おおかみ さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
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フラクタルの感想・評価はどうでしたか?
おおかみ さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
nyaro さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
23年10月に再視聴。以前は22年5月に1回みてレビュー書いています。
さて、バーチャル世界と自然回帰的なもの、ベーシックインカム、ボーイミーツガール、それと鍵となる少女の性的な話をジブリ風エヴァ煮込みにしました、という感じの作品です。
そう考えると、内容それ自体はもったいぶってはいますが、難解ということもなく、描かれていること、事象とSF設定、テーマは分かりやすいです。
ただ、やはりフリュネの性的な問題ですね。ここは何がいいたかったんでしょうか?1回目視聴の時は、アニメ創作の世界における少女の性消費の「歪み」のアナロジーとして一番気持ち悪い「父娘」性的虐待問題を持ってきたのかなあとも思いました。あるいはNTR的な演出もあったので、アニメ消費者の処女厨批判なのかとも思いました。つまり父(加害者)、NTR(被害者)=アニメ視聴者です。
ですが、その解釈でいいのかこの作品では確信がまったくもてません。型で読み取ればそういう感じでいいと思いますが。で、東浩之氏が執筆した「フラクタルリローテッド」という雑誌連載の小説を手にいれようと思いましたが、無理でした。
私は「アニメは情報をカットして見る」を信条としていますが、さすがに気になるので、当時の制作者の言説をある程度みました。
いやー、もめたんですね。東浩之氏と山本寛氏。岡田麿里氏は東氏サイドみたいですね。醜い争いなのと外野の意見が品がないので、すぐに情報拾うの諦めましたけど。
前半は東氏と岡田氏のシナリオ、中盤から山本色が入って、最後は山本氏が描いたシナリオっぽいですね。ですが、東氏と岡田氏は近親相姦をテーマに持ってこようとしていたみたいで、そこに着目してしまう仕掛けはあったみたいです。
11話の少女のモノローグは感動的なんですけど、その達観が自己犠牲なのか、父娘の関係性なのかよくわかりませんでした。結論がよれているので含意が読み取れない…ような感じです。ただ、それにしては普通に面白いストーリーにはなっていました。
ただ、なぜ鍵は近親相姦による多重人格じゃなきゃいけないか?が、メタ的な意味でわかりませんでした。つまり、含意が分かりません。ここまでややこしい感じにした以上は気になりますが…
まあ、やっぱりメタ的な情報は入れないほうがいいですね。せっかくある程度高く評価していた作品なのに、ニュートラルな目で見られない感じです。ですので、評価は変えないでおきます。まあ、普通に面白いとは思いますし。
以下 22年5月 1回目の視聴時。
ジブリ模倣はミスリードで「2次創作」と「少女の消費」について?
本作はストーリー原案に東浩紀氏がクレジットされていてました。OPで気が付きましたが、「動物化するポストモダン」で有名な評論家です。宮台真司氏、岡田斗司夫氏、堀江貴文氏などと対談している動画を見たことがあります。
彼は本作の前提となる消費だけする社会、つまりベーシックインカム条件付き肯定だったと思います。
「動物化…」でデータベース理論とシミュラークルについて語っていました。
本作の題名が、フラクタル=自己相似性です。そして、シミュラークル=オリジナルと模倣が逆転した或いは区別がつかない状態ですね。データベース理論はアニメなどの創作物はもはや模倣による萌えられる小さな断片の積み上げで作成されており、大きな物語が提示できていない、と言うものでした。(誤解があるかもしれませんので詳しくは原典をお読みください。)
まず、本作で目に付くのはジブリ的な作画と飛行船=ラピュタ、悪役たちはナディアっぽいです。これで1話目で「んん?」となりますが、東氏の名前を見ているので、あえて模倣しているんだろうなあ、と思います。つまり作品というのは2次創作=MADアニメでも内容が入れられるんだぞ、ということが言いたい気がします。対してオリジナルに見えてもテーマ性もオリジナリティも無い物が氾濫しているぞ、と。
ミスリードしてるんだろうなあ、と思います。なにせあのヤマカン氏のクレジットもありますのでゲンロン畑の人たちですからひねくれてるんだろうなあ、と思います。
「ザナドゥ」とかいかにも厨2な名前の付け方もちょっと意地悪な感じです。ここのくだりで、作品に対する批評とその批評に対する病的な反論とかもちょっと入ってましたね。
生活の2重性がベーシックインカム以上の儲け=欲望と捉えていいのかはちょっと読み取れませんでした。結局滅ぼされていたので肯定的ではなさそうですけど、
結果として最後はエヴァを想起させるシーンが出るし、マクロスだし、攻殻機動隊でした。レールガンの御坂シスターズの模倣はナンバリングとか個人の特定というそっくりなエピソードもありました。丁度レールガン1期が2010年なのでかなり意識したんでしょう。
とにかく細かくはいろんなものを思い出しますが、そういう断片の模倣が意図的に散りばめられています。
本作については、ベーシックインカムで生活がない、ネット社会で個がアバターであることと同義である、という社会を描いていました。表面上は。
ただ、ヒロインのフリュネの性的な扱い方から言って、ヒロインは巫女であることを裏切ることにより、その点で現実の女というもの、つまり、萌えに対するアンチテーゼを言いたかったのかなあという気がします。途中の露骨な診察台の部分とかやりすぎなくらいでしたが、まあ、分かりやすくしたんでしょうね。
14歳=エヴァではなく、あえて10歳から16歳まで成長させていました。14歳で少女たちは成長を止めるのではなく、大人になるんだぞ、という事かもしれません。ネッサ・中身=10歳、フリュネ・外見=16歳もちょっと意地悪くとると今の高校生なんてそんなもんだ、と言っているようにも見えますけど。
シンエヴァがやった自然回帰・現実回帰と少女は女に成長するという現実を2011年時点でやったということでしょう。なお、2011年冬のアニメで震災前なんですよね。この後震災によってアニメの在り方に恐らくは隠れたパラダイムシフトがあったんでしょうか。本作のアニメへの提言的な部分は全然話題にならなかったですね。
私は本作の存在すら知らずに、本当に最近見終えたところです。
なお、自然回帰・現実回帰については1回しかみてないので何ともいえません。フラクタル社会そのものを全否定したかどうかは読み取れてません。ちょっとニュートラル、つまり価値観を保留しておきます。
総評です。で、素直に言って普通に面白いです。模倣性は敢えてやってるんだろうなあ、と思ったのでかえって気になりませんでした。作画もキャラデザも奇麗ですし。11話1クール作品にしては、世界観があってしっかりと一つの世界を見届けた満足度があります。結末があるのもいいんでしょうね。
あと、私みたいに屁理屈をこねなくても面白いと思います。特に模倣はワザとやっていると割り切ってみればなかなか冒険があって、出会いがあって、視点が移り変わる秀逸なストーリー展開でした。
主人公も言ってましたが、登場人物の説明不足でイライラしますけどね。主人公の気持ちに乗れるという点ではうまい脚本だったのかもしれません。それと主人公の無垢性も演出なんでしょうけどちょっと作りすぎな気もします。
1回目なので私の読み込みが甘いですが、仕掛けがないかもう1度見たくなる感じですね。
赤羽カルマ最強 さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
ストーリー 0点 全体的に展開が場当たり的でジブリアニメの作品の展開をパクってるだけの面白みのない内容
作画 12点 これは良かった
声優 8点 まあ悪くはない
設定 0点 キャラクターの行動や言動に一貫性がない
音楽 13点 これも良かった
総得点 33点
キャラクターが目で見たことをそのまま話してばかりなのでもうちょっと考えて話を作るべきかと。
mon(萌レビュー) さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
3話まで視聴。キャラクターの作画や世界観が思いっきり「ジブリ」そのもの。作者の願望が詰め込まれたジブリ風のなにかという感想。
以下、マイナス点。
・物語が3話終盤までよくわからない
・キャラクターの行動がいちいちオーバーリアクション
・あまり共感ができない
仕事をしなくてもいい世界。
ロボットが全部やってくれる。
「えっ、その世界最高じゃん」
としか思えない。3話まで見てもこれに反対する明確な理由がよくわからない。
あといちいち、女の子の体を見たり触れたりする度にオーバーリアクションするのは、昭和時代の感覚なのだろうか。
いちいち面倒くさい。
主人公も卑屈な感じなのに、周囲が次々と寄ってきてストーリーが進むのはもうこれ作者のただの願望じゃね?っと思えてきました。
まとめると、作者の願望が詰め込まれたジブリ風のなにかですね。
ウィラード さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
群集心理でクソアニメって言われてるものの一つですねこれ
別に悪くなかったです
多分監督とか多方面での事柄を大きくとらえた人達がクソアニメって言い続けた結果でしょうね
別にこれは悪くないと思います
ジブリ好きなんだろうなって思ったのと
そういう雰囲気を欲していたんだろうなって思いました
オチもクソアニメと言われてないアニメと同じくらいの展開なんで
このフラクタルと言うアニメだけクソアニメと言われてる根拠が自分は分からなかったです
普通に普通アニメの中では良作アニメでした
芝生まじりの丘 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
レビューとかの評判は悪いけど普通に面白いと思った。
特に虚構に塗れたSFチックな近代都市ザナドゥを描いた7話は設定や演出含め非常に好きだった。
終盤部分だけ見るのがだいぶ後になってしまったため少し最後の感慨が薄くなってしまい、そこだけ残念。
アニメーションや脚本など結構力の入った王道的セカイ系作品だと思う。評価が芳しくないのは特別新奇性を狙った作品ではないためだろうか。
牧歌的なファンタジーの復古作品としてはなんだかFF9を思い出した、
順順 さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
父さまが胸糞で途中辛かったけど、
とても良かった
あかい さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
退会済のユーザー さんの感想・評価
3.5
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ファンタジー色を強めた洋画サロゲートかな?って。
A-1Pなので作画は平均以上ですし、CVも嫌いではない。
キャラデザは微妙。
やはり構成、脚本かな・・・
解決してねぇ~じゃん。先延ばしにしただけじゃね?ってのがね。
気に入らなかった。
蒼い✨️ さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
大重 さんの感想・評価
2.0
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
3話で断念。3話まで見る必要も無かった。
絵の魅力が全く無く、ストーリーには何のヤマもなく魅力もなく。
ナイナイづくしの作品でした。
左さんのイメージイラストは良かったのに。良かったのがイメージイラストだけというのはどうなんでしょう。
あの原画からこのアニメ作画はどういうことなのか。
tinzei さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
雀犬 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
【概要】
2011年冬。原作に思想家の東浩紀ことあずまん、脚本に岡田麿里ことマリー、監督に山本寛ことヤマカンという豪華制作陣で送るオジリナルアニメ。アイルランドを舞台に繰り広げられるSFファンタジー。放送前の期待値は高かったのだが、結果は撃沈。コミカライズを担当している漫画家から「こんなつまらない作品の連載を続けたくない」と愚痴られて揉めたり、原作のあずまんから「監督が耳を傾けてくれたらいいアニメになってた」と後日批判されたり、作品の内外問わず悪評高い作品でもある。
駄作といえば「フラクタル」、「フラクタル」といえば駄作。2010年代の有名クソアニメとして必ず名前の挙がる不名誉な作品。クソアニメと言っても最近ありがちな「いもいも」「メルメド」等の作画崩壊系ではなく作画はむしろ良い。(特に第7話は凄いと思う。)でも作画が良いということは裏を返せばそれだけ製作費がかかっているということであり、事前の宣伝も力が入っていたらしく、放送後ヤマカンは最大の戦犯としてボロクソに叩かれたそうだ。
評判的にもパッケージの売上的にも散々な結果に終わったフラクタル。原作のあずまんは「震災があったのにサブカル批評なんてやってる場合じゃねえ!」と早々に逃亡。マリーは同年「花いろ」「あの花」等のヒットで汚名返上できたのだが、「この作品が失敗すれば引退も辞さない」と事前に決意を語っていたヤマカンのダメージは大きく、カリスマ的な権威は失墜、その後は奈落に落とされるようにして、先日破産にまで至ったのである…
フラクタルについて、ヤマカンはBLOGでこう語っている。(何を隠そう、僕はヤマカンBLOGの愛読者なのだ。)
https://lineblog.me/yamamotoyutaka/archives/13018660.html
この記事の後も「フラクタルは名作、ネットの評判に潰されただけだ」「フラクタルは必ず再評価される」など自己弁護的な発言を繰り返しているヤマカン。往生際が悪いにもほどがあるのだけど、彼はフラクタルが失敗作だとは絶対に認めたくないらしい。そこまで意地になるフラクタルとは一体どのようなアニメなのか、気になっていたので観てみた。
【感想】
結論から言うと作画が良くて、音楽も良くて、世界観も深くて、声優さんも上手くて、それでいて心躍るものがないという、何とも残念な作品でございました。世間の評判と大差ない感想になってしまったんだけど、「つまらない」と言われる原因ははっきりしているように思う。
1つはフラクタルシステムに関する設定が分かりにくく、最後まで見ても何を訴えたかったのか漠然としている点。もうひとつは主人公のクレインが受け身体質で、理不尽な出来事に巻き込まれながら淡々と話しが進んでいくため盛り上がりに欠ける点。見た目はジブリ風の冒険活劇で、特に「天空の城ラピュタ」を連想させる雰囲気を醸し出しているのにワクワク感や達成感、人物の成長を感じられる場面に乏しく見た目とのギャップが大きい。王道の冒険ストーリーを期待すると失望することになるだろう。
フラクタルのストーリーのあらすじはこうだ。(公式ページから転載)
“世界を管理する「フラクタルシステム」が完成し、人類は史上初めて、もはや働かなくても生きていくことができる圧倒的な楽園に足を踏み入れた。それから千年 ―― システムはいまだに生き残り稼働し続けていたが、もはや誰もそのシステムを解析できなかった。多くの人々が、その維持こそが、人類の幸せの条件だと信じて疑っていなかった。物語は、そんな「フラクタル」が崩壊し始めた、ある大陸の片隅の島で始まる。漫然と日々を生きる少年・クレインは、ある日何者かに追われ崖の下に転落した少女・フリュネを助ける。少女との出会いに心躍らせるクレイン。だが、フリュネはブローチを残しクレインの前から姿を消した。ブローチに残されたデータには、少女の姿をしたアバター、ネッサが閉じ込められていた。ネッサとともにフリュネを探し旅にでるクレイン。そこで彼はシステムの秘密を知ることになる”
要するに典型的なディストピアものであり、ボーイミーツガールである。その定型に従えば、主人公のクレインが世界の危機に勇猛果敢に挑み、一目惚れした少女フリュネを助け出し、フラクタルシステムの再起動を阻止し、デカダンスに陥っている人々の生活に潤いを取り戻す…というストーリーが頭に浮かんでくる。ところがこのアニメは視聴者の予想を見事に裏切ってくれるのだよ。
{netabare}主人公クレインはフラクタルを否定し昔ながらの生活を是とする集団「ロストミレニアム」と出会うが、彼らは暴力に訴えるテロリストという一面があり全幅の信頼を置ける仲間とはいえない。見続けると、フラクタルシステムに依存する暮らしが当たり前になった世界で、システムを停止させることが正義なのか段々疑わしくなってくる。システムの管理者であり存続を図る「僧院」とシステムの破壊を狙う「ロストミレニアム」の間で板挟みになったクレインは確固たる信念を持って行動できない。そもそも設定上、彼に人々を動かし世界を変えるだけの力は一切与えられていない。見ている側からすると非常にもやもやする。
フリュネへの恋心はぶれないが、フリュネが「何を考えているかよく分からない」女の子で話も噛み合わず、勝手に行動するから盛り上がるはずの恋愛要素で全く盛り上がらないという状態。{/netabare}
以上、ヤマカン自身も認めているように本作はエンターテイメント性が希薄で分かりやすい面白さがないんだよね。(そこは認めておきながら、なぜ名作だと言い張るのか…)これでは「退屈」「楽しくない」「何をしたいのかよく分からない」といった感想が並ぶのも致し方無い。僕は嫌いじゃないんだけどね。少なくともハルヒ1期より好きだ。(フラクタル以下ってどんだけハルヒ嫌いなんだよと突っ込まれそうですが)
【考察】
この不人気アニメの考察を読みたい人がどれだけいるか疑問だし、見たことある人自体少なそうだけど、折角なので書いてみよう。
ネット上のログを見るに、原作のあずまんは制作の途中で「あなたが入ると話がまとまらない」と脚本会議から追い出され、どうも後半のストーリーは彼の構想とは違うものになったらしい。したがって本来のフラクタルについては勝手に想像するしかないのだけど、あずまんがやりたかったのはトラウマを抱えた可哀想な少女を救うKEY的な物語だったんじゃないかと思う。東浩紀ことあずまんはポストモダンという視点でサブカルチャー批評を行い話題になった人だが、「動物化するポストモダン」や「ゲーム的リアリズムの誕生」を読めば分かる通りアニメよりも美少女ゲームに造詣が深く、とりわけKEY作品が大好きなんだよね。(いわゆる鍵っ子)
それを踏まえるとフリュネの不幸な境遇、ネッサの純粋無垢な性格はKEYヒロインにありがちだし、フラクタルシステム自体は緻密な設定を構築しておきながら再起動の鍵になるのが16歳の少女という物語の核心的な部分について何のロジックもないというのもある意味でKEYっぽい。美少女ゲームの「運命」や「奇跡」って往々にして理由付けがなかったりする。
「ゲーム的リアリズムの誕生」によればノベルゲームには「メタ物語的」な構造が見受けられるという。あずまんは自著で「ひぐらし」「AIR」「ONE」などの作品を取り上げ、これらの作品にはゲームのプレイヤーとゲーム内の主人公の視点を同一化させてしまう巧妙な仕掛けが施されていることを説明している。たとえば「ひぐらしのなく頃に」はストーリー自体は一本道で購入者はクリックして話を進めることしかできないのにも関わらず、各編は選択肢に失敗したがゆえのバッドエンドであるかのように錯覚し、プレイヤーは自分の力で物語を正しい在り方へと導くような感覚があるといった具合だ。
フラクタルが「メタ物語的」な想像力を実践する作品だとすれば、わがままで自分の意のままにならず話の通じない一方、なぜか惹かれてしまうし性的な存在でもあるフリュネは現実の女性の象徴、人懐っこくいつも笑顔で自分の身近にいてくれる一方で、実存しないアバター「ドッペル」でしかないネッサは虚構のキャラクターの象徴だと思えてくる。
ここに自分を愛してくれるのは実体のない二次元キャラで、本当に愛されたい三次元の女性とは分かり合えないという悲しい構図が見て取れる。あずまんは視聴者をこの皮肉な構図に嵌め込み、男性の不能感(フリュネを救えないバッドエンド)あるいは全能感(フリュネを救うハッピーエンド)をトコトン味わわせて泣かせようという魂胆だったのではないかと予想する。ヤマカンに没にされ小説版フラクタルもなかったことにされた今となっては想像しても詮無き事ではあるが…
結局フラクタルはヤマカンが作りたいものを作ったことになるのだけど、「アニメ業界批判(藤津亮太)」、「80年代への回帰(宇野常寛)」といった評論家の方々の評価は少し外れているように思う。萌えアニメの台頭によってキャラクターが記号化・パターン化し、客に媚びた作品やストーリーを軽視した作品が増えているという問題意識は当然あるだろう。ヤマカンがBLOGやtwitter(問題を起こしすぎて現在はアカウント凍結されているけど)で度々言及していることだ。でも当時は批判一辺倒ではなく、もう少し前向きな気持ちで作っていたんだと思う。下記の対談記事で語っている内容が一番真意に近いのではないだろうか。
http://www.billboard-japan.com/special/detail/99
{netabare}最終回でフリュネはフラクタルシステムを再起動させるという道を選び、クレインもフリュネの決断を止めようとはしない。見せかけの虚構によって人々の心を支配するフラクタルシステムがアニメ業界のカリカチュアであり、仮に萌えアニメを業界から一掃したいという考えがヤマカンにあるならば本システムは唾棄すべきものであり、主人公たちに破壊する道を選ばせるはずなんだよね。でも、そうはしなかった。フラクタルの聖域でフリュネとクレイン、ネッサの三人は「神」なるものの姿を観るのだけど、スクリーンに映し出された神はただの女子高生で、彼女は「ネッサ」と名付けたウサギのぬいぐるみに愛おしそうに話しかける。この演出の意図するところは、アニメの視聴者とアニメのキャラクターの関係を女の子とぬいぐるみの関係にスライドさせ、キャラクターに抱く特別な感情(もちろん萌えも含めて)を人間らしい感情だと肯定しているように僕には思える。
この後場面は一年後になり、クレインは自炊生活をしながらもドッペルの犬を可愛がっている様子が描かれる。要するにヤマカンは「萌え要素を残しつつも従来のストーリー重視でテーマ性も感じられるアニメを俺は作るから、お前らついて来い!」と言いたくて、これを作った当時はオタクと手を繋ごうという意志がまだあったんだと思うんですよ。だからこそフラクタルを批判されると反撥するし、このアニメを否定されると身を切られるようにつらいのではないだろうか。
{/netabare}
以上、長々と語ってきたけど、東浩紀のデータベース消費理論を知らない人にとって、人と社会の関係、消費者と創作物の関係に相似を見出すこと自体無理な話だと思う。(どうしてフラクタルのストーリーとアニメ業界の話が繋がるのか分からないはず)
このアニメこそヤマカンが散々BLOGで言ってるスノビズムに冒されている作品のようにも見える。こんだけアニメについて熱く表現したところで視聴者からすると「そんなの知らんがな」で終わるような気がするのだけど、僕の思い過ごしですかね?やっぱりポタクの戯言ですか!?
TaroTanaka さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
SFセカイ系アニメである。
{netabare}
ヒロインが世界の存亡を担っている。
{/netabare}
同ジャンルである
『Rewrite』もそうであったが、
やはり尺・説明が足りなかった。
不完全燃焼である。
一番の欠点は、
シナリオの核である
{netabare}
フリュネとネッサのもとになった少女とは結局何者であり、
何故フラクタルシステムがその少女=神を鍵として構築された
のかが殆ど説明されていないこと。
{/netabare}
未来社会の描写は興味深かった。
『素晴らしい新世界』と
同じ問題意識を共有しているし、
イーガン『ディアスポラ』的な
「ドッペル・ナノマシン・データとしての人間」
といったガジェットには心躍る物があった。
ディストピア的状況と
人間の開放を目指す
ロストミレニアムの相克を
より悲惨に描き、
なおかつヒロインの出自を説得的に描いていれば
より高得点だった。
一番良かった点はラストの演出。
『君の名は』『Steins;Gate』等を想起させる。
タマランチ会長 さんの感想・評価
2.6
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
興味深い設定だったのだけれど、結局よく分からなかった。消化不良ってやつです。冒頭1話で、ナウシカのメ―ヴェと装甲コルベットの空中戦に似すぎている画面を持ってきているが、これはマイナスにしかならない。ザムドもそうだったけど、有名すぎる作品に似すぎるものを出したとき、どうしてもその作品と比べられることになる。フラクタルもザムドも、その世界観はナウシカとはかけ離れているし、何と言ってもレベルが雲泥の差。(もちろんナウシカの方が上。)こうなると、観ている側はがっかりするしかなくなる。そういう意味では残念な作品でした。
タマキ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
作画や音楽はとても気に入りました。
ヒロインが徐々に主人公との距離を詰めていく様子や
主人公の考え方が少しづつ変わっていくのは見ていて飽きないですし
知れば知るほど考えさせられる世界観はこの作品一番の魅力ではないかなと思います。
しかし物語の見せ方としてもう少し分かりやすさが欲しかった。
何となくこういうことだろうと思うことはできても、自分なりに納得のいく落としどころが見つからないというのが本音です。
しかもあえて落としどころを見えなくしている訳ではないのが惜しい。
決してつまらなくはなかったですが、人に勧める際には注意が必要かもしれません。
hin さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
リアルタイムの視聴では数話で断念しましたが、今更見てみると評価が変わりました。
シナリオは良くあるボーイミーツガールを主題にしたもので、この手のアニメではタブーとされているキャラ設定を混ぜている為、お世辞にも一般向けとは言えません。
ただ、それを補っても余りある圧倒的な世界観を持っています。
典型的な観る人を選ぶアニメだと思います。
キャラ設定や世界観はアニメ業界の風刺だとも気付けたのであれば、より楽しめる。
本当に世界観は作り込まれているし、キャラデザは今でも十分通用するタイプで作画も綺麗、演出や音楽も高水準。7年以上前の作品とは思えない完成度と言えるのではないでしょうか。
個人的にはアニメ文化が成熟した今でこそ、再評価してもらいたい作品だと思います。
もし少しでも興味があるのでしたら、評判を気にせず自分の目で確かめてみて下さい。
※処◯厨の方は観ない事をおすすめします。
レタスの人 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 4.5
状態:途中で断念した
ダレイオス さんの感想・評価
3.1
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
オブ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
題材が興味深いのですが、その題材を扱いきれてない感じとキャラクターや設定がふわふわしていて見続けられなかった。残念。
作画が良かったらまだ観れたのかもしれないですが、全体的にのっぺりしていてどこに重きを置いてるのか不明。
やりたいことは明確なのにこれがやりたかっただけで話に必要なのかと言われれば別にいらないかなというのが見え隠れしてしまう。
個人的に自己満足アニメ好きですが、自己満足アニメなら自主制作アニメのような情熱を感じたかった。
最後まで観てないので未評価。
明石 さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
OPEDと挿入歌は良かった。
雰囲気とかジブリっぽくて好きだったけど・・・・(゜_゜)
星々 さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
本筋は悪くないと思う。むしろ良い方
ただ神の裏設定、ヒロイン周りの筋書が気持ち悪すぎる
そして、よく考えると有り得なすぎる
作画がジブリを意識してるっぽいところもあって余計に気持ち悪い
他で代用可能でまったく必要性を感じさせない {netabare} 性的虐待{/netabare}という設定
筋書的には作中ヒロインは{netabare} 性的虐待を受けた処女 {/netabare}神の子は{netabare} 強姦されて幼児退行した少女っぽい{/netabare}ってことで別にいいよねってことなのかも知れない
けど
ヒロインは安くないんですよ。
しかも
フラクタルの設定は結構ガバガバ
それでも作中、世界観を壊さないくらいには作り込まれていたと思う。なのにこんなのが裏設定じゃぁ今まで積み上げてきたフラクタルシステムの起こりから現実味がなくなってく
観る物がなくなった人はどーぞって感じの作品ですね
趣味を疑われるのでリアルの知り合いには絶対に勧められない
lulonin さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
DB さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
最初は面白そうと思ってみていたが、1クールの悲しさか、人の気持ちもストーリーも単純化されたお子ちゃま向け作品であることが分かってしまい、失望した。主人公が成長したわけでもない、エッチとか好きとかだけで楽しめるのは小学生まででは?深みのない作品は好みではなかった。
鶏頭 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:----
私の初めて見た深夜アニメ。故に割と叩かれていたと知った時は少しショックだけど、確かにストーリーの構成が荒い。世界観が複雑なのに、それを上手く説明しきれていない感が特に終盤顕著に現れるため、最終話の怒涛の展開に付いていけない…
とはいえ設定は面白いし、日常描写のシーンもそこそこ楽しめる。opやedも個人的にはすごく好き。
なんというか、もったいないなと思う
dakiramk3 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
あれやらこれやら、肝心要の作品の出来以外のところで話題を振り撒き、挙げ句の果てには責任のなすりつけあいをするというスタッフの内紛……まあそれぞれに言いたいことはあるのだろうけど、とりあえず監督はやっぱり監督として責任を取る立場にあると思う。
そういう人を連れてくるのも監督の責任なのではないか。たとえ他の意思が介在していて、自由に人選ができなくとも、監督はそれら全てに名前を出している以上、ここはやはり全て受け入れるべきではなかったか。
この作品は大成しなかったが、仮に大当たりを撮ったとして、その後の監督の名前には『あの○○を手がけた○○監督の期待の新作!』とかいってリターンを受け取れるのだから、ハイリスクにはハイリターンを伴って当然ではないか。このリターンを受け取るのも、脚本家レベルならまだしも、ほかの……こういう言い方が合っているかまたは正確なのかは自信がないが、どちらかというと縁の下の力持ち側のスタッフではそうそうあるものではないだろうし。
……作品自体について言うと、まあ『二次元でも女はそんなに綺麗なものじゃないんだよwwww』とか面と向かって言われてるようで、確かにそりゃそうなんだが、そんなものは表に出してこられても……という気がした。
だって、そりゃ確かに二次元少女はウン○コもゲップもするだろうけど、それは描かれていないだけであって、描く必要もないから。だから二次元でくらい夢を見させてくれてもいいじゃないか。
あと、ヒロインが最初からあんまし助けたくない、微妙な感じなのも……ある人の言葉を借りるなら、おそらくこの作品が目指した、或いは意識した作品にかの『ラピュタ』があるのだろうが、そのヒロイン・シータの可愛さ・守ってあげたくなる良い子さの描き方が実に秀逸で、その後のパズーの行動全てにリアリティと感情移入を支えていた。
可愛い女の子を守り、共に戦うというのは、それだけで立派な物語になるというのをかの作品は証明しているではないか。まずこの作品はそこから失敗している。誰が最初からビンタかます子に感情移入して守りたくなるかよ。ひょっとすると主人公自身は守りたくなったかも知れないけど、この作品を試聴しているみんなは特殊性癖の持ち主じゃないんだから。
というわけで……総合的に言うと、ネッサが可愛かったです(結局それかい)。
DxVNz94635 さんの感想・評価
2.8
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
lalalacola さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
にーとん さんの感想・評価
2.7
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 1.5
状態:途中で断念した
善悪をほとんど描かないままに殺し合いが始まって意味が分からなかったし気持ち悪かった。争いが起こるなら視聴者に共感できるようにしてくれないと。ただ自分の意見と対立したから殺す。みたいな感じに見えて気持ち悪い。
絵と声は抜群なのにストーリーでとても酷い仕上がりになったのは残念。
超豪華なレストランで素敵なウェイターがウ〇コ運んできたみたいな
そんな作品
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舞台は世界を管理する“フラクタル・システム”が完成し、人類が働かなくても生きていける楽園に足を踏み入れてから1000年後の未来。システムはかろうじて稼働していたが、誰もシステムを解析することはできず、ただ維持し続けることが幸せの条件だと信じて疑わなかった。しかし、大陸の片隅ではフラクタルが崩壊し始めていた。漫然と日々を生きる少年・クレインは、ある日何者かに追われ崖の下に転落した少女・フリュネを助ける。少女との出会いに心躍らせるクレイン。だが、フリュネはブローチを残しクレインの前から姿を消した。ブローチに残されたデータには、少女の姿をしたアバター、ネッサが閉じ込められていた。ネッサとともにフリュネを探し旅にでるクレイン。そこで彼は“システム”の秘密を知ることになる―(TVアニメ動画『フラクタル』のwikipedia・公式サイト等参照)
小林ゆう、津田美波、花澤香菜、井口裕香、浅沼晋太郎
原作:マンデルプロ・エンジン、ストーリー原案:東浩紀、キャラクター原案:左、 監督:山本寛、シリーズ構成:岡田麿里、キャラクターデザイン・総作画監督:田代雅子、セットデザイン:青木智由紀/イノセユキエ、プロップデザイン:田中祐介、メカニックデザイン:林勇雄、美術監督・イメージデザイン:袈裟丸絵美、色彩設計:中島和子、撮影監督:石黒晴嗣、編集:垣根健太郎、音楽:鹿野草平、音響監督:鶴岡陽太、プロダクション協力:ordet
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放送時期:1986年8月2日
ある夜、飛行中の飛行客船を、航空海賊の一団が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを奪い取る。窓を伝って逃げようとするが、海賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船か...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:1997年7月12日
エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と...
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ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2017年7月1日
「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」の米林宏昌による新作アニメーション映画。 イギリスの女流作家メアリー・スチュアートによる1971年の児童文学「The Little Broomstick」を原作に、11歳の平凡な少女メアリの奇想天外な冒険を描き出す。
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放送時期:2008年秋アニメ
大陸の北半分を統治する北政府と、南半分を治める南大陸自由圏が長年戦争を続けている世界でストーリーは展開する。主人公の竹原アキユキは、70年前の戦争で南大陸自由圏に併合された尖端島に住む高校生。尖端島が非戦闘区域であったこともあり、戦時下ではあるが平穏な日々を送っていた。ある日彼...
ジャンル:アニメ映画
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劇場版アニメ『耳をすませば』と同時上映で公開された短編アニメで、同映画の制作スタッフだった宮崎駿が監督を務めた。内容は、人気アーティストであるCHAGE and ASUKAの、アニメ映像を用いたプロモーションフィルムである。 汚染が進み、地表に人間が住むことは叶わなくなった未来の地球。カル...
ジャンル:アニメ映画
放送時期:2011年7月16日
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ジャンル:アニメ映画
放送時期:1984年3月11日
極限まで発達した人類文明が「火の七日間」と呼ばれる最終戦争を引き起こし、瘴気(有毒ガス)が充満する「腐海」と呼ばれる菌類の森や獰猛な蟲(むし)が発生した。それから千年余り、拡大を続ける腐海に脅かされながら、わずかに残った人類は、古の文明の遺物を発掘して利用しつつ、細々と生きて...
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放送時期:2012年秋アニメ
人間の心理状態や性格的傾向を、即座に計測し数値化できるようになった世界。あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は 「良き人生」 の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われ...
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放送時期:2011年冬アニメ
市立見滝原中学校に通う普通の中学2年生の鹿目まどかは、ある日不思議な夢を見る。そこは少女が魔法で戦う異世界。その少女の戦いを目撃する自分と、謎の白い生物に「僕と契約して魔法少女になってほしい」と告げられる夢であった。翌朝、見滝原中学へ転校してきたのはなんと夢で見た美少女の暁美ほ...
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放送時期:2011年冬アニメ
聖マルグリット学園の図書館塔の上の上、緑に覆われたその部屋で、妖精のような少女―ヴィクトリカは待っている。自らの退屈を満たしてくれるような、世界の混沌を―。その少女は語るのだ。パイプをくゆらせながら。「混沌の欠片を再構成しよう」そして、たちどころにそのどんな謎をも暴く…いや、〈言...
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放送時期:2011年冬アニメ
長い黒髪と陰気な見た目のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスメイトたちから避けられてきた黒沼爽子。しかし、高校に入学し、明るく爽やかで男女問わず人気のある男の子・風早翔太との出会いから勇気をもらい、友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を経験し、大切な関係を築いていく…。
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放送時期:2011年冬アニメ
女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる―はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当...
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放送時期:2011年冬アニメ
なぜかゾンビとなってしまった主人公・相川歩のもとにはアホ毛がトレードマークの元気な《魔装少女》ハルナ、常にプレートアーマーとガントレットを身に着けている銀髪の無口少女《ネクロマンサー》ユー、ナイスバディのポニーテール少女《吸血忍者》セラといった、個性派美少女たちが集まってくる...
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ここ文月学園では、まもなく清涼祭と呼ばれる学園祭が開催される。この学園は試験召喚戦争など特殊なシステムを採用している事もあって、毎年多くの来場者で賑わいを見せ、生徒たちもそれに応えるべく奮起して、準備に励むのであった。その頃、2年Fクラスでは――
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放送時期:2011年2月26日
人気SFアニメ「マクロス」シリーズで、2009年に公開されて大ヒットした『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』から続く完結編。軸となるテレビ版ストーリーを大幅に改変し、二人の少女の歌声に秘められた謎をめぐる死闘を描く。監督は、テレビシリーズ第1作目からスタッフに名を連ねる河森正治...
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高校1年の少女・高梨奈緒は、1つ上の兄・修輔、父・修司、母・菜々香との4人暮らし。実は修輔が(変態チックに)大好きなブラコン。一方の兄・修輔は、女の子(妹を含む)が少し気になり過ぎる、ちょっとエッチな少年。奈緒によるエッチなアプローチに悶々とする日々を過ごす修輔だったが、特に何も...
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高校進学に伴って山形で一人暮らしを始めることになった筒井雪隆は、引っ越したその日に自分より先に自分の部屋で勝手に生活している記憶喪失の宇宙人を自称する男に出会う。追い出そうとする雪隆だが、男に言いくるめられ、結局男を同居させた上、宇宙人である事も認めざるを得なくなってしまう。...
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高校生の竜司は海外の両親と離れて一人暮らしをしていた。だが、はとこの英理子が帰国したことからその日常は一変する。闇ブローカー「ファング」との接触、謎の美少女「ローズ」との出会い。しかもローズは伝説のレッド・ドラゴンだと判明する。ローズは初対面の竜司に夢中で……。