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「異国迷路のクロワーゼ The Animation (TVアニメ動画)」

総合得点
73.0
感想・評価
955
棚に入れた
4416
ランキング
1077
★★★★☆ 3.7 (955)
物語
3.6
作画
3.9
声優
3.7
音楽
3.7
キャラ
3.8

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異国迷路のクロワーゼ The Animation の感想・評価はどうでしたか?

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やまとなでしこ、パリへ行く

19世紀後半、日本からパリにやってきた少女湯音(ゆね)の異文化交流日常アニメ。原作未読です。

時代は明治の頃になるのでしょうか?
長崎で評判の看板娘だった湯音、13歳。
パリに憧れた湯音は、日本に仕入に来ていた看板職人のオスカーと一緒にフランスへ奉公しに行くことに。

いつも着物を着て下駄を履いてて、大きな黒い瞳とおかっぱの黒髪。お人形さんみたい。
そんな湯音は、オスカーとオスカーの孫のクロードと一緒のパリの生活が始まります。

湯音は、パリに来て日本とは何もかも違うことに驚き戸惑います。
街並み、服装、食べ物、考えかたの違いなどなど。

当初はクロードも文化の違いなどで湯音に対して懐疑的だったけど、湯音の働き者でひたむきなところを見て心を開いていきます。

湯音の考え方や行動が、同じ日本人でも今の私たちと少し違ってるんですが、でも湯音みたいな人がいたら尊敬しちゃうと思います。
・・マネできるかどうかはもちろん置いといてw

物語は湯音の異文化交流のお話のほかに、 クロードとお金持ちの令嬢のお話や、クロードの父親の話などがありましたが、個人的には、湯音を通した文化の違いなどのお話がもっとたくさんあると良かったかな。

とはいえ、オスカーやクロードはもちろん、お金持ち姉妹や街の人たちもみんな湯音にすごく優しくていい人たちばかりだし、まったりとした日常アニメが見たい方におすすめな作品だと思います。

原作が気になって調べてみたら、原作者の方はお亡くなりになられてたんですね・・残念です。

2020.1.25 初投稿(旧アカウント)
2024.9.3  修正して再投稿

投稿 : 2024/09/03
閲覧 : 281
サンキュー:

17

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あたたかな日常アニメ

ナレーションは、本場の外国人を起用
日本人の湯音はパリのこと
全くわからず馴染めずいたが
オスカー様とクロードにパリのことを
教えてもらったり、自分で学ぼうとする
真剣さが伝わる。
また、日本とパリでは手法も何もかも
違っていいことをしたつもりがパリでは
ダメなことだったり
クロードが触れてほしくない手袋の件や
猫は逃げるから苦手だとか
セリフの一つ一つにキャラクターの感情と
過去に対する表現力がすごい

投稿 : 2023/05/12
閲覧 : 88
サンキュー:

0

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

この作品で東山奈央さんを初めて知りましたが

確かに湯音のキャラに関しては可愛いし、
また本作の湯音のキャラで東山奈央さんを知りましたが、
でも内容的には悪いって事はないけど個人的には好みに合わず退屈でした。

【評価】

55点・1B級

投稿 : 2023/02/02
閲覧 : 123
サンキュー:

0

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異文化交流(日本、フランス)のほのぼの

ほのぼの系。
日本とフランスの異文化交流系。
日本人の少女「湯音」がパリに奉公に来てロアの看板店の店主クロードと文化の違いに翻弄されながら成長していく姿を描く。

とても感動しましたね。特にパリの街の風景は綺麗ですね。東山さん演じる湯音もかわいいので見てて癒されますね。

投稿 : 2021/12/12
閲覧 : 551
サンキュー:

24

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

湯音ってあったかそうななまえだね。。

ゆねは長崎からフランスに奉公にきたおんなの子

見ためは小さいけどとってもしっかりした子

にゃんに
似てるとこはとってもにゃんこが好き☆
いっしょにあそびたくってときどき失ぱいしちゃうとこもw

でも
ひとりで知らない外国なんてにゃんは行けないなぁ

フランスの街がと~ってもきれいで
見てるだけでちょっとなつかしくなる♪
行ったことないんだけどネw

はじめちょっとこわかったクロードさんも
だんだん湯音のこと分かってきて。。かわってきて

あーほんとはいい人なんだぁ。。って


出てきたときはちょっといじわるな子かなって思ったアリスちゃんも
ぜんぜんそんなことなくてすぐ友だちになれてうれしかった♪

見てて思ったのは「たまゆら」にちょっと似てるかも?って

街はフランスだけど古い街
ぼっても湯音もにゃんこが好きだし
ときどきおもしろい顔になったりするのも^^

みんなあったかでやさしくって
ながれる歌ものんびりしてて
見てたらにゃんもやさしくなれそう。。


湯音っていう名前が
おふろに入ったようなあったかい名前だからなのかなぁ?
見おわったらこころがぽかぽかしてくるみたい☆
そんなおはなしだった。。

投稿 : 2021/11/07
閲覧 : 1987
サンキュー:

221

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

『巌窟王』思い出す

リアルタイムで観てたけど、ロリとフランス語のナレーションしか覚えてなかった。
今、フラ語のナレ聞くと『巌窟王』を思い出す。


唯一文句を言うなら、クロードの隠してる秘密が大したものじゃなかったことぐらいかな。
後は特にないけど、逆に言えば興味が湧かない話でもある。場所も商店街から変わらないし、湯音とクロードが別の街へ行くとかクロードが日本へ来るみたいな変化もないから、はっきり言って退屈だった。

投稿 : 2021/04/11
閲覧 : 237
サンキュー:

1

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

和式ヴィクトリカって言われてたけどそれ系統

これ以前にアニメを見てた人なら分かると思うが
ゴシック、ダンタリアンの書架というアニメがあった
どちらも少女がヒロインのアニメだが

それと同じ系統のアニメ
まあやってる事は違うんで別アニメだが

ゴシックやダンタリアンの書架を見て満足したのなら
これも視聴出来ると思う


ドラマ劣化のドラマアニメ見るよりはマシ

投稿 : 2021/01/14
閲覧 : 320
サンキュー:

1

のらのら さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

けなげでかわいいです。

19世紀にフランスに渡った少女の物語です。
初めて触れる異文化に悪戦苦闘する、ほのぼのアニメ。
とにかくかわいいです。
東山奈央さんの声がよく似合っており、日常の風景を淡々と描いています。
いいお話なんですが、地味です(笑
物語がそれほど大きく動かないので、ゆっくり見たい方向け。

投稿 : 2020/07/09
閲覧 : 243
サンキュー:

1

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

夭逝した2人の悲しくてやさしい遺作。

詳細は公式でも。

原作の武田日向さん、OPの羊毛とおはなの
ボーカル・千葉はなさんのお二人は、若くして
すでにこの世を去られています。
そんな2人の遺作という悲しい作品です。

19世紀末のパリ。
日本から奉公に出された湯音は、パリの古い商店街
ギャルリ・ド・ロアにある鉄看板製作の店・アンセー
ニュ・ド・ロアにお世話になることから始まります。

若き店主のクロード、その祖父のオスカー、さらに
ギャルリの人たちや親日家のアリスなど、パリの
人々と触れ合い、生活していくという異文化交流の
日常アニメです。

とても優しい物語です。
異国の少女である湯音を、ふんわりと受け止める
パリの人たち。そして心根の美しい湯音の魅力が
存分に描かれた秀作です。

パリの街並みも非常に美しく描写されています。
制作は、のちに「ソマリと森の神様」を送り出す
サテライトですね。

湯音のCVは、デビュー2年目だった東山奈央さん。
さすが10年も一線でやって来た片鱗を伺わせる
名演です。クロードの声は、初見は櫻井孝宏さんか
と思いましたが、近藤隆さんですね。

少し目が離れすきかなという感じもしますが、
湯音のキャラデザも愛らしく、各キャラとも好ましく
描かれていますね。

こんなご時世だから、こういう心が温かくなる
良作が心に染みますね。間違いなくお勧めできます。

投稿 : 2020/05/15
閲覧 : 344
サンキュー:

2

jiAtU57199 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

優しい気持ちになれます。

原作未読ですが、読みたいです。

作家さんの遺作だったとは、非常に残念です。後も見たかったな。

投稿 : 2020/01/28
閲覧 : 205
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やまとなでしこ、パリへ行く

19世紀後半、日本からパリにやってきた少女湯音(ゆね)の異文化交流日常アニメ。原作未読です。

時代は明治の頃になるのでしょうか?
長崎で評判の看板娘だった湯音(13歳)。
パリに憧れた湯音は、日本に仕入に来ていた看板職人のオスカーと一緒にフランスへ奉公しに行くことに。

いつも着物を着て下駄を履いてて、大きな黒い瞳とおかっぱの黒髪。お人形さんみたいです(*^_^*)
そんな湯音は、オスカーとオスカーの孫のクロードと一緒のパリの生活が始まります。

湯音は、パリに来て日本とは何もかも違うことに驚き戸惑います。
街並み、服装、食べ物、考えかたの違いなどなど。

当初はクロードも文化の違いなどで湯音に対して懐疑的だったけど、湯音の働き者でひたむきなところを見て心を開いていきます。

湯音の考え方や行動が、同じ日本人でも今の私たちと少し違ってるんですが、でも湯音みたいな人がいたら尊敬しちゃうと思います。
・・マネできるかどうかはもちろん置いといて(-_-;)

物語は湯音の異文化交流のお話のほかに、 {netabare}クロードとお金持ちの令嬢のお話や、クロードの父親の話{/netabare}などがありましたが、個人的には、湯音を通した文化の違いなどのお話がもっとたくさんあると良かったかな。

とはいえ、オスカーやクロードはもちろん、お金持ち姉妹や街の人たちもみんな湯音にすごく優しくていい人たちばかりだし、雰囲気も昔の世界名作劇場みたいで、まったりとした日常アニメが見たい方におすすめな作品だと思います。

レビュー後、原作が気になって調べてみたら、原作者の方はお亡くなりになられてたんですね・・残念です。

投稿 : 2020/01/25
閲覧 : 414

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

異文化コミュニケーションが基盤にある上のコミュニケーション<改>

19世紀末、フランス・パリの鉄工芸品店に奉公に来た日本人少女・湯音と
その店主クロードやパリの人々との交流を主に描いた物語。

本作は日仏の異文化コミュニケーションを通じて、
個人個人のコミュニケーションをはかる物語になっている。

作画のクオリティは抜群に高い。着物や工芸品の価値をだすために、作画の綺麗さとかよりも作風に合った作画を何よりも重要視している私にとっては、考えらているなあと感じました。そもそもの話で当たり前のことですが、そこを見落とすことはあるあるで 例えば電車内でたくさん貼られた広告に違和感を感じないのは、ある意味 人が受け入れやすい考えられたデザインをしているともとれる。

また、同様にほのぼのとした日常風景や作風作りも、丁寧に考えられたうえ設計されているように思えた。世界名作劇場のような雰囲気が底にあって、放送当時のアニメの雰囲気も取り入れたような塩梅になっている。そのような、世界観に浮かない程度に着物や工芸品を魅せていくことはとても繊細な仕事っぷりが要求されると思う。

ストーリーとしては盛り上がりに欠ける一方で、異文化交流という珍しい設定に着目したい。
はじめこそ、それぞれの国の文化を知っていく中でおこる人々のリアクションであったり、その文化を受け入れる葛藤であったりと、情報でよく知られた日仏の文化交流が展開されていく。

文化交流といっても、着物、黒髪、律儀、やまとなでしこ、みたいなフレーズというか記号に近い表面的なイメージを前戯のようなていでかかれていて、物語が進むにつれ、その文化のうえにあるキャラクターの個性をみせてくる手法は、親近感をわかせるプロセスとして中々ないものに感じる。意図的にそうしたのかは分からないけども

異文化コミュニケーションをへて、個性が分かってきてからの湯音とクロードの関係がこそばゆく萌える。

幼く、超絶律儀でありつつも、幼いがゆえの無邪気さも兼ね備えた湯音
若気の至りの渦中にあるようなクロード青年。職人としてもまだまだ半人前だが工芸にかける情熱は人一倍。

二人だけではなく、町全体の雰囲気や他のキャラクターとの交流も見応えがある作品。
PV載せておきます https://www.youtube.com/watch?v=G8aKge1ahEM

投稿 : 2020/01/13
閲覧 : 305
サンキュー:

21

ネタバレ

shitasama さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まったりしてよかった…だけど

今最終話を見ていてすごく良かったという感想をかこうとおもっていたのだけど、湯音ちゃんを、八つ当たりで怒った所で本当に萎えたのだけど最後まで見てよかった、原作を、読もうかと思ったのだけど作者がお亡くなりになったということで残念です
続き読みたかったな〜

投稿 : 2019/11/08
閲覧 : 344
サンキュー:

7

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

異国迷路のクロワーゼ

過去に視聴済み。

19世紀後半、フランスに渡った少女湯音と
フランスの人々との交流を描いた作品。

舞台は外国で、ある意味日常系とも言える。
あまり印象には残ってないが
悪くもなかったように思う。

作者が亡くなられているため続編は無理そうです。

投稿 : 2019/02/02
閲覧 : 318
サンキュー:

6

かっぱ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ええやん

何故だろう・・
2回目みてみると大分よく感じた。

きっと最初にみた時はまだ日常系に染まりきれてなかったとかだろうか。

OPのベスト10を作ってみようと思い、この作品は外せないよなと
少しみてみたらなんだかんだ、最後までみてしまったw
昔つけた評価があまりよくなかったので直しておく。

あったかい作品です。
そして、やっぱりOPは凄く良い。。

投稿 : 2018/10/24
閲覧 : 405
サンキュー:

3

ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

異国で素朴なゆる日常

大正年間かそこらの時代の話。
日本の女の子が何故かフランスパリに奉公に出てそこであれやこれやの人情劇です。

まあちょっと変わった味付けの日常系。
主人公がおっとり、音楽も落ち着いた感じでとても雰囲気良し。
ただストーリー、と言うかエピソードは今一。
カミーユとクロードの間とか、姉ちゃんの話とか中途半端じゃ。

神経質で不幸ヅラで女子に八つ当たるクロードもちょっと何だかなとか。
ま色々今一ではありましたが普通の日常物程度には観られます。

しかしこの時代にフランスへ来てる時点で大変な名家のお嬢さんに違いない。
それが商店街のカナモノ屋で奉公とは一体どういういきさつで?
そして時代が一次大戦前ならヨーロッパはご存知大不況にいつ何が起きてもおかしくない一触即発の緊張状態、一次大戦後なら尚のこと日本から来た嬢ちゃんが到底こんなゆるゆる過ごしてられるる状況では無かったのでは。

とか野暮は言いっこなしで。

投稿 : 2018/08/31
閲覧 : 309
サンキュー:

12

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

gentil異文化交流日記

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
最初にタイトル読んだとき(絵柄含め)、勝手に「GOSICK -ゴシック-」的なミステリー作品かと勘違いしました(笑) 実際には、日本の少女「湯音」が、19世紀のパリの商店街(ギャルリ)でたくさんの文化や人々に触れていくなかで、少しずつ成長していくという、とても心あたたまる作品でした。

あと、この作品には基本的にCパートがあって、とても出来が良いので、是非とも欠かさず観てほしいっすね♪

ちなみに、レビュタイの「gentil(ジャンティ)」は、フランス語で「優しい、親切な」という意味だそうです(ググっただけです。べ、べつに格好つけてるわけじゃないんすよ汗)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
日本人の、勤勉さ、真面目さ、頑なさ、帰属意識の強さ。

フランス人の、自由さ、奔放さ、警戒心の強さ、身内への愛情深さ、差別意識の強さ。

なんかをかなり強調しつつも、わりとしっかり描いています。

もっとも、だからといって真面目な社会派アニメではなく、ほんわか日常系アニメです。

主人公の湯音が大人しいというか、基本的に受け身のため、サブキャラが本作を彩る重要な役目を担っていますね。

若いながらも頑固で職人気質(でも優しい)、クロード。柔軟で深みがある軟派な老人(でも優しい)、オスカー。いつもハイテンションな爆裂フランス娘(でも優しい)、アリス。憂いた瞳に自らを閉じ込めているTHEフランス令嬢(でも優しい)、カミーユ。厳しいフランス社会の中で必死に生きる(でも優しい)、スリの少年。

そんな、個性的ながらも優しい人達に囲まれているため、異国で右往左往する湯音にも悲壮感は感じられず、あたたかな雰囲気を生み出しています。

好きなキャラは、カミーユ。フランスの貴族社会の現実を受け入れつつも、自由奔放なアリスを眩しく思ったり、クロードとの身分違いの恋は無理だと割り切りつつも、諦めきれず、クロードや湯音に意地悪をしてみたり。でも、「人が良い」という本質は隠しきれず。表情や言葉のひとつずつに、切なさや憂いが込められていて、、、。

きっと彼女は、頭が良すぎる上に、優しすぎて、弱すぎるのでしょう。そんな、「微妙に歪んだ感じ」が良いな~と。「籠の中の小鳥キャラ」としては、かなり好きでした♪

あと、この作品で秀逸なのが、Cパートの在り方。クスッと笑えたり、フワ~ってあったかくしたり、短い時間の中で、その話にきっちりオチをつけていて、穏やかな余韻を残してくれます。

また、本作に関しては、音楽のチカラも凄く大きいですね。(日本人が勝手にイメージしている)19世紀のフランスの、優雅さや平和さ、美しさをよく表現できていると思いました。19世紀のパリと日本の組み合わせというと、個性的には「サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜」を思い出していました。風景や音楽に、共通点も多かったような気がします♪

なにより、OPが凄く素敵で、朝ドラっぽさを生み出しているというか。声も独特なんで気になって調べてみたら、「羊毛とおはな」というユニットみたいですが、ボーカルの「千葉はな」さん、2015年にお亡くなりになっていましたか。しかも、原作者の「武田日向」さんも、昨年(2017年)の1月にお亡くなりになり、本作も未完の作品となっていました。

とても残念なことですが、このような素敵な作品を作って頂いたことに、感謝致します。お陰で、幸せな時間を過ごすことができました。ご冥福をお祈り申し上げます。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
頑固なのが若者で、柔軟なのがジジイというのが珍しい。言語や文化の壁をキチッと扱っているのは好印象。たた、全部日本語だから、湯音が分かる言葉と分からない言葉が分からない。

2話目
異文化に順応しようとする湯音が可愛らしい。日本人が忘れている日本人らしさ。デパートと商店街の関係。カフェオレに焼きたてパン。文化の歩み寄り。

3話目
日本文化の解説、なかなか面白いw 湯音のおいしい顔は可愛らしい♪ ジイサン、折り紙をナンパに使うなや(笑) 日本文化にインスパイヤされる、素敵さ♪ 和傘は雨音を楽しむもの、、、素敵!

4話目
アリス・ブランシュ、なんだかんだ良い娘だな♪ このアニメのキャラ、みんなテンション低めだから、ああいう爆裂キャラも必要だよね♪

5話目
日本人の考え方、確かに独特なんですね。自由が楽な国民と、自由が窮屈な国民。客と家族のどちらが大切か。まあ、日本人が平和ボケしてるのはその通りなんだろうけど。当時のフランスって、こんな感じだったの? ここでようやく、異国迷路感が出てきたね。知り合いも、少しずつ増えてくのが良い。決め付け、、、確かにな~。Cパートも良いね♪ スリの少年すら、全くの悪人にはしない。

6話目
鳥籠って、かなり皮肉な表現だな。それぞれの文化の違いというか、他所の畑は良さそうに見えるけど、結構大変なんだよね。

7話目
また、いつもにも増して良い話だな。風邪回は、鉄板で良い話になるよねw スリの少年の花のエピソードは、ありきたりだけど、良いね♪

8話目
カミーユ、良いな~。好きなのに、歪んでいる感じ。かぐや姫は確かに、西洋人にウケそうな話だよな~。眠りの森の美女やシンデレラ、ちゃんとフランス人が書いた作品をもってくるあたり、芸がこまかい。おい、子供の考えたオリジナル昔話のクオリティ、高すぎるだろw

9話目
これが、抹茶ミルクの誕生である(笑) カミーユとクロードの過去回想。まあ、既視感はあるものの、良い話であることは間違いない。

10話目
これが、アニメの誕生である(笑) いつの間にか、ギャルリにとけ込んでいる湯音、良いね。

11話目
酔っぱらい湯音w 思わぬシリアス回に。Cパートなしか。2話跨ぎってことかな?

12話目
久々のケンカ。1話目に戻った感じでしたね。クロード、湯音にメロメロやん(笑) 父親との別れがトラウマになってるんだね。常にクロードが悪者扱いw いやいやいやいや、屋根に登るのはドラマチックだけど、やや作風に合わないかな? 猫を比喩に使うのは上手いな。湯音を救うことでのトラウマの解消。(居なくなって)「心配させてごめんなさい」ではなく、(戻ってきてくれて)「安心させてくれてありがとう」か。なんか、外人的な素敵さだな♪
{/netabare}

投稿 : 2018/08/21
閲覧 : 394
サンキュー:

25

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

きものとジャポニスム

総合評価:☆☆☆☆

 この作品の総合的レビューは別のサイトに投稿したので、ここでは、作中で重要な小道具として使われる「きもの」について一言述べたい。

 ヨーロッパで日本に対する関心が高まるのは、江戸幕府が正式出品した1867年のパリ万博以降である(62年のロンドン万博でも日本コーナーが設けられたが、美術品から日用品まで雑多な品を並べただけだった)。パリ万博では、浮世絵や漆器などとともに「きもの」も展示され、そのデザインの斬新さが画家や美術商の関心を引いた。
 現在では、きものは帯できつく締めて着付けるというイメージが一般的だが、これはあくまで武家の着こなしであり、一般的な庶民は、緩く帯を巻いただけの気楽な着方をしていた(湯音は良家の子女なので、武家風の着付けをしている)。浮世絵で江戸庶民の姿を知ったヨーロッパ人は、こうした(きもの本来の)ざっくりした着方に注目したのである。19世紀ヨーロッパでは、裁断した布地を身体の形通りに立体的に縫製する衣服が主流で、中でも女性服は、理想の体型(胴回り40センチ!)に合わせるようにコルセットで締め付けるものが多かった。日本のきものは、こうしたヨーロッパ的衣服のアンチテーゼであり、快適さを追求する新時代のファッションに見えたようだ。上流階級では、きもの風のゆったりしたガウンが流行した。
 『クロワーゼ』には、クロードが湯音の持参したきものを美術商に売り払うエピソードが描かれる。アニメの舞台となる19世紀末の時点では、ジャポニスムの流行はまだ上流階級中心だった。フランスの庶民が日本に関心を寄せるのは、芸者の貞奴(さだやっこ)がパリで公演を行った1900年か、日露戦争で日本がフランスの同盟国ロシアに勝利する05年頃になってからである。したがって、クロードにきものの価値がわからず、わずか500フランで売ってしまうというのはありそうな話だ。1フランが今の日本円でいくらになるかははっきりしないが、金価格をもとにすると、19世紀前半で1000円、フランが切り下げられた1928年には200円ということなので、19世紀末の500フランは20万円弱くらいだろうか。
 当時、日本から輸入されたきものの人気は高く、入荷するとすぐに売れてしまうため、多くのきものファンがヨーロッパ製のまがい物で我慢していた。美術商がいくらで転売したかは示されないが、アリスが「クロードには1年掛かっても貯められない」と言っていることから、日本円で100万を遥かに超す金額と見て良いだろう(クロードが、個人店を経営する腕の良い職人であることを忘れないように)。それでも、百貨店を所有する富豪のブランシュ家ならば、日本好きの妹に姉がプレゼントするには適当な価格なのである。
(ヨーロッパにおけるきもの人気については、深井晃子著『きものとジャポニスム』(平凡社)に詳しい)

投稿 : 2018/04/05
閲覧 : 260
サンキュー:

4

ネタバレ

ぽーんぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

まったりほのぼの

メインストーリーの事情をもう少しボリュームが欲しかったかなと!

投稿 : 2018/04/03
閲覧 : 305
サンキュー:

3

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

19世紀のパリ、良い雰囲気♪ 看板娘の女の子!

パリに単身で渡った少女ユネの成長が1話1話で感じられる作品♪ 日常ものでほのぼのしてるので見ていて安心する。ユネの成長もだがクロードの成長にも目を向けてほしい❗
ユネ可愛いね♪

東山さんのキャラで印象に残ったキャラの一人がこのユネちゃん、おしとやかで大和撫子という、日本人を代表するキャラを演じたのは、あまり見たことがなかったく、それも、とても良い印象のキャラクターだったので心に残りました。
文化の違い、人種の違い、そこからいろいろな困難が付きまとうなかでの成長は見るに楽しいものがあり、暖かくなります!



武田日向先生、心からご冥福お祈りいたします。
とても素晴らしい作品だったと思います。ユネが知らない場所で、自分一人だけではできないこともあると知っていき、パリに暮らす人たちと助け合っていく。
彼女の生き方には学ぶところが多いと思った。
実際、知らない国で暮らしていくというのは相当大変なものだろう。それでも打ち解けていく彼女を見ていると心が暖まった。

投稿 : 2018/03/11
閲覧 : 290
サンキュー:

9

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

隠れた癒し系の名作

湯音は長崎からフランスに奉公にきた女の子、 見ためは小さいけどとってもしっかりした子ですね。生活している舞台はフランスの街の一角(がと〜ってもきれいで)で行動範囲も狭い範囲なのですが、外国に行くには遥かに勇気以上のものがいりますね。

「英國戀物語エマ」というこれと同じくらい好きな作品があるのですが、英仏の違いはあっても見てるだけでちょっと、異国情緒なノスタルジックな風景ですよ。

はじめちょっとこわかったクロードさんも だんだん湯音のことが分かってきて。。かわってきて、あー本当はいい人なんだぁ。。ってことが分かります。日本人なんて、宇宙人みたいなものだと思いますよ、当時のフランス人にとっては。

「最近見たアニメでは、一番癒されました。」ツッコミどころは多々あるけれど。

投稿 : 2017/12/03
閲覧 : 275
サンキュー:

8

麻絢 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

可愛い!

こけし風で可愛い!
時々絵が可愛くなるw
中世って言うのもいいし、異文化感あって好き

投稿 : 2017/10/31
閲覧 : 225
サンキュー:

2

ねこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

西洋の日常

日本から来た湯音ちゃんが外国で暮らしていく話です。
面白かったかといったら、そういうわけでもないんですけど安定した作品だと思います。音響監督がサトジュンだった事もあり音楽に関してはホントにいいものでした。やはりアニメは音楽で作品の評価がかなり変わってくるなと思わさせられました。

投稿 : 2017/09/24
閲覧 : 222
サンキュー:

4

kooodain さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

心温まる、異国の地での少女の物語

19世紀パリで日本人の少女が奉公をする物語。
見る前の想像だと異国での差別等ヘビーな内容だと思っていました。
ですが実際は異国の地で引き取ってくれた先で家族をやるというような話です。
主人公の女の子の健気で可愛い所も楽しめます。
身構えて敬遠している方はもっと気楽に見ると良いかもしれません。
苦労や異国文化の違い等苦労はありますが基本はハートウォーミング系です。
小さくて可愛い女の子を眺める程度の軽い気持ちで見始めて良いでしょう。

続編というより主人公の町での日常生活を描いた作品を1クール程欲しいです。
それを望む程面白く心が暖かくなる作品でした。

とてもいい作品だったのでもっと感想を書きたいですが書くことがありません。
全ては主人公の健気さと愛らしさと、心を満たす暖かさに集約されます。

▼物語の評価
とても良く出来ていた。
19世紀の日本人少女があんなだったかは知らないが…。
物語の作りも進行も主人公の愛らしさを強めていくエッセンスの様。
心が温まります。
▼作画の評価
遠距離の人の顔が少々雑な時があります。
それ以外は非常に綺麗に出来ていました。
乱れは少ない方だと思います。
▼声優の評価
主人公の演技がとても良かった。
愛らしさをとても良く表現できていた。
他の道行くキャラ等も何となく外国人っぽさを感じる様な気がしないでもありませんw
▼音楽の評価
中世感がそれなりにある楽器を使っていて雰囲気に合っていた。
OPはパリを表現、EDは主人公を表現ととても合っていた。
▼キャラの評価
とにかく主人公が可愛いです。
可愛さの種類が違います。
愛らしいです。
他の身近なキャラも味のあるキャラがそれなりに居ました。

投稿 : 2017/08/22
閲覧 : 275
サンキュー:

8

いりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好きな作品です。

レビューを書くとしても「好き」ということに行き着くだけなんで
ちょっと原作を知っている身から擁護みたいなものを。


いろんな方のレビューを読んでいると
・19世紀末に湯音みたいな日本人がなぜフランスにいるの?
・何でフランス語ペラペラなの?
・なんでいつも動きにくい振袖着てるの?

という疑問がよく見受けられました。
これに関しては私も「ですよねー」と思います。

で、作者はいったいどういった考えのもと
こんな設定にしたのかというと・・・

「フリルのドレスもアンティークの着物も
どっちも同時にただ書きたかったから!
しかもパリには行ったこともありません」

ということです。単行本の後書きに書いてありました。

まあ、そういうことですw
そんな訳で温かい目で見てやってくださいね。


でも、原作者の武田日向さん。
OPを歌ってる、羊毛とおはなのボーカルの千葉はなさん。
どちらも若くしてお亡くなりになってしまいました。
続編がきたいできず、ただただ悲しい・・・

投稿 : 2017/07/18
閲覧 : 236
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

可愛い女の子の異国物語

ほのぼのでちょっと切ないぽかぽか

絶妙にうまく仕上がっていると思う

投稿 : 2017/07/04
閲覧 : 205

REI さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かったです( ´∀`)

湯音ちゃんが健気で可愛いく、芯が通った女性で素敵です

明治時代の人たちはバイタリティーがあったというけれども
湯音ちゃんも損感じですかね、
もちろん実際は女性が海外へ行くなんて考えられなかったんだろうけど

NHKの朝の連ドラになってもいいような物語だと個人的にはおもうけれど
まぁ、無理ですよね( ´∀`)

残念なのは原作者の武田日向先生が故人になっておられるので
続きはもう、絶対無いってことですね

2期見たかったなー

健気な少女、レトロ感が好きな人は是非!

投稿 : 2017/06/04
閲覧 : 275
サンキュー:

4

ニャンキチ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人生も 迷路のクロワーゼ

 内容については つっこみたい所もありますが、異国で精一杯頑張っている 可愛い湯音ちゃんに癒されました。

 映像も綺麗で フランスの雰囲気を味わいました。

 湯音ちゃんがいろんな着物姿をみせてくれますが、見知らぬ外国に行くのだからと お姉さんが、可愛いものをたくさん持たせてくれたのかもしれませんね。あと手の指の描き方が 子どもらしく可愛く感じられました。


4.5話のED「遠く君へ」
作詞 - エリコ / 作曲 - 笹子重治 / 編曲 - コーコーヤ / 歌 - アンヌ(中島愛)

何処か聴いた事のある 懐かしいような 心に響く感じの歌が良かったです。

 






 原作者の武田日向さんが、2017年1月にお亡くなり 未完のままになっているそうです。
 キャッチの方から 教えていただいたのですが OPの千葉はなさん 36歳の若さで2015年にお亡くなりになっているそうです。
ご冥福をお祈り申し上げます。

投稿 : 2017/05/28
閲覧 : 253
サンキュー:

23

ネタバレ

ARENO さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

日本の良さを再実感するアニメ(*^^*)

~要素~
19世紀パリ×日本人の少女×着物×ボーイミーツガール×異文化交流×ほんわかストーリー


~基礎情報~
異国迷路のクロワーゼは、GOSICKのキャラ原も担当されている漫画家、武田日向による作品です(^^)/2009年より「ドラゴンエイジ」にて連載。のちアニメ化され2011年の夏季から1クールにてテレビ放送されました。単身でフランスに渡った主人公湯音と、滞在先の店で店主を務める少年クロードとの交流、それを通しての湯音の成長が描かれたアニメヾ(*´▽`*)ノ


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このアニメ、まずなんといっても素敵なのが19世紀パリの作画が
とてもよく描かれているところです!

趣のあるギャルリ・ド・ロア、華やかなパリの街、
夕暮れに染まるセーヌ川、などなど古きよきヨーロッパの
雰囲気が緻密に表現されていて、そこもストーリーとは
別に楽しめる点でした(´▽`*)



さてさて、異国迷路のクロワーゼは私の大好きなアニメの一つ
です。先程挙げた背景描写はもちろん、やはり魅力は
ゆったりとした心温まるお話。

日本からご奉公でやってきた湯音と、パリで出会った
様々な人との交流、その中で文化の違いに戸惑ったりといった
話がとにかく優しい気持ちにさせてくれます!

湯音が起こすちょっとしたハプニング以外はこれといって
大きな事件がないので、ホントに平和!!
始終安心して観れました。
近年まれにみる、真っ直ぐなアニメでしたね~。
ただ、その分物語の起伏があまりないため、退屈に感じられる
方もいるかも・・・
いやいや雰囲気を楽しむにはうってつけです(`・ω・´)



このアニメを観終わった後に感じたのは、「文化が違えば
考え方も違う。この違いって面白いな~」でした。
当たり前と言ってしまえばそうなのですが、お互いに
自分たちの中では普通なことも、相手にとっては異常かつ
不思議に思えるんでしょうね。そこにいちいち驚いている
ところが「なるほど~こういうのも見慣れないんだな」
とか分析しつつも、微笑ましいなぁと思ってみたりしてました。

思えば、当時のヨーロッパの人からしたら、「日本?何それ
美味しいの?」並に珍しい人種だったことでしょうね。
なんか変な服着て、板みたいな靴を履いて、髪も目も黒くて・・・
そんな東洋人を珍しがる様子がこの話でもきちんと描かれていて
、初めはクロードも湯音のことを胡散臭がったり。

でも、私がいいなぁと感じたのは、この後クロードは
湯音が一生懸命パリでの生活になじもうとするのを見て
今度は自分が湯音と日本の文化にきちんと向き合って、
それを頑張って理解しようとするんですよね!
これは文化や考え方・言葉の違いを乗り越えるのに
最も大事なことだと思うんです。
相手のことを知ろうと努力しなければ、何も越えられない。
私自身がこれとまったく逆の経験をしているので、
こうして少しずつ気持ちも距離も近づいていく彼らを
観るたびにいつもじーんします!!
現実はここまでは甘くないかもですが、まあちょっとした
理想ですかね~(笑)


それからそれから、
日本大好きなアリスちゃんや、おっとりオスカーさん
など、湯音の周囲の人物は個性的で、しかしここでもどこか
安心感を与えてくれます。あまり嫌味なキャラもいないですしね!



あーでも、やっぱり湯音が一番可愛です!これも
このアニメの大きな売りだと思いますww
いつも必死にフランス文化に食いついていくところが
けなげで応援したくなる!

クロードもツンデレキャラ嫌いじゃないですよー笑
なんだかんだ毎回湯音のことが気になって仕方なかったり。
うんうん、わかるよ。って言ってやりたくなりました。


全12話の中で特にお気に入りは
TV未放送なんですが汗、4.5話の「音楽会」。
これを見て、「ああ、やっぱり日本はいいなぁ」と思いました!
{netabare}外国で日本の曲を聴くと、改めていいな~と
感じることはないですか?(私だけですかね汗)その感覚が
よみがえりました。あの「遠く君へ」がいい曲過ぎて泣
実際に存在する曲なのかと思ったら、アニメオリジナル
なんですね。驚いたΣ(・ω・ノ)ノ!
劇中歌にしてはクオリティが高すぎかとww
ともかく、アンヌのおばあちゃんがどうやら湯音の
お姉さんの知り合いで、巡り巡ってつながっていた
というありがちな展開にも関わらず、
ここは素直に感動しました!{/netabare}



ところで、一つ言わせてもらえば原作が反映されなかった
あの話。なんでアニメで動かしてくれなかったんだろう・・・
{netabare}原作2巻の最後、クロードは湯音とはぐれてしまい
そしたらその建物で火事が起き、湯音がまだ中にいるということで
クロードは急いで助けに向かうのだが、そこでは・・・
と、この話で締めくくられるのかと思っていました。{/netabare}
まあ、でもきれいにまとめられてはいたので、
これもこれでよいか!




長くなってしまったので、声優情報は割愛っと。
個人的には、湯音のキャラソンでもあるED
「ここから始まる物語」と劇中歌「遠く君へ」
のメロディがとても好きです(*´▽`*)
↑オススメww
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人によって色々な捉え方ができるアニメだと思います。
ただ一つ言えるのは、ホントに癒される笑笑


多少の物足りなさは否めなくとも、私としてはぜひ
最後まで観てもらいたい作品です(^^)/

投稿 : 2017/02/27
閲覧 : 493
サンキュー:

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異国迷路のクロワーゼ The Animation のストーリー・あらすじ

私ハ…このギャルリの家族ニナリタイ・・。
19世紀の仏蘭西、巴里――。 近代化の流れに忘れられた小さな商店街、ロアの歩廊に、 ある日、小さな日本の少女が足を 踏み入れました。彼女の名前は湯音。 長崎から一人、パリへ奉公にやってきたのです。 全く違う異国の文化や慣習に戸惑う毎日。 それでも一生懸命な湯音は、鉄工芸品店「ロアの看板店」で働きながら、店主のクロード、そしてパリの人々との温かな出会いを通じて、一つずつ、文化や言葉の違いを乗り越えていくのでした。優しい日差し差し込む、この時代遅れな商店街に 迷い込んだ日本人形。 いつか、ギャルリの家族になれるよう、少女は今日も奉公に励みます…。(TVアニメ動画『異国迷路のクロワーゼ The Animation 』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年夏アニメ

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