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「機動新世紀ガンダムX [エックス](TVアニメ動画)」

総合得点
69.1
感想・評価
339
棚に入れた
1847
ランキング
1904
★★★★☆ 3.6 (339)
物語
3.6
作画
3.4
声優
3.5
音楽
3.8
キャラ
3.7

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機動新世紀ガンダムX [エックス]の感想・評価はどうでしたか?

PSvKf07387 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

北斗な世界でのボーイミーツガール

自分は大好きだけどアラが多いしツッコミ入れられるとまぁそこは正直そうよねと何も言い返せない
ガンダムのアナザー世界で地球にコロニー何発か何十発かぶち込まれて15年後から始まる物語
終わってる世界の過酷な環境で一人で生きてきた少年ガロードが謎の少女ティファや傭兵集団フリーデンと出会い成長していくボーイミーツガール物
主人公とヒロイン二人の物語が主軸ではあるけどそれを導いたりする大人が良い味を出してる
各話のサブタイトルがキャラのセリフになっている為月は出ているか等、印象的な名言が多く大人しめのEDが流れながらの次回予告の演出が渋い
多分威力あり過ぎて制作陣も扱いに困ってるのもあると思うけど主人公機の必殺サテライトキャノンをどう使うか使わないかも逡巡するのも良い
サテライトキャノンの扱いは賛否分かれるけど
問題点は戦闘が主人公のタイマン戦闘とか以外はとても雑で地味、色んな事情で途中打ち切りらしく最後の方宇宙に出る辺りからのストーリーが巻きで雑
そのせいで新地球連邦と宇宙革命軍の扱いが雑で、多分誰も気にしてないけど何か政治劇っぽいのがありそうな雰囲気でワクワクしてたけど何も無かった
ちょっとずつ小さな話から大きな話に発展していくRPGみたいな構成で個人的にはガンダムシリーズ好きなら見ていて良いと思います

投稿 : 2023/11/09
閲覧 : 58
サンキュー:

0

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:----

単純に群像劇として優れた作品

Vガンダム以降、ガンダムシリーズは暫く富野監督以外の監督が担当した作品が作られ、それぞれ違った独自色を出しており、例えばGは漢臭いスパロボ風なとこがあり、Wは女性向けかつスタイリッシュな格好良さ、ではXはというとストーリーが分かりやすく、主人公のガロードを始めとした登場人物の人間模様を難しすぎずそして重すぎない絶妙なバランスで楽しめるところが魅力的だと思います。

個人的にはリーダー格のジャミルがコクピット恐怖症から立ち直り、再びガンダムに乗って闘う所が胸熱でしたね。それからガロードの成長においてカトック抜きでは語れないでしょう。ダブルエックスへと乗り換える際のエピソードにおいて、カトックが言った「過ちは繰り返すな」という台詞が過去にあった悲劇とも相まって重みを感じさせるものがあります。

惜しかったのは40話足らずで終わってしまった事で願わくは50話くらいやって欲しかった。それでも個人的にガンダムシリーズでは初代と並んで最初に観る作品としてオススメしたい作品です。

投稿 : 2023/07/09
閲覧 : 82
サンキュー:

5

ネタバレ

かりんとう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ニュータイプについて考える話

観る前に姉からガンダムXは評価が低いって聞いていたのですが、実際観てみると1話1話丁寧で好きな話ばかりで…今のところガンダム作品で一番好きな作品です。

当時、時間や曜日変更により視聴率がとれなくなったため、50話まで放送するつもりが39話と短くなってしまったとのこと。
{netabare} 確かにD.O.M.E.の話など唐突で前触れとかとくになかったので駆け足感はありました。{/netabare}

ですが、1話1話丁寧で深みがあり考えさせられる話ばかり。「戦争とは」と毎回質問されてるような。

また、この作品をより良くしてるのは登場人物達。
とくにガロードとティファは回を進めるごとに成長に変化があり、彼らの成長を追うのもこの作品の魅力だと思います。
個人的に好きな話が多かったのはジャミルの話で、戦争を知るジャミルのトラウマ克服や、共に時代を知る者との再開や別れなど、好きな話が多かったです。

MSの数は少ないかな?って思ってしまったのですが、Gガン観た後だからだと思ってます(笑)

投稿 : 2021/11/27
閲覧 : 263
サンキュー:

1

ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

私にとって最初のガンダム作品

1996年4月~12月放送のテレビアニメ。全39話。

私が全話きちんと視聴した最初のガンダム。ほぼリアタイでした。
ガンダムについて詳しく知る前にこれを見ちゃったのは「設問を見る前に解答例見ちゃった」感があるなあw
BDBOX発売が近いので再視聴しました。


高松信司監督が「ガンダムを考えるガンダム」と語った通り本作はファーストガンダムをオマージュしていますが、きちんとまとまった内容なので初代を知らなくとも問題ないと思います。私は本作がほぼ初のガンダム作品だった(Wを何話か見ていたくらい)ので何も知らずに子ども心に楽しみました。

本作は作画スタッフの少なさが弱点ではありますが、コンテ・演出に作画がしっかり噛み合っていることは大きな美点です。また楽曲のクオリティが高く演出としても上手に使われています。無駄なキャラクターもおらずテーマと物語の一貫性も保たれていました。
スロースターターながらフォートセバーン編からテーマが見え始め、メタ要素はあるにせよ決して難解ではない点も評価に値します。

また、純粋にキャラものとして見てもなかなか楽しめる作品。
客観的に考えると本作の世界観はかなり重くシビアですが、主人公であるガロードのバイタリティやティファとの関係性、フリーデンの和やかな人間関係が作風を明るくしてくれます。


【テーマについて】{netabare}
シリーズ構成の川崎ヒロユキさんはもともとキャラクター描写にもストーリー展開にも穴の少ない脚本家ですが、全話ご本人が書いているので矛盾もほぼ無く、テーマも一貫させています。

「能力の有無に関係なく個性を受容すること」
「未来を切り拓くのは特殊な能力ではなく、望んだ未来を手に入れようとする心の強さ」
「世代間の相互の影響」

本作だけ見てのテーマは以上の3つかなと思います。3つ全てが乖離せず、無理なく描かれたのが素晴らしかったです。
これらのテーマをガロードとフロスト兄弟は正反対な形で背負っていましたし、世界観が非常にシビアなため、様々な年代・様々な立場のキャラクターが登場し、世代間の関係性を好悪に関わらず浮き彫りにする点も良かったと思います。

そしてニュータイプについて。
D.O.M.E.はニュータイプなど存在しないとは言いましたが、ニュータイプだけではなくすべての能力者も、また特別な力のない人々も否定していないのが大きなポイント。
D.O.M.Eの「ニュータイプという言葉を捨てればいい」という言葉には、ティファがガロードから一人の少女として、フリーデンで一人のクルーとして、人柄も能力もありのままに受け入れられていることが説得力を持たせていると思います。{/netabare}


【作画・演出】{netabare}
キャラクターデザインもメカデザインもシンプル寄りで地味。私は好きなんですがキャッチーさはあまり無いですね。ドートレスとかクラウダとか汎用メカがなんとなく可愛いw

DVDのブックレットによると作画はほぼ一班体制(二班体制でクレジットされていますが、お互いがお互いのヘルプに入っていた)というんだから恐ろしい…
毎回同じ作画スタッフだったため、大きく崩れることはありませんでした。

演出は実写映画的演出をする人が多く、良くも悪くも地味。ですがそれが大きな魅力でした。高松監督と渡邊哲哉さんの絵コンテは特に素晴らしく、作画も演出に大切なシーンは外しません。

バトルパートも大切なシーンは綺麗に仕上げているんですが、それ以外はやっぱり大変そう。戦闘シーンの作画の使い回しが、細かく目立たない形で度々行われていました。
90年代という時代を考えると少なくない例ですし、何より非常に厳しい制作環境の中で様々な工夫をし、キャラクターの感情表現を大切にする方向性を最後まで一貫したことは評価すべきと私は思っています。
何よりキャラの仕草が細かいのは見所だと思うし、私は大好き。

その方向性もあり、ロボットものとしての見所はバトルそのものよりも大量破壊兵器(サテライトキャノン)に意味を持たせて演出し、テーマや物語とリンクさせている点。サテライトキャノンをどう使うかによってガロードの内面の成長をわかりやすく見せたのは本当にお見事でした。
激しい戦闘を見たい人には向いていませんが、サテライトキャノン発射には名シーンが多いです。{/netabare}


【音楽】{netabare}
作曲の樋口康雄さんと音響監督の浦上靖夫さんのお仕事が素晴らしかった。

OP・EDの素晴らしさは他のレビュアーさんも書いている通りですが、演出としても上手に使っていて切り離しては語れません。30分(アバンから次回予告まで)の流れが本当に格好良くて、映画のような雰囲気を楽しめます。
また本作のBGMは尺が長めでループできないタイプなんですが、使い方が素晴らしかった!クラシック調の楽曲なので転調も多く楽曲の繋げ方に序盤は苦慮したらしい場面もありますが、それ以降は違和感が全くなくてとても好きです。{/netabare}


【キャラクターについて】
地に足の着いた印象のキャラクターが多いですね。
キャラそのものも好きですが、フリーデンクルーは厳しい世界で助け合って生きていて、娯楽室や食堂などでクルーの関係性を知るシーンが多かったのが良かったです。テクス先生の活躍は一見の価値あり。
ただ終盤にウィッツの活躍が無かったのは残念でした。サテリコンの掘り下げももう少し見たかったですが、放送期間短縮と連続性の強い展開でちょっと難しかったのかな。
みんな好きだけど、今回見直して特に色々考えたキャラについて少し。

{netabare}
・サラについて
第6話から第9話までの一連のエピソードは若干重くて子どもの頃には理解しきれていませんでしたが、今見ると良く出来ているなって思います。キャラクターの心理変化とか、女性の気持ちを表現する口紅の演出の巧みさとか。
5話終了の時点ではフリーデンクルーはティファという少女を仲間として受け入れたとはまだ言えず、ジャミルのために行動していたことがサラの行動に現れます。ジャミルとティファもニュータイプとして根本的に理解しあえるのはお互いだけで、ティファはともかくジャミルはちょっと周りが見えなくなっていました。
過去の心の傷を思えば無理からぬところもありますが、それでもこのアクシデントの遠因はジャミルにあり、きっかけとなったのはガロードであり、自分の不安感を言葉にしてこなかったサラにも問題がある、という感じでなかなか細かいです。
(個人的にはトニヤが口紅をティファに渡したのがちょっとお節介に過ぎると思っちゃうんですよね。ガロードはティファを好きだけど、ティファがガロードを恋愛対象として見ているかはトニヤにはまだわからないはず。普通に元気づけてあげて、っていうだけで十分だったと思います。純粋に善意からの行動だし、結果的にこじれちゃったのがトニヤのせいなわけじゃないんだけど…でもこういう子リアルにもいるよね、みたいな…)

サラの心理は特にデリケートで、心境の変化を正確に理解させられるのは作画の努力(キャラクターの芝居)の賜物です。
自分の気持ちを言葉にすることの少ないサラは、作画・演出の恩恵を強く受けたキャラクターの一人ですね(一番はもちろんティファですが、ティファの心理の変化は割とストレートなので)。
ジャミルへの気持ち、副艦長としての重圧、繊細さと芯の強さなどサラはとにかく仕草と表情から読み取る心情が多いです。ジャミルが娯楽室に入って来たら水着入り紙袋を後ろ手に隠すサラ本当に可愛いw
副官のサラが受け止めてくれるからジャミルも自分の気持ちに正直にフリーデンを動かせる、という信頼関係も好き。


・フロスト兄弟について
以前からフロスト兄弟の「いずれD.O.M.E.にも触れねばなるまい」という台詞が回収されてないのがちょっと気になってはいました。本作で明確な矛盾と言えそうなのはこの一言だけで、放送短縮の影響かなと思います。
あるいはサテライトシステムを利用するためにD.O.M.E.の「力」に接触したと考えるのもアリかも知れません。

もっとも、D.O.M.E.に触れてもフロスト兄弟の考え方は変わらなかったと思います。その答えを受け入れることは自分たちが特別ではないと認めるのと変わらず、特別な存在としての承認欲求を持つ二人のアイデンティティが崩壊してしまう。
むしろ「未来を作るのはニュータイプではなく我々だ」と言い続けた兄弟にとって、ニュータイプという存在は自分たちがより優れた存在であると示せる格好の踏み台です。フロスト兄弟は周りにいた研究者や上司によって与えられた屈辱から、ニュータイプを知るのではなく、ニュータイプを制圧しようと考えたのでしょう。

フロスト兄弟については色々な感想を読んだ中で、本作のテーマを汲み取った上で「彼らは誰しもが持ちうる「歪み」であって、「悪」ではない。「悪」なら倒されるべきだが「歪み」は許されなければならない。」という意見を見かけ、私も色々と腑に落ちました。
二人が生き残ったのは個人的に非常に好ましく本作らしいと思っていますが、やり直しの機会を与えられた明確な理由はこの言葉に尽きるのではないかと感じます。

それに加えて、メタ的にフロスト兄弟はガンダムと比較され貶められた共通の要素を持つ作品に当たると考えられるので、監督は彼らを殺したりはしなかったのでしょう。{/netabare}


まとまりが良く全体的な質は高いと言えると思います。誠実な作品作りが形になった好例ではないでしょうか。
地味な作風ですが、肌に合えば年齢性別問わず楽しめると思います。(2018.3.8)


【ガンダムチャンネルにて一部無料公開中】
改めて見ても音楽の使い方が素晴らしいです。
HDリマスターを公開しているので色味もとても綺麗です。背景の空などは色選びも新鮮ですし。BDそのままの色を見ることができますよ。

第1話前半だけでも雰囲気は掴めるので、興味があればどうぞ。
(2020.2.9)

【ガンダムチャンネルにて第14話以降を期間限定で配信開始】
ガンダムXでは珍しい単発回の第15話が公開されてます。この話数だけでも面白いと思いますよ。
良い回なので是非ー。
(2021.2.23)

投稿 : 2021/11/19
閲覧 : 1047
サンキュー:

23

ネタバレ

よんまん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:----

ガンダムとしてだけでなく楽しめる

色々GやWといった激物の後では薄味に思えるかもしれないがちゃんと背景を読み込んでいくとこれは中々名作
まだ最終回はドームに色々しゃべらせすぎたと昔は思ったがちゃんとドームが言ってる通り全編通してガロードが体現したからこその答え合わせでしかなくドームが答えこそ最後提示したが答えはちゃんと登場人物が出してるので今見るとすごく丁寧である(現にガロードに触れなかった者たちはそこにたどり着けなかった)
キャラとしてはフロスト兄弟がお気に入りである、大義名分ではなく自分達のエゴで動いてるが、他のシリーズのボスたちがオブラートに大義名分を使ってるだけで根本的には同じであるしかつそのエゴイズムはどこからきたかは本編を見れば環境で出来上がったエゴイズムであり世間とのズレもちゃんと最終回で描いてる部分が脚本と演出の上手さを感じた
後以降のシリーズは大義名分ではなくコンプレックスを前面にだしてるボスがスタンダードになったあたりフロスト兄弟は流れを変えたかもしれない

投稿 : 2020/11/22
閲覧 : 201
サンキュー:

1

なん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高だっ

メタファーを読み取れるオツムがあるかどうかで評価が別れる
読み取れない頭の人は低評価でしょうな

投稿 : 2020/11/22
閲覧 : 207
サンキュー:

0

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

戦争が終わって僕らは生まれた。

【概要】

アニメーション制作:サンライズ
1996年4月5日 - 12月27日に放映された全39話のTVアニメ。
監督は、高松信司。

【あらすじ】

かつて行われていた地球連邦軍と宇宙革命軍の大規模な戦争は終結したが、
スペースコロニー群の落下で地球の環境は激変。人類の99%が死滅した。
アフター・ウォー(A.W.)15年。地球人口は9,800万人。
環境が安定し、小規模ではあるが地球の各地に国家が点在していた。

主人公のガロード・ランはモビルスーツを狩って機体やパーツを売って生活をしている、
戦後生まれを逞しく生きている孤児である。
ティファ・アディールという少女をバルチャー艦「フリーデン」から奪ってくることを、
アルタネイティブ社から依頼されるが、ガロードは任務中にティファに一目惚れしてしまう。
ティファはニュータイプであり、彼女の能力を目当てに身柄を求める者は少なくはない。

15年前に地球に惨劇を引き起こしたコロニー落下に居合わせたモビルスーツと同機種であるガンダムXに乗って、
ガロードはティファを、彼女を利用しようとする私欲を持った大人たちから守るために戦うことになる。

ティファとの恋愛関係。そして、艦長のジャミル・ニートを始めとする「フリーデン」の乗組員たち。
そして地球各地での新たな出会いと戦いによって、ガロード少年は人間として成長するのだった。

【感想】

『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW』に続く「平成ガンダム三部作」の最終作であり、
これの打ち切りによって、テレビ朝日系列でのガンダム作品の放映は、
2016年の『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』まで、
20年間のブランクが出来てしまったという、いわくつきの作品。
尤も打ち切りの背景には視聴率以上に当時のテレビ朝日社内の政治事情がありますが。

さて、『ガンダムX』とは、どんなアニメでしょうか?
アムロやシャアがいた宇宙世紀のパチモノ(ジオングの偽物みたいなMSもあったし完全にパロディ)
みたいな戦争でボロボロになった地球の、『北斗の拳』みたいな無法がまかり通る地域がスタート地点。
そこへ、『ラピュタ』系のBOY MEETS GIRLを思わせるガロードとティファの恋愛。

見た目はショタ系のガロード君が億泰の濁声で舌っ足らずな少年っぽい喋りをしているのに苦笑い。

はっきりいって戦闘がつまらない。味方のガンダムがピンチっぽくなると、
いつも同じタイミングで援護射撃のビームやミサイルが敵に飛んで来るし、
雑魚敵はビームライフル一撃で爆散するのに味方機は、やたらと頑丈。
中破するときは必ず機体のパワーアップイベントの前ふり。

ガンダムXの母艦フリーデンのメカニックチーフは12歳のお子様でありますが、
大人に偉そうな口を叩きまくり。
しかも天才設定でもあるのか、『ジェバンニが一晩でやってくれました』レベルで、
パソコンを自作するような感覚でジャンクパーツでガンダムを改造して毎度の大幅パワーアップ。
こんな簡単に強くなれるんなら軍需産業なんていらんわwって思ったり。

ストーリー自体は真っ当過ぎる程な王道系。それ故に個性や意外性が不在。

簡単に死ぬゲストキャラ。絶対に死なないレギュラーキャラ。
味方は何度も敵に捕まるのですが、拘束具もつけずに全員を同じ部屋に閉じ込めておいたり、
敵に鹵獲された主人公側の機体を直ぐにでも起動・発進できる状態で保管しているために、
主人公側のキャラが容易に取り返して逃げたり戦えたりするという、
敵組織のセキュリティ意識の杜撰さ。

三文悪役にかき回される世界。ラスボスですら悪役としての魅力皆無の会話が通じない電波系小人物。

『刻が見えた』『人類の革新』などの宇宙世紀のガンダムワードを流用して、
ニュータイプ論に答えを出そうとしてたのですが、
ガノタからみれば大きなお世話っぽい感じが。

『力に振り回されること無く地に足をつけて人類は生きていこうじゃないか』みたいな、
テーマ性を以って丁寧にストーリーを構築しようとした作品ですが、
脱宇宙世紀路線を開拓したGガンダム、圧倒的な腐女子人気に支えられたガンダムWと比較して、
ファーストガンダム路線に回帰しようとして小じんまりとしてしまった感じが!
しかも、ファーストガンダムの人気が出た戦記・ミリ要素を徹底的に劣化させた挙句に、
イデオロギー対立だけで戦争を語ろうとした結果、壮大感やカタルシスに欠ける、
ただ、シナリオライターの頭の中のニュータイプ論をガンダムという書式に則って、
映像化したアニメに過ぎないと思いました。

私から見れば、このアニメの秀でているポイントはヒロインのティファが可愛いことだけです!


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2020/01/19
閲覧 : 631
サンキュー:

46

メタトロン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

可もなく不可もなく。

ガンダムの世界観としては全体的に小さく収まってしまっているといった印象。
ほぼ地球を舞台として戦っているし、戦いの勢力図としても途中までは統制されていない小規模な戦いだった。

主人公を含めガンダムパイロット達も戦う理由として、たいした大義名分もなく乗りかかった船といった感じで、全体的に印象がが薄い。
さらにラスボス位置になる敵兄弟の戦いの理由がしょうもなさすぎる。

物語はニュータイプを巡る新たな戦争の勃発と恋愛要素を軸に進む。
それぞれのニュータイプへの解釈や終盤の宇宙へ飛び立ってからの展開が面白い。
全体的にインパクトはそこまでないが、上手くまとまっていてわかりやすい内容だと思いました。

投稿 : 2019/10/09
閲覧 : 258
サンキュー:

2

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

幽玄の中の新人類(ニュータイプ)

※1劇場版「機動戦士ガンダム」公開からおよそ15年後に製作された、テレビシリーズとしては7作目のガンダム作品。全39話。

ガンダム平成3部作(アナザーガンダム3部作)と呼ばれる作品群の中では、G、Wに続く最後の作品あたり、監督を務めた高松信司さんの言によると、作品のテーマは「ガンダムを考えるガンダム」との事。

スペースコロニーの独立運動に端を発する大戦争の末、人類の99%以上が死滅し、文明の名残も僅かとなった広漠とした世界が舞台のお話。

※2バルチャーの少年ガロードは、運命に導かれるまま(成り行きのままにとも言う笑)に、ニュータイプの少女ティファ、かつてニュータイプと呼ばれていた男ジャミル、その仲間達と共に、放浪の旅へと繰り出します。

従来(あるいはそれ以後の)のガンダム作品とは異なり、物語の中心に据えられているのは戦争ではなく、あくまでも探求の旅。上で引用させてもらった高松監督の示唆する通り、メタフィクション的な視点からガンダム、あるいはニュータイプを再評価した、珍作「Gガンダム」に負けず劣らず(方向性は全く違うけど笑)の冒険的な試みを断行した、シリーズ中屈指の異色作品になっていると思います。

戦争に駆り立てられる訳でもなく、使命を帯びる訳でもなく、ただただ、個人的な想いをつてに人探しの旅を続けるジャミルおよびバルチャー一行の織り成すドラマは、やや冗長で緩慢。

ガンダム作品ではお約束となっている擬似家族ドラマや恋愛物語としての魅力は充分にあるものの、基本的には人探しと戦闘(小競り合い)の繰り返しの構成となっており、最後半になってやっとの登場となる「D.O.M.E.」なる存在が物語に影を落とすまでは、山場と言える様な大きな展開がありません。心地良い退屈感を覚えてしまいました(笑)

主人公のガロードにしても、言わば地を足で行く努力型。ガンダムシリーズの主人公にはありがちな、※3特別な力を持った存在としてではなく、むしろ生粋の※4オールドタイプの少年として描かれているので、ヒーロー性が弱いと言いましょうか、格好良さや華々しさとは縁遠い印象を受けます。元気印で天真爛漫な姿は見ていて痛快ですが、主役としての覇気に欠け、やや頼りなく、物語を牽引する役割についても脇を固めるティファとジャミルにそっくり譲ってしまっている様にさえ思えました。(二人のお供の立ち位置なので仕方無しですけど)

作品全体を俯瞰して見ると、このヒーローらしくないヒーローであるガロードという少年の人物像は、物語のテーマにしっかりと絡み付いておりまして、その意義は"敢えて特別ではないキャラを主役に据える事"そのものにあったのではないかと思われます。言葉に毒されぬ直感型、頭でっかちにならず体を動かす行動派である彼は「ニュータイプ」と言う言葉で理想化された"進化した人類"という概念の破壊と再構築を担う役回りとして、最適なキャスティングだったのではないでしょうか。

人は理想を求めて生きる動物ですが、あくまでも理想は絵に描いたモチ、それ以上でも以下でもなく^^。理想と現実を混同し、もしそれを自身に強いれば、必ずひずみが生じ、病み、もしそれを他者に強いれば、それはエゴとなり、争いの種となる。幼子が博識な大人を見る時、恋する人が想い人を見る時、それがその瞬間幻となるのと同じように。

ニュータイプ(アニメキャラ)という理想に魅せられた少年少女が大人になる通過儀礼としての一面も備えた本作は、裏を返せば、そんな理想に捉われた人々の心の歪みが紡ぐ青春群像劇と言い変える事が出来るのかも知れません。

ニュータイプなんて関係ねぇ!のポーズをとり続ける自由なガロード、ニュータイプとしての力を求められ戸惑いながらも信念を曲げない強い子ティファ、ニュータイプであった過去から逃れられず苦悩する探求者ジャミル、ニュータイプになりたかった献身の人、高潔な魂のカリス、ニュータイプを憎み、滅ぼさんとするフロスト兄弟。

言霊に縛られた人々が白い闇を抜けて、それぞれの道を歩むまでの姿を描いた「機動新世紀ガンダムX」。これはそんな人たちの物語。心を平らかにしてお楽しみ下さい。

最後に、申し訳程度の説明になりますが、ガロードとティファの繊細で優しさに満ちた恋愛描写につきましては、シリーズ屈指、いやむしろ、恋愛を扱ったアニメ全般をひっくるめても突出した微笑ましさと愛くるしさがあったと評価したいです^^

前途ある二人に祝福あれ!


※1:本作のタイトルは劇場版「機動戦士ガンダム」公開直前に、新宿駅前で行われたイベント「2.22アニメ新世紀宣言」を踏まえているそう。劇中の年号「A.W.(アフターウォー)15年」もこれに因んでいるとの事。

※2:ハゲタカの名の通り、廃墟を漁り、使えるものや金になるものをかっぱらい、自分達で利用したり、売り捌いたりして生計を立てているジャンク屋みたいなもの。いくつもの派閥があり、中には傭兵や追い剥ぎまがいの行為をする連中もいる。

※3:あくまでも設定として。バルチャーとして年齢不相応の抜け目無さと逞しさがあり、モビルスーツ乗りとしての天性にもスペシャルと形容していい程に恵まれている。

※4:ニュータイプの対義語。精神感応や未来予知など超能力に類する能力を全く持っていない人。つまり普通の人。

投稿 : 2019/06/17
閲覧 : 613
サンキュー:

27

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ガンダムのフォーマットを借りた少年・少女の初恋ストーリー

視聴率が余り取れなくて、ガンダムシリーズとしては珍しく放送期間が短縮されてしまった不人気作ですが、実際に視聴してみると、その「ガンダムらしくなさ」が逆に個人的には次第に好もしく思えてくる作品となりました。

監督の高松信司氏は、前年(1995年4月-1996年3月)に制作・放送された『新機動戦記ガンダムW』で、本来の監督(池田成氏)が突然途中降板した後、監督代行を本作の放送直前まで務めており、本作のシナリオについては、前作『ガンダムW』と同じく複数ガンダム・複数パイロットとする等の大枠を示した後は、川崎ヒロユキ氏にほぼ丸投げだったそうです。

そして、そういう経緯から本作のシリーズ構成&脚本を一人で担当することになった川崎ヒロユキ氏の方は、その後2005-6年に制作・放送された『ツバサ・クロニクル』(CLAMP原作)の第1-2期の脚本も一人で全話担当している方、ということで、そうした日常系ではない特殊な世界観設定のある「少年・少女の初恋もの」の脚本家として高い適性のある方なのではないか、と思いました。

※つまり本作は、《イベント牽引型》作品の代表格である「ガンダム」向けのシナリオではなく、登場キャラクターたちの細やかな心情推移をゆっくりと描き出す《感情描写型》のシナリオになっている。
→それが、本作が「ガンダム」としては不人気作となってしまった一方で、私には好ましい作品に思われた原因と思います。

なお、《感情描写型》作品ということの補足説明として、本作は、
{netabare}
①ガロード&ティファの初恋だけでなく、
②同じバルチャー艦フリーデンの助っ人パイロットであるウィッツ&ロアビィと、フリーデンの女性クルー達との恋愛模様、
③同じくフリーデンの副官サラのジャミル艦長に対する思慕、
④さらには、ガロード&ティファの2人の成長を見守るジャミル艦長やテクス医師の心境、{/netabare}
・・・等をそれぞれ確り描出しており、視聴者がそうした細かい描写に気付くかどうか、で本作全体への評価も微妙に変わってくる作品かも知れません。


◆制作情報
{netabare}
原作           矢立肇、富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)
監督           高松信司(全話)
シリーズ構成・脚本  川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン 西村誠芳
メカニックデザイン   大河原邦男、石垣純哉
音楽           樋口康雄
アニメーション制作  サンライズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= 機動新世紀ガンダムX (1996年4-12月) ============

 - - - - - OP「DREAMS」、ED「HUMAN TOUCH(英語版)」 - - - -
{netabare}
第1話 月は出ているか? ☆ バルチャー(禿鷹)稼業の少年ガロード&謎の少女ティファの出遭い、ジャミル配下のMSからの逃走、GX起動
第2話 あなたに、力を… ★ 助っ人ロアビィ(Gレオパルド)&ウィッツ(Gエアマスター)との対戦、サテライトキャノン発射、ティファ絶叫
第3話 私の愛馬は凶暴です ☆ ジャミル(バルチャー艦フリーデン艦長)、フロスト兄弟(アルタネイティブ社&フリーデン接触)
第4話 作戦は一刻を争う! ☆ ジャミルの過去とティファに拘る理由、フロスト弟のティファ誘拐
第5話 銃爪(ひきがね)はお前が引け ★ 対フロスト兄(Gヴァサーゴ)・弟(Gアシュタロン)戦、ガロードの戦う理由、ラボ破壊、ティファ帰還
第6話 不愉快だわ… ★ ガロードの落ち込み、化粧、エニル・エルGX襲撃、旧連邦動力施設爆発
第7話 ガンダム、売るよ! ☆ ガロードとティファの行き違い、ガロード逃亡、G競売、ウィッツのお宝
第8話 あの子、許さない! ★ それぞれの想い、ティファへのテクス医師の助言、ガロードGX再搭乗
第9話 巷(ちまた)に雨の降るごとく ★ 湖上の待ち伏せ、水蒸気爆発誘発、3人フリーデン専属パイロットに
第10話 僕がニュータイプだ ★ 北の街フォート・セヴァーン、氷上の待ち伏せ、対ニュータイプ(カリス・ノーティラス)戦
第11話 何も考えずに走れ! ★ ティファの選択、ガロードの逡巡と立ち直り、フロスト兄弟vs.ウィッツ・ロアビィ・ガロード
第12話 私の最高傑作です ★ フォート・セヴァーン潜入、旧宇宙革命軍ライラック作戦失敗の顛末、人工ニュータイプ完成体
第13話 愚かな僕を撃て ★ ティファ奪還、カリスとの再戦、シナップス症候群{/netabare}

 - - - - OP「DREAMS」、ED「HUMAN TOUCH(日本語版)」 - - - -
{netabare}
第14話 俺の声が聞こえるか! ★ カリスとの再々戦、別れ
第15話 天国なんてあるのかな ☆ 助っ人ウィッツ&ロアビィの休日
第16話 私も人間(ひと)だから ★ ティファとイルカの交流回、別のガンダムX
第17話 あなた自身が確かめて ☆ ドルフィン・ナビとイルカの怒り
第18話 Lorelei(ローレライ)の海 ★ ルチル・リリアント出現 ※ガンダム恒例のオカルト現象
第19話 まるで夢を見てるみたい ★ Lシステム、GX-bit機動、ルチルとの別れ
第20話 …また逢えたわね ☆ ガロード&ティファのデート回、エニル・エルの困惑
第21話 死んだ女房の口癖だ ★ 新連邦政府再建委員会、カトック隊のフリーデン襲撃
第22話 15年目の亡霊 ★ エニル・エル救出、ガンダムDX出現、降伏
第23話 私の夢は現実です ★★ 脱出計画失敗
第24話 ダブルエックス起動! ★ カトック死亡、ガンダムDX奪取、新連邦政府樹立
第25話 君達は希望の星だ ☆ 独立国エスタルドとの同盟、新連邦軍撃破
第26話 何も喋るな ☆ 隣国ノーザンベル攻防戦、対「白い死神」戦{/netabare}

 - - - - - - - - OP「Resolution」、ED「銀色Horizon」 - - - - - - - -
{netabare}
第27話 おさらばで御座います ☆ 隣国ガスタールの裏切り 
第28話 撃つしかないのか! ☆ エスタルド降伏
第29話 私を見て ★ 対アベル・バウアー戦(GX-bit操作者)、ティファとの共闘、フロスト兄弟の目的
第30話 もう逢えない気がして ★ ニュータイプ研究所破壊、ニコラ研究員ティファ略奪・宇宙へ 
第31話 飛べ、ガロード! ☆ シャトル打ち上げ、フリーデン突撃・大破
第32話 あれはGファルコン! ☆ スペースコロニー(クラウドナイン)、宇宙革命軍(ランスロー大佐)、Gファルコン(パーラ搭乗)
第33話 どうして俺を知っている!? ☆ 反宇宙革命軍・反ニュータイプ主義組織サテリコン、GファルコンDX
第34話 月が見えた! ★ ダリア作戦(地球へのコロニーレーザー照射)阻止、ティファ救出
第35話 希望の灯は消さない ★ 新連邦ブラッドマン総司令の本心、カリスの救援
第36話 僕らが求めた戦争だ ☆ フリーデン・クルーとの再会、フロスト兄弟の策謀、開戦決定
第37話 フリーデン発進せよ ★ それぞれの恋の進展、ティファの夢(月面のD.O.M.E.)、革命軍の月侵攻、フリーデン月へ
第38話 私はD.O.M.E…かつてニュータイプと呼ばれた者 ☆ D.O.M.E.の招待、1st.ニュータイプ
第39話 月はいつもそこにある ☆ 「人の変革」の否定、フロスト兄弟との最終戦、和平協定{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)21、☆(並回)17、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.0


◆富野氏の作品は「叙事文学」的、それに対して本作は「叙情文学」的?

そもそも「ニュータイプ」という「只の超能力者」に関する勿体ぶった(その実、何の内容もない)言説には余り興味が涌かない自分には、本作のような《感情描写系》で「叙情文学的」な作品の方がしっくりくる感じです。

なお、私の個人的意見として、ガンダムシリーズは「文学的」ではあっても全然「哲学的」ではない、と考えています(物語-story-としての面白さはあるが、論理考究的な面白さはない)。

※この点については、現在視聴中の『銀河英雄伝説』が、「哲学的」な面白さも兼ね備えた作品と思うので、そちらのレビューの方で比較考察したいと考えています。

投稿 : 2019/02/13
閲覧 : 996
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26

ネタバレ

こまたち さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

アラは多いが作品としての完成度は歴代ガンダムで1,2を争う

1996年放送のアナザーガンダム
全39話

作品のテーマは『ニュータイプとは何か』。U.C.ガンダムのニュータイプ論を受けて、改めてニュータイプの存在論について切り込んだ本作。それまでのニュータイプの在り方を真っ向から否定する本作は『アンチファーストガンダム』や『アンチニュータイプ』とも表現できる。主人公サイドに『ニュータイプとは何か?』ということをロードピクチャア風に描き上げたシナリオは(視聴者にも同じ問いについての探求を共体験させたという意味で)それは見事なもの。
またそれだけにはとどまらず、そのシナリオを叙述トリックとして仕上げ、最終話において『ニュータイプとは幻(囚われ)である』と結論付ける展開は称賛に値する。良い意味で裏切られましたね。物語の決着としても本作のニュータイプ論は極めて妥当であり、やはりシナリオの巧妙さが伺える。放送当時も今もあまり人気のあるシリーズ作品ではありませんが、個人的には歴代ガンダムの中で最もシナリオに魅せられた作品でした。以下、ポイントを分けてレビューしていきます。

【物語】
・前文ではとにかくシナリオを絶賛しましたが、その評価は★3.5に落ち着きました。確かにテーマ性やそれを貫徹した巧妙なシナリオは、それは見事なものです。ただ、細部においていくつか問題も抱えています。主に場面展開の粗さ、地味すぎる展開とそれに付随するマンネリ化、味方機のヴァージョンアップのあっさり加減などが要素として挙げられます。放送期間短縮という特別な事情が絡まっていなければ、いずれも改善が期待されるものばかりなのが余計に残念でなりません。

【キャラ】
・「ティファ可愛いよ、ティファ」…多くは語るまい。歴代ガンダムヒロインの中でも最可愛を狙えるレベル。やはりアナザーガンダムの女性キャラはヒスを起こさないので安心感がありますね。え、フレイヤ?そんな人知りません。
・今回の主人公ガロードについては印象が薄い。好きでもないし嫌いでもないし、ぶっちゃけどうでも良い。それよりもティファや周りの大人たちが良い人すぎた。そういった意味ではVガンダムぽさがありますね。

以上

不人気ではあるが個人的には割と好きな作品でした。

投稿 : 2018/10/13
閲覧 : 459
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6

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

振り返ってみると、ああいい作品だったなと思うことができます

アフターウォー(A.W.)という年号を持つ宇宙時代の出来事を描いた作品。
Gガンダム、ガンダムウイングに続き、アナザーガンダム3部作と呼ばれるガンダムの1つですが、G、Wに比較すると余り話題に上らない印象を受けます。
Gガンダムの作品自体の強烈なインパクトと、ガンダムウイングの市場の広さに比べると、ガンダムXは他メディアへの展開も少なく、ストーリー自体も比較的地味、放送期間が短いなどが理由かと思います。
ただ、作中には「私の愛馬は凶暴です」に代表される有名な名言(迷言?)が多く、また、地味ながらも無難に面白いため、一般的にも高評価な作品だと思います。

ストーリーは、コロニー独立から発生した第7次宇宙戦争が多数のコロニー落としにより地球人類のほとんどを死滅させ地球に致命的なダメージを与えた結果、勝者なきままに終結するところから始まります。
終戦を元年として15年経過したアフターウォー(A.W.)15年、ようやく荒廃した地球上にも陽の光が届き始めた頃、ジャンク屋やモビルスーツ狩りを生業としている戦争孤児ガロード・ランは、妙な男からバルチャー(廃棄された物資を回収し売買する集団)に捕らえられた少女ティファ・アディールを取り戻してほしいと依頼を受ける。
バルチャーの戦艦からティファを救い出したガロードだが、依頼者を見て怯えだしたティファを連れて逃亡する。
ティファに導かれたガロードは、第7次宇宙戦争の時の伝説的モビルスーツ、ガンダムXと遭遇する。

終戦後から次の戦争が今始まらんとしているその時を描いた作品で、他のガンダム作品のような戦時中を題材としたものではないことが特徴です。
連邦と宇宙軍はいがみ合っていますが、戦争状態には入っておらず、主人公達の敵はガンダムを目的としたバルチャーや非常に利己的な目的を持って動いている人たちだったりします。
個人的な感想ですが、Gガンダム以上に、これガンダムじゃなくても良くね?と思うことが多々ありました。
戦争をしていないし、宇宙に行くのも後半になってからですからね。
ただ一方で、作中にニュータイプが存在し、彼らの意義を問う内容となっており、そういう意味ではガンダムらしいガンダム作品であるとも言えます。

ウイングの評価を踏まえて、美少(青)年5人がそれぞれガンダムを操縦するというフォーマットになっています。
各ガンダムの作成の経緯、及び彼らの手に渡った経緯については、ガンダムXを除き詳細には語られておらず、特に第7次宇宙戦争から活躍していたガンダムレオパルドとガンダムエアマスターについては裏のストーリーがあることを匂わせておきながらも、本編内で説明がありません。
フォーマットに沿うために無理やりガンダムを設定した感じがすることと、視聴中はストーリーが冗長で、更にはキャラクターの行動にも納得できかねるところが散見されたところがあります。
ただ、本作は、どこからか雰囲気に溶け込むというか、作中の世界に親和することができれば、楽しむことができると思います。
今、見終わったあと振り返ってみると、ああいい作品だったなと思うことができます。
逆に捉えると、説明不足で唐突なストーリーを許容できない方にはおすすめできない作品と感じました。

ニュータイプというワードは出てきますが、宇宙世紀のガンダムを見なくても楽しめます。
また、話数も比較的短いので、ガンダムを初めて見る人でもおすすめします。

投稿 : 2018/02/09
閲覧 : 493
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5

ネタバレ

ナミキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一番好きなガンダム

ティファを守る為に、幾多の戦いを経験し成長していくガロードと、ジャミル達を筆頭に、過去を断ち切る為に努力する大人キャラがもの凄くカッコ良かったし、十分すぎるぐらいのカタルシスを感じた。

最終回での 人類の革新は、ニュータイプと呼ばれる特殊な人種によって成し遂げられるものでは無く、一人一人の努力によって成し遂げられるモノだというメッセージも良かった。

投稿 : 2017/10/20
閲覧 : 299
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5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ニュータイプとは何だったのか

何となく観るのを後回しにしていたのですが、観たらなかなか面白い。

主人公がニュータイプでなく、ヒロインがニュータイプであるところが良い。

ニュータイプの苦悩を主人公が解決し、癒していくというのが面白い。そして、ヒロインであるティファの存在感がとても良い。

主人公のガロードも基本単純で素直だから、感情移入しやすい。

ファーストで作ったニュータイプという概念は何だったのかというのが、一つのポイントだと思う。

過去ニュータイプだったジャミルは、ニュータイプは人の革新と思いつつも、時代に翻弄される存在だとおもっている。

ティファは自分自身をニュータイプとは認めていない。周りが祭り上げているだけだと。

兄弟はニュータイプは人の革新と認めつつも、その存在を否定している。ニュータイプがいるから自分たちは認められないのだと。

ガロードは、ニュータイプと呼ばれる人々は凄いと認めているが、それを祭り上げたり、利用したり、抹殺しようとは考えていない。

結局、ニュータイプというのはフィクションである。人々が勝手に期待した願望に過ぎないというのが、作り手の回答。

確かに凡人ならざる力は現実かもしれないが、それを人の革新とするのは飛躍し過ぎている。それに振り回されて戦争をしているのは、愚かだと思う。

戦後という設定が良いと思った。この作品の軸は、新、旧の対立だ。当時新しかったニュータイプという概念が、戦後15年で古くなってしまった。そのことに気づかず大人たちは、ガロードたち戦後生まれの子どもを巻き込んでガタガタやっている。

ガロードの
「俺よ、最近ようやく分かってきたぜ。大人ってのはどういうものか」
「戦争だ、連邦だ、ニュータイプだ、産まれる前のゴタゴタにこっちを巻き込んで引っ掻き回す…!.
 けっ、それはアンタ達の言う大人なんだろォ!」

これが一番印象に残った。現実世界のことを的確にセリフにしていて、気持ちが良い。

産まれる前のゴタゴタに巻き込むのはほんとやめて欲しい。また、これからの世代にはそれを作らないよう振舞っていく必要があると感じる。

投稿 : 2017/06/20
閲覧 : 314
ネタバレ

狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

勿体なくて、物足りない。

※自分用の備忘録代わりなので、読まないことを推奨します。


{netabare}
とにかく地味。DXへの乗り換えエピソードは良かったかけど、それ以外はあまり印象に残る回がなかった。
ニュータイプからの解放を説いたテーマにしても、ジュドーを主人公に据えた方がもっと説得力が出てきそうな感じがしてくれる。ガロードにももう少し何かが欲しかった。

敵役のフロスト兄弟にしても、歴代のボスに比べれば小物というか、目的が曖昧なんだよなー。
自分達には力があるのに認められないから復讐してやるんだとか言ってたけど、ガロードらとの幾度の交戦でその無能っぷりは十分に証明されてるんですがそれは(ry
せめて2クール終わった頃にフロスト兄弟の暗躍によって再び戦争が起こる、ぐらいの展開にまでもっていけば、物語的にはグッと面白くなっただろうし、ガロードの「過ちは繰り返させない!!」も、更に熱いセリフになったはず。

テーマの着地にしても、テーマ自体は悪くないけど、それをD.O.M.Eとかいうメタキャラクターによってそのまま喋らせるってのはどうなの?
そこはガロードというキャラクターを通して描くべきじゃないだろうか。ああやってわざわざ喋らせると、胡散臭さというかメッセージ性が強くなりずぎて、ただでさえ乏しい娯楽性が虫の息になってしまっている。惜しい。色々と惜しいんだ。
{/netabare}

投稿 : 2016/12/15
閲覧 : 337
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5

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「月は出ているか?」

私は『ガンダム』シリーズから“戦争映画”の如き性格を見出すオールドタイプの一人ですがw
“戦後映画”の性格を持った、この宇宙世紀以外の『ガンダム』も大好物。

かつて地球とコロニーの間に“大戦”があった。
その後に残った荒廃した地球に打ち捨てられた人々にもそれぞれドラマがある。

戦争後遺症に苦しむニュータイプ兵士、兵器としての意味を取り戻すか否かで揺れ動く改造人間、
先の大戦に不要とされた自らの能力の再評価を求める者たち……。

甘酸っぱいボーイミーツガールから、
ガンダムパイロットになった少年を乗せた地上戦艦が砂埃を巻き上げながら、
旅路の中で、世界各地に点在する戦争の残滓を拾い上げつつ、
ニュータイプ思想など、『ガンダム』がファンに投げかけ続けたテーマについて、
メタフィクション的な視点も交えて問いかけていく。

方々でトラウマを蒸し返していく内容にも関わらず、
月から得たエネルギー源から発射されるサテライトキャノン。
毎回Bパートの引きから流れ込んでくる洋楽バラード(後期は日本語詞になりましたがw)
から次回予告、次回からセリフを切り取ってタイトル表示で締める粋な演出。
などロマンを感じながら視聴できる稀少な『ガンダム』でした。

惜しむらくは放送途中、視聴率低迷による金曜夕方から土曜朝への番組枠移籍と、
併せて行われた1クール短縮。
この影響もあってか、本作が取り組んできたニュータイプ幻想の相対化による、
ファーストガンダム以来のテーマの決着が、言葉足らずとなってしまったこと。


ただそれでも『X』が発掘した『ガンダム』の戦後物が醸す魅力が忘れられず、
これ、宇宙世紀でもやれば絶対面白い。誰かやって下さい……。

そう思い続けていたら、後年、福井晴敏さんが『ガンダムUC』でやってくれました。


こうしてただでさえ埋もれていた『X』は、
『UC』の影に隠れてさらに見えなくなって行きましたがw
私にとっては月を見上げる度に、ふと思い出す大切な『ガンダム』
ROMANTIC MODEが歌う前期OP主題歌「DREAMS」は今でも『ガンダム』で一番好きなOP。

捻くれ者ですが、マイフェイバリットガンダムには敢えて本作を挙げ続けたいと思います。

投稿 : 2016/09/15
閲覧 : 464
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23

ネタバレ

SRIno20886 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

もっと、評価されるべき

ニュータイプなのが主人公ではなくヒロインっていうのがまた違った発想でいいなあと。エウレカセブンもこんなノリだったなあー(Xの方が先なので(笑))。打ち切りになっちゃったから最後はすごく急ぎ足だったけど、ちゃんと50話やってればもっと素晴らしかったのでは?と思う。ストーリーはまあまあだし戦闘シーンもさして面白くないけど、もっといい評価でいいと思う。ガロードとティファが可愛いし。機体とかよりも2人に注目したい作品。ツインサテライトキャノンは破壊兵器だけど(笑)

投稿 : 2016/08/15
閲覧 : 394
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4

ネタバレ

ミッチ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

昔リアルタイムで見てた。んでDVD買った。

鼻タレの小学生の時に見て、ビデオテープが擦りきれるまで見てました。多分合計で20回は見直してます。それくらい感動しました。
当時は中途半端な39話なんて言われてる。が、戦後の北斗の拳みたいな強いものが勝つ世界を必死に生きる主人公ガロード、努力とセンスだけで人工ニュータイプのビッド攻撃を切り抜けるとかチート過ぎると思う。
物語事態は3話くらいまではもどかしい感じです。なんせ主人公がチンピラの誘拐犯扱いですから。ただアルタネィテブ社に拐われたティファを救出するあたりから段々と波に乗ってきます。
戦後失われたであろうニュータイプ技術、ビッドモビルスーツ、Lシステム、フラッシュシステムの復活、又サルベージ。
サテライトキャノンを二個着けて最強に最狂を重ねたダブルエックスを作り出す組織…戦後の秩序を復活させる新連邦軍の暗躍。
そして地球にはほとんど情報として入ってこない宇宙…コロニーの人々と宇宙革命軍の地球進行作戦等物語の内容は非常に濃いです。これ見てるとガンダムエイジ? オルフェンズ等は話題性に長けていても内容は…と思います。
ただエックスは昔のシリーズの中では影に隠れてしまいます。格闘ゲームブームからのGガン、イケメン揃いの女子に人気のWに続いてだとちょっと残念と感じるほど。しかもプラモデルが最近やっとボチボチ充実してきたかな?というくらい不遇の扱いです。
私の再生回数的には一位X20回、二位seedシリーズ10回、三位00シリーズ5回って所です。その他は二三回です。
私の一番お気に入りはXディバィダーです。破壊された戦艦の主砲と試作品のシールド等ジャンク品をかき集めて改修されたにしては攻防バランス取れてるし空中戦が出来る。必殺のハモニカ砲にビームマシンガンまであって月が出てなければダブルエックスより強いすよ、きっと。あと下手物ガンダムも好きですがパイロットの兄弟はあまり好きではないです(所詮はカテゴリーF)。
今はDVDレンタルなんて素晴らしいものがあるから是非見てみる価値はあります。昔のビデオテープ世代の私はどうかって? 決まってますよ、ボックス買いです。お盆期間に21回目を再生して見てました。

投稿 : 2016/08/15
閲覧 : 330
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6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

成長を見守るアニメ

ガンダム圧倒的シリーズの中では...地味で目立たない・・・っ!
作品の一つではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!が
それをねじ曲げたら…なにがなにやらわからない…は圧倒的ガロードとティファのっ...2人間、感傷は一時…決断は実利に流されるっ…!の賭博黙示録だからっ...…基本も基本…大原則だっ…!
ガロードはシリーズをっ...見渡しても屈指のっ...成長をっ...遂げる主人公っ・・・・・!
パイロットとして成長し...!ティファと共に黒服としても成長していく見事な成長譚でした

ガロードの目的もティファとっ...一緒にいたい...!守りたいという単純なもので
他人なんか関係ねえんだよ・・・・・・・・・・!のっ...要素はっ...(戦争や潰滅的ニュータイプですら...)その定石という地点が最も浅はかなのだ…ギャンブルではっ…付属品にっ...過ぎなかったのっ...かも

久しぶりなニュータイプという圧倒的・・・!圧倒的要素を再生っ・・・!起死回生っ・・・!させ
圧倒的・・・!圧倒的一つの行く末...!結論を出したことに関しては評価したい…!!
ただ呆然と突っ立ち見送る・・・・・っ・・・!が・・・・しかし どうにもならないしても地味な作品として捉えられてしまうのは
ストーリーが・・・もう一度  もう一度18ミリだっ・・・・・・!基本も基本…大原則だっ…!筋で起伏が...世の中は利用する側とされる側その2種類しかいないのだ・・・!ことや
打ち切りによって終盤のナイス展開が加速度的に...収束したことふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!が挙げられませーん・・・っ!ゼロゼロゼロ・・・っ!が
なによりフロスト兄弟の存在がどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・…基本も基本…大原則だっ…!う
アシュタロンとナイスヴァサーゴの両ガンダムは造形としても...コンビとっ...してもI need youではありませーんっ...!ゼロゼロゼロっ...!がっ...
圧倒的・・・!圧倒的序盤の未熟なお前は今その状態にある…その流れがなぜ見えない…?のガロードにすら戦略的大敗しそれでも・・・・・人間かっ・・・・!?を繰り返しているため
強敵とっ...いう認識は...なく...!しつこくてセコイ奴等という立ち位置…!!
主義や思想のっ...否っ・・!による争いがやがて戦争にまで発展していく
善悪の見えにくい戦いというのがシリーズの常軌を逸してこそ開かれる、勝ちへの道が…!…!!が
フロスト兄弟の場合は自己主張や復讐意識からっ...くる悪役のため
魅力に欠けておりライバルとしての力不足は否めませーん
コイツ等がとどのつまりっ・・・!ボスでは盛り上がら馬鹿なっ・・・ありえないっ・・・・・!のも致し方ない亡者巣喰う強制労働施設…!!

旧圧倒的・・・!圧倒的世代から新世代へ...!過去から勝ち取るっ……………へというのっ...が
作品全体でナイス希望と...して見えていたんだっ・・・!分かれよっ・・・!そういう意味では納得のできるかどうかじゃない!やるんだっ!ラストでしたっ

投稿 : 2015/12/21
閲覧 : 333

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

戦闘シーンが退屈なのが残念

主人公側の登場人物はかなり魅力的だが、戦闘シーンがあまりに地味で迫力がない。ロボットアニメではなくヒロイン萌えアニメとして観た方が愉しめると感じた。

良い点
・主人公とヒロインの関係は良く表現されている。また、二人をサポートする大人も含め味方は常識人が多い。
・前期後期ともOPが素晴らしい。
・トミノ作品とは違ったガンダムを制作しようとする心意気を感じる。

悪い点
・戦闘シーンがとにかく退屈。
・登場人物が地味で濃いキャラによるカタルシスが無い。
・打ち切り?のためか後半のストーリー展開が強引。

自分には合わない作品だが、合う人はかなり高評価をつけるのでないかと思う。
主人公とヒロインの関係を重視する人や極端な登場人物が合わない人におすすめします。

投稿 : 2015/11/15
閲覧 : 329

rzv500 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ニュータイプとわなんぞや・・・って話

ニュータイプの意義?意味?をストリーの軸に持ってきてます。ラストは良い終わり方だと思います。

投稿 : 2015/10/25
閲覧 : 364
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4

塩谷ナオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

ガンダムと言うより主人公の成長の物語

全39話・原作なし

視聴理由:ガンダムシリーズだから

一番の良い所:見所なバトルは有る

一番の悪い所:サテライトキャノンがチートで話に、ならない

感想:打ち切られたのだろうか?終盤が適当

投稿 : 2015/10/08
閲覧 : 492
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ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

本作は【ガンダムを考えるガンダム】というコンセプトのもとに制作されたらしいのだけど、そこにもう少し付け加えるなら、本作は【これからのガンダムを考えるガンダム】だったように思う。
富野が鬱を患ってガンダムから手を引いてから、ガンダムは宇宙世紀からの脱却を図った。

その結果、Gガンダム、ガンダムWという別ベクトルに振り切った怪作にして傑作を生みだした。ニュータイプ論や哲学を盛り込まなくてもガンダムはやっていけるという、明るい可能性を二作は示した。
そして、トドメに放たれたのが本作、ガンダムX。
これから、更なる可能性を模索していくであろうガンダムシリーズの為に、そしてこれからもガンダムを観ていくであろうガノタの為に向けたメッセージが強く印象に残る作品だ。

なにせ最終回の内容を要約すると【ニュータイプなんて者はそもそも存在しないのだから、理想に走らず、概念に囚われず自由な心で在れ】なのだ。
これは、宇宙世紀にのめり込んでガンダムに対して凝り固まった考えしか持たなくなってしまったファンに対する、半ば苦言めいたメッセージのように思う。
これ自体はなにも問題はないのだけど(強いて挙げるなら、Gガンダムの前にこの作品を放送しておけばよかったんじゃないかとは思うけど)、それにしても問題なのはそのメッセージではなく、単純に作品としての面白味がいまいちだということに他ならない。

ガロード、ティファ、ジャミル。この三者のドラマは申し分無し。
ただ、これまでのガンダムに比べると、群像劇としての魅力は激減した。
また、ラスボスとなったフロスト兄弟にしても、序盤から登場しておきながら基本的には撤退ばかりで戦闘の強さが全然伝わってこない。弟の方に至っては、語尾に「兄さん」とつける回数の多さが気になるだけ。
兄弟の心意が明かされるのは終盤で、その心意にしても期待してたほどの内容ではなく……これならば、真意を明かすのは中盤ごろにして、2クールが終わったぐらいで実際に戦争が起こった方が、展開としてははるかに面白かっただろう。
隠し切れない小物感をもう少しどうにかして欲しかったかな……。


面白さとしては、DXへの乗り換えエピソードがピークだったかも。

投稿 : 2015/09/28
閲覧 : 284

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

不遇ガンダム

視聴率が悪く、放送期間短縮、時間変更および枠廃止や
商品化も少なく不遇ガンダムというイメージが強い。

ストーリーは、そんなに悪くないと思うんだけど…
■ガンダムWの次のガンダムとしては、ガンダムWで獲得したであろう
 女性専門家ウケは悪いかも…ケメンいないしねっ!

■宇宙世紀シリーズのファンからすると、TVアニメ版のガンダムで、
 なんでNTが主人公じゃないんだ!ってのもあったのかもしれない。

あとは、放送期間短縮により、30話以降
すっ飛ばしな速さで進んだのは残念だった。
最終決戦とか凄い雑だしね…

OP/EDはとても良かった印象。

投稿 : 2015/09/21
閲覧 : 438
サンキュー:

0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆日陰のガンダム

ガンダムシリーズの中では物語の要素が強い
ボーイミーツガールな仕上がりです。


ガロードとニュータイプのティファはお気に入りです。
OP も素敵です♪なのでリアルタイムにこのアニメ
を知らないので何が闇のガンダムなのかわからずじまい
でした。

監督/高松信司

シリーズ構成/川崎ヒロユキ

キャラクターデザイン/西村誠芳

メカニカルデザイン/大河原邦男、石垣純哉

音楽/樋口康雄

アニメーション制作/サンライズ

OP 「 DREAMS」「Resolution」ROMANTIC MODE

放送期間1996.4.5-12.27テレビ朝日(全39話)


主観的評価(S)

追記欄_

投稿 : 2014/08/27
閲覧 : 353
サンキュー:

5

ネタバレ

アニメンダァ10 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

思い起こせば・・・

勝手な評価 ; 80点

ああ、思い起こせば、
「こんな子、好きだなぁぁ」

って、初めて思えた作品

もう18年近く経ちましたが、
未だに、「ティファ・アディール」・・・好きです

ガンダム関連のゲーム等でも
使用可能なら、ティファで頑張ってしまいます。。。。


あ、内容も、面白かったですね・・・

まぁ、ボーイ ミーツ ガール 作品です。

ある意味、今となっては、
エウレカ好きな人には受け入れてもらえそうな「ガンダム」です

投稿 : 2014/08/18
閲覧 : 297
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

素晴らしい

この作品はキャラがすごく魅力がありましたね。ガロードという少年は共感しやすいところがあります。Gガンダムとドモンもそうだけど 主人公が周りに支えられ成長するのは好きです。

投稿 : 2014/05/11
閲覧 : 309
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

感想

全39話、なんて中途半端な・・・・

イマイチなところ
作画、主人公の乗るガンダム以外のMS
キャラクター(ジャミルはいい)

ストーリーはそれなりに良いかな
往年のファンを泣かせる気の効いた効果音
(敵が接近してくるときの警報とか何かを感じたときのキラリーン的な音)

ウィングよりは楽しめたけど、80年代程のパワーを感じない
と言うより明らかに下がってる
あんなゲテモノガンダムを大河原さんは良しとしたのだろうか

物語が面白くなるのは中盤のダブルXが出てきてから

月はいつもそこにあるね。

投稿 : 2014/05/03
閲覧 : 371

(◎・(エ)・◎) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

純愛

ティファはガロードの嫁!

毎回のように名台詞が出てくる。

MAD作品のコメントに名台詞がいっぱい書き込みされてます(^^)

ガンダム観てる人はこの作品をはずしたら負けかもしれないです。

投稿 : 2014/05/01
閲覧 : 408
サンキュー:

2

JJunuJJ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.5 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

なんでガンダムなの?

プラモデルを売りたいために作られたアニメ。

おこちゃま向け作品。

投稿 : 2014/03/12
閲覧 : 365
サンキュー:

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機動新世紀ガンダムX [エックス]のストーリー・あらすじ

アフターウォー (A.W.) 15年。人類と地球に壊滅的な打撃を与えた勝者無き大戦争、第7次宇宙戦争後の荒廃した地球が舞台。戦争で孤児となった主人公ガロード・ランは、ジャンク屋やモビルスーツ狩りを生業として逞しく生きていた。そこにある依頼が来る。内容はバルチャー艦「フリーデン」に誘拐されたティファ・アディールという少女を取り戻してほしいというものだった。しかしティファに一目惚れしたガロードは、依頼者を見て激しく怯えたティファをつれて逃走。そしてティファに導かれたガロードは、幻のモビルスーツ「ガンダムX」を発見する。紆余曲折を経て二人は、フリーデン艦長ジャミル・ニートと共に、「ニュータイプ」と呼ばれる人々を探す旅に出るのだった。(TVアニメ動画『機動新世紀ガンダムX [エックス]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1996年春アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%AC%...

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