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「カラフル-Colorful(アニメ映画)」

総合得点
64.2
感想・評価
413
棚に入れた
1778
ランキング
3936
★★★★☆ 3.5 (413)
物語
3.8
作画
3.6
声優
3.1
音楽
3.4
キャラ
3.4

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カラフル-Colorfulの感想・評価はどうでしたか?

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終わり方もすっきり

主人公がイライラさせるところもありますが終わり方もよくすっきり見終われます

自殺が多い現代に問いかける作品です

精一杯生きることの意味

友情の大切さ

家族の愛と偉大さ

私自身がいい家庭で育っていないものでこういった作品を見るといつかいい家庭をと元気をくれる作品です

家族を

兄弟を

友達を

命を

大切にしようと投げかける作品です

投稿 : 2015/10/06
閲覧 : 292
サンキュー:

2

ダビデ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

普通に二時間のアニメとしては良かった。

小説が原作ということもあり、物語はしっかりしていたと思います。

まあ、二時間のアニメをみたい時にはちょうどいい作品だと思います。

投稿 : 2015/09/20
閲覧 : 451
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

こいつはとんでもない作品だった……。
この作品は小林真君の再起の物語だと思う。ただし、それを小林真としてではなく、小林真ではない【誰か】として描いたことにまず脱帽した。

人はみんな違う面を持っている。カラフルである。カラフルで良いんだ。
そういうメッセージを唱えるのにこれほどの手法はお目にかかったことがない。目から鱗だった。
普通なら苛立つどころか不快感Max確実な真の言動も、真じゃない誰かとして描くことで徹底的にメタとして突き放して映しているのもそうだし、そんなメタの世界を真の世界にシフトさせるのもとんでもなくさりげない。間違いなくプロの犯行。手際が鮮やかだもの。
最後のお説教タイムもなんて嫌味なく、爽やかなんだろうか。もう黙って静かに正座して聞いてしまう勢いだった。

ついでに言うと、真の【生き返り】までの過程も恐ろしく丁寧で秀逸だ。
再起のキッカケはほんとうに些細なものだ。困っている早乙女に声をかけてやった。それだけである。しかし、それだけで充分だったのだ、少なくともキッカケは。
自分からメタを脱却し世界に介入するや、真の見ている世界はまさしく色を変える。不倫をしていた母は真を想う母であり、うだつの上がらない父は懐のデカい父だった。自分を蔑んでいた兄は自分を良い高校に行かせる為に大学受験を先のばす弟想いの兄だった。
早乙女との交流を経ても家族への接し方は変わらない真だったが(そもそも命の充実を実感していないのだから当たり前と言えば当たり前)、ここでついに母の料理に手を伸ばす。ジャンクフードやお菓子とはおさらばだ。

ここで最も良かった点が、真が家族から紹介された高校ではなく、自分が築き上げた友達との友情を優先し、友達と同じ高校に行きたいと宣言した点だ。
ここには早乙女との交流時以上に真の意思がある。大袈裟に言うと自立にも等しい。涙という生の感情をみせながらの告白には思わず拍手しそうになった。立派だぜ、真。

あとあと、真君がそうだったように、家族が違う一面をみせたのも最初から持っていたものが一つのキッカケで表面化しただけでしかないという点も良いよね。真が一度死ななかったら、家族の面々が本作の姿になることは……あったのかもしれないけど、それは当分無かったことだろうから。

ストーリーで僕が惜しいと感じたのは、真がひろかに悟りを示した場面。この時の真は超然としていたのだけど、できればこれ、家族との食事が終わってからにして欲しかった。あの食事のシーンで真=真の信憑性はかなり高まったのだから、人がカラフルであることを無意識で実感した真がここで意識して語った方がグッときたと思う。

しかし、それ以外は概ね素晴らしい出来。
声の方はまぁ難アリだけど、そんなのはキャスティングを見た時点で覚悟してればいい。
とは言いつつも、芸能人の中で一際健闘したのが宮崎あおいさんだ。この人は挙動不審ないじめられっ子を演じてたのだけど、これがもうベラボーに巧い。僕は視聴前にキャスティングを見ていなかったので、「翔子の声優さん巧いなぁ……」と思いながら観ていた。そしたらスタッフロールに宮崎あおいと載っていて「!?」ってなった。おいおい、プロの声優と遜色ねーじゃねーか!

真が自分の正体に気づく過程も大々的に描かれていたワケじゃないにしろ伏線はしっかり散りばめられてるし、やっぱりここも秀逸だった。本音を言えば、翔子の「やっぱり小林君だ」のセリフにハッとするシーンがあっても良いとは思うけど、まぁどっちでもいいや、良い映画だったし。

評価は……初見では序盤から中盤にかけてかなり退屈に感じるだろうからとても良いが妥当かなぁとも思うんだけど、後半のエネルギッシュな展開の数々と作画の良さ(真君がご飯を食べる度に涙目になる母の姿が特にお気に入り)等を考慮して、高評価を贈りたい。

こういうアニメ映画にあるはずのお説教くささがなかったことに驚き。

投稿 : 2015/08/24
閲覧 : 190
ネタバレ

まーぼー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あまり期待してなかったけれど

学校での人間教育の一環として、こういった作品を見てもらうのもありだなと感じました。

投稿 : 2015/08/09
閲覧 : 565
サンキュー:

0

ネタバレ

もふ(´-ω⊂゛) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

社会風刺のような映画でした。

カラフル
物語3.5 キャラ2.5 作画2.5 音楽2.5 声優2.5
公開当時、テレビCMを見て気になっていました。5年越しにようやく見ることが出来ました。
内容ですが、なんだか社会風刺のような映画だと思いました。2010年当時、私は中学生でしたので記憶があいまいではありますが、自殺が社会問題になっていたと思います。小・中学生など若い世代でいじめ・自殺が相次ぎ、それをテーマにした映画やドラマが多かった時期であったように思います。この作品もそんな時代の流れを汲み、中学生の自殺・いじめをテーマにした作品です。道徳の教材のような映画でした。
{netabare}
5観点評価についてです
物語:3.5
いじめや家庭崩壊を苦に自殺した少年が、その記憶をまったく失った状態から人生をやり直し、以前は気付けなかった大切なものを見つけ出し、強く生きる心を手に入れる話・・・といったところでしょうか。まず第1に、友人の大切さを感じました。主人公の真は、友人が出来た瞬間に世界が一転し明るく夢を持って生きていきます。隣を歩く人が誰もいないというのはとてもつらいものです。大げさかもしれませんが、中学生にとってはそれだけのことで世界が大きく変わるものです。自殺した真と生きることを選んだ真。一番大きな違いは友人の有無だと思います。次に、家族のことですが、自分の思うところをさらけ出すことが大切なのだと思いました。真が自殺したことをきっかけにこれまでなおざりにしていた家族のことを見つめなおし意識してコミュニケーションをとろうとした真の家族。真の進路問題で互いの気持ちをぶつけ合ったことで本当の家族になれたのではないでしょうか。以上のようにテーマ性もしっかりしていますし、考えさせられるところもある。良い作品だと思いました。ただ、他のアニメと同じような目線で見るなら少し・・・。展開が読めますし、自分の前世が真自身だと気づくのがあまりに突然すぎる。伏線などはないのでしょうか。ストーリーだけを淡々となぞっているような感じでした。なんだか、一度天国に行ったこともぷらぷらに出会ったことも全て真の夢だったのではないかと思います。本当は真は死んではいなかったし、生き返ったわけではなかったのではないかと。少し無理がありますが^^;

キャラ:2.5
登場人物が抱えている問題が「それは仕方がない」や「わかる!」と共感できるものではなかったです。浮気した母親も結局家族に秘密にしたままですし、ヒロカの援助交際問題も放置。唐突に「時々悪い子になる」などとまた別の問題をぶっこんでくるし、いろいろな問題、テーマ性を作り出した割にはほとんど未解決。真の生きる意志再生問題以外は放置でなんのこっちゃわからんことになっていました。そんなこんなで特に感情移入することなく、登場人物Aとしてとらえていました。普通です。

作画:2.5
あまり魅力を感じない・・・。画面から読み取れる情報が特にない。映画ですからそこそこ気合が入っていましたが、それだけです。食い入ってみる気にならないです。途中からスマホいじってました。

音楽:2.5
なんでそこでその音楽使ったんだろ・・・と思うくらいBGMが微妙でした。しっくりこないなというか。それだけです。

声優:2.5
安定のタレント声優。こういう映画は大体そうなので、普通かと。しかし、おかげであまり感情移入ができない・・・。ぷらぷらが関西弁だったのは声をやっている子役に合わせたのか、関西弁キャラにする意味もよくわかんなかったですが。
{/netabare}

全体通して言うと、
予告のほうが面白そうに見えました。

※単純な好き嫌いから少々酷評になってしまいました。良い作品だと思います。

投稿 : 2015/08/05
閲覧 : 253
サンキュー:

2

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人生とは普通である。

人間の記憶って怖いものですね。
この作品は2年ぶり2回目の視聴ですが、ラストの記憶が完全に欠落してました。
それだけラストの印象が普通だったと言うことでしょうか。

内容は、何らかの理由で死んだ人間が、少年として人生の追試を受ける話です。
設定に強引さを感じますが、シナリオが巧みなため時間を忘れて視聴しました。

人生とはカラフル。
この訳を考えるうちに、生きる上でもっとも大事なことに気づく筈です。

最後に残念なお知らせです。
声優さんの演技がちょっと・・・普通すぎます。
人生とは普通といえば、それまでですが・・・。

投稿 : 2015/06/11
閲覧 : 569
サンキュー:

41

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

第2167位、、

これがこの作品の評価である。

意外に、、人気が無いと言うか知名度が無いと言うべきなのか、、Orz

扱う主題は重たいデスガ、十二分に面白い作品ですので、是非一度、御視聴してみて下さいまし(^-^)

お気に入りは、主人公の母(*`・ω・)ゞね

母子の関係が剣呑なので、ドギドギしながら観ていました。
そして、不倫の描写は綺麗でした。上手いと思いました(^-^)

投稿 : 2015/06/01
閲覧 : 629

エゴ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

人はいろんな色を持っている

主人公の「ぼく」は罪を犯して死んだ。

しかし天使のプラプラから
生まれ変わるチャンス(期間限定)を与えられる。

それは自殺して死んでしまったばかりの中学3年生小林真の
身体を借りて前世で犯した罪を思い出すことだ。

作画はキレイで料理もおいしそうだった。

声優はほとんど芸能人を起用していて
上手な人もいたけど主人公とプラプラ役の人は残念だった。

主人公のお母さんに対する接し方がきつ過ぎて
見ていてお母さんが可哀そうで仕方ありませんでした。

でも主人公が家族と進路について話し合うシーンは泣けました。

最初から結末は予想できるし重い展開もあるけど面白かったです。

投稿 : 2015/05/31
閲覧 : 251
サンキュー:

0

Lelouch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「今日と明日はぜんぜんちがう。明日っていうのは今日の続 きじゃないんだ

内容は深く、色々な現代の問題が含まれている

楽しみを目的として見るのであれば
あんまりであるが
人生について考えたりしたいときには
見るのがよいと思う

投稿 : 2015/02/23
閲覧 : 295
サンキュー:

5

ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

お、重たい・・・

 初見でした。2時間の社会風刺もの。
 社会風刺と少年の成長を扱った作品としては、比較的良い作品だと思います。

 とはいえ、残念な部分も多いですけどね。一部の声優さんとBGMは今一つでしたし、テーマをセリフでしゃべり過ぎていたような気もしました。脚本に関しては分かりやすさを重視していたのかもしれませんけどね。
 あと、アニメっぽさが希薄なのも気になりました。実写で作っても同じものが作れてしまいそうな感じはあります。アニメ映画ではありますが、日常を切り出したもの、という印象が強かったです。

 どこかで見たことがある作風だなぁ、と思ったら「河童のクゥと夏休み」と同じ監督でした。クレヨンしんちゃんシリーズも手掛けているようです。
 どちらも社会風刺の作品ですが、「河童のクゥ」が子供向けであったのに対し、こちらは中高生向け。少年の成長譚という共通点はありますが、世代にあったテーマを的確に取り入れているので、キチンと棲み分けはできていると感じました。

 この作品に限らず、社会風刺もの全般に言える少しの疑問があります。
 「河童のクゥ」は、人間と自然の対比を大枠として、友人関係における問題を踏まえながら「生」について考える、という小学生向けの作品です。
 一方、「カラフル」は、親子を中心とした家族観を大枠として、友人関係における問題を踏まえながら「生」について考える、という中高生向けの作品です。
 この二つの作品に関わらず、子供から思春期へと作品の対象を変えると、「世界」の描き方がスケールダウンしてしまうように思います。思春期に考えるべきことは、「自然」のような概念的な事柄よりも「コミュニティ」のような具体的な事柄の方が望ましい、ということなのでしょうかね。コミュニティにおける「自己」があやふやなっているときには、「自然」がどうのというよりも、まず「自己実現」すべきだ、ということでしょうか。

 そりゃそうだという思いがありつつも、大人向けの風刺作品も基本的には「自然」に触れずに「自分」を考える、というものが多いですから、一体どこで全体的指向から個人的指向へと転換されるのかな、と少し疑問に思った次第です。世代の問題ではなく、「自然」について考える作品の方が珍しい、という単純な答えなのでしょうかね。

 この作品の社会風刺部分は、非常に重たく感じました。明るくポップな作品でも見ようと思っていたときに、タイトルのみでレンタルしたせいもあるのですが、見ている最中は非常に陰鬱な精神状態で、期待とのギャップもあり少し参ってしまいました。


風刺内容(ネタバレ注意):{netabare}
 いじめを受けていた。好きな子が援助交際していた。お母さんが不倫していた。自殺した。

 環境への嫌悪が生への嫌悪となって、自殺をしてしまった男の子が主人公です。もちろん自殺エンドではなくて、そこからスタートして立ち直るまでが描かれていますので、救いがないわけではありません。
 で、その立ち直り方なんですけど、唯一の友達を見つけて同じ目標に向けて頑張る、というものです。その視野の広がりが、周囲への許容をもたらして「自分の生をがんばろう」になる。

 常々思うのですが、友達ができない、または、できにくい環境にいる子に対して、「友達ができれば大丈夫」というのは解決策として成立しているんですかね? 環境から拒絶されている子に対して、「自発的に目標(受け入れられる環境)を見つければ大丈夫」というのも解決策なんでしょうか? 外部から救いの手を差し伸べることは難しくて、やはり本人の意識に頼らざるを得ないのでしょうか?

 この作品で提示されている解決策に関しては、「理想的な解決策」であって「現実的な解決策」ではないのではないかと思ってしまいました。上手く言えませんが「思春期の子が見たい、見るべき作品」というよりは、「親や教師が見せたい作品」であるように思えました。

 ただ、これをこの作品についての悪い点として挙げる気にはなりません。おそらくこの作品を見た方は、その方の経験をベースに独自の批判を展開し、独自の感想を述べるのだと思います。結局載せないことにしましたが、私もいろいろと考えさせられました。
 つまり、見た人に検討を促している時点で、社会風刺作品としては成功しているんだと思います。こういう問題に普遍的な解決策を提示することは、なかなか難しいですからね。これで良いんだと思います。
{/netabare}

食事と絵画:{netabare}
 この作品における象徴物です。
 特に難しい描き方はされていませんので、やや意識的に見ればいい、程度のものです。
 どちらかといえば、食事の方が登場回数も多く、メリハリがあったかな。
{/netabare}

プラプラ:{netabare}
 主人公の案内人のような役割です。あまり好きにはなれないキャラクターでした。
 視聴している最中は、主人公が内的に生み出した「イマジナリーフレンド」のようなものかと思っていたのであまり気にしていませんでしたが、エンディングではそれとは別物であることが明かされていました。
 過去に主人公と似た境遇にあったと言う割には、主人公への態度や物言いが理解しがたかったです。
{/netabare}

対象年齢等:
 中高生向けです。
 中高生向けなんですが、その割には少し表現が子供っぽ過ぎるような気もしました。難しい表現はほとんどなく、中高生を子ども扱いしすぎているようにも思えました。個人的には、中高生をあまり子ども扱いせずに、少し背伸びさせるくらいの方が良いと思っています。そこは少し残念かな。

 大人が見る必要性は薄いのかもしれませんが、やはりいろいろと考えさせられるとは思いますよ。そういう意味では、必ずしも中高生向けではないのかもしれません。少なくとも私は見てよかったと思いました。

 正面から社会風刺に取り組んだ作品はあまり多くないですから、まずは「河童のクゥ」か「カラフル」に手を出すのが良いのではないでしょうか。批判的な事柄も書きましたが、見るべき作品だとは思います。

投稿 : 2015/02/08
閲覧 : 478
サンキュー:

4

端っこ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 1.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

教育的アニメ

内容は非常に教育的と言うか、道徳心を育む感じのアニメで悪くはないんですが。
とにもかくにも音楽が悪い。音楽が悪いアニメは嫌いです。
見ててイライラしてくる。印象的だったのは雨の中で主人公が走り出すシーンのとこ。最高にダサイ曲がかかってます。

このアニメを友人が絶賛していたので賛否両論なんですかねえ。
あんまり見た人に会った事がないのでなんともですが。
印象が強く残らないアニメではあります。

思春期の少年少女に向けて作られている感じなので、私は見るのが遅かったのかも。

投稿 : 2015/01/22
閲覧 : 261
サンキュー:

2

ネタバレ

眠夢 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 5.0 作画 : 1.5 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

投稿 : 2015/01/21
閲覧 : 296
サンキュー:

0

ネタバレ

鉄のあくま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

主人公の記憶や感覚が前世から引き継がれているのか

本作を観るにあたって、終始違和感を覚えていたのは「主人公の記憶や感覚が前世から引き継がれているのか」ということ。

もし全くゼロからスタートということであれば、母親に対する接し方が異常。
見ず知らずのおばさんが不倫していたところで、そこまで精神的に追い込むような真似をするか。
佐野に対する態度でも言えるが、主人公のゴミっぷりは伏線の有無に関わらず単純に不快。

もしゼロではないなら、どこまでの記憶・感覚があるのか。
これについて表現が足りないまま、いきなりラストで「ぼくは小林真だ」って言われても、何を根拠にそう確信したの?ってポカーンとなるだけ。

全体を通じていい話風にまとめたつもりでしょうが、
これでは感情移入できないですよ。

投稿 : 2015/01/05
閲覧 : 225
サンキュー:

2

ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

今立っている位置から見えるものとそうでないもの

「おめでとうございます!あなたは選ばれました!」
「あなたはもう一度人生をやり直せるのです。」

ひとつの人生を終えた魂が今まさに輪廻の輪から外れようとしているときにそう言われた。
なんでもその魂は生きているときに「過ち」を犯したらしい。
その償いだとかなんとかでまあいわば全く知らない家族の中でホームステイをするわけだ。半年ほど。
その魂が入る身体の主はもうすぐ死ぬらしくその交代で入るだとか。
「小林真」その身体を示す名前だった。
小林家の家族構成はこう。
4人家族で人がいいだけが取り柄の父、家庭に不満を抱え、さらにちょっと前まで浮気をしていた母、
大学受験真っ最中で弟とは疎遠な兄、そして自殺した中学3年生の弟小林真。
これから6か月間、その魂はこの家族と一緒に生活し自分の「過ち」を見直さなければならない。
もちろん彼自身もよりにもよってこんな家なのかと辟易した。
学校生活も同じようなものだ。
小林真が自殺を図ったのだから当然白い目でみられてしまう。
居場所は美術部の部屋の特等席だけだった。
そこには話す相手もいた。小林真の恋憧れるあの人も。
小林真が描いた絵を自分の目の前に置き、それを眺めながら思った。
「これから何をすればいいのだろう。」

自分ではない「自分」を生きること。
魂が小林真の身体に入ることで何が見えるのでしょうか。果たしてちゃんと意味があったのでしょうか。


個人的に好きな作品です。
設定が面白いですね。死んだ人間が他人の身体に入ってほんの少し人生をやり直す。
顔も体も声もその存在も他人ですから仮面の心理みたいなもので一種の「自由」が生まれます。
自分じゃないから周囲の人にどう思われてもいいや、みたいな。
個人の生活を俯瞰的に見つめることができるんです。確かに「見直す」にはすごく良い設定です。

作画も綺麗でした。
人は線を少なく、背景は細部まで描き込まれ、そして丁寧に。
不足はなく、過剰な部分もないその作画は、限りなく実写に近づけることで、物語をより現実的に語るためのすべとして良い働きをしていました。

この作品が投げかけてくることは直接的ではありました。
けれど、どこをどう拾い、どう感じるのかは人それぞれであるのが周知の事実。
おそらくこの作品はそれが顕著に表れるのではないかと思います。
魂が入った小林真が「答え」に行き着くまでの過程で描かれる内容は、
シリアスでいて、もっとも「ありそうなこと」なのでいろんな場面で様々なことを想うのではないでしょうか。
そんな気がします。


現実的効用のある映画でした。稀にみる良いアニメ作品です。
自分を見つめ直すということに一つ力を貸してくれると思います。


{netabare}

ひろかが可愛かったです。
たれ目でおっとり系。流行りのゆるふわ女子ですねw
でも真のたったあの一言で本当に救われたのでしょうか?
一度知ってしまった性の快楽と自分を高価なモノで着飾る高揚感と優越感は血肉を貪る強欲と化します。
拭っても取れないあざのようなしみは呪いのようで、その者の心を深くまで浸食し、
そしてそれは決して尽きることはなく、常に渇きに飢え、迷うことなく肉体と精神の破滅へ堕ちていきます。
ひろかが自分の「正しい」道を見つけるまでにはまだまだ時間がかかりそう。
抑えきれない内なる欲望とどう向き合うかなんて中学生にはいささか重き十字架です。
強すぎる性欲と物欲。その度合についてはかつて性欲に親鸞がそうであったようにコントロールできません。
しかし行動する前にそれらとどう向き合いこれから過ごしていくのかを考えること、
また危険な道を歩むというのならそのリスクをちゃんと知った上で行うべきです。
これらを考えることをすっ飛ばした行動を無鉄砲と言い、必ずどこかで馬鹿をみる羽目になります。
真は幸いにも自分で気づくことができたけど、せめてひろかにはひとり導き手がいても良かったのかもしれません。
本作では完全に更生とまではいきませんでしたが、なにかしら掴めたのなら彼女の救いにはなったのかも。
僕個人としては少し、ひろかに関しては解決はせず見放した感が否めませんでした。


ラストに向けて、目標に向かう真の姿は見事でした。
真がどんどん自分自身を掴んでいく姿を観たらそうあって欲しいとも思わずにいられませんでした。
せっかく自分が自分でいられる場所ができて友達もできて目標もあったのだから。


家族の描写は重いものでした。
親の苦しみ、子の苦しみ。
その両方がよく描けていたのではないでしょうか。
必ずしも全ての親が子を愛するわけではないですしその逆もまた然りです。
親や兄弟が自ら骨を折るようなことをしてくれるというのは愛の表れです。
だから結果的には、家族のことを大切に思えた小林一家は幸せだったのだと思います。
ただ彼ら自身も小林真の死を教訓としていますから今までのわだかまりがどちらが悪いというものではありません。
全て解決に向かったのはプラプラのおかげでした。「死」あっての、やっとの理解でした。
解けるべくして解かれたわけではないけれど、教訓として描かれた物語としてとても良い作品であったとは強く思います。

それと、いくつかのレビューでお見受けしましたが母親の浮気ごときで自殺はおかしいという意見。
これを平気で言える人は、人の気持ちを考えられない、想像力の欠けた人間だと僕は思います。
自殺それ自体を否定するなら話は別です。それは本作でも語られた。
ですが人の思い悩むことを自分のものさしだけで測り、蔑視するのはいかがなものだろう。
所詮、これはアニメの話ですし何を言っても差支えなんてものはありませんが、それによってあなたの人となりは伺えます。
小林真はギスギスとしたという一言には収まらないあまりにも複雑で問題を抱えた家族の中にいて、
学校には悩みを打ち明けられる人もただの1人もいず、美術部では隅に追いやられている始末でした。
状況を鑑みても何がその引き金になろうと決しておかしくはありません。
それに親の失態というのは子どもには、それがたとえ小さなことでもあまりにも大きく響くものです。
人はそれぞれに、それぞれの悩みを抱えます。年齢によっては悩むことが似て、すでに過ぎた者からすれば馬鹿馬鹿しい限りかもしれません。
ですが、当の本人の立場に立って、その苦しみを一生懸命に理解しようと努力し、
ものごとを考えようとしなければ、他人のことなんて絶対分かりっこないし人に優しくなんてできません。
人の弱い部分に寄り添うことができず、ましてやそれを上から目線で、自己中心的な考えで、
一般論を、または偏狭な自論を一方的にかざすようにはなってはいけない。
僕はそう思います。

あと観るポイントとしては設定の器用さではなく(僕は上手いと思ったけれど)、小林真がこれからどうするかだと思います。


{/netabare}

投稿 : 2014/11/22
閲覧 : 574
サンキュー:

31

ネタバレ

サブアカウント01 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

この世はカラフル。世界が一色に見えている方はオススメ

監督は河童のクゥと夏休みが代表作の原恵一監督。
河童のクゥと夏休みと同様で本作も
文化庁アニメーション部門など数多くの賞をとっている事から興味を持ち視聴。


全体的感想としては地味です!!
しかしそこが本作の現実味という良さをだしており、中々満足!!

世界が一色に見えてしまい、自分を人を傷つけている方にはオススメ
世界がカラフルである事、白も黒も黄も青もあり人間だと気づかせてくれる作品です。


内容はかなり現実味のあるお話です。なのでちょい重ため。
冷えた家庭とおそらく介護疲れから不倫をする母親
特徴の無い優しいだけが取り柄であまり家にはいない父親
距離があり冷たいが本当は思いやりのある兄
援交によって自己嫌悪を持つクラスメイトなどなど・・・・

{netabare}
テーマのカラフルも良かったです。中々ジーンときました。
綺麗なモノと汚いモノを持つ人間のカラフルな心・世界を受け入れ
視野の変化をすれば。見える世界が変わる。
普段は忘れがちな事、気づいてない事に気づかせてくれます。
大事な事ですね。 {/netabare}

「残念だった点」
・主人公の声優とプラプラ
どちらも若い方なので仕方ないかもしれませんが棒が目立ち違和感が残ります
せっかくの良いシーンも冷める。

・アニメなので仕方ないが多少のご都合主義。
実際に自殺まで追いまれた少年の心に響くかと言われれば少し微妙。
良くて自殺願望が多少ある少年ぐらいかな。

投稿 : 2014/11/10
閲覧 : 253
サンキュー:

3

kiar さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

泣いちゃいました。

 森絵都の小説が原作で、声優陣に俳優さんを使っていることからもいわゆるアニメファンではない一般向けに作られた作品なのかなと思いました。見ている途中までは、内容的に実写で撮った方が良いのでは、と思いましたが、あえてアニメにしたことで重くなりすぎず、とても見やすくなったのではないかと思い直しました。一番見てほしい思春期の年代の人にもアニメの方が見やすいでしょう。
 僕は、日常の大切さをありがたさをさりげないやり方で教えてくれる作品が好きなので、この話はどストライクでした。話の設定自体にしっかりと仕掛けはありますが、それはあくまでスパイスです。この話の肝は、家族や友達とただご飯を食べて、たわいのない話をすることがただ一つのかけがえのないものだということに、主人公とともに視聴者も思い知らされる形をとっていることだと思います。
 生きてることがつらい思春期の若者はぜひ見るべき作品です。
 学校のシーンでさりげなくバックにアンジェラの『手紙』がかかっているのが、すごくいい演出だと思いました。両親も含めた大人だって、いろいろ悩んでいるし、間違えたりもする。それこそ現実は「甘くて苦い」だなぁとおじさんは日々感じています。すごく心に響きました。
 主人公の男の子の声が少し甘いのが気になりましたが、同級生のどもり癖のある女の子の宮崎あおいは素晴らしい演技でした。エンディングの『青空』のカバーもすごく感動的です。昔を思い出しました。イメージ曲の『僕が僕であるために』はあまりにもそのまますぎますので、『青空』がエンディングでよかったと思います。

投稿 : 2014/10/26
閲覧 : 204
サンキュー:

3

ネタバレ

bj2みくろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

古きよき・・・・・?

えっ、これいつやった作品だっけ?
ってくらい、古めかしいです。昭和臭?
逆に言えば、古きよき王道作品・・・・かな。
ストーリーは単純明快でわかりやすい。
変なひねりとかはないので、まあ展開はよめちゃう。
登場人物も個性的で楽しい。
話は重いですが、ティーン向けと思います。

もうスレきっちゃった大人が見るとね・・・
ちょっとご都合主義感が目立つかな。
まず、主人公が生き返ってからは、いじめの描写がないのですが(一回だけ、年上の子達にカツアゲされてましたが、いじめとは違う)、
いくら主人公の雰囲気が変わったからって、いじめが止まるなんてあるでしょうか?
(場合によるけど、実際なら余計酷くなる気がする)
それで、更に友達まで出来る。
それじゃあ、そりゃあやっていけるでしょう。
友達になった子が、分け隔てをしないとてもいい子なんですが、だったら何故もっと早くに友達になってなかったの?と思う。
そしたら多分、自殺なんてしなくて良かった。
ついでに言うと、{netabare} お母さんの浮気の時期が、おばあちゃん(お母さんのお母さん)が亡くなった時期と重なるのも、なんか変。
普通はそんな気にもならないのでは。 {/netabare}

と、ちょっと引っかかったところもあるのですが、
別段不快なわけでもないし・・・・
ここは、ティーン向けなのかな、と思って素直に片付けました。

あと舞台が二子玉川なのですが、途中は二子玉川の観光案内アニメと化してました。
背景はあれ、描いてるものなのでしょうか?
スチールを加工してるようにも見えたのですが。

投稿 : 2014/10/21
閲覧 : 255
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1

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みるく さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

カラフル

人はそれぞれいろんな色を持っている。

記憶をなくし、自分でないと思う事で客観的に自身と周りを再びみてゆく。
様々な問題を抱えた、家族、友人。
それぞれの思いに触れていく中で、自分も変わっていく。

一人一人のいろんな色
自分は何色なのか?

とても、いい作品だったと私は思った。

投稿 : 2014/10/16
閲覧 : 208
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2

217 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

深い作品ですね!

最初の冒頭のところから少し重い感じわあったんですけど、何だかいいアニメでした。自分がどれだけ周りから思われているか、気づく為の試練いいと思います。わら

投稿 : 2014/08/29
閲覧 : 283
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0

sunspot29 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

二度と死ぬなよ

僕の生前の罪ってなにかな?とかの疑問は、
オチで全てふっとびました。

地味で、ふつうで、どこにでもありそうないじめられっこのお話です。
最後のわざとらしいようでそうじゃない台詞が感動的です。

カラフルで生きてください。

今時の、個性を大切にしようというような映画にも思えますが、
意味をはき違えていないカラフルに生きてという意味だと思いました。
個性をだして人に迷惑をかけるような人になっては元も子もありません。
ふつうに友達と過ごして同じ高校にいくと約束したり遊んだり、一緒に勉強したり、
ふつうでいいんだよ、というかんじです。
でもなぜ小林まことが当選し、人生のやり直しのチャンスを与えられたのかは、
よくわかりませんが、自殺した人が、そういう対象になるのかなと思いました。
自殺した人をまっさらな状態で、自分のまわりや自分を見つめ直す機会を与えて、
やり直しさせ、生きる希望を…というようなことだと思いました。
もういいだろう、二度と死ぬなよ、という言葉がすごく重く感じました。
途中で、家族もうまくまわりはじめ、いい方向にいってるのに、
別人の魂がはいっていて、もしかしたらまた死んでしまうのかな〜と思ったら
切なくもなりましたが、そうではなかったのでよかったです。
屋上でのプラプラとのやり取りが切なかったです。

作画もきれいです。
川のシーンの背景が気合いはいってます。
アッキーナが声優がうまくてびっくりしました。

投稿 : 2014/06/02
閲覧 : 1237
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3

あにすきー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

切ない。

生きていることなんだね。

投稿 : 2014/04/11
閲覧 : 280
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1

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おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

当たり前だけど人生って1度だけなんだよね。

主人公が天国?への入り口で突然「おめでとうございまーす、
人生やり直しに当選でーす」

こんなことで、ある少年(中三)に自分の命を宿し新たな
人生が始まります。(ただし、半年でそのままOR終了して
あの世へ、という判断が下されます)

主人公は今までの記憶が全て無い状況でそのような
リスタートとなります。(一応案内役が付きますが
必要最低限しか助けません)ってかおちょくる場面も。

何も分からない状態で家族とのやりとりや学校生活と
なりますが、いかんせん思春期のため周りに対して
悪態つきまくりです。

そのため、家族は(特に母親)まとまらず、学校でも
ういてしまいます。

そんな中で主人公も悩みながら日々過ごしていきます。
少しずつではありますが光も見えてきますが、
最後に待っているものは、、、、、。







ここから説教じみているのでそれでも良いという方だけ。

まず、養ってもらっている方。
親は子供を授かった段階で、自分を二の次で
生きている方が多いと思います。
うるせーな、と思うことがあってもそれは愛情の
裏返しです。
それと、大人といっても人間です。
間違ったことは言いますし、やります。
神様じゃないんですね。

ほんで今度は養ってる方、
この作品で腹立たしかったシーンが2点。
母親が主人公に追い詰められて、もう次はもたないでしょ
もう一点は食卓で母親が泣き崩れているのに無視って
おまえ、父親失格!
もっと子供といえど思いをぶちまけないと理解
されないと思います。

一応今の自分と昔の自分への戒めとして。




更に私事なので、、、、、。

もう4年ほど前ですが仕事で窮地に立たされ、
そんな中で私は日々戦ってはいましたが、家族・親族
とも私が死んだときの対応を話し合ってたそうです。
後から聞いて、「まじっすかーーーーーーー!」
自分じゃ気付かないもんですねぇ。

ということで、1度の人生かみしめていきましょう。

投稿 : 2014/04/01
閲覧 : 291
サンキュー:

13

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ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界があまりにもカラフルだからこそ、僕が僕であるために。

 パッピーエンドです、と最初にそう言ってしまう意味があり…。

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、小林真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなくてはならないのだ。真は絵画きが得意で美術部に所属し、中一で虐めを受け、自分の世界に籠り、友達はいない。やがてぼくは、真が父親を軽蔑し、兄に軽蔑されていて、母の不倫を目撃し、想いを寄せる後輩のひろかの援助交際を目撃したことが自殺の原因だとわかる。どうせ真の人生だし、好きで下界へ来たわけじゃないし、と軽く見ていたぼくは、やがて真を取り巻く人たちの欠点や美点が見えてくるようになって、人の様々な彩色の真実へと、またぼくと真の真実に気づいてゆく…。

 ストーリー序盤で、或いはあらすじで大凡の終幕展開を察する人がいるだろう。しかし私は、この作品を察して結構な物語なのではないのかと思っている。それは、自殺という題材が重くのしかかった先の、生前で罪を犯した〈ぼく〉が、或いは自殺を犯した〈真〉が「ぼくは生きてます」と言うまでの主人公の心の変化を、希望を持つ瞬間を期待させるからだ。そして「それ(ぼくが犯した罪を認識すること)」だけが本作の全てではないと確信している。察する通りなら一辺倒だな、という予測は幕切れ方では的中かもしれないが、別の意味合いで見事に裏切ってくれる。
 「おめでとうございます、抽選に当たりました!まさにラッキーソウルです!」軽薄な天使の言葉から始まる本作の日常活写には、小林真が浮動する思春期の世界が発見できる。絵描きが得意で、中一で虐めを受け、自分の世界に籠り、鬱的に嘔吐を繰り返し、美術室と家族が拠り所の中で、母親と想いを寄せていた後輩の酷な真実に遭遇し、無念もないまま自然な心持ちで睡眠薬を多重服用した。生きることなんかよりも、死ぬほうがずっと楽で魅力的に思えた。 ぼくは生前に犯した罪を解釈する為に自殺した小林真の体のホームステイし、(例えてドラえもんのもしもボックスのように)真がもし死んでいなかったらの世界を、そこでは飽くまで真の代役として体験する。そして、真が自殺を図ったという事実がもたらす出来事と、当の本人にぼくという別の人格が入ることから、変貌していく真の・周囲の人の心の、”色”。変化することで物事の角度が変わり、またそこから明かされる色の違う真実。自殺志願者へのメッセージなどではなくて、カラフルという名の日常を、飾らずに伝える。ここにあると思う。

 人生とは、気づいていそうで気づいていないことが、案外たくさんあるものだ。その気づいていない場所で、自分が誰かを救ったり傷つけたりしていることもまた、思っているよりもちょっぴり多めにあるものだ。小林真の数少ない周囲の人の、そんなことが、自殺したという事実と別人格の真(ぼく)という出来事から明るみに出る。そんなことに、ボクが気づいたとき、ぼくから涙が溢れると、プラプラが現れる。「泣いてるのか?」なぜ小林真が聞くべき言葉を(真実を)僕が聞いているんだろう。「ぼくじゃない。真の涙だ」そうして、ボクのなかにあった小林家のイメージの色合いが最初は黒一色だったのが、よく見るといろんな色が含まれていた。黒もあれば白もあり、赤も青も黄色もあって、角度を変えれば青と黄色から緑が生まれたり、明度も変わり、綺麗な色から醜い色まで、どんな色だって見えるようになる。
 感受性の鋭い少年少女を知る平凡さに悩む親世代(母親という存在)も、良心を抱くが故に察しが鈍く心情を捉えにくい陳腐な大人(父親)も、思索もせずにその機械的な学習能力で下方を見下す学生(兄)も、精神の脆さから心の移り変わりがめまぐるしい多彩な思春期の少女(ひろか)も、他人の持つ世界に憧れを持ち自分の世界を見出そうとする若人(唱子)も、非凡の孤独を身に憶えもどかしくも平凡を求める人(ぼく)も、誰もが人並みに変わっていて、傷もので、それが普通なのだ。私は普通でもいいんだと、誰もが自分の色を持っていて、誰もがその自分の彩りを表現している。だからこそ世界は限りなくカラフルで、人混みに惑わされて本当の色を自分の色が分からなくなることも時々ある。
 著者の森絵都さんや、監督の原恵一さんからのメッセージはここらへんにあったのだ。この多彩な世界。あまりにもカラフルすぎて、自分がわからなくなる世界。僕が僕であるために、私の色であるために、色に塗られて生きてゆこう。例えそれが何のためだか分からなくとも、カラフルが何より綺麗なのだ。

 小説の最終頁から先に文字がないのをみとめた時、映画館の退場ゲートを通った時、抱えているもどかしい様々な不安が和らいで解消に向かっていることを理解出来た。
 本作のイメージソングが、尾崎豊「僕が僕であるために」(カバーはmiwa)であることが、少しハマりすぎていると思うのは私だけだろうか。

映画に対する著者のコメントが好印象に載っていたので記載。
《 原監督は魔法のように〈ふとした瞬間〉を掬いとる。
友達同士のじゃれあい。他愛の無い冗談。
気になる誰かの笑顔。なにげない約束。
振り向くといつもそこにある眼差し。
この映画を観た人は、
私たちの日常がそんな〈ふとしたものたち〉に支えられ、
カラフルに彩られていることに気づくだろう。 》


以下、評価に対するメモ。
{netabare}
・BGMが盛り上げない場面で盛り上げる。
・佐野唱子役の声優・宮崎蒼さんが上手。
・キャラが背景にとけこめないシーンあり。
・声優のブレは後々良くなるところあり。{/netabare}


あらすじ、原作小説の紹介文、参考、加筆。
2013.8.4「「世界は君が思っているよりもずっとcolorfulだよ」という「意見」であると感じる」投稿。
2014.3.28「世界があまりにもカラフルだからこそ、僕が僕であるために。」更新。

投稿 : 2014/03/28
閲覧 : 745
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26

ビス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

私には微妙な作品でした。

「おめでとうございます!あなたは選ばれました!」
の場面でオチが分かってしまい。それを前提に見てしまったので。
あ~、何だかね~。としか感じなかったです。

そもそも「おめでとうございます!」で生き返ってしまう設定が受け入れがたいです。
簡単に死んで、簡単に生き返って、簡単に生を選択する。
私が歳をとってるから、違和感を覚えるのでしょうか。
中学生が見ると共感して、自殺抑止になるのかな~
自殺して生き返って人生やり直すんだ!って思わないか心配です。

投稿 : 2014/03/07
閲覧 : 257
サンキュー:

2

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 2.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

内容が素晴らしい!声優さんがイマイチのような・・

原作小説。未読。

まず、ストーリーが秀逸!文句なし!

わりとありがちな設定だが(灰羽連盟とか)これはこれでちゃんと差別化出来ていてパクリ?とはならずに観れた。

各キャラもちゃんと立っているので混同しない。

家族の思いがビンビン伝わりイイ!後半の家族団らんシーンでは泣けた。

作画もとてもイイ。川の流れの表現はまるで実写のよう!

残念なのは声優陣。ナンだか棒読みチックだったなぁ・・・
アレじゃ伝わらないよ><
宮崎あおいさんとか使ったようで(by wiki)アニメは声優使わないとダメ!上手くいった試しほとんど無い!

総評として思春期の子達、とその親に見てほしいかな。
あと家族をウザイと思っている人。

投稿 : 2014/02/16
閲覧 : 287
サンキュー:

21

くかす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 1.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

感想

過ちを犯した罪人の魂が現世に戻って修行する話。話は良かった。それはいいんだけど、声優をもっと選んでほしかった。主人公の声高すぎるし、プラプラがなぜか関西弁だし。全員が棒読みだし、下手だし、合ってない気がするし。声優をこれだけ気にしたのは初めてだった。あと主人公の友人のキャラデザはもっとなんとかならなかったのか。はっきりいって気持ち悪い。小説を先に読んだから不満が結構あった。小説の方をオススメします。

投稿 : 2014/01/29
閲覧 : 258
サンキュー:

5

ネタバレ

みみ汰 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人間が嫌いだ。

お父さんのこの言葉に胸を打たれました。
お母さんがいつ死んでしまうかも分からないハラハラ感がすごかった。

でもプルプラの声だけが妙に浮いていて・・・主人公も棒読みっちゃ棒読みなんだけど映画の雰囲気にあっているというか。

プルプラというキャラを理解するのが難しかったです。
最後のシーンで主人公が「行かないで!」って言ったのをなぜあそこまで怒るのかとか、色々謎でした。

でもいい映画。監督は女の人の弱さと醜さをよくわかっていると思った映画でした。
女の人が嫌いなのかな?

投稿 : 2013/12/10
閲覧 : 281
サンキュー:

4

ネタバレ

ヴァッハ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

つまらん

初めから最後まで全く楽しめなかった。
最後の衝撃の事実的なやつも始まって直ぐに気づくレベル。
自分には合わなかったみたいです。

投稿 : 2013/11/20
閲覧 : 285
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 1.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

人の心を彩るもの

アニメ劇場作品。約2時間。

主人公は死んでしまう。
しかし、生まれ変わり「小林真」という中学生として
もう一度人生をやり直すチャンスを与えられる。

テーマや物語の導入部分は、面白い。
ただ残念なことに、作品として
結末が読めてしまうのが残念だ。

あえてそのような作風なのかもしれないが、
2時間の長い時間の途中で飽き飽きしてしまう。
何より導入部分が山場なので、他がより薄く感じてしまう。

普段アニメを見ない層を話題性(キャスト等)で
観客を集めるタイプの映画。

有象無象に埋もれる凡作だ。
アニメ作品として演出上特別何があるわけでもないため
そういったものを期待する方にはお勧めできません。

アニメ映画を観たい。普段見ないけれど手を出して観たい。
アニメに興味を持っている。そういった方にお勧めです。

投稿 : 2013/09/21
閲覧 : 198
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自殺にしては軽いので夢物語として面白い作品。

視聴2回目。前回からだいぶ時間が経っているせいか、内容をほぼ覚えてなくて、見始めてもあまり思い出せなかった。それほど、印象が薄い。

今回、視聴してみて思ったのは、人物はリアルで良い。
ただ自殺に至る理由が小さすぎ。思い悩むかも知れないが、実行する時はもっと激しく追い詰められていたり空虚だと思うから、作品自体がリアルに思えない。
簡単に死を選ぶ人に対して、少し見方を変える事で違ってくるよ・・客観的に考えてみようよ!ってな軽い感じ。

結論。人生ちょっと嫌なことがあって、自殺してやりなおせたらいいなという幻想が実現して、やってみたら前向きないい方向へ向かった!という夢物語としてなら面白い。

投稿 : 2013/09/04
閲覧 : 379
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カラフル-Colorfulのストーリー・あらすじ

死んだはずの“ぼく”は、プラプラという天使らしき少年から“おめでとうございます。あなたは抽選に当たりました”と話しかけられる。大きな過ちを犯して死んだ魂のため輪廻のサイクルから外れてしまうはずだったが、再挑戦のチャンスが与えられたというのだ。そして、自殺したばかりの中学生“小林真”の体を借りて、自分の犯した罪を思い出すため下界で修行することに。ところが、父は偽善者で、母は不倫中、そして自分をバカにする兄とは絶縁状態という最悪の家庭環境。おまけに学校でも、友だちがひとりもいない上に、秘かに想いを寄せる後輩ひろかが援助交際をしていた事実を知ってしまうなど、まるで救いのない日々だった。そんな中、真の体に収まった“ぼく”は、真っぽくない振る舞いで周囲を困惑させてしまうのだが…。(アニメ映画『カラフル-Colorful』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2010年8月21日
公式サイト
colorful-movie.jp/index.html
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%95%E3%83%AB_%282010%E5%B9%B4%E...

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