どどる さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
小さい高校生
キャラクターの中身がだいたい高校生。
あまりに求めるものと違うため、デフォルトの3点。
この作品は性的な演出が目立つので、現実の児童を想起させるようなキャラクターでないのは正しい選択なのだろう。
でもロリアニメだと思って見るとガッカリする。
しかし「ロリ」という言葉自体がもしかしたら、外見を指す単語なのかもしれない。
ロリババアの例もある。
真帆は子どもっぽいところがあるのだが、気が強くてごめんなさいが言えないのは気が強い人間全般の欠点であり、子どもらしさの表現としては若干弱い。
成長途中の子どもに起きやすい精神状態であり、このアニメでもっとも子どもらしさがあらわれた描写には違いないが、さすがにこの一点突破で「子どもらしいキャラクターのいるアニメだ」言えない。
ほかのキャラクターの個性は当時のライトノベル的なテンプレから持ってきたものが多い。
そのせいで、他作品の10代後半キャラクターとの差別化ができていない。
ひなたの天然さがまさにそれだ。
てにをはを抜くのは確かに子どもの特徴なのだが、肝心の性格に、てにをはを抜くような子どもらしさがない。
作中ではイノセントと言われているが、無限の自己肯定感もワガママさも、無思慮さも持っていない。
他者への気づかいがあるのは良いことだが、こと「子どもらしいか」という一点においては逆効果だ。
ましてそれが「お母さんが言っていた」という杓子定規な気遣いでない。これは子どもとは言えない。
往年のオタクコンテンツが陥りがちだった表面的記号の罠にハマっている。
2024年現在、オタクコンテンツにおける低年齢キャラクターは、確実に現実の児童を想起させる路線へと進んでいる。
スパイファミリーのアーニャ、体操サムライの玲ちゃん。
異世界転生ものに多く出てくる低年齢キャラもそうだ。性欲ではなく庇護の対象であることが多い。
私はこちらを求めていました。