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「魔法少女まどか☆マギカ(TVアニメ動画)」

総合得点
90.9
感想・評価
10595
棚に入れた
37490
ランキング
45
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魔法少女まどか☆マギカの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

アトイ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

設定・シャフトの世界観含めトップレベル

設定厨にはたまらない内容とふんだんに散りばめられた複線の量、世界観もアニメが好きなら一度は見るべきシャフトの代表作

投稿 : 2020/10/27
閲覧 : 196
サンキュー:

7

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まどかとほむら

この作品、最初と、中盤と、そして終盤と。私の感想がどんどん変化していきました。
感想をどうまとめたらいいのか迷いましたが、私が見て、感じた順にそのまま書くことにします。
★ネタバレ感想注意です☆


まどかはやさしい家族と友達に囲まれた平和な日常を過ごしている、普通の女子中学生。
そこに美少女だけど冷たい感じの転校生ほむらが現れて、まどかの日常がどこか変わっていく。

ある日、不思議なかわいい生き物、キュウベエを助けたまどか。
まどかは、キュウベエに魔法少女になってほしいと頼まれますが・・

魔女が登場するときの映像表現が独特なシュールな感じで、面白い演出だなぁって思いました。
でも夢に出てきそう(-.-)

魔女って一体何なのかよくわからない。
なぜ出現するのかも。
キュウベエってどこから来たの?
ひとつ願いを叶える代わりに魔法少女になれるってところもなんとなく違和感を感じて。
だって「自分の欲するもの」と引き換えに魔法少女になるって、まるで悪魔に魂を売り渡すみたい・・

魔女に殺される魔法少女マミ。
そして集団自殺しようとする人たち。
いったい敵って何なんだろう。

事故で体が不自由になった男の子を救うために魔法少女になるさやか。
一度魔法少女になってしまったら、救われる望みがないと話すほむら。
救われる望みがないって・・それって絶望ってことじゃないの?

なんだかすごく重い話に感じてきたこの物語。
キュウベエの笑ってるみたいな顔にもだんだん違和感を感じてきて・・

弱い人間を魔女が食う。
その魔女を魔法少女が食う。
それは当たり前のこと。
魔法少女キョーコが話すその言葉。
そしてまどかに魔法少女になることをやたらと勧めてくるキュウベエ。

そして衝撃的な事実が・・
ソウルジェムが魔法少女の本体そのもので、体は魂の抜け殻!?
なぜニンゲンは魂の在り処にこだわるんだい?と淡々と話すキュウベエに当初抱いていたカワイイ感情はなくなっていました。

そして知る魔法少女の、魔女の正体。

キュウベエの語ることは理解したくないけど、キュウベエから見た人類って、たぶん私たち人間が作物とかを見る感覚なんだね。

10話以降の展開にやられました。

これはほむらの物語でもあるんだって。
まどかの決意はほむらがいてくれたからできたこと。

まどかを救いたい。それが私の最後の道しるべ・・それはほむらの希望。
それを知ったまどかは、ほむらの、そしてほかの魔法少女たちの希望を守ろうと決意します。

魔女のいない世界を願って。

決意したまどかを引き止める母親とのシーンを入れたのは良かった。
まどかを大切に思っている人との別れをきちんと描けたから。

ラストについてはなんて書いたらいいのか・・
これは見た人が見たまま感じ取れればいいのかな。。

見終わって。
ここに書いたほかにも、キョーコとさやかの関係や、ワルプルギスの夜についてなどなど、色々と考えてしまうことが多い作品でした。
たぶん、もう一度見たらまた新たな感想が生まれるような気がしています。
評判どおりの作品でした。

投稿 : 2020/10/16
閲覧 : 362
サンキュー:

40

ネタバレ

みかづき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

はぁ? 魔法少女!? ちょ・・大人なめてんの? とおもったら 

私のどーでもいい感想日誌を読んでくれてありがとう。

もう10年近く前の作品ですが『その当時に友人にすすめられて』観ました。

ー 記憶なのでご容赦 ー

で その頃、私は10年弱、テレビ嫌いもあってアニメもご無沙汰にしてました。

「はぁ? 魔法少女! ちょ・・大人なめてんの?」
「なんでいい大人になって、魔法少女みて喜ばなきゃいけないの?」

マジック♪♪ なんとか〜☆彡
私「て、ばかやろー!」(たけし風?)

しかも《少女》・・おぃおぃ、勘弁してくれよ。。と。

で当時、ツタヤでパッケージみてみたの。

「マジカワいー↓↓ 子供向けの魔法"少女"のキャラだね・・」(=o=;)

まーでも、みてみるか、と視聴。

1話   眠い
2話   これ続くの?
3話途中 あぁ、こりゃ私にはあわないね。
3話ラスト えぇーーーーーー!!!!

結論
実存主義 カミュの「異邦人」(ノーベル文学賞)のような展開。「異邦人」は、最終盤まで、すごく"だん長"で、よくやめなかったとおもう。最終盤で、それが意味を の怒涛の展開。ノーベル賞をとる文学って、私の印象だけど、私ってほんと知ったかの馬鹿だったんだ。とショックをうけた、"記憶に恒久的に残る"、"全然異質"な文学だよ。。

まどマギはアニメだから3話からだけど、充分 遠くを飛ぶために準備したよね。
超ネタバレだけど まどか 最終話まで魔法少女になるの拒否する という驚愕展開。

で、充分 語られてる作品だから、私からはこれだけ。 以下です。


OP コネクト♪  歌:ClariS

難しい道で立ち止っても
空は きれいな青さで いつも待っててくれる
だから怖くない
もう何があっても 挫けない

この曲は
挫けてる自分がいる。 怖がってる自分がいる。
"がんばって・・でも今にも倒れそうな自分がいる" という前提なんだよね。
で、青い空って "希望の象徴"だよね。
でも、そのきれいな青い空の下で
自分は 自分だけは 取り残されて"独りぼっち"

ていうふうにもとれる歌だと 私は思ったんだ。

私にとっては、まどか☆マギカって、この 毎話、聴く度にこころに入ってくる名OPそのものの作品。
ほんとーにびっくりしたよ。

かわいくて、ずっこけて、走って、笑いながら泣いてる。。

突き抜けてて でも各成分も独創的で レビューした中で2作だけの オール5.0 ですデスDEATH!!(半沢直樹 大和田♪)

私の先入観、偏見をくつがえしてくれた けいおん! に続く 記憶から消えない名作。

■キャラ
みんなよいんだけど。すきな順は

今は知らない、当時は魔法少女の中では1番人気薄だった うじうじ まどか
かわいい 早々に死んじゃうマミさん
明らかに破綻するだろう、若すぎて愚かな さやか

杏子もほむらも、もちろんいいんだけど、私はこの3人かな。

■グッズ そのほか
当作を当時すすめてくれた女性の友人は、めっちゃ杏子で、次にアルティメットまどかの高いフィギュア買ってたな。
私も、販売品フィギュア(プライズ品じゃない)いくつかと、完璧な2枚組のCD、あと 高河ゆん先生のポストカード(めっちゃ(≧∇≦)bイイ)、限定クリアファイルもってる。
・・て、処分しろ て言われて今はメルカリでだいぶ処分したけど(^o^;
当時は、イラストもよく描いて、イラストブログで交流した よい思い出です。(•ө•)♡

投稿 : 2020/10/05
閲覧 : 288
サンキュー:

24

ネタバレ

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2回見るとなお面白い

リアルタイムで見てました。これ2回見るとすごく面白いです。第一話のほむほむの意味深な描写など伏線張りまくり、回収しまくり。進撃の巨人なんかもそうですが、全体の脚本や世界観等をあらかじめ想定しておいて、徐々に視界が広がっていく構成の緻密さ、演出の見せ方がしっかりしているので、こういうのは良い作品だと思っちゃいますね。とにかく1クールでの洗練された組み立て方が本当にすごい。

最終話は自分の想像をはるかに越えてきました。まあ賛否両論あっても全然おかしくないと思いますが、まず普通の作品であれば、ワルプルギスの夜だけじゃなくてキュウベェもやっつけて終わるんじゃないでしょうか。
しかし実際は、まどかの強大な魔法をもってしてもキュウベェとの共生の道を選択する他なかった。
それはきっとキュウベェが魔法少女を家畜として使役するのと同様に、人類自身が繁栄してきたという歴史があるからです。キュウベェを滅ぼすことは人類の歴史の否定に繋がる。
だから理想的な関係性を構築し直した(あるいはそうさせるように、キュウベェに仕向けた?)のではないでしょうか
(キュウベェが主人で魔法少女が奴隷→魔法少女が主体でキュウベェがサポート役)
そもそもキュウベェは何者なのか、ということですが、あくまで個人的な見解ですがキュウベェは科学技術の象徴としての側面を大いに含んでいると思います。
好きなことを何でも叶える、それ即ち科学であるし、発達した科学技術なんて魔法と区別つかないわけです。(至言)
キュウベェが魔法少女を利用しているのだって、それが最も効率が良いからです。(科学的見地から、エネルギー効率を重視するのは当然)
それに対してまどかは多少のエネルギー効率を犠牲にして人間の人間としての尊厳を守った、ととれます。
効率、コスパ、省エネに加えて安全面とのバランスを考えないといけない。科学と人類の付き合い方の方向性って実際そういうふうになってきているように感じます。最近の自動車についてる安全装置や、原発の是非の議論など。
いずれにしろ問題は山積みなので、たとえ魔法少女の魔女化を防げたとしても多くの課題が残ったのかもしれません。(魔法少女同士での縄張り争いはあると思う。後は魔獣に関して色々。倒せない強さの魔獣が現れる可能性など。)

まあとにかく最終話が作品を素晴らしいものにしたことは間違いないと思います。何かうまく言えないですけど現実と見事にリンクしたというか、まどかの意思が自分の生きている現実に干渉してきたような不思議な感覚でしたね。だからこそまどかがいなくなってしまった喪失感は途方もありませんでした。
リアルで一週間は引きずりました。

投稿 : 2020/09/29
閲覧 : 218
サンキュー:

13

ネタバレ

岬ヶ丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

期待を裏切らない名作

 有名すぎるアニメで逆に手が出ていなかったが、ようやく視聴。実は一度視聴を断念していたのだが、最後まで完走できた。ダークで重い展開が続き、なかなか楽しいと言えない部分もあった。しかし魔法少女ものの定番設定を逆手に取った、面白い切り口の作品だ。

 期待値も高かったが、それを裏切らない内容だったように思う。まどか役の悠木碧さん、この頃からすでに卓越した演技力があり、さすがという感じ。他の声優さんのお芝居もよかった。

 ほむらの過去が明らかになってから作品の見方が180度変わるし、ラストの展開のもっていき方もよかった。劇場版ではこれ以上何をどう描くのかが、疑問でもあり楽しみでもある。まずは総集編で復習。

視聴日 2019/9/30
 

投稿 : 2020/09/23
閲覧 : 199
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

けっこう怖い話。

魔法少女として戦うためにはソウルジェムという宝石が本体となり、自分の身体はただの人形と化してしまう。それは死を意味し、見た目は変わらないがゾンビみたいなものだ。パッケージのかわいいキャラデザのイラストからは、萌え萌え魔法少女達が友情パワーで悪を倒すという王道ストーリーをイメージするが、内容はとても恐ろしくて意表をつかれる。

投稿 : 2020/09/17
閲覧 : 148
ネタバレ

latte さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

真の主人公は。

僕と契約して魔法少女になってよ。
人間に危害を加える魔女を退治する魔法少女。
キュウベイと契約して魔法少女になればどんな望みもたった一つだけ叶えられる。

まどかは魔法少女になるのか、ならないのか。夢や希望の裏にある絶望を知ってまどかはどうするのか。
キラキラしたタイトルと反して内容は結構シリアス。
タイトルにまどかの名前が入っていますが後半までまどかは魔法少女にならないっていうのが面白いですね。

後半にかけてほむらちゃんが何者なのか判明した以降はどちらかというとほむらちゃんが主役だなって思います。

ラスト全てを知ったうえでほむらちゃんの所に向かったまどかもかっこいいし、まどかと向き合って送り出したお母さんもかっこいい!!!なかなか子供が危険なのわかってて送り出せる親っていないと思います。


これでよかったのかどうかわからないエンディングだけれど、今までにない面白い作品だったと思います。

投稿 : 2020/08/29
閲覧 : 220
サンキュー:

6

ネタバレ

れいらーゆ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

2周目が面白い

内容が若干複雑なので1周目で新鮮感を味わって、2周目で色々な細かい伏線や表情などに注目して見ればいいと思う

2周目でここまで楽しめたのは現時点だとシュタゲとまどマギだけです

投稿 : 2020/07/03
閲覧 : 186
サンキュー:

8

ネタバレ

O.Y さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

このアニメに出会えて良かった[96.6点(暫定1位)]

アニメを見始めて1年ほどでこのアニメに出会いました。それ以降3年間でまだこのアニメを越えるアニメは出てきてません。個人差はあると思いますが絶対に一度は見ておくべきです。もし絵柄が合わないなどで見切りをつけているのならとりあえず序盤だけでいいから見てみてください、見る前では想像もできないほど、壮大で奥深いストーリーが待っています。

※以下ネタバレ含みます
{netabare}
【5項目別評価】100点満点でつけています
・物語[99.0]
1話から計算し尽くされた構成に感服、伏線や設定の深さが要所に現れており完成度は歴代随一。10話は特に印象に残った。
・作画[89.0]
最初の日常では仄々とした感じだったが、魔女の結界では非常に不気味な演出により、独特な世界感を作り出していました!魔女がすごく得体の知れない感じが良かったな。
・声優[95.0]
魔法少女5人に加えキュゥべえの声優は配役は非常に良かった。各キャラに命が吹き込まれていた。特にほむらの斎藤千和さんはしっくりきましたね。
・音楽[100.0]
文句の付け所なし。OPの「コネクト」をはじめ、EDの「Magia」(3話以降にて使用された)の使い方は素晴らしかった。BGMがまたこのアニメを魅力を更に引き立てていた。
・キャラ[93.0]
キャラの個性がうまい具合に引き出されている。そして物語の中でのキャラ毎の役割振りが見事だった。
・総合得点[96.6]
物語と音楽に非常に高い得点をつけました。物語に関しては今のところトップです。物語に評価比重を置いているため暫定では総合得点1位となっています。
{/netabare}

物語については実際に見て楽しんで欲しいのですが、一応魔法少女5人の中で自分の中での好感度だけ載せときます。以下ネタバレ含みます。
{netabare}

杏子>>>ほむら=さやか>まどか=マミ

自分の中での5人の好感度順は上のようになっています。自分は出番こそ少なかったですが断然杏子推しでした。最初は敵キャラというか悪役みたいな感じで登場してきましたが、魔法少女の運命を知ってしまってからは一概には責められないというか、なんか凄く共感できるところがありました。登場時から自分のためだけに魔法を使うことを信念としていた杏子でしたが、最後は結局他人のために使うあたり、根は良いキャラなのかなと思いました…‼︎
ほむらはやはり作中のキーパーソンでもあるし、凄く気持ちの変化も読み取れました。こちらも終盤まで本音を明かさない不思議な存在として描かれていましたが、10話で好感度爆上げ⤴︎でした。
まどかは主人公ながら主役と思えるシーンは最後くらいしかなかった分、好感度というよりかは単純に印象が薄いってイメージですね。もちろん彼女ありきの物語ですが。
さやかは後半の物語への絡みこそ激減したものの、ほむらと同じくらいの好感度はあります。1番作中の展開の変化を露わにしたキャラだと思います。そして魔法少女の残酷な運命(魔女化)をアニメ中で1番はじめに辿っていた人物でもあります。そしてキャラのリアリティもなかなか、1番人間味のあるきゃらだなとおもいました。
マミさんは早々に物語から……してしまったため衝撃は大きかったですが、キャラに対する思い入れというのはどうしても他のキャラに比べて小さいです。ただ魔法少女として孤独だったという寂しさはものすごく分かりました。ただ魔法少女の運命を知って絶望したときのあの表情…、いやあびっくりしましたね。
5人に対する自分の思いはこんな感じですかね。
{/netabare}

投稿 : 2020/05/01
閲覧 : 512
サンキュー:

23

ネタバレ

かなち さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

新しい魔法少女アニメ

このアニメは主人公まどかを中心に巡る魔法少女とその魔女たちの戦いを描いてます。

そして、結論から言うと暁美ほむらによってまどかをなんとか死なせないという願いのため世界を無限ループし続けた結果、最後にはまどかが神になるという形で結末を迎えます。

第3話では、話題になったマミさんが魔女に食べられるシーンも印象的。準レギュラー的登場人物が早々に殺されるのはかなり度肝抜かれました。

今のアニメの傾向に多い無限ループものになりますが、まどか達の友情関係や可愛いイラストを良い意味で裏切るストーリーが面白かったです。

投稿 : 2020/04/27
閲覧 : 196
サンキュー:

5

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

少女たちの過酷すぎる姿に胸打たれます

「魔法少女まどか☆マギカ」ってタイトル画像からは
プリキュアとかで見たことがあるような可愛らしい小動物(キューベイ)を助けて、魔法の力を与えてもらって一緒に悪と戦う。っていうお決まりのながれなのかな~って・・・

しかし序盤で
まどか、さやか(私もですが)は助けてくれた魔法少女の先輩の巴マミのあまりに唐突で凄惨な死で、魔法ヒーロー路線でないと知らされます。

魔法少女は正義のヒーローなんかではなく
たった一つの願いを叶えることで自分の命を
代償に魔女と戦うことを運命づけられた存在。

魔女との戦いのシーンは子供の頃みた海外の飛び出す絵本?のような
奇想天外な世界観で
美しくもあり、なんか得体の知れない恐ろしさを感じる描き方で驚きました。

魔法少女達が繰り出す武器は銃(自らの周りに配置して次々打つとことか)にしても爆薬にしてもカッコいいし目を奪われます。

そんな中、魔法少女のもっと過酷な運命が徐々に明らかに。
ヒーローになるような簡単なことでないと知ったうえで幼馴染の不治のケガを治す願いを代償に魔法少女として契約したさやか。

父親を救うべく魔法少女になったものの結局父を救えなかった杏子。

さやかのソウルジェムが砕けた時に
魔法少女のなれの果てが敵である魔女であり、その犠牲によって生み出されるエネルギーを回収してたのがキューベイだった。

キューベイの正体についてはなんとなく悪者なのかなとは思ってたかな。

あの外見とあの声で、人間ひとりの尊厳など、豚、牛を捕食するのと同じで
意味をなさないなどと悪びれなく(感情をもたないからあたりまえか)語る姿にねらいだとは思いますがすごい違和感。

そして話は終盤へ

終始クールできつめにふるまっていたほむらの正体がわかった時、それを
誰にも理解されない孤独な闘いが結構胸にきました。

少し前に観ていた「シュタインズゲートのシリーズ」ではないけど
時間をさかのぼれる力を持ってそれを記憶として残せるなら人は
つらくても
自分が描く理想の未来に近づくように何度も過去に戻ってしまうのでしょうか。

まどかのいない未来はただ悲しかったな。
終始モノトーン調のファッションだったほむらがまどかが残した
赤いリボンをしている姿。
まどかの存在をなくしてしまってる母親がそのリボンを良いなって
言うのホント切なすぎます。

聞いたことあるであろう作品名で、絵やタイトルで苦手かなと思う人多いのかな(自分もあにこれの評価で観ようとおもったのですが)。
でも話数も少ないし先入観なしに是非観てほしい作品ですね。

投稿 : 2020/03/29
閲覧 : 300
サンキュー:

40

ネタバレ

コムピオン さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

一番好きなアニメ

このアニメを観て、アニメにはまりました。
ストーリーも申し分ないですが、個人的にはキャラクターに一番魅力を感じています。
特に10話の某キャラクターの過去編はそのキャラクターの魅力を存分に伝えた作品だなと思いました。
キャラデザインや作風上好き嫌いがはっきり出るアニメではありますが、個人的には一番好きなアニメです。

投稿 : 2020/03/02
閲覧 : 181
サンキュー:

10

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最初見た時は衝撃的であったなあ

ジャンル…魔法少女、SF
制作会社…シャフト
個人的満足度…96点

2010年代でこの作品が一番好きとか衝撃だったって言う人は結構多いと思う。
魔法少女ってほんわかしてる感じの
プリキュアやなのはみたいなものを想像していたのだが蓋を開けたら…
3話までみていただけたらわかるが
それまではゆるい魔法少女系だと思わせていた。特にPVがそんな感じでできあがっていたからだ。
しかしある魔法少女が残虐にたべられてしまう衝撃展開が起きる。
それ以降毎話何が起きるのかとハラハラさせられる展開はリアルタイムで見てた人はみんな思っていたであろう。
途中からでてきた杏子もいいキャラをしていて過去の話などもしっかり手がけて
捨てキャラではなくしっかりとした立ち位置で出てきてくれた。
なによりまどまぎの1番の見どころはまどかがどのタイミングで魔法少女になるかってところだと思う。
10話も衝撃的でもう1人の主人公ほむらのお話なんだけどもシュタインズ・ゲートに少し似ていて、か弱いおんなのこから
強くたくましい女になる物語をしっかり1話という短い尺で綺麗にみせてくれた。
最終回は人によってはグッドエンド人によってはバッドエンドとどっちでも捉えられる展開だから好みは別れるけどオリジナルでここまでよくできてる作品はなかなかないなあと思った。
まったり日常ものとしてもみてみたいとおもいました。
なによりキャラクターがかわいく、魅力的なのでそう思わせてくれたんだと思います。

投稿 : 2020/02/22
閲覧 : 232
ネタバレ

ひろぞう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女のたった一つの願いとそれに対する巨大な対価

誰しも感じると思うが
作品のテーゼは「少女のたった一つの願いと、それを叶えるために支払う巨大すぎる対価」だと思う。
これは70Sヒーローから新造人間キャシャーンあたりからの
苦悩するヒーロー像と古典的作品テーマ「願いを叶えるために巨大な対価を支払う」という、ゲーテのファウストなどを組み合わせた物で
Qべぇなどはそのまま、ファウストにおけるメフィストフェレスに置き換えられる。
振り返ってきた時にジャパニメーションの中でのヒロイン像という物が
ヒーロー像が転化する中でキャシャーン、アムロ、シンジなどに
その作品の中での苦悩する物ではなかったものを
ヒロインもやはり人間として苦悩する、ジャパニメーション+他のサブカルの中で時代に取り残されていた物を
順当にジャパニメーション的に進化させた作品と言える。
その作品性+ヒロイン像の進化の足りなさが、近年における減少の一途を遂げる「少女誌」の部数減少に特に歯止めがかからない
最大部数240万部を持っていたりぼんでさえ、今や1/10以下しか、その部数を維持できていない。
一言で言って戦隊ものの要素を取り込みヒーローに依存せず自ら戦う
セーラームーン以降多様にジャンルを変化させてきた
少年誌青年誌に比べると進歩の足りなさが、そのまま部数減少に歯止めがかからない現象の元凶と言える。
確かに虚淵玄のシナリオはいつもながらの、よく言ってキレキレの
スパイスとしての「外連味」が効いているのだが
日本サブカル史を遡った時には、実は「順当進化」とも言えた。
その誰も考えつかないような着目点に、気がつくところが脚本家としての彼のすごさと言えるのだが。
そこまでにも他のアニメにも戦いの中で戦友を失い続ける物語はあった。
顕著にやるのはサンライズとのタッグでのトミノだよね
一言で言えば「ザンボット3」を魔法少女物でやっちまおうというところに、この作品と彼のすごさがあったと思う。
そして「普通の魔法少女物にしない」と彼は語っているが
確かに「普通」ではなかったのだが、魔法少女物のプラットフォームは最大限使いながら、彼なりの外連味の効いたパンチのある魔法少女物作品に仕上げた。
この作品の評価点という物は魔法少女物に対してのもう一段高見に上げた、そして裾野を広げた事にあり
後続に続く作品が「進化点」という、もう一段のステップを登れないので、どうしてもこの作品に及ばないとの印象を受けてしまう
日本のサブカル、ジャパニメーションはその強い作家性が魅力なわけで
どっかのクソなろう系アニメのような、型にはめてぱかっと作り上げてしまう、本物の「粗悪」乱造人形焼きアニメばかりを、送り出してしまっては
虎視眈々とその座を狙っている後続集団に、すぐ追い抜かれてしまう。
それを避けるためには良品は良といい、クソはクソでしかないとユーザー視聴者の取捨選択が重要と言える
制作委員会側も「売れない」作品は作らない、作れなくなる
クソ作品に対してはクソとして吐き捨てて忘却の彼方とし
「賢いユーザー」となることが肝要だと思う
賢いユーザーばかりになれば、制作委員会側として「愚かな」作品を送り出せはしない商業作品なので。
昨今の暗愚ななろう系作品過多になってしまったのはそれだけ
暗愚なユーザー「暴君+暗君」を兼ね備えている、そういう物を支持する層の拡大を意味している査証と言える。
この作中の魔法少女の願いのように価値観は世に数在れど
なろう系にあるのは、主人公のなんの迷いも考えもなく敵を消し去る、傍若無人さと独善さに身をゆだねることだけなので
そういう「衆愚」を由とする国民ばかりになってしまっては、この日本国ももうおしまいと言える。

投稿 : 2020/02/17
閲覧 : 315
サンキュー:

8

ネタバレ

さにー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

予想の7倍面白かった

音楽に関しては満点。
ちょっと重いから一気見すると流石に疲れますけどね

投稿 : 2019/12/19
閲覧 : 229
サンキュー:

5

ネタバレ

Soma さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良過ぎる

オクタヴィアのところが何回観ても感動する

投稿 : 2019/12/13
閲覧 : 183
サンキュー:

4

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

魔法少女アニメの革命

魔法少女もののアニメといえば,
魔法というか超能力を使って,
勧善懲悪,正義の味方として君臨して
悪者を退治して,めでたしめでたし,
という話が常道でした。
そこにはかわいいマスコットキャラが付きものでした。

魔法少女まどか☆マギカもそういう話と思いきや,
ダークSFバトル的な鬱展開にだんだんなっていきます。
魔法少女は正義の味方でも何でもありません。

いのちとは何なのか,
本当に大切なものは何なのかを問い続けていくのが,
本作品の主題の一つなのかもしれません。

高い代価を支払って,魔法少女になる代わりに,
自業自得で困難が待ち受けているし,
自分の体と魂が分離してしまうという境遇に陥ります。

きゅうべぇがインキュベーダーの
「曲者で」我々の価値観で言う
「諸悪の根源」という設定なのには驚かされました。

きゅうべぇの目的は地球人には
理解できないもの,宇宙の延長と
やがて魔女になる魔法少女を使って
エネルギーの開放を目指すというあざといもの。

ほむらの思いや時空の反復とは裏腹に,
まどかは,最強の魔女「ワルプルギスの夜」?
から,私利私欲を捨て,「悟り」,
すべてを正常な状態に戻すことを試みて,
魔法少女に最後にはなり,はかない最期を迎えます。

後半になるにつれどんどん引き込まれていく
展開こそが,今でもこのアニメの人気を支えている要素
なのだと思います。

1クールでよくまとめました。

また,魔女が現れた時などの
「切り絵のような世界は」当時見ていて,
不思議さゆえに斬新でした。

投稿 : 2019/11/25
閲覧 : 303
サンキュー:

20

ネタバレ

タック二階堂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

なるほど社会現象化した理由はわかります。

詳細は書くまでもありませんね。

まあ、ここでも検証、考察がさんざん為されて
いるでしょうから、細かい話はしません。

キャラデザが苦手で敬遠してきた作品です。
もちろん大ブームを呼んだのは知っていますが、
観る気になれなかったというか。

で、気まぐれで観始めたら、確かにこれは
社会現象化するほどの人気作な理由がわかり
ました。

とにかく後半まで、まどかの煮えきらなさに
イライラさせられますが、アッと驚く展開に
なるほどなぁと唸らされました。
この結末が腑に落ちるかどうかはさておき、
手を広げすぎず限定された舞台で、ガッツリ
深堀りする内容は見事。

いや、手放しで面白かったと言える作品です。
面白いんだけど、納得したかというと…
とにかく、一度は観てみるといいですよ。

投稿 : 2019/11/08
閲覧 : 265
サンキュー:

3

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haiga さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

報酬と代償

今観終わりました~

結論から言いますが私は好みではありませんでした。

この作品は素晴らしいアニメ作品です。まさにセンスの塊です。凄い作品というのを見聞きしていたので満を持して昨日から今日にかけて1日で一気観しました。そしてそれはとても贅沢な事であり、素晴らしいひと時を過ごせました。


「魔法少女まどかマギカ」


何も知らずにこのタイトルを聞いたら何を連想するでしょうか?プリキュアやセーラームーンのような女の子が悪と闘うアニメを連想する方が殆どだと思います。

確かに可愛い絵柄でほのぼのとした冒頭から、時折垣間見得る不穏な雰囲気。1話時点で普通の魔法少女物とは違うただならぬ作品である事を感じます。
「あ、これはめっちゃ面白いやつだ」って思い期待をふくらませて視聴しました。

オープニングの可愛らしい歌と本編のギャップ。エンディングの不明瞭な未来に歩を進めるまどかと、通り過ぎる魔法少女達のシルエット。振り向き止めようとするほむらに、加速していく少女(まどかですよね)。エンディングでストーリーの行方を表してるのかな?と感じていました。

まどマギの素晴らしい所は得られる報酬に対して代償をキチンと描いてある所です。というかむしろソレをメインストーリーとして描かれます。

私は昨今の有象無象の凡作異世界転生物に欠けている1番の要素が、報酬と代償を描ききれていない事だと思っています。
代償も無くチートな力を得ることを見て、視聴者の心が動くでしょうか?安っぽく薄っぺらい物語にしかならないと思います。(ギャグ作品は別です。ベクトルが違うと思うので)

まどマギは違います。キュウべえに魔法少女に勧誘される際に、なんでも1つだけ願いを叶えるという報酬を提示されますが、それに見合う(と言うか時にはオーバーキルな)代償を支払います。物語に深みを与えていてとても良かったです。

さやかやまどかの、心が引き裂かれるような葛藤や悩みと、回復したキョウスケ(クソ野郎·····本当にコイツ嫌いw)や親友のヒトミの呑気な日常が冷酷に平行的に描かれているのもリアルでいいですね。

まどマギの主役はキュウべえとほむらだと思っていますが、キュウべえ役の加藤英美里さんの演技がとても良かったですね。可愛い声ですが終始感情が無いんですよ。キュウべえらしくて良かったです。

まどか役の悠木碧さんは凄いですね。元気な役からまどかみたいな大人しい役まで幅広い演技ができて凄いです。ヒロイン役としたら最高の声優さんの1人ですね。

あ、私が好みでは無いと書いた理由を書いていませんでした。1話から11話までは文句なしの神作品でした。
最終回の12話が好みではありませんでした。途中まで人の内面や生々しさを荒々しく描いていたのに宇宙創造や概念みたいな話に転換したのはつくづく残念でした。(好みの問題です、ストーリー上あの結末も仕方が無いと理解はしています)

突然ふんわりぼんやりとした物になってしまって、「ほえ~~~」って顔で観てしまいましたw
(私はエヴァ(TVシリーズ)の終盤2話の変なエンディングを連想してしまいました·····ちなみに大嫌いなエンディングです)

とはいえアニメクリエイター達のセンス全開の素晴らしい傑作である事は間違いありません。引き続き劇場版も観たいと思います。
※再編集版と叛逆編ってのがあるんですね。再編集版はみなくても良いかな

投稿 : 2019/10/28
閲覧 : 348
サンキュー:

33

ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

何も知らない幸せ

オリジナルのガンダム以降、子供と一緒に見たアニメ(主にジブリかな)以外は数えるほどしか知らなかった。
そんな中、近年、暇に任せて観た“エヴァ”、そして“長く話題になっている”という一点で手に取ったのがこの作品。

それ以降、作品は、何も知らない“真っ白な状態”で見るべきだと思うようになった。
しかし、人間はアナロジーに縛られた生き物である。
“まどマギ”以前と以後では、ことアニメの世界での各アイコンのイメージに膨らみが出たことは事実だ。

“魔法少女”然り、そして“白犬”然りである。

例えばである。
白犬は死ぬと人間に生まれ変われることを知っているそうだ。
どんなに酷い目に会わされても「ありがとう、ありがとう」と言いながら逝くという。
これが、古典落語の“元犬(もといぬ)”と言う噺に膨らみを与える。
そう、“白犬”は忠義で可哀そうなものを表すメタファーであった。

それがである、今は、魔法少女には悲劇の影を感じ、犬の存在に不安を覚えるのである。

脚本、演出家にとってこんな面白いことはないだろう。

この後、“化物語”も観た。“がっこうぐらし”も観た。
ニトロプラスという曲者も知った。劇団イヌカレーという存在も知った。

さて、次は何を観ようかな。

投稿 : 2019/10/10
閲覧 : 362
サンキュー:

21

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現代アニメーションの総決算

新房昭之氏、虚淵玄氏、蒼樹うめ氏を中心にシャフト、梶浦由記氏、劇団イヌカレーといった多様な才能のコラボレーションが産み出した奇跡の交響曲にして現代アニメーションの総決算。本作は「魔法少女という構造」を「ループ構造」「バトルロワイヤル構造」といった、いわば「ゼロ年代サブカルチャーの文法」で捉え直した試みであるという事も出来る。

本作において示されるのは、もはや魔法少女が万能の願望器でもなんでもなく、少女達の「願い」がただただシステムを稼働させるための動力源として搾取されていく世界観であり、それはまさしく、グローバル化とネットワーク化がますます加速する中、アーキテクチャによる環境管理型権力の統制のもとで人間がモルモットのように飼い慣らされる現代社会の構造それ自体の鏡像でもある。

こうした現代を生きる我々にとって「まどかの願い」は希望の在り処さえも照らし出す。すなわち「構造」の外部に超越性を見出すのではなく、むしろこうした構造を逆手に取り、構造の「内部」の中で、いかにして主体的欲望を奪還し、多くの瑞やかな歓びを汲み出しつつ、構造のルールそのものを書き換えていくか。いま問われているのはおそらく、そんな生き方なのであろう。

投稿 : 2019/10/05
閲覧 : 278
サンキュー:

9

ネタバレ

ライロキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

策士キュゥべえ

この作品が始まったころはまったく魔法少女系は興味もなく
スルーしていたのだけれども、話の展開がすごいと巷で話題に
なりだして、みてみようかと思ってみた作品です。
確かに展開はすごいし、作画も今までとはちがう雰囲気で
面白かったです。
キュゥべえの立ちいちがよくある主人公のマスコットか
お助けキャラ的なのかと思いきや、敵キャラとは。
キュゥべえの
「やがて魔女になる君達のことは魔法少女と呼ぶべきだよね。」
て言うシーンがゾクッとしましたね。
ほむらは最初はあんなにかわいいキャラだったのに同じ時間を何度も
繰り返すことですさんでとがったキャラに変貌してしていったんだ
と思うと胸が痛みます。

投稿 : 2019/08/17
閲覧 : 301
サンキュー:

15

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメは名作、スロットは名機

本作の鑑賞のきっかけは、スロットです。5号機屈指の名機です。キャラ、シーン、OP、ED曲がかなり頭に入ってからの鑑賞でした。スロットの話はさておき、当時はまだ作風的にも、鑑賞にあたり抵抗感が有りましたが、シーンが繋がって行く中で、鑑賞後に衝撃を受けたのを憶えてます。今時のアニメはこんなんなのか?と。
後々本作が特質だった事に気付かされる訳ですが
本作も鑑賞後の良さは、前半のどちらかと言うと温和な展開がより一層作品を引き立たせてると思います

投稿 : 2019/08/03
閲覧 : 217
ネタバレ

よろず さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

魔法少女という固定概念を叩き潰すアニメ

一言で言えば、悲しみと絶望と救いようのないストーリー。それでいてほむらの悲しみがよく伝わってくるアニメ。
一言で言い表せない。
魔法少女といえば魔法少女たちが協力して誰一人かけずに敵を倒しハッピーエンドというものをこのアニメは、{netabare} 先輩が数話で死ぬ。親友が暴走して闇落ちする。その親友を助けようとしたが死ぬ。という絶望を叩きつけてくる上に親友が闇落ちするのは確定という。 {/netabare}
それでもほむらはあきらめずやり続けるというのに感動した。
これは二週目、違った見方ができるアニメだ。

投稿 : 2019/07/25
閲覧 : 271
サンキュー:

11

ネタバレ

※アニをた獣医師 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

魔法少女にはまるきっかけ。

レビュー書いてなくて自分でビックリしてます。
再放送やってて久しぶりに1話見て、あの台詞聞きましたよ。
「僕と契約して魔法少女になってよ」
全てを知った後だと、夢も希望もない言葉です。

1話から作画、ストーリーの作り込み、曲、演技、個性、全てをとっても文句なしの作品。
作画は好みがあるでしょう。しょうがないね。

すべて知った後に1話から見ると違う見方ができる、伏線もしっかりある物語は1話見ると止まりません。

マドカ役の悠木碧さんを詳しく知ったのもこの作品がきっかけの人は多いのでは?

主人公が成長していくというよりは、テレビ版は追い込まれて、皆が気づついて、だから自分が助けなきゃという、成長よりは少女が苦悩と葛藤し、使命感をもってしまうという、残酷な感じです。

序盤はあまりシリアスを感じさせないところも、引き立たせるのがうまい作品だと思います。

真実に迫っていく少女たちに後半はどうすればいいのか自分達もわからなくなるかもしれません


さやかと杏子の回は一番好きですが辛かった。


{netabare}
心配すんなよ、さやか。
独りぼっちは寂しいもんな。
いいよ、一緒にいてやるよ、さやか。
{/netabare}

アニメ映画に続編もあり、必見です。

投稿 : 2019/07/14
閲覧 : 261
サンキュー:

15

ネタバレ

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

2019外伝のアニメ化と聞いて

深夜アニメ見てたらやたらと「マギアレコード」のCM流れますよね
あれはソシャゲなわけですが、これがアニメ化するとのこと
これはゲームをダウンロードしてプレイしたらネタバレになりそうなので保留しよう
けどなのはガチャやってるし悩むなあ
なのは見たことないけど


個人的には10話のOPの配置が見事でしたね
ほむら視点の歌詞だったのかと唸りました
アニメーションもほむほむ視点だからまどかの後姿で始まってるし
10話を見てそのままOP導入、曲まで10話の構成とからませるとはね

「君の知らない物語」も本編にからんだ歌詞であーそうだったのか~だったけど、
「コネクト」は構成に組み込まれててすごみを感じるほどでした

投稿 : 2019/06/29
閲覧 : 324
サンキュー:

5

ネタバレ

nan-nan さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

可愛い画なのに…。

可愛い画なのに内容が凄くて思わずハマったアニメでした。
人間が堕ちる時ってきっとあーなんでしょうね…。
色々映画なども展開していますが、本家アニメが一番ですかね(^^♪

投稿 : 2019/06/24
閲覧 : 218
サンキュー:

6

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何だかんだ言いながら最後まで見た

ブームに乗り見た作品。

巴マミの話を見た時、このアニメは私には向かないと感じた。

何だかんだ言って最後まで見たが、ハッピーエンドなのか?よく解らないで終わった。

投稿 : 2019/06/16
閲覧 : 233
サンキュー:

5

ネタバレ

レン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

盛大なpv詐欺、文句なしの名作

個人的に1クールのアニメの中ではトップクラスに素晴らしいアニメだと思います。
キャラの作画とストーリーのギャップ、梶浦由記の不思議と耳に残る音楽、虚淵玄の圧倒的シナリオ展開。
どれも非の打ち所がない一品。あーたまらんすわ。

投稿 : 2019/06/12
閲覧 : 256
サンキュー:

8

ネタバレ

kuuta さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まどかの究極の優しさと魔法少女の不条理

やっとレビュー書きます。
こちらの作品、もう有名ですからわかるとは思いますが、可愛い作品ではないです。
まどかという優しすぎる少女の主人公と魔法少女という混沌としたシステムとのギャップが激しすぎる作品でしょう。

登場する魔法少女はまどかを除いて4人(魔女は除く)それぞれ心に悩みを抱えています。この悩みが魔法のシステムと合わさることで、想像を絶する苦しみを生み出してしまうのです。4人とも悲しいです。

しかし、まどかだけは違います。家族に支えられ、友人たちに恵まれ、人を本当に愛している強さがあるようです。頭がいいわけではないし、特別な能力があるわけでもない、ごく普通の可愛らしい女の子です。(魔法少女の力は除く)でもまどかの友人や魔法少女たちへの思いは本当に心刺さるものがありました。

かなり重い内容だから無理して見る必要ないと思いますが、是非見て欲しい作品です。まどかと4人の少女の生き様を是非見て欲しいと思います。私は感動しました。

投稿 : 2019/05/13
閲覧 : 269
サンキュー:

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魔法少女まどか☆マギカのストーリー・あらすじ

市立見滝原中学校に通う普通の中学2年生の鹿目まどかは、ある日不思議な夢を見る。そこは少女が魔法で戦う異世界。その少女の戦いを目撃する自分と、謎の白い生物に「僕と契約して魔法少女になってほしい」と告げられる夢であった。翌朝、見滝原中学へ転校してきたのはなんと夢で見た美少女の暁美ほむらだった。ほむらは、まどかに「魔法少女になってはならない」と警告する。
放課後、親友の美樹さやかとCDショップへ行ったまどかは謎の声に呼ばれ、ビルの一角へ迷い込む。そこで見たものは夢の中で見た生物キュゥべえの傷ついた姿と、それを殺そうとするほむらの姿だった。まどかとさやかは戸惑いつつも、当たり前の優しさからキュゥべえを助けるが、直後に今度は本当に異世界へ迷い込んでしまう。魔女の使い魔と称される化物達に囲まれた2人を救ったのは、同じ中学の3年生でキュゥべえと契約した魔法少女の巴マミだった。事後、改めてキュゥべえに「魔法少女になってほしい」と告げられたまどかとさやかは、思いがけない好機に興奮する。だが、それは2人が直面する様々な苦難の始まりであった。(TVアニメ動画『魔法少女まどか☆マギカ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年冬アニメ
制作会社
シャフト
公式サイト
www.madoka-magica.com/tv/
ニコニコチャンネル(配信サイト)
ch.nicovideo.jp/channel/ch260
主題歌
≪OP≫ClariS『コネクト』≪ED≫Kalafina『Magia』

声優・キャラクター

悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、加藤英美里、野中藍

スタッフ

原作:Magica Quartet、キャラクター原案:蒼樹うめ、 監督:新房昭之、シリーズ構成・脚本:虚淵玄、キャラクターデザイン:岸田隆宏、シリーズディレクター:宮本幸裕、総作画監督:谷口淳一郎/高橋美香、アクションディレクター:阿部望/神谷智大、異空間設計:劇団イヌカレー、レイアウト設計:牧孝雄、美術監督:稲葉邦彦、美術設定:大原盛仁、色彩設計:日比野仁/滝沢いづみ、ビジュアルエフェクト:酒井基、撮影監督:江藤慎一郎、編集:松原理恵、音響監督:鶴岡陽太、音響制作:楽音舎、音楽:梶浦由記

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