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「∀-ターンエーガンダム(TVアニメ動画)」

総合得点
76.9
感想・評価
495
棚に入れた
2574
ランキング
662
★★★★☆ 4.0 (495)
物語
4.1
作画
3.8
声優
3.9
音楽
4.1
キャラ
4.0

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☆の総合評価
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∀-ターンエーガンダムの感想・評価はどうでしたか?

puri さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界名作劇場+ガンダム

 ガンダム好きじゃない方も三話ぐらい我慢すれば面白くなると思います。
 ほとんどのガンダムのテレビシリーズを見ましたが、これが一番好きです。

投稿 : 2013/09/22
閲覧 : 237
サンキュー:

0

へたれパンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

知る人ぞ知る『世界名作劇場ガンダム』

これが以外に面白い!

自分も敬遠していたのですが、一回見ると中々止まらない。

ガンダムのデザインはまぁアレですが、それ以外は普通に楽しめる。

ストーリーだけなら他のガンダムより面白い。・・・と思ってます、自分は。

また、男性主人公で声優が女性ってのもこのガンダムだけじゃないかな?

投稿 : 2013/09/15
閲覧 : 256
サンキュー:

2

大黒屋銀次 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界名作劇場「ガンダム」

ヒゲのガンダムを始めて見た時は拒絶感を覚えました。
作画は本当に世界名作劇場を見ているような感じ・・

見てみると・・・味があって良いんだこれが!!

投稿 : 2013/08/20
閲覧 : 252
サンキュー:

1

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一番好きなガンダム

ガンダムシリーズをはじめとしたロボットアニメは大好きなのですが、実はロボットそのものにはあまり興味がありません。
ロボットを通じて描かれる人間ドラマが大好きなのです。
ガンダムのデザインそのものにあまり執着していない分、このデザインは非常に気に入りました。
もちろん富野節も随所でさく裂しており、そのセリフ回しが非常に心地よいです。

投稿 : 2013/08/18
閲覧 : 244
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ガンダムシリーズの帰着点

すべてのガンダムの歴史はこの∀へと収束する。そんな時代のお髭ガンダムのお話。
もう主役期待、∀を見ても分かるように、ガンダムシリーズでもきわめて異色な作品。作風にもそれは強く表れ、世界名作劇場だのなんだの言われている。ストーリーもMS同士のドンパチよりは政治のシーンが多く、「ガンダム」と期待して見ると正直全く面白くない作品だと思う。
そしてボクは未熟ゆえ、そういう政治的なストーリーを面白いと感じられなかった。物語終盤でギムギンガナムやターンXが登場し、大暴れし始めたところでようやく面白く感じるという未熟っぷり。まだまだ精進が足りない。
あと、この作品をダシにSEED以降のガンダムを叩くような真似は絶対やめましょう。続編等ならともかく、他作品同士の比較は論外です。

投稿 : 2013/07/18
閲覧 : 211
ネタバレ

正義の味方 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

名作

一風変わった物語
千年前近代化が進んでいた世界はMS同士で醜い戦争をしていた。その誤った歴史を変えるべく生み出された2体の機体・ターンXとターンAだ
2体の機体は月光蝶で人類を消し去り、歴史はリセットされた
生き残りは月に基地を建てて地球奪還のため計画を進めた
最高に面白かった
ただ最終回、あんなに盛り上げといてターンAとターンAの決着が拍子抜けだった
もう少し練ったほうがいいと思った
ガンダムファンなら観なきゃ損

投稿 : 2013/07/14
閲覧 : 289
サンキュー:

1

ネタバレ

あいすまん.第一形態 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:----

大きいのにブサイクなガンダムちゃん

月から来た少年ロランが山の中から
おヒゲの付いたガンダムを見つけることで物語は始まります。

ガンダムの生みの親、富野氏が
自ら手がけたガンダムシリーズ最後のお話。
「これまでもこれからもシリーズ最強のガンダム」
∀(ターンエー)ガンダムは今までの、そしてこれから生まれるすべての
ガンダムを肯定するために生まれました。

有名な話ですがこのお爺ちゃんはかつて
ガンダムシリーズをこれでもかというくらい憎んでいました。
A以外は作るのがホントに嫌だったと、
1年戦争以降の戦争は、作れと言われて無理やり作らされたと
ファンにとっては耳をふさぎたくなるような発言が多かった。

そんな彼を変えたのがあのGガンダムです。
今までのガンダムの概念をぶち壊すという目的を掲げ、
「ガンダムにプロレスさせよう」と今川監督に託した作品。
富野氏はこの作品がいたくお気に入りなようで、
息子に厳しかった頑固親父も
孫が生まれた途端もうデレデレなわけです。

憎さ余って可愛さ百倍、
白富野とまで呼ばれるほど、希望に満ちた作品。
そのせいか∀ガンダムは何度でも見たくなるんです。

ただガンダムの見所でもある、モビルスーツ同士の戦闘やライバルとの因縁、
仲間との死別、主人公の無双などはめっきり減っていて、
そういう意味ではファンへのサービスに欠けるかもしれません。
特に17話前後は何を目的に戦っているのかが少し曖昧で、
この辺で昔自分は視聴を断念したことがあります。

前置きが長かったので本作品の見どころをちょちょいと

・キャラクター
モビルスーツが少ない反面、登場人物はなかなか多い。
利口で賢いキャラが少なく、もうみんなお馬鹿で小ズルい!
主人公ロランがシリーズ中屈指のお利口主人公なだけに
もうみんな好き勝手してくれます。
また富野節と言われる迷言語録が異常に多いのも魅力

・BGM
菅野よう子氏の手がけた曲の数々
ふとした日常の一コマや他愛ない会話まで心に残る名シーンへと昇華してくれます
「軍靴の記憶」と「ボーキサイト」がお気に入りです。
黒い噂はとりあえず置いときましょう

・技術と戦術とのギャップ
地球の軍隊は掘り起こした強力な兵器は持ちつつも
もともと産業革命以前の知識しか持っていない彼らには過ぎたおもちゃ
また月の民は技術力や知識はあるものの、
彼らもまた数千年の間、戦いの歴史から遠のいた種族。
ときには戦争ごっこのように見えるユニークな戦いでも、彼らはいたって真剣だから面白い
よく見れば細やかな動作や駆け引きまで手が込んでいて、これはセル画の強みかもしれませんね

・モビルスーツに対する意識
もともとモビルスーツは戦争のために生まれた兵器でした。
しかし黒歴史が忘れ去られた中で、掘り出されたそれらは
世界の人々にとって「道具」という認識が強いです。
ロランがガンダムで牛を追いかけたり、手の上で仲間を治療したり、
乾燥機能つき洗濯機として活躍させたり、
彼がガンダムを「道具」として扱う話はどれも印象深い。

・日常回
先も述べたように、長い歳月で戦争を忘れていた彼ら。
戦争自体よりも突然降ってきた脅威に晒されながらも、
懸命に生きていく彼ら自身の魅力が大きいです。
8話「ローラの牛」10話「墓参り」20話「アニス・パワー」あたりは
ファンの間でも人気が高いです。

・ガンダムシリーズの知識が不要
彼ら自体に知識が無いので、過去の大戦や軍事技術などが分からなくても楽しく見られます。
ただザクやカプールが掘り起こされたりと
オマージュ要素もあるのでそこでニヤッと出来ればもっと良い。

∀という記号には「全てを含む」「1に戻す」という意味が込められています。
全ての終着点を定めたことで今後どんな作品でも生めるように。
どんなガンダムでも「ファーストから最新のまでまとめて∀で無に返してあげるから^^」
「これまでもこれからもシリーズ最強のガンダム」にはそうゆう意味が込められているのでは無いでしょうか。

投稿 : 2013/06/17
閲覧 : 1299
サンキュー:

15

kochiro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

なんだこれ。いったいなんだこれ?

初期プロットを最後まで崩さずになんとかキャラの魅力で進めるにしても、弱すぎでした。これでは音楽も浮いてしまいます。

本作品を観ていて不思議に感じたのは、歌舞伎とかの舞台っぽい演出や見せ方、台詞回しだなと思ったことです。舞台なら演者の個性で観客を引き込めますがアニメではそこまで表現できないのだからまとめることが難しい手法なのだと改めて感じました。

それにしても子供から見た大人ってもっと大人じゃなかったか?

大人になっても目的が何なのかわからずに行動してしまうことは確かにありますが、これほどまでグダグダなのは珍しく思えました。

地球人は設定上の都合があるからなんとか理解できなくもないとして、月の人間はいったい何がしたいのか最後までまったくわかりませんでした。まさに異星人。ただし、技術者達はけっこうまともなことを言っているのが笑えます。

高い科学技術を利用するためには相応の理解力や洞察力が必要だろうに、もしかすると、科学者達が人間に過保護な技術を提供し過ぎた場合にはこのような展開もありえるかも。。。。。。いや、これは劇内の都合ではないだろうな。と。

やはり、会話の作成段階で言葉に出さず黙々と脳内会話で会話を組み立てていると、独りではおかしいことに気が付けずこうなってしまうという悪い例なのだろうと感じました。

結局はいろいろと納得できずじまいで最後まで観終わりました。内容と言うことではなく作品の制作手法が無限のリヴァイアスっぽい。ってのも印象を悪くした要因かもしれません。

それにしても主人公のロランが一番まともに見えたのはなぜだろう。

投稿 : 2013/06/10
閲覧 : 326
サンキュー:

2

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

輪廻のガンダム

全50話

ガンダムのTVシリーズは、全て視聴済み

簡単に説明すると、文明の発達した月に住む軍(ディアナ・カウンター)が、文明の退化した地球に、武力を使って帰還しようとするのを、主人公達が止める話。


感想

ちょい酷評から・・・(好きな人にはすみません)

まず、キャラデザ。
これって「小公女セイラ」や「赤毛のアン」みたいな感じで、「世界の名作劇場」を観ている様でした。
特に、2話のラストまでモビルスーツは出てきません。
第一印象は、「これってガンダムなんだよね?」でした。
o(゜◇゜o)?

MSのデザインも、今までとは変わり、イマイチイメージと違い、違和感がありました。
中盤までには慣れましたがw

あと、シーンの変わり方が早いと云うか、雑です。

キャラのセリフが終って直ぐに別の場面へ行ったり・・・
もうちょっとセリフに重みを感じれるように、余韻を残すようにして欲しかったです。
あれでは見せられてる感がしてしまいます。

設定的に、地球の文明が19~20世紀のヨーロッパな感じまで退化していて、飛行機はプロペラ機です。
そんな中、昔の{netabare} ザクやカプール {/netabare}
等が遺跡から発掘されます。
発掘されたMS等が、ちゃんと動くとか、動かせるとか、エネルギーは?とか、突っ込み所は満載です。

それに、シリーズと比べて人の死があまり描かれてません。
シリアス展開が少ないんです。
政治的要素が強く、MS同士の戦闘シーン自体が少ないです。
今までのシリーズとは違い、主人公が大活躍したり、格好良いシーンが殆ど無い印象。
なので、爽快感は味わえません。
かといって、ポケ戦や、08小隊の様なリアリティー性もない。
むしろ、 {netabare} 月光蝶とかw {/netabare}
ファンタジー性が強いです。

主人公のロランは、真面目でめっちゃ良い男の子って感じ。
好印象なんだけど、いい子過ぎてイマイチ感情移入できなかったな~。
月の王女 ディアナと、ハイム家の長女 キエルの二人の外見が瓜二つの設定には面白かったですね!
{netabare}
二人が入れ替わり、キエルの演説、ディアナが川でシーツを洗濯するシーンは見ものでした。^^{/netabare}


視聴した人は、もう解ってるかと思いますが、これから見る人の為に、一応二人の見分け方を書き子しますね。


ディアナは、キエルより色白で、目の瞳に白い輝きが無い。

キエルは、ディアナより色が濃くて、目の瞳に白い輝きがあります。

これを先に知っていると、初めて観た時、どっちが? なんて迷わなくなります。^^


ラストは、個人的に好き。
{netabare}
ギム・ギンガナムとのラストバトルは、今までよりは戦闘シーンに迫力ありました。
結局、ギムの生死は解らず終いで、ファーストのシャーみたいな展開。(最後は剣で戦うとかw 同じじゃん!)

エンディングでは、結局キエルが月へ行き、好きだったハリーと一緒になれてよかったな・・・っと。

ディアナは、ロランと二人で隠居?生活っぽいシーンが流れ、ミルクが入ったカップを持つ、ディアナの左手の薬指には、結婚指輪がありましたね。(一瞬ですが)
これって、ロランと結婚したって事でいいのかな?
ディアナは、人工睡眠をしていて、親しい親族や友人、恋人を亡くし、王女という大役を一人で背負ってきた人なので、後は二人で幸せになって欲しいですね。

ソシエは、ギャバン隊長と婚約までしたけど、隊長は核爆発で戦死。
ラストはロランに、いつの間にか?想ってたみたいで、涙のキスでお別れ・・・
一番不幸なヒロインでしたね・・・><
{/netabare}

総評すると、今までのシリーズの様な、主人公が戦闘シーン等で活躍するのを観るのが好きな人にはイマイチ微妙かも・・・
でも、ガンダムオタク&マニアじゃない、普通の人には好印象な作品だと思います。
自分は、戦闘シーンに物足りなさを感じましたが、設定やストーリーは良かったです。
エンディングは d(>_< )Good!!
ガンダム好きなら見る価値が十分ある作品だと思います。(黒歴史なんかが特にねw)


OP:『ターンAターン』唄 - 西城秀樹
OP:『CENTURY COLOR』 唄 - RAY-GUNS

ED:『AURA』唄 - 谷村新司
ED:『月の繭』唄 - 奥井亜紀
ED: 『限りなき旅路』(最終話) 唄 - 奥井亜紀

OPの西城秀樹と、EDの谷村新司 の歌を聞いた時はうけましたw
(; ゜ ロ゜)ナン!( ; ロ゜)゜ デス!!( ; ロ)゜ ゜トー!!!

あと、{netabare} シャイニングフィンガーと、ロケットパンチには吹きましたw (≧▽≦)vぶは!{/netabare}


PS:ロランが、最初から大切に持ってた、 {netabare}JAのちょきんぎょ{/netabare}みたいなのって、結局なんだったの?
説明あったかな~?見逃してるのかな?
誰か教えて下さい! (> <) 

投稿 : 2013/05/22
閲覧 : 638
サンキュー:

31

ちょろこ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

∀ガンダムはかっこ悪くない!

ジョジョなど漫画でもよくあることですが
「ちょっと絵に抵抗があって・・」
と言って名作を逃していることは多々あることかと思います。
∀はそれのガンダムバージョンではないでしょうか。
個人的にはターンXの方が好きですが、∀ガンダムも十分カッコイイです。
また、ディアナ・ソレルが良いですね。
墓参りの時の演技もそうですが、川で洗濯するところもすばらしいと思います。

お髭のガンダムはかっこ悪いってだけで見てない人
見ましょう。

投稿 : 2013/05/12
閲覧 : 291
サンキュー:

3

kazi さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作です

絵でしか判断できないガキはお断り!と言ってるようなデザインのガンダム ファーストを連想させる80年代のOP 
自分も最初はこれは無いだろ・・・と思っていました

しかしそのストーリーは重厚にして繊細な名作でした
最終話の見せ方は色々考えさせられる作品でした

投稿 : 2013/04/22
閲覧 : 245
サンキュー:

0

ネタバレ

アレックス・ディノ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ガンダムシリーズの中では微妙だった!!

1999年にガンダム生誕20周年を記念して製作された、ガンダムシリーズの生みの親とも言える富野監督の作品。

【あらすじ】
正暦2343年。
月市民(ムーンレィス)の少年ロラン・セアックは「地球帰還作戦」の潜入調査員として地球の北アメリア大陸に降下。
川に溺れている所をキエルとソシエのハイム姉妹に助けられ、使用人として雇われる。

地球に降下して2年後の夏至の夜。ロラン(理由あって2年遅れ)とソシエは成人式の儀式に参加。
しかし同じ時にムーンレィスの女王部隊「ディアナ・カウンター」が地球帰還作戦を開始。
その時、地響きと共に人々に崇められていた神像「ホワイトドール」が崩れ始め、中から謎のMS「∀ガンダム」が現れた、ロランはそれに搭乗し戦う事になる。

(作品解説)
ストーリーの内容も「戦争というものがどういうものか」から「兵器の存在」について語られている。
物語後半に「黒歴史」という要素が登場するが、後にこの言葉は「消し去りたい過去、恥ずべき過去」を表すスラングとして今ではすっかり定着している。

ちなみに「∀」とは集合論や論理学で使われる「全ての~」を意味する全称記号である。
黒歴史としてガンダム全てを肯定した上でガンダム全てを否定したこの作品のタイトル及び主役機の名前としてはこれ以上ピッタリなものは無いだろう。
また∀ガンダム側の勢力が歴史を葬り、ターンX側の勢力が歴史を続けようとした事を考えると、ターンさせてもXのままであるターンXも意味深な名前である気がしないでも無い。
更にターンXがギンガナム曰く∀の監視役であるという事と、∀とターンXが干渉している時のマークが∀とAを合わせたものになっている等、本当に上手い名前が付いていると言えるだろう。

当時のインタビュー等から見ても明らかな事だが、富野氏はこの作品で自分が生み出してしまったガンダム(と、富野氏が大嫌いなガンダムを神格化する人々「小説や映画を知らず、物語と言えばアニメばかりに没頭するオタク層」)をぶち壊したかった様である。
殆ど同様の内容の発言をしている事や、過去に何度かガンダムを潰そうとしていた(Ζと逆シャア)事からも潰したがっている事だけは確実と言える。
黒歴史という要素や月光蝶というぶっ飛んだシステムは「今度こそ何が何でもガンダム潰しを成功させる」という決意の表れなのかもしれない。
またこの作品を最後に「ガンダム」そのものを終えるつもりだった様だが、ここまでしたにも係わらず結局ガンダムは生き残ってしまった。
その為富野監督はSEED以降のガンダム作品には否定的な意見を述べている。

今までのガンダムとは打って変わって近代的でのどかな情景が多く、殆ど「ロボットが登場する世界名作劇場」といった趣が強い。
それに付いては冨野氏によれば「『普通の人』向けに作ったんです。オタク達には分からない世界観だと思います」という事である。

シド・ミード氏がデザインしたメカニックもこれまでのガンダムシリーズとは一線を画したラインを持つものが多く、特に髭が特徴的な主役機「∀ガンダム」は賛否両論であった。

(感想)
主人公のロランは性格で言えば好きな方でそのところとしてはいいですね!!そういった迷いを生み出すと心の弱さにもつながるんだよなーーそれよりなぜロランはソシエを振り切ってしまったのかーーあれは個人的にはやめてほしかったですね!!
そしてギム・ギンガナムは生死不明となりましたがもっと生きてほしかったですね!!歌も他のガンダムシリーズよりはなんかノリノリではなかったしいまいちだったですね!!機体も強いイメージないしーーでもガンダムとしてはよかったですね!!まさに地球は戦争するところではありません!!ロランも人間としてより体が成長しましたね!!ロランは嫁だという人もいるでしょうね!とにかく最終話にあったソシエを振り切ることがなければ本当によかったですね!!

投稿 : 2013/03/19
閲覧 : 280
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

牧歌的なガンダム

開拓時代のアメリカのような時代設定で,牧歌的な雰囲気があるガンダムである.キャラクターたちも素朴で好感が持てる.

ガンダムも古代遺跡の落し物のように登場し,あまり戦争の色が強くない.月に渡った人類と,地球で生活している人類に分かれていたという話がかぐや姫のようで面白い.

全てを包括するガンダムとして良くできている.

投稿 : 2013/03/07
閲覧 : 224

らすきき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

斬新なガンダム。 ガンダムに髭です。

面白いとはあまり思わなかったが、質が高いなとなんとなーく思った。

西城秀樹が歌う主題歌がやたら耳に残る歌です。

投稿 : 2013/02/17
閲覧 : 257
サンキュー:

0

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私的ガンダム最高傑作

∀を初めて見た人はきっとこう思うに違いない。このMSのデザインは一体何なんだ?これ本当にガンダムなのか?それにこの世界名作劇場みたいなタッチは何なんだ?なんでこんな牧歌的な雰囲気なんだ?という風に。それ故に未見の人から何かと敬遠されがちな作品という印象が強いが、私的には未だにこれを超えるロボットアニメに出会っておらず、強い抵抗がないなら是非とも未見の人に見て欲しい作品である。合う・合わないは勿論あるだろうが、それでも当初抱いていたイメージはいくらか払拭されてはいるのではないだろうかと思う。

Vガンダム以降、しばらくガンダムから離れていた、富野監督の表現する『新世代のガンダム』。それが∀である。Vガンダムで一旦退場宣言をした富野監督が再びガンダムに手を出す気になったのは、年月を経て、生まれた精神的余裕としがらみから離れた事で生まれた考え方の変化が大きいだろう。かつて俺のガンダムをぶっ壊してくれ!と願った新世代のガンダムはバトンを受け継いだ今川監督が、自身の才能を大いに活かす事で、Gガンダムという名作を誕生させるに至った。そして、その成功を受けて、新世代のガンダムは様々なイメージに形を変えて、幅広いファンを獲得するようになっていく。富野監督も例外ではなく、自身、この新世代の描くガンダムに新たなインスピレーションを感じたのかもしれない。そして自らが作り出したガンダムに再度向き合い得たインスピレーションから、自分なりの新世代のガンダムを再構築していく事を選んだのだと、そう思う。

その再構築は、まずガンダムに対して抱かれる普遍的なイメージの払拭から行われた。かっこいい・洗練されたフォルムとガンダムの概念を覆すべく、世界的デザイナーであるシド・ミード氏をメカデザイン原案に起用し、あの強烈な主人公機∀ガンダムを生み出した。

∀を初めとするこの作品に出てくるMSは悉く格好悪い。しかし格好悪さを逆手にとって、動きをコミカルにする事で、MSに対する愛らしさを視聴者に印象付けてしまった。そして今までのようにガンダムを戦争の代用として描くのではなく、人間の生活の一部としてMSを運用するといったシーンを付け加える事で、MSの新しいイメージを模索していった。親しみやすさと格好良さは残念ながらイコールではない。格好悪いデザインというのは富野監督を制作陣も重々承知ではあったと当然思う。しかし制作側がそうやって率先して働きかける事で、ガンダムに対するイメージが再び凝り固まりつつあった視聴者への『ガンダムはまだまだ色々な可能性があるんだよ』と言う一種のメッセージではなかったのだろうかと個人的には思う。

これは機体だけではなく、人物にも反映されている。今までの富野ガンダムでは子供が大人のエゴに良い様に振り回される面が目立ち、その過程で大人に対する嫌悪感・そして失望をどのキャラクターも得ていった。しかし今作の主人公ロランからはそういったものは一切感じられない。周りの状況に振り回されながらも、戦争に対する向き合い方を早々に確立し、最後までそれを貫き通した青年として描かれている。愛らしいロボットと愛される素養を持った主人公。そして何処か喉かな雰囲気を持つ世界観。非常に魅力に溢れる作品なのである。

ガンダムとは伝統でありながら革命の象徴でもある。そして革命とは常に新しい世界を見せる事を常とする。今までそれを行っていたのはテレビの中のキャラクター達だけだった。しかし90年代も終わりを向かえ、新たな時代00年代、そして21世紀を迎えるにあたって、富野監督がどうしてもやりたかったのは
自分が生み出した作品を自分の手で破壊し、そして新たな作品に仕上げることだった。それを他人の手に委ねたままというのは、本人にはどうしても心残りだったのではないかと思う。

色々と見るにあたり、勇気がいる作品だとは思うが、是非とも恐れずに飛び込んで欲しい。そしてこんな拙い意見が、貴方の背中を押した原因の一端になってくれれば幸いである。

投稿 : 2013/02/09
閲覧 : 1999
サンキュー:

15

ネタバレ

いぇぺ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

問題作であればこそ・・・

牧歌的な風景、なかなか宇宙に出ない展開、シリアスな局面でもどこか長閑に感じられる面々、とガンダムシリーズとしてはかなり珍しい雰囲気。
そして過去の作品を文字通り過去として扱うというストーリーで完全に「問題作」としての地位を確固たるものにしている作品です。

そのため結構評価は分かれているようですが、私はこの作品、好きです。

ほんわかした雰囲気とは裏腹の大人たちの政治的な駆け引きや打算、派手で衝撃的な戦いの裏にある地球と月との文化の違いによる笑えるシーンなど、作画とは対照的にリアルな世界が垣間見えます。

また、主人公ロランが擦れることなく少年らしい理想を持って戦争に挑み続けるのが良いです。

スタイリッシュな機体、重苦しい戦時下の雰囲気、戦争に対する使命感、というガンダムらしさはあまりありませんが、問題作と安易に否定せずに見てみれば、新たな視点からガンダムの世界を知ることができると思います。

投稿 : 2013/02/07
閲覧 : 238
サンキュー:

1

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

『∀ガンダム』作品紹介と総評

『機動戦士Vガンダム』以来5年ぶりにガンダムシリーズの生みの親である富野由悠季が総監督を務め、全てのガンダム作品の終着点となる作品。

(あらすじ)
正暦2343年、月の民(ムーンレィス)ロラン・セアックはムーンレィスの地球環境適応のモニターとして地球の北アメリア大陸に降下した。川で溺れた所を助けてもらったハイム家の姉妹の推薦でハイム家に雇われ、自家用車の運転手に起用されるなど重用され、(偽装)地球人として穏やかな日々を重ねた。
2年後、ロランとソシエ・ハイムは夏至の夜、マウンテンサイクルにおける成人の儀式にいっしょに参加した。時をおなじくして地球と月の2年間にわたる秘密交渉が決裂し、月の女王の軍(ディアナ・カウンター)が「地球帰還作戦」を開始した。だが、この作戦はマウンテン・サイクルに封印されていた“黒歴史”の遺物「∀ガンダム」を目覚めさせることになった。(wikipedia参照)

本作は、『機動戦士ガンダム』を始めとした「宇宙世紀シリーズ」の歴史だけでなく、それぞれ独立した世界観を持つ『アナザーガンダム』といった富野監督が制作に携わっていない作品群の歴史をも全て包括して「黒歴史」と呼称されています。
それは全ての『ガンダムシリーズ』を総括したいという思いが込められており、全てのガンダム作品が最終的に行き着くいわば”完結編”とも受け取れる作品内容となっています。
ですので、正直この作品単体を観ても何がなんだかわかりません。

また、それまでのガンダム作品とは異なり、悲惨な戦場の描写は少なく、政治的な駆け引きのシーンが多いのもこの作品の特徴の一つでしょう。これに付け加え、音楽を担当した菅野よう子のスピリチュアルな楽曲と合わせて、今までのガンダム作品にないどこか”神秘的”な雰囲気を醸し出しています。

この作品の第1印象は…正直あまり良くはありませんでした。19世紀の欧米をモチーフとした世界観、シド・ミードのデザインした奇抜なMS…「これは大丈夫なのか?」と誰もが思ったでしょう。

しかし、物語が始まってしまったら最後、気付いたらこの世界観にのめり込んでしまいました。あんなにダサかったガンダムも、動けばカッコいいんですよね。富野監督とシド・ミードに対して「生意気なこと言ってすみませんでした!」という気持ちでいっぱいでした。

ガンダムが好きで本当に良かった、と感じさせてくれた作品です。

投稿 : 2013/02/02
閲覧 : 244
サンキュー:

9

きちぬー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

メカニックデザイン

ターンさえしてなければ・・・
XなんてターンしてもXじゃん。

物語、ストーリーは評価してます。

投稿 : 2013/01/19
閲覧 : 212
サンキュー:

0

すとーりーてらー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

このエンディングは・・・泣ける

ガンダムシリーズの集大成にあたる本作品。

本格的なモビルスーツ戦がほとんど見られず、シリーズの中で異色の作品と言えそうですが、「異なる文化や価値観をもつ人間といかに共存すべきか」といった軸となるテーマはしっかり描かれていて見応えがありました。

惜しむらくは物語にあまりメリハリがなかったところでしょうか。ただ、最終話のエンディングは本当にいい!!涙が自然とあふれてきます。これまで見てきた作品の中でも、間違いなく5本の指に入るエンディングでした。

投稿 : 2012/12/24
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ちゃば さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

デザインが嫌いで敬遠している人には是非

モビルスーツやキャラクターデザインがどうしても受け入れられなくて観てませんでしたが、実際観ると予想を反して面白かったです。1stと同じくらい好きかもしれないです。歌も谷村新司とか西条秀樹とか起用していて、野心的な作品だと思います。ガンダム好きなら是非観て欲しいです。

投稿 : 2012/12/01
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runguren さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

アニメ見る前は「ターンAガンダムって髭ついてて、何このだっせーガンダム」って思ってたのが、アニメ見終わると格好よく見えるから不思議。
前半30話くらいは退屈。後半の話は好きだ。
黒歴史で歴代のガンダムが出てきたときはテンション上がった。キエルの演説は良かった。
ギンガナムとの対決は名場面だね。というかギンガナムの言う一言一言が名言。ギンガナムのセリフまわしは面白いね。さすがターンAのお兄さん!!のターンXはさすが格好良い。
ロケットパンチは笑った。

あと音楽が作品にすごく合っているし、音楽自体も神秘的な感じで良い曲が多い。

投稿 : 2012/10/27
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ももんがーー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

初見はジプリ?作品と思わせるような雰囲気です。

ガンダムというと宇宙戦争というようなイメージから、
MSでの戦闘が繰り広げらるのかと思いきや戦闘中心ではなく、むしろディアナソレルという女性の半生を描いたような物語でした。

主人公?のロランという青年が、心優しい人で見ていて、ほほえましく思いました。

ディアナにそっくりなキエルという女性との入れ替わりが、最大に面白いところでしょうね。

ストーリーが面白いので、損は無いと思います。
楽しめました。

投稿 : 2012/10/22
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makkotty さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

 見た目が普通のガンダムからかけ離れたヒゲのモビルスーツ、それがターンエーです。

 見始めたきっかけはガンダムの格闘ゲームをやっててギム・ギンガナムのセリフがすごく面白かったから見てみようと思って見始めました。

「このターンXすごいよ。さすがターンエーのお兄さん!!」

 めちゃくちゃかっこいい声でこんな電波なセリフを聞いてしまったらもう見るしかないじゃないですか。

 そんなわけでターンエーガンダムを見始めました。
 
 結果として・・・このガンダムが一番好きというか・・・ガンダムの形だけで食わず嫌いしないで見て良かったと思います。
 
 何が良かったかって言うと・・・音楽とか細かいところを含めて全部です。
 物語の行く末や、一人一人の心の動き・・・喜びや悲しみ・・・そういうのがとても細やかで見ごたえがありました。
 ガンダム・・・というよりはジブリの映画を見ている感覚でしたね。
 書こうと思うと書き切れないくらい感想が出てきてネタバレになってしまうからそこまで書かないですが・・・良い。

投稿 : 2012/10/07
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ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人を選びますが4クールモノのお手本的作品 

白富野の代表作。

舞台は遥か未来の地球、アルマゲドンから2千数百年。生き延びた地球人の末裔のところに、遥か昔に月へ移住した人々が帰還したいと申し出るとことからはじまります。そこで起こる異文化同士の摩擦を描いた物語。
ガンダム作品では異例の政治劇、群像劇が主。MSは完全に作品を彩る小道具です。

ガンダム20周年作品で菅野よう子、シドミード、あきまん、といったスタッフがありえないくらい豪華。
しかし予算はSEEDに遠く及ばず・・・

ターンエーのデザインが苦手?大丈夫です。劇中でも突っ込まれてますから。あと動くとかっこいいんです。

G,W,Xのアナザーガンダムの登場、製作の補助等で富野監督が生み出した結論です。


∀(すべてを含む)そしてAガンダム(ファーストにかえる)というダブルミーニング。
ファーストがファンタジーにリアリティを求めたものならば、今度はそれをファンタジーへと返す。そんなテーマ。
設定、演出でもTV作品ではファーストと同じく主役機交代がない。
そして当時の夕方ロボットアニメの呪縛からやっと解き放たれ1話でガンダムが登場しない。
富野ガンダムではじめてのプロ(軍属)の主人公。MSの操縦がうまくてあたりまえ。
監督作品で必ずでるNTですが設定上は月の人間はすべてそうなんですがいままでのお約束の表現はほとんどない。
この作品上では戦争をしないNTとなった人々は、去勢された人類とモジャモジャ頭の人気キャラに語られる始末。

ストーリーはよく言われるように『かぐや姫』『とりかえばや物語』『宇宙戦争』『月は無慈悲な夜の女王』などなど古典、古典SF、スチームパンクの様相が非常に強い。
産業革命の起こりはじめた未来の地球でMSが発掘されてしまうという。
そういったことから従来の我々の世界の延長上にあるSFという従来のもととはまったくの別物。個人的には世界観と雰囲気だけで満足。ガンダムじゃなくていいじゃん・・ってそれこそいいたい。ああ・・だから『機動戦士』ないんだっけ。
そもそも本作品、ガンダム、アニメ好きじゃなくて『ファースト世代』へ向けたメッセージだそうです。


V終了後から富野監督が長年仕込んだだけあって脚本、演出、世界設定、キャスティングすべてが最高峰。
構想の段階でロラン役を探していたときに若き朴璐美を実娘の劇団で発掘したのが決定的な製作の発端らしい。

低い予算の関係で画の乱れやセルの少なさが目立ちます。しかし相変わらず動かすところはなんとしても動かすその伝統の技法、、時間経過の表し方はまさに古い映画のよう。それが世界設定とあいまって、名作劇場といわれる所以かと。


{netabare}
大魔神のようなおひげ様の登場w某古典で有名な二本足(だけ)の兵器、通称カカシwこれ初登場のシークエンスがマクロスだよね・・。
胸のミサイルコンテナに牛をいれて引越し手伝ったり、洗濯機になったり土木作業に使ったりとツッコまれどころ満載なのですが。。。。それがいい。
戦闘もウィルゲム発進とか、月での戦いとか、ラストバトルとか。。独特の台詞まわしや、舞台のような演技指導・・ユニヴァース!です。やばいっす。

本作でのNT案は人類がみんなもってる世代を重ねて学習していくことなんじゃないかとか・・。当たり前だけど胸アツ結論だなと。
最終回『黄金の秋』はまさにガンダムというコンテンツの最終回にふさわしい名作。で、周りのキャラが精神年齢的にもオトナだったため、主人公レベルまでになってしまった『ソシエ』が一番すき。悲しいけどキャラ的においしすぎるだろ・・。俺のとこに嫁にこーーーい!
{/netabare}
多数の個性豊かな登場人物たちが物語を盛り上げます。大人になったファースト世代の方は食わず嫌いをせず見ていただきたい作品です。長いですけど・・。


ガンダムシリーズの公式的な最終回であり、『黒歴史』という名言でこれからも生まれ続けるすべてのガンダムや当時バンダイやら角川、講談社やらがとっちらかした設定をまとめあげてしましました。

∀の世界を『現在』にすることで、過去の出来事は異聞譚、あったかどうかもわからない物語ってことにしてしまった。
メタフィクションとして受け取るなら、あなたの好きな通りに解釈しなさい。遊びなさいと。
この発想はまさに目から鱗。
劇中とおなじく神話の世界へ当時半ば宗教化していたガンダム業界を封じ込め、開放してしまった。

『ひげは死すとも黒歴史は死せず』
そもそもこの黒歴史なる造語。作品以前の問題、日本語として最大級の発明品。語源を知らないで使ってる人間があまりに多い。


これを製作された以上、未来永劫新しいガンダムをどんなに作る、語ろうと原作者である富野監督の手のひらの上で遊んでいるにすぎないようだ。それはエゴだよ!って言われてもそもそも原作者なんだし、アラ60のじーちゃんが考えてしまったんだから・・天晴れじゃないでしょうか。

投稿 : 2012/09/30
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たんたんたぬき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

らしくないラスト

Vに見た後に見たのですが、いい加減ガンダム飽きてきたなと思っていました。この気持ちこそがこの作品の評価に大きく関係しています。ガンダムらしくないから面白かったと言えばこれは見た順番で決まってしまうなと思います。でも私は所詮作品の評価は個人の感想の延長に過ぎないと思っています。理性でどうこう考えようが面白いか面白くないかは感情が下すものだと思っています。

この作品が特に良かったと思ったのは、人が死ぬ富野ドラマに思い切り飽きてました。物語の作り方がすごく単調だと感じました。巨匠に向かってこの人物語つくりの力ないんじゃないの?ぐらい失望していました。Vは結構丁寧に作ってあったのですが、本人も分かってますが、途中から崩壊します…。この作品見て富野が死ぬドラマ以外で物語作ってるーって感動しました。古典の話をモチーフにしたらしい女王の入れ替わりの物語は面白かったです。戦争を互いの立場を変える事で見方を変えるって流れは実に上手いと思いました。特にディアナに扮したキエルが演説をしたシーンはぐっと来ました。演じているのではなくキエル自身が自分の言葉で演説するって所にこの土壇場をどう切り抜ける?とハラハラしてた分爽快感がありました。

後はやっぱり黒歴史ですね。これは今でもアイドルとか消してしまいたい過去をこう呼ばれてますね。このアイデア面白いですね。無かった事にして歴史のやり直し。その黒歴史のオーパーツがターンAガンダム。神々の指紋とか90年代に流行っていたので、ブレンを経て生かされたオカルト好きな富野の真骨頂だと思います。

でもガンダムで泣きそうになるってのは始めてかもしれませんね。ラストが良かったんですよ。ソシエの失恋と、ディアナの死を看取るロラン。ドラマが終りそれぞれがそれぞれの道を行き別れる。この別れのシーンがとても切ない。そしてロラン自身もいつとも知れないディアナの死に付き合う日常が始まりおやすみなさいでラストを迎える。余韻と静寂と言う言葉が似合うラストです。これが皆殺しの富野が描くラストなのか???こんな穏かで静かなラスト初めてかもしれません。盛り上げたり人がたっぷり死んだりするラストの多い富野監督が、静かにラストを描くこれが良かったですね。

私はやっぱりファーストガンダムが好きですけど、それでも言えるのは、富野監督の魅力って変化ですね。これを見てそう感じました。

投稿 : 2012/09/10
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papa0080 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ガンダム伝説の終着点

正当な意味での最後のガンダム、理由として作中語られる黒歴史が関係する
黒歴史は今までとこれから作られるガンダムの歴史を全て記憶した設定の映像メディア
この為今後のガンダムも全てここに含まれる事となった
ガンダムを生み出した富野監督のガンダムへの答えなのかも知れない

ひとつとして、これまでのガンダムになかった主人公が中立の立場である事
人と人との確執を描き、その中の一つの思想に属し、対立を回避しようとするも
結果どちらかが滅ぶまで戦った今までと異なる点でこの物語は和解の道へ収束する事になる
後に制作されたSEEDも似た設定だが、残念な事に結局第三勢力に属し
端から見るとテロリストのような扱いになってしまった

対立する陣営は一度滅んだ地球を再生した文化の遅れた地球
女王を君主として歴史や技術を継承した月に住むムーンレイス
主人公、ロラン・セアックは月から地球の再生を観測する為地球へ送られた少年
数年後、月は地球の再生がなされたと降下を決定し自らの地球の領土の権利を訴えた
ロランは数年の地球での生活から双方の立場を理解する最初の数少ない人物となる

{netabare} ~ 地球側と月、双方の利益は食い違い争いへ発展
地球側も古代のMSを発掘、抵抗し争いは加速する
ロランはその中でガンダムを駆使し地球側の戦力となるが
彼は自らムーンレイスである事を双方に伝え、地球と月の関係を想い
地球と月「争いを起こす者全てと戦う」と訴えた

魅力的なキャラが多く特に主人公が魅力的地球を一度滅ぼしたガンダムを駆り
性能と卓越した技術で争いを、殺さずMSを撤退させる事で場を収める事に奔走している
高い操縦技術は目立たないが、脅威的なMSと人物に「殺さずに倒せる相手ではない」
という発言から見てとれる
作中彼は不殺を志すも、人を殺める事になるがその描写も良い
最初の撃破は当てるつもりのない一撃、次に殺めた場面は撃破しないと被害が広がる為
その時一瞬戸惑うが多くを救うために業を背負う覚悟を数秒で決めこれを撃破している

MSは斬新なデザインで嫌煙されたが作中の素晴らしい動きで多くの視聴者が最終的に
動けばとても格好良いという評価を下した、他にザク等古いファンに嬉しい物もある

最終話エピローグは必見、最後のガンダムに相応しい出来になっている
ガンダムとして文句のつけようのない終わりを描いた素晴らしい作品となった{/netabare}

投稿 : 2012/08/27
閲覧 : 304
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kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

このガンダムヒゲついてるからカッコ悪いなぁという食わず嫌いをしていました。

宇宙世紀・Wガンダム・SEED・00・UCとガンダムシリーズにはとてもお世話になっていますが、このガンダムはなかなかみれなかった。


はっきり言おう、中々いい作品だった。


富野さんは、後日談を作るのがお上手です。

投稿 : 2012/08/20
閲覧 : 375
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3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがロボアニメのお兄さ~ん!!

他シリーズを知ってるとほんの少しだけニヤっとする部分がある

ストーリーに結構、政治的な部分があるので
観ていると、そこはもう攻めてしまえよーやっちゃえよー
とか思っても中々そうならない場面があるwww

一度、文明が滅びかけているので地球の科学技術は衰退しており、登場人物たちの手探り感あふれる行動や言動はかなり面白いです。

また、今までのガンダムとかなりメカデザインが変わっており人によっては拒否反応があるかもしれませんw

その分、人間ぽいというか何というか、動きが楽しいです。

個人的にはデザイン好きなんだけどねw

投稿 : 2012/08/04
閲覧 : 250
ネタバレ

カルビ犬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

見所はオープニングソング

このアニメは西城秀樹が主役です。

さて、物語は非常によかったと思います。
ですが、ガンダムの醍醐味である新機体が登場しないのが
ちょっと残念でした。

投稿 : 2012/07/19
閲覧 : 252
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system-∀99 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白いアニメです

このアニメはキャラクターを中心に見ると楽しめるかなと思います。いい意味でガンダムではありません。他の方も思われた方も多いでしょうが、ジブリみたいな感じです。ロボットアニメが苦手な方も見れる作品だとは思います。

追記

観なおしました。自分は遺跡編やディアナの月でのギンガナムとの衝突が好きです。特に遺跡編を観て本気でマチュピチュ行きたくなりました。いま、スペ語勉強中です。行けたらぜひ行きたいです。
余談ですがリリ嬢がとても好きですね。理由は、キエルやディアナの力量を認めたり、婚約者のグエンにも媚びることがなかったからです。それに政治的手腕も素晴らしく、グエンが裏切っても冷静な態度でいられるのはアニメですが本当にすごいと思いました。∀は女性の描き方がとてもうまい作品です。そこに注目してみるのも良いかと思います

投稿 : 2012/05/23
閲覧 : 285
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∀-ターンエーガンダムのストーリー・あらすじ

正暦2343年、月の民(ムーンレィス)の少年 ロラン・セアックは、「地球帰還作戦」の潜入調査員として北アメリア大陸に降下した。旅の途中、川で溺れているところをキエルとソシエのハイム姉妹に助けられた。鉱山を経営するハイム家は新興富裕階級に属し、当主の長女キエルはロランが憧れる月の女王ディアナ・ソレルにそっくりだった。ロランは姉妹の力添えでハイム家に雇われ、のちに機械好きを買われて自家用車の運転手に起用されるなど、地球人として平穏な日々を重ねた。2年後、ロランとソシエは、マウンテンサイクルでの成人式の儀式に参加していた。同じ頃、地球と月との2年間にわたる秘密交渉が決裂し、月の女王の軍(ディアナ・カウンター)が「地球帰還作戦」を開始。巨大MSで威圧するようなディアナ・カウンターに対し、地球のアメリア市民軍(ミリシャ)は複葉機や高射砲などの旧式装備で、果敢に郷土防衛戦をはじめた。この戦力差を理解していないミリシャの攻撃にいらだつディアナ・カウンターの一機(ポゥ少尉)は、発砲を禁じられていたにもかかわらず、強力な対艦ビーム砲を発射し、マウンテンサイクルに封印されている“黒歴史”の遺物「∀ガンダム」を目覚めさせてしまう。ロランはなりゆきから∀ガンダムのパイロットになり、地球と月の共存のために活躍する。(TVアニメ動画『∀-ターンエーガンダム』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1999年春アニメ
制作会社
サンライズ
公式サイト
www.gundam.channel.or.jp/
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E2%88%80%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0
主題歌
≪OP≫西城秀樹 『ターンAターン』、RAY-GUNS『CENTURY COLOR』≪ED≫谷村新司『AURA』、奥井亜紀『月の繭』、奥井亜紀『限りなき旅路』
挿入歌
大塚宗一郎『羽化』、Carla Vallet『ALFA and OMEGA』、西城秀樹『月下美人』、Maryanne Murray『Until』、大塚宗一郎『The song of a stone』

声優・キャラクター

朴璐美、高橋理恵子、村田秋乃、青羽剛、福山潤、渡辺久美子、稲田徹、小山剛志、子安武人、石丸博也

スタッフ

原作:矢立肇/富野由悠季、キャラクター原案:安田朗、 総監督:富野由悠季、企画:サンライズ、キャラクター設定:菱沼義仁、メカニカルデザイン:大河原邦男/シド・ミード/重田敦司/沙倉拓実、美術監督:池田繁美、色彩設計:笠森美代子、撮影監督:大神洋一、編集:山森重之/秋保宣宏/ジェイ・フィルム、音楽:菅野よう子、音響監督:鶴岡陽太、製作協力:ASATSU-DK/創通エージェンシー

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