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「ロミオの青い空(TVアニメ動画)」

総合得点
76.5
感想・評価
253
棚に入れた
1386
ランキング
703
★★★★☆ 4.0 (253)
物語
4.3
作画
3.8
声優
3.9
音楽
4.1
キャラ
4.1

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ロミオの青い空の感想・評価はどうでしたか?

ポリゴン@Radio さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

昔は大変だったんだなぁ。。。

昔は大変だったんだなぁ。。。
とんでもない仕事をしている子どもたち。。大変な時代。

投稿 : 2023/08/21
閲覧 : 68
サンキュー:

1

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

名作劇場屈指の名作

名作劇場21作目。 全33話。
11歳の少年ロミオが、人身売買で煙突掃除夫として虐げられながらも、親友アルフレドたちとの友情で気高く逞しく生きていく。
※作品データベース様より転載

【良い点】
逆境に虐げられる系の名劇の中では、善意と悪意のバランスが絶妙。適度にシリアス適度にポジティブで非常に見やすい。
苦しい展開や理不尽も無為に長引かせず、テンポ良く好転させてくれるため、シリアスな割に気分良く視聴できる。
例えば12話で卑劣息子の姦計で理不尽に追い詰められるも、14話で早くも逆転勝利し親方が味方に付いて待遇改善するなど。
この点は、延々理不尽続きで辟易しがちな名劇が多い中、本作は白眉。
序盤から要所で波乱万丈で終始飽きさせず、全33話過不足無く全体的にテンポが良い。
29話がクライマックスだけど以降も神回続きで綺麗に完結。無駄回が1話も無く完成度が高い。
また、要所で格調高いナレーションもドラマ性を高めている。

親友アルフレドや黒い兄弟たちとの友情の尊さは圧倒的。高潔さと勇気と優しさが、困難をポジティブに変えていく。
最初敵対する狼団との昨日の敵は…な少年漫画的王道も燃える。
作画も綺麗で、楽曲も主題歌「空へ…」がテーマ完璧に捉えた名曲など素晴らしい。(翼で自由に飛びたい、は重要テーマ)
また原作の邦題「黒い兄弟」に対する「ロミオの青い空」なアニメタイトルも秀逸。タイトルがメインテーマを表現している事が分かる。

登場人物を底の浅い聖人と悪人に峻別するのではなく、深みのある人間的な描かれ方をしている。
極悪人な死神ルイニ(次元大介にそっくり)が只者じゃない強者感あったり、ロミオに溺死の危機救われても最終話まで改心しなかった、
けれど「ロミオは死神の心の中で何かがほんの少しだけ動いたと感じた」(6話)
悪党は安易に改心はしない、けれどロミオとアルフレドの高潔さは決して無駄ではない事が、全編を通して訴えかけられている。
ロミオを徹底的に冷遇したおかみさんも、実の息子や預かっている娘アンジェレッタは心から愛していたり、
終盤、親友を亡くし失意に沈むロミオを労わる態度を見せる。最終話では別れに際し涙を見せる…
アンジェレッタを金蔓と見ている卑しさと、情が移って慈しむ優しさ、一人の人間として矛盾していない。
唯一、親方の息子アンゼルモだけは変わらなかったのもリアル。最後までアンゼルモを許し歩み寄ったロミオの気高さが際立つ。
確かにアンゼルモが改心した方が物語として美しいけれど、安易にそう描かないことで奥深さが出ていた。
この点は他名劇と比較しても、一線を画すと思う。

一番好きなキャラは、ロッシ親方。
酒浸りで妻に頭が上がらず、最初はロミオに食事も与えなかった(与えたくても鬼嫁に押し切られる)ダメ大人だけど、人間味がある。
14話以降ロミオにとって第二の父親のような味方になってくれる。それ以前からの描写の積み重ねで説得力ある。
親方の株は中盤21話22話で爆上がり、厳格な貴婦人イザベラ様から信頼されて孫娘アンジェレッタの養育を任され、
受け取った養育費を着服しないであろう誠実な人柄が分ったり、22話では命を懸けてロミオを庇ってくれたり。
最終話でロミオを抱きしめるシーンは、アルフレドとの別れに匹敵する名場面だった。

ニキータ、アンジェレッタ、ビアンカと可愛いヒロイン格が3人もいて、男の子の名劇ながら華やか。
アンジェレッタちゃんとのラブコメは和んだ。
病弱天使アンジェレッタちゃん可憐だけど、恋するツンデレなニキータちゃん、勝気妹ビアンカちゃんは更に可愛かった。

本作のテーマとして注目すべきは、アルフレドがヴォルテールの啓蒙思想に感銘を受けるなど、自由と平等の理念。
舞台となる19世紀、過酷な少年売買や少年労働がまかり通っていた最後の方の時代、ロミオやアルフレドや黒い兄弟たちの
在り方を通して、自由と平等の理念を気高く描いて見せた。
団結し、諦めず、契約を守り、誇り高く尊厳を示し、他者に誠実に優しく接する。
それを思想的に説教臭さを感じさせず、波乱万丈の物語の中で分かり易く描かれた。
ロミオとアルフレドの恩人であるカセラ教授から学問の素晴らしさを学び、ラストは亡き友の意志を継いで教師となる。
この世界は少しずつ良い方向に変えていかねばならない。それは大それた事ではなく、一人一人が正しく生きていく事である。
黒い兄弟たちのように。
善人だけではない深みのある人物描写も併せて、全編を通して高潔な理念がある点も、本作は名劇の中で一線を画す。

ついでに、教育の重要性がもう一つのテーマだと思う。というよりも、啓蒙思想が背景にある物語。
血の繋がらない息子ロミオに厳しく接するもちゃんと愛してくれた父親と母親。
アルフレドが高潔なのは誇り高き貴族の両親からの薫陶と愛が背景にある事。
アンジェレッタも預けられた親方とおかみさんからちゃんと愛されていた。
卑劣なアンゼルモと甘やかすおかみさんという反面教師も分かり易い。アンゼルモは反面教師として結構大事なキャラ。
ロミオの両親はちゃんと叱ってくれた、アンゼルモ母はダメだと。親方の母親回で良くわかる。
ロミオが教育者となり、教育を通してアルフレドの理念を継ぐ最終回を見ても分かる。

【悪い点】
時折ナレーションで重大なネタバレがある。川で溺死したと思われた仲間たちと再会するのですとか、先に言うなよ…
完成度抜群の物語とはいえ、城之内死す的なネタバレもちょっと…

前半ヒロインのアンジェレッタちゃんがフェードアウト。
展開上しゃーないとはいえ、何かフォローは欲しかった。

黒い兄弟の過半数が数合わせ。この点に限れば「家なき子レミ」の後半の方が良かった。

【総合評価】10点
名作劇場屈指の名作。名劇にありがちな情緒だけに傾き過ぎない、完成度が群を抜いている。
若干気になる点はあるけれど評価は「最高」

【余談】
イザベラ様、「愛少女ポリアンナ物語」のパレーさんぽかった。

原作者のリザ・テツナー女史がナチスに迫害された経験と、夫共々の信念を投影したマイナー作品を
アニメ化した名作劇場の選択は素晴らしかった。
本作は19世紀イタリアを舞台にした物語で、20世紀も苦難の時代を経て、現在のEUの理念がある。
現在も不断の努力で試行錯誤を続け、人類社会の最先端を示し続けている彼らの理念は、何百年もかけて受け継がれてきた。
その一端を日本の視聴者(原作邦訳読者)は感じずにはいられない。
年季と覚悟が圧倒的に違い過ぎる。

投稿 : 2022/09/10
閲覧 : 218
サンキュー:

8

ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

あなたは、どんな状況でも正義を貫きとおせますか?

この物語の舞台は19世紀のイタリア、ミラノ。人身売買が公然と行われていた時代。
主人公ロミオが、どんなに不幸な状況でも自分の信じた正義を貫きとおす物語です。
全33話です。最初は不幸の連続ですが、最後はハッピーエンドとなるので、安心して見られます。

当時は煙突掃除夫として、多くの人身売買された子供が作業していました。
煙突の中にたまった煤を取り除く作業です。

体が小さくなければ、煙突の中に入れません。
だけど煙突の中での作業は、足を滑らせれば大怪我をします。
それでなくとも、煤だらけの劣悪な環境です。
作業する子供達の多くは喘息、肺炎となり、やがて亡くなります。
このことは歴史上の事実です。決して物語ではありません。


主人公のロミオは、スイスの小さな村に住んでいましたが、
父が病気となり医療費が払えないので、自ら「死神」とあだ名されている人身売買商人に買われます。
そしてミラノで煙突掃除夫として働くのです。

ロミオは心の優しい少年です。
そして、バカがつくほどの正義感があり、しかも正直者です。
{netabare}
ミラノに行く途中、嵐の中で船が転覆して死神が溺れます。
死神が死ねばロミオは自由になるのですが、ロミオは命の危険を顧みず、死神を救助します。
ミラノでは、雇い主からあらぬ疑いをかけられて警察に突き出され投獄されそうになりますが、雇い主を危機から救います。
雇い主の命を救う行為は、言い換えれば自分が投獄されることを覚悟しての行動でした。
{/netabare}
ロミオは自分の損得よりも、人間として正しいと思ったことを最優先します。
それはロミオの純粋な心を表していました。

また、どんなときでもロミオは希望を失いません。
そんなロミオの明るい顔を見ると、思わず元気が湧きます。

そして、ロミオの親友であるアルフレッド。
頭脳優秀で統率力のあるアルフレッドが、この物語をさらに味わい深くしています。
アルフレッドは数奇な運命に翻弄された少年。ある意味、ロミオよりも魅力的です。
彼の生きざまは、多くの人の心に残るでしょう。


オープニングは笠原弘子さんが歌う「空へ…」 とても美しい歌です。
一度聴いてみてください。澄み切った青空が見えてきますよ。(^_^)


ところで、天使は英語でAngelです。
女性用の接尾辞 ”~etta” は「小さな」、「かわいい」を意味しています。
Angeletta(アンジェレッタ)は「小さな天使」、「かわいい天使」を意味します。
ロミオがミラノで出会ったアンジェレッタは、まさにかわいい天使でした。(^_^)

投稿 : 2022/09/07
閲覧 : 692
サンキュー:

35

ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「ロミオの涙や笑顔を吸い込んだ、ミラノの空。それは、目に染みるような深く青い空でした。」

「世界名作劇場」の第21作目。
1995年に放送された作品です。

名前はよく聞いていたけれど、
どんな話なのかは全く知らなかったので、
いつか観たいなあと思っていたのです。

イメージとして不幸な主人公の、
悲しいお話だと思っていたので、
やや身構えていました。
(悲しいだけの話は苦手なので…)

しかし、全話見終わってみると、心の中に残ったのは、清々しくて温かい、生きていく勇気のようなものでした。

「名作劇場」と呼ばれるシリーズ名も納得です。

全33話です。


● ストーリー
11歳の少年ロミオはスイスのソノーニョ村で暮らしている。

今年は村全体の作物が不作。
家は貧しいけれど、家族と笑顔いっぱいに幸せに過ごしていた。

村に“死神”と呼ばれる男・ルイニが訪れ、
ロミオを売らないかと父親をそそのかすが、
父は頑なに拒み続けた。

そして死神はロミオの家の畑を燃やし、
父親はその時に負った怪我で生死を彷徨う。

ロミオは自ら死神に交渉を持ちかけ、
医者を呼んで父を治療するお金を得る代わりに、
ミラノへ煙突掃除の仕事へ向かうことにする。

春になれば村へ帰れると信じて…。


行動力があって家族思いの優しいロミオ。

思い合っている家族が離れ離れになってしまうという展開に、
最初の3話は毎回涙してました(´;ω;`)

そしてロミオはミラノへ行き、
そこで煙突掃除夫として働く中で、
様々な人や仲間と出会う。

序盤の説明や描写ではひどい扱いを受け、
春に帰ってくることは難しそうでしたが、

作品の雰囲気は悲しみや苦しみだけで終わらず、
辛いことや悲しみを乗り越えていく強さの方が多く感じられました。


物語のざっくりとした序盤の展開としては、
・ミラノへ向かう
・ミラノに着いて煙突掃除夫として買われる
・買われた家では働かされるも食事さえ与えられない
という不幸の連続です。

しかしロミオは負けません。
持ち前の素直さと心の強さで、
彼を取り巻く状況が少しずつ変わっていきます。

その過程で出会うのが、
ロミオの心を支える人たち。

特に、ミラノへ向かう道中で出会った少年アルフレドは、
ロミオの親友としてかけがえのない存在です。


この作品は「黒い兄弟」という小説が原作です。
(未読なのでwikiで情報をちらっと見た程度。)

“黒い兄弟”は、作中で煙突掃除夫の少年たちが集まって結成する同盟です。
提案者&リーダーはアルフレド。

町の不良集団・狼団(おおかみだん)に対抗すべく、
仲間が困っているときはみんなで助け合おうという仲間。

黒い兄弟が結成されるのは物語の中盤あたり。
そこからがこの作品の本領発揮。

原作とはかなり雰囲気も展開も変えられているようですが、
アニメの展開の方がかなりマイルドに明るくなっているようですね。


≪ ロミオがミラノで得たもの ≫

覚悟を決めてミラノへやってきたロミオ。
最初は辛いことばかり。

しかし、ミラノにいた半年の間にロミオはとても成長しました。
それは人との出会いがあったから。

いじわるをする人もたくさんいた。
だけど、親切な人にも、助け合える仲間にも出会えた。

親切な人や仲間というのは、一緒にいるだけで自分の心を支えてくれる。頑張ろうという勇気をくれる。

そういう人たちから、作品に触れている私たちもまた、かけがえのないことを学ぶ。

仲間の大切さ、学ぶことの尊さ、人に優しくあることの心の美しさ。

働くことの大変さや、子どもらしく過ごせることの幸せ、
お腹いっぱい食べられること、家族と一緒にいられることの幸せ。

たとえ理想とする暮らしが手に入らなくても、
人として大切なことを忘れずに生きる心の強さ。

大人が「名作劇場」と名付けたくなるのもよくわかる。
子どもに感じてほしい要素がいろいろとあるし、
大人が見ても感じることがたくさんありました。

そしてロミオは、広がった世界の先に夢を持つ。
大人になったら…。


≪ 子どもの頃に持った夢 ≫

私が子どもの頃はわくわくスリルのあることが好きで、
旅人とか小説家とか探偵とか、
そういうどこか自由な大人に憧れを持っていました。

成長するにつれて現実的な目標を見つけなくてはいけなくて、
でも「これになりたい!」という決定的なものはなくて。

そして行きついたのが「人を幸せにしたいな」という夢でした。
そこへ導いてくれたのもまた、いろいろな人たちとの出会いでした。

それが今の仕事につながり、結果として夢を叶える舞台には立てているはずなのに、最近はどうも後ろ向きで。

目の前の仕事をこなすことに必死で、
とりあえず失敗しないように、誰かに嫌な思いをさせないように、
淡々とこなせばいいかと投げやりになってしまっていました。

同じ仕事をしていても、情熱を持っている人ほど苦しむんですよね、悲しいことに。笑
多分大人はこうやって夢や情熱をなくしていく…。

夢を持ったロミオやアルフレドの姿を見ていると、
今の自分は昔の自分の夢に恥じない生き方ができているのかな、と、
忘れていた気持ちを思い出させてくれました。

きっと人を幸せにするというのは、
人に希望を与えるということ。

希望を与え、希望をもらった人がまた別の誰かに希望を与えたいと願う…。そういう世界になればいいな。そして今まで希望をもらってきた自分も、次は希望を与えられる存在でいたいな。

勇気の炎、ロミオ達からしっかり受け取りました^^


● キャラクター
ロミオは素直で優しい少年、男の子らしくやんちゃでにぎやか、
決めたことはやり通す心の強さを持っています。

アルフレドは賢さや優しさによって
たくさんの人を惹きつけるカリスマ性の持ち主。

そんな二人が参加する“黒い兄弟”には、
10人程度の煙突掃除夫の少年たちが集っている。

仲間達と絆を強め、助け合うことの素晴らしさや仲間の尊さを描いたストーリー。

もちろんロミオ自身の頑張りがたくさんあったけれど、
黒い兄弟がいたから、いろんなことを乗り越えられた。


いろんな人物が登場したけれど、
様々な出会いがロミオ達を大きくしたんだと思うと、
最終話を見終わった今、感慨深いものがあります。

あと、ロミオが最終的に誰と結婚するのかが最後まで気になっていましたw


● 音楽
【 OP「空へ…」/ 笠原弘子 】

こんな名曲を今まで知らなかったなんて!

切なく、しっとりとした曲調は青い空がよく似合う。

ロミオの心の強さを表現しているような歌詞も素晴らしい。
大好きです。


【 ED「Si Si Ciao 〜ロマナの丘で〜」/ 笠原弘子 】

こちらは楽しい曲♪

足踏みを続けるロミオと跳ね続けるピッコロ(オコジョ)が可愛い。


● まとめ
原作は少年売買や過酷な労働を描いているようです。

アニメではそこまで強い描写はありませんでしたが、
最終話のナレーションが心に残っています。↓↓
(ストーリーのネタバレには影響しませんが、一応とじておきますね。)

{netabare}
「今もなお、戦争や貧困によって困難な生き方を強いられている子ども達が世界中にいることは変わりありません。ロミオが愛した青い空の下で、子どもたち一人ひとりが尊く、自由であれと願ってやみません。」
{/netabare}

この作品が教えてくれることは山のようにありますが、これこそが一番大きな願いで、力を合わせて叶えるべき夢なのです。

なんだか語り尽くせていない気がするのですが、
とにかくとてもいい作品でした。

大好きな作品となりました。

投稿 : 2022/09/03
閲覧 : 275
サンキュー:

12

ネタバレ

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

2020年末、ささやかにイベント中

[世界名作ノスタルジア]
これ検索するファンはちょっと幸せになれるかも

youtubeで無料公開も始まってます
いま4話まで公開中で、ファン同士がup日リアタイ視聴してます
コメント参加して楽しみを共有すべし

投稿 : 2020/11/08
閲覧 : 331
サンキュー:

2

ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

その空が青い理由

ひとつの理想形と言っていいくらい、とても良く出来た作品だと思います。

一見すると光の部分が全面的に押し出されすぎていて、メッセージ性が損なわれているように感じるのですが、「あれってどうなったんだろう?」「これってご都合主義じゃない?」
と突っ込んで考えていくと描かれていない闇の部分がちゃんと浮かんでくるんですよね。
具体的に言うと{netabare}
・アンジェレッタのその後
  おそらく誰もが思う疑問ですよね。
  個人的にロミオはアンジェレッタと結ばれると思っていたので、不満点として挙げようかとも思ったのですが、考えて見たら十中八九亡くなってるんですよね。
  何にも触れてないのがその証拠かと。
  そこから派生して、カセラ教授がパリへ送った本当の理由は外の世界を見せるためだったのでは? とか
  イザベラ様はロミオたちに報告しに戻ってきたのだけれど、アルフレドの死が重なり告げないことにしたのかな? とか
  色々考えちゃいますよね。
・アルフレドの死因
  物語部分だけを見るとかなり唐突で、作者に都合よく死んだ印象を受けますけど、実は世界観の闇が凝縮されています。
  メッセージ性を強くするなら、もっとロミオたちを辛くて悲惨な目に遭わせて陰鬱な作品にするべきですし、
  アンジェレッタの前振りがある分、諄くなるので病死も避けたかったはずなんですよね。
  悲しいけれど、この死がなければただのいい話止まりだったと思います。
{/netabare}等々。

純粋に物語だけ追っても面白いですし、そこから少し掘り下げてその裏を覗いてみるのもまた一興。名作と謳われているのも頷けます。
子供に見せたい作品であり、出来れば大人になってからもう一度見て欲しい作品でもありますね。
文句なしのおすすめです。

投稿 : 2020/09/19
閲覧 : 331
サンキュー:

3

ちゃっぴー0913 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

世界名作劇場の最高傑作 黒い兄弟

を元にした友情や絆を大切にしたとても尊いお話 OPやEDも有名でまさに名作 折笠さんはともかくふじとこさんではこのアニメのキャラが一番好きかな。努力して頑張って生きている少年達って本当キュンキュンしますよね 感動や興奮もあるのでこれも見るアニメがない時枠で是非見て頂きたい作品です。

投稿 : 2020/06/24
閲覧 : 421
サンキュー:

2

aikawa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高

のアニメでした。
最高です。

投稿 : 2020/02/26
閲覧 : 244
サンキュー:

2

ネタバレ

R子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

青年たちの絆を見守る物語

世界名作劇場の作品の中でもファン層の厚い作品らしく、気になって視聴。
数ある名作劇場の中でも男同士の友情をストレートに描いた珍しい作品。
ロミオに降りかかる困難は多いが、ロミオの誠実さが周りの人々の意識を少しずつ変えていき、困難を共に乗り越えていく様は、観ていてとても清々しい。

貧しい家の事情により人身売買の犠牲となったロミオは、逃げ出すこともなく煙突掃除を懸命にこなす。
煙突の中は仄暗く、掃除をすれば真っ黒になってしまう。それでも煙突の高さから臨む空は青く澄み、どこまでも広がっている。不幸な境遇のロミオは、この同じ空の下のどこかにいる愛する人たちのことを想いながら、いつでも希望を見失わずに過ごしていたのだろう。

この物語がとても好きになったのは、最後まで観た時だ。
「物語の主人公がその後どうなったか」が描かれる作品は数少ない。(原作では続編等で語られていることもあるが)
そういう点で、このアニメは「ああ、よかった」と、後味スッキリと視聴を終えることができる。

しかしこの物語の原作が訴えたいことは、友情や絆以上のところにあるのかもしれない。(アニメの最後に語られているが)
ぜひ、原作を読んでみたい作品である。

投稿 : 2019/11/15
閲覧 : 321
サンキュー:

4

ネタバレ

tomledoru さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

煙突の上の風景

ロミオが掃除で登っていった煙突の風景は,さぞかし見晴らしがよかったと思います。

19世紀のイタリアとスイスが舞台ですが,労働力としての子どもの人身売買は当たり前の時代です。しかし世界史の教科書に載っているような子どもしか入れない炭鉱の先端で働く(命がいくつあっても足りない)よりはましかなとも思いました。

徒党を組んで少年たちが集まれるだけ,自由は与えられているという点では,世界名作劇場の中でも,子ども向きの作品ですが,大人も半ば安心して楽しめる名作の一つになっていると思います。

ただ,作品が古いので,知名度が低く,その分評価が低いのかなあと思うと残念です。もっと評価されてもよい作品だと思います。

人身売買の過酷な弊害をサブテーマにしつつ,煙突掃除仲間が,かたい信頼と友情で結ばれ,他の少年グループと勇気と知恵を出し合って争うというのが,中盤の展開です。

アルフレドとの親友の関係は,見ていて清々しく,このまま続いていったらなあと思わせます。アルフレドとロミオで主人公が二人いるような感じです。

アルフレドは毅然とした性格で国王の前でも臆せずに自分の血筋を証明します。しかし,雇い主の過酷な作業を強いられたため肺結核でで命を落としてしまいます。

一度売られたら,元の村には生きて帰れないといわれたロミオですが,帰郷してアルフレドの妹と結ばれてパッピーエンドというのがうれしい誤算です。

付けたしですが,日本を含め臓器売買や「性」の売買で,21世紀のこの世界でも人身売買が形を変えて残っているのは嘆かわしいことです。

投稿 : 2019/09/28
閲覧 : 319
サンキュー:

3

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

【お気に入り】 ロミオが私の心にくれた青い空

~
街並見おろすのさ一番高い場所で
涙や悲しみなどすぐに消えてしまうから
(オープニング曲「空へ…」より抜粋)

 屋根の上から見えるミラノの青空は、涙や悲しみを抱擁してくれるほどに大きくて深くて美しい。それはミラノで生きる奴隷少年たちの心の拠り所であり、主人公・ロミオもまたその1人である。ロミオたちが立ち向かう過酷な毎日には、決して捨てることのない自前の優しさと正義感、そして、同じ境遇の仲間達と乗り越えていく団結力が根底にあり、どこまでも誠実に描かれている。ロミオを通して、仲間、親友、家族などから伝わってくる「愛」とも呼べる確かな感情が物語や人物に溢れていて、コミュニケーションが稀薄になりつつある現代においてその大切さを再確認できる掛け替えのない作品だと確信できる。体裁は児童向け作品であるが大人が観ても得られるものは沢山あるはず。全33話という手軽さや、佐藤好春(さとう・よしはる)の親しみやすいキャラクターデザイン、そして第二の主人公でもあるアルフレドの存在が人気を後押しした。あにこれβで高く評価されていたことをきっかけに視聴をしてみたが、名作と呼ばれるのも納得できる素晴らしい作品だった。放送当時、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件の被災者・被害者に多くの勇気を与えたこの作品は、世界名作劇場の終焉期に産み落とされた不世出の名作である。唯一文句をつけるとすれば、原作を改変したことによって生じた歪みが最終話で表面化したことくらいだ。

総合評価:★★★★★(5.0点)

投稿 : 2019/07/09
閲覧 : 852
サンキュー:

19

ネタバレ

ゆい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アルフレドかっこよすぎ

世界名作劇場の小公女セーラみてハマって、これもみてみました。
アルフレドめっちゃかっこいい。
ロミオもいいけどアルフレドだなぁ〜
小公女セーラのセーラみたいに2人とも健気でいい子。
どんな不幸な状況でも頑張ってる。
不良軍団も、根はいい奴。特にジョバンニはさすがリーダーしてるだけあって筋が通ってる。
小物と大物の差だね。
アルフレド…まさか病でいなくなっちゃうなんて思わなかったよ。悲しすぎたこれだけは。
幸せになってほしかったのに。
結構他はハッピーエンドな展開になってるのに。
でもあんなにみんなに愛されて幸せだ。

最後までみおわった。
本当名作。何度も泣いたし心に響く。
あー、余韻が…笑
最終回本当よくまとまってたしほっこりした

投稿 : 2019/05/19
閲覧 : 359
サンキュー:

1

ゆーしゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

世界名作侮るべからず!

煙突掃除夫をしながら、街のみんなと絆を作ってく。

初めは本当に悲惨なロミオ…
ロミオの純粋な心と勇気ある行動で、みんなの心も開いていく、

当時の煙突掃除はアニメでは描けないような本当に、生死がかかる仕事だったらしい…
落ちて負傷、はいを吸いすぎて呼吸気管がおかしくなるなど…
この時代は人身売買は一般的に行われてい、各地から集められた子供たちはほんとに可愛そうだとおもいました。

アルフレドが本当によき友(^^)
何回か泣きました。

投稿 : 2019/04/28
閲覧 : 302
サンキュー:

2

ネタバレ

ぺこ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

子供の頃に見た最後の作品です

レビューで皆さんがとても深い考察をされていてそれがとても素晴らしいので
何も語れることがありません!皆さん素敵!
私は子供の頃だった素直な感想だけ

アルフレドがイケメンなんですよ
完璧で、当時私はアルフレドと結婚するのが夢でした
でもそれよりも!
アンゼルモが!
スゲー卑怯で!(笑)ありえないこんな人ッて!(笑)
当時アンゼルモごっこを兄弟でしてました
土をほっぺたにつけてアンゼルモ笑いして卑怯なセリフ吐いて!(笑)
超楽しかったの!意味不明に!
アンゼルモっているのかな
危険とわかっててもどうしても会ってみたい
だってあんなに汚いこと子供ながらに請け負う人いるのかな?
損じぁないですか?
悪くてかっこいいことならする子いたけどあそこまで染まれるって勇気がいるよね
私には無理だな

投稿 : 2018/11/06
閲覧 : 309
サンキュー:

7

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

工業化社会の陰で

 『世界名作劇場』という子供向けの枠で放送された作品でありながら、ヨーロッパ史の負の部分に目を向け、大人をも感動させる力を持った秀作である。
 19世紀後半になっても、植民地を持たない中央ヨーロッパの国々は貧しかった。特に、観光と精密工業で豊かになる前のスイスは、鉄道もほとんど通っておらず、痩せた土地で人々が互いに支え合って生きる寒村の国だった。つましいながらも明るく暮らしていたロミオは、冷害と山火事、父親の病気といった不運が重なって家庭が困窮したため、スイスを出てイタリア・ミラノで煙突掃除人として働くことになる(これは、年季奉公といった生やさしいものではなく、実質的な口減らしである)。物語は、ロミオがミラノで出会う人々を巡って展開される。
 19世紀に需要が急増した煙突掃除の仕事は、細い煙突に潜り込んで煤を取り除かなければならないため、体の小さな少年に任されたが、さまざまな危険が伴う。転落事故だけではない。石炭の煤は発ガン性・細胞傷害性のある有害物質を多く含み、また、角が尖っているせいで角膜・肺胞を傷つけるため、病気に罹り早死にする若者が続出した(アニメでも言及される)。ちなみに、発ガン物質が発見されるきっかけとなったのは、煙突掃除をしていた青少年に若年層には珍しいタイプのガンが多発したことで、日本の医学者・山極勝三郎は、このとき発ガン性が認められたコールタールをウサギの耳に塗擦し続け、1915年に世界で初めて人工的なガン発生に成功した。
 貧しい農村で少年を集める人身売買も、実際に行われていた。作中、人買いの船が転覆して十数人の少年が溺死するエピソードが描かれるが、当時の記録に残る実話である。過酷な労働が嫌になっても、遠くスイスから働きに来た少年たちは、高級品である革靴は買えず、100キロを超える山道を歩いて帰ることもままならない(馬車に乗る金などあろうはずがない)。体が大きくなると、人買いが新たに連れてくる小さな子供と入れ替わって、職を失う。故郷に戻れる一部の幸運な者以外は、アニメに登場する狼団のような愚連隊に加入して犯罪を重ね、最後は野垂れ死にするのが関の山である。19世紀末に児童福祉のための法令が整備されるまで、多くの少年が過酷な労働に苦しめられた。
 原作となったのは、リザ・テツナーの児童文学『黒い兄弟』(あすなろ書房)。もっとも、団結の重要性を説く教条的な原作小説よりも、アニメの方が物語として遥かに面白い。脚本の島田満が、周辺人物の人間性を深く描き込み、ストーリーに起伏を付けたおかげである。
 原作とアニメで最も異なるのは、副主人公であるアルフレドの人物像。原作のアルフレドは、賢くリーダーシップはあるものの、普通の少年で登場シーンも少ない。一方、アニメのアルフレドは、社会の現状を俯瞰的に見つめる聡明さを持ち、高潔とも言える人柄を示す。終盤のクライマックス(第27-30話)は、アルフレドを中心に展開される。特に好きなエピソードは「ライバルはアルフレド!」(第16話)で、カセラ教授の自宅を訪れたとき、「シェークスピア、ゲーテ…」と呟きながらうっとりした眼差しで棚に並ぶ書物を見つめ、ヴォルテールを開いて嬉しそうに微笑むアルフレドの姿が愛しい。
 大人がこの作品を鑑賞する際には、子供向けという制約のために充分に説明されなかった社会背景に目を向けるように。特に、最終回で誰がなぜ馬車を用立てたのか、察してほしい。子供たちが貧困を脱するには、社会的地位のある大人の理解と協力が欠かせないのだ。

投稿 : 2018/11/03
閲覧 : 406
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9

ネタバレ

takeboo さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

熱い友情物語、でも恋愛は中途半端に描いてモヤモヤが...。

世界名作劇場の第二弾、視聴終了。
熱い友情をテーマに描いた作品。
最後にビアンカと結婚したとは、ちょっと驚きというかなんというか。
ロミオには故郷にアニタがいた。ただこちらはアニタが一方的にロミオを好きだったように見えるが。
そしてなんといっても、ミラノでのアンジェレッタだ。この娘とは相思相愛だったはずだ。治療のためパリに行ったきりその後どうなったのか全く分からずじまい。そのことを気にしてる視聴者も多いはずなのにどうなってるんだ。もしアンジェレッタの病気が治っていればビアンカとの結婚もどうなっていたか。三角関係勃発で名作劇場には相応しくないドロドロが待っていたに違いない。
84点。

投稿 : 2018/10/22
閲覧 : 355
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2

luna さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

明日みる空は時空を超えてミラノより青く感じられるか?

青い空

こころの成長

これさえあれば

タイムリープ

魔法もいらない

時代を超えた
完成度が高すぎる脚本は
羽ばたく鳥の
軽やかな名曲op
と共に

全く色褪せず
古い名作の価値を知りました

どうして
こんなにも魅力的な
キャラクター達を描けるのか
不思議なくらいです

投稿 : 2018/07/02
閲覧 : 535
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4

ハルヒ激love35 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ロミオとアルフレッドの永遠の友情、これジャンプ作品かな?(すっとぼけ)

いや〜、こんな素晴らしいアニメあったんですね、道徳の時間とかにでも流したい出来でした。
煙突掃除屋として都会にでたロミオ、そこで出会う様々な体験や人々、もちろん上手く生活がいかず、いじめにあったりなど辛い目にも会います。なんなら濡れ衣着せられて犯人扱いとかひっどい展開もあります。それでも負けじと日々を送り続けるロミオの精神の強さに心ひかれます。アンジェレッタという病気の女の子との出会いもポイントでしたね。
そして親友として誓い合ったアルフレッドとの街での再開、アルフレッド含む他の煙突掃除屋の仲間たちと合流して黒の兄弟を結成、ここから仲間意識とかのテーマがみえてきて話が進みます。
仲間1人の苦痛や困難はみんなの悩み、ここらへんの団結力が凄まじかったんですこのアニメ。悩む、悲しむ、楽しむ、笑い合う、何をしようとも皆一緒なんです。狼団って別の子どもグループがいるんですが、たまに戦いますwww、はなから見るとガキ軍団同士の喧嘩にしか見えないんですが、なんか熱かったり許せたりしちゃうんですよねwww。
そして話の後半、アルフレッドに迫る危機、果たして黒の兄弟メンバー達の解散か、主人公ロミオの心情は!?

とまぁネタバレしない程度に、続きは本編をぜひです。そんな長い作品でもないのでサクッと見れます。ホント、ジャンプ作品かこれ!?ってくらい熱い展開が待ってます。話と絵とのギャップに驚かされた作品でもありました。
まぁしいて言えば序盤いじめだとかめちゃ気に食わない精神的にくる話もありますのでその辺の注意は必要かと、なんか原作はアニメ以上にえげつない描写多いらしいですねこの作品。
そして主題歌の「空へ…」、めちゃくちゃ良い歌です。1人カラオケで早速歌っちゃいました。

しかし久しぶりにアニメで泣きました。それくらいの作品です。

投稿 : 2018/05/31
閲覧 : 502
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5

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

煤に汚れた黒い顔は青い空へと希望をうつす

OPの『空へ…』の歌詞の中で

煙突掃除夫として働く
主人公の心情を歌うものがあります

“町並み見下ろすのさ 一番高い場所で”
“涙や悲しみなど すぐに消えてしまうから”

主人公のロミオは辛い境遇の中でも前を向き
腐ること無く懸命に生きられる優しい少年

少年に向けられる悪意が辛くて辛くて
先にこちらが参ってしまいそうで…
私だったら憎悪や殺意で黒く濁ってしまうのに
何故この子はこんなに強く生きられるんだろう?

何の理由もなく強くいられた訳じゃない
ロミオを育てた優しい両親や家族、
気のいい仲間達との出会いがあってこそでした


貧困にあえぐ
時代特有の冷たさの中にある

想いや、夢、希望、絆。

人との触れ合いを描く作品――




お国柄や時代の辛さはあれど
重く閉ざされた境遇を打破したり、
現実的で利己的な人間以上に
優しく頼りになる人物が出てきますし、
何よりもロミオがとても魅力的な主人公なので
全然苦痛に思わないです

原作『黒い兄弟』では人身売買や
時代にあった現実を悪意たっぷりに書かれますが、

アニメ『ロミオの青い空』では
人との繋がりや状況を打破するパワーを表現します
(原作とは人物の名前も変わっている)

正直アニメの悪人や大人は優しいくらい

原作は人買いやその他の悪人も
笑えるくらいのクズです(笑)

アニメは33話という名作劇場でも話数が少なく
観やすいストーリーになっているので、
強くたくましい少年少女達の活躍を
楽しんでください(^^ゞ


~ボソッと…~

幼なじみの赤みがかった茶色の髪に
青い瞳のおしゃまな女の子
アニタ(cv:丹下桜)が可愛くて・・

アニメでは描かれないですが
原作では村の男と結婚します。うん。


ちくしょう(ヽ´ω`)(何がだよ)

投稿 : 2018/05/17
閲覧 : 581
サンキュー:

25

ネタバレ

nISBD95413 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

これは...

ぼくが初めて観たのは小学5年生だったので、あまり伝わらなかったんですが、中3で改めて観たらものすごく心を打たれました。これは日本人だけでなく、
全世界知っていてほしい事実だと思いました。
ユーモアや感動する場面等々見応えのある作品でした。原作「黒い兄弟」も是非読んでみてください!

追記
全ての音楽が素晴らしかったです。特に、劇中でアンジェレッタが療養のため故郷のミラノを離れ遠いパリへの旅へ出るシーンがあったのですが、その時その友達が歌った歌「あなたの話を聞かせて」で、メロディーと歌詞で感動しまくりました(笑)
蛇足ですが、先日東京から仙台へ1人旅をして8時間という長旅でしたが、「あなたの話を聞かせて」を聴いて雰囲気が同じで鳥肌が立ちました。そのくらい
この作品とこの作品の音楽は素晴らしいです。
(個人的に劇中では大きく出ていませんでしたが、ロミオとビアンカが一緒に歌った「only truth」がいちばん好きです。)

投稿 : 2018/03/23
閲覧 : 234
サンキュー:

2

ネタバレ

こっとん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

未だに忘れらない成長と友情の物語

最初に見たのは子供のころテレビでやっていた世界名作劇場をリアルタイムで観ていた時でした。それからずっと忘れられない物語で、苦難の中、アルフレドたちの成長と友情がとても美しい物語です。

投稿 : 2018/02/28
閲覧 : 266
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1

ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

友愛が心の芯を揺さぶる感動ドラマ

世界中の子供だけじゃなく大人にも観て欲しい「世界名作劇場」シリーズ中の最高傑作!
19世紀のイタリアが舞台。少年ロミオを主人公に、おそらく9,10才から12,3才くらいまでの子供達が、困難を乗り越え、望みを叶えていく物語。

主人公達の勇気と真心に、強い信頼で支え合う友情に、劇中つらくあたっていた周囲の人々も、私達観客も、胸を打たれ、応援せずにはいられなくなります。

20年以上前の作品であり、序盤、絵が古く、子供騙しのシナリオと感じるかも知れませんが、観続けて欲しい。
近年のアニメ作品で感じる事の出来ない、素直で純粋な人間ドラマの味わいが逆に新鮮で、わかりやすく劇中の子供達の懸命さや願いを伝える描写に、うがった大人の見解など入る余地はなく、心の芯までダイレクトに響く感動を覚えるはずです。

全33話の長編ですが、起伏に富んだストーリーは、人気のあるジブリ作品に見られる様なワクワク感や、幼い恋のメロディーにキュンとくるエンターティナー性も兼ね備えており、あっという間に観終える事でしょう。

子供が観れば憧れや希望を持てるし、私のように歳食った者が観れば、積もった心の澱(おり)を取り払い、澄んだ青い空の様な気持ちにさせてくれる事間違いなしです!

それにしても当時、子供と一緒に観ていた親御さんは、子供に何回泣き顔を見られた事だろう・・・

以下はネタバレ感想です
{netabare}
私、子供の頃にリアルタイムで10作ほど名作劇場を観ました。
その中では最後に観た「小公女セーラ」が一番感動したんですが、30年以上過ぎたこの歳になって観た「ロミオ」は更に上を行きました!
単純に比較は出来ませんが、過酷さを減らし、感動的な場面を増しているのが観やすく、見応えを高めていると思います。
(翌年の春に本当に帰郷できたのは意外でした~導入部の悲愴な触れ込みも大袈裟でしたが、あの濃密な日々は、ゆうに2,3年分はありそう・・)


《キャラクター&名場面》

子供からお年寄りまで多彩なキャストは見応え充分。
その中でもメインの3人は特筆もの!

『ロミオ』
勇気と優しさを持つ王道の主人公。序盤、嵐の湖で死神を助ける姿に、アルフレドと共に惚れ込みました!
(「父さんなら必ず助けたはず・・」感動の反面、息子の手本になれる父親にならねばとも痛感~もう手遅れか・・(-_-;))
少しは弱気も見せましたが、警察署の爆破救出から兄妹の王様謁見のエスコートまで、ワクワクの期待を裏切らない行動力は男らしくて、プチハーレムも許せます♪
おとものピッコロを見たとたん「母をたずねて三千里」のマルコとペアのアメディオが浮かび懐かしい~ 主人公に小動物や妖精ってシリアス物に定番の和みの添え物ですね。

『アルフレド』
気高く優しく強い心で夢や希望を語るのが、大袈裟でない少年らしさで胸が熱くなる。
苦しくても最期まで何度も見せた笑顔は神の微笑み。
「明日から僕が見られなかったものを君が・・叶えられなかった夢を君が・・」
ロミオに望みを託して逝く場面は、世界中の涙を誘いました~(T^T)

『アンジェレッタ』
顔を見せない勿体ぶりの時点では、ジブリ風ヒロインを想像してたんで、好きなセーラを彷彿とさせる容姿は嬉しいサプライズ!
その言動や表情に何度癒されたかわかりません。
教会でロミオへ感謝といたわりを、はかなげに切々と伝える場面。
「だめ、泣いたりしちゃ」
そんな事言われても、涙無しでは観られません~~。
(あのまま神様がお召しにならなくてホント、良かった~)
私にとって天使の様なヒロインNo.1は、この子とセーラです(*^^*)
(ラストだけでも、もう一度出演して欲しかった!)

あと子供達の中では、ラストの一輪の花を髪につけた『ニキータ』が可憐過ぎて、天国のアルフレドに感謝です~♪

大人達の中では、『カセラ教授』が人格者でイイ人No.1ですが、個人的には『ロッシ親方』が好印象で一緒に飲みに行きたいくらいです♪
先行きの過酷さを想像してたところで、この親父に買われた時、そこはかとなく安心感を感じたんです。
その直感どおり、頼り無いながらも憎めない人の良さが、終始重い視聴感を和らげてくれ、上手いキャラ設定だなと思えました。(恐妻家なのも親近感~汗)
ロミオが別れに際し「父さんみたいだ」と 言ってくれるのも泣かされました(T T)

最後まで悪く描き続けた人物(死神やアンゼルモ)がいる事は不快でしたが、視聴した子供に、あんな人には成りたくない!と思わせる為に必要だったんでしょうかね・・


《作画について》

シンプルながら多様な人物を特徴的に描き分け終始一定して崩れません。
特に表情の描き方が完璧で喜怒哀楽がストレートに伝わりました。
昨今の瞳が大きいキャラデザでは、リアルな人に近い細かい感情表現が難しいのかもと思わされます。

10話。屋根でスケッチブックを落とした瞬間、空一面に羽ばたく鳥達。
腹立たしく観ていた視聴感が一瞬で消え去り、まるで魔法にかけられたよう!
その見事な演出に、今の進化した作画技術でも及ばない芸術的センスを感じました。


《声優さん》

私のようなオッサンに懐かしすぎるのが、アルフレド役の藤田淑子さん。
気品のある少年の声は情感たっぷりの貫禄の演技!
「一休さん」「がんばれ元気」好きでした~

あと、フラグ立てすぎのナレーション、池田昌子さんの声は「999」のメーテルにしか聞こえませんでした(^^;


《音楽》

OP曲、最近ではお目にかかれないシリアスな歌詞とメロディーは心に染みます。
その曲調とは逆の明るいEDも作品にマッチしてました♪
(本作とは逸れますが、名作劇場の中ではシリアスな曲調の「母をたずねて」のOPも哀愁漂う調べで好きです。「セーラ」のOPも同様にシリアスでいいけど、いくらストーリー性に合わせる為とはいえ、EDまで主人公を追い詰めすぎるようなのは可哀想過ぎる -_-;)

劇中の黒い兄弟達の合唱歌もミュージカルを観てるようで良かったです♪


《最後に》

ビアンカと結ばれるラストは原作に準拠してるんでしょうか?
もちろん、幼くして親、兄弟と死別しても気丈に振る舞う天使ちゃんが救われる未来もいいんです。
でも作中の出場が終盤で少なく、女の子の中では入れ込み度が低いんですよね~

原作改変なら、
病気の治ったアンジェレッタと共に、貧しい子供達の為に学校を建設してても嬉しいし、
ニキータとミラノで暮らし、教師をしながら民主化運動のリーダーしてるとかでも面白いなと想像しました。
(子供向けの未来像じゃないな^^;){/netabare}

投稿 : 2017/09/16
閲覧 : 564
サンキュー:

22

511 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

暗い煙突の中でも見上げれば青い空

感動友情物語。
どこまでも広がる青い空のように自由に生きられる時代を目指して・・・。

投稿 : 2017/07/08
閲覧 : 360
サンキュー:

2

ネタバレ

みいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

男同士の熱い友情

面白かったです。
私は女の子がすきなので、男キャラばっかりでてくるこの作品はどうなんだろう~と思って見ましたがよかった!

でてくる男の子みんな可愛い顔しているし、とても心がきれいな男の子たち。

これは昔みてたら腐女子になってたのかもな~とか思っちゃいますね。

なんといってもアルフレドの魅力がすごい!
まだ幼いのに自分のことは顧みず、他人の幸せばかりを祈れる素晴らしい聖人・・・。
それゆえに亡くなってしまったのが悲しいですね。
感動のシーンでした・・・。

名作劇場って基本50話なのに、これは30話くらいしかないのが残念です。
もっと彼らをみていたかった。

OPは名曲すぎますね~

投稿 : 2017/05/18
閲覧 : 298
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

真の名作

もっと評価されるべき
全年齢が見れる

見てないと人生を損している
クラナド(笑)なんかよりよっぽど

投稿 : 2017/04/10
閲覧 : 264
ネタバレ

かつ→→→ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心温まる大傑作(大号泣注意)

▽物語
19世紀後半・イタリアの国境に近いスイスの小さな村で少年ロミオは、貧しくも家族で幸福に暮らしていた。しかし一家の畑を悪人の陰謀で失ってしまい、ロミオは家計を助けるために、自らを人買いに売りミラノへ煙突掃除夫としてやって来る。きつい煙突掃除の仕事や親方一家の辛い仕打ち、地元の不良少年団「狼団」との争いなど、ロミオにとって厳しい毎日が続くが、親方の娘アンジェレッタの励ましや親友アルフレド、煙突掃除の仲間たちと助け合って暮らしていく。そして仲間と共に「黒い兄弟」を結成し、強く友情を誓うのだった。

wiki参照


▽作画
常に安定した作画

90年代の作品としては物凄く恵まれてる
使い回しも少なくて見てて飽きなかった

火事のシーン
大海原のシーン
人と人が触れ合うシーン
どれをとっても見ていて不快にならない
とても丁寧な作画だった



▽声優
昔の声優さんは棒読みだ〜とか周りで耳にするけどとんでもない!

ロミオ役の折笠愛さん、アルフレド役の藤田淑子さん、アンジェレッタ役の川村万梨阿さん、ロッシ親方役の安西正弘さんなどなど

原作ありきだから(?)各キャラの性格とかをしっかり熟知したうえでの配役は流石としか...魂に訴えかけられるような名演技が多数

個人的にはアンジェレッタが涙しながらに「お願い、笑って」とかの励ましの言葉をかけるとことか、もー、むり。
心に染みまくりましたね...



▽音楽
op『空へ...』名曲すぎませんか
↓歌詞

街並 見おろすのさ
一番高い場所で
涙や悲しみなど
すぐに消えてしまうから

鳥や風や光は みんな友達
僕の夢を 遠く遠く
どこまでも運んでく

心のblue sky 翼で
自由に 飛びたい
はるかな blue sky
空は明日へ 続いている

流れる 白い雲に
いつでも話しかける
答える声が胸に
聞こえるんだ 信じたら

広い空に比べて 今は小さな
僕の夢も いつかいつか
空中に拡がるよ

両手をblue sky 伸ばして
一つになりたい
輝く blue sky
空に優しく 抱かれながら

心のblue sky 翼で
自由に 飛びたい
はるかなblue sky
空は明日へ 続いている


前半いちばんの歌詞は主にミラノでの出来事を
後半の歌詞はミラノで過ごした経験を踏まえて、ロミオが将来に対して持った夢を歌ってる曲だと私なりに解釈

しっかりと作り込まれたんやなぁと感心



▽キャラクター
ロミオの青い空はいちばん何が良いの〜
と聞かれたらキャラクターの個性でしょ!と私は思う

ロミオは勇敢な心を
アルフレドはカリスマ性を
アンジェレッタは優しい心を
ビアンカはおてんばな心を
ジョバンニは誠実な心を
ニキータは純真な心を
ロッシ親方は大人としての常識を
カセラ教授は博愛の心を
などなど

各キャラ良いキャラはとことん良い
悪者はごく一部だけど、とことん悪くってゆうのが作風としてあったかなと

中でもアンゼルモは終始凄まじい奴で
とにかく腹立ちまくりでした。笑

しかしアンジェレッタまじ天使だったなぁ...あんな子現実にいたら本気で結...ry



▽総評
今まで見た作品の中でいちばん泣いた

お涙ちょーだいじゃなくて、心の底から魂で泣くみたいなシーンがいくつもあって...


{netabare}散々な目にあってきたロミオが爆破テロを防いでみんなに潔白を証明したところ{/netabare}

{netabare}アンジェレッタがイザベラ様に財産目的ではなく、お礼を言いたいがために会いたいという気持ちが向こうサイドに伝わった瞬間{/netabare}

{netabare}ロミオ、ビアンカがカセラ教授に対してお礼の言葉を放つ瞬間{/netabare}

{netabare}そして、なによりアルフレドが亡くなったあと、みんな凹むんじゃなくてとにかく前に進み続けようと思う心に
ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンときました...
亡きアルフレドの前で黒い兄弟の歌をみんなで肩組んでうたってるシーンはアニメ史上いちばん泣いた
「普通だったら凹むとこやろーお前ら子供のくせして強すぎかよー俺も強く生きよ...」と心底思った{/netabare}


なんかうまく言葉にできないけどとにかくひたすらに良かった
最終回見終わったあと幸福感溢れすぎてその日はずっと余韻に浸った
友情・勇気・優しさとかプラスの感情が全て凝縮されたアニメ
33話あるけど無駄な回がひとつもないってゆうのも大絶賛したい
主人公ロミオのどんな困難にぶち当たってもひたすらに前を向き続ける心は今後ぜひ自分の人生の参考にしたいと思うレベルでした


以上、長々と語彙力のない文章書きましたがお世辞抜きで本当に良いアニメなのでお時間があったら是非!

投稿 : 2017/03/02
閲覧 : 283
サンキュー:

6

black iris さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

号泣の連続

この物語は、主人公ロミオが家族のため煙突掃除夫になるために故郷を離れ、見知らぬ地で生きていく物語である。
初めは重く緊張感のあるシーンの多くかったが、物語の後半では流れが変わってゆき、物語の展開もいいテンポで進んでいった。なんといっても、逆境に負けない主人公の勇敢さと純粋さに、ロミオの周りの人はもちろん、観ている僕自身が非常に心揺さぶれた。そしてロミオに夢中になっていった。

また、僕はこの物語の節々で号泣させられた。涙が止まらなかった。おそらく、僕が観たアニメの中で一番泣けるアニメであったと思う。
しかし、このアニメは泣けるシーンだけでなく、仲間が団結し戦うというシーンも多く、物語は非常に盛り上がっていった。
最後まで仲間の団結による胸の熱くなる展開に目を離せなかった。
本当に面白いアニメだったと思う。

投稿 : 2017/02/05
閲覧 : 250
サンキュー:

2

こめった さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

空は明日へ続いている

物語の内訳(平均計算:.2や.7までは切りさげ、.3~や.8~は切り上げ)
ストーリー:5.0/構成:4.0/世界観:3.0/キャラ:5.0/テーマ性:4.5
平均4.3、よって物語4.5

原作はリザ・テツナーの『黒い兄弟』で、もちろん作品内で主人公が所属する結社の名前だが、「黒い」という語感から読み取れるように、売買された少年達の過酷な境遇がより鮮明になっている。そして、本作『ロミオの青い空』には「青い」がつき、友情とか勇気とか自由とかもっと晴れやかなものに焦点を当てているようだ。

ロミオ「の」青い空、というふうに所有格の「の」が付いていることから、高いところから見上げる青い空は、煙突掃除屋の少年にしか見えない景色だという意味もこめられていると思われる。それと、もう一つ、ロミオの心、これを「空」というメタファーで表現しており、ロミオの勇気や自由な心を表している。また、作中で「この大きな空の下ではみんなが自由だ」という言葉があるが、その瞬間、誰よりも「自由」だったのは、煙突掃除屋の少年達であったに違いない。

本作をヒロイン毎に分けるとすると、
①ソノーニョ村篇(ヒロイン:アニタ)
②黒い兄弟篇(ヒロイン:アンジェレッタ)
③アルフレド篇(ヒロイン:ビアンカ)
となっており、それぞれが物語に花を添える。
やっぱり私のなかでの真のヒロインはいつまでもアンジェレッタだ……。

投稿 : 2017/01/18
閲覧 : 330
サンキュー:

4

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

世界名作劇場の最高傑作。

大河アニメこと世界名作劇場シリーズの晩年の名作。
原作は「黒い兄弟」、ミラノの煙突掃除として売られた少年ロミオの友情を描いたもの。序盤は、身売り、ミラノへの旅、引受先の家族からのいじめ等、少女コゼットを彷彿とさせる不遇の連続。その中でもひたむきに生きるロミオの人間性が強調された。中盤、不良グループとの抗争に巻き込まれる話は、イタリアを舞台にしているということもあり、さながらゴッドファーザーを彷彿とさせる。ここで仲間との絆を深めるエピソードが続いた。後半は、親友アルフレドの痛快な復讐劇の中で、ロミオがリーダーシップを獲得していく様が印象的。

総じて、テンポの良いストーリー展開と安定した作画・演技が好印象。井上鋭氏などが安定の作画を支えた。結果、途中で飽きることなく、一気に全話視聴できた。33話と、世界名作劇場の中では比較的短い構成であったことも、かえって見やすくなっていた。無駄なシーンがない分、下手な大河ドラマよりも面白い。

視聴後には、青い空のような、妙な爽快感が心に残る。そんな、心が洗濯された気分を与えてくれる良作だ。

投稿 : 2017/01/15
閲覧 : 304
サンキュー:

3

救い さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

僕はロミオを信じてる。命が尽きる時までね

ネット上のいろんな所で高い評価を得ている作品だったので気になり見てみました。

主人公ロミオは貧しい村に生まれ、ある日家の借金のためにミラノの街へ煙突掃除夫として売り飛ばされる。

という話なのですが
名作劇場の中でもとりわけ重い話が多く、最初は見るのがしんどかったです。

これのどこが高い評価の理由なんだろう?レビュー詐欺ですか?と思っていましたが、後半からガラっと見方が変わります!

前半のストーリーがキツい分、後半の感動感がより強調されるのだと思います。
これが名作と言われる理由が分かりました。
(でも正直、前半のストーリーは見るのがキツいです!)



★★★【ストーリー】★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ロミオは買われた先の家で半年間、煙突掃除夫として働くことになります。
しかし11、2才の子供がする仕事にしてはあまりにも過酷な労働環境。
すすだらけになり最初はろくに食事も与えてもらえない。

それでもなんとかして家の人に認めてもらおうとロミオは必死に仕事を覚えようとします。
また仲間と、そして少年アルフレドに会うために。

仕事に慣れ始めたある日、ロミオと同じくブローカーに売られた少年たちが再び集結し、ある組織を結成します。


―どんな困難もみんなで乗り越えよう―。


親友アルフレドとの友情。
親方の存在。
アルフレドと、そして街で出会ういろんな人と関わることにより
ロミオの心、そして周囲の人間の心も
変化していきます。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
―タイトルは18話より―。


なかなか思い通りにいかない展開にやきもきしてしまう本作ですが、見る人を勇気付けてくれるものがあると思います。
今の時代には想像できないくらいの貧しさ。
でも心の中まで貧しくなってはいけない。

仲間で助け合う、困った人がいたら助ける。
不純だらけの私の心には眩しかったですが、泣いてしまいました。
アニメの中ぐらいはね..。


時代が変わったせいもあるけど今のアニメでここまでのストーリーは書けないだろうな…。
間違いなく名作です。

投稿 : 2017/01/14
閲覧 : 246
サンキュー:

2

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ロミオの青い空のストーリー・あらすじ

スイスの小さな村、ソノーニョ村に少年ロミオ11歳が生活していた。 平和に暮らしていたロミオ一家にある日村にやってきた人身売買人、死神ルイニの魔の手が襲い掛かる。 ロミオの父ロベルトは、頑なに息子ロミオを売り渡す事を拒み続けるが、遂に病に倒れてしまう。 それを見たロミオは医者を呼んで父を救うため、自分の身を売る事を決意する。 こうして、ロミオは煙突掃除夫として、ミラノの街へ旅立つのであった。(TVアニメ動画『ロミオの青い空』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1995年冬アニメ
制作会社
日本アニメーション
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%9F%E3%82%AA%E3%81%AE%E9%9D%92%E3%81%84%...
主題歌
≪OP≫笠原弘子『空へ…』≪ED≫笠原弘子『Si Si Ciao~ロマナの丘で』

声優・キャラクター

折笠愛、藤田淑子、岡村明美、川村万梨阿、安西正弘

スタッフ

監督:楠葉宏三、脚本:島田満、キャラクターデザイン:佐藤好春、音楽:若草恵、絵コンテ:横田和義/岩本保雄/松川智充/佐々木和宏/有原誠治、美術監督:川口正明、作画監督:佐藤好春/井上鋭/大城勝/アベ正己/北崎正浩

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