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「カラフル-Colorful(アニメ映画)」

総合得点
64.2
感想・評価
413
棚に入れた
1778
ランキング
3936
★★★★☆ 3.5 (413)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.1
音楽
3.4
キャラ
3.4

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カラフル-Colorfulの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

こうゆうの求めていた

こうゆう生きている意味を
表してくれる作品求めていた

内容が芸術的
もっとイラストとか背景も芸術的にやればよかったのに
でも人間の表情とか性格とかリアリティーあってよかったから
プラスマイナス0

個人的によかったのは

{netabare}人間はいろいろな色をもっていて汚い心、綺麗な心を誰でも持っている。天使と悪魔は考え方によっては紙一重。その考えが私の考えていることと同じだったので共感した。後、家族みんなでご飯を食べるって本当に幸せなことだと思う。幸せを感じている、あるきっかけで変わっていく家族が感動的だった

私も生まれ変わりたい、実際のところ何度か死んでいるから、生まれ変わっているはずだけどね。自分を変えることはしてきた。けれど大きなきっかけがないと変われない。自分で自分を変えるのはかなりの根性が必要だから。
{/netabare}
↓少し重たい話します。(最近の私の精神的事情)
{netabare}
最近、嫌な毎日を繰り返していた矢先、おじいちゃんが亡くなって、初めて死後の人間がどうなるのか知ったんだ
私にとっては結構衝撃的だった。いつかは自分も骨になって、灰になって、塵になる。ならばこんな苦しい毎日を過ごす必要あるのか?なんて考え
心が死んでいるような状態なんだ。鬱病とかに近いと思う

そんな中、私が今一番やりたいことは
家族と一緒にいる時間を大切にしたい。

子ども時代の思い出を思いだし、旅行、プール、遊園地いろんなところにいったなぁ。また行きたいな。歳をとっていく母、父と年頃の弟、今でさえ一緒に買い物に行くこと少なくなってきて
あと何回、一緒に旅行いけるだろう
あとどのくらい一緒にいられるだろう
って考えている

歳をとることって悲しい。
死に向かって進んでいるのだから
人生辛いことが最後にまっているんだから
もっと自由で幸せでもいいんじゃないか

我慢も必要だけれども
耐えられない

毎日生きてることだけに感謝しているから
もうそれだけを考えて生きていきたい

もともと私のところは仲がいいけれど
この歳になれば家族もバラバラになっていく
けれど私の家庭もおじいちゃん亡くなってから
少し前よりもみんなで一緒にいることが多くなった気がする。

今のうちに家族一緒にいられる幸せを

{/netabare}
みなさんは普通の幸せを見逃していませんか?
周りの大切な人がいなくなってからでは遅い

家族そろってご飯を食べることがどれだけ幸せなことか。

みなさんにも身近な幸せを忘れないで
自分の命も人の命も大切に過ごしてほしいです


森絵都さんは前から知っていて
アーモンド入りチョコレートのワルツを読んだことがある
あと何かの短編も読んだ。
けれど内容覚えていない

投稿 : 2013/08/08
閲覧 : 270

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

特に中高生に見て欲しい。今の自分と向き合ってみてね。

120分ほどのアニメ映画です。

詳細については「あらすじ」や他の方々のレビュー参照。

タイトルにも書きましたが、多感な時期の人たちに見て欲しいなあ。

昔の自分を見ているようで、すぐに感情移入できましたよ。

各キャラの心理描写はしっかりとしてて丁寧です。

物語の内容は決して人事ではないはず。

最後は生きている喜びとちょっと切ない気持ちでした。

ランキングが1700番代って・・・・。

ただ、せっかくいいアニメなのに声優さんだけが残念でした。

投稿 : 2013/07/21
閲覧 : 373
サンキュー:

8

ハンニバル将軍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

カラフルな世界を知る物語

「クレヨンしんちゃん」「河童のクゥと夏休み」で、
家族の絆を描くことに定評のある原恵一監督作品。
私は特に「オトナ帝国の逆襲」が好きだったので、その繋がりで本作を手に取りました。
内容は期待通りの家族愛を主軸とした(また幾つかのテーマも含んだ)奥深い物語で、
特に後半の演出には涙がポロポロと零れました。
背景や表情の繊細な変化など、描写が本当に丁寧なんです。

ただ如何せん地味な作品なので……どれだけの人に興味を持ってもらえたのか、
やや疑問を感じる所ですが、私としては太鼓判をドンドコ押し倒したくなるほどの傑作でした。

死後の世界で天使(?)から、自殺した見知らぬ男子中学生「真」の体に憑依(ホームステイ)して、
「忘れてしまった自分の生前の罪を思い出す」試練をクリアすれば、
もう一度生まれ変わるチャンスを与えると告げられた主人公。

彼は真の生前の人柄、人間関係、そして命を断つに至った経緯を探りつつ生活していきます。
「どうせ他人の体だから」と思い切って楽しんでみたり、
逆に家庭や学校での真の陰鬱な境遇を知って苛立ち、自暴自棄な行動に走ってみたり。

真の家族(父、母、兄)は彼らなりに、
特に母親はそれはもう必死で、奇跡的に蘇生した息子への心的ケアを試みるのですが、
彼女が犯した(真を自殺に追い込んだ一因でもある)「ある過ち」を理由に、
主人公は執拗に辛く当たります。
その様が、かなりキツイ…。
自殺する程こじれた問題なので、乗り越えるのに強い痛みは伴うのだろうなぁとは思うのですけど…。
しかし主人公が第三者目線で物事を見つめ、心を閉ざしていた真とは異なる振る舞いを見せることで、
周囲の人々の新たな側面が浮かび上がってきます。
八方塞りに思えた真の状況が、それぞれの個性や事情や想いといった、
世界のカラフルな多面性を知ることで変化していくのです。

個人の視点というのは、物事の一面を見ているに過ぎないこと。
綺麗な色も、汚い色も、どちらも混じり合っているのが人間だということ。
人生は変えられるということ。生きている価値を、忘れないこと。

後半に流れるアンジェラ・アキの楽曲「手紙」が、作品のテーマにピッタリとリンクしています。
胸が裂けるほど傷ついた思春期、大人になっても途方に暮れることがある。
それでも「今を生きている」。本作の重要なキーワードです。

唯一惜しいのが、一部キャストの台詞が棒読みな点。
ただ主人公の初めての親友になるマイペースなクラスメイト「早乙女くん」の演技は素晴らしい!
すごく自然体なのに心に残る、彼の言葉の表現力が見事で、感激しました。
本職以外の役者さんの起用ってホント、当たり外れが激しいなぁと実感します。
ちょっとした気遣い、些細だけど暖かい言葉。
特別なことでなくとも、そうした日常の小さな優しい干渉が、
「自分の事を気にかけてくれている人が居る」という認識を与えてくれて、
人の心をここまで救うことがあるのだという事に気付かされ、
鑑賞後はとても爽やかな気持ちになれました。

投稿 : 2013/07/18
閲覧 : 207
サンキュー:

4

カスティエル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

話の内容は嫌いじゃなかった。

けれど主人公の棒読み感が最後までつっかかっていた。まあ終盤では慣れたけどw

投稿 : 2013/06/24
閲覧 : 296
サンキュー:

1

ネタバレ

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

すごく評価が難しい作品の一つ。

なんだろう、このぼやぼやっとした感じ。

これを観て単純に「自殺イクナイ」を訴える映画だとはさすがに受け取りたくありませんでしたが(仮にそうだとしたらあまりにも乱暴)、かといって家族愛や友情という観点だと、ひどく取ってつけた感が…。

あくまで一本のエンターテインメントとして見れば、その完成度に一定以上のしかるべき評価がされてよい良作だとは思っています。


●しかし、これは…どうなの?
{netabare}
これ、突き詰めていくと、絶対に起きない奇蹟をトリガーにして、あらゆることが勝手にうまくいき始めました、というたいへんに生ぬるい体裁をとっているわけです。友人関係にしても家族関係にしても。それこそ「宝くじで人生変わりました!」みたいな、ある種のどうしようもなさが、どこまでも色濃くつきまとうんです。

確実に伝わったことは、弱くて醜くて卑怯な人間に向けた優しい眼差しでしょうか。本作では真の母親と女生徒の桑原がそんな負の側面を象徴的に引き受けるキャラ配置になっていますが、どんなに醜く汚れていても、けしてそれを否定しない作品態度は、唯一の収穫と言ってよいでしょう。みんなそうなんだよ、と。
桑原のあのシーンなどは、この作品の白眉です。

で、まさにそこから「カラフルであること」の讃歌につながってくるわけですが…。

少なくとも、それと「自殺」というトピックは、直接は関係ないよね。

自殺ってのは、もっと深い日常の絶望感・閉塞感に根ざしたものあって、ある日突然すべてに疲れてしまって判断力を失ってしまうところから命を絶つに至る、というものでしょう。基本的には。
この作品はその「きっかけ部分」しか描いていません。

世間の医者だってまず、相手の話をよく聞いた上で、自暴自棄になる気持ちをコントロールする処方をするわけです。周囲の人間の協力も借りて。いきなり「人間、弱くてもいいんだよ。カラフルなんだよ」とか諭し出す医者は皆無でしょう。どんなヤブだよって話です。

「カラフル万歳」で解決したら誰も苦労しないんですよ。

それを承知の上での娯楽作品であれば、これ以上語ることはありません。確実に及第点でしょう。

しかし、もし、もしですよ。この作品が少年少女の「自殺」について本気で何かしらどうこうしたかったとのだとしたら、ホップもステップもなしにいきなりジャンプしちゃったよコイツ、みたいな、えらく軽はずみな印象を持たざるを得ないのです(でも、アンジェラ・アキのあれを挟んでくるあたり、やっぱそうなんだろうな…)。

よく芸能人や文化人が「うまくいかなくてもいいんだよ。人生は長いんだよ。もっと楽しい世界がたくさんあるんだよ?」などとエールを送ったりしますが、まさにあれ系のメッセージを目にした時と同じで、なんだかずるい気分になってしまうのです。

どこまでも漠然とした大人視点からのエール。
スタンドからの無責任な声援。
「今そこにある切迫した死」に対して人生論を説く虚しさ。

もちろんそういったメディア的なコンタクトをはかること自体は、たいへん素晴らしいことと思っています。というか、この作品も、あくまでそのレベルにおいてのみ、一定のメッセージを表現し得たと言ってよいでしょう。
本来ならば、そのエールが簡単には届かない、てとこがスタートラインな気がしますけれども。
{/netabare}

●家族の絆に絞ったらいかが?
{netabare}
ふと思い出したけど、ものすごい回数の食卓シーンが描かれていたことから察するに、やっぱ「家族」てのもかなりの比重を占めるテーマだったのだろうか。
むしろそっちがメインディッシュ?

であれば、いっこ提案。

もうこの際、自殺という設定はやめませんか。

学校帰りに母親のあれや桑原のそれを目撃してしまい、ショックでぼんやり歩いてるところを車に轢かれたことにしましょうよ。で、奇跡的に一命はとりとめたけど記憶がなくなった。轢かれる直前に見た光景だけは時々フラッシュバックするって感じで。そこからの家族の絆の物語。
{/netabare}
もうそれでいいじゃない。ダメですか。
そのほうがまだまとまりがあっていいですよ。
それで十分やりたいことは描けるでしょう。
「カラフル」讃歌だって十分描けます。


…ここまで感想を進めたときに、ふと、

「あのオチをやりたいがために自殺というトピックが必要だった」

という残念な推測も生まれてくるのですが、もしそうだとしたら甚だ思慮を欠いた浅はかな物語と言わざるを得ませんねえ。受け手にある程度の素直さというか、一定以上のナイーブさがないと、楽しめない作品かもしれません。

繰り返しますが娯楽作品としてはけして悪くはなかったです。

投稿 : 2013/06/16
閲覧 : 380
サンキュー:

6

hilfe1802 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

もっと面白く作れたんじゃないかな

自殺した少年の体に問題を起こした異なる魂が入って人生を半年間やり直す話。

脚本は良いし、演出も悪くないと思います。ただ声が俳優や新人声優などで構成されてるんですが良くないです。
プラプラが気に入りませんでした。もっと絵に収まる声というか声に合わせた作画というか、あると思うんですよ。
主人公も絵から離れてる感じですが別の魂が入っている設定なのでそれはいいと思います。

音楽もかっこいい音楽を使いすぎてる気がしました。作品とあっているのかな?

とりあえず声を当て直して、音楽を良くすればもっと感動できると思います。もっと言うなら演出ももうちょっと上手くやって欲しいと思います。

投稿 : 2013/06/16
閲覧 : 229
サンキュー:

5

繧上i繧上i繧 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 2.5 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

見せ場なし

アニメーションにした利点は感じられない。

内容は濃いではなくただ重い。

アニメ映像として配信することの意味を履き違えている。

投稿 : 2013/06/13
閲覧 : 221
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

確認作業。

原作は知りませんが、とても良かったです。

自殺した人の心理状態は分からないですが、視野狭窄に陥ってる場合が多いんじゃないかと思います。
病気や経済的な理由の場合はそれに必ずしも該当しないと思うが、
イジメや人間関係が理由ならば、間違いなくそうであろうと。

本作では記憶をリセットする事で、それまで見えてなかった事が見えてきます。
己を客観的に見直すと同時に、周囲がどれだけ有り難い存在であるかという確認作業。
うーん、説教臭い、説教臭いが作品自体はナチュラル。

それだけ家族や友人の心理描写が非常に細やかで、大変良かったです。
自分の進路を自分で決め、家族で地味に祝杯をあげるシーン
ひろかが自暴自棄になっていた心情を吐露するシーン

色々と本当に良いシーンが沢山ありました。
思春期の主人公とその家族の再生を描いた作品、文句なしで素晴らしかったです。
若干ご都合と感じる部分はありますけど、むしろそれでいいかなと思う(笑)

投稿 : 2013/06/03
閲覧 : 335
ネタバレ

みっぱ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

わからんではないが・・・

こういった作品は紙一重ですね。
よくも悪くも取れる。
同じような境遇にいる方は、これを見てどう思うのだろう。

主人公の周りは悲惨な状態。
「誰でも逃げ出したいだろう」というのは外野の話で
その境遇にいる方はどう思うのだろうか。。。

人生リセット、よくある話。

「自殺は良くないこと、自分をもっと大事に」と訴えてはいるが、最後は記憶が消えて、性格が変わった新し自分で生涯を送ることになる。

「自殺して新しい自分に生まれ変わりたい」
という方もいるかもしれない。
そうなると、自殺の抑制でなく煽る形になってしまわないかな?

なんでもない方が見る分には「予防接種」みたいな働きはあるかな。

投稿 : 2013/05/10
閲覧 : 263
サンキュー:

4

まちゅー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

なんとなく

なんとなく借りてきて見た作品でしたが、見終えたときにはなんともいえないような気持ちになりました。

いろいろ考えさせられる作品だと思います。

人によってとらえ方もいろいろ変わるんじゃないかなぁ。

投稿 : 2013/04/16
閲覧 : 248
サンキュー:

1

もぐもぐ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

小学校のときに読んだ思い出の本

すっごーく印象強かったので、アニメ映画になってることを知ってびっくりした!
映画もよかったけど、やっぱり本を読んで感じた事と色々ちがったな〜
私的には本の方が感動できた
この映画を見た後に本を読んでみるのもいいかも

投稿 : 2013/04/02
閲覧 : 234
サンキュー:

0

もこ太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

思わず見入る

日常を描いているのに、飽きさせないうまいストーリー展開。
主人公の案内人?にちょっとクセがあり、最初は「?」と疑問に思ったが終盤はそれが味になる。
ド派手な内容を好む人には向かないが、人間・心理、そういう深みを求める人にはとても良い作品。

投稿 : 2013/03/26
閲覧 : 237
サンキュー:

0

ネタバレ

manabu3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

自殺のエンターテイメント化

このアニメの主題は、仲間の大切さ、生き方の多様性、自殺抑止。
しかし、それだけだった。
悪く言えば自殺のエンターテイメント化。
製作者が自殺を扱った娯楽作品と考えているのなら◎

■面白いが、オススメはしたくないアニメ
{netabare}この物語では、自殺をしたことによって、主人公の人生が結果的には変わったからまだよかったと思う。
主人公は「記憶」を消されたことによって、行動が一変し、友達もでき、再び人生を歩み始めることができた。
でも、純粋な子供や、本当に追い込まれている人が、このアニメを見た場合、どうなるのだろうか。
その感じ方も「カラフル」だとは思う。だけど、怖いのは、このアニメが「自殺」を扱っている点だ。
彼らが、このアニメの主題である仲間の大切さや人生の多様性に注目するのなら問題はない。でも、仲間の大切さなどはある程度わかりきっていることではないのか。
人生に行き詰まっている人は、「どうやって」抜け出すのかが、わからないのではないだろうか。(このアニメでは「記憶を消す」ことを人生打開の「方法」として選択した)
「みんなちがって、みんないい」(私は金子みすずさんは大好きだが)、この言葉で変われる人は良いけれど、それで変われないから人は苦しむのだと思う。
「人生はカラフルだ」そう言って解決するのなら、年間3万人以上もの自殺者が出るわけないだろう。物事はそんなに単純じゃない。
だから、悩んでいる人がこのアニメを見て、自殺や自殺を試みること(リストカットなど)で、「このアニメのように」、「何かが変わる」、と思わないことを願いたい。
何故そう思うのかというと、このアニメでは、主人公が自殺をする前と後では、家族の態度、母の不倫、食事、友達の有無など、様々なことが一変し、「いい方向に変わった」からだ。
また、表紙がまるで自殺を美化しているようなキレイさだ。カラフルさがテーマなら、世界のカラフルさを表紙にすればいい。

作品のアイディアはよかったのだが、このような自殺の扱い方は私は好きになれない。生き方の多様性を訴えたいのなら、他にいくらでも方法はあるし、自殺の抑止としては微妙な作品だった。
「自殺」にかこつけたエンターテイメントだ。
私が過度な期待をしすぎたのか、得るものは少なかった。
このアニメが主張する「人生はカラフルだ」という考えには同意できるし、いつまでも主張し続ける意義はあると思う。{/netabare}

■このアニメを見て得たこと
{netabare}記憶を消すこと。
このアニメを見て、自分の行動や判断が、いかに記憶や経験によって左右されていたのかを感じた。
偏見とか、先入観とか、固定観念とか、恐怖記憶とか。それが無意味だとは思わないけども。
記憶をなくした主人公の行動は、すごく大胆で、イキイキとしていた。今までの記憶を忘れ、無心で行動することも、時には必要なのだと思った。このレビューのように。{/netabare}

■おわりに
エンディングでブルーハーツの「青空」のカバー曲が聞けたのが予想外で、嬉しかった。
そういえば、ブルーハーツの曲「ブルースをけとばせ」に、「70年なら一瞬の夢さ」という歌詞があった。昔の曲だ。
{netabare}このアニメにも、「人生たかが60年のホームステイ」というセリフがあった。いい言葉だ。
いつの時代も人間が考えることは似たようなものだ。だからこそ、その時代、その環境に合った苦しみから抜け出す「方法」を、考え続けなくてはいけないのだと思う。{/netabare}

投稿 : 2013/03/19
閲覧 : 427
サンキュー:

22

ほっと さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

う~ん・・・

観ていて物足りなさを感じました。

投稿 : 2013/03/10
閲覧 : 248
サンキュー:

0

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

簡単そうで実は難しいこと

金木犀の花が満開の日から散っていくまでの短い間、
死んだはずの少年が、中学生の小林真としてもう一度命を与えられ
日々の生活の中で修行をし、あることに気づけるか否かで
生まれ変われることができる、と天使から言い渡されるところから
展開していく物語。

小林真という少年を生きる、そんな修行期間を与えられた彼。
天使から言い渡されたその本当の目的は何なのか?
以前の記憶はないので、戸惑いながらも「小林真」という人間をみつめ、
彼を取り巻く家族やクラスメイトをみつめなおし、
そして一番、気づかなくちゃならないことを見出していく。

ここでひとつ、大切なのは、甦る前の記憶がないという枷のおかげで
客観的に自分をみつめることができる点だと思う。

全体通して流れる、穏やかなピアノの旋律も綺麗だったし
いろんな色を持つ人間と言う生き物の、愚かさ滑稽さの中、
普段当たり前のように思っているさまざまなことへの
ありがたみについても、気づかされる作品だった。

投稿 : 2013/03/07
閲覧 : 824
サンキュー:

68

上杉達也 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

普通によかった

ストーリー内容は書かれてる通りなはじまりなのかなとw

全体像は個人的にですが、
「過ちに対する責任」
1度犯した過ちは0にはならない、0に戻すことはできないが、その責任の取り方の違いは多々生まれてくる。的なかんじだったかなと思います。

売り、不倫などなど時代なのかな~っとめっちゃかんじましたね。
昔だったらありえなそうな突破口w
前半部分の方はシリアスちっくな描きでよかったかなと思います。後半はまあ、、、っていうか始めっからほぼ落ちは見えるので、そこがちょっとダメなのかな。落ち変えても軸がブレるのでしょうがないとは思いますがw

作画は古くさいがいいかんじでしたね。始め顔面の酷さにはちょっと引きましたが慣れますねw

声優は、、、まじでないかもしれないwww
そこまで出てこないがメイン系プラプラ君まじで終わってますwww
内容いいのに、気になりすぎて入りづらい;;悲しいですw

音楽面は、カバーはちょっとなかったですね^^;
あれは、尾崎だからブルーハーツだからの名曲なので、そのまま使えばよかったのにと、、、残念です。


まあ、いろいろとありますが、内容面ですべてカバーされているかんじで、いい作品だったと思います。

投稿 : 2013/02/10
閲覧 : 205
サンキュー:

2

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

自分の人生を見つめなおすチャンス。そんな抽選があるのならば是非当選したいと思いました。僕の人生はどんな色をしているのだろうか…

死んだ「ある男」の魂が「小林真」という少年の体にホームステイし人生を見つめなおすお話です。
真の環境まわりは自殺未遂をやってしまうくらいなのであまり恵まれてるとはいえません。
そんな真の体に誰だかわからない男の魂が入りこみ人生を見つめなおすのですが、
この真の体に憑依した男は本物の真と違い結構ズケズケものを言います。
真の家族にろくなやつがいないと悟ると見下しはじめるんですよねw

しょせん彼にとって真の家族なんて他人にしか思えないし、
母親は過去に不倫してて、
それが真の自殺の一因にもなってるともなれば容易に素直にはなれないようです。

登場人物は家族を中心にクラスメイト数人が物語を彩ります。

真は4人家族でまず父親ですがいかにも優柔不断そうなお父さんでした。
毒にも薬にもならないとは彼のことかもしれません。
家族の中では一番自然に真のことを気にかけてくれたような印象でしたが
彼は複数に優しくすることができないタイプかと思われます。
一人に優しくしたら他の誰かを傷つけてしまってる…そんな印象かな。

母親は過去に不倫をしていてその現場を真が目撃してしまったことが自殺の一因にもなっています。
真が自殺未遂をしてから不倫相手ともきっぱり別れて、
真の世話を焼くようになりましたが真には鬱陶しがられてましたね。
ちなみに真は母親が服用していた薬を拝借して自殺未遂をおこしました。
母親へのあてつけでもあったのでしょうか?
自分の薬を使用しての自殺未遂というのが負い目になってるのか
腫れ物に触れるかのような感じで余所余所しいです。
しかし家族の中では見てとれるほど一番真とコンタクトをはかろうと努力してました。

兄は受験勉強に忙しく真には無関心という冷めた印象でしたが
それも兄なりの気づかいで今まで話してこなかったぶんどう接していいかわからなかったのでしょう。
なので時間をかけてゆっくり兄弟の時間を取り戻そうとしていました。

クラスメイトの佐野唱子。
話し方がたどたどしく地味な女の子ですがなんとも可愛らしい子です。
真がまるで別人みたいとその雰囲気の違いに気づくほど
真のことをよく理解してました。

桑原ひろか。
援助交際をやっているという噂のあった少女で真の想い人。
そして実際に援助交際はやってました…現実とは無情なものです。
その現場を目撃してしまったというのも自殺未遂の一因、
しかもラブホテルに入っていく桑原ひろかと出てくる母親のダブルパンチ…こりゃたまらん。

そして早乙女くん。
真の最初の友達で変わる切欠をくれたこの作品の重要人物です。
真は結構ひねくれていて性悪なところがあるのですが
早乙女くんと友達になることにより前へ進むことができました。

この世界には色々な色があります。
綺麗な色やくすんだ色、楽しかったことに辛かったこと…。
きっと自殺未遂をおこした真は綺麗な色だけ見て生きていきたかったのでしょう。
それが一番楽なんだろうけど良いこともあれば悪いこともある。
色々な色を知らなければ同じ色彩の絵しか描けませんし目を背けるべきではありません。

オチを言ってしまうと小林真の体に入っていた魂は他の誰でもない小林真のものだったのです。
つまり最初から最後まで小林真だったんですな。
この抽選は別の誰かとして客観的に自分の人生を見つめなおしてみるという反省会だったのです。
自分の色、自分のまわりの色、
真自身が見ようとしなかった元々そこにあった色を見つめなおす旅でした。
人生のながい旅路の途中で嫌なことがあったからと
描きかけの絵を破り捨ててしまうのはお待ちください。
どのような人生だったか途中で結論をだしてしまうのは実にもったいない…
それは最後の最後まで誰にもわからないのです…その絵が完成してみるまで。

【B+78点】

投稿 : 2013/01/17
閲覧 : 273
サンキュー:

3

ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

極論による異解釈になりました。

落ちや自殺抑制の為のアニメではなかった。

とは言い切れませんが、私はそのように観ませんでした。
なぜなら、おこがましいようですが、落ちに関して言えば、開始5分でラストが分ったからです。
たぶん演出として、そのように見せたのではないかと考えています。

ということは、中身が重要となりますが、
自殺抑制というテーマとして観るには、あまりにテンプレート過ぎたように感じましたので、
そのように観ることもありませんでした。

と否定を続けてきた私ですが、重点を置いたのは他人の体に入った魂の僕の行動でした。
なぜそこに重点を置いたかと言いますと、他人の体に入った魂の視点とアニメを観ている時の視点の類似に気付いたからです。

補足として、ここで言うアニメは今作ではなく、
主人公に感情移入できないアニメ全般を指しています。

類似している点として、小林真の体に入った魂の僕は、自分の体ではない事をいいことに好き勝手します。

主人公に感情移入できないアニメもよく好き勝手に叩かれているのを見ます。

どちらも理解するには、それなりの試練や苦労があるということです。
(後者に関しては書き手の問題があることは否定しませんが)

感覚として近いかなと思う例を挙げると
何の予備知識もなく現代アートや抽象画を観ることと似ていると思います。
なぜなら、予備知識なしで観る事で得られるものは、色が綺麗や形が面白い、
さらにひどいと意味が分からないという、
全く的外れな評価しかできないからです。

もちろん色が綺麗だったり形が面白いというのは、アーティストとして必要な技術ではありますが、作品の本質とはまた異なるという考えです。

結果として上記の類似点に重点を置いて観る事によって、推測されるこの作品のテーマは、「他人を理解しようとする」であり、見所としては、どのようにして僕が真を理解していくのか、何が本当の試練なのかという点に着眼して観ていただけると楽しめる作品なのではないかと思います。

投稿 : 2013/01/07
閲覧 : 216
サンキュー:

3

ネタバレ

Mr.D さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人間だもの

昔、原作を読んだことありましたが、そのときに受けたイメージより少し作画がポップというか可愛いイメージを受けました。

しかし、絵柄のわりに少ししっとりとした暗いかんじで主人公の迷走のような日常が物語が進みます。最後は原作を読んでいたせいか衝撃とかは受けませんでしたが、原作と違う意味で落ち着いた雰囲気で終りました。
ものすごく、山場があるアニメ映画というわけではないが、見終わった後には、生きているっていいことだなと思わせてくれるメッセージ性のあるアニメでした。
なので、原作を読んだことある人も楽しめるとおもいます。

プラプラの関西弁が個人的にちょっと気になってしまいました。

投稿 : 2012/11/16
閲覧 : 318
サンキュー:

1

ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あのアヌシー国際アニメーション映画祭で長編作品特別賞&観客賞を受賞した作品。それだけで見る価値あり!

率直な感想としては、私とは相性が合わない作品内容に関わらず以外にも心に響いた。

それほどに完成度が高かった。

主人公の記憶が失われていることがこの作品の本当に大きなポイントだろう。
ネタバレになるからあえて記述しないが、この作品の最後のトリックが作品としての完成度を一気に高くしていると言って良い。

残念ながら私は自殺したいとか、死にたいという程苦しい思いも、悲しい出来事も人生でなかったためこういったトピックには感情移入しにくい。
しかし、この作品は何も自分の人生に悩みを抱えている人だけの為の作品ではない。

最後の家族で食事をとっているシーンなどは本当に素晴らしい描写だった。汁を味わって飲んで、ゆずを絞って、肉を口に運ぶ。その詳細な過程をキレイに写し、バックで母親が泣いている。
「日常」がどれだけ大切かを繊細に描写していて、この作品の殆どがこの中に詰まっている。

殆どというのは、タイトルのカラフルである色のテーマがこの描写では説明されてないからだ。

その色の描写は最後の真の完成させた「絵」が語っている。

作画、音楽の面においても申し分なく、この作品に対する制作側の意気込みが伺える。


もちろん、この作品は人生に悩みのある人や自殺未遂した人間ほど観て貰いたい内容になっている。
しかし、それ以外に人にも十分「日常」の大切さを伝えることができる内容になっている。

2時間と少し長めだが、人生を見直す、自分を見直すということからもこの作品を見て欲しい。
特に中学生と高校生かな。

投稿 : 2012/11/14
閲覧 : 312
サンキュー:

9

髭華一 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

残念だわ

プラプラはこんなんじゃない。
スーツのひょろ優男なのにー

原作の森絵都が大好きなだけに残念極まりない。
話自体はまず原作に忠実だが、やはり原作小説には勝てないよねー
まぁ、わかってたけども。ごにょごにょ




好きなキャラは、満兄ちゃん

投稿 : 2012/10/29
閲覧 : 240
サンキュー:

1

さぁ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

良かった!!

画見て 何じゃこれおもんなそう。。
っててんけど。。
映画は長いし好きちゃうねんけどでもまあ観てみようと思って観たら。。

超良かった!!感動!!
お兄ちゃんに心打たれた。。!
自分はこんな親になれるんかな?
って思いながら観た。
でも優しさには種類があるしな

期待してへんかったんもあるかもしれんけどめっちゃ良かったー!!

投稿 : 2012/10/28
閲覧 : 257
サンキュー:

0

ネタバレ

南のエデン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

青春なのですね~

自殺が青春だとはおもいません。その歳までになにを得たかが、大切ですね。


真少年は、いい子だと思うけど、親が優しすぎかもと感じた
私なら平手うちぐらいあげてる。


ただ、真少年の周りの環境へは同情したのです。
たった一人の友達の存在さえいれば、なにか変ったと思うねです。


少年の思い人、ひろかちゃんの援助交際には驚かされたけど、その直後の母親の不倫目撃は辛かったよね::


でも、それを乗り越えて、大人になるのですよー少年の心が
その殻をやぶり成長したこと、家族愛に気がついたこと、最後は感動させられました。


少し物足りなかったというか、観たかったシーンはお母さんとの言葉を交わした和解が欲しかったですね^^
もっと泣けたと思いました。


この作品も紹介なのですよ^^感謝なのです。

投稿 : 2012/10/11
閲覧 : 278
サンキュー:

9

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2
物語 : 2.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

アニメらしさが台無し。残念。

98年発表の小説が原作らしく、当時はやりだった「援助交際」「不倫」「いじめ」「中学生の閉塞感」などが取り上げられています。ちょっと古い印象を受けました。2000年に、実写映画化されています。見比べると、この作品の良し悪しが見えてきます。
 ぶっきらぼうなキャラデザで、萌え要素は皆無。それが良かったかと聞かれれば、全然良くないです。不細工な子より、かわいい子の方が良いに決まっています。実写映画でも、可愛い、カッコイイ俳優を起用した方が面白いので、わざわざ不細工な俳優をすっぴんで撮影する必要などないでしょう。
 声優も、有名な俳優を起用していますが、だから何?と言った感じです。全然良くありません。「ただ君を愛してる」の宮崎あおいは最高でしたが、この映画の佐野さんは、フツーの不細工で、かわいげが半減です。

アニメならではの癖や臭みをを取り除くことに腐心して、その良さを殺してしまったように感じました。「河童とクゥ」が面白かっただけに、残念な作品です。

投稿 : 2012/09/29
閲覧 : 297
サンキュー:

4

beatle さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タブーに直面するダークな意欲作。視聴後良い気分になった。オススメ作品

思春期のありとあらゆる苦悶をアニメらしい手法で見事に描ききった素晴らしいアニメ映画。ハッキリ言って、かなりダークな内容だが、それでも見終わった後見て良かったと思えてしまう作品は素晴らしいの一言に尽きる。未視聴なら見て欲しい作品。ただ、最後まで。残酷だったり、グロテスクに感じる事も多かったけど、見終わったらまた見たくなるような作品。二回観ました。オススメです。

投稿 : 2012/09/27
閲覧 : 290
サンキュー:

2

Moji さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

よくできたました。

家族は暖かいし(以前はバラバラだったらしいが)、
学校の同級生もたいしたイジメではない(もっとひどい話はいくらでもある)。
どうも自殺した「小林真」には共感ができない(ただのアマチャンじゃねぇか)。
「ぼく」はぼくで、そんなに早く「ぼく」の本質が変わるわけはないのだよ、ボウヤ。
悪い物語ではない、むしろ良いほうだが、ただこれは、オッサン向きではない。
小学生高学年~ぎり高校生まで(その割りにエンコウとかフリンとかしているが・・・)。
観るならお早めに。

投稿 : 2012/09/22
閲覧 : 361
サンキュー:

0

plum さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

”僕”は何かをしたのか

自分のことを想ってくれる人がいる。これは、私達が生きていく上でとても大切なことだと思います。それはもちろん恋愛感情に限らず、友人や家族など周りの多くの人からです。この作品のメインテーマは、人との繋がりの大切さだと感じました。

ただ、本作を見て何かを考えさせられたり、感動することはありませんでした。周りの人の、真という少年への想いや行動に気づいたことで、”僕”には大切なモノが見えてきました。ただ、そこに”僕”の主体的な行動は存在しません。ここが一番の原因です。あえて言うのであれば、”同じ過ちを繰り返さなかった”ということかもしれません。でも、もしそうであるならば、同じ結末に陥りそうになる描写があって然るべきだったと思います。

この作品、恐らく途中でオチが予想できる人は多いと思いますが、それは大して重要なことではありません。同じ結末に陥りそうになりながらも、”僕”のちょっとした勇気によって大切なものを手に入れ、それを乗り越えることができた。どんな小さくてもいい。そんな”僕”の主体性が描かれていなかったことが残念でした。あとは、不倫、いじめ、援助交際と、取ってつけたような不幸も気に入りませんでした。


声優に関しては、俳優を使っていることによりヒドイことになっています。あまりの苦痛に、はじめの5分で見るのを止めようかと思ったくらい・・・。制作する側も大変ですね。

あと個人的に気になったことに、”実写のような背景”があります。実写から手書きで起こしているそうですが、もうほとんど実写です。ここまで写実的にするのであれば、アニメにする意味があるのか疑問です。新海誠の背景のように、美しいとかノスタルジーを感じるようなことはなく、ただ違和感を感じるだけでした。

投稿 : 2012/08/26
閲覧 : 338
サンキュー:

10

papa0080 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生きるってのはこういう事だよね

あらすじは作品ページでほぼ説明されてます、ここまで書いていいのかと思うほどに(笑)

マイナーな作品なため見た人は少ないと思われるけど
予想外に面白いので見て損はない作品

もう一度他人の体を借りて人生をやり直した魂が仮の人生にどのような答えを出すのか

その答えは、ああ、そうだったのか・・・
と納得がいくと同時に希望を見いださせてくれた

投稿 : 2012/08/24
閲覧 : 248
サンキュー:

3

ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

他人の人生を生きて気付いた大切なこと B+

原作未読

主人公は何らかの大きな罪を犯して死んでしまった名前も分からない人間です。
輪廻の機会を得るためのテストを受けるために、自殺してしまった小林真という中学三年生の身体に魂を宿し、自分の犯した罪を思い出すために修行することになります・・・。


小林真として生きることになった主人公は、前世の記憶も小林真としての記憶も~勿論何故自殺したのかの記憶も~ありません。
所与の人生が既にあるわけですが、主人公は真として振舞いきれる訳がありません。
真らしからぬ言動をしては、周囲を驚かせ戸惑わせることとなります。

真の家庭環境は良くないどころかむしろ最悪です。
また、学校に行っても友達が一人もいませんし、周囲からは無視されているどころか、イジメを受けていたような素振りすらあります。

そんな中で、真は絵の才能があり美術部に所属していて、どうやらそこが唯一の居場所だったようです。
カラフルというタイトルは、そうした才能を持つ真が物語の最後で導き出す一つの答えにつながっています。(これはぜひご覧になって確認していただきたい)

本作は、不倫、援助交際、イジメなどの問題が横たわっており、明るく楽しく観るというタイプの映画ではありません。
なので、見る人によってかなり評価が分かれる作品だと思います。

しかし、主人公は仮初の人生の中でも、友を見出すことを契機として、所与の人生を変えていくことになります。
これはとても小さなことかも知れませんが、我々にとっても大切なことを思い起こしてくれるのではないかと思います。

私はこの映画を結構楽しんでみることができました。
主人公には余り感情移入できませんでしたが、視聴中に次どうなるのだろうという興味が止まらなかったからです。

最後も後味が悪い終わり方はしていませんので、少しでも気になった方はご覧になってはいかがでしょうか。


※声優についてはいろいろいわれていますので評価していませんww

投稿 : 2012/08/20
閲覧 : 453
サンキュー:

14

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

学生のうちに観て置いたほうがいいかも

死んでしまった男の子が生き返るためのチャンスを与えられるという内容のアニメ映画です。

意外と長い映画だったような気がします。


観てて感じたのが、
登場人物の心理描写が上手い具合に捉えていたところですかね。

結構細かい表現とかもあってよかったです。


驚いた演出は挿入歌にアンジェラ・アキの『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』が使われていたことです!

ちょっとばかし衝撃的でしたけど、曲の使いどころはとても上手でした。

確かに泣けるんですよね、作品的には。


タイトルどおり学生には観てもらいたいんですが、少しばかり暗いところがあるんですよね。

そこのところがどうかな?と思うんですが…


それとこればかりは仕方のないことなのかもしれませんが、アニメ映画に声優じゃない人を使うのはいい加減にやめてほしいです。
普通の声優よりも高く金を取るのに…

やっぱりそういう人は演技力が劣るから観ていて残念な気持ちになってしまいます。

内容がいいなだけに複雑な心境になりますね。

投稿 : 2012/06/01
閲覧 : 368
サンキュー:

13

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カラフル-Colorfulのストーリー・あらすじ

死んだはずの“ぼく”は、プラプラという天使らしき少年から“おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました”と話しかけられる。大きな過ちを犯して死んだ魂のため輪廻のサイクルから外れてしまうはずだったが、再挑戦のチャンスが与えられたというのだ。そして、自殺したばかりの中学生“小林真”の体を借りて、自分の犯した罪を思い出すため下界で修行することに。ところが、父は偽善者で、母は不倫中、そして自分をバカにする兄とは絶縁状態という最悪の家庭環境。おまけに学校でも、友だちがひとりもいない上に、秘かに想いを寄せる後輩ひろかが援助交際をしていた事実を知ってしまうなど、まるで救いのない日々だった。そんな中、真の体に収まった“ぼく”は、真っぽくない振る舞いで周囲を困惑させてしまうのだが…。(アニメ映画『カラフル-Colorful』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2010年8月21日
公式サイト
colorful-movie.jp/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AB_%282010%E5%B9%B4%E...

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