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「シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)」

総合得点
77.0
感想・評価
884
棚に入れた
3915
ランキング
655
★★★★☆ 3.7 (884)
物語
3.9
作画
3.6
声優
3.5
音楽
3.9
キャラ
3.7

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シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]の感想・評価はどうでしたか?

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ポストエヴァ後にしか産まれえなかったカルト作品。狂気の持つ熱と美、「そうだね。どこでも会えるよ」。

 大変な作品なので一時的なレビューです。エヴァ後からハルヒが登場するまで10年間程のデジタル移行期の従来の枠に収まらいダークで難解な諸作品が産まれたが、その中でも「ウテナ」と本作が極北だと思います。今後ももうこんな病んだカルト作品が出ることもないでしょう。そして、病んだモノを産み出せるのも一種の豊かさだったのだと月日を経た現在では思えます。ラストの展開が某まどかにかなり影響を与えていると言っても過言じゃないような、過言なような。


 それにしても、中2というなら昔のエヴァや本作ぐらい病んでるものであって、冗談として消費されるもんやない。

投稿 : 2024/06/21
閲覧 : 763
サンキュー:

8

skarubos さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

映像もいい(古くても)

この作品、いかに示唆に富んだ物語かとか、精神病理的な考察とか、あるいはlainがどうしようもなくかわいいとか、そういったことは語りつくされていると思うので、観てみるか迷っている人、特に「名作とは聞いているけど古いアニメだしなぁ」と思っている人向けに一つだけ。

映像も見飽きることはなかった。

今回、ゴールデンウィークのabemaの企画で放送されていて、10年以上ぶりに見返した。正直、1998年のアニメだし映像は期待せず物語を楽しむつもりだった(前見た時は寝ぼけ眼で一気見して内容はそこまで理解できていなかった記憶)。
見終わった結果、一番の驚きは予想外に映像に引き込まれたことだった。もちろん画質はブラウン管仕様の640x480ピクセル、CGはいかにも初期のガビガビ、作画は最近のヌルヌル動くものとは比べようもないが、しかし、演出意図をちゃんと感じるよく作りこまれた映像で見飽きることはなかった。表情は感情の機微をよく表しているし、気持ち悪いものは本当に気持ち悪いし、怖いところは本当に怖い。同じ時期にディズニープラスで(相当な製作費をかけた最新作の)オリジナルドラマも見ていたが、映像の満足度でもそれに劣らなかったのは不思議なほど。おそらくアニメ的映像表現が好きな人はLainの映像も楽しめるはず。

付け加えると、ストーリーの内容も全く色あせていなかった。どころか、今だからこそ、SNSが普及して、インターネットが生活の隅々まで介在し、人間よりも賢そうな文章を書くAIが登場し、6000基を超える人工衛星がインターネットを提供する現代にこそ、あるいはメタバースがブームに終わるという経験をした今だからこそ、より楽しめる内容っだった。

投稿 : 2024/05/06
閲覧 : 119
サンキュー:

1

ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人と情報

(2012.8/3 1週目)
{netabare}この作品は98年に制作されたものですが、数年後に普及率約50%に達するネットや同年から昨今における自殺率の増加を予測してたかのような感じです。

「自己」とは肉体(現実世界)ありきなのか?
(主我:○ 客我:○)

それともワイヤード(ネット)にのみ存在するのか?
(主我:☓ 客我:△) 

あるいはネットと現実世界双方に存在するのか?
(主我:○ 客我:○)


人それぞれの定義によって変わってくるものだと思います。

1話にあったように自殺して肉体を無き者とし自己の存在をワイヤードに求める事も間違いではないのかと。しかし私は具体的な媒体があってこその「自己」だと思います。

冒頭に「プレゼント・デイ」「プレゼント・タイム」という言い回しがありましたが個人的な考えとして「日時をあげる=生まれた日をあげる」自己が生まれた日を・・・

ってめちゃめちゃ、そのままな感じですが(^^ゞ

一度観ただけでは理解できない部分もあったのでもう一度観ます。(6話のKIDSなど・・・) 


(追記11/15 視聴回数1)
W・ジェームズの自己論
• 知る側の自己(主我、主体としての自己)
• 知られる側の自己(客我、客体としての自己)
①自分自身の観察、評価
②周囲の人々からの言動や態度、評価を通して、自己概念が形成される

上記のジェームズの理論ではワイヤードでは「自己」は存在しない事になるが… どうなのだろう?^^;{/netabare}

(2013.3/28 2週目)
事故死や病死が科学の発展によって減少した時代。人は欲望を満たすだけの存在となってしまった。欲望を持つから人なのか、欲望以外のものを持っているのが人なのか。

欲望を満たすだけの存在、それは身勝手な機械でしかない。それを制御するのも人の役割であり、その為のワイヤード?

無神教徒が多い日本だから、制作できた作品のような気もする。だからこそ、作品の陰鬱な雰囲気と相まって分かりづらさを増してるのだと思う。


それはそうと、別の階層からへの移動ワイヤードでの人格を現実の人格と直結させる。主我の喪失にも近い新たな概念。

攻殻機動隊で言う電脳化とは、逆の方法。(電脳化は実体・主我を保ったままでネットから大量の情報を得て、自分というフィルタリングを通して情報を得る)

しかし、lainで用いられるのは実体を喪失しワイヤードで主我を維持したまま情報を得るもの。

果たして肉体を失い、存在が意識(主我)のみの状態で自身を捉え情報の取捨選択は可能なのか?


自分という存在(視認できる)があって初めて自分は他人とは違う事を知ることができるのだから、そのフィルター(肉体)無くして主体的な判断や思考はできない。 

また、バークリーのように物体の実在性を否定した非物質論だと、人の存在理由は肉体を前提としたものではないともとれる(wiki参照)



昨今、ネットの普及によって誰でも比較的簡単に情報を得る事ができるようになったのは良いが掲示板などでの誹謗・中傷、犯罪のキッカケにもなっているので一長一短な面もある。

そういった意味でもネットが普及する少し前に造られたこの作品は、ネットを利用するにあたっての注意喚起をしたものだろう…

{netabare}死んだ千沙が玲音の存在と引き換えにリアルワールドで甦ったのは、玲音が過ごした学校生活はリアルワールドではなくワイヤードでの出来事だったのかも。{/netabare}

玲音の選択は、「まどマギ」のまどかが選んだ結果と似ているようにも思えます。

人は大量の情報を得た時、人でいられるのか?

投稿 : 2024/02/06
閲覧 : 464
サンキュー:

21

ネタバレ

はちごー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

行き過ぎた情報社会に警鐘を鳴らした作品。

1997年とは思えない内容。
にしてもワイヤードって今のTwitterとかTikTokのことだよな?

投稿 : 2023/11/20
閲覧 : 156
サンキュー:

1

青星アーツ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

最終話までずっと謎でした

映画『2001年宇宙の旅』のような、理解不能な世界。

投稿 : 2023/07/17
閲覧 : 385
サンキュー:

3

ネタバレ

あすは さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

ちょっと前に、数十年ぶり(つまり放送当時以来(^_~;)に見返しました。

当時は圧倒的に新鮮だったのです。サイバーパンクという言葉は、もうちょっと前のウィリアム・ギブスンの『ニューロマンサー』(すばらしいタイトル!)が嚆矢だったと思います。最初読んだ時はよくわからなかったけど、3作目の『モナリザ・オーヴァードライブ』あたりで、ようやく頭が追い付いてきた感じ。
なにしろ当時は、インターネットはまだ一般の人が関わるものじゃなかったし。テキストベースのパソコン通信の時代です。
アニメ中のパソコンの描写を見て、当時の雰囲気を思い出しました(懐かしくて最初に久々に顔文字を使ってみましたw 当時は新しい顔文字をいろいろ作ってた時代です)。秋葉原が、まだ「萌え」とかじゃなく、パソコンの街だったのだ。

お話は、「ニューロマンサー」の影響が非常に強いですね。でも、アニメとサイバーパンクの相性のよさが抜群であることに気づいたのは、「レイン」からです。映画の「マトリックス」は、レインとほぼ同時代ですが、おそらくかかっているお金の桁が違うにも関わらず、ここまでタメをはっているのは、すごい。
(時代は、『ニューロマンサー』1984、同邦訳1986、『レイン』1998、『マトリックス』1999)

今見ると、やっぱり絵の古さのために、ちょっと入り込むのに時間かかりますね。でも当時のほかのアニメと比べると、やっぱり一段も二段もとびぬけて先をいっていたと思う。ただし自分の感想が、その時代の空気を知っていること、その中で生活していたという記憶への感傷に影響を受けていないとは思えないので、客観的なものにはなりえないとも思います。今の人が見てどう感じるかは、知らない。
セカイ系的な側面も強いですね。自分はいまだにセカイ系大好きだけど、そういう時代を知らない人が見たらどう感じるのかな。受け入れにくいのかなあ?

サイバーパンクは、サイバーなだけにいわゆるバーチャルな世界を扱うことも多いですが、その対極として、人間くさい部分が強調されることも多いです。というか、むしろ必須でしょう。そのベクトルの違いが、とても効果的な表現だったのです。
このアニメにおける肉体的表現の中心に位置しているのが、ED含む音楽です。泥臭い肉体感覚の強いロック。なにしろ、RCサクセションにいた仲井戸麗市なので、そのインパクトは絶大です。
作品中に不可欠なものとして音楽が組み込まれているのだと思います。だから、音楽への評価も高くなります。

「こういう流行もあった」という、時代の証言的なものにとどまらず、時代を越えた名作となりえるかどうか、それがわかるのは、まだこれからかなあ。
「サイバーパンク」という潮流そのものへの評価も、もうちょっと時間が必要かもしれませんね。

投稿 : 2022/09/24
閲覧 : 468
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4

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

エクスペリメンツは失敗か⁈

20年以上経って…映画「トランセンデンス」的なデジタルで科学力が不可欠な設定を当時「どこにいたって人は繋がっているのよ」といった曖昧でアナログな表現をするとこうなるが伝わりますか的実験なのか⁈
明確な根拠無しの、ただの妄想、理想を映像化すれば結局よくわからないまま雰囲気だけで終わる。
音楽は雰囲気が出てて素晴らしい。

投稿 : 2022/08/11
閲覧 : 347
サンキュー:

3

ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

たくさんいる「私」

岩倉玲音の時代である。

ブゥーーン、ブゥーーーン、
幾度となく強調される送電線のノイズ音。
それは「つながり」のメタファー。

90年代末尾を飾る時代が生んだ傑作。
欝々しい展開にカルト的人気で名高い作品、
そこを乗り越えた先の大団円に感動を覚えます。
ここでの問題提起は「攻殻SAC」へと昇華され、
この偉大な「供儀」の物語は幕を閉じる。

絵柄は古く、演出は静かに進行する。
しかし前半に種を撒き、後半に回収する。
物語の基本に忠実な展開、構成だと思う。

主人公は中学生、岩倉玲音。
{netabare}現実世界と仮想世界の「2人の玲音」、
ある日、自殺した同級生からのメールが届く。
会話もない冷たい家庭の食卓、
自宅前に張り付く不気味な黒服たち。{/netabare}

神の不在、集合的無意識。
何かがおかしい!?何かが始まっている!!

難解でしょうか?いいえ。
我々の側が複雑にさせているのでしょう。
しっかり観ていれば、迷子にはならない。
{netabare}私なりの攻略指南を書かせて頂こう。
英利政美の思考を追え、これだけです。{/netabare}

世界は等しく病んでいる。

文化庁メディア芸術祭優秀賞作品。
ご堪能あれ。

投稿 : 2022/07/31
閲覧 : 1522
サンキュー:

74

ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

Who am "I" that "YOU" are in?

この話は「Present Day! HAHAHA! Present Time! HAHAHA!」

私の中の全厨二病の血が騒いでいます。
かなりイタイ文章ですので耐えれる方のみ、おねがいします。

海外にも人気な作品。

しかし、基本的にアニメ初心者には絶対に無理です。
「本作が初アニメなの!」というそこのあなた。今すぐ引き返しなさい。でないと人をやめます。
本作を崇拝してる人が少なくないと聞きます。
という私も割と崇拝チックになりかけたのを「ラグとレイン」(2021年投稿)で思い出しました。ニコニコ動画って偉大ですね((

さてテーマとしてはサイバー関係。ネットに詳しいそこの君!インターネットの仕組みを知っている?ある程度ぐらいは知っている?
知らないなら本作はやめたほうがいいです。専門的なワードやこういう界隈特有の概念的思考が随所に見られるため、こういうのをある程度勉強してからのほうがいいと思います。まぁでも調べたらすぐわかる時代になったため、全くの門外漢が見てもなんとかなるとは思いますが。

面白さは規格外の面白さです。
明確な解説がなく、恐らく見る人の数ほど物語の解釈が存在します。特に最終話をどう捉えるかで本作の評価が大きく関わってきます。
故にアニメに慣れていない方は絶対に辞めるべきです。面白さがわからないでしょう。読解力とか読心術とかそういうものじゃありません。描写体や順番から物語の内容だけでなく、意図を察せるくらいにまで感覚を高めてようやく面白さが分かると思います。
かなり上級者向け、と呼べる作品です。

だからこそ、と言って良いのかわかりませんが、
この作品は覚悟が必要です。その資格は自身で判断するしかありませんが、直感でわかります。本作が理解できるかどうかすら直感でしか判断できない、という化け物みたいな作品ですが、内容が内容なので納得できます。

個人的には{netabare}全てAIの独り言説{/netabare}を推しています。
{netabare}AIのレーゾンデートルを他人に求めようとしたが創始者は不明。他人に求められ、依存(干渉)することで自意識と存在理由を確認していた。が、自身に接触した人間は自身を各々の都合の良いデバイスとして利用している、という事実に気付いた。「私は私なのだ」という結論に至ったのはいいものの「結局私は誰なのだ」という最初の疑問に落ち着いてしまった。{/netabare}みたいな。ちょっと私の語彙力がかなり怪しいので的確な表現が全然出来ていませんが、そんな感じだと思っています。
詳しく知りたかったり他の意見が聞きたい方はぜひ調べてみてください。

監督は中村隆太郎さん。
オリジナルキャラデザは安倍吉俊さん
キャラデザは
シリーズ構成は小中千昭さん
劇伴は仲井戸‘CHABO’麗市さん
アニメ制作はトライアングルスタッフさん。倒産したらしいです。
本作が伸びたのが、本作終了後だったのもあり、経営危機に陥った結果倒産。そしてその影響で本作のゲーム「SeriousExperimentLain」は中古で5万(今は知りません)とかなんですから、スタッフは悔しがるでしょうね。

「幸せを望んだ無知な女の子は一体誰?」ということで。

投稿 : 2022/07/31
閲覧 : 239
サンキュー:

3

ネタバレ

マーティ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Let's all love Lain

 全13話。視聴後、非常に余韻に浸ったアニメでした。

 AKIRA、攻殻機動隊、エヴァンゲリオンなどと同じような雰囲気でした。まさにこの時代だからこそ作れた作品ですね。

 現実の姿(real world)とネット上の姿(wired world)が乖離する、区別がつかなくなる様子が映し出されて、見ててかなり不安をあおる描写が良かったです。自分の机だけなくなるところ、友達に話しかけるとき自分とは別の、明るい自分だけが話しているところなんかは、現実と虚構がわかんなくなりました。lainも、最初は機械が苦手そうだったのに、いつの間にか改造してて、、、その素材はどこからもってきたの!?と突っ込んでしまいました。それとありすがlainを気にかけてくれたところは良かったです。最後まで優しかったですね。

 最後は結局どうなったんでしょう?lainは皆の記憶から消えてしまったんですか?唐突すぎてよくわからなかったです・・・最後に成長したありすが話しかけていたところが唯一の救い、といったところでしょうか。

 難解で哲学的、ホラー、見た後もすっきりしない、不思議な余韻、、、などが好きな方にはお勧めします。

 しかし・・・こういう難解なアニメはあんまり僕の肌にそこまで合わないなとも思いました。僕はアニメにはエンターテイメントを求めているので。哲学的な要素がほしいなら、それこそ聖書や神話を読めばいいと思います。僕はアニメにはそれを求めていない。。。
 というわけで全体的にのっぺりしてたので、そこまで高評価とはいきませんでした。

 これにて感想を終わります。ここまで読んでくださりありがとうございました。

投稿 : 2022/05/20
閲覧 : 670
サンキュー:

25

テングタケ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

わけがわからないよ

思いつきでつなぎ合わせた意味不明な映像の断片。
有り体に言って駄作。
視聴にかけた時間は全て無駄だった。

投稿 : 2022/03/01
閲覧 : 324
サンキュー:

1

ネタバレ

にゃわん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

独特な世界観ときいて

確かに独特な世界観ではあった
自分が知らない内にもう1人の自分が夜遊び
してたり悪事を働いたり、最初は意味不明だったが
ネットワークにのめりこむうちに
他キャラが達の主人公に対する接しかたが大幅に
変わってきて、どういうことだ?と
思い見てみたらもう1人の主人公を裏で操る
ラスボスがいてオリジナルの主人公と
コピーの主人公が話し合う回数が多くなる
リアルな作画に絶妙な棒読み感が
この作品には合っていてある意味ぞっとさせられた。
最終話はどう解釈していいのかわからない
結局、主人公がいままで関わってきた人間の記憶を
消去する選択を選んだけど記憶を消しても
主人公のことを覚えてくれてる子がいたのには感動
結果、アリスはいい子であり面倒見がいい

投稿 : 2021/11/30
閲覧 : 243
サンキュー:

0

ネタバレ

福松 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

脱落しそうになりました

1998年放送とちょっと古いサイバーパンク作品ですが、衝撃的でした。
陰鬱でリフレインを多用する演出と話の重苦しさに、これを一気見できる人はかなりの強者だなって思いました。
エンターテインメント性を潔く排除した作風も却って熱狂的なファンを獲得した一因なのかなー。

エヴァの影響の有無はわかりませんが、これも一種の人類補完計画でした。
作中で存在が示唆されていたゼーレに相当する機関は健在のはずですが、観測者に徹するであろう玲音が事前に無力化しちゃったのかなあ、と空想は膨らみます。
あるいは、多くの駒を失ったので再実行はもう無理、という解釈もあります。玲音の妨害もあったりして。

最後に千砂が出るか出るか、と待っていたら「出たー!」となってそこだけは嬉しかったかな。
あとは監視おっさんズの一方が少しデレてる所くらいでしょうか、ほっとしたのは。
そうそう、健全に成長したお姉ちゃんの件もありましたね。
こうして振り返ってみると、過程はともかく救われた感があって良かったです。

以下は趣味に走っているので折り畳みます。
{netabare}音楽は元RCサクセションの仲井戸麗市、チャボで突然のOPクレジットに驚きました。EDはまさか、と思っていたらそのまさかでした。チャボも清志郎のボーカルに影響を受けてるなーって改めて思いました。久しぶりにチャボの歌声を聞きました。というわけで、RCは姉の影響で小さいころから聴きまくっていました。歌詞も結構、覚えています。完全なマセガキでしたねw

IPv6の名称決定が1995年ということで、そこからIPv7を発想したのが天才的ですね。IPについては全くのド素人で、この機会にちょっとだけかじってみました。普段インターネットを利用していて全く考えることのない内容だったので、ここまで発達したネット社会の基盤である次の仕様を決めることって将来的に物凄い利権になるんだろうなって思いました。

人類の進化について。人類は異常に数が増えすぎましたが生物学的な進化は何十万年という視野で見てですが続くと思います。人為的に引き起こさなくても。その発現はガンダムのニュータイプのようにごく一部の者が変化するという形になるでしょう。ひょっとしたら知らないだけで既に新種は現れてるかもしれませんね。そして知られることなく絶えていく、とか。いままで生まれた人類の六分の一が現在生存しているそうなので、確率的に新種が既に登場していてもおかしくはないですね。問題は有力な新種の登場前に人類が自ら滅亡してしまうかもしれないこと、滅亡していなくても人類は新種に対して迫害を積極的に行ってしまいかねない事でしょう。人類は倫理的にも発展してほしいし、こうゆう自由な空想って楽しいものですよね。{/netabare}

投稿 : 2021/10/24
閲覧 : 327
サンキュー:

12

セシウス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 1.5 音楽 : 2.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

超難解サイコホラー

 知名度は全くありませんが、海外ではいまだにカルトな人気を維持しているという珍しい作品ですね。
 おとなしい中学生女子がネットにハマったらハマりすぎてネットの世界と現実の世界があやふやになってしまうお話です。書いてて自分もあやふやになってしまうくらい難しいストーリーです。明確な敵キャラやライバルキャラがいるわけでもなく、主人公とその周囲がなんかグニョグニョしているだけでどうとでも解釈できそうな話です。このへんが考察好き・議論好きな人にやたら好まれるのかもしれません。
 キャラは主人公の中学生女子が可愛いです。フードのついたつなぎを室内着として好んで着ていてあどけない印象を受けます。物語が進むととんでもないことになっていきますが。

 声優はほとんど皆下手でした。ここまで誰も彼もが下手な作品は珍しいのではないでしょうか。ただ主人公の声質はキャラクターにマッチしていたと思います。

 作画は粗いです。粗いのですが、背景を真っ白にしたり独特の魅力があります。キャラクターは瞳の描き方が特徴的で怪しい雰囲気を盛り上げてきます。
 音楽はほとんどありません。効果音の使い方に相当のこだわりを感じました。EDソングはこの作品とはマッチしていないと感じました。

 ものすごく人を選ぶ作品です。あらゆる点で特徴的なので一度見てみる価値はあろうかと思います。評価項目に「演出」があったら5.0つけたくなるような作品です。

投稿 : 2021/10/01
閲覧 : 289
サンキュー:

4

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

オンラインの中の幻影少女のとても切ない物語(現代版「風の又三郎」!?)

とある事件をきっかけにNAVI(パソコン)を手に入れワイヤード(ネットワークで人々がつながっている世界)に飛び込んだ14歳の少女・玲音の物語です。
ハンドルネームは、lain。

面白いのは、あっちの世界に行ったきりの話ではなく、リアルワールド(現実世界)とワイヤードの両方をいったりきたりしながら話が進んでいくところです。
もっと言えば、その境目は曖昧だと言うことです。


現代ネットワーク社会の中に生きる人々は、多かれ少なかれ自分の行動が記録として残っています。
それは、自分がそこにいたという痕跡が残っているということです。
しかし、その痕跡は、メール、SNS、ブログ、掲示板等にバラバラに偏在しています。
逆にそのネットワーク上に散らばった痕跡をかき集め1つにつなげていくと、その痕跡を残していった人物像が見えてきます。

しかし、果たしてそれは実在する人物なのでしょうか?

ネットワーク上では、その記録を見ている人たちがいるので、確かにそう言う人物がいたと他者からは認識されます。
しかし、それはあくまでも他者から認識された自分であって、自分が認識している自分ではありません。


「serial experiments lain」は、直訳すれば「連続実験lain」です。
話の内容も確かにそんな感じの部分はあります。
自分は、ちょっと違った解釈をしてみました。

この話では、玲音がワイヤードでいろいろな試み(experiments)をしていきます。
それは、次第にネットワーク上のいろいろな人に認識されるところとなります。
今度は、逆にネットワーク上に散らばったその試みの断片をかき集め、1つにつなぎ合わせていく(serial化する)と、1人の人物(lain)が浮かび上がってくると言うことです。

しかし、それはlainであって玲音ではありません。

では、玲音はいったいどこにいるのでしょうか?
本人もそれがだんだん分からなくなってくるのです。

これが、リアルワールドとワイヤードの境目が曖昧な怖さです。
当たり前だと思っていた自分と言う存在について、「それはだれか?」と自分自身で問わなければいけないのです。
それだけに怖いものを感じます。


この作品は、1998年の作品です。
SNSなんてものが無い時代に、これほどまでに今のネットワーク社会の本質を突いた作品を世に送り出せたのはすごいなと思いました。


この作品は、最初からずっと陰鬱とした不気味な雰囲気が続きます。
みんなが観て楽しいアニメかって言われるとちょと疑問です。
正直、前半なんて分かりにくいし、この雰囲気いつまで続くのって思います。
しかし、後半、玲音の置かれた状況が分かってくると背筋に寒いものを感じます。
話自体も意外とシンプルで分かりやすいものだったと言うことも分かってきます。
それと同時に玲音へ同情せずにはいられなくなるほど切なくなります。


*********

それにしても、どうもこの作品を観終えた後の感覚が昔読んだ何かに似ていると思いました。

宮沢賢治の「風の又三郎」です。

ちょっとあらすじを。
ある風の強い日、赤い髪の不思議な少年高田三郎が転校してきます。
その子がいると風が吹いたり、ふと姿が見えなくなったりするので他の子たちは「風の又三郎(風の神の子)」ではないかという疑念を抱きつつも、その子を受け入れていきます。
そして、一緒にはちゃめちゃな体験をしていくなかで三郎に惹かれていきます。
いつしか、その子は、みんなの中ではいなくてはならない絶対的な存在になっていました。

しかし、ある風の強い朝、その子は突然転校していなくなっていたことを知ります。

はたして三郎と言う人物は実在したのか。
それとも、みんなの記憶の中だけの又三郎だったのか。
結局、子供たちには分かりませんでした。

つまり、みんなの無意識が1人の存在(人物像)を作り上げていたかもしれないと言う話です。

この話は、他の子たちの視点で又三郎のことを語っています。
そのため、又三郎とはいったいなんだったのかを最後まではっきりさせることができずに話が終わるので、不思議な余韻を読者に残します。

*********

この「風の又三郎」は、まるでlainを観ている側の視点のような話です。

アニメでは、視聴者がまるでlainを見ているような感覚になる演出がなされます。
そして、lainは、すぐそばにいるのでいつでも会えると言うのです。
そのため、lainを観た人の心の中には、最終回の後もずっとlainが居続けることになるのです。
これが、20年以上たった今でもこの物語が話題になる秘密なんだと思います。


それでは、最後に。
みんなが知っているあなたは、あなたですか?
ネットワークとリアルワールドの曖昧な境界線にご注意を・・・。

投稿 : 2021/09/08
閲覧 : 276
サンキュー:

10

ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

攻殻・エヴァからまどマギのテーマまで網羅したSFアニメ

 歴史的な名作として時を超えて見られるだけはあります。日本的サイバーSFの頂点ともいえます。

 人がネットワーク的に繋がった世界で無意識が統合されて生まれた存在とは?がテーマとなります。つまり、ユング心理学でいう集合的無意識の話となります(作中で明言しています)。
 加えて、人の記憶、時間の繰り返し。虚構の家族や社会、自分とは何かを問われる恐怖、また、存在の不確実性、神とは何かなど様々な要素がでてきます。
 そういったものが、多少暗示的だったり、言葉を飾ったり、物語に載せるために謎かけ的ではありますが、明快にストーリーで解説されています。

 ヒロインのレインは、かなりおとなしい子でちょっと奥手な女の子として描かれていますが、ある日自分と似たような子がどこか別の場所に現れた、ということから話が動き出します。
 このレイン自身が自分というものが誰なのか、何なのかを探ってゆく話になります。

 結論としては、レインという存在は人々の太古の聖母のような、いわゆる元型です(作中では悪にもなります)。元型とは世界中の言語や種族を問わず共通して持つ普遍的なイメージを指します。この集合的無意識や元型が攻殻機動隊の人形使いや、オリジナル無き模倣犯などのテーマです。
 エヴァの人類補完計画もこの発想でしょう。サイコパスもこの要素ありましたね。社会全体ではないですが。 {netabare} また、自分の暴走で世間を不幸にした落とし前として、人類の記憶を巻き戻し、自分という存在を消してしまうところなどはまどマギです。{/netabare}その他さまざまなSFアニメの要素を見ることができます。

 別にどれがオリジナルと考える必要はありません。優秀なアニメのクリエーターというのはこういう勉強をしていて、必ず考察すべきテーマを入れてきますので、かなりの割合で主題やプロットは重複します。どれが真似とかいうのは不毛だと思います。
 この作品の凄いところは、難解で説明不足な作品を作って、ほら、名作でしょ?考えるでしょ?というところがなく、それを1クール13話でかなり明確に問題を整理し、考えるべきポイントが分かりやすいのでストレスがなく見られることです。

 むしろ、この物語で分かりずらいのは、作中のネットワーク空間とは、今のVRMMOやSNSではないことです。時代的にはウィンドウズ95的なインターネットという言葉が出始めで、チャットの進化版のようなイメージ。その世界に入るには、ハードウエアの知識やスペック、ネットワーク技術などが必要で、アナログの音声信号をモデムを経由してデジタル変換して回線をつなぐような時代の話です。
 サイバーパンクというか電脳空間というか、漠然とした電子的情報的つながりに初めて人々が触れたころの分からない故の不安と恐怖の話です。
 あの液体ゴボゴボのコンピュータも液体炭素の冷却システムといってました(87クロッカーズ的なもの?)。始めは扇風機で冷やしてましたが、これは今でもやります。

 アニメ的にいっても、その不安や恐怖を画像でうまく表現し、なんといいますか90年代のバブル後のJC・JKが性的で淫靡な存在になったころの雰囲気を出しています。今みると中学生が大人すぎるだろう、という感じですが、当時はこんな感じだったようです。
 キャラのデザイン、特にレインは素晴らしく、可愛いのはもちろんですが、表情の変化や服装の変化を楽しめます。目の表情が特に素晴らしいです。
 音楽も無駄に使っていないので、アニメに集中しやすいです。
 モブ声優の素人臭いところも、虚構めいて、いい味をだしています。

 アニメを見る時の基礎知識として、この集合的無意識は結構いろんな人が使ってくるので、簡単でいいのでユングを勉強しておくと、ニヤリとしながらドヤ顔ができます。私は攻殻機動隊のときに調べました。

投稿 : 2021/08/19
閲覧 : 750
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9

チキンラーメン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意外と面白い

一回見ただけじゃ全然理解できなかった。
それなのに、なんで面白いか説明できないけど結構面白かった。

投稿 : 2021/03/08
閲覧 : 254
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1

ガバ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

意味が分からない、けど見てしまう

正直、話の内容はわからなかった。それでも、最後まで視聴を続けさせる魅力のある作品だったと思う。暗みがかかった粗い映像で電柱の「ジー」という音が鈍く響く。サブカル臭する空気感は最近のアニメではなかなか味わえないと思う。

投稿 : 2021/03/05
閲覧 : 276
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2

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

玲音(レイン)

2021.2.3 視聴完了。

20年以上も前の作品ですが
ネットもそれほど普及していなかった時代に
これだけの内容を作り上げたのは賞賛に値する。

エヴァのような、まどマギのような雰囲気を持つアニメですが
その2作のように有名じゃないのは、
かなりの鬱アニメだからではないかと思います。

世紀末感を味わえるアニメですね。

個人的に気になったのは、クラブみたいな場所で
出会った玲音と同年代くらいの3人の声が
なんか小学生ぽかったことで好きじゃなかった。

投稿 : 2021/02/04
閲覧 : 314
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11

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

難しいけど、よく出来た作品

lainという1人の少女を中心に物語が展開されていく。
最近の作品でもこの作品と同様に仮想現実やリアルワールドについて触れている作品は確かに多いけれど、はっきり言ってここまで完成度の高い作品は見たことがない。一回見ただけでは全てを理解することはとても難しいけど、描く内容とラストまで持っていく物語の展開の仕方は本当に素晴らしいと思った。

投稿 : 2020/12/28
閲覧 : 281

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

援助交際女子高生とサイバーパンク

98年制作なので非常に世紀末で鬱屈した感じが全編に漂います。あと当時流行っていた援助交際や引きこもり問題などを入れてくるあたりがエヴァっぽく、ザ90年代という感じです。

実は海外での評価が非常に高く、サイバーパンクSFとして結構上質なアニメです。

ラストの結果はこの時代らしく救いようがないのと同時に、攻殻機動隊やエヴァと丸かぶりな結論に達しているところも時代を感じます。

投稿 : 2020/11/29
閲覧 : 924
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17

OK! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

2020/11/08 終了

投稿 : 2020/11/08
閲覧 : 265
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0

スクールランブル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

プレゼントデイ...プレゼントタイム...HAHAHAHA!!

芸術的なオカルト作品で話は難しいですが雰囲気だけでも好きになれると思います

それにしても1998年のアニメでこのクオリティと内容は凄すぎる...
今も尚預言が実現しているので本当に恐ろしいです

投稿 : 2020/11/01
閲覧 : 265
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4

ネタバレ

うさぎ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

タイトルなし

予想以上に内容が難解で意味不明だった。主人公の玲音は人格がコロコロ変わるし、ナイツの正体とか神とか、最終的に宇宙人の話にまで発展して、続けて見てると頭がおかしくなりそうだったので分割して視聴した。
玲音の家族が偽物なのは分かったけど、2話で玲音が友達に誘われて行ったクラブで銃殺事件に遭遇して警察に補導された日の夜、両親達が家に不在だったのは何故なんだろう…。姉が廃人みたいになった理由もよく分からない。
玲音はワイヤードとリアルワールドの領域を崩すプログラムあり、後に世界をリセットしてワイヤードの神的存在になったのは理解できた。

投稿 : 2020/09/25
閲覧 : 270
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0

カカオ副担任 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人の解釈を見てはいけない

世界観と設定の組み込まれ具合が一級品の名作です。

陰鬱な雰囲気が続いていく中、物語の規模は徐々に広がり始めていきます。

セリフと情報が少なく、アニメを一周しただけでは物語の全貌を理解するのはほぼ不可能です。

結末を見てどう解釈するかは自分次第だと思います。人の考察を見るのは正直悪手です。じっくり堪能した世界観を人の考えで押し付けていくのは少なくとも本作ではあまり好ましくありません。もったいないです。

各々が感じた価値観こそがこの作品を印象付け、解釈され、評価されべきものだと私は思っています。

投稿 : 2020/08/18
閲覧 : 386
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5

白飯が食べたい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

本当によくできている....

作者の細部にわたるこだわりが垣間見えます。
陰鬱な雰囲気が電脳空間とあいまって引き込まれます。

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 306
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6

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とにかく素晴らしく雰囲気の良いアニメ

正直良くわからない内容ではあるのですが、とにかく雰囲気が良いのですよ。
中二病心にジャストフィットというか、多感な年頃には刺激が強過ぎるレベルで心に突き刺さりました。

まあ最後まで見た結果としては結局何だったの? という感じによくわからないのですが、とにかく雰囲気ですね…。
雰囲気が素晴らしいのです。

コンピュータの描写が良いとかキャラデザが良いとか、ポイントポイント良さを色々語れる気もするのですがまあ総じて言えば雰囲気が良いになります。
雰囲気アニメです。

ただやっぱり、結局何だったのやら、という感じなので…。
通ぶってこれが素晴らしいんだ、と言いたいんですけど実はよくわかっていないというのが恥ずかしいので、あまり極端な高評価していません。

投稿 : 2020/07/08
閲覧 : 297
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4

ミュー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

もう一度感じたくても感じられないし感じるべきでない孤独感に寄り添ってくれる傑作!

実際に自分が見たのは
高校を卒業してからぐらいだったかなと思います。
絶対に自分だけではないわけですが
それでも誰と話しても違和感しか持てず
自分だけが違う世界にいるような
周りからもそんな風に言われていた学生時代だったので
誰と話しても得られなかったような
内面から心を抉ってくれる印象深くて衝撃的な作品でした。

妄想を膨らませるとコンピュータが普及してから
いってもまだ30年少ししか経っていないと思っても
いろんな思想家が多分これからも雄弁に語り続ける世界で
玲音は今の時代でもどんな事を思ってるんだろうと
たまに思います。個人的にはそのような意味では
まどマギの世界にも通じるような気がしました。

自分にとっては
周りの大人や同級生が
考えすぎだとか意味がないだとか
無視されたりしかしなかったような
子供が見る世界と大人が見る世界の
どちらが本当の世界なのかも
年をとっていくにつれて
忘れていったり弱い気持ちに対しての
対処法ばかり上手くなっていく自分に
警鐘を鳴らしてくれるような
漠然と怯えていた大人や社会に
対する恐怖感といった気持ちも
思い出させてくれる作品でした。

投稿 : 2020/06/11
閲覧 : 403
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10

チィ千 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

知る人ぞ知る隠れたVR作品

良い点
・灰羽の安部氏の魅力あふれるデザイン
・難解なのに奥が深い。エヴァとか好きな人ならハマりそうなストーリー展開
・中村監督のセンスが引き立てた一品
・電脳空間がなんかすごい
・登場人物がとにかく癖があって面白い
悪い点
・専門用語や意味不明なストーリー展開についていけない。様々な考察がありそうでそれを考える面白さはあるかもしれません(要はフロム脳的思考が必要)
・全体的に鬱感が強く終盤は特に、ただ結末に関しては後味の悪いゲーム版と比べるとテレビシリーズの方がまだいい終わり方
・作画崩壊が目立つ
・棒読みが気になる(主役の人はまだ新人だったので仕方ないとして、子役がとくに鼻にかかる)

投稿 : 2020/05/31
閲覧 : 280
サンキュー:

3

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

好き嫌いが分かれそう。。当時は前衛的だったらしいけどカオス過ぎて自分はちょっと。

原作ゲーム未プレイ。
ゲームプレイヤーはネットワーク内に散らばった lain に関する記録を集め、断片的な記憶をたどって lain の日常生活と彼女の秘密に近づいていく。
アニメはゲーム版とは登場人物もストーリーも"lain"という存在を除いて大きく異なる。
「serial experiments lain」は直訳すると、
「lainについての一連の実験」。
その通りの野心・実験作。
・・・とのこと。

アニメは1998年放送。視聴は2020年。
扉の絵が「灰羽連盟」に似ていると思い、「灰羽連盟」と同じくhuluにて視聴。
特に海外でカルト的な人気があったらしいですが、好みで評価が分かれそう。
半分位観て、あまりに奇抜な進行なのでちょっと調べてみました。

キャラクター原案は「灰羽連盟」などで知られる安倍吉俊。
原画などには灰羽の監督、こころともかずさんの名も。
(やはり直感は合っていたらしいw)
ちなみに本作の監督は「キノの旅」「神霊狩/GHOST HOUND」の中村隆太郎。

キャラデザ的には結構好み。なので我慢して見続けることができました。
部分的な演出は引き込まれる部分もあるにはあるけど、カオス進行がしつこくて。。
途中で切る人も多いんじゃないかな。

{netabare}
混沌を延々と見せつけられ、ちっとも謎に近づかず、7話までは正直、苦痛な時間が多かった。
UFO墜落のロズウェル事件が出てくるけど、いったいどんな関係があるのかよくわからなかった。
そのうち自称神登場。。う~ん10話にしてまだ全容がわからんw
最後まで観ても、結局スッキリせずw

まあ言いたいことは何となくわかるけど。
自分的に解釈すれば、現実で起こっていると思われている現象は、脳の中での化学反応でしかないって真実と、この宇宙は人が認識して初めて存在するという考え、これを題材にして何かしたかったんだろうな、と。
合っているかどうかはわかりませんがこれで無理やりハラ落ちしとこw

cvはヒロインはじめ、キャラに合っていたと思うけど演技としてはぶっちゃけ微妙かなあ。
ジブリのようにプロっぽくないとか、あまり経験のない声優さんを敢えて起用したとか。。なら仕方ないw

実験ってことはまさかサブリミナル入れてるとか?
いや、停止して観れるからそれはないかw

自分的には、これがあってこそ、あの灰羽が産み出されたと考え、許容しようと思います。。
{/netabare}

観終わって、面白いよオススメだよ、とは言えないけど、いろんなアニメを知る、という意味では観て全くのムダとは言い切れないかも。
あくまで時間があれば、ですが。ハハ・・・

投稿 : 2020/05/13
閲覧 : 358
サンキュー:

13

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シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]のストーリー・あらすじ

コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」(TVアニメ動画『シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain]』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1998年夏アニメ

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