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「魔法少女まどか☆マギカ(TVアニメ動画)」

総合得点
90.9
感想・評価
10596
棚に入れた
37495
ランキング
45
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魔法少女まどか☆マギカの感想・評価はどうでしたか?

yuki525 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

衝撃あにめ。

最初は魔法少女とゆうタイトルと絵に抵抗がありました。



・・・が、とっても面白かったです!!


絵はブリブリなのに内容が濃い!!
衝撃的な内容!!
見ているうちに絵も好きになりかわいく見えてくるようになりました。


歌もめちゃくちゃ合っていてクラリスの曲はグッときます!!


アニメをあまり見たことがなかった私にとって、こんなに面白いアニメがあるなら他もいろいろ見てみようと思ったきっかけのアニメになりました。



また見たくなる作品です。

投稿 : 2016/01/05
閲覧 : 190
サンキュー:

9

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

素晴らしい作品

シャフトの良さもいかされた作品。

10話にリンクしたop…

たかが1クールとはいえ
作り込まれた作品でした。

マミの結末や
キョウコの過去、
サヤカの後悔や、
ホムラの葛藤など
個々のキャラクターの気持ちが練りに練られ、
引き込まれる作品でした。

若干暗い話ではありますが、
中盤からラストまで話を最高潮に盛り上げる
さすがはシャフト。

一度は観なきゃダメな作品ですね

投稿 : 2016/01/04
閲覧 : 230
サンキュー:

15

ジャック・ニックル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

一言でいうなら

ほむ~! って感じです。

投稿 : 2015/12/31
閲覧 : 191
サンキュー:

1

ふくたそ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

タイトルだけで切るのはもったいない作品です。

投稿 : 2015/12/30
閲覧 : 192
サンキュー:

1

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

魔法少女まどか☆マギカというジャンル

黒い魔法少女ものがっ...どこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・んだな...!とっ・・・・!
「さくら」「なのは」と...は違った展開のっ...魔法少女の潰滅的方向性
CMではどうするもこうするもねえ・・・・!…基本も基本…大原則だっ…!う? と...圧倒的・・・!圧倒的正直斜めに見ていたがっ・・・!実際に...圧倒的・・・!圧倒的本編を観て驚きっ・・・・・!...!
可愛らしいキャラクターに...重っ苦しい設定っ・・・!びりびりくるインキュベータのクズの常套句っ・・・!
そして幼いとも言える潰滅的主人公のナイス必死な想いっ・・・・!その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…空回り...!すれ違い...!
大切な人…ユアヒューマンっ…のために...!という自己犠牲っ・・・・!それをねじ曲げたら…なにがなにやらわからない…をそう思わ曲げられねえんだっほどっ......!圧倒的まっすぐな少女たちっ・・・・!
ここまで...面白くっ・・・!圧倒的前のめりで観られるアニメは久々っ・・・・・!っ・・・・!
キャラクターの表情の運否天賦が圧倒的……!!圧倒的・・・!圧倒的リアルでっ・・・!
潰滅的蒼樹圧倒的先生のっ...のびのびしたキャラクター描写が生きていて圧倒的にしあわせぇ~~~~っ・・・・・・・・・!…!!...!
ニトロプラスの主柱が噛んでいるということでっ・・・!個人的には恐怖心もっ...あったのっ・・・・・!がっ・・・!
堪らない塩梅につくり込まれた世界観になっていると矜持たっ・・・!...!
圧倒的魔法に関してもわざわざリアルな圧倒的存在ナイス意義をくっつけ...!
潰滅的情愛を引き立ててナイス登場人物相関図を圧倒的・・・!圧倒的構成し...!
それらをさらに圧倒的・・・!圧倒的上から...見下ろす潰滅的者たちを...壇上に上げ...!
うーん意外にもこれをスルーは...!とっ...唸らせる作品...!
あと...!とどのつまりっ・・・主題歌が両方堪らないですっ・・・!ね...!どちらもその声はあまりにもか細く通常はごくあっさり……消し飛ぶっ!がっ...堪らないだが・・・!しかし・・・!っ・・・!とどのつまりっ・・・歌詞...!
賭博黙示録がっ...進むに従って...!その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…歌詞に込められた意味がっ...浮き彫りになってくる...!
こういう圧倒的演出はっ...I need youなカモにはたまらないんじゃない・・・っ!かっ...とっ・・・・!
ただ呆然と突っ立ち見送る・・・・・強いて挙げる利根川…オレが蛇に見えたか…?ならおまえが蛇なんだっ……!っ・・・!魔女のデザイン…!!かっ...ね・・・...!
あれはあれで生まれてはじめて味わう恐怖がどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・と矜持たっ・・・!がっ...っ・・・!おどろおどろしく禍々しく描き込んだ美しい真の敵は‥‥あの男っ‥‥‥‥会長っ‥‥‥!っ・・・!
とっ...いうのがっ...ダメっ...!よかったん...じゃない・・・っ!か...とっ......!
キャラ萌えアニメはいっぱいどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・だが・・・!しかし・・・!っ・・・!とどのつまりっ・・・圧倒的シリアス寄りは堪らない…!!ねっ・・・・!
圧倒的……!!面白くてっ・・・!圧倒的放送が止まってしまっているんだっ・・・!分かれよっ・・・!余計に...先がいい加減気が付けっ・・・・・・!になるっ・・・・!
懇願っ・・・!から潰滅的早く放送してくれっ・・・!とっ...願うばかりっ・・・・・!っ・・・・!

投稿 : 2015/12/21
閲覧 : 144
ネタバレ

mash320d さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルに騙されて

2011年当時、魔法少女ものとして気を抜いて視聴開始。

ただし様子がおかしい?主人公は一向に魔法少女にならないのに加え、
序盤では一番魔法少女らしい仲間が悲しい結果に。

一話ごとに明かされる魔法少女の不条理な運命。
希望から絶望への相転位を糧にする黒幕。

特に10話~12話が震災の関係で放送が延期になったのも追い風となり
一挙放送の際は早起きして視聴していました。

真の主人公が判明し、OPの意味を理解し、まどかの決断に涙し・・・
あまり期待していなかった分、その深遠なストーリーにすっかり虜に
なっていました。


「命を危険にさらすってのはな、そうするしか他に仕方が無い奴がやることさ。
そうじゃないやつが首をつっこむのはただのお遊びだ、おふざけだ。」
まどかに言い放った杏子の言葉。
まるで世界のありかたに疑問を投げかかるようなこの言葉に、当時ショック
を受けたのを覚えています。

映画の続編も期待しています。

投稿 : 2015/12/20
閲覧 : 187
サンキュー:

8

kolove さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.5 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

期待はずれ

周りにファン多いし必ずランキング上位のアニメなのでそれなりに期待してみたらとっても期待はずれだった
期待してみるとよくないな。名作アニメっていうハードル上がってたのかも

まず初見で作画が無理な人は多分最後まで不快感あると思う
シャフトっぽい小回りは多くてギミックとかそれっぽかったけど
なんていうか、ありきたりな内容
昔は良かったんだろうけど今は多分昔ほど評価されてないんじゃないかな

これ見るんだったらシュタゲで十分
逆にシュタゲ見てる人で今からこれを見ようとしてる人がいたら時間の無駄だと思うよ

まどかとかその友達に全く魅力なくて残念。キルミーベイビーみたいな完成度に見える

まどかのお母さん色っぽいから何でもいいけど

投稿 : 2015/12/18
閲覧 : 217
サンキュー:

6

ネタバレ

SUGAR MAN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あんまり好みじゃなかった。

評価が高いアニメなのでずっと気になってました。
魔法少女自体はそこまで抵抗ないんだけど、この作品はキャラデザとか全体的な作画がちょっと苦手で何度か見ようとしてすぐに断念してました^^;

で、今回やっと最後までみたけど・・・
やっぱりそんな好みじゃなかったw

とりあえず終始シリアス&ダーク過ぎてちょっと気が滅入りました。(特に中盤){netabare}仲間はことごとく死んでいくし・・・{/netabare}

考えさせられるとこがあるアニメは好きだけど、
笑える部分も少しは欲しいというか、緩急がある作品のほうが好みです。

そもそも絵が苦手で感情移入しきれなかったのもあるかもしれないけれどw

シャフトらしい凝った表現は流石でハマる人はハマるだろうし、この辺はほんと好みでしょう。

と、ちょっと辛めな感想になってしまいましたが
OPとEDの曲はどっちもすごくかっこ良かった♪

投稿 : 2015/12/13
閲覧 : 241
サンキュー:

6

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

血だまりスケッチとか言うな!

魔法少女同士の友情と派手なバトルが新時代の魔法少女ものと
認知された時代に一石を投じられた!

魔法少女といえばクリーミィーマミを一番に連想する年齢なので
なのはでバトルを始めたあたりで充分驚いたのですが・・・

放送当時萌え目的で視聴してたら驚きますよね
これ。
ニトロゲーのヒロインといえば絶望、執念、憎悪だと思ってたので
予想より普通のお話で肩すかしくらいました;
18禁のシナリオは地上波アニメで無理ですよね
鬼哭街みたいなのやるのかと思って録画したのをどこでこっそり見るか
悩んだくらいでしたのに

ストーリー自体は目新しいわけでなく、ただ少女物でやった事が斬新
イヌカレーさん、シャフト美術と音楽で成功したアニメでしょうか

うめ絵も正直微妙・・・ギャップ狙いでネームバリューもあるからの起用はわかるんですけど

ひだまり好きなのでこのアニメを血だまりスケッチとか言うのマジやめて

投稿 : 2015/12/11
閲覧 : 143
ネタバレ

ササミ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

EDにドッキリ(;゜0゜)

私がアニメの世界に引きずり込まれたのは、
(良くも悪くも)このアニメのおかげです。

全くまどマギを知らない方は
絵からして遠ざかってしまうでしょうが、
なんとももったいない(>_<)!

私は予備知識なしにまどマギを見ました。
まず、観ていて思ったことは
{netabare}『全然この主人公
魔法少女にならんやんけ!』{/netabare}
ってことですね。
しかし、最後まで見続けると
それは明らかになるのです。

魔法少女というシステムは
簡単なものでなく、
それもアニメの中で明らかとなります。
なぜキュゥべえは魔法少女が欲しいのか。
そもそもキュゥべえは何者か。
魔法少女はの末路は…?

はじめは、ほむらあけみが
嫌な女にしか見えませんでしたが、
それは彼女の決意からなるものです。
彼女の決意が何かを
最後までどうぞご覧くださいませ…!

私はまどマギの知識だけ捨て、
もう一度真っさらな状態で
まどマギを観たいです。
まどマギを知らない人は
これから謎が解けていく快感を
味わえるチャンスがあるのかと思うと
うらやましい限りです。

単純に明るいだけの魔法少女ではないこのアニメ。
最高です(>_<)!

投稿 : 2015/12/10
閲覧 : 232
サンキュー:

9

ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まどかママは正しきインキュベーター

 あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 2週目の視聴済み。魔女っ娘SFにダークファンタジーの要素ありって感じですかね。

 まどマギの内容は、主に二つのアプローチから整理できると思います。キャラクターからアプローチする「まどかとほむらの齟齬」と、設定からアプローチする「魔法少女とキュウベエの齟齬」ですね。前者の方は映画版にも大きな影響を与える内容ですからそちらに譲るとして、このテレビ版レビューでは主に後者の方を取り上げていきます。
 キュウベエの主張はどこまで正しいのか、なぜキュウベエの主張が受け入れられないのか、という話です。


キュウベエの主張:{netabare}
 キュウベエはインキュベーターと呼ばれていましたが、インキュベーターというのは孵卵器・孵化器のことですね。魔法少女という卵を魔女に孵化する存在、といった意味合いが含まれているのだと思います。

 第9話にはキュウベエの主張がまとめられています。「宇宙全体の保持のためには莫大なエネルギーが必要だ」「宇宙全体の保持は人間にとっても意義のあるものだ」という前提を置いた上で、「そのエネルギーは少女の感情エネルギーによって確保するのが望ましい」と少女を魔法少女化する根拠を語っています。そして、「そのエネルギーを回収すること」がインキュベータの役割なのだそうです。
 また、「インキュベーターは感情を持ち合わせていない」ために、「人類に対して悪意を持っているわけではない」が、「単一個体にこだわる人間の価値基準が分からない」とも言っています。

 このキュウベエの考え方は、功利主義に該当するものだと思います。功利主義は、主に「帰結主義」「幸福」「最大多数の最大幸福」などを中心とする考え方です。
 何らかの行為をするときに、その正しさをその行為の帰結(結果)から見るのが「帰結主義」です。行為のスタートや過程を見るのではなく、その結果を重視しましょうよ、ということですね。
 そして、その行為の帰結には様々な要素があるわけですが、その中でも「幸福」を重視すべきだと考えます。
 また、一人の幸福よりも全体の幸福の追求するのが「最大多数の最大幸福」です。全体幸福の最大化を目指さずに、自分の幸福ばかりを追求していたらダメですよ、ということです。

 キュウベエの行為は、「魔法少女からエネルギーを回収する」というものです。この帰結は「宇宙全体の保持」であって、そこには「宇宙全体と人類のために意義のあるもの」という最大多数にとっての幸福が含まれています。キュウベエは利己的な幸福を追求していたのではなく、功利主義者としてこの行為の正当性を主張していたのです。

 ですが、多くの視聴者がキュウベエの主張には不快感を示したものと思います。ここからは、キュウベエの主張には本当に妥当性があるのか、また、妥当性があるとしたらその限界はどこなのか、というのを検討してみます。
{/netabare}

妥当性と限界:{netabare}
 五人が死ぬスイッチと一人が死ぬスイッチがある。あなたはどちらかを押さなければいけません。
 さて、どちらを押しますか?

 このような事例が与えられたとき、どちらを選択するべきなのでしょうか? 私なら一人が死ぬスイッチを選択すると思います。全員の救出が叶わない状況下で最大多数の最大幸福を求めるのならば、「五人が死ぬ」と「一人が死ぬ」では後者の方が幸福度が高い(不幸度が低い)と考えるからです。より幸福度の高い帰結をもたらすために、「一人が死ぬスイッチを押す」という行為を選択するのです。
 つまり、功利主義には妥当性が確かにあるのです。

 では、次の事例ではどうでしょうか?
 それぞれ別の臓器を疾患した五人の患者と、一人の健康な人がいます。五人の患者は、今すぐ臓器移植をしなければ死んでしまいます。健康な人を殺して5つの臓器を移植すれば、五人の患者は助かります。
 さて、五人の患者を救うために一人の健康な人を殺しますか?

 この事例でも「五人が死ぬ」と「一人が死ぬ」を天秤にかけているのは変わりません。最大多数の最大幸福を求めるのであれば、前例と同様の判断をして、「健康な人を殺して五人を救う」という帰結を選択をすべきなのだと思います。
 ですが、おそらく私なら「健康な人を殺す」という選択はしないと思います。その行為を正しいと言い切るには違和感があるからです。また、日本でもこのような行為は認められていないはずです。「ドナーが足りないから何人か殺そう」などという話は聞いたことがありません。
 つまり、「五人が死ぬ」と「一人が死ぬ」では後者の方が幸福度が高い、という前例での判断基準は、ここでは適用できないのです。功利主義には限界があるのだ、ということです。

 ここで言っている功利主義の限界というのは、帰結主義と最大多数の最大幸福が孕む問題のことです。
 私たちは多くの場合、帰結主義的な判断によって行為を決定しています。同じ商品を手に入れるのなら、千円で買うよりは百円で買った方が得だと考えるはずです。ですが、盗品と分かっているものを百円で買おうとは思いませんよね。帰結だけを見ているわけではないのです。
 また、私たちは最大多数の最大幸福を求めています。電車内で特定の人物だけが騒ぎ満足している状況よりは、みんなが快適に過ごせる電車内を求めるはずです。ですが、快適な電車内を実現するために、うるさいやつを殺してしまえ、と主張することはありません。
 つまり、「帰結主義からすれば望ましい行為」や「最大多数の最大幸福を達成できる行為」があったとしても、その行為自体の正しさは訴求できないのです。私たちは功利主義と同時に、その行為自体に付随する倫理や道徳の問題も考えているのです。
{/netabare}

魔法少女とキュウベエの齟齬:{netabare}
 私たちがキュウベエ的功利主義に不快感を感じてしまうのは、キュウベエが行動原理を功利主義にしか求めておらず、その限界を超えた適用をも目論んでいるからです。「結果はみんなにとって良いものだから、やってよね」と言っているわけですが、その行為自体の倫理性や道徳性を加味していないのです。
 このキュウベエの姿勢が、魔法少女たちとの間に二つの齟齬を生んでしまいました。

 その一つ目が、魂・肉体・感情などの扱い方です。キュウベエは、肉体から魂を分離させ、ソウルジェムとしました。これは、「魔女と安全に戦うため」という帰結に基づいた行為です。ですが、魔法少女たちはその行為自体が倫理的な問題を孕んでいるのだと反発しています。

 二つ目が、魔法少女の魔女化です。「魔法少女が魔女になる」というのは、おそらく「少女が女性になる」という正しい成長へのアンチテーゼになっているのだと思われます。そして、正しい成長への導き手として存在していたのがまどかママです。まどかママは、少女であるまどかに対して、正しい女性像や正しい大人としての規範を伝え続けていました。それは、寝坊や愚痴などに見られる行動規範ではなく、生き方や考え方などに関する倫理規範です。
 ですが、キュウベエはまどかが蓄積していく倫理規範を捨て置いてしまいました。キュウベエの望む帰結を導くために「魔法少女は呪いを蓄積して魔女になる」という歪んだ成長を強要したのです。

 「感情を持ち合わせていない」ために「単一個体にこだわる人間の価値基準が分からない」というキュウベエの宣言は、「帰結主義だけを重視する」「少数派をないがしろにする」という宣言でもあったのです。
 そのため、このような主張をするキュウベエと、少数派に属し行為自体の倫理性を求める魔法少女たちの間には、この二つの齟齬を起因として決定的な乖離が生じてしまったのです。
{/netabare}

まどかの答え:{netabare}
 まどかママの導きによりキュウベエとの乖離が決定的となったまどかは、一つの答えを出しました。それがルールの変更です。キュウベエ的功利主義のもとでは、ルールを変更する以外に少数派である魔法少女たちを救済する手段を獲得出来なかったのです。
 前掲の例に即せば、「どちらのスイッチを押すか」「健康な患者を殺すか否か」という選択を迫られる状況自体が間違っている、だからそんな前提を変えてしまえ、ってことです。

 新たに誕生したルールのもとにおいても、魔法少女たちは相変わらず少数派に属しています。ですが、このルール変更によって、彼女たちに内在していた倫理的な問題は解消されることになりました。
{/netabare}

補足:{netabare}
 一応誤解の無いように申し上げておきますけど、この作品は「功利主義はダメだ」という批判的視野に立っている、なんて話はしていませんからね。「功利主義をベースとしながらも、それだけだと限界があるから追加・修正は必要だよね」という話をしているんだってことです。もし、「功利主義はダメだ」という結論になるのだとしたら、まどかは新ルールのもとで功利主義の体現者であるキュウベエの存在を許さなかったはずです。

 まどかは魔法少女を多数派にすることで、その正当性を主張しようとしたのではありません。また、「宇宙全体の保持」という帰結や、「宇宙全体と人類のために意義のあるもの」という最大多数にとっての幸福を否定しようとしたわけでもありません。これらの必要性を理解しつつも、「少数派である魔法少女は倫理的な問題を抱えている。だからその問題を解決しなきゃダメなんだ」と言っていたのです。

 まどかの結論は、キュウベエ的功利主義の批判を主としていたではなく、キュウベエ的功利主義のもとで搾取される魔法少女たちの救済を主としていたんだと思います。{/netabare}

投稿 : 2015/12/06
閲覧 : 509
サンキュー:

21

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

演出は素晴らしい。

文章にちょっとだけ手を加えた&評価の星見直し。
イヌカレー空間・演出への評価を作画の評価にプラスした。
「演出」っていう評価項目があればなぁ…


2011年に放送され、大ヒットしたダークファンタジーアニメ

放送当時は地域的に見れなかったので、
評判を聞いた後にアニマックスで視聴した。


まず 本作の良かった点
主人公たち魔法少女が魔女と戦うシーンの演出、背景。
「イヌカレー空間」、あるいは「イヌカレー演出」って言うんだろうか。
ここは本当に素晴らしかった 。
毎回毎回見るたび鳥肌が立った。

戦闘シーン以外でも時々使われた、この「イヌカレー空間」は非常に良く本作とマッチしており素晴らしかった。

ファンには何か申し訳ない気がするがこの部分こそ、
本作最大の魅力だと思う。



第1話 第2話と「割と普通の学園萌えアニメ」を描き、視聴者に見せながら、第3話ラストでのアレ。
ここで視聴者を「グッ」と引き込んだ。
素晴らしい落差だ。

本作は第4話以降も上記の「イヌカレー演出」と「衝撃的な展開」を挟み込みまくり、
視聴者を勢いよく振り回すという、
聞いていた通りの「ジェットコースターアニメ」だった。

これでキャラクターにさえ魅力を感じれば、視聴者はこのジェットコースターに感情移入し、のめり込むのだろう。



ただ、そのキャラクターが弱い。
「魅力がない」んじゃなくて「弱い」。

本作、キャラクターの「過去」であったり、
或いは視聴者にインパクトを与えるための「見せ場(衝撃的なシーン)」そのものだったり、
それを挟むタイミングなんかは確かによく考えられて、作り込まれている。

ただ惜しいことに、本作はキャラクターの
「今現在時点」の掘り下げや魅力作りはほとんどされておらず、
そのせいか「見せ場」以外の特徴がほとんど無い・印象の薄いキャラが多かった。

そのため視聴者は
キャラクターの「過去」に感情移入するか、
あるいは可愛い「見た目」に魅力を感じるか
ぐらいしか、キャラクターを好きになるきっかけがないのでは、と思った。


私個人は本作を「なかなか面白い」とは思ったが、ハマれなかった。
それは恐らく上記のキャラクターの弱さが大きな原因だと思う。

しかし、本作にハマれなかった私でも、
上記で書いた通り本作の「演出」そして 「衝撃的な展開」の挟み込み方。
この二点は高く評価されて然るべきだと思う。

惜しい点もあるが、素晴らしい演出に支えられた秀作だと評価する。

下手くそな文章、お読み頂きありがとうございます。

投稿 : 2015/11/22
閲覧 : 474
サンキュー:

35

エヌワン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

過大評価されすぎだと思う

高校の同級生がネガがほしくて映画を3回見たのとネットでの評価が異様に高かったので視聴した。

主人公は自分は不幸になってもいいから他人が幸せになってほしいと願うそげぶさんアンパンマンさんに酷似した教祖様のような寛大な精神を持ち合わせていており、私がすべてを救うみたいな精神にごみ人間である私はイライラさせられた。

大多数のアニメはあちらがたてばこちらが立たずと主人公が苦悩の取捨選択を迫られるが、このアニメは長年続いてきた負の連鎖を主人公が持ち合わせたという潜在能力で現在だけでなく過去までもラスト2話くらいでまるっと解決をしたときは、最後まで必殺技とっておく子供向けアニメかっ!!といいたくなった。

魔法の世界の描写が今までにない作風で描かれており、しみじみ見てしまうくらい背景はよかったので、24話構成で描かれていたらもう少しよく記憶に残ったかもしれない。まぁ震災があったから多少はねぇ

投稿 : 2015/11/22
閲覧 : 209
サンキュー:

8

agraz19976 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

杏子好きの自分としては9話がピーク

超久しぶりにまどかマギカTV版を見ました。2度目です。
やはり、2回目になるとほむら目線になるのはまどマギあるあるですよねw

簡潔にまとめてしまうと、1クール作品にしては出来が凄まじいことは認めましょう。映画は一応やりましたが、あれは後日譚。あの内容でTVアニメで完結まで至った構成は見事としかいいようがありません。

否定的な意見を言わせてもらうと、箸休め回が無いのは辛いかなw
1~12話まで突っ走った感があったので、見直してみると改めて何か急ぎ足で作ってるな感は否めなかったですね。
まあそれも今作の良さではあります。

個人的な感想としては、杏子が好きだったので6・9話が好きですね。
名言を数々残した作品ですが、杏子の言葉に自分は心打たれたのでその2話だけ何回も観たいですねw(杏子だけ変身シーンで裸体が鮮明だったのは製作陣のお気にだからでしょうか?w)

いずれにしても、面白い作品でした。

投稿 : 2015/11/18
閲覧 : 188
サンキュー:

6

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

作画を完全に裏切るストーリー。これほど超展開もめずらしいです!追記です

登場人物を追記しておきます。
最近になってある程度、自分の書き方を確立できてきたので。
これはネタばれになるようなことは書きませんので、あくまでこの声の人が他にはこういうのやってるんだ、って参考になればと思います。


鹿目 まどか(かなめ まどか)-悠木碧さん
題名通り、本作の主人公。
見た目はとても可愛らしい少女で、性格も温厚で優しいです。
さて、どんな魔法少女なのかはお楽しみですね。
cvの悠木碧さんは、GOSICK -ゴシック-、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。、ソードアート・オンラインⅡ、などで大活躍されています。


美樹 さやか(みき さやか)-喜多村英梨さん
魔法少女の一人。
まどかの同級生で親友。
cvの喜多村英梨さんは、アイドルマスター、物語シリーズ、Angel Beats!、などで大活躍されています。


巴 マミ(ともえ マミ)-水橋かおりさん
まどかの先輩。
魔法少女としても先輩で、物語の方向性というのをあらわしてくれる魔法少女でもあります。
cvの水橋かおりさんは、ARIA The ANIMATION、ひだまりスケッチ、物語シリーズ、などで活躍されています。


佐倉 杏子(さくら きょうこ)-野中藍さん
ちょっと微妙な立ち位置で出てくる魔法少女。
さて、敵か見方か。
cvの野中藍さんは、CLANNAD -クラナド-、リトルバスターズ!、電波女と青春男などで活躍されています。


そして
暁美 ほむら(あけみ ほむら)-斎藤千和さん
もう一人の主人公と言っても過言ではないと思います。
この物語のとても重要な役割を担っています。
cvの斎藤千和さんは、物語シリーズ、ARIA The ANIMATION、IS 〈インフィニット・ストラトス〉2、などで大活躍されていますね。


もう一人?一匹?、なぞのキャラ
キュゥべえ-加藤英美里さん
魔法少女たちのマスコットのように登場するキャラ。
実はとても重要な役割を担っている、謎キャラです。
cvの加藤英美里さんは、物語シリーズ、Wake Up, Girls!、オーバーロード、などで大活躍されています。

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テレビシリーズとしては1クール12話という短さで、観やすい作品です。

どのサイトでも言われていることですが、鬱アニメです、完全に。

ひぐらしの鳴く頃になんかが鬱アニメだと言われることがありますけど、あれはホラーというジャンルに分けられるから、それを素直に受け入れることができるんだけど、これは「魔法少女」が主人公の作品。
それでいて、変身のシーンが特に印象的だとか、コミカルな要素が満載だとか、萌えの要素が満載だとか。
そういうの、まったくありません。
ここまでやると、それはそれで評価が高いのも頷けますよね。

でもこれ、よく観ると一つの要素としては、他でもあるジャンルでもあるんです。それをここで書くとネタばれの一つになってしまうのであえて書きませんけど、あの!名作でも使われている構成を取り入れています。
それは観てのお楽しみなのですが、なるほど!と頷ける構成でもあります。

ストーリーの主軸は5人の魔法少女。
お約束ですが、どこにでもいる女子学生です。
その5人がなぜ魔法少女になったのか、なるのか。
そして、その運命はいかに?
というのが、見所となっています。

単純な魔法少女系のアニメと違うのは、そういう視点を重視しているところでしょうね。
正義が悪を懲らしめる、という設定ではなくて、「なにゆえに、魔法少女になるのか、そして魔法少女とはいったいどういう意味を持って、どういう運命をたどるのか」
ここに焦点を当てているのは見事です。

もちろんながら、最後まで観ないとわけわかりません。
というか、もったいないです。
もちろん、ダークファンタジーであることを覚悟?して(笑)

良くも悪くも、これはこれで確立されたジャンルであると言っていいでしょうね。
好きな人はとことん好きなのではないでしょうか。


音楽もEDなんかはこのストーリーによく合うダークな印象だと思います。
OPだとか挿入歌という面でそれほど秀でていないので高得点をつけていませんけど。

全体的に、高評価な作品であることに間違いはないと思いました。

キャラデザで諦めずに観てほしい作品ではあります。

投稿 : 2015/11/18
閲覧 : 485
サンキュー:

44

ネタバレ

さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7
物語 : 3.0 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.5 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

人気があるから

何度かトライしたけど無料でした。なぜ人気が出たのかがわからない

投稿 : 2015/11/06
閲覧 : 221
サンキュー:

5

yOySg11759 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

3度挑戦したけど・・・

大げさに言ってるんではなく、気になる度にトータル3度挑戦したけど、
1話中盤で世界観やキャラの雰囲気に絶えられず断念・・・

投稿 : 2015/11/04
閲覧 : 353
サンキュー:

5

あろいず さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界観や敵がおしゃれすぎる

かなりPOPでおしゃれな敵がかわいすぎてそっちに見入ってしまいましたw

絵はあまり好みではありませんでした。

いわゆる超展開になるのでは、という感じです。

結局は鬱展開の友情もの、なのかな。
タイトルは内容を裏切っていますw

かわいらしいキャラもすべて内容の重さと反比例です。

個人的には好みではありませんでした。
泣けることもなかったです。

投稿 : 2015/11/02
閲覧 : 142
サンキュー:

4

ネタバレ

トゥーリータラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

敬遠していたことを後悔

妹と一緒に昔プリキュアとかチラッと見たことはあったんです。「魔法少女」って言うと小さい女の子向けの勧善懲悪ストーリーで、夢と希望に満ち溢れていて、たくさんの変身グッツやアイテムがお店で売られてるww的なイメージでした。
ただそういった魔法少女物をなんとなく眺めていてしっくりこない部分というか、万事上手く行きすぎていて、ん~と思うことは多々あったわけです。 もちろん子供向けの作品だし、そういう雰囲気がイイんですけどね笑 結構プリキュアとか好きなんですよね。スイートプリキュアは妹と毎週観てました。自分が見てるわけじゃない、妹の付き添いで観てるだけだって自分に言い聞かせながら・・・笑 付き添いなんて要らねぇだろ、アニメ見るのに、、、って突っ込みたくなりますねぇww

まどかマギカについてはアニメに興味を持つ前からよく聞いていたし、名前と「主人公が魔法少女に中々ならない」ってことは知ってました。なんかのTV番組でやってたような・・・。で、もちろん印象は最悪でしたよww「イイ大人が魔法少女なんか見て、『萌え~』とか言ってるwww」みたいに思ってました。 まぁ強ち間違えじゃ無い部分もあるんでしょうけど・・・笑

ただ、アニメを観るようになって、興味を持つようになって頻繁に聞くようになったこの作品、食わず嫌いはよくないし取りあえず観てみよーと思い半年くらい前に視聴。で、ハマりましたwww
今日、TVアニメ版、劇場前後新編全てを5回以上再々・・・視聴し終わったのでここにその感想と、思いの丈をぶちまけたいと思います!!


取りあえず一通り評価を。まあ、視聴ごとに評価が変わって最終的には作画以外☆5になっちゃたんですけどね笑 とらドラ!と同じパターンww

物語
どっから話せばいいんだろう。とにかく凄いですよ。まどかマギカ。
全十二話、きれいにまとまっています。各話ごと、そして12話全体の起承転結がしっかりしていて、意外と複雑で入り組んでいるストーリーを分かりやすく印象的に伝えていると感じました。
初見では本当に驚きました。第三話。。。
六話で衝撃の事実。まさかまさかと思っていたら8話で・・・。
9話で奴の正体が明らかになる。10話で1話からのストーリーがきれいにつながり、11、12話で予想外の完結。
物語の下地を作ってから、それらを総動員して一気に動かす。引き込まれっぱなしでした。
もし初見なら是非とも3話までは一気観してほしい。で、出来たら全十二話一気に観切ってほしいww 放映中の1週ごとの焦らしはそれはそれはそれでいいと思うし、それが放映中オリジナルアニメを観る醍醐味なんですけどね笑
もう放送終了しているのだからぱっぱと観てしまうことをお勧めします。ネタバレしたら絶対に後悔しますからねww


声優
有名な声優さんがいっぱい。どの声優さんも迫真の演技だと感じました。
ある意味、心とか気持ちとかそういった面を強く描いた作品だったので、声優さんの演技は欠かせないものだったのだと思います。喜怒哀楽、希望と絶望を見事に表現しきっていたと感じました。


キャラ
これは視聴回数ごとに評価が上がっていった項目。氷菓というか愛着ですかね笑 初回の視聴時は衝撃を受けすぎていて愛着沸いてる余裕がなかったんですww

主人公の鹿目まどかはやさしい、やさしすぎる女の子です。魔法少女物としては最もスタンダートな中学2年生ww まさかこの年齢まで重要なポイントだとは・・・。 数多くの魔法少女物にもれず、彼女もごく普通の平凡な中学生。彼女の運命はある不思議な生物との出会いによって大きく変わっていくのです。。。てな感じでまあ、テンプレート、お約束な感じですね。
ただ彼女のやさしすぎて強すぎる、とても心の強い性格が最終回で分かります。ただ一方でとても寂しがり屋でそんなに強くないのも彼女の一面です。劇場版の新編や1,2話EDのキャラクターソング「またあした」でまどかの弱さを感じました。このキャラソンですが、3話の急展開に向けたカモフラージュED用ほんわかソングだと思っていたのですが・・・。これは音楽の項で語りましょ笑

そして第二主人公というか、裏主人公の暁美ほむら。彼女は普通の魔法少女物で言うところの不思議でミステリアスな魔法少女です。まあ、彼女のミステリアス具合はそれらの比じゃないのですが・・・。
中学生の癖に異様に達観していて、クールを通り越して冷たい怖い。何考えているのか全く分からない。9話までで印象が二転三転するキャラクターです。10話で全ての理由が分かりますが、これには本当に驚きました。いろいろ納得しました。
全話、劇場版まで通して一貫して感じたのは彼女がとても不器用なこと。相手に応えるのはできないのに、自分から相手に対しては常に一方通行。
一つだけを見据えることで自分の弱さを隠し、強くあろうとしている姿は、彼女にとっては不本意でしょうけどとても可哀想に感じてしまいました。

主人公の親友、美樹さやか。一番中学生らしく、正しくあろうとする性格です。普通にイイ人なんです。この性格は現実でも損するタイプですよね・・・笑
彼女の場合、損なんてもんじゃありません。彼女の顛末が全てを説明してくれました。。。
正しくあろうとする姿、自分の心と向き合えても理解することはできない未熟さ、本音と理想建前の間で葛藤してしまう真面目さ・・・。8話の「あたしって、ほんとバカ」というセリフが全てを物語っていますよね。
自分としては一番共感してしまうキャラクターです。

先輩魔法少女の巴マミ。強くて頼りになる先輩ですが、一番脆くて弱いキャラクターでもあります。さやかは落ち着かない印象を受けるけど、マミさんの場合、不安定さを感じました。彼女をネタバレナシに語るのはとにかく難しい・・・。とにかくあらゆる面で不憫なキャラクターです。
{netabare} 一番言いたいのは、3話まで隠れ悪役だと思ってました。ホントにごめんなさい。そして合掌。。。{/netabare}

隣町からやってきた魔法少女、佐倉杏子。自分勝手で横暴・・・に振舞って、偽っている少女です。根はどこまでも他人想いでやさしいのですが・・・。 そうなるに足る理由が彼女にはあります。
5人の中では彼女が一番本当の意味で強いのだと思います。強いというか安定しています。そしてカワイイwww

最後にまどかマギカにおいてこいつだけは欠かせないキュゥべえ。分かりやすく言うと魔法少女物に出てくる喋る不思議動物。見た目は可愛い、のかなぁ?1,2話で何か違和感を感じるとしたらコイツだと思います。
{netabare}画面ドアップのシーンはなんだか怖くて、3話後もケロッとしていることに違和感を覚え・・・。
考え方もその在り方も全く異質な存在です。{/netabare}


作画
まず、キャラクターデザイン。かわいらしくて、まるで王道魔法少女物みたいなカンジ。これとストーリーのギャップがイイんだけど、初見の際はかなり抵抗を感じてしまった。。。でも、このデザインなくしてまどかマギカはありえないと思います!
そして”シャフト”って感じの独特な雰囲気。シャフトって言うか新房さんって感じかな?物語シリーズほどではないですけどね。
さらにイヌカレーの異空間。この凄さは観てみないと分からないと思います。とにかく非現実感がこれでもかってほど伝わりました。

残念だったのは所々荒い作画があったところ。気にしたら負けなんですけどね・・・。でも普通以上には綺麗ですよ。気にしないで観るのが一番なんでしょうね笑


音楽
まずBGM。梶浦由記さんが作曲したということでしたが、本当に最高でした! 世界観も監督による独特な雰囲気にも見事にマッチしていて場面場面を盛り上げていました。サウンドトラックの購入、レンタルを是非勧めます。
このサントラの中に入っている、キャラソン。
1,2話のEDまた あしたと9話のEDand I'm homeはひそかな名曲だと僕は思っています。
また あしたは鹿目まどかのキャラソンで、1,2話のEDとして聞いているときはほんわかした曲だなぁとしか感じていなかったのです・・・が全12話見終わった後に聞くとかなりの鬱曲です・・・orz
and I'm homeはさやかと杏子のデュエット曲。短い曲ですが胸に響きます。特に9話のEDでは挿絵とともに強烈なインパクトがありました。

そして忘れてはいけないのがOPコネクトと3話からの通常ED、Magia。
どっちの曲もあるキャラクターを歌っています。
どちらもまどかマギカにぴったりで、そして単体で聞いてもイイ曲ですよ!



いろいろ語りたいのですが難しい・・・。裏設定も多く、理解しきれてない部分もたくさんあります。。。一つ一つの場面、カットにも意味があって、作中に出てくる通称魔女文字にもいろいろ意味があるらしい。
とにかく、未視聴の人にはアニメ好き嫌いを問わず是非是非おススメ作品です! 
それから色々な人の考察とか読んでも面白い作品です。それで初めて気が付くこともしばしば。
あと、英語版も中々いいらしい。声優さんがかなりイイ演技しているそうです。是非見てみたいですねぇ。

では取りあえずこんなところで。いつかもっと深く考察したい作品ですね笑

投稿 : 2015/11/01
閲覧 : 203
サンキュー:

15

てんてん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

いいね

暗っ!!!!

暗すぎてびっくりした。

もっとキャピキャピしてるかと思ってた。

投稿 : 2015/10/31
閲覧 : 212
サンキュー:

2

ネタバレ

まゆぺろ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

うん、おもしろいかな!

最初と最後で話がつながり
綺麗な終わりだと思いました

でも、見てる最中は
まだ、魔法少女ならんの?!
って感じでいつなんの?!
って感じでした(笑)(笑)

おもしろい方だったと思います!

投稿 : 2015/10/25
閲覧 : 208
サンキュー:

1

Me262 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ダークで重厚なストーリー

ロリキャラ全開で完全に子供向けアニメと思っていて序盤は見るのが苦痛だったが
3話辺りからとても子供向けとは思えない暗くて悲惨な展開が始まり
終盤で謎が明かされ、衝撃的なラストを迎える。

個人的にロリキャラが趣味ではないので絵に関しては違和感があったが
ストーリーは文句なくすばらしい。

しかしこのキャラや絵とストーリーの大きなギャップがあるからこそ
ここまでの高評価を叩きだしたのか、とも思える。

投稿 : 2015/10/25
閲覧 : 186
サンキュー:

5

chelsea! さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ただの魔法少女ものだと思ってました。

 3話まで観たら止まらなくなりました。
最後まで観て良かったです。

投稿 : 2015/10/25
閲覧 : 228
サンキュー:

4

みずっち。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

友達に勧められて見たけど、これはオススメ

独特な作画で最初はあんまりだったけど
だんだん惹きつけられました。

超感動します。
ほむらさん素晴らしい!

投稿 : 2015/10/24
閲覧 : 194
サンキュー:

7

ふぇぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最近やっと観ました。

面白いという話は良く聞くんだけど、重い話みたいで避けてました・・・
重い話は見始めるのに気力がいるタイプです(PД`q。)

放送が終わってから大分経っているので多少ですがネタバレ知識があったけど
それでも終盤は重かった~。

観だすと最後まで止まらずに・・・でした。

噂通りタイトルの軽さや作画からは想像もできない独特な演出・お話でしたが、所々で涙ぐんでしまうところもあり、私の好きな系統ではなかったけど良い作品だと思いました。

1話のOPから12話の最後まで観る側の感情を上手にコントロールされていて関心しました。

話としてまとまっているけど含みを持たせたりする部分のバランスも良く、終わった後にも余韻が残る作品でした。

投稿 : 2015/10/23
閲覧 : 177
サンキュー:

6

Low.IQ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ナメてました...

ブリブリの絵が苦手...
毛嫌いしてました...

見終わる頃には
全て払拭されてました(笑)

これと戦うの!?敵…なの?
斬新で面白かった‼が!
重い描写、黒い部分、等々
子供向けではないと思います…w

投稿 : 2015/10/19
閲覧 : 205
サンキュー:

4

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

内容の濃ゆいアニメ。

12話でもしっかりと世界観を理解できた内容の濃ゆいアニメ。

序盤は年頃の女の子が魔法少女となって魔物を倒す華やかなお話。しかし、すぐさま非情な現実を叩きつけられる。そう、魔法少女は「死ぬ」。そして、世界から消失する…

「魔法少女になれば願いが何でも一つ叶う」

そんな文言に唆されて魔法少女になってしまった友人の悲惨な末路が中盤に描かれる。希望を持って魔法少女になった女の子たちを待ち受けているのは終わりのない絶望てあった。さらに「キュゥべえ」の正体が明かされる。高度な地球外生命体である"彼ら"は、思春期真っ最中で多感な女の子たちの感情をエネルギーとして利用しているらしい。"彼ら"の野望のために魔法少女、ひいては地球はただ利用される道具として消費される存在であった。

終盤ではいよいよイレギュラーな存在であった「ほむら」の秘密が明かされる。「まどか」を魔法少女になることを阻止したかった理由、そのために過ごしてきた途轍もなく長い時間、彼女への愛…ほむらの辿り着く先はいったいどんな未来なのだろうか。

そして、物語はクライマックスへ。すべての真実を知ったまどかは何を思い、何を選択するのか。これまで絶望と長い時間かけて闘ってきたほむらは報われるのだろうか。

エピローグ。まどかは世界を変え、”概念”となって世界から消えてしまう。世界に平穏が訪れたかのように思われたが、ほむらはまた闘いの世界に身を置いていた。ほむらはこの世界で何を想い生きていくのか。

投稿 : 2015/10/16
閲覧 : 243
サンキュー:

2

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

マミさんがマミる話

2013年3月からサルベージしてきましたw


魔法少女とキャラデザを見る限りでは
萌え要素が強いのかと思いきや…
いい意味で裏切られた作品。

完成されてるし、絵もこれで良いのだと思える。
ただ、2話まではそう面白くもない。
驚くのは3話からなのです。
あら可愛いと手にとって子供に見せたら
泣くのではあるまいか。

たった12話でこの完成度には目を見張る。
なにせラストにかけての展開が凄い。
ほむほむ!と絶叫してしまった。

ファンタジーやあらゆる概念、萌え要素的なものを覆し
哲学的作品に仕上がっている。

追記

いやこれね、アニメ史上に残る一品ですよ。
普段映画館に行かない私めが映画見たさに行きましたもの。
劇団イヌカレーの演出は見事だし
細部にまで拘ってる中々お目にかかれないようなアニメ。
そう…好きでついグッズ買っちゃうくらいだし
おまけのトランプ欲しいが為にせっせと十六茶を買い
店員にコレ出して(コンプする為)と願い出る始末。
私の人生において一石を投じたアニメといっても過言ではない。



OP「コネクト」
作詞・作曲 - 渡辺翔 / 編曲 - 湯浅篤 / 歌 - ClariS

ED「Magia」
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記 / 歌 - Kalafina

「また あした」
作詞・作曲 - hanawaya / 編曲 - 流歌、田口智則 / 歌 - 鹿目まどか(悠木碧)
エンディングイラスト - 蒼樹うめ
「and I'm home」
作詞・作曲 - wowaka / 編曲 - とく、wowaka / 歌 - 美樹さやか(喜多村英梨)

投稿 : 2015/10/16
閲覧 : 480
サンキュー:

44

ネタバレ

marutomo さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すごい作品だなこれは。

絵で避けてたけどレビュー読んでて観てみようかなと。

9話まで観た。
驚愕、なんていうか、言葉もでない
涙が出てきた。なんの涙だろうこれ。
こんな感情久しぶり。

見終わった。
みんなのレビューみてて違うんだなぁとは思ってたけど、想像してたら遥か上をいってた

キャラは、マミさん、さやかはあんまり好きじゃない。
杏子は嫌いじゃない。
まどか、ほむらけっこう好き
お母さんいいね!

QB最初は可愛かったんだけど、途中からめっちゃ怖くなった。◎ω◎ 恐ろしい。

まぁ、とりあえずものすごい作品だった。

音楽はop,ed,bgm全部好きだった

投稿 : 2015/10/16
閲覧 : 280
サンキュー:

8

tYiZl67017 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お子様向けではありません。

「魔法少女まどか★マギカ」・・・お子様向けかと思ったら超シリアス。
それぞれの魔法少女が背負った因果に心痛めてください。

10話までは見ましょう。

投稿 : 2015/10/13
閲覧 : 260
サンキュー:

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魔法少女まどか☆マギカのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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魔法少女まどか☆マギカのストーリー・あらすじ

市立見滝原中学校に通う普通の中学2年生の鹿目まどかは、ある日不思議な夢を見る。そこは少女が魔法で戦う異世界。その少女の戦いを目撃する自分と、謎の白い生物に「僕と契約して魔法少女になってほしい」と告げられる夢であった。翌朝、見滝原中学へ転校してきたのはなんと夢で見た美少女の暁美ほむらだった。ほむらは、まどかに「魔法少女になってはならない」と警告する。
放課後、親友の美樹さやかとCDショップへ行ったまどかは謎の声に呼ばれ、ビルの一角へ迷い込む。そこで見たものは夢の中で見た生物キュゥべえの傷ついた姿と、それを殺そうとするほむらの姿だった。まどかとさやかは戸惑いつつも、当たり前の優しさからキュゥべえを助けるが、直後に今度は本当に異世界へ迷い込んでしまう。魔女の使い魔と称される化物達に囲まれた2人を救ったのは、同じ中学の3年生でキュゥべえと契約した魔法少女の巴マミだった。事後、改めてキュゥべえに「魔法少女になってほしい」と告げられたまどかとさやかは、思いがけない好機に興奮する。だが、それは2人が直面する様々な苦難の始まりであった。(TVアニメ動画『魔法少女まどか☆マギカ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年冬アニメ
制作会社
シャフト
公式サイト
www.madoka-magica.com/tv/
ニコニコチャンネル(配信サイト)
ch.nicovideo.jp/channel/ch260
主題歌
≪OP≫ClariS『コネクト』≪ED≫Kalafina『Magia』

声優・キャラクター

悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、加藤英美里、野中藍

スタッフ

原作:Magica Quartet、キャラクター原案:蒼樹うめ、 監督:新房昭之、シリーズ構成・脚本:虚淵玄、キャラクターデザイン:岸田隆宏、シリーズディレクター:宮本幸裕、総作画監督:谷口淳一郎/高橋美香、アクションディレクター:阿部望/神谷智大、異空間設計:劇団イヌカレー、レイアウト設計:牧孝雄、美術監督:稲葉邦彦、美術設定:大原盛仁、色彩設計:日比野仁/滝沢いづみ、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:江藤慎一郎、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音響制作:楽音舎、音楽:梶浦由記

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