タイラーオースティン さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
地球と異星による一対一の代理戦争
タイトルからして1980年代の角川映画でやりそうな作品だなぁという印象でしたが、思春期の少年が地球代表として宇宙人が作った自らのクローンと対決して戦争の決着をつけるという設定はシンプルながら当時は衝撃的だったんじゃないかな。
いわゆる代理戦争だったわけだけれども、マンガ家の夢以外に自信の持てない主人公が戦いの中で腹を決めて相手に立ち向かっていく姿といい、ちょっぴりたくましくなったのを最後に感じる事が出来ました。
しいていうと、前半の岩を持ち上げたというくだりの謎がうやむやなまま回収されておらず、火事場の馬鹿力くらいしか生かされてなかったのが残念だったかな。
それでもブラックだったり後味悪い作品の多いすこしふしぎなシリーズの中では王道の短編でオススメしやすいと思います。