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「無限のリヴァイアス(TVアニメ動画)」

総合得点
82.3
感想・評価
962
棚に入れた
5814
ランキング
369
★★★★☆ 3.8 (962)
物語
4.0
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.8
キャラ
3.8

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無限のリヴァイアスの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

タイトルなし

言ったらいけないかもしれないけど、
デフォルトの情緒が意味不明な登場人物が壊れていく様を26話かけて見てるだけ。
特に主人公は最初から1999年代の生粋オタクのネガティブな感情・葛藤を体現したような情緒をしているので、初手からの感情移入が最近の子からしたら難しいんじゃないかな。


----------
明日なんて来なければいいのに

投稿 : 2023/11/21
閲覧 : 138
サンキュー:

0

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

いまの時代に見てほしい作品

大人達が死亡し取り残された学生達だけで
当番を決めたり、モビルスーツを動かしたり
ポイント制にしたりなど
あらゆる作戦を立てるがブルーの裏切りにより
構成が変わりポイント制のものを
気に食わなくなり暴行を振るったりする
恋愛描写もちても多いが有名なのが
梢事件 深くは描かれていないがシャワーシーンで
性的暴行などを食らった可能性がある。
梢を助けられなかったことにイクミがキレて
人を傷つけるものは許さないと
モビルスーツに乗り込み死や重症を与える行為にでる。
主人公と弟の喧嘩やしがらみもあったが
最終的には解決した。
未成年の子供達だけで話し合い、何ができるのか
助けがくるのを待つのか
いろいろと考えさせられる作品である。
鬱シーンなどで知られるがキャラ同士の
喧嘩や恋愛的なのが鬱を多く描いている。
令和生まれの子供や、ある程度作品を知ってはいるが
見たことない人に見てほしいヒューマンドラマ

投稿 : 2023/07/13
閲覧 : 184
サンキュー:

0

ネタバレ

クマー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

若いころにこんな強さもあるんだなって思った主人公のアニメ
凡人なのが良い

投稿 : 2023/06/18
閲覧 : 86
サンキュー:

1

ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

惜しいいいいいいいいいいいいい

いやあラスト以外は本当に本当に惜しかった
完全に自分の感想ですがもったいないです
語らせてください笑

作品は閉鎖空間の暗い中で少年少女たちが生きるために戦うストーリーですごい好みでした
同じようなSF映画が多くありますが1999年にアニメでこれをやったのは天才過ぎると思いました

キャラの壊れていく描写や人間らしい醜さがすごくすごく好きで見てて本当に感情移入しちゃいました

ですが最後救われるエンドが自分好みじゃなくて残念でしたな、、最終回の主人公たちの笑顔が物語には合わなかったのでは。。 すいません、、、

個人的に救われずにリヴァイアスと一緒に死んでいくエンドみたかったです、、
というのもラストまで重く暗い作品だからこそ、終始救われない悲しい物語にしてくれたほうがよかったなと思いました 最後救われる展開がシリアスなアニメにありがちで まあ、助かるよな、、
と逆にショックを受けましたww

ジャンルが違いますが同じ雰囲気のアニメならダイバージェンスイヴのほうが自分は好みです…

いうても1999年という古さでこのクオリティなのと声優さんの演技力には大満足です!!!
ありがとうございました

投稿 : 2022/10/13
閲覧 : 221
サンキュー:

1

ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

12話まで見て

谷口五郎監督の傑作SFアニメのひとつと定評あり。
宇宙をさまようことになる少年少女たち480人の思いと感情が入りまじ合う青春群像劇です。
乗艦した宇宙船が謎の勢力に襲われ、救助を求めるも政府からの返答は来ず。
そしていつしかその政府からもテロリスト認定され、逃げに逃げてどんどん追い込まれていきます。

こんなはずではなかったという思いが主導権の奪い合いに発展し、子供たちの間でもいがみ合い、妬み嫉みが蔓延します。
滅多に人が死ぬような壮絶なアニメではありませんが、傷ついた子供たちを多く目にする悲惨なアニメではあるかも。
いまでいう鬱アニメというやつですね。
これを見たあとに、同じ谷口監督作品のギアスをみると、2倍スカッとするかとw

半分弱ほど見終えたところで節目の回を迎えた印象で、一度感想を書いておこうかと思いました。
正直、助かりたいだけならもっとこうしていたらと思うところばかりなんですが、そこはアニメのストーリー上で仕方ないですねw


リバイアス12話まで視聴して。
自分らがテロリスト報道もあって火星に降りるべきかで議論になり、イクミが逃げることを提案。
ツヴァイも軌道軍が攻めてきたことにすればいいと。
ほかで受け入れてくれる星があるかもしれないと。
コウジは嘘をつくことを否定。
しかし代案がないことを責められる。
イクミからは全員を助けられるわけではない甘いことを言うなと。

ここでふと考えるんですよね。
どこの誰が襲ってきているのか不明で、彼らは救助されたがっていたはず。
それは政府のはず。そして火星は目の前。
政府からテロリスト扱いをされても、実際は違うことを自分たちはわかっている。
なら本当のことを、事実を知ってもらいたいと思うはず。

仮に自分が知らぬところで犯罪者として指名手配されて、
理由がわからず逃げるという選択肢がありえるのかどうか。
弁護士に相談して警察へ出頭して、弁明するのが自然ではないだろうか。
しかも彼らはまだ子供で親もいる。名門の出のツヴァイの一族もいる。
巨大な戦艦が空から降りてきて、すべてを隠蔽することは不可能。

政府の手が届かない受け入れ先があるのか。
それはどこまで逃げればいいのかも不明。
食料や水にも限りがあるだろう。
危機感が突然なくなり、楽観論に頼り過ぎている。

投稿 : 2022/07/20
閲覧 : 261
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0

ネタバレ

sukesuke さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

面白くないというか面白味がない。60点以下だよ。

酷評ですよ。あしからず


短くまとめると閉鎖空間で社会実験をしたけれど問題ばかり起きる。
ここまでは良い。しかし無駄に長く見応えがない。実験も強制終了して宙ぶらりんだ。

これをハッピーエンドだって言ってるやつの気が知れないな。
もし君がまだ見ていないなら、見るな。
レビューに騙されてはいけない。このアニメを本当に他人に薦める人なんていやしない。ほかに薦めるべきアニメがたくさんある。
そして総合得点なんて鵜呑みにするな。
ここに掲載されている良いレビューは良いところを探して言っているだけで、探さないと無い程だ。と、レビューを見てアニメを見た俺からすればそうなる。

さて、ラストシーンについて言わなければならない。
ここに書きなぐってやらねば気が済まぬ。

{netabare}
「投降しよう」

ふざけんなよって思ったね。そんなのがお前の言いたかった事かよと。
あんだけ自分の答えが出ない。結局俺は流されてるだけだ。とか言って引き延ばしといて、投降しよう、じゃねーよ。
あそこでお前の正しさを証明してお前なりの答えを言えよ。ゆうきの間違いを証明しろよ。結局最後まで流されてんじゃねーかよ! 負け確してんだから、おめーがわざわざ言う事じゃねえだろ。おまえらが繰り広げてきたドラマの総決算。その言葉だろうが。バカじゃねーの。マジで。

とまぁ、こうみんな思うんだよ。ふつう。いやマジで。
それを哲学的だー社会的だーなど、曖昧な事で飾っちゃってさ。
あのシーンで地に落ちたのよ。僕たちでもよくわかんないアニメ作っちゃいましたって事をぶっちゃけられてしまったのよ我々視聴者はさ。
これは本当に反論の余地なくそうなのよ。信じられないね。
あんだけキャラが立った魅力的な人々を描いといて、そりゃねーよ。

あ、あとラストに閉じ込めたのに出てきた幼馴染。あのシーン本当に無駄すぎて絶望だったね。どうやって出てきたのかも描かないんだったら、そんな進行やめろよと。思いつきかよ。~ {/netabare}

二度見ないアニメ。つまり、信者がなんと言おうと60点以下である。
一応断っておくと、こういうアニメが好きって感じる事は否定しない。
しかし、ここまで展開を煽っておいてまとめられないなんて、爪アマすぎるでしょ。

投稿 : 2022/07/17
閲覧 : 236
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2

ネタバレ

石ころ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

断ち切ることなんてできない、過去は消えない..by相葉昴治

公式のキャッチコピーは「俺達には救いなんかいらない」。監督谷口悟朗と脚本黒田洋介の強力なタッグによる主人公の相葉昴治と、準主人公で弟の祐希を中心にした、少年少女SF群像劇。

遭難した宇宙船内のいざこざはまがいなりにも、中盤まではツヴァイ政権・ブルー政権によって保たれた秩序が、後半は中盤以降の第2次ツヴァイ政権、終盤のイクミ政権のカオス状態が観ていられない。

見どころとしては、前半は登場人物ごとの暗い過去のフラッシュバック、後半は怒涛の勢いで過去の清算が行われる。過去に縛られ生きる少年少女たちの葛藤と不安感を丁寧な心情描写でもって、能動的な少年少女の衝突・喧嘩・集団暴行を繰り返しながら、ひたすらもがき遭難からの救助を求めていく活劇である。

目を背けたくなる場面が多く、同じく谷口、黒田タッグのスクライドとは対極的なジャンルだと思われる。もう一度観たいかと問われれば、5、6年寝かせて、別の視点から楽しめるかもしれないと淡い期待をしている。

投稿 : 2022/07/04
閲覧 : 173
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1

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大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少年少女の陰鬱で殺伐とした内容…が面白い!

非常に面白かった傑作です。

正体不明の宇宙戦艦で放浪することになった少年少女たち。
可愛らしい少年少女が繰り広げる陰鬱、陰惨な内容。
皆、頭がおかしいか心が歪んでいて、
見ていて胸がキリキリ痛んで、見終わったら疲れ果ててしまう。
癒しはネーヤだけ。
もう本当に最高で面白かったです。

…しかし、なんかもう見ていて疲れました。
これが来たことで、ああ、心底面白いアニメって数年に一本しか無いんだな、じゃあそれだけ見れば良いや。と考え、一時アニメを離れることになりました。

投稿 : 2022/03/09
閲覧 : 391
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1

ネタバレ

ゆp さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

一概に鬱とは言えない

ずーっと国語の試験を受けてる感じ、
「なぜこのキャラはこの様な行動をしたのだろうか」、「この時の主人公の気持ちを考えなさい」みたいな。
人によって見た後の印象の違いが顕著に現れそう
専用用語や、背景設定が少し難しくて理解に時間がかかった、けど飽くまで話のメインはリヴァイアスの中で起こる事件とかだからあまり難しい考える必要は無かったな。
最初の方は展開が少し遅くて少し退屈に感じたけど11話から物語が大きく動くいていく。政権交代や能力に応じて待遇を別にするとか、今現実で起きてる事にも当てはめられる事が多かった。普段は水面下にあって見ないフリをしてたことが閉鎖された空間の中でどんどん浮き彫りになって行く…その過程がとても丁寧に作られてるなと思った。

少し気になったのは、特権階級メンバー以外、一般生徒の危機感の無さ。死が隣にあるのに非行にはしるチンパンジー、試験を受かったエリートの子供達ばかりなのに状況把握がまるで出来ていない。何かあれば上の特権階級のせいにして騒ぎを繰り返す、そこで少しイライラした。

あとブルーがカッコ悪かったなぁー。仲間見限った挙句、今度は自分が裏切って逃亡生活する羽目になる、あれを好きになる女の気持ちが分からん。
まあ他にも気になる所はあるけどこの辺で…

コウジの優柔不断さは少しもどかしいモノもあったけど物語を見終わって振り返ると、中立を貫いたコウジが主人公だったからこそリヴァイアスは良い作品になったんだなぁとしみじみ…
皆から殴られて途中少し可哀想になった、それでも自分を保ったコウジは立派な主人公だね!!

終わりは少し疑問が残った。救助がやけにあっさり来たしネーヤの謎も解らなかった。皆が前を向いて明日を目指す明るいエンドだったけど決着の着かなかったキャラの絡みや着地点を失った様にさえも見える無理やり感を少し感じた。

割とマイナスなことばかり書いたけどリヴァイアスは本当に好きな作品、また見たいとは思わんが。
OPも最高でした、イクミとチャーリーはお気に入りのキャラです。
結論を言うとこの作品は「神アニメ!」とか「鬱アニメ」とかでは無く、徹底的に現実を描き、日常では知り得ぬ自分(他人)との遭遇、他作品では出来ない、このアニメだからこそ描ける物語があり、それらの触れづらい内容をアニメーションにして高い水準で納めることが出来た、私が好きなアニメです。とても面白かったです。

文章メチャクチャですね、ごめんなさい。

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 248
サンキュー:

0

ネタバレ

jj さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

もう二度と見たくない

恐らく、このアニメを全話見た人の感想は『二度と見たくない』これに尽きると思います。
普通であれば、二度見るに値しない程つまらない作品であると思う人が大半でしょうがこのリヴァイアスは何度も見るのが精神衛生上的な意味でキツイという意味での『二度と見たくない』が正解となります。
最初期こそ明るい風潮で学生達の日常が描かれていきますが、序盤から雲行きが怪しくなり中盤で苦しくなっていき、終盤では嫌な気分になる事間違いなしな超重工な鬱ストーリーです。
何より、この作品の凄い所は群像劇としての完成度が異様に高いという点にあり、それが上記の鬱さ加減を倍増させています。
それだけに、ストーリーは元より各キャラクターの行動や考えも多種多様で成長したり停滞したりと背景が丁寧に書かれているのも特徴的です。
子供であるが故の歪さ、不安しかない行く末、乱れていく秩序や規則。
人という集団を成して社会を形成する生き物が精神的に不安定な状況に晒された場合どうなるのか、というのを恐ろしく知る事が出来るでしょう。
物語も起承転結がしっかりとしている分、状況などが把握しやすく話としての純粋な面白さがしっかりと伝わってきます。
昨今のような行く末が不安な今こそ見て欲しい作品です。

投稿 : 2021/07/11
閲覧 : 1114
サンキュー:

3

ネタバレ

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高のアニメだ、二度と見たくない!

面白かったけど、二度と見たくないです。
展開が重すぎる
それでも最後はスッキリ終わったのは救いだけど

人として成長しまくったルクスンとスクライドのカズマみたいな性格してる相葉弟が好きでした
特に相葉弟が館内放送で話したシーンが印象的

投稿 : 2021/01/25
閲覧 : 607
サンキュー:

2

ネタバレ

ただのアニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

最高ッス。

この作品は完全な人間ドラマを描いた作品でしたね。
全体を道して人間の脆さや人間の醜い「感情」を描いた作品だったというのが分かります。
特に人間の生についての執着がとても良く描かれていたと思います。
ほとんどどのキャラクターも「どんなことをしてでも生き延びたい」という気持ちが伝わってきました。
というか伝わりすぎて鬱になるくらいに。

この作品の成分に「鬱」とありますが全体を通して自分にとって一番鬱だったのは主人公です。
何がっていうとこの主人公が自分みたいだったんですよね(苦笑)
本当に自分の鏡みたいな主人公でした。
もう主人公が皆に責められるところなんか見てられませんでした。。。
まあ、見たんですけど。
皆さんも一人は自分に似たキャラが見つかるんじゃないでしょうか(笑)

さて、前置きは置いておいて肝心の面白さの話をしましょう(笑)
まず最初にこの作品の素晴らしい点から。
自分が素晴らしいと感じたところはこの作品のメインであるこのアニメにおける人間関係です。
ただの人間関係ではありません。
指で突いたらバラバラになってしまうような不安定な人間関係です。
これ本当に天才的ですよ。
もう破綻していると思える関係も首の皮一枚つながっている状態だったり平和に見える日々も何かがおかしかったりと一秒たりとも目が離せませんでした。
どこがどうなるのかが全く予想できずいつも予想の斜め上を行く展開が待ってました。
展開が大胆なのに破綻が無い実に天才的なバランスを保った作品だなと感じました。

今回視聴して確信したのが谷口監督は本当に疑似的な社会(組織とかも)をアニメで構築するのが上手すぎますね。
コードギアスの時も思いましたが。
他人に従うものが居たり、文句言うだけの人だったりと、実に現実味を帯びながらもどこか現実ではないようなアニメならではの人物像にはいつも驚かされたり楽しまされたり。

この作品を簡単に説明すると「エヴァ」+「コードギアス」-「グロ」みたいな感じではないでしょうか。
中々キツイ描写とかもありますが本気でお勧めしたい作品です。
意図的に作られた感じがした良いアニメでした。

余談ですが自分は2日で全部見終えました。
次の日は寝不足になりましたが(笑)

投稿 : 2020/12/02
閲覧 : 435
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

人間社会

無限のリヴァイアス

 このアニメは、本当に人間ドラマを描いたアニメだった。このアニメは、宇宙の中に遭難してその中で集団生活を営むという内容だったが、四人のリーダーが出てきて船内の運営が何度も政権交代するという内容だった。
 まず最初に驚いたのが、このアニメの犯罪描写の多さである。普通であれば、こんなに犯罪描写が多いと思われないが、このアニメでは殴ったり、蹴ったり、侮辱したりという描写が精密に描写されている。
 これは遭難したら無法地帯に陥ることを示しているのだろうが、法の支配が届かない場所で何を行うかということが非常に上手い人間ドラマを生み出しており、よかったです。
 主人公の弟と主人公が最初は仲が悪かったが、最後の最後で主人公を殺そうとするおぜを食い止めるというところも良かった。
 この作品では最初に追い出されたリーダーが無能で使い物にならなかったが、次に就任したリーダーはとても独裁的で、知識層の反感を買ってしまい最終的には政権交代が起こってしまう。そのあとのリーダーは優しく戦時に向いていなかったために、最終的には主人公の友人であるおぜにリーダーが移ってしまう。
 まず最初のリーダーは、情報を内部で隠してしまい、隠滅耐性でそもそも論としてリーダーに向いていなかった。
 次のリーダーは、過激ですぐに敵と出くわした時に武力行使を唱え、力で部下を押さえつけて、恐怖政治を敷くリーダーだった。ただ、祭りなどは大規模にやり、遊ぶ時は自由に遊ばせるリーダーだった。
 その次は、部下に対して優しく、優柔不断で、とても人望があるが、決断力に乏しく、重要な場面で失敗してしまい、結果的には交代してしまう。
 その結果として、次のリーダーになったのがおぜである。おぜは、船内から犯罪を無くそうと、犯罪を犯せば厳罰を与えるといい、次々に犯罪率を低下させていった。しかし、そのあまりに厳しいやり方によって、一部の少数者は追い詰められていく。例えば、能力によって区画を分けるというところである。能力によって区画を分けて、犯罪率を低下させる。そして気に入らない人間の能力を敢えて下げて、偽造の能力表を作り、下のランクに邪魔ものを入れるというやり方だ。
 これによって、もともと政権側だった主人公や元リーダーたちは追い詰められ、徹底的な迫害を受けることになる。
 このリーダーの変わり方が非常に面白く、視聴しててああなるほどなあと頷いてしまった。
 特に最後のおぜが悪役になったのは、本当の悪は他人のミスを許容できない奴だと言わんばかりの表現だった。おぜが犯罪を取り締まろうとすると、悪口を言ったくらいで怒られるはおかしいと言ったり、ちゃんと並べてなかったら厳しく叱られるのはおかしいなどと不満が出てくる。主人公の主張である誰でも犯罪というのはするものだし、些細なミスで攻めるのはおかしいという主張は、作者の言わんとするところを表現している気がした。
 おぜはとにかく他者に対して厳しすぎるのである。どんな些細なルール違反を許さない。そしてこの物語では、おぜは最初はおとなしかったが、最後は自分に逆らうものを銃で殺そうとした。
 作者は多分、独裁者を表現したかったのだろう。それに対して主人公は立ち向かい、救助が来るところで、おぜを説得しようとする。そこで救助が来て話が終了する。
 ここまでの流れはまさに、人が社会から切り離されるとこのように独裁社会が築かれ、そして歴史が紡がれるということを見事に表現した作品だったと思う。
 この作品の見所は、まさにこのドロドロとした人間関係であり、孤立した船内で描かれた人間社会のあり方なのだと思った。

投稿 : 2020/10/23
閲覧 : 212
ネタバレ

Assassin さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

真っ暗闇

どのキャラもちょっとずつズレていて
どのキャラも好きになれないのに面白い
キャラがリアルに描かれていて非常に中身の濃いストーリーです

投稿 : 2020/08/19
閲覧 : 229
サンキュー:

0

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

487人の運命

テレビ画面が4:3の時代のサンライズの作品です。古ーい作品です。
見られる手段が限られているかもしれません。

「十五少年漂流記」あるいは「蝿の王」
がコンセプトとなっています。

多くの登場人物が,それぞれの個性と行動を演じていて,
一人一人に魂が込められているような,
話の設定は,このアニメを制作した
すべてのスタッフに敬意を表したいです。

航宙士養成所リーベ・デルタに
外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が
隠されていたという設定は,
話の核だと思われますが,
発想が斬新です。

隔絶された空間の中で,
正常な社会生活を営めるのかという
心理描写はなかなか詳しく
ほぼリアルに描かれています。

戦闘シーンよりも心理描写が見もののアニメだと思われます。

人間群像劇として,見ると…
全員が思春期-青年期の少年少女たちが
487人もいても,登場人物は限られています。
(それでも普通のアニメよりは多いかも。)

主人公は相葉昴治なのかもしれませんが,
だれの視点からも見られるし,
感情移入しようと思えばどの登場人物にもできます。

主人公はだれかというのは愚問なのかもしれません。

極限状態に置かれた少年少女たち。
統制されない秩序。
いわれのない外からの攻撃。
無視される救難信号。
外部の大人たちの裏切り。

一言で言ってしまうと描けるだけ
人の本質を描いた「何でもあり」作品です。

かっこいい,みんなで力を合わせて
状況を打開する
宇宙生活物語を期待すると
肩透かしを食らいます。

理性と私利私欲,利己的な行動の対立
とにかく「後半になるほど鬱っぽい」
人間の心情描写物語です。

全体としては,話のふろしきを
広げ過ぎのように思います。

出で来る登場人物と名前が一致するのに
3回まわりぐらい見ないといけないです。
関係性もです。

ネーヤとマーヤの交渉(やりとり)で,
ころっと敵味方ではなく,
救助されることとなって,
ハイおしまいという簡単な終わり方は,
今迄の話の流れがなんだったのだろうと
不思議でした。

汚れた暴力性も,必要悪も受け入れられる
覚悟がある人が見ると面白い作品です。

投稿 : 2019/11/14
閲覧 : 284
サンキュー:

6

ネタバレ

nas さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ともかくヘヴィ、でもそれが良くなってくる

いわゆる少年少女の漂流もので話がヘヴィすぎて面白いんだけど1度見たらもういいってなる作品
ただ、それを乗り越えて2週目入ってみると何度も見たくなるようないい作品なんすよ
話自体もかなり早く動くので何度見ても退屈しないし
特別の力はないんだけどなんとなくの人当たりだけでほぼ常にトップ階級にいる昴治君が最高に好き

一番好きな話は「Sere19 えがおできみと」
「あんたはずるい!わかってないからずるい!!」
初回だと間違いなく一番キツイ話、でも2週目以降になるとこれが見たくて周回してるような節がある

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 331
サンキュー:

3

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人間社会の縮図をうまく見せてる素晴らしい群像劇

鬱アニメというほどでもない。社会があまりひどく見えないように加減されている。ディスコティックな伴奏もこのサディスティックな劇を楽しめる環境を作ってくれる。視聴者様は別世界にいるのだ。

ハッピーエンド。ちょっとしまらないが、20年前のテレビ電波にのった話だから仕方ないか。小説“蝿の王”はもっともっととがっている。人間の狂気、少年の狂気が自分の中に流れ込んでくるが、これはまあ視覚的にも精神的にもR指定はつかないレベル。本当の人間社会はもっと吐き気のするものだが。狂っていても仮面があれば生活できる。

少年たちの群像劇には特筆すべきものがあるが、残念なのは敵の描写がアホすぎることか。敵(大人)の苦悩ももっと出した方が人間味が出るのに。少年達に選択肢が無いように大人達にも選択肢はない。

(この話の大人達ってかなり偉い。数千年後の太陽フレアのことを想定して具体的に行動している。あと、主人公の朴訥な話し方、よかったです。)

投稿 : 2019/09/06
閲覧 : 370
サンキュー:

13

ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

俺達には救いなんていらない...明日があるだけで十分なんだ!!

【視聴きっかけ】
最近になってやっと私の好きなジャンルが判明したこともあって、俺得アニメを久しぶりに見ようと思ってこの作品に辿りつきました。

【総評】
視聴する前の話をすると、1999年と今までの深夜アニメと比較をするとかなり古い作品だったので、世代の作画風潮に慣れずに難しいと思っていました。

1話を見たらそんなことも全然なく、1話で感覚がつかめました。
今回の作品では、今期やっている【彼方のアストラ】の鬱バージョンといったところでしょうか?こういう作品って昔からあったんですね

脚本は黒田さんなので、もう文句はないですね。相変わらずの上手いストーリーだったと思います。

最初は、意外とよくある展開に持っていったりはしていたものの、後半のリヴァイアスでの生活から大きく変化した。特にブルーが来てからはいつもワクワクしながら楽しめた作品でしたね。

珍しく前半より後半の方が勢いが凄かった作品の感じでしたね。
また見せ方として、主人公の心理描写が少しずつ信頼度がなくなっていき、視聴者も「こいつ、いらなくね?」と思わせたのは素晴らしい。

久しぶりに主人公にムカついた感じのキャラでしたね。
最初はかなり普通の主人公で、正論ばかりいう人みたいの感じで、「主人公有能なのか..」と思っていた私が、簡単に騙された

主人公とユウキの争いも良く、ストーリーに関してはマジで最高でした

作画面に関しての評価だと、
昔の作品がどこまで作画が凄いか?なんて全く把握できていないですが、
正直「最終兵器彼女」ぐらいの作画慣れしていないと少し難しい面はあるかもしれないですね。

なので、今期のアニメを見ている人がいきなりこの作品に手をつけると、
初見として「作画慣れしてください」としかいいようがないのでw

リヴァイアスの手書きには驚きました。
この世代は3DCGといった技術が恐らくまだ発展していないので、久しぶりにロボットや乗り物関係の手書きを見た感じ

投稿 : 2019/08/20
閲覧 : 353
サンキュー:

10

ネタバレ

chaosT さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

20年たったので

全話見返してました。
数年ぶりだ全話見たのは計4回目だったと思う
何回見ても引き込まれるいいアニメですわ

投稿 : 2019/07/31
閲覧 : 289
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生きたいと思う作品

キャラクターデザインがガンダムseedと同じだったので軽い感じで見始めたのですが,なかなか深いアニメでした.

宇宙での実習を行っていた宇宙船が強襲に合い子どもたちのみで船を動かし,自治を行っていく.最初は民主的に治めていたが,理由もわからない攻撃の不安によって力による支配に変化していってしまう.

極限状態の人間心理と現実と理想のどちらを取るのかという選択など考えさせられる作品.こういう群像劇はアニメの力が発揮されるなと思いました.

【このアニメで言いたいこと(50文字)】
人間は極限状態では自分で勝手に判断し行動する。恐怖による支配を退けても、根本解決にならない。

投稿 : 2018/12/15
閲覧 : 389
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itopo さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の作品

今までそれなりの数のアニメを視聴してきたつもりですが、最も素晴らしい作品の一つです。
唯一、何度も見返しています。

作中の設定や人間模様の描写、また宇宙空間での限られた環境下での社会構築など、本当に興味深い内容です。
好き嫌いの分かれる雰囲気ではあると思いますが、内容に重きを置かれる方には自信をもってオススメ出来ます。

投稿 : 2018/12/12
閲覧 : 380
サンキュー:

2

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みつぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

遠い記憶に残っていたアニメ

見てるうちにあああ見たことあるかも

まあ内容がどろどろぐちゃぐちゃ感が強いです

ヤンデレの女の子達

能力無し優柔不断正義感の主人公←嫌いです

当事のアニメって昼ドラ系が多いような気がする

ラストではなんとなくまとまっているけれど

あまり好きな内容ではないかな

個人評価63点

投稿 : 2018/12/10
閲覧 : 292
サンキュー:

1

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Hanyaaaan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

トレンドによって勢力が…

表題の件、マウンティングが入れ替わる。

今見ても古く感じない。
とても1999年の作品とは思えない程、完成度が高いです。
最近、また観なおして確信しました。

結局、ネーヤってなんぞ?
スフィクスの説明が足りなくて最後がいまいちだったんだよね。

投稿 : 2018/07/25
閲覧 : 237
サンキュー:

1

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TimuTimu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この作品の魅力・・・それは聖母アルネの慈悲・・・・・

僕が今まで見てきた中で一番のアニメです。
こんな素晴らしいアニメをゴールデンタイムで放送されるなんて素晴らしいです・・・尾瀬イクm・・・。








さて、このアニメ最大の魅力は脚本、演出、声優、SE、キャラクター・・・もう殆どがすごすぎる。すごすぎますよ!ということで良い点悪い点を簡単にまとめました。

【良い点】

●物語の設定、脚本
脚本はSFという壮大な世界観ながらもリヴァイアス内にいる約500名の心理状態がこの作品の魅力。大人のいない、子供達だけが構築する秩序はあまりにも脆く哀しい物になる。いつ敵から襲われるか分からない緊迫感の中、敵どころか味方すら恐れ、互いに傷つけあってでも一歩前へ進み続けなけれなばらない。その一歩が正しいかどうか誰も分からないが、それでも助けを求め必死に足掻き、考え、葛藤する展開がすこです。また、物語ごとに移り変わる政権にも震えます。


●サンライズ特有の演出および見どころ
・リヴァイアスがゲトゥルトの海から浮上し、地球を背景に水平線を駆け抜けていくシーン。
・祐希が初めてリヴァイアスをローアングルから眺めたシーン。
・対ウェルズリング戦の隕石でヴァイタルガーターが後ろから援護に来たシーン
・1話と26話の対比
 対比がすごいのは序盤だけでなく他人の喧嘩を止めに行くシーンで1話ではイクミから行動していたが、26話では昴司から行動している。
・26話エンディング
・OPはもう半分ネタバレ

●幅広いジャンル
近親相姦、ホモ、過激派ブラコン、強姦なんでもあり。90年代後半にしてグローバルなアニメにでもなろうというのか。

●キャラクター(各キャラの考察により長いのでネタバレタグ)
{netabare}昴司・・・本作品で一番普通だったというより、誰よりも早く成熟したメンタルマスター。精神状態で言えば、序盤なんてイクミやあおいよりも未熟でこずえレベルの精神状態からスタート。1話の食事シーンで苛立って机を叩いたり、弟に無性にイライラしたり、イクミに姉の話を聞いたりするシーンで彼の未熟さが分かる。しかし、話数を重ねるごとにより彼も成長していく。その成長度合はスフィクスであるネーヤと昴司のコミュニケーションレベルにより判別ができるだろう。
ちなみに、昴司という名前は「.hack//」の「昴」と「司」を合わせた名前が好き。

佑希・・・本作品最強の過激派ブラコン。発言に一理ある部分もあるが協調性が無い。イケメン。クール。主人公よりも仕事してる。あおいが好きと見せかけて昴司が好き。

あおい・・・かわいい。昴司とリヴァイアスの中で慰めックス羨ましい。

カレン・・・一番まともに見えて実は発言と行動に矛盾している。彼女自身「人はいずれいつか死ぬわ。だからやりたいことをやりたいの。」と発言しているものの、イクミの暴挙に手を貸す佑希の隣で一緒に作業しているが、カレンの表情がどうも硬い。あれは多分いけないことだと分かっていても流されてるのではないだろうか。他にもそのようなシーンは多々あり、結局は決断力のある佑希にすがっているだけでは。

ルクスン・・・本作品昴司が最も成熟した精神の持ち主とするならば、ルクスは最も成長の振れ幅が大きいキャラクターだ。他のキャラを見ても言えることがこの作品のメッセージの一つは「他人を愛し、自分自身を愛する者が環境を変える」という事だ。ルクスンはその象徴ともいえる。

ヘイガー・・・カレンと同様に自己矛盾を抱えているキャラクター。一番客観的に見えて感情的に判断をしてしまう。優性論者でもあると言えるだろう。

イクミ・・・精神異常者「過ちを犯すな!もめるな!争うな!なじるな!傷つけるな!普通でいろ!」


まとめてみると多分殆どのキャラが主観的側面と客観的事実にゆがみが生じている。これは子供特有の自我から抜け出せないことを示唆している。
{/netabare}

●名言
・「やりたいことに優先順位をつけて、努力しなくてもいいから、覚悟を決めるの。それだけで、たいていのことはできるわ。」
・「目標は、敵ヴァイタル・ガーダーに固定。全速順回転で粉砕し、破砕し、爆砕し、塵芥と化せ! それこそが……インプルスだ」
・お前の正論は痛すぎるんだよぉ...昴司ィィ!」
・掴むのは未来じゃなくて、明日でいい。それで十分だと、俺は思うけど。

【悪い点】
・視聴者には敷居が高く感じられる


【まとめ】
聖母アルネって知ってる?
これはある赤いカチューシャをした女の子から教えてもらった事なんだけど、過去は断ち切ることができるんだって。だから何か嫌なことがあれば過去を断ち切れるって素敵じゃない?
さて、次は誰を私の過去にしようか・・・。



面白いので見てください~

投稿 : 2018/06/27
閲覧 : 339
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2

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kabaj31 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

メッセージ性はあると思うが・・・

ブルーが支配してた頃の方がマシだった、とか
結局暴力で捻じ伏せるしかないのかよ、とか
揉め事をなくす為に能力毎にクラスを分けよう、とか
この特権階級めが、とか

そのあたりにメッセージ性があったような気がする。

謎の女は、他のキャラの”心の声”を喋ってるんだと思うけど、
演技が棒読みっぽくて、逆にイマイチ伝わってこなかった。

あと、もっと展開がが早ければなぁと思った。
十数話もわけわからんパソコンカチャカチャの戦いが続き、
視聴者は蚊帳の外、って感じで見ててしんどかった。

その後の展開は・・・特にトラウマになるようなものはなく、
基本、優等生同士の綺麗な揉めごとでしかなかったかなぁ?

まぁ、夕方アニメだったらしいので、
あんまりドギツイシーンは描けなかったのかも。

投稿 : 2018/05/07
閲覧 : 291
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0

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ゴノウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一言で言うと

クズの集まり
集団における学生がいかに駄目かが分かるアニメ
軍の上層部も司令官もクズ同盟と反対の勢力の政治家どもも世間体を気にし過ぎてるクズ
もちろん逃亡してる400人以上居る学生連中もクズ
主人公の弟なんて最初から飛び抜けたクズ
まともなのは父親を亡くした子供だけってどんだけ・・・

だから必然的に鬱状態に陥る
中には清々しいクズも居るけどそいつだけはご愛嬌
OPとEDは秀逸

投稿 : 2017/09/07
閲覧 : 252
サンキュー:

1

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jojoijk さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

閉鎖空間サバイバル群像劇

宇宙空間の訓練校で事故に遭い、たまたま発見したオーバーテクノロジー(軍事機密)な宇宙船に少年少女たちが乗り込み、宇宙を漂流するアニメ.
群像劇で大量の登場人物が出てくるため、かなり掘り下げた描写のあった人物とある特定の役回り部分で登場しただけになってしまった人物とに分かれてしまった部分はあったと思います.

基本的には大人側の事情で主人公艦隊が攻撃され続け救援を得られずに追い詰められていく話ですので、非常に暗いです.艦の中でのリーダーも信任を失ったりクーデターで次々と変わり、最終的には恐怖政治&極端な管理社会に近いスタイルになります.そのリーダーをやるのが主人公の親友であり補佐役には主人公の弟がつきますが、主人公は二人に比べると平凡で能力も低く、その時には既に周りと揉めて追放されています.このあたりは少年少女のサバイバルものでは珍しい構図だと思います.普通は主人公はリーダーに近い役割を演じて周りを導く話が多いと思いますので.

展開が目まぐるしく動く部分は見ていて飽きず面白いです.強烈なキャラも多いですし、恋愛描写もかなりありそういう意味では娯楽要素が強いかなと(元々はギャルゲー企画だったようです).ただこのアニメの見どころは、個人的には終盤主人公たちの艦隊が本当に追い込まれたところに尽きると思います.この時には既に登場人物の殆どがパニック状態で精神状態がかなり不安定になっている訳ですが、観ていた時にここでこの人物を主人公に据えた理由が納得できました.

最後まで見れば爽やかなエンディングですし良くまとまっていて面白いです.今観るとこれを夕方6時からやっていたという方がビックリかもしれません.

投稿 : 2017/07/27
閲覧 : 251
サンキュー:

2

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かすてらぁん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

SF群像劇

蠅の王をコンセプトモチーフにした作品ですが、蠅の王はさらにホッブズのリヴァイアサンを基にしています。

タイトルのリヴァイアスもそこから取っているのかな?と予想しています。

そしてそのリヴァイアサンでの一文で
「人間の自然状態は、決定的な能力差の無い個人同士が互いに自然権を行使し合った結果としての万人の万人に対する闘争である」
とホッブズは書いています。

無限のリヴァイアスはその言葉をあまりにもリアルに描いた作品だと思います。

リヴァイアスの中は、誰もが宇宙で孤独になった無力な少年少女のはずですが、権力者が現れ、反乱が起こり更にそれを暴力で鎮める。

これは現代社会にも当てはまることだと思います。

他にも書きたいことがある程に重厚な作品ですが、最後にOPも曲もですが、入り方が最高にかっこいいので是非注目してほしいです。

投稿 : 2017/07/21
閲覧 : 191
サンキュー:

1

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てーお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

結構しっかりSF

ちと古い作品でしたが、一気見!!
キャラデが好みじゃなかったが、話は面白かった。
が、終始いがみ合う兄弟ってとこが、最もイラッっとくる、
腹立たしい作品ww

なんとも頼りない主人公が、人に流され、回りに流され
船ごと宇宙に流される作品。

そして行きつくところは!?

閉鎖された宇宙船の中で、学生・若者のみで秩序の維持を
悪戦苦闘しながら模索していく中で、流され主人公が目覚めていく
感じは結構好きかも^^

舞台は宇宙&宇宙船の中ながら、友情・恋愛・裏切り・etc…と
人間ドラマ中心。極限の中で、人は生き残る為に何をすべきか?

全26話と暇つぶしには丁度良い重量感

☆の評価は低めだが、お勧め度7/10

投稿 : 2017/01/01
閲覧 : 219
サンキュー:

3

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chariot さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

娯楽として観るには重いが巧みな心理描写と群集心理が見所。

1999年放送のオリジナル作品、全26話。
ジャンルはSFとなっているがメインは孤立した少年たちの対立や精神状態の悪化、そこからの成長をテーマとしていると思われます。

(あらすじのようなもの)
外洋型航宙可潜艦リヴァイアスに乗った487名の訓練生たちが大人たちのある計画により孤立無援の中で救助を求めて宇宙を彷徨う。
みんなで助かる道を探しながらも閉鎖された空間でリーダー格の少年たちが各々のやり方で秩序を作ろうとするが……


閉鎖された空間、交わらない心理。
{netabare}救難信号も無視され、訳もわからず敵ではないはずの艦から攻撃を受け、逃げるように救助を求められそうな星へ向かう中、艦内では確実なリーダーシップを取るには足りない未熟な少年たちが正しいと思うやり方で艦内をまとめ、救助される日まで生活を守ろうとします。
メインとなる少年たちには過去があり、信念があります。
規律を守らせたり力で支配したり。
統治される一般の搭乗員も支配階級の特権を妬み、クーデターを企む派閥が暴露した情報に暴動を起こし、どこもかしこも不満だらけでまとめきれない…

救助の希望が見えない事、食料や水などの配給や仕事の成果に対する待遇の不満やストレスが溜まり続けている事、きちんと考えて合理的且つ平和な解決策を見つけられない子供たちしかいない事、リーダーとなる人物もまた自分の信念のみで圧制を強いる事、「バックヤード」※という現象※{netabare}公式より:スフィクス(ヴァイア艦に存在する艦の制御システム)とリンクする事で精神支配を受ける。リヴァイアスで起こった暴動、クルーたちの感情の発露、リーダーの情緒不安定等も、バックヤードによるものだったという一説がある。{/netabare}の影響…
様々な要素が組み合わさって捩れ続ける中で不安だけが増大していく艦内。
殺し合いには発展しないものの中盤以降のギスギスした人間関係で追い詰められた人間の本性を見事に描いているように思います。

しかしその見事さ故に作中で「こいつなら」と思える人物が見当たらず、視聴を続けていくのも辛くなるほど。
兄への憧憬をこじらせてしまった好戦的な祐希、冷静な状況判断は出来るが打開策は見いだせない昴治、普段は明るく人当たりも良いが過去のトラウマから逃れられなかったイクミ。
不満を募らせた民衆を抑えるだけの物資もなく、各リーダーの信念に基づく支配も全員を納得させるだけの力もなく、切迫した状態からの選択で仲間を見捨てる策を取る場合もあり…
理想主義だけでも現実主義だけでも成り立たない平穏の均衡を保てる支配の方法が見い出せないまま、25話で救助が来るまで誰の在り方にも納得出来ず協力して何かを成すようなスカっとする場面もなく。。
壊れて行く関係とそこから過去を断ち切って進んで行く少年たちの精神的成長が巧妙に丁寧に作られていて、重さはあるものの心理変化が非常に面白い作品でした。

難点。
問題が起きてから重い部分が長く続く事。(そこがメインの見せ場なんだけど)
後半の解決までがやや駆け足な事。(上記に時間を取りすぎたか、スピーディな展開にしたかったからか…収束までが早い)
22話辺りから回想シーンが多く、まとめ的な物ではなく話に混ぜ込んで欲しかった。(同じ映像繰り返されても…)
{/netabare}


SF要素。
{netabare}最初は孤立した少年たちを描くための舞台装置としての設定にも思えましたが、意外と細かい設定で納得の作品。
ただしそれを主とする場面はあまりないので期待すると残念な結果になるかも。。
そもそも物語の中で用語の説明らしきものがあまりない。
視聴だけだと「何言ってるの?」状態になるが、興味をもって公式サイトに行けば用語説明があり、その情報が作中だけでは把握しきれないのが勿体ないように思えました。

とても面白く感じた設定はヴァイタル・ガーダーの操縦システム。
まず操縦管を握るのではなく複数人でソリッドと呼ばれるプログラムを入力作成し、ヴァイタル・ガーダーへの命令とする事。
個人の天才的操作能力ではなく、大勢の協力によるプログラミングで次の行動に必要なソリッドを作成するのは面白い。
またリフト艦にある制御室のシステムも面白い。
ゲドゥルトというレーダーの効かない状況がある為、本艦もリフト艦もリアルタイムでの映像的な物は見られず、レーダーやニュートリノピンガーを用いて索敵する設定上、制御室にはヴァイタル・ガーダーのミニチュア版の模型が設置されている。
これは発進しているヴァイタル・ガーダーと同じ動きをするようで、本体の実際の動きが確認出来ないから模型で動作確認を行なう為の装置のようだ。

作中での説明はかなり足りていないのは残念だけれど、きちんと過不足なく設定されているところは良いと思います。

難点。
SF設定を盛り込んだせいで素直な群像劇に徹しきれなかった面もあり、足の引っ張り合いな雰囲気もあった。。
{/netabare}


まとめ。
非常に多くの人物が登場しそれぞれに基本となる信念があり、相容れない中で少しずつ変わって行く過程を丁寧に描いた作品でした。
閉鎖空間での長く過酷な生活で通常では理性が働いて表面化しにくい強欲さや利己的な行動も目立って共感はしにくいものの、その辺の醜さを生々しくしっかりと表現しながら僅かながら内面も明かす事で各個の行動原理を汲み取る事で納得は出来たと思います。

爽快感とは無縁の作品ですがシリアスな群像劇としてはとても面白く観られました。


御礼:
僕のお気に入りの棚から「あれが好きならこれ好きそうじゃね?」とお勧めされた作品でした。
両作品を比較すると若干面白いと思う方向性は違いましたがこれはこれで面白かったです。
ありがとうございましたm(_ _)m


気になる事:
{netabare}ファイナはどうなったんだろう。
どうしたんだろう。
過去を糧に出来ているんだろうか?
過ちを認められたんだろうか?
僕ならこんなサイコパスともう一度関わるなんてごめんだけど…
やっぱり昴治って凄いよね。。{/netabare}


好きなキャラ:
{netabare} 青のインプルスの艦長。
艦長「吶喊!」
船員「吶喊!!」
…なんかいいよね、こいつらだけ作中のテンション違う(笑){/netabare}

投稿 : 2016/11/19
閲覧 : 271
サンキュー:

6

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無限のリヴァイアスのストーリー・あらすじ

2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。このフレアは「ゲドゥルト・フェノメーン」、プラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と名付けられた。2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。彼らはなぜか自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い、そして更には密閉された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡り少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。(TVアニメ動画『無限のリヴァイアス』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1999年秋アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.sunrise-inc.co.jp/ryvius/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E9%99%90%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%...

声優・キャラクター

白鳥哲、保志総一朗、関智一、桑島法子、丹下桜、氷上恭子、檜山修之

スタッフ

原案:矢立肇、 監督:谷口悟朗、キャラクターデザイン:平井久司、メカニカルデザイン:山根公利、シリーズ構成:黒田洋介、音楽:服部克久/M.I.D

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