マーティ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
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空の境界 第四章 伽藍の洞[ガランノドウ]の感想・評価はどうでしたか?
マーティ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
二足歩行したくない さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
空の境界 第四章。
45分強ほどと、比較的短いです。
ただ、第二章 殺人考察(前)では二面あった式の人格が1つになった理由や、式の特殊な力、それに目覚めた経緯、能力を受け入れた経緯や蒼崎橙子との出会いについて描かれていて、全体のポジションとして重要な一作だと思います。
時系列でいうと殺人考察(前)より数ヶ月後であり続く話、第一章 俯瞰風景や第三章 痛覚残留は、本作より後の話になります。
交通事故により病院に緊急搬送され、そのまま昏睡状態に陥った両儀式は、奇跡的に意識を取り戻す。
ただ、彼女の見える世界には、全ての物に亀裂が入り、そこをなぞるだけでバラバラに死んでしまうことが分かる。
人を見るだけで殺し方がわかるその能力"直死の魔眼"に苦悩し、目を潰そうとするが、それを静止したのが"伽藍の洞"所長である蒼崎橙子だった。
両儀式と蒼崎橙子の会話が主な内容で、それほど入り組んでおらず、尺の短さも手伝ってサクッと見れます。
第四章は繋ぎ、少年漫画でいう回想編のようなものと思いました。
また、本作により「直死の魔眼」の説明が入るのですが、その能力を手に入れる起因となった交通事故が、どのようなものだったのかについては作中、触れられません。
スタートから両儀式が緊急搬送されるので、唐突感があります。
まさか本当にただの交通事故だったというのか、後で説明が入ることを期待しています。
本作も高密度で美しい戦闘シーンが入りますが、相変わらずキャラの動きが激しくてすごかった。
大スクリーンに映えたんじゃないかなと思います。
空の境界は戦闘シーンがカッコよくていいですね。
ジャスティン さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ぺー さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
2017.12.25記
第一章 『俯瞰風景』 (1998年9月)
第二章 『殺人考察(前)』(1995年9月)
第三章 『痛覚残留』(1998年7月)
第四章 『伽藍の洞』(1998年6月)
第五章 『矛盾螺旋』(1998年11月)
第六章 『忘却録音』(1999年1月)
第七章 『殺人考察(後)』(1999年2月)
終章 『空の境界』 (1999年3月)
『未来福音』 (1998年8月~)
2年ぶりに目覚めた式が悶々としながら覚醒に至るお話。
第二章はプロローグ、ホントの意味でこの第四章が第一話みたいなもんだと私は思ってます。
なお、ここまでバラけてた時系列のピースがひととおり揃ってすっきりできる章。ここまで観たらさすがに最後まで観るんじゃないですかね。
以降は基本的に時系列通りに進んでいきます。
ED曲Kalafinaの『ARIA』も素敵ですね。この章だけではなく、EDはストーリーとリンクしており梶浦さんいかんなく力を発揮されてますね、を確認できます。
{netabare}ラストの式の笑顔がとてもかわいい。{/netabare}
-----
2018.08.14追記
《配点を修正》
フロー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
第4章は1998年6月
つまり、殺人考察(前)→伽藍の洞→痛覚残留→俯瞰風景と云う
時系列的に今のところこうなります
この作品は殺人考察(前)から2年後
式と橙子の出会いや
ある存在との別れ
それと引き換えと言わんばかりに
式には“直死の魔眼”が宿ります
万物の死を可視化しそれに干渉する高位の魔眼
この章では式を大きく苦しめます
主に自分との戦いが軸で
戦闘は控えめでしたが満足のいく作品でした
tinzei さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
正直この作品が一番理解できなかった。
チョロ松 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
leojojo さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
七章+エピローグ+未来福音構成の劇場版の四章目だが時系列でいうとけっこう最初らへん。時系列がぐっっっちゃぐちゃの作品なのでそういうのが嫌いな人は注意。(TV版は七章分を13話にまとめたもの)
原作から入った人には賛否両論らしいが普通に面白かった
mrt さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
時系列的には殺人考察(前)のあと、
両儀式が両儀式たる物語
伽藍洞という表現がまさにぴったりのお話しです。
個人的にはサブタイトルに対する蒼崎橙子さんの言葉が強く印象に残っています。
橙子さん大好き(*^^*)
アニメの話はさておき、
両儀は太極より生じたモノですが
太極は全であり無であり宇宙であり混沌でもあります。
ぶっちゃけカオスデ~ス
それを分けたのが両儀なのでこれらは相互に対立します。
陰と陽はみなさんおわかりでしょうが
男と女、天と地、はては大と小、善と悪といった
性質的なものにまで及びます。
ところが、これらは完全に分かたれてはいません。
太極図をご存じでしょうか?
わからない方はブランドの『town&country』のロゴを思い浮かべて頂ければわかると思います(わかんなかったらマジでゴメン)。
あれは円の中に勾玉の様な形をした黒と白が存在している様子をあらわし、そして同時に、互いに小さな相反する色をした点(・)を内包しています。
これが陰と陽が移り変わることを表します。
陽は老陽と少陽、陰は老陰と少陰にわけられます。
簡単に言えば男と女で区別していたものを
より男らしい男性:女性的な男性
より女らしい女性:男らしい女性
にわけたようなものです(*^^*)
これをさらに陰と陽にわけると8種類になりますね。
これが皆さん良く耳にしたことがあるでしょう
『八卦』はっけ
というものになります
これを男女で言えば去勢したオカマとか去勢してないオカマとか面倒な話になるのでやめます。
このような経路をたどり、最終的に太極は『六十四卦』の事象:変化:物体:意味という大業になります。宇宙はこれらからできていると言えます。
typemoonの作中ではよく『根源』や『起源』等といった言葉が使われ、登場する魔術師らの多くははこれらに到達する事を目的としていますが、これこそ太極に他なりません。
この知識が、あなたが両儀式という
激しくも美しい女性の物語を楽しむためのスパイスになれば幸せです(*´∀`*)
Takaさん さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
第2章の2年後の話。
2年間昏睡状態の続く式、それを見舞う幹也という所からスタート。
幹也自身にも変化があり、大学を中退して、蒼崎橙子の営む
「伽藍の堂」に就職している。
橙子と式の出会いの章って感じ。
第×章順に観るよりは、やはり時系列順に観る方が分かり易いし、
面白さもさらにアップするから、『時系列順に観る』がオススメ。
第一章の『?』で離脱しなかった場合だけど…
オキシドール大魔神 さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
バトル好きの自分としては、バトルが少なくて少し残念だった。
chelsea! さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
眠夢 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
つきひちゃん さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
1~3章までは、時系列もバラバラに人間関係や背景も説明されないままきていましたが、とうとうこの4章で繋がります!
ここまで見た人は多分もう分からないとか言ってる場合ではなき次が見たくてしょうがない感じになってしまうでしょう。
描写は終始綺麗で、特に戦闘シーンが秀逸だと思いますが戦闘メインのアニメではないので、もっと見たいなと思ってしまいました。
毎回のタイトルがちょっと難しくて辞書で調べることになってしまうのですが、
「伽藍」とは僧が集まり住んで、仏道を修行する清浄閑静な場所。
だそうです。
ガラガラとか、がらんとした、という語源になった言葉のようですが、詳しくは分かりません。
私がよく見る単純明快なアニメとは一線を画すもので、伏線や、何よりも作者の考えが裏に相当隠れているであろう深い作品だと思います。(私はおばかなので理解出来てないとおもいますが。)
MuraBustan さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
latte さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
Baal さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
奈須きのこによる長編伝奇小説を原作とする
劇場アニメ全八章の第四章です。原作未読。
第三章から少し時を遡って、式と幹也が初めて
あってから数ヶ月後に意識不明の重体となってから
その意識が戻ってきたときである。そんな中一人の
女性、蒼崎 橙子が式の元を訪ねてくるのであった。
そしてそれは事件の序章に過ぎなかった・・・
式が幹也と出会ってから少しして昏睡状態に
陥ってから約二年後に奇跡的に目を覚ましてからの
話でしたが、これがそれまで謎だった式がどういう
力で戦い、それまでの章で語られてきた数々の事件
がなぜ起きるのかといった今までよくわかっていな
かった背景が大きく見えてきたように思います。
またさらに謎を生んでいた式と幹也がであった
当初の式の状態と今までの事件の中での式の状態
がなぜかずれていたように感じていた原因も
少しばかり分かるような内容でそれぞれの章の
中で比較的短い方の話でしたがとても濃かったように
思います。
これでようやく見えてこなかった部分が明らかに
なっていきつつあるので今後の展開もかなり期待
できるかなと思います。
まるでこの物語のすべての始まりであるかのような
話だったと思いました。
サブアカウント01 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
謎がわかってきてモヤモヤが無くなってきました
入杵(イリキ) さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「空の境界」は奈須きのこによる、同人誌に掲載された長編伝奇小説である。全7章で構成され、本作は第二章「殺人考察(前)」が映像化された。「そらのきょうかい」でも「くうのきょうかい」でもなく、「からのきょうかい」なのでお間違えの無い様に。
略称は「らっきょ」。
「空の境界」は奈須きのこの小説だが、奈須きのこと武内崇の所属する同人サークル(現在は有限会社Noteのブランド)「TYPE MOON」の作品に「月姫」、「Fateシリーズ」などがあり、「空の境界」と世界観を共有している。奈須氏によると「微妙にズレた平行世界」とのこと。
劇場版「空の境界」は圧倒的な映像美、迫力満点の戦闘シーンと、難解且つ素晴らしい世界観を、原作小説を忠実に再現し映像化したufotableの力作である。
本作のメインテーマは「境界」である。相反する二つのものに関するメッセージが緻密に組み込まれている。
その各々に対する矛盾もまたテーマの一つだ。
奈須氏の命の重さ、禁忌を主題とした本作の完成度には脱帽するばかりである。
「生」と「死」、「殺人」と「殺戮」などについて考察するわけだが、テーマがこれであるから必然的にグロテスクな描写がある(しかも美しかったり)。
また、難解な言葉(辞書的意味では用いない)や、時系列のシャッフルにより、物語の理解はやや困難である。
しかし、この時系列シャッフルこそが「ミステリ」における叙述トッリクとして作用しているのである。
決して時系列の通りに見てはいけない(2度目からはご自由に)他にも、原作にはなかった「色分け」が行われている点も魅力的だ。式の服の色や、月の色なども見てみると楽しい。
全7章に渡って展開される両義式と黒桐幹也の関係も素晴らしい。
設定はここで説明するとつまらないので、作品を視聴することをお勧めしたい(丸投げであるが(笑))
副題のThe Garden of sinnersは直訳すると「罪人の庭」と言う意味。sinには(宗教・道徳上の)罪という意味があり、guiltの(法律上の)罪とは区別される。
Theの次のGardenが大文字であることから、これはギリシアの人生の目的を心の平静(アタラクシア)に見出した精神快楽主義のエピクロス学派を意味する。よってThe Garden of sinnersは快楽主義に溺れた道徳的罪人という意訳が適切ではないか。
第四章の本作は「空の境界」の時系列で、全7章のうち4番目にあたる作品だ。本作の視聴により、一から四章までの時系列シャッフルは完了し、五章矛盾螺旋からは時系列通りに物語が進行する。世界観の認知と登場人物の把握を十分に行い、「空の境界」の作品中最難関であり、且つ最も面白い五章の視聴に堪えるだけの認識を会得して欲しい。
本章で今まで謎だった式の特殊能力の真相、事故以前と以後を結ぶ境界、式・幹也と橙子の邂逅が明かされる。一章・二章の難解さに比較すれば、この四章は三章程度のハードルであり、一章・二章が理解出来ていれば、理解に難くない。
逆に、一章・二章が理解できなかった場合は、本章の視聴により補完出来ると考える。
副題の garan-no-douは日本語表記で主題「伽藍の洞」と同一である。
重複しているからには「伽藍の洞」には深い意味があると考えられる。
また、橙子の事務所の名称が「伽藍の堂」であるので、こちらを指しているのかもしれない。
考察←観る前に見ない様に。
{netabare}
時系列:3/8
1998年6月
両儀式:18歳 職業:高校生(休学・入院中)
黒桐幹也:18歳 職業:大学中退 伽藍の堂に勤務
原作との相違:中
原作との尺の比 78P:45min=1:0.84(1分当たり1.73P)
(一番原作との尺の長さの比が合致していると判断される2章の比を基準:1とする)
(原作の頁数は講談社文庫を用いる)
・「伽藍」について
「伽藍」は仏教建築物で僧侶が集まり修行する清浄な場所で、
「伽藍堂」は大きな伽藍に何も無いことから、空虚さを現す名詞となった。
橙子の事務所の「伽藍堂」は外界と隔絶された場所という意味が適当だろう。
・「黒桐幹也」について
黒桐幹也は同級生の両儀式のことを好きになってしまった高校1年生だったが、あの夜の一件以来、式は昏睡状態に陥り、定期的に病院に見舞いに行く毎日を過ごし(看護婦に子犬君と呼ばれていた)、高校を卒業して、大学生になっていた。1章の伏線の通り、とある個展で蒼崎橙子の人形に魅了され、独力で彼女の事務所を探し出し、「伽藍の堂」の正社員となった。
(因みに「伽藍の堂」は橙子の結界によって外部の人間には存在が意図的に認識出来ない様になっている。その為、幹也の人形に対する想いが相当強かったことが伺える。)
大学中退の折に父親に勘当されている。
1章俯瞰風景でも記述したが、巫条霧絵はこの式の見舞いに来る幹也をずっと眺めていた。
16:19~16:27の間に、車椅子に座った髪の長い霧絵と思しき女性の後姿が映っている。
詳しくは六章忘却録音にて述べる。
・「蒼崎橙子」について
荒耶宗蓮の後継として、式のカウンセラーとなった。建築デザイン事務所「伽藍の堂」の社長をしており、その正体は、魔術協会から封印指定を受け、出奔・隠遁中の魔術師である。
戦闘時は橙子本人でなく使い魔を使役する。黒桐幹也の妹・鮮花は彼女の弟子。
本章で、式を、失った式神の代わりとして「伽藍の堂」で働かせることとした。(式は社員(幹也)の友人扱いである。)
詳しくは、五章矛盾螺旋にて述べる。
・「直死の魔眼」について
式は「根源の渦」、『 』で死に長時間接触したことにより「死線」(死点を含む)を視認出来るようになった。
「死線」を切ると、そのモノの意味が死に至り、そのモノは機能しなくなる。(死点の場合は切断ではなく衝くのみ)
元々「両儀」(五章で述べる)である彼女にはその素質があったようで、才能が開花したという表現が適切である。魔眼は自己の眼球になんらかの霊的手術を施した結果、発動したモノを指すらしいが、式は根源の渦と接触したことにより自然に脳が理解出来るようになったので厳密には魔眼ではない(よって直死の眼とも云う)。直死の魔眼は脳髄とリンクしており、脳髄が本体である。また眼球を潰しても視えるらしい。魔眼所有者が死を理解出来ないものは殺せない。
橙子「万物には全てに綻びがある。完璧な物体などないから、みんな壊れて一から作り直されたいという願望がある。おまえの目はね、その綻びが視えるんだ。顕微鏡みたいなものさ。霊的な視力が強すぎる。我々では視認できない線が視えて、かつ、死に長く触れていたおまえには、それが何であるか理解できてしまう。結果、脳が死を視てしまっている。そればかりか触れることもできる筈だ。生物の死線というのは、生きているかぎり絶えずその位置を変える。それを確実に視てしまえる能力は、睨むだけで生命を死に至らしめる魔眼と大差ない。(以下割愛)」
自説「直死の魔眼」について~~~~~~~~~~~~~~~
(以下は自説故、作品には直接関係は無いので飛ばしても差し支えなし)
{netabare}
直死の魔眼と「空(クウ)」の思想
仏教には空の思想があり、この空の思想と直死の関連について考察した。
空(クウ)とは、因縁により構成される色と対照的な、「有る」「無い」といった概念の境界で、個体的存在が無いことを意味する。
[事象Ⅰ]物体は全て元素から構成されている。私達の視認出来る物体、例えば木材は、炭素と酸素の集まりである。視認出来ない物体、例えば空気は、窒素と酸素の集まりである。
質量保存の法則から地球上の質量はほぼ変化しない。しかし、燃やせば視認出来た木材は忽ち視認出来なくなってしまう。
[事象Ⅱ]直死の魔眼で椅子の死線を切ると、その椅子はバラバラになる。此れは耐久消費財としての椅子の寿命を断つ行為であり、机の存在意義を消し去る行為である。
(真月譚月姫のシーンより)
Ⅰ直死が色(シキ)を空とする説
ナーガルジュナの一切皆空より
仏教に色という言葉があり五蘊の最初であり「物体」を指す。
この物体とは実際に存在する物から意味・認識など広範囲の存在物を範疇とする言葉だ。
般若心経に「色不異空空不異色色即是空空即是色」という文言がある。
即ち「色は空に異ならず空も色に異ならない。即ち空は色であり色は空である」という意味だ。
色は因縁により存在しているのであり、実際は「空」なのである。
「死線」を切ることは、物体を直ちに因果の結果へと導くことだ。結果に辿り着くとその物体の因果における存在意義は無くなり「空」に還ると私は考える。
[事象Ⅰ]の場合、木材は厳密には炭素と酸素で構成されており、燃やしたところでその事実は変わらない。つまり、我々が見ている物体は実際には空の集まりである。
[事象Ⅱ]の場合も、椅子という色は実際には木材の集まり、厳密には炭素と酸素の集まりである。しかし、木片となった椅子は椅子としての物体の存在意義・役割を喪失していると言える。
故に、役割を担う物質は、その役割の喪失。生命体は、その生命の喪失。現在進行形の現象(例えば病気や心霊現象)は、その現象の喪失。人間の認識や形而上学上の概念は、その思想の打破を行っているのではないか。
Ⅱ直死が識(シキ)を空にするとする説
アサンガ、ヴァスバンドゥの唯識より
仏教に識という言葉があり五蘊の最後であり「認識作用」を指す。
この認識とは実際に存在する物から意味・認識など広範囲の存在物(つまり色)を実際のモノ、コトとして人間が認識・再認することである。
前述の般若心経「色不異空~(割愛)~空即是色」の次に「受想行識亦復如是」という文言がある。
即ち「受想行識(色以外の五蘊)もまた同じである」という意味だ。
これを詳細にすると、「受不異空空不異受~(割愛)~識即是空空即是識」となる。
識は因縁により存在しているのであり、実際は「空」なのである。
「死線」を切ることは、物体に対する人間の認識を直ちに因果の結果へと導くことだ。結果に辿り着くとその認識の因果における存在意義は無くなり「空」に還ると私は考える。
[事象Ⅰ]の場合、木材は厳密には炭素と酸素で構成されており、燃やしたところでその事実は変わらない。つまり、我々が見ている物体は実際には空の集まりである。
[事象Ⅱ]の場合も、椅子を椅子と認識しているのは人間の認識に依るもので、実際には木材の集まり、厳密には炭素と酸素の集まりである。従って木片となった椅子は人間に椅子としての認識を与える能力を喪失していると言える。
故に、役割を担う物質に対する認識は、その認識の喪失。生命体は、その生命に対する認識の喪失。現在進行形の現象(例えば病気や心霊現象)は、その現象に対する認識の喪失。人間の認識や形而上学上の概念は、その思想に対する認識の打破を行っているのではないか。
{/netabare}
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「死線」の視認は物体(元素により構成される物質を問わず、概念・形而上学上の物を含む)の寿命、存在限界を読み取っている。そして「死線」を切ることにより寿命を断ち、そのモノを殺す。すなわち死に至る過程を消し去るのである。
物体の一部分だけ殺すことも可能で、その死は自然死と同一である。
「死線」の認識は魔眼保持者の直感であり、切断は直死の魔眼保持者にのみ可能であり、また死線に触れないかぎり意味を殺すことは出来ない。式は魔眼を手に入れる以前から肉体的技術の修練度が非常に高く、戦闘による死線の切断も容易に行っている。
式の魔眼は制御の調節が意識的に出来るらしく、劇場版空の境界では魔眼発動時には、瞳が青くなっている。
月姫に於いて、遠野志貴は魔眼の制御が出来ず、橙子の妹の青子に貰った魔眼殺しの眼鏡を愛用している。
・「式と織」について
根源の渦・果ての無い「 」を彷徨う式と織、彼女はそこで二年間死に接触した。橙色の人格・式が上昇する中、落下する蒼色の人格・織。結果、「両儀式」の中から織は消えてしまうが、式は二年間の昏睡から目覚めた。
二章「殺人考察(前)」の「両儀式」について、「孤独」と「孤立」について、「式と織」について
で述べた通り、両儀式は二つの人格「式」と「織」を持ち、孤立することはあっても孤独を感じることは無かった。二重存在という常に他人が傍らにいる式は、アイデンティティ(自己同一性)の観点から、一貫した自己を認識出来はしなかったが、二つの人格により相互補完を行っていた。
それは、二章で式が織の行動を把握していなかったことから結論付けられる。
二年前の事故で本来死ぬはずだったのは「織」では無く「式」の方だった。死を「肯定」する式と死を「拒絶」する織では、織の方が生存するはずだった。
しかし、織は自らの命を捧げ、式を守った。それは夕焼けの教室で見た彼の笑顔、「普通に生きる=幸福に生きる」という織のユメを式に叶えて欲しかったからである。
式は織が居なくなった事で、アイデンティティが断絶し自己を認識出来なくなり、生の実感を失った。
両儀式という伽藍に空いた洞―彼女は生まれて初めて「孤独」を実感した。
普通の人間は誰しも孤独を感じている。その孤独(伽藍の洞)は家族や恋人など、他人と共有することに依って埋めていくものだ。式は孤独という空虚感を埋める術を知らず、肯定しか出来ない式は、孤独を受容することしか本来出来ないのである。
蒼崎橙子との邂逅により覚醒した式は、本来、織の担当であった武術(戦闘)を行い、男性口調を採ることで、居なくなった織を補完し、「死」に抗うという織が行うはずの「拒絶」を示すことにより両儀式という人間を再現したのだ。
式が「黒桐」を「こくとう」と読めず、黒桐幹也という人間の存在を想起できても名前が浮かばなかったのは、幹也が式では無く、織に強く認識されていたことに影響されている。
織は幹也にユメを感じ、両儀式という人間を満たしてくれる存在として、いつしか好きになっていた。「肯定」と「拒絶」という本来、一人の人間が持つ感情を行使出来るようになった式は、孤独を拒絶することを選択する。織が好きになり、二年間只管自分を待ち続けた黒桐幹也ならば、伽藍洞の彼女の隙間を或いは埋めることが可能であろうかと考えたのだ。
式は「両儀」(陰陽太極図)であるが為に、織の喪失によって空いた伽藍洞を埋めることは出来ない。終盤で式は織の残した記憶により黒桐幹也に関する記憶を手に入れる。
・「ARIA」について
ARIAは英語で旋律という意味の名詞亦は、イタリア語で空気を表す名詞。
両儀式をイメージして奈須きのこ監修の下、梶浦由記によって作詞・作曲された。
式は織を失い、孤独を感じながらも生きてゆく。「今君を失くした未来は始まったばかり」という歌詞や他の歌詞から、式が織を失くしたことを憂いながらも、彼の死に報いる為に生きていこうという意志がひしひしと伝わってくる。
「ユメのカケラ」は前述した織のユメを指している。
・「伽藍の洞」という作品について
黒桐幹也は、あの夜の一件以来、毎週欠かさず式の見舞いをしていたが、何時しか二年の歳月が経過しており、大学生となった。そんな折、個展で見た人形に魅せられ、蒼崎橙子の事務所「伽藍の堂」の正社員となった。式は織が代わりに死ぬことによって一命を取りとめ、二年間の昏睡から目覚めるも、二年間、根源「 」に触れていたことで、直死の魔眼を得、自分の視界に耐え切れず、目を潰そうとしてしまう(実際は二年間寝ていて力が入らず未遂。身体を動かすにはリハビリが必要)。彼女は同時に、生まれてから傍らに居た織が居なくなったことで始めて孤独を味わい、生の実感を失った。そんな折、荒耶宗蓮の後任として式のカウンセラーに橙子が現れる。式は彼女と話すことによって、二年間見せ付けられてきた死を拒絶し、病院に巣食う亡霊に、両儀式を渡すことを拒むようになり、魔眼を使用して生きた死体を見事に殺した。そして織の不在を認識する。
式は織の居た心の隙間・伽藍の洞を埋めるものとして幹也に期待を寄せた。
・名言(原作より抜粋)
なにもかもを受け入れるのなら傷はつかない。
自分に合わない事も。
自分が嫌いな事も。
自分が認められない事も。
反発せずに受け入れてしまえば
傷はつかない。
なにもかもをはねのけるのなら
傷つくしかない。
自分に合っている事も。
自分が好きな事も。
自分が認められる事も。
同意せずにはねのけてしまえば
傷つくしかない。
ふたつの心はガランドウ。
肯定と否定の両端しかないもの。
その中に、なにもないもの。
その中に、私がいるもの。
橙子「あはは、確かにそうね。あなたの胸の穴はマジシャンじゃ埋められない。埋められるのは普通の人だけだもの」
式(赤くて炎えるような夕暮れどきの教室。式を壊してしまった、あのクラスメイト。シキが殺したかった、ひとりの少年。シキが守りたかった、ひとつの理想。それを、ずっと昔から知っている気がするのに、長い眠りから目を覚ました私は、彼の名前だけが、まだ思い出せないでいた。)
橙子「式神の式、か。それで名字が両儀ときた。出来すぎだよ、それ」
橙子「万物には全てに綻びがある。完璧な物体などないから、みんな壊れて一から作り直されたいという願望がある。おまえの目はね、その綻びが視えるんだ。顕微鏡みたいなものさ。霊的な視力が強すぎる。我々では視認できない線が視えて、かつ、死に長く触れていたおまえには、それが何であるか理解できてしまう。結果、脳が死を視てしまっている。そればかりか触れることもできる筈だ。生物の死線というのは、生きているかぎり絶えずその位置を変える。それを確実に視てしまえる能力は、睨むだけで生命を死に至らしめる魔眼と大差ない」
橙子「だが、それはただ、欠けただけの話なんだ。なのにおまえは、生きる意志がまったくないくせに死ぬのは御免だという。生きる理由がまったくないくせに死ぬのだけは恐いという。生と死のどちらも選べずに境界の上で綱渡りだ。心がガランドウにもなるさ」
式「私は、あそこに堕ちるのだけは嫌だ――!」
式「――迷うな」
式「死んでいようがなんだろうが、アレは”生きてる”死体だろう。なら――なんであろうと、殺してみせる」
式「私は、弱い私を殺す。おまえなんかに――両儀式は渡さない」
橙子「目的がない、か。それも悲惨だがね、おまえはまだ間違えたままだ」
式「・・・ああ、無くならないものも、あるのか」
感想
本作の視聴で、やっと空の境界の最盛作品である五章矛盾螺旋への準備が完全に整った訳である。本章は式の昏睡からの復活、織の死、式と幹也と橙子の邂逅など大変重要な点を押さえている重要な章である。特に直死の魔眼に対する説明は非常に重要だ。
式が橙子と話し、両儀式を諦めることをしなかったシーンはとても格好良く、戦闘シーンも空の境界随一の迫力である。
「迷うな」という式の台詞は、生と死との境界に彷徨していた自身に、生を選択することを厭うなという意味で言い放ったものである。
式が橙子に直死の使い方を教わる代わりに自分を好きに使うように言った。
式「それ、人は殺せる――?」
式「ならやる。好きに使え。どうせ、それ以外に目的がないんだ」
橙子「目的がない、か。それも悲惨だがね、おまえはまだ間違えたままだ」
この橙子の台詞は、「伽藍の洞」を埋めるという目的を忘れた式に対する忠言である。
また、一章で考察した「逃避」行動として、「浮遊」と「飛行」のうち、式は飛行(能動的逃避)を選択したことになる。
織を失い、魔眼を手に入れた自分と過去の自分との齟齬に苦しみ、殺人衝動を満たすという「飛行」による逃避を指す。
その後に
橙子「伽藍洞だという事はいくらでも詰め込めるという事だろう。この幸せものめ、それ以上の未来が一体どこにあるというんだ」
といったのは式が目的を失って飛行したからである。
しかし、式も伽藍洞を埋めることを無意識に選択しているようで、
式「黒桐幹也。フランスの詩人みたいだ」
幹也「今日が晴れてよかった。退院にはもってこいだ」
式「・・・ああ、無くならないものも、あるのか」
という一連のシーンは、無くなったもの=織 と、無くならないもの=幹也 を対比させ、
幹也による心の隙間の埋め合わせを示唆する言葉を残している。
これは彼女が織の願いを叶えるとともに、織の願いを自身の願いとした瞬間である。
{/netabare}
この四章は、一から三章までの時系列シャッフルの総括、五章矛盾螺旋への纏めという重大な役割を担う章だ。式・幹也の学生時代の話である二章と、一章を基準とした「現在」により近い三章を繋ぐ作品である。また、式の事故以前と以後の違いの理由、一章,三章で不明だった式の「直死の魔眼」の説明や式・幹也と蒼崎橙子の邂逅が描かれている。
本作は「両儀式」にスポットを当て、彼女が「死」とどう向き合うか、今後どう生きていくかを主に描く。五章矛盾螺旋への準備は全て整った。「空の境界」という作品は、五章で取り敢えず一段落するので、五章が最終話と見ても、差し支えない。
本作は考察のし甲斐があり、非常に面白い。また現代人への処方箋のような役割を果たし、私達にカタルシスを与える。
私は全章視聴後原作を購読したが、読み応えがあって大変面白い。アニメを観た人は補足の為にも、お勧めしたい。
未視聴の方は、是非挑戦していただきたい作品である。
イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
式と蒼崎橙子の病院でのやり取りが続くので内容を
把握しないとシンドイです。
見所は野外での式と悪霊との霞かかった中でのバトルシーン
です(*^^*)♪
2008年5月24日公開
主観的評価(A)
追記欄_
くかす さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
空の境界の映画の4作目
話がわかってくるのはここからですね
式が識を失い直死の魔眼を手に入れる話
buon さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「しき」の話。
内が外なのか、外が内なのか。
建物が外から包まれているのか、
建物が外を包んでいるのか。
あるのか、ないのか。
ないがあるのか、あるものがないのか。
そんな話ではないです。
しきは失ってしまった。
しきは得てしまった。
大切なのか、常にあったからなのか、
それに触れていたからなのか、必然だったのか。
とうこさんはどうしてこうしてるんだろう。
この物語は始まっているのか。
有無、幸せ、楽しい、
言葉にするから分かるのだが、言葉にしないと人は生きていけないのか。
この話で明確な一つだけは同意する。それはずっと変わらない。
第一章 http://www.anikore.jp/review/1013001/
第二章 http://www.anikore.jp/review/1013003/
第三章 http://www.anikore.jp/review/1013683/
ぽんちぃ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
【あらすじ】
1998年6月、約2年間の昏睡状態から両儀式は奇跡的に回復する。しかし、目を開けた直後に見えたのは「死の線」。それが何なのかを理解してしまった式は、とっさに自らの目を潰そうとする。そんな中、一人の女性が式を訪ねてくる。その女性は蒼崎橙子と名乗り、式の別人格である「織」がいなくなっていることを指摘する。生の実感を喪失した式は抜け殻のような日々を送るが、その式の病室に毎夜さまよってくるモノがあった。
【キャスト】
坂本真綾、鈴村健一、本田貴子、石上裕一、田中理恵、能登麻美子、保志総一朗 ほか
【音楽】
エンディングテーマ(主題歌):Kalafina「ARIA」
公開:2008年5月24日、上映時間:50分
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
kuroko85 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
主人公式と蒼崎橙子の出会いの物語。
(腐れ縁の始まり?)
そして式の直死の魔眼発動の物語
(腐れ縁の始まり?)
物語の中に潜む、式の根源。
絶望の中から蘇える生への執念。
生への執念の相手が、悪霊なのは必然か、、、
リクポテ さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ラノベ原作 未読
空の境界シリーズ第4章。
2章と3章の間の出来事。
病院に運ばれる式。一体何があったのか?
これは式と橙子、そして幹也と橙子の出会い。
式はどのようにして直死の魔眼を持つようになったのか?
それらがこの章で分かります。
この4章までが壮大なプロローグ。
約1時間と見やすい長さです。ここまで見てきていればだいぶ世界観なども理解できているはず。
1~4章に散りばめられた伏線の回収が近いですよ。
{netabare}
交通事故によって式は昏睡状態に陥ります。
そして目を覚ましたものの、もう一方の人格である「織」はもういなくなっていた。そのことで式は孤独感を味わいます。
さらに拍車をかけるように視界には物や人の「死の線」が見えるようになっていた。
突然そんなものが見えたら目を潰したくなるのも分かる気がします。そのような孤独感や異能の力に戸惑い式は生と死の境界線に立ちますが、式に希望と夢を託して消えた織のためにも彼女は境界線を飛び越えて生を選びました。
「迷うな!」の言葉の直後の演出と音楽には鳥肌たちましたね!
バトルが終わったあとの式が自分のことを俺といったこと。
織が消えたことによる埋め合わせなのでしょう。
{/netabare}
引き続き5章へ~
nani-kore さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
病院に運ばれるシーンがリアルで、そういや私が原チャリで事故った時も、あんな風に呼ばれてたなぁと懐かしく思いました。。
アカ抜けない看護婦達や、錆びついたベッドの柵など、相変わらず細部にわたって丁寧な作画です。
お話について。
続きモノとして観る分には重要な章かもしれませんが、ちょっともの足りない展開だと思いました。
本作名物のグロ&流血もあまり無く、だいぶ迫力に欠けます。
血が足ら~んって、スプラッタ目当ての方々がもだえそう(^ ^);
まぁ続きモノだから、はずせないカナ?(でもちょっとつまんな~い。。)
予告を観る限り、次回は急展開で面白そうです~
可愛い男の子も出るみたいだし(コクトウじゃ足ら~ん;)♪
Lio_ta さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
何やら難解で暗いイメージの世界。
理解できない言葉や設定で戸惑う。
だが、作画もきれいで独特の世界観に興味がわく。
主人公の両儀式もとても印象的なはじまり。
先が気になる作品である。
空の境界 第四章 伽藍の洞[ガランノドウ]のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
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1998年6月、約2年の昏睡から両儀式は奇跡的に回復する。しかし、目を開けてすぐに見えたのは「死の線」。それが何なのかを理解してしまった式は、自らの目を潰そうとしてしまう。そんな中、一人の女性が式を訪ねてくる。その女性、蒼崎橙子に式のもう一つの異常、式の別人格である「織」が居なくなっている事を気付かされる。生の実感を喪失した式は抜け殻のように日々を送るが、その式の病室に毎夜彷徨ってくるモノがあった。(アニメ映画『空の境界 第四章 伽藍の洞[ガランノドウ]』のwikipedia・公式サイト等参照)
坂本真綾、鈴村健一、本田貴子
原作:奈須きのこ『空の境界』(講談社ノベルス)、キャラクター原案:武内崇、 監督:滝口禎一、脚本:平松正樹、キャラクターデザイン・作画監督:須藤友徳/滝口禎一、音楽:梶浦由記、美術監督:海老沢一男、撮影監督:寺尾優一/松田成志、3D監督:中村慎太郎、色彩設定:千葉絵美、音響監督:岩浪美和、制作デスク:鈴木龍、制作プロデューサー:近藤光
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