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「ウメ星デンカ(TVアニメ動画)」

総合得点
計測不能
感想・評価
4
棚に入れた
28
ランキング
7909
★★★★★ 4.3 (4)
物語
4.3
作画
4.0
声優
4.3
音楽
4.3
キャラ
4.3

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ウメ星デンカの感想・評価はどうでしたか?

ace さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

藤子不二雄の隠れた傑作

○藤子不二雄の隠れた傑作

恐らく最も知名度の低い藤子不二雄のテレビ作品
それもそのはず、白黒時代のTVシリーズである
だがノリや面白さは藤子作品最高クラス

古い作品であるため、いまでは間違いなく放送できないであろうバイオレンスなシーンや
NGワード使いまくり

俺は以前まで白黒なんか見れるかー!という感じだったが、このデンカを見て白黒アニメへの評価が一変した
食わず嫌いするなかれ・・・

○1969年!!の作品!!
1969年ですよ
ちなみに1969年は史上最初のインターネット(の原型)が、アメリカのある大学から別の大学へ
メッセージが送信されたとされる・・・らしい
史上最初のメールですな

どうでもいい余談けど、パソコンよりもネットのほうが先に出現したんですな~なるほど

◯最強
デンカらウメボシ人は超能力で(光の速さで)空を飛んだり
人間を数十人一気に浮かべたり
どんなに重いものでも宙に浮かせることができる
ビルまるごと浮かせて海に沈めたりもできる
おまけに道具で透明になったり時間を戻したり、ボディチェンジできる
他にも様々なやばい道具はあるはず
さらに宇宙や水中でも息ができ会話もできる・・・
宇宙に散らばるウメボシ人を招集し地球征服できるレベル
彼らはよくゴンスケにいいようにやられているが、
その気になればゴンスケなどは秒殺できる
さらに身体能力も人間の何倍もやばく
ベニショーガの娘、ナラ子などは
ボーリングの玉を軽々キャッチボールに使用し
ものすごい速さで放り投げ、
ゴンスケは車を簡単に持ち上げて木の上まで投げつける

言うなら、そうだなぁ
ウメボシ人は初期ドラゴンボールのナッパあたりになら勝てるんやないか?
いやまじで
ベジータは厳しいと思うけど、ラディッツ、ナッパあたりとならいい勝負しそう

○いいところ

・宇宙人の非常識な行動と魔法のセットで様々な騒動がおきる
デンカらはウメ星出身の宇宙人であるため、地球の常識がわからずトンチンカンな行動ばかり取り
それが面白さにつながっている
例えば、この作品の後に出るドラえもんやチンプイなんかは
主に道具か魔法だけで騒動が起きるが
このウメ星デンカは魔法+宇宙人たちの非常識な行動のセットで騒動が起きるためより楽しい

・神がかった声優の演技
俺は懐古厨ではないし、別にいまの声優を否定しているわけでもないし別に嫌いでもない
ただ明らかに現在の声優よりもレベルが高い
デンカや王様、ベニショーガ、フグタなど、このキャラはこの人しかいない!という感じ
レベルがちがう

・増え続ける勲章
中村家やその他mobたちがなにか王様のためにしてあげると
勲章をあげるのですが
知らない間にこの勲章が増え続けている
太郎などは、勲章を100コ以上もらっているが
太郎がアニメ中で勲章をもらう描写があるのはほんの数回
つまり、アニメの外で、放送外でも太郎とウメ星の連中とからみがある
のは容易に想像でき
なんか、いきいきしていると言うか
放送外でもちゃんと仲良くというか、うまく付き合ってるんだなーと

・おもしろおかしいキャラたち
ゴンスケやナラ子などこのアニメにはイカれたキャラがおり、大好きです

・ジャズ
ジャズミュージックが非常に良い!
1度聞いてみてくれ
印象に残るいい音楽ばかり!

○悪いところ

・奇妙
なぜかというと・・・・
藤子不二雄の他作品、例えばQ太郎、ドラえもん、キテレツ、チンプイは
せいぜい人間年齢でいうと小学生3年くらいのキャラでしょ
だがこの作品はヒゲヅラのおっさんが2人に、ママより背がでかいお姫様が中村家に居候している
姫様はデフォルメ化されておらず、普通体型の成人女性
ヒゲのおっさんがママにメシの催促をしたり、ママよりでかいお姫様がママと家事をしたり
ふっとした瞬間に奇妙に見えることがある

・やばい
いまでは放送できないであろうやばい回がある、と冒頭に書いたが
これはガチ
キXXイ連呼したり、虫に化けた回などはマジで怖い
絶対放送できまい・・・

・まとめ

白黒アニメだからといって敬遠することなかれ・・・・
普通に楽しい・・・どころか、藤子作品ではドラえもんに次ぐおもしろさだと俺は思う
かなりお気に入りの作品です

昭和の空気が感じられる
この時代はこんな感じなのかぁ、昔はええなぁ~という気分にさせてくれる
なんか、小旅行している気分でとても心地が良かった

2度復活
実は、2度復活している
「のび太の夢幻三剣士」の映画と一緒に30分上映されたのが1つ
2つ目は藤子不二雄ミュージアムにて新ドラえもんと共演した

まぁアニメがリメイクされて復活ってことは期待できないですが
藤子不二雄ミュージアムでちょくちょく復活してるってことは
今後あるかもしれないですね・・・
藤子不二雄ミュージアムではジャングル黒べえとかチンプイも
新ドラえもんと共演してるし
色々やってくれてますね
素晴らしい

だが・・・
「ドラえもん&Fキャラオールスターズ」
「ゆめの町、Fランド」
で、ほとんど全ての藤子不二雄キャラが大集合するのに
ウメ星デンカだけいなかった・・・なぜなんだい?

★劇場版ウメボシデンカはかなり違う・・・
・フルカラーになった
・平成になってる
・声優総入れ替え
・な、な、な、なんと!太郎が進学塾へ通っている
・中村家、どう見ても金持ち!
・たんなる脇役だったサンカクが優等生キャラに・・・
・フグタがジャイアン化・・・でけぇ・・・
・ただのうざキャラのサンカクとフグタがスネ夫とジャイアン位置になる
・デンカがミヨに一目惚れ(本来デンカは女などに興味ないクールキャラ)
・デンカおおはしゃぎ
・小1→小4くらいになってる
・ママこええ・・・・

改悪に次ぐ改悪です
あかんわあれは・・・
この白黒版デンカが好きなら見ないほうがいいかもしれん
マジでこいつら誰?状態・・・
もう太郎以外は別人です
特にデンカとゴンスケはまったく別人

正直このカラー版ウメ星デンカがテレビ放送されていたなら
見たくなかったかもしれない

投稿 : 2024/07/05
閲覧 : 164
サンキュー:

1

ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

仮SFスーパー英雄(?)列伝65

「ドラえもん」で有名な藤子・F・不二雄原作の作品なんですが、他の作品に比べ影が薄い印象ですね。
その証拠に、自分が初めての感想なんですよ、これが(う~む)
で、何故かと言うと、放送当時テレビのカラー化が進んでいたにもかかわらず、この「ウメ星デンカ」は予算の都合でモノクロ作品として制作されてrしまったんです。
その代償は大きく、白黒作品のせいで視聴者の人気はイマイチ、でもって人気が無いから再放送もされないという、負のスパイラルになっちゃったと(汗)まさに安物買いの銭失いということわざ通りの結果となりました。
でも、記憶だとそれなりに面白かったんですけどねえ・・・
あっ、そうか。見てたTVが白黒TVだったからカラー関係なかったんだ(おいーっ)

まあ、冗談(ホントか)は置いといて、故郷の星が爆発したため、地球に逃げてきたウメ星王国の一家が、日本のとある家族の家に居候して巻き起こすドタバタ劇は、それなりに面白かったです。
惜しむらくは、家族全員で逃げ出した事でしょうか(ん?)
どうせなら両親は捕らわれて殿下だけで逃げてくれれば(はて、どっかで聞いたような)
そして全身黒装束の部下と、へっぽこな絵描きを軍師に(おいっ)
あと、絶世の美女と流浪の楽士がいれば完璧(って、殿下違いだろーが)

そうじゃなくて、黄色い制服を着た部隊を率いて(いや、それもちょっと)
さあ、みんなで一緒に
「だ~れが殺したクックロビン」
「やめんか~(ダリューンとバンコランに吹っ飛ばされる天地人)」

投稿 : 2019/05/18
閲覧 : 277
サンキュー:

9

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/09/04
閲覧 : 105

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ウメ星デンカのストーリー・あらすじ

『ドラえもん』誕生前夜の時期に描かれた藤子不二雄のSFコメディのアニメ化。母星ウメ星が爆発し、全宇宙に散らばる流浪の民となったウメ星人たち。その中の王様一家が、広大な四次元空間を内部に秘めたカメに入って地球に飛来した。王様一家の境遇に同情した中村家の人々はウメ星を再興するまでの居候を認める。人柄は良いが王様気分が抜けず、地球と慣習の違うウメ星の人々にかき回される中村家。一同の奇妙な生活が始まった。(TVアニメ動画『ウメ星デンカ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1969年春アニメ
制作会社
東京ムービー
公式サイト
www.toei-video.co.jp/DVD/kuroume.html

声優・キャラクター

杉山佳寿子、田の中勇、菅谷政子、大竹宏、雨森雅司、松島みのり、藤本譲、北浜晴子、兼本新吾、貴家堂子、沢田和子、毒蝮三太夫

スタッフ

原作:藤子・F・不二雄
作画:秦泉寺博/甲藤征史/角田隆/冨永貞義/田中正史、脚本:浪江志摩/新沼孝夫/岡田豊/若林一郎、演出:鈴木伸一/秦泉寺博、録音監督:山崎宏、音楽:林一

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