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「氷菓(TVアニメ動画)」

総合得点
90.4
感想・評価
8361
棚に入れた
35405
ランキング
53
★★★★★ 4.1 (8361)
物語
4.1
作画
4.4
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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氷菓の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

YOU0824 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

折木の性格が好き

こんな風に「日常性」を描いた作品は
ないのではないか。
さすが京アニだと思う。
意欲作だろう。

「やらなくてもいいことなら、やらない。
やらなければいけないことは手短に」

が信条の折木。
この省エネ志向が好きだ。
今の時代にしっくりくると思う

古典部というのがいい。
ハルヒのSOS団に同じ(笑)
たしかに所々の謎解きは小粒な印象だが
それは脇役で
日常の瑣事を巧みに描きたかったのだと解釈している。

個人的には「ヘリコプター」の話が心に残った
それと最終話の「生き雛祭り」。
えるの地元志向が神々しかったのと
折木の態度になんとも言えない余韻を感じた

投稿 : 2024/09/16
閲覧 : 25
サンキュー:

1

ネタバレ

xinxin22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:----

新時代の招隠の歌

『氷菓』は京都アニメーションが一年の準備期間を経て放つ意欲作であり、作画と音楽はどちらも非常に優れています。カット割りは完璧と言えるほどで、画面の構図は、私に言わせれば、美学的な配慮だけでなく、物語や感情の必要に最も適した視点が用いられています。また、米澤穂信の『さよなら妖精』で得た少しの人気を基に、『氷菓』は彼のデビュー作として現在も連載中ですから、多少の注目を集めるのは当然と言えるでしょう。しかし、残念なことに、『氷菓』は現在、あまり人気が出ておらず、京都アニメーション自身が商業的に失敗と考える『日常』よりも注目されていない状況です。

この冷淡な反応の背後にある理由を深く考えてみると、確かに良いアニメは現在非常に多いですが、それ以上に京都アニメーション自身のマーケティング戦略の失策が大きな要因と言えます。『氷菓』は「学園推理」というジャンルで注目を集めたかもしれませんが、初見の印象としては、学園要素は特に特徴がなく、推理要素もやや小規模なものに留まっているため、視聴者に失望感を与え、見限られることも少なくありません。しかし、実際のところ、『氷菓』の本質は、「学園」や「推理」という一般的な概念では表しきれないものがあります。

原作の巻数で見ると、五巻のうち四巻が既に出ており、『氷菓』の意図は次第に明らかになってきています。率直に言えば、『氷菓』は学園推理という皮を被った、新しい日本の世代への訓話でしかありません。折木奉太郎という「省エネ主義」のキャラクター設定が徐々に覆されていく過程から、『氷菓』が60年代という敏感な時代についての一端を垣間見せる探求、「愚者の末裔」が各人の意見の展示と調整のプロセスを模擬し、「遠まわりする雛」の家族愛の探求と楽観的な見通し、そして現在の「クドリャフカの順番」では、人の能力とその使い方への嘆きなど、すべてが日本の新しい世代を新しい社会の構築に誘うための懸命な努力であることがわかります。

一つの簡単な例を挙げると、『氷菓』という物語を全篇のタイトルと冒頭に据えるのは、実際のところ商業的には非常に不賢明な行動です。なぜなら、1960年代は日本にとって、言ってみれば中国にとっての1980年代と同じで、誰もが触れたくない、むしろ嫌悪感を抱くようなテーマだからです。当時の若者たちの燃え上がる情熱が無惨に打ち砕かれたその残響は、今日まで完全に癒えていないかもしれません。その時代の物語を次世代に語ることで、その時代が灰色のベールで覆われることになるのです。特に、多くの人々が日本の新しい世代、特にオタク文化を自己中心的で怠惰、視野が狭く、世間との関わりを避け、自暴自棄に陥っていると考えている中で、そういった話題を持ち出すことは、商業的には自殺行為と同じです。

しかし、京都アニメーションはそれをあえて意図的に無視したのか、あるいはたとえそう考えても、この状況を放置することができなかったのかもしれません。日本中央政府は腐敗し、遅々として進まない一方で、日本の民衆は不満を抱きつつも冷淡です。しかし、最近の大阪府の選挙は、日本の政治界に一筋の光明をもたらしました。京都府も隣接する地域として、少なからずその影響を受けていることでしょう。京都アニメーションは、オタクたちの中にも折木奉太郎や陸山宗芳のような消極的な態度ながらも才能に恵まれた人物がいると信じ、彼らが自己改革を通じて何かしらの成果を上げることを望んでいます。同時に、あまり「才能」がないように見える人々に対しても、千反田のような励まし役、福部のようなデータベース役、伊原のような実践者など、適切な役割を見出してくれるのです。推理の面では折木に劣るとしても、各キャラクターにはそれぞれの強みがあります。千反田の記憶力と好奇心、伊原の料理の腕前、福部の情報収集能力と表現欲求、これらすべてがかけがえのない才能です。折木も彼らがいなければ何事も成し遂げることはできなかったでしょう。この考え方は、「クドリャフカの順番」編で非常にうまく深化されています。

さらに価値があるのは、『氷菓』の後の章では、「I Scream」という信条で「自分の意見を勇気を持って表現し、無為に過ごしてはいけない」という考えを伝えた後、「愚者の末裔」編では、実際には各人の意見は必ずしも一致しないものの、それぞれの意見には価値があり、尊重されるべきであることを示しています。ここに至って、『氷菓』はすでに日本の新しい世代に対する一連のガイダンスを構築していると言えるでしょう:自分の意見を述べ、他人の意見に耳を傾け、各自の長所を発揮する。問題を提起し、その解決策を示している点で、『氷菓』の情熱には非常に感銘を受けました。京都アニメーションが多大なリスクを冒してこの作品を世に送り出したのは、単に社会的責任感の発露にほかなりませんが、今やこのような責任感を持つアニメ制作会社がどれだけあるでしょうか。

そして、このような一連の繊細で自然な表現方法による穏やかな説得は、実は我が国の若者にも無視できない啓発の意義を持っています。私たちが直面している問題は、日本と非常に似ており、むしろ程度としてはより深刻です。「木秀於林風必摧之」という中庸思想は代々受け継がれ、私たちの口を封じています。合理的な徳育の欠如とこの苛立ちの多い社会の中で、私たちは異なる意見を尊重することを学んでいません。利己的な社会の風潮と画一的な職業計画は、私たちに自分の適正を見極め、自分が本当に好きで適した仕事をすることを教えてくれません。『氷菓』は私たちに欠けている部分を示してくれており、非常に有益で、深く考えさせられる内容であり、『氷菓』を他のアニメとは一線を画す存在にしているのです。
https://www.mangakoinu.com/manga-4465.html

投稿 : 2024/08/27
閲覧 : 49
サンキュー:

3

ネタバレ

gakkie0111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

12年経って初めて観たが、実はこんな感じ

・ミステリーものだが、学園ものなので殺人といったサスペンスは無く、基本盗まれた物探し。
・相思相愛なのは判るが、主人公奉太郎とヒロインえるの恋愛シーンはほぼ無い。
・TVアニメ本編にはサービス回は温泉と学園祭でのコスプレ撮影くらい。雑誌ピンナップで見る水着回は、セル作品のみの11.5話。
・氷菓というタイトルだが、その意味は作中4〜5話辺りで早くも明かされてしまう。後半はこのタイトルである理由は??
・現代の高校生っぽく無い。戦前というか、文学や哲学に入れ込んでいる大学生というか…小難しい事ばかり考え、ニーチェとか諳んじそうなキャラが多い。軍人みたいな口調の女性の先輩も。
・部活の殿堂という学校だが、この子達は大学受験大丈夫なのか?という感じ。
・えるは世界が狭いキャラクターでは無いが、田舎の豪農の跡取りである事を、自分の運命や役割として受け入れている。奉太郎にも自分の街を知ってほしかった旨のセリフがあるが、それならば奉太郎は都会からの移住者という設定にした方が良かった。奉太郎は少なくとも中学時代からここで育っている。

投稿 : 2024/07/10
閲覧 : 61
サンキュー:

3

ネタバレ

AO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

人を選ぶ

ジャンルはミステリーだが、殺人などの重いテーマではなく日常の些細な問題の解決を主軸に置いており、全体的な雰囲気が少しリアルに近い(過剰なリアクションなどの2次元的な表現が抑え目)ため、アニメをあまり見たことない人でもすんなり入りやすい印象

一方でストーリーが単調でキャラが曲者揃いなのでかなり好みが別れると思う

全体的な雰囲気を楽しむ作品だと思うが、個人的にはあんまりハマりきれなくて途中で断念してしまった

京アニさんの作画は10年前とは思えないキレイさです

投稿 : 2024/06/22
閲覧 : 215
サンキュー:

6

ネタバレ

チャリア さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ミステリー作品としては弱い

高校生の日常生活の中でのミステリーを古典部メンバーが解き明かしていくストーリーで、殺人事件が起こらないという事で暴力や血が苦手な人でも見れるミステリー作品になってます。「殺人事件が起こるミステリー作品は素晴らしい」とは言いませんが、暴力や血が苦手な人は普段からミステリー作品をあまり見ないが故に、そういう人達から見たら、素晴らしいミステリー作品に見えるのかなぁと最初は思ってました・・

17話の十文字事件、推理愛好家でも無い人にそんな事件を起こした所で意図が伝わる訳ないと思いながらも、天才に対する凡人の格闘は面白かった。次の18話で心優しい先生の行為を、見た目だけで変人扱いした主人公が「人の気も知らないで行為の上っ面だけをとらえてしまうような思慮の浅い判断は無神経すぎた」と自分を改めた所は、17話を凡作と考えた私に対しての京アニからのメッセージだと思って、より面白かった。

理想の青春像をテーマに描かれた本作だが、同じテーマであるどたばたコメディの「涼宮ハルヒの憂鬱」の方が好きかな

良い作品ではあるが、異様な評判の高さほどの作品には感じないです

投稿 : 2024/01/18
閲覧 : 104
サンキュー:

3

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

氷菓の評価

出たころに視聴しようとしましたが、途中断念でした。
というのが当時はコードギアスとか超展開で
ロボットドンパチの激しい作品しか見てなかったので、
毎回寝落ちして全然視聴が進まなかったためです。

ARIAなどでまったり作品にも耐性がついた…ではなく
まったり作品の魅力も感じられるようになった今ならと
再トライ。

【作品概要】
 やらなくていいことはやらない、やるべきことは手短にの
 超省エネ最優先(天才だがやる気がない)高校生の折木奉太郎。
 姉の命令で古典部に入部することになり、
 そこで千反田える(興味の暴走列車)と出会います。
 しょうもないことから学校全体を巻き込んでまでの
 謎解きミステリー。
 ミステリーですが人は死にません。

【作品に対する感想】
 私にとってどストライクのヒロイン千反田えるが
 この作品の魅力の30%を占めています。

 なぞ解きは程良い難易度で、1回視聴で大体大丈夫と思います。
 (十文字のは2回視聴しましたが)

 ちょーっと気になったのは最後のほうがちょっと
 詰め込み感があったかなと。
{netabare}
 神山祭終わったあたりから急に奉太郎とえるが
 意識してる描写が入ってきて、唐突感がありました。
{/netabare} 
 で詰め込んだ割に「結局どうなん!?」という消化不良気味な
 ラストは賛否分かれそうです。 


2)作画
 最初のED「まどろみの約束」が妙に艶めかしいです。
 えると摩耶花がネグリジェ(?)姿でまどろんでいるんですが、
 アングルや仕草、表情にこだわりを感じます
 本編で二人がそういう表情を見せないだけに、
 ギャップ萌ですね。

4)音楽
 クラシック音楽を多用してます。
 心地よいです。
 
5)キャラ
 ①千反田える
  キャラデザ良し、知的なのにやや天然…
  サイコーのヒロインです。
  この子パーソナルスペースが極端に狭いようで、
  近い近い!と何度思ったことか。
  大天使チタンダエル マジ天使!

 ②折木奉太郎
  嫌いな考え方故、最初いまいち好きになれなかった
  キャラですが、えるにひっかきまわされてるうちに
  だんだん省エネ主義が薄れていきます。
  あまりにやる気ない言動が多いので、色恋沙汰も
  枯れてるのかと思いきやこの辺は普通に
  お年頃のようですね。
  ぼそっと突っ込む心の声が笑えます。

 ③福部里志
  この手の作品の助演男子は使えない奴が多い気がしますが、
  奉太郎とベクトルが違うだけで十分優秀な奴と思います。
  データベースからのうんちくはなかなか楽しめました。
  ただバレンタインの
{netabare}
  良く分からないこだわりで良く分からない行動に出て
  女子を傷つけたのはいただけません。
  あと自分の得手不得手を理解するのはいいですが、
  15,6の若さで簡単に割り切ってしまうのは勿体ないなと。
{/netabare}

 ④入須冬美
  高校生でこんな策士いるか?という突っ込みはなしで。
  奉太郎をも手のひらの上で転がしたまさに女帝。
  えるとの絡みが結構好きでした。
  

印象深いシーン
{netabare}
 ①私、気になります(1st)
  えるの髪に絡め取られていく奉太郎の絵が印象的。
  奉太郎(の灰色生活)詰んだ…そういうことですね。

 ②温泉回
  ま、お決まりなんですが、女子の脱ぎ脱ぎだけでなく
  男子の脱ぎ脱ぎまであんなに丁寧に描くあたり
  こだわりを感じます。
  奉太郎の年頃の男の子な部分も見られてなかなかよかったと。

 ③神山祭
  藁しべ長者と漫研の内部抗争とミステリーが絡んだ、
  お酒飲みながらではちょっとややこしいイベントでした。
  2回目見るとトリックの部分がちゃんと見えます。
  すごいアクティブな文化祭で、いいなーって思えました。

 ④神社で閉じ込められ
  ベタですが温め合いイベント発生かと思いました。
  テンプレに走らなかった製作陣に拍手したい半面、
  そういういちゃラブを見たかったという消化不良感。
  複雑です。

 ⑤生き雛祭り
  天然暴走列車のえるが突然名家の娘らしい言動で、
  違和感すごかったです。
  
  奉太郎が「経営担当」と思ったはどのくらいの
  深い意味だったのかがわたし、気になります。
  一緒に仕事しよう?
  一緒になりたい?
  
  私がたまこらを視聴した後だっただけに
  「奉太郎へたれか!」という思いと消化不良感が
  半端なしでした。

{/netabare}

投稿 : 2023/03/26
閲覧 : 490
サンキュー:

30

ネタバレ

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日常+ミステリー

原作は小説らしいですね
作画に関しては安定の京アニ文句なしで
季節感がすごいよくできてる作品だなあと言った感じ
またキャラクターは色々出てきてはいるが主にメインは4人なので少ない分わかりやすく一人一人が濃いのもいい
個人的には文化祭編がヤマ場でかなり見所がおおいのと
こんな学校憧れるってアニメランキング1位だと思う
だって部活にしても文化祭にしても魅力ありすぎでしょってくらいたっぷり魅力あったもんね!
あと折木の真似したくなるくらいカッコよくて中学生だったら真似したくなりそうなキャラだったね
優しさの理由もかなりいい曲なのでぜひ聞いてみて

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 167
サンキュー:

11

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好奇心ってきっと人生を面白くします。

何事にも積極的に関わらずかといってボッチでもない
省エネ主義者の主人公の折木奉太郎。
姉の手紙をきっかけに古典部の教室へ。
そこには運悪くも閉じ込められたことも知らない一人の少女との
出会いがありました。

この最初の登場のシーンから自分はヒロインの千反田 えるの魅力に
惹きつけられてしまったのかもしれません。

湧き上がる好奇心にもう我慢できませんって感じでウルウルする瞳。
「わたし、気になります!」って迫ってくるお嬢様。
頼られたらなんでもやってあげようってなるのが男ってもんです。
(自分だけかな!?)

彼女のスイッチには消極的な
奉太郎でさえも動かすパワーありましたね。

そこへ奉太郎の親友の福部 里志と彼を慕ってる伊原 摩耶花の
4人が集う古典部での活動の日々、様々な謎?を解き明かしつつ
展開していく物語は時に面白く、時に少々退屈にも感じました。

晩酌しながらの視聴だったせいか小難しい話は眠くなっちゃうんですよね~><!
そんな私にもとても解りやすく
謎についての説明が図解や楽しくて面白い演出でいつも描かれてるのは
好印象でした。

クラッシックの楽曲の数々が、時にミステリアスな雰囲気だったり
叙情的な雰囲気で物語を盛り上げます。
特に多用されてたと思うのですけど
「シシリエンヌ」のピアノとフルートの調べが感想書いてる今でも頭から離れないです。

ただ
時にこれが眠くなる一因でもあって視聴中に何度か寝落ちしてしまって
見直す回も多くありました><!

好きだったエピソードは学園祭の回で
沢山作りすぎた氷菓を売り切るために奔走するえるを描いたシーン。
学園祭での数々の出店に「いけません、いけません!」
いつもの好奇心爆発して誘惑にすぐ負けて寄り道しちゃうえるちゃんの姿が可愛すぎます!

反省しつつも次々と誘惑されちゃう彼女の姿に吹きました!

それにしても数々の謎を解いてきた奉太郎。
後半は期待度上げ上げで
「わたし、気になります!」って顔が近いっ、近すぎるって、もはや
キスしてますよね(笑)って距離に何度となく二人で頬を赤らめるさまに観てるこちらが恥ずかしくなっちゃいました(笑)

えるの事ばかり書いてますけど、摩耶花も感が良くて頭が良い子でしたね。
なぜか奉太郎へのあたりはきつ過ぎる気もしますけど。
バレンタインチョコの里志とのくだりはちょっと女の子として辛過ぎるんでない?って思っちゃいました。

里志の劣等感は最後までよく理解出来なかったかな~。

最終回
生き雛祭りでの
最後のえるの告白は彼女の無邪気で可愛らしい印象に加えて
将来までを見通して覚悟を決めて歩む力強さを感じました。

何度も挫けづに想いを告げる摩耶花もそうですけど
女子達の強さに対して
頭が良すぎて考えすぎなのか、男子達が煮え切らなすぎますね。
(過去に何があったらそうなるんでしょう!? 単純に可愛いヒロイン達にグラグラしちゃう自分には理解出来ません><!)

彼らが幾度となく解決してきた謎よりも
簡単に、っていうかもう答え出てるだろっていう彼女達への気持ち、
告白が劇中なかったのが残念というか消化不良ではあります。

まあそれは
今後の学生生活でまだチャンスあるかってことなんでしょうかね。

何かに打ち込んで熱くなる青春!って感じの物語ではないですけど、
何気ない学生生活の一コマを好奇心一つで掘り下げて
楽しんでしまう。
彼女がいるだけでこんなにも日々が楽しくなっちゃうって凄いな~って
改めて思います。

結論、千反田 えるに最後まで魅せられた作品でした。

投稿 : 2022/06/22
閲覧 : 269
サンキュー:

27

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ユートピアでは無い。えるたそがオアシスなのか?

アニメーション制作:京都アニメーション
2013年10月 - 12月に放映された全22話+OVA1話のTVアニメ。
原作は、米澤穂信の推理小説『〈古典部〉シリーズ』
監督は武本康弘。

【あらすじ/概要】

舞台は飛騨の小京都と思しき神山市(モデルは岐阜県高山市)
2012年(原作の2000年から変更)の四月から物語は始まる。

市内にある進学校・神山高校の新入生、折木奉太郎。15歳。1年B組。
主人公である彼は、面倒くさいこと・やらなくていいことに首を突っ込むのを避ける省エネ主義者。
どうしてもやらなければいけないことなら、手短に片付けて終わったことにしてしまいたいのだが。

勿論のこと、部活動に精を出すなんて論外で帰宅部志望であった。
しかし、数年前に同校を卒業し、現在は海外を放浪中の大学生の姉・供恵からの脅迫めいた手紙で、
彼女がかつて在籍していた部員ゼロで廃部寸前の古典部の存続のために入部することに。

学校の中に誰にも邪魔されずにダラダラ出来るプライベートスペースを持つのも悪くないか?と、
部室である地学準備室に入ると、そこには先客がいた。

彼女の名は、千反田える。同じく新入生であり1年A組。
地元の名家「豪農」千反田家の一人娘であり、清楚な容姿の美少女である。
おっとりとしたお嬢様育ちであり、世間ずれしてない感じ。
気位が高いわけでもなく見栄とか気にせずに飾らず、彼女にとっての自然体というところ。
だが好奇心の塊であり、日常のなかで少しでも疑問を感じることを見つけては、
目を爛々と輝かせ息がかかる距離まで顔を近づけては、『わたし、気になります!』
やはり、おかしな娘かもしれない。

折木奉太郎。千反田える。
そして、他部と掛け持ち入部で奉太郎と腐れ縁の福部里志と伊原摩耶花(同じく1年生)の4人で、
めでたく古典部は存続。

千反田えるの好奇心に振り回されて日常の謎を追っていくうちに、
“名探偵”折木奉太郎の推理によって、
古典部の文集「氷菓」に秘められた33年前の同校で起こった真実などの数々のミステリーが解き明かされることになる。

『氷菓』『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠まわりする雛』
本アニメ全22話は上記四冊で構成されて、入学から翌年の春休みまで語られる。

【感想】

なにぶん、このアニメは居心地が悪い。

やる気がない、スカした主人公。
主人公の周囲にいるのは、「僕はなんでもお見通しだよ!」な顔したホモっ気を疑ってしまう親友ポジの男。
文句が多いクレーム担当の毒舌不機嫌女。

そして、ヒロイン。ヒロインは天然清楚系美少女という位置づけなのだろうが、
吐息の温度を感じる距離に主人公に顔を近づけて誘惑しては、『わたし、気になります!!』
で、「宿題」を毎度毎度押し付けてくる。なんとも面倒くさい連中であろうか?

もし、自分が主人公ならこう言うであろう。
『お前ら、探偵ごっこにイチイチ俺を巻き込むな!』と。
推理小説というジャンル上仕方ないことなのだろうが、普通の高校生の普通の友達付き合いとは言い難い会話が多い。

しかしながら、そんな4人がマシに見えるほどその他の生徒たちの性格が良くない。
友情と上辺だけの関係は別物であり、学校で同じクラス同じ部活だからといって、ただそれだけの赤の他人。
自分の損得や気持ちよくなることだけしか頭にない利己的な生徒もいれば、
深い考えもなしに気に入らない人間に平気で嫌がらせする生徒もいる。

振り返ってみると高校時代の人間関係なんてそうなのかもしれない?と思い当たることがあって悲しくなってきた。
自分が好きな相手、気に入った人間には幾らでも優しい善人になれても友情や愛情を注げる対象なんて一握りなのだ。

なかにはマトモなモブもいるし、人の善悪なんて個人差なのかもしれないが。

しかし、そんな世知辛い作品世界だからこそヒロインの千反田えるが天使に見えてくる。
このアニメの感想をぐぐると、必ず『えるたそ~!』が連呼される。
そう、推理や人間関係の機微といった原作小説の面白さ云々以前に、これは大正義ヒロインを愛でるアニメなのである。
少なくとも原作に手を触れない層には、そうであるに違いない。

代々続く家柄故に躾が行き届いているのか経済的にも恵まれた家庭環境の良さからなのか、
他者を妬んだり恨んだりする必要が皆無な境遇で育まれた善良さがにじみ出ている。

人をバカにしたり足を引っ張る人種とは、そうでもしないとプライドを保てない余裕のない手合であり、
そういうことを全くしない彼女の性格は、多分そういうことなのだろう。
また、名家の娘としていろいろ考えている部分もあり、
最終回まで観ると彼女のまっすぐな性格は一周回って気品まで感じられて好ましく思えてくる。

その反面、私はこのアニメで嫌いな主要人物が一人いる。
福部里志である。
詳細は省くが彼の葛藤はたかだか15年間の人生で全てを悟ったつもりになっていてなんだか気持ちが悪い。
彼の言動は逃避と誤魔化しの産物であって、道化に徹している仮面の下の本心があるようにも見えるのだが。

人生とは積み重ねと経験で軌道修正していく、命尽きる日までゴールが無いものである。
里志は“可哀想な僕”に自己陶酔していないで、もうちっと泥にまみれてヨレヨレに生きるべきである。

これが30歳、40歳になって回顧すると若気の至りで苦笑いするものであればともかく、
これが福部里志のゴールであるならば恥ずかしく思う。

里志がバレンタインでやったことは決して褒められる類ではないし、
そういう間違ったキャラが摩耶花などとの人間関係で軌道修正していく話なら良いのであるが、
残念ながらアニメではそういう話はない。
原作で続きを読めばスッキリするのかもしれないが、内容によってはしないのかもしれない。

勿論、『氷菓』とは、まったりゆるゆるな日常アニメではなく、
人間のきれいな部分も歪な部分も楽しむものであるかもしれないが。

原作の古典部シリーズのファンであるならば、人物解析やトリックなど別の視点がいくらでも生まれてくるのだろうが、
私のようなニワカから見れば、ヒロインである人気キャラ『千反田える』の可愛さが無ければ、
埋没してしまうアニメに見えてしまうのであった。
キャラ評価は3.5ではあるが、千反田えるだけは5.0であることをここに明記しておく。
(のちに4.5に変更)


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2022/06/13
閲覧 : 1080
サンキュー:

138

ネタバレ

にと さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ミステリーは日常にある。

米澤穂信先生による原作、氷菓からいまさら翼といわれてもまでを読了した上での評価であることに留意されたし。

アニメ版では、タスクオーナ先生による漫画版氷菓のキャラクターデザインや作風に大きく比重しており、原作の描写以上にラブコメディの要素が入っている他、若干のギャグ要素もある為、少し手が出にくいと思った方は、これを機会にぜひアニメから鑑賞していただき、アニメではまだ描かれていない『二人の距離の概算』、『いまさら翼といわれても』を、小説か漫画にて読了していただければ、作品の魅力がより伝わるのではないかと思う。

と、ここまで視聴のハードルを上げてきたのだが、なぜここまで読了して欲しいかと言うと、それはキャラクターの深掘りが大きく行われるのが最新刊『いまさら翼といわれても』だからであり、主人公として描かれる折木奉太郎が省エネ気質で、朴念仁のような人間になった理由や、ヒロインである令嬢千反田えるの抱えることになる苦悩、福部里志のモットーや人間としてのあり方について、伊原摩耶花の確執のある先輩とどうして筆をとることになるのか、それぞれのキャラクターの掘り下げが行われるため、ぜひ読了して頂きたいのである。

さて、ここまで時間を無駄にするような拙文を読んで頂いた皆様からは「おい、アニメ氷菓のレビューじゃなくて最新刊のステマじゃねーか」と言われかねないので、きっちりとアニメについて触れていこう。

まず作品についてはタイトルのままなのだが、日常に起こるミステリーを、主人公折木奉太郎(たまに別の誰か)が、解決していくというものである。その中で、まだ高校生という限られた世界の中を生きている少年少女たちの、問題の解決による葛藤なども描かれ、青春群像劇とも違うなかなか一筋縄ではいかない難儀な作品になっている、勿論褒め言葉である。

そして京都アニメーション渾身の映像美、これに触れず何を語るのか。岐阜県高山市をモデルにした(作中では神山市)本作は、その全てが筆舌に尽くし難いほど美麗に描かれ、また、キャラクターの描写も(特に心理描写については)、アニメーションという作品を一段階上の領域へ昇華させていると言える完成度であり、また、作中のミステリーとしての完成度も高く、きちんと視聴者にも解決のための糸口が提示される(とは言えど、視聴者がホームズやポアロでもない限り解決できないものはあるが)。

さて、これ以上話を続けると、一話一話ネタバレをしそうな程であるので、ここらで締めくくりとしたい。
好きな作品を語るオタクが早口になるように、もっと語りたいことが沢山あるのだが、今ならフェルマーの余白に書いた気持ちがよくわかる。まあ余白とか関係ないので、どちらかと言えば時間が足りないとでも言っておこう。

最後に、米澤穂信先生は所謂イヤミス、俗っぽい言い方をすれば胸糞悪いミステリーも得意とする作家なのだが、小市民シリーズという氷菓シリーズとは別の、学生がメインになる作品も存在するので「この場でまたステマかよ!」と思われるかもしれないが、ぜひ書店で見かけたら手に取っていただきたい。

投稿 : 2022/06/09
閲覧 : 184
サンキュー:

6

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

私、気になります!

 面白かったです。誰も死なないミステリー、青春などで良かったと思います。個人的に面白かったエピソードは、文化祭ですね。特に物々交換の話は笑えましたwそして初期の「氷菓」のタイトル回収も好きです。
 OP、EDも良いです。OPは爽やかな青春、って感じで思わず口ずさみたくなる、いい曲です。そして作画に関しては京アニだから言わずもがなキレイです。

 しかし、、、僕が思うに京アニはもうハルヒ、けいおんキャラのポジションで固定化されているような気がしますねぇ、、、別に面白ければなんでもいいんですけれど、飽きられていないか、ちょっと心配ではあります。今回も
千反田えるー>ハルヒとムギちゃんを足して2で割ったようなキャラ
折木奉太郎ー>よりひねくれた、頭のいいキョン
みたいな感じですし。
 あと個人的に苦手だったのは、サトシかな。一番「は?」だったのはバレンタインの話。ミステリーとしては良くても、「なんでそんなことしたの?」と、思っていることがよくわからなかったです、、、あとまだ高校生なのにそんなに達観しているのもどうかなって、、、う~ん、、、

 いろいろ言いましたが、なんだかんだ好きではあります。気が向いたらまた見返そうかな、と思うくらいには。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/03
閲覧 : 477
サンキュー:

28

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

氷菓の感想

折木 ほうたろう君は髪の毛ぼさぼさで
すこしうつむいて歩いてると
ちょっとかっこいい男子なんだけど

でも
なんかめんどくさがりやみたい
自分では省エネって言ってるけどw

たのまれてもいやいやだったり
いつも分からないとかって言って
にげようとするのはほんとは自信がないのかな?

でも
推理はすごいよ☆
にゃんがよく分からなくって
へーとかふ~んとか
思って見てるうちにおわっちゃう^^;

ちたんだ えるちゃんは
たぶん学年で1番くらいにかわいい子
そして何でも気になる子^^
どうやったらこんなに明るくなれるのかなぁ
にゃんはうらやましいナ

でも
成績いいのに
どうして自分で考えられないのかな?って
にゃんは思った

たぶん
きっとそのうち自分よりいろいろ考えられる
折木君が好きになるんだろうなぁ。。

ふくべ さとし君は折木君と仲がよくって
いろんなこと知ってる
あまりやりたがらない折木君を
その気にさせるのがじょうずなの

いばら まやかさんは折木くんの幼なじみ
でもさとし君が好きみたい
それってアニメではめずらしい?
ちょっときつい子かな

この4人が古典部の部員
でも
やってることは謎をとく事

景色とか花とかの絵がきれいだな^^
説明のとき入るアニメとかって
またちょっとちがった絵で
怪談のところなんかはこわかったぁ。。

だけど
食べ物の絵はあんまりおいしそうじゃなかった
(にゃん気になりますw)

ミステリーだけど
にゃんのまわりにもありそうなおはなしだから
すごくおもしろくはないけどいつも見ちゃうんだ~

って思ってたらこのごろ殺人事件のナゾ
しばらくやってるような気が。。。
にゃんったらあたま使うのニガテだから
だんだん分からなくなってきたー^^;

でも
折木君やっと少し自信がでてきたのかな?
そしたらもっと
ステキになると思うんだけどな☆


かんや祭のおはなし
けっこう長かったから
かんや祭がいろいろ見られてよかった♪
なんだかにゃんも
ほんとに参加したみたいだったよ

いろいろあったね^^
どきどきしたりおかしかったり
ちょっと悲しいところもあった(´_`。)

だけど
ぜんぶ見おわったら
いろんなおはなししがつながってて
やっぱりにゃんはただ
へ~すごいなぁ~って見てるだけだった♪

18話からはまた
ちょっとした学校でのナゾにもどっちゃって
ちょっとざんねん。。

でも
最終回はとってもきれいだったなぁ☆

さいごにほうたろう君がえるちゃんに。。。
(*´艸`)きゃっ♪。。って思ったら。。


でも
もう春なんだぁヽ(*´v`*)ノ

さいごのさくらの花びらと
えるちゃんの笑顔がとってもきれいだった☆

投稿 : 2022/03/16
閲覧 : 2752
サンキュー:

505

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publica さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

京アニ

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 211
サンキュー:

0

ネタバレ

xwTza00790 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

里志が好きくない

全体的には良くまとまった俺には少し難しい良いアニメだと思います。

このアニメを見て一番気になったのが、「期待していた」という言葉に関して解釈したデータベースという位置にいる福部里志の言い回し。

このアニメの内容というよりも、この里志というキャラが作者本人の投影した自分自身なのではないかと思うくらい、「期待していた」ということに関して力説している。

作品としてみるのであればよくない。
多分物書きとしての結果なのだろう。

拘りというのは拘れば拘るほど面白いと個人的には思うが、その分拘り抜いた結果その境地に立つ人は少ない。結果理解は得られないんじゃないかな。

人間はいろんな要素から相手を判断してると思うんだけど、大部分は見た目だと思います。もっと具体的なエピソードでもあれば違うんだろうけど、中身なんて中々一人一人知りえないから、谷というキャラに対してあそこまで毛嫌いする里志の方が個人的ではあるが理解に苦しんでしまう。

単に嫌と言えない里志が男らしくないなと。
人は相手の気持ちを察することくらいしかできないし、それはもちろん100%ではないし、言わないと相手が理解できないことなんて当然のようにあるわけで…。角が立つかもしれないので避けている里志はその人間関係でリスク回避を選択しているともいえるのに、それに対して言い訳するんだなーと。

ということを俺も氷菓しときます。

投稿 : 2022/02/17
閲覧 : 220
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

これを最後まで観るならコナン観る

最初の話で断念したその理由は、謎解きが余りにも酷い内容だったから、その内容は姉に、古典部に部員がいない為、廃部になるからと強制的に入部させられたから、古典部に向かったが鍵が閉まっていたので、鍵を使いドアを開けて中に入る。
そしたら中に女の子が居た、女の子も古典部に入部する事が分かったから、廃部を阻止出来た、その為自分は入部せずに帰ろうとする、戸締りをお願いすると鍵を持ってない事が分かる、で女の子はどうやって部室に入ったか疑問に思う、どうやって入ったか聞いたら
鍵が開いていたからと答えた。俺が来た時は閉まっていたけどなんで?で謎解きが始まるんだけど、以下の通り

下の階ではマスターキーを使い各教室に入り、蛍光灯をチェックしている工務員がいた。
どうやら女の子はその工務員の作業の合間に古典部部室に入り、気づかれることなく鍵が閉められたらしく、それが閉じ込められた謎の真相だった。
気づかれる事なく閉められた?そんな事ある?w
という事で観る気が失せました、けど作画はとても綺麗だった

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 237
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

考えずに人任せなヒロインと、省エネが本音ならすべて嘘かもしれない主人公

軒並み高評価の作品ですが、自分にはこの手の作品のおもしろさが伝わってきません。
ミステリーとしての質も物足らなければ、人間ドラマとしてのキャラクターの魅力も足らず、
高校生のゆるい日常を描いた日常アニメと割り切った方がしっくりくる。

以下ネタバレで。あんまりいいこと書いてません。
{netabare}
5年ぶりくらいか。身近なひとが米澤氏の小説が好きだと聞いたのと、以前として氷菓の評価が高いのでもう一度挑戦したのですが・・・やはりつまらないままでしたw すんません。

すでに一話目や文化祭エピソードについては触れているので、今回はまだ書いていない密室殺人の結末について、映画撮影の回のネタバレ評価します。(全然いいこと書いてないので、ファンの方にはすみません)

このエピソードでは、脚本を担当した本郷の作品への思いや考えが重要視されています。
文化祭での上映に向けた目玉企画とのふれこみ。ただ、本郷の参加はあくまで導入のみ、ロケーションの設定に立ち会っただけで、ミステリの結末を完成させていない時点で、この作品に本当に本郷の気持ちがこめられているとは思いにくいです。

・実は本郷の脚本はすでに完成していた?
本郷は撮影現場に下見に訪れて、実際の撮影に立ち会っていないことがわかっている。この時点で脚本は未完成。
作中では俳優陣によるアドリブにより殺人事件になったと結論付けられているが、脚本もない状態で撮影を進めることそのものに無理があり推理が破綻している。

・実は本郷は好かれていた
作中での本郷の性格は控えめで気弱だったために追い込まれたとエルはいうが、撮影班の証言からも<誰もケチをつけたことはない。本郷の仕事は全員が認めていた>と証言し、周囲の本郷への信頼は篤かったことがわかるので矛盾している。
本郷が不在でも、それぞれみんなが本郷の意向に沿って演技したと考える方が素直で、全員が全員、本郷の意向を無視して勝手に殺人事件に仕立ててしまったとは考えにくい。

・実は本郷も殺人事件を考えていた
アンケート結果により関係者のほぼ全員が殺人事件が起きると思っていたことがわかった。実際の撮影でも殺人事件になった。
脚本の本郷が小道具で切り取られた腕がつくられた事実を知らないわけがなく、事前の打ち合わせがあって当然と思えば、本郷自身が乗り気ではなかったとしても殺人事件を想定していたとわかる。
しかし作品中での本郷は殺人が起きないストーリーを考えていたと結論付けられている。矛盾していないか。
撮影日を知らないわけがなく多少なり結末の脚本のイメージを親友に伝えることなどできたはずなのにそれもせず、撮り終えた映像を見て想像と違ったからショックを受けて入院したというが、それは無理がある。
状況証拠としてホームズの作品リスト、少ない血のりがあるのみ。

・犯人役について。
撮影前に本郷から頑張ってと励まされた俳優が犯人だと指摘されているが、なんの確証もなくただの妄想にすぎない。なぜ当人に話を聞かないのか意味がわからない。

・ザイルについて。
小道具担当より本郷が、人がぶら下がっても丈夫なザイルにこだわったという証言がある。主人公の書いた脚本では忘れ去られて宙ぶらりんなまま。説明できないことが多い。

・そもそも誰も映画の結末に興味がない
主人公が広報担当のアイデアに手を加えた7人目人物の結末で撮影は無事終了した。しかし、周囲の評判はよくない。主人公の親友は本郷が参考にしたホームズの作風にそぐわないという。ヒロインのエルは本郷の意志が反映されていないと指摘する。
つまり、誰もがぼんやりとでも自分で考えた映画の結末に主人公がたどり着けなかったことに不満をもったことがわかる。それもかなりハッキリと冷たく感じるほどで、この登場人物たちの性格の悪さがよくわかる。

・委員長の
エピソードの最後になって、委員長の真意が問われることになる。文化祭の目玉企画を成功させたいと言う委員長に、主人公の姉は本郷はじめ全員のアイデアがつまらなかったからだろうと指摘する。
主人公は委員長に対し、ただ単に脚本コンテストをやりたかっただけだと怒りに震えるが、この指摘はおかしい。主人公と委員長がお茶をした際、誰もが無能でアイデアを採用すると企画が失敗するからと吐露し、頼りになるのは特別な存在の主人公だとハッキリ名言している。
依頼の中身はビデオの正解をみつけてくれとのことだが、脚本家の本郷が入院中で会えない時点で、主人公に新たな脚本の依頼をしているのと同じことだとわかるだろう。

なにもかもがちぐはぐで、作者自身が整理できていないのがよくわかる未熟な作品に思えます。
今回も途中で断念。なぜこうまで評価されるのかちっともわかりませんでしたw


ここから下は以前の評価です。

まず、え???となるのが、第一話の密室のミステリー。
ヒロインのエルが気がつかないうちに鍵のかかった部室に閉じ込められていたというが、
その答えが蛍光灯を換えるおじさんが閉めていった…ですよ。

はぁ????? んなアホな!!!!

教室じゃなくて準備室という狭い空間におじさんと2人きりでいて、2人とも気がつかないとかありえます?
どんだけエルが外を眺めていようが、おじさんが蛍光灯を取り替えるのに夢中になってたとしても
すぐ目の前の人の存在に気がつかないことがないでしょう。
で、しかも確認せずにドアに鍵かけて出て行くとかありえない。

カンヤサイ、氷菓という言葉の意味を知る回についても同じ。
あれはあくまで作者の示す答えであって、読者には考える自由があるとしたら、
あれだけの事件を起こしたセキタニさんがつけた氷菓の意味は“評価”じゃないかなと思います。

作中の答えはシャレているけど、無慈悲な評価を下されレッテルを貼られて学校を去ったわけで、
評価という言葉の方が自分にはしっくりきますね。

自分のしてきたことを信じるほどに社会からの評価、学校からの評価、学友からの評価、
家族からの評価が恨めしくもあり、見返したい気持ちもあり、解放された気持ちもあったでしょう。
でも未来の自分の評価だけはこれから自分が決める。くらいの意味とかの方がかっこいい。

よくよく考えれば彼らの両親や祖父レベルの年代って戦前が戦中ですよね?
英語教育がどれほどだったかわからないけど、そこで英語もじった言葉を考え付くより、
日本語で絶対的な権力を匂わせる一言、支配的な意味合いを示唆する言葉の方がしっくりくるかなぁ。

というか、毎回、気になる連呼だけしてるエルという子は、なぜ自分の頭で考えないのでしょうか。
そこが不思議でならない。
自分からすれば、そっちの方が気になります。

怒り始めた数学教師の謎とかいい例で、先生のところに聞きにいけばいいだけじゃないですか。
それもしないで他人に答えを求めてその見解を鵜呑みにする姿勢がよくわからない。
そして、なにより怖いのが、それで簡単に納得してしまうのが恐ろしい。

正直、オリキくんも、どこまで真実を語っているかは謎だと思います。
エルに振り回されるのを嫌って嘘の謎を仕組んだ女郎蜘蛛の一件からして、
彼が冷たい嘘をつける人であることを忘れてはならない。

場合によっては、都合のよい解釈をみつけて提示しているだけかもしれず、
それは彼のセリフで度々でてくる『これではエルは納得しないだろうな』にあらわれています。
要は、エルを納得させることができればいい、それが振り回されずに済む省エネの早道だから。

ふと思うんですよね。
エルとハルヒ。どちらも勝手に騒いでまわりを巻き込むタイプなのだけど、
自分はハルヒはありなんですがエルは苦手で、その差はなんだろうかと。

ハルヒは無自覚な天然だけに悪意を感じないけど、エルにはしたたかさを感じているのかも。
このすばでアクアが泣きまねしてましたけど、ああいう愛嬌あるあざとさは好きですw
仕方ないなぁーと笑ってしまうだろうから。

結局のところ、エルというキャラが受け入れられるかどうかなんでしょうね。
よく言えば知的好奇心が旺盛な女の子なんですが自分からすると、この程度の謎や疑問を
自ら解決しようと努力しないのでは、好奇心が旺盛なだけで終わってしまうということか。

本当に興味があるなら、カンヤ祭やセキタニジュンについてもOBに聞いてまわるくらい
のことをしてもいいと思うんです。
事情を知っていた先生と同年代の卒業生なら地元にだってたくさんいるはずだと思うし、
商店街で聞き込みするだけでも違うでしょう。
それをすべてオリキ君の推察推測だけで満足して終えてしまっていいものか。
君の興味ってその程度なの?て気がしますね。
{/netabare}

投稿 : 2021/11/21
閲覧 : 525
サンキュー:

18

ネタバレ

やん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

文化部の世界

脳筋には理解できない繊細な世界、こういう高校生活を送る経験もしてみたかったなと思います。
正直本当にアイスクリームだったときは視聴中止してしまいましたが、ラブコメ王道の倉庫閉じ込め回や神作画の雛祭り回等後半にどんどん面白くなっていき、最終回のもう春です、で「えるたそー」となりました。文化部の皆さんは本当は「まやたそ」のほうが好きなんだろうなと想像しますが、私にはまだわからない世界です。奥が深い。

投稿 : 2021/10/13
閲覧 : 338
サンキュー:

11

ネタバレ

秋川 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

素晴らしかったが多少残念な点がある。

良かった点は物語と雰囲気です。

氷菓では人間の心理を折木達が推理していきます。あの人はなぜあの行動を取ったのかあの発言をしたのかです。コナンや金田一少年と違った面白さがありました。神谷祭の由来、万人の死角、十文字事件すべて面白かったです。10話にて折木が自分が書き直した万人の死角にナップザックが使われていないことに気づいたシーンには私もハッとさせられました。文化祭のシーンも見てるこっちが楽しくなるほど良かったです。小木先生の回も折木の成長?性格?が表れていて私も千反田同様にドキッとしました。いい意味で。

雰囲気も風情があって良かったです。舞台が京都で作画が綺麗ということもあって話の終わりに登場する商店街、川などとても綺麗でした。

残念な点は細かいですが何点かあります。

まずは序盤だけですが折木が千反田や入須先輩におだてられて推理しているように見えることです。千反田は入須先輩にも言われていたように甘えているように見えるんですよねあざといといんです。1話、2話であれだけ捻くれていたくせにと思っていました序盤は。

次は伊原が文化祭でいじめられるシーンです。普通に不愉快な気持ちになりました。5話辺りだったら切ってましたよ。ドラマで見かけたらもうそのドラマは見ません。結局その後の伊原といじめっこ先輩達の関係はうやむやなのでスッキリしませんでした。

最後に残念な点は終わり方です。これで終わり?と思いましたね。祭りがなんだかんだってどうでもいいんです。折木が千反田にキュンキュンするシーンもいらなんですよ。折木が成長したのはいいことだとは思いますけど。

3点を除いては概ね良かったです。終わり方が良ければ評価をおとさなかったのになぁと残念に思います。氷菓だけに。

それと聡はチョコを割らずに食べて面積を削ってから巾着に入れるべき!

投稿 : 2021/09/18
閲覧 : 727
サンキュー:

7

ネタバレ

月桂樹 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

思い出補正じゃなく、今見ても名作だと思った

{netabare}原作は未読。
古典部4人が日常に起きた謎を解決していくストーリー。

殺人事件などは起こらないが、安楽椅子探偵の主人公がヒロインを納得させるために奔走する姿が楽しかった。
正直「ん?」という強引な推理もあったが、この手のミステリー物では眠くなってしまう自分が全話きちんと見れた。
こんな口調の高校生いないだろとツッコミたくなった里志がめちゃくちゃ闇を抱えていた話も面白かった。

たまたま見返す機会があったので、久しぶりに見てみたが今でも楽しめた。
9年前の作品だが作画も綺麗で、キャラデザも古臭さを感じなかった。
原作未読なので比較は出来ないが、推理小説を上手くアニメとして表現出来ていると思う。{/netabare}

投稿 : 2021/08/31
閲覧 : 327
サンキュー:

4

ネタバレ

みどりーぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱ、日本の良さってこういうことでしょ。

俺はめっちゃ好きです。ラストは特に。
ロケ地の風土とかもそうだけど、古き良き日本みたいな感じがしてノスタルジーってこういう事なんだなって思った。
絶対みんなが学校生活で見てきた様な場面だったりとか、あるあるだったりが詰まってて、青春って感じがたまらない。
作画も綺麗すぎてエグい。引くレベル。
BGM、主題歌ともにストーリーにマッチしすぎる。
ストーリーは平坦で、面白さに欠けるところは否めない。
けどそこもまたリアルでいいなと肯定できてしまう作風。
本筋はあくまで現実に根ざした高校生活での謎解きと折木の人間的な成長。そんな中で学校生活でありそうでない様な事件が起こる、そんな作風だからこそ、謎にも大小あるのは至極当然であり、とんでもない事件が頻発したら私はきっとこのアニメに心惹かれていない。
ゆっくり流れていく一年の中ですこーしずつ変わっていく姿がとてもリアルで好きだ。BGMや背景描写で奏でる趣ある終わり方は秀逸としか言い様がない。小説独特の言い回しがアニメによって潰されることなく、そのままの鮮度で、且つ文面ではなく声という熱を持って伝わる。本当に素晴らしい。
あのラストシーン、ここで普通のラブコメとの差別化ができるわけだ。
あの終わり方は語ると長くなるので割愛するが、言葉では表せない何かに胸を締め付けられるのは私だけだろうか。
あの感動とも切なさとも言えない感情を求めてまた何回でも
奉太郎の自虐趣味に戻ってしまう。
あのセリフ短い一言一言に、この日本が育ててきた趣、情緒、風情なんかがある気がする。私が達観できるほど浅はかなものではないが。
こんなことを評価サイトで言うのも無粋だが、このアニメは面白さ云々を物差しにしてはいけない気がする。その奥ゆかしさこそ、評価するべきポイントなのではないかと私は思う。

投稿 : 2021/06/18
閲覧 : 391
サンキュー:

8

ネタバレ

动画三郎 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

神作。

本当に神作。
日常のミステリーってジャンルの作品が好きで、作品数の少ないこのジャンルの中に、この素晴らしい作品がある事が本当に嬉しく感謝しています。
全部が丁寧に作られていて、本当に本当に凄いです。
今でも定期的に何度となく見直しています。特に19話の『心あたりのある者は』は日常ミステリーの極みのような話しで、心の中で正座をして見ています。

投稿 : 2021/06/13
閲覧 : 325
サンキュー:

2

ネタバレ

りは さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に残る美しい映像

『京都アニメーション作品』
という理由で視聴しました。

全22話ですが、あっと言う間でした。

舞台である飛騨高山が
美しく描かれています。

私はまだ行ったことがありませんが、
飛騨高山を訪れる機会があったら、
この作品の事を思うことでしょう。

特典映像でロケハンの様子が
記録されていました。
これからアニメ作品に携わる方にとって
貴重な記録になるかと思います。

投稿 : 2021/03/07
閲覧 : 381
サンキュー:

20

ネタバレ

スプリット さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

わたし、気になります!

原作未読。

2クール通してこの作品の透明感に魅了されていました。
ミステリー要素も面白かったですが、主人公の折木奉太郎はじめ登場人物たちの進展を見るのが特に楽しかったです。

{netabare}
この作品を見て改めて思ったのは人への好奇心は恋の入り口だということです。
奉太郎は省エネ人間を目指していましたが、千反田えるが絡むと心ではやれやれ状態ですけど、話が進むにつれて行動もやや積極的になっていきます。
えるの好奇心を満たそうとしていたのが、いつの間にかえると一緒にいるのが楽しくなっていたのではないでしょうか。
えるが奉太郎に顔を近づけるシーン、あの感じとてもいいなと思いました。
好奇心旺盛な子どもっぽいところ、そして我を忘れて男の子と接近してしまって恥じらう高校生らしいところ。いいですね青春。

特に最高だったのはやはり最終話ですね。
奉太郎の「これは良くないな。こういう装いは良くない。しまった。たぶんなんとしても俺はここに来るべきではなかった。」という発言が奉太郎の心情の全てでしょう。
そして、えるは地元で大きな影響力を持つ千反田家の跡取りとして、大きな責任を持たされていることがよくわかる回でした。えるが見せたがっていたえるの地元を目の当たりにした奉太郎は、えるが抱えている悩みを知ることになりました。えるの気持ちをよく理解した奉太郎は、えるへの見方が変わりきっと発展しちゃったりするんでしょうね。
その気持ちを明言しない氷菓は透明感有り、いじらしさ有りで見ていてニヤニヤしちゃいました。

OPは1クール目、2クール目共に大好きです。
こういう感じの作品なんだろうなとOPで示唆されていて、この作品に引き込まれました。
{/netabare}

この作品が2012年なんて信じられません。
作画、音楽全て今でもクオリティーが高いです。
アニメ好きにはもちろん、アニメ好き以外にもオススメできる作品です。

投稿 : 2020/11/28
閲覧 : 448
サンキュー:

17

ネタバレ

tt さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白い?

なんとなく見れましたが、これは面白いんでしょうか?
お勧めはできないです。

よくもまぁどうでもいい事を恥じらいもなく真顔で真剣に語れるなぁっていうのが感想です。

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 670
サンキュー:

4

ネタバレ

mmma さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「省エネ」などと斜に構えているものの

結局、えるの可愛らしさに激しく心を揺さぶられる奉太郎なのだった。
でも、そういう思いを抱かせてくれる相手に出会えたのは幸せなことで、これから奉太郎も、自分の生き方、将来の姿、できればえると一緒に…といったことを全力で考え、行動するようになるかもしれない。まだしばらくは従来のスタイルに固執することもあるだろうけど、結局はえるの魅力と迫力に完敗するに違いない。
そういうのもまた「青春」なのだろうと思う。

スタッフロールに挙がる名前を見て、やはりどうしてもあの事件を思い出してしまうけれど、そんなフィルターを通して作品に接するのは正しくない気もする。
入学から1年間の高校生活を、間延びしないようミステリー仕立てにして描いた、いわゆる日常系の作品。でも、非常に贅沢な作りになっているし、抜群に良くできている。

投稿 : 2020/08/22
閲覧 : 345
サンキュー:

6

ネタバレ

TaroTanaka さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

福部里志という道化

傍らに優秀な友人がいることによる挫折感。
「第一人者になるのを諦めた」
「こだわらないことにこだわるようになった」
というのは言い得て妙だった。
省エネ主義を謳っているのは折木奉太郎だが、
芯のところでそうなのは福部里志ではないだろうか。
2期をやるなら福部里志が挫折感をどのように消化していくのかを見てみたい。

投稿 : 2020/07/05
閲覧 : 350
サンキュー:

19

ネタバレ

sekai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:途中で断念した

謎解きのレベルが低い

容易に想像できる回答に時間をかけすぎるため、テンポの遅さを感じた
時間があれば続きを見るかもしれない

投稿 : 2020/05/18
閲覧 : 326
サンキュー:

3

ネタバレ

SaTuKi さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

非常に面白かった。

全話見終わった感想としては本当に面白かったとしか言いようがなかった。
2クール全22話

ストーリー性、物語の内容全部において楽しめた
軽くもなく、深くもなく見てる人に伝わりやすい内容にもなっている。
22話もあるので飽きが怖かったが全くそんなこともなく
1話から最終話まで全話楽しめました。

内容に関しては言う気もなく、ただ見てほしい、それだけだ。

要素的には「学園」「ミステリー」「青春」が強いイメージです。
少し残念なのがこの要素に更に恋愛要素が追加されそうな最終話だった事
アニメの内容を含め更にこれから恋愛的展開も期待できそうな所で終わってしまいました。

それなのに2期の期待が非常に薄いという事です。
円盤売り上げ等好成績で普通なら2期も余裕なのですが
ストックがそんなにないって事と作者が気分で作った作品という事
更にはプロデューサーが2期はないと断言していたことですかね。
後は残念な事件で制作会社が今色々と大変な状況という事。

これから更により面白くなるぞー!と思える終わり方だったのが
何とも言えない感じです。

ですがアニメ自体は本当に楽しく面白く見させていただきました
見たことない人には本当にお勧めです。

投稿 : 2020/05/14
閲覧 : 456
サンキュー:

10

ネタバレ

ビマ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニー・ウィルクスになりそうだよ。

数多くの原作漫画、ラノベ、書籍を所有してますがこの古典部シリーズは1番好きな書籍作品です。いや好きとは違う。なんというか…「米澤穂信先生次巻まだですか!」と、まるで恋でもしているかのように毎日想ってしまう作品です。

アニメ放送は2012年4月。
2010年に発売された長編『ふたりの距離の概算』の前作、短編集『遠まわりする雛』までがアニメで放送されました。京アニ作品ということでクォリティの高い名作アニメとして未だに再放送を繰り返してる人気作ですよね。
個人的には中村悠一さんと阪口大助さんのまたいつもと違う雰囲気の共演が見ていて楽しかったです。ああいう友達関係憧れます。
アニメは2クールでしたがホータローと千反田の関係がなんの進展もしないまま、ただホータローが千反田をちょっと意識し始めたかなという所で物語は終了しました。
こんなの早く続きが見たいじゃないですか!

しかし…この『ふたりの距離の概算』以降、待てども待てども次巻が発売されないんです(泣)。
まだかまだかとフツフツフツフツとフラストレーションが高まって暗黒面に落ちていくかと思った2016年!前作から約4年ぶり!ようやく『今さら翼といわれても』が発表されました!長かったー!
勿論、即購入ですよ。しかし、どうやら短編集…嫌な予感が止まらなかったです。ドキドキと折木と千反田のラストエピソードを読みすすめると、おやおや〜物語全然進んでないのに残りページが僅かなんですけど〜…て、次巻に続くの!短編集なのに!
しかし、いよいよホータローと千反田の関係に進展があるのかな?
……そう思ってからまた4年が経ちますね〜。

もうアニー・ウィルクスになりそう!
ちなみにアニー・ウィルクスは1990年に公開されたスティーブンキング原作のアメリカ映画『ミザリー』に登場するキャラクター。
大好きな小説の最終回が気に入らなくて作家さんを監禁してハンマーで足とか折って逃げられないようにして無理矢理自分好みの小説を書かせた猟奇的な女のコだぞ(笑)

投稿 : 2020/05/07
閲覧 : 331
サンキュー:

9

ネタバレ

仁烏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度も見ている

とにかく映像がキレイ。
主人公が魅力的。
物語も面白いが、個人的に文集の謎が解決するところまでで満足。

投稿 : 2020/05/01
閲覧 : 356
サンキュー:

5

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氷菓のストーリー・あらすじ

何事にも積極的に関わらない奉太郎が、姉の命令で入部させられた古典部で、部員の少女の叔父が関わった三十三年前に起きた事件の真相に迫る。省エネ少年と好奇心少女が繰り広げる青春ミステリー。(TVアニメ動画『氷菓』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2012年春アニメ
制作会社
京都アニメーション
主題歌
≪OP≫ChouCho『優しさの理由』、こだまさおり『未完成ストライド』≪ED≫千反田える(佐藤聡美)・伊原摩耶花(茅野愛衣)『まどろみの約束』、千反田える(佐藤聡美)・伊原摩耶花(茅野愛衣)『『君にまつわるミステリー』

声優・キャラクター

中村悠一、佐藤聡美、阪口大助、茅野愛衣、ゆきのさつき、置鮎龍太郎、ゆかな、小山茉美、早見沙織、悠木碧、川原慶久、浅野真澄、豊崎愛生、小倉唯、阿部敦、伊瀬茉莉也、入野自由、小清水亜美、広橋涼、秦勇気、山崎たくみ、小西克幸、こぶしのぶゆき、日笠陽子、伊藤かな恵、升望、近藤孝行、森川智之、進藤尚美、茅原実里、寺島拓篤、竹達彩奈、寿美菜子、福山潤、杉田智和、谷山紀章、杉山紀彰、平川大輔、吉野裕行、石塚運昇、永井一郎、西村知道、二又一成、田中正彦、千葉繁、諏訪部順一

スタッフ

原作・構成協力:米澤穂信(角川文庫刊『古典部シリーズから』・少年エース連載)、 監督:武本康弘、シリーズ構成:賀東招二、キャラクターデザイン:西屋太志、色彩設計:石田奈央美、美術監督:奥出修平、撮影監督:中上竜太、設定:唐田洋、編集:重村建吾、音響監督:鶴岡陽太、音楽:田中公平

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