当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「BLUE GENDER [ブルージェンダー](TVアニメ動画)」

総合得点
63.0
感想・評価
77
棚に入れた
402
ランキング
4531
★★★★☆ 3.3 (77)
物語
3.5
作画
3.2
声優
3.4
音楽
3.2
キャラ
3.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

BLUE GENDER [ブルージェンダー]の感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

結局ヒロインだけ

頭の悪い主人公に始終イライラ
彼が何かするたびに人が死に、何かしようとするたびに人が死にそうになる
後半は設定のせいなので仕方なくはあるんだが
前半と後半でガラッと変わるストーリーは予測がつきにくいが、それが別段面白さにつながってはいないのも残念

{netabare}
セカンドアースの住人(軍人)にとって性行動は気晴らしでありレジャーみたいなものという設定は、サービスシーンがメインとは言えなかなか面白い
そりゃまあ、いつ死んでもおかしく無い軍人が閉鎖空間で生活してりゃ他にすることなんてないよなあ
ヒロインのマリーンも例外ではないというのがまたいい (NTR風シーンあり)
1話からそれを匂わすシーンはあるのだが、はっきり判明するのはジョーイとの行為をユウジが咎めるシーンだが、ユウジにした所で結構だらしない下半身なのでオマ言うなんですけどね

グロシーンとエロシーンと、結局ヒロインのマリーンのかわいさだけで持ってるような感じですかね{/netabare}

投稿 : 2022/09/16
閲覧 : 177
サンキュー:

1

ネタバレ

メガネマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

まぁ面白いか面白くないかで言われたら

面白かったと言わざるを得ない。しかし一番しっくりくる言い方で言えば微妙。もっと面白くできたのではないか、という部分だ。当方高1から見て18話あたりで一旦見るのをやめ高2で観終わった。マブラヴのようなアニメを探していてこのアニメに行き着いた。何せ宇宙から謎の生命体がやってきてロボットをつかい戦う、というところが同じだったから。私のように主人公に期待してみるとだいぶつまらないと感じるだろう。何せ他の方も言っているが見ていてイライラする程だ。序盤はいい。だが終盤はどうだ?殺す覚悟をしたはずなのに殺せないと言って味方を危険に晒す。お前今何話だと思っているんだ。後数話で終わるんだぞ。正直25話?か26話で最後戦ったところ以外はかっこよさ皆無。逆に言えばそこだけは良かったと言える。ただ「俺に考えがある!」みたいなこと言ったキャラデザもあったやつが何の布石もなく死んだのとか笑った。ちなみにその少し前もだ。B細胞のせいだと言われているがこちらから見れば統合失調症の主人公にしか見えない。ヒロイン殺そうと何度もするし。んでヒロインはヒロインでもうメンヘラみたいになっちゃってゆーじゆーじ言ってるし。ヒロインの作画は個人的にですがめちゃくちゃいいところもあれば良くないところもって感じです。正直ヒロインが居たから見れたものでしょう。このアニメはヒロインを見るものだと思ってもいいでしょう。後不満点をいえば昔のアニメ特有の話の進みがおっっっっっそいことですかね。最後の数話前になると話進まなすぎてお前これ風呂敷畳めんのか?どうやってこれ終わらせるんだ?って感じでした。ちなみに猛スピードでおわりました。最初からその速さで進めろ。このアニメはツッコミどころが多いですね。最高議会のトップがドラえもんののび太の先生だったり、ラスボスのはずのトニーあっけなさすぎだし。一瞬画面から目離してたらやられてましたよ。おいいい。てかその後のあのブルーは絶対展開に困ったから入れたろ?。そして後中途半端な行為シーン。25話使ってやっとか。と。まぁ一番は最終話の解き放てが流れてる時にセカンドアースが爆発したことですかね。あれ歌と歌被ってて聞きづらいし、てかあれだけ技術発達してたらやることなんていくらでもあるだろ、ゲームとかなかったんかい!そこで暮らすって決めたんだから娯楽作れよ!!。まーいちばんの見どころはそこかも。ゆーじの最後のシーンは結局迷走して制作陣もオチを考えられなかったのかな?ここまで見てきた視聴者を置いてきぼりにして終わりましたね。とりあえずいいたいところはそんなところ。ヒロインが可愛いのが1番、。歌は良かった。

投稿 : 2022/04/20
閲覧 : 305
サンキュー:

1

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

敵は巨人でもBETAでもない、BLUEだ!

放映時期を確認して正直驚きました。20世紀末に地球が怪物によって侵食される設定のアニメが、放映されているとは思っていませんでした。2000年以降に発売されるゲームのガンパレ―ドやマブラヴに設定・世界観が近く、後のセカイ系と称される作品群にも風合いの一部である「終末・破滅」といった要素の先駆けたるのが、このBLUE GENDERではないかと思えるほど、ストーリーがよく練られています。
ざっとあらすじだけ書きますと、BLUEと称される怪物に蹂躙される地球は、スリーパーと呼ばれる冷凍睡眠患者の主人公と、BLUEに追われた人たちが、宇宙上に建設したセカンドアースからスリーパー救出任務で来た兵士のヒロインとが、地球上で邂逅し様々な苦難や悲惨な戦線を乗り越えていくボーイミーツガールの王道たる入りで、物語は始まる。
前半はとにかく絶望的で、グロテスクな表現が多く中々重い。後半は葛藤や人間同士のいざこざで、ややドロドロした展開が続きます。グロに耐性がある方には薦めたいのが本作品です。

投稿 : 2022/02/26
閲覧 : 338
サンキュー:

2

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

この身体で今生きていることを感じようとして何が悪い。

投稿 : 2021/11/22
閲覧 : 194
サンキュー:

1

ネタバレ

みつぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

全26話

最初は現実を全く受け入れようとしなくてグズな主人公にイライラ

次は煮え切らない主人公にイライラ

中盤に色々とネタバレ的な事が起きていいかもと思う

その次は細胞に操られて嫌みになって行くからまたイライラ

終盤は案外煮え切らない態度になっていってイライラ

全体的に視聴者に強烈に物語を見せようとして度が過ぎて嫌みな作品

ラストは意味不明で終わります

主人公の少年オジサン系のキャラクターで嫌かも知れません

壮大な地球と宇宙の物語なのですけど

キャラ表現でだいぶマイナスになってると思います

真のストーリーはそれほど悪くないとは思います

評価63点

投稿 : 2020/07/31
閲覧 : 542
サンキュー:

1

ネタバレ

藤浪サトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

深夜アニメ黎明期の傑作

注:弊ブログより一部抜粋

随所で露骨なエロシーンが展開されていたり、ブルーの内臓や血液などのグロシーンが修正なしで頻繁に登場する点など、深夜アニメ黎明期特有の雰囲気がある。お色気シーンの数々だが、いつ死ぬか分からない世界観を踏まえると、かけがえない生の輝きの表現に昇華されていると言える。エロシーンが単なる視聴者サービスではない、作品のテーマとも関わる非常に深い表現となっているのは大変珍しい。

作画

作画全体の雰囲気は、80年代末のOVAを彷彿とさせる。しかしながら、際立った作画崩壊は見られず全体的なレベルは結構高い。通常の虫以外にも、カニやタコといった虫を含む漢字で表される水棲生物がモデルのブルーもおり、ブルーのデザインはよく考えられている。また、マリーンのキャラデザが異様なくらい美人である。

音楽

次回予告の際に流れる軽快なBGMが非常に良い。次回へのワクワク感を高めてくれる。劇中のBGMも良く、特に物語序盤で流れる曲のクオリティが凄まじく高い。

オープニング曲も盛り上がる良い曲。特に、「一筋の光を求め ひたすらどこまでもただ彷徨う」という入りが最高。絶望的な状況と不屈の精神を一文で表しており文学性すら感じる。

制作に東芝EMIというレコード会社が参加しているため、音楽のクオリティは全体的に高い。

ストーリー

{netabare}毎回のように予想を超える意外なストーリーが展開され、結末がどうなるか想像も付かなかった。仲間がどんどん死ぬ絶望的なストーリーと思わせて、予想外に熱い展開になっていったのも最高である。マリーンたちの被っているヘルメットが妙に敵っぽかったり、「人間もブルーも害虫だ」という趣旨のセリフが飛び出したり、思わぬ箇所が伏線になっていたのは流石。終盤の展開は常人の理解を超えていたため、評価を下げている。{/netabare}

人物

各キャラの心情はそれなりに掘り下げられていた。しかし、規律の厳しい軍ゆえか、登場人物のキャラが全体的に薄い印象である。{netabare} 祐司と両親とのやり取りや、タカシとのエピソードをもう少し描いていれば、物語がより厚みを増していたと思う。最高議会の面子を始め、登場人物の多くがそれぞれの信念を貫いて行動していたのは大変良かった。セノ・ミヤギの、碇ゲンドウのようでもあり、気難しい芸術家のようでもある独特の雰囲気が物語に深みを与えている。{/netabare}

投稿 : 2018/12/17
閲覧 : 1051
サンキュー:

2

ネタバレ

ロボ子 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

個人的メモ

◼︎良い点
・世界設定は面白い、グロ要素も雰囲気作りとして良い

◼︎悪い点
・作画が雑、動きがぎこちない
・台詞の間や言い回しに違和感あり
・主人公が情緒不安定というかキャラがブレてる、自己中過ぎてかなりうざい
・ブルーは無機物もエネルギーに変換出来るし、人間は大して腹の足しにもならないらしいのに、人間ばかり襲うのが謎

投稿 : 2018/02/02
閲覧 : 545
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

主人公がとても酷いキャラクターです

愚図→屑→キチガイ→愚図→もう嫌

見進めるのにかなり忍耐が要ります

ストーリーいまいち

バトルシーンもいまいち

世界観もいまいち

ラストもいまいち

良い所がありません

欝マニアならお勧めなのかもね?

投稿 : 2017/12/14
閲覧 : 471

ゆずぼうず さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

不器用ですから

過去のレビューで桑島法子さんがいいですよ!との事。この声優さん知らなかったのだけれど、二代目森雪をやってるのですね。森雪と言えばオッサン世代にとっては永遠のヒロインじゃないですか。異論は認めない(笑)。OP、EDも唄っているし、この頃から活躍してらしたのですね。確かに本作のヒロインと合っていて素敵です。
では、物語はどうだろう。いろいろツッコミどころ満載である。一言でいうとロボットアニメなのだろう。いや、むしろそれで描き切れたのなら、その方が良かった。ロボットの戦闘シーンは「ボトムズ」を彷彿とさせますが、本作より15年以上前の作品と同じか、それ以下しか動いてないんですよね。人物描写に関しては、それに輪をかけて不自然な間だったり、作画であったり。
何より、本作にのめり込めなかったのは、主人公とヒロインの関係性が絶望的に「つたない」事に起因するのは間違いない。

世界観そのものは悪くなく、ハリウッドが実写化しそうなものですが、本作には作り手に巧者がいなかった印象を禁じ得ません。
今、この作品を観ようという酔狂な人は多くはないと思いますが、放送当時もし自分が観ていたのなら、最終回のもやもや感、残念さはハンパではなかったと断言します。

投稿 : 2017/07/12
閲覧 : 463
サンキュー:

1

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

好き嫌い別れるかなぁ

ストーリー自体は全然違うけど、アニメ版スターシップ・トゥルーパーズだと言ったらわかりやすいかも(アニメ版あるけどw)

正直、僕は好きな部類じゃなかったかな、ただヒロインが桑島さんで可愛かったから最後まで見れた、ちなみにopも桑島さんでそれなりの良曲なので飛ばさないでちゃんと聞いてみて。

投稿 : 2017/07/01
閲覧 : 303
サンキュー:

0

ネタバレ

ブラックテクノロジー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

blue gender

本格派ダークSFストーリー

桑島法子さんが声優を務めるマリーン・エンジェルが魅力的
OP(OP、EDともに桑島法子さん)とアイキャッチがすごくカッコいい
アーマーシュライクと呼ばれるロボットのデザインは古臭さを感じさせない美しさがある

登場人物がほとんど死ぬのが絶望感に溢れていて◎

序盤の衝撃は作品に引き込まれ次の展開が気になる
エッジの効いた作画(途中から少し変わってしまうのが勿体無い)やグロシーン、性描写が他のアニメとは一線を画している

ラストに向けて盛り返すが中盤の中だるみっぽさがこの作品を名作から隠れた名作にしてしまっている

テーマが愛なのか人類なのかはたまた環境問題なのかよくわからない

{netabare}
超合理主義のマリーンが祐司と出会い人間らしく変化していくのに対し祐司は殺戮マシーンへと変わっていってしまうのが印象的

祐司にヤリ逃げされただけの可哀想なエリナ
でもそんな主人公を責めもせず変な距離を置く事もしないダイスのおっさんが良い奴すぎる
{/netabare}

【まとめ】
エログロSF

投稿 : 2017/04/22
閲覧 : 245
サンキュー:

1

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

進撃の巨人→マブラヴ→ガンパレ…の大元と言われる90年代末の深夜アニメ。桑島法子ファンなら必見かも。

巨大な虫っぽい生命体により壊滅した地球を舞台に繰り広げられる、ロボットバトル+サバイバル+男女のロードムービーな全26話。
世界観は「マブラヴ」や「ゴッドイーター」っぽく、終末観漂う鬱展開やグロあり。
本格的に深夜アニメ放送され始めた初期の方の作品で、後続の「マブラヴ」シリーズ「高機動幻想ガンパレードマーチ」…「進撃の巨人」等に影響を与えたようです。

骨太な世界観や筋の通った脚本、主人公・祐司とヒロイン・マリーンの絆は中々。
あと、ヒロインとOP・EDが桑島法子さん、ほーちゃんファンならば観て損は無いかと。

{netabare}『物語』
主人公・祐司(ゆうじ)は難病を今の医療では治せないので、未来に託す為コールドスリープしていたが、目覚めた世界は滅んでいた…。
BLUE(ブルー)と呼ばれる蟲っぽい異形生命体により人類壊滅した未来の地球で祐司は「スリーパー」(コールドスリープしていた過去の人間の事。とある理由で人類生き残り組織から求められている)として組織の女兵士マリーン達と共に「セカンドアース」という人類生き残りが住むスペースコロニーに向かうことに。
絶望的な状況、ブルーの猛威の前に、次々散っていく仲間たち…
こんな世界で何故自分は生きねばならないのか!?

…序盤は祐司がウジウジと足引っ張るので観ていてイライラするのが難。
また「モブとゲスト」に厳しい作風、基本的に祐司とマリーン以外は皆死にます…
優秀な兵士として育てられたマリーンの冷徹さと、平和ボケした祐司の対比を見せつつ、絶望的な旅路が続いていく。
地球に取り残された人間たちの悲惨さが、かなりの鬱展開…
またモラルが崩壊してる世界観なので、深夜アニメということもあり、露骨なセックスシーンも多々あり。

世界観や雰囲気は前述の通りマブラヴやゴッドイーターっぽいです。
序盤から仲間が死にまくる展開は後の「キスダム」辺りにも受け継がれていそう。
「アーマーシュライク」というボトムズっぽいロボットで戦うので一応はロボットアニメでもあるのですが、このロボあんまり強くない上に戦闘も地味なのでやや盛り上がらない。
それでも必死に乏しい銃火器で絶望的な死闘繰り広げる様は緊迫感あり。
展開や現在の目的は常に分かり易く、全編通して脚本の質は良いです。
鬱な死闘繰り広げつつも、意外と前向きなロードムービーな感じ。

前半(1クール)までの、宇宙船打ち上げ基地に向かうまでの旅の方が面白かった。
朝鮮半島のエピソードは鬱ですが、遊牧民少女との交流や、いぶし銀の傭兵ダイスと共闘する等、飽きさせないです。
ロードムービーらしい展開で、祐司の成長や、冷徹だったマリーンの心情に少しずつ変化が現れる過程も見所でした。
初期の冷徹な戦闘マシーンから徐々に人間らしくデレてくるマリーン可愛いです。

後半クールからはスペースコロニー「セカンドアース」を舞台に、上層部の思惑とかの政治劇に。
丁寧な進行なのですが、前半のロードムービーに比べやや退屈かも。
序盤に比べて戦力整ってるので絶望感薄れてますが、展開が二転三転するので目が離せないものの、ややB級っぽい強引さも…

見所は、初期とは祐司とマリーンの戦闘力と人間らしさが逆転していく構図…
恋の三角関係とかもありつつ、マリーンの葛藤を通じて人間らしさについて考えさせられる感じ。
すっかり人間らしい女性になっていくマリーン。
後半の祐司は見違える程の強さで無双!
祐司が無双出来た理由、マリーンのスリーパー回収任務の意味が初期からちゃんと伏線張られているなど、脚本が良く練られてます。

…ブルーとは結局{netabare} 増えすぎた人類を粛正する為の地球の意思であった! {/netabare}
でもブルー排除よりも、人間らしく生きる事がテーマっぽいです。
全編通じてB級なノリ(モブやゲストの扱いが雑)だったり、強くカタルシス感じられる盛り上がりは乏しい点が難でした。
最終話も唐突な展開{netabare} なんでセカンドアース全滅するんじゃ!?別にセノ死ななくてもいいだろ… {/netabare}余計な気がする。
それでも全編通して脚本がしっかりしている事、一貫してマリーンの祐司への愛のドラマは良かったです。
前半はロードムービー、後半もなんやかんや混迷しつつも次第にブルーやスリーパーの謎が判明していく興味深さで最後まで飽きさせない。
…B級な面は否めませんが、私的にかなり面白かったです。


『作画』
当時の深夜アニメとしてはそこそこなのでは。
マリーンは結構美人です。あと結構露骨なエロあり。
ブルーがかなりグロい点も見所。
ロボット・アーマーシュライクはボトムズっぽい武骨な魅力あり。
けどパイロットが露出してるのはどうなんだろ…?
戦闘シーンはムラがあり、迫力あるシーンも多少はありますが、単調で地味なシーン多いのが難でした。
本編もOP映像みたいなクオリティーあれば大分評価上がったのですが。

『声優』
海堂祐司は野島健児さんロードス島戦記のスパークに続く2作目の主演キャラ。
序盤のイライラから終盤の狂気まで地味ながら祐司の内面しっかり伝わりました。

マリーン・エンジェルの桑島法子さんのクールビューティー良かったです。
初期は冷徹な女軍人、次第にデレていく感じが良かった。

ダイスの銀河万丈さんカッコイイ。渋いイケボです。


『音楽』
OP「解き放て!」ED「愛が教えてくれた」共にマリーン(桑島法子さん)の美声が光ります。
OPはカッコ良くノリが良く熱い曲、EDはマリーンの愛をしっかり伝える良曲。
いずれも本作の主題をバッチリ捉えていて良い主題歌です。
…あと、歌詞が分かり易く聴き取りやすいのも良い。
最近の歌よりもスローテンポで単語をはっきりと発音する感じ。サビのラスト
「し・ん・じる~、ち・か・ら、と夢を~~~、生きてゆ~くた~めに~♪」
カラオケでとっても歌い易いので何気にお気に入り曲♪
…けど女性曲なので「自由を武器に~きっと手に入れる「のよー」~♪」と女言葉になるので男が歌うとちょっと恥ずかしいw

BGMも中々で、ブルーとの死闘や絶望感良く出ていた。


『キャラ』
海堂祐司は序盤かなりイライラさせるキャラではありますが、成長度は高い主人公です。
恋愛面でビシッとしてないのでそこも難あり、いやそこは面白い面かも。
無双系主人公として設定面で説得力あるのは良いです。

マリーンは話が進む程にデレてくるのが可愛いヒロインでした。
使命史上主義な戦闘機械からの後半~終盤の愛に目覚める、良いですね~。
ナイスな桑島ヒロイン…彼女はちゃんと生き残ってよかった♪

モブはもちろんゲストの名有りキャラも容赦なく使い捨てにされるのは良し悪しあり。
序盤のジョーイとかいい奴だったに…。
後半の仲間たちも良い奴ら多かったのに、扱いが雑すぎる…。
韓国人(地球の国家全部滅亡してるけど)の幼女ユンちゃん可愛かった。本作唯一の萌え要素。
優しい良い子だったのに…サツバツ!

いぶし銀の戦士ダイスが渋くて頼れました。彼と共闘する辺りが一番面白かったかも。
遊牧民の美少女エリナちゃんも良い恋のライバルであった。私ならエリナちゃん選んでたw

セカンドアース上層部はセノ・ミヤビ含め、双方人類の未来考えての行動なので、意外と悪人は誰もいない感じは良かった。{/netabare}

投稿 : 2016/03/11
閲覧 : 470
サンキュー:

23

ネタバレ

MbsHL22207 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

エログロ特盛つゆだく

□物語
 ロボットに乗って地球を乗っ取った巨大な昆虫と戦う近未来SFアニメという設定。1960年代にNASAの科学者が唱えた「ガイア理論」がストーリーの根幹を成している。
{netabare}
 このアニメの世界はとにかく人間の論理・道徳感が異常な世界で、「いつ死ぬか分からないから」とか理由付けして簡単にヤリまくり、そして簡単に死にまくり(さっきまで無表情で後ろから乳揉まれてた女が、地盤沈下でこけて後頭部強打して首折れて死ぬって、それはないだろと当時思ったものだ。)
虚淵作品並に脇役を酷使(酷死?)してるあたりは当時衝撃を受けたものだ。

そしてヒロインが規制なしの全裸でこっちに歩いてくるというとんでもないEDで終わる。

このアニメが伝えたいことは、人を想う心とは何か、幸せな生き方とは何か、と言ったところだろうか。色んな登場人物の生き方や死に方、思考・行動を描いており色々考えさせられる点はあるにはある。
結構壮大な話にしようとして中途半端になってしまってる感もあったりするが、それなりにまとまってはいる。

□声優
メインキャラは有名どころ(当時売り出し中だった?)である。
その為メインキャラは安心して聞いていられるが、脇役の中には「おいおいちょっと待ってくれ」と言いたくなる棒読みの方々が結構いる。

相当編集が荒っぽい総集編では幾分かマシにはなっている。

□キャラ
マリーン・エンジェルのツン期→デレ期の変化がとてもよい。
人類の為に戦うことしか考えられない戦闘兵士から、一人の男のことしか考えられない乙女への心境変化がよく描けている。
ヤリまくってたはずの過去の自分に自己嫌悪は無かったのだろうか?という疑問さえ湧かせない程の清々しい純愛っぷりには狂気さえ感じる。

□作画
崩壊時と良作画時の差が激しい。
リアルSF系でこれは無いと思う場面が多々見受けられた。
しかし最終話の決戦シーンの作画はセル画アニメでも相当上位に食い込めるレベル。
終わりよければ全て良し。2周目視聴は有り得ないのである(ちなみにLDとDVDが発売されている。そういう時代である)。

ちなみに皆さんが気になるであろう全裸歩行EDであるが、作画が「これは劇場版ですか?」という程に力が入っている。ラストの顔アップなどもはや芸術の領域だ。やはり終わりよければ全て良しなのだろうか?

□音楽
物悲しいBGMか、物騒なBGMしか用意されていない。
楽しい曲は無くその点は徹底している。
OPは戦闘的な曲、EDは子守唄みたいな歌で時間帯も重なり眠気が視聴者を襲う。

■総評
視聴はあまりオススメしない。
無駄に長ったらしくテンポが悪いのが主な要因だが、そこに加え余りにも人を選ぶグロシーンが頂けない。
進撃の巨人の元ネタじゃないかとか一時期言われてたようなので視聴しようと思う人もいるだろうが、相当毛色が違う。
もっとオタク向けというか、深夜アニメ黎明期のチャレンジ作品的な色が濃く、万人向けでは無い。

ちなみになぜか個人的に憎めない作品である。
私が人生ではじめて観た「深夜アニメ」だからかもしれないが。

{/netabare}

投稿 : 2015/08/14
閲覧 : 645
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

解き放て!

【物語の評価】
二部構成のお話です
まあ、面白さは普通ですかね…

【作画の評価】
最後の戦闘はかなり良かったですけど、それ以外は微妙といったところ

【声優の評価】
まあ、普通

【音楽の評価】
OP好きでした

【キャラの評価】
こちらも普通ですかね

【総合評価】
ガンパレ→マブラヴ→進撃、と続く系譜の元ネタ
まりもちゃんパクーみたいな展開はないので、その点は安心して見れます
この話は、前半はサバイバル、後半は主人公が自分と地球の在り方について考えるみたいな話なんですけど終わり方はまあ、ありかな…と思えるものでした
まあ、見て損はないかな~という感じの作品ですね

投稿 : 2015/08/11
閲覧 : 254
ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絶望に覆われた世界で主人公とヒロインが愛と希望を育む近未来SFパニックアクション。

主人公の海堂祐司は治療法の確立されていない病気に感染しますが
未来の医療技術に期待し、2009年に人工冬眠に入ることを選択します。
それから22年後…西暦2031年、未来へ夢と希望を抱き眠りについたはずの
彼が目覚めた世界は謎の怪物BLUEに支配される荒廃した地球だったのです。
状況を理解する間もなくBLUEに殺されそうになってると一人の少女に助けられる。
彼女の名はマリーン・エンジェル。
祐司のように眠りについた人間、
通称スリーパーを回収し宇宙にある施設セカンドアースに連れていくのが任務だと言うが…
かくして目覚めたばかりの祐司はマリーンをはじめとする
スリーパー回収部隊の面々に保護されセカンドアースを目指すことになるのだった…
というお話。

全26話と2クール分なんですが内容はそんなに詰まってません。
簡潔に説明すると、セカンドアース目指す→セカンドアースで一波乱→地球に戻り終了って感じです。
感覚的には2クールアニメというより二時間の映画を26話使ってやりました、という印象。
26話あるんだけど物語は二時間映画くらいの動きしかありません。
進行が丁寧と言えないこともないし、テンポが悪いと言えないこともない。
大抵の作品は1話ごとに見せ場を用意してたりするけど
この作品はそういうのじゃないです、淡々と終わってく話も多く、
話数にとらわれず全26話で一つの作品として評価してくれというスタンスに感じました。
退屈って感じはそんなになかったです、淡々としてるから退屈ってわけでもないですし。
パニック映画のような人間と未知の怪物たちとの戦争なので設定だけで盛り上がる部分はあります。

主人公の祐司は絶望に覆われた世界で目覚めることになり、
マリーンたちに連れられ宇宙を目指すことになるのですが
序盤の見所としては祐司とマリーンとの価値観の相違にあります。
マリーンは出会った当初は非常にクールで感情が無いような機械的な女性として描かれています。
そのことで何度か祐司と衝突することもありました。
マリーンは任務最優先と考える女性で祐司を助けるのも任務のため、
彼が希少なサンプルだから助けるという冷めた思考をもっていました。
物事に関して深く思考することはなく、部隊の人間から誘われれば性行為の相手すらします。
それはマリーンに限ったことではなく、少なくとも部隊の人間にとっては比較的当たり前のことのようでした。
女性が性処理を担ってるというわけじゃなく、お互いに生きてる実感を得るためにする行為ということなのでしょう。
少なくともマリーンは嫌々しているという印象はなく、そういった実感に基づいて行動していると言ってました。

そんなマリーンが祐司と出会い変わっていくのがこの作品一番の見所でもあり、大きなテーマになってます。
彼女は祐司と出会ったことにより「違和感」をおぼえるのです。
今までのような感覚で性行為を行う事への違和感、上層部の祐司の扱いに対する違和感。
いままで人形のようだった彼女が人間らしくなっていく様が魅力的な作品。
観終わってみれば最終的に一番人間らしくなっていました。

逆に祐司は中盤からどんどん悪い方へと変化していき、
彼をマリーンが正気に戻すというのが中盤の見所です。
任務最優先だった彼女が組織の意向に背き、
祐司を救うために奔走する姿は出会った当初の姿からは想像がつきません。

大群の怪物を相手に銃撃戦を繰り広げる本作は、
さながらTVゲームの地球防衛軍といったところなんですが
そこに秘められてるテーマは「愛」と「希望」でした。
絶望に満ち溢れた世界で愛を育む祐司とマリーンはSF版アダムとイヴかな。

登場人物の大半が死ぬし、性描写は露骨だし、
今風ではないんだけど、だからこそ一見の価値ある作品だと思います。
少なくとも本作の祐司とマリーンのベッドシーンは美しかったと思います。
マリーンの「生きてる実感」を得るための性行為という描写があるからこそ
終盤での祐司との「愛ある」性行為が際立つのではないでしょうか?

内容は荒削りで陳腐かもしれないけどB級映画を観てる感じで結構面白かったです。

【B+75点】

投稿 : 2015/01/08
閲覧 : 439
サンキュー:

5

ネタバレ

生来必殺 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

待て、しかして・・・

まず本作に少しでも興味を持った人はネタバレに【厳重注意】
ここのレヴューゾーン微妙にネタバレの雰囲気が・・・
それと進撃の巨人2期を楽しみに待ってる人も警戒が必要。
本作→ガンパレード→進撃 という微妙な関係性があるので
間接的にネタバレしてしまう可能性も(もしかしたら?)あり。

さて、本作とは如何なるジャンルに属し、どういう作品であるかについて
考えた時、説明するのが非常に難しいという問題にぶち当たる。
それはある意味『高いハードル』であるかもしれない。

SF的ロボットアクションもの?
機動戦士ガンダムとエヴァを足して2で割ったような作品?
そう言われてみればそうかもしれないし、そういう要素も確かにあるだろう。

しかしだからと言って、王道的ロボットアクションを期待して本作を見た人は
恐らく期待ハズレだったという感想を抱くかも。

メカデザインは無駄にカッコイイ(というかカッコよすぎる)し
スピード感と臨場感溢れる見せ場の戦闘シーンも確かにあるのだが、
戦闘シーンの数が不足気味で、高性能戦闘メカの性能を最大限に生かしたシーンは
限りなくゼロに近い。
(もの凄いの潜在能力を持ったパイロットはいるのに何故?と訝しがる人もいるだろう)

本作を敢えてジャンル分けするならエヴァ進化系に属し、エウレカにも似た要素を持つ。
(グロシーンがあるのもその理由のひとつ)
一つ例を挙げるとエヴァ第9話「瞬間、心、重ねて」の戦闘シーンよりも
二人のパイロットの奇妙な共同生活に力点を置いているような感じのタイプ。

本作には様々な『高いハードル』が山積している。
視聴者にとってのそれは、主人公が文字通り『お荷物』であり
ヘンなヘアースタイルの『猿』みたいな存在に思えてしまうことであり
『カイ・シデン』のように人の感情を逆なでする要素と『碇シンジ』のような
軟弱さを同時に併せ持ち、かつ田名部愛のようにうざったい台詞を吐くという
厄介な人間性を持っていることである。

そしてそのことは未来人であるヒロインにとってはより強烈で鮮明なリアリティーであり、
成り行き上の任務とはいえ、無駄口叩くこの『お荷物』、『旧世代』の『猿』を
なんとか目的地まで届けるというのはヤレヤレな気分であると言えよう。

とまぁ、そういう方向性で物語は進行していくわけだが、
本作の最大の魅力、見所とはまさにそういう要素であり。

ロボットバトルよりも自分たちの足で大地を踏みしめ
世界を流離うことであり、目的地の前に聳え立つ文字通り『険しい山』に挑むことである。

世界を流離うことが本作の最終目的でもなく、次のステージもちゃんと用意されているのだが、
一見無駄とも思えるプロセスやキャラの言動を丁寧に描いているのにはそれなりに
意味があり、それを飛ばしてしまったら本作はもっと味気ないものになっただろう。

だから結局あんな『猿』にも存在理由はあって、
そんな彼{netabare}の微妙な心理描写{/netabare}にも大いに意味があったりする。

早い話が主人公はヘタレ系で、ヘタレ系主人公が好きな人には本作はかなりお薦め。
ヘタレ系ストーリーには当然の如く物語の進行をサポートする役目が
つまりその辺はヒロインが十分すぎるくらいに穴埋めするので安心して視聴できる。

ここからは少し踏み込んだネタバレにつき本作未視聴の方にはご法度で。
{netabare}実は本作をエヴァ系と称すのにはもう一つの理由がある。
それはエヴァと同様にフロイト心理学のテイストが意欲的に活用されている点だ。
それはある意味ペテン的手法であり、生と死や二項対立が織り成す葛藤の要素を
持った物語ならなんでも適用可能で無難に解釈できてしまう若干無理ある荒技である。
それはエロスとタナトスという概念で物語を解釈するやり方である。

単なるこじ付け的連想ゲームと言われればそれまでだが、実戦してみるとこんな具合。
エンジェルは天使。天使のイメージの原型はローマ神話のキューピッド。
キューピッドはギリシア神話のエロス。エロスはマリーン・エンジェル。

眠りの神はヒュプノス。ヒュプノスの兄はタナトス。
故に眠れる者(スリーパー)はタナトス(死)の近親者。
エロスとタナトスの衝突は葛藤を生む。
エンジェルとスリーパーの対立衝突も人間心理の葛藤の現れ、という風に。

エロスは生、融合、肯定承認、友愛を象徴し
タナトスは死、解体、否定拒絶、攻撃性を象徴する。

しかし、「それがどうした?」と問われたら返す言葉がないのが
フロイト心理学の限界なんだこれが・・・

しかし、進化論という現代では絶対不可侵の神話的学説の基本的メカニズムも
繁殖と淘汰という二項対立に突然変異という概念を付加しただけの
ある意味ペテン師的な解釈理論に過ぎないわけなので、似たり寄ったりなのかも。

さらに蛇足だが、マリーンは海、海は生命の源=母を象徴するから
ブルーは海とは相容れない存在っていう解釈も成り立ちはする。{/netabare}

投稿 : 2014/11/27
閲覧 : 801
サンキュー:

6

nicoco さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

救いはないのですかッ・・・

大分昔のアニメだが、ストーリーは結構私の中では面白い部類に入る。ザックリと言うといばらの王SFバージョン?、所謂宇宙戦争のような謎の生命体が地球に蔓延る人類を根絶やしにかかる、よくあるストーリー。
かと、思いきや実はそうでもない。コールドスリープした主人公が謎の生命体ブルーに支配された未来地球に目覚めるのだが、これも実は意外な伏線を抱えている。

初回から飛ばすようにグロい描写が入り、時々はさまれる謎のエロチックや進行のもどかしさに突っ込みを入れたくなる気持ちもあるが、世界観が解りやすく描写されているのでストーリーもそこまで違和感なく見れる。

ただハードなアクションを求めてる人にとっては大分物足りないかも・・


個人的にアニメの間に流れる音楽センスやSEがツボ。音楽監督を調べたら蓜島邦明さんという方でMONSTERや世にも奇妙な物語、SIRENに携わっている作詞作曲家でちょっと嬉しかった。

投稿 : 2014/11/19
閲覧 : 353
サンキュー:

3

woa さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

桑島法子のEDは秀逸

一見ハッピーエンドに思えるが、地球の許容限界を超えた人類が遺伝子レベルで自殺していくというこのアニメに救いは一切無い。許容範囲内に縮小してもこのプロセス自体は止まらないため、当初この自殺遺伝子を社会に応用した科学者の人口管理的な意図を超えていく。現に人口管理の最たる例であるセカンドアースの責任者は隔離され狂気に陥った集団に虐殺されるのである。未来に希望を託して冷凍睡眠下にあった主人公は眠らざるえない状況そのものを求めていたヒロインたちに唐突に起こされ非情な現実を戦いを通して受け入れざる得ないのだが、自分自身の闘争本能(B細胞)を抑制しつつものその自らの決定因子をヒロインとの関係の中で改めて見出し過酷な地球環境の中でこそ「生きて」いくことを決意する。そしてヒロインの中には主人公の自殺遺伝子を受け継ぐであろう子供がいるのである。おそらくこの二つが意味するのは主人公やヒロイン自体の行く末に可能性はないが、異なる二つの性質の混合によって生まれる新しい種という有性生殖という古いシステムの有利性だろう。これはおそらく一世代ごとに進化するブルーにはない特徴である。

中盤以降、ヒロインが主人公にこだわるのはあくまで主人公を宇宙につれていくという最初に下された軍官僚としての自分の使命を貫徹しているからであってあくまで命令の変更であるとか軍組織そのものだとかは最終的にあまり意味がないのである。軍などの組織も党内政治の帰趨によって変わりその基準は一貫せず解釈は∞だということはセノがヒロインの反逆を利用して時間旅行者の状況を把握していたことからもうかがえる。ブルーとの戦いや全体主義下のために人間的な感情を抑制された登場人物たちが主人公との関わりのなかで時折みせる感情表現はたくみでその命があっさり奪われていく様は印象的。たとえば主人公が守ると約束した少女ユンが死の間際に廃墟の中からこちらを眺める視線は訴えるものがあるのだが、しかしその死はおそらく彼女も当事者のブルーも気づかないままに作業的一瞬の間で行われるのである。これは他の脇役キャラにしても同じで主人公とヒロインに係った人間は場所を移るごとにことごとく退場し再登場することは一切なくその必然性もないのである。このような人間疎外の中でヒロインの愛情表現や心理描写はやや異様な趣を持つと感じたのは自分だけではないと思われる。

ヒロインの次第に露骨になる感情表現が何を意味するかは彼女が軍の命令の様々な解釈を拒絶したように色々憶測するべきではないのかもしれないが、一つ考えられるのはセノの撤退戦略やブルーに取り込まれた人間の現代彫刻のような球体から新種の植物?が生まれてきた事実から見られるように、単に危機をともにした主人公へのトラウマ越しの愛情というよりも、主人公の持つB細胞を旧人類が受け入れざるえないことの隠喩かもしれないと言っておきたい。ブルー(地球)の大いなる意思から立ち昇る光が地球の赤道上軌道を取り囲んでいく情景やブルーの女性器を模しつつも過剰に疎外されたデザインだとかは過剰負荷と化した人類の後に何が来るのかというビジョンを示しおりそれは地球(ヒロイン)の「ジェンダー」に係るのだろう。

投稿 : 2014/11/19
閲覧 : 445
サンキュー:

2

ネタバレ

三崎鳴 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あまりお勧めはしません

AIC制作オリジナルアニメーション作品。ジャンルは戦争ロボットアクションだが、前半・中盤・後半で内容の気色が異なる。前半は突如として出現した巨大生物「ブルー」とそれに打倒すべく人類との戦争,中盤は組織に隔離された主人公を追い求めるヒロインとのラブストーリー,終盤は人類間での居場所を求める争い,と軸が違うだけでなく雰囲気まで変わるため、前半が好きでも中盤からの展開は好まないなどという見方にもなる。現代医療では治療不可の病を治すためコールドスリープにかけられた主人公が目を覚ますと、人類は絶滅の危機に瀕していた。状況も分からないまま戦場に巻き込まれた主人公は数々の人間の死と残酷な現実を目の当たりにする。容赦なくキャラクターが死んでいき、グロテスクな見た目の敵も恐怖を煽るため、その手の作品が好きな人には好ましい展開。中盤から後半にかけて、生きる意味を失う人類の動向が描かれる。宇宙基地には娯楽と呼べるものの存在が乏しく、性風紀の乱れが著しい。人はやるべきことを失ったときにどうなってしまうのか。人類はブルーから地球を取り戻すべく戦闘を繰り返すが、そもそもこのブルー自体が、増えすぎた人類を淘汰するための地球の意思に基づいた存在だということが終盤で明らかになる。それでも居場所を取り戻そうとする人類の行動原理は曖昧に暈されている。ラストは宇宙基地に永住することを選んだ人々と地球に戻ることを決意した主人公達とに分断される。しかし宇宙基地に残ると決意したリーダー的人物は、生きる目的が尽き、虚無に包み込まれた搭乗員らの我慢の爆発による暴動によって殺され、宇宙基地は爆破される。地球に戻った主人公らは、地球に存在を認められたかどうかは分からないが今生は我らが生誕の地で終えようと心に決め、もとあるべき居場所への回帰を果たす。なんとも分かりにくく、生命哲学の皮を被ったように見せかけているオチだが、感じ取れるものがあればいいのではないか。マイナーな作品ではありながらも名作の部類。

投稿 : 2014/10/22
閲覧 : 319
サンキュー:

4

ネタバレ

うちゃら さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

内容はきついが、面白かった

 最初の数話は結構苛々しますな。人が死にまくるし、救いがないったらない。ただ、その中でヒーローとヒロインの心性変化はなかなか面白かった。

 展開も結構ハードですが、主人公のメンタリティーは強いなとは思う。何しろ冬眠から目覚めたら突然世紀末状態。あれでおかしくならない奴もいないと思う。

 実際途中でヒーローは飲まれかけますし。ヒロインがどんどん可愛くなっていく作品でもあると思う。

 最終回が押せ押せになったのが残念。まあ、あのくらいあっさりでも悪くないのかも知れない。
 ヒロイントーヒーローはたくましく生きてくんだろうなと言うラストは好きです。

投稿 : 2014/05/02
閲覧 : 365
サンキュー:

3

お抹茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

絶望と死の恐怖

この作品と似たような作品がいくつかあります。映画でいうと、「スターシップ・トゥルーパーズ」アニメ・ゲームでいうと、「ガンパレード・マーチ」「マブラヴオルタネイティヴ 」というとわかるでしょうか。この作品が好きな方は見て損はないと思います。
まずこのアニメ主人公とヒロイン以外がよく死にます。重要キャラかな?と思っていたキャラがあっさり死んだりと色々悲惨です。こんな時代に目を覚ました主人公の運命も哀れとしか言いようがないです。
もうひとつこの作品に言えることは、OP詐欺ですね。OPではあんなに活躍していたロボも本編ではまったくです。

投稿 : 2014/01/19
閲覧 : 470
サンキュー:

5

しげ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

本格的なSFなのだが

物語はシリアスなSFで変なお笑いや色気が入ってない分だけ、作画やOPの荒さが目立ってしまった。お笑いとかギャグであの作画なら文句はないのだが、シリアスな話では大きな減点と言わざるおえない。まぁグロシーンが結構あるのでリアルな作画は問題になるのかも知れないが。
物語がしっかり出来てるだけに、残念である。あとNYのWTCビルがでかでかと描かれていたのには時代を感じさせるw

投稿 : 2012/12/06
閲覧 : 390
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

B級SFファンホイホイ

一話目から人間団子という超ハードな展開、衝撃的な幕開け。
異形の生物ブルーに占拠された世界での過酷なサバイバルが始まる。
死亡フラグが立つ間もなくさっくさく人が死んでいくB級SFで、暗いグロいエロいと見事に三拍子揃ってます。難解でもなければわけわかんねー哲学してるわけでもなく、陰惨なサバイバルもので悪夢のようなパニック展開です。

ヘタレな主人公がややキチガイじみた強さを発揮するようになり
冷徹で凛々しかったヒロインが女性として目覚めていく。
絡みもあったりしますしね、色々と凄いアニメ。
メロドラマとしてはアリかもしれない。

ただSFとしてはB級すぎてどうにもならないレベル。

投稿 : 2012/11/07
閲覧 : 549

Kula さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

タイトルなし

大人が楽しめるアニメ

投稿 : 2012/09/01
閲覧 : 419
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

どっかで見た事あるような設定・・・

古いアニメだけどわりと最近見た。
なのにあまり印象に残らないアニメ。

病気の主人公が冷凍睡眠?で治療待ちのため寝てて起きたら、
地球が虫っぽい謎の生物に侵略されてるアニメ。

ずーっとシリアスな、だるーい話が続いてかなりしんどいアニメです。
あと、やたらと登場人物が死にます。(グロも多い)

序盤は、地球から宇宙の基地に向かう話
でその後は謎の生物をどう倒すのか?とか
基地内でのもめごとがあったなーくらいです。

主人公のような病気の人達が何人か居て実はその病気が、
謎の生物と関係があり、主人公のような人達が敵に対しての対抗手段・・・
(う、うん(-_-;)ってなります)

この敵と戦うためにロボットまで登場したり、
病気の人達がニュータイプみたいな感覚もあり、
ちょっと狂い気味だったりもします。

ヒロインが無機質な機械みたいな性格なのですが、
段々とデレていったのだけはかなり良かったですねー^^

ラストあたりはもうなんか何アニメなのかわからない感じでしたよ。
例えるならナウシカ的なノリでしたねー^^





虫みたいな謎の生物に地球が侵略、ロボットに乗って戦う
しかも結構人死にがある・・・
そうか「マブラヴ」に似てるんだwww

投稿 : 2012/08/29
閲覧 : 343

ジョニー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

お勧め。

現在には無い表現の自由さがあります。
まぁハッキリ言えばグロありです。
謎の生命体との戦いの話なので、ガンガン人が死んでいき、子供が死んだりもします。
ただ、それも今に無いアニメの良さだと思うし、当時の中では、アニメのクオリティも高いです。
戦いの中での、主人公とヒロインの精神的な変化も面白いです。
特にヒロインは時間を重ねるごとに魅力が増していきます。
レンタルであるか分かりませんが一見の価値はあります。

投稿 : 2012/03/04
閲覧 : 950
サンキュー:

7

yuuga072 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 4.0 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

実に残念だ・・

ストーリーはいいんですよ。

まず、テンポ悪い!凄く悪い。ここ直しただけでかなり違う。
ストーリーの進行のテンポはじゃない。会話と動きのテンポ。キャラ同士の会話が中学生の学芸会レベル。
多分、2クール作品だが13話で終わるはず。それだけ間延びしてる。
音楽しょぼい!効果音がしょぼすぎ。BGMがひどすぎ。
作画、濃いキャラデザは許せるが安定しない。崩壊こそないが・・メカデザとかはいいのに。
声優は悪いわけじゃないですよ。ただ上にも書いたけどテンポが悪すぎて、一つ一つが棒に聞こえる。

一応どんな話かを。
個人的には「ループじゃないハーレムじゃないあっさり風味のマウラブオルタ」と感じました。

不治の病気になった主人公が、未来の医療なら直せるとなりコールドスリープする。
目が覚めたら、いきなり未知の生物とロボットが戦っている現場だった。
というところからスタート。
助けられ、説明を受けると地球は「虫」が猛威をふるい、人間はエサとしてそこらじゅうに肉団子にされている。
選ばれた人間は軌道衛星上の「セカンドアース」というステーションに存在していて、地球に残された人間はすでに死んだものとして扱われていた・・・・・

といった感じです。

本当に残念でした。ストーリーがよければ他は大目に見れる!という人になら・・合うかもしれません。
ただグロ描写多数です。エロもあるよ。

上記の不満点が多少改善された「 blue gender the warrior」がでてます。26話みるのがメンドい人はこちらをどうぞ。
ラストはTV版と違います。



投稿 : 2011/12/19
閲覧 : 426
サンキュー:

2

ネタバレ

金縛寝悪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

BLUE GENDER

虫と戦うSFアニメ
テンポが速く進行する
巨大な虫に次々と人間が殺されるので割とグロテスクな表現がある
それが嫌いな人は見ないほうがいいでしょう

特別深みのあるストーリーというわけではないものの、メッセージ性はあります
世界観が壊れることなく進むSF作品は珍しいと思いますね

投稿 : 2011/12/06
閲覧 : 416
サンキュー:

0

ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

◎「一筋の光を求め ひたすら何処までも ただ彷徨う闇の中を~」
kainのアニメ暦1999年。
今回は『Blue Gender』です。

これも衝撃的な作品でした。
特に韓国でユンがプチッ!となったのには驚きでした。
 あの状態で よくバイコヌールまで行けたなあ~
ラストのセカンドアースの運命も・・・

BLUEは強くて怖かったなあ。

投稿 : 2011/08/15
閲覧 : 563
サンキュー:

0

reco さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2023/03/16
閲覧 : 14
次の30件を表示

BLUE GENDER [ブルージェンダー]のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
BLUE GENDER [ブルージェンダー]のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

BLUE GENDER [ブルージェンダー]のストーリー・あらすじ

「バブルガムクライシス」のAICが制作したハードアクションSF。種の存亡を賭けた壮絶な戦いの中で、主人公の葛藤と成長を描く。現代では治せない新種の奇病に侵された海堂祐司は、未来の医療技術の発展に賭けて冷凍冬眠者“スリーパー”となった。だが、西暦2031年に冬眠から目覚めた海堂が見たものは、謎の生命体“BLUE”の繁殖によって絶滅の危機に瀕した人類だった。絶望の中で、海堂の“生きる”ための戦いが始まる。(TVアニメ動画『BLUE GENDER [ブルージェンダー]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1999年秋アニメ

このアニメの類似作品

この頃(1999年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ