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「おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)」

総合得点
85.0
感想・評価
1832
棚に入れた
9993
ランキング
260
★★★★☆ 3.9 (1832)
物語
4.0
作画
4.2
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.9

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おおかみこどもの雨と雪の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人間と狼、絆は変わらない物語

母は大学で父を見つけた。そこから始まる
狼の末裔と人が混ざり合った。変身した姿を彼女は驚くことがなかった

2人目の子が生まれた後、父は...

人間か
狼か
どっちの道も行けるようにド田舎へ引っ越すことになった

時にはふもとの人たちの世話になり
時には畑を耕し
それだけでも幸せだったろう

雪は小学生になった。例え狼の血があっても、行きたいという気持ちは変わらない
だが成長するにつれ、狼の血が体に現れ始める...
そして傷つけてしまった...
雪は引きこもってしまった。
でもやったのは「狼」だ。決して「雪」がやったのではないと主張するクラスメイト
どっちが正しいんだろうな

投稿 : 2015/07/11
閲覧 : 329
サンキュー:

7

ネタバレ

HG anime さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

切なくて温かい物語

この作品が公開された時は、奇天烈な作品を作ったものだなぁとしか思ってなかった。いざ観てみると冒頭10分ですでに引き込まれていってあっという間にエンディングだった。金曜ロードショーサンキュ~

私は大学生だけど、在学中に妊娠して中退したりする人もごく少数ではあるが実際にいる。あるいはとても家庭を養えない収入で子供を作る人は多くいる。そういう人たちを含め、人生計画なしで子供を作る人を私は一時期蔑んでいた。でもそういう境遇のでもたくましく生きて子供をしっかりと成長させる立派な人もいる。そのような気づきがいっぱいあって、今は私は自分の価値観を絶えず疑うようにしている。この映画を観てそのように価値観に変化が生じた人もいるのではないだろうか。
雨は狼として生きることを決めた頃にはきっと人間を相容れない存在だと認識するようになっていったと思う。敵だとすら思っていったのかもしれない。最後の別れのシーンでは母も人間として距離を置くべき存在だとふるまっているように思えた。でも母のことをとても大切に想っているのがひしと伝わってきた。
姉弟で進む道が違うのは面白い展開だった。似たようなことが現実にもありそう。ハーフの兄弟がそれぞれアイデンティティーとする国を両親のどちらにするか悩んで互い違いになることもあるだろうし。
こりゃ明日から公開のバケモノの子は注目ですわ。
でも今年はスターウォーズ、アベンジャーズ、ターミネーター、ジュラシックワールドなどなど、映画が充実しすぎててなかなか手が回らないなぁ。映画大好き人間としては10年に一度ともいえる映画充実年にどれだけ満足に映画を観られるかが勝負なんですわしかし^^;

投稿 : 2015/07/10
閲覧 : 326
サンキュー:

16

ネタバレ

wonder_boy さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

斬新な発想と独特の雰囲気に魅了された。

やはり細田守監督はすごい。

この親と子の絆の魅せ方が
上手とかいうレベルぢゃない。

人間と狼の共存という
全然リアリティーのない設定を
わずか2時間たらずで理解させ
ましてや感情移入させてしまう
その演出や声優さんたちの演技力に
俺は凄く圧倒されました。

この監督の独特の雰囲気はいつみても素晴らしいものですね(* ̄ー ̄)

観終わった後の脱力感の余韻が凄い作品ですが
良い、本当に良い映画を観た。

{netabare}最後のあめとゆきが別れてくシーン!!
狼になり雄々しく山をかけ上がり吠える。
あれはかなりの名シーンですね(T-T){/netabare}

良い映画だったなぁ

投稿 : 2015/07/09
閲覧 : 361
サンキュー:

15

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

期待以上の作品でした

映画のタイトルだけで判断してしまうのはどうかと思いましたが、実際に見たら期待以上の作品でした。

2度見てしまいました。

子どもが成長するにつれ、兄弟それぞれの価値観が分岐していくストーリー展開がとても面白かったです。

細田守監督の作品は他に、時をかける少女、サマーウォーズも見てますが、この監督の作品は新作が一番面白いという流れできてるので、次回作も楽しみです。

投稿 : 2015/07/05
閲覧 : 253
ネタバレ

リアっぴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

おみやげみっつ たこみっつ

全体的に見た感じは、ジブリに似てるなと思った。
山の表現とか、何気ない場面の表現とか。

ジブリに似てるから、悪いとかそういう意味じゃなくて
いつも見るようなアニメだと端折ってあるようなところをちゃんと細かく表現されてて、いいなぁ、好きだなぁって感じた。

あまり多くを語り過ぎないこの作品ですが、それが私にとっては良かった。
その分、表情で態度で空気で表されてることを自分が読み取って、きっと今はこう思ってるんだろうなって、その人物が思ってることを見る側に押し付けるのではなく、人それぞれに考えさせてくれる作品なんだと思いました。


菅原文太さんが亡くなってから、この作品を見たので 菅原文太さんが演じてらっしゃるおじいさんが喋った途端に涙が出ました。そこまで好きな俳優さんでもないけれど、千と千尋の神隠しの釜じい、を見て育ってきたのでそれで、かもしれない。


このレビューのタイトルの「おみやげみっつ たこみっつ」というのは、作中に出てくる{netabare}おまじないで、なんとなく調べてみたところ、監督さん曰く「約束をする時の歌『指切りげんまん、うそついたら針千本飲ます』に続く言葉として“おみやげ みっつ たこみっつ”という地方があるそうで、それに由来しています。」{/netabare}だそうです。

なるほどなぁ。{netabare}「指切りげんまん、うそついたら針千本飲ます」{/netabare}だとちょっと怖いもんね。

私にとって少しだけ釈然としない終わり方ではありましたが、こういう終わり方もアリかなとも思います。

投稿 : 2015/06/30
閲覧 : 298
サンキュー:

8

ネタバレ

あかっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

花ちゃん

ホント感動したし面白かった
俺も悲しいことや困難なことに立ち向かえる強い心をもった親になりたいです

投稿 : 2015/06/21
閲覧 : 215
サンキュー:

4

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

さいこう

獣耳の子供って可愛いですね。
なんか癒されます。
大自然が舞台なのもいですよね。

投稿 : 2015/06/11
閲覧 : 252
サンキュー:

5

naodayu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

投稿 : 2015/06/10
閲覧 : 285
サンキュー:

0

ネタバレ

めがもん。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

母になった話か

恋した男性が狼男だった。
その男との間に2人の子供を授かる。
男はある出来事で死んでしまって、子供2人と母親の生活が始まるが
その生活には苦労が続いた。
田舎に引っ越してから更なる試練が子供にも起き始める。

穏やかな生活が一ミリも感じられなかったけど
子どもたちの成長は2つの道にきっちり別れていって
いつか会いたいと思う寂しい別れと、間近で見守れる成長。

人と獣のを血を持った者の人生。ダブルのお話をみたきがします。

投稿 : 2015/06/08
閲覧 : 282
サンキュー:

5

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間とオオカミの物語o(*^▽^*)o~♪

~あらすじ~
花(主人公)はオオカミ男に恋をする。そして2人の子供が生まれ、
雪の日に生まれたこの名を「雪」、雨の日に生まれた子の名を「雨」
でも、夫のオオカミ男は死んでしまう。それから3人の物語が始まる。

最後は感動しました。流石、細田守監督です。

花がやんちゃな子2人を必死に育てる姿を応援して見てました。
2人の子はオオカミになるので、アパートをぼろぼろにし、
大家から「ペット飼ってるの?」など、周りに迷惑がかかるので、
山の田舎に引っ越す事になるなど、見ていて苦労が伝わってきます。

弱気な雨、強気な雪は、

虫を捕りに行ったり、

学校に行ったり、

喧嘩したりするうちに2人はどんどん成長していきます。
そして、家族の関係もだんだん変わっていきます。

そんな日常を描いた感動作です。

是非見てください(m。_。)m オネガイシマス

投稿 : 2015/06/02
閲覧 : 420
サンキュー:

44

セレナーデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人のアルバムにケチ付けるなんて野暮なことできるわけない

いい映画でした。淡々とした語り口が、いいですね。ちょっと卑怯ですらあります。

事の詳細は掘り下げず、尚且つ「その時登場人物は何を思っていたか」という内面の描写すらもとことん放棄。その結果、雨や雪の心の機微はまともに描かれてないし、花の子育ての苦労も通り一遍にしか触れられていません。そればかりか、父親の死んだ原因も、花とご近所さんが親睦を深めた過程も、兄弟げんかの後の仲直りの場面も、「おみやげみっつたこみっつ」が雪にとってどれだけ支えだったかも、さっぱり描かれちゃいません。

だけど、その代わり「その時どのようなことがあったか」という表面だけは残る。『おおかみこどもの雨と雪』がやってるのは、その表面の出来事を、ただ並べて見せているだけ。

そのスタイルが、まるで「思い出」を綴っているように感じられて、いいんですな。雪原の中を走り回って遊んだこと、兄弟げんかで家の中がめちゃくちゃに荒れたこと、雪が誤って乾燥剤を口にしたこと、「おみやげみっつたこみっつ」というおまじないを教わったこと、そして、父親が死んだこと。下手に掘り下げや脚色はせずに、花たちが過ごしてきた日常を、ただ見せるだけ。余計な感情を込めない語り口で紡がれていたからこそ、何でもないような風景の数々が、花たちにとっての貴重な時間として輝いていたように映りました。

だから一方で、卑怯な作品だなとも思います。人のアルバムにケチ付けるなんて野暮なこと、できるわけないもんな。

それに、さっきまでナヨナヨな大学生だった花が、いつの間にか我が子の未来を案じる母の貫禄を身にまとっていたことにも、ハッとさせられましたですよ。「時間の流れってあっという間だよね」というあの感覚を、第三者の視点でもいつの間にか疑似体験させられていたのだな、と。過ぎていった時間が一層尊く感じます。

脚本は隙だらけ。それでも、このストーリーと演出は、沁みました。何気なく描き出されていたひとつひとつのシーンに「貴重なひととき」という言葉が浮かんできたこと。それが、私にとっての、なによりの収穫です。

ただ序盤のナレーション進行は余計かな。見りゃ分かることをナレーションしても表現として二度手間でしょうに。

投稿 : 2015/05/15
閲覧 : 365
サンキュー:

7

*hiru* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

前半で涙。

見たい映画の時間が合わず、やむなく見た映画。

だったのに、出だしから涙が止まらず。
後半も涙。


こんなに胸に響く作品があるなんて・・・・。
本当に感動しました。


友人、家族に勧めてしまった。

投稿 : 2015/04/20
閲覧 : 297
サンキュー:

4

ロックさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

母の愛は強く、そして、美しい…

素人の素人による素人のための
感じたことを感じたままに・・・

おおかみこどもの雨と雪


大学生のはなは孤独

『辛くても苦しくても笑っていよう、そうすればたいていのことは乗り越えられるから』


おおかみ青年も孤独

独りで一族の孤独を背負い生きてきた


孤独な二人はその孤独を分け合い、
恋に落ち、愛を育んだ

それが物語の始まり…



二人目の子どもが生まれてすぐ
おおかみ青年は死んでしまう

おおかみ青年はゴミじゃないよ!!!
はなを愛してるし、子ども想いのメッチャいいヤツなんだよ!!!

遺影が運転免許とか…( ;∀;)


それからはなは独りで二人のこどもの子育てをするんだけど、
それはもう超絶大変なんだよ!

普通の子どもでも大変なのに、
すぐにおおかみになっちゃうんだよ、二人とも


で、都会でこの子達を育てるのに限界を感じたはなは田舎に引っ越す

慣れないことばかりで、苦労して頑張っては、失敗ばかりするんだけど
はなは強いお母さんになってるんだよ!
だから、頑張って頑張って頑張って、、、

その頑張りをみた里の人たちがいろいろ教えてくれたり手助けしてくれたり、
はなを都会から来たよそ者ではなく、
里の仲間だと、認めてくれたんだね


子どもたちは、
雪は活発で好奇心旺盛、自然にもすぐ馴染んむ
雨は大人しくて、気弱で、自然を怖がっている

それが、
雪は学校で人間の仲間として学び
雨は山で山の仲間として学ぶ


ってな感じで進んでいくんだけど、

とにかくね、
はなの母としての愛が凄いの!
細かいとこはおいといて、
はなの頑張りを応援する作品だからね!!!

エンディング曲もはなの気持ちが溢れていて、
俺、最後に泣いちゃった…




なんで健康診断とかでバレないんだ?とか
避妊しろよ!とか
異なる種族がどのように共存するのか?とか

そんなん思っちゃだめだよ!


子どもたちか巣立っていくまで、子育てを必死で頑張るはなを応援する作品だからね!


ラスト、子どもたちごはなの元を巣だって行ったあと、
独りでおおかみ青年の運転免許証と向き合うはなの表情が素晴らしい

満足そうであり、寂しそうでもあり、




今年はもっとちゃんとオカンに親孝行しようかな!ってさ
そう思えたこの作品は、素晴らしい



あら探しとかするなよー

雪が秘密を告白するシーンの首が長すぎるとかさ(笑)

投稿 : 2015/04/10
閲覧 : 296
サンキュー:

9

ネタバレ

ムッシュろい さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

おみやげみっつ たこみっつ
くふふふふ・・・
と雪が布団の中でこっそりやってるところが

誘い笑いというか。。
かわいらしさもあって印象に残ってます。

姉弟で違う道を歩むというのも
また、物語としてはよかったのではと思います。

投稿 : 2015/04/04
閲覧 : 249
サンキュー:

6

ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

越えてはいけない「一線」の、先のストーリー

普通の女子大学生の花はある日、ひとりのおとこに恋をする。

恋、思いもかけずに、突然湧き上がる感情..追いかける視線..側にいたい気持ちが溢れ..声を聴きたい...自分の胸の鼓動に気づく...

やがて、花とおとこは惹かれあい恋に落ちる。

そして花は知ることに..おとこは人間の姿をしているけれど違う生物...
オオカミの末裔(まつえい)「おおかみおとこ」だということを

越えてはいけない「一線」をそこに見たとき
恋という甘いものは
瞬く間に真逆の辛く苦しいものに見える...

おおかみおとこと人間という、2人の関係。
同じ土を踏みこの世界に生きながら別の世界に生き、背負う運命は異なるのです

故にこの一線は、運命を越えようとするもの...でしょうか

{netabare}
花はすべてを受け入れる心を持っていた...深く、大きな愛で包み込むのです。
迷いのない真っ直ぐな笑顔の花。偽りのない愛、2人を心から応援したいと思えた瞬間でした。

やがて2人は結ばれ、「おおかみこども」を授かります。

しかし思いがけぬことが突然起こり、母親、姉の雪、弟の雨、3人で生きていくことになります。

2人のおおかみこどもの子育てを通じて母親の花も成長する。凛として生きていく母親の強さをみてください!
どんな時も笑顔。優しさと強さのエネルギーを感じます。必ず自分の子供を守り抜くという思いが溢れていました!
{/netabare}

映像表現の美しさには知らず知らずに引き込まれ、雄大な風景に映し出される四季の多彩な表情。花々の繊細な描写であったり、風のそよぎや水のせせらぎに心が清やかになるようでした。

この風景の中で生きる親と子の生き方。それぞれの思いに心を揺さぶられます。
時に切なく、そして希望に溢れています。
雑誌で見た3人の笑顔の輝きに導かれて視聴しましたが、この作品を観て生きるということを深く考えさせられました。
感動出来る素敵な作品でした!

投稿 : 2015/04/02
閲覧 : 507
サンキュー:

63

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「花」の想い

母親の子どもを想う気持ちや行動、そのまっすぐな心に心動かされました。

花の笑顔に母親としての強さ、優しさを感じました。


それぞれの思い

{netabare}
狼として生きること、人として生きること
雨と雪の心の動揺、悩みが伝わってきました。

その全てを大きな愛情で包み込む花の愛
見ていて本当にすごい人だなと思いました。
{/netabare}


悲しみ、生きていく希望

{netabare}
最愛の人を亡くし、小さい子ども二人を育てていくと決めた時の

「任せて、ちゃんと育てる」

花の母親としての覚悟は相当なものだと思います。

そしてそれが花にとってとても自然なことように感じた時に
改めて彼女の子ども達への大きく深い愛を感じました。
{/netabare}


花の笑顔

{netabare}
子どもにとってお母さんの笑顔は、
なによりもあたたかく、優しい気持ちになるものだと感じました。

そしてその笑顔があれば、この先もきっと幸せなのだと思います。

「元気で、しっかり生きて」
{/netabare}


観終えた後、涙が勝手に出てきて子ども達の顔が自然と浮かんできました。

二階でぐーぐー寝てるんですけどね。

僕は自分の背中を子ども達に見せてきました。
それが、僕の出来る父親としての姿だと感じていたからです。

想い伝わっているかな??ちょっと心配ですが…



このアニメに出会えて、

自分は子ども達に何をしてあげることができるのか、

「子どもを育てる」「子どもと生きる」ということに

一つの道を見せてもらえたように思いました。

投稿 : 2015/03/26
閲覧 : 171
ネタバレ

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夜泣きってほんと大変でしたね。オカギャ━。゚(゚´Д`゚)゚

身寄りもなくご主人が亡くなり大変なのに 悩みながらも前を向き頑張って子どもを育て生活していく 花さんのたくましさ まさに母は強しですね。

 私は結婚して初めて命を授かった時 嬉しかったのと 今自分の体の中に命が宿っているという事に、不思議な思いがしました。生まれて初めてあかちゃんに会った時は 感動し涙があふれて止まりませんでした。

 子育ては 大変だけど 喜びもあり その時は長く感じていたのに 過ぎてしまえば あっというまでしたね。今では それぞれの道を進んでいます。

 花ちゃんの子どもはおおかみのこともあり 子育てもさらに大変で 観ていてハラハラドキドキしました。映像も綺麗で 親子で雪山の中を駆け回るシーンは良かったです。子どたちがそれぞれ成長し 雨が ついに独り立ちをし 山へ入っていくときは、涙しました。

  
 私も 笑顔で生きたいですね。
  

 

投稿 : 2015/03/21
閲覧 : 527
サンキュー:

52

くかす さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感想

狼と人間の子供の雨と雪を育てる話

最初に恋愛ときて、別れ、近所付き合い
友情、家族愛、そして成長という要素があります

これは子供を育てその子供を親が見守る物語です
それ以外にも近所付き合いの大切さ、友達との絆などもあります
子供向けではないと思います
色々と考えさせられる話だと思うので見てほしいです

投稿 : 2015/03/17
閲覧 : 215
サンキュー:

9

ネタバレ

ヒグラシカナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お母さんの印象は笑顔

しばらく前に見終わりました。
今も印象に残るのは、お母さんのかわいい笑顔です。

母親は、なんて魅力的な女性なのでしょう。

自分の生き方の中で、何が大切か良くわかっていて、
ブレない。

笑うとクシャーッと柔らかくなって、かわいらしい。
世間がどうとか関係なく、自分が好きになった男性を信じて、子育てに迷うも愛した彼に対する信頼をなくさい。

しなやかな柔らかさと芯の強さを持つ女性です。
私にとって、魅力的な女性でした。


作品には、親子の生き様を通じて、親離れ、子離れ、行き方の選択肢、人をどのように受け入れるか、
いろいろなメッセージがこめられていると感じました。

狼人間ではないにしても、誰しも、雨と月のような選択に迫られる時があるのではないでしょうか。

アイデンティティの重きを、どこに置いて生きていくか。
何度も見直しが必要な場合もあるし、一度決めて貫く場合もある。

架空の話なのですが、身近に感じ、心の奥が柔らかくなるような映画でした。

悲しい別れもあるけれど、森の香りを感じるような清清しい映画です。

投稿 : 2015/03/06
閲覧 : 261
サンキュー:

11

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おみやげみっつ、たこみっつ☆・゚:*(人´ω`o)

【オリジナルアニメ 映画】 
細田守監督作品 (「時をかける少女」・「サマーウォーズ」等の作品を手がけている)


物語のはじまり、大学生の頃、主人公『花』が恋に落ちたのは・・・

おおかみおとこでした――

やがてふたりの間に、2人(匹)の『おおかみこども』が生まれました(o´ω`o)

2人(匹)のおおかみこどもは『雨』と『雪』と名付けられました

でも『花』たち親子はおおかみおとこさんとずーっと一緒に過ごすことは出来ないのでした――


母親の深い愛と子ども達の成長を描いた言わずと知れた感動作…。゚(゚´ω`゚)゚。


普遍的であたりまえのようにおとずれる家族の営み――

ごくごく普通の家庭にもある「子育て」という日常を、

『おおかみこども』として用いて、描くコトで

観ているコチラにもその喜びや苦悩の様がとても印象深く

これでもかとわかりやすく伝わるように作られていると感じました!!


私にはもちろん子どもはいませんが、やっぱり子どもはかわいいなっとつくづく思います(◍'౪`◍)

特に今作ではそんな無垢なおおかみどもたちが元気よく

「お母さん!!、おがぁさん!! ガウガウ--ヽ(U´Д`)ノ!!」と

駄々をこねてくるので、もー愛くるしいったらありゃしません(ノ∀`*)

テーブルの足をガジガジ(ω・` )と、ごはんをボロボロ(*´・Д・)と

あ~(ノ∀`o)やってくれたね!!w

しまいにはこどもたちの遠吠えが始まります(ノ*゚▽゚)ノ{ワオーーン♪


お母さん『花』の苦労と微笑ましい家族の暮らしがとてもよく伝わる描写ですネ✩

大好きなシーンたちでした(*´ω`)


様々な事情から田舎での暮らしをすることになるのですが、

この田舎の雰囲気、風や雨、草や田んぼや、お家などの風景たちの描き方も目をみはるモノがありました・ω・)-✩

周りの人々の暖かさときたら!! やっぱり人情とはあたたかくて、いいモノですねぇo(TヘTo)


物語は進み、2人(匹)の子どもたちの"成長"とそれぞれの"進む道"を選ぶシーンになります!!


そんな中でも印象に残っているのが

雪の積もる中で『花』と『雨』と『雪』が3人でおおはしゃぎして

仲良く雪に横たわって、ホントに楽しそうな表情で、笑ってるシーンでした♪


ともに生きる喜び、母の深い愛、子どもたちの微笑ましい成長と、そして将来への選択!!

観る人々のココロそれぞれに、きっと響くモノがある作品だと思います!!


ご家族揃ってご覧頂けたあかつきには、

きっとステキな"家族の時間"が過ごせそうですネヽ(*´∀`)ノ~♪

投稿 : 2015/02/26
閲覧 : 523
サンキュー:

60

ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おかあさんありがとう

監督脚本細田守氏という事で、
時をかける少女~サマーウォーズのライン、
興行的にも成功だったようで良かったです、

題名から狼人間物かな?
という期待もあって平井和正氏のウルフガイ好きな私としては、
無視も出来ず当時劇場に足を運びました、
たしかに狼人間題材にされてますが其処に描かれてたのは、
母親だったと想います、

ある女子大生と聴講生(狼男)との出会いから物語は始まるのですが、
その狼男さん、二人のおさな子残してお亡くなりになります、
狼男なのに簡単にのたれ死にしないでよ~って感じでしたが、
其処からが本番なのですね、

お母さんは大変です、
事ある毎に仔狼に変身しちゃう子供は大泣き大暴れ、
病気一つとっても小児科なの?獣医なの?みたいなあげく、
バレたら厄介何処にも行けず誰にも相談できずみたいな、、

ただここで思いあたるのですが、
別に狼人間でなくとも、
子育てというのはどの母親にとっても一大事!
誰にも相談できず育児ノイローゼって話も、
悲しい現実としてあるわけです、

母は強しって言葉ありますが強くならざるおえない、
そんな世の健気なお母さんを顕著化する意味で、
おおかみこどもというものを題材を選んだのかもしれませんね、

さてこのお母さん、いかにも儚げで頼りなさげなのですが、
何が起きても笑顔だけは忘れません(涙)、
二人の子供を一生懸命守り抜くその過程の物語が、
上の女の子の視点で語られるのですが、

其処にあるのは紛うことなく「お母さんありがとう」で、
世の全てのおかあさんへ捧げられたテーマかも知れませんね、

エンディング曲はそんなお母さんの想い、願いかな、
よかったです。。

投稿 : 2015/02/24
閲覧 : 279
サンキュー:

21

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

母親の強さを感じた作品!

映画館で観ました♪作画がとても綺麗で好印象d(>ω<*)☆

意外にも、お父さんの死があっけなく感じました^^;
もう死んでしまったのかって。
でもそれがまたリアルなところでもあるのかな。

この作品を観て母親の強さや子どもに対する愛をすごく感じました。
夫を亡くしてしまいすごく辛くて、悲しくて、
残された子どもたちを育てて行かないといけない不安感・・。
そんななか、お母さんはすごく頑張って全力で子ども達を育て
接していたと思いました。
愛がある故の自然にでていた本能なのかな〜(*´∪`*)

そして、雨と雪が各々がどう生きて行きたいか
たくさん悩みましたね。
ですが、子どもたちの進みたい道を涙ながら母親が最後は照らしていったと思います。

母親の子を想う気持ちや行動に感動しましたヾ(●´□`●)ノ
素敵な作品だと思います♪

人間弱さなんてたくさん持ち合わせていますが
私は少しでもこんな強い母親になりたいなって思いました♪

読んでくださりありがとうございました(○`・∀´・)ゞ★

投稿 : 2015/02/22
閲覧 : 346
サンキュー:

50

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KeyAB さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大人の人にオススメ!

簡単に言えば子育てのアニメです。
ヒロインが知り合った人は実はオオカミ人間で最初はオオカミさんは必死でヒロインに隠していました。でもオオカミさんは勇気を振り絞って自分がオオカミ人間って言うことを伝えました。そしてヒロインはそのことを受け入れました。
そして子供ができました、しかし普通の人間の子供ではありませんでした…
ここからは実際にみてください!

投稿 : 2015/02/17
閲覧 : 272
サンキュー:

5

あかぶち さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

幼少期のユキ

かわいい

投稿 : 2015/01/08
閲覧 : 218
サンキュー:

0

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なまえかぶってる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いい映画

一人の母と二人の子の人生を表現したアニメ。
私は母側と同じような年代である故に、母主観でみました。
何というか、母はまだ若いのにこんな心境になるのはまだ早いと思う切なさ。
以上

投稿 : 2015/01/01
閲覧 : 227
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

深いなぁ

「時かけ」「サマーウォーズ」の細田さん、ということで期待いっぱいに見たところ、期待を超える作品でした(*´°`*)

オオカミと人間、どちらの生き方をするか自分で選ばせる。
そしてそれを優しく見守る。
学ぶことの多い、深い内容でした。

本当にみんなに勧めたくなる作品です!

あと雪ちゃんのことが好きなあの男の子(名前忘れた…)言う事イケメンすぎてもう

投稿 : 2014/12/29
閲覧 : 183
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おみや さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

親の心子知らず、、、だがそれでいい。

主人公(女子大生?)がある日気になった青年。
少しずつ近づいていき、ついには青年が狼男だと知らされます。
それでも2人は愛し合い、姉、弟の兄弟を授かります。
しかし時を同じくして青年の死。

主人公はこの2人の子供を自力のみで育てる事になります。
それだけでも大変なことなのに子どもたちは親の血を受け継いで
いるのです。つまり狼の姿にもなれるという事。

人前で狼の姿を見せる訳にいかない主人公は生活の地をある田舎へ
移して日々を過ごすことになります。

田舎といっても生きてゆくために人との交流を完全断つ訳には
いきません。それに子供たちにも学校へ通うという課題があります。

月日が流れ子供たちは様々な経験をし、だんだん自我に目覚めて
いきます。そして考えます。
特殊な状況に置かれた自分がこれからどう生きて行くか?

あらすじはこんなとこでしょうか。


これは感じる事がありました。

主人公が幼い子供たちに翻弄される場面が多々ありましたが
子育てってこうなんですよね。
しかも当人は思いのままに行動している訳ですから悪意なんて微塵もない。

しかしながら、こんな事の繰り返しの日々ですから親は大変です。
ましてやこの作品では主人公が1人で全てをこなさなくてはなりません。

作中で子供たちが成長していきますが、それでも親にとっては子供は
子供でいくら大きくなろうとかけがえのない宝なんですよね。

まあ、それを子供が認識する必要はないというのが私的な考え方です。
将来大人になってそれを知ってくれればありがたいかなと。
ただそのために親は自分の生きざまを(誇れる)子供に見せ続ける
必要があると思って日々生きているつもりです。

あまりマジメくさいのは苦手なんですが、いろいろ思い出したもんで。

私は父親ですが、「母は強し!」これは本当にそうだよなと、、、。

子供でも大人でもおすすめできる作品だと思いますよ!

投稿 : 2014/12/21
閲覧 : 283
サンキュー:

35

woa さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:----

家族の距離感

片親において子育てや田園生活はそれほど楽ではないだとか隣人愛に溢れた寒村などあるわけがないだとかさまざまな批判はしようと思えば簡単に出来るが問題はそう単純じゃないと思う。自分的には雨だとか雪だとか抽象的な名前が最初とても気に入らなかったが、実際に硝子戸を立て直したり何かを直していく際に指でなぞらえる花の癖であるとか花のことを疎ましく思っているようにふるまいつつも自分の孫娘のように何かと気に掛ける老人との疑似家族めいたやり取り等具体的な例をもって来られると文明批判だとか神話のような例を挙げるのはどうかと思う。実際問題として「彼」が人間の文化に興味を持ちその中で生きていくことを決意したのも別に抽象的な思考によってというよりも様々な家庭を引っ越し作業を通じて観察した経験から得たのだろうし、花が逆に自然環境の中で生活したい思い立ったのも彼自身から彼の生活や生育環境について聞くことができないので自分の力で彼が影響を受けたであろうものを経験しそれをわが子と共有するためだったはずなのである。このような相互関係がわからず彼のもぐり学生っぷりや学があるのにそれを活かそうとしないシングルマザーを批判するのはとてもおこがましいことなのである。二人とも実際の経験を通じて一つの世界に達しそれに準じているのだからそれについてとやかく言うのは作中の相談員と同じで階級を無視した行為である。主人公や彼には頼りになる両親がいない、だからこそ自分たちはそういう家族でありたいと思うのは自然なことで、その過程で狼としての抑圧された本能が同じ家族であることを阻むのであるがその離反は同時に「おおかみこども」にとっては自立でもあると分かっているため母親はしっかり生きなさいという覚悟で送り出すしかない。
二人を学校と自然の双方に送り出した花が息子の遠吠えに耳を澄ましながらようやく女学生から母になった顔をしているのを見ると家族構成というのは物理的な距離ではなくもっと遺伝子レベルで継続した一つのプロセスなのだと分かる。このアニメを階級だとか現代の貧困だとか狼が絶滅させた自然開発だとかで語ってる人はフィクションというものを根本的にはき違えているのだろう。評価が低くなっているのは演出が焼き鳥のたれのようにあまりにもくどかったためである。

投稿 : 2014/11/17
閲覧 : 269
サンキュー:

3

nagi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ジャンル不明

狼と人間のお話。
ファンタジーのような、リアルのアニメ??

2時間の映画でした。
なんとなく中途半端な終わり方をしたような?

投稿 : 2014/11/16
閲覧 : 329
サンキュー:

13

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disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ひたすらに真っ直ぐな「母親の愛」

細田守監督作品です。
ジャンルはヒューマンドラマ・ファンタジーです。


「私は“おおかみおとこ”に恋をした」


細田監督も宮崎監督と同じで声優が嫌いなのか、よく主演に俳優を使いますよね。
話題作りということでしょうか。
まあ上手い人ももちろんいるのですが、やっぱりアニメにはプロを使った方が安定感があります。(私感)
でも「時かけ」「サマーウォーズ」よりは主演声優が上手いと思います。


肝心のストーリー。
本編を通して気になる点を幾つか。

①子どもを作ることについて
{netabare}一人目はまだわかる。
でも二人目まで作るでしょうか?
経済的に厳しいのは、主人公が大学生ということから分かると思います。
加えておおかみと人間のハーフですからね。
様子見ても良かったんじゃないかな?
フィクションに何言ってんだっていう話なんですけどw{/netabare}

②おおかみおとこについて
{netabare}前半で死ぬからと言って、あまりにもキャラの掘り下げ方、死に方が雑なように感じました。
なんでああなったのかについて、もうちょっと納得のできる答えが欲しかったですね。
よく言われることですが、じっくりと登場人物を引き延ばして死んだ方が作品としては印象的になります。
終盤でのおおかみおとこが出てくるシーンがイマイチ感動できなかったのは個人的にはここにあります。{/netabare}

③花の性格について
{netabare}ぐう聖です。
あまりにも精神的に強すぎる気がします。
もうちょっと子ども達を強く叱る描写があっても良かったかなと思います。
「フルーツバスケット」もぐう聖な主人公ですが、あちらはTVシリーズで長い時間をかけて描いているので良いと思うのです。
短い映画で聖人を生むのはちょっと難しいですね。{/netabare}


上で少々ケチを付けましたが、主題がストレートに伝わってくるあたりは素晴らしいと思います。
これは本作における長所であり、短所でもあります。

「子どもに対するまっすぐな母親の愛情」

これについては全くブレず、母親の強い愛情をしっかりと描いています。
評価しない人にはこれが「母親信仰」に感じるということでしょう。


加えて秀逸な点は「子ども達の心情変化」でしょうね。
最初は女の子がやんちゃで、男の子が引っ込み思案。
ですが年を取るごとに変化していきます。
そこでの葛藤、自分の生き方を真剣に悩む様は素晴らしくよくできています


総括して、細部に甘さは見受けられますが非常にテーマ性が強い作品だと思います。
女性の方が共感できる作品かもしれません。
どうでもいいですが、本作はファミリー向けではないですよねw

投稿 : 2014/11/13
閲覧 : 430
サンキュー:

48

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おおかみこどもの雨と雪のストーリー・あらすじ

いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジックなモチーフで描く。いまだかつて誰も見たことがない傑作が誕生する。(アニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2012年7月1日
制作会社
スタジオ地図

声優・キャラクター

宮﨑あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、林原めぐみ、中村正、大木民夫、片岡富枝、平岡拓真、染谷将太、谷村美月、麻生久美子、菅原文太

スタッフ

監督:細田守、脚本:細田守/奥寺佐渡子、キャラクターデザイン:貞本義行、作画監督:山下高明、美術監督:大野広司

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