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「おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)」

総合得点
85.0
感想・評価
1831
棚に入れた
9994
ランキング
259
★★★★☆ 3.9 (1831)
物語
4.0
作画
4.2
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.9

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おおかみこどもの雨と雪の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

セイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

面白い

 狼の子供を育てたことや、その父親が亡くなってもこどもたちのために一生懸命頑張る母親をえがいた作品。ストーリーもわかりやすく、何度見ても面白い。

投稿 : 2024/03/31
閲覧 : 182
サンキュー:

11

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

細田監督の作品の中でこれが一番好き

こちらもファンタジー作品です。童話のような、めちゃめちゃな設定の話なんですけど、なんか心を持っていかれます。細田監督の作品の中ではこれが一番好きですね

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 50
サンキュー:

0

きゅん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

満足!

またいつか見たいな

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 37
サンキュー:

0

overnao さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

リアルじみたファンタジー

お茶の間エンターテインメントとしては高水準だと思いました。

子育てと発達心理が主題で、子育て奮闘記をアニメ的に面白く見せるための舞台装置として、半獣の双子という設定を導入したように思えます。

献身的な母性愛を肯定するストーリーなので、実際に子育てを経験した視聴者層からはすこぶる評判が悪いようですね。アニメをファンタジーと捉えるか、社会の鏡と捉えるかで印象が変わりそうです。


本筋と関係ないですが、免許証の写真を遺影代わりにするシーンが妙にリアルだと感じました。若くして突然死した場合遺影なんぞ用意していないので、免許証用の証明写真が遺影になるケースは多いです。突然死した私の知人の遺族は、証明写真を遺影用に引き伸ばして額縁に入れると亡くなった事実がリアルに感じられて悲しいので、実際に免許証を仏壇において遺影代わりにしていました。

このように、現実感のある演出を用いているため、ファンタジー設定のアニメ作品にもかかわらずリアリティラインが高めに設定され、賛否の分かれる作品に仕上がっているきがします。

投稿 : 2022/11/07
閲覧 : 135
サンキュー:

4

ネタバレ

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

花の行動力に驚かされる

タイトルこそ二人の子供の名前、雨と雪になっておりますが、ストーリーはそんな二人を独り立ちするまでに育てた母親、花が奮闘する物語でした。

狼男に恋をしていく過程、そして二人の間に子どもが出来るも狼男との別れとなんというかおとぎ話チックな感じが出ていて良かったですが、個人的には狼男に関してそれまでどんな感じで暮らしてたのかとか純粋に気になってしまいました、物語の本筋からは外れてしまうんですけどね。

狼男との別れから残された二人の子供を花が女手一人で育てるわけですが、そのために環境を変えて、家庭菜園を始めたりと平坦ではなく、それでも地道にやって徐々に好転させていくあたり、母親は強しといいますか凄まじいバイタリティを感じさせます。

もっとも、二人の子供、雨と雪がそれぞれ自立し、別の道を歩んだといえば聞こえは良いけど、雨との別れは致し方ないとはいえ、やりきれないものがありましたね。

投稿 : 2022/09/12
閲覧 : 162
サンキュー:

11

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

強く生きて!

 全1時間57分。

 見終わって・・・「母は強し」ですな。いい映画でした。話運びに違和感を覚えるところはありましたが、ちゃんとしっかりしてたと思います。

 母が一人になってから二人の子育てが始まる描写から、見てて辛かったですね。一人でここまで育てるのは立派ですよ。今の世の中、親として責任を果たせずに家族間で事件とか起きますからね・・・どれだけ子供が問題を起こしても親が責任をもって育てるところは良かったですね。
 そして最後、弟の雨がオオカミとして生きるところも、ちゃんと子供の生きる道を肯定してあげた、良いシーンだったと思います。

 自然や田舎の描写とか、子供の無邪気さとか、「となりのトトロ」を意識してたのかなと。そういった描写はとてもキレイでした。

 で、ちょっと気になったところ・・・
{netabare}
・二人が愛し合っていたのはわかる。でも、なんで大学在学中に子供を作ったんだろう?狼男にも戸籍があるのなら、大学を卒業して結婚してある程度生活基盤が整ってから子供のことを考えて良かったのでは。なんか説明ありましたっけ?

・お母さんの両親のことって語られてましたっけ?僕が聞き逃してたかもしれませんが・・・雨と雪の祖父と祖母のことが作中に出てこないのが気になりました。もしいたのならだいぶ話がややこしくなってたかも。

・最後のシーン、雨がお母さんに何も言わず去ったシーンは好きじゃない。。何も言わなかったせいでお母さんがあれだけひどい目合うのはねぇ、、、でもたとえ言ったとしてもお母さんは止めて、雨が山へと走ってお母さんが追いかけて、という状況になってたかもしれないです。うー--ん、複雑。
{/netabare}

 いろいろ気になった点はあるけれど、総じて良い映画だったと思います。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/25
閲覧 : 264
サンキュー:

19

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

とっ散らかった感じ

時をかける少女』以降期待を膨らませ毎回劇場に通っているが、サマーウォーズ同様、またどこか肩透かしをくらった感じである。

今回はCMを観る限り明らかにファミリー向けに作られているはずなのだが、冒頭の狼男との馴れ初めの話からもはやお子さまはおいてけぼりである。妙にリアリティーのあるベッドシーンや子育て奮闘日記は一体どの層に向けているのか不明であり、リアルを追求したところで一般人は狼を育てることはほとんど無いだろうから、女性であっても感情移入は難しいだろう。

ファンタジーを作りたいなら『となりのトトロ』のようにトコトン子供の目線で物語を進めるべきであり、リアルな農作業や人間関係がまったくファンタジーと噛み合っていなくて、大人はおろか観ていた子供たちも反応に困っていたところをみると今回は明らかに失敗である。感動も笑いもなにもかもが中途半端で、これだったらファミリー層はポケモンを観にいった方が楽しめるだろう。ポスト宮崎駿と言われているだけにハードルが高いだろうがもう少し観客のことを考えて映画を製作してほしかった。

投稿 : 2021/12/21
閲覧 : 354
サンキュー:

14

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

繊細な芝居

「サマーウォーズ」でガッカリしたせいもあるかもだが、前作より遥かに細田監督の繊細な芝居を描ける才能が描けている。冬景色のシーンなど、作画と感情の高まりが一致しているポイントも良い。ラストがもっと鮮やかだったらなぁ~。


 とりあえず細田さんはこういう小さいスケールの話のが向いている。誰でもパヤオになれるわけじゃない。

投稿 : 2021/12/04
閲覧 : 479
サンキュー:

23

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「おとぎばなしみたいだってわらわれるかもしれません そんな不思議なことあるわけないって でも これはたしかにわたしの母のものがたりです 母が好きになった人はおおかみ男でした。

おはなしは
狼男の人と恋をして
狼こどもの雨と雪の2人を1人でそだてた
お母さんのおはなし

花とか山とかしぜんがとてもきれいな映画だった
{netabare}恋をしたりとか
お父さんが死んじゃったところとか{/netabare}
大きな事件もあったけど大げさに泣いたりしないで

くるしいときも
かなしいときも
お母さんはいつもがんばってる
お母さんはいつもわらってる

え~ん!って泣くより
ぐすん。。ぐすん。。って泣いちゃう
でもかなしいだけじゃなくって感動しちゃう
そんなおはなしだった

{netabare}
雨と雪が走りまわってるところのほかずっと
とってもしずかにおはなしがながれてって
でもおかあさんとみんなの気もち
とってもつたわってきたの。。

お母さんのおはなしだけど
花さんのおはなしじゃなかったって思う
だってお母さんのおかあさんとかのおはなしって
ぜんぜん出てこなかった。。

お母さんは1人で働いて大学に行ってて
雨や雪とくらしてたときも
家ぞくから手紙とかこなかったし
あそびにいったこともなかったから

お母さんってきっとずっと家ぞくがいなくって
ずっと1人でがんばって生きてたのかも。。

だから家ぞくのほかは
コンビニもカラオケもいらなかったし

お父さんといっしょにくらしはじめてすぐ
学生なのに子どもをうんだのも
家ぞくがほしかったのかも。。

だから
雨と雪のお父さんが死んだとき
もう2人の家ぞくがいたから
もしかして
そんなにかなしくなかったのかなって。。

さいごのほうで雨が出ていったとき
自分のこととか考えなくって
雨を助けたいって。。

でも
山だったら雨のほうがずっと大人なのにね
きっと雨のこと心配だったんだよね。。

まだ子どもだって思ってた雨に助けられたり
雪が出て行ったとき

お母さんは
自分の子どものころのこと思いだしたのかも。。

お母さんってたぶん
小さいころから
自分だけでがんばって生きてきた大人になったから
小さくっても大人になれるって。。思ったのかも

山の中の家で1人でくらしてても
雪はときどきかえってくるし
雨は山から大きな声で
ぼくは元気だよー!って教えてくれる

だから1人でいても
わらえるんだよね^^

にゃんも
お母さんにいつもわらっててほしいし

にゃんがお母さんになったら
子どもたちの前で
いつもわらってられたらなぁって思った
{/netabare}

「おおかみこどもの雨と雪」って
おかあさんがわらってるのに
なみだが出ちゃうおはなしだった。。

投稿 : 2021/11/23
閲覧 : 1456
サンキュー:

198

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

アニメを舐めてませんか?

 前半4分の1の父親のオオカミのところが???で、正直よくわかりませんでした。
 後半は例えば日本人の社会的な受容性の低さとか、外国人とのハーフとか、村か街かみたいな子育て問題のテーマはあるのでしょう。

 設定は日本の民話的な異類婚姻譚みたいな題材を現代的に深掘りしたみたいな感じで期待を持ちましたが、まず結婚のところまでで何も見出せませんでした。
 そして父オオカミが{netabare}死亡した経緯が栄養と思いやりだけが原因なら{/netabare}考察するにも「いやケダモノだからさ」としか言いようがありません。お前大学で勉強するくらい賢いんだろ?本能を理性で押さえられなかったのかよ、と。ここの描写が弱すぎてキョトーンでした。
 これを変に解釈すると異種=日本人以外と結婚すると不幸になるよ、と言っているようにも見えます。

 で、後半ですね。まあ、事件が牧歌的というかよくある問題というか…人間=日本人ではない子供を抱えて苦労して、都落ちして頑張って暮らして、トラブル起こして、子供が成長して恋愛と独立。うーん。で、どうしたんでしょう?
 
 自然とか農業とか余計ですし、一体何を言いたいか…(自己満足的な)見せたい映像と感動的なセリフ、そして価値観を散らかすだけ散らかて、非常に押しつけがましいです。それも本気でそれがお前が主張したい事か、見せたい事か?と疑ってしまうくらいペラペラに感じます。
 流行もののマーケティングを頑張りましたね、としかいいようがありません。そう、主義主張そのものが時代に迎合した市場調査の結果にしかみえません。

 結論からいえば、絵は奇麗。話だけは見られる。でも、テーマ的には非常に凡庸な作品になっていると思います。

 なにより、テーマ性の押し付けがましさや大衆迎合に強い不快感があります。細田守は日本のアニメの視聴者を舐めていませんか?

投稿 : 2021/10/27
閲覧 : 602
サンキュー:

16

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

『サマーウォーズ』や『時をかける少女』などを手掛けた細田守監督作品の中では今の所これが一番

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 342
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5

たつや さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

間違いなく細田守監督作品の中で1番面白い!

予想以上に面白かったし泣いた。
オオカミの父と人間の母の間に生まれたこども2人の成長物語。何よりも子供思いで、そのために頑張る姿がとても印象に残った。近所の人たちもいい人ばかりだし、幼稚園小学校に上がるにつれ子どもの人生の葛藤、そして人間とオオカミどちらの生き方を選ぶのかがしっかりと描かれていて感動した。とにかく母親の、子供のことをしっかり考えて頑張る姿にグッときた。やっぱ親の愛が1番泣けるよね。僕もいつかあんな親になりたい。

投稿 : 2021/09/12
閲覧 : 192
サンキュー:

7

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

母親花のたゆまぬ頑張りに脱帽

狼男と結婚した女性が旦那の死を乗り越えて二人の子供を育てる物語です。
子供の名前は雪と雨。娘である雪が母親である花の半生を語る形で物語が進行します。
とても穏やかな物語です。
田舎の素朴さや自然の美しさと相まってBGMが心地よく物語を彩ります。


両親がいない花は、東京のとある大学で、ある男性と親しくなります。
その男性も両親がおらず、孤独でした。そして、その男性は狼男でした。
二人はすぐに結婚します。
孤独だった二人は家族に憧れていました。
目を覚ましたら「おはよう」と言ってくれたり、帰宅したら「おかえり」と言ってくれる家族がいるだけで、二人は幸せを感じていました。

やがて二人の間に姉の雪と弟の雨が生まれます。
そして子供たちは父親と同じように、興奮すると狼に変身するのでした。

しかし、子供たちが幼いときに、父親が亡くなります。
花は田舎に住み、二人の子供を必死に育てます。
花は自分のことよりも子供たちの幸せを第一に願っていました。


どんなときでも花は笑顔です。
『苦しい時ほど笑顔でいるように』と、父親から教えられたそうです。
だからこの映画はいろんなところで花の笑顔が見られます。それが心地よさを感じます、
でもそれは、楽しい時ばかりでなく、悲しい時や苦しい時もありました。

女手一つで二人の幼子を育てるのはとても大変なことです。
お金の心配はもとより、子供はすぐに病気になります。目を離すと危ないことをしでかします。
夜中じゅう愚図ることもありますし、昼間でも自分の要求が通らないときは大声で泣き叫びます。
ましてや二人はおおかみこども。興奮するとすぐに狼に変身してしまう。
それがばれると、今住んでいる場所に居れなくなってしまいます。

だから花は相当苦労したと思います。
でも、それと同じほど、雪と雨の笑顔に花は何度も救われたと思います。

子供は親から育てられますが、親は子供の笑顔で人生を救われるのです。
どんなつらいことや嫌なことがあっても、子供の笑顔を見ると頑張ろうと思えるのです。
そして親は子供にいろいろと教えますが、同時に子供からいろんなことを教わります。
それは学校では決して教わらない大切なことです。


やがて雪と雨は成長し、独り立ちします。

花は二人をよく育てあげました。花のたゆまぬ頑張りに脱帽します。

投稿 : 2021/08/09
閲覧 : 394
サンキュー:

31

チィ千 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

監督の癖が強いんじゃ~

良い点
・親子愛が目に染みるいいストーリー性でテンポよく進む。
・サマーウォーズみたいに複雑な内容が少ないので気軽に見れるし登場人物も人情あふれて良い。特に後半からが好評て。
・畑仕事の厳しさや自然界のあれこれが多少わかる。
悪い点
・既存のクラシックを使ってるので何となくデジャブ感がある。
・序盤の子育て奮闘記の内容が鬱。
・終盤に出てくる草平という少年がその後どうなったのかが物凄く気になってしまう。ここは余計な伏線を作ってしまった故の欠点の一つ。そしてもう一つは雨を探しに行く花がボロボロになる様が見ていてキツイ。そこは助けろよってシーンもあったりするので素っ気ない雨がちょっと嫌いになってしまいそうです。まあちゃんと助けるんですけど
・花がニヤニヤしてばかりで一部の層から嫌われてる。
まとめ
・内容としてはタブーに思われることもありますが決してつまらない作品ではないので一度は是非見てもいいと思います。ただ前作みたいなアクション性や悪者を倒すといったジャンルではないので、それが見たい人はおすすめしません。

投稿 : 2021/08/03
閲覧 : 197
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

家族物語

お母さんがオオカミに恋をして
その子供が生まれて
人間とオオカミの子供の家族物語
になるんですけど、細田さんってファンタジーっぽい作品がおおくていいですね(´˘`*)
なんかおんなじ
狼と子供のハーフみたいな感じになってる
雨と雪だけども
こういう生き方、いろんな生き方があるんだなって
おもわせてくれるような
そんな作品でした

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 114
ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2回目2021.7.26

2回目2021.7.26

投稿 : 2021/07/26
閲覧 : 152
サンキュー:

0

ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

不条理な感じが拭いきれない…

大学生の主人公「花」は、講義をこっそり受講していた人狼と恋に落ち、子供を産む。しかし二人目の子供が生まれて程なく、人狼の夫は事故死してしまう。
人狼として生まれた二人の子供を育てるため、花の奮闘が始まる…。
──────

きっと親子愛を描いた作品なんだろうなと思いながら見ていました。

が、人間として暮らしたい長女「雪」の事件は割とあっさり解決し、フォーカスされていたのは「雪」自身の悩みで、親子愛とかの描写にはなりません。

弟の「雨」は森の主の老狐と出会い、あとを継ぐことになりますが、「雨」視点の描写は殆どありません。

母親「花」が特殊な状況で苦労するシングルマザーとしての話として見ても、常に前向きな花が田舎で苦労するのは移住した当初くらいで、あとは温かい住民たちとの交流が始まります。

終盤、結局「雪」は友達?恋人?を見つけたことで悩みを打ち明け、きっと自分の中で区切りをつけ、全寮制の中学校へ進学します。
「雨」は狼であることを選択し、何も語ること無く山に消えます。

にぎやかで幸せなドタバタは一瞬で終わり、子供は巣立ち、あとに残されたのは大学を中退して旦那を亡くした30代(?)の奥さん一人…。
見たあとに残るのは、「花の人生って何だったんだろう」という不条理感でした…(´・ω・`)

巣立ちを描きたいのなら、もうちょい母子の束の間の触れ合いを濃く描いても良かったのではなかろうか。
人狼であるという特異点のせいでイベントが多すぎて、全てがワンカットのシーンのみ(そんなことはないのですが)に感じるくらい密度がなく、薄味の印象でした。
そして設定が設定だけに、残ったパーツを組み合わせると不条理感がすごい。

多分違う感想もいっぱいあるんだろうなと思いつつ。
日テレで放送していたので初視聴。

投稿 : 2021/07/03
閲覧 : 255
サンキュー:

7

ピエロ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

これぞまさに細田守監督

細田守監督のアニメ映画はサマーウォーズと時をかける少女を見たことがありどちらもとても大好きな作品です。
特に時をかける少女はアニメ映画の中でも個人的に12を争うぐらいに好きな作品なのでそんな監督のまだ見れていない映画を見よう!と思い、見てみました!
まず率直に物足りなさを感じたってことは言いたいですね〜
サマーウォーズ、時をかける少女はどちらも評価が高く完成され切っている作品です。
そんな二つを見てからの今作だったので期待値より低く感じてしまいました。
ただアニメ映画としての出来は十分すぎるものではあると思います。
ストーリーも面白く、起承転結がしっかりできている素晴らしい展開です!
作中で一つこれが細田守監督だなぁと思わせられるところが一つありました。
風景の描写です。
サマーウォーズ、時をかける少女、今作を見てやはり夏、田舎といった風景描写は監督の独壇場なのではと思わせられるほど良いです。
描写を見ていると何故か昔に戻った気分というか、懐かしい感じがしてくるのは何故なのですかね〜
やはりこれが風景の見せ方なんだなぁと思い感動していました笑
最後の展開はどこか寂しいような、かと言ってバッドエンドでもない、時をかける少女を見た時のような気持ちになりました笑
でもこういった展開は結構好きなので個人的には○です!
ただやっぱりあの二作品と比べてしまう自分がいて今回はあまり良い評価はできませんでした。
ですが、出来は十分に面白いので見てみる価値はあります!

投稿 : 2020/12/18
閲覧 : 244
サンキュー:

7

ネタバレ

ファースト さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

細田守作品の中では個人的に微妙

母親の苦悩を描く描写などは秀逸だと思うが、作品全体を通して印象が薄い。
思い出せるシーンが苦悩と雪を駆け回るシーンくらいで、また観たいと感じるような点がなかったので微妙という感想。

投稿 : 2020/11/18
閲覧 : 241
サンキュー:

2

ネタバレ

栞織 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

農家の女性、ひとりで・・・・・

話としてはいい話で、オチもいいと思うし、家族のドラマとしてはいい着地点だったと思います。しかし私がこの映画をあまり好きではないのは、農家を女手ひとりで(少しは村人たちからの援助もありましたが)開墾からはじめて、ただひとりで経営する話で、私がもしこの立場だったとしたら、おそらく心が折れて自殺してしまうかもしれないと思うからです。この作品では、そういった女性の弱い立場をまったく顧みることなく、ただただ強い女性の生き方として、Uターンした嫁がえらいという観点だけで描いています。しかも子育ても女一人でやり遂げる事を称賛しています。なんとも男目線の現実離れしたいい加減さを感じてしまい、私にはどうしても好きにはなれない作品です。

投稿 : 2020/10/29
閲覧 : 248
サンキュー:

10

ネタバレ

jukki さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

見たのはかなり前だけど、ラストが鳴き声を聞くシーンで終わったのは覚えてる。それが妙に現実味のある終わり方に感じて、花さんはそれを聞いて微笑みながら耳を澄ませてたのに、俺の方が寂しくなってきちゃって、本気で泣きそうになってた。ここまで感情移入できる作品はなかなか無いと思う。

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 192
サンキュー:

4

ネタバレ

キウイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

公開時に鑑賞してから長い間気になっている作品のひとつ

細田守監督って新海監督同様隠しきれない個性がありますよね。

新海監督は個性を説明できるけど、細田監督の個性ってなんなんでしょうね?
自分はあまりよく理解できていない側の人間なので分からないだけかも知れませんが、いまだに上手く説明ができません。

サマーウォーズは理解出来ましたが、それ以降の作品はそれほど理解出来ないけど流行だから観たというのが正直なところでしょうか。

おおかみこどもの雨と雪が公開したのは2012年なのでもう8年以上経っているんですが、2012年といえば、ボカロでは、六兆年と一夜物語や如月アテンションやいーあるふぁんくらぶが出た年でして(なんでいきなりボカロの話をしてるかというと当時ボカロにハマっていてそれしか思い出がないからです)

映画を作っていたのは公開する前年あたりでしょうから、そうなると、2011年は、千本桜、パンダヒーロー、カゲロウデイズが出ているので、それこそボカロ絶頂期に当たります。

このボカロ時代に、同じ趣味を共有していた友人や演者に、大変に人気があったんですね、おおかみこどもの雨と雪は。ほとんど心酔と言っていいくらいに。
私はこの仲間に入れなくて、あれ??というところから、この作品が脳にインプットされてしまいました。

この作品に心酔していたのは、ボカロ演者では、今をときめいてますね米津玄師(ハチ)や、歌い手のそらるくんも心酔していた記憶があります。
おーいぃぃ;ついていけないよ、、と内心思ってました。

私には一点どうしても好きじゃない所があって、それはお母さんが生まれたばかりの赤ちゃんを市役所などの公共機関から隠した所なんですね。その後すぐに田舎に引っ越すのでなんとかなるのですが、ここは結構大きなリアリティの欠如かなぁと思ってしまったのです。もしうまくいかなかったらワンミスワンデスだけど、どうするの!?と。言わなかったですけどね、当時は。

でも、田舎に引っ越してからの子供たちの成長ぶりは凄かったし、お母さんの頑張りは涙ぐましいものでした。また雨と雪が成長してゆく森のシーンはただただ単純に美しかったです。

映像美(作画美)とストーリーのシンクロ度をどう捕らえたらいいのかとか、世代間や属性(性差や世代差)によって見えかたには隔たりがあるのかもしれないと考えはじめた最初の作品かもしれません。

投稿 : 2020/10/04
閲覧 : 230
サンキュー:

14

ネタバレ

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

なんか、獣臭いから

ごく普通の女子大生の主人公花が、大学でふと知り合った物静かなイケメン、そのイケメンと話して意気投合し、彼が絶滅したニホンオオカミの末裔である事を知りつつも互いに惹かれあっていき、同棲した後に二人の子供を授かり、姉の雪と弟の雨と名付けられた双子が生まれます。

しかし、その幸せは長くは続かず、夫は事故死。そしてオオカミと人間のハーフの子供達は都会で育てるにはあまりにも難しく、人が少ない田舎へ移住し、そこで現地の人達との触れ合いを通じ、子供達と共に成長していく物語でした。

野生の本能を出したりする子供達に手を焼き、田舎へ移住したけれど、生半可な知識や行動でどうにかなるほど田舎の暮らしは甘い筈が無く、そういった事でも花は苦労していきます。けれどもぶっきらぼうで無愛想だけど、なんだかんだ厳しくも優しい菅原文太演じる老ベテラン農家や、周囲の人達との触れ合いによって、次第に田舎の暮らしに溶け込んでいきました。

けれども、それで「めでたしめでたし」になるほど本作は単純ではありませんでした。人間として生きるか、オオカミとなるのかという悩みを双子が持ち、雪は人間の友達が多く出来た事で、人間として生きようとしますが、雨の方はそんな人間社会に馴染めず、オオカミとして生きる道を選ぼうとする訳で、そういった生き方の問題で二人の衝突や、家族の中での問題も描いており、そういった子供の巣立ちの難しさを出していたといえます。

本作は子供向けのような画でありながら、内容は大人向け作品であり、そういった子供の成長や、今の日本が失っている大切さというものを描いているといえます。震災の後もそういった日本人が本来暮らしていた生き方というものが薄らぎ、経済や金に振り回されているという事情が続いている現状を映しているようです。そういった生き方を取り戻すのは、ニホンオオカミが絶滅して、その姿を二度と見る事が出来ない現代では、ある意味ニホンオオカミを見る事より難しいものになっているメッセージを投影しているかとも思えます。

雪にしても、雨にしても、どちらも生き方を間違えていないのですが、その為に生じる摩擦や問題に、家族関係の軋みのようなものを描きつつも、真っ当に生きる事の難しさも出しているとも思えます。学校や人間社会に馴染めない雨がオオカミとなったのも、オオカミである事を封じ、人間の道を選んだ雪にしても、そういった乳離れの形も描いていたといえるでしょう。

投稿 : 2020/07/14
閲覧 : 401
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

色んなことを考えさせられる

普通の家庭ではない家族の物語だけど、その中でも現実的というか、現実味のあるアニメ。一回ではなかなか理解が難しいとてもいい作品。

投稿 : 2020/02/05
閲覧 : 192
ネタバレ

ノギア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

子供たちに母の愛と強さを描いた作品です。
万人向けなアニメですが、起伏が少なく面白いかどうかは微妙です。

とりあえず、ベッドシーンは無くていいと思うんだが?
思うんだが…

アニメに現実味を帯びさせるために細田監督が必要な行為であると判断したと思うが、全体的に父親の最後も含め重いかな。


バケモノの子の方が面白いと思いましたまる

投稿 : 2019/11/26
閲覧 : 297
サンキュー:

4

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人生の選択はいろいろ

主人公,花は,相手が狼と知りつつ,彼と付き合い,やがて結ばれます。

ここに,大きな人生の「選択」があります。この時点では,狼の彼と暮らしていくという覚悟です。

狼の彼は,餌を求める習性から外に出て,事故に逢い,いのちを落としてしまいます。彼の遺骸はごみ収集車へと…

その辺の描写はさらっとしてして,何ともさみしい最期でした。そう感じました。

子育ての経験のある方なら,そうでなくとも,子どもを公の場へ連れて行かなければならないことはたくさんありますね。何歳児検診とか予防接種とか,保育園,幼稚園編への入園とか…

子どもが狼では困ってしまいます。

田舎へ引っ越した後の自立生活では,近所のやさしさもさることながら,母としての強さをしっかりと感じ入りました。珍しく声優としてはあまり聞かない菅原文太さんの役も渋くて良かったですね。

結局は,「雪」は,人間の世界になじんで中学校へ。「雨」は,山の生活になじんで,狼として生きる選択をします。

どちらの道を選んでも人生の「選択」として母親の「花」は受け入れたのだと思います。

投稿 : 2019/10/06
閲覧 : 296
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

二つの異なる本能

大学内で何気に出会った不思議な雰囲気を持つ男子。やがて惹かれていくも、彼がおおかみ男だと知らされる。それでも抑えきれない気持ち、衝動から彼の子供を宿す。産まれた2人のおおかみこどもと日々生活をしていく矢先、不慮の事故によって彼を亡くしてしまう。一人で育てて行く覚悟の中、誰にも、相談出来ず頼れず人目を避ける生活が始まる。
やがて周囲の人達の優しさに触れ、人としての生活を送るおおかみこどもだが、成長につれて二つの本能が交差し苛まれながら、やがて各々に自我に目覚めて行く…

本作ですが、ファンタジー要素と現実社会が混同して描かれている作品です。
よって賛否が分かれるのは、至極当然の事で、人生経験や当然ながら感受性によって大きく振り分けられる作品だと思います。

個人的な感想ですが、大きく扱われている題材は子育てなんですが、そこに至るそもそもの部分を強く触れてしまえばこの作品を味わる術は、無いと思います。私自身も我が息子がまだ小さい頃に、観てたら産まれて育つ子供の事を思うと、アニメとは言え、倫理的にも憤りを覚えていたと思います。

しかしそこからの話しは、私にとってファンタジー要素を抜けば、人生経験上被る事が比較的多く、母親の子供に対する愛情は身近に見てきましたし、田舎の嫁を貰った私にとって、田舎の人達の温かさやある意味怖さも知ってますし、自分の行きたい道を邁進する子供、それを送り出す母親も身近で見ましたので、私にとっては本当に観やすい良作でした。
本作の様に、感受性によって評価が割れる作品は自分の感受性を再確認出来るので好みです。

人にとって究極の愛情表現は、血の繋がりに拘らず、相手の幸せを願う事です。それに自分が何が出来るかであって、相手の幸せに自分の存在をはめようとする事はただの欲だと思っています。

投稿 : 2019/09/30
閲覧 : 254

既読です。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

アニメだし。

障害を持った子供を抱える
貧困シングルマザーが、
こんなに上手く生きて行けるご時世ではない

ってのが現状で、

田舎だから周りが温かいとか、
頑張れば受け入れられるっていうのは妄想。

現実はもっと悲惨。

例えでなければただの獣姦だし、

リスクファクター大(親にとっても子にとっても)
と解っていて子供を作る母親の
覚悟を尊ぶのか?無責任となじるのか?

観ようによって良悪どちらへも転ぶから、
展開から結末まで手放しに讃えられない。

ただの「お話し」と思えるか、
こんな上手く行く訳ねー!ってムキになるか、

線引きが難しい「アニメ」でした。

投稿 : 2019/09/12
閲覧 : 284
サンキュー:

12

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公を誰だと思うか

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
親子の愛情、家族ってナンだろ? ということを考えたい人向けのアニメ。

作画も音楽は美しく、そういった面での芸術性は高いように思います。ストーリーは、シリアスはシリアスなんだけど、重すぎないというか、わりと王道、感動的に作られていますね。細田守監督が初めて自ら脚本を務めたという点で、その後の細田アニメに通じるモノがいっぱい詰まってます。

気軽に観るアニメというより、「よし、今日はアニメを観るぞ!」と気合いを入れて観る類いのアニメ映画だと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これは、観る人の立場によって、味わいが全く変わるアニメだと思います。

つまり、主人公を「雨」「雪」「花」のいずれとするか。誰に感情移入するか。

私はやっぱり、「花」の視点で観ました。私に子供はいませんが、母親の視点で考えた時、やっぱり、親って大変だな、尊いなって感じました。シンプルに。

これが、「雪」の視点で観るのなら、人間世界での、ある意味での煩わしさと充実感を感じるだろうし、「雨」の視点で観るのなら、自然界の厳しさや崇高さを感じると思います。

本作は最終的に、「人として生きると決めた雪」と「狼として生きると決めた雨」という風に、二人の子供が親離れをするという展開で終わります。

それは、「人間と動物(自然)を並列化し、共に尊い存在である(優劣はない)」というメッセージを伝えるもので、(特に雨の選択は)強いインパクトを与えるものだったけども、私はこの点がやや疑問で。

「人間か」「狼か」という二択ではなく、「狼人間」として生きるという選択肢はなかったの? と思うわけで。

「雨」も「雪」も、100対0で考えるから、そりゃ揉めるわなと。良いじゃん、「8割人間で、2割狼として過ごす」とかで(逆もしかり)。

例えば、普段は完全に人間として過ごすけど、人里離れた山奥に別荘建てて、週末はそっちで狼として野山を駆け回り、ストレス発散させるとか。逆に、普段は狼として過ごし、週末に別荘に来た花や雪の為に、人として一緒に過ごすとか。そういう、悪く言えば「中途半端な」、良く言えば「バランスのとれた」生き方を選択できなかったのが、まあ、若いというか、まだガキだなとは思ったかな。特に雨は。

つか、あまりに花が可哀想で。

山の中で生きているとはいえ、いつかは子離れしなければならないとはいえ、やっぱり悲しすぎるでしょ。自分も、あんまり実家に帰るヒマないけど、母親のこと考えて、なるべく帰るようにはしてます。もういい年だし。このまま山の保全は出来て、でも花が死んじゃった時、雨はそれで満足なのかな?

雨も花も、結局のところ、狼人間であり、人とも狼とも違う存在なのだから、どちらか片方を選択する必要もないように思うんだよね。行政の都合上、どちらかの国籍を選べってわけじゃないんだから。

と、酷評くさくなってしましたが、評価としては、☆4で、高評価です。大分前に観ましたが、今レビュー書いても、スラスラっとストーリーが浮かんできたり、印象深いシーンがいくつか、映像としてよみがえってくるあたり、やっぱり心に残る映画だったんでしょうね。
{/netabare}

投稿 : 2019/08/27
閲覧 : 337
サンキュー:

20

ずんびー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ストーリー運びの難

母性とか家族愛とかテーマ的な部分は触れず
展開の部分を書きます
多分、そのへんで評価を落としているんじゃないかと

まず、子供をつくるところ
結論から言えば欲しい理由が描かれていない
花は国立大学でアルバイトしながら暮らすレベルの計画性がありながら
理由もなくすぐに子供をつくろうとするのはかなり違和感がある
おおかみおとこのほうもまったくその描写はない
あの状況で子作りするなら相当な理由が必要だ

次におおかみおとこが前触れもなく唐突に死ぬ
唐突すぎて観客はかなり置いてけぼりになったんじゃないか

自分は上記二つが特に引っかかった
というかこれが前半に来たためその後はまったく乗れなかった
シングルマザーで子供2人という状況をつくりたいがために
無理やりそうした感がある

なぜこうなったか考えるに
花とおおかみおとこは監督の理想の男女なんじゃないかと
2人ともあの状況で子供を欲しがる理由を描写すると
理想の男女像とはかけ離れるため描かなかったんじゃないかと思う
(長身痩躯で髪が長く陰のある感じの男はサマーウォーズにもでていた辺り監督の理想像だろう)

その辺りがクリアされればよかったんじゃないかなぁ
と自分は思いました

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 196
サンキュー:

7

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おおかみこどもの雨と雪のストーリー・あらすじ

いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジックなモチーフで描く。いまだかつて誰も見たことがない傑作が誕生する。(アニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2012年7月1日
制作会社
スタジオ地図

声優・キャラクター

宮﨑あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、林原めぐみ、中村正、大木民夫、片岡富枝、平岡拓真、染谷将太、谷村美月、麻生久美子、菅原文太

スタッフ

監督:細田守、脚本:細田守/奥寺佐渡子、キャラクターデザイン:貞本義行、作画監督:山下高明、美術監督:大野広司

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