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「魔法少女まどか☆マギカ(TVアニメ動画)」

総合得点
90.9
感想・評価
10595
棚に入れた
37490
ランキング
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魔法少女まどか☆マギカの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

種馬 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

わからないです。

良さが…(6話現在)

コロナ禍で時間を持て余しているので重い腰を上げて見始めましたが、今の所見るべきものはないです。
主要キャラがあっさり死ぬのが衝撃!とかがいいのですかね??(3話)

ネガティブシリアスな割に心情の背景とかがあんま丁寧に描かれてないし、こんな陳腐な進行と演出では全然、感情移入できません(ここが肝になるのでは?)

明らかにヤバそうな空気を出してる小動物(キュウベエ?)なんかが後に本性を表す空気プンプンですが、そこでまた評価をあげるんでしょうか…?

そこ含め他も展開が読めるのは全然いいんですが、演出が陳腐だとキツイです。悪い予感しかしません。

小中学校向け?なのでしょうか。でもグロシーンとか考えるとそれもなんかなぁ…。。

※絵のタッチで嫌われてる方も散見しますね。私も別にどちらかと言えば好きではないですが、そんなことで低評価は下しません。
最近だとリアルタイムで観てた「ケムリクサ」なんかが絵だけで敬遠しなかった結果、良い作品に出会えた良い例です。かなり満足しました。
OPは最高ですね。ClariSですし。
梶浦BGM×前衛的な絵バトルシーンのミックスは見事ですね。
ただそれだけです。
いまのところ前衛美術PVとしてしか評価できるとこはありません。ここまでの高評価、自分には本当に理解しかねます…。

投稿 : 2021/06/04
閲覧 : 331
サンキュー:

6

かとー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

見た方が良い作品

マジで可愛い絵と違ってシリアスな作品

とりあえずきゅうべぇはクズです。笑

投稿 : 2021/04/25
閲覧 : 257
サンキュー:

4

カレン さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

正直論外です… 一言で表すなら劣化版プリキュア ただただ絶句…

タイトルの通り論外です…
永遠とプリキュア見せられてる感じでした…
それとキャラ絵が生理的に無理 本当に気持ち悪い

ストーリーは超がつくくらいシリアスなのに
メインキャラはプリキュアに出てくるような小学生ぐらいの女の子という違和感よ 

完全に世界観崩壊してて
ストーリー以前の問題です 

あまりにも崩壊しすぎてたせいで
ストーリーに夢中になれず
内容もほとんど覚えていません

多分青少年や大人がメインキャラなら
まだまともな作品になっていただろう
それくらい キャラと世界観がミスマッチ



後、敵の外観が手抜きすぎて、ひどい 特に魔女
この手抜きさはプリキュアのザケンナーを思い出させます笑

戦闘シーンも雑 まだプリキュアのほうがいいです

「劣化版プリキュア」というのが
1番相応しい言葉かなと思います

投稿 : 2021/04/24
閲覧 : 314
サンキュー:

4

ネタバレ

ねっち さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まどマギってこんな面白かったんだ

1年ぶりに視聴しましたが合う合わないは置いておいてとんでもない完成度でした。1年前といったら僕自身アニメを見始めたばかりでシャフトの癖の強い演出や壮大すぎるストーリーも相まって「?」という印象でした。ですが今回はまどマギの面白さにちゃんと触れることができました。12話全話当たり回といっても過言ではないのですが個人的に一番好きだったシーンは有名どころなのですが、杏子vsさやか(オクタヴィア)でしょうか。「ひとりぼっちは寂しいもんな」と杏子が他人のために最初で最後、動くシーンは思わず泣いてしまいました。最終話も決して上手くまとまったとは言えませんがこの壮大なストーリーを1クールで収めようと思うとあのラストは正解だったのかなと思えます。欠点といえばやはり演出がハマらない人にはハマらないのとある程度アニメを見ていないと凄さが伝わりきらないかなと思います。あとは好みは分かれそうですね。

95/100点

投稿 : 2021/04/24
閲覧 : 384
サンキュー:

14

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

中盤がグダグダ
終盤はなかなか良かった。

投稿 : 2021/04/15
閲覧 : 125

人類の宝 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

話題になって当然のアニメ

間違いなく2010年代の深夜アニメを代表する作品だと思います
2010~2020年までのアニメは~2010年までにあったアニメとのギャップや意外性で勝負してる作品が目立ってたイメージがあります
今流行の異世界転生ものだって、今までにあったファンタジー作品の世界観に現代の少年が転生したらどうなるのかという発想自体は意外性のある作品な訳で、主人公最強系に関しても、それが流行る前は苦労して強敵を倒す物語が王道であったからこそ主人公最強系も実は意外性の塊担ったわけで、そういった従来の形式から逸脱した作品がかなり目立っていました
その中でもさらに頭一つ抜けていたのがまどかマギカではないでしょうか?
もっと言ってしまえばまどマギの意外性である衝撃展開やエグさというのが単なる話題集めで終わるのではなく、しっかりとストーリーに溶け込めているので、作品として凄く美しく見えました
シナリオも面白く、作画に関しては他作品と違う土俵で見せて来るのでギャップアニメ以外の側面でもとんでもない完成度を誇る点も含め、唯一無二の作品だと思います

投稿 : 2021/04/10
閲覧 : 295
サンキュー:

13

QjEiY75281 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

とても人気の作品で気になってたので見てみました。
私は鬱アニメが好きなので凄く期待をして見ていたのですが、期待をしすぎていたのか最終回も「これで終わり?」と思ったり、何か物足りなかった感じがしました。
結城友奈は勇者である とも内容が被っていて一緒やんと思いながら見ていました。

投稿 : 2021/03/29
閲覧 : 200
サンキュー:

4

ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

観てるとアレを思い出した

 
作画や音楽は非常に独特。
「話に合ってる」というよりは、それ自体が「魔法少女まどか☆マギカ」という感じで後付け感が無く、脚本同様に作品世界を語ってる感じ。
どうでもいいけど、顔が16:9の画面いっぱいになるのちょっと好き。

終盤、昔プレイしたFate/stay nightの「Unlimited Blade Works」を思い出した。
{netabare}英霊エミヤの背中に泣いたクチだが、魔法少女らの背中もそれに重なって見えた。特にラストのほむらはモロに重なるし、10話の心が潰されていく過程も違うんだけど何となく。
最終話で魔法少女たちの心を救うまどかの表情は、答えを得たエミヤの眼差しを思い起こさせた。

ダメだ。関係ない作品なのにエミヤを{/netabare}思い出したら涙が出てきたのでこのへんで。

投稿 : 2021/03/18
閲覧 : 318
サンキュー:

7

ネタバレ

にゃん^^ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

感想書くのがとってもかなしいおはなし。。

えっ?このお話しまだ見たことがないの?
ふつうの魔法少女アニメだって思ってたらびっくりしちゃうよ!

ちょっとむずかしかったりするかも
でもいろんなこと考えちゃうし
にゃんはいっぱい泣いちゃった。o゚(p´⌒`q)゚o。 ビエェーン!!

とっても感動しちゃうから見てみてね~
見はじめたら止めないで3話まで見てね^^
それでもダメだったらしょうがないかも。。

あらすじが気になったらあにこれさんのを見てね


↓は感想でネタバレしてるから
見おわったあと読んでくれたらうれしいなぁ☆
_______________________________________

{netabare}あにこれの
みんなのレヴュー読んで見はじめたから
なんとなくくらいお話だって分かってた。。

1話目のはじめが夢のお話で
にゃんもこわい夢をいっぱい見てるから
思い出しちゃってちょっとドキドキ

夢にもでてきたフシギな世界は
絵本の「不思議の国のアリス」みたいで
きれいだけどちょっとくらくって気もちわるかったね

でも
それから明るくなったのでちょっと安心^^
パパとママはあったかそうでたっくんはかわいいし♪

ほむらちゃんは転校してきたとき
ちょっとこわい感じだったけど
でもほんとはとってもまどかのこと思ってたんだね。。

それから
マミちゃんの変身かわいかったなぁ♪
足ぶみして花が出るキラキラッ♦♫♦・*:..。
小さいころ見たアニメとか思い出した

さくらとかみゅうみゅうとか見てて
変身できたり魔法使えたらいいナ♡って
思ってたことあったなぁ(ふふ)。。

そんなこと思って見てたら3話でマミちゃんが。。

えっ!って
悲しいより何があったか分からなくって
まどかが泣いてはじめてにゃんも泣いちゃった。。

「生きてるとパパのご飯がこんなにおいしい。。」
っていうまどかにジーンとしてなみだが出てきちゃった

それからどんどんくら~いおはなしになってって
ソウルジェムのひみつとかが分かってきて
どんどん魔法少女がきらいになったの


パパのために魔法少女になったのに
きらわれたきょうこちゃんもかなしかったね。。
誰かのためにやったことできらわれるなんて(><)

にゃんもお仕事してるママのためにって
お皿を洗っててわったことがあって
よけいな仕事をふやしてっていわれて
すごいおこられちゃったことがあったの

そんな小さなことでもすっごく悲しかったのに
きょうこちゃんは(うぅ。。)


さやかちゃんも好きな男の子のためにって。。
でもそれって
ほんとは自分のためだったのかな?

さやかちゃんの思いがかわってくのが
見ていてかわいそうで自分のことみたいでくるしかった。。

ほむらちゃんのおはなしはじめ見たとき
よく分からなくって何回も見なおしたから
ほむらちゃんの気もちってとってもよく分かったよ

なんどもなんどももどってきて
はじめはまどかのために。。って
それでもうあきらめたいって思ったことが
たくさんあったんだよね(ぐすん)

でもとちゅうから
気づいちゃったんだよね
あきらめたら自分も
魔女になっちゃうって。。

そんな気もちってにゃんにはよく分からないケド
ただ悲しくって泣きながら見てるしかないし。。

さいごのまどかが決めたことってすごいなって。。
ママが止めるのをはっきりことわって出てく。。

いままでずっと迷って
魔法少女になれなかったのに
ほんとに決めたからもう気もちかわらない。。

すごいね。。すごいなぁ。。まどか

さいごはもう
かなし泣きとうれし泣きでおわっちゃった。。


あとから見なおしたら
6話目でまどママが
間ちがえちゃいな。。って言ってたのがあって
まどかが1人ですごいこと決められたのは
まどママがすごい人だったからなんだなぁって思った

みんなへの思いがつよすぎて
きゅうべいがかわいかったって
書くのわすれてたw

でも
だんだんかわいくなくなっちゃったけど。。
ほむらちゃんにうたれて
穴だらけになったときはショックだったなぁ


見なおすたびに泣いちゃうおはなしで
今かんそうを書きながら見てて
おんがくも良かったんだって気がついた。。

さいごはこれでよかったのかな?が
これしかなかったんだよねってなった。。

さいごこれしかなかったんだよね。。
{/netabare}

投稿 : 2021/03/16
閲覧 : 2389
サンキュー:

437

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

あたしって、ほんとバカ

完全スルーしてたんですが、薦められて見てみたら、マジ感動しました!

リアルタイムで見なかったことを後悔してます...

いい意味でことごとく予想が覆されて、そんな展開にどんどん引き込まれました。

声優さんの演技も素晴らしかったです!

杏子マジいいやつやな。
一番好きです。

それにこのアニメは、一回見終わったあと二週目見てみると、また違った視点で見れて二週目も一気に見てしまいます。

そのくらい面白い作品です。

投稿 : 2021/03/16
閲覧 : 326
サンキュー:

43

善吉さん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

言葉にできない

なんでタイトルに☆つけたん?
そのせいで予想がだいぶ裏切られました。
もちろんいい意味です。
とりあえずキュウべえの色んな意味で
尋常じゃない感じがいい味出してました。
魔法少女は夢と希望を叶える、、、なんか深いです。

投稿 : 2021/03/15
閲覧 : 260
サンキュー:

13

ネタバレ

モズカッちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

魔法少女は夢と希望だと思っていた時期が私にもありました

引き込まれる、、、絶望に。
展開が読めなさ過ぎて、逆に恐怖でさえあった。

ほむらはあの結末に納得だったのか?
俺なら、え?何言ってんのまどか、、、ってなる。
何度も泣いて、傷ついた代償が{netabare}神になる{/netabare}って、、、
わけが分からないよ、もう絶望するしかない。

魔法少女の運命が残酷すぎる。
希望を叶えるために魔法少女になって。
それは儚い夢に過ぎなかったと思い知らされ
この世に絶望し、それが呪いになって
魔女になるかその前に消滅するか、、、
報われないにもほどがある、インキュベーターってほんとくそだねっ!

三話のインパクトが強くてそっからは一気に観た。
終始、内容の深さに圧倒され、観終わってからすぐにもう一回視聴。
観るたびに面白さが増す、そんな作品です。

投稿 : 2021/03/05
閲覧 : 330
サンキュー:

26

ガバ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

10年代の王道アニメ

当時、展開が衝撃的であったと記憶しています。時を経た今、まどマギのような話の展開は陳腐化し当たり前になっています。ある種のプラットフォーム、王道を築いた作品なのではないでしょうか。

投稿 : 2021/02/17
閲覧 : 224
サンキュー:

6

ネタバレ

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

年端もいかない少女たちは契約を理解できない。

ネタバレ少し別方向からあり。

本作、自分は名作だと思っており、
絶賛レビューも批判レビューもネットには
溢れるほどあると思うで、前から少し思っていた
視点でレビューしてみます。

今作、「詐欺師の巧妙な手口に騙される年端もいかない少女達」
感を強く感じているのですが、

甲=鬼畜マスコット(詐欺師)
乙=まだ子供で、「契約書」という概念が理解できない少女達

契約書=ソウルジェム
※ただし証として乙に引き渡されるのみで、中身を開くこと、
 契約の全容を読む事ができない。

契約書の内容、規約などは甲の口頭説明のみ。詐欺師なのでおいしい部分しか示さない。
今まで必要な場面では、彼女たちの代わりに印を押してきたのは親であり、
少女(子供)たちは「契約書」を理解できない為、情報の開示を求める思考に辿りつかない。

しかし契約した以上、状況によって規約が当然のように
発動する。しかも内容は乙にとって不利益しかない。

絶望する乙。
開き直る甲。

この構図で考えると少し面白味が増すのです。
実際はもっと練りに練られた展開と、奇抜な演出が冴えわたり、
映像技術、物語としても極上の一品となっております。
上記視点で再視聴、いつかしてみたいと思います。
お勧めです。

投稿 : 2021/01/23
閲覧 : 295
サンキュー:

20

バカンス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:----

作品は素晴らしいんだ作品は!問題は信者...

めちゃくちゃ面白かったです。
序盤で視聴者を絶望のどん底に叩き落とすような展開があり、そこから希望へと立ち向かっていく少女たちに目が離せなくなりました。
キャラクターは少女たちの、それぞれの想いを抱えて現状に立ち向かっていく姿が魅力的でした。
bgmは梶浦さん凄すぎると思わず言いたくなるような名曲ばかりです。opのコネクトが人気の理由は、最後まで見たら分かると思います。
魔法少女の自分の中での固定概念を打ち壊した、超名作です。

ただ、ネット上で本当にヤバい信者を目にしてしまってからちょっと...ってなってしまいました。一部のヤバい信者は落ち着いてください。

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 183
サンキュー:

8

ネタバレ

にゃんにゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

これがきっかけでアニメを観るようになった。

ファーストガンダムか
魔法少女まどかか

どちらか
一番好きか悩む作品。

投稿 : 2021/01/08
閲覧 : 246
サンキュー:

7

遊微々 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

幾度の絶望を超え、幸せを願ったその少女は、全ての少女の希望となる。

150本目のレビュー。どうにか年内に仕上げたいと思ってましたが、無事出来ました。
記念レビューですからね、やはり生半可な作品にはできない!ということで、放送からちょうど10年経つのもあってこれにしました!
2011年、アニメ業界に凄まじい衝撃を与えたのがこのまどマギ。もうそれはそれは凄かった。2010年代は一時期明らかにこれに影響を受けたであろう作品がいくつも散見できました。というかまどマギ以降の新規魔法少女モノタイトルは何かにつけてまどマギの下位互換と言われたくらいには視聴者も洗脳されてしまってましたね。
挙句の果てには本作から派生して出来たスラングが広辞苑にも載る始末。2010年代のアニメ史を語る上でまどマギは絶対に避けることができないレベルの作品でした。

今回約10年ぶりの再視聴となったわけですが、まず思ったこと。まどマギってこんなに凄い作品だったの!!???
当時の自分、何も見えてねえ!設定や展開の奇抜さばかりに目がいってて、本作の本質が全く捉えられていませんでした。当時の流行振りも、ハルヒ同様それまでの作品に中々見られなかった斬新さが受けたからこそだとばかり感じていましたが、10年越しでその認識を改めさせられましたね。

2周目だからこそ分かる伏線もそうでしたが、やはり一番大きかったのがほむらちゃんの目線になって物語を捉えることが出来た点。彼女が何故あそこまで鹿目まどかに拘ったのか、真実を知った状態だからこそ分かる彼女の覚悟、一途なまでの想い、積み重ねてきた苦労、彼女が発する言葉の一つ一つから感じ取れる重み、彼女の側に立った状態で改めて見るからこそ分かる感動がそこにはありました。
さやか、杏子、マミさんの抱える不安や絶望も、今だからこそ感じ取ることが出来ました。物語への没入が明らかに当時とは異なるのを実感、そして改めて分かるまどマギが単なる奇抜さだけでない非常に優れた物語であるという事実。いやー、今までの自分の認識が恥ずかしい。

1クールでこれほど壮大な物語を描き切ったこと、今思うと物凄いことですね。これは今出しても話題になるわ・・・、完成度が違いすぎる。
正直ね、まどか信者の人ってどこぞの型〇厨ばりに過激な人が多い印象なので、この作品自分の中でちょっと避けてたところあるんですよね。嫌いじゃないけど、好きとも言えないというか(実際今作の良さが微塵も分かってなかったのでそこまで好きじゃないってのはその通りだったんですが)。ただ今回見直すとね、そうした人が生まれるのも致し方ないなと思えてしまいました。だってすごいんだもんこれ。劇場版とかもほったらかしにしてたんですけどね、見ないとダメですねこれは。

投稿 : 2020/12/31
閲覧 : 276
サンキュー:

37

にく さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

絵柄以外は最高

観てない人は観たほうが良いです。
ただ、最後まで絵柄は受け入れられず。動いてる分まぁ、見れるかな…。
それ以外は申し分ないです。

投稿 : 2020/12/23
閲覧 : 164
サンキュー:

5

tag さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Real unreality(リアルを感じさせる非現実感)

Steins'Gateで、この世界に戻って以来、”課題”物語として位置づけながら、何故か、手が遠のく、そんな物語でした。脚本、ストーリー構成を手掛ける虚淵先生、少し苦手です、どうも勝手な妄想が先行していました。単なる絶望の物語を超え、歴史を巻き込み、救いとは何か?ハッピーエンドの定義に踏み込む傑作と言えるかもしれません。

さて、物語は現実ではありません、ですが、非現実的な物語を描けばエンタテイメントとしては興覚め。そこにはUnreal reality(非現実的な現実感)が必要です。現実に”根ざす”からこそ、感動や驚き、そして救いや願望、夢を託せるのです。

虚淵先生は、観衆のUnreal realityを逆説的に表現するのがもしかしたら彼の主題なのかもと思ったりします。物語は、逆説的かつ絶望的に展開します。画風とは真逆であるため、観衆は惑います。更に、虚淵先生はそこで止まりません。

Fate Zeroでもそうでした。彼は、RealなUnrealityを突きつける。絶望を直視させ、でも、これで大団円だよね?と。

そう、Steins'Geteの苦悩も物語に終盤組み込まれます。最終話に向け、10話と11話は、観衆に、一気に状況を理解させ、最終話に向けた状況を作り出します。あざとい演出と言えばそうでしょう。伏線は張ってありますが、よほど天邪鬼でない限り見えません。だからこそ、11,12話のコペルニクス展開は観衆に驚きを十分に供給します。

虚淵先生の作品を見ると分かるのですが、彼は絶望だけを観衆に提供しません。ハッピーエンドではないかもしれないけど、「救い」「願い」を”逆説的”に残します。今回もそれを確認できました。この物語をダークファンタジーと識別するのは理解できるのですが、この物語は、決して「ダーク」ではありません。

RealなUnrealityと言う表題はある意味逆説的で、観衆としては、中々つらいものがあります。ですが、この物語は、そうであることを肯定しつつ、私以外の潜在的観衆に観て頂きたいと思わざるを得ない物語ではないかと思います。

投稿 : 2020/10/30
閲覧 : 324
サンキュー:

10

ネタバレ

アトイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定・シャフトの世界観含めトップレベル

設定厨にはたまらない内容とふんだんに散りばめられた複線の量、世界観もアニメが好きなら一度は見るべきシャフトの代表作

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 196
サンキュー:

7

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

観てよかった☆

神曲のコネクトから始まるよく練られたストーリーと思いました。

最初はその作画から観ていなかったのですが、
評価の高さ通り、見るべき作品の一つとして
ご提案ができます。

私も今更ながらの視聴でしたが、満足でした☆

投稿 : 2020/10/21
閲覧 : 273
サンキュー:

18

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一般人すらタイトルぐらいは知っている

2018.05.11記

という理由でなんとはなしに観てみた、という作品。


私の年齢もあるのでしょうが、「コードギアス」「シュタゲ」「化物語」とあにこれ上位を占める作品群の多くは一般認知度がけっして高いとはいえません。少なくとも1年前の私は知らない。
評価も高くてなおかつ我々の年代層にも知られているものは、「エヴァ」を代表格としてそれこそ二つか三つ数えるくらいでしょう。
「まどマギ」は自分も含めたそんな素人さんでもタイトルぐらいはどこかで聞いたことがあるだろう作品で、私も“有名だから”という理由でアニメの耐性が無い時にこの作品に出会ったわけです。

結果
 
   引きずり込まれました それもけっこう深く…


何回も繰り返し観て(たぶん10回近く・・・)、オーディオコメンタリーにも手を出し、そこから派生していって魔法少女役のCVさん達が出演している別の作品(聾の形、とらドラetc)、音楽を手掛ける梶浦さんが他で劇伴を担当している作品(空の境界、ソードアートオンラインetc)、等々まどマギをきっかけに自分がアニメーションを観るようになった、という記念碑的タイトルです。
おそらくこの拙レビューを見てるあなたにだってまどマギかどうかは知りませんがアニメにはまるきっかけ的な作品がおありかと思います。


思い入れの深い作品のため、これまでなかなかレビューが書けず、現時点でもまとまりきれてないのですが、他の方のレビューにもあるような、

「これをきっかけにアニメを見るようになった」
「これをきっかけに先入観ぬきでまずは見てみようと思うようになった」

自分にとって特別な作品です。

一方で、他人に薦めてもなかなか視聴するまでには至らぬ見た目で損をしている作品でもあります。私の場合、レンタル屋で借りてきたパッケージをちら見してしまった奥さんのゴミを見るような目つきを未だに忘れられません。


3話まで観ろ!とか制約かけたりせず、1クール全12話と短めですので、四の五の言わず全話観てほしいし、おぎやはぎや東野幸治がはまったとか、DAIGO/北川景子夫妻が揃って鑑賞して大号泣したとかいう入りでも構わないのでなるべく多くの人に触れてほしいなと思っています。


ふわっとどんな人におすすめか?に触れます。
自分の嗜好が、人間の内面を深くえぐるもの、単純な善悪二元論に陥ってないものに向いてるので、そのような嗜好をお持ちの方にはおすすめです。また、ただ単に絶望を見せるだけならしんどいのでその先に垣間見える希望がないとやってけないよ、という部分にも解釈の余地はあるものの焦点があたってますので、陰鬱な気分になっておしまい!ということにはならないはず。


以下項目別評価というか全項満点の理由
 ※まだの人はネタバレ開かないでくださいね
■物語
序盤に伏線を蒔いて後半回収するお手本のような作り。全話観た後1話に戻って二回以上楽しめる。1話とて無駄回がないため少ない話数の割に中身が濃い。
{netabare}魔法少女の仕組みが徐々に露わになっていき、少女達が翻弄されていく描写は痛々しい。皆それぞれの正義を持っていてそれぞれ正しいにもかかわらず、お互いに相反せざるを得なかったり、うまくいかずに泥沼にはまっていく描写はリアル。演出も、1話2話のほんわかした導入から3話のEDでのMagia,美樹さやかを軸に魔法少女の仕組みを説明する流れ、8話ラストのキューベーのカット、からの後半エンジンフル回転で視聴者を釘付けにする展開も見事。{/netabare}

■声優
配役に違和感がないのは大前提。上乗せしてチームワークの良さが出てる(とコメンタリーより)。
{netabare}キュウべぇ役加藤英美里さん適任でした。美樹さやか役キタエリさんの明から暗へと流れる一連の演技は素晴らしかった。マンション入口でまどかに弱音を吐くシーン、電車内でホスト2人に突っかかるシーンその他前半の主役美樹さやかをよく表現されている。杏子役野中藍さんも声質が柔らかいので、悪役っぽい登場シーンからのスタートでも「ほんとはいい子」感がにじみ出る絶妙な配役だったと思う。9話の杏子回にそれが出てる。マミさん役水橋さんも艶っぽかった。マミさんだけでなくワルプルギスの夜とたっくんも水橋さんが声をあててたとか。そしてほむら役千和さん、まどか役悠木碧さんについては10話がすごすぎる(語彙力)。ほむらが銃の引き金を弾くシーンは銃声のSEをカットして千和さんの声に任せたとか。脚本、演出も素晴らしいですが演者がこの2人だったからこそ成立した神回です。これまでのクール&強めな印象から一転して貧弱メガネっ子の弱々しいほむらの芝居をした千和さん。同様に所在無げで弱々しい印象から一転してイケイケまどかを演じた悠木さん。ここに至るまでも弱さと強さの両面の描写があり演者の説得力があったからこそ最終話の展開にも納得できたと感じます。{/netabare}

■キャラ
鹿目まどか、暁美ほむら、巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子の5人とキュウべぇ
ですが、QBはともかく5人の役割配分がしっかりしていて、各々掘り下げ回のようなものがあり5人それぞれに感情移入しやすい作り。誰一人モブ化せず濃淡はあれどそれぞれキャラへのファンがついている状態かと。キャラ設定がきちんとなされてる証左です。
{netabare}うめ先生のほんわかキャラデザあってこそ絶望した表情とのギャップが活きてもいました。{/netabare}

■作画
好き嫌いはあるようですが、劇団犬カレーの独創的な魔女空間表現を観るだけでも買いです。

■音楽
OP、ED、劇伴ともに作品を邪魔しないどころか盛り上げに一役買っている。
{netabare}曲入れのタイミングも良い。10話のエンディングでコネクト流れた時は鳥肌が立ったというより滂沱の涙ですよ。{/netabare}


それでもって今、こうしてあにこれで拙いレビューを書いてたりする私なわけです。
今さら数年前の作品のレビューを見ているということはランキングから飛んできた人も相応いるはずでしょう。この作品を含めてランキング上位に上がる作品は好き嫌いはあるんでしょうが、それぞれ納得感は得られますので、どんどん見ちゃってやってください。

充実したアニメライフを!




視聴時期:2017年9月

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2018.08.13追記

クララとアリスのClaliSが聴けるのは、
keikoのいたKalafinaが聴けるのは、
週刊少年ジャ…いやまどかマギカだけってのも年月が経ったことを感じさせますね。

劇中歌を担当した彼女たちの組み合わせは二度と(たぶん)見ることはできません。
きっと、彼女たちではなく、新房監督や虚淵さんの脚本、ここで書いてたらキリがないであろう個々の製作パートの面々、うめ先生のキャラ、梶浦さんの劇伴、劇団犬カレーの空間デザイン、演者としての声優さん達、などなどどの歯車が欠けてもおそらくダメだったんだろうなということなんだと思います。
各自その分野のエキスパートが持てる力を最大限発揮して、その才能が共鳴して化学反応をおこし、そしてあのタイミングでしか成立しえなかった奇跡の物語とみてもいいんじゃないでしょうか。


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2019.09.28追記

初見は2017年秋。その後何回かリピートしてます。そしてこの度『マギアレコード』アニメ化記念での再放送で久々に魔法少女たちに会ってきました。観た人たちいるかしら?


2018.05.11 初稿
2018.08.13 追記
2019.09.28 追記
2020.03.15 タイトル修正
2020.10.21 修正

投稿 : 2020/10/21
閲覧 : 908
サンキュー:

108

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まどかとほむら

この作品、最初と、中盤と、そして終盤と。私の感想がどんどん変化していきました。
感想をどうまとめたらいいのか迷いましたが、私が見て、感じた順にそのまま書くことにします。
★ネタバレ感想注意です☆


まどかはやさしい家族と友達に囲まれた平和な日常を過ごしている、普通の女子中学生。
そこに美少女だけど冷たい感じの転校生ほむらが現れて、まどかの日常がどこか変わっていく。

ある日、不思議なかわいい生き物、キュウベエを助けたまどか。
まどかは、キュウベエに魔法少女になってほしいと頼まれますが・・

魔女が登場するときの映像表現が独特なシュールな感じで、面白い演出だなぁって思いました。
でも夢に出てきそう(-.-)

魔女って一体何なのかよくわからない。
なぜ出現するのかも。
キュウベエってどこから来たの?
ひとつ願いを叶える代わりに魔法少女になれるってところもなんとなく違和感を感じて。
だって「自分の欲するもの」と引き換えに魔法少女になるって、まるで悪魔に魂を売り渡すみたい・・

魔女に殺される魔法少女マミ。
そして集団自殺しようとする人たち。
いったい敵って何なんだろう。

事故で体が不自由になった男の子を救うために魔法少女になるさやか。
一度魔法少女になってしまったら、救われる望みがないと話すほむら。
救われる望みがないって・・それって絶望ってことじゃないの?

なんだかすごく重い話に感じてきたこの物語。
キュウベエの笑ってるみたいな顔にもだんだん違和感を感じてきて・・

弱い人間を魔女が食う。
その魔女を魔法少女が食う。
それは当たり前のこと。
魔法少女キョーコが話すその言葉。
そしてまどかに魔法少女になることをやたらと勧めてくるキュウベエ。

そして衝撃的な事実が・・
ソウルジェムが魔法少女の本体そのもので、体は魂の抜け殻!?
なぜニンゲンは魂の在り処にこだわるんだい?と淡々と話すキュウベエに当初抱いていたカワイイ感情はなくなっていました。

そして知る魔法少女の、魔女の正体。

キュウベエの語ることは理解したくないけど、キュウベエから見た人類って、たぶん私たち人間が作物とかを見る感覚なんだね。

10話以降の展開にやられました。

これはほむらの物語でもあるんだって。
まどかの決意はほむらがいてくれたからできたこと。

まどかを救いたい。それが私の最後の道しるべ・・それはほむらの希望。
それを知ったまどかは、ほむらの、そしてほかの魔法少女たちの希望を守ろうと決意します。

魔女のいない世界を願って。

決意したまどかを引き止める母親とのシーンを入れたのは良かった。
まどかを大切に思っている人との別れをきちんと描けたから。

ラストについてはなんて書いたらいいのか・・
これは見た人が見たまま感じ取れればいいのかな。。

見終わって。
ここに書いたほかにも、キョーコとさやかの関係や、ワルプルギスの夜についてなどなど、色々と考えてしまうことが多い作品でした。
たぶん、もう一度見たらまた新たな感想が生まれるような気がしています。
評判どおりの作品でした。

投稿 : 2020/10/16
閲覧 : 362
サンキュー:

40

ストックトン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

ポップなタイトルやキャラデザから勝手なイメージを抱いて、
視聴していなかった作品。

タイトルやキャラデザと内容が全然違うようなことが
よく言われていたので視聴するようになった。

視聴してみると本当に全然違っていて、ダークファンタジー
みたいな作品で結構な鬱アニメ系の内容だった。

鬱系のアニメってちょっと苦手意識があるのだけど、
このアニメに限っていうと全く見飽きることはない。

確かにちょっと苦手な展開になりかけたりもするけど、
全く予想だに出来ないような展開にどんどんなっていくので
もはや目が離せない状態になっている自分がいたりして。

段々と謎が解き明かされるにつれて非常に複雑になっていく
世界観を見事に結び付けていたと思う。

演出の部分に関してもシャフトが制作していて、
観ていても飽きない所は流石。

こういうシュールな背景とか描いているの好きだなあ。

他にも主題歌とか挿入歌とかもすごく良かった。
EDの曲を挿入歌に使ってたけど、シーンを盛り上げるのに
かなりドキドキさせてくれたし。
OPはもう大好きな曲になった。
この曲をまだ中学2年の女の子達が歌ってたのも改めて考えてみるとすごい。

魔法少女のアニメの概念を根底から覆してしまったような作品だった。

投稿 : 2020/10/14
閲覧 : 208
サンキュー:

13

overnao さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マーケティングのお手本のような作品 (虚淵曰く、故郷の鍋)

本作は、よくある美少女魔法少女アニメと思わせておいて、実は違うという視聴者のミスリードから話題になった作品です。以前からビジュアルノベルゲーム界隈では、本作のような奇をてらったような展開(詳しくはネタバレになるので伏せます)がよく見られたようです。本作脚本の虚淵氏はそのような脚本に長く携わってきたので、そこまで大きな反響を得るとは思っていなかったようです。虚淵氏は、「故郷の鍋の具を持ってきたら予想以上に流行った。『へ〜お前の故郷ではそんな具を鍋に入れちゃうんだ』」というような言い方で表現していました。

この作品はストーリー構成と美術が優れていたと思います。ネタバレ防止のために詳しくは伏せますが、序盤では、登場人物も視聴者も物語の世界の秘密を知らされない状態で、超自然的な現象やらなんやらが起きます。中盤に世界の根幹に関わる秘密が暴露され、それを踏まえた上でエンディングへ突き進みます。このような構成になっているので、序盤ではミステリー作品のように、視聴者も登場人物に共感しつつ、この世界はどうなっているんだろうと考えを巡らせながら作品を視聴できます。中盤に示される世界の秘密、そして最終回の主人公の選択は、大半の視聴者の想像を上回るものになっていて、それがこの作品の面白さの根源です。
このような優れたストーリー構成を引き立てているのが、美術・作画です。現代アーティストの村上隆を彷彿とさせるような、ポップでフラットな色使いは、アニメ史上類を見ません。ニューヨーク近代美術館に収蔵されても良いレベルの非常に独創的な美術だと思います。

■その他のマギ人気要因
・ゲーム業界では知名度を誇る虚淵氏が脚本に参加した(虚淵氏のことをもとから知っている人々は、この作品の展開を最初から予想していたようです)
・奇抜な演出で知られるシャフトが制作を担当した
・アニメオリジナルなので誰もこの先の展開を知らず、議論を呼んだ
・作中に謎の文字列が登場し、
・アニメ放送機関中に東日本大震災が発生し、自然災害を扱う描写がある本作が放送延期となり、そのことが注目された 放送延期となるような最終回とは一体どんな内容なんだろうか、と余計に視聴者の期待を膨らませた


整理すると、奇抜な展開で話題を集め、非常に手のかかった美術やよく練られた脚本・伏線、謎解き要素で視聴者の心を掴み、東日本大震災という突発的要因さえも味方に付け、最終回を迎えるというマーケティングのお手本のような作品でした。別の業界のモノを持ってくるという「故郷の鍋」戦略が功を奏したようです。エヴァンゲリオン以来のエポックメイキングな作品とも呼ばれていますが、私もその意見に同意します。

投稿 : 2020/10/13
閲覧 : 283
サンキュー:

8

ネタバレ

みかづき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

はぁ? 魔法少女!? ちょ・・大人なめてんの? とおもったら 

私のどーでもいい感想日誌を読んでくれてありがとう。

もう10年近く前の作品ですが『その当時に友人にすすめられて』観ました。

ー 記憶なのでご容赦 ー

で その頃、私は10年弱、テレビ嫌いもあってアニメもご無沙汰にしてました。

「はぁ? 魔法少女! ちょ・・大人なめてんの?」
「なんでいい大人になって、魔法少女みて喜ばなきゃいけないの?」

マジック♪♪ なんとか〜☆彡
私「て、ばかやろー!」(たけし風?)

しかも《少女》・・おぃおぃ、勘弁してくれよ。。と。

で当時、ツタヤでパッケージみてみたの。

「マジカワいー↓↓ 子供向けの魔法"少女"のキャラだね・・」(=o=;)

まーでも、みてみるか、と視聴。

1話   眠い
2話   これ続くの?
3話途中 あぁ、こりゃ私にはあわないね。
3話ラスト えぇーーーーーー!!!!

結論
実存主義 カミュの「異邦人」(ノーベル文学賞)のような展開。「異邦人」は、最終盤まで、すごく"だん長"で、よくやめなかったとおもう。最終盤で、それが意味を の怒涛の展開。ノーベル賞をとる文学って、私の印象だけど、私ってほんと知ったかの馬鹿だったんだ。とショックをうけた、"記憶に恒久的に残る"、"全然異質"な文学だよ。。

まどマギはアニメだから3話からだけど、充分 遠くを飛ぶために準備したよね。
超ネタバレだけど まどか 最終話まで魔法少女になるの拒否する という驚愕展開。

で、充分 語られてる作品だから、私からはこれだけ。 以下です。


OP コネクト♪  歌:ClariS

難しい道で立ち止っても
空は きれいな青さで いつも待っててくれる
だから怖くない
もう何があっても 挫けない

この曲は
挫けてる自分がいる。 怖がってる自分がいる。
"がんばって・・でも今にも倒れそうな自分がいる" という前提なんだよね。
で、青い空って "希望の象徴"だよね。
でも、そのきれいな青い空の下で
自分は 自分だけは 取り残されて"独りぼっち"

ていうふうにもとれる歌だと 私は思ったんだ。

私にとっては、まどか☆マギカって、この 毎話、聴く度にこころに入ってくる名OPそのものの作品。
ほんとーにびっくりしたよ。

かわいくて、ずっこけて、走って、笑いながら泣いてる。。

突き抜けてて でも各成分も独創的で レビューした中で2作だけの オール5.0 ですデスDEATH!!(半沢直樹 大和田♪)

私の先入観、偏見をくつがえしてくれた けいおん! に続く 記憶から消えない名作。

■キャラ
みんなよいんだけど。すきな順は

今は知らない、当時は魔法少女の中では1番人気薄だった うじうじ まどか
かわいい 早々に死んじゃうマミさん
明らかに破綻するだろう、若すぎて愚かな さやか

杏子もほむらも、もちろんいいんだけど、私はこの3人かな。

■グッズ そのほか
当作を当時すすめてくれた女性の友人は、めっちゃ杏子で、次にアルティメットまどかの高いフィギュア買ってたな。
私も、販売品フィギュア(プライズ品じゃない)いくつかと、完璧な2枚組のCD、あと 高河ゆん先生のポストカード(めっちゃ(≧∇≦)bイイ)、限定クリアファイルもってる。
・・て、処分しろ て言われて今はメルカリでだいぶ処分したけど(^o^;
当時は、イラストもよく描いて、イラストブログで交流した よい思い出です。(•ө•)♡

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 288
サンキュー:

24

ネタバレ

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2回見るとなお面白い

リアルタイムで見てました。これ2回見るとすごく面白いです。第一話のほむほむの意味深な描写など伏線張りまくり、回収しまくり。進撃の巨人なんかもそうですが、全体の脚本や世界観等をあらかじめ想定しておいて、徐々に視界が広がっていく構成の緻密さ、演出の見せ方がしっかりしているので、こういうのは良い作品だと思っちゃいますね。とにかく1クールでの洗練された組み立て方が本当にすごい。

最終話は自分の想像をはるかに越えてきました。まあ賛否両論あっても全然おかしくないと思いますが、まず普通の作品であれば、ワルプルギスの夜だけじゃなくてキュウベェもやっつけて終わるんじゃないでしょうか。
しかし実際は、まどかの強大な魔法をもってしてもキュウベェとの共生の道を選択する他なかった。
それはきっとキュウベェが魔法少女を家畜として使役するのと同様に、人類自身が繁栄してきたという歴史があるからです。キュウベェを滅ぼすことは人類の歴史の否定に繋がる。
だから理想的な関係性を構築し直した(あるいはそうさせるように、キュウベェに仕向けた?)のではないでしょうか
(キュウベェが主人で魔法少女が奴隷→魔法少女が主体でキュウベェがサポート役)
そもそもキュウベェは何者なのか、ということですが、あくまで個人的な見解ですがキュウベェは科学技術の象徴としての側面を大いに含んでいると思います。
好きなことを何でも叶える、それ即ち科学であるし、発達した科学技術なんて魔法と区別つかないわけです。(至言)
キュウベェが魔法少女を利用しているのだって、それが最も効率が良いからです。(科学的見地から、エネルギー効率を重視するのは当然)
それに対してまどかは多少のエネルギー効率を犠牲にして人間の人間としての尊厳を守った、ととれます。
効率、コスパ、省エネに加えて安全面とのバランスを考えないといけない。科学と人類の付き合い方の方向性って実際そういうふうになってきているように感じます。最近の自動車についてる安全装置や、原発の是非の議論など。
いずれにしろ問題は山積みなので、たとえ魔法少女の魔女化を防げたとしても多くの課題が残ったのかもしれません。(魔法少女同士での縄張り争いはあると思う。後は魔獣に関して色々。倒せない強さの魔獣が現れる可能性など。)

まあとにかく最終話が作品を素晴らしいものにしたことは間違いないと思います。何かうまく言えないですけど現実と見事にリンクしたというか、まどかの意思が自分の生きている現実に干渉してきたような不思議な感覚でしたね。だからこそまどかがいなくなってしまった喪失感は途方もありませんでした。
リアルで一週間は引きずりました。

投稿 : 2020/09/29
閲覧 : 218
サンキュー:

13

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待を裏切らない名作

 有名すぎるアニメで逆に手が出ていなかったが、ようやく視聴。実は一度視聴を断念していたのだが、最後まで完走できた。ダークで重い展開が続き、なかなか楽しいと言えない部分もあった。しかし魔法少女ものの定番設定を逆手に取った、面白い切り口の作品だ。

 期待値も高かったが、それを裏切らない内容だったように思う。まどか役の悠木碧さん、この頃からすでに卓越した演技力があり、さすがという感じ。他の声優さんのお芝居もよかった。

 ほむらの過去が明らかになってから作品の見方が180度変わるし、ラストの展開のもっていき方もよかった。劇場版ではこれ以上何をどう描くのかが、疑問でもあり楽しみでもある。まずは総集編で復習。

視聴日 2019/9/30
 

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 199
サンキュー:

5

ペガサス さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少女たちの夢と絶望と最後の希望

3.11、東日本大震災とこのアニメは私の中ではセットになってます。

ここは良いものと悪いもの、美しいものと醜いものが同時にある世界。
相反するものが同時にある、矛盾を内包した世界である。
これは何者にも変えられない絶対的な法則。
この世界の中で魔法少女たちの運命の行き着くところは悲劇でしかない。

さて、もし自分にその全ての運命を変える力があるとしたらどうするか?
彼女の最後の選択は、とても尊く美しく感動的なものだった。

日本のアニメ史上、最高峰の作品の一つである。

投稿 : 2020/09/22
閲覧 : 299
サンキュー:

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魔法少女まどか☆マギカのストーリー・あらすじ

市立見滝原中学校に通う普通の中学2年生の鹿目まどかは、ある日不思議な夢を見る。そこは少女が魔法で戦う異世界。その少女の戦いを目撃する自分と、謎の白い生物に「僕と契約して魔法少女になってほしい」と告げられる夢であった。翌朝、見滝原中学へ転校してきたのはなんと夢で見た美少女の暁美ほむらだった。ほむらは、まどかに「魔法少女になってはならない」と警告する。
放課後、親友の美樹さやかとCDショップへ行ったまどかは謎の声に呼ばれ、ビルの一角へ迷い込む。そこで見たものは夢の中で見た生物キュゥべえの傷ついた姿と、それを殺そうとするほむらの姿だった。まどかとさやかは戸惑いつつも、当たり前の優しさからキュゥべえを助けるが、直後に今度は本当に異世界へ迷い込んでしまう。魔女の使い魔と称される化物達に囲まれた2人を救ったのは、同じ中学の3年生でキュゥべえと契約した魔法少女の巴マミだった。事後、改めてキュゥべえに「魔法少女になってほしい」と告げられたまどかとさやかは、思いがけない好機に興奮する。だが、それは2人が直面する様々な苦難の始まりであった。(TVアニメ動画『魔法少女まどか☆マギカ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年冬アニメ
制作会社
シャフト
公式サイト
www.madoka-magica.com/tv/
ニコニコチャンネル(配信サイト)
ch.nicovideo.jp/channel/ch260
主題歌
≪OP≫ClariS『コネクト』≪ED≫Kalafina『Magia』

声優・キャラクター

悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、加藤英美里、野中藍

スタッフ

原作:Magica Quartet、キャラクター原案:蒼樹うめ、 監督:新房昭之、シリーズ構成・脚本:虚淵玄、キャラクターデザイン:岸田隆宏、シリーズディレクター:宮本幸裕、総作画監督:谷口淳一郎/高橋美香、アクションディレクター:阿部望/神谷智大、異空間設計:劇団イヌカレー、レイアウト設計:牧孝雄、美術監督:稲葉邦彦、美術設定:大原盛仁、色彩設計:日比野仁/滝沢いづみ、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:江藤慎一郎、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音響制作:楽音舎、音楽:梶浦由記

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