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「花咲くいろは(TVアニメ動画)」

総合得点
90.0
感想・評価
6278
棚に入れた
26965
ランキング
68
★★★★★ 4.1 (6278)
物語
4.1
作画
4.3
声優
4.1
音楽
3.9
キャラ
4.1

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☆の総合評価
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花咲くいろはの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

おおかみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

面白かったけども

面白かったですね。旅館ものはテレビドラマ観てた頃も好きでした。
お決まりの体当たり娘の奮闘物で楽しめました。
ですがこのくらいだとテレビドラマの方が面白いのありましたね。っていう内容でした。アニメの方が色々と自由がきくと思っているので凌駕して欲しかったです。

周りの人間と心を通わせていって相互の信頼を築いていく。はお決まりパターンと分かっていながらも楽しめました。
キャラ色はそこまで強くなかった気がしますが、それも一気に観るには助けになったかな。わかんないけど。。一番気に入ったのは女将さんと菜子ですね。菜子は何か観ていて幸せになるし女将さんの一貫した男気は惚れ惚れです。

そして本作観終わったにしましたが、最終話だけコマ送りで観ました。。何か最終話いらなくないですかね。結局予想通りだったし、孝一とは破局(付き合ってはいないか)で良かったです。昔からの関係も良くわからないし作中にもそんな要素はなかったのに終盤になって孝一登場して俺は全て理解してる。付き合うぜ。みたいな流れだったので、、何の感情移入もありませんでした。
序盤そんな事も吹っ切って仕事に捧げる!と頑張り始めた姿を応援したくなって観てきたのに途中から ?? になってしまいました。
あとは最終版頃の緒花の旅館の行く末について、自分は達観しているぜキャラになってたのがちょっとね。。 

投稿 : 2024/05/12
閲覧 : 68
サンキュー:

2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

評判が高いのも納得

母親と恋人の夜逃げをきっかけに祖母の旅館で下働きをする生活をする事になった女子高生の緒花が主人公の青春成長物語。

文字にすると結構重苦そうな感じがするんだけど、実際観てみると緒花の明るいキャラクターもあってか良い意味で空気が緩和されて観やすい。

もっとも、お仕事というわけで周りは結構ギスギスした感じで緊張感のある中でやるのですが、そういった責任ある環境に身を置いた緒花が徐々に成長し、なおかつ人間関係も築いていくところが丁寧に描かれていて素晴らしいなと感じました。

これがもう10年以上前の作品ながら内容的にも作画クオリティの高さ的にも色褪せることがなく、むしろいつの時代にも通じる大切なことを描ききっていて、こんな素晴らしい作品もっと早く観れば良かったと思わせるものがありました。

投稿 : 2024/02/26
閲覧 : 117
サンキュー:

13

きゅん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:途中で断念した

嫌い

ビンタしたり見ててしんどくて途中断念
評価良いからいつか見ようかな

投稿 : 2023/12/21
閲覧 : 110
サンキュー:

1

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

どんな色の花が咲くのか楽しみです(^_^)

このアニメは、女子高校生の松前緒花(まつまえ おはな)が家庭の事情で昼間は学校へ、夜は喜翆荘(きっすいそう)という旅館で働く物語。
緒花の前向きな明るい性格が爽やかで、とても良い内容でした。


主人公の緒花は、母親が恋人と夜逃げをしたので、田舎のおばあさんの家で暮らすことになります。
おばあさんは喜翆荘の旅館の女将です。働かざる者食うべからずの信条で、緒花には学校が終わると仲居として働かせます。

これだけの説明だと、誰もが可哀そうとか、暗い話とか思いますが、緒花はいつも前向きで元気な明るい少女です。だから物語は全然暗くありません。

緒花はいつも皆のことを思い、良かれと思うことをまっしぐらに突き進みます。考えることよりも行動が先行するのです。
その行動は、時として常識を逸しているのですが…。
でも、その行動により皆が笑顔になるのです。
だから、いつの間にか緒花は、皆から好かれます。

ところで、
緒花は、駆け出しの仲居です。まだ仕事の内容もあまりわからないので真っ白です。
でも、将来の緒花は、どんな色に花咲くのか、とても楽しみです。
きっと優しい色の花が咲くと思います。

投稿 : 2023/10/10
閲覧 : 290
サンキュー:

49

nobody さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

お仕事頑張る系

旅館でお仕事を頑張るアニメですが、思ったより楽しめました。普段女性キャラメインのアニメほとんど見ないですが、自然と2クールみれました。

投稿 : 2023/09/03
閲覧 : 91
サンキュー:

1

アレス大西 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青春×お仕事のお仕事シリーズで一番好きな作品

旅館で繰り広げられる女子高生の成長物語。
日本のオリジナルアニメ作品
アニメ制作はP.A.WORKSでお仕事シリーズ第一弾

第一話から強く引き込まれる内容で、
一難去ってまた一難といった感じでハプニングが起こり、
次々と問題が山積みになりますが、
それを乗り越える度に働く者として成長していく物語ですが、
見てて飽きず2クールを最後まで一気に見てしまいました。
そして、最後はめちゃくちゃ泣けます。

また、細かい作画表現が好きで、
最初に敷居を踏んで怒られるシーンが有りますが、
7話目位で仕事に慣れてきた頃、
敷居を踏まないようになっている足のカットが有り、
細かい部分もこだわってるのは流石P.A.WORKSだと思います。

あにこれ90点代は納得だと思います。
お仕事シリーズで一番好きな作品ですので、
是非一度見てほしい作品です。

投稿 : 2023/08/11
閲覧 : 158
サンキュー:

2

赤羽カルマ最強 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的評価 神アニメ

ストーリー 20点 仕事のやりがい、大変さをきちんと視聴者に伝えている。一人一人の登場人物にきちんとドラマがあり、掘り下げも丁寧に感じた。
作画 20点 作画は優れている 
声優 18点 良かったと思う
設定 12点 序盤の民子のキャラが苦手
音楽 16点 OPもEDも良かった
総得点 86点

投稿 : 2023/08/09
閲覧 : 171
サンキュー:

2

ネタバレ

まがはし さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

日常系アニメ、でもテーマは一貫。

それぞれの回、基本的に内容が区切られている。(2話1セットみたいなときもあり。)
その裏で時々呼び起こされる一貫したテーマ、ストーリー。

全体的なストーリー性はそこまであるわけではないが、提起と完結は割とはっきりしてる。

キャラクターは面白くて飽きない。第一印象と最後の印象が違うキャラが多い。

音楽、というかオープニングとエンディングは基本的に早送りした。すいません。

作画は皆さん特に抵抗はないと思う。

{netabare}23歳が16歳のことを気になるのってどうなんだろうって少し思った(笑)逆はわかるけどさ。今19、もうすぐ20の俺でも高2は恋愛対象にならんな……まあ妹がいるからかもしれんけど。

2023追記
あれ、今26歳になったけど、普通に16歳と付き合いたいぞ?{/netabare}

投稿 : 2023/08/08
閲覧 : 249
サンキュー:

5

まめ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:今観てる

おもしろい!

久しぶりに見応えある作品に出会えました!
まず、色次ぐ世界の明日からや、さよならの明日に〜と
イラストが同じ制作元であり、
パリピ公明やCharlotte等のな高い作品を出しているだけありますね。

わたしは先にしろばこを見たので
それの温泉旅館バージョンだなーと思いました。
ドタバタで主人公取り巻く人間関係、ちょっとした問題を解決して行くのが面白いです。

まだ途中ですが、難しくないので見やすいです

投稿 : 2023/06/19
閲覧 : 146
サンキュー:

4

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

さすがの高評価アニメ!

可愛い女の子 × お仕事 × 青春 × そして成長!P.A.WORKSのお仕事シリーズですね!10年以上前の作品とは思えない綺麗な作画はもちろんの事、物語も声優さんもとても良かったです。主要キャラの個性もとてもハッキリしているし、何かとにかくキラキラ輝いてるのよ・・・。恋愛要素に重点を置いていないっていうのが良かったです!あくまで仕事を通して成長していくアニメなので恋愛要素があり過ぎるとブレちゃうから・・・。P.A.WORKSの手掛ける作品ってその辺も良いんだよね~。個人的にはP.A.WORKSにハズレ無しです!

投稿 : 2023/04/07
閲覧 : 122
サンキュー:

4

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

お仕事アニメ「中居さん」

A1pcutresの本格派お仕事アニメ。

旅館の中居としての厳しさというお仕事と, 恋愛, その他コメディというようにドラマとしてなかなか完成度が高い作品。

投稿 : 2023/03/22
閲覧 : 102
サンキュー:

5

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

民子のキャラが最悪

どうも内容的にはNHK朝ドラの劣化コピーに見えて単純につまらなかったってのもあるけど
それ以上に民子が「死ね」と口癖の様に暴言を吐きまくるキャラがとにかく不愉快。
また主人公の緒花も鬱陶しい印象が強ければ、緒花の母親に付いても夜逃げした所には呆れてしまい、
この作品って大半の登場人物に不快感しか沸かないなと。
その中でも民子がぶっちぎりで最悪だが。

この作品に付いては主演の伊藤かな恵さんは好きだし、映像面も非常に綺麗なんだけど、
でも内容やキャラがあまりに酷すぎて個人的には期待ハズレの作品でした。

【評価】

10点・E級

投稿 : 2023/02/01
閲覧 : 152
サンキュー:

3

ネタバレ

らー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほとんどの登場人物を好きになれた稀有なアニメ!

キャラ一人一人はもちろんキャラの間の関係性も興味深いものとなっていました。恋愛要素いらないという意見が散見されるけど、個人的には逆になかったら少し張り合いにかけるのかなと。終わり方も綺麗で、感動できました!

投稿 : 2023/01/30
閲覧 : 166
サンキュー:

4

球磨川 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

90点超えは伊達じゃない

最高に面白い作品。恋愛要素がいらないとか言ってる人居るけど恋愛要素があったから90点超えてるんだと思いますよ...ただ民子は正直好きになれなかったです。

投稿 : 2023/01/18
閲覧 : 150
サンキュー:

3

mon(萌レビュー) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

働く女子校生が眩しくて面白い。

きらら系では無いけど主人公が女子高生で、旅館に住み込みで働くというストーリーです。そこのバイト仲間の他二人を中心に話が進み。。。

世界観が温泉旅館の従業員というのがとても新鮮で面白ろかったです。キャラクターも個性がそれぞれあっていい。個人的にはみん子が可愛いかった(´・_・`)

人間ドラマ的あり、笑いあり、涙ありで個人的には相当面白い作品でした。

音楽のなのいろりっぷもいい歌ですね。

投稿 : 2022/10/24
閲覧 : 156
サンキュー:

6

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

高校生でもお仕事めちゃします!

旅館に働く女の子たちのお仕事系アニメ
主人公のお花はいい意味でThe主人公で
なんでも首を突っ込んでみんなを巻き込む感じでいい主人公でしたよね
中でも印象的なのはミンチとふたりで恋のことで言い争うシーンが印象的でした!
あとは最終回のおばあちゃんと電車のホームで最後話すシーンかな?
話したらキリがないくらいで
PAworksらしい昼ドラ感も出てるアニメだったなあ
PAでこれが一番好きって人もおおいはず
なこちゃんが個人的1番好きだったなあ
ハナノイロもかなり好きな曲だった!

投稿 : 2022/10/21
閲覧 : 144
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

時は流れず想いは刻まれる…。願い・信じる事は尊く美しい

2011年4月~。原作・制作︰P.A.WORKS 10周年記念 オリジナルアニメ。お仕事シリーズ(はたらく女の子シリーズ)第一弾。メディアミックス作品。TV版全26話。劇場版 1話(2013年) 全話視聴済。

【まえがき】
色々なジャンル、面白そうな作品を視聴していますが焦点が定まらず…。
少し疲れたので原点回帰し、今見たらどう感じるのかと再視聴。少し古めの作品ですが、躍動するキャラクター、美しい作画、無駄な話が無い観せる物語への拘り。日常に疲れたら元気貰えるかと。キャラの個性が強めなので、お好みでご覧頂きたいです。

【本篇・みどころなどについて】
石川県 湯乃鷺温泉街の旅館「喜翆荘」で働く乙女達と旅館に関わる人々の日常、仕事を通じ想いを育て、成長と時間という現実の中で自分の在り方を模索しながら、時代という時を刻み、学んで明日を歩む。これは想いを繋げる物語。

第1話(16歳、春。まだつぼみ)
松前 緒花(16歳。高二。母子家庭の一人っ娘。現実的な常識人の反面、一本気で熱い性格。たまに暴走する)は、東京での日常に刺激が足りないと憂いて進路も決めかねていた。幼馴染みの孝一から突然告白されても判然とせず有耶無耶にしてしまう…。

母の身勝手な都合で、突然の夜逃げする事になり、母の実家 旅館「喜翆荘」の地に移住&転校する事になる。
大正浪漫の様な美しく眩しい佇まいに一目惚れし期待を膨らませるが…。
全てが初体験の中、悪戦苦闘しつつ現実の階段を上りながら、輝きを求めて周囲を巻き込みつつ成長街道を歩み始める。
果たして緒花は自分の夢を見つけられるのか?!
{netabare}

●主な登場人物
・四十万 スイ(しじま。喜翆荘の女将。緒花の祖母。68歳。旅館に対する愛情、高いプライドとプロ意識、揺るぎない信念の持ち主。人を見る眼力、人の心を無にしない優しさを併せ持つ)

・鶴来 民子(みんこ。17歳。高二。住み込みで板場で働く追い回し。修行中。勝気で不器用な性格。言動は極めて粗野。高校では容姿とクールさからマドンナ扱いされている)

・押水 菜子(なこ。17歳。高二。中居として働く。二男二女の長女でとても面倒見が良く働き者だが極度の引っ込み思案。緒花に対しては無意識に毒を吐く)。

・輪島 巴(ともえ。28歳。未婚。仲居頭。快活で面倒見が良い。喜翆荘を支えて来た)

・四十万 縁(しじま えにし。32歳。スイの息子で皐月の弟。番頭。やる気はあるが、優柔不断で経営センス無しで常に空回り)

・宮岸 徹(とおる。23歳。二番板前。腕は良いが場の空気が読めない愚鈍な男)

・富樫 蓮二(とがし れんじ。42歳。花板。腕は良いがプレッシャーに弱い。スイ、巴、豆じいと共に喜翆荘を皐月支えて来た)

・助川 電六(すけがわ でんろく。73歳。愛称 豆じい。営繕担当。スイから信頼される最古参。無口だが人当たりが良く、眼力もある。要所で年の功の冴えを見せる。スイの側近的役割)

・次郎丸 太郎(31歳。売れない小説家。直木賞を狙っているが全くセンスは無い。宿泊代を捻出する為に、エロジャンルに手を出し、緒花を巻き込む事件を起こす。結果、借金を返済しつつ従業員として働くことに)

・和倉 結名(ゆいな。16歳。高二。老舗旅館 福屋の一人娘。お気楽な性格。高校ではマドンナ的扱いの美少女。行動力と空気を読むことに優れている)

・松前 皐月(緒花の母。38歳。観察・着眼力に優れたフリーライター。自由奔放、曰く性に乱れた人種。スイと不仲で勘当された身。経験値が高く、随所で喜翆荘の窮地を救う)

・種村 孝一(こういち。16歳。緒花の幼なじみで同級生。緒花を好いている)

・川尻 崇子(かわじり たかこ。30歳。縁の大学の後輩。経営コンサルタント。知識・才能はあるが、企画力は低く無能。やたらと英語表現を持ち出す厄介者。縁と結ばれる)
{/netabare}

{netabare}
到着早々、のびるを雑草と勘違いし、民子にいきなり死を願われる!!
空から降ってくるのはバケツと雑巾!?
よく判らないけど、自分で考えた事を実行すると幼い頃から仕込まれて来たため、自分なりに行動するが裏目の予感が...。
同室の民子の布団を客間の目の前に干してしまいスイにめっちゃ叱責される。
自分の身の回りの手入れもできない民子が悪いとスイは平手を打つ。衝撃的シーン!!
緒花が理不尽だと食い下がり、更に平手三発を食らい鼻血を垂らしながら「ありがとうございました!!」と気合いを見せるシーンに鼓動がドクンっ高鳴る。こいつは只者じゃないと...。
しかし謝る緒花に民子は、またしても死を願われふにゅ...。

緒花は「仕事なんてしたくて此処に来たんじゃ無い!!。なのに…。悔しさに手が震える…。溢れる涙…。
心臓を鷲掴みにされた様な描写。
本気で何かに取り組む事の難しさ。夫々の本気の物語が幕を開ける。
{/netabare}

第2話(復習するは、まかないにあり)
{netabare}
緒花は、母 皐月との生活から何かに期待しても、裏切られ、傷つくだけだと思って来た。
しかし、仕事を初め何もかもが初体験の緒花の行動はから回ってばかり。
仲居の指導役に菜子が指名されるが、教えられない菜子...。悔しさをバネにバイタリティで取り組むのが、予想以上に仕事は難しく厳しい...。指導者に不向きな菜子が離れたので、何をして良いか??な緒花。仕方なく小説家 次郎丸 太郎の部屋を掃除するのだが、その部屋は立ち入り不要だと菜子に教えられて居なかった...。
板場では民子も連発し失敗し、徹に叱責されれ、賄いまで手が回らない様子を見た緒花は、良かれと思い賄いを作る。料理は好評で少し存在感が認められそうになるが、民子は自分の仕事を取られた上、素人の緒花に料理で負け、徹が「お前より上手い」と一言で緒花を敵対視する。そりゃど素人の緒花に負けたとあってはねぇ...。更に、次郎丸が作成した原稿が無いと掃除をした緒花に難癖をつけ問題発生か?!
事実関係を確認するスイに、警察を呼ぶと言われるが、その必要は無いと何故か引く次郎丸。スイに「無駄なやる気は仕事のじゃになるだけ」と指摘され、原稿探しを止められる緒花。
でも、緒花は掃除の必要が無い部屋を、菜子から教えて貰わなかったことは黙っていた…。無意識な良心。
仕事がしたいだけ?だけど仕事をしに来たんじゃ無い…。悔しいだけだ。私、何をしたいんだろう…。喜翆荘に戻った緒花は民子、菜子を相手に戦いを挑み、色々教えて欲しいと頼みつつ、彼女らの嫌いな物を食べさせる!!と宣戦布告!!
菜子は、緒花がスイに告げ口しなかった事を気に停めており、腹いせされると覚悟する。
このシーン何気ないけど好き。
翌朝、民子が嫌いなほうれん草、菜子が嫌いな里芋をメインに賄いを作る。ゴミ出しをしたら、偶然次郎丸が書いた原稿を見つけ、読んだところ…エロ小説家?!それを次郎丸に見つかり、部屋に軟禁されてしまう!!

第3話(ホビロン)
{netabare}
賄い作りを途中で姿を消した緒花を一同は探し回る。犯人は次郎丸と当たりをつけ、菜子が部屋を訪れて緒花を発見する。次郎丸は悪あがきをした末、喜翆荘の車を盗み逃亡をはかる。スイの説得も聞かず、海に飛び込むが何の覚悟もない男が死ねるはずもなく、菜子に救われる。
そして、不出来ながら小説の中で緒花が「輝きたい」と描かれた事は(エロ小説だけど...)、観察眼があるからで、小説家への可能性を諭す。
浜で朝食を摂る一同。緒花は民子にほうれん草を食べさせる。爆食する民子偉い!!皐月と重なる...。
スイが旅館の女将として築き上げて来た人格と信念が明らかになる。かっこいい。
そして、緒花は民子が付けたあだ名「ホビロン」命名までの作成ノートを見つけ、その一生懸命さを受け入れ、喜翆荘で頑張ることを目標にする事を目標に先進する。
{/netabare}

第4話(青鷺ラプソディー)
{netabare}
次郎丸は喜翆荘で働く事になり、緒花は初登校の日を迎えた。
電車通学。桜舞い散るホームで歓声をあげる無邪気な緒花は、ふと東京を離れた時に曖昧にした孝一を思い出す。しかし心は定まらない…。告白に答える事すら自分の事に臆病な緒花…。
クラス挨拶で東京から来たとしただけで注目される緒花。色々聞かれ困っているところを結名が助けてくれる。クラスでは、結名、民子はツートップの姫扱い。結名は自分が福屋旅館の孫で跡取り娘だと告げる。
菜子と昼食を共にし、民子がモテキャラだと知らされ、告白現場を目撃する。この時既に民子は徹一筋なので、同学年の男子には一切目もくれない。それを悟れないのは緒花だけ…空気読めねぇ…。
孝一への返事もグダグダ…情けなさ半端ない…。この心のギャップを埋めてゆくのが物語の軸になっているのだが...。
菜子に伴われ、ぼんぼり祭りの神様が祀られている場所を訪れ、神無月に神達が出雲に集うのに迷わぬようにと、灯火で行先を照らすと聞き何かを感じる緒花。美しい描写。
そして、民子が好きな相手が徹だと、漸く気がつく緒花だったが、民子と言い合っている時、徹が結名をバイクに乗せて出かける所を目撃してしまう…。常に徹一筋の民子は?!
{/netabare}

第5話(涙の板前慕情)
{netabare}
翌日、板場で蓮二に今日は徹は来ないと聞かされ、仕事に身が入らない民子。更に噂の誤解で、徹が福屋に引き抜かれると!!
徹の事になると、板前になる気持ちさえ蔑ろになってしまう乙女心…。それは、板前の道を示して指導を引き受けた徹への恩義が恋心と重て乙女か板前か揺れ動く民子の心を描いている。でも民子は強い。使ってくれる事を決めた喜翆荘への恩義は更に大切なのだ。
んで突撃緒花は、福屋に徹を返せと談判に行くも、徹は単に助っ人として1日手伝っていただけ。更に、結名が徹のバイクに乗ったのは、単に乗りたかっただけ…。緒花は何でもかんでも首を突っ込まないと気が済まない自己中キャラ設定はマジウザイ!!自分の事も片付けられないガキなのに。今時の若者が何事にも本気で踏み込まない事と比較すると…緒花のがかなりマシだが...{/netabare}

第6話(Nothing Venture Nothing Win)
{netabare}
初の給料日。2万円…。住み込みだからと少なさを気遣う菜子に、東京での生活では年齢×500円。何をやっても8000円だったのにと感激する緒花。
崇子登場。従業員には全く相手にされず、女将も相手にしていない企画能力皆無でやたら英単語を使いまくる無能コンサルの典型。単に経営者能力が無い、番頭 縁が不純な動機で依頼しているだけの無能ペア。挑戦と無謀は全く異なる。これじゃ喜翆荘はかたむくはなぁ...。
緒花は縁、崇子をフォローしようと女将と話し、新しい事にチャレンジするのも悪くないと告げるが…。
豆じいに呼ばれ、連れていかれた屋根裏部屋に飾られた色とりどりの中居の衣装。その艶やかさに魅せられる緒花。それは女将が旦那の反対を押し切って、チャレンジした名残でもあった…。女将が作ったその和装を着て接客する緒花と菜子。可愛い。
変わるとは何か、変えては行けないものとは何か…その一端を少しだけ知ったのだった。
{/netabare}

第7話(喜翆戦線異常なし)
この回はギャグ要素満載で面白い。
仲居頭 巴は変わり映えしない毎日、実家からは早く嫁にいけと催促されていて、このまま働き続けるか迷っていた。
今回の客は常連のサバゲーマー。法に触れるギリギリの行為に及ぶ迷惑な客。既に緒花、菜子はストーキングされ、緒花は入浴を覗かれそうになり、それは旅館内でも付け狙われるまでにエスカレートする。
それを見聞きした巴は決心する。若い子の未来のために、サバゲーマーに徹底的に嫌がらせして、クレームつけまくられ、サッパリクビにしてもらうと!!
だが…あれっ?!
朝食の時間に起きてこないサバゲーマーの部屋に、金属のバケツと杓子で強烈なモーニングコール!!仲居人生終わったぁ…筈が?!
起き上がり直立する彼ら。朝食の用意をするからと伝えたら「YES MAM」と?!
朝食に手を付けず、レーションばかり食べている彼ら。閃く巴。菜子におにぎりを作らせ食べろと。更に、それを作った菜子を彼らの前に。美少女が握ったおにぎりを口にした彼らは?!「美味い!!」「お袋の握ってくれた握り飯と同じ味!!」と絶賛し、おかわりをしまくり…民子は上機嫌。あれれぇ?!
更に、改たに浴場を狙う彼ら!!突撃した先に居たのは次郎丸…。そこへ掃除と称し極太ホースで彼らに放水攻撃を仕掛ける巴!!
あえなく撤退するサバゲーマー。
そして、娘らに「輝いてる」と憧れられる巴。帰宅前に女将と話をする彼らに、謝罪をと歩み寄るが…。
「女将さん、この旅館には素晴らしい現場指揮官が居る」「我々のオペに真面目に付き合って下さり本当にありがとございます。とても楽しかった。また来ます」と感謝される。そして緒花、菜子に巴姐さんと呼ばれ、改めて仕事に向き合う事を決めるのだった。

第8話(走り出す)
{netabare}
雑誌で湯乃鷺温泉が特集されることを知る。
それには覆面調査員によるランキング付けがされるとも。週末の喜翆荘は予約が一件も無く閑古鳥…。しかし?!突然予約が殺到し対応に追われる中、スイの持病が発生し入院する。病院からの帰り道、孝一から電話が入るが、電波が悪く彼が喜翆荘に向かっていると伝わらない。
縁は崇子の言いなりで、覆面記者を優先的に接客サービスすべきと安直な方法を取ろうとする。そして花板 蓮二に夕食が勝負と告げるが、緒花はスイが言っていた帳面を部屋で見つけ、そのきめ細かな接客メモに驚く。
プレッシャーに弱い蓮二は仕事が捗らない。
仕方ないとして覆面記者らしきを優先してサービスしようとするが、緒花は強硬に反対し、そんな差別をしたら女将さんに叱られるとし、休みを取っていた菜子が応援に駆けつける。仲居は何とかなるが料理が間に合わない!!徹は結婚式出席の為街のホテルにした。緒花は徹を読んでくると飛び出してゆく。
中居の和服のまま街を駆ける緒花。徹が居るホテルに到着するが、式場の部屋が判らない…。
{/netabare}

第9話(喜翆荘の一番長い日)
{netabare}
徹は同級生の式に出席していると分かるが、目当ての場所は見つからず迷っているところに、孝一から電話があり、緒花は勇気が出る。孝一との心はすれ違ってしまうが…。
緒花は全会場の受付を回り、漸く徹を見つける。ボロボロで倒れかかる緒花を支え「お前が俺なら何とかしてくれるって考えて俺のところに来たんなら」と。徹が到着した途端、息を吹き返す板場。民子は追い回しからスタートし、漸く揚げ物を任され板前に近ずいた。何とか無事にその日を乗り越え、翌朝、お客様を見送って安堵する一同。そしておもてなしの心は皆に同じと、孝一に感謝すし、スイも戻ってきたのだが…。
{/netabare}

第10話(微熱)
{netabare}
緒花は朝の掃除中、渡り廊下で倒れてしまう。幸い過労による発熱だったが…。
徹は粥を作ってくる。ボッーとした顔で美味しい…と。
起き出して仕事に向かおうとするが、菜子に見つかりベッドに戻される。
起き出す…女将にベッドに戻される。
緒花、私が居なくても喜翆荘は大丈夫だと考えてしまうが、民子と菜子に励まされ、又眠りにつくのだった…。
入れ代わり立ち代わり、皆が様子を見に来る。
{/netabare}

第11話(夜に吼える)
{netabare}
覆面ライターの評価記事が雑誌に掲載され、湯乃鷺温泉の評価は総じて低く、喜翆荘も並評価。その内容に納得がいかない緒花は、スイが「評価は人様がつけるもの」と説明するが納得出来ない。緒花は自分が思っている以上に喜翆荘を好きになっていた。メディアの影響は大きく、予約のキャンセルが相次ぐ中、緒花は出版社に猛然と抗議し、ライターを聞き出すのだが…。
えっ?!ママ…。東京に行き母 皐月と話し身内を貶める記事を書いた事と責める。
それを「大人の事情。何処かの偉い人が喜翆荘に悪い点をつけたがった。それに従っただけ」と。自分と皐月との過去の関係を思い起こし感情をぶちまけブチギレる緒花。
「こんな、誰かを傷つける仕事の為に、私はずっと我慢してきたのか!!」と。
皐月は「こんな仕事を続けて来た。こんな仕事であんたを育ててきた。綺麗な人に胸を張れる仕事だけが立派な仕事だと思ってる?」と。「くだらない仕事かもしれない…でもそれなりに必死なんだ」とも。
緒花は皐月の言い分を理解したが、条件として喜翆荘に来て、ちゃんとした記事を書いて欲しいと願うが、突っぱねられ「諦めない!!絶対に書かせる!!」と宣言して立ち去る。
何気ない場面だが、皐月と緒花の思いが描写された良いシーンだ。
緒花は抗議のプラカードを作り「許さない」と皐月職場のビルの前で座り込みを始める。
孝一と再開し、会話したことで、思いにズレが生まれ何のために東京に来て何をしてるのか判らなくなって挫けそうになった時…。
助けに来た民子に縋り付き大泣きする…。
{/netabare}

第12話(じゃあな)
{netabare}
皐月拉致・誘拐計画?!を提案する緒花に、孝一を連れてゆく事を条件にされる。
孝一のバイト先で、カレがふった女性と話し、行動力に反する緒花の優柔不断さは何なんだ…。でも孝一に「じゃあな」と言われた事で自分の身勝手さ、他人の気持ちに気がつく事は出来た。そして徹の空気読めない感もため息が…まぁ徹は解っててやってるかもだけど。
ありゃ?!皐月…休み取れたって…口実作って結局、喜翆荘に行くんかい!!
皆、自分に正直じゃ無いねぇ…。
{/netabare}

第13話(四十万の女 〜傷心MIX〜)
{netabare}
皐月が喜翆荘に到着。一同は嵐の予感に不安を覚えるが…。
皐月は仲居として緒花を伴って散歩にで
「男にフラれたくらいで凹んでる場合じゃない。あんたが喜翆荘をべた褒めするから来たんだから見せなさいよね」流石 母強し。
何かこう言うカッコイイ女性、好きなんだよね…。
一同は、皐月指摘がマトを得ておりグーの音も出せない。人から指摘されなきゃ、自分と立ち位置すら認識出来ない甘さが人間で、それが成長を止めちゃう原因なんだよね。
親は父で母でも子供への思は、それだけは特別なんだと良く解る。スイ、皐月、緒花…。
この物語で大好きなシーン。
母として娘として思は夫々…生きてきた時間も時代も夫々。
でも、女将が旦那さんに4回フラれても諦めなかった「四十万の女伝説」すげーっ!!

変わっていないように見せる弛まぬ変化。
それがプロの仕事と技なんだと語られる、皐月の手紙…。上手く繋げてくれるなぁ…。
人は、何かを成す時、全てをすくい上げる事は出来ない…選択を迫られる。でも、それは捨てるのとは違うんだ…思いは繋げ残す。
見せてもらったよ皆の本気を。
{/netabare}

第14話(これが私の生きる道)
{netabare}
修学旅行。宿泊先は結名の幼な馴染みで、許嫁が番頭見習いをしているホテルだった。
彼は自分のホテルを日本一にし、社長になるので結名に女将をと告白するが、体良くかわされる。そして翌朝、中居のバイトが一斉に辞める事件が発生。原因は彼が中居達には厳しいのに、自分は彼女とイチャイチャしてるとかありえないと怒りをぶつけ、その場に居合わせた結名からも、私の夢の中に旅館の仕事は入っていないも告げられる。
{/netabare}

第15話(マメ、のち、晴れ)
{netabare}
緒花は、バイトが辞め中居も雇えない状況を無視出来ず志願して手伝う。結果周囲も同調し、困難な状況を打開できる。
緒花達は旅館の仕事が大変なのを知っており、それでも好きなのだ。200名を超える団体客を迎える旅館の管理体制の杜撰さは気になるが…。
旅館の孫娘でありなが働いた経験は皆無。
やりたい事も楽しい事も見つけるのは自分次第だと夕暮れの湯乃鷺で知るだった...。
{/netabare}

第16話(あの空、この空)
{netabare}
崇子の提案で、喜翆荘舞台に映画の撮影が始まる。起死回生を狙う孝一。出演に浮かれる一同だが…。
{/netabare}

第17話(プール・オン・ザ・ヒル)
{netabare}
皐月からの電話で、映画の話は怪しいので受けるなと聞かされるスイは、喜翆荘の経営者は縁だとし、契約書の印鑑を渡す。このシーン。その意味、スイの心理が解ると面白い。
しかし、先方との連絡が取れず詐欺だと解る…。責任のなすり合いをする縁と崇子。
次期経営者としての無能さにイラつきが半端ない。スイは縁の代わりに旅館組合に説明に行き、崇子は責任を取らせると縁に告げる。資金を持ち逃げされ経営難が深刻化する…。
{/netabare}

第18話(人魚姫と貝殻ブラ)
{netabare}
菜子を中心とした女子高生の日常。
菜子は自宅以外では素の自分を出せない事から脱却したいと藻掻くのだが…。
スイに「菜子らしい働き方を認めて、喜んでくれるお客様がいる」と褒められ前向きになれるのだった。菜子は良い娘だなぁ。
{/netabare}

第19話(どろどろオムライス)
{netabare}
文化祭。緒花達のクラスは姫カフェをやることになり結名と、料理担当に民子が選ばれる。菜子のクラスは美術部の絵の展示。
しかし、民子は文化祭も仕事と捉え、楽しむ気は皆無…挙句、好きな彼の為にと友達が入れたオムライスをメニューから外したことでチームがバラバラに。そして菜子のクラスはやる気無し。絵画展示も面倒だから押し付けられた結果だった。
{/netabare}

第20話(愛・香林祭)
{netabare}
何気に気が回る結名、前向き思考の緒花の仲裁と助っ人に来た菜子のアイデアのお陰でオムライスは無事にメニューになった。めでたし。自分の好きな事を見定めて若い頃から目標にする子が居れば、迷い、悩み、苦しみ、遠回りしてやっとたどり着く子もいる。それが若者の特権なのだ。
例え、何らかの仕事に関わっていても、彼女らの本分は女子高生なのだから。その心理描写と本分とのバランスの描き方は良い。
{/netabare}

第21話(蘇る、死ね)
{netabare}
縁と崇子は結婚を決め皆に伝える。しかし、スイに好きにしな、と言われ戸惑う崇子。先の映画企画の失敗で、喜翆荘の女将として認めてもらえていないと焦り、迷う…。
そんな中、式を喜翆荘で行う事で予算を切り詰められるとアイデアから、実行に移され、夫々が式に向けて張り切るのだが…。
一本気で融通が効かず、頑なにな民子は、徹が緒花を好いていると勘違いし、緒花と喧嘩となり、徹を緒花に譲ると言ってしまう。
そして、民子の気持ちを全く失していない朴念仁の徹(もしかしたらそう装ってるのかもだが)…。すれ違い…。
そんな中、崇子はスイに縁との結婚を白紙にしたいと申し出る。それは、スイが自分を認めてくれていない為だとの諦めからだった。

スイは自らの結婚の馴れ初めを聞かせ、肩身の指輪を授け、三指を着いて孝一を喜ばせてやって欲しいと頼む…感動のシーン。
しかし、旅館を継がせるつもりは無いと告げるのだった…。えぇ~?!
あぁ...スイの思いは...。
{/netabare}

第22話(決意の片思い)
{netabare}
早朝からやる気が漲る(みなぎる)崇子。結婚式を挙げることにし、その準備の中心を若手三人衆に委ねる。しかし、民子の勘違いは解消されず、緒花とすれ違いのまま…。
結婚式の招待状を受け取ったと皐月から連絡を受けた緒花は、会話の流れで、皐月の彼氏感を聞いてみた...。
皐月は「旦那への叶わぬ片思いかなと(15年前に他界)。彼以上に好きになれる人が見つけられるか試して見たけど」と...。
何気に好きなシーン。
緒花は、皐月の片思いに驚き片思いに様々な場面を重ねて考える…。
カーテンをリサイクルしたウエディングドレスが完成し(緒花、主婦力半端ねぇ!!)たが…。
民子は恋心から仕事で失敗を繰り返し、徹に手伝いを許されない。片思いが空回り喧嘩になる緒花と民子。それを徹に目撃されてしまう。
中学卒業と同時に、無理やり喜翆荘での修行を頼み込み、何度断られても料理人への道を諦めなかった民子。その気持ちを本物だと思い、スイ、蓮二を説得したのが徹。民子はその時からずっと徹の背中を追いかけてきたのだ。片思いを諦めない。めっちゃ素敵です。

結婚式の準備は順調に進み、二人は祝福され結ばれる。挨拶に立ったスイは「例え躓いても、迷っても恐れずに新しいものに挑戦し、新しい何かを創り出す事ができる。若いとはそういう事。二人、そし皆の作り出す新しい未来を楽しみに離れたところから眺める」と…この話の意味に違和感を覚える若者たち。嵐の予感…。
{/netabare}

第23話(夢のおとしまえ)
{netabare}
孝子は詐欺取金を取り戻すため、緒花は今後について皐月と話すために東京に向かう。皐月から情報を元に、詐欺師の捕獲に成功。

皐月は孝一を誘い、映画撮影の時のメイキング映像を見せる。はじめて緒花が働く姿を見て、喜翆荘をしって何かに気がつくが...。
そして、二人は偶然再会した…。緒花は孝一への想いは自分の中で本物だと悟った.。
{/netabare}

第24話(ラスボスは四十万スイ)
{netabare}
スイは喜翆荘をぼんぼり祭りを最後に、閉める事を決めていた。
それを受け入れられず、ショックから脱力する若者達。理解し想いを受け止めるベテラン達。夫々の道を探し始めるが、皐月の書いた記事で予約が殺到し、やはり喜翆荘で働きたいと思う一同だがスイの意思は変わらない。

喜翆荘…。スイが喜べる宿。何も無いまっさらから旦那と二人で初めた夢の場所は、いつしかしがらみを作り、新たな世代にそれを背負わせる事は違うと感じていた。自分の夢を叶えるために、娘と息子を蔑ろにし、夢を奪ったことへの後悔...。
縁に旅館経営は無理と知りつつそれを押し付けた。
その思いを聞かされ、理解した緒花。喜翆荘は私が大切に思い、既に日常になった大好きな場所。皆が喜翆荘存続に向け一丸となるが、その皆も、喜翆荘の為に、地域への貢献義務を蔑ろにしている事に気がついていない…。
夫々の身勝手な思い=喜翆荘を潰したくないとの思いがすれ違う…。
緒花は成り行きで喜翆荘で働き始め、流れで好きにはなった。でも自分の夢が何なのか、喜翆荘は緒花にとってなんなのか。緒花は女将を味方したと、皆からはじかれる。思はすれ違うばかり。皆、喜翆荘が好きなのに...。
{/netabare}

第25話(私の好きな喜翆荘)
{netabare}
緒花から女将の本音を聞き出した菜子は思う。自分の夢を持てなくても、誰かの夢を応援したり支えることが嬉しく、楽しいと感じる人だって居るって事を女将は解ってないと。そして、女将に勝つ勝負事のように振る舞う皆にこんなの違うと思いをぶつける!!
そして無理をした巴が怪我をする。
代役にと女将が仲居に名乗りをあげる。
皐月も手伝いに訪れる。縁は自分が責任者だと二人の支援を断ろうとするが、崇子に私情を挟んでる場合じゃない諌められる。

ぼんぼり祭り当日…。そこには本来の喜翆荘があった。そしてスイ、皐月、緒花が中井として振る舞う姿があった。
乗り切った先に一同をぼんぼり祭りが待っていた。小さな神様の娘が、迷わず進めますように…行く手をを灯す…光の道は歩みを進める道となる。感無量...。
{/netabare}

第26話 最終話(花咲くいつか)
緒花は解った。何かを探し、何かを得ようともがいた結果、その度に誰かが進む道を照らしてくれた。だから、自分も誰かの為に、誰かの幸せの為に自分の幸せを貫こうと。
そう、スイの生きてきた道のように…。
人は誰かと共に、思いや願いを叶えたくて、生きる。誰も一人ではないのだ…。

スイは言う「人を顎で使うより自分が動く方が好きなんだ。皐月や緒花のためにも何時までも憎たらしい母で(祖母で)居る」。
三指を着いて頭を下げる皐月。人の縁の原点は親子なんだと…。心に染みる。

喜翆荘は閉じた…。
皆と歩み、時に挫け、葛藤しつつ知らぬ間に成長させてくれ、夢をくれた場所。
そして、又、輝きを放つ幸せを生む場所として再開する迄。暫しお休み…。ありがとう。それ迄皆元気でぼんぼろう…。再会の時を目指して夫々の道を...。

【あとがき】
OP曲「ハナノイロ」
歌唱︰nano.RIPE。作詞・作曲︰きみコ。編曲︰nano.RIPE。(第2話 - 第13話)
「面影ワープ」
歌唱︰nano.RIPE。作詞︰きみコ。作曲︰佐々木淳。編曲︰naE。(第14話 - 第25話)

ED曲 「Hazy」歌唱︰スフィア。作詞︰坂井季乃。作曲・編曲︰黒須克彦。
(第2話 - 第5話、第7話、第9話 - 第10話、第12話 - 第13話)

「月影とブランコ」歌唱︰nano.RIPE。
作詞・作曲︰きみコ。 編曲︰nano.RIPE。
(第6話)
「夢路」歌唱︰nano.RIPE。作詞・作曲︰ きみコ 。編曲︰nano.RIPE。
(第8話、最終話)
「細胞キオク」歌唱︰nano.RIPE。作詞・作曲 - きみコ。編曲︰nano.RIPE。(第11話)
「はなさくいろは」歌唱︰クラムボン。
「ハイリープ」歌唱︰nano.RIPE。
作詞・作曲︰きみコ。 編曲︰nano.RIPE。
(第22話)
「Ray of Light」歌唱︰nano.RIPE。作詞︰渡邉美佳。作曲・編曲︰浜口史郎
(第25話)

本作のモチーフは金沢市の奥座敷と言われる湯涌温泉。本作とのコラボで行われたぼんぼり祭りは、アニメ初の聖地イベントとして10年もの間行われてきました。それにより訪れる5000人以上の観光客や支援者により温泉地、イベントは守られて来ましたが、コロナ禍等の事情により厳しい状況にあるようです。それは観光地、温泉地、宿泊施設に限った事ではありませんが、先ずは自分が出来る応援をと。アニメ業界も過渡期を迎え、要素が出尽くし容易に乱立され、テンプレ化感は否めません。それはオリジナルアニメとなれば、制作費は実写ドラマ同等の1000万超えが相場なので、原作あれば10分の1以下、手書きを減らせば更に安く済みます。収益が出なければ作る意味は無いため仕方の無い事と理解しています。それでも創作物を生み出すクリエイターと関係者ににエールを。

投稿 : 2022/09/15
閲覧 : 185
ネタバレ

抹茶ラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

恋愛要素まっっっっっっっっっっっっっっっっっじで要らない 

まぁ、凄い面白かったですよ。でも恋愛要素が本当に邪魔でしかなかった。

まず孝一の存在意義がまるでない。12話以降、ラスト辺りまで出番無しの上にオチもしょうもない。で、孝一が絡んだ時の緒花がまじでキモい。普段の緒花のキャラはかなり好きだけど、恋愛沙汰になるとまじで無理。泣くシーンある度に興醒めや。

さらにさらに10話辺りで出てきた、孝一のバイト先にいた孝一の事が好きな赤い髪の女の子は一体どこ行ったのさ?最終話にすら出てこないし、完全に忘れ去られてるよね???

徹さんが緒花に気があるって要素も微妙。民子と徹さんのちょっとした恋愛要素(文化祭のオムライスとか)くらいなら良かった。あとなんか結婚した二人は論外。あの回まじで要らなすぎて笑った。

とりあえず恋愛要素が他の回多かった9話〜12話はまじでキツくて切ろうと思った。

でも根本のストーリーは凄く良かった。1話の死ねやビンタは衝撃的だったし、緒花達の成長ぶりが道中でちゃんと丁寧に描かれてた。終盤辺りの親娘3代で御膳運んでる描写は絵になったね。

結論としていらん恋愛要素のせいで台無しになった作品。劇場版も26話以降の話じゃないらしいので観ませんわ。

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 290
サンキュー:

4

九会 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

頑張る姿は応援したくなる。緒花のぼんぼり物語

P.A.WORKSの初代お仕事アニメにあたる作品
ストーリーはとある事情から東京を離れた主人公の松前緒花(まつまえおはな)が石川県の温泉街にある旅館「喜翆荘」で仲居として働くお話。
彼女は母子家庭で小さい頃から家事を担当していただけに、喜翆荘の仕事に慣れるのも早く、仲居としての技術的な成長というよりは自分探しや気持ちの整理がメインになっていたと思います。緒花は弱気になる事こそありますが、かなりガッツのある子で好きなキャラです。喜翆荘で働きながら、持ち前の真っ直ぐさで周りを巻き込んでいく姿やコロコロ変わる喜怒哀楽の表情は見ていて飽きず、喜翆荘の為に奔走する姿は健気で応援したいと思えました。頑張れ緒花、負けるな緒花!

一方で東京に置いてきた「孝ちゃん」こと幼馴染の孝一との関係は見ていて少しヤキモキしました。また言葉の表現などに時代を感じる部分も。緒花が空気が読めない部分があるにしても言葉が強いかな……。
しかしながら、作画は10年以上前の作品とはいえ十二分に良く、P.A.WORKSが背景描写に力を入れているのは今となんら変わらない印象を受けました。加えてアトリエシリーズで有名な岸田メルさんのキャラデザも可愛らしくて良かったと思います。キャラは多少ヘイト気味なキャラもいますが、皆立っていてそれを演じる声優さんの演技も良く、諏訪部順一さんや能登麻美子さんの御二方はイケメンや美少女ではなく、本作のコミカル寄りなキャラも上手にこなされていたと思います。他にも気丈な女将の四十万スイを演じる久保田民絵さんや最古参の電六を演じるチョーさんなどのベテランの声優さんの演技も作品を支えていたと思います。個人的な意見になりますが、お仕事シリーズは幅広い年齢のキャラクターが登場するので若手からベテランまで様々なキャリアの声優さんが出演している部分も面白いなと感じています。

総評としては恋愛部分の話はもう少しオミットしてもいいかなとは思いましたが、主人公の緒花のキャラが好きなので作品全体としては楽しめました。この作品がきっかけで行われるようになったイベントもあるそうで、自分もいつか作品の舞台を訪れてみたいなと思える作品でした!

投稿 : 2022/06/22
閲覧 : 218
サンキュー:

12

さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

働き始めてから見直すとまた良い

最も好きなアニメの一つです。

恋愛・友情・挫折と努力…と色々な要素がありますが、このアニメの本題は己の生き方に向き合うことだと感じています。

このアニメは今までに三周見ています。自分の生活環境や内面が変わると、また新たなことに気付かされてくれる作品だと思います。大学生の頃はじめて見たときは、単純にストーリーの面白さに魅かれました。大学院生になり就職や論文などの不安を沢山抱えていた頃に見たときは、常に前向きかつひたむきな喜翠荘の人々の姿に元気を貰いました。そして就職してから数年経って見たときに感じたのが冒頭の感想です。

主人公の緒花はかなり奇抜な性格であり、独特の価値観と強い行動力で問題に取り組もうとします。私が学生の頃にこの作品を見たときは、少し変わった人物である緒花が周囲との軋轢を解消しながら喜翠荘の繁栄を目指す物語だと捉えました。しかし、改めて見てみるとむしろ視点は180度逆向きで、緒花が周囲の影響を受けながらとことん自分と向き合い、自分のあり方を模索する物語だと捉えるようになりました。その発露のひとつが「ぼんぼる」であり、喜翠荘の顛末も、こうちゃんとの関係も、緒花の物語の背景のひとつとしての機能なのだと感じました。

この作品は"朝ドラ的"だと評されることもあるようですが、主人公の生き方にフォーカスした物語の手法として近い部分もあるかも知れません。しかし、キャラクターの内面により踏み込んだ描写であったり、(物語内での)現実とキャラクターの空想が入り混じるような表現であったりと、アニメーションならではの魅力を存分に活かした作品になっていると思います。

最後に自分の話になってしまいますが、就職して数年経ち、一通りのことが自分でできるようになってくると、仕事に忙殺される中で次に目指すべき道やありたき姿がぼやけてきてしまうときがあります。そんなときに改めて見かえすことで、自分に向き合い続けることの尊さを再認識させてくれた作品でした。以前に一度ご覧になったことがある方にも改めて見直すことをオススメしたい作品です。

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 231
サンキュー:

5

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今も尚続くお仕事シリーズの傑作

SHIROBAKO、色づく世界の明日からに続いて観たPA作品がこの作品でした。P.A.WORKSを知る前から気になっていた作品でした。

主人公の緒花が家の事情で叔母の家に預けられ、祖母の働く旅館で働く事になるお仕事アニメです。脚本は「あの花」「凪のあすから」などの岡田麿里さんです。

緒花が仕事に真剣に向き合う様子だったり、仕事を通しての成長がとても良いです。

序盤はキャラクターの性格がキツく苦手でした(主に女将、みんち、徹さん)

女将に関しては従業員にビンタですからね(^^;)

でも最終的にはどのキャラもみんな好きになりました。

1番好きなキャラはなこちです。大人しいけど、芯が強い子ですし、少しずつ成長していくのが良いです。

各キャラクターごとのエピソードも良かったですし、最後に喜翆荘が閉じてしまう時は非常に切ない気持ちになりましたね。切ないけど凄くいいラストだったと思います。見終わった時めっちゃいい作品に出会えたなって思えました。

あの花、凪のあすからも観たのですが、自分は花咲くいろはが岡田麿里さんが脚本を担当した作品で1番好きです。

あとホビロン!はつい真似したくなりますね(笑)

作画も相変わらずめっちゃ綺麗で、音楽も良かったです。

劇場版はまだ観れてないので劇場版の方もこれから観ようと思います♪

投稿 : 2022/03/05
閲覧 : 286
サンキュー:

9

ネタバレ

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

評価は5点が妥当

 
もちろん10点満点{netabare}中の5点だった11話の喜翆荘の話。あんな従業員ばかりで高評価されようとか、ちゃんとやってる宿泊施設に失礼。で、個人的にはこの作品自体も10点満点の5点が妥当と思ってる。{/netabare}
それはひとえにストーリーが驚くほど雑でつまらなかったから。毎度のように誰かしら悪者にするけど、そういう安易な手法に頼りすぎなのもマイナスポイント。
13話まで観たけどもう結構。これ以降がつまらないとも聞くし。

その13話までで言うなら…
特に8-9話は酷い。{netabare}雑誌の覆面調査員が来る!て話。
雑な点を数えたら両手じゃ足りない。中でも電話確認じゃダメだった理由がスルーされたのが滑稽。
それ以上に、あらゆるお客様へのもてなしが大事とか言う主人公が、他人の結婚式を荒らしまわるという最悪の見せ方{/netabare}。話に合わせてキャラの思考を姑息に改変するなら、スジが通らなくなり薄っぺらな話になる。ドタバタ劇だろうとスジが通らないストーリーに魅力はない。
11-13話も非常に酷い話で不愉快。そもそも本作に好印象の回は全く無い。

作画など他の要素は決して悪くない。
けどやはり脚本が致命的。情報なしに1話を観て「これもしや岡田さん?」と思ったら案の定…分かる人にはすぐ分かると思う。5点満点の2.5点が個人的な評価になる。

__________

その後、全話視聴した。
事前に聞いてたとおり後半部分もつまらなかった。何度も寝てしまったので何度も観返すハメになった。

P.A.WORKSはホント作画以外を何とかしてほしい。

投稿 : 2022/01/31
閲覧 : 561
サンキュー:

6

コラッタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度観たことか・・・

アニオタ歴も15年目に突入しました。
これまでどれぐらいのアニメを観てきたんだろうって感じです。
好みはあると思いますし、人それぞれでしょうが
個人的には、これほどまで何度も観たくなる
アニメってそうないと思います。
本日、恐らく5週目しました。
何度でも観たくなる作品です。
放送されていたのは、多分10年以上前ですかね・・・
リアルタイムで観ていたときは、私も高校生でした。
あれから何年経って改めて見返すと、新たな気づきがある。
そんなアニメです・・・本当に素晴らしい・・・
こういうのを、「神アニメ」っていうのだろう・・・

投稿 : 2022/01/19
閲覧 : 347
サンキュー:

4

ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

閉鎖的世界に飛び込まざるを得なくなった娘の成長物語

あにこれでの評価が高かったのと、
SHIROBAKOの前のお仕事シリーズ
ということで視聴開始。

あと精神的に参ってるので、
元気を分けてもらいたかったというのが一番かもです。

【作品概要】
 東京で暮らす女子高生松前緒花。
 幼馴染の種村孝一との変化のない学生生活に
 ドラマチックな変化を求めていました。
 その安息の日常は、
 母親がダメ彼氏と夜逃げすることで破壊されます。
 緒花は母親の実家を頼りますが、そこは旅館でした。
 田舎の温泉街旅館という閉鎖的な空間に
 否応なしに飛び込まざるを得なかった
 彼女の試練の生活が始まります。

【作品に対する感想】
 SHIROBAKOやサクラクエストの原点ともいえる
 お仕事シリーズの一作目。
 どれも厳しい仕事のお話ですが、
 ①花咲くいろは
  …生きるためにはそこにいるしかない、
   追い詰められた状況
 ②SHIROBAKO
  …自ら望んで夢を叶えるために飛び込んだ状況
 ③サクラクエスト
  …契約の手違いで望んでたことと
   異なる仕事をする羽目の状況

 比較すると最も厳しい状況です。
 
 退路を断たれた状態で、仲間もゼロからのスタート。
 持ち前のガッツとバイタリティで
 道を切り開いていくのは他の2作と同じです。
 やっぱりこういう作品はへこんだときに元気をもらえます。

 お仕事シリーズが好きな方はこれもお勧めです。

 また魅力的なキャラが多いのもいいですね。

1)物語
 閉鎖的(排他的)な絶対不利の環境。
 誰も協力してくれず、フォローもありません。
 自分で仲間を作り、道を切り開いていかなければなりません。
 
 普通簡単に心折れそうな状況ですが、
 そこを這い上がっていく緒花の姿は本当に心打たれます。
 
 また、緒花の母親の描かれ方を前半、後半で変えることで、
 緒花の心の成長を描いているのがうまいと思いました。
 前半は家の中の母親像のみを描き
 「駄目な母親」を前面に出していました。
 そうすることで緒花の子供の目線での不満を描いていました。
 しかし後半は仕事での母親を多く描き、
 緒花が全否定(期待していないと切り離していた)していた
 母親に対し違う見方ができるようになったことを
 描いていました。


2)作画
 また作画のほうは綺麗なのはもちろんすごいのですが、
 リアリティの面で「劣化」がものすごく
 丁寧に描かれています。
 摩擦で塗料がはげてるとこ、経年劣化で曇ったプラスチック。
 こういうこだわりがすごかったです。


4)音楽
 きみコさんの声に中毒性があり、何度も聴きたくなります(笑

5)キャラ
 ①松前緒花
  納得いかないことは誰であろうと言い返す(たずねる)。
  こういう娘、好きです。空気読めないとか言われてますが、
  理解せずになんとなく棚上げと言うのが
  一番まずいと思うのです。
  閉鎖的な環境では敵だらけになってしまうことも
  あるのですが、それをバイタリティで切り開いていく
  力強さは好感が持てます。

 ②鶴来民子
  「死ね」「ホビロン」を連呼する娘。
  緒花を「空気読めない」と非難してますが、
  一番空気読めてないのはこの娘と思います。 
  覚悟の程は見上げたものですが、あまりに自己中心的な
  物言いはもうちょっと成長が必要と思いますね。

 ③押水菜子
  ビビりですが自分を変えたいと思い、
  仲居のバイトを始めた娘。
  こういう娘、好きですね。
  この手のキャラはどんくさいことが多いですが、
  水泳はお手の物。
  閉鎖的な空間の中で割と中立の立ち位置。
  
 ④和倉結名
  分かった上で軽い女を演じているのかと思ったら、
  本当に何も分かってない娘でした。
  作中最も残念な娘でした。

 ⑤輪島巴
  オネーサンキャラ好きです。
  
 ⑥四十万スイ
  自他ともに厳しいカリスマ。ただ雑巾人の顔に投げたりは
  厳しいとパワハラを履き違えてる前時代的なところが
  あるのかなと。

 ⑦四十万縁
  気持ちが空回りして間違った方向に行く人。
  なんとかしなきゃって思う気持ちはわかるんですが。
  タイプ的に組織のトップより潤滑剤として動いたほうが
  生きる気がします。
  
 ⑧松前皐月
  いろいろ考えてるのは分かるんですが、
  母より女でありたいという考え方ならば、
  子供は厳しいかなと思います。
  子供を育てるなら男性も男よりも父を取るべきと考えます。
  この辺はいろんな考え方があるとは思いますが。

 ⑨川尻崇子
  院卒後6年間もよくコンサル続けてこられたなと
  逆に感心するひと。
  経営学の理論を学ぶのはいいのですが、
  実際に利用しようとすると理屈どおりにいかず
  上手くいかないものです。
  大企業相手だとそれを上手く噛み砕いて末端まで
  浸透させることができる人材が要所要所にいたりして、
  どうにか結果につながるのかもしれません。
  しかし喜翆荘の規模だともっと現場に寄り添わないと
  的外れになってしまうと思います。
  寄り添うには余りに経験不足だったかなと。

 ⑩宮岸徹
  この人も指導とパワハラを履き違えている感があります。
  作中よく出てくる「見てたからできるだろ」のセリフが
  違和感大です。
  教えられたことしかできない、考えなしの後輩を育てても
  だめなのは分かるんですが、土壌も作らずに作物を
  育てようとしてもだめなのではと思います。
  言葉ですべてが伝わるわけではないですが、
  あまりに言葉足らず。これも若さゆえの過ちか…。

6)好きなシーン
{netabare}
 ①孝ちゃん告白
  こういうなよっちい子は「あ…何でもない」って
  言えないことが多いんだけど孝ちゃんは言い切った。
  線は細いけどいい子や!

 ②何度「死ね」と言われてもへこたれない緒花
  普通ブチ切れるか傷つくかどっちかと思うんですが、
  「死ね頂きました~」とか言えてるあたり
  すごい耐久力と思います。
  なこちの「駄目だよ、いきなり知らない人の死を願ったら」
  という珍妙なたしなめもまたGJでした。

 ③親子三代 呑む
  おかみ・おかん・むすめ
  おかんの粋なオーダーで実現した酒盛り。
  酒の力もあってちょっと素直になった三方が微妙な
  距離感を手探りしながら話すのがとってもいい感じ。
  緒花は喜翆荘での生活でただ生きることの大変さを
  目の当たりにし、母の一部を認めることができ、
  大人の一歩を踏み出したところが良かったですね。
  
 ④文化祭、料理班の修羅場
  ミンチの言ってることは間違ってはないんですよね。
  ただ、場違いなだけで。
  ミンチほどの覚悟で生きている高校生って少ないし、
  それを文化祭の場で突き通すのはちょっと
  空気読めなさすぎです。
  (徹が来るってことで気合入っていたのは分かるんですが
   これが若さゆえの過ちか…)
  全体を見て最適案を出す緒花の力に
  みんなが救われた話ですね。
    
 ⑤粋な屋台のおやぢと場違いな緒花の告白
  なんといいますか、こういうつぎはぎな感じが
  逆にリアリティあっていいですよね。
  綺麗に完ぺきに決まるのも良いんですが、
  こういう失敗談もきっといい思い出になるはず。

{/netabare}  

7)「?」なシーン
{netabare}
 ①ぼんぼり祭り、喜翆荘全員参加
  率直に「客どうするん?」。
  交互に出るとかなら分かるんですが、旅館内全員不在って
  とても女将が許すことじゃないと思うんですが。

 ②ミンチいちいちキレ過ぎ
  覚悟の程と必死なのは解るんですが、
  それを他の人に当たってはいけません。
  自分は自分、人は人。

{/netabare}

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 498
サンキュー:

23

ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

明日もボンボロ~って元気もらいました!

少し前に視聴した「白い砂のアクアトープ」
レビューの中でP.A.WORKSのお仕事物として
上がっていた作品の一つである本作に興味が沸いて視聴しました。

アクアトープのくくるも元気一杯の可愛い子でしたけど
こちらのヒロインの松前緒花はそれ以上にパワフルで行動力が
半端ない凄い子だったっです。
周りを巻き込む力強さが魅力的で観てるだけで元気をもらえる明るくて
とっても良い子でした!

母親の夜逃げをきっかけに母の実家でもある旅館「喜翆荘」で
引き取られることになった緒花。

旅館の女将、祖母のスイは孫でもあるお花に一切の
甘えを許しません。

実際に家族経営的な小さな旅館ほど、それぞれが自分の仕事をしっかりとこなせないと、すぐにまわらなくなるんだろうし、
今は少しの綻びでも口コミに書かれてしまいますしね。
悪い口コミは客足に直結しちゃうし実際厳しくないと生き残れない
業界なんでしょうかね。

そんな厳しい洗礼を受けた緒花でしたけど、
元々、母親代わりで家事をこなしてたポテンシャルに
凄すぎる行動力、周りを巻き込む力で喜翆荘の雰囲気が話数を重ねるごとに少しづつですけど変わっていくのが良いんです!

同級生で仕事仲間でもある民子や菜子と時に衝突したり、協力しながら
旅館を盛り上げていく。
そんな普通な展開なのに、日々の小さな事件が一々面白い!

徹さんが好き過ぎて周りが全く見えなくなってしまう民子の緒花への当たりが、理不尽過ぎかも~~ってのは多々あったけど、
「ホビロン!!」でなんか許せちゃうんです・・・。

住み込みでなく家族の面倒をみつつ頑張ってる菜子ちゃんも
今時、こんな子いるの?ってくらい素敵な娘さんでした。

自宅に帰っても兄弟たちの面倒をみるのに忙しいのに
大好きな喜翆荘の為、
宿泊してくれるお客さんの為に奔走する優しさに
あ~こんな接客されたら一発でお気に入りの宿になっちゃいますよね~。
(おじさんだから若い子が良いってことではないんですよ。
あっスイマセン嘘つきました・・・
 可愛くて一生懸命な菜子ちゃんに惹かれただけです><!)

後半での
女将のスイの若かりし頃、小さな旅館を必死に盛り立て奔走する
姿にはやられました。
美しすぎる姿に見惚れましたし、なにより旦那が志半ばで先立ってから
必死に旅館を守る為に強くならなければならなかったことが、
今の厳しさの原点にあるんだなってことが痛いほど胸に響きます。

きっとそんな余裕のなかったことで仲たがいしたんだろう皐月
とのやり取りは緊張感ありつつも良いシーンでした。

孫の緒花が繋いで良い距離間の関係になれて良かったです。
だってこれは家族の物語でもありますしね。

空回りが過ぎる若旦那の頼りなさをフォローし続ける女傑たち感が
凄いけど、実際の旅館でも女性達の強さで成り立っているのかも
しれませんね。

あっでも緒花を陰ながら支えてたのはいつだってこうちゃんだったし
民子が頑張れるのも徹さんがいるからこそか・・・。
お仕事ドラマだけでなく、民子、緒花の恋模様もちゃんと描かれてたのは良かったですね。

舞台となった石川県の湯涌温泉。
このアニメを発端に開催されるようになったという「ぼんぼり祭り」。
この作品を観るまで知らなかったのですけど
アニメを発端にして新たな歴史が生まれるってのも凄いことですね。

現実の世界では、コロナでどこも大変なんでしょうけど
小さな旅館が残り続ける世の中であって欲しいです。
あ~一度は行ってみたいな~湯涌温泉。

投稿 : 2022/01/17
閲覧 : 251
サンキュー:

31

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

松前緒花の成長と魅力

松前緒花が旅館の仕事をする上で成長していく過程を素晴らしく描いています。また緒花が他のキャラの魅力を引き立てており、見る度にキャラ全員が大好きになります。またnano.RIPEさんを中心とした主題歌、挿入歌も素晴らしいです。

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 488
サンキュー:

4

ちあき さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

働く名作!

一見辛いと感じる仕事にも向き合い方次第で楽しみを見出せる、そんなことを思わせてくれた作品。
仕事にも誇りだったり、喜びだったり、いろんな形で仕事にも楽しみを見出せる。そうやって仕事の楽しみを覚えていくうちに、人生が仕事にも表れてくるのかもしれません。

そんな「働く」をテーマに描かれた良い作品でした。

ちなみに本作のサブストーリとして劇場版もあるので、そちらもお勧めです。

投稿 : 2021/10/26
閲覧 : 321
サンキュー:

8

ネタバレ

cLzNA78240 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

TBSドラマを見ている感覚だった

仕方ないのだろううけれど2クールは長いかな。あくまでも今の感覚だとですが。

投稿 : 2021/09/28
閲覧 : 240
サンキュー:

1

ネタバレ

けい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

いや、まじでおもしろい

最初はぐだぐだだなとは思っていたのですが、後半のおばあさんのくだりとかが神!

投稿 : 2021/09/27
閲覧 : 222
サンキュー:

3

まあ君 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっと薄め

26話の中に,振り返ると結構たくさんのエピソードがあったと思うのですが,何となく重たくなるのを避けている印象.
ギクシャクした人間関係が,いとも簡単に修復してしまう.
折角の26話というボリュームを生かし切れていなかったような感じがしました.
まあでも,「ちょっといい話」的なテンションで,最後までのらりくらりと進んでくれたので,それなに面白かったです.
それと,田舎の風景というのはやっぱりいいですね.

投稿 : 2021/09/04
閲覧 : 320
サンキュー:

3

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花咲くいろはのストーリー・あらすじ

突然の夜逃げ、突然の告白、そして突然の別れ――。今までとは違う自分になりたかったという夢は、急に現実となりました。私、松前緒花の平凡な日常は1日にしてドラマチックな展開を迎えたのです。通い慣れた、それでいてあまり愛着のない街を出て、話したことや会ったこともない祖母の元で暮らすのです。大正浪漫あふれる温泉旅館・喜翆荘(きっすいそう)。そこで出会う人たち。花の芽が地上に出て新たな世界を知るように、私も、今までとはまったく違う、新しい生活を始めます。それは辛いことかもしれません。でも、めげても、くじけても、泣きじゃくっても明日は来るんです。だからこそ私は頑張りたいんです、そして輝きたいんです。太陽に導かれるよう咲く花のように。いつか大輪の花を咲かせられるように……。
(TVアニメ動画『花咲くいろは』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2011年春アニメ
制作会社
ピーエーワークス
主題歌
≪OP≫nano.RIPE『ハナノイロ』≪ED≫スフィア『Hazy』

声優・キャラクター

伊藤かな恵、小見川千明、豊崎愛生、戸松遥、能登麻美子、梶裕貴、本田貴子、久保田民絵、浜田賢二、間島淳司、山口太郎、恒松あゆみ、諏訪部順一、チョー

スタッフ

原作:ピーエーワークス、キャラクター原案:岸田メル、 監督:安藤真裕、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:関口可奈味、メインアニメーター:石井百合子、美術監督:東地和生、色彩設計:井上佳津枝、撮影監督:並木智、3D監督:山崎嘉雅、特殊効果:村上正博、編集:高橋歩、音響監督:明田川仁、音楽:浜口史郎、音楽制作:ランティス

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