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「MEMORIES(アニメ映画)」

総合得点
69.4
感想・評価
217
棚に入れた
1035
ランキング
1827
★★★★☆ 3.8 (217)
物語
3.8
作画
4.2
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.6

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MEMORIESの感想・評価はどうでしたか?

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「22分間の全編をワンシーン・ワンカットで処理」と1度は観るべき作品

大友克洋が「若い才能と仕事がしたい」というコンセプトのもと、30代前半の気鋭のクリエイターたちと作りあげた3話オムニバス「MEMORIES」。

20分前後の短編×3話という構成だが、どれも個性ある作品になっている。

特に第3話は、22分間の全編をワンシーン・ワンカットで処理するという、驚異的かつ画期的な手法を用いており、アニメ史上に例を見ない記念碑的作品。

1度見れば「ああこれか」と印象にずっと残るような演出ばかりなのでアニメ好きな方は特に1度は観て欲しい。

ただ、リアルタイムで映画館で観るにはやや敷居が高かったのか、やっていたのは知っていたものの、BS12で2023年8月20日放送するまで観る事無くスルーしていて勿体ない事をしたと思います。

もっと高評価をあげたいところだが、短編故にストーリーの起伏による面白みが薄れているのでこのような評価にした。

投稿 : 2023/11/19
閲覧 : 71
サンキュー:

1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

見る人は選ぶけど間違いなく深いインパクトを残す作品

AKIRAで有名な大友克洋によるオムニバス作品。

個人的には一番最初の話が好み、なんか幻覚を見せられたりと結構シリアスな感じなんだけど、それゆえに怖い感じが強く印象に残りました。

2番目の話は対照的にコメディタッチながら主人公が自らテロ兵器的な感じになってしまう上に最後までそれに気づかないところに悲哀を感じましたね。主人公が人々を巻き込み、疾走するところは老人Zを思い出すものがあります。

3番目の話が正直苦手でしたね。映像による迫力とか凄かったですが、それゆえに疲れてしまう。なんというか、音楽の激しい演奏を長時間見せられてるような感覚でした。

総じて鬼才の才能を遺憾なく発揮されてると感じる3本でした。

投稿 : 2023/08/27
閲覧 : 100
サンキュー:

6

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映像を極める

3つの作品があるので、レビューはそれぞれの作品に対してしようと思う。
どの作品も、緻密に描きこまれた絵で、色彩にもこだわりを感じた。
映像としての評価は、3つとも文句なし。

Episode. 1「彼女の想いで」
物語も映像も、とんでもなくよかった。
物語は、不思議で不気味で、引き込まれるような魅力があった。
映像は、物語の不気味さを際立たせつつ、映像単体として見ても美しい。脚本・設定は今敏とのことで、今敏作品に通じる映像美があった。

Episode. 2「最臭兵器」
描き込みは細かいと思ったが、映像面でのこだわりはあまり感じなかった。
兵器が出てきたり、爆発が起きたりするので、絵面は派手。
ただ、物語はあまり面白くなかった。
{netabare}たった一つのカプセルを飲んだだけで、一人の人間が兵器級の異臭人間に変わってしまうという設定が荒唐無稽すぎた。
あと、元凶の田中信男が、騒動の原因が自分であることに最後まで気づかないというのは無理がある。田中信男は研究者っぽいが、そんなどんくさい研究者がいるだろうか。{/netabare}

Episode. 3「大砲の街」
物語性はあまりなく、映像に全振りしたような作品。
ワンカットで作られている作品を見たのはこれが初めて。
不思議な没入感があるような気がする。
場面転換がないわけではなく、カット中の写真などを利用して上手く場面転換している。
ただ、没入感があるだけに、見るのが疲れる、とも感じた。

投稿 : 2023/03/18
閲覧 : 100
サンキュー:

2

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「彼女の思い出」

「童夢」や「AKIRA」などで世界的に有名な大友克洋が総監督するオムニバス式SFアニメ作品。

このなかでは一番「彼女の思い出」が感慨深い。。。

個人的に人の「死」は「二度」あると思っている。

一度目は「物理的」な死。

二度目は「精神的」な死である。

一度目の死は遅かれ早かれ、生きている人間は必ずいつか「死ぬ」。

しかし二度目の死は「回避」ができる。

それは、本や写真、映像などの「記録」されているものから、伝承や継承、思い出など「記憶」されていることによって、たとえ肉体が滅んでもその人は「生き」続けるのである。

人間にとって一番悲しいことは、人に「忘れ」られることであり、人々の「記録」や「記憶」から消去されることによって、人は絶望的な「死」にいたるのだろう。

この「MEMORIES」においては、「彼女の思い出」の中に内包された悲しい思い出も楽しい思い出も全てが等しく「MEMORIES(記憶)」であり、
忘れ去られてしまうことの悲しさや虚無感、孤独が人間にとって一番辛いことだと教えてくれている。

投稿 : 2022/01/25
閲覧 : 388
サンキュー:

11

ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

タイトルなし

全部面白いが特に最臭兵器が笑えてお気に入り

投稿 : 2021/09/16
閲覧 : 220
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3

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

3話オムニバス映画

アキラを観ていたので、映画を知り、映画館で視聴した記憶です。
前提知識が全くなかったので、3話オムニバス形式に戸惑った記憶のみ残っていました。

今観ても作画が凄いですね。
内容は、なんていうか、スペースファンタジーの作画とミリタリーアクションの作画とスチームパンクの作画をみせる内容って感想です。

投稿 : 2020/11/17
閲覧 : 263
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5

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オムニバス3作品

これずっと気になってたんですよね。
ようやく観ました。

1話目はSFホラーな作品。
脚本は今敏さんなんですね。
やはり他人の意識に入り込む的な内容。

2話目は現代(当時の)日本を舞台にした
ブラックコメディ的な話
世にも奇妙な物語でやりそうな
壮大でシュ-ルな内容。

3話目は欧米の童話の絵
のようなタッチで描く
スチ-ムパンクみたいな世界観
を舞台にしている。

どれもひとクセふたクセある作品でした。
最近こういった作品
あまり無いですよね。

投稿 : 2020/10/13
閲覧 : 264
サンキュー:

5

ネタバレ

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

3回目2020.9.20

3回目2020.9.20

投稿 : 2020/09/20
閲覧 : 322
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0

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

短編3作品、個性はどれも彩り鮮やか

 アニメや漫画をある程度好きであるなら一度は聞いたことがあるだろう名前が大友克洋。代表作に『AKIRA』『スチームボーイ』などがある。
 原点は漫画にあり、そこから映像作品も手掛けるようになっていき、1995年に本作品『MEMORIES』を公開した。
 当時はテレビでアニメを楽しむのがせいぜいで、ドラゴンボールやらセーラームーン、スレイヤーズ、エヴァンゲリオンなどを楽しむ程度だった。
 まさか当時の大人たちはこんな面白い作品を楽しんでいたのか。もっと早く出会いたかった。

 3つの作品はどれも個性的でストーリー的に関係はなく、全く別の作品といえる。最近の短編だけれど、実は世界観は繋がっていて、終わってみたら話が繋がっていたみたいな手法(小説に多い印象)の短編ではない。
 しかしながら、共通する部分もあり、この共通項を持ちながら、別々の見せ方で楽しませるというのは本当にスゴイ作品だと感じた。
 いやいや、間違いない。名作です。一回見ただけだけれど、ちゃんと分からせる演出なども秀逸。
 最高の約2時間となっている。

 続きのレビューはもう一度見てから詳しく書くつもりだけれど、とにかくメチャクチャ良い。
 ちなみに1番好きになったのは最後の『大砲の街』大好物だった。

投稿 : 2020/09/20
閲覧 : 234
サンキュー:

2

OK! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

2020/08/21 終了

投稿 : 2020/08/21
閲覧 : 222
サンキュー:

1

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

メモリーズ

2020.8.7 視聴完了。

独立した3話で構成されている映画。

EP1 「彼女の想いで」
面白かった。
ハリウッドで実写化してもいいくらい素晴らしい。

EP2 「最臭兵器」
・・・・・・どうすんの、これ・・・?

EP3 「大砲の街」
WW2の日本やドイツがモデルなのかなと思うけど
私は北の将軍を思い起こさせる。

投稿 : 2020/08/07
閲覧 : 250
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6

パスタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ふつうに面白かった

特に激しく惹かれたとか、拒絶反応起こすって事もなく普通に楽しめました。
まあ時間ある人は観てね程度な感じでした。

1作目は情緒深くて話も深くて面白かった
2作目は世界一臭くなった男が不本意に世界をぶっ壊していくと言う中々ぶっとんだコメディ系で楽しく観れたと思う
3作目は意味不明

って事でこれぐらいの評価ですね
大友克洋さんは大好きすぎてAKIRAや童夢など何度も読み返したが、これは正直何がしたかったのか分からん笑
とは言え、まあ十分には楽しめたと思う
大友さんを好きな方はぜったい観た方が良いと思います。興味ない人は観んでいい

投稿 : 2020/07/25
閲覧 : 222
サンキュー:

1

ネタバレ

順順 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

3話詰め合わせ

1話目は面白かった

2話目は主人公がバカでイライラする

3話目はよく分からん

投稿 : 2020/02/21
閲覧 : 191
サンキュー:

1

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

全部面白いってオムニバスのアニメ映画だと珍しいような・・・・・

①『彼女の想いで』②『最臭兵器』③『大砲の街』の三作から成るオムニバス映画。

多分オムニバス形式のアニメ映画だと一番有名じゃない?総監督も大友さんだし。

原作がある作品もあるらしいけど、内容はほぼオリジナル。

アニメ映画だから三作とも作画は良い、ただ①②は似ているが③は独特、背景作画は良いにしてもキャラクターデザインが妖怪のような人間になっている、ただこの作品自体思想がありそうな作品だから何かしらの意味がある・・・・のかもしれない。


ちなみにオープニングエンディングの曲は石野卓球、あの事件が起きるまで名前も知らなかったから、もしあの事件が無かったらスルーしてたわ(笑)



それぞれの作品感想。
一応作品のストーリー性で順位付けをしたけど、オムニバスには珍しく三作とも同じぐらい楽しめた。

①三作の中だと一番面白かった、まあちょっとしたホラー作品だよな、洋画のホラーでありそうな内容だけど、ミゲルが女の幻影に囚われる場面とか、昔見た客船を調査する映画に似てるような・・・・ただあの作品は人外みたいな存在が関わっていて最後に助かった主人公を尻目に新しい客船に乗り込んだってオチだった気がする、名前も思い出せない作品だから超うろ覚えだけど(笑)


②ストーリーに関しては他二作に見劣りするかな、ただ普通こういうドタバタコメディってもっと簡単な描き方されるけど、この作品はそこを真面目に描いている、出てくる場所はもちろん使われる武器も本物で、信夫に対する総攻撃は映画館で観たいって思うレベルで良かった、だから内容を楽しむっていうより絵を楽しむ作品かな。


③ストーリーだと二番目、この作品だけ作画が特徴的でちょっとしたスチームパンク的な世界観だけど、それより気になるのが子供が父親に「どこと戦争してるの?」って聞いて父親が「子供は知らなくていい」って言った場面、何かシニカル的なものを感じるんだけど・・・・・・どうなんだろ?

投稿 : 2019/12/03
閲覧 : 230
サンキュー:

0

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

三者三様

このアニメを見たのは大分前ですが、確か1話で脚本やってる今敏目当てで見たんだった気がします。そしてやっぱり一番気に入ったのも1話でした。夢と現実の交錯する今敏にうってつけの作品だったのではないでしょうか。
自分は「パーフェクトブルー」同様、当事者の視点と観測者の視点との関係を感じました。もう終わってしまった物語と、それを見て影響される人々。「深淵をのぞいている時、云々」でもないですが。
また未来的な宇宙技術とオペラなどのクラシカルな要素の対比も印象的でした。「トスカ」も好きですし...
それから地味に小道具設定に磯光雄がいて驚きました。どんな役職かしらないけれど。

自分はあまりAKIRAとかも好きになれなかった人間ですが他の2作、最臭兵器と大砲の街も楽しめました。

投稿 : 2017/12/09
閲覧 : 335
サンキュー:

2

ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

1995年といったら攻殻劇場公開、エヴァTV放送と華々しく、ジャパニメーションなんて造語も流行ったときで

その同じ時期の作品にして、
当時、ジャパニメーションの御曹司のようにたてまつられ、また、「童夢」とか「AKIRA」とかでMANGAの旗手のようにも言われてた、大友克洋さん原作の3篇の短編からなるオムニバス作品で、大友さんが全体監修兼3作目の監督をつとめたのがこのアニメ。

このみっつの短編なんだけど、
妄想幻覚系SFホラー、SFミリタリー+サスペンスコメディ、セカイ系の元祖みたいな鬱ファンタジー、と、3作3様のアプローチで愉しませてくれる。
まあ全体のトーンは鬱に尽きるんですけども。そして、万人向きではないけれど。「グロは嫌だけど心理的に追い込まれる鬱系作品が好き」な人には、ぜひにとお勧めしたいアニメです。


{netabare}
最初が「彼女の想いで」。宇宙空間での、尻の浮くような不安定感がよく表現されていて、そんな中で、幻覚装置に取り込まれて夢の中を生きることになる宇宙船員と、宇宙に放り出されてしまってひとり漂流していく宇宙船員の、それぞれの孤独な末路が描かれる。
ガンダムでは表現できなかった、宇宙空間の怖さ・寂しさが秀逸。

2番目が「最臭兵器」。間違って飲み薬を飲んだだけで、意図せず無双の殺人兵器化しちゃった山梨の研究所の職員が上司の指示と誤解のために東京を目指す話。無双化というのが、「めちゃくちゃ臭い」というのがポイントで、人を殺すばかりでなく電子機器まで狂わせてしまう。この職員を殺す以外に東京を守るスベはない。ということになって最後は米軍まで繰り出して、という凄惨なはなしをサスペンス風味のコメディタッチで描く。オチが読めちゃうのが難点だけど、この無双化した職員の暴走が面白い。

出色なのが、三作目の「大砲の街」。エヴァの使徒迎撃用要塞都市みたいな、敵を砲撃するための大砲だらけ、砲手だらけの暗い街が舞台なんだけど、はなしの中では、攻撃する相手は一切明らかにされず、ただ大砲を撃って戦いつづける、という軍事に特化した異様な生活が淡々と描かれる。これは、大友監督作なんだけど、まるで押井作品のようでもあり、静かで、陰鬱なトーンが胃の腑にずん、とこたえる。
{/netabare}

投稿 : 2017/09/04
閲覧 : 331
サンキュー:

8

sobranie さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大友映画3話構成

最臭兵器がすきです。

1・彼女の想いで
大友さんらしい
2・最臭兵器
口臭の臭う知合いを思い出しました
3・大砲の街
月月火水木金金

投稿 : 2017/04/06
閲覧 : 294
サンキュー:

0

ブラックテクノロジー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFアニメ映画

大友克洋らしい世界観のSFアニメ映画

音楽の使い方も上手いというか大友アニメの世界観の構築には不可欠

投稿 : 2017/03/20
閲覧 : 248
サンキュー:

1

ネタバレ

しゃけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

流石です!

端的に言おう。
すごい、クオリティがすごい、作画がすごい、間がすごい、物がすごい。
1,2,3話全く違う毛色の作品ですが全部すごいです。
1,2は大衆向けだと思いますが3は人を選ぶものだと思います(私は途中で断念)ただこのころのアニメのすごさを再確認させられる作品なのは間違いなしです。
まだまだ私の知らないアニメがたくさんある。

投稿 : 2016/11/04
閲覧 : 241
サンキュー:

0

全身タイツ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

短編3作

もう随分昔に観た作品なので忘れているところもあるのですが、作品中の第1作の“彼女の想い出”が収められている短編集が見つかったので記念レビューです。

1、彼女の想い出

原作は30ページ程の短編です。読んだ後に映像化を知ったので、どのように話を膨らませるかとても興味を持っていたと思いますが、“彼女”の過去とか原作では描かれていなかったところなんか上手く掘り起こしていたような気がしました。
余談ですがYou TubeのMADが恰好良くてお気に入りです。

参考までに
https://www.youtube.com/watch?v=yXE96OvKOuU

2、最臭兵器

作品中、一番大友作品らしさが出ています。
些細なことからパニックへと膨らむ展開をコミカルに描いているところがいかにもですね。
無駄に細かい作画が余計にバカバカしく感じました。
オチも良かったです。
これが一番わかりやすいんじゃないかな?

3、大砲の街

とにかく大砲を撃ちます。ひたすら撃ちます。
たしかカット割りなし、1カットで作品を作り上げてたような気がします。

投稿 : 2016/02/27
閲覧 : 334
サンキュー:

5

Lickington さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

3作目が本番!

3部構成の作品

第1部
突然のSOSコールのために探索する宇宙船の話
内容からいうとあまり深いものではなかった
特に,種明かしが全くなくてこのままだとどうしようもないなという感じ
何が伝えたいのか,この物語の主張はなんであるかがまったくわからなかった
視聴者に対してどんな思想的深みを与えられるかに重きを置いた作品が素晴らしいと,私は思っているのでこの作品はあまり心に打たれるということはなかった
よくある展開といってしまってもいいと思う

第2作
風邪をこじらせてしまった主人公が体調を悪くなってしまったところからこの物語は始まる
最終部分でのオチは予想がついたし,前作同様制作が伝えたいところがわからなかった
シニカルな笑いのエンドはそれ以上でもそれ以下でもなかった

第3作
はじめは全く期待しないで見ていた
キャラデザもあまり気持ちがいいものではなかった
しかし結果的には今作は全く毛色の違いものであった
物語は軍事モノの様相を呈している
弾道学がでてきて,ちょっと興味がわいた
農薬がどうのとかいう話もあった

その国では大砲を何発も打つ
そこで少年は聞く
「僕たちはどこと戦争をしているの?」
父はくぼんだ目で一言
「それは大人になったらわかる」
このやりとりはとても心にしみるいい描写だったと思う
荒廃しきった社会で何と戦っているのか
その意味は何であるかを問いかける
(見ている人を疑心暗鬼にさせるだけかもしれないが...)

現代社会においては自分自身が戦いの標的であるということの隠喩であるのかもしれない
そして最後に警報がなってこの物語は終わる
これは俺たちの戦いはこれからだendと全く変わらないだろう
ちょっといい話に感じたが,よく考えると,どうしようもなくくだらない話なような気もする
だけどこれは疑問の答えも示しているかもしれない
不均衡な世界だとしても,人々が成長することで世界に何が起こっているかが理解できるようになる
解決するにはまずそれを十分知らなければならない
そんなこれからの希望が見えてくる作品であったかなという感じ
ぜひ3作目までは耐えて見て欲しい

投稿 : 2015/03/31
閲覧 : 339
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

思い?想い?

このMEMORIESは3作品を一つのパッケージにした映画です
よって1作づつ別の物語で監督も違います

「彼女の想いで」は宇宙でのデブリ業チームがあるモノに引き寄せられる物語

「最臭兵器」は製薬会社に務めるサラリーマンがある事から自衛隊や米軍まで巻き込むトラブルメーカーに

「大砲の街」はその名の通り大砲だけを撃つ街に住む一家の日常

それぞれが全く違うカテゴリーで構成されています
全部で2時間、面白さは…私には微妙でした

原作はすべて大友克洋さんです。

投稿 : 2014/12/01
閲覧 : 440
ネタバレ

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

「世にも奇妙な~」の特盛りマシマシ版ってとこですか。

大友克弘氏の監督作品。

オムニバス形式、3話からなっています。

1、「彼女の想いで」
舞台は宇宙、世界観、BGMともに1番惹かれましたが
ストーリー的には好みじゃなかったです。

3、「大砲の街」
設定は斬新でしたがこれも1と同じような感想。

2、「最臭兵器」
これが個人的には1番インパクトあったかなぁ。

主人公が風邪をひいて、医者で治療してもらいますが
いまいち良くならない。
職場(製薬会社?)でサンプルの解熱剤を飲んだつもりが
実は、、、、、

{netabare}
殺人ガスを体から発するとんでもない薬でした。
主人公はそれを知りませんから。加えてそれを
知らない政府関係者から「マル秘資料を持ってこい!」
って、ヤバいでしょ。
{/netabare}

人間一人に陸海空軍、総出動!(すごい展開です)
結末は、、、、、
まあ、そうでしょうね。

「世にも~」が好きな方には結構オススメかな。

もう20年近く昔の作品になりますが、作画は神レベル
ですね。まさにアニメならではの作品だと思います。

投稿 : 2014/05/20
閲覧 : 312
サンキュー:

14

JJunuJJ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

大友克洋監修の3話オムニバスだけど....

絵は、綺麗だけど。。。

中身は、いまいち。

まったく、楽しめなかった。


大友ワールドがお好きな方どーぞ。

投稿 : 2014/03/12
閲覧 : 268
サンキュー:

0

ネタバレ

紅のイベリコ豚 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

大友克洋ぶし

オムニバス作品。
①彼女の想いで
②最臭兵器
③大砲の街

特に①がすごく良かった。大友さんのおはこのSF作品で、宇宙もので、かつ、不気味な超常現象(彼女の想い)。
この①を見るだけでも価値あると感じます。

②はコメディ。①がしっとり?としたラストで、そこからいきなりとぼけた場面になったのでちょっとびっくり。なれれば面白い。

③はよくわからなかったです。

投稿 : 2013/10/09
閲覧 : 247
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

イイヨ!

性格の異なる物語を三作収録した劇場用オムニバス作品。だったと思う。/感想 一話目、二話目はまぁノーマルな作風でしたが、三作目は完全にイッっちゃっております。コイツは極めてトレインス○ッティングな状態の人間が見ているであろう人間の姿を、キャラクターデザインとして用いているに違いない。そんなブラック・ジョークを交えながら、友人らと共に鑑賞した記憶があります。このアブノーマルな三作目は、まー別に観なくても良いんですけど、興味があんなら観てみるのもいいでしょう。アブノーマルなノリ・雰囲気、またはイッてる感じの画風がお好きなら、楽しめるんじゃないのー。しかしながら、大友先生のアタマん中ってのはどうなっちゃってるんでしょうかね。凡人には計りかねます。もし意図的にイッてる感じを出してるんだとしたら、カ〜ッ! モノスゲエお仕事ブチカマしてくれるもんですナ〜! そんな感じですよ。まーとにかく、他には無いであろう雰囲気出てるんで、良かったんですよ。

投稿 : 2013/08/31
閲覧 : 247

コンス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

彼女の想いでがすべてではない

大砲の街こそが面白いと言ったらいかにもオタの感想になるのでやめよう。

たしかに彼女の想いでは言い出来だしストーリーとしてもわかりやすいので導入部としては最適。

最臭兵器は好みの分かれるところか。

投稿 : 2013/08/24
閲覧 : 287
サンキュー:

1

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

独特な世界観

話の筋がまったく別々のお話が3話入っています。

第一話は未来のお話。
2092年、一仕事を終えた宇宙船がたまたま拾った救難信号。
それが発信された場所へ行ってみるや否やそこはみ見たこともない宇宙のゴミ溜めだった。
しかし救難信号があるということは、生存者の存在を意味することに他ならない。
仕方なく救出に向かうお調子者のミゲルと堅実なハインツ。
そこで彼らを待ち受けていたものは時間と共に凍りついたお城と1人の女性だった。

{netabare}

個人的にはあまり好きではない終わり方でした。
屈折した愛は永遠にまっすぐ飛び続けるということはなく
閾値を超えてしまうと天地がひっくり返るように
まったく別のものとして宇宙をさまよい続けることになる。
ミゲルは見事に夢の温かい泥の中に沈んでいき
ハインツは現実のサルベージを受けることができた。
でもなにも宇宙船で待っててくれた2人まで殺すことはないのにと思いましたね(笑)
結局、あの星にもミゲルにも救いが一切ありませんね。
残酷でした。
またそれとは逆にその星は非常に教訓的で象徴的なメタファーだとも感じました。
思い出は安易な幸福感と充実感のためではなく、
その人自身の原動力となり、生涯の糧となるような熱源であって欲しいですね。

現実的効用のあるストーリーだと僕は思います。


{/netabare}





第二話は笑いの要素を含んだお話。
薬品の研究に携わる研究員、田中信夫。
鈍感で、ちょっと抜けてる彼は風邪をひいてしまい
聞き覚えのあるデザインと同じ薬を飲んだら、あら大変という感じ。

個人的にはこういう話なら両さんの方が面白いと思いました(笑)


第三話は『大砲の街』。
大砲を打ち続ける街に住むある一家に目線を絞りその一日を描いた作品。
画も絵本チックで不思議な作品です。

{netabare}

いもしない敵に向かって大砲を放ち続ける姿は何かの儀式みたいでした。

あの大砲に意味はあるのでしょうか。
何かに怯えているのか。
権力のみせしめなのか。
大砲しかない街が大砲を失わないようにしているある種ひつようなことなのか。
はたまた軍事国家の悲惨さなのか。
無駄なことばかりしている政治の風刺なのか。

いろんなことを考えてしまいますね。

{/netabare}


全体的にこの映画はリアルです。
アニメではあるけれどなにか現実的なところに惹きつけられます。
それは画であったり、人の動きや会話であったりと。

こういった一味違った映画もいいものです。

投稿 : 2013/08/10
閲覧 : 453
サンキュー:

5

ネタバレ

きききき さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

久々におもしろいアニメ映画だった

3つの作品からなるオムニバス作品
1「彼女の想いで」

個人的には微妙。ホラーよりの物語が嫌いなのかもしれない

2「最臭兵器」

良作。中盤の爆撃描写が好きです。全体的に笑える作品。

3「大砲の街」

雰囲気アニメ。その雰囲気で好みが分かれそう。

投稿 : 2013/07/23
閲覧 : 410
サンキュー:

2

葵ジュニRSS さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

勇ましさとせつなさとバカバカしさと

大友克洋製作のオムニバス作品。
「彼女の想いで…」は、怖いというよりせつない物語。平凡でつらい現実よりも、楽しく理想的な夢を選んでしまう気持ちはわからなくもない。
「最臭兵器」は、とても笑えるコメディ。文字通り最終兵器によって日本が危機に陥り、自衛隊やら米軍やらが出てきてとんでもない展開になる。このやり過ぎ感がバカバカしくてたまらない。オチも強烈。
「大砲の街」は、作り方が凝っている。すべて1カットで作られているため、場面の転換の仕方ががスムーズでおもしろい。
ただ大砲を撃つだけの話なのだけど、その過程が丁寧に作りこまれていて、見ていてテンションがあがってくる。
いずれもなかなかに面白い作品で、はずれはなし。毛色が違った3作品なので、どれか一つくらいは好みが見つかるだろう。

投稿 : 2013/07/18
閲覧 : 263
サンキュー:

4

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MEMORIESのストーリー・あらすじ

大友克弘が製作総指揮と総監督を務めた、3話から成る劇場用オムニバス・アニメーション大作。遭難した宇宙船を舞台にした、大友の同名漫画を今敏が脚色したSFドラマ「彼女の想いで」。誤って実験用の薬を飲んだ男が巻き起こす一大パニックを描くブラック・コメディ「最臭兵器」。大砲を撃つための街に暮らす少年の日々を綴る大友監督作「大砲の街」。いずれもセンス・オブ・ワンダーに彩られた奇妙な味わいが特徴となっている。(アニメ映画『MEMORIES』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1995年12月23日
制作会社
STUDIO4℃ / マッドハウス

声優・キャラクター

磯部勉、山寺宏一、高島雅羅、飯塚昭三、堀秀行、羽佐間道夫、大塚周夫、林勇、キートン山田、山本圭子、仲木隆司

スタッフ

≪彼女の想いで≫原作:大友克洋、≪最臭兵器≫原作・キャラ原案:大友克洋、≪大砲の街≫原作・キャラ原案:大友克洋、 総監督:大友克洋、監督:≪彼女の想いで≫森本晃司、≪最臭兵器≫岡村天斎、≪大砲の街≫大友克洋、製作総指揮:大友克洋、オープニング&エンディング音楽:石野卓球、≪彼女の想いで≫脚本・設定:今敏、音楽:菅野よう子、≪最臭兵器≫脚本:大友克洋、監修:川尻善昭、≪大砲の街≫脚本・美術:大友克洋、音楽:長嶌寛幸

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