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「マルドゥック・スクランブル 圧縮(アニメ映画)」

総合得点
67.2
感想・評価
337
棚に入れた
1812
ランキング
2582
★★★★☆ 3.8 (337)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.8
音楽
3.6
キャラ
3.8

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マルドゥック・スクランブル 圧縮の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

すくらんぶる、まいぶれいん。。

すごい。。のかな?

情報が多すぎる(私には。。)
正直第二クールまでやったテレビ版の総集編といわれれば納得するような感じ

なーんで被害にあった女の子が裁判に出るのはいいとして戦ってるのやら
説明あったとは思うが情報多すぎて。。。ごふっ。。


声優さんは◎

黄色ネズミが色々メタモルフォーゼするのとか
その他敵とか色々アイディアはいいと思った

なんか攻殻機動隊のセカンドギグっぽいのやりたいのかなぁという印象

これ映画館でやったんかな。。初見で理解できた人はすごいなぁ

主人公もネズミもどちらもクールなので、どちらかが熱があればもちっと観やすかったかと。

続編は。。いいかな。。

投稿 : 2024/08/05
閲覧 : 36
サンキュー:

1

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「それは、彼女の選択──」

SFですが、それはあくまでも舞台設定、つまり、土台部分のような感じです。
物語としては、どちらかと言うとサスペンス的な要素が強いかもしれません。

この物語では、主人公の少女が、ネズミ型の万能兵器と行動を共にします。
その兵器は、人と会話ができ、少女が心を通わせられる相手になっていきます。
そして、少女は、次第にその兵器の"彼"に対して特別な感情を抱いていきます。
しかし、一方で、その兵器の力を手に入れた少女は、無双状態にもなっていきます。
その結果、その兵器の彼を追い詰めてしまうことになるのですが・・・。


■3部構成
{netabare}
この物語は、『圧縮』、『燃焼』、『排気』と3部構成になっています。
3部構成だからと言って、単純に1つの物語を3分割したわけではありません。
1つの部をアクションパートと頭脳戦パートで構成し飽きさせません。

主人公の少女は、正直、ちょっとあかぬけないキャラデザです。
しかし、頭脳戦パートでは、必ずお色直しをして、それがとても綺麗で可愛いです。
しかも、3部とも違うお色直しをするのでそこが見どころの1つとなっています。
{/netabare}


■タイトルについて
{netabare}
最初、「マルドゥック・スクランブル」と言うタイトルってなんだろうと思います。

台湾版の現地タイトルは、「殻中少女」です。
これは、この物語そのままの実に分かりやすいタイトルです。
この物語は、あることがきっかけで自分の「殻」に閉じこもってしまった少女の話です。
それが、3部を通して自分の「殻」を破り飛び出す物語だからです。

「マルドゥック」とは、劇中に登場する法律の名前です。
神話の神様の名前にちなんだものです。
一方、面白いのは「スクランブル」の方です。
「はい登る、よじ登る、奮闘する」等の意味があり、まさしくこの少女の姿そのもの。
「殻中少女」は、この物語の内容を良く表しています。
しかし、「スクランブル」は、さらにそこから一歩踏み出した意味になっています。

そして、「スクランブル」と言えば、かき混ぜると言う意味があります。
この物語のテーマは、全体的に「卵」がモチーフになっています。
そして、少女がその「殻」を破り出てくることがテーマになっています。
でも、ただ卵の「殻」を割って中身を出すだけではダメなんです。
「殻」の中に閉じこもってしまった原因となったこの世界に一矢報いないと。

そこで、少女を助けたドクターの「卵をかき混ぜるぞ」と言うセリフ。
これは、この世界をひっかき回し、事件を解決することを象徴しています。
それと同時に「殻」に閉じこもった彼女自身もひっかき回すことを意味しています。

「スクランブル」には、「奮闘する」と言う彼女自身の成長の姿を表す主観的な意味。
そして、今までの彼女を「かき混ぜて」壊し、新しい彼女にするという客観的な意味。
その両方が掛け合わされていた言うところが面白いなと思いました。
{/netabare}


■まとめ

この第1部のキャッチコピーは、「それは、彼女の選択──」です。
この物語では、ある事件により、少女が生きるか死ぬかの選択を迫られます。
少女は、最初、生きていても仕方ないと自分の「殻」に閉じこもっていました。
それでも彼女は、「生きたい」と願いました。
それは、同時に自分の「殻」から飛び出す「選択」をしたと言うことになります。
この後、この物語は、その「選択」の実現に向かって進んでいきます。

この作品は、最初は少し暗いですし、舞台設定にも戸惑います。
しかし、後に向かってじわじわ面白くなっていき、目が離せなくなります。
特に第2部以降に登場するカジノ編は、ギャンブルアニメとしても優秀です。
「これ、SFだよね?」って思うぐらい、SFのことを忘れて手に汗握ります。

投稿 : 2022/07/23
閲覧 : 206
サンキュー:

9

ネタバレ

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

サイコパスよりサイバーパンクしている

きちんと主人公の女の子が「売春用に改造されたサイボーグ」という設定が生きていてハードボイルドとしてもいいし、しかも声優が林原めぐみだ。

憎むべき敵の趣味が気に入った女性器を手のひらに移植して舐めたり、胸を切り取って自分の体に貼っつけたりと、ぶっ飛んでいるところも良い。しかも声優はかないみかに若本規夫だ。(笑)

フィリップKディックから派生したサイバーパンクというのは、元々はハリウッドの1940年代の犯罪映画や探偵ものなどのフィルムノワールなので、アルフレッド・ヒッチコックなどのサスペンスや猟奇的表現がないとサイバーパンクとは呼べないのである。

ブレードランナーを観ればわかるかな。

投稿 : 2022/03/27
閲覧 : 757
サンキュー:

7

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

攻殻に似てるが

彩度の高い絵。ブレードランナーに出てくるような黒くて明るすぎる都市。

けれども、ヒロインが不必要に裸になるのが気になる。嫌いではないが、気が散る。敵を含め変態を極めることで売る話だったのだろうか。

裁判している裏で武闘ってどういうことなのかわからない。単に裁判での私情の暴露とちまみれの戦闘を映像化したかったということかな。

投稿 : 2020/02/07
閲覧 : 411
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

苛烈な少女の物語

苛烈なストーリーの中で画面の色彩は鮮明で明るい。

ネズミがあらゆる形に変形していくというのが面白い。

力を持った主人公が暴走するところが良かった。虐げられた人間の発露、怒り、憎しみ、快楽が伝わった。

それに拒絶反応を示したウフコックが哀しくも正しい姿と感じた。

投稿 : 2017/06/16
閲覧 : 222
ネタバレ

めがもん。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

娼婦から一人の戦士になった

ヒロインと主犯は共にドロドロな生い立ちの持ち主
似たもの同士だけど、産まれた感情は違う。

非情にエログロアニメなので、気分が悪くなる人もいるかもしれない。
絵は綺麗でアクションも見やすい写生をしていましたが
どこか未消化部分を感じる。

犯罪者を突き止めるために
身も心もボロボロに成った少女を使うのは
酷い気がするけど

投稿 : 2015/07/11
閲覧 : 373
サンキュー:

1

ネタバレ

シルメリア さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

スーパー鼠

カジノでの心理戦がピークかな。

投稿 : 2015/05/03
閲覧 : 222
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

八嶋智人のねずみ紳士

何件かレビューを拝見した事があったのですが、暗いよグロいよバイオレンスだよ重いよ、という評判だったので、あまり観る気になれず。
近頃活発なネット配信漫画の一端「マンガボックス」にて、この作品のコミカライズ版の配信が始まりまして、読んでみたところ主人公の女の子の行く末が気になって、観てみました。

冲方丁・原作 工藤進・監督


「男はみんな、お前が選んだことだ、って言う。」


性と生命を搾取され続けてきた少女バロット。
救命緊急法令により救われ、裏組織捜査に協力することに。
付き添い守る、変幻自在な人工兵器ウフコック。十二国記のねずみさんをほうふつとする、賢いねずみさんなんですよ。しかも声が八嶋智人〜眼鏡顔が目に浮かぶような声ですが、とてもピッタリでした。
バロットは林原めぐみ。スレイヤーズみたいな元気な方じゃなくて、綾波みたいな声です。


生きることを選択ししたものの、裁判での証言が怖いバロット。
支えてくれるウフコック達に対しても、「なんで私なの?」という警戒と疑問ばかりが浮かぶ。
ウフコックが彼女に囁きつづける言葉には切なくなりますね。


「君は狂ってなんかない、君は何も間違っていない。君は何も悪くない。君が殺されなければならない理由は、なにもない。」


「君は服従を強いられながら耐えてきた。
それは、勇敢さと忍耐のいる大変な闘いだ。
これからは、おれが一緒に闘う。」

性犯罪被害者をどう立ち直らせるかという懸命な話でした。
依頼人が担当官に心寄せるのはいいことじゃないんだろうけど。
あんな真摯に率直に言われたら、傷ついている子は心底頼っちゃうでしょうね。バロットは本当に助けてあげてほしくなるようなか細い子なので、人間でなくても、ウフコックが支えてくれたら…。


冷静に口うるさく囁き続けた言葉ばかりが切なく耳に残ります。
前半で自分本位な車の運転を強行しようとしたバロットに対し、「交通に混乱を起こして、もしも誰かが傷ついたとしたら、傷つくのは君だ。」

見敵したバロットが「あと1匹」と冷たく言い放った時に、「そういう言い方は、やめろ」…
バロットに、自分には無い人間性を失っては欲しくなかったのでしょうね。



強化スーツとなったウフコックを身にまとって敵襲を迎え撃つバロット。
敵は裁判で争う弁護側が放った醜い変態さんたちなんですが、こいつらのグロい生態を打ち砕くバロットの勇姿は壮観です。
しかし、その壮観さに魅入られたのは視聴者だけではなく。バロット自身が反撃から逸脱した快感をそこに見い出した時、脆くも無惨に傷ついたのは…。
無惨な話ではあるけれど、スタイリッシュに冷たく美しく描き込んであります。
変態さんの声も若本規夫やかないみかなど、エンタメ的に豪華です。

何が何をを傷つけたのか?
彼女はどうなるのか?
なんだかセンチメンタルな感想になってしまいましたが先が気になり…
続編の予告編を見たら希望できそうなのでT_T、続きを観てみます〜。

投稿 : 2014/10/14
閲覧 : 443
ネタバレ

アルカット さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

冲方×サイバーパンクSF。

蒼窮のファフナーや、ヒロイック・エイジ等で有名な冲方丁の原作&脚本で、圧縮・燃焼・排気という全三部作ですが、ここでまとめて書きます。

 大変重たいテーマに重たいストーリーとなっていて、完全版ではR18指定もされている程、性的な描写やグロい描写が有ります。


◆メインキャスト◆
 配役は、主人公が林原めぐみ氏、ウフコックが八嶋智人氏、ボイルドが磯部勉氏と、まるで吹き替えかのような超豪華仕様。
更に主人公に至っては、とある事情でマイクを3本使っての骨伝導収録と気合が入っております。



◆あらすじ◆
 少女娼婦であったルーン・バロットは、人生に嫌気が差していた。そんなある時にシェルという男に嵌められ、殺されそうになっていたところを、委任捜査官のイースターと、人語を話すネズミ型万能兵器・ウフコックの手により救われる。
 ところがそれは、マルドゥック・スクランブルO9法の下、禁断の科学技術で蘇生された肉体だった。未知の身体能力を手にしたバロットは、パートナーとなった金色ねずみのウフコックと共に、何を見て、何を嗅ぎとり、何を感じて生きていくのか・・・?彼女の命運をかけた戦いが始まる。





第一部(圧縮)感想
 最初観た時は、世界観が「ブレードランナー」に似てるなぁといった感じくらいで、良く内容がつかめませんでした。
 また、娼婦を主人公にしたアニメは観た事が無かったので、その面では斬新だったと言えます。そういった事から、話がリアルだったので暗いお話だなという印象を受けました。
 {netabare}娼婦バロットに対する裁判は印象的。声が基本的に出ないバロットに用意したYES/NOスイッチの音声が、やらしい声をしていて少し笑ってしまいましたw{/netabare}

 また敵キャラが強烈過ぎて、何回観ても鳥肌モノです。キャラが強烈な上に、中の人が若本さんだったり、かないみかさんだったりするもんだからインパクト大。初めて観る人はビックリしちゃうかも知れません(笑)




第二部(燃焼)感想
 公開が1年越しに1作といったペースだったので、前作を思い出しやすいように、良いところで繋げて終わらせるのも本作の特徴でした。

 {netabare}まさかの、指フェチキャラ再登場w他のキャラが銃殺や刺殺、絞殺だっただけに、電気ショックだったというのはフラグだったんですね。とんだサプライズでした。{/netabare}

 後半からは、物語の核心・シェルの記憶に迫る為に、カジノに潜入して荒稼ぎに挑むバロットとイースター。機械操作や不思議な力が有るバロットと、演算・記憶がズバ抜けたウフコックのコンビは、思わず「卑怯だろw」と言っちゃう程に圧倒的で美しい強さでした。




第三部(排気)感想
 前回のカジノの続き・最終ゲームはブラックジャック。
ディーラーにカードを操作されたら、勝ち目が無さそうに見えるこのゲームも、絶好調の二人にとっては関係ないのかも知れない。
 ただ、{netabare} ルールを知ってる人なら気付くと思うが、トランプ絵の作画がミスしている。(点数が21となったところが、バーストになっていたり。)
その焦りからか、途中で黒い手袋を外した後に手袋が何故か付けられていたりもして、作画スタッフの苦労も垣間見えました。{/netabare}

最後は、やはりライバル・ボイルドとの決戦。相変わらず異常な防御能力で、最後の最後までどうなるか分からない緊張感はハラハラしましたw






<総評>
 1章目を見ただけでは、主人公のバロットが少し怖く思えてしまいました。しかし、ねずみであるウフコックとのやり取りや、カジノでのバロットの成長を通して、急に愛らしくなりました。
 主人公とウフコック達の今後が気になりましたが、きっと良い相棒としてうまくやって行ってるんだろうなと思います。お幸せに。


オススメ対象は、どうでしょうね。サイコパスが好きな人は向いてるんじゃないかな?男性向けだと思います。

投稿 : 2014/08/12
閲覧 : 373
サンキュー:

11

ネタバレ

弦之介様 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:----

"画" がとてもきれいな映画!…内容は重い…けど、心に残ります

冲方丁(ウブカタ トウ) 原作のSF小説がアニメーション映画化された作品
「圧縮」「燃焼」「排気」の3部作で完結しています。

すべて観終わっての感想です。
(「変わったタイトルだなぁ~」と思ってレンタル屋さんで手にとって、この作品と出会いました)

■メインキャスト(敬称省略)は、
主役:バロット(cv.林原めぐみ:EVAの綾波レイ役で有名ですね)
   ウフコック(cv.八嶋智人:個性派俳優さんですね)
その他、東地宏樹、磯部勉、中井和哉など、しぶーい声優さんが名を連ねています。

■第1部「圧縮」…
主役の少女娼婦バロットが、犯罪に巻き込まれて殺されかけてしまうところから物語が始まります。
燃え盛る車内、遠のく意識の中…バロットは「生きたいのか?死にたいのか?」と問われ、深層心理で「生きたい」と願う。
そして、「マルドゥック・スクラングル-09=保護証人の人命保護のために許可される緊急法令」が発動され、バロットは特殊な能力を身に着けて蘇り、委任事件担当官であり、万能最強兵器である ウフコック(あらゆるものに変身できる金色のネズミ)と共に、自分を犯罪へと巻き込んだ相手(ショー・ギャンブラー:シェル)に挑んでいく物語。

全話を通じて、バロットとウフコックの関係性(信頼感・絶望感・愛情)が、繊細にとてもよく描かれています。
この二人の関係が、この物語中の節々で感動を与えてくれます。


★特筆すべきは、この映画…とにかく"画"がきれい!!
第1部の舞台である「マルドゥック・シティ」
ニューヨークや香港をイメージして作られたそうですが、そのCGの街並み・近未来的な空を突っ切る高速道路などが、夜の闇と光が絶妙なコントラストで描かれています。
とてもインパクトの強い螺旋状の高速道路ですが、「原作に出てくる"天国への階段"を表現した」…と、監督:工藤進氏のインタビューにありました。
緑や黄色で光をつけた夜景がとっ--てもきれいです。

キャラクター(特に、バロット)の表情がとても繊細に描かれていて、たとえ言葉がないシーンでも気持ちがひしひしと伝わってくるし、ウフコックはネズミでありながらとても表情豊かで、しかも、かわゆい。
犯罪者であるシェルは、いけすかないイカれ野郎~という感じの人だけれど、イケメンで…でも、とても繊細で感傷的な印象を受けます(中井和哉さんが演じてらっしゃいます)。

ただ…、 {netabare} 性描写や性的虐待シーンが出てくるし、ガンアクションシーンではここまで描かなくても…というほど体が砕け散る様などが生々しく描写されていて、けっこうグロテスクなシーンもあるので、時に目をそらしたくなるし、なんで?って思う{/netabare}ところもあるけれど、  …「人間が、生きるということ」…  という、人にとって普遍的な問題の問いかけが根底にあり、一部の描写を目をつむれば、心に残るよい映画だと思いました。

(独特のSF設定なので、現代社会に通ずる道徳的な概念とは少しずれているかもしれません)

*あと、わたしは購入したBDで完全版を観ての評価ですが、レンタルDVDだと、描写は少しマイルドになっています。

第1部は、{netabare} バロットと瀕死のウフコックが追い込まれてしまい、ピーンチ! {/netabare}…の場面で幕を閉じ、第2部「燃焼」へ。

投稿 : 2014/04/07
閲覧 : 315
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

シリーズ第1弾

3部作の第一弾。70分ほど。
①圧縮 ②燃焼 ③排気

ウフコック(ねずみ)との関係がいいのだけど。
家族を愛していたと言うが、見る限り愛を知らず心が壊れてて。愛して欲しいと願った15歳の少女・バロッドがウフコックを乱用し、彼が苦しむのを見て泣いて謝りその後すぐ、彼を乱射した彼女。空虚だからか憎悪からなのか無意識の恨みを晴らす快楽なのか。彼女は狂って見えた。
悲惨な生い立ちのせいか壊れた彼女を表現するのに必要だったかもしれないが性的虐待の描写は見るに耐えず個人的にマイナス。

投稿 : 2014/01/04
閲覧 : 264
ネタバレ

takekaiju さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

超絶な完成度!

冲方丁によるSF小説のアニメ化作品。
同作は、押井守の『イノセンス』と同様に日本SF大賞を受賞しており、単純に物語としても魅力的である。にもかかわらず、攻殻シリーズに比べて認知されていない気がする。

3部作のうちの第1作ということだけれど、第1部『圧縮』だけでも完成度は高い。事件の発生から経過、対決とこれでもかという要素が一時間の作品の中に詰まっている。サイバーパンクというテイストでありながらも、第1部のこの作品はアクション性が強いので、こちらの観点から観るのも面白い。

作画に関しては稀にみる丁寧さ。
ラストのアクションシーンは、キャラの動作が多くマトリックスのような実写映画を観ているような精密度だが、違和感なく楽しめる。

全体的にギブスンの『ニューロマンサー』のような近未来の世界観を上手く出ている。特に、ボイルドが誘拐屋と接触するシーンなんかはオマージュといっていいだろう。

何よりも憎いのは、ラストの演出である。
ボイルドとの対決――圧倒的に不利な状況で相棒を傷つけたバロットはそれでも立ち上がり銃口を向ける。まさにこれからというシーンでエンディングに入るので、次のシーンはどうなるのだろうと強い興味が惹かれる。第2部につなげつつも、お決まりの視聴者の想像に委ねますも有りな終わり方が好きだ。

ラストまで観てくると、サイバーパンク、ガンアクションといった要素の他にバロットの成長物語としても側面も見えてくる。あらゆるものを失ったバロットが、自分の存在理由を見つけるために相棒との対話や敵との対決を通してその答えを探していくのである。

これほど多くのものがたった一時間に詰め込まれたこの作品の完成度は極めて高い。オリジナル作品でないアニメの場合、同じシーンの繰り返しになる可能性があるので原作まで手を出すのは稀だが、この作品に限っては原作での描写も気になるところだ。

投稿 : 2013/11/26
閲覧 : 286
サンキュー:

3

ネタバレ

北山アキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

SFは良く知らないからかSFという感じがしない

『圧縮』『燃焼』『排気』の3作分の感想。
原作未読。

アニメだけ見るとSFというほど世界が描かれているわけではない。
時代設定が未来というだけで、もはやSFのSの意味がなく、ただの能力者。

『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』みたいなSFではない。

トラウマの原因とかも未来世界特有と言うものじゃなく、むしろ古典的過ぎる。

エロ、グロ、とんでも技術と揃っているのでB級SFという言い方なら頷ける。

ハードボイルドではなく、それとは対極的な少女の成長物語と言ったほうがいい。

テーマ性や物語性に新味や重厚さは無いけど、アクションとして楽しめるし、主人公のデザインも良かった。

投稿 : 2013/10/01
閲覧 : 255
サンキュー:

1

ネタバレ

nicole413 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ウフコック

バロットつえー!ウフコックかっこよすぎ!

投稿 : 2013/04/10
閲覧 : 239
サンキュー:

1

ネタバレ

youbeko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

漫画読んだけど面白かった

こっちも見たい

投稿 : 2013/03/19
閲覧 : 235
サンキュー:

0

ネタバレ

南のエデン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とにかく絵がキレイw

バロットちゃんの生い立ちはとてもかわいそうで、同情してしまいます。人生の最後に信じてた人に裏切られて終わるって悲しいですね::
ウフコックに会えたおかげでもう一度人?を信じる気持になれたのはよかったと思う。本当に生まれ変わった展開でした
しかし、それはまた自分を含めた組織との戦いでもあり、波乱はまだまだ終わりませんね。バロットちゃんとウフコックの今後の展開に興味ありです^^

投稿 : 2012/09/28
閲覧 : 235
サンキュー:

5

ネタバレ

たまちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

エクスタシー

こういう感じの話好きだなー
めちゃくちゃ面白かった

なんか凄い
死んだ?女の子を救った医者?イースターとウフコック
自分を安売りしてた?女の子
事件に巻き込まれてる?追われてて協力し事件を解決していく
「私はあなたに愛されたい!」ネズミの慌てっぷりワロタ
「ミリアムザフィンガネイル!それが私の通り名でっすぅ!」
ピュルゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!
「五人分の脳外科医の指でっすぅ!私も1本女性の指を頂きましたぁぁぁぁっ」クソワロタ
指気持ち悪すぎるw
マジキチ集団やばしw目とか指とかおっぱいとか肌とか髪とか趣味で集めて体に埋め込んでるのとかきもすぎワロッシュ
「やあっ!僕はフレッシュザパイッ!あなたなら触らせてあげても いいよぉ!」
「これに乗れってのか?フレッシュ」
「そうだよ」
「ミリー達は敵を見つけたかー?」
「そうだよ」
「図面送ってくれー」
「そうだよ」まるで会話が成り立っていないww
腕潰されて肉片飛び散った所アウチッ
犯してやるっクズっ犯してやるっクズっ 死ねークズ!
ぎゃああああああああああああああウフコックうううううう

投稿 : 2012/07/04
閲覧 : 298
サンキュー:

1

ネタバレ

10 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観賞済

原作は知りませんでしたが、何も知らないところから観るのもいいかと思い、いざ観賞タ~イム(。-∀-)ニヒ♪

声優:林原さんと八嶋さんのコンビにビックリしました!!

最初はこの映画の世界観やバロットの過去などじっくり知るところから始まり、イースターに救われてウフコックとの出会いと契約、後半は圧巻の戦闘シーンにくぎづけ状態*゚・:。ワァ(・∀・)オ。・:゚*

最後はボイルドとの戦闘でウフコックと共に絶体絶命のピンチεεε.....∑ヾ(;′ω`)ノ ギャアアーー!!

とにかく映像がものすごく綺麗で、次回予告が一切なかったので次作がものすごく気になりますo(`・ω・´)o ウン!!

1時間弱の間、完全に見入ってしまいました。
つーか時間を忘れていたヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ

3部作なので、早く2作目を観たいですが、そこは焦らずいろいろと想像しながらじっくり待ちたいと思います(σ´Д`)σォゥィェ♪

投稿 : 2012/02/06
閲覧 : 281
サンキュー:

3

ししゃも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/22
閲覧 : 2

FJSDR37436 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 8

きすぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/30
閲覧 : 9

いさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2023/07/01
閲覧 : 10

Fast bad さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2022/09/29
閲覧 : 12

ジョセフジョースター さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2022/09/27
閲覧 : 13

burn さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2022/07/01
閲覧 : 17

ソース さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2022/02/23
閲覧 : 18

LYS さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/05/21
閲覧 : 25

87丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/29
閲覧 : 27

りんごくるみ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/10/02
閲覧 : 35

ハマキ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/06
閲覧 : 33
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マルドゥック・スクランブル 圧縮のストーリー・あらすじ

 『天地明察』で2010年本屋大賞に輝いた人気作家・冲方丁の出世作にして2003年日本SF大賞受賞の傑作サイバーパンク小説『マルドゥック・スクランブル』を、原作者自らの脚本でアニメ化する全3部作の映画プロジェクト、その第1弾。特殊な証人保護プログラムによって死の淵から甦った一人の少女娼婦が、不思議なネズミの捜査官と協力し、自分を亡き者にしようとした男の犯罪を暴くべく戦いを挑む姿を描く。声の出演は、ヒロインのバロット役に林原めぐみ、その相棒ウフコックに八嶋智人。マルドゥック市で生きる未成年娼婦、ルーン=バロット。働いていた店が摘発され、行き場を失った彼女は、カジノ経営をする資産家、シェルに拾われる。しかしその後シェルの非情な計画によって、彼女は車ごと爆破されてしまう。業火の中から辛うじて助け出されたバロット。彼女は、マルドゥック市の事件担当官ドクターとウフコックによって、特殊な強化繊維で再構成された人工皮膚を移植され一命を取り留める。これにより特別な能力も手に入れたバロットは、シェルの犯罪を追っていたドクターとウフコックの捜査に協力していくのだが…。(アニメ映画『マルドゥック・スクランブル 圧縮』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2010年11月6日
制作会社
GoHands
主題歌
≪OP≫本田美奈子.『アメイジング・グレイス for Balot』

声優・キャラクター

林原めぐみ、八嶋智人、東地宏樹、中井和哉、磯部勉、田中正彦、若本規夫、かないみか、三宅健太、脇知弘

スタッフ

原作・脚本:冲方丁(早川書房 ハヤカワ文庫JA)、 監督:工藤進、コンセプトデザイン:菊田幸一、キャラクターデザイン・総作画監督:鈴木信吾、中井準、メカ・銃器デザイン:大久保宏、CGIディレクター:児玉徹郎、色彩設計:海鉾重信、美術設定:塩澤良憲、美術監督:野村正信、撮影監督:福士享、音響監督:三間雅文、音響制作:テクノサウンド、音楽:Conisch、音楽制作:スターチャイルドレコード

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