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「火の鳥・ヤマト編(OVA)」

総合得点
67.3
感想・評価
23
棚に入れた
120
ランキング
2535
★★★★☆ 3.7 (23)
物語
3.9
作画
3.6
声優
3.6
音楽
3.7
キャラ
3.8

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火の鳥・ヤマト編の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

空白の4世紀

ヨーロッパの伝説に「ムー大陸」やら「アトランティス」があるように、わが国日本でも「空白の4世紀」こと「邪馬台国」がある。

1960年代に漫画の神様こと手塚治虫は、この「空白の4世紀」を当時流行っていた「騎馬民族征服説」になぞらえて「火の鳥」の一篇「黎明編」として描いた。

最近では国民的漫画「ワンピース」に登場する世界政府に滅ぼされた王国がこの「邪馬台国」とそっくりな歴史をたどっているということで、話題になったりもした。

この「ヤマト編」は「黎明編」の続きであり、いわゆる日本の皇室こと「天皇家」の始まりを描いているわけだが、漫画に比べるとこのアニメは特段古臭く感じてしまう。

投稿 : 2020/06/11
閲覧 : 282
サンキュー:

6

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

巨匠のライフワーク2

このヤマト編は
日本国内が大和の国、クマソの国などと呼ばれ
領地を求めて争っていた古代が舞台です。
古代の因習と互いの立場に縛られながら
惹かれ合う二人。
そう言えばその作品には
火の鳥の主人公猿田が出てないですね。

あの独特の鼻に人間の業を背負う
猿田がでていないぶんだけ
灰汁は強くないですが、
それでも巨匠のエグさは十分堪能できます。

投稿 : 2016/07/31
閲覧 : 380
サンキュー:

1

ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

オグナとカジカ

古墳時代を舞台に古事記や日本書記をベースにした本作
ほぼ原作に準じた内容でありながら、細かいところが若干アレンジされている
宇宙編や他の火の鳥作品と比べれば後味は良い方かも

感想 ネタバレだらけのメモです。{netabare}
オグナとカジカの出会いと、お互いがどうしようもなく惹かれあう姿が凄く良い。お互い敵同士なのに愛してしまうなんて、まるでロミオとジュリエットみたいだ。
主人公のオグナがヤマト国の王子でなければ・・もし、カジカの兄の川上タケルを殺さなければ、平凡に一生をカジカと共に過ごせたのだろうか?
可愛さ余って憎さ百倍と言うけれども、裏切られたカジカがオグナを追い、ヤマトの国へ向かうところに執念を感じた。

火の鳥がオグナをカジカから逃がす時に「まだ死ぬ運命ではない。成し遂げなくてはいけないことがある」というふうに諭すシーンがあったけれども、
その定めが古墳の殉死の慣習を身を持って終わらせるというのがあまりにも悲しい。
牢獄に入っている殉死予定者を助け出そうとして失敗し、火の鳥のエキスを浴びて生き埋めにされた土の中で1年生き続けて笛を吹き、死んだはずのオグナの笛の音が聞こえるとそれに怯えた兄達が殉死の慣習をやめるキッカケとなるのが歴史とリンクして感動する。

だけど・・・。
悲しい・・あまりにも悲しすぎる・・!
来世で一緒になろう・・と言いながら月の中で手を繋いだまま死んでしまうなんて。今世で一緒になってよ・・(無茶振りw)
火の鳥が言ってた「成し遂げなくてはならない運命」がこの事なら、あまりにも過酷な運命だなぁ。{/netabare}

投稿 : 2016/06/02
閲覧 : 546
サンキュー:

29

ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

日本的なアニメで、外国人に紹介できる

 ちょっと古いアニメで、当時は美しいと言われていた本作も、最近の基準では作画(特に人物描写など)はあまりよくないということになりそうです。ただ、お話の展開や全体に流れる「日本的な」雰囲気から、私としては、日本的なアニメといえば本作をまず紹介します。
 火の鳥というのは、永遠の命を持つ鳥で、手塚治虫のライフワークとも呼ぶべき壮大なシリーズです。宇宙編とか未来編とか○○編という形でお話がつくられており、その中でヤマト朝廷が栄えていた時代のお話がこのヤマト編というわけです。ただ、このアニメを鑑賞するには、さしあたってそういう背景知識は不要です。
 ヤマト朝廷は、日本全国に支配領域を拡大しつつありましたが、九州のクマソの国(多分、現在の熊本、鹿児島、宮崎)は、ヤマト朝廷と対立していました。ヤマトの王子である、オグナは、父から命じられて、クマソの長である、川上タケル を殺害すべく単身、クマソに旅に出されます。 {netabare} クマソの国では、川上タケルの妹であるカジカと恋仲になりながら、見事川上タケルの殺害に成功します。しかし、逃亡中、カジカとクマソの軍隊に追い詰められてしまいます。ここで、火の鳥が登場し、オグナにはまだ使命があるのでここで死んではならないと言ってオグナを助けます。オグナをとり逃してしまったカジカは、軍をクマソに返して、単身 兄の敵を撃つべく、オグナを追いかけます。ヤマトに帰ったオグナは、兄たちから、父は既に他界していること、実は、オグナはヤマト朝廷に征服された一族の女に産ませた子であるのでいつか自分の血に目覚めて歯向かうのではないかと恐れられ、むしろ死んでもらうために単身クマソに旅に出されたという事実を、知らされ、愕然とします。さらに、父の墓所建造に際して、奴隷・侍女などの中から、多数の殉死者(その中には、オグナを追ってはるばるヤマトにやってきたカジカが含まれる)を出す計画であることを兄から聞かされ、その牢獄に入っている殉死予定者を助け出そうとします。しかし、牢獄を解放することに失敗し、兄たちにバレてしまい、オグナも殉死予定者に加えられてしまい、牢屋に入れられてしまいます。そこに、火の鳥が再び登場し、殉死予定者に命のエキスを振りまき、ヤマト朝廷の殉死の慣習をやめさせることが使命であると告げます。翌日、オグナ、カジカら、殉死予定者は予定どうり埋葬されてしまいますが、火の鳥のエキスを浴びているので、土の中で生きています。墓から、死んだはずのオグナの笛の音が1年にわたってときどき聞こえてくるので、兄たちは気が狂いそうになります。その後、ヤマト朝廷は殉死の慣習をやめたというお話です。{/netabare}
お話の展開は古事記をベースにしているせいか、いかにも日本的で、美しい背景、笛の音など上手くマッチしており、それなりの世界観を形成しています。
日本的なアニメを探しておられる方に紹介してあげてください。

投稿 : 2015/02/10
閲覧 : 706
サンキュー:

5

LYS さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/07/30
閲覧 : 66

Kirito さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/03/24
閲覧 : 73

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2020/03/21
閲覧 : 59

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/08/13
閲覧 : 76

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2018/05/06
閲覧 : 101

cLzNA78240 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/07/10
閲覧 : 120

rfuka さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:----

投稿 : 2015/09/26
閲覧 : 121

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2015/06/23
閲覧 : 79

店長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/12/18
閲覧 : 138

もょもと7 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/11/27
閲覧 : 142

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/10/06
閲覧 : 150

わんさか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/04/26
閲覧 : 148

Seven_7G3A さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2013/04/13
閲覧 : 138

basser-n さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/02/18
閲覧 : 165

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2013/02/05
閲覧 : 125

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2013/01/19
閲覧 : 123

橙色夜想曲 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2012/06/10
閲覧 : 161

watawata さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2011/11/03
閲覧 : 183

sepia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:----

投稿 : 2011/05/27
閲覧 : 225

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火の鳥・ヤマト編のストーリー・あらすじ

 漫画の神様・手塚治虫のライフワークである傑作『火の鳥』の一エピソード「ヤマト編」のOVA化。時は日本の古墳時代。父の密命を受けたヤマト国の王子オグナは、勢力を拡大中のクマソ国の首領・川上タケルの暗殺を図る。だが傷を負ったオグナは、偶然にタケルの妹カジカに救われた。双方の間に淡い思慕の念が芽生え、二人の思いは、カジカの婚約者イマリをオグナが排斥したことでさらに強まる。そんな彼らの前に出現するのは、その血を飲めば永遠の命が得られるという伝説の「火の鳥」だった。オグナの男子としての器量を認め、カジカとの婚姻さえ認めようとするタケル。オグナはカジカへの想いと英傑タケルへの敬意、そして父から託された使命の狭間で深く苦悩するが……。 本作の前年1986年に劇場アニメとして公開された『火の鳥 鳳凰編』に続くアニメ化企画の第二弾で、今回はリリース形態を変えてOVAとして発売された。監督は前作のりんたろうから、『ユニコ』の平田敏夫に交代。1時間弱の時間枠の中に、手塚ロマンの秀作を手堅くまとめている。(OVA『火の鳥・ヤマト編』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
OVA
放送時期
1987年8月1日

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