ぼちぼちぼっち さんの感想・評価

3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

これを理解したと言ってる人は

多分理解した気になってるだけです。
制作スタッフすら真に理解してる人はいないのではないでしょうか。
こんなの本人にしか理解できないでしょうから。
私のような一般人はその狂気に触れて、何となく恐怖やらなんやらの正体不明の感情を揺さぶられ、非現実感を楽しめば良いのです。

nyaro さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

原作の雰囲気は再現できてますが、狂気には近づけていない。

　いわゆるガロ系ですがこの作品の原作はガロっぽい何かではなく本物です。原作者のねこぢるさんは自死されていて、その脳内にあった死や暴力などの幻想…というより憧れをそのまま形にしてしまったための結果かなあと思われる作品です。食や生き返りのモチーフがあるので、生きようという気持ちと拮抗していたのがどんどん死の方に行ってしまったのかなあと思っています。

　たしか「ねこぢる神さま」は読んだと思いますが「ねこぢるうどん」はどうだったか忘れました。大して変わらないでしょう。本作は「うどん」の方ですね。

　アニメについて。　死、暴力、捕食者と非捕食者の残虐性とかが描かれているのは原作の通りです。水やサーカスという特徴的なモチーフがあるのですが、ここは生と死の境界という意味性が分かりやすい…というか分かりやす過ぎるので本当に原作準拠なのかはわかりません。
　後半のイメージはダリからの引用にも見えますので、これだと「まとも」感はあります。ダリの狂気は模倣してしまえば単なる記号ですからね。

　結局、本作アニメＯＶＡについてはアニメとして沢山の人のフィルターを通しているので、雰囲気とかある程度のエッセンスはちゃんと再現できていますが、原作の持っているヤバイ感じは随分薄まっているのではないか、と想像します。

　あまりに狂気や不条理・死と生の狭間のイメージが、ちゃんと表現されすぎている感じといえばいいのでしょうか。ですので本当の狂気を覗いているような胸騒ぎは無いので、視聴に気を付けないとあっち側に引っ張り込まれるような感覚はありません。

　つまり、原作再現としては失敗なのかなあと思います。雰囲気は出ているんですけどね。まあ、そりゃあそうですよね。まともな人が本物の狂気を再現できるわけはありません。

　ということで評価ができるわけもなく、オール３で。

m3 さんの感想・評価

3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

面白い

なんか不思議な雰囲気

！？ さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

退会済のユーザー さんの感想・評価

4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

マジックショーを観るような感覚で

原作を読んでいなくても大丈夫な作品です。

アニメ、というよりは映像作品と言った方がいいかもしれない。
一応ストーリー的なものはあって、
にゃっ太が姉のにゃーこの魂を取り戻す冒険モノ？に、なるのかなあ…まあでも、ストーリーはあって無いようなものと考えて正解とも思います。

このアニメは初見という人には、是非、最初はなんの情報もなしで観てもらいたいです。よくわからないと感じた部分は、他の方の考察や解釈など、視聴後に検索すればいくらでもひっかかりますから。

難解と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、マジックショーを観るような感覚で視聴するのがいいと思います。深いことは考えず、ただただ目の前で展開していく事象を楽しむ。そしてある程度日が経ったら、自分なりの解釈を楽しむ。
「一切セリフがない」という部分もいい味を出していますね（一部、映像としてのセリフ表記はあります）。

DVDを買うぐらいには好きなアニメーション作品なので、点数高めです。でも、合う合わないが別れそうな作品な気もします。「私は」好きですが、おすすめはしづらいです。非常にもどかしい…。

チィ千 さんの感想・評価

2.4
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 1.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態：観終わった

世にも奇妙なアニメ

良い点
・ねこじるのアニメがよりきれいにより不気味感が出ている
・独特な世界観や超展開
・jcs作品の隠れた異色アニメ
・短編ものなのですぐに見終える
悪い点
・ハピツリほどではないがグロテスクな表現がある
・全体的に鬱度が高い
・理解できないストーリー
・怖いオチ

ザカマン さんの感想・評価

3.0
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

理解できなくていい

世界観に浸れればOKな作品

E=mc² さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

難解、と言うよりかは芸術的な作品。

確かに中途半端にストーリーが出来ているため、メッセージ性や話を理解したくなってしまいますが、公式の解説がないため主観的な想像の範疇から出られないことと割り切って考えると、これは単に作者の夢の中を写しているアニメなのかなと思いました。
各々の解釈は全て正解且つ不正解であります。
作者の夢を正確に解釈し、論理的に正解を出すことは真理を理解することと同じくらい途方も無いことであるため、夢の中を表した芸術作品として観た方が良いのかなと思いました。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

2.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

非常に難解なカルトアニメ

このアニメは今まで見たアニメの中でも
相当難解な部類のアニメに入ると思う。

あらすじを書こうにも、私自身が把握していない
というのもあり上手く説明できない。
他の方のレビューか解説サイトを参照してもらいたい。

不器用なりに頭をひねって書いているため
暇つぶし程度に見てもらえると幸いだ。

支離滅裂な展開で尚且つ、断片的に
つなぎ合わせているため混乱が起きやすい。
全体的に不気味な世界観というのもあり
難解さに拍車をかけている。

ねこぢる劇場と比べると
ゲロ描写やスプラッター要素は控えめになっているが
内容が難解な時点で上級者向けなので、
難解なストーリーに自信のある方しか見ることが
できないだろう。

強いメッセージが隠されているシーンもおそらく
存在するのであろうが、私には理解できなかった。
そのうちわたしは、途中から考えるのを辞めてしまった。
癖が強すぎたのだ。正直なところお腹一杯である。
もう一度見るかと言われると首をかしげるだろう。

この作品を見て真っ先に思いついたのは
イレイザーヘッドと呼ばれる映画だ。
デヴィッド・リンチのデビュー作でもある。
以前にイレイザーヘッドも見たが、やはり分からない。
イレイザーヘッドも人によっては解説サイトがないと
理解できないだろう。
リンチ作品がお好きな方は見るとはまるのでは
ないかと思う。

K.S さんの感想・評価

3.1
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

-Cha sMIN- さんの感想・評価

4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

おおいに　ツボなのですが…おすすめは出来ない

.

少し狂気を含んだ　グロい作品

という他の方のレビューにも
うなずけますので

オススメすることが難しいですが
私にとっては　おおいにツボです！

セリフはなく
アートとして視聴した感じです


お～　
と唸りながら


その後に
ねこじる劇場のさわりを視聴して
即やめしました
少しタイプが異なります

レモン さんの感想・評価

2.0
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態：観終わった

ただのクソアニメ

タイトル通り
30分ぐらいだったからなんとか耐えれたがこれが3話以上だったら終わってただろう
社会風刺のメッセージ？ただの意味不明なクソアニメにしか思えん

ヘラチオ さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

シュールすぎる

終始、シュールな雰囲気でした。落ち込んでいるときには見られないですね。
脈絡のない内容が多いように感じました。難しい作品でした。

レタスの人 さんの感想・評価

4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態：観終わった

この手のサブカルにしては理解しやすいし面白い

基本シュール寄りであり、抽象表現ミステリーとしては一見で簡単に解釈できるので繰り返し考察する必要性が無いそっち系アニメの入門ともいえます


芸術性などの趣向を盛り込んだ作品の中でも話の内容や意味が非常にわかりやすい作品ですが、それでも失われない躍動感ある流れに感激
終始苦笑いしながら見てましたが、初動は少し心の汗を止めずにいられませんでした

普通ラストでこの気持ちになるはずなのに冒頭でぐっと来る、これはいままで類を見ない展開なので終えた後に感慨深い気分になりました

話の流れとしては上げて落とす！上げて落とす！上げて落とす！を劇場的に繰り返すような展開で、妙な疲労感はありますが、終始流れる美しい映像とかわいらしいキャラクターが癒してくれるのでさして問題はありません

ただ話の読み方捕らえ方によっては気分を害す方もいるのかも知れませんね

こた さんの感想・評価

3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

可愛い猫が狂気の世界へと案内…

表面だけをとったら何だかよく分からない作品。
描写は精神的にくるものがある。
芸術を極めすぎると変人・奇人になってしまい、誰も理解できない域に達してしまうような、そんな印象を受けた。
作者のエピソードを聞いて尚更そう感じた。
ストーリーとは別に、精神の不安定さや孤独さが垣間見える。

nNZTt68696 さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

•.• さんの感想・評価

5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

退会済のユーザー さんの感想・評価

4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

茉奈 さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態：観終わった

何度も見るにつれてどんどん好きになる

一番最初はなんだこれ？
って思いましたが、いろんな方のレビューやらなんやらを見て再度見て見るとああ、そういうことかとちょっとだけ分かるようになりました。

そして、どんどんこの猫たちが好きになっていくのです。
どっかにぬいぐるみとか売ってないでしょうか…
買いたいです。

あの真っ暗なめんたまが特に好きです。

そしてねこぢる劇場を見つけじっくりと見て見ても、ああなるほど。
と納得してしまうものばかりでした。

こういう雰囲気は大好きです。

そして姉思いな弟にはじわりときました。
最後辺りの姉に全ての魂が戻り、姉弟が特に弟の方が楽しそうに歩いているのを見て再度うるっと。

完全に分かる日は来ないかもしれませんが、それでもまた何度でも見て見ようと思います。

退会済のユーザー さんの感想・評価

4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態：観終わった

好き嫌いが はっきり分かれます どこか宇宙的な…

グロと表現してる方がいらしたけど
どこがグロいのだろう
と思いながら観始めました


私には　ツボ　

と思って観すすめておりましたが


あ ここなんだ…

ムムムム
ほんとだ･･･　　　(^_^;)

ですが
そこを通りすぎると


　　そうきたか ！！！


この、なんともいえない世界観

短編も
何作も視聴させていただいておりますが
これは初めての世界観です


受け付けない方もたくさんいらっしゃるでしょう

万人の方にお勧めできないのが
残念でなりません

『ここだけでもちょっと観てみて ね♡♡ 』

と言って　
お勧め部分だけでもチョイスして観ていただきたい･･･



ー　そして　ー

この異世界には
この描写がピッタリです

　　ねこ

と言っても
決してメルヘンではなく

声も音もあるのですが…
どこか無声映画を彷彿させるような…
夢の中を第３者として見ているような…

宇宙的な ･･･


･･･

うわうわ
後半も
やはりグロいです

私自身

グロいものを好んでいるわけではなく･･･
魅たものがグロ方向にいってしまった
という感じなのですが

この感想をごらんいただいた方で
少しでも興味を持っていただけた方がいらしたら

さわりの５分だけでも
グロいところは　まだ出てきませんので　(^^ゞ
ご覧いただけたらと思います



････そして････
　
え　！　こんな終わり方なの　？！
と私自身も驚きました　　　　　　　　(^_^;)


エンドロールの見せ方も気になってしまって
最後までドップリです

みな様におすすめできないことが
本当に残念です　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
(❁´`❁)

エウレカ さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ひたぎエンド さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

いろいろな感情が混ざるようで

こんなにも救いのない作品は初めて観ました。
作者が亡くなられた後に作られたと聞き、作者さんのことを調べたのですが、その方の考え方がそのままアニメ化されているのでしょうね。
そう感じました。
混沌、淡々と進む物語にむしろやすらぎさえ感じましました。

znarH05428 さんの感想・評価

3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

シュールだった

結構過激な描写があったが、HAPPY　TREE　FRIENDSよりはひどくない。そしてあれよりは面白かったし、猫好きなので、ひいきで高得点をつけてしまった。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

2.9
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

原作者の作品は未読です

以前から気にはなってたので視聴してみました。
少女椿が内容通り淫靡かつ悪趣味の見世物小屋とすれば、これは・・・うまく表現しづらい。
まぁこういうの嫌いな人は、そもそも見ようとも思わないでしょうがお気をつけて。頭が良くて感じやすい人は耐え難いかも。
私はアホで無学なので大丈夫ですｗ

　こういう作品のレビューなんで思った事、素直に書きます。
私もこれ描いた後に他の方がどう思ったのか、よく読んで見ようと思います。

　原作未読なのでなんとも言えないのですが、ガロとは言え完全にマンガとして破綻したものが掲載されてたとも思えず、しかもある程度社会評価を受けてアニメになってる訳ですから完全にイってる人では無かったのでしょうね。
壊れやすく感受性良すぎた人だったのでしょうけど。亡くなってるみたいだし。断片的にはブラック、総体で見るとチト外れ気味と言う人なのかなと。

　この作品の各場面のモチーフは意外とストレートにグロテスクな物です。容易に人に置き換えたら素直に　う～　って言う物が多い。芸術的なのか悪趣味なのかで言えば悪趣味に近いと思いますが、見てる側に気付かせずに気持ち悪いものを送り込む・食わせる的な作り手側の悪意は感じないすね。
だから、私は30分弱ですが内容自体に気持ち悪くなる事は余り無かった。

まぁ私が鈍いだけかもしれませんけどｗ

むしろアニメスタッフ側の技量と演出がかなりのもんかな　と思いました。
動くマンガとしての絵と動きのクォリティは高いです。
それと嫌悪感を抱かせる見せ方が巧みだなと。
最期のスタッフロールが一番不愉快で胃が重くなりました。本能的に何が人にとって不愉快なのか計算されてる気がします。

totehi さんの感想・評価

3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 1.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

今まで見たアニメで一番難解だと思った

こちらもとある方からのおすすめで視聴




感想
子供が風呂で遊ぶところから始まる。その後の展開からこんな感じのが続くのかとおもいきやシーンが変わる。色々とシーンが変わっていきその度に???となる。一言いえば夢みたいなもの。寝ていても夢だと気が付かず変な展開になったりすることがあるがそんな感じに近い。とりあえず???だったがラストにやっとわかった。エロゲでいうと素晴らしき日々みたいな感じでしたね。

サブアカウント01 さんの感想・評価

2.6
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

自分にはよく理解できない物語

うーん。流し見ではよく理解ができないです。
かなり個性が強い作品なので人を選びます。

アニメの賞もとっているので興味のある方はじっくり考察して見てもいいかもしれません。

manabu3 さんの感想・評価

4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態：観終わった

ねこが旅する奇妙で不条理な世界を華麗に描く映像美

この作品はとにかくアニメーションが凄い。
独特なアングル、ぐにゃぐにゃと揺れ動く作画、空気・水・砂の表現などなど。
本作のアニメーションの素晴らしさは筆舌に尽くし難い。流石湯浅氏だと思った。
内容についても形容し難いが、映像だけでも非常に楽しめる作品に完成している。
好きな人にとっては本当に好きな世界観とアニメーションだと思う。
私もこの世界に引き込まれてしまった。

内容について
{netabare}（この作品の内容を考察することに意味があるのかは分からないけど）
歯車を回し時間が戻る描写で、色とりどりの小さな球体が見えるが、これは太陽系だろうか。
神と思しき存在の前に置かれたお皿の上には、今度は地球が乗っている。
エンディングでは、製作者の遊び心で映像（登場人物含む）が度々巻き戻る。
「所詮、この世界もこの作品も、創造主（製作者）次第」ということなんだろうか。
ねこぢる氏に関するアニメに一貫して存在するのは「世界の不条理」のように思われる。
ねこぢる氏はそのことを描きたかったのだろうか。{/netabare}

夜。 さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

何だか観ているだけで危機感を煽られる。

ねこぢる氏が亡くなられた後に制作された…
ねこぢる原作ロードムービー風のオリジナルビデオアニメ。

姉の失われた魂を取り戻すために姉弟で旅をする
…という設定の元描かれている。


少しのBGMと効果音と共に
可愛らしくも残酷な絵柄で表現される物語は
シニカルでシュールな世界感を作り出している

何だか観ているだけで危機感を煽られる。

カタストロフィー的な表現も有り
不可思議な世界は…冒頭から終始繰り広げられる。

1つ々々を考え出すと止まらなくなる
頭がぐるぐるして目が回る

心が幼かったり
心が疲れていたりする時には見てはいけない。

フローズン さんの感想・評価

4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態：観終わった

作られるべき作品

・原作のねこぢる氏の漫画、ねこぢるシリーズファンからすればよくぞここまで作り上げてくれたというべき最高傑作
・ねこぢるを知らなければ、これをまともに受け入れる感覚は持ち合わせないかもしれない
・原作の印象的なシーンはいくつかあるが、オリジナルの表現を作り上げている
・声優の存在は無く、ＢＧＭといくつかのＳＥで成り立っている
・３０分ほどの作品だが、これほど濃密な時間はなかなか作り得ない
・夢というか、誰もが意識下に持つ「感覚」の中にいるような浮遊感が続く
・特に中盤からクライマックスに向けてのオリジナル要素、時間の概念の捉え方は鳥肌もの
・斜に構えた見方をすれば、中二病、若気といえなくもないが、これは作られるべき作品で、湯浅氏には尊敬を禁じ得ない

ガムンダ さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

評価不能

鬼才女流漫画家　ねこぢるの原作をアニメ化した作品

このアニメは評価する事が出来ません。
ストーリーは有ってないようなものですし、声優たって…
そもそも原作者以外の手によってアニメ化する事ができないでしょう。


ストーリーは支離滅裂で辻褄が合わず、強烈な印象のみを物語ります。
原作者は自らの夢を題材に漫画を書いていた様です。

アニメは原作を断片的に繋ぎ合わせてごちゃまぜにしています。
元々あってないようなストーリーなので困る事は無いと言えばそうなのですが、原作を知らない方にはこのアニメを観てねこぢるを観たと思わないで欲しい。という願望があります。

なんとも説明しようがないのですが少し違うのです。

原作漫画がどれだけシュールなのかと思われるかも知れませんが、むしろ原作の方が意味は解り易く読み易いです。
セリフの吹き出しも普通にありますし、基本的にはギャグ漫画のカテゴリーです。
ただ、別の理由で少し読み難いです。
このアニメよりもっと差別的で残酷だからです。

人によっては嫌悪感を覚えるでしょう。
そんな嫌悪感を覚える人には全く無害な漫画です。
妖しい何かに引き込まれた人は要注意です。

私は原作漫画を読んで何度となく泣きました。

ネタバレ以上に余計な情報かも知れませんが
彼女は自ら命を絶っています。