tinzei さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.5
作画 : 1.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
世界観を説明するなら、もう少し丁寧にしろ
各話冒頭にレイヴェンとドナの問答があるけど、これが作品の用語と世界観を説明している。ただ言い回しがややこしいから、1話だけだと理解できない。
とりあえず簡単に説明すると
・スタンド
主人公が所属することになる対ウイルス部隊。実質的なリーダーはレイヴェン。
・ツァイネル
スタンドの上部組織。ネオホンコンを支配してる(?)
・ヴァリアブルギア
主人公たちが付ける特別なパワードスーツ。脳にチップ(インプラント)を埋め込んでると機能しない?
・インキュベーター
軌道上の衛星にいるやつ。ウイルスをネオホンコンに送り込む。
・ウイルス
人をバケモノに変えたり、ハッキングしたりする。
原作はゲームだけど、原作とは別作品になっていて、このサイトの[作品情報]に書いてある[あらすじ]は原作のストーリーだから参考にはならない。
軽くwikiで見た程度だけど、原作だとネットの世界でウイルスと戦うのに対して、こっちはネットという設定はあるけど、ウイルスが発生するのは現実世界で、戦いもほとんど現実世界で行われる。
作品の描き方は独特で、雰囲気だけなら同じ大張監督作品の『銀装騎攻オーディアン』に近いけど、正直『オーディアン』以上に分かり辛い、ただ年代で言えば『オーディアン』の方が後だから、当然と言えば当然。
作画に関しても、パワードスーツ(ヴァリアブルギア)のデザインは悪くないけど、スーツ着用シーンがしっかり描かれたのはエリカのヴァリアブルギアだけで他はいきなり着用か黒く塗りつぶされて細かくは描かれていない。戦闘シーンに関しても特殊能力みたいなのはあったけど、スーツ自体にギミックは無いから見てて退屈だった。
ストーリーに関して、途中までは分からないなりにも雰囲気で観れたけど、最後の二話の段階で全く分からなくなった。特にそれぞれの勢力(サージたち、レイヴェン、インキュベーターとミラン、ツァイネル)たちの目的がさっぱり分からない。用語を理解した上で最初から観ればもう少し理解できると思うけど、もう一周するほど面白くもないし、上でも言った通り他の要素で見ることもできないから、控えめに言っても駄作だった。
【あらすじ】
1→スタンドが汚染された警察のアーマードギアを倒し生存者を一人助ける。その一人が試作アーマードギアのパイロットに選ばれるが、ウイルスが感染し、お披露目会の時に暴走。その際サージがレイヴェンを狙う。
2→サージはレイヴェンの命は奪えず逃走。ウイルスに感染した新型のアーマードギアに苦戦するスタンドだったが何故かウイルスはサージを狙う。サージはスタンドのヴァリアブルギアを奪い、ウイルスを単独で倒してしまう。その後倒れ、スタンドに保護されるがスタンドのメンバーはレイヴェンの言動に疑問を抱く。
3→スタンドのエリカはサージが同郷出身と聞き興味を持つ。サージは自分が何故レイヴェンを襲ったか分からず、レイヴェンに言われるがままスタンドに入る。レイヴェンは謎の女と共に何かを企む。
4→核廃棄施設でウイルス発生。スタンドが向かうが、そこの責任者はエリカの元カレ、ウォンだった。レイヴェンは放射能研究所からウイルスが核の汚染濃度を下げてるから攻撃を中止してほしいという要請を無視して任務をぞっこさせる。実はウォンが感染者で、エリカは施設ごとウォンを倒す。
5→女たちが眠りながら突然死する事件発生。その女たちがレイヴェンの名を叫んでいたため調査を開始する。だがダイブ中に囚われたミレイを助けるためエリカがダイブするが今度はエリカが捕まる。サージは助けに行くが実はこの事件自体がサージを誘い出す罠だった。謎の女がサージと一体化しようとするが、マーカスが外部から操作したおかげで二人とも助かる。
6→サージとエリカは夢の世界で会った人物について執拗に聞かれる。ウイルス反応があり出撃するが、サージが例の女と出会う。しかしそれは例の女ではなくウイルスを操ると言う男、ブレインリザードだった。サージは女の正体を聞こうとするが、ブレインリザードにあしらわれ逃げられてしまう。
7→ミレイのハッカー仲間がミレイの名を叫びながら死ぬ。ミレイは死んだハッカーのチップに入るが、ブレインリザードの罠にかかりウイルスに感染させられる。ミレイはエリカと他のハッカー仲間に頼み、感染した自分のチップをフォーマットしようとする。自分のせいで死んだ弟のトラウマを見ながらも無事生還。
8→ブレインリザードと思われる男が逮捕されるが、それはサージの友人リュウだった。リュウはブレインリザードも女も知らないと言うが、リュウの拘留後ブレインリザードの襲撃を受け、ミレイとジョウイチロウが人質になる。ブレインリザードはリュウのもう一つの人格だと明かし、レイヴェンに例の女ドナとは何者だと言う。しかしその間にミレイ達の活躍で隙が出来たブレインリザードを倒す。死に際にブレインリザードはミレイにサージの正体について少し話す。
9→サージはブレインリザードから言った自分がクローンだと言葉に悩む。だがスタンド本部のコンピューターがウイルスに感染しする。唯一動けたサージのギアを使い、ウイルスを駆除しようとするが、ドナの姿をしたウイルスに邪魔される。最後はレイヴェン自身もギアを着て戦い、サージのギアに隠された力を使い、ウイルスを駆除する。
10→ツァイネルはサージの使った力を危険と考え、部隊を送りスタンドを制圧しようとする。一方マーカスはツァイネルのリリーと連絡を取る。力を使い倒れていたサージはネットでレイヴェンからウイルスについて聞く。生き残っていたエリカは強行突破を考えるが鎮圧されてしまう。すると目覚めたサージがエリカたちを救出して、外にいたミレイたちと合流しようとするが、そこにマーカスがツァイネルの部隊を率いて現れる。
11→マーカスはスタンドをやり直すため降伏しろという。サージは二週間後に衛星へ行くのを手伝ってくれるのなら降伏を飲むと言うが、ジョウイチロウの攻撃で決裂、サージたちは逃げ延びる。実はサージの二週間というのは嘘でその三日後に行動を起こす。宇宙へ行く船をハッキングしサージを宇宙に飛ばそうとするが、そこにレイヴェンが現れ、サージを死なすわけにはいかないと言い妨害を始める。
12→レイヴェンが邪魔するがジョウイチロウのおかげでサージとエリカは宇宙へ上がる。そこでサージのもとになったミランと会い、インキュベーターについて聞く。サージはウイルスに犯されたドナの死体?を倒し、インキュベーターを駆除する。最後はエリカと共に地球へ帰還。
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