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「超合体魔術ロボ ギンガイザー(TVアニメ動画)」

総合得点
59.3
感想・評価
11
棚に入れた
33
ランキング
6315
★★★★☆ 3.4 (11)
物語
3.3
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.4

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超合体魔術ロボ ギンガイザーの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

駄作ネタアニメ扱いされがちだけど、自分は大好き

魔術というか奇術風味なロボットアニメ。コミカル寄り。全26話だが未放送2話含めて28話。
※作品データベース様より転載

【良い点】
トランプ投擲とかのサーカスの奇術要素満載なロボットアニメ、という珍妙な独自性。
合体して丸鋸になって突進する必殺技の「超常スマッシュ」のシュールな絵面と勢いあり。

作風がコミカルで明るいのが一番の特長。見ていて素直に楽しいアニメ。
適度に熱血だがお調子者な主人公ゴローを中心に、キャラ間の掛け合いのテンポや雰囲気が良い。
敵のサゾリオン帝国は割とえげつない作戦もやるが、ゴローたちが人命救助に余念が無く、モブやゲストに犠牲がほぼ出ない。
(見た限り犠牲者ゼロ?)
サゾリオンたちも仲は良くないが、どこかコミカルで憎めない印象。
3話で敵に改造された生物を助けようとしたり、この時代のロボットアニメとしては非常に優しい作風で安心して見ていられる。
それでいて適度にハラハラさせるバランスも良い、しかし不快な展開は皆無。

ラスト2話を除き1話完結で、1話1話の脚本が安定して良質。全26話つまらない回が1話も無かった。
ロードムービー形式で毎話ゲストキャラと交流していく、ゲストキャラの個性やドラマが軒並み良い。
1話だけのゲストキャラも丁寧に描かれている。
例えば24話の汽車の機関士が妊婦を咄嗟に庇うさりげないシーンから、彼の人となりが伝わる。
4話の伝統を若者に軽んじられる孤独な老人の話や、5話の厳しい母親の愛と臆病な兄弟の勇気、9話のサメと少年の感動話など。
13話の船長の誇りなど、他にも親と子に絡む良回が多かった。
ゲストに可愛い女の子多くて意外に強かったり(12話モモコちゃん)、15話ゲストの老僧が強くてサゾリオン圧倒したりするのも笑える。
16話鵜飼、20話闘牛(土佐式)など、地元に根差した風俗や行事を題材にしたネタ多く、これに可愛いゲストヒロインが絡む。
メインキャラとゲストとの交流劇も良い、21話のトラジローと肝っ玉おばさんの疑似母子ドラマは結構泣かせる。

個別回では13話と24話、ラストの25、26話が特に良い。
13話は非常にテンポ良く前半10数分で事件解決から戦闘に移行、船長の職業人としての誇り、船長を免責する配慮も忘れない。
24話の暴走汽車もスピーディーでハラハラさせつつ、ゲストの機関士の魅力も出せている。
ラストの前後編の大ピンチと盛り上がりは申し分なし。
ラストは打ち切りぽさは否めないが、後味は悪くない。18話でゴート博士と敵ボスのカインダークの因縁は出しているので納得感。

作画は酷いと言われるが、致命的に不快なシーンは特に感じなかった。女の子は地味ではあるが可愛い。
戦闘シーンはやたら爆発バンクに頼るなど雑ではあるが、ノリは嫌いではない。
戦闘もトゲバットなど笑える武器が多くてコミカルな一方、8話や10話など真面目に戦うシーンの盛り上がりは申し分ない。
特に1戦闘で3回も超常スマッシュ仕掛ける10話は名バトル。ネタにされがち(と思われる)超常スマッシュ、普通にカッコ良いと思った。
ささきいさお氏のOP「超常スマッシュ!ギンガイザー」も分かり易くノリノリで聴いているだけで楽しい。
戦闘シーンも分かり易く盛り上げていた。

【悪い点】
敵のキャラ配置が勇者ライディーンなどの過去作と代り映えがしない。
敵のドラマ性はほぼ無かった。

全編通したストーリー性は乏しい。
敵が一時撤退して終了という打ち切りラストも惜しい。
ゴローたちを支援する組織とか終盤唐突に出てくる、打ち切られてなければここから見せ場だったのだろうか…

主要キャラ間の関係は良好ながら、掘り下げや交流は深くはない。
22話登場のゴローの父とのエピソードもあんまり掘り下げられなかった。
ゴード博士とカインダークの因縁など、掘り下げないまま終わったのは惜しい。
ゲストたちも良キャラ揃いなので、1話使い切りも勿体ない。
もう少し尺があれば、クライマックスで再登場も見込めたかも。

モブサゾリオンには結構な犠牲が出ているような…
コミカルでやさしい作風なら、モブサゾリオンにも配慮してくれれば尚良かった。

作画水準はやはりイマイチ。

【総合評価】8点
シリアスなロボットアニメが主流となる時代にあって、明るく楽しい路線を貫いた貴重な娯楽アニメ。
迷作駄作扱いされている模様だけど、普通以上に面白かった。
同時期の「超電磁マシーン ボルテスV」や「無敵超人ザンボット3」みたいな名作の類ではないけれど、
娯楽ロボットアニメとしてはめっちゃ面白い。
1話1話の面白さ的には同年の「ヤッターマン」を凌駕していた。
自分的に、怪作とすら思わない。普通に良作。
2020年最新アニメと並行視聴していて、2020年アニメと混ぜても割と上位に来るくらい面白かった。
評価は打ち切りが惜しまれる点を差し引いても、良い寄りの「とても良い」

【余談】
ニコニコ動画でも無料配信の機会が何度かあった模様。自分は見ておらず、最近初視聴したところ。

「キャンディ・キャンディ」のアンソニーに続いて、2番目の井上和彦氏の主演作品の模様。

13話で将軍ガバーラが「汚名挽回」発言をしている。
井上和彦氏のZガンダムのジェリドに先駆けての汚名挽回だなぁ…と。
この「汚名挽回」は別にジェリドの専売特許ではなく、当時のアニメでは結構使用例がある模様。
なんか昔は誤用ではなかった説もあるらしい。

投稿 : 2023/05/29
閲覧 : 99
サンキュー:

1

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

主人公が坊主だったはず、、、

この作品の記憶は、土曜の7時からしていた事。
また、マジック(魔術)をイメージしており
それに関連つけてか、トランプのスペードや
ハート等の意匠が施されていた事ですね。
更に地球を守る防衛チーム(名前はなんと超常魔術団)は
サーカス付きの遊園地というすざまじい設定。

また、主人公が戦う目的は
悪を倒すというより、絶大なる力を持つ
魔玉を手に入れる事。
でも、この魔玉自体は敵が本来作った物だったはず、、、

投稿 : 2014/08/21
閲覧 : 510
サンキュー:

2

きききき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

突っ込みどころ満載のカルトアニメ

・主人公が視聴者に向かって自己紹介
・津波で溺れた子どもたちを無感情に見つめる主人公
・道路がどう見ても滑走路なみに広い
・味方サイドのゴードー博士がどう見ても悪役
・爆発シーンがしつこい。5秒以上あるのが日常茶飯事
・モブにもきちんと名前テロップがあるが サゾリオン兵士(その他大勢)と表記されている
・敵が呪文を唱えて怪獣を生み出す。明らかにライディーン
・トランプを飛ばして攻撃する技があるのだが、絵柄が全てスペード(絵柄が4種類ある場面もある)
・ロボットデザインが全体的にダサい
・ロボット同士が合体するとさらにダサくなる
・その唯一の攻撃方法が剣とマルノコを持って体当たり 
・作画が時代を考慮しても悪い
・戦闘シーンも単調
・敵がギンガイザーの実力を認めて帰っちゃう

チャー研にはおよばないが、このアニメも結構アレだった

投稿 : 2013/12/29
閲覧 : 825
サンキュー:

3

とおる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2024/09/12
閲覧 : 5

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/30
閲覧 : 61

バットバス さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 1.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/11/26
閲覧 : 64

ルカ☆ルカ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

投稿 : 2021/09/20
閲覧 : 50

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/01/10
閲覧 : 49

ASKA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観たい

投稿 : 2019/10/03
閲覧 : 104

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超合体魔術ロボ ギンガイザーのストーリー・あらすじ

絶大な力を持つと言われるアンターレス大魔玉をめぐり、ゴローたちがサゾリオン帝国と戦う。前企画「ブロッカー軍団IVマシーンブラスター」と同じく、日本アニメーションの「預かり」という立場で葦プロダクションが実制作を受け持った。奇抜な合体をするギンガイザーや、これが初主演となる井上和彦の若々しい演技などが印象に残る。第1話の主人公の初登場シーンでの特徴的な演出や26話でのいささか中途半端とも思えるファイアークラッシャーの演出は視聴者に強い印象を残し、山本弘はこの第1話と26話について後年、雑誌誌上で紹介している。最終回では、ギンガイザーの新必殺技を目の当たりにしたカインダークたちが彼らの実力を認め地球から去っていった。(TVアニメ動画『超合体魔術ロボ ギンガイザー』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1977年春アニメ

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