たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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∀-ターンエーガンダムの感想・評価はどうでしたか?
たわし(爆豪) さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
fuzzy さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ASKA さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ガンダムシリーズの1つで、富野監督が総監督に就いています。
主人公は月の民「ムーンレイス」と呼ばれている種族で月出身のロランセアック。月のお姫様のディアナ様が地球に戻るということで前もって先遣部隊として地球に降り立つところから始まります。
主に地球側と月側の戦いを描いたガンダムで、戦うシーンよりは政治的に交渉したりのシーンが多かったです。
とりあえず、ほのぼのしたシーンが多かったガンダムでした。
カミタマン さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
2021/10/20 投稿
2021/12/19 キエルハイム演説リンク追加
【1999年放映の本作の今更の視聴動機】
なんと言っても「黒歴史」と言う言葉を生み出した作品だと言うことです。現在本当に普通に使われている言葉のような気がします。自分自身,たまに使います。であれば,由来となった作品を見ておくべきでしょう。アニメ等現代日本文化を語る上でのたしなみであると言えるかと勝手に思いました。例えるなら,「HiNative」で外国の方から「『黒歴史』という言葉について教えて下さい。」という質問が来たら,すかさず答えられるように。備えあれば憂い無しですw
【1~3話】
第1話 神回認定
冒頭,大気圏突入シーン。
典型的なガンダムの1シーン,大気圏突入の様子。
緊張を紛らすためか鼻歌を歌う搭乗員。鼻歌の選曲がこの後の世界観とマッチして秀逸。
着地の瞬間少しだけモビルスーツが描かれるが,以後ロボット物の要素全くなし。
20世紀初頭のアメリカの田舎を思わせる世界,南北戦争の頃の雰囲気もあるかも^^;
開始から20分程度BGM無し!鼻歌とお祭で人々が歌う歌のみ
ロランの地球での日常を描いただけの内容にもかかわらず,何故か惹き付けられる不思議な魅力。
20世紀に作られたガンダムシリーズという事を抜きにしても斬新な演出,
作画も丁寧かつ美しいです。
実は以前数話で脱落したのですが,何故脱落したのか謎です(笑)
あ!EDは自分としては相当残念です,曲も絵も・・・
曲はほとんど演歌に聞こえどちらかと言えば拒否反応が・・・
映像的にはロランのお尻見せられてもなぁ~
なので,なるべく急いで飛ばしますwあくまでも好みの問題ですが・・・
第2話
OPのヴォーカルは故西城秀樹氏,EDのように拒否反応を感じるほどでは無いですが・・・ちょっと苦手です^^;
ストーリーは相変わらず日常が続きます。まるで名作劇場!「愛の若草物語」が最近似作と感じられます。
そして成人式!晴れの日の高揚感が良く表されていると思います。
そして,またもや裸wロランとソシエ家の令嬢の裸多過ぎ^^;それこそ,別な意味で封印されて黒歴史化するのでは無いかとちょっと心配です。
終盤ついに戦闘が起こります。
何故戦闘が始まったのか良く分かりません??
2回ほど見直した結果,たぶん成人式の場面で町が燃えているのをロランが見た後,時間をちょっと遡っているのかなと思いました。ミリシャに対しポゥがビームを打ったシーンです。しかし,普通に見たら,町が燃えているのをロランが見て,ポゥ対ミリシャのシーンに切り替わり,再度ポゥがビームを発射したように見えるんですよねー・・・結論,何故戦いが始まったのか不明です。戦争の始まりなんてそんなもんなのかも知れません。
それにしても,ディアナカウンター側のモビルスーツのデザインはひどい・・・おもちゃを売る気はありませんね!さすが,富野監督(笑)
第3話
おそらく試練の回です。見ていると非常に精神的に不安定になってくるように感じる作画・・・正直言ってキツいです・・・黒歴史作画ですw一度脱落したのはこの回の絵が原因だったのかも知れません。
そして,たぶん,ここまで見落としてなければ,この回で初めて「黒歴史」という言葉が使われます。開始後10分くらいにジョゼフによって語られた「村の歴史,黒歴史に書いてある機械ってこれなのか?」これが初出と思われます。
表面的には,これで「黒歴史」について語ることはできますが,やはりたしなみとしては「ターンエーガンダム」の全体像についても押さえておきたいところです。
【ストーリーの骨格】
人類が生活するのに厳しい環境になった地球を離れ月に移住した人々の子孫(ムーンレイス)が2000年の時を経て地球に帰ろうとしたところ,帰還先には地球に残った人々の子孫が生活していたため,地球人(北アメリア人)とムーンレイスの軍事的衝突が起こり,戦いの連鎖に陥るというのが序盤の展開です。
これから真っ先に連想するのはシオニズムではないでしょうか?
遠い昔祖国を追われたユダヤ人が「約束の地」を目指す。
しかし,そこにはパレスチナ人(アラブ人)が暮らしている。
いろいろ端折って,中東戦争に至り現在まで戦いの連鎖は続いています。
そういえばシオニズムって英語表記でZionism
ジオン公国の初期の英語表記はZion Dukedom(途中で海外展開の都合でしょうかPrincipality of Zeonに変更されています)ジオン公国建国の思想をジオニズム(おそらく英語表記ではZionism)といいます。
そう考えると,ファーストガンダム初期の設定はスペースノイドが約束の地,地球に帰還しようとして,地球連邦政府との戦争になるという話だったのではないかと想像してしまいます。
しかし,その案は政治的な配慮によってボツになりジオン公国の名前だけが残ったと・・・勝手な妄想ですが・・・^^;
仮にそうだとすると,富野監督は20年前に断念したアイディアをガンダム20周年の機会に新たな作品として結実させたと言うことになるのではないでしょうか?なんかすごいなーって勝手にしみじみしちゃいます。
◆◆これ以降は長くなるので,全体視聴後印象に残ったことなどを中心に記述。◆◆
【統制のとれていない軍事組織】
この物語の随所で,軍事的組織の統制の取れていなさが目立ちます。先述のおそらくポゥの暴発によって開かれた戦端。停戦協定が徹底されない,ミリシャとディアナカウンター。ソシエ・ハイムやコレン・ナンダー,ギンガナム隊,その配下マヒロー隊もう各自勝手気ままに動き戦いを拡大させていきます^^;そういえば中盤くらいで誰かのセリフに,武力を持ってしまうと使いたくなってしまうと言った感じのセリフがありました。さらに,思い返せばファーストガンダムの幕開けも,偵察任務中のシャア配下のジオン兵が先走って連邦の試作モビルスーツを攻撃した事件でした。富野ガンダムが一貫して描いてきた物かも知れません。
【何かと突然】
いろんな事が前触れも無く突然起こります。
戦争
キエル・ハイムとディアナ・ソレルの入れ替わり
フィルのクーデター(そもそも彼はモブ的なキャラと思ってたwというか,その後舞台が移りほとんど登場しないのでやっぱりモブ?)
ギャバンのプロポーズ
グエンの心変わり
などなど忘れたけど,他にも「なんで?」と思う場面が多くありました。もうちょっと丁寧に説明してくれてもいいのでは?
【南北戦争化】
キエルの演説はファーストのギレンの演説の対極に位置する演説でした。
しかし,中盤以降フィルのクーデターにより,サンベルト共和国建国宣言が行われ,アメリア大陸を南北に分けての戦争になっていきました。シオニズム的な話から南北戦争への構図のシフトです。丁寧に建国宣言でフィルは「ムーンレイスの,ムーンレイスによる,ムーンレイスのための政治」という一節を演説に盛り込んでいました。できれば北部の指導者に言って欲しかったw以下どうでもいいことなので隠しておきます。{netabare}原文の解釈にも寄りますが自分としては"of the people"は「人民に由来する」という社会契約説を表していると考えるので,「人民」が「ムーンレイス」に置き換わると,意味的には破綻をきたすように思います。{/netabare}
【混迷】
中盤から終盤へ
戦闘勢力の枠組みがめまぐるしく変わり,正直言ってさっぱり分からなくなりました。自分がぼーっと見ていたせいかもしれませんが^^;
誰が味方で,誰が敵なのか?誰と誰が味方なのか?
{netabare}最終的にはディアナ・ソレルが味方で,グエン・ラインフォードが敵になっていて最初と逆転していましたw{/netabare}
【富野ガンダムの終着点】
{netabare}
本作は最終的にはターンエーとターンエックスが共に自らが作り出した繭に閉じ込められ強大な力が封印され,平和が訪れます。
強大な軍事力を手に入れた人類がその力に振り回され戦いの連鎖が起こった「黒歴史」としてのガンダムの世界の帰着点,象徴的な2体のモビルスーツの封印という,軍事力の不保持による,平和の獲得。日本国憲法の精神と完全に一致する,極めて日本的なメッセージと感じました。
遠い遠い未来の最終到達点,崇高な理想と言えると思います。
{/netabare}
【菅野よう子天才】
不覚にも今まで気がつかなかったのですが,この作品を見て菅野よう子は天才であると認識しました。
どんなジャンルにも,寄せていかにもそれっぽい曲を作っています。ほぼそれぞれのジャンルを代表するような風格を持った,傑作的な曲に仕上げています。例えば,カウボーイビバップの「TANK」なんかはJAZZのスタンダードにしか思えませんでした。逆にだからこそ,盗作疑惑がささやかれたりするのでしょうが・・・
同様にターンエーガンダムでも多くの優れた楽曲を提供しています。
個人的には
Until
THE Eternity Dance
ボーキサイト
の3曲が超気に入って,ダウンロードして毎日聞いています。
【その他諸々】
・ウォドムのデザインが異彩を放っていました。とにかくかっこ悪いだけでは無く,なぜか北斎や広重などの錦絵っぽい線のタッチや色彩を感じさせられました。勝手にそう感じていただけかもw
・21話「ディアナ奮戦」ディアナ・ソレルが野戦病院で奮闘する話はかなり好きでした。また,このエピソードのような戦闘では無く,戦争中の日々の生活を生き生きと描いた点がこの作品の良さのように思いました。
長々ととりとめなくなりました・・・いつもですが^^;
2021/12/19 追加部分
高橋理恵子さんによるディアナ・ソレル(キエル・ハイム)による「サンベルト共和国建国宣言」風SDGs全文朗読
https://withnews.jp/article/f0211217000qq000000000000000W0dy10501qq000023945A
nyaro さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ものすごいSF的な作り込みでした。過去の複数のガンダムとの連続性を発掘とナノマシンという設定でうまく処理しています。
原作(亡国のイージスの福井晴敏)にあったのかアニメで説明があったのか記憶にないですが、文明の発展度が故意に抑えられていて、第1次世界大戦の前くらい1900年ごろの文明の人間がモビルスーツを扱うという話になっています。ここが非常にSF的に面白かったです。デストピアものでもあります。
資本家または領主と労働者、農民、軍人たちなど様々な人々が丁寧に描写されており、興味深く、面白くこの物語世界が活き活きと描かれていました。
これら地球で暮らす人々がが、本人たちは真面目にやっているんでしょうが、圧倒的な文明度・戦力の差が理解できない部分などは、コミカルでもあり、滑稽でもあり、また、悲しくもありました。
月側の人間たち。こっちも高度に発展しているようで、実は地球と同じく進歩はしてないみたいですね。女王は冷凍睡眠を活用して超長命なのでしょうが、それも限界にきています。その女王サイドと武闘派の地球進出への思惑の差が物語の中心といえます。ただ、複雑な話ではないので、素直にストーリーを楽しめばいいでしょう。
ガンダムの特徴である戦争物における人の死、という要素もあるにはありますし、物語にも入ってきますが、主題の比重としては少し弱い気がします。
本作においてその代わりに、生きること=生活の中のガンダムという主題に転換していて、前半はここが大変面白くストーリーになっていて、新鮮な視点が生まれると思います。
黒歴史という言葉の語源にもなった、過去の地球のモビルスーツの歴史の終焉というか滅びの切っかけから、月、地球に分かれた人類の時を超えた邂逅がもたらす戦乱と、それを見守ってきた女王の戦い、そして、安らぎ。最終話は本当に文学的で素晴らしく、そして、悲しみというか、終焉というか、非常に心に残る作品でした。
ガンダムという概念はここで一回終わらせるべきなんだろうな、という感慨もありました。
美しいモビルスーツのデザイン。味のあるセリフ回し。古き良きアメリカの人々の暮らしと自然の風景。そんな舞台の中、少々デフォルメされて癖がある登場人物たちが、活き活きと活躍します。
SF設定、物語性、文学性、アニメの出来、OPED等々、総合的に考えると、ファーストよりも上、ガンダムシリーズNO1だと思っています。
絵の好みがわかれるでしょう。私も初見ではえっとなりましたが、見ていると物語の雰囲気にあって、段々その出来の良さが楽しめるようになりました。
ガンダムかどうかは考えなくてもいいです。物語として普通に面白いです。
ですが、ガンダムファンこそぜひ、ガンダムの行き着く未来の物語を体験してほしいです。なんと、シャイニングフィンガーもでてきます。
mumumu さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
剣道部 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
[文量→中盛り・内容→感想系]
【総括】
ガンダムです。ちゃんと、ガンダムです。
富野さんのガンダムが好きなら、キャラデザ&メカデザに負けず、視聴してみて下さい♪
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、人気のないを通り越し、下手すれば、ガンダムファンから憎まれてすらいる作品ですからね。
まずは、一般論から。
とりあえず、シド・ミードさんデザインのモビルスーツが不評で、それだけで視聴をやめている方も多いのでは?
個人的には、この作品のマイナス点は、①シリアス展開中に紛れ込む変なおふざけ。②あからさまな歴代ガンダムシリーズのオマージュ。③歴代ガンダムシリーズを全て「黒歴史」と位置付けた強引さ。
特に、③ですね。あれのせいで、なんか自分の好きなガンダムと嫌いなガンダムをいっしょくたにされて小馬鹿にされた感と、その後、どんなガンダム作品を観ても「結局逆Aにたどり着くんだね」という気分になってしまった。
むしろ、逆A自体が黒歴史ですよね(苦笑)
と、批判ばかりしていますが、評価は4、高評価なんです。
そういう、マイナスファクターを排したとき、逆Aという作品そのものは、意外とちゃんと「ガンダム」だからです。
牧歌的な地球人と先進的な月の民との対比や対立。ディアナの悲しき人生。徹底して描かれる人間の愚かさや反戦。
やはり富野さんが監督をやられているということが随所で伝わる作品です。
逆Aは、完全に人間の物語なんですよね。
実際、モビルスーツが活躍するシーンは、多分全作品で一番少ない。まるで、テレビドラマを観ているような面白さ。
そういう点では、むしろ最近のガンダムより、「ガンダム」だと思います。
ということで、ガンダムの歴史を踏まえず、仲間に入れないで、作品単体として眺められる方なら、結構楽しめますよ♪
{/netabare}
BLEU62 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
古い作品ですが楽しめました。
まさに機械人形。動きが可愛い。
haruto さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
kazz さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ゆきまつ さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
洗濯するガンダム、盆踊りするフラット、転がるカプルに萌えろ!
Zクァンタム さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
子供時代に∀ガンダムは苦手だったけど、大人になって観てみたらガンダム作品でもトップクラスに面白くて好き。∀ガンダム可愛い!
考え中(←名前です) さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:途中で断念した
ヒゲのせいで敬遠していた作品。
「黒歴史」の設定はそこそこ面白かったんですが、
色々と忙しかったせいか、いまいちハマれずに断念。
ただ、何度か見ているうちに、
意外と∀ガンダムは美しい(≠カッコイイ)と気づけました。
最後までヒゲ顔は嫌いなままでしたが。。。
そして谷村新司さんのEDが渋い。
でも、ガンダムである必要はあったのかなー?
nas さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ごる さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
キャポックちゃん さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
アニメで戦争を扱うのは難しい。アニメ画では戦闘の実態を表現しきれず、必然的に、戦争をドラマの舞台として利用するだけのケースが多くなる。壮絶な戦闘に駆り出される男性と、悲惨な境遇に苦悩する女性--こうしたドラマチックな物語を盛り上げようと利用するうち、クリエーターからすると、いつしか戦争が好ましいものに思えてくる…。
おそらく、『ターンエーガンダム』の作者(クレジットでは原作・総監督・絵コンテ)である富野由悠季にとって、この問題は深刻だったろう。ガンダムシリーズ第1作『機動戦士ガンダム』は、もともと戦争に巻き込まれた少年少女の逃避行という設定だったにもかかわらず、しだいにアムロやシャアがヒーローとして活躍するストーリーに変質していく。富野は、『Z』の主人公カミーユを精神崩壊させたり、『ZZ』で戯画的な語り口を採用したりと工夫を重ね、劇場版『逆襲のシャア』では戦略的な思惑によって遂行されたジェノサイドまで描くが、「好ましい戦争」という逆説を克服できたとは言いがたい。結局、『Vガン』というちょっと“壊れた”作品を発表した後、いったんガンダムから離れる。
『ターンエー』は、神話的な『ブレンパワード』を経て心の安寧を取り戻した富野が、久しぶりにガンダムに復帰した作品。「シリーズ20周年記念作品」らしさを願った経営陣の思いに反して、ヒーローものとは程遠い女性的な優しさにあふれている。
戦争は、決して英雄の活躍する場ではない。営々と続けられる人類史の中に刻まれた、ほんのひとときの過ちなのである。「戦争とは何か」という問いに真摯に向き合いつつ、戦争の始まる前から終わった後までを描ききった作品であり、『銀河英雄伝説(1988年版)』や『FLAG』などと並ぶ、戦争アニメの最高傑作と言いたい。
【物語】
舞台となるのは、人類絶滅の危機となった大戦争が終結してから長い年月(1000年とも1万年とも言われる)を経た世界。人間は、20世紀初頭の文明水準に後退した地球人と、より高度な文明を維持するムーンレイス(月の民)に分かれている。物語は、月の女王ディアナが地球への帰還を発案したことから転がり始める。
もっとも、冒頭の何話かは、富野の調子が出なかったのか、ストーリーはギクシャクし登場人物が無意味に裸になるなど、演出にブレが見られる。面白くなるのは、ディアナ本人が地球に降り立って以降であり、紛れもない傑作であることが明らかになるのは、第10話あたりから。
当初の計画によると、ムーンレイスは、地球に残る広大な未利用地を借り受けて生活圏を築くつもりだった。しかし、地球人の間では、自分たちより遥かに高度な文明を有する民族の移住に不安が高まる。ムーンレイスにも、地球人に対する抜きがたい差別意識があり、両者の反発が強まる中、偶発的な事件を機に戦端が開かれる。誰も望んでいないにもかかわらず、歴史の歯車が無慈悲にかみ合って戦争が始まる過程は、世界の現実を思い起こさせる。
【何が描かれるか】
「ガンダム20周年企画」だったことから、これまでに登場したキャラを結集して決戦を行うという案もあったようだが、富野はこれをきっぱりとはね付けた。『ターンエー』で描かれるのは、地球連邦とジオン公国のような大国同士の戦争ではなく、あくまで偶発的な局地戦である。しかし、それでも一つの街が壊滅し、核兵器の恐怖が迫る。個々の戦闘が小さなエピソードでしかない大戦争の物語とは異なり、個人の生活が破壊される苦悩と、そこから立ち直ろうとする人々の力強さがリアルに(生々しく/生き生きと)描写される。
多くの人が戦闘回避に尽力するため、他のガンダム作品に比べて『ターンエー』のバトルシーンは少ない。散発的に起きる戦いは、MS(モビルスーツ)同士の泥臭いどつきあいが繰り返される無様なものであり、多くのロボットアニメのようにカッコよくない。そこに作者・富野の思いを感じ取れるかどうかが、この作品の評価を分けるポイントだろう。
本作の最大の魅力は、戦闘シーンではなく人間の描写にある。特に、二人のヒロイン・ディアナとキエルは、いつまでも心に残る。
{netabare} 地球の有力者の娘キエル・ハイムは、なぜか月の女王ディアナ・ソレルと瓜二つであり、戯れに服を交換し相手になりすましている最中に戦闘が始まる。こうして、相手の立場から戦争を見つめるという新たな視点が生まれた。自分のせいで犠牲となった男の墓前に娘として跪く月の女王は、死者にどんな言葉を掛けるのか(第10話)、あるいは、敵国の女王として建国宣言をする立場に置かれた地球の娘は、昂揚する兵士を前に何を語るのか(第18話)--こうした言葉を真剣に受け止めるならば、このアニメの持つ底知れぬ魅力が感じられるはずだ。
興味深いのは、当初は懸命に互いの真似をしていたディアナとキエルが、まるで相手と溶け合うかのように、しだいに演技を超越し統一された人格になっていくところ。地球人とムーンレイスという民族の差違が、自然と消え去るのである。『ターンエー』とはディアナとキエルの成長物語であり、彼女たちの軌跡を軸として捉えると、作品の構造が実に単純明快だとわかる。 {/netabare}
【セクシュアリティ】
『ターンエー』は、「男が英雄として戦闘に赴き、女が悲惨な環境にじっと耐える」といった、類型的な性役割を前提とする安直な物語ではない。そのことを最も明確に表すのが、主人公ロランのセクシュアリティである。
作品の構想を練っていた富野は、ガンダム・パイロットを英雄にしない方法をあれこれと考えるうちに、主人公のロランが時にローラと呼ばれる女性として登場する展開を思いつく。そこで、ライターの一人に具体的なストーリー作りを頼んだところ、バイオテクノロジーを使って性転換するという話を提案してきたため、激怒する。「…セックスをコントロールできるという物語をやってしまったら、身勝手なセックス志向を喚起するだけで、病人をつくるだけだ。オスメスが同居するという怪しさをのみこんでしまう人間、そういう人々の暮らしというのは、本来われわれが共有していたものであるはずなんだ。…(中略)…同性愛もあって当然、だから、人間というのは、怪しくも楽しい生物なんじゃないのか」(『ターンエーの癒し』(富野由悠季著、ハルキ文庫)p.21)。
ロランが女性的な心優しいキャラ(ガンダムの男性主人公としては初めて女性が声を当てた)で、彼に同性愛的な好意を示す男性が現れるのも、「男性原理に支配された戦争」というありきたりなイメージを覆すための意図的な作劇術である。
実際、『ターンエー』では、しばしば女性の方が好戦的である。特にサブヒロインの立場にあるソシエは、可能な限り戦闘を回避しようとするロランよりも遥かに積極的に戦う。こうした性格の違いは、最後まで二人の関係に影を落とす。
型にはまった男性性・女性性の否定は、脇役にまで徹底される。「泣き虫」ポゥは、巨大MSを操る攻撃的で有能な女性士官でありながら、戦闘中にミスを犯しては泣き、敬愛する上官から叱責されては泣く。第31話で、体調を崩したポゥがハリー大尉から口移しで薬を飲まされた際、あまりの苦さに滑稽なほど狼狽する姿が可愛い。女性ジャーナリストとして戦争の真実を冷静に見据えるフランと、男らしく彼女を守ろうと粋がりすぎて失敗するジョゼフも、男女の役割が逆転する『ターンエー』に相応しいキャラだ。
型どおりの行動パターンではないため、人生体験の乏しい子供にはわかりにくいストーリーだろうが、逆に大人の女性には好まれる。
男女関係が曖昧になる中で、ただ一人はっきりと恋愛感情を表に出すのが、キエルである。 {netabare}第38話で、突如それまでの冷静さをかなぐり捨てて愛を語り出すシーンの、何と美しいことか。テレビアニメで描かれた最も感動的な告白である。 {/netabare}
【MSデザイン】
放送当初からMSのデザインがダサいと酷評されたが、このデザインには富野が意志が反映されている。
ガンダムをはじめ、巨大ロボットをフィーチャーするアニメでは、舞台が地上であろうと宇宙であろうと、ほぼ同サイズの二足歩行ロボットばかりが登場する。これは、工学的な機能性を無視し、ロボット同士に肉弾戦を行わせることを想定したデザインである。富野は、こうした便宜的なやり方を反省し、あえて日本アニメに疎いデザイナーを起用したのだろう。
MSのデザインを担当したシド・ミードは、もともと工業製品を紹介するカタログのイラストで人気を得たデザイナーであり、現実の製品から少し乖離した近未来的なビジョンを提示する。そのセンスに感銘を受けたリドリー・スコットが、映画『ブレードランナー』の世界観を具現するために抜擢、以後、『2010年』『エイリアン2』『ショート・サーキット』などで各種デザインを担当した。2019年には大規模な「シド・ミード展」が東京で開催され、改めて多くの人に感銘を与えた(私もその一人)。
ミードのデザインは、工学的な実現可能性とSF的な斬新さを併せ持つ。『ターンエー』では、用途に応じて大きさや外見が全く異なるMSが登場するが、単にアイキャッチ効果を狙ったものではない。巨大な体躯を支えるための現実的な工夫が脚部を中心に施されており、工学の知識に裏打ちされていることがわかる。後年のMSには、フリーダムガンダムなどやたら突起物の付いたものが目立つが、工学的には邪魔なだけの過剰装飾であり、本作のように工学的な観点からデザインされた方が好ましく感じられる(もっとも、∀ガンダムの“ヒゲ”には、私も最後まで馴染めなかったが)。
【最終回の意味】
『ターンエー』の感動は、最終回で頂点に達する。
{netabare} 『ターンエー』をどのように落着させるかについては、放送が始まってから半年近く経った1999年9月のミーティングで検討されたという。この時点では、途中のストーリー展開に未定の部分が多く、ミードの提案によるターンXのデザインについての説明などが中心になったようだが、後半には、実際に最終第50話の脚本を執筆した浅川美也をはじめ、出席したライターが意見を出し合った。ガンダムを戦争ものとして捉えると、対立勢力がどう動くかを巡って、さまざまな決着の仕方が考えられる。しかし、富野によれば、ディアナとロランの関係性を見据えた彼の腹案を、全員が承認したそうだ(『ターンエーの癒し』p.187-)。その上で、キエル、ハリー、ソシエら他のキャラの帰趨が熟考され、ラストの大筋が決定された。
最終回のシナリオが出来上がりかけた頃、菅野よう子から『月の繭』が届けられる(『ターンエーの癒し』p.202)。曲の素晴らしさに感銘を受けた富野は、予定を変更して台詞を大幅に減らすことにした。第41話から、それまでBGMとして使われていた『月の繭』をエンディングに採用、これが布石となり、第50話の終盤では、曲がフルサイズでゆったりと流れる中、ほとんど台詞のない映像によって後日譚が綴られていく。戦争がどのように始まるかを緊迫した調子で語った序盤と照応させるべく、戦争が終わった後の情景を淡々と描くのである。残された台詞をどこに配置するかが改めて検討され、「ディアナ・ソレル、また皆様とともに、ここにおいていただきます」という重要な台詞が、あるべき場所にすっきりと収まった。
そして、最終カットでロランが発する一言。さりげないようで、その思いが切々と伝わり、『ターンエー』の世界に没入していた視聴者に、文字通り圧倒的な感動を与えてくれる。 {/netabare}
ずんびー さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
絵柄と雰囲気に騙されているが結局はいつもの富野作品だった
キャラクターは設定と状況しかしゃべらないため人間に見えない
物語りは軸が無く中盤からぐにゃぐにゃになっていく
収集がつかないためぽっとラスボスを出してそいつを倒す(もしくは大虐殺)
なんとなく名作扱いされてるが正直みる価値はない
ターンエーのデザインについてかっこいいかどうかの議論があるが
別の視点から語りたい
せっかく工業デザイナーのシドミードがデザインしたんだから
工業用ロボットを戦闘用に転用したくらいの設定なら
味のあるガンダムくらいに納まったんじゃないだろうか
どうみても地球文明を無に返すような超性能ロボットではない
というか七色の羽がでるのははっきり言ってくそださい
まあこれについては事情があったのかもしれないが
設定だけ先行して中身が伴わないいつもの富野作品だ
ゆに さんの感想・評価
4.3
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ガンダム含むMSは付属品
物語の内容と人間関係の描写とか神だと思うんですけど!!
あくまでも個人的にね!!
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ガンダム作品で2番目に好きなのがこの作品。
まず、舞台設定が素晴らしい。
今までのガンダムにはない全く新しい舞台だった。
それによって、素晴らしい情景描写が生まれた。
また、戦闘よりも政治的ななシーンが多いためゆったりと濃い物語が進む。
それでも最後はしっかりとまとめてあり感動もする。
音楽面は、菅野よう子のため文句なし。
ガンダム作品(宇宙世紀とこれ以前のアナザー)をそこそこ観てないと理解できない部分があるためそれから観て欲しい。
けいたろう さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
感想でありがちな「このキャラが良い」や「ストーリーが凄い」という感想より『雰囲気が好き』と答えたくなるアニメだと思う!
キャラデザインは非常に個性に溢れている。またストーリーもガンダムらしい感情の移り変りの描写など、観るものを魅了する要素は多い。
しかし自分はそれ以上に独特な雰囲気が一番優れていると思った。
セリフの言い回し、すっとんきょうなキャラ、シュールな笑い。
正直、見入ってしまうアニメではないが、 見終わった後は小説を読み終った後の高揚感や消失感が一気にくる。
とても不思議なアニメです。
なにが良かったのか?面白いのか?と問われると 『雰囲気!』って答える以外に感想が出てきません。
しかし素晴らしい作品であることは断言できます。
ゆるーくアニメを見たい方には是非ご覧下さい!
貯金魚(ω・ミэ ) さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
二足歩行したくない さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「全て」を意味する∀の記号を冠したガンダム。
その名の通り、本作は宇宙世紀やアナザーガンダム、またそれ以外の、今現在制作されていないガンダム作品も含めて「全て」のガンダムの終着点として作成されたガンダムで、幾多にも繰り返される宇宙戦争の歴史が過ぎ去ったさらなる未来という設定になっています。
作中では、過去の悲惨な歴史を黒歴史と称して封印しており、甚大な被害を被った黒歴史最後の悲劇からさらに数千年かかって人類がある程度の生活レベルを取り戻した時代とされています。
ストーリーは、基本的に地球に入植したい月の人々(ムーンレイス)と、地球人との戦いの話になっています。
月の女王であるディアナ・ソレルは、終始話し合いによる平和的解決を望んでいて、技術に劣る地球人も会談に応じる用意があったのですが、早まった兵が地球上にあるノックスの街を襲撃し、地球の兵(ミリシャ)と交戦状態となってしまう。
戦闘を仕掛けてはならないという命令が出ているのですが、復讐のため、防衛のため、あるいは単純に敵を撃滅すれば全て丸く収まるという考えを持ってしまったがために戦いが勃発する。
主人公は地球先行潜入員として地球に降り立っていたムーンレイスの少年、ロラン・セアック。
成人式の夜、その儀式の最中に街が襲われ、崩れ落ちた神像「ホワイトドール」の中から現れた機械人形に乗り込み、ムーンレイスを撃退したことから以降、ホワイトドール(∀ガンダム)を操り戦うことになります。
序盤は傍から見るといくらでも穏便に解決する方法があるのではないかと思いながらも、一部の身勝手な人の振る舞いから争いが泥沼化する様子に悲しみを感じるシーンが多かったように思いました。
過去のガンダム作品とは異なり、牧歌的で穏やかな雰囲気を持つ作品です。
本格的な戦闘は後期になってからで、序盤から中盤までは話の中心は戦闘ではなく、政治的な駆け引きや街の人の話が中心となっています。
遙か未来の設定ながら地球の技術レベルは産業革命後あたりがモデルになっており、月からの脅威に対し、マウンテンサイクルから発掘した黒歴史の遺産である機械人形を持って対抗します。
つまり地球軍はモビルスーツを開発せず、発掘された宇宙世紀のザク、カプール、そして∀ガンダムが地球軍側の主力モビルスーツとなっています。
主役機の∀ガンダムは、ヒゲのようなブレードアンテナを備え、股間に搭乗口があるという、それまでのガンダムとは異質なデザインになっています。
ガンダムのみではなく、新規のモビルスーツに関してはそれまでのモビルスーツデザインとは違った雰囲気を持っていて、好き嫌いは分かれるところだと思います。
本作のモビルスーツデザインはシド・ミードという外国人デザイナーが行っており、モビルスーツデザインには賛否がありますが、個人的には性能よりもインパクトがあるデザインが好きなので、本作のモビルスーツは見分けがつきやすくて良いと思いました。
また、確かにヒゲでハゲで股間が搭乗口の奇抜なデザインとは思いますが、本作の雰囲気にはピッタリの素敵なデザインかと、私的には思います。
その後出てくるターンXはもっとガンダムらしくなく、こちらはデザイン含めいまいちな印象です。
別談ですが、∀のライバル機だから∃(ターンイー)ガンダムにすれば良かったのでは、と思ったり。
初期OPが西城秀樹、EDが谷村新司で、音楽が菅野よう子だったり、色んな意味で異質なガンダム作品です。
ストーリーはあまり起伏がないながらも、全50話最初から最後まで楽しく見終えることができました。
過去のガンダムは見なくても話はわかりますが、全作品とは言わずともある程度見ておいたほうが楽しめると思います。
hcdNV25310 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ガンダムとしてよりもアニメとして高評価
相変わらず富野節炸裂。
デザインが洒落てる。ホントに渋い。
いままでのガンダムのデザインもカッコイイがそんなデザインにモーいい加減辟易としていところもあった。
これをダサいなんて「うそだろ」∑(゜△゜;)
と耳を疑う。
例えるといつまでNorth Faceをかっこいいと勘違いし続けるのかと。
いつか時代はおいつくだろうが。
ターンエーもカプルもホントに洒落てる。
独創性は重要。湯浅政明も最高だが、こちらも、負けず劣らず最高。
ストーリーはファーストを除くと間違いなくNO.1です。
世界観は世界名作劇場です。
宇宙世紀の話を、反映しているのはガンダム好きにとってはありがたいが、見たことがない方は「?」となるシーンもあるだろう。
1994 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
皆さんご存知の通り、ガンダムはダサいし、昨今のガンダム作品のようなカッコイイ戦闘シーンは皆無です。
むしろ、ムーンレイスの方々のファッションセンスやレット隊のダンス(月の魂)などある意味笑える部分が多いです笑
この作品は、具体的にここが好きというより、雰囲気が自分に合うかどうかだと思います。
とりあえず1話見て、面白いなと思えれば流れで最後まで見れると思います。
ワドルディ隊員 さんの感想・評価
4.7
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
このアニメは、「機動戦士ガンダム」などで
非常に有名な富野監督が制作した作品の一つである。
「白富野」作品の一つとして、あげられることが多い。
※思い入れが強すぎる上に、支離滅裂なレビュー
になるかもしれないが、暇つぶし程度に
見てもらえるとありがたい。
このアニメは、他のガンダム作品と比較すると
相違点が多い印象を受ける。
特徴をいくつか示す。
まず、目につくのは独特なデザインをしたMS。
シド・ミード氏が担当しているためだ。
実際の所、私も∀ガンダムのデザインには最初、拒否反応を
示しており好みではなかったが、アニメやゲームを通じて
認識が変わっていった。今では、私にとって大好きな
MSの一つである。
世界観に関しても、他のガンダム作品とは少し異質な
物になっている。他のアニメに例えるなら、ジブリ物
が一番近いような気がする。
こういった理由から、ガンダム入門としては
オススメしづらい作品だ。
出来れば、宇宙世紀ものを数本、アナザーガンダムものを
数本見てから視聴することを推奨する。
死人がたくさん出たり、残酷な過激描写といったことは
ほとんどないため、安心して見られる作りになっている。
これに関しては、Vガンダムの次に制作された
ブレンパワードを見ればわかると思う。
主人公ロランは、ガンダム作品の主人公の中でも
とても好きなキャラクターだ。
戦闘においては、基本的に不殺の精神で戦っているが
いざという時は、覚悟を決めるタイプ。
性格も、一癖も二癖もあるようなものでなく素直だ。
他の富野作品でもそうだが、戦闘シーンにおいては
目を見張るものがある。カメラワークと相まって
引き込まれるほどの出来だ。また、劇中で使用
される曲が素晴らしいものが多い。誠に感服した。
序盤から中盤にかけてテンポが悪いと感じた。
個人的には、15話あたりからが盛り上がるなと思ったので
何事においてもテンポ重視な人は視聴しないほうがいい。
後、ディアナがあまり好きではない。
私としては、彼女の行動により火種を生み出しているのでは
ないかと感じてしまうのだ。気持ちはよくわかるのだが、
それで戦争が悪化しているという自覚を早めに持ってほしかった。
ディアナは、ムーンレィスの中でもアイドルとしても民衆から
支持される立場なのだから、慎重に行動して頂きたい。
私の一番好きなキャラクターがギム・ギンガナムである
という点も大きいが。
ここでは私だけかもしれないが、∀ガンダムの中では
ギム・ギンガナムが一番好きだ。というか、他のガンダム作品
のキャラと比較しても一番好きな人物だ。
ゲームを通じてから、このアニメを
見たのだが、その熱は冷えることはなかった。むしろ加熱した。
自分でも驚いている。軽くギム・ギンガナムについて触れておこう。
ギム・ギンガナムは、ムーンレィス出身の武士である。常に刀を
常備している上に髪型も歌舞伎を意識したかのような異質なもの
であるため、一目見ただけですぐに気づくはずだ。実は、とても冷静な
判断ができる指揮官としても優秀な人物だ。
見た目からでは判断しづらいが。ゲームとはイメージが全く
異なるため、ゲームを通じて∀ガンダムを見ようと試みている
ギンガナム好きは注意しよう。
(恐らく)一番好きな理由は、なんといっても名言の多さ。
例をいくつか示す。
「マニュアル通りにやっていますというのはアホの言うことだ」
「戦場でなぁ、恋人や女房の名前を呼ぶ時というのはなぁ、
瀕死の兵隊が甘ったれて言うセリフなんだよ!」
有名なのは「オ・ノーレ!」。名言キャラが好きな方なら
ハマっても不思議ではない。
あ、後彼が使用するMS、ターンXも一番好きな機体だ。
左右非対称の独特なシルエットが大きな特徴である。
また、四肢が分離可能で、オールレンジ攻撃ができたり
シャイニングフィンガーを持っている等非常に個性的なMSだ。
シャイニングフィンガーに関しては、Gガンダムに出てくる
シャイニングガンダムの必殺技から引用している。
分かる人ならすぐにピンとくるだろう。
個人的には、傑作といっても過言ではないと感じるほど
とても面白かった。∀ガンダム以外のガンダム作品を
網羅してきた方には是非見て頂きたい作品だ。
狗が身 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
REI さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ターンAは物語は面白いって評判は前から聞いていたんですが、
放送当時はターンAのデザインがどうしても好きになれず避けてました(^_^;)
今回、初めてちゃんと観ました面白かったです( ´∀`)
ガンダムシリーズではほのぼの系に入るんじゃないでしょうか・・・
ロランの性格も好き
私みたいにデザインが嫌いだから観なかったっていう人は是非!
全てのアニメ制作者に感謝を!
退会済のユーザー さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
DVDで全話鑑賞したガンダム。
いわゆるドンパチや明らか感動を売りにしていない、
セリフも所々ぎこちない。
ストーリーも突飛な展開をすることもあれば、
間延びしそのまま停滞することもある
好き嫌いどころか、好きな人しか見続けられない。
富野ガンダムの中でも異質な存在。
ちなみに某アニゲラでは
「ユニバース!」はみんなの合言葉。
∀-ターンエーガンダムのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
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∀-ターンエーガンダムのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
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正暦2343年、月の民(ムーンレィス)の少年 ロラン・セアックは、「地球帰還作戦」の潜入調査員として北アメリア大陸に降下した。旅の途中、川で溺れているところをキエルとソシエのハイム姉妹に助けられた。鉱山を経営するハイム家は新興富裕階級に属し、当主の長女キエルはロランが憧れる月の女王ディアナ・ソレルにそっくりだった。ロランは姉妹の力添えでハイム家に雇われ、のちに機械好きを買われて自家用車の運転手に起用されるなど、地球人として平穏な日々を重ねた。2年後、ロランとソシエは、マウンテンサイクルでの成人式の儀式に参加していた。同じ頃、地球と月との2年間にわたる秘密交渉が決裂し、月の女王の軍(ディアナ・カウンター)が「地球帰還作戦」を開始。巨大MSで威圧するようなディアナ・カウンターに対し、地球のアメリア市民軍(ミリシャ)は複葉機や高射砲などの旧式装備で、果敢に郷土防衛戦をはじめた。この戦力差を理解していないミリシャの攻撃にいらだつディアナ・カウンターの一機(ポゥ少尉)は、発砲を禁じられていたにもかかわらず、強力な対艦ビーム砲を発射し、マウンテンサイクルに封印されている“黒歴史”の遺物「∀ガンダム」を目覚めさせてしまう。ロランはなりゆきから∀ガンダムのパイロットになり、地球と月の共存のために活躍する。(TVアニメ動画『∀-ターンエーガンダム』のwikipedia・公式サイト等参照)
朴璐美、高橋理恵子、村田秋乃、青羽剛、福山潤、渡辺久美子、稲田徹、小山剛志、子安武人、石丸博也
原作:矢立肇/富野由悠季、キャラクター原案:安田朗、 総監督:富野由悠季、企画:サンライズ、キャラクター設定:菱沼義仁、メカニカルデザイン:大河原邦男/シド・ミード/重田敦司/沙倉拓実、美術監督:池田繁美、色彩設計:笠森美代子、撮影監督:大神洋一、編集:山森重之/秋保宣宏/ジェイ・フィルム、音楽:菅野よう子、音響監督:鶴岡陽太、製作協力:ASATSU-DK/創通エージェンシー
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