当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「新世紀エヴァンゲリオン(TVアニメ動画)」

総合得点
90.7
感想・評価
6267
棚に入れた
25340
ランキング
50
★★★★★ 4.1 (6267)
物語
4.1
作画
3.9
声優
4.1
音楽
4.3
キャラ
4.2

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

新世紀エヴァンゲリオンの感想・評価はどうでしたか?

お茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

私の中のエヴァンゲリオン

新世紀エヴァンゲリオンって何なんでしょうね。これがなんというか、怖いんですよね。レビュー書く事自体が怖い。それが私自身のエヴァンゲリオンに対する評価なのかもしれない。

しかし急にエヴァのレビューを書きたくなったので、

新劇と旧劇で主に違いを感じるのは、旧劇の時にあった陰鬱な艶。アスカなど動きの多いキャラクターは新劇にはえる。レイやカヲルは旧劇の方がミステリアスさに奥行がうまれている。キャラクターだけではなく静止画による印象的なカットの繋ぎとかそこにピシャリと合うようなセリフやモノローグが特徴的でワンカットの切れは半端ではない。

本作において特撮モノの音や仕込み、エヴァフォントと呼ばれるマティス-EBなど、どれだけの試行を凝らしているか想像の余地もつかない。それが分からないとしてもなんとなく他にないものを感じるのは確かなことで、

私は幼い頃から絵を描いていて、エヴァの作画集を買ってたまにデッサンします。他のアニメも描いたりしますが、エヴァの画は描きたい衝動に駆られる。一番好きなカットは旧劇の初号機に掴まれて、死ぬ直前のカヲル君の微妙な笑み。これが中々上手く描けない。上手い下手とかの問題ではないんですよね。OP曲で流れる一枚絵だって今も鮮明に思い出せる。これは絵の力なのか、作品自体にひきこまれた自分の補正なのか、多分どちらもだろう。

これがあなたが救った第三新東京市よ踏切のシーン生活感あふれるミサトさんの部屋これらの幾つものシーンが、いつの日もこの胸に流れている。レイの無機質な部屋でさえもレイの匂いを感じる。エヴァンゲリオンの考察なんてできないけれど、これが自分の中にあるエヴァンゲリオンなのだろう。新劇になってポカポカした綾波も、少し距離ができてしまったアスカも全て、

新劇の中でひたすら挑戦の輪廻を続けるヒトのように、新たに創造されたセカイ「Q」のAを、いや続きを、ヒトの補完というまだ見ぬ境地を目指す監督の挑戦をずっと見届けたい。

投稿 : 2020/01/04
閲覧 : 575
サンキュー:

46

退会未定のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何気に主人公が爽快に戦う話が少ない

面白いけど、子ども向けの時間に放送していたのが色々無駄な思い出になっている。
感情ポンコツヒロインの代表格

投稿 : 2019/12/07
閲覧 : 223
サンキュー:

3

竜児 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

2007年頃?視聴(全26話) 82点。

youtubeで視聴。
youtube黎明期、今では違法になるアップロードされたコンテンツが普通に観れたよね。

投稿 : 2019/11/30
閲覧 : 198
サンキュー:

2

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

「究極のオタクアニメ」から「究極のオタク文学」へ

エヴァは当初「究極のオタクアニメ」として始まった。細かいカット割りや晦渋な言い回しの台詞。随所に垣間見える、宗教、神話、小説、映画からの膨大な引用。こうした要素が渾然一体となり形成されたカルト的世界観はオタク層の快楽原則を最大限に刺激した。

ところが後半、制作スケジュールの逼迫からエヴァの物語は破綻をきたして行く。映像の質は回を追うごとに落ちて行き、それまで散々ばら撒き散らした伏線は一切回収されることなく、最後に物語は唐突に放棄される。

こうして最終話「世界の中心でアイを叫んだけもの」においては、碇シンジが延々と自意識の悩みを吐露し続け、他のキャラクターとの問答を繰り返した挙句、最終的には「僕はここにいてもいいんだ!」という結論(?)に達し、皆から「おめでとう」と祝福されるあの伝説的な結末を迎えることになる。

いわばエヴァは土壇場で「究極のオタクアニメ」から「究極のオタク文学」に唐突に転向した。ここで展開される会話ゲーム的なダイアローグは、確かに大塚英志氏のあの有名な批判にあるように「自己啓発セミナー」のプログラムそのものである。

こうした幕切れは、当然のことながら多くの顰蹙を買う事になる。しかし一方で、もはや制作スケジュールは完全に破綻し、最終回を物語としてまとめることは現実的に不可能であった。

もはや何も手の内が残っていない以上、最終話では「エヴァに乗らないシンジ=物語を放棄した庵野氏自身」をそのままフィルムに曝け出すしかなかったのだろう。

この点、放送直後のインタビュー、関係者の座談会などにおいて、庵野氏の根本には「変わりたくないんだ」という自己愛があり、その補償作用として「逃げちゃダメだ」という強迫観念があるのではないかという議論がされている。

そうだとすればシンジの「僕はここにいてもいいんだ!」という宣明は「変わりたくないんだ」という庵野監督の咆哮そのものでもあったと言えるのではないだろうか。

投稿 : 2019/11/19
閲覧 : 254
サンキュー:

3

モーリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

当時、革命的であったので、今になって新しく観たらどうなるかわからない

もう○○年以上前、高校生で、テレビ放送で観た。
たまたま途中の第7話だったかそのくらいて観たんだけど、不思議な雰囲気にのみこまれた。
日常シーンでの静かさと、戦闘シーンでの激しさのギャップ。これがたまらなかったんだと思う。
これは、普段の主人公の男子の頼りなさと、エヴァンゲリオンに乗ったときの強さのギャップと同じなんだと思う。
こういったギャップにやられる。
当時、こういう頼りない主人公はいなかった。それもまたギャップである。
また、高校生時分、今となってはよくある周囲の女性に翻弄されるっていうパターンに、免疫がなく、これまたやられてしまったんだと思う。

・戦闘シーンでは、ロボットの重厚感があり、その迫力を感じた。
・音楽がとても良い。話に音楽だけで入っていける。使い方もうまい。

心理描写がたまらなかった。
高校生の私も、なにかいろいろと自分についての考え事があったわけで、主人公の内面の考えことが、入ってくる。

そうそう、途中からみだして、アニメに詳しい先輩に聞いたら、1話から録画しているということで、ビデオを借りてみたんだけど、1話目で戦闘シーンがない、というのも画期的であった。

投稿 : 2019/11/07
閲覧 : 193
サンキュー:

7

メタトロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

TV版だけでは終われない

神話や宗教を踏襲したオリジナルのストーリーは難解で、考察するかしないかで大きく評価が分かれる作品。
難解な分エンターテイメント性も高く単純に見入ってしまう作り方をしているのが上手いと思った。

総評
旧劇場版を観てちゃんと完結。考察してより造詣を深める。そして、新劇場版へ

投稿 : 2019/10/26
閲覧 : 262
サンキュー:

2

Ash-Lynx さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

清々しい程の厨二病

人工知能に政治を任せているのが『火の鳥』、人類補完計画が『ナウシカ』、NERVの地下巨大施設感が『AKIRA』、ロボットバトルとシリアス要素が『ガンダム』のオマージュか

そしてストーリーは旧約聖書(ユダヤ教)の"救世主メシア"(シンジたちやエヴァンゲリオンのこと)と、新約聖書(キリスト教)の"ヨハネの黙示録"(黙示録=世界の終わり=セカンドインパクトや使徒の襲来、人類補完計画?)の合わせ技だ。

過去の伝説的作品の象徴的な要素を上手く踏襲しつつ、新たな作風(セカイ系)を生み出すという有能っぷり。
そして厨二病の飽くなき追求は、清々しい程までだ。ここまで病気に染まってたら、もはや病気じゃねえ!?


ラストの展開のヤバさ(意味不明さ)と1分くらい続く予算カットの1枚絵とかに批判はあるが、よくよく考えればそこまで難しい問題ではないと思う。"人類"をシンジただ1人に絞ったことが分かりづらかったのかな?庵野監督も鬱を患ってたわけだし、まあ大目にね?(監督の精神状態が至って良好であれば、そもそもこの作品やセカイ系という系譜は生まれてないと思う)

投稿 : 2019/10/16
閲覧 : 353
サンキュー:

7

なばてあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

リテラルとシャープと入れ子状と

古典。エポックメイキングをリテラルに成し遂げた作品だけど、2019年現在はそれを歴史化できる(せざるをえない)距離を確保できてもいる。

当時自分が感じていた嫌悪感をできるだけ中和して、ニュートラルに観てみると、案外楽しめてびっくりした。「エヴァヲタの荒い鼻息」さえ括弧に入れてしまえば、すごい名作なのだと腑に落ちる。いまでも、この庵野さんの「濃密な質感」は唯一無二だと思う。あれだけフォロワがいたのに、この「質感」だけはトレースするのがむずかしいのだろうか、もしくはこの「質感」だけはトレースしてやるものかとこだわられていたのだろうか(半々だろう)。

カット割りのシャープさと劇伴のマッチングは空前絶後。エヴァと使徒のバトルシーンの量感もまったく古びていない。わたしが敬愛してやまない磯光雄パートの素晴らしさは言うに及ばず。個人的には悪名高い(らしい)ジブリ回の第拾壱話が好み。シナリオが秀逸で「怪獣が出てこない特撮番組」的な味わい深さ。くだんのラスト二話は、いまとなってみれば、わりとノーマルに受け止められる気がする。

制作スケジュールの逼迫というアニメにおいてなによりもリアリティのある現実の証言は、この作品の「生」そのものと言って差し支えない。表現というのは入れ子状に多層的に成立している。だのに、作品の「意義」を、ひとつの「意味」やシンジ君の「アイデンティティ」のみに収斂させるのは、幼稚で短絡的な「最終解決」でしかない。とはいえ、作品がメタに獲得した批評性に着目せざるをえないという不自由さは否めないのだけれど。

ともあれ、たしかに一時代を築いた作品。それでも、このあとに続いた作品群がこの作品のポテンシャルのすべてを汲みつくしたかというと、それははなはだ怪しい。それは、「エヴァヲタ」を筆頭にした当時の視聴者の罪というべきではないだろうか。もちろん、長らくこの作品から眼を背け続けてきた、わたしもそれを免れないのだけれど。

衝撃:★★★★★
独創:★★★★☆
洗練:★★★★
機微:★★☆
余韻:★★★★★

投稿 : 2019/08/13
閲覧 : 251
サンキュー:

3

ネタバレ

タツヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春ですねーー

青春ともにあった
いろんなこと考えさせられるアニメだった

投稿 : 2019/07/28
閲覧 : 260
サンキュー:

1

ネタバレ

WKUQK20893 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

名作だが理解されにくい

このアニメは25話と最終話で視聴者を置いてけぼりにすろ。私も最初、唐突に始まった主人公の自問自答、そして26話ラストの意味が理解できなかった。だがそれは劇場版の「air/まごころを君に」を見ることで解決するだろう。このエヴァはアニメと劇場版でセットなのだということを理解してほしい。そうすれば、この作品の魅力を知ることができる。いまから2つの面からエヴァを評価したい。エヴァをロボットアニメという側面から見たとき、私は電源ケーブルという設定が素晴らしいと思う。エヴァを動かすには電源が必要、それなしでは5分しか動かない、という制約が、戦闘に緊張感を与えている。また、1話から登場する人型汎用決戦兵器ヱヴァンゲリヲンとは何なのか、という謎も物語の大きなテーマといえるだろう。もう一つ、エヴァは人間ドラマとしてもよくできている。主人公を責める大人たち、しかしその大人たちにも弱さや自らのエゴがある。これが作品を通して描かれている。たがいに傷つけあい、恐れ、それでも他人の温もりを求める。その人間であるが故のジレンマが作品の主題だと思う。完璧な人間などいない、そのことをこのアニメは教えてくれた。間違いなく名作だ。

投稿 : 2019/07/10
閲覧 : 216
サンキュー:

1

るーちぇ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

超メジャーアニメ

とても有名ですが内容は万人受けするとは思えません。
特定の話はとても面白いですが、最高に眠くなるような話もちらちらしますね…

投稿 : 2019/07/04
閲覧 : 254
サンキュー:

1

ネタバレ

nan-nan さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかく観とけ!

これだけメジャーなタイトルを観ていない人は少ないと思いますが、もし観ていない人がいたら「とりあえず観とけ!」って感じです。
合う合わないがあるので、合わなければサヨナラでイイと思います。

ファンの皆さん、2020年が楽しみですね(^^♪
あっ!それは「ヱヴァンゲリヲン」でしたね✨

投稿 : 2019/06/30
閲覧 : 230
サンキュー:

6

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

全然分からない

面白い、そして、音楽がきれいだ。
しかし、アニメのいめが分からない。どうして最後こんなまま終わりました。何を表したい?
確かに、歌の歌語のような、少年が神話になりました。

投稿 : 2019/06/16
閲覧 : 307
サンキュー:

4

ネタバレ

kawadev さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 3.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今もって理解していない

ブームに乗り見た作品。

実はあまりロボット物は得意ではないが、一応、全話見た。

ストーリーも、作品の意味も、正直、未だに理解していない。

投稿 : 2019/06/13
閲覧 : 260
サンキュー:

5

ネタバレ

さや姐 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

病んだ時に観る

不評だった最終回、私の場合は気持ちが病んだ時に見る。『僕はここにいていいんだ!』と励まされる。本当に人付き合いって難しい(笑)

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 311
サンキュー:

4

ネタバレ

筒井筒 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

仮設三号機の話あたりが好き。理由は、ネタバレを見るとたぶんわかる。

/碇ゲンドウ。その名の由来は、起動戦士ガンダムに由来するとかしないとか、怒りを原動力に動いているのかと思ってしまうこともありますね。
だから、仮設三号機は、アメリカの戦略に乗っかり、ゲンドウに使途と認定されてしまう悲劇を生んだ。
自分の息子の友人を使徒とし、息子である初号機パイロットに、直接戦闘を命令する。ここでの、せりふのやり取りは実に面白い。
国務機関の1員という自覚のもてない少年と、その死生観の、非常事態への認識の甘さ。まず、第一に自己の気持ちを優先してしまうという、「殺すくらいなら自分が死ねばいい」という彼の気持ちは、簡単に覆されてしまう。
社会に出たらこウいうことだぞ。と、やはり、人との関わりが苦手な少年には、理解できないのだろう。
それでも、追い詰められれば、救える人が身近にいたという最終使徒の話も、長くなるから、これは次回に。と思ったけど、怒りより、願いが勝る最終使徒との戦闘でした。ここから先も面白いよ。

僕の話をどう読むかは自由。令和に変わったし、自由裁量でネタバレ。
{netabare}
入社試験に、使うつもりのエヴァンゲリオンのメモが、先に渡ってて焦った。マギシステムもそうだけど、僕しか知らない仕様が意外とあるんだけどね。DVD番には、スタッフ張りの仕事が記録されている。それは、脚本家としてであって、っまだ、資格とってないから、原作を補う何かになってしまい、けっきょくS2器官をエヴァが食ってって、使徒とエヴァの共通成分を捕食しあうという話になっていたが、流れてもいる。真二くんのサルベージ計画も、認識信号の違いでフェイク画像が映っていたという、お間抜けな落ちだったりしてたりする。
{/netabare}

投稿 : 2019/06/01
閲覧 : 254
サンキュー:

9

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

やっぱり凄い!

<2019/5/4 追記>
初投稿の文章を二箇所だけ修正しました。
どこを直したかはナイショ( ・∇・)

<2018/2/4初投稿>
「残酷な天使のテーゼ」
聴いた回数は千じゃきかない。
イスラフェルやサハクィエル、ゼルエルとのバトルに何度手に汗握ったことか!
急に静かになったと思ったらいつのまにかレイ、アスカ、ミサトが揃っていた時の衝撃。
背景にレイが出た時の期待感。
エヴァ温泉やカヲル演出が入った時の高揚感。
これはハマりました。
酷い時はゼロから始めて1500回転くらいまで。

と言ってもパチンコの話なんですが(・ω・`)
(パチは何年も前に足洗いました♪)

そんな私ですがエヴァそのものを観たのはこれまで通しで2回。
で、こないだBSの映画専門チャンネルで一挙放送やってたので十数年ぶりに三回目の視聴、忘れないうちにと思いレビュー投稿です。

やっぱ桁違いに面白いですね。
名作。
ストーリーや世界観、設定、映像、演出、音楽の一つ一つが丁寧によく練られてる。
センスのいい人が本気で練り込むとこうなるんだなぁ。
最終回がアレなことも気になりません(気になるなら映画を見よう)。
アニメが好き、という方は一度観ておいて損はない、ガンダムと並んで日本アニメの歴史を変えた作品だと思います。

余談ですが、日本のアニメ史の中でターニングポイントになった作品はいくつかありますが、
①ガンダムでアニメは大人も楽しめるものとなり
②マクロスもかなり人気出ましたが 、これでアニメファンは「オタク」として地下深くに潜り
③エヴァが岩盤を砕いてアンダーグラウンド(地下)から解き放ち、アニメが一般に広がるきっかけとなった
という印象があります。
本放送当時、六本木のクラブでエヴァの音楽が流れまくってたそうです。
その頃私はアニメ観る習慣自体なかったのですが、遊び人の友人Y君からその話を聞いて「なんだそりゃ?」と興味を持ったのがエヴァを観たきっかけでした。

もう20年以上たってますが、「世間を変えた」という意味でこれに並ぶような作品はなかなか出て来ないですね。

というわけでここからは雑な概要説明です。
ネタバレは多分ないので未視聴の方もどうぞ。

<ストーリー>
ある日謎組織ネルフの最高司令官を務める父親に呼ばれた厨二のシンジ君は、いきなり巨大なロボ(実は汎用人型決戦兵器)「エヴァンゲリオン」に乗って使徒と呼ばれる巨大でとてつもなく強い敵と戦うことになりました。
使徒は概ね毎週の放送に合わせて一体ずつ攻めて来ます。でも気分屋なのか来ない時もあります。
お話の主軸は内気で繊細なシンジ君の重たい重たい心の葛藤。

<主な登場人物>
碇シンジ:
主人公。エヴァ初号機のパイロット。サードチルドレン。内気でおどおど、常に人の顔色を伺うという一般的にムカつかれやすいタイプ。でもゼルエル戦では仲間のピンチを救うために男として目覚めます。でもその後女性とのコミュニケーションがうまくいかず別の意味で男に目覚めたりと言う噂も。総受け。

綾波レイ:
エヴァ零号機のパイロット。ファーストチルドレン。無口無表情無感情の当時としては新しいタイプのヒロインで爆発的な人気を博す。その後のアニメでは似たような人が大量に発生しました。

惣流アスカ・ラングレー:
エヴァ弐号機のパイロット。セカンドチルドレン。美少女だけど異常に気が強い。カウンセリング受けなよ。

葛城ミサト:
ネルフの指揮官(佐官クラス)で↑三人の上長。ガサツでエロいお姉さん。

碇ゲンドウ:
シンジのパパ。初代マダオ(見た目も)。でも意外とモテる。親子丼が好き。

加持リョウジ:
ミサトの元カレ。趣味はスイカ作り。最初の頃のパチでは喋んなかった。下段でリーチかかると大当たり確定の人。

赤木リツコ:
ネルフの研究部門トップ。ミサトとは別の種類のエロい人。親子丼で言えば卵。ところでこの人の専門分野は何なんだろう。研究範囲がオールマイティすぎないか?

冬月コウゾウ:
ネルフのNo.2。昔からお爺ちゃん。パチでは上段でリーチかかると大当たり確定の人。趣味は将棋。

渚カヲル:
フィフスチルドレン。初代桂(ズラじゃない)。たった1話の出演にもかかわらず女性ファンを大幅に増やした。パチでは確変確定の人。総攻め。

<主な使徒>
第3使徒サキエル:
初回に登場。目をパチクリする仕草が可愛いと評判。怒り肩。パチでこいつが出るとまず当たらない。

第4使徒シャムシェル:
深海の底に居そうな虫。キモい。パチでこいつが出るとまず当たらない。

5番ファースト ラミレス:
現ベイスターズ監督。通算成績は打率.301、1272打点、380本塁打。愛称は「ラミちゃん」、持ちネタは「ゲッツ!」。昔のパチでは大当たり確率高かったのに。

第7使徒イスラフェル、第10使徒サハクィエル:
昔のパチではリーチでこいつらが出ると超激アツでしたが・・・

第13使徒バルディエル:
本体はゴムゴムの実。

第14使徒ゼルエル:
シンジの中の男気を目覚めさせた。

第17使徒タブリス:
シンジを男に目覚めさせた。

一言で言えばロボ系アニメの名作中の名作だと思います。。

投稿 : 2019/05/04
閲覧 : 796
サンキュー:

64

ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今なお衝撃的な平成の怪物アニメ

本作放送の数年後辺り。世に『エヴァ』っぽい作品が氾濫した頃でしょうか。
私には『エヴァ』が嫌いな時期がありました。

『エヴァ』以来、主人公少年も司令官も根暗になり、陰鬱なストーリー展開が増えた。
『エヴァ』以来、巨大ロボットがやたら鋭角になり、ドロドロした生命体と結合したり、浸食されたりするようになった。
『エヴァ』以来、顔バレ&ネタバレしたくない黒幕たちが、声だけで円を囲んで悪巧みとかするようになった。
『エヴァ』以来、放送後も考察ネタで注目してもらうため、結末を投げっぱなしにする作品が増えた。
『エヴァ』以来、画面にやたらドでかいフォントのテロップが打ち出されるようになった。
『エヴァ』以来、死に体のアニメコンテンツが、パチンコ・パチスロで再起を図るようになった。

などなど、今にして思えば、本作のブームが巻き起こした時代の流れで、
アニメの表現、展開の進歩とも取れるこれらの現象が、
当時の私には前向きに受け止められず……。

『エヴァ』の克服こそが日本の喫緊の課題ではないか?
との思い込みすら沸き上がる始末。

そこで、もう『エヴァ』の時代でもないだろう。
そんな舐めた気持ちで、過去の遺物として決着を付けるために、
『エヴァ』に舞い戻って見たら、トンデモナイ。


看板、標識、電線に至るまで緻密に構築された第3新東京市。
そこで対峙する使徒とエヴァの異様なフォルム。
激突。そして、炸裂する臨場感溢れる“庵野爆発”
細部まで詰めた設定により、いちいち具体的に数値化、言語化される戦況報告。
劇伴は鷺巣 詩郎氏の迫力満点のBGMのみでは表現しきれぬとばかりに、
クラシックの名曲まで投入して神話を盛り上げる。

ぴっちりプラグスーツ姿が眩しいレイ&アスカのダブルヒロイン。それとミサトさん。
少年のリビドーをたぎらせる刺激的なシーンの数々。
脇にまで主役級を配した盤石のキャスト陣。
序盤はギャグも交えてサービス!サービスゥ!する。
など攻守ともにほぼパーペキ。

これはもはやTVアニメを視聴していると言うより
襲撃されると言った方が正しい、衝撃体験が繰り返される。

やっぱり『エヴァ』は凄いアニメですよ。


何より嬉しいのは、シナリオの中で、使徒VS人類の存亡を賭けた戦いと、
他者との折り合いに苦しむ多感な思春期少年の悩み。
世界を左右する一大神話と、ギスギスした父子関係など、僕のセカイの一大事が、
同一線上の事として語られること。

人は誰もが心にATフィールドを張り、時にぶつかり、傷つけ合っている。
そんな障壁、他者との区別もろとも、無かったことにできたら、どんなに良いだろう。
初視聴当時、対人関係で針を出しまくっていた、ヘッジホッグな私にとって、
本作のテーマは、私のハートに深々と突き刺さった槍。

ちょっと『エヴァ』みたいな創作物が乱発されてゲンナリしたからって、
容易に抜ける物じゃありません。

因みにTVアニメ版のラストと、その後の旧劇場版のラストでは前者の方が好み。
{netabare}無難に考えれば、外の世界で起こったインパクトの結末まで描ききった劇場版の完成度なのでしょうが、
シンジの内部世界の奥深くまで沈降したTVアニメの余韻の方が私は何だか好きになれるんですよね。
もっとも、いきなり最後に「おめでとう」で締められると、今見ても面喰らいますがw{/netabare}

思えば、この四半世紀近く『エヴァ』を軽んじて挑んでは返り討ちに遭う。ボコボコにされる。
その繰り返しだった気がします。
特にOPアニメーションについては、私は未だに本作より凄い作品に出逢えていません。


好きなキャラは悩みますが、印象的なビジュアルは、
プラグスーツで佇む、月下の綾波 レイ。
私にとっては、本作のと言うより、
90年代のアニメシーンの中でも特に脳裏に焼き付いたビジュアルイメージの一つ。

ここは、ジャズの定番曲のアレンジであるEDの「FLY ME TO THE MOON」でも聴きながら、
秋の夜長なんかに、満月と綾波 レイを鑑賞と行きたい所ですが……。

{netabare}本作の世界はセカンドインパクトの影響で、日本列島ですら常夏w
8月「ヤシマ作戦」終了後、9月になろうが、10月になろうが、学校の制服はず~っと夏服w
日中聞えて来るのは、むさ苦しい蝉の声w
人類は中秋の名月ほか、日本の四季の風情すら奪い去られたのだ。ナンテコッタw{/netabare}


いずれにせよ、鑑賞の際は、衝撃で月まで飛ばされないように十分警戒したい。
私にとっては今なお衝撃的な平成の怪物アニメです。

投稿 : 2019/04/04
閲覧 : 713
サンキュー:

51

ネタバレ

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメにはまるきっかけになった作品

私は元々は漫画好きで、アニメが好きではありませんでした。
だから漫画・アニメと一括りで語られるのが嫌だったんですよね。
だって昔のアニメって、漫画の綺麗な絵が動かすためにへんてこな絵になるし、声優が全部同じでイメージに合わないし、主題歌もまったく作品に合わない歌だったりとろくでもなくて、世間がアニメ化を喜ぶ風潮がさっぱり理解できないものでした。視聴者が増えることで売上が増えるのはわかりますが…。

そんな中、アニメでありながらそこらの漫画より遥かに面白い、本作はまさに別格でした。
とにかく引き込まれる、謎めいた設定の数々、引き込まれる設定。
単純なロボットものではない複雑さに魅了されました。
そして衝撃的なほどに魅力的なキャラクター。
特に綾波レイの衝撃はものすごかったですよ。ああいうキャラが存在しなかったのが綾波系というジャンルを生み出したわけですからね。
作画も当時のアニメの水準からは格段に美しく、魅力的でした。

アニメってこんなにも面白いのか! と衝撃を受けてアニメの見方が変わったほどでした。…まあその後は、エヴァが格段に別格だっただけで、エヴァ級のアニメはめったに無いということに気付き、アニメから離れてしまうのですが。
とにかく十年は先取りするアニメでした。

投稿 : 2019/03/29
閲覧 : 294
サンキュー:

9

ザカマン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ラスト意味不明のセカイ系大作

世界観や設定、キャラ、音楽ほとんどが素晴らしい
特に敵キャラの使徒が、謎で強いしデザインが不気味で好き

ただ今でも話題になっているのは、ただの商業的なもの

投稿 : 2019/03/16
閲覧 : 344
サンキュー:

4

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

改めてじっくり視聴してみると、思っていた以上に個々のキャラの《感情描写》が確りしている点に驚きました

※2019.2.11 制作情報を追記&各話評価を更新。

◆《感動》は余りしないが、《物凄く面白い》ことは認めざるを得ない、今も色褪せない名作

『フルーツバスケット』という少し古い作品を視聴していて、その終盤で作品から軽い「精神攻撃」を受けてしまい、そういえば、『エヴァンゲリオン』(TV版および旧劇場版)の衝撃ってこの比ではなかったな、と思って、同作のTV版の方を、飛び飛びですが久し振りに視聴してみました。

やっぱり本作は、見始めると惹き込まれてしまいますね。
タイトルに書いたように、私個人は本作には余り感動するということはありませんが、何度見ても物凄く面白い、と感じてしまうことは認めざるを得ません。
(※因みに私は、自分が思いがけず“深く感動させられた”作品には、総合点数に4.6以上を付けることにしています)

それで、本作(エヴァンゲリオンTV版)の総合点数をどう付けようか?と少し迷いましたが、私が本作と同じく「余り感動しないが、面白さは認めざるを得ない」と評価している『化物語』よりも明らかに面白いと思うので、とりあえず同作と同様の4.5としました。

※以下、TV版を各話毎に評価し、併せて旧劇場版&新劇場版も評価します。
(ただし、TV版の総集編+第25話途中までの内容の『新世紀エヴェンゲリオン劇場版 シト新生』は省略)


◆制作情報
{netabare}
原作         GAINAX
監督         庵野秀明
副監督        摩砂雪、鶴巻和哉
脚本         庵野秀明、榎戸洋司、薩川昭夫、磯光雄、山口宏、樋口真嗣
キャラクターデザイン 貞本義行
メカニックデザイン  山下いくと、庵野秀明
音楽         鷺巣詩郎
アニメーション制作  タツノコプロ、GAINAX{/netabare}


◆視聴メモ
{netabare}
・第6話視聴終了時点
序盤の山場であり、初の★★(優秀回)。
・第12話視聴終了時点
冒頭でセカンドインパクト当時のミサト(NERV戦闘指揮官)の記憶が描出される点に注目。
・第13話視聴終了時点
前話のミサトに続いて、同僚のNERV技術部主任リツコの心情が描出される回
・第16話視聴終了時点
シンジの内面世界の動揺が初めて描かれると共に彼の亡母(ユイ)とレイの類似が暗示される注目回。
・第19話視聴終了時点
エヴァ初号機覚醒を描いた★★★(神回)であり、本作が本格的に面白くなるのはここから。
・第24話視聴終了時点
コマ数は明らかに少ないのだが、心に迫ってくるものがあるカヲル回(2度目の★★★(神回))。
そして次回予告が「第25話 Air」になっている点にも注目。{/netabare}



◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

========= 新世紀エヴェンゲリオン (1995年10月-1996年3月) ========
{netabare}
第1話 使徒、襲来 ★ 15年ぶりの使徒出現、碇シンジNERV召喚、エヴァ初号機出撃
第2話 見知らぬ、天井 ★ 続き、葛城ミサトとの共同生活開始、初号機暴走・第3使徒自爆
第3話 鳴らない、電話 ☆ 転入先の学園生活、クラスメートとの交流、第4使徒撃滅
第4話 雨、逃げ出した後 ★ シンジ家出・保護・パイロット登録抹消、思いとどまり ※戦闘なしの日常回
第5話 レイ、心のむこうに ★ 零号機暴走事故、レイ宅へのお遣い、第5使徒襲来
第6話 決戦、第3新東京市 ★★ NERV本部の危機、ヤシマ作戦(レイと初のコンビ戦闘、第5使徒撃滅)
第7話 人の造りしもの ☆ 日本重化学工業開発メカ暴走、ミサトの決死行、反応炉停止(加持暗躍)
第8話 アスカ、来日 ★ UN太平洋艦隊訪問、アスカ登場、エヴァ弐号機出撃、第6使徒撃滅、アダム到着
第9話 瞬間、心、重ねて ★ 初号機(シンジ)&弐号機(アスカ)ユニゾン作戦、第7使徒撃滅
第10話 マグマダイバー ☆ 浅間噴火口突入(弐号機)、第8使徒撃滅、シンジのアスカ救助
第11話 静止した闇の中で ☆ 第3新東京市電源喪失、3機同時出撃、第9使徒撃滅
第12話 奇跡の価値は ★ ミサト三佐昇進、巨大使徒落下(3機共同作戦)、第10使徒撃滅、父の誉め言葉
第13話 使徒、侵入 ☆ 自己進化型使徒の人工知能MAGI侵入、第11使徒撃滅(リツコ奮闘)
第14話 ゼーレ、魂の座 ☆ 人類補完計画進行とそれぞれの思惑 ※前半は登場キャラ達の回想による総集編・後半も使いまわしシーン多い点は×
第15話 嘘と沈黙 ★ それぞれの休日(知人の結婚披露宴、シンジの墓参、ミサト不在の晩)、大深度地下の秘密(第1使徒アダム?)
第16話 死に至る病、そして ★ ディラックの海、初号機サルベージ作戦とエヴァ暴走(第12使徒撃滅)
第17話 四人目の適格者 ☆ 在米NERV第2支部消滅、4人目のパイロット決定(鈴原トウジ)
第18話 命の選択を ★ 使徒のエヴァ3号機乗っ取り、松代爆発事故、シンジ戦闘拒絶・ダミープラグ機動、第13使徒撃滅・トウジ重傷
第19話 男の戰い ★★★ シンジの暴走未遂・エヴァ搭乗拒絶、最強の使徒襲来、サードインパクトの危機、初号機覚醒・第14使徒撃滅
第20話 心のかたち 人のかたち ☆ シンジ・サルベージ作戦
第21話 ネルフ、誕生  ★ ※西暦1999年以降の出来事が述べられる回(南極事故、碇司令&冬月副司令の過去、エヴァ開発とユイ消失、NERV発足etc.)、加持抹殺
第22話 せめて、人間らしく ★ アスカの過去・使徒の精神攻撃、第15使徒撃滅(ロンギヌスの槍)
第23話 涙 ★★ 使徒のレイ浸食、零号機自爆(第16使徒撃滅)、3人のレイ(レイの秘密・素体破壊)
第24話 最後のシ者 ★★★ ゼーレからの使者(5th C.渚カヲル)、第2使徒リリスとの接触回避、第17使徒扼殺
第25話 終わる世界 × ※シンジ他の精神世界を描出する異色回だが脚本散漫で残念
第26話 世界の中心でアイを叫んだけもの × ※同上{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)2、★(良回)12、☆(並回)8、×(疑問回)2 ※個人評価 ★★ 4.5

OP「残酷な天使のテーゼ」
ED「FLY ME TO THE MOON」


※このように第17話までは割とよくあるメカ系バトルもの(エヴァはメカではありませんが)に見えますが、そこまでに実は綿密に貼られていた伏線が、第18-19話を境にして終盤どんどん回収されていき、ストーリーは第23-24話に向けて急上昇していきます(ただしそこがピークでラスト2話で急下降してしまう)。
※TV版ラスト2話(第25-26話)が何故こんなガッカリする内容になってしまったのか、は諸説ありますが、制作スケジュールが苦しくなって当初の脚本(下記の旧劇場版に近いもの)を、より制作が楽なものに差し替えた、という説が信憑性が高いと思います。
※いずれにせよ、このラスト2話は下記の旧劇場版で完全に補完されているので、本作に興味を持った方は旧劇場版は必見です。


===== 新世紀エヴェンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に (1997年7月) ====

第25話 Air ★★ {netabare}ゼーレのNERV強襲(戦略自衛隊侵攻・撃退、アスカ復活・奮闘、S2機関搭載ダミータイプ投入){/netabare} ※約46分
第26話 まごころを、君に ★ {netabare}人類補完計画発動(初号機依り代化、アダムとリリスの融合、黒き月出現・サードインパクト、残された二人){/netabare} ※約40分、ラスト15分前(実写パート)以降は残念な出来×
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


※以下は、2000年代後半から制作・公開が続いているアナザー・ストーリー(並行世界、または、どこかの時点からループしている設定らしい。※『Q』のカヲル君のセリフから)


===== ヱヴェンゲリヲン新劇場版 ====================================

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007年9月) ★ {netabare}第1~6話を新規作画で再構成、一部新規シーン{/netabare} ※約98分
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 (2009年6月) ★★ {netabare}第8~19話を下敷きとしたアナザーストーリー、なお新パイロット(真希波・マリ・イラストリアス)登場{/netabare} ※約108分
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q (2012年11月) ★ {netabare}「破」から14年後の完全新規シナリオだが、第24話の展開を最大のモチーフとしている。{/netabare} ※約95分
シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| (未定)
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)2、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


◆総評

エヴァンゲリオンは、2000年代後半から制作・公開が続いている新劇場版も十分に面白いと思うのですが、それでも、やはり旧作の方の、TV版のラスト少し前の第24話({netabare}カヲル回{/netabare})が、私は素晴らしい《神回》だと思っていますし、そこに至るまでの流れ(特に第19話から後の流れ)が、実に説得力に富んでいて見事だと思っています。

新劇場版第2作『破』の面白さも、TV版第19話({netabare}最強の使徒ゼルエル回{/netabare})を視聴者が予(あらかじ)め知っているからこそ生まれる部分が多いのではないか、と思いますし、第3作『Q』などは、前記のTV版第24話をベースにして、様々なエピソードを付け加えて、90分を超える1本の映画に引き延ばした感さえあるくらいです。

要するに、新劇場版は、当然ながら、旧作(TV版+旧劇場版)を「本家取り」しており、本家との違いを楽しむ部分が大きい、と私個人は思っていて、そういう意味で「本家」を未視聴の方には是非とも一度視聴をお勧めしたいです。

投稿 : 2019/02/11
閲覧 : 1062
サンキュー:

59

ネタバレ

fuzzy さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

改めて観返す

もう20年以上前の作品なのに
すごいなぁと改めて
テンポのある展開
多彩なキャラ
従来のロボットとは違う奇怪なフォルム
説明ないまま進むが勢いで突っ走る
楽しい新しいロボットアニメ
からのいきなりの鬱展開
そして謎最終回

昔の悪い宇宙人vs正義のロボ
ガンダムからの人間同士の戦争
の流れをガラッと変えたアニメではと
テレビ版最終回含め庵野さんのやりたい放題だなぁ
そしてもう納得いくエンディングは作られないんだろうなぁ。。それがもはやHunterX Hunterのような終わらないことも風物詩的な感じで、それこみでの作品なんだろうなと

今観てもやはり中盤まではワクワクする
後半は真面目に捉えるとやはり遠ざけたくなる作品かも
自分の中では最初から最後まで、きっちり筋が通らなければ駄作という概念もひっくり返した作品
あのつじつまがどう、あれがあぁならとかより
いかに表現し、もう一度観たいを獲得できるかが大事なのかな

投稿 : 2019/02/01
閲覧 : 295
サンキュー:

7

ゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

シンジくんが逃げたくなる気持ちすごくわかるなぁ

あんなお父様本当にいるのかなぁ

やっぱりエヴァンゲリオンは面白いなぁ

投稿 : 2018/11/14
閲覧 : 199
サンキュー:

2

bcnfne さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すべて作品の中で頂点に君臨するアニメ。

・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
もはや敢えて語る必要もあるまい。

投稿 : 2018/11/07
閲覧 : 291
サンキュー:

3

a_yu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

何がすごいかも分からないまま「なんかすごい!」アニメ

言わずと知れた名作で、観た人に「!???」を植え付けて、さ迷わせる迷作です。

このアニメが放送された当時、こんなにも細かい部分にまで年密に拘り、用語、音楽、演出など全て計算されつくした視聴者に優しくないアニメがあったかな?と思う程、視聴者を置いてけぼりにして製作者の自己満で造り上げたようなアニメ(笑)
なのに、惹き付けてしまう魅力が満載のまさしく神アニメです。

まず、全てが謎のアニメ。
襲ってくる使徒という謎の敵。
そもそもエヴァも謎。NERVの目的も謎。全部が謎。
そしてあの結末(笑)

エヴァは、初見では理解しようとしても出来ない。
むしろ、理解することよりも感じるままに受け止めた方がいいと思う。
ロボットアニメが嫌いな自分が何故かハマってしまった。
意味が分からないのに「カッコイイ」って思って、全然話に着いていけないのに、着いていきたい、理解したいと思ってしまったこと自体がこのアニメの凄さだと思う。

キャラ全てに魅力がある。
まさかそこでクラシック!?って思う演出なのに、むしろそれが半端なくカッコイイ!!
ただただ衝撃を受けて、意味も分からず、求めずにハマった神アニメです。

理解しようと観たり、意味を求めて観たら酷いアニメだと思う。
でも、なにも考えずに没頭して見れたなら、このアニメの凄さや良さが分かると思う。

投稿 : 2018/11/03
閲覧 : 246
サンキュー:

5

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

四半世紀を生き長らえたパイオニアの終着点へのカウントダウンは本物なのか?

様々なところで名前が挙がり、生み出した多種多様なファンと考察は未だ推測の域を越えず。その答えこそこの作品が評価されるべき終結まであと1年強。


中学のときにこの作品をゲーム友達と一緒に見て衝撃を受けた。喜びも悲しみも嬉しさも怒りも大して無いのに引き付けられる物語。恐怖はないのに大きな不安が沸々と湧いてくるのに何故かそれが興味へと変換され何度も何度も見直した。結局「なんのこっちゃ!」でしたが。
そう、25話と26話のカタルシスが行為を寸止めされたかのような壮大で謎多き締めくくりをしている。これこそこの作品の「始まり」の要素となったことは多分にあるだろう。頭の中は「格好」と「恋愛脳」にあふれた中学生の教室ではこの作品の話題にあふれていた。
一つの世代に起こした大きな社会現象は一定の治まりとなってしまった。未だに多くのファンを抱え、沢山の版権製品を抱えるこの作品が名作となるのか迷作となるのかという答えはもう少しだろう。


何度か考察しようと思い色々なサイト見たりしてたのですが自分の小さい脳ミソだと処理しきれなかったので止めました!やっぱ分かりにくいわぁ、もうややこしい。
神と天使をモチーフとした要素だったりロボットのような怪物だったり、哲学的なような生理学的なような・・・。語彙力と考察力のない私には色々な物が頭の中でごっちゃ混ぜになってしまい上手く説明できないのにそれらは綺麗に美しく並んだ物語の世界。

20年経過したとは思えない作画にそんな綺麗な物語と並みから抜けてる演者に劇中音楽があればそりゃ無敵艦隊です。
改めて見てみると今の作品はやたら声優さんの量が多いがこのころはまだ兼ね役も多かったんですね。今の声優さんとの違いをまざまざと感じた気がした。


中盤までは名だたる制作会社が外注を受けていたこの作品だが終盤には韓国の会社が入ってて意外だった。序盤に比べて絵に魅力が減ったのはそれが原因か?
しかしメカや街のデザインなど未だに古さを全く感じないこの作品、リアルタイム補正が大きくあるのかもしれない。

未見の方は是非とも見ていただきたい、このロボットアニメの枠を越え色々な作品に影響を及ぼしたであろうレジェンドを。
勿論酷評となろうとも不快には思いません!

投稿 : 2018/10/20
閲覧 : 237
サンキュー:

19

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ロボットアニメ第5のエポックメイキング

鉄人28号→マジンガーZ→ゲッターロボ→ガンダム→エヴァンゲリオン

ガンダム以降はそう人を驚かすようなロボットアニメはできないのではと思いきや、エヴァンゲリオンがやってくれましたね(笑)

生物?と機械の融合、そしてエントリープラグ方式とアンビリカルケーブルという行動範囲の限定とアンビリカルケーブルを切り離した時の行動限界(まるでウルトラマンのようだ(笑))今までのロボットとはだいぶ違いました。

そしてドラマ的にも内向的な碇シンジを主人公としてそれを取り巻く女性陣の強い事、綾波レイ。惣流・アスカ・ラングレー、葛城ミサト、赤木リツコ、等個性の強い人ばかりでしたね、個人的にはミサトさんのファンでした。声優さんが三石琴乃さんだった事もありますが(笑)

一度は観て損はしない作品だと思います。

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2018/10/20
閲覧 : 316
サンキュー:

11

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

前半は正直凄い

タイトルの通り

投稿 : 2018/10/01
閲覧 : 379
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

小学校で友達が好きで共有してもらったもの
残酷な天使のテーゼやアニメの内容をネタにして遊んでました

しっかりと見たのはその何年か後
ちゃんとわかるようになるのに時間かかりました
シリーズや劇場版と続いていたりして、深いです
難しいけど、好きな人と共有したり詳しい人に教えてもらったりできると楽しい
振り替えると、ちょっと涙の滲むようなシーンも多い

父親と息子との思いややり取り、昭和の親父みたいだけれど、
私のおじおば世代で(5,60代?)リアルに思います
自身と父親に重ね見ざるを得ない
結局最後まで和解できなかった父と息子、
けど番外編(ゲームとか?)でのその親子の一般的なやり取りがあるを聞いて、
和解にならない私と父にもそういう時あったなって、授業参観とか釣りとか、そこには父もちゃんといたなって思い出して、なんか笑い泣きでした

投稿 : 2018/09/11
閲覧 : 248
次の30件を表示

新世紀エヴァンゲリオンのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
新世紀エヴァンゲリオンのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

新世紀エヴァンゲリオンのストーリー・あらすじ

西暦2015年。15年前に起こった大災害・セカンドインパクトで総人口の半数近くを失った人類は、使徒と呼ばれる新たな脅威にさらされていた。国連直属の非公開組織である特務機関NERV(ネルフ)は、汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン (EVA) を極秘に開発し、予測されていた使徒の襲来に備えていた。そのパイロットに選ばれたのは、わずか14歳の少年少女たちだった。
 主人公である「碇シンジ」は、他人との接触を好まない内向的な少年だが、ネルフの総司令である父親ゲンドウによって、EVA初号機のパイロットに突如選任される。こうしてシンジらEVAのパイロットたちは、世界の命運を託され、命をかけて戦う過酷な状況に追い込まれる。セカンドインパクトの真相や襲来する使徒の正体、そして秘密裏に進められる「人類補完計画」など数多くの謎と共に、主人公シンジの成長と挫折を織り交ぜながら物語は進んでいく。(TVアニメ動画『新世紀エヴァンゲリオン』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1995年秋アニメ
制作会社
GAINAX
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%...
主題歌
≪OP≫高橋洋子『残酷な天使のテーゼ』≪ED≫CLAIRE『FLY ME TO THE MOON』

声優・キャラクター

緒方恵美、三石琴乃、山口由里子、林原めぐみ、宮村優子、立木文彦、石田彰、清川元夢、優希比呂、長沢美樹、子安武人、関智一、岩永哲哉、岩男潤子、麦人

スタッフ

原作:GAINAX、 総監督:庵野秀明、副監督:摩砂雪/鶴巻和哉、企画:GAINAX/Project Eva.、脚本:庵野秀明/薩川昭夫/榎戸洋司、絵コンテ:摩砂雪/樋口真嗣/鶴巻和哉、キャラクターデザイン:貞本義行、メカニックデザイン:山下いくと/庵野秀明、作画監督:鈴木俊二/本田雄/長谷川眞也、美術監督:加藤浩、色彩設定:高星晴美、撮影監督:黒田洋一、音響監督:田中英行、音楽:鷺巣詩郎

このアニメの類似作品

この頃(1995年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ