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「坂道のアポロン(TVアニメ動画)」

総合得点
86.4
感想・評価
2176
棚に入れた
10078
ランキング
199
★★★★☆ 4.0 (2176)
物語
4.0
作画
3.9
声優
3.8
音楽
4.4
キャラ
3.9

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坂道のアポロンの感想・評価はどうでしたか?

うぐいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

思ったほど音楽ではない

楽器系が好きなので視聴。
あにこれで知ってはいたが、ガタイのいい高校生がメガネ君を引っ張る画像でなかなか手を出せなかった。
物語は高校生の一時の恋と一生ものの友情を描いている。
自分が好きな人には好きな人がいるパターン。
演奏で表現出来たらどんなに素晴らしいものかと、演奏出来ない者として思う。
どちらも好きだが、ジャズにはクラシックにはない自由さがあり常に楽しい。
ヒロインがイマイチだと思いながら観ていたが、途中から可愛く感じてくる魔法がかけられてた。

投稿 : 2020/01/14
閲覧 : 311
サンキュー:

6

ネタバレ

頑張って見る蔵 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

渋くて甘酸っぱい、Jazzyな青春譚

父の都合で長崎に転校してきた「ボン」こと主人公・西見薫が、不良で校内中に悪名が響き渡る「セン」こと川渕千太郎とであったことから始まる青春譚。

この二人の高校生が、ジャズをきっかけに親交を深めていく話。
色恋あり、喧嘩あり、トラブルありと
途中は高校生の登場人物たちが情緒不安定なんじゃないかと思うくらい
ハラハラする。
しかし、最後はきっちりとカタルシスを与えてくれる。

輝いた青春はとても見ていて気持ちが良い。

ストーリとともにこの物語を象徴するのは音楽だ。
ジャズをベースにしたストーリーでジャズのスタンダードを随所に取り入れている。登場人物の心象が投影されていて素晴らしい。
劇伴は菅野よう子さんが担当されており、このスタンダードに負けない音楽が情感を盛り上げ、時にはDJ的な手法も躊躇なく取り入れコミカルなところはコミカルに、聞かせるところはきちんと聞かせる。ストーリーを彩る音楽の役目をきちんと果たしている。

あとは、私は細谷さんの渋い声が大好きなのでこの大柄の「セン」のキャラクターがとても大好きだ。

見たい見たいと思って、やっと見れた作品で。ここまで泣かされるとは思っていなかったし、2012年の作品だが20年最初に見て本当に色あせない素敵な作品だと思った。

投稿 : 2020/01/02
閲覧 : 240
サンキュー:

9

りんご さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

音楽描写も丁寧すぎる。

2019.12.31
3回目視聴。夫に布教完了。
やっぱり文化祭のシーンはめっちゃいい!!
高校生男子の不器用さの描写といい、演奏シーンの細かさといい、ノイタミナ好きなら外せない神アニメ。
腐っている方なら尚、そういう視点でも楽しめるのでは。

投稿 : 2019/12/31
閲覧 : 235
サンキュー:

2

70366 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

ジャズ最高。

投稿 : 2019/12/13
閲覧 : 276
サンキュー:

1

竜児 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2012年春期視聴(全12話) 84点。

リアルタイム視聴。
監督・渡辺信一郎、音楽・菅野よう子。

投稿 : 2019/11/30
閲覧 : 308
サンキュー:

1

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Jazzに興味がなくても面白い

私は,友達の影響で,少しかじった程度,松岡直也・高中正義(フュージョン)のコピーをした程度で,本格的なジャズのことは知りません。

知っているのは,アメリカ南部で,西洋音楽とアフリカ音楽が混ざってできたというくらいです。

このアニメを見ていると,まるで昔から,ジャズに慣れ親しんでいたかのように不思議と入っていけるので,その点魅力満載です。

主人公,西見薫は華奢な高校1年生。川渕千太郎(ばんからなドラム)の影響でクラッシックからジャズの魅力にひかれていきます。

時代背景が1966年という設定で,「学生紛争」など,今とは,全く違う世界観が郷愁を誘います。

また場の設定が佐世保市ということもあって,港からジャズの雰囲気が漂ってきてジャズ音楽をするにはよい環境です。学園祭でも披露しようと頑張りますが…

薫は,ヒロインの律子のことが好きなのですが,律子は,千太郎のことが好き。千太郎はミステリアスな上級生,百合香が好きで,百合香は兄貴分に淳兄(学生紛争にかかわる大学生・トランペット)に想いを寄せるという複雑ぶり…。薫は結局ふられてしまい,東京の大学へと進み,わかれます。

数年たって戻ってみると千太郎は意外な職業(神父見習い)になっていましたが,そこには,ちゃんとドラムセットが。

投稿 : 2019/10/11
閲覧 : 284
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

淡恋のノスタルジア

黒潮が生んだ豊かな海に大小の島々が浮かぶ長崎県佐世保市。
見渡せば坂があるこの街の高校を舞台に、昭和40年初頭の
Jazzに没頭する高校生たちの波乱の人生を描いた青春物語。

干渉を毛嫌いし内向的な薫と楽天家で何処か諦観した千太郎。
人に言えない重く暗い境遇と複雑な家庭環境を抱え悩む二人。
そんな相容れぬ者同士が出逢う地下室のスタンダードJazz。

言われるがままに入り込む薫が見せる初めてのJazzへの驚き。
それを見て嘲笑う千太郎に悔しがる姿の奥に見える笑顔。次
第に打ち解けながら、芽生える友情がとても眩しく映ります。

仕掛ける薫のピアノ。答える千太郎のスウィングするドラム。
一高校生とは思えぬその精巧な音の掛け合いと臨場感溢れる
描写についつい溜息が漏れてしまいます。

〈感動的なシーンで使われた名曲をいくつか〉
『Kids on the Slope』・・・・初セッション。
『But not for me』 ・・・・・JazzBarでの演奏。
『My Favorite Things』・・・告白と感動の学園際。
『Moanin』 ・・・・・・・・感動の再会。

一話の掴みを最終話に持ってくる憎い演出。作中登場する
鳩のサラ・ボーン。聴きたかったけど流石に鳩は歌えず(笑)

戦争の落とし子と言われるGIベビー。その一人である千太
郎が言い放つ「アメリカ人の度肝を抜く」と言うこの言葉。
重い境遇を背負い悩む彼の思いを感じる印象的な一言です。

二人が見せる深い友情と高度な演奏技術の裏にある複雑な
心情と苦しみ、すれ違う想いをとても丁寧に描いた作品。

「あの忌々しい、苦行の様な坂道」の先に見えるもの。

ラストシーンで見せる彼女の優しい笑顔にきっとその答え
がある、そんな気がします。

投稿 : 2019/08/31
閲覧 : 288

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

古き良き時代の青春群像劇

原作未読
本作ですが、現代と違い様々な情報量や日常生活における意思伝達の手法手段の違いがある中での青春群像劇です。
前述にあるように、この時代には個々の感性や興味などによって言いも悪いも個性がしっかり出せた時代背景の描写が良く、
ジャスに関しては個人的に詳しくは無いんですが、技術以上に魂を込めた演奏は、心に染み渡るのが五感の仕組みかと。
青春群像劇の友情、恋愛、様々な葛藤がジャスの音楽と融合して素晴らしい良作だと思います。
本作は私のだいぶん上の世代を描いているので、素直に格好良さを感じる事が出来ました

投稿 : 2019/08/26
閲覧 : 244

太陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

只々、美しい

美しい友情、美しい恋、美しい音楽、美しい作画。
全てに置いて只々美しく綺麗な作品、そして物語でした。

投稿 : 2019/07/17
閲覧 : 231
サンキュー:

6

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春を描いた感動作。音楽物は秀逸な作品が多いのかも

青春がしっかり描かれた感動的な良作。
音楽もとても素晴らしい。

漫画原作からアニメになると微妙…という作品はアニメの技術が上がった現代でもまだまだ良くあるものですが、こと音楽ものに関しては、実際に音楽がつくという利点があるからか良作になることが多い気がします。
もっとも本作は原作を読んでないので原作以上かはわかりませんが。
しかしとてもクオリティの高い良いアニメでした。

投稿 : 2019/06/09
閲覧 : 276
サンキュー:

4

ふぁいじ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

青く美しい

ただの音楽物のアニメと思っていたら全然違った。
僕は以下の点からこの作品が好きだ。

・作画がすごい
最初の演奏シーンで度肝を抜かれた。
ものすごいこだわり、派手なバトル物の神作画もいいけど、音楽シーンで現実に忠実に動く様は感動もの。

・音楽がすごい
変態的な作画と相まって本当にそこから音楽が流れてる、それも本物の。
ミーハーな僕でも知ってるようなプロが本気で奏でる音楽だ。
これでジャズの世界に踏み入った人も少なくないと思う。

・描き切らない美しさがある
最終版に不満を覚える人が多いみたいだが、ある意味僕もそうだ。
なんとなく置いて行かれてしまったような気がした。
ただ、これは消化不良というより喪失感。
胸につかえを残すこういう作品はあまり出会えない。
原作読んでないから言い切れない部分もあるけれど、僕はこの終わり方が好きだ。
12話という枠の中で、二転三転するストーリーをそれぞれの感情描写を大事に描いたと思う。

はっきり言って名作だ。

投稿 : 2019/05/13
閲覧 : 287
サンキュー:

8

シワーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

1960年台の長崎佐世保を舞台にした青春群像劇

自分の居場所がないと感じている男子高校生二人が、ジャズをなかだちに友人となり、それを取り巻く人間関係を描いた青春群像劇です。

時代は1960年台の佐世保。ジャズそのものよりは、恋や友情が物語の柱になっているように思います。最後まで視聴してしまうだけの魅力がありました。

あまり個々の出来事が掘り下げられていないきらいがあり、また少しご都合主義な展開もありますが、それを差し引いても味のある作品でした。OPもEDも好きでした。

投稿 : 2019/05/09
閲覧 : 398
サンキュー:

5

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あの曲Moanin'っていうやつだったのか

1960年代の長崎を舞台にした話。だからこそ坂道。時折、坂道が心理描写に使われる。話はジャズを通して高校生の不安定な心を描いている。とりわけ薫が不安定すぎる。苦手なタイプかも。学生運動の話もあり、社会の不安定さも少し描いている。凄く面白いというわけではないが、そこそこは楽しめたと思う。

恋模様も描いているが、四角関係かと思ったけど、中盤まで一方通行。
育ちの良い典型的なお嬢様タイプが自堕落男を好きになって支えるし、むしろ、引っ張る話はよくあるけど、百合香もその典型みたい。彼女の父親が交際を認めたくない気持ちが凄く分かる。本人が幸せならそれでO.K.です。あとは薫と千太郎がお互いに気を遣う展開も。

常々思っているけど、ピアノを弾ける奴って格好良い。クラシックもいいけれど、ジャズの演奏も好きになった。聴くかどうかはまた別。

律子可愛かったなあ。{netabare}一度は振られた薫だったけど、律子が逆に好きになってきて手編みの手袋をプレゼント。期待する気持ちもあるけど、今まで律子が千太郎のことを好きだった事実を考えると少し不安になるのも分かる。でも、いきなりキスするくらいの行動力あるのになあ。とか思っていたら、さすが情熱的な告白。{/netabare}

最後の文化祭付近がクライマックス。{netabare}千太郎は妹をバイクに乗せて事故にあってしまう。妹に怪我をさせて悲しむわけだが、薫がしっかり慰める。そうかと思えば、千太郎が突然消えてしまった。最終話では心にぽっかり穴があいてしまった薫が描かれる。不安定なせいで律子を傷つけてしまう。しかも、東京の大学に進学。そして、8年経過して薫は医師になり、星児が芸能界に。薫は偶然、百合香に出会い、ある写真を見せてもらうとそこには千太郎らしき人物が。急いで、電車に乗って探しに行く。千太郎が関わると大体、大きい白い布被せてあるな。千太郎は神父のようなものになってたみたい。けれど、自然とセッションできてしまう。まさに唯一無二の親友。ショートカットになって大人になった律子とも再会し、その後がどうなっていくのか気になる。どうでもいいけど、丸尾がもてていて羨ましい。{/netabare}

OP
坂道のメロディ 歌 YUKI
ED
アルタイル 歌 秦基博 meets 坂道のアポロン
音楽は僕の好きな菅野よう子が担当。控えめに言って最高。


話の大筋は以下
{netabare}
1966年初夏、男子高校生・西見薫は船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の佐世保市にある佐世保東高校に転校した。
転校初日、同じクラスのバンカラな男・川渕千太郎との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまり、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。更に、薫は千太郎の幼馴染である迎律子を好きになるが、律子は千太郎に、千太郎は上級生の深堀百合香に、百合香は桂木淳一に思いを寄せていて、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。ある日、薫は律子が千太郎のことが好きなのを承知の上で、律子に自分の思いを告白する。薫の告白に途惑う律子であったが、千太郎が律子の思いに気がつかないことから、次第に薫に魅かれていく。一方、千太郎は百合香が淳一が住むアパートに居るのを偶然見かけ、激しく動揺する。
百合香は、家族から大学を中退し佐世保で無為に過ごす淳一との交際を反対されていた。淳一は現在の自堕落な生活から立ち直ろうと、東京の出版社への就職を決める。それは、まだ高校生で佐世保から離れられない百合香との別れを意味していた。{/netabare}

投稿 : 2019/04/11
閲覧 : 328
サンキュー:

8

ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人付き合いの魅力と難しさに共感

世界観:5
ストーリー:7
リアリティ:9
キャラクター:7
情感:7
合計:35

船乗りの父親の仕事の都合で、長崎県佐世保市の高校に転校してきた主人公(西見薫)が、バンカラな男(川渕千太郎)との出会いをきっかけに、ジャズの魅力にはまりつつ、恋の行方も複雑に絡んでいくという物語。

絵柄や学校のストーリーでは、そんなに古さを感じないのですが、レコードがある時代で、ジョン・コルトレーンが死んだというところで調べたら、1967年頃なんですね。

音楽は菅野よう子さんが手がけているだけあって良いです。絵は普通、舞台設定は日常系ですので、世界観は特筆するものはありませんが、他の評価項目は7点以上。特にリアリティ面を高く評価しています。

音楽シーンは圧巻で感情が伝わってきますし(音楽やっている人からも評価が高いです)、友情や恋愛などをテーマとして見ることもでき、一般的にもおすすめできる作品かと。

登場人物たちの心理描写が上手く、自分の感情や心がストレートに表現できず「なぜあんなことを言ってしまったのか」と後悔するシーンで共感したり、そう言ったらそう思うよなとか、そう行動するよなって納得できる場面がいくつもありました。

{netabare}リアリティへのこだわりは、主人公とヒロインが橋の上で話をするシーンや、主人公が2階にいるヒロインに話かけるシーンで、何の関係もない通行人たちを描いているところでも感じられます(ストーリーやシーン重視であれば不要としてもおかしくない場面だと思います)。

日常系でもドラマに溢れ、その表現もしっかりしていますから最初から最後まで退屈しません。もっと意外な展開があってもと考える人もいるのでしょうが、最終話を含めてこのリアルさは好みです。

また、私は映画「シャイン」のような、音楽や芸術を扱う物語は元々好きな傾向にあって(直接的に心に響きやすいからなのでしょう)、そういう面でも充実できました。音楽仲間っていいですよね。自分も何か楽器ができればと思ってしまいます。

男の友情をここまで上手く、綺麗に描かれた作品は今まで見たことがないかも。派手さはないですが良作だと思います。{/netabare}

<2019.1.10追記>
本作を視聴したのはアニメ開拓初期の頃で、当時、キャラデザはあまり気にしないで評価していたようですが、今の評価基準だと点数が落ちると判断してキャラクターのポイントを下方修正しました。
あと、当初2回くらい視聴した後は全く見直していないこと、OPもローテから外れて久しいことを踏まえ、お気に入りからも外します。
ストーリーは安定していて、学祭回が良かったですね。ラストは悪くないけど駆け足でした。

(調整4.2)

投稿 : 2019/01/10
閲覧 : 545
サンキュー:

46

ネタバレ

takeboo さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっとずつ惜しい

かなり良い線をいっているアニメである。
でも、少しずつ物足りない。音楽はOPもEDも素晴らしく、いつもは飛ばすところなのに最後まで毎回聴き入ってしまった。
恋愛はいいだけ盛り上がっておいて変な破局。最後の最後でどうなったかは分からずじまい。ジャズは律子の歌声が学園祭で披露されず梯子を外され状態に。
スッキリしないんだけど、全体的には良作と言える作品なのは間違いない。
84点。

投稿 : 2018/11/07
閲覧 : 361
サンキュー:

6

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

音楽に騙されている気もしないではない・・・まずまずの青春ドラマ

難をいえば、とくに終盤の展開がやや粗雑で駆け足気味なことかな。
『マクロス・プラス』を観た時も思ったけど、渡辺信一郎監督作品って、やたらと派手な音楽&演出で、確かに視聴中は気持ちが昂るんだけど、いざ見終わって、果たしてもう一回確り見直したいほど面白かったか?と考え始めると、正直なところ結構微妙・・・という印象があります。
本作も、もう1周するかどうか結構迷ったけど、結局もういいかな?

内容的にも、秀才で繊細なボンと天才肌のバンカラ男が共通の女性を巡って・・・ということで、やっぱり少し『マクロス・プラス』っぽいな笑。
※因みに、『昭和元禄落語心中』とは登場キャラの構造が非常によく被(かぶ)っていると思うので、本作を気に入っている人は、同作の方も視聴してみたら良いかも。
(※個人的には、『昭和元禄』の方がずっと評価が高くなりました)。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      小玉ユキ(『月刊フラワーズ』2007年11月-2012年3月連載)
監督         渡辺信一郎
脚本         加藤綾子、柿原優子
キャラクターデザイン 結城信輝
音楽         菅野よう子
アニメーション制作  MAPPA、手塚プロダクション{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== 坂道のアポロン (2012年4-6月) =============
{netabare}
第1話 モーニン(Moanin') ★ 転校生のボン(ピアノ)とバンカラ(ドラム)と学級委員長(レコード屋の娘)
第2話 サマータイム(summertime) ★ 海岸での百合香との出遭い
第3話 いつか王子様が(Someday My Prince Will Come) ★ 4人デート回 ※美術部室の下りがイマイチ×
第4話 バット・ノット・フォー・ミー(But not for me) ★ 公園キス、ジャズバー演奏回
第5話 バードランドの子守唄(Lullabys of Birdland) ★ 東京旅行、薫の母、会えなかった淳兄※挿入歌「バードランドの子守唄」
第6話 ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラブ・イズ(You don't know what love is) ☆ 高2進級、星児登場、淳兄の帰郷
第7話 ナウズ・ザ・タイム(Now's the time) ★ 薫と千の隙間風、東高文化祭(ジャズ演奏)
第8話 ジーズ・フーリッシュ・シングス(These foolish things) ★★ 淳兄と百合香の情事、千の気づき
第9話 ラヴ・ミー・オア・リーヴ・ミー(Love me or leave me) ★★ X'mas会、手編みマフラーの行方、東京行き列車(駆け落ち) ※佐世保エンタープライズ寄港阻止闘争(1968年1月)の描写あり
第10話 イン・ア・センチメンタル・ムード(In A Sentimental Mood) ★ 薫の戸惑い、再度の告白、高校3年進級、文化祭準備 ※時間の扱い方が残念×
第11話 レフト・アローン(Left Alone) ★ 千の叔父帰郷、幸子重体、母のロザリオ(千の失踪) ※交通事故のシーンでファイクを仕掛ける意味が余りない点は×
第12話 オール・ブルース(All Blues) ★ 卒業、薫の東京行き、8年後の再会(医師と島の神父見習い) ※黒島天主堂は〇{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)9、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「坂道のメロディ」
ED 「アルタイル」

投稿 : 2018/10/29
閲覧 : 644
サンキュー:

29

ネタバレ

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ほろ苦い青春の1ページとJazz

原作は読んでません。

時代背景は学園闘争真っ盛りの60年代
長崎佐世保で青春を送るそれぞれの高校生の物語にJazzを絡めて進んで行く物語ってところですかねー

まずねー恋愛は誰かを好きになると気づかないところで誰かを傷つけてるんだよねーって事を思い出しちゃいました(笑)いやー私も経験あるわーw
もちろん私は泣く方でしたけど(笑)今ではいい思い出だわ(笑)
誰にだって青春時代はあるんですよ!そこの人!(笑)
あと、友情は大事、高校や大学でお友達になると一生付き合ったりしますね
そんな事を思い出させてくれたアニメでした。

あと音楽はJazzをの有名な曲をからめてくるのでJazzの好きな人には◎かな
ちょっと残念なのは{netabare}3年の文化祭が見られないことですかねー物語的にも3年の文化際は見せる方向にもって行けなかったのかなー{/netabare}

{netabare}恋愛てきには最後このままかと思ったけど最後にボンとリッチャンが会えて良かったかな会ってどうなるかはわからないけどねー{/netabare}

青春物や恋愛物、Jazzが好きな方はどーぞ

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/10/24
閲覧 : 329
サンキュー:

12

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

これは父と母の物語

2018.06.05記


と、団塊Jr.近辺の私は思うのであります。

原作未読。実写映画化がらみでの再放送にて視聴。

時代設定が昭和40年代始め(1966年)、Jazzで繋がる二人の男を軸にした友情の物語です。
セリフ回し、特に男女のやりとりは今の私たちから見ればよく言えば謙虚、むしろもどかしさが目立つのですが、これも50年前ということを考えれば父母世代から伝え聞く話と妙に一致してたりするので父母世代の青春時代を想像しながら堪能しました。人によっては祖父母世代の話かもしれませんね。

セリフ回し以上に、世相や背景絵など時代を切り取った描写にあふれてます。
{netabare}・学生運動に翻弄される男女
・夜行電車にまつわる人間模様
・軍港佐世保の名残り
・ビートルズだけではなくスパイダーズまでも
その他大なり小なり時代考証きっちりやったなと感心します。{/netabare}

以前、大正生まれの祖母を連れ立って『三丁目の夕日』を鑑賞した時に「懐かしい」と涙を流しておりました。このアニメ作品を父母が観たらどんな反応をするのだろう?父母の若い時ってどうだったんだろう?と世代間コミュニケーションを促してくれそうなそんな稀有な作品です。
時代考証がイマイチだとそうは思わなかったと思います。


物語は王道で後半ちょっと駆け足、声優さんの演技も普通、作画は好き嫌い別れそう、音楽は演奏描写も含めてGood、等々及第点の佳作の印象。
どっぷりこの時代の空気に浸るくらいの心持ちで鑑賞するのがおすすめです。


■モーニンの人の小噺
{netabare}アート・ブレイキー
大の親日家と言われてます。wikiにもそれらしいこと書いてます。ジャズプレイヤーとして名声を得てる中でも黒人に対する差別はすさまじく、相当端折るとブレイキーもヒトではなく本国ではモノ扱いでした。遠い異国では会う人みんなヒトとして扱ってくれる、奏でる音楽をそのまんま評価してくれる。そこにシビれて憧れてくれたという背景があります。{/netabare}

{netabare}モーニンはこの作品の中では特別な曲で、要所要所でかかります。千の苦悩もきっかけは混血であったこと。バーで白人のおっさんがからんできたこと。人種問題に絡めると風呂敷拡げすぎなんでしょうが、それこそアメリカで公民権法が制定(1964年)されて間もない時期にブレイキーのモーニンをメインにもってくるあたり、作者の意図なのか粋だなぁ、と思うところですね。{/netabare}



-----
2018.10.23追記
《配点を修正》



ある種の時代ものでした。しかも切り取った年次がけっこう珍しい気がしてます。比較対象は20世紀少年あたりか!?

昭和40年代は面白そうな時代。高度成長で日進月歩する経済と、かたや泥沼化するベトナム戦争の厭戦気分など入り混じるカオスな状況。
この時期に青春を送ったのが団塊の先輩たち、齢70前後。
この時期に少年期を過ごしたのが今会社で中核を成している諸先輩方、齢60前後。高橋留美子氏、浦沢直樹氏や細野不二彦氏あたりの世代ですかね。

目に見える事象は追えてるのでしょうが、作品を通して空気感のようなものを再現できているのか?
この時代を生きてきた諸先輩に聞いてみたいところですね。


多くの方が言及されてる魅せどころ{netabare}(学園祭の演奏シーン){/netabare}は、その通りたしかに名シーンと言えるでしょう。
前後の物語の流れもそのシーンだけが浮いてしまうような展開ではありませんでした。
それゆえ、さらに欲深く、ある種の時代ものとしての本作について、私が知り得ない空気のようなものまでリアルだったらうれしいな、という願望です。


だいぶ先でしょうが、そのうち戦争ものと同じく時代の証人はいなくなりますから。

投稿 : 2018/10/23
閲覧 : 564
サンキュー:

57

BZ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作ですね。

音楽、青春、友情、恋愛、絵のタッチ、ストーリー、繊細な人物の感情や描写を非常に丁寧に表現されています。昭和な感じもよいです。オープニング、エンディングもよく完璧すぎて、ズルいなぁ~って思いました。切なさの中に、ほっこり心が温まるところもあって、ただただ感心。おすすめです。

投稿 : 2018/09/24
閲覧 : 208
サンキュー:

5

ネタバレ

gm560 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 1.5 状態:観終わった

なんか惜しい

ジャズが題材のアニメという事で興味があったのですがやっと見ました。
セッションのシーンが本当にカッコ良くて、恋愛と友情がメインの
青春物語です。

途中まで高評価必至の流れでしたが、恋愛のすれ違いの要素が、
{netabare} ここまでやってしまうともう耐えられません。
やきもきを通り越して後半はイライラしました。
ここまですっきりしないのは自分的にはNGです。
恋愛ですっきりしたのは東京に駆け落ちするシーンだけでした。{/netabare}
あと男性キャラクターの性格・行動ももうちょっと男らしい方が、
もっと魅力的になるんじゃないかなあと個人的には思いました。

いろいろと惜しいけど、ジャズは好きなジャンルの一つなので、
60年代?の長崎の美しい景色とジャズの音楽とほろ苦い青春を
楽しむことが出来ました。

投稿 : 2018/08/15
閲覧 : 228
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5

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一方通行の上り坂と下り坂

原作 番外編まで既読

正直なところ私はこの作品を見るたびに胸が痛みます。

音楽を通して結ばれる仲間の絆と、その関係の中ですれ違う恋愛。
「仲間の絆と恋愛」どちらかを優先するとすれば、どちらを優先しますか?

優先するのは視聴者がこれまで生きてきた過程で違うのは分かってます。
この違いが分かれるほど、この作品は視聴者の視点次第で評価が違う。

{netabare}仲間を想う気持ちと恋愛は、どちらも想う気持ちに違いは
ありません。

ただこれが仲間と恋愛相手が密接であればあるほど、辛く苦しい
想いを胸の内に秘めたまま付き合うことになります。

物語ではこんな関係の中で、自分の気持ちを押し殺しながら仲間を
想うがために苦悩する展開が、私の胸を苦しめているだと感じています。


個人的な経験を交えた物語の感想になってしまいますが
仲間を想うことができない人は、恋愛相手への想いを優先しても
お互い幸せになれないかもしれないと思っています。

なのでジュンイチがユリカと一緒になってしまったことと
カオルがセンタロウが蒸発した時にリツコに向けた言葉には落胆しました。
物語が最初から積み上げたものが崩れ去るような喪失感です。

カオルとセンタロウの友情物語はセンタロウが蒸発するまでは
素晴らしかったですが、坂道を上ったり下ったりする一方通行(アポロン)の
恋愛模様はただ切ないだけで私としては受け入れ難かったです。

しかしこのような苦しい想いを繰り返すのが、恋愛なのだとも思っています。

最終回の区切り方は賛否両論ありますが、人間ドラマとしては
仲間の再会という視点でよかったと感じます。

ラストが原作のようにカオルとリツコの恋愛が持ち込まれていたら
もっと落胆して、さらに評価が下がってレビューしなかったかも。。

あえて言いますと、私はカオルが報われるのは遅すぎたと感じてます。{/netabare}

サムライチャンプルー以降の渡辺信一郎監督作品ですが
扱っている物語の素材が少女マンガ原作ですので
以前の監督作品と対比したりせず、割り切って視聴されるのがいい作品です。

実写映画版もありますので、気に入った方はそちらもどうぞです。

(余談)

マツオカくんの邪なバンド精神が少し分かる気がします。
同じように高校でバンドをしていましたので、好きな音楽を仲間で
楽しみながら黄色い声を受けるのは気持ちがいいです。

初めて組んだ頃は仲間で一緒に楽しむことが一番の楽しみ
だったので、それが本質だったのかなと感じています。

投稿 : 2018/07/21
閲覧 : 301
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15

Seven_7G3A さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

昭和青春物語 in 長崎

原作未読+全話視聴後の感想
「昭和の青春やね~。女性原作者なので男性視聴者には男性キャラ描写に少し、ほんの少しイケメン化フィルター?ふ女子フィルター(あえて[ひらがな]表記)?を感じたけど、話数をこなしていくと気にならなくなるね~。音楽が菅野よう子さんだけあって最高!ストーリーも大きな起伏はないものの、みんなとっても「いい奴&いい子ちゃん」なキャラたちの日常レベルの恋・友情・悩み・不安などが丁寧に織り込まれていて、引き込まれた~。ラストも良かった~。この作品はアニメ好きじゃない女性にもおススメかも。」

戦後の学生運動が盛んな頃の長崎が舞台の青春群像劇。そこにジャズがスパイスとして効いている感じです。だからこそ、アニメで見たら、魅力がダイレクトに伝わってくるストーリーでした。
女性原作者だけに、男性はちょっと違和感あるかもですけど、3話は我慢して様子を見てください。(けっしてBL方向には進みませんのでご安心ください。)

音楽っていいね~。青春っていいね~。と思わせてくれた名作です。特に女性におすすめ!(男性もジャズ好きだったら必見です!)

◆視聴後、原作完読◆
いやー。原作も最高!しばらく余韻が頭から離れないぐらい、心地よい物語でした。アフターストーリー(後日談)も最高です。原作作者様、本当に良いものを生んでくれてありがとうございます!

投稿 : 2018/07/21
閲覧 : 242
サンキュー:

8

わっち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

泥沼のアホやん

スッキリしねぇー。あー、時間無駄にしたぁー。

恋愛のすれ違い、嫉妬、自己嫌悪など
あおるだけあおってハッピーエンドが弱すぎる。

途中から恋愛から男の友情路線になるし
色々なものを理不尽に諦めちゃってるし。

いいアニメを見たら普通は
「おれも恋がしたい」「がんばりたい」「成長したい」
って思うだろ。これ見たら逆に馬鹿らしくなるだけやん。


【嫌いなアニメ】
一話みたら止まらなくしておいて・・・

成長しないヘタレ主人公
見返りのない苦労話
なんとなく結ばれるカップル
ハッピー感のない恋愛話
話がややこすぎる冒険
スッキリしないミステリーなど…

今回もつかまってしまった。残念無念。

投稿 : 2018/06/07
閲覧 : 282
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4

ネタバレ

せくしい軍曹 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大好きなアニメとジャズの融合、ワイ得すぎる。。。

本日視聴。最高の出会い。好きなジャズとアニメが繋がった作品。
なかなか評価されにくそうな作品だけれども見ている間中気持ちが高ぶり続けているアニメもそうそうない。
絵も役者さんも最高にいいし、アニメアニメしていない少女漫画風の作画もいいです。

もうちょっととおもったのが最後の数話が駆け足すぎてちょっと雑かなってところがあります。にくいなと思ったのは教会なにのハモンドオルガン(おそらくあのスライダーはハモンド)を用意してるところができすぎかなとおもうぐらいナイスです。

本編ではジャズが題材にされているだけにエピソードタイトルもすべてジャズのナンバーからきている。

1話 Moanin'@Art Blakey & the Jazz Messengers
2話:summertime @Miles Davis
3話:Someday My Prince Will Come @Bill Evans Trio
4話:But not for me @Chet Baker
5話:Lullabys of Birdland @Sarah Vaughan
6話:You don't know what love is @Chet Baker
7話:Now's the time @Charlie Parker
8話:These foolish things @Billie Holiday
9話:Love me or leave me @Ruth Etting
10話:In A Sentimental Mood @Duke Ellington
11話:Left Alone @Billie Holiday,
12話:All Blues All Blues Miles Davis
※スタンダードで一部アーティストが違う場合もあります。。。。

納得のマイルス2曲!!一話タイトルがアートブレーキーってのも
初めて聞いた時の衝撃からすると納得。
{netabare}

うれしいのはチェットベイカータイトルが2曲はいっていて
特に音楽聴きながら想像して聞いてた通りのバットノットフォーミー
通りの内容だった展開。

話の途中、人種がらみのシーンで白人ならビルエバンスにいくのかとおもわせといてチェットベイカーに切り替えるあたりもナイス。(マイルスデイヴィスとの白人黒人問題のすったもんだの暗喩か??)

{/netabare}

・主人公の飼ってる鳩がバードランドだけにサラヴォーンだったのがウケる。

・ジャズは眉間にシワを寄せて聞く人は多いけどガツンときたのを好んで聞くというセリフに納得。

・アニメ結構見てる人しか楽しめないという作品ありますがおそらくこれジャズ聞かない人にはちょっとよくわからんのじゃないでしょうか?おそらく作品なかなか評価されづらい部類だと思います。

・ジャズ、アニメ両方好きな人には最高ですけどね。ジャズ聞くきっかけにはいいかもと思います。

・作品中出てくるレコードジャケットの曲はとりあえずおさえるべきです。{netabare}(バードランドはサラヴォーンだと思いますよ。ボンが東京で母ちゃんにわたしたのではなく){/netabare}

残念なのは名曲揃いのジャズと「YUKI」とかいうなんだか
よくわからない不良アーチストの主題歌が残念至極。
YUKI某とサラヴォーン、チェットベイカーの曲が一緒に登場するとはおそらくよっぽど出さないといけない大人の事情でもあったのでしょう。高校生の飲酒シーンですら登場するというのに。。。。

<毎度の実写化への不満>
あと毎度おなじみの「実写化」頼むからやめてください。。。。。
なんでわざわざ見た目アニメや原作に寄せるんだろうか???

投稿 : 2018/05/21
閲覧 : 317
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8

三突 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

かなりの良作の気がする

個人的にはかなりやばいぐっときた作品ですね
音楽が好きならもしくは興味があれば見てほしいです

投稿 : 2018/05/16
閲覧 : 276
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3

ハルヒ激love35 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

やはり音楽天才菅野よう子、九州方言と昭和の雰囲気も最高!

ボンと千の音楽を通しての友情、律ちゃんというヒロインを交えたたまに見せる恋愛描写、学園青春王道物のうちひとつとでも言える作品でしょう。昭和60年代くらいの長崎を舞台にしてるところも味があって良いですね。僕は九州民なので見ていてすごく馴染めましたし、何より律ちゃんの九州弁すごく萌えました(*´꒳`*)
そして今作では、音楽を通しての会話ってところにもスポットを当てていたんでしょうね、これもすごく関心させられるシーンがかなりありました。学祭で披露したボンのピアノと千のドラムのアイコンタクトを通じての演奏や、淳兄さんのトランペットと千のドラムとの殴り合いと言わんばかりの演奏合戦、言葉なくここまで音楽の会話を表現してくれる作品はこれ以外ないんじゃなかでしょうか、関心すべきポイントだと思いました。
律ちゃんが演奏する2人を見ていたりして心惹かれていく様子も青春甘酸っぱい感じが出ていてニヤニヤできます。
素晴らしい演奏をしてくれる2人もそうなんですが、やっぱり菅野よう子の手がける音楽はやっぱ才能でしょうね〜、監督がカウボーイビバップの人のせいか、ジャズシーンがめちゃくちゃカッコイイんですよこのアニメ。
のだめカンタービレや響けユーフォニアムといったこういうガチな音楽を題材にしたアニメーションは最高ですね。
私の知人が絵で断念したとか言ってましたが、そんなに癖あるキャラ絵ですかね〜って疑問しか残らないんですが、キャラ絵うんぬん言う前に話がすごくいいのでめちゃくちゃおすすめな作品です!

投稿 : 2018/04/27
閲覧 : 345
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9

リタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

胸が熱くなる青春もの

タイトル絵でBL系だと勘違いして食わず嫌いしていた。 今見終わってもっと早く見ていればと後悔。

絵が驚くほど綺麗で、音楽も流石菅野よう子さん担当!ジャズ音も劇伴も鳥肌が立つほど素晴らしい。
ジャズか分からない人間でも、今どのパートが暴走したり、元気がなかったり、全てが綺麗にノッていたりというのが伝わってくる。

友情や恋、心の強さや弱さ等も丁寧に描かれているしどれをとっても素敵なアニメだった。

特に人間の弱い脆い部分の描写が繊細なのでイラッとする場面もあるけれど、とてもリアリティある作品だったと思う。 綺麗だけではなく人間味のあるアニメと感じた。

投稿 : 2018/03/25
閲覧 : 233
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7

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

幼少期に聞き慣れた音と青春期の友情は胸を容赦なく強く握る

淡い色と懐かしい鼓動の音は心地よい母の温もりのメロドラマ。


平昌五輪を連れと見ていてブリジストンのCMの曲が流れて知ったかぶりして有名なふるーいどっかの国の曲やで~と吹かしつつ調べたら小林亜星だったんだ!ワロチワロチとYouTubeで流したら何故か次の動画がこの作品の文化祭でのセッション。あーこの漫画見たことある~って事で深夜アニメ慣れさせるために視聴決定!
文化祭のシーンは放送時に見たことがあったのだが大体酔っぱらってんだよなぁ。ノイタミナって金曜放送だっけ?



ストーリーはまさに少女漫画の青春期のラブストーリー。キザなセリフ、期待通りの展開と構成ですね。ただ、私はそれが退屈で苦手だったりして少女漫画原作はあまり見ない。何よりキャラデザが媚びを感じずにはいられなくてぶるぶるしちゃうんです。
かなりのアレルギーの強い作品でありながら不思議とこの青春ストーリーを楽しめた。4人と周りの人間の日常はひたすら目立たない色に溢れてキラキラした奇跡も全てを覆す魔法もない緩やかな人の変化が描写されていたからであろう。それに添えられた音楽は淡い色に深みを作り更には派手な色よりも躍動を与えてくれる。


中学校に入る前までうちのラジカセにはレコードプレイヤーが付いていて寝る前によく聴いてました。さながら子守唄のようなものでしたね。そう、知識が無くてもジャズって楽しませてくれる力があるんですよね。
そしてこの作品も演奏シーンは実に素晴らしかった。アニメとしての派手な演出は無いのですがキャラクター描写から感じる躍動感は十二分にあり、そこから脳に響く音楽はイヤホンで見たかった~!音楽はやっぱり良いね!
ずば抜けて美描写でもハイパーリアルでも無いが手書きのようなボヤけた背景とこのストーリーはしっくりハマりまた良い味をだしてました。


比較的序盤からリッちゃんの垢抜けてない田舎臭さと乙女の脆さにメロメロでした。声優さんたちの長崎弁上手いっすね!11話での病院のシーンでは心熱くならざるおえない!が、最終話は足りないぞぉ!物足りないぞぉぉぉぉぉ!リッちゃん幸せにしたってや~!おやじさん、リッちゃん含めた4人のセッション見せてくぅれよぉぉぉ!などなど。1クールで終わらせるにはもったいない作品でした。


親友と2年ぶりに通信してしまう懐かしさに溢れたこの作品。ピカピカギラギラ光らない物語、優しく光る彼らの姿にほんわか癒された。この作品はぜひ音響の整った環境で視聴してみてください。ジャズの魅力にハマるかもよ!

便乗ですが私も映画「セッション」は劇場で観ましたよー!こちらは才能のガチな殴り愛と言ったところ(誤字ではない)。やっぱ音楽と劇場の親和性はサイコーデース!

投稿 : 2018/02/22
閲覧 : 363
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27

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『 セセセッション!! 』

1966年。長崎県佐世保市。


「西見 薫」は、父の仕事で

転校を繰り返す幼少期を送っていた。

高校一年の夏、彼が新しい学校へ転入した初日。

奇異の目で気分が悪くなった薫は
屋上へ逃げ込もうとするが、
出会ったのは皆に恐れられる“大柄の不良”

「川渕 千太郎」

否応もなく関わりを持った二人には、

“音楽”という共通点があった。


薫はピアノ。千太郎はドラム。


セッションをキッカケに

次第に意気投合していき・・・





「坂道のアポロン」には少し既視感があって郷愁にかられてました。“西見薫”くんに共感をしてしまったのです。

似てる程度の事なのですが、父の仕事で転校つづきだった時期が少年期にありまして(いわゆる転勤族ってやつです)
やはり転校生って珍しいのでしょう。どこに行っても目立ってしまって、悪ガキに標的にされることもあったり。

同じように学校で“はみ出し者”の悪ガキとつるんでました。仲良くなっちゃうんですよね。どこも一緒だ(笑)

中学に上がる前に父は単身赴任になったので、高校での転校は経験してないですが薫くんの気持ちは少しわかる。



よーし「坂道のアポロン」の話をしよう(*゚∀゚)


このアニメは劇中に流れるジャズと、音楽によって繋がる感覚を目の当たりにできる“セッション”が格好いい。

私の父もジャズが好きで家や車の中でずっと流れてました。今も帰省すれば、父とジャズを聞きに行ったりします。
(父が詳しいだけで、「わぁー、かっこ良いー!」(小並感)でおわりのヘナチョコでございます(ノ´∀`*))

近年でJAZZを題材にした『Whiplash』(邦題:セッション)という映画がありました。あちらより至極まっとうに
セッションするアニメで健康的ですね。あちらは鬼教官との地獄へのランデブーだったので(最高でしたけど♪)

劇中のセッションを見守っていると、なんだか作中のメインヒロインの女の子に共感してしまうことがしばしば。
楽器が弾けないからですかね?対岸の事であり、女性から見た男の世界のよう。まるで手の届かないことに見え、


「男の人ってずるいなぁ・・フフッ(*´ω`*)」

なんて思ってしまいました(私は♂のオッサン)


作中の音楽やOP・ED共に菅野よう子さんが担当していて、この作品の空気を決定づけています。音楽がシナリオの
ベースにあるこの「坂道のアポロン」で大事な空気を作ることに成功している親和性の高い音楽になっていて、
劇中で行われるインタープレイや、一度は聞いたことがあるジャズの名曲の数々が心地よく、この時代が青春期で
なくとも懐かしさを覚えると思います。耳から受けるインスピレーションは心を豊かにしてくれました^^


総括するとアニメらしくないアニメなのです。…漫画原作なのでそりゃそうだと言われれば終わりですけどねw

本末転倒ですが原作が漫画ではなく小説なら、朝の“連続テレビ小説”に採用されたと聞いたほうが納得いくほど。

ここ数年“ノイタミナ枠”をはじめ、この作品と同系統の「アニメらしくない」題材が扱われることが多くて、
ジャパニメーションが裾野を広げている証拠かと考えてます。コンテンツの意義も大分変わってきたのでしょうね。

極めて実写的な題材であり、アニメの名作で尊ばれるような映像表現や“リアリティ”を外す(ズラす)ような、
アニメにしか出来ないであろう、描出、非現実的な物理法則、実写では金銭的に厳しいものなど一切ない。

脚本も奇をてらわず、何か特別なことをしてるわけじゃないし先もある程度予想ができて、そこが良かった。



形骸化した古いコンテンツの形から、時代が移り変わる過渡期なのだと感じさせてくれた作品でしたよ(´ε` )


まだ観てない人は是非とも♪オススメです。

投稿 : 2018/02/19
閲覧 : 415
サンキュー:

28

音乗りじょにー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

JAZZ♪

物語も良かったが、JAZZにやられた。
得に学園祭の演奏が素敵で、サントラも手にいれた。

投稿 : 2018/02/16
閲覧 : 268
サンキュー:

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坂道のアポロンのストーリー・あらすじ

1966年初夏、船乗りの父親の仕事の都合で、横須賀から長崎県の田舎町へ転校してきた一人のナイーブな少年・薫。
転校初日、バンカラな男・千太郎との出会いのおかげで、薫の高校生活は思わぬ方向へ変化していく。
更に、薫は千太郎の幼なじみ・律子に、律子は千太郎に、千太郎は上級生の百合香にと、それぞれの恋の行方も複雑になっていく。(TVアニメ動画『坂道のアポロン』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年春アニメ
制作会社
手塚プロダクション / MAPPA
主題歌
≪OP≫YUKI『坂道のメロディ』≪ED≫秦基博meets 坂道のアポロン『アルタイル』

声優・キャラクター

木村良平、細谷佳正、南里侑香、遠藤綾、諏訪部順一、北島善紀、岡本信彦、村瀬歩、佐藤亜美菜、鈴村健一、櫻井孝宏

スタッフ

原作:小玉ユキ(小学館の『月刊フラワーズ』連載)、 監督:渡辺信一郎、脚本:加藤綾子/柿原優子、キャラクターデザイン:結城信輝、総作画監督:山下喜光音楽:菅野よう子

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