっちゃうって思うなぁ。。
はやく見つけたほうがいいってにゃんは思う
{/netabare}
{/netabare}
16話目「愛する早季へ」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
野狐丸への不信感がぬぐい切れないまま、早季と覚は、守と真理亜の行方を知っていると思われるスクォンクを捜すため木トウ蛾コロニーを訪れる。しかし、スクォンクは2人の行方はまったく分からないと言い、早季たちが町に戻った後に雪山で預かったという手紙を差し出したのだった。

手紙には、仲間たちへの思いや別れの辛さのいっぽう、町や大人たちへの複雑な感情が綴られていた。手紙を読んだ早季と覚は、野狐丸にある裏工作を依頼する。それを表面上は快諾した野狐丸だったが、早季たちはその態度にどこか信頼しきれない違和感を覚えるのだった。

その後、早季と覚は、再び守と真理亜が姿を消した雪山へと戻る。2人を見つけられないことは心の中で分かっていたが、力を尽くして捜さずにはいられなかった。やがて、早季と覚は言いようのない喪失感の中、2人だけの夜を迎えて…。
{/netabare}
感想
{netabare}
マリアちゃんの手紙でにゃんはなみだがとまらなかった。。
なんだか「サイコパス」を見てるみたいな感じで
言いたいことっておんなじなのかなぁって

後半はバケネズミのヤコマルがこわかった。。
何をかんがえてるのかぜんぜん分からなくって
2人がそこを出られたからよかったけど
このあとがどうなるのかな?

さいごのかおがない少年が言ったことって。。
つぎは26才。。なにかおきそうでこわいなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
17話目「破滅の足音」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
守と真理亜が雪山に消えてから12年後。早季は26歳になっていた。現在の仕事は、保健所の異類管理課でバケネズミの実態調査と管理を行うこと。大人になった早季は、複雑な思いを抱きながらも、粛々と職務をこなしていた。

そんな早季のもとに、生物工学の研究室で遺伝子を扱っている覚が訪ねてくる。つまらないことでケンカをして1か月以上も口をきいていなかった2人は、ぎこちなさを隠せなかったが、職務のことで会話を交わすうち次第に関係が戻っていく。

ただ、その職務に関する確認事項が、不穏な空気をはらんでいることに2人は気づいていなかった。覚の研究室が試料の採取を依頼している鼈甲蜂コロニーのバケネズミが、別のバケネズミ集団から攻撃を受けたらしいのだが、この時の2人は偶発的な事件と思い込んでしまっていた。それから1週間後、事態は思いも寄らない方向へと動き始める。
{/netabare}
感想
{netabare}
このおはなしってなんだかよく分からないね。。
フシギな感じのホラーなのかなって思ってたら
バケネズミがなにか人間にしようってしてるみたいで。。

もしかしたらマモルくんとマリアちゃんがついてたりするのかなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
18話目「紅い花」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
バケネズミ同士の偶発的な小競り合いと思われていた争いは、奇狼丸率いる大雀蜂コロニーと野狐丸率いる塩屋虻コロニーの2大勢力による決戦の様相をていしていた。そんな中、武力と数で優位に立っていたはずの大雀蜂が、塩屋虻の本隊によって壊滅させられたという知らせが入る。

バケネズミたちの兵器や戦術の進化には目を見張るものがあったが、塩屋虻が一方的に大雀蜂の精鋭を葬ったことの説明にはならない。町の要人たちが参加する安全保障会議でも、そのことが議論され、呪力の第一人者・鏑木肆星は、町を出た人間がかかわっているのではないかと指摘する。結局、塩屋虻コロニーと、それに加担したコロニーのバケネズミは、すべて駆除されることが決定された。

いっぽう、町は夏祭りの時期を迎え、早季も覚と連れ立って夜祭りに繰り出していた。早季はそこで、真理亜の特徴的な赤い髪を思わせる不思議な少女を見かけ、その後を追う。ところが、その直後、祭りに集まっていた人々が何者かによって一斉に襲われ…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
とうとうバケネズミたちがおそってきたね。。
人間にまけないくらいあたまがいいのかな?

それからサキちゃんが
マリアちゃんたちのこと見たって言ってたけど
マリアちゃんたちって
DNAとかで死んだって分かったはずなのに。。

どうなってるのかな?
{/netabare}
{/netabare}
19話目「暗闇」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
野狐丸の率いるバケネズミの急襲を受けた神栖66町の人々だったが、鏑木肆星の強力な呪力によって一気に形勢を逆転する。その後、肆星の指揮のもと5人一組の即席のチームに分かれ、バケネズミ掃討作戦が開始された。

しかし、ダマし討ちを得意とするバケネズミたちだけに、油断はできない。早季と覚も居合わせた3人と合流して作戦に加わる。そして、怪我人が収容された病院に異変を感じた5人は、中の様子を調べることに。

真っ暗な病院内に足を踏み入れた早季たちは、バケネズミの奇襲に警戒しながらもジリジリと歩を進める。だが、用心するべき“本当の敵”は、呪力の前では無力なバケネズミなどではないことを、この時の早季たちは知る由もなかった。
{/netabare}
感想
{netabare}
今週はこわかった。。
くらい中から
おそってくるのがだれだかわからなかったし
どこからくるかも分からないし
なんだかぜんぜん分からないのに

おそってくるのだけは分かってて
とってもつよいみたいで。。
だんだん近づいてきて。。
女の人がぎゃぁーとかさけんでて
ほんとにこわかったぁ。。

教科書に書いてあったろう。。とかって言ってたけど
もしかしてゴウマとかなのかな。。
それとも。。
{/netabare}
{/netabare}
20話目「冷たい日だまり」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
病院で悪鬼と遭遇した早季と覚は、船でその場から離脱することに成功するが、すぐ後ろから悪鬼が迫っていた。すぐに襲ってこないのは、仲間のところまで案内させて皆殺しにしようと考えているからだろう。2人は、追い詰められながらも、起死回生の一手を打つことを決意する。

心身ともにボロボロの状態の早季と覚だったが、魂はまだ死んでいなかった。悪鬼の出現を生き残った人たちに伝えたいという義務感と、「真実を確かめないまま死ねない」という決意に突き動かされ、いまだ戦闘が続く町へと戻る。

町の人たちと合流するべく、危険を承知で水路を進んでいた2人は、そこで奇怪な巨大生物の襲撃を受ける。早季たちは、呪力を駆使して応戦するが、やがてその怪物の本当の恐ろしさを知ることになる。
{/netabare}
感想
{netabare}
はじめは船でにげててこわかった。。
サキちゃんたちがそっと息をしてるの見てたら
にゃんも息をするのがくるしくなってた。。

バケネズミのヤコマルってほんとに頭がいいんだね
ジュリョクを使えるのに人がどんどんころされてて。。
人もかわいそうだけど
ヤコマルに使われてるバケネズミもかわいそう。。

来週のお話でアッキとかって言ってたけど
どうして今なの?
ヤコマルとなにか関係あるのかなぁ。。
{/netabare}
{/netabare}
21話目「劫火」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
野狐丸の策略により町は壊滅状態に陥り、かろうじて生き残った人々も、刻一刻とその数を減らしていた。富子との再会を果たし、悪鬼の出現を報告した早季だったが、もはや町を救う手立てはなかった。唯一残された手段は、町から離れた清浄寺に向かい、そこで態勢を立て直すことのみ。

一方その頃、悪鬼の出現を知らない鏑木肆星は、バケネズミの猛攻を寄せ付けず孤軍奮闘していた。圧倒的な呪力で、バケネズミの軍勢を蹴散らしていく肆星。だが、そこに悪鬼が現れたことで事態は急転する。町からの脱出を図っていた早季は、初めて間近で悪鬼の姿を目の当たりにするが…!?
{/netabare}
感想
{netabare}
アッキとヤコマルがどうしていっしょなのか分かった。。
ヤコマルってほんとうに頭がいいんだね

でもアッキってヤコマルの命令を聞くのかな
人間をやっけるまえに
バケネズミが先にやられちゃうんじゃないのかな?
{/netabare}
{/netabare}
22話目「東京」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
覚と合流した早季は、富子の遺志を継ぎ、清浄寺へと向かった。そこには、1週間前に塩屋虻コロニーの駆除に向かったはずの鳥獣保護官・乾の姿があった。そして、その口から驚きの真実、野狐丸の真の狙いを聞き、がく然とするのだった。

残されたたったひとつの希望は、母の手紙に書かれていた古代の大量破壊兵器。サイコバスターと呼ばれるその武器は、今も東京のどこかに眠っているはずだという。悪鬼を倒すには、無人の廃墟と化した東京に向かい、サイコバスターを手に入れるしかない。

早季と覚は、潜水艇に乗り込み、東京を目指すことになる。同行するのは乾と、先の戦闘でかろうじて生き残っていた奇狼丸。バケネズミである奇狼丸は裏切る可能性もあったが、以前一度東京に足を踏み入れたことがあるという経験を買って一行に加えた。こうして、清浄寺を密かに離れた早季たちだったが、東京への道のりはあまりにも壮絶なものだった。
{/netabare}
感想
{netabare}
サキちゃんのお母さんの手紙泣いちゃった。。
お母さんほんとにサキちゃんのこと
信じてくれてるんだなぁって

キロウマルっていい人だね
バケネズミってほんとは人間だったんだから
世界が助かったら
人間といっしょにしてあげてほしいね。。

東京に行くまでのくらい川と東京の地下を歩いているとき
にゃんは気もちわるかった。。
むしもだけどどろどろの地面とかおちてくるナメクジとか
ぎゃぁーっ。。

これからもっとすごくなってくるみたい。。
やだなぁ~ヾ(〃>_<;〃)ノ イヤイヤ
{/netabare}
{/netabare}
23話目「少年の顔」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
悪鬼を倒す唯一の手段であるサイコバスターを求め、東京にたどり着いた早季、覚、乾、奇狼丸の4人。そこは、想像以上に地獄の様相をていしていた。野狐丸の追跡をかわすために潜入した地下洞窟には、見たこともない奇怪な生物がうごめき、呪力を持つ早季たちですら対抗できない恐ろしい種も存在した。

それでも前進を続けていた一行だったが、やがて行く手を地下河川に遮られる。泳いで渡るのはあまりに危険な上、背後からは野狐丸も迫っているため、早季たちはふた手に別れ、一方がおとりに、もう一方が戻って潜水艇を取ってくるという作戦を立てる。

潜水艇に向かった早季と乾は、日暮れを迎えた頃ようやく隠し場所にたどり着いた。すぐさま潜水艇に乗り込み、洞窟に向かおうとした2人だったが、比較的穏やかだった昼とは違い、夜の海岸は恐ろしい生物の巣窟と化していた。
{/netabare}
感想
{netabare}
洞くつの中ってヘンな生き物とかおっかない生き物がいっぱい
でも水の中にもこわいムカデみたいなのがいて
やっぱりこわかった。。

だんだんみんなばらばらになっていって
キロウマルのことも信じられなくなってきて
サキちゃんもちょっとおかしくなってきたみたい
ときどき聞こえる声はだれかな
アッキじゃないって。。どういうこと?

あれを見つけるまでドキドキしちゃった。。
見つけたあと走っててシュンに会って。。
あれ。。シュンくんって。。
{/netabare}
{/netabare}
24話目「闇に燃えし篝火は」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
サイコバスターを手に入れた早季は、その“唯一の希望”を手に覚たちと合流する。目指す悪鬼が、わずかな護衛とともに自分たちを追っている今こそが千載一遇のチャンスと考えた一行は、悪鬼を洞窟の一本道に誘い込む罠を張ることに。

奇狼丸が悪鬼をおびき寄せ、早季と覚がサイコバスターを投げつけるというシンプルな作戦。それだけに小さなミスも許されない状況だったが、早季は土壇場になって意外なことを語り始める。悪鬼は、本当は自分が何者か分かっていないだけなのではないかというのだ。

そうこうしているうち、奇狼丸によっておびき寄せられた悪鬼が姿を現す。2人はもはや作戦通り悪鬼を引きつけ、一本道に誘い込むよりほかなかった。切り札のサイコバスターは手元にあるものの、悪鬼に一瞬でも姿を見られれば呪力で一方的にひねり殺されてしまう。早季と覚、2人の命懸けの狩りが始まる
{/netabare}
感想
{netabare}
もうすぐ終わりみたい
アッキがアッキじゃないってわかるけど
サキちゃんどうしてここまで来て
自分たちが助かること考えてるのかなぁ。。

何人もの人が
サキちゃんたちがアッキを止めてくれるって信じて
死んでったのに。。
サキちゃんってばかだよね。。

1人になるのがいやって
アッキが生きてたらみんな殺されちゃって
サキちゃんたちだけ生きのこるのかな。。
そんなのにゃんだったらいやだなぁ

それからシュンくんの声って
どこから聞こえるのかな
{/netabare}
{/netabare}
25話目「新世界より」
{netabare}
公式のあらすじ
{netabare}
サイコバスターを失った今、もはや悪鬼に対抗する手段は残されていないかに思えた。しかし、早季は幻影の中に現れた最愛の人物に導かれ、起死回生の作戦を思いつく。それは、呪力とそれにまつわる性質を逆手に取るような、思いも寄らないものだった。

早季、覚、奇狼丸、野狐丸、そして悪鬼。それぞれの思惑をはらみながら、人間とバケネズミの壮絶な戦いは、ついに最終局面を迎える。
{/netabare}
感想
{netabare}
ちょっとむずかしい言葉とかあって
とちゅうよく分からなかったけど
さいごまで見ててなみだが出ちゃった。。


このお話しって人間のお話しじゃなくって
人間とバケネズミのおはなしだったみたい
でもバケネズミも本当は人間だったから
やっぱり人間のおはなしだったとにゃんは思う。。


にゃんはおばかだから
歴史とかよく分からなかったけど
差別とか日本でもそうゆうのってあったみたい

バケネズミの人たちも
差別されたりいじめられたりってきっとあって
それがくやしくってヤコマルは人間をやっつけようって
思ったんだよね。。

終わってからにゃんはおばかな頭で考えたら
にゃんはずっとサキちゃんたちが
にゃんたちの仲間だって思ってたけど

それって本当は
超能力のある人たちに超能力のない人たちがむりやり変えられた
バケネズミたちのほうが人間に近いのかもって。。


これから超能力とか持った人たちが出てきて
ふつうの人間がバケネズミに変えられちゃったら
それってこわいよね。。

いまでもふつうの人間がふつうの人間をいじめたり
差別したりっていっぱいあるし
自分とちがうことを言ったりしてるときらったりにくんだりって
にゃんはいやだなぁって思う。。

だってにゃんもそんなことされてきたから。。


大人のサキちゃんが言ってた
「この子が大きくなるころには
もっといい社会になってるといいわね」って

それってきっと1000年後とかのことじゃなくって
今のことなのかも。。
{/netabare}
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2021/12/30
閲覧 : 2705
サンキュー:

302

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ネオ和風ホラー→サイキックアドベンチャー

 原作小説は未読です。
 未来の関東地方を舞台にしたSF作品です。設定が非常に凝っていて面白いですが難解でもあります。前半は主人公の少女を中心にこの特殊な世界を描写し、後半は生き残りを賭けたサイキックバトルを展開します。前半は基本的に世界観の描写だけなのでやや退屈ですが、手に汗握る後半を見た後にもう一度見返してみると良く出来ていることがわかると思います。

 キャラクターは主人公も仲間たちも敵役も普通で、特別な魅力は感じませんでした。ただ人間に絶対服従しているバケネズミという種族は印象的でした。声優さんたちは普通に上手だったと思います。

 作画は背景の雰囲気は良いのですが、キャラクターの作画が不安定でアクションシーンの出来が今一つです。人が死ぬシーンが沢山あるのですが、明確な描写は避けています。やや迫力不足に感じました。音楽は作品にマッチしていて良かったです。OPは省略されることが多く印象にあまり残っていません。

 前半描写される特異な世界観と専門用語をしっかり呑み込めれば後半とても楽しめます。
キャラクター重視の人にはイマイチかもしれません。
 個人的にはハダカデバネズミの生態をたまたま知っていたのでかなり興味深く見ることができました。見るなら先にwikiなどで調べておくことをおすすめします。

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 370
サンキュー:

4

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

渡辺早季の異常な愛情

-または彼女は如何にして心配するのを止めて“隣人”を愛するようになったか-

これは、SDGsという免罪符を振り回し、博愛という幻想の中で安寧をむさぼる我々に向けられた、悪意に満ちた寓話でありブラックコメディである。

登場するは、かくも短き人類の歴史の中で、共生関係を獲得してきた種族である“いぬ”と“ねこ”、そして“ねずみ”である。
しかしその関係性には、決定的な違いがある。
前者の犬と猫は、人間の生活環境に害悪を及ぼさない限り(ここ大切!)において保護され、繁殖を保証され、寵愛を受けてきた、いわゆる相利共生的存在である。
一方のネズミは、かつては農作物のおこぼれに預かる存在として疎まれ、時代が進んだ今日に至っては実験動物として重宝されているとはいえ、一方通行の関係なのである。

物語が生まれるのである。

稀代の“胸糞”小説である『ドクターラット』の如き毒をはらみながら。

投稿 : 2021/11/19
閲覧 : 548
サンキュー:

19

ネタバレ

ftdCU91959 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1年後くらいにもう一度観たい作品

アニメの世界観は好きです。

差別や遺伝子操作、奴隷など様々な要素が詰まっていたこと、終始シリアスな感じだったのも私にとっては良かったです。

ただ、正直、最初の10話くらいはアニメ用語がたくさん出てきてなんのことを言ってるのか良く分からず、ちょっとついていくのにキツかったです。
(消化不良なところがかなりあった気がする…)

1年後くらいにもう一度みると評価が変わるかもしれないです

投稿 : 2021/11/06
閲覧 : 250
サンキュー:

7

ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

残映抄―未来への挽歌

まず結論から言おう。この作品の評価は不可能である。
すべての星を並べたのは、「規格外」という個人的判定を意味している。

観る者はただ圧倒されて終わるしかないだろう。
SF的な着想の土台の上に緻密に構築された、壮大な世界観に。
人間という存在の本質に向けられた、苛烈極まる問題提起に。
緊迫の展開とスペクタクルが連続する、傑作エンターテインメントに。
無理に評言をひねり出そうとすると、こんな宣伝文句風の言葉にしかならない。

独断だけで済ませるわけにもいかないので、アプローチの足場を探してみると
そこに独特の複雑さが見出される。精神を刺激し、思考を誘発してやまない複雑さだ。
勿論、それは第一に原作小説に由来するものだが、おそらくそれだけではない。
アニメーションという表現形式が全力を傾けて原作の高みに挑んでいるためだ。


Ⅰ 物語の奪還
{netabare}
開始と同時に作り手は勝負を仕掛けて来る。
衛星画像のような日本列島が映し出され
俯瞰されつつ、徐々に高度を下げて拡大される地上の街で
今まさに繰り広げられている、超能力者による大量殺戮。
場面は唐突に転換し、代わって、暮れなずむ空を背景に
遊びに興じる子供たちのシルエットが浮かび上がる。

このプロローグは本作の構造を要約した縮図だと自分は考える。
連続と転換によって対比的に並置されているものは多分、本作の世界観と物語だ。

世界観と物語。この二つを独立させて並べるのは奇異な感じを与えるだろう。
通常、世界観と称されるものは作品世界を成立させている枠組みないしは設定、
その結果生じる雰囲気などである。
そうした常識的な範囲からは逸脱した独特の機能を有していることに気づく。
それは「歴史」に擬態して物語の内部に侵入している。
冒頭の俯瞰はおそらく、「歴史」のはじまりを告げる演出である。
以降、二話三話でも物語に先立って血腥い歴史の一頁が冒頭に挿入されている。
人類の中に超能力者が出現した時点にはじまり、以後一千年にわたる血に塗れた新・人類史。
それこそが世界観の具体化に他ならない。

「歴史」が俯瞰視点で表される理由、それは端的に「支配するもの」だからである。
先行する原因によって現在という結果が規定されている以上、
歴史とは過去による現在の支配であり、それは不可逆的な必然の堆積である。
物語の舞台となる、一千年後の未来日本の一隅に存在する、神栖66という町。
この町こそはまさしく、人間社会が忌まわしい危機管理システムへと変貌した姿であり、
ある意味で人類史の終局に出現した究極のディストピアである。
すなわち、物語は幕開けの時点においてすでに逃れがたく
世界観=歴史によって規定され、俯瞰され、支配されているのである。


ふたたび冒頭に戻ろう。
プロローグの完了とともにタイトル、そして間髪を入れずに物語の幕が上がる。
水郷地帯である神栖町の夕暮れの田園風景が広がる。
その夕景のなかを一艘の船が川の流れを遡ってゆく。
船の進行に合わせてカメラは水平に滑っていくが、
頭上に張り渡された巨大なしめ縄をくぐるタイミングで上方に向けられ
しめ縄越しに仰ぎ見られた鮮やかな夕映えの空が徐々にクローズアップされる。
このカメラワークの意図は明らかだ。
俯瞰を反転させた逆の視点が導入されるのだ。俯瞰に対する逆俯瞰。仰視の視点。

ここにまた、読解の重要な鍵が与えられる。
しめ縄は八丁標と呼ばれ、結界のように町の周囲に張り巡らされている。
この日、ヒロインの渡辺早季が生まれて初めて八丁標の外に出たことがこの後で明らかになる。
つまり船に乗っていたのは儀式のために川上の寺に赴く早季だったのだ。
すなわち、導入された逆俯瞰の視点はこの早季の視点に合致する。

俯瞰と逆俯瞰。世界観と物語はこの一対の視点となって、物語の内部で対峙する。
この対置が本作のユニークな構造なのであり、そこに生まれる張りつめた緊張こそが
本作の悲劇性の力学的な根源である。
この複層的な構造が、神栖66町のクロニクル(年代記)と新・人類史とが
複合的に交錯しながら展開する本作の物語の特徴を説明するものだろう。
その核心となるのは、残酷な必然の支配に抗う者たちの悲劇。
つまり、世界観=歴史による俯瞰構図は物語の内容にまで及び、それを規定しているのだ。

俯瞰的な世界観の視点と対決する地上的な物語の視点は
悲劇を生きる者たちの視点となり、ヒロイン早季に収斂される。
この仮定から出発して物語へのアプローチを試みてゆこう。
敢えて挑戦的に言うならば、これは世界観から物語を奪還する試みなのである。
{/netabare}

Ⅱ 早季と真理亜
{netabare}
早季と真理亜、二人のヒロインのドラマを鮮やかに視覚化した
アニメのエンディングは明らかに、物語の核心を要約した解題となっている。
特に真理亜バージョンは驚異的と言っていい。
仄かなエロスを漂わせる彼女の赤い髪と白い肌が、雪と紅い花のイメージに重なりつつ
流れていく映像に、異物のように挿入される二つの暗示―。
一瞬映る胎児のショット、子殺しのシンボルが刻印された謎の石造物。
それらは確実に一つの意味を指し示している。
彼女の存在の本質、真理亜の悲劇的な母性である。

真理亜という名前。永遠に人類に祝福される、母の中の母の名。
皮肉にもそれは呪いに反転する。人類を滅ぼす「メシア」を生んだ母の名として。
勿論、単に機転を利かせたネーミングなどではない。
彼女の愛情の本質である母性は、弱い守を庇護して自ら悲劇への道を選ばせ
その犠牲によって、抹殺されたすべての子供たちの母となるのである。

彼女は物語の根幹となる悲劇を体現し、象徴する存在である。
町によって組織的に遂行される、おぞましい子殺しが第二部を中心に展開される。
秘められていた大人対子供の対立の構図を、反抗という主体的なアクションによって顕在化し
同時に物語の中に「子供」という包括的なモチーフを導入する役割を担う。
守とともに町から逃亡し、雪山に姿を消す直前に早季に書き残した手紙。
そこには第二部までの流れを総括し、さらに第三部の展開までも予告した記述がある。

 私たちの町は異常です。そうは思いませんか?
 町の安定と秩序を維持するために子供たちを殺し続ける町が
 人間の社会としてまともでしょうか?
 いま、町で起きたことを思い出してみると、
 その異常性がどこから来るのかもだんだん見えてきました。
 それは、大人たちが心の底から子供たちを恐れているという事実です。
 私たちは、何となく嫌な予感がするというだけの理由で、割られ、捨てられてしまう
 何百何千もの卵の一個になることだけは願い下げです。

第三部の激動の発端となる夏祭の晩、早季は消された仲間たちの姿を見る。
このエピソードが重要なのは、潜在する「子供」のモチーフを示すことで、
反乱の勃発に「子供たち」の町への反逆という二重の意味が加わるためである。
自らの犯してきた罪過の報いによって町は劫火の炎に包まれる。
その危機の中で早季は真理亜の声を聞く、「早季は私が守ってあげるから。」
次々に襲いかかる極限的な状況を早季は乗り越えてゆくが、そのとき
彼女を導いてゆくのは真理亜であり、瞬である。

この展開は真理亜が残した言葉の成就に他ならない。

 もし私が町から処分されると決まったら、両親は散々泣いて、
 そして最後には忘れることでしょう。
 あなたのご両親が最終的にあなたのお姉さんのことを諦めたように。
 私たちの絆はきっとそうじゃないと信じています。
 もし私が処分されることになったら、あなたなら絶対私を見捨てないでしょう?
 あなたに危機が迫った時には、私や覚はどんなことをしたって救おうとするはずです。
 私たちにはもう一人、友達がいました。今は、名前を思い出すことも許されない友が。
 彼Xもそんな時はきっと私たちを助けてくれたんじゃないでしょうか。
 だから私は今、守を助けなくてはなりません。

―「私たちの絆」。
破滅を受け容れながらも真理亜が貫いた仲間たちへの信頼は
自らがそれに殉じることによって指し示した、未来につながる道である。
物語の奥深くにひそかに進行する、絶望から希望へと至る超克のプロセス。
その転回の基軸となるものが「子供たちの絆」である。

ヒロインとしての早季の真の姿は、実はこの軸に沿ってしか捉えられない。
早季もある意味、作品同様、規格外のヒロインだと言える。
発端から終結に至るまで、ほぼ一人芝居と言っていいほどの活躍を見せ
語りまでこなしながら、視聴後には不思議なくらい印象に残っていないのだ。
物語が世界観に圧倒される要因はこの、ヒロインの存在感の希薄さにも求められるだろう。

その理由は明らかだ。早季は実質的には物語を主導していないからである。
決して折れることのない強い心と自由で柔軟な思考を持つ一方、
主体的に決断し行動した真理亜とは対照的に、その行動には理念的な動機はなく
常に周囲の状況に対する受け身の反応に終始する。
エンディングの早季バージョンもそうした彼女の性格を表現している。
仲間たちへの尽きせぬ思慕を抱き、絶望に抗い、涙を流しながら進みつづける姿。
だが、その一途さと多感さは必ずしもヒロインとしての魅力とはなっていないようだ。

その早季が真のヒロインとなる決定的な契機を指摘したい。
第二部の中盤、姿を消した瞬を追い、その壮絶な死を見届ける第十話のラスト。
死に呑まれてゆく瞬を目前に見ながら助けることができない絶望に打ちひしがれ
涙を流しながら早季は最後に言う、「私は生きなければならない」。
その後、瞬に関わる全ての記憶が抹消され、この記憶も失われていたのだが
十二年後、バケネズミの反乱の渦中で爆発に巻き込まれ、その時の体験が幻視となって甦る。
瞬の死を見届ける自分と仮面を被った少年とが不分明に重なり合うのは
彼女も消されかけた子供の一人として、同一の存在であることが含意されているのだろう。
そしてその時、もう一度この言葉を口にする、
「私は生きなければならない」。

第二部と第三部を縦断して受け渡されるこの一対のシーンを結んだとき
早季というユニークなヒロインの本質がはじめて顕現し、定位する。
この時までに彼女は、姉と、級友たちと、初恋の人と、最愛の友を失い
その人たちがかつて存在した記憶までも奪われてしまっている。
誰も救えなかった無力な自分への絶望が彼女の心の底に澱んでいる。
だが、そこから立ち上がり、絶望に抗うことによって早季は早季になってゆく。

「私は生きなければならない」、
この言葉に込められた生きる決意とは、彼らから託された「未来」を生きることだ。
早季は受動的である。だが、彼女の受動性の本質はここにはっきりと表れている。
それは、誰かの「想い」を「託される」存在であるという意味なのだ。
早季が最終的に物語の主題を具現する存在となっていく契機がここに認められる。
早季の本質に備わるこの、いわば「媒介性」と「可塑性」とは
彼女が主題を満たすための「器」へと形成されるために必要な資質として
アプリオリに付与されたものなのではないだろうか。
あるいは、まさしく規格外のスケールをもった本作の主題を担うために
敢えてニュートラルな没個性の状態にまで個性を制限した特異なヒロイン像を
意図的に造型したようにさえ思われる。
{/netabare}

Ⅲ 悲劇の超克
{netabare}
「子供たちの絆」という軸。あるいは、終局の希望に至るまで
早季の歩んでいく方向を示しつづける指向性、一つのベクトル。
ここに、物語の水面下に底流するもう一つの「物語」の存在が認められないだろうか?
物語視点からの読解とは、この「物語」の発見であると言っていいのではないか。
それは多分、早季が自分に託された想いを実現する「絆」の物語だろう。
従ってそれを辿ってゆくことはそのまま、早季の視点に同期することを意味している。
そしておそらく、最終的な主題はその先に見出される。

ここからは、早季と瞬が「物語」の中心になる。
彼らの絆が決して消え去ってはいなかったことを証しするかのように
二人を隔てていた死の沈黙を破って、瞬が早季に語りかける。

 早季。早季。(誰なの)
 早季、僕だよ。(あなたは…)
 僕の名前はまだ思い出せないんだね。でもいいんだよ、ずっと一緒だから。
 僕は君の心の中に住んでいるんだ。(心の中に…)
 そうだよ。呪力とは想いを外の世界に刻み込む能力のことだ。
 そして、人の魂とは、煎じ詰めれば想いにほかならない。
 僕の魂の一部は君の心の奥底に刻み込まれているんだよ。
 (あなたは一体どうなってしまったの?)
 忘れてしまったの? でもかまわない。いつか思い出すから。
 (せめて名前を教えて)
 君は僕の名前を知ってるよ。でも、心の中に障害物が置かれているせいで
 思い出すことができないだけなんだ。

彼らの絆が心の奥底で生き続けている事実が瞬の言葉で明らかになる。
そもそも、この対話が早季の心の奥底で交わされていること自体がその証しである。
深読みをするならこの対話は、物語の深層で進行するもう一つの「物語」の存在を
メタレベルで示唆しているようにも思われる。

さらに踏み込んだ大胆な解釈を試みてみよう。心の深層を無意識と結びつけてみるのだ。
本作の世界観で無意識は、制御の及ばない呪力の源として
悪鬼や業魔を出現させるメカニズムの根源とされ、大人たちの恐怖の対象となってきた。
だが今やそれは、大人によって無残に絶ち切られた「子供たちの絆」を秘かに保護する
一種のアジールとなり、いわば子供の側からの反逆のツールとして機能する。
深層の「物語」のさらに深層で、隠微な逆転の装置が作動しつつあるのだ。

 早季。早季。何も心配はいらない。そのことだけを言いたかったんだ。
 (でも、私は本当に悪鬼を倒せるの?)
 悪鬼? 君は誤解しているんだよ。あれは悪鬼なんかじゃ …

対話が途切れる直前のこの部分は逆転への重要な伏線となっている。
この中で瞬がほんとうに早季に伝えたかったことは何だったのだろうか?
彼はあるメッセージを伝えようとしているのではないだろうか。

早季の行動と関連させて解釈を導きたい。
悪鬼への唯一の対抗手段であるサイコバスターを咄嗟に無効化したあの驚愕の場面である。
そのとき早季が恐れたのは、覚が巻き込まれて死ぬこと、
そしてその結果、自分がたった一人取り残されることだった。
常識的に見れば自己本位の極みとして非難されて然るべき行為だろうが、
常識では理解不能なこの行動こそが実は「物語」の最重要ポイントなのである。

「悪鬼」にそのような形で「勝利」することはおそらく最初から忌避されていた。
それは「物語」が指向するベクトルからの逸脱を意味するからである。
もし仮に早季がここで全人類のために覚の犠牲を受け容れていたとするなら
その勝利は結果的に何をもたらすだろうか?
子供の犠牲によって世界がこれまで通り存続する。
つまりまた新たに子供の悲劇が繰り返されるだけで、世界は何一つ変わらないのだ。
そのような変化の可能性の閉ざされた世界に本当の未来が訪れることはないだろう。
瞬はそのことを早季に伝え、想いを託したのだと解したい。

そして早季もまたその想いに応えたのだ。
追い詰められた最終局面で、既成観念に囚われない彼女の自由な思考が発動する。
相手が悪鬼などではなく、バケネズミに兵器として育てられた一人の人間の少女であるという
決定的な事実を看破し、大人たちを呪縛していた「悪鬼」という固定観念を乗り越え、
この認識の転換によって、絶体絶命の状況を逆転させる。
「瞬が教えてくれたの」と早季が言うように、これは「子供たち」の勝利なのである。
顔と名前を奪われた少年Xがついに素顔を顕し
記憶の封印を解かれた早季が瞬の名前を叫びながら駆け寄っていく、
このシーンこそが「物語」のクライマックスと言えるだろう。
瞬の復活は闇に葬られたすべての子供たちの復活を象徴している。
彼らを包む壮大な夜明けは言うまでもなく、悲劇の超克、絶望から希望への転回を表し、
子供たちがもたらすであろう未来の予兆となる。

全編がまさに結ばれようとする瞬間、やや唐突に掲げられる標語風の命題、

「想像力こそが、すべてを変える。」

ここには無意識とのアナロジーが確認されるだろう。
想像力は豊饒な無意識の深層に根差しているものである。
既存の世界を更新する新たな原理、それは自由な想像力から生まれる。
この言葉を包むように、無心に笑いさざめく子供たちの声が周囲に響いている。
可能性としての想像力。無限の可能性の象徴である子供たち―。
早季が綴る回想の手記が結ばれるとき、一片の言葉の中にそれは結晶する。
「恐怖の対象から、希望へ―」

おそらくここが「物語」の最終地点である。
そしてこれこそが、世界観が提起した問題への、物語の側からの解答ではないだろうか。
早季が「人類」よりも「覚」を選択した事実は何よりも重い。
彼女の選択にはおそらく、俯瞰的な支配の原理に対抗するもう一つの原理が示唆されている。
それは非情な大人たちの論理に反抗する子供の側の愛情の原理として物語に底流し
俯瞰し支配するものの真の意味を逆方向から照射するだろう。

悪鬼とされた少女の亡骸が横たわり、彼女の赤い癖っ毛が風に吹かれて微かに靡く、
その瞬間、在りし日の真理亜と守、二人との思い出が一挙に甦り早季は泣き崩れる。
子供の悲劇がまた繰り返されてしまった…。
人類の危機が回避されたとき、そこにあるものはただ果てしない悲痛さと虚しさだけだった。
十年後の早季、つまりこの物語が語られる時点の彼女が書き綴る回想録は
遠い未来に、悲劇の一切が克服される願いを込めて
自分が仲間たちに想いを託されたように、一千年後の読み手に想いを託して結ばれる。
悲劇の語り部としてのその姿に、渡辺早季というヒロインの全てが結像する。
{/netabare}

Ⅳ 偽神と人間
{netabare}
本稿はある危惧から出発している。
本作の世界観が内包するイデーは確かに、それだけで十分に完結していると言える。
だが、それがあまりにも尖鋭かつ衝撃的であるために、結果として物語がかすんでしまい、
その部分だけが作品の主題として受け取られてしまっているのではないか?
物語に内在するベクトルを掘り起こそうとした本稿の意図はそこにある。
本作のメッセージは物語の側から補完されて完全なものになると考えたのである。

「偽りの神に抗え。」

例えばこのエピグラフ(題辞)である。
作品全体を貫くライトモチーフ、そう捉えるのが多分正確だろう。
世界観だけを踏まえて理解した場合、かなり限定された意味だけを示すことになる。
「偽りの神」(以下「偽神」と呼ぶ)は超能力を有した人類、それに抗うバケネズミ、
そのような図式になるが、勿論、本作の射程はもっと広大である。

ふたたび「俯瞰」というメタレベルの仕掛けからアプローチを試みる。
第三部の折り返し点となる第二十一話、
神栖66町を襲った動乱の最中に、あの俯瞰構図が回帰する。
冒頭の俯瞰では視点が上空から下降していたが、ここでは反対に、
宙を振り仰ぐ早季を起点にひたすら上昇し、神栖の町から日本列島、
ついには宇宙に浮かぶ地球の全体が視野に収められる。
俯瞰を歴史による支配の象徴とした前章の解釈を踏まえると
ここに暗示されているものはおそらく、歴史の逆転だろう。
「歴史を変えられるはずだった・・・これほどの好機は恐らく、もう二度と訪れない。」
圧政からの解放という大義を掲げ、「すべての我が同胞のため」に
人類に反逆したスクィーラが敗北の後に語る
この言葉には歴史が更新された可能性が示唆されている。

この場面で明らかになるスクィーラの本当の目的は全人類の制圧であり、
そのために人間の赤ん坊を手に入れて悪鬼の部隊を編成することだった。
新・人類史と仮に呼んだ本作の歴史とは、超能力を有した人間の出現によって
人類存続のための危機管理が極限まで追究されてきた過程だった。
彼はそのシステムを逆用して超能力者の支配を覆そうとした。
まさにそれは逆転と呼べるものだ。だがさらに進んで
この俯瞰図が意味するものは、神の座の簒奪による新たな「偽りの神」の出現という、
もう一つの逆転にまで及んでいるのではないだろうか。

「種は生き残るためだったら何だってするんだよ。」

第一部で瞬の口から出たこの一言に、すべては要約されている。
種の存続という絶対的な要件は、あらゆる形態の下で常に追求される。
高度な知的生命体の場合、そこに複雑な社会システムや技術が生み出されるが、
その帰結として階層分化や差別、有形無形の力による支配と管理と抑圧の構造が出現する。
これこそが歴史世界において新たな偽神が出現するメカニズムであり
むしろ、偽神そのものがこの盲目的な原理のメタファーだと言っていい。

ここに、本作の世界観が内包する極限的な原理、イデーがある。
勿論それは、私たちが今まさにその中で生きている現実にも重なるだろう。
SF的な世界観の有効性とは、現実の自明性を転倒させることにこそある。
神の如く不可視でありながら人間を支配する原理。あるいは人間性を喪失したシステム。
そして、偽神というアイロニカルな寓意によって人間存在の両義性が暴かれるのだ。


真理亜の告発の中に反復される「人間」という言葉。

 町の安定と秩序を維持するために子供たちを殺し続ける町が
 人間の社会としてまともでしょうか?

 こんなの、人間じゃなくて、不良品を選別するのと同じやり方だと思わない?

断罪裁判の法廷でスクィーラが放った叫び。

「私たちはけものでも奴隷でもない! 私たちは人間だ!」

二人の叫びに共通する「人間」という言葉。
この両者が響き合い、同一のベクトルを示していることに気づかされる。
それは「偽りの神」に抗おうとする、「人間であること」を否定された者たちの魂の叫びだ。
真理亜の反抗とスクィーラの反逆とは根本において一致するのである。
「偽りの神」と「人間」との闘争。このシェーマからはおそらく
作品全体を包括する主題の全体像が透視されるはずだ。
まさしく世界観と物語とが重なり合い融合する結節点をそれは示している。

そしてその最深の主題を導き出す鍵は、やはり早季に委ねられている。
最終回の後半部は、前半部の劇的な展開の余燼のようにも見えてしまうが
主題を開示するプロセスはこのパートに集約されている。
それは、早季とスクィーラとの一連の対峙による内面の変化として段階的に描かれる。
問題の核心部へと早季が接近し、ついに彼女が覚醒するに至る一連の流れの中で
我々はその視点に同化し、主題の内在的な理解に導かれるのである。

獄中のスクィーラとの対話。早季は人間たちへの謝罪を要求し拒絶される。
スクィーラの裁判。早季は法廷の外でつぶやく、「何が正しいのかわからない…。」
そして、バケネズミの正体にまつわる衝撃の真実が覚からもたらされ
人間が人間に対して行った悪魔の如き所業が明らかになる。その時、
「私たちは愧死するべきだった…。人間を殺したのよ… 何人も、何人も…。」
この瞬間の早季の心に、観ている我々もまた同化して同じ衝撃を味わっている。
そして同じ一つの問いの中に投げ込まれるだろう、
― 人間とは一体何者なのか? 人間が人間であり、我々が我々である根拠とは―。

・・・・・・・・・

前章で導かれた結論をここで想起しよう。
世界観が暴き出す人間性の限界に対し、その超克の地平を物語が開示する。
つまり、世界観が提起した問題に対して、物語がその解答を提示する。
本作特有の対置構造はそのような形で、主題に至るプロセスをアプリオリに内包したものだったのだ。
ヒロインの早季が物語の内部で問題そのものを生きることで、
俯瞰的な支配の原理に対立するもう一つの原理が彼女に具現され、物語の中に受肉化される。
早季に託されていたその原理とはこの、偽神に対抗する人間の原理なのではないだろうか。

世界観を反映したライトモチーフ、「偽りの神に抗え。」と
物語からの答えである「想像力こそが、すべてを変える。」
二つの言葉を並べれば、それらが一対で一つのメッセージになっていることがわかる。
言葉による説明ではなく、物語に最終的な決着をつける早季の行動の中にそれは表現される。

争乱の収束からおそらく一年後の追悼式典の日。
その日、当時の記録を展示した記念館を早季は訪れる。
彼女はそこで一人、肉塊のような姿になって生き続けているスクィーラと向かい合う。
親しみをこめて彼に語りかけ、互いが出会った日のことを回顧する。
それから、ある行動に出る―。
呪力を用いてスクィーラを燃やし、町が課した無限の責苦から自らの手で彼を解放するのだ。
これが、早季が「偽りの神」に反逆した瞬間である。

この時、彼女はすでに問題の本質をすべて理解していた。
スクィーラもまた偽神に抗い、滅び去った「人間」の一人なのだ。
彼らと共に悲劇を生きた証人として、早季もまた自ら偽神に抗いつづける道を選んだ。
立ち昇る炎は疑いもなく、人間という種の根深い宿業に立ち向かい
真の人間性の回復を希求する、遠大な反抗の始まりを告げる狼煙である。
{/netabare}


全編を締めくくるのは、やはり「家路」である。
とめどなく郷愁を誘うメロディは、亡き魂に捧げられた挽歌のようだ。
ラストシーン。鮮やかな残映の中に、在りし日の姿をよみがえらせる懐かしい人たち。
荘厳な響きとともに彼らを包んでいる夕空には、深い安らぎがこもっている。

「早季、ありがとう。」「ずっと一緒よ、早季。」
次々にかけられる温かい言葉は、彼女が託された使命に全力で応え切った証しなのだ。
そして、遥かな未来への出発をさりげない一言にこめて、この壮大な叙事詩は幕を閉じる―。

― 早季、そろそろ行こうか。―


(初投稿 : Ⅰ 2021/01/16,Ⅳ 02/21,ⅡⅢ 03/21)

投稿 : 2021/10/03
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新世界よりのストーリー・あらすじ

渡辺早季は、閉鎖的だが穏やかな田舎町「神栖66町」で幸福に少女時代をおくった。ある日、町の外へ同級生たちと出かけて小型図書館端末ロボット「ミノシロモドキ」と出会う。質問することにより21世紀前半の超能力者誕生から非能力者との敵対、その抗争から能力者の勝利と文明の崩壊、その後の暗黒時代、町の管理支配の実態といった禁断の知識を知ってしまう。その直後、バケネズミ同士の戦争に巻き込まれ、命からがら町に戻るがしだいに恐ろしいことが起き始める。(TVアニメ動画『新世界より』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年秋アニメ
制作会社
A-1 Pictures
主題歌
≪ED≫渡辺早季(CV:種田梨沙)『割れたリンゴ』

声優・キャラクター

種田梨沙、東條加那子、花澤香菜、工藤晴香、藤堂真衣、梶裕貴、高城元気、村瀬歩、浪川大輔、平田広明

スタッフ

原作:貴志祐介『新世界より』、 監督:石浜真史、助監督:ヤマトナオミチ、シリーズ構成:十川誠志、トータルデザインコンセプト:長澤真、オリジナルキャラクターデザイン:依り、メインキャラクターデザイン:久保田誓、キャラクターデザイン:崔ふみひで、色彩設計:安部なぎさ、美術監督:山根佐帆、音楽:小森茂生

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