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「NOIR -ノワール(TVアニメ動画)」

総合得点
67.4
感想・評価
232
棚に入れた
1761
ランキング
2473
★★★★☆ 3.7 (232)
物語
3.5
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.7

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NOIR -ノワールの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

十六夜咲夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

リコリスリコイルの先駆け

【あらすじ】
美少女ガンアクションアニメの元祖というべき作品の一つ。最近のガンアクションだとリコリスリコイルが流行っているが、そのアニメの先駆けといえるだろう。フランスに住む凄腕仕事人の美少女ミレイユと謎の女子高生の霧香がノワールという名で暗殺ユニットを結成するという内容。

ミレイユは過去に両親を何者かに殺された事から「復讐を遂げる」霧香は過去の記憶を失った事から「過去の記憶を取り戻す」という目的を持ち、過去への巡礼として謎を解く話となる。

良い所

『ミレイユと霧香の距離感』
今作の主役となる二人がノワールとして一緒に仕事をこなしていくが、魅力の一つとなるのが二人の距離感の変化だろう。序盤は互いに銃を向けたり、ミレイユが霧香に対して銃殺しようと考えたりとピリピリした関係だったが、ピンチの時に助けたり一緒に生活するにあたって、物語が進む毎に距離感が縮まっていく所が良かったと思う。ミレイユの「アンタ」という呼び方から「霧香」と名前で呼んでいた所が印象的だ。霧香がミレイユに対しての手紙を送ったシーンは見物であり、お互いに大切に思っていることが伺える。最終回での紅茶のくだりは二人の友情を表しているだろう。

『斬新なアクションシーン』
ガンアクションをコンセプトにした作品であり、アクションシーンが多く見られる場面がある。特に序盤のポップコーン作戦やポケットに銃を隠して発砲する等、斬新な戦い方に工夫を感じた。サングラスのテンプルで刺したり、フォークを刺すなどバリエーションがある。霧香の敵の倒し方は印象的に思う。だが中盤辺りからの銃撃戦が単調になるのは玉に瑕。

『暗い独特な雰囲気』
2000年代初期のアニメなのか90年代のような独特な雰囲気を持った作品だと思う。セル画で作られた発色の色使いや暗くシリアスな内容がその雰囲気を表現していると思う。毎話から流れる冒頭の語り掛ける台詞も中々独特な雰囲気を出しているのではないだろうか。まさに深夜アニメといった感じだ。

悪い所

『尺稼ぎとなる場面』
戦闘シーンでたまに挟む無言の間を取る所があるのが欠点。日常シーンでもこの間が所々挟んでいる為、間延びなのではないか?と思ってしまう。終盤辺りからの回想シーンを多く取り入れているためか、テンポが悪く感じる。この無言の間や回想シーンでの使い回しは尺稼ぎと思っている為、悪い点として挙げる。

『終始シリアスな物語』
裏社会での暗殺や宗教をテーマにしている為、内容が難解で最初から最後までシリアスで真面目な物語で進んでいく。シリアスで難解な部分が独特な雰囲気を醸し出していて悪くないが、ギャグシーンや微エロといった気休め的な要素が含まれていない為、鑑賞している時に窮屈に思ってしまう。難解な部分があるせいか、ラスボスであるアルテナの目的があまり理解出来なかった。だが霧香の「よいしょ」やアイスクリームの食べ方、猫の回や絵師の回は微笑ましいシーンがあったが、それぐらいしかないといった所。クロエが初登場するまでは物語がつまらなく感じると思う。

【総合評価】
結論から言えば雰囲気重視の哀愁漂うバディ物アニメといった所だ。霧香とミレイユの友情や暗い雰囲気を持つ古き良き深夜アニメという観点から見て、魅力溢れるアニメであり高評価を挙げたいぐらいに名作とも言える。特に戦闘中に流れる音楽は戦闘シーンでの迫力を増しており、音楽面においても高く評価したい。作画の面に関してもこの時代から見て出来が大変良くて、フランスの景色や夜景が美しく映える。キャラクター性も悪くなく、残酷な暗殺者でありながらも、アルテナや霧香達の前では笑顔を見せるクロエが愛らしく思い、彼女の声も萌える。

声優さんが豪華であり、桑島法子さん、三石琴乃さん、久川綾さんといった豪華な面子である。今作で驚いたのがちびまる子ちゃん役のTARAKOさんがアルテナ役として出演していた事である。冷徹でありながらも優しそうな声も演じれるのは流石といった所。ご冥福をお祈りします。

投稿 : 2024/04/27
閲覧 : 92
サンキュー:

6

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

絡まった2つの謎と2人の殺し屋の乙女。脚本と音楽が素晴らしい良作です。

 2001年時点で暗殺者がヒロインになるアニメは極めて珍しかったと思います。マンガでは「あずみ」がありました。アニメは女性のバディものガンアクションで「ガンスミスキャッツ」があるくらいでしょうか。この後「ガンスリンガーガール」などが登場します。

 本作は、毎話「ノワール、其は古よりの定めの名、死を司る二人の乙女、黒き御手は嬰児の、安らかなるを守り給う」という詩の朗読があります。これがなかなか良くてOPから含めて作品に入り込んでゆきます。

 1話。時計そして音楽をモチーフに記憶を無くしたJKとフランスの美人殺し屋ということが一気に説明され、あっという間に引き入れられます。

 2話以降、この記憶をなくしたJKと美人フランス人殺し屋のバディものとして、2クールで話が展開します。時に本筋と関係ない話も入りますが、1話の脚本として内面描写や郷愁を感じさせる出来で、引き延ばし感や中だるみ感は感じませんでした。

 アクションシーン、特にピンチの場面の描写に若干時間的間延びがあり、ツッコミを入れたくなりますが、これは古いアニメの演出なので極めて短い時間を詳細に描写しているものとして受け入れましょう。

 2クールものですし、内容がシリアス寄りですので一気見には向きません。「刺激」や「緊張感」は麻痺が来るので、段々退屈すると思います。1日1、2話。多くても3話くらいで余裕があるときに見た方がいいと思います。

 で、後継の「マドラックス」と極めて雰囲気は似ています。作画、演出、アクション、音楽性、展開、キャラ配置など。ですが、本作にマドラックスのような難解さ、オカルトはあまり感じません。
 その割には、ガンアクションものとしてもそうですけど神秘感や、死と隣り合わせのアンニュイな雰囲気が出ていました。

 脚本が秀逸で展開、謎解きについて物語、構成がよく練られていました。初めの詩や時計・音楽、そしてパリの雰囲気が上手く活きていたと思います。

 謎部分は見てのお楽しみですが、要するに宗教原理主義、歴史の裏、暗殺者として生い立ち、少女と女性は最後どうなるのかを見極める話です。
 クールそうに見えて、実は2人とも友情や家族愛に隙があるのがキャラに感情移入できる要因になっている気がします。

 で、最後の謎部分です。
{netabare} 最後の最後で、傷ついた霧香に肩を貸すミレイユは「パリに帰って熱いお茶が飲みたいわ」といいます。この時、ミレイユは光ったような霞がかかったような雰囲気になります。
 そして銃声が2発轟きますが、違う音です。最後は壊れた時計とは2人の時間が止まると言う意味と、ソルダではなくなるという意味でしょう。その前の灯りを自分でともすというミレイユの言葉や、霧香の怪我、組織があえて見逃したことから言っても、2人が自決あるいは撃ち合った=運命に翻弄された人生を初めて自分で選択する、ということだと受け止めました。 {/netabare}
 作品の根底に流れる無常観、アルテナ・ソルダの両方に対する自分たちの解答、殺人行為の清算と言う意味でもそういう結論がしっくりくると思います。

 アクション要素の他、絡まった2人の謎解きとどうやって2人の殺し屋の乙女が生きてきたかという運命について考えてしまう作品でした。テーマ性は重視せず、運命についてのモヤモヤを咀嚼するのがいいと思いました。そこがラストの解釈になってくると思います。
 エンタメ性を保ちつつ、殺伐とした世界観と詩情を融合させて、最後には感動と言うよりも、切ないながらも納得の行く作品になったと思います。素晴らしい脚本でした。

 音楽はOP、EDもいいですけど、BGMも聞かせました。

投稿 : 2024/04/22
閲覧 : 302
サンキュー:

7

ネタバレ

メガマインド さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:----

TARAKOさんお疲れ様です。

最近美少女ガンアクションのアニメといったらリコリスリコイル

を思い浮かべると思うけど、はるか昔の美少女ガンアクションの作品と

いったら本作。



MADLAX エル・カザド に続く戦う女の子シリーズの一作目で


一人の殺し屋が一人の殺し屋と出会い

銃で敵を倒していく、

過去と対峙し、お互い気持ちを通じ合わせていくという

今でいう百合風味の感ずる物語で少々今のテンポのいいアニメをみている


私たちにとってとても退屈に感じると思います。




話もとにかく単純で作画も古い作品でだけあって荒いし、
テンポもお世辞にもよいとは思えませんが

それでもこの作品を推したくなるのかというと、

劇半が大変すばらしい

後にまどかマギカや鬼滅の刃を手がける梶浦由記が担当しており、

ピアノの音色が素晴らしく

何度も聴きたくなるくらい

素晴らしいものになっている



2000年代初期のころの雰囲気を感じられて

いってしまえばノスタルジーを感じる

作品ですが、いまみても背景美術だけでもすごく

引き込まれる部分がある。

この雰囲気がたまらない人にはドンピシャだと思います

第一話から切ないオールゴールとともに


過去の秘密が徐々に明かされていくさまは

映画的で

ドラマチック。



これをみるならプリンセスプリシパルとかブラックラグーンとかのほうが

いまみるのにあっているかもしれないが

ミレイユや夕叢霧香、ソルダという組織のおなじく暗殺者の少女のクロエな


キャラクターもビジュアルも立っています。

桑島法子さん、三石琴乃と大御所の声優ばかりでとにかく魅力的

ショートヘアで戦う女の子が


私の好みにはドストライクでした




なにより驚いたのが、


ちびまる子ちゃんの声のTARAKOさんという声優がアルテナという悪役を

演じています。

いつもの陽気なかわいらしい声の雰囲気とは一線をかす、美人で冷酷なキャ

ラを演じています。

声優ってすごいなと感じました。

ご冥福お祈りいたします

投稿 : 2024/03/14
閲覧 : 97
サンキュー:

7

easy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

TARAKO、レアなメイン美女役:アルテナ「地は悪に満ち、人は自ら悪を為す。愛で人を殺せるのなら、憎しみで人を救えもするだろう」

1990年1月7日開始 【ちびまる子ちゃん】
---
2000年2月25日発売 【Phantom of inferno】パクられ元
2001年4月5日開始 【NOIR -ノワール-】パクリ先

ちびまる子ちゃん以外あまり知られていないTARAKOさん、
シリアスアニメでイカれた美女・聖女という珍しい配役

・オープニングテーマ「コッペリアの柩」
・へっぽこアクションで流れるBGM「salva nos」
・12話「刺客行」
・最終回最後のCM枠にパクリ元「Phantom PG版」

以上の要素以外は当時も見るべき所がない深夜アニメでしたが、
アルテナ役だけは常に気にしながら見ていた記憶があります
この声か…と

おつかれさまでした

投稿 : 2024/03/09
閲覧 : 105
サンキュー:

2

ネタバレ

rtNBJ49126 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おちつく

最初は仲良くなかった二人が物語を通して、心を通わせる物語
今現在(2023年)にはない雰囲気のアニメで、EDも落ち着いてて非常に良かった。
作画は2000年代だから多少崩れているところもあるが、気にならないレベル。
ストーリーは悲しい話が多いが、感傷的にさせてくれるので飽きずに見ることができた

投稿 : 2023/02/26
閲覧 : 155
サンキュー:

1

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

後年になって少し粗が見えてしまった

去年に「リコリス・リコイル」が放送された時に
美少女ガンアクション作品として本作が引き合いに出されて、
また個人的に最近になって振り返ったのですが、
何だか振り返ったら自分の記憶より微妙な作品でしたね。

確かに作品自体の雰囲気は好きだし、またキャラにしても霧香やミレイユも立ってはいるけど、
ただストーリー全体の流れが案外とテンポが悪いし、それに最後も特にカタルシスを感じる内容でもなかったので
今から思うと本作ってストーリーが微妙なのと、そして内容的にも1クールで十分な気がして
後年になって少し粗が見えてしまった作品でした。

【評価】

70点・3B級

投稿 : 2023/01/21
閲覧 : 287
サンキュー:

1

ネタバレ

Bハウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

第一話のクオリティーは秀逸

この作品と言うと第一話の夕暮れをバックに
ミレーヌと霧香が鉄骨の上で銃撃戦をするシーン
ここだけ見てもらうだけでも元が取れるw

タイガー&バニーを女の子にしてみた作風だが
2000年代初頭の作品なので24話の長丁場

一話の気合の入れ方から段々作画は落ちていくし
銃撃戦も単調になるのでクロエ登場まで我慢できるかどうか

フランスで殺し屋をやっていたミレーヌに
霧香がメールで連絡を取ってきた

削除しようとするとあるメロディーが流れる
それは両親が惨殺されたときに流れていた音楽

そこで二人は出会い
ミレーヌは仇敵を霧香は自身の記憶を取り戻すため
手を組むと言う始まり

ラストショットでお互いが銃を突き合わせて
仲間になるシーンも今でいうとエモい

クロエ登場後ソルダという謎の組織が出て来て
原点回帰するためにノワールの儀式を
二人の乙女が交わす事を目的としていて
霧香が巻き込まれていき

さらに幼い頃にミレーヌの両親惨殺をしたのが
ソルダにいたころの霧香と分かる事で
物語が加速するのだけれど

黒幕のアルテナが夢想主義者っぽいので
オーラスに入ってからのシーンはインパクトがない

三石琴乃、桑島法子、久川綾の三つ巴が
個人的にはおすすめポイントだと思っている

投稿 : 2021/11/08
閲覧 : 400
サンキュー:

4

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

ノワール。私とあなたの過去への巡礼。

投稿 : 2021/11/07
閲覧 : 200
サンキュー:

2

AzuLight さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:今観てる

音楽は大好きなのに間延びというか...テンポが悪くて飽きる

半年前にガンアクションのアニメを探してて見てみた。けど10話くらいで挫折。
理由は展開がおっそい。他のレビュアーの人の言葉を借りると、間延びしてて内容が薄い。

でも、新居昭乃さんという歌手が好きになって、曲を担当してると言うので、もう一度見たら面白いかもということで見てみた。EDはやっぱ新居昭乃さんすげーわの一言。サントラは梶浦由記さんということで、クレジット見てまどマギの人じゃん、どおりでめっちゃいい曲、と思った。OPはまあ普通よりかはいい。

で、いま途中から4話くらい見たのだけれど、やはりテンポが悪い。
キャラデザも内容も作画も嫌いじゃないけれど、無言の間とかが長い。
そして内容がたまに分からん。有耶無耶にしてる感じ。だから内容が薄いと感じる。
あと戦闘シーンもっとカッコよくならないかなあ。

いい所あげるなら、
他の人が言ってるように雰囲気はいい。雰囲気は伝わる。
敵キャラもモブ以外は魅力がある。
少女が人をどんどん殺してくってのもカッコいい。
が、見てて飽きる。
でもなんか出てきたばっかのクロエすき

他のレビューを見てて、「最後までこんな感じでした」みたいなのがあったので、悩む。
新居昭乃好きとして続けて観るべきか...

投稿 : 2021/07/17
閲覧 : 378
サンキュー:

0

遥かなる蒼 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

アクションシーンと音楽がイイ!

・ミレイユと霧香の表情がとても細かく描写されてて映画見たい
・美少女がガリガリアクティブに敵を倒していくアクションシーンが爽快
・ミレイユお美しい
・オープニングや戦闘シーン、ゆったりモードなどなど作中の音楽がイイ!かっこいい。耳に残るメロディー。細かい挿入音が心地よい。
・だいたい話の途中でアクションシーンが入るパターンに慣れてきちゃった中盤はだるくカンじた
・前回や前のシーンが繰り返し出てくるので、一気見のときにはテンポが遅く感じて早送りしてしまった
・霧香がミレイユに手紙を送るシーン泣いちゃった…
・なんだかんだお互い人間として好きになって言って、ミレイユは途中から霧香て呼ぶようになるし、変化していく感じがほんわかした

投稿 : 2020/08/27
閲覧 : 309
サンキュー:

4

ネタバレ

マスラヲ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「よいしょ」が可愛い!

アニメを視聴しているときに一番気になったのは、独特な「間」だった。雰囲気の良い音楽の中で視聴していると、人によっては眠たくなってきちゃうかもしれない。私は少し、うつうつしてしまった。
なら、つまらないのか?いや、面白かった。
夕叢霧香は「人を殺したことを悲しくないのが悲しい」という矛盾した感情を持っている。終始、表情を表に出さず、すんとしているが、後半になって、心の自己(深い闇)に気づき、真の暗殺者としての人格が現れる。あまりに変わってしまったのでびっくりした。
何話目か覚えてないが、アイスを食べるシーンがある。あむあむとアイスを口に突っ込んで食べる夕叢の姿は可愛らしかった。あとクロエがアルテナと会うときの笑顔、あれは癒し。
戦闘シーンもカッコ良い。銃だけじゃなくて、眼鏡、ポップコーン、縄、フォーク、学生証などで殺しを行っている少女の姿がそこにある。螺旋の塔で上から縄で落っこちながら撃つの好きだし、地下で射撃練習しているのもいいし、シャンデリアはもちろん落下するし、パーカー恒例のポケット撃ちもあるし、最高でしたね。
「闇の暗さを恐れる者は道を開けなさい」
あの後が気になります。

投稿 : 2020/06/08
閲覧 : 411
サンキュー:

1

ウィラード さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

元祖雰囲気アニメ

世界観の雰囲気に没頭するアニメ系
これと同じ雰囲気を醸し出しているのは
avenger、MADLAX、エルガザド

女キャラのガンアクションが見たいならおすすめ
基本は暗いストーリーだったはず

この頃からアリプロが売れ出してた気がする
雰囲気アニメらしさはOP映像見てれば分かる
あぁ、こんな感じのアニメなんだなって
それがずっと続く

ストーリー重視ではなく
雰囲気重視だと思った

投稿 : 2019/12/08
閲覧 : 737
サンキュー:

4

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ラスボスは『ちびまる子ちゃん』のまる子

パリに住む殺し屋ミレイユ・ブーケに日本の女子高生夕村霧香から謎のメールとオルゴール付きの懐中時計が送られてくる、そのオルゴールはミレイユの両親と兄が殺された時に流れていた音と一緒だった、急いで日本に向かったミレイユは霧香と接触するが直後に謎の集団に襲われる。


ミレイユと霧香がノワールとして殺し屋の仕事をこなしつつ、ミレイユの両親殺しと霧香の過去に関わる組織ソルダと戦っていく。
前半は一or二話完結で暗殺の仕事、後半に本編ノワールとソルダの関係が明かされていく。



①『ノワール』②『マドラックス』③『エル・カサド』で美少女ガンアクション三部作と呼ぶ。
ストーリーの共通点は無いが作品としての共通点は多い。
まず三作品とも二人の女主人公がいる、①の場合はミレイユと霧香、②の場合マドラックスとマーガレット、③はナディとエリス、そして片方は無口?(ぼ~っとしてる?)キャラ。
次にメインストーリーに関わり主人公達と深く関わる女性キャラが一人、①はクロエ、②はリメルダ、③はジョディ(ブルーアイズ)、そして三作品とも久川さんが演じている。


放送年度だと『ノワール』→『マドラックス』→『エルカサド』だけど、観た順は『マドラックス』→『エルカサド』→『ノワール』だったから、これでやっと三作品全体の評価ができる。

個人的に面白いと思った順に並べると『エルカサド』→『ノワール』→『マドラックス』
『エルカサド』は、他二つほど難解じゃないし終盤意味わからない部分はあるけど、ちゃんと「その後」みたいなのも描いてるから良し。
『ノワール』は前半の暗殺任務は良いとしても、真のノワールとソルダの関係とかアルテナが出てくるあたりは・・・・・はっきり言って面白くない、もうちょいソルダ内部のゴタゴタと霧香の過去を明確に描いて欲しかった。
『マドラックス』は微妙、他二つと同じで前半は良いにしても、「本」が関わった話は理解しづらいしファンタジーすぎて意味わからない・・・・・


美少女ガンアクションという割には、ファンタジー要素が強い、最初に『マドラックス』を観た時も純粋なガンアクションだと思ったから観たけど、期待外れだった、この『ノワール』は比較的ファンタジーも少なめだけど、これじゃない感があるし、『エルカサド』に至っては主人公の片割れが魔女で発火魔法とか使うし、三作品ともガンアクション要素が少ない・・・・というかガンアクションより目立つ部分があるから必然的に影が薄くなってる。


理想は三部作を順番通り観ることだけど、どれか一つ面白いのをって言われたら『エルカサド』をオススメする。







1→ミレイユがオルゴールを聞いて日本に来る、霧香と会うが謎の集団に襲われる、二人で撃退、霧香の目的を聞く、一緒にフランスへ
2→フランス特殊部隊の人間が殺される、情報を売っていた公安局とテロ組織幹部の殺害依頼が届く、二人で遂行
3→若社長の妻から夫を殺した男の依頼がくる、依頼を受けるが実は罠でノワールが標的だった、何とか二人で切り抜け依頼人と元標的を倒す
4→戦争ビジネスをしている会社が標的、グルジアで社長と他二人を狙うが場所がばれて軍が来る、蹴散らし三人を殺す、霧香が社長の娘を想う
5→自分たちを狙う組織の調査を依頼していた男が家族ごと皆殺し、ミレイユに暗号を残す、暗号を解き文書を手に入れるが刺客が来る、霧香と倒す
6→かつて虐殺を指示したKGB将校ナザーロフの暗殺依頼、ナザーロフは食料を配ったりしていたがあと少しの命だった、霧香は猫伝いで知り合うが殺す
7→標的を殺すが霧香が負傷する、追手が来て霧香が捕まる、霧香救出のためミレイユが敵基地に潜入
8→ソルダに関わる文書入手のためマフィア幹部を殺す、だがボスがイントッカービレと呼ばれる孫娘を戻しノワール抹殺を任せる、戦う文書奪取に失敗、ミレイユが顔を見られる
9→8の続き、イントッカービレはシチリアに戻りノワールを誘き出す、ミレイユと再会し決闘を申し込む、霧香が部下を倒しミレイユを助け彼女を倒す
10→対象が何者かに殺された、二人は残された対象を抹殺しに行くが待ち伏せに会う、だが何者かの助けで抹殺、クロエと名乗り真のノワールだと言う
11→謎の電話と封筒で指定された場所に行くとソルダの遣いを名乗る老人と会う、次の日また会いに行くと待ち伏せにあい倒す、クロエが自宅訪問
12→クロエが暗殺のためNATOの将軍の下へ、そこに将軍が敵対している組織の部隊が現れクロエが反撃、将軍を殺し手向けに敵対組織のボスも殺す
13→霧香が絵を描く元軍人と知り合う、ミレイユが殺した男の部下が狙う、元軍人が霧香を狙った銃撃に巻き込まれ死亡、襲撃者のアジトを急襲
14→ミレイユの叔父が来る、その頃巷で大物殺しが頻発していた、実は叔父はソルダの手先で霧香を殺しに来ていた、だがミレイユは叔父を殺す
15→ソルダの依頼で台湾の組織のボスを殺そうとする、だが現地協力者と会っているところを組織の殺し屋シャオリーが襲われピンチになる
16→15の続き、ミレイユが捕まるがクロエに助けられた霧香が助ける、本部に乗り込み敵ボスを殺す、シャオリーはソルダにつこうとするがクロエに殺される
17→ミレイユが故郷コルシカに帰る、そこで父の右腕からソルダとブーケの関係を聞かされるが右腕は狙撃され暗殺者を殺すがクロエにある事を言われる
18→ミレイユが霧香を追い出す、霧香は反アルテナ派と接触、言われたとこに行くが人が殺されていた、クロエの忠告でミレイユを助ける
19→ソルダに関わる本を探し題名は分かったが原本は見つからず、クロエといたとこをソルダに襲われる、クロエの言葉で霧香の正体が少しわかる
20→ノワールの意味を知る、霧香たちが荘園に着く前に消そうと評議会が刺客を送り込む、だが蹴散らしクロエが霧香の記憶を取り戻させる
21→記憶が戻りミレイユの両親を殺したのを自分だと分かる、霧香は評議会の刺客を殺しミレイユに自分を殺してくれと頼むが次に殺すと言って去る
22→目覚めた霧香はソルダの村で保護されていた、だが荘園に行かせたくない評議会が軍隊を送り村を壊滅させる、だが霧香は脱出荘園に行く
23→ミレイユにソルダの評議会から誘いが来る、ミレイユは迷うが仲介役の老人の言葉を聞き荘園に行く決心をする、霧香はアルテナと会う
24→アルテナの下に同志が集い、儀式の準備をする、霧香とクロエは手合わせし霧香が勝つ
25→ミレイユが荘園到着、霧香と戦闘になるが時計のオルゴールを聞いて正気に戻る、クロエは動揺してミレイユを殺そうとするが霧香がクロエを殺す
26→霧香と共にアルテナ同志を倒す、アルテナの部下は動揺するが実はアルテナの思い通りだった、最後ミレイユがアルテナと共に死のうとする霧香を助け終わる

投稿 : 2019/09/08
閲覧 : 527
サンキュー:

0

nori さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

深夜アニメらしい作品

真下監督のハードボイルドアニメです
絵的にはエロ要素ありそうに思えますが一切なしの
ハードな暗殺マフィア物に宗教的な物とファンタジー要素を若干と言った感じです。
音楽や世界観は真下監督の作品はどれもかなり作り込まれていてアニメ的な世界が合わない人でも見れます。今作はフランスが舞台で絵もかなり良いです
音楽もアニメの粋を超えてます。海外でフルオケや楽団の方も演奏されてるぐらい真面目クラシック寄りで作られてます。ただ真下監督の作品はアニメ的な分かりやすい演出じゃ無いリアルな映画志向なので、合わない人や分かりやすいドンパチを求めてる方には向きません。映画化予定も合ったようですが無くなったようです。戦闘演出やアクションはアッサリです 前半の14話辺りまでで 猫老人と絵かきとの微妙な関係はかなり良かったです あと中東あたりで負傷するところからの生還のエピなど アニメ的な枠から超えてるストーリーだと思いました。
ただアニメ的でないのでつまらない眠いセリフ少ないから意味分からないと感じる人もいると思います。 真下監督作品はイートマン マドラックスもそうでしたが キャラクターを現実寄りの思考や挙動のように見せたがってる感じで 強い悲しみや鬱な感じの表現をセリフでは語らず、少しの目線の動きなどで表現していることが多いので、気を抜いてみてると意味分からない場合が多いですが、心情が分かればリアルに感じます。後作品全体にギャグ要素0のガチガチなので視聴者は真剣さを求められます
合わない人は合わないと思いました。娯楽的要素が無いので文学作品を映像化したような感じです。
イートマン ノワール マドラックスは自分的には
名作だと思いました。

投稿 : 2019/08/10
閲覧 : 427
サンキュー:

2

ネタバレ

うきっぺ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よかった

よかったんだけど、
後半のクロエがミレイユを殺そうとした場面、
あきらかに霧香、瞬間移動したよね。
他の場面でもたまに瞬間移動してる気がするけど。

あとその後のシーンをちょっとでいいから見たかった。

投稿 : 2019/04/25
閲覧 : 292
サンキュー:

1

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

黒百合物語

【概要】
 2001年春-夏に放送された全26話のオリジナルアニメ。dアニメストアで視聴しました。ノワールとは「黒」を意味するフランス語。

 パリに住み裏社会で名を馳せる殺し屋ミレイユ・ブーケ、記憶を失い本名すら忘れてしまったが超人的な殺人術を身に付けている夕叢霧香(ゆうむら きりか)。2人が出会い、暗殺ユニット「ノワール」を結成し「過去への巡礼」を始める美少女ピカレスク・ロマン。

【感想】
 序盤は1話完結形式で、2人の過去にまつわる話はじわりじわりと進行する。話が動くのは後半からですね。今のアニメに比べると台詞が少なめでスピード感に乏しく、同じシーンの繰り返しも多いので一気見はしんどいかもしれない。

 見所はやはりガンアクションでしょうか。色々凝った演出で楽しませてくれます。ただ後半はやや単調になります。ガンアクションの宿命か、当たると致命傷になってしまうので、当然のことながら主人公の2人はなかなか弾が当たらないんですよね。黒服に何人囲まれようが、弾を平然と交わしていきます(笑) 引き金を引くのを躊躇って取り逃がす場面が敵も味方も多すぎるんですが、これもピンチの場面ではそうせざるをえないガンアクションのお約束というものか。あと、放送当時は表現規制が厳しかったのか撃たれても流血することがなく、やや違和感あり。

 メインストーリー(真相)は引っ張ったわりにやや平凡な印象を受けた。マスターキートンにようにヨーロッパの文化・風習・歴史あるいはミリタリ蘊蓄を盛り込んで話に厚みを持たせた方がよかったかもしれない。

【作画】
 背景は良く書き込まれており、ヨーロッパの街並み・景観・自然はデジタル作画にはない絵画的な味わいがあって素晴らしい。

 キャラデザインはちょっと古い感じがします。あと目の大きいキャラと小さいキャラの差がありすぎるようにも思う。終盤に霧香が覚醒して目つきが鋭くなるのだけど、ややギャグっぽくなってしまった感があります。あと、アイキャッチが超ださい。

【音楽】
・オープニングテーマはALI PROJECT「コッペリアの柩(ひつぎ)」
・エンディングテーマは新居昭乃「きれいな感情」

 とにかくOP曲が耳に残ります。気が付くと「♪コッペリアの柩~♪」が脳内で無限再生されるので注意が必要。「ロッテリアのひつじ」に空耳するという声もある。ED曲はあまり印象に残らず。

 そして梶浦由記さんの音楽が最高に良いですね。ムードたっぷりで曲数も豊富。中でも戦闘時にかかる「salva nos」は必聴。

【百合】
 「ノワール」は深夜アニメにおける百合の古典としても知られています。暗殺者コンビ、ミレイユと霧香が紡ぎ上げる奇妙な絆に注目して見るべき作品です。

 すでにヨーロッパの暗黒街を舞台に「裏の仕事」を引き受け名も上げていたミレイユが霧香をパリまで連れていき一緒に生活し世話をするという保護者的な関係で始まる。
 
 2人で仕事をこなし死線をくぐるうちに強い信頼関係が生まれ、霧香はミレイユに対して親愛の情を深めていくのですが、実は戦闘能力にかけては霧香の方が数段上で、実際にミレイユはピンチを霧香に助けられる場面も多く次第に霧香に対してコンプレックスを抱くようになるのです。

 そこに「真のノワール」を名乗る第三の女、キリエが加わりますます混沌としてくる。やがて真実を知った後、非情な試練が2人待ち受ける…

 仕事のパートナー以上の存在でありながら、親友でもなく、姉妹でもなく、恋人でもなく、「ノワール」という固有の名称でしか表現できない関係性。殺し屋として罪を重ね続け、他の道を選べぬ呪われた少女にとっての唯一つのよすが。うーん、これこそが至高の百合なのかもしれないな。

投稿 : 2019/01/13
閲覧 : 638
サンキュー:

16

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

コンセプトは好きだけど

銃と少女のコンセプトは好きだけど、月村了衛のシリーズ構成、脚本がイマイチツボではない。
こやつ朝霧の巫女もシリーズ構成でもやらかしてるんだよなぁ(¬_¬)
このアニメの唯一の救いは、梶浦由記の音楽。
それがなきゃ速攻で切ってる!!

投稿 : 2019/01/07
閲覧 : 252
ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

後半失速するが、海外映画やドラマのような演出は良い

女性版のバディームービーであり海外で活躍する姿は「マスターキートン」であり、リュックベッソンの「ニキータ」のような女殺し屋ものであるという、洋画の美味しいところを全部のせたようなアニメ。

前半は脚本も演出もあらゆる映画のオマージュの連続で面白かったですが、後半ストーリーの抑揚がなくなってただのガンアクション物になってしまったのは残念。

「カウボーイビバップ」のようなオムニバス形式だったらよかったのですが、無理に内容を繋げようとしてヨーロッパ暗黒の歴史を入れてきましたが、それは既に当時「ニキータ」を含む映画でさんざん語られていることなのでそんなに目新しさもなく、かと言ってガンアクションシーンも後半からただの鉄砲玉の打ち合いになってしまっているのもマイナス。もっと工夫が欲しいものです。

キャラクターデザインも2000年代当時にしては若干古いかな。。イマイチなのですが、人種的特徴はよく捉えていると思いました。しかし、前述のとおり「ビバップ」ほどではありません。

演出は昨今のアニメにはない映画的演出がリアリティを引き出しているので、本当に浦沢直樹の漫画や海外ドラマのような濃いタッチなのは大人向けとして褒められる部分が多い気がします。

投稿 : 2018/05/26
閲覧 : 397
サンキュー:

10

クロ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良かった

BGMが最高です

投稿 : 2017/11/12
閲覧 : 359
サンキュー:

0

ネタバレ

バルボン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

靴‼

霧香の靴がチープ過ぎて、台湾編辺りから気になって仕方ない。
ミレイユ、もっと良いの買って上げて

投稿 : 2017/04/02
閲覧 : 271
サンキュー:

0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「あなたと私の過去への巡礼…」

この作品は2001年春から放送された「銃と少女」をコンセプトとした2クールのオリジナルアニメ作品です。
作品に関する事前情報といえば、音楽を梶浦由紀さんが担当されている事くらい…

梶浦さんといえば、魔法少女まどか☆マギカやソードアート・オンラインといった超人気作の音楽を担当されていますが、コゼットの肖像やPandoraHeartsなど、少しマイナーでも梶浦サウンドを思い切り堪能できる作品が存在します。
そういった事から考えても梶原さん目当てで作品を視聴しても大きく外れる事は無いと思っていましたが、今回も予想通り外れクジではありませんでした。

この物語の主人公は、高校生の夕叢霧香(ゆうむらきりか)…パッと見は普通の女子高生…ですが、彼女には自分の過去に関する一切の記憶がありませんでした。
目覚めた時に彼女の持っていたモノの全ては「ノアール」という単語の記憶と飾りの入った懐中時計だけ…

そんな彼女の前に現れたのは銃を持った刺客の数々…
もちろん目覚めたばかりの彼女は銃を持った屈強な男たちに追われる理由なんか分かりません。
ただ一つ分かっている事といえば「自分が殺らなきゃ殺られてしまう」事だけ…
でも不思議と彼女には対処すべき技が身体に染み付いていて、次々と襲い来る刺客を次々と返り討ちにしていくんです。

「自分の過去を取り戻したい…」
こう考えるのはごく自然の摂理だと言えるでしょう…
彼女はパリで暗殺代行業を営むミレイユ・ブーケに一通のメールを発信するのです。

メールを受け取ったミレイユは、頭を金槌で殴られた様な衝撃を受けました。
メールから流れてくるオルゴールの音色はかつて両親の持っていた懐中時計のメロディーと同じだったから…
ミレイユの両親は、ミレイユがまだ幼い頃に何物かによって暗殺されていたのでした。
だからミレイユの頭の片隅には「両親の敵討ち」が離れる事はありませんでした。

日本に渡り霧香と接触したミレイユでしたが、霧香の持っていた懐中時計以外、彼女の敵討ちを進展させる情報を得る事はできませんでした。
「自分の過去を取り戻したい」霧香と、「両親の敵討ちしたい」ミレイユはお互いの利害関係が一致することから、パリで共同戦線…暗殺ユニット「ノアール」を立ち上げ物語が動いていきます。

銃自体の扱いに長けたミレイユと、全身とありとあらゆるモノを殺傷道具にしてしまう霧香とのコンビは最初はチグハグでした。
この作品の見どころの一つは、この暗殺ユニットの成長していく様だと思います。

ミレイユはこれまでずっと一人でした。
相手の事を考えながら生死を掛けた殺し合いなんてできる筈がない…
だってもしもの時の足枷になる…

確かにミレイユの考え方もある意味では正しいと思います。
有事の際のリスクを最小限にするという事においては…
でも「ノアール」での活動を通してミレイユはリスク以上のモノを手に入れたと思います。

活動の幅とバリエーションが広がり、戦闘時におけるリスクを分け合うことができるから…
誰とでも…という訳にはいかないと思います。きっと霧香とミレイユだからこそ、色んなモノを分かち合えたんだと思います。
お互いがお互いの背中を預けるに足るスキルを身につけている…これってやっぱりどんな場面でも大切な事なんですね…

二人が自分たちを「ノアール」と名付けたのは、かつての偉大な暗殺者の伝説にあやかったからでした。
でもこの世には「真のノアール」が存在する…という事実が明らかになった以降、物語の転がり方がこれまでと比べてだいぶ異質に変化したと思います。

これまでは二人の仲を育んできました。
でも、二人の間に様々な横やりが入る様になったんです。
それは物語の核心に近づいているから…

霧香とミレイユへの下に執拗に繰り返し送り込まれた刺客の数々…
全ての免罪符の様な「真のノアール」の存在…
それぞれに意味があり、それらは1本の糸で繋がっていました。
全ての手札が揃い、そして大鉈が振り下ろされる…
物事の真実と二人がどう向き合うのか…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ALI PROJECTさんの「コッペリアの柩」
エンディングテーマは、新居昭乃さんの「きれいな感情」
オープニングの旋律はかなり独特で一度聴いたらフレーズが頭から離れない系の曲でした。

2クール全26話の物語でした。
しっかりと物語が完結している事が素直に嬉しく思えます。
アニメの持つ販促性の高さも理解できますが、やっぱり腰を据えて制作頂いた作品は確実に見応えが増すと思います。
過去作の視聴も細々ですが、これからも継続していきたいと思います。

投稿 : 2017/01/29
閲覧 : 545
サンキュー:

14

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

銃と少女

…という謎のコンセプトで作られたオリジナルTVアニメ。ただ、キャラは可愛いがパンチラ方面の需要にはほぼ応えない。

主人公の霧香とミレイユが殺し屋だったり、秘密結社ソルダが出てきたり、ソルダで組織内抗争があったりとシリアス目なお話。作画は当時としては良い方。内容的に、本作が深夜アニメなのはとても正しい。

OP「コッペリアの柩」(ALI PROJECT)は必聴の名曲。

投稿 : 2016/07/13
閲覧 : 965
サンキュー:

26

ちほ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

安っぽいストーリー、セリフもいま一つ。
2001年の作品なので、作画もちょっと。

投稿 : 2016/05/07
閲覧 : 335
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

美少女ガンアクションの名作。あにこれのサムネがよくない

ノワール=仏語で黒を意味します。暗殺者ユニットを組んだ2人が
退廃した世界で悪を裁く本格的ガンアクション。フランス映画のような
雰囲気がある作品です。
決して明るい物語ではありませんが、引き込まれるものがあります。


・メインキャラクターの少女は二人。
一人は家族の復讐のたみ
一人は失った記憶をもとめて
暗殺者として生きることを誓って生きています。

・演出
暗黒街の雰囲気をだすために光と影のコントラスト強くし、
この光の明暗については心理描写の表現としても優れています。
また、人物の回想シーンと現在を効果的に入れ替える演出が
記憶が混乱し過去と現実の境界があいまいになっている
状態の表現として効果的です。

しかし、視聴者の頭もあいまいになってしまうため、しっかり話を
みていないと、状況がつかめなくなってしまいます。
集中してご覧ください。

・音楽
梶浦由紀さんが参加されていて、1曲1曲が世界感をさらに深く、
ときにクールに演出してくれます。バトル時のsalva nosという曲は
ダークさがありながらスリングな名曲でしょう。

・総合的な魅力
ストーリーは奥が深く、リアルなガンアクションがあり、人物描写も
緻密であるのでとても見ごたえのある濃厚な作品です。
ラストはしっかりと物語の結末がありますが、それが
ハッピードンドか、バッドエンドかは、視聴者によって受け方が
変わると思います。

骨太のガンアクションをお探しの方にぜひおすすめしたいです。

投稿 : 2016/04/23
閲覧 : 428
ネタバレ

DxVNz94635 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

深夜アニメ初期の傑作ですが

回想シーンが多過ぎです。それでも物語終盤付近までは面白かったのですが、オチというか最終話あたりの脚本と演出がなんとも微妙で残念でした。

明るい結末は元より望みませんが、あの露骨な悪人顔とか衣装は正直興醒めでした。もうちょっと上手い見せ方があったのではないかと。

ちなみに梶浦由記さん担当の音楽は本当に素晴らしく、私はサントラCDを購入しました。

投稿 : 2016/04/02
閲覧 : 283
サンキュー:

2

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

イメージは強いが、内容は、、

私にとってこの作品のイメージはまさしく深夜アニメ!
とは言っても私はリアルタイムでこの作品を見た事はなく、
アニマックスでたまたま見ていたのだ、
だがアニマックスでもしっかり深夜にやっていた。
タイトルがフランス語で「黒」だと知っていた私は、
そのけだるくてダークネスな主題歌にその印象を深めた。
で、肝心な内容は?というと特別なものはない。
伝説の殺し屋とその対となる殺し屋の話だが、
伝説の殺し屋は絶対けん銃のタマが当たらない仕様なのだから。

投稿 : 2015/09/28
閲覧 : 413
サンキュー:

5

ナルセッチ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

シリアスでリアル系戦闘力最強のヒロイン!音楽はあのお方です

萌えとか恋愛は一切無し!
徹頭徹尾シリアス路線。
今風ではないと思うがこういった世間受けを狙わない
硬派な作品は貴重かも。

評判通り梶浦由記さんによるBGM、挿入歌と感嘆するレベルです。
あと声優さんがばっちりはまってます。

鬱と言われている方もいますが
個人的にはそうは感じません。
ガンアクションで巨大組織と戦うダークヒロインという感じでしょうか。
まあメインヒロインは銃が無くても最強ですが・・・。

ちなみに正義の味方とかはいません。
あくまで自身の為に戦うヒロインがいるだけです。

26話があっという間に感じてしまうほど
スピード感のある展開もよし。
よい作品です。

投稿 : 2015/09/13
閲覧 : 293
サンキュー:

12

DRG57 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観たい

日本連続テレビアニメの金字塔

あそこまで光と影に満ちたヨーロッパの歴史を扱った日本のアニメ作品はありません!
やはりシナリオはアニメ作品の命だよなと実感。

投稿 : 2015/08/08
閲覧 : 785
サンキュー:

9

ネタバレ

James Bond さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現代版の必殺仕事人的な?

仕事の依頼を受けて殺しを実行する2人、ノワールによる美少女ガンアクション。
最初のほうは霧香が誰なのか?ノアールは?といった疑問はあるものの、さながら現代版の必殺仕事人のような淡々とした殺しとアクションシーンの連続でカッコいい。やっぱり可愛い女の子が銃が持っていると様になってますねぁ~

後半はノワール、ソルダといった裏社会をめぐるかなり難解なストーリーが展開していき、必殺仕事人的な展開は身を潜めて霧香とミレイユの持つ謎を回収していく形。前半にもましてシリアスで悲愴な展開が続きます。
シリアスものが好きなら結構おススメ。

ただラスボスのしたいことがいまいーち難しくて分かりづらかったのとレズレズしい謎の展開はちょっと・・・。あと2クールの割には間延びしてたかな?もっと登場人物を掘り下げてほしかったな。

投稿 : 2015/06/10
閲覧 : 387
サンキュー:

3

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「深夜アニメらしさ」とは

数年前、AT-Xで全話視聴


2001年に深夜帯で放送されたテレビアニメ

主人公の少女:夕叢霧香と、
単独で行動していた少女の殺し屋:ミレイユ・ブーケが、ある必然で出逢い、
かつて存在した伝説の殺し屋「ノワール」
の名を名乗って「仕事」をしていき、
やがて二人を引き合わせた「ソルダ」という組織の謎にせまっていく
美少女ガンアクションアニメ


本作の魅力を語ってみる。


本作は「雰囲気」と「音楽」のアニメ
だと私は思う。


雰囲気
まず本作は、多くのアニメファンから、
「深夜アニメらしい深夜アニメ」と言われる。
そう言われる理由は「雰囲気」だろう。

「殺し屋」というダークな題材もそうだが、
2001年という、もうデジタル制作がアニメーション
制作の主流になりつつあった時代の作品でありながら、本作は全編セル画制作である。

セル画制作であったことによって、
デジタル制作とは一味違う、独特な発色、そして薄暗さが出ている。
この独特な発色や薄暗さが、
本作のダークさ、そして「深夜アニメらしさ」を強めている。

一説によると監督の真下耕一氏が、
デジタル制作を嫌がったから らしいが、
本作において、この判断は正解だと思う。

この「ダークさ」や、「深夜アニメらしさ」が
強く出た「雰囲気」は、本作の大きな魅力の一つであろう。



音楽
梶浦由記の制作した劇中の音楽が素晴らしい。
本作を一度でも見た方なら、まず誰でも思い出すであろう、
戦闘中に流れるBGM「salva nos」を始め、
どの曲も、ダークな上、ヨーロピアンテイストな世界観の本作にかっちりハマっている。

音楽単体でも十分魅力的なのだが、
このセンスの良いお洒落な音楽が
本作の演出、そして本作の雰囲気、この両方をしっかりと支え、高めあっており
本作そのものも、音楽も、より魅力的にしている。



オープニング曲・エンディング曲

オープニング曲:「コッペリアの柩」
「salva nos」と並び、本作を代表する一曲、と言っていいだろう。
ali projectによる癖の強いボーカルが、
本作のダークさ、深夜アニメらしさを上手く演出している。
アニメーションもそれに拍車をかけて、一層高めている。

もし、本作を見るかどうか悩んでいる方がいたら、
とりあえずオープニングを見てほしい。
オープニングは、それほど本作らしさが出ている。



エンディング曲:「きれいな感情」
とても静かな曲である。かすれたようなボーカルの声が良い。
アニメーションは、本編よりも明るい色を用いた塗りが目を引いた。これも良かった。



本作は、アニメーションに対する規制の強い時期に
制作されたテレビアニメのため、
銃で撃たれ、人間が大量に死んでいくものの、
血が全く流れない。
流血があれば、もうちょっとダークでミステリアスになったかもしれないが、
まぁ仕方ない。こういうのも味だ、味。


深夜アニメらしい深夜アニメ
劇中の音楽が良いアニメ

そんな作品を見たい方にはオススメする
秀作でした。

下手くそな文章をお読み頂き、ありがとうございます。

投稿 : 2015/06/03
閲覧 : 774
サンキュー:

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NOIR -ノワールのストーリー・あらすじ

パリで裏の仕事を営むミレイユ・ブーケは、ある日、夕叢霧香と名乗る日本の女子高生から不思議なメールを受け取る。そのメールから流れてくるオルゴールの曲を耳にして、ミレイユは驚愕した。その音楽こそ、かつて家族が惨殺された日、現場で流れていた曲だったからである。
ミレイユは霧香にオルゴールの曲について尋ねるために日本へと飛ぶが、霧香は過去の記憶を失っていた。そして、とある事件がきっかけで二人はコンビを組み、裏社会の仕事人として仕事を始めることになる。ユニットの名は「NOIR(ノワ-ル)」。
様々な依頼をこなすうちに2人は真のパートナーとしての絆に目覚めていくが、そんな彼女達の前に秘密組織ソルダの影が忍び寄る。
ソルダとは一体何なのか?その正体は?そして「ノワ-ル」の名が持つ真の意味とは…?(TVアニメ動画『NOIR -ノワール』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2001年春アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/NOIR

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