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「少女革命ウテナ(TVアニメ動画)」

総合得点
74.4
感想・評価
519
棚に入れた
2640
ランキング
908
★★★★☆ 4.0 (519)
物語
4.0
作画
3.8
声優
4.0
音楽
4.2
キャラ
4.0

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少女革命ウテナの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

YOU0824 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ウテナに恋する

あまり指摘されないが「台」と書いて
「うてな」と読む。

「潔くカッコ良く生きて行こう」

いわゆる少女漫画然としたヒロインに
恋したのは初めてだ。
今期注目の『トモちゃんは女の子!』を
見ているとウテナを彷彿する。
そういえば『ハルヒ』のOP、振り返るシーンは
本作のOPと同じだ。
『4人はそれぞれ嘘をつく』の刺さったUFOも。
知らない所でいろんなオマージュがあるのかも。

「これ以上話をしても、あなたから何も見えない
昔の話にすがる大人には、言い訳が似合う」

「革命少女」ではなく「少女革命」なのだった。

第6話「 七実様御用心!」の突然の「はずし」に驚くが、
第31話、兄・冬芽に「(シャワーに)一緒に入るかい?」と
言われた七実の、「冗談だ」までの「間」も絶妙だった。
牛に卵、七実の逸話はほんと凄い(中二病か!)。
まさに三宅香帆の言う
「闘争、政略、陰謀、その間に挟まれるのほほん日常エピソード」
ってやつ。

①有栖川樹璃と高槻枝織
②薫幹と双子の妹・梢
の関係性にあっと息を飲む。
七実の取り巻き・茎子までスポットを当てる懐の深さ。

第10話で西園寺が去り際、託した交換日記を冬芽が
あっさり焼却炉で燃やす。
この辺から「む!」っと身構えるようになった。

第33話、助手席のウテナが急に大人びて見える。
その時「あ!」と気付いた。
浴衣のシーンがあったのだ。
もう少女ではないということ。
冬芽と西園寺が女性の表情に変わる第35話にも
思いを巡らす。

同性愛、ブラコン、シスコン、ヤンデレ、ヒモ、ショタ、
好色、嫉妬、欺瞞、怨念、憎悪、裏切り、退廃、憧憬、幻想、
傲慢、尊大、野心…
すべてが詰まっている。

 いつのまにか愛を使うことを知り
 知らず知らず恋と遊ぶ人になる
 だけど春の短さを誰も知らない
 君の笑顔は悲しいくらい大人になった
 (「いつのまにか少女は」井上陽水)

少女が女性になるという幻想…
センチメンタルは甘酸っぱいが、危険でもある。
それが女性を縛っていたりする。
既成概念や負の遺産を断ち切る勇気。
映画『チェンジリング』のようなラストがいい。
『まどマギ』『君の名は。』への繋がりを思う。

投稿 : 2024/08/27
閲覧 : 27
サンキュー:

0

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

唯一無二な薔薇と王子の物語。寺山修司×セーラームーン=少女を革命する物語。

大量にアニメは作られているが、絶対に替えのきかない独創性を持った作品がどれだけあろうか?。本作はそんな稀有な出会いと言わざるをえない。


象徴や詩的な間接的な描写を多用する作品でありながら難解さや堅苦しさより、シュールなユーモアとエモーショナルが立っている奇跡。


セーラームーンで頭角を現した、エヴァの「カオル君」のモデルになったスーパーイケメン有能監督のセルフツッコミであり、少女漫画のシンデレラ的な幻想への刃。


寺山修二の遺志を継ぐ前衛演劇から音楽や舞台感を持ってきて、少女漫画的な要素に合わせるという異端のセンス。


砂糖菓子で包まれた毒薬のような、唯一無二なキャラであるアンシー。こんな不思議で、不気味で、怖くて、それでいて哀しく切ないキャラクターは二度と現れないだろう。


サービスではなく、ギャグとしての、或いは生々しすぎて穢れた感じすらある性。


私のアニメ史上、最も驚愕!衝撃!を受けた中盤の×××な展開。人が死んだり、謎が明らかになったりするなんて緩い!。カタストロフとはこういうことだ!。


王子幻想の成れ果てである実に意味深い最高なラスボス。そして最もざまぁ!と言いたくなる最高のラスト。


山田玲司先生の解説は必見!。

投稿 : 2024/07/25
閲覧 : 864
サンキュー:

18

雑食大魔王 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

前衛的な名作

ちょっと変わったアニメを見たい人におすすめ。評価項目にないけれど、演出は素晴らしかった。少し抽象度の高い話だが、戯曲や不条理劇のようなものとして意図されている面があるように思う。

投稿 : 2024/07/24
閲覧 : 38
サンキュー:

1

ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

少女アニメのような抽象的な何か

少女向けアニメってあまり見ないのでよくわからないけれど微妙に聞くタイトルの作品だとは思っていた。視聴してみると実際火のないところに煙は立たないというか、予想以上のユニークな力作で驚かされた。

演出や話の筋は随所で非常に独創的だが、ベースにあるのはセーラームーンなどの変身して闘う少女漫画であり、変化球ではあれそのエンターテイメントとしての形式は十二分に保たれている。

ストーリーをざっくり説明すると、容姿端麗でスポーツにも優れ学園の人気者であるウテナが、「世界の果て」の揺り動かす「薔薇の花嫁アンシー」と「世界を革命する力」を巡った決闘に巻き込まれていく、というもの。

全39話で大きく3部にわかれる。個々の思惑から世界を革命する力を求める生徒会執行部メンバー、中盤登場する学園理事長代理が中心となるキャラクターであり彼らの中の一人にスポットライトがあたり、1-3話で完結する形で物語は進行する。各部で登場人物をだいたい一周するので3部で計3週する形で、それに総集編的な回やネタ回が挿入される形である。

劇をモチーフにしているということもあり、繰り返される変身シーン、反復される状況と口上ゆえに、形式的な趣が強く感じられる。

脚本はどこか冷めているように見える。基本的には各章で一人の人物にスポットが当てられ、その問題が暴かれ、話が進行するのだが、基本的に問題が決闘によって本当に解決されるということはない。ただ少しづつ状況が成り行きで変化していくだけ。この手の作品にありがちなように主人公が彼らの問題に深入りしたり、説得したり影響を与えるということはほとんどない。彼らはただ物語に用意された宿命に従って順序正しく問題を起こし、そして決闘の場へと向かうのである。

序盤中盤までは比較的普通に児童アニメらしく進行していくが、特に終盤は物語の進行はかなり曖昧で詩的になり、果たしてターゲット層が話の筋をまともに理解できたのかは謎である。

単体の話としては7話の樹璃の話が好きだった。{netabare}奇跡の存在を否定する彼女が他の決闘とはいささか異なる宿命的な敗北をする様はあまりに美しくアイロニーを誘う。{/netabare}
終盤はもう少しアンシーの存在感をもう少しあらかじめ強調しておいたほうが良かったような気はするが久々にアニメで熱い想いを感じさせられた。{netabare}最後は当然ウテナの革命的で華麗なる勝利で終わるものとばかり思っていたため、あのような(良い意味で)微妙な終わり方をしてくるのは驚かされた。このアニメスタッフは本気なんだなと思った。あれを見るに各章の円満解決せず、誰も大して成長しないような描き方もやっぱりわざとやっているのだろう。{/netabare}

この時代のアニメの演出の流れを知らないけれど、演出面は素朴な味を残しながら芸術的で僕好みだった。

少女向け風の空とぼけたあどけなさと、やたらと重く宿命的で象徴的な匂いのミスマッチがどこか不思議な作品だと思う。

それにしても最終部で各話で理事長だかが車の上で上半身裸でセクシーポーズドヤ顔で決めるのは毎回笑ってしまうからやめてほしかった。

----
2週目でざっくり本筋の回だけ回ったので再度感想
一度目で感動した箇所ではあまり心は揺れなかったのだが見ながら考えていたことを述べる。

{netabare}
* 世界の果ての昭夫
昭夫が「世界の果て」であるとはどういうことか。

一つには昭夫が大人、それもカッコいい大人であり、それが青少年にとっての未来の自分の姿の指標であり、目標になるということ。
昭夫のモチーフとしてスポーツカーを乗り回す姿がこれでもかと登場するが、そこに大人としてのカッコよさが表現される。
青少年にとっての憧れであり、未来の自分がこうあれたらという目標。それは遠くにあり、希望であると同時に、掴んでしまえば、もはやその先に何があるのか何を目指せば良いのかわからない、他に何を目標にしたら良いかわからないという意味で「世界の果て」なのだ。
「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らが雛で、卵は世界だ。」と繰り返し述べられる。現代を生きる若者は過去の人々、つまり大人たちの背中に憧れながらも、それと戦い、追い越し、打ち勝たなければいけないという義務感を背負っている。
幼少の目標=「世界の果て」というメタファーはウテナの幼少期の王子様への憧れにもぴたりと当てはまる。ウテナは王子様の真似をして振る舞うという意味で、昭夫を見果てぬ目標として振る舞っているのだし、王子様に再会することを目標に強くけだかく生きているウテナにとって昭夫との再会はそれが得られたら物語が終わってしまうような目標/世界の果てなのだ。古典的な童話において、お姫様は王子様と結婚することで終わる。

もう一つにはパートナーの男性が女性にとっての世界の果て(限界)になってしまうということ。魅力的な男性と恋愛をし、結婚することが女性の目標であるという価値観は徐々に薄れつつあるとはいえ、今も残る現実である。「最も魅力的な男性のパートナーを得ること」が女性にとっての世界の果てであるという虚しい事実を述べているとも言えるし、女性にとって、パートナーの男性が家父長であるとき、パートナーの男性の意思が従わなければいけないルールとして世界の果てを定義しているとも言える。どれだけ優れたパートナーだとしてもそれに従い、腕の中で愚かに笑っているのが定めだというのは少し寂しい。女性性のアイロニーについては随所でテーマとなっている。

あるいは、大人として、完成しきり、もはや成長せず変化してしまうこと、それが「世界の果て」であるとも言える。ここで「世界」とは自分のことであり、自分にとっての限界が世界にとっての限界だと言うことだ。
昭夫は薔薇の門を開こうとするが、ウテナが同じことをやるときには、その奥の棺の戸を開けるなと言う。歳を取らないことなど含め、昭夫は現状肯定と諦観の象徴である。それはもう自分の限界を見限り、変化を恐れ、成長を止めてしまった男の姿である。
「世界を革命する」とは自分を変えることである。
34話の劇中劇において、「世界の光」(=永遠のもの、かがやくもの、奇跡、世界を革命する力)は本当は外ではなく、王子の内側にあったのだと言われる。昭夫は最終話でも世界を革命する力を自分の外に求め、ウテナの剣を奪い、それを使おうとするがうまくいかない。一方でウテナは剣などなくとも薔薇の門を開くことができた。現状を打破する奇跡の由来を自己変容の力に求めることが

ヴィトゲンシュタインが「語り得ぬものには沈黙するしかない」、「私の言語の限界は、私の世界の限界を意味する」と言うような哲学的な意味での世界の果て。つまり世界の果てとは語り得ることの限界、神秘の一歩手前。人は古来より至上の善、至福、絶対、永遠といったものを求めてきたが決してそれに辿り着かなかった。何をなしても、何を得ても人には欲望が残り、人は決して満たされない存在だった。トマスアクィナスはいくら求めても満たされぬものとして人間を「途上にある者」と呼んだ。我々がそれをどれだけ求めるにしても、客観的な意味においては「世界の光」(=永遠のもの、かがやくもの、奇跡、世界を革命する力)なんてものはどこにも存在しない。そして童話の世界における至福の象徴であるような「世界の光」そのものの完全無欠の神様みたいな王子様も存在しない。
いるのはただ、王子様になりきれず、弱り、諦観しハイスペックでエゴイストな理事長という立場に落ち着いた「世界の果て」と、王子様ごっこを続けるウテナであり、結局どちらも絶対の世界の光には届かない「途上にある者」なのである。


* ひっくり返ったお城
決闘場の上にあるひっくり返ったお城は象徴的だ。
これには「童話の倒置」というものの象徴だと解釈をすることができるだろう。
王子様といった語彙や各話冒頭の演出など童話のモチーフが随所に見られる一方で、「白馬の王子が悪役であること」、「女性が剣を取る主人公であること」、といった点で童話の枠組みを転倒させようとしている。

{/netabare}

投稿 : 2024/07/16
閲覧 : 398
サンキュー:

3

ネタバレ

かがみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

所有から関係性へ

『新世紀エヴァンゲリオン』の社会現象化に伴い発生した第三次アニメブームからは同作への返歌的な多くの作品が生み出された。それは同時に戦後日本的な「大きな物語」の失墜に伴う社会の「引きこもり/心理主義化」といういわゆる「95年問題」に対するサブカルチャーの一つの回答でもあった。そのうちの一つに数えられる『機動戦艦ナデシコ』は「95年問題」に対する回答としてTV版エヴァが提示した母性的承認(おめでとう)をより一層強化した形で提示した。これに対して本作は「95年問題」に対して良いr直接的な形で対峙する。同作の主題は「大きな物語」を基準としない別の仕方での「成熟」は可能かという問いである。そして同作は同性愛的な感情でつながる2人の少女に象徴される二者間関係を成熟のかたちとして提示する。これはいわば「所有」の対幻想から「関係」の対幻想への転換である。こうした意味で本作は「小さな物語」同士の「関係」を記述していくゼロ年代的な想像力の先駆けともいえる作品であった。

投稿 : 2023/11/28
閲覧 : 104
サンキュー:

1

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

絶対運命黙示録

この作品とにかく決闘シーンで流れる「絶対運命黙示録」の曲のインパクトが絶大でした。
それと演出に関してもかなり独創的でこの辺りは他の作品ではあまり見られない物でしたが、
ただ実を言うと本作の内容に関してあまり掴めてないのだけど、
それでも本作独特の雰囲気的な物だけで何となく楽しめました。

【評価】

75点・3B級

投稿 : 2023/01/18
閲覧 : 123
サンキュー:

0

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界を革命する力を!

この作品のは、とにかく良作ですね。
まず世界感が凄く面白いです。
戦闘シーンは少し短い気はしますが、その短い時間に戦闘の全てが詰まっている感じがします。

ウテナの決めゼリフである「世界を革命する力を!」ってセリフを初め、バラの花嫁や決闘、エンゲージリング、世界の果て、などの言葉も耳や頭に残りやすくて、生徒会の「卵の殻をの」掛け合いも印象的で毎回の様に流れるのですが、声優さんの技量なのか演出の上手さなのか何度聞いても飽きない。

そして、音楽。
OPは爽快感ある曲で始まりを思わせる曲であり何度聞いても良い曲ですね。
更に、劇中歌でもある「絶対運命黙示録」は1度聞いたら頭から離れないですね。
この曲が流れてウテナが螺旋階段を駆け上がる姿を見ると、今から決闘が始まるのだと気持ちが引き締まります。

こちらは昔、私がカラオケで1度歌ったら友達がかなり気に入ったらしく一緒に歌ったりしましたw
結構人を引きつける印象的な音程の歌詞が凄く素敵で、本来は私も普段は絶対に好まない様な曲なんですが、少女革命ウテナの曲は別格で私も好きな曲はかなり多いです。

そして何より、少女革命ウテナに使われた曲は全て「少女革命ウテナ」って感じがする曲ばかりで、少女革命ウテナと言えばこの曲、この曲と言えばウテナ、ってくらいにウテナ感の強い曲です。



次にキャラクター

キャラクターは女の子の視聴者を標的にデザインされてます。
少し今みたら古い時代のイケメン達かな?
この時代に流行ったであろうデザインで描かれていて、女の子もカッコ良く描かれてる印象がありますね。

実は私はアニメを見始めたのは中学三年生からで、少女革命ウテナの時代の作品を知りません。
1997年……どんなアニメが他にしてたかは知りません。

けど、この時代、女の子が凛々しく剣を持ち戦うアニメって新鮮だったんじゃないかな?
で、魅力的なキャラクターの多い少女革命ウテナで一番凄いキャラが、主人公の天上ウテナです。


何が凄いって、彼女の持つ2面生。
つまりギャップが取り入れられてます。

ウテナはカッコイイ女の子です。
戦いは凛々しいし制服姿がよく似合う。
しかし、彼女は女の子です。
男性に少しドキッとされる表情とか仕草は可愛いくてカッコイイウテナとは違う可愛いウテナも見せてくれる。
王子様に憧れ1面と周りから王子様であるように扱われるウテナと、お姫様でありたい女の子のウテナ、この2面生が凄く素敵で可愛さとカッコ良さを秘めた主人公で、視聴者に感情移入してもらうよりも、憧れてもらう為の主人公ってイメージがしましたね。



物語

物語に欠かせないポイントは大きく2点。
沢山ありますが長くなるので印象的なポイントを2点紹介すると。

1つは、小ネタ回
少女革命ウテナはバラの花嫁を奪う決闘をするアニメです。
しかし、毎週決闘となると視聴者も疲れてしまうし飽きが来てしまうかもしれない。

そこで挟んでくるのは小ネタ回。
ネタの様な話とか穏やかな話。
決定の前段階の準備話などありますが、大まかに説明すると決闘がないエピソードです。
箸休め的なエピソードで、なんでそうなった的なエピソードとかネタのような物語をぶち込んで来ます。
ナナミ絡みが多い印象かな?
けど、普段の少女革命ウテナとは少し違う印象を与えてくれる不思議なエピソード達であり箸休め的なエピソードです。


2つ目は影絵の少女たち

「かしらかしらご存じかしら?」から始まる影絵の少女達の会話。
彼女達は「噂話」を囁きます。
現実問題、噂話ってどこから広がりますか?

誰かと誰がが付き合っている、誰かの噂話、都市伝説、などは、どこから流れてくるのでしょうか?
答えは…………解らない。
誰が広めたのか……不思議です。

少女革命ウテナの世界も同じで噂話はどこから広がるのか解らない。
誰が呟き、囁くのか解らない。
そんな人達を、影と言う手法で取り入れています。

彼女達が広めてるような噂話もあれば彼女達も初めて聞いたように話すシーンもあり影絵の少女たちは印象的で。誰が流し 広めてるかが解らないように影を使っている。

そして、影絵の少女たちに会話をさせる事で、ウテナの学園で、何が起きようとしてるのか、何が起きているのか、彼女達の会話で説明されたり物語のヒントがあったりするのがやはり面白い世界感の見せ方だと感じました。


作品について。

誰もが憧れた王子様やお姫様。
そうした女の子が子供の頃に夢を見るような事に少女革命ウテナは寄り添っている気がします。
ただ、女の子向けの印象はかなり強いけど男の子も楽しめると思います。
決闘シーンもあればネタ的なエピソードもあるし素敵な作品です。
それに知ってる人が男性の人でも居て面白かったと話してました。

少女革命ウテナは名作らしいのですが……私の周りでは話せる人が1人しかいないくらいで……私自身も少女革命ウテナは知らないけど、「少女革命」って言葉だけが頭の隅にあって、今から数年前に見て1発でおもしろさが解りました。

私は「輪るピングドラム」ってアニメを見たけど、ピングドラムを見ようとした1番の理由は、この作品だったりするし、私が少女革命ウテナを見て受けた衝撃はかなり大きかったのだと思います。

後、この独特な世界観がやっぱり面白いです。
人を選ぶ作品なのは間違いないと思うけど刺さる人にはトコトン刺さる作品かな?と思います。

投稿 : 2022/11/07
閲覧 : 426
サンキュー:

13

ネタバレ

御宅忍者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

絶対運命黙示録

名作です。世界観は勿論、脚本と演出が素晴らしい。最終話のウテナが「王子様になるんだ」というセリフと共に崩れていく城の演出に鳥肌が立った。
暁生に対して最後まで王子様(ディオス)としての存在がチラついているが、それを払拭するあのセリフに感動した。また、王子様ではなくお姫様になったウテナのIFストーリーの空気感も良かった。

投稿 : 2022/09/08
閲覧 : 441
サンキュー:

2

OK! さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

2022/05/16 終了

投稿 : 2022/05/16
閲覧 : 254
サンキュー:

0

ネタバレ

ソース さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:----

今作での革命とは?

・ 幾原邦彦監督の感性,演出力の暴力 革新的
・ギャグ回などを使いキャラを上手く生かしていた印象
・中盤あたりの話の流れがワンパターンで退屈に感じたときも少々
・33話初見時の衝撃は忘れられない

{netabare} 革命って...少女(アンシー)を革命するってことか!? ウテナによってアンシーが革命されたんか!?

アンシーが外の世界に歩み出すラストが非常に感慨深い。{/netabare}

投稿 : 2022/03/17
閲覧 : 222
サンキュー:

4

ネタバレ

もも さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

名作

世界を革命するの力を〜  
名作の中で有名な台詞だった。
曲はとてもいい!特に「絶対運命黙示録」。
そう言えば、30話ほど階段を登るのに、いきなりエレベーターがあると言われることは人に笑えさせるのだな!

投稿 : 2021/08/28
閲覧 : 323
サンキュー:

1

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

演出と作画の「センス」は他作品と次元が違う。

アヴァンギャルドという言葉を使ったのは「ルパン三世 峰不二子という女」でのことだが、まさにアヴァンギャルドの元祖と言えば「ウテナ」であろう。

監督の幾原邦彦さんのセンスというセンスがずば抜けている。

少女漫画的でありながら、少女漫画の枠を超えて訴えかけてくるテーマが毎回素晴らしい。

少女漫画の脱構築作品ともいえる。

美術大学時代、美大の女子はほぼこの作品に影響を受けまくっていたのを覚えている。

投稿 : 2021/01/21
閲覧 : 995
サンキュー:

14

ネタバレ

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

かしらかしら、ご存じかしら?

“世界の果て”をご存じかしら?

かつて、そして今も。
我々は、社会というインキュベーターの中で、自己幻想という決して孵らぬ“卵”を抱き、共同幻想という“ごっこ遊び”に興じる存在である。

そう、この作品は、資本主義社会に護られながら、反体制だ、反商業主義だと声高に叫び、シレッと社会の中で安寧を享受してきた世代への強烈なアンチテーゼとして、いやいや、ファッションとしてのアングラ演劇として観るのが良さそうだ。
全共闘世代のバイブルであった“共同幻想論”が、自分たちの拠り所である思想信条、その自己矛盾に気付く契機を与えたという皮肉にニヤリとするのである。

彼らは今も、“世界の果て”で“世界を革命”することを独り夢想し続けるのである。

実を言えば、完走するのに相当な忍耐を必要とした作品であった。
しかし後半、それもラスト10話の展開は中々である。

そこでは、メインキャラの面々それぞれの心が解放されててゆく様が描かれてゆき、それまでの苦労が報われたように感じられる展開が上手い。
そして、“ウテナ”と“アンシー”の関係性が明らかとなる時、我々は、感動のフィナーレを目撃し、主人公に対して新たな、そして今日的な意味でのシンパシーを感じることになるだろう。

以下が、この物語の核心であると信じる。

{netabare}バイセクシャルと言う“対幻想”の矛盾に生きる“ウテナ”の生き様を見よ。
家族・友人・恋人といった一対一の関係、“吉本隆明”的に言うなら性的な交渉(性交渉ではない)である“対幻想”こそが“薔薇の刻印”という秘密結社、すなわち“共同幻想”からの脱却を意味するのである。
ウテナを貫くアンシーの剣が一対多(この場合は、ウテナとアキオ、アンシー)の幻想に決着をつける結末に痺れる。{/netabare}

正に“絶対運命黙示録”である。

投稿 : 2020/07/30
閲覧 : 352
サンキュー:

12

ネタバレ

シン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

よくわからないけど見てしまう!

最後まで見ても何が何だかよくわからなかったけれど、全話見てしまいました。

私は世界観の説明が無いまま進むのは正直苦手で、薔薇の花嫁???世界の果て???よく分からないなぁとモヤモヤ。おまけに西園寺先輩や冬芽様の言動に身体がムズムズ…
そして最大の衝撃は黙示録の歌!
なんだこれーって感じでしたが、これが逆にくせになってしまいました。気がつけば最後まで見てしまいスタッフさんの術中に転がされた気分です。

特に生徒会メンバーの会話のシーンが好き。なぜか側で野球部やら何やら色々行われている中繰り広げられる高尚?な会話。たまに笑えるところもあったり
あと、あきおさんと冬瓜さまと西園寺先輩の写真撮影はすごいやらおかしいやらで直視できませんでした笑


感動したところは終盤、ずっとロボットのようだったアンシーがウテナに思いをぶつけるところ。本当に二人の絆が結ばれたと感じたシーンでした。最後二人は再会できたのか…

あれこれ書いてしまったけど奇抜な演出もすごく面白かったし、音楽も素敵でした。夕方放送だったのがびっくりですが、子供を含め色んな人に見てもらいたいな。
スマホと比べたらこっちのほうが絶対害ないと思います!

投稿 : 2020/07/28
閲覧 : 294
サンキュー:

4

おにぎり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

好きではない

個人的にはまず絵が嫌いです。面白いって言われたから見たけれど、男子細すぎはだけすぎ。こういうアニメは避けてるんですけど内容云々よりも鳥肌が立つくらい嫌いな絵です。
話は腐女子が好きそうな感じの話でした。
声優もそれほどマッチしてない。
私は他の人と違いまして申し訳ないですけど受け付けられないアニメでした。

投稿 : 2020/01/27
閲覧 : 275
サンキュー:

1

をぎ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人生の中で一番好きなアニメ

幼少期に夜テレビでやっていました。
覚えていたのは女の子が王子になると言ってたことと、螺旋階段で流れていた独特な曲。
妙に印象に残っていたのでその後物心ついた頃にビデオを借りて見てみたら、ハイセンスとシュールな演出で当時は珍しかったであろう話の内容。
見事にはまってしまいました。
それから幾原監督のファンです。
色々なアニメをみましたが、あの世界観は唯一無二かと思います。
別作品で申し訳ないですがセーラームーンも大好きで、セーラームーンのある話を見ていたらなんか演出がウテナっぽいなと思う部分があり、エンドロールを見ていたら幾原監督の名前があり驚いたことがあります。見てわかるほど幾原監督の演出はシュールで独特です。そこがいい。

投稿 : 2019/12/30
閲覧 : 203
サンキュー:

1

カヲル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

隠れた名作

今はもう有名な作品ですが、かつては本当に隠れた名作だったアニメ
前衛的という言葉がよく合うアニメです
アニメが好きならば、必ず見なければならない作品でしょうね

投稿 : 2019/12/07
閲覧 : 231
サンキュー:

2

既読です。 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

イクニワールド。

「さらざんまい」から気になって

「ユリ熊嵐」、「ピンドラ」と観てますが

どうもこの人

性的倒錯や関係性の破綻を
ぶっこむ傾向があるようです。

ストーリーの大枠はあるのでしょうが
思いついたようにそれらをぶっこむから
後で話の整合性が取れなくなり
あれは何だったの?
最終的には何が言いたいの?

ってなりました。

アニメで非普遍を語ると
結果として監督や脚本家の
「癖」しか印象に残らないですね。

投稿 : 2019/10/03
閲覧 : 291
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1

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

初見で切ったことを後に後悔… ぶっ飛んだ名作&迷作

幾原邦彦監督のデビュー作だか出世作だかですね。

最初に絵を見た時、「なんだ、少女漫画か? うーん、パス」と敬遠してしまいました。そして、すぐに後悔しました。

たまたまちらっとみた時、えも言えぬ黒い紙芝居、胸から剣を取り出したり、逆さの城が浮かんでいたり、というインパクト抜群のとんでもない演出の嵐に一気に引きこまれました。
以後は最終回まで欠かさず見ました。
男装のウテナにお姫様なのに褐色肌のアンシーと、ヒロイン二人の造形も魅力的でしたね。
敵の男達も何とも妙で、間抜けで面白かったです。
内容としてはとにかくなんというかもう形状し難い、凄い作品でした。

投稿 : 2019/05/02
閲覧 : 422
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5

nemuri さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

終盤で一気に話が進んで、途中までが意味わからなかった分、一気に引き込まれた。最後は感動しました、好きです。

投稿 : 2019/03/04
閲覧 : 314
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1

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狗が身 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:途中で断念した

断念した感想。

正直なところ、七実メイン回のようなシュールコメディとして観たかった。
王子を取り巻く設定、あんまり面白くないというか、中途半端なんだよな。

これだけ摩訶不思議で奇天烈な世界観でありながら、決闘が細剣で戦ってバラを散らせた方が負けっていうのは、絵的にショボすぎやしないだろうか…。
どうせやるなら、もっと派手な能力バトルでもいい気がする。(ウテナという作品に必要かどうかはともかくとして)

バトル面を除いたファンタジー要素だけでも、アンシーや王子様の設定でのドラマはそのまま出来たと思う。
このバトルに割いてる時間をそのままドラマに注いで欲しかった。黒薔薇編以降で特にそう強く感じた。

キャラもネタも面白いんだけど無駄に感じる要素が多くて、途中で観る気を無くしてしまった。
残念ながら、視聴断念で。

投稿 : 2019/01/13
閲覧 : 333
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4

おかんぬりちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ウテナが良い

ウテナは芯のある女の子キリっとした様はまさに王子様。
中性的な魅力があり、今でも大好きなキャラです❤️
戦い中に流れる音楽も最高です。

投稿 : 2018/12/22
閲覧 : 224
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ネタバレ

うるかり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

樹璃さんいい……

西園寺が好き。
しばらく見ないなーと思ってたらまた出始めたけどちょっとどうかしてしまった西園寺が不憫可愛くて好き。

♯7
{netabare}過去樹璃さんと枝織と少年のあのカット最高だよね……
~ {/netabare}

投稿 : 2018/12/13
閲覧 : 232
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1

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

不思議な世界観溢れる作品

自分ではいまいち、作品の内容が理解できなかったところ、しっかり考察されたサイトがあったので、載せる。https://www.saiusaruzzz.com/entry/2018/02/09/084631

王子様に憧れるあまり自身が王子になろうとするウテナを主人公とした話。
微百合。冬芽の妹七実は完全にギャグキャラでネタを提供してくれる。付きまとってる男3人組も笑える。決闘前に出てくる紙芝居はこの作品を特徴づけている。

OPの輪舞レボリューションの前奏が好き。EDは2つあるが、後のバーチャルスター発生学のほうが少女革命らしくてよい。絶対運命黙示録は決闘の前に必ず流れるけども、あのリズムは頭から離れない。

{netabare}
クール毎に区切りがあって最初はシンプルな決闘。申し込まれての決闘が主。そこで天上ウテナは生徒会の西園寺莢一に勝って薔薇の花嫁である姫宮アンシーとエンゲージ。続けて有栖川、幹、冬芽とも決闘。

次は机がたくさん置いてあり、決着がつくと机が四方に集まる。恨みを抱えた人がかつて根室教授と呼ばれていた御影草時の元へ相談に行き、決闘することに。

最後は車が周囲を走り、決闘に関わる人が乗っている。理事長が世界の果てを見せてからのバトル。最後は迫真の演技だった。
{/netabare}

本当に難解で適当に見てると、登場人物の動きの意味と話の内容が理解できない。とは言え、ちゃんと見ていても理解できない。

投稿 : 2018/11/18
閲覧 : 255
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2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

王子様からお姫様が自立する話?

一言でいえば、「女性は男性に守られなくても生きていける」と主張したアニメですかね?

でも、この作品から10年以上経過し、そろそろ気の強い女性を描くことに新鮮味がなくなってきたと思います。だから、ウテナの逆(男の子が女の子になる)をやるべき時が来たと思うのです。これが達成されないと真の意味での「男女平等」は成立しません。

キャラクターデザインや作画は、一見派手に見えますが、歌詞の通り、「砂漠」のようです。セーラームーンのような華麗さはありません。だから評価下げます。

2018/9/28追記
アンシーと暁生は相互依存関係であることが途中の演劇で示されている。
ウテナは後半で次第に「お姫様」にされそうになっていることが分かる。
最終回でウテナは泣いているがBGMは非常に前向きに感じる曲調だと思う。まさに「世界が革命されている」ことを示すかのようだ。

世界は革命されたのか?ウテナが王子になったら王子-姫の構造は維持されてしまう。その構造自体が崩壊したから革命されたといえるだろう。

投稿 : 2018/09/28
閲覧 : 379
ネタバレ

月野せいら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

間違いなく名作中の名作!!!

名作であるということと、レズアニメの金字塔という噂に興味をもって、高校生の時に一周して、見終わった時の感想は「え?どゆこと??」ポカーーーンであった。
全体を通して一話一話面白く観れたし、演出も風変わりだなと思った。
しかし、一番納得いかなかったのは物語のラストである。正直「これのどこがレズアニメなん??友情の話でもないし・・・何が言いたいかも分からん!!」と大混乱であった。
しかし、謎の演出も、意味深なセリフも、ただの思わせぶりではなく、必ずその裏に製作者の意図があるということだけは強く感じた。あまりにも迷いなく、無茶苦茶な展開で、ただの悪ふざけではこんな謎展開考えるのが逆に難しいと思ったからだ。
製作者の意図が分からぬまま月日は過ぎ、幾年ぶりに2週目をした。途中さまざまな考察サイト様にお世話になりながら、これが100%正解だと思える考察はなかったが、沢山のヒントを頂いた。

そして迎えた2度目のラスト
「こういうことだったのか・・・」と、その圧巻のラストに言葉を失った。作品全体の構造とテーマを掴めてこそその真価が分かる、恋とか友情とか愛とかそういう言葉だけでは言い尽くせない、誰もが直面する普遍的なテーマが、ある意味、今までにない手法で表現されている。
単にポージングやデザインの話ではなく、その構造こそが革新的なのだ。

よくこれをアニメで表現したな、いや、アニメだからこそ、ここまでできた!そう思わざるを得ない。

投稿 : 2018/07/21
閲覧 : 355
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3

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kabaj31 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

タイトルなし

黒薔薇編(14〜23話)が良かった。
あのまま話がもっと掘り下げられていくのかと思ったら、
あれはあれで終わりだったのね。

あの矢印ピコンピコンは結局なんだったんだろう。
あと、ストップウォッチも結局なんだったんだろう。
踏切もなんだったんだ結局。

まァともかく、面白いアニメでした。

投稿 : 2018/06/17
閲覧 : 259
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退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

最初はまあまあ見れた

中盤から同じ繰り返しの闘技場パターンで飽きてくる

終盤になってなんか理解できるもののBADEND

内容もけっこうドロドロ気味で嫌気もさす

日常的なドロドロ会話もかなりてんこ盛り

感動もいまいち

当事はこの内容でもいけてたのだろうけど

今じゃかなりだめぽい

ベルバラのほうがかなり優秀だと思う

暇な時にどうぞ

投稿 : 2018/06/15
閲覧 : 265

ひうぜき さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界を革命する力を!

「鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。 卵は世界だ。」- ヘルマン・ヘッセ
たぶん、このアニメのテーマは 二項対立 と 一元論 と その他かな
あと薔薇、ユング、インド思想、西洋思想、東洋思想がアレゴリーになってる
アレゴリーという品種名の薔薇がある、品種名の由来は薔薇物語から

投稿 : 2018/06/10
閲覧 : 439
サンキュー:

1

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

おもしろい!

無駄な努力はすべきではない!
意味が分からねえのは本作の「レヴェル」が高すぎるからだ!
私には一生この作品の崇高さは理解できないだろう!
まさに涙ながらの殺人タックル!
あ~人生不可解なり!
断念!

投稿 : 2018/06/01
閲覧 : 229
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少女革命ウテナのストーリー・あらすじ

天上ウテナは、幼い頃自分を助けてくれた王子様に憧れる少女である。だが、彼女は、いわゆる王子様がいつか迎えに来てくれるのを待つお姫さまではない。王子様本人に憧れるあまり、自分が王子様になりたいという願望を持つようになった少女だったのだ。鳳学園に入学したウテナは、そこで「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女、姫宮アンシーと、天上ウテナが王子様から貰ったのと同じ指輪「薔薇の刻印」を持つ生徒会役員達(デュエリスト)に出会う。彼らは、「世界の果て」という謎の人物からの手紙に従い、「薔薇の花嫁」を賭けて決闘を繰り返していた。薔薇の花嫁とエンゲージしたものに与えられるという、「永遠」に至る「世界を革命する力」を得るために…。そして、ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれていくのだった。(TVアニメ動画『少女革命ウテナ』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1997年春アニメ
制作会社
J.C.STAFF
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%A5%B3%E9%9D%A9%E5%91%BD%E3%82%A6%E3%83%86%...
主題歌
≪OP≫奥井雅美『輪舞-revolution』≪ED≫裕未瑠華『truth』

声優・キャラクター

川上とも子、渕崎ゆり子、子安武人、草尾毅、三石琴乃、久川綾、西原久美子、緑川光、川村万梨阿、小杉十郎太

スタッフ

原作:ビーパパス、原案:幾原邦彦、原案・漫画:さいとうちほ(掲載:小学館ちゃお)、 監督:幾原邦彦、企画:ビーパパス、シリーズ構成:榎戸洋司、監督補佐:金子伸吾/高橋亭、キャラクターデザイン:長谷川眞也、コンセプトデザイン:長濱博史、作画監督:林明美/たけのうちのぶゆき/長谷川眞也、美術監督:小林七郎、撮影監督:中條豊光、音響監督:田中英行、音楽:光宗信吉、合唱オリジナル楽曲:J.A.シーザー、企画協力:SOFTX、プランニング:小黒祐一郎、プロデューサー:小林敦子/池田慎一

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