当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアース(TVアニメ動画)」

総合得点
68.8
感想・評価
216
棚に入れた
1173
ランキング
1988
★★★★☆ 3.7 (216)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.6
音楽
3.9
キャラ
3.8

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアースの感想・評価はどうでしたか?

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

女児向けですが悪くないです。前期のOPが最高です。

 レイアース関連で何か動きがあるとのことで、思い出しながらのレビューです。一応全部見ています。コミックスも読んだ記憶があり混同しているかもしれません。数話拾い見して記憶を戻しつつ、コミックスとはエンディングが違うので一応最後だけ確認している状態です。

 「ツバサクロニクル」の方を先に知っていて、CLAMPの名で見ました。つまりリアルタイムではないです。当時はDVD一気借りだったので、女児向け感が強いですがつまらない訳ではないので全部見たと思います。

 騙されてはいけないのが、前期のOPは曲が非常にいいです。最高です。アニメもいい。特に変身シーンですね。この美麗さが素晴らしく楽しみにしていました。変身バンクじゃないんかい!が感想です。OPアニのオリジナルカットという概念を当時は知らなかった不幸ですね。

 正直完全には覚えていないですが、1・2クール目、3・4クール目が話が分かれています。前半・後半とも「柱」制度をめぐる話で、世界か恋愛あるいは心か?みたいな話でした。アニメの作りそのものは女児向けファンタジーですが、今こうやってレビューを書くと、エヴァが世界系の元祖ではなく「逆シャア」「レイアース」のような個人の気持と世界の比較という時代の雰囲気があったんだなあ、と思います。

 後半の方が話が複雑で、制度に依存する大衆の弱さとか心の2面性みたいな話がありました。
 もちろん恋愛や友情もありますが、物語の世界観に比べてこの辺は女児向け感はあります。ただ、ある恋愛については前半のメインになる話はなかなか壮大でした。
 前半後半くらべると後半の方が年齢層が高めの気がしますが、プロットが優れているのは前半な気がします。

「ダンバイン」などが設定では類似作として挙げられるでしょうが、本作のロボットそれ自体はメカではなく召喚獣として見た方がいいでしょう。見た目はオーラバトラーぽいですけどね。内容もジャンルも別物ですね。
 むしろ、丁度なぜかDアニのトップ画面に出ている「空を見上げる少女の瞳に映る世界」の方が似ている気がします。あと「十二国記」が1992年で本作が1993年なのでちょっと影響があるのかな?

後半に出てくる中華系のロボットを操る子が可愛くていい味出していたと思います。

 もし、リメイクするなら女児向けの演出や言動をやめて、前半の若干冗長な部分と舌足らずの部分をうまく構成して、後半の登場人物を整理すればちゃんと全年齢向け、深夜放送向けに再構成できると思います。

 まあ、それはともかく、是非OPのシーンを美麗な変身バンクで再現していただきたい。

 評価はストーリーは上でもいいましたが、低い水準ではなくチューニングの問題なので4。キャラは…うーん、いいんですけどやっぱり女児向け少女アニメキャラで乗れない部分もあるので、3。
 前半の作画はそうでもないですが、最終10話くらいは綺麗だったかな。3.5。声優はまあ普通?で3。音楽は前半のOPが素晴らしいので4にします。

投稿 : 2023/11/02
閲覧 : 144
サンキュー:

6

ネタバレ

HP:0 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

軽い気持ちで見てみた結果。

 初めに、僕は放送当時の世代ではなく、OPを何かで見て軽い気持ちで見てみただけの一般人です。

 アニメーション、というか作画の方は、かなり力が入っていました。特に第2章。僕は第1章で度々見られたデフォルメされた時のキャラもかわいくて好きだったのですが、後半は物語の雰囲気的にそういった表現はなく、寂しくもありました。まあ雰囲気守ってるのだから正解でしょう。

 物語については、第1章のコミカルでお決まり的な感じが強いのは、個人的に90年代っぽくて好きでした。見てて「なんかいいなー」という感じ。第2章はシリアス感が強めになりますが、話の流れがゲーム的というか、言ってしまえば読みやすい展開が続きます。個人的にはランティスと光って見た目年離れ過ぎだろってなって理解が追い付きませんでした。まあ本来は女の子向けなんだろうし、そこは適性でしょう。

 演技面や音楽の面は、90年代的な趣を感じられました。だからまあ、今さら評価するべき点でもないかなと。飛ばします。

★まとめ
 1章と2章は別物と考えて良さそうです。90年代の雰囲気を感じられ、テンプレだけど見てて楽しくなれる第1章は、軽く見てみるにはちょうど良いかと。ただ、第2章のような雰囲気の作品が見たいのであれば、最近のでもっと話を作り込んでいる作品を見た方がいいかもしれません。ちなみに、僕は海ちゃん推しでした。

投稿 : 2021/04/18
閲覧 : 560
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

原作改変してかなり良くなったが元が微妙なので...

原作はCLAMPが描いてるため絵が物凄く綺麗。
しかし、ロボットも出てこないし話もアニメ版の方が良く出来ている。
アニメ版は良改変ばかりだがまあ元がそこまでなので結局そこそこな印象。
まず、この作品の最も残念なところは見せ場の少なさだろう。
正直、第1部と第2部の終盤しか盛り上がらない。
話が盛り上がらないのはもちろんのことだがこの作品は戦闘がつまらないのが痛い。
ロボットが出てくるのにキャラクターを映し過ぎ。
しかもキャラクターカットの使い回しが多いため見応えがなくそれによって戦闘のテンポが悪くなってしまっている。
作画自体は悪くないと思うがキャラのデフォルメ化が結構出てくるため手抜きの様に感じる。
ただ、2部はそういったシーンが減ったため好印象。
第3OPの映像は神作画ということで有名なため本編も凄いのかと期待していたがそこまでだった印象。
キャラクターは2部から登場した{netabare}ファーレンとチゼータのキャラが残念な印象。セフィーロを制圧しようとする動機があまりにも幼稚だし正直1部でザガート倒した魔法騎士がこんな奴らに苦戦しているのは違和感しかない{/netabare}
ただ、その他のキャラは好印象なキャラばかりだし男性ファンと女性ファンの両方が多い理由も分かる。
音楽はOPED挿入歌は良曲揃いである。
ゆずれない願いなんて大ヒット曲だし今でも色褪せないだけのことはある。
声優も豪華。
演技も良好。
以上のことからアニメ化して確実に良くなった作品であることは間違いない。

投稿 : 2020/01/03
閲覧 : 818
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

貴重なファンタジー×ロボットアニメの系譜にも連なる90年代ヒロイン

原作少女マンガは未読。

番宣や、OPアニメーション。中学生ヒロインズ3人による、
"魔法騎士(マジックナイト)”姿への華麗な変身シーン(ヌードのシルエット)だけ見ると、
テレ朝が、月に代わっておしおきするセーラー服美少女戦士で一世を風靡したのに対抗して、
日テレが同じ『なかよし』から変身ヒロインでも発掘して来たのか?
との第一印象を当時抱き、私は胸を時めかせ(鼻の下を伸ばして)いましたが、違いましたw

実際には、別に毎回の変身バンクがあるわけでもないファンタジーアニメ。
特に前半の第一部は、心のあり方が全てを決する異世界・セフィーロにて、
自らの心の弱さを乗り越えることで未来が切り開かれる。
剣と魔法の胸躍る冒険活劇が、音楽・松尾早人氏、音楽監修・すぎやまこういち氏による、
ロープレ感溢れる熱いBGMと共に、繰り広げられます。
必ずしも勧善懲悪でもない。ラスボス側にも世界に対して言い分がある。
この辺りにも往年の大作RPGの要素なんかを感じて、胸が高鳴ります。


対して後半、第二部は、拠点防衛戦が主になるため、
冒険感が減少して、ロープレ視点では、やや残念な展開……。

繰り返し心の弱さと向き合うテーマ性は良かったですし、
{netabare}ノヴァやデボネア{/netabare}による人の心の暗黒面の体現も、
主題の深化に有効だったとは思いますが、
それも出来れば、各地を3人で冒険しながら葛藤してくれた方が私好みだったかなとも思います。
折角の冒険BGMもやや宝の持ち腐れな感じです……。

ただ一方で、伝説の"魔神(マシン)”登場後、特にこの第二部で、
ファンタジー×巨大ロボットアニメとしての性格も帯びていく点は、
個人的に得点が高いです。
その他、ファイターメカ搭載の巨大戦艦やら、移動宮殿やらも乱入し、
合体なども手描き作画で仕掛けて行くなど、
ロボ好きの一部男子は熱くなって来ます。
但し、{netabare}巨大サンユン{/netabare}に至っては、もはや何のジャンルだか分らなくなって来ますがw

だから今春出たゲーム『スーパーロボット大戦T』(PS4/switch)にて『レイアース』参戦!
と聞いた時は、自分は別に『スパロボ』プレイするわけでもないのに、
これで少女マンガ原作の本作に秘められた、
熱いロボット魂が普及する!と素直に嬉しかったです♪


劇伴だけでなく主題歌もミリオンセラーとなった
田村直美さんのOP「ゆずれない願い」を始め良曲揃い。
いずれも歌詞世界が、心を問う作品テーマに寄り添っていて好感できます。
さらに、いくつかの曲では、光、海、風、ヒロイン3人の名前が
歌詞に埋め込まれたりもして今風に言うとエモいです。


こうして振り返ると、ロープレ、ロボットと少年向けの要素も強かった印象の本作。
それでも、本作は華奢な身体の女子中学生戦士たちが躍動するヒロインアニメ。
色々あったファンタジー衣装の中でも、私は初期からあった
3人各々違う中学校の制服の上から、胸当てやら籠手やらを装備した姿にグッと来ます。

赤セーラー服の光の脇を固める、海、風のふたりはそれぞれ青&緑のブレザーで、
そこへの武具のアレンジには、セーラー服美少女戦士とはまた違った魅力があります。

何より、ヒロイン3人共、しっかり恋し、恋されている。

異世界召喚の舞台となった本作唯一の“聖地”である、
東京タワーの勇姿共々、
光たちもまた、私にとって色褪せない90年代アニメヒロインです♪

投稿 : 2019/12/12
閲覧 : 830
サンキュー:

20

ネタバレ

ちゃろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

名作と言われるものでも

大別して今も通じる名作と通じない名作があると思います。

個人的な意見ですがこちらの作品は残念ながら通じない方だと思います。

リアルタイムで見た時もそこまで面白いと感じなかったのですが今見てもなかなかつまらない。

さらに当時はすごくかっけー絵柄だと思っていたのが今見るとやはり古臭さが隠せない。この辺りはザ90年代の絵柄なのでしょうがない。最先端の絵柄になればなるほど時代が変われば古臭く感じるものです。

とりあえず主人公、わき役、全員が癖が強い絵柄です。時代のせいだと言われるとそれまでかもしれませんが濃すぎるキャラは見ていてくどいです。サブキャラはもう少し薄いビジュアルでもよかったような気がします。それでも主人公3人組は見た目も中身も十分魅力的だと思います。

ただ肝心の物語がそこまで面白いものではないです。どっちかというとキャラで持ってる作品のように感じます。その理由は何だろうと考えてみました。

それは改めて視聴してすぐに気づきました。その当時の鉄板要素であるきれいごとだけで上手くいく展開が嫌いなんです。

当時からひねくれ小僧だった私はピンチになってもきれいごとを叫びながら謎の力で状況を好転させる展開が大嫌いでした。

この作品の大半はそれでクリアしちゃうもんだからそりゃ面白いとは感じないでしょうね。ほぼ毎回と言っても過言ではないです。

その辺りが大味なのも原作が少女漫画だからなのでしょう。原作は未読ですが少女漫画で剣と魔法はともかく、ほぼほぼロボットアニメとかよく考えたらすごいですね。それともあかずきんチャチャの様に原作とアニメは全然違う話になってるんでしょうか。


本当に「名」がつくようなものは時代を超えても色あせることはないと考えます。もちろん多少古臭くなるのはしょうがない。でも今見ても十分面白い、見た後にしっかりと余韻を残すような作品だと思います。実際名曲と言われるOPは今聞いても素晴らしい。ただ作品は正直今の時代とあってない。色あせてしまってる。

この作品を名作と呼ぶ人は多いですし、私自身もそこに異論を言うつもりはありませんが個人的には今は通じない名作、もっと本音を言わせていただけるなら名作と呼ばれる作品と比べると頭一つ落ちる作品です。

ほんと田村直美のOPは二つとも間違いなく名曲でOPだけ見ると名作のオーラは十分あるんですけどね。

特に2部のほうは本当にカッコいい。曲の力もあって映像もかなりカッコいい。冒頭の変身シーンから作品の魅力に引き込む力は十分にありますし途中のカーテンも裸足で逃げ出すほどの長いマントを纏ったシーンもカッコいい。話数的にこの曲があまり流れなかったのはもったいない。OPだけ見てこの作品は面白そうと感じさせるには十分すぎるくらい魅力的なOPだと思います。
だけど肝心の物語は…

投稿 : 2019/05/26
閲覧 : 1031
サンキュー:

2

ネタバレ

あぱぱ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自分と仲間を大切にする気持ち

視聴回数 全話5回くらい

CLAMP作の異世界召還物語。2部構成で1部と2部で話の趣旨が変化しているところが見所です。

1部の前半は低年齢向けを前面に出した展開ですが、1部のラストあたりから2部にかけては、ある程度年齢が高くないと物語の意味が分かりづらいと思います。
(自分の意思とは何か?愛すると好きの違いは何か?といった哲学的な問答)

私が最初に異世界召還作品と出会ったのは「聖戦士ダンバイン」でした。
レイアースはダンバインと同じように異世界住民から主人公の意思ではなく、一方的に異世界へ召還される物語。
そのような状況なので、主人公たちは目的や意思が最初の時点では曖昧なまま進んでいくようになっていきます。

{netabare}自分の意思が大きく反応する異世界セフィーロで、彼女たちは目的に向かって進んでいくうちに意思が成長していきます。
誰かを好きになったり、戦いの中で悲しみを背負ったりなど気持ちが揺れ動きながらも「自分の意思」と正面から向き合うようになっていきます。{/netabare}

物語はRPGゲームのようなパーティ構成で進んでいきます。(特に1部)
作中音楽は、すぎやまこういち氏が監修で松尾早人が担当されているので、ドラゴンクエスト風なBGMで戦闘場面が盛り上がります。
(当時はRPG風作品が多くありました。リューナイトなど)

メインキャラクターは3人の女子中学生「ヒカル(光)」「ウミ(海)」「フウ(風)」
それぞれ個性がある性格をしています。
3人とも家柄がよくて、どちらかといえばお嬢様な方々です。
この物語を通して一番成長したのはウミだと私は感じています。

初期オープニング「ゆずれない願い」は当時では有名な歌です。もちろん作品テーマにぴったりな元気を与えてくれるパワーソング。
「光と影を抱きしめたまま」(43-49話)のオープニングも好みです。
(結局のところBAND「PEARL」好きなのです)

主題歌の歌詞にメインキャラクター「光海風」が含まれている意味ありな点も魅力があります。

(余談)

作品放映時、私は故郷を離れて生活していました。
こんな時期に作品を視聴していたせいか、レイアースの主人公たちの気持ちがなんとなく近くに感じられました。
見知らぬ場所で自分の意思で生きていくというのは、覚悟が必要でした。
頼れる友達(仲間)も自分で見つけて、その人たちへの思いやりも大切にしてきました。
そのおかげで、今ある私は存在できているのだと実感があります。

新天地を目指す方々へ元気を与えてくれる、この作品を視聴していただければと思っています。

投稿 : 2018/06/02
閲覧 : 673
サンキュー:

9

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

異世界アニメにハマり始めた時期の名作。現代の異世界ジャンルに物申したい。

今でもOP覚えてて歌えますね。


「ゆずれない願い」

「明日への勇気」「キライになれない」
「光と影を抱きしめたまま」

「ら・ら・ば・い~優しく抱かせて」
「いつか輝く」

いい曲ばかりです。


OVAの「All You Need Is Love」が地味に好き。

このアニメは今考えればオーパーツみたいなアニメで、カラー分けされた個性のまったく違うヒロインたちが、
異世界召喚され、伝承の勇者となり、振りかかる困難を打ち破り、徐々にレベルアップし成長していく様を見せる。
よくアニメが良いか原作が良いかでもめることがあるのですが、それも面白い部分で、差異がハッキリしてる。

アニメではメカデザインのプロが手がける「魔神」と呼ばれる機械仕掛けの意思を持つ兵器が戦うことが多い。
他にも主要人物がストーリー半ばに亡くなってしまったりと、原作ほど何もかもが綺麗に仕上がるわけではない。

原作は、美しい女性や男性を繊細に描写し、戦闘で血を流し困難に見舞われてもなお、凛とした立ち姿を見せる。
アニメでは、男の子も視聴に耐えうる少年漫画的な表現やスピード感もあるが、その分禍々しいデザインもある。
制作環境や客のニーズに、時代考証を鑑みた時に納得ですし、作者側とアニメスタッフの連携があっての両作です。

でも、アニメで明かされない設定や登場人物の良い関係がとても好きなので漫画を読んで幸せになって下さいなw

曲としての完成度が高い現代のアニメソングではなく、“顔”とも言える作品のためだけに作られた名曲の数々は
このレイアースを語る上で無くてはならないアニメ版の骨子ともいえるものですし、この作品が好きだからこその
原作とアニメの両方をじっくり見て聞いて世界に浸ることが楽しかったですね。

何度観てもやっぱり好きだなーと思う部分。ふしぎ遊戯や十二国記でも思うのですけど、“東京”つまり現実世界
に帰ってきた時の主人公たちをアニメーションで観ている時がほんとに好きだなと思います。多分BGMや背景美術に
声優の演技、漫画版より詳細に長尺でやるなど、アニメならではの空気や楽しさが好きなのでしょうか?

最近の異世界モノでザンネンだなと思うのが、現実世界をドロップアウトしたい「欲」からくるものが多いので、
当時の異世界モノと違って現実世界でのエピソードやどちらの世界にも感じる郷愁を描かない点が少し物足りない。

お互いに無いと寂しい事柄があって、現実世界に帰ってきた時のカップラーメンの味(笑)や、世界の移り変わり、
仲間や恋人、打倒するべき悪などの、異世界で待つ人々。なんなら、やっぱ現実はクソゲーだなと再認識でも良い。

侘び寂びとは少し違うのかもしれませんけど、せっかく魅力を持たせられる要素を排除したのは痛いですよね。
でもこれは簡単な話なのかな?とも。この頃の作品を見ていた人達が異世界から帰りたい!と騒ぐ主人公達を見て、

「俺(私)だったら現実なんて捨てて、この世界に永住するのに…(だから、騒いでる主人公たちが煩わしい)」

なんて思いから、今のテンプレートが出来たかもしれないw 時代ごとに移り変わる流行りは興味深いものです。

投稿 : 2018/04/16
閲覧 : 776
サンキュー:

21

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

OPは、自分的に、魔方陣グルグル、天空のエスカフローネ と並び、90年代最高のアニソンです♪

最近、キャッチさんが昔懐かしのレビューをしてくださるので、触発されました(笑)

自分は31なんで、over30には懐かしいと思ってもらえたら嬉しく、10代、20代には、新鮮な発見をしてくれたら嬉しいなと思いながら、しばらく90年代レビューにはまっていく予定です♪

と言っても、内容はあまり覚えてないんですけど(笑) 確か、魔法少女的なのが、剣やら魔法やらで戦う話。なんか面白かった記憶。

ただ、このOP「ゆずれない願い」は、今でもたま~に鼻歌で歌うほど、耳に残っています。表題の通り神曲なんで、知らない方はYouTubeへレッツゴー(笑)

てか、なんか見返したくなってきた。TSUTAYAには……ないかな(苦笑)

投稿 : 2018/01/06
閲覧 : 542
サンキュー:

17

ネタバレ

zzz さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

魔法少女モノではなくロボットアニメかな

魔法を使っている印象が薄いアニメでした。魔法で魔神を呼び出してバトルしているイメージが強く残っています。
ヒロイン3人のキャラ、そして脇役も魅力的に描かれている作品でした。

なおアニメ化の際、平野監督によって「人造人間キカイダー」の要素が
盛り込まれています。

OPテーマ「譲れない願い」「光と影を抱きしめたまま」アニソン歌手でない一般の歌手が歌っているのに、きちんと作品とマッチしていてよかったです。

投稿 : 2017/10/28
閲覧 : 436
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

ストーリー的にはかなりいい内容です

ただ年代が古いため魅せ方展開バトルシーンが見劣りします

キャラ自体の作画も今と比べるとだいぶあれですが

ストーリーだけは現代でも通じる内容ですので

ぜひ一度見てくださいお勧めです

とくにめぼしいアニメを全部見てしまったあなた

何か良いアニメはないかなと探してるあなた

古い年代の良作品だと思います

49話見応えがあります

投稿 : 2017/08/16
閲覧 : 295

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

今では珍しい少女異世界ファンタジー漫画原作 ふうちゃん♥一択

初回放送1994年
キーワード「CLAMP」「なかよし」「東京ムービー新社」「東京タワー」「名称が自動車関連」


ヒロイン3人の中で緑の女の子がファンだった~
鳳凰時 風…ふうちゃん♥癒しの風受けたかった(笑)


OP田村直美さんの譲れない願い、出だしの部分が耳に残ります。

止まらない願いをめざして~
ゆずれない願いをを抱きしめて♪
色褪せない♪心の地図♪光にかざそう~

投稿 : 2017/04/16
閲覧 : 527
サンキュー:

13

ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

CLAMP×ロボット×異世界召喚

◆総評:原作マンガは今読んでもかなりの魅力作だが、アニメはやや作品コンセプトに難有りか?

1994年~95年にかけて放送された少女マンガ原作・2章構成・全49話の長編アニメということで、さすがに最近のテンポ良く美麗なアニメばかり見慣れていると、脚本・作画・演出等いろいろと粗が目についてしまいました。
ただし、第一章のラスト2話は、かなり意外な展開で盛り上がるのと、第ニ章のラストも結構グッと来る良い展開なので、我慢して見る価値はありました。
全くの新規の方への視聴はお薦めできませんが、これまでCLAMP原作アニメを何本か視聴済みで、ファンになっている方なら、新たな発見もあって楽しめる作品かと思います。

◇以下、原作マンガ読了後の追記。

本作完走後、原作マンガ(『魔法騎士レイアース』(計3巻)、『魔法騎士レイアース2』(計3巻)の全6巻)の方も完走したので、アニメとの印象の違いについて若干の考察を加えます。

----------------------------------------------------------------
『魔法騎士レイアース』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.4
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1993年11月号~1994年3月号、1994年5月号~1995年2月号(計15回)

アニメの第一章(計20話) ※個人評価 ☆ 3.6
放送期間:1994年10月~1995年3月(※登場キャラ&シナリオは基本的に原作準拠だがエピソードの水増しあり)

『魔法騎士レイアース2』(計3巻)  ※個人評価 ★ 4.3
少女マンガ誌【なかよし】連載期間:1995年3月号~1996年4月号(計14回)

アニメの第二章(計29話) ※個人評価 × 3.4
放送期間:1995年4月~11月(※ただし登場キャラ&シナリオに大幅な違いあり)
----------------------------------------------------------------

・上記のとおり、アニメの第一章は原作の前半『魔法騎士レイアース』にほぼ準拠していますが、第二章の放送が始まる頃には原作のストックが尽きており、この第二章は原作とは別シナリオの展開となっています。
・ただし、第二章のシリーズ構成&脚本自体は、マンガ原作者(CLAMPの大川七瀬氏)が行っているので、アニメ制作側が原作マンガのシナリオを改悪した、というわけではありません。

・原作マンガの方は、マンガの制作技術そのものが20数年前とさほど変化していない(※技術進歩の著しいアニメと違って、その頃から既に完成の域にあった)こともあって、今の基準で見ても相当な魅力作・力作と思いました。
・一方、アニメの方は、本作が制作された1990年代前半~中頃の水準ではシリーズ構成/脚本/作画/演出のあらゆる面に関してまだまだ完成度が低く、

(1) 第一章では、引き締まった内容の原作に、予め決まっている放送回数に見合うように、当たり障りのないエピソードを水増しして、結果的に作品内容を希釈してしまっている印象。
(2) 第二章では、そもそも原作には登場しない重要キャラを複数登場させ、シナリオ自体も原作とは大幅に違ったものに変えたが、その際に、原作の方に一貫して伏流し、アニメの第一章でもその片鱗の伺えたシナリオ&キャラ&世界観設定の「CLAMPらしさ」が大きく毀損されてしまった印象が強い。

・本作の監督を務めた平野俊弘氏は、どうやらロボット&アクション作品に強い方らしいので、登場キャラの心情推移の細やかな描写に魅力のあるCLAMP作品(※本作のように一見、派手なロボット&アクションものの顔をしている現作マンガの場合でも、実際には登場キャラの細やかな感情の動きの描写に魅力があってこそ人気が出たものと推測します)の監督としては、やや不適任だった気が個人的にはしました。

※以上、まとめると・・・

<1> 原作マンガの方は、今読んでも十分に楽しめる、内容の引き締まった魅力作と思いますが、
<2> アニメの方は、当時のアニメ化技術の未成熟に加えて、内容面でも原作マンガの魅力が大きく毀損されている感があり、残念ながら、原作マンガを読んでその熱烈なファンになった方以外には余りお勧めできる作品とは思えませんでした。

※なお、本作の数年後に原作マンガの連載が始まり、本作と同じく連載途中でアニメ化の決まった、同じCLAMP原作作品 『カードキャプターさくら』では、本作での経験を上手く活かした?原作者大川七瀬氏が、最初からシリーズ構成を全部担当してアニメ化に際しての制作コンセプトを予め確り打ち立てている印象で、NHK製作アニメという制作環境の良さも加わって、原作マンガ以上にアニメの方が魅力的な作品に仕上がっているように思います。


◆視聴メモ
{netabare}
・光、海、風は揃って14歳(中学2年)
・信じる心が力となる世界セフィーロ
・ザガードは神官なので「猊下(げいか)」
・魔神=マシンつまりロボットなのか?それとも謎生物なのか?はっきりしない{/netabare}

◆作品情報
{netabare}
原作           CLAMP
監督           平野俊弘
シリーズ構成      まるおけいこ・中村修(第1話 - 第18話)、大川七瀬(第19話 - 第49話)
脚本           大川七瀬、まるおけいこ
キャラクターデザイン 石田敦子
メカニックデザイン   山根理宏
音楽           松尾早人
アニメーション制作  東京ムービー新社{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 魔法騎士レイアース (1994年10月-1995年11月) =========
{netabare}
 - - - - - - - - - - - - - - - 第一章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^^^^^^^^^^ OP「ゆずれない願い」、ED「明日への勇気」 ^^^^^^^^^^^

第1話 伝説のマジックナイト始動 ★ 伝説の魔法騎士セフィーロ召喚(光・海・風)、導師クレフの託言、光の魔法
第2話 沈黙の森の創師プレセア ☆ 創師プレセア&モコナとの出遭い、初めての武器、エテルナへの出発
第3話 謎の美少年剣士フェリオ ☆ 意思の世界、風&フェリオの共戦、沈黙の森脱出
第4話 執念の魔操士アルシオーネ ★ 海負傷、光奮闘、海の魔法、風の魔法 
第5話 伝説の鉱物エスクード ☆ 平面の泉、エメロード姫、アルシオーネ撃破
第6話 命をかけたプレセアの武器 ☆ セフィーロ崩壊の始まり、召喚士アスコット、召喚獣アトランテ襲撃、騎士の剣、プレセア死亡
第7話 捨て身のフェリオ砂漠の恋 ★ 剣士フェリオの迷い、召喚獣パジェロ、剣の成長(風)
第8話 召喚士アスコットの恐怖の罠 ☆ 魔物の跋扈する村、召喚獣ビガー(ひかり)、剣の成長(光)
第9話 マジックナイト最大の危機! ☆ アルシオーネの執念、海の迷い(東京タワー)、剣の成長(海)
第10話 よみがえる伝説の魔神セレス ★ 召喚獣カペラ、海の神殿、魔法騎士の証し(海)、第一の魔神復活
第11話 異世界セフィーロの魔神伝説 ★ 神官ザガート襲来、エメロード姫の救助依頼、フェリオとの再会、村人の襲撃、フェリオの機転
第12話 恐るべき幻惑士カルディナ ☆ 導師クレフ&エメロード姫の幻覚、海の召喚士アスコット説得 
第13話 この世界でいちばん大切なもの ☆ 金の亡者カルディナの懐柔 ※脚本いまいち
第14話 光、海、風のゆずれない願い ☆ 魔物は不安・恐怖の現実化、光の孤独な奮闘、魔法騎士への意思 
第15話 第二の魔神・空神ウィンダム ★ イノーバの策略(セラ、人質フェリオ)、魔法騎士の証し(風)、第ニの魔神復活
第16話 強敵!剣闘士ラファーガ ★ セフィーロ崩壊の危機、の親衛隊長 
第17話 イノーバの正体とよみがえる記憶 ★ 聖獣イノーバ、フェリオの素性・記憶の封印解除
第18話 最後の魔神・炎神レイアース ★ ザガート襲来、魔法騎士の証し(光)、最後の魔神復活 
第19話 対決!魔法騎士 VS ザガート ★ セフィーロの理(ことわり)、ザガートの魔神、合体魔法(光の螺旋)、「どうか、自由に」
第20話 伝説の魔法騎士! 驚異の真実 ★★ 姫の異変、姫の真意、帰還、三人の願い

 - - - - - - - - - - - - - - - 第二章 - - - - - - - - - - - - - - - - -
  ^^^ OP「キライになれない」、ED「ら・ら・ば・い〜優しく抱かせて」 ^^^

第21話 出発(たびだち)と新たな絆 ★ 東京タワーでの再会、再召喚、クレフとの再会
第22話 セフィーロと三つの国 ☆ 柱不在のセフィーロ、プレセア・三魔神との再会、オーロザムの挨拶(イーグル)
第23話 オートザムの侵攻とランティス ☆ フェリオ&ラファーガ達との再会、ランティス(ザガート弟)&妖精プリメーラ登場
第24話 魔法騎士と戦艦NSX ☆ 避難民の少女ミラ、オートザム戻りのランティス、アルシオーネ再襲来
第25話 光と夢の中のノヴァ ★ アルシオーネの異変(邪悪な気配)、ノヴァの呼びかけ、イーグルとの対話、アスカ登場
第26話 魔法騎士とファーレンのアスカ ☆ ファーレン第一皇女アスカの幻術 
第27話 セフィーロの柱の秘密 ☆ 主を待つ王冠、光の夢に出てくる謎の存在(デボネアとノヴァ)
第28話 光とランティスの危険な旅 ☆ 城の外の世界、アルシオーネとランティスの出遭い  
第29話 イーグルと捕われた光 ★ NSXクルーと光の交流、極度に機械化された国オートザムの危機
第30話 ノヴァと悪魔の魔神レガリア ★ レガリアvs.レイアース、デボネア出現、折れた光の剣
第31話 チゼータの移動要塞と戦えない光 ☆ チゼータの侵攻 
第32話 海・風とファーレン・チゼータ ☆ 光の苦悩、巨大サイユン、海・風囚われる
第33話 光の願いとプレセアの秘密 ☆ プレセアの双子の妹、光の剣の再練成
第34話 光と引き裂かれた友情 ☆ 続き、イーグルの病気発覚
第35話 海とタータ・タトラの野望 ☆ 海とチゼータの姫たちの交流、風とアスカ姫の交流
第36話 風対アスカ! 命がけの弓勝負 ★ 風のアスカ説得、フェリオの風救援 
第37話 甦れ! 光の剣 ★ ノヴァ一時撃退、デボネア一時撃退、アスコット負傷
第38話 イーグル・セフィーロ城総攻撃! ☆ 戦艦NSXの砲撃、クレフの防御魔法の限界、オートザム機(FTO、GTO)vs.魔法騎士達
第39話 セフィーロ城 大混戦! ★ 魔物の城内出現、イーグル捕獲、デボネア王冠奪取失敗、エメロード姫の声
第40話 魔法騎士とひとときの安らぎ ★ 過去のセフィーロ(光の幻視)、柱が無くても花が咲く世界
第41話 ノヴァとの戦いと魔物の正体 ★ ノヴァのランティス襲撃、王冠の鼓動、魔物を生み出すもの(恐怖心)の克服、光の恋心の行方
第42話 巨大サンユン VS NSX! ☆ アスカの成長(セフィーロの柱断念)

  ^^^^^^^^^ OP「光と影を抱きしめたまま」、ED「いつか輝く」 ^^^^^^^^^^

第43話 王冠の部屋と柱の記憶 ★ デボネアの所在、王冠の変化、柱の有資格者
第44話 真剣勝負! 海 VS タータ・タトラ ☆ チゼータの敗北宣言、セビル&アルバ登場
第45話 絶体絶命! ランティスの危機 ☆ ノヴァの正体、ランティスの躊躇い・負傷 
第46話 光・衝撃! ノヴァの真実 ☆
第47話 真の柱は!? 光か、イーグルか!? ☆ 
第48話 果てしない戦い! ★ イーグルの自己犠牲
第49話 勝利への道! 信じる心が開く明日! ★ 対デボネア最終決戦、セフィーロの新しい出発、帰還{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)22、☆(並回)26、×(疑問回)0 個人評価 ☆ 3.5 



============= 魔法騎士レイアース OVA (1997年7-12月) ============

全3話 ※未視聴
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 個人評価 

ED 「All You Need Is Love」

投稿 : 2017/03/14
閲覧 : 943
サンキュー:

25

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

異世界召喚バトルヒロイン系、90年代屈指の名作。1部も良いんですが、2部の方が更に好き

CLAMP作品、なかよしの少女漫画原作の異世界バトルファンタジーです。全49話。
3人の中学生の女の子たちが、異世界セフィーロで、伝説の魔法騎士(マジックナイト)となってセフィーロの危機に立ち向かう!
1部(1~20話)とそれ以降で作風がかなり違い、後半はロボットアニメに…
優れた王道ファンタジーで多くの魅力あり、90年代を代表する名作です。
なお現在まで20年以上続く「名探偵コナン」の前番組だったり。

{netabare}『物語』
東京タワーに社会見学に来ていた獅堂光(ひかる)、龍咲海(うみ)、鳳凰寺風(ふう)の中学生3人が、突如、異世界「セフィーロ」に召喚され、導師クリフ(ショタだけど長老)から「セフィーロが危機だから、マジックナイトになって戦ってくれ!」「セフィーロの平和を守っていたエメロード姫が神官ザガートにさらわれたから、助けて!」と言われ、3人はセフィーロを救う冒険の旅に出るのであった…。
…東京タワーってところが時代ですなぁ。今ならスカイツリーになりそう。

異世界召喚系です。3人組は元からの友達ではなく学校も違う他人同士、マジックナイトとして共に戦い旅をするうちに、少しずつ芽生える友情が良い感じ。
まさにRPGの王道を(子ども向けに)親しみ易くお話が展開していく。
主人公が最初からある程度強くて、ピンチには気合いと根性と友情パワーでゴリ押しするタイプ。
これをワンパターンやご都合主義と見るか、良き王道と見るかでまず評価が割れそう。
最近の理屈重視する風潮だと幼稚に見えそうですが…それが良いんです。

3人はいきなり異世界に来てもあまり動揺しない、過酷な旅も、マスコットのモコナの便利魔法で快適快適♪
街の住人との交流も殆どなし、話が3人で完結する展開多くてやや飽きる。
ここら辺は冒険物としては物足りないんですが、まあ低年齢向けのファンタジーとして、戦闘や困難ありつつも、適度に楽しく異世界を満喫する雰囲気が見所かも。
1部はギャグやコメディーシーン多く、割とゆるい雰囲気もまぁまぁ楽しいものの、やや飽きる。

戦闘が割と良い感じ。戦闘シーンは同じなかよしのライバル「美少女戦士セーラームーン」より見応えあった。
でも、光たちの技が「炎の矢ー!」とかひねりが全く無いのは惜しい。技名はセーラームーンの方がカッコ良かった。(男子の視点)
敵のザガートの技の方が中二病的にカッコイイ、「闇爆殺襲(ストラトス)」「銀爆殺襲(ディアブロ」「闇衝招撃(レクサス)」かっけえ!
…でも、アニメ中ではいまいち技名出てこなかったような。

作戦面では、主に光がナイス機転で戦局好転させる頭脳プレーも多く、連携を通して絆か深まるのも良かった。
…頭脳派っぽい風ちゃんや賢い設定の海ちゃん差し置いて、猪突タイプの光が作戦面でも主導しちゃうのはちょっとバランス悪いかな~、とも思いました。

ラブコメ面では、風ちゃんとフェリオの奥ゆかしい出逢いとその後の関係がステキ。
敵側もボスのザガートを女幹部のアルシオーネが一途に愛していたり、双方の愛のドラマが次第に深みを増していく。
…そして本作の要「柱システム」にまつわる悲劇、愛ゆえの苦しみ、悲劇的にして意外な真実と結末が凄まじい。
悲劇のヒロイン、エメロード姫。ひとりの少女の自由と心を犠牲にしての世界の調和…
セフィーロを滅ぼそうとしていた悪党なザガートが真に秘めた愛…
エメロード姫の哀しき真の願い、選択を迫られる光たちの苦悩…
1部終盤の展開は圧巻でした。
「柱システム」の是非については特に思うところは無いです。世界を統べるシステムとしては結構良心的では。
ただ、セフィーロが本当に「想いの力」で成立する理想郷ならば、姫やザガートもまた想いを持つ生きた存在である以上、ザガートがやらかさなくても、いつかは誰かが破綻させずにはおけない、必然だったのかも…
それを踏まえると、一貫して強く真っ直ぐな想いの力を持ち続けた、異世界の少女たちの心の在り方が(2部も通して)描かれ、本作を通して答えを出したのは、やはり素晴らしいです。


2部は作風が大きく変わり、セフィーロに侵攻してくる3陣営を、魔神(マシン。ロボット)で迎え撃つ展開に。
冒険活劇の面白味は消えて地味な展開続くものの、3陣営それぞれのキャラドラマや光たちとの交流劇、重層的に繰り広げらる切なくも尊いラブコメ(一部ヤンデレレズ)は、質量ともに1部を上回っていて、私的に2部の方が好きです。
まあ、ワンパターンだったり、展開(特にバトル)が冗長だったり、ゴチャついている面はありますけど。

私が2部を気に入っている理由は、世界観のスケールが大きい(というかカオス)から。
機械文明のオートザム陣営だけ、ファンタジーよりもSFっぽく、話がファンタジーからSFも何でもアリっぽい感じにワクワク感が。
バトルは対オートザムが一番ロボットアニメ的でカッコ良かった。戦艦NSXは男子心をくすぐるカッコよさ!他陣営の理不尽なファンタジーに押されがちでしたけど…
他2陣営は中国っぽいファーレン、アラブっぽいチゼータ、こちらもそれぞれ個性的、かたやセフィーロのマジックナイト達は魔法ロボット、世界観がまるで違う陣営同士ゴッタ煮なハチャメチャな雰囲気は嫌いじゃ無いです。

侵略者3陣営とも悪人では無く、ゆるい雰囲気のチゼータの姉妹や、子どもっぽく我儘だが根は悪い子ではないファーレンのアスカ皇女と(割とコミカルな)バトルしつつ、マジックナイトそれぞれが交流して仲良しになっていく、優しい世界が良い。
…CMアイキャッチで、陣営ごとのキャラ紹介するのも地味に好印象。
(根は悪い人たちじゃない)3陣営と延々と膠着したバトル続けながら、少しずつ交流して、友情育んでいく流れ。
特に風ちゃんとアスカ姫の交流は微笑ましくて好き。終盤の昨日の敵は今日の友な王道も熱かった。
一番シリアスなオートザムも非常に紳士的で、光とイーグルのロマンスはドラマチックでした。

真の悪デボネア…よりも、光に執着するヤンデレなノヴァちゃんの狂気っぷりが可愛かったです。
2部のシリアス(と、ヤンデレ百合)成分の大半はこの子が持って行った。
多少話が膠着しても、ノヴァちゃんのトンデモっぷりと精神攻撃は基本!だけで楽しめたです♪(百合厨視点)
…真面目な話、ノヴァは光の分身なので、葛藤(エメロード姫を…)しつつ、それでも挫けずに強く正しい想いを貫く光の成長劇として見応えタップリでした。
(後のペルソナシリーズの先輩かも)
流石の光も年相応な女の子なので度重なる精神攻撃は辛すぎる…
が!そこは層の厚い魅力的な美少年美青年たちとのロマンスに繋げてくる、良いですな♪
海ちゃんも風ちゃんもそれぞれラブコメの波動が、膠着バトルを通してちゃんと育まれるので、展開が膠着していた割には飽きさせませんでした(いや正直バトル的には飽きてましたが…)

終盤山場の終末感絶望感、それに対する人々の想いの力を結集させて立ち向かう展開が熱い。
モブの子どもたちがモコナとプリメーラちゃんを守り、「私達でも誰かを守れる」
非力でも、強く想えば希望に繋がる…王道、これも作中通してテーマが一貫しているので説得力ある。

最終的に光が選んだ道は…
後の「魔法少女まどか☆マギカ」のまどかの先輩だったかも。
光ちゃんはハッピーエンドで後味良いですけど。
ご都合主義?かも知れませんが、このラストは非常に好きです。
誰かを想う心の尊さ、光と影があっても、全てを飲み込んで、それぞれが生きていく…
2部のカオスっぷりも含めて、安易な調和ではなく、ゴチャゴチャになっても互いに想いを通わせていく方がステキ…なんじゃないかな~?そう感じました。
セフィーロから調和が失われても、3国含めて共存共栄していけるであろう(と思わせる)雰囲気が築かれているので、光たちが帰還した後もきっと大丈夫でしょう。
…オートザムの侵攻理由を原作の環境汚染→アニメ版の精神エネルギー枯渇
に変更したのは何気に良かった。
原作だと根本的な解決が見えない、アニメ版なら何とかなりそうなので。

総じて流石の名作なんですが、全49話だと冗長に感じる場面も多かったです。
…プレセアさん殺したアニオリはちょっと…原作者による補完はナイス…なのか?
それでも、根本を貫くテーマ(想う力の尊さ)が良く、多くの魅力的な見せ場あり。
冗長さも、当時週1で観る分にはあまり気にならず。
やはり素晴らしかったです。


『作画』
CLAMP絵、キャラデザは低年齢向けっぽいものの、十分可愛いです。
1部のギャグの崩し多用は良し悪しあり。
美形男性陣は今でも通用しそう。
武器や変身衣装、魔神のデザインが素晴らしい。
オートザムの兵器デザインは男の子向けアニメとして見ても良い感じ。
戦闘シーンの見せ場は冗長かつ少な目なのが惜しい。


『声優』
椎名へきるさん初めマジックナイトたちの声優陣は…次第に愛着わいてきます。
気合はイマイチ…でも、後半の感情こもった演技は引き込まれる魅力あり。

美形男子勢が豪華、佐々木望さん山崎たくみさんの美少年系から、小杉十郎太さん置鮎龍太郎さんの渋イケメンも絶品。
アスコットの高山みなみさんも。

MVPはエメロード姫&イーグルを兼任した緒方恵美さん。
緒方さんと言えば美少年な印象を覆す、正統派薄幸のお姫様!切なげかつ…えろい!
「お願い!私を殺してえええええっ!」
緒方さんその気になれば、お姫様も完璧なんだな…。
イーグルは緒方さんのイメージ通りな陰のある美青年、どちらも最高です。


『音楽』
主題歌がOPED共に抜群の名曲揃い。90年代を代表するアニソンの一角。
最初のOP「ゆずれない願い」も素晴らしいんですが、2番目の「キライになれない」は更に良い。
主題歌変遷してどちらも良いのは稀有。
歌詞が完璧、マジックナイトたちの名前をちゃんと盛り込んだり、メロディーも美しい。
BGMも含めて、楽曲面でも不朽の名作。


『キャラ』
CLAMPの名作だけありキャラ層はバツグンです。
1部よりも2部の方が魅力上がっている、2部はアイキャッチで各陣営紹介もやっていて覚え易い工夫も良い感じ、こういうギミックはキャラへの愛着強めるので地味に重要。
アスカ姫とチゼータ姉妹可愛かった。
全般的に完全悪は少なく(デボネアくらいか)、神官ザガートやアルシオーネも愛ゆえの悲しみがある多面的な描かれ方が魅力。

マジックナイト3人娘は光含めてやや優等生的(頭脳では無く性格)で、1部では海ちゃんが一番騒がしくって女の子らしかった。
設定上優等生なハズなのに、海ちゃんが一番脳筋なような…
逆に光の方が賢い印象。
1部前半時点では正直、マジックナイト達にそこまで魅力感じない。
でも。次第に成長したり、ロマンスあったり、1部終盤以降は海ちゃん風ちゃんの魅力もグングンアップ。
海ちゃんは2部の凛とした強さが、カッコ良かったです。光が苦悩する分、武闘派要素は海ちゃんが頑張っていた。
風ちゃんマジ女神ですねぇ…。未だにアニメのメガネっ娘で上位の可愛さですよ。
光ちゃんも、やはり1部終盤以降の苦悩や心の弱さ見えてくる程に可愛さ増す感じ。

モコナ、ドラえもん並みに一家に一匹欲しいです。
プリメーラちゃんの元気さは癒しだった。

美少年美青年の層の厚さは流石。
合法ショタ(745歳!)導師クレフはまさに賢人の風格あり、後半の人情味ある苦悩で好印象。
そして結構モテる…かわいい。

年相応の快活さとクールさ併せ持つフェリオ君もかっこいい。
物語の主人公になり得る立ち位置の割には出番が奥ゆかしい…

アスコットは1部の無邪気な邪悪ガキ→2部の奥手だが勇気ある頼れる男に大成長。
好きな娘のためにがんばる、素直で良いですね~。

寡黙で知勇兼備な人格者ランティスも超頼れる。
生身で巨大ロボットやら理不尽な魔術に互角って強すぎる。
1部では普通に強キャラ程度…2部では苦悩する光を一番ちゃんと理解してくれていた兄的存在。
知勇仁全てが完璧、こりゃあ光ちゃんが好きになりますわー。

男性陣随一はやはり、緒方恵美ボイスが最高にクールなイーグル。
普段は病弱故の儚さ萌えも完備、柔和で紳士的な優男…と思いきや、死期が近い体をおしての武人の壮絶な生き様は切なくも燃える。
終盤の盛り上がりは、彼の壮絶にして美しい戦いっぷりも大きい。
…緒方恵美さん…レガリアと戦う…ヨハン君…うっ

女性陣イチオシは、光ラブ狂気のヤンデレ・ノヴァちゃん。
一番ヤバイ子だけど、一番かわいいです。{/netabare}

投稿 : 2017/01/13
閲覧 : 457
サンキュー:

26

ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

94年というには美しすぎる。

アニメーション制作:東京ムービー新社(トムス・エンタテインメント)
1994年10月 - 1995年11月に放映された全49話のTVアニメ

原作は、『なかよし』で連載されていたCLAMPの少女漫画。

【概要】

1993年東京。社会見学が同じ日に重なって東京タワーにて初めて出逢った、
別々の学校に通う中学2年生の獅堂光・龍咲海・鳳凰寺風は、
金髪の美しい少女・エメロード姫の涙ながらに祈る声に導かれて、
異世界に召喚されてしまいます。

“異世界セフィーロ”

青く澄んだ空に浮かぶ島々、巨大な鳥や魚が空を飛ぶ不思議な光景。
自然豊かで美しい平和な世界。
信じる心、意志の強さが力を与えてくれ願いが叶うというのがこの世界の理であり、
魔法の術を使う者もいます。
この世界は、“柱”と呼ばれる絶対的な存在の心によって平和と秩序が支えられており、
柱であるエメロード姫が祈り続けることによってセフィーロは長らく輝きに満ちた穏やかな世界でしたが、
姫が、補佐する立場にある神官ザガートによって幽閉された同じ頃から魔物が徘徊し人を襲うようになり、
不安と恐怖で人々の心が荒れ果てるようになりました。

光・海・風の3人は、彼女らを召喚したのはエメロード姫であり、
彼女ら自身が3体の巨大な魔神(ましん)をよみがえらせることによって伝説の魔法騎士(マジックナイト)となり、
セフィーロを平和な世界に戻すというエメロード姫の願いを叶えないと元の世界に帰れないことを、
導師クレフから伝えられ、そして彼からは成長する防具を授けられて、
魔法騎士の武器を手に入れるために次に目指す場所を教えられます。
話の途中で3人とクレフはザガートの部下の襲撃に遭い、
3人は、彼女らを庇い身を挺して戦ってくれたクレフとは離れ離れになってしまい、
更には突如現れたザガートの魔法でクレフは石にされてしまいます。

かくして、3人の少女たちの旅の先々でザガートの手下の襲撃を跳ね返しつつ、
世界を救うという使命を科せられた異世界での冒険が始まったのでした。

【感想】

ざっくりと言うと、
美少女+剣と魔法のファンタジー世界+ロボット+ネバーエンディングストーリーなお話。
魔動王グランゾートなど、いろいろな作品を参考にして作られていますね。

正直言って、序盤は低学年向けの退屈なファンタジーアニメですね。
ピンチ→武器がパワーアップor新たな力に目覚めるという繰り返しでワンパターン。
シナリオに仕掛けがあるのですが、
その対比で序盤は敢えて子供っぽくRPG風味なお話にしてるといいますか?
実際にアニメを観て原作者は不満だったのでしょうか?
CLAMPのシナリオ担当の大川七瀬が14話目からシリーズ構成監修とかいうよくわからない役職についたり、
いろいろ脚本に注文をつけるようになりましたね。

自分が原作の作品をつまらないアニメに改造されるのはプライドが許さないですし、
『そんなことされるぐらいなら自分がやる!』の精神ですねw

もともとアニメ化に際して、
監督を大張正巳にしろ! → スケジュール上、不可能だから無理ということで平野俊弘を大張氏が推薦。
すぎやまこういちに作曲させろ! → すぎやま氏が監修するという条件で弟子の松尾早人に。
原作サイドから山ほどの注文があったみたいですね。
特にキャラクターデザインの石田敦子の起用なんかレイアースのアニメ化の絶対条件だったらしく、
無理言ってなってもらって、石田さんのスケジュールが無茶苦茶で凄く大変な目に遭ったみたいですね。
それこそ、リアルSHIROBAKO暗黒編みたいな感じで!
レイアース本編より、そのへんの業界裏事情をアニメ化したほうが面白そうに思いました。

といった事情で、すっごい注文の多い原作者様だなと思わないでもなかったですが、

まあ…原作で死んでない武器職人の女性を勝手に殺したり、
緑髪の男性キャラの過去の設定をアニメで勝手に捏造されたりと、
そのへんのアニオリ展開がアウトだったのでしょうか?
アニメの中で原作とのつじつま合わせの軌道修正をやっていましたね。

原作者の介入の効果かセフィーロでの冒険の後半から戦闘シーンに緊迫感が生まれてきましたね。
ザガートとの決戦から衝撃の結末まで面白かったです、はい!

エメロード姫の願いを叶えるためにセフィーロを旅する話も実は序章かもしれず、
物語は第二部に進みますが、驚いたことに原作者が第二部全部の脚本書いちゃった。
自分の作品には原作者の意図しないことをするアニメ脚本家は、いらないってことですねw
(後の作品『こばと。』では殆どがアニメ脚本家が書いてますので、そっちでは信頼してもらえたのかも)

二部もねえ、セフィーロを狙う複数の勢力と新たなキャラが続々登場するものの、
会話多すぎ+回想シーンをちょくちょく挟むで中だるみ感がありましたね。
会話多すぎというのも『私は○○さんのことが心配ですわ』『私は信じるわ』
みたいに毎回毎回同じこと喋ってて、『渡る世間は鬼ばかり』ですか?って感じでw

一応はロボアニメなのですから、台詞に頼らない物語の作りかたがあるでしょ?と思ったのですが、
これこそCLAMPの芸風なら、私が間違っているのでしょうね、多分。

二部も話が佳境に入って登場人物の心境に変化がついてからが面白かったですが、
でも、盛り上げるだけ盛り上げといて最終回があっさりで拍子抜けでしたね。
原作者が脚本を書かなければ無かったであろうキャラ描写の数々も在って良かった部分も多々ですけどね。

さて、この作品を観てて思ったのですが、
登場人物が心身とも優れすぎてないですか?
14歳の少女がいきなり異世界に召喚されて、
魔法使いやモンスター相手にどんな大変な目に遭っても怯むことが無いし!
勇気と信頼の力で必ずピンチを乗り越えちゃうw
3人娘のうち海ちゃんだけは人間らしい反応みせてるものの、
3人ともメンタル強すぎww

これは、弱い人間が成長する話じゃなくて、
心身ともに優れた主人公が逆境を意志の強さで乗り越えたり、
最初は敵同士でも解り合えて友だちになったりと、
間違った考え方の敵を改心させていく。

やたら理想論だなっと思わないでもないですが、
これもヒーロー像(レイアースではヒロインですが)としては間違ってないのも事実ですし、
愛と友情と勇気が最後に勝つという王道の物語ですから納得しないでもないけどね。

実はこのアニメ、90年~95年のTVアニメでは最高の作画スタッフが揃っているのですよね。
無理言って来てもらった石田敦子のキャラデザは素晴らしく、CLAMPアニメの中では1・2を争うと思います。
石田敦子や後藤圭二が作画監督のときは贔屓目込みですが5.0をあげたいぐらい。

逆に、中○岳洋が作画監督の回、妙に絵が下手すぎて笑えますねw
キャラデザと全然違いすぎて拍子抜け。
でも…中○岳洋もね、第43話の絵コンテ・作画監督・原画作業を全部ひとりでこなしたといいます。
絵が下手で似せる気も全く無いけど、そこに目をつむれば仕事が早くてなんでもできる便利な存在。
長期アニメのスケジュールを破綻させないのに必要な人材かと思ったら不思議な気分です。

特定の作画監督を除いて作画が綺麗なだけあって、この作品は美男美女揃いですね。
個人的にはランティス(黒ずくめの魔法剣士)とイーグル(声がシンジくん)のイケメンコンビがお気に入り。
心身ともに優れているというのは男キャラにも該当していて、
カッコイイ男キャラが好きな私には眼福アニメでありました。

あと、この作品で脇役の美男美女が絵になるカップルになったとか、
いまどきの脆弱な主人公専用ハーレムアニメは見習うべき!

勿論女性キャラは綺麗と可愛いが混ざってて、石田敦子さんのキャラデザが本当に最高でした。
光・海・風もエメロード姫も可愛いのですが、アスカ姫もアラビアンな姉妹も可愛かったです。

他に思ったこととしては、BGMが凄くドラクエっぽい。ていうかドラクエのダンジョンBGMっぽいのが多いですね。
松尾早人が作曲ということですが、DQの作曲家である師匠の影響がかなり大きいのではないでしょうか?

最初のOP『ゆずれない願い』最期のOP『光と影を抱きしめたまま』は、とても素晴らしい歌でしたね。
特に『光と影を抱きしめたまま』は作画面も含めて伝説の名OPとして語り継がれていますね。
EDもドラクエの復活の呪文っぽいメロディの歌とか、本田美奈子の歌とか、
終盤の美しいカットに彩られた優しさを感じる歌とか、どれも感慨深いものがあります。

ついでですが、セガサターン版のRPGは名作としてあげられていますね。
難易度低くて丁寧な作りですので、気軽にプレイできます。

今なら1~2クールで収まりきるであろうという内容で序盤と中盤に多少の難はありますが、
結果としては王道と美男美女が好きな人には満足いただけるアニメであると思いました。


これにて、感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2016/07/12
閲覧 : 702
サンキュー:

70

ネタバレ

ふひょー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ゆずれない願いは神曲

エメロード姫が凄かったです。

蔵馬・シンジ以上のギャップがありました。緒方恵美さんは本当に凄い声優だと思います。

今の特番でも全然やらないのが非常に残念な名作だと思います。

投稿 : 2016/05/20
閲覧 : 367
サンキュー:

1

双真 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

★★★★★★

おもしろかった!原典です!

投稿 : 2016/03/18
閲覧 : 372
サンキュー:

1

ネタバレ

iueYA01673 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱりおもしろい

知ってる方が多いアニメだと思います。僕の中ではセーラームーンと1,2を争う魔法少女のパイオニアです。アニメを知らない方でも音楽番組などで当時主題歌を放送してたので歌だけは知ってる方も多いのではないでしょうか?また人気はいまだ健在でDVDBOXの価格があまり変動しないことも有名です。そして名言もたくさん残していますそこも見所だと思います!少女マンガ臭が強い絵ですが内容はロボットバトル風でもちろん魔法もありおもしろいです。最後にキャラ名センスに時代を感じます、、、

投稿 : 2016/01/26
閲覧 : 275
サンキュー:

2

星々 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

在り来りでつまらなかった。

当時は、1部も2部も大反響だったようですね。でも、小説やラノベ、アニメをある程度観ている人は、この結末を最初のほうで分かってしまうと思います。凄い、あからさまで、ありきたりで、隠すことも、騙すこともしてない。

1部のラストも二人目の敵ぐらいかな、分かっちゃいましたし、
2部のラストなんて、2部開始から分かっちゃってました。

結末が分かってしまった人は、それまでの道筋は大したことしてないので、つまらないと思います。

予想と斜めいくような意外な結末が欲しかった。

音楽は良かったですね。

投稿 : 2015/11/25
閲覧 : 588
サンキュー:

0

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

まさかの1部完

 この作品は意志の強さがどれだけ尊いかを教えてくれました。
 妹が観てたのをぼんやり横から見てたのが始まりでした。最初はCLAMP特有の目が顔からはみ出そうな絵に嫌悪感が強かったです。あとお嬢様のお花畑な会話にもイラッと来たり…。
 ただFFとかDQとかRPGにはまっていた時期だったので、なんとなく見続けていたのですが、1部の終わりでまさかの展開。「え?」って。これで一気に引きこまれました。
 2部は原作とアニメでずいぶんストーリーが異なりますが、私はアニメのほうが好きですね。人は死ぬ時は死ぬってバッサリしていて。アニメを先に見ていたせいか、原作のほうはちょっと都合がよすぎるように感じました。

 音楽がとても魅力的でした。すぎやまこういち氏が手掛けてらっしゃったようで、「なるほど」というところです。2のOP「光と影を抱きしめたまま」を聴いて田村直美のファンになりました。歌詞の中に主人公の名前がちりばめられている遊び心にもGJです。

 余談ですが、登場人物や国名、魔法が車の名前なのがほほえましかったですね。防御魔法がクレスタって…なんとなく堅そうですよね。

投稿 : 2015/11/23
閲覧 : 318
サンキュー:

5

hituki さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

心に残る作品

子供のころ大好きだったレイアースを、
ニコニコの一挙で観返す機会があったので、
感想を投稿させていただきます。

ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの傑作、
『はてしない物語』に影響をうけオマージュされた作品だと、
上記作品を読んだ方ならピンとくる世界設定ですが、
きちんとオリジナル要素で物語が進行して行くので、
ぐいぐい引きこんでいってくれます。おもしろいですよ。

投稿 : 2015/06/28
閲覧 : 377
サンキュー:

2

ichinana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

当時はお世話になりました。

CLAMP原作の魔法少女もの。
これまでの少女漫画の魔法少女ものと異なる点は、RPGを意識した作りと、変身シーンが少ないこと。

本作は2部構成になっており、第1部は原作の1(3巻)に相当し、内容もほぼ一緒。第2部は完全にアニメオリジナルとなっています。

CLAMPファンの方ならご存知でしょうが、この頃の作風ってかなりギリシア神話調の悲劇的なストーリーが多いです。聖伝しかり連載休止になっていますがXやCloverしかり。
レイアースはなかよしでの連載ということもあり、悲劇調はだいぶ抑えられていますが、それでも小中学生の女の子にはなかなか堪えるのではないでしょうか。でもそのブレない姿勢にシビれる憧れ・・・すいません。調子乗りました。

第2部放送時は連載に追いついてしまったため、オリジナルストーリーになりましたが、悪くはなかったです。主人公、光の心理描写はアニメの方が等身大の中学2年生の女の子って感じです。

ぜひアニメをみて原作を読んでいない方は、原作も読んで欲しいです。
予備知識が全くない状態で読むとかなり衝撃を受けると思います。

そういえば本作は少女漫画でありながら色々なゲームが発売されたました。
スーファミ、ゲームボーイ、ゲームギア、セガサターン。
それぞれ全くゲーム性が違って面白かったです。
特にゲームボーイ2作品は、取説に攻略が載っているというなかなか斬新な(これがないとほぼクリアは無理)ものでした。ゲームギアも育成ゲーで楽しかったですね。なかなか魔法騎士に育たず、吟遊詩人にばっかなってたな~

メディアミックス含めて娯楽性の高い作品だったと思います。

投稿 : 2015/03/27
閲覧 : 438
サンキュー:

7

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

意思の世界

2015年3月21日ニコ生の4日連続一挙放送タイムシフトにて視聴終了。
このアニメは昔、レンタル店で1~12話。少し前にニコ動で19、20話を買って視聴した事があるくらいなので、全話視聴は初めて。

エメロード姫が今も昔も好き。緒方さんもっとエメロード姫のような声やってくれないかな。

一章感想↓
エメロード姫とモコナがひたすら可愛い。
{netabare}フェリオがエメロードの弟だと知ったのが一番びっくり。
ザガートが死んでエメロードが闇堕ち(?)した20話は悲しかった。
でも最後に二人が一緒になれて良かった。CLAMPさんの絵も綺麗だった。

OPの「ゆずれない願い」好きだったけど変わっちゃうのがちょっと残念。{/netabare}

二章感想↓
モコナの出番が少ない!
{netabare}一章よりシナリオが進むのが遅くてちょっと退屈だった。
最後のOPの作画と曲が凄くよかった。マントが動かないのがちょっと違和感。

もう1人の光なのだろうけど光の言葉を聞かず光の好きな人を殺そうとしてまで光を自分のモノにしたがった、ノヴァがちょっとうざいかなと感じた。
イーグルが死んじゃったのがちょっとショック。
あとモコナの出番が少ない!(大事な事なので2回)

3人がまたセフィーロに行けるといいな。{/netabare}

投稿 : 2015/03/21
閲覧 : 295

手乗り変タイガー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

いろいろ詰まった王道ファンタジー。
主題歌は誰でも知ってると思うけど、曲を聴いて田村直美さんよりもレイアースが頭にうかぶ。

投稿 : 2015/03/13
閲覧 : 409
サンキュー:

1

ネタバレ

きたのまお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

信じる心が力になる

東京タワーからいきなり、異世界レイアースに連れてこられた
光・海・風の三人。
レイアースを守ってほしいという頼みから冒険の旅に出る。

剣と魔法のファンタジーだが、
剣が心に反応して強くなっていく。
RPGにありがちな新しい剣を手に入れるとかでなく。
心の強さで変化する発想は斬新でした。

キャラもよかったです。
CLAMPシリーズでおなじみのモコナ。
不思議生物だけどかわいい!

敵味方ともにキャラも個性的!
クレア&プレセアが好きでした!!

ちなみにキャラはみんな車の名前ですw

OP田村直美さんの「ゆずれない願い」大好きでした。

投稿 : 2014/07/26
閲覧 : 472
サンキュー:

5

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少女たちの心の強さで世界を救う。バトルの王道のすべてが詰まった作品。

●はじめに
”カードキャプターさくら”など、有名作品がたくさんあるCLAMPが原作です。

この作品は、第1章(20話)と第2章(29話)に分かれています。

それぞれでストーリーの雰囲気がまったく違うので、1章と2章に分けてレビューを書きたいと思います。うん、長くなりそう!笑


●ストーリー
【1章】
獅堂光(しどう ひかる)、龍咲海(りゅうざき うみ)、鳳凰寺風(ほうおうじ ふう)。

3人はエメロード姫によって、セフィーロという異世界に召喚される。

エメロード姫は神官・ザガートによって幽閉され、セフィーロの平和を祈ることができず、世界は崩壊の危機に瀕していた。

3人は導師・クレフから”魔法剣士(マジックナイト)”となり、セフィーロを救ってほしいとお願いされる。


魔法、剣、ロボット…。バトルの王道がすべて詰まっています。戦うのは女の子だけど。

「戦士がお姫様を救い出して世界を救う…。まるで王道のRPGだわ。」
と、作中で海ちゃんが話していますが、まさにその通りです。

王道なのにおもしろい。わくわくする。まさにバトル作品の原点なのだと思います。

20年前の作品というのが信じられません。

今見ても普通に、というか期待以上に楽しめました。

原作を小学生の頃に読んでいたので、ザガートの真の目的など、ストーリーの核はなんとなく覚えていたのですが、

それでもラストは感動(;;)つい涙が…。


【2章】
異世界での戦いが終わり、元の世界に戻ってきた3人。

深い後悔と悲しみを抱えた3人は、何者かによって再びセフィーロに召喚される。

柱を失ったセフィーロを狙って3つの国が攻めてきていた。

3国は、セフィーロの新の柱の座を狙っていた。

新しい柱が決まるまで、セフィーロを守り切れるのか…?


2章はロボバトル展開が主でした。

漫画もアニメも、2章の途中でつまらなくなって見るのやめたんだよねー。

今思うと、2章はとても展開が遅く感じたことが原因かな。

セフィーロvs3国なんだけど、なかなかの膠着状態。

マジックナイト3人の別行動が増えてきて、それぞれのストーリーがあるから、軸のストーリーがなかなか進まない。

だから展開が遅く感じて、飽きてしまう。

ラストはさすがの展開でしたけどね。

特に最終話はよかった。これだけは、1章で終わっていたら感じることのできない感動でしたね。

【総評】
同じ作品だけど、1章と2章では雰囲気が全然違います。それを簡単にまとめてみると、
<1章>
・勢いのあるかっこいいバトル。
・ストーリーおもしろい。軽い。笑いも多い。
・展開がさくさく軽く進む。
・お姫様を救うために冒険する王道のRPG。
・あっという間。

<2章>
・戦うことの無常さを強調。
・ストーリー微妙。重い。進まない。
・展開が重くて胃もたれ。
・恋愛要素多い。イケメン多い。恋の矢印出過ぎで複雑。笑
・戦争。守る自国と攻める他国。
・長い。

ざっと書いただけでこんなに違う。

同じ作者、同じ作品でここまでテイストの違うものが出来上がるってある意味すごい。

●バトル
【1章】
1つ1つのバトルが1話の中で終わります。

下手に引っ張らない分、あっさり見れるのも見やすいポイント。

魔法も防具も武器も、戦いを経験する中でだんだん成長・進化していき、飽きることがありません。

戦う女の子、かっこいいなあ。下手な男主人公より、全然かっこいいですww

【2章】
1つ1つのバトルが長いです。「もういいよ~早く決着つけてよ~。」という感じ。

勝ち負けではなく、バトル中に何かトラブルが起きてバトル中断、後日再開、という展開が多かったかな。

1章ですべて出し切ったのか、魔法も防具も武器も、ほとんど成長しません。

その代わり、敵キャラや新キャラの術やロボットが見どころ。


●キャラクター
【1章】
この作品のすごいところの1つと言っていいと思います。

キャラが重厚。アニメオリジナルの敵キャラはいまいちだったけど。

主人公の3人は、ちぐはぐなようで、なんだかんだいいトリオ^^

元気で正義感に燃える・光。
やかましくてフェンシングが得意・海。
切れ者のお嬢様・風。

プラス、謎の生物モコナww

モコナかわいいよー、もふもふしたい。笑

そして旅の途中で出会う剣士・フェリオ。

このフェリオが登場するたびいけめんでテンション上がりすぎてやばかったwww

さすが少女漫画が原作、乙女心をわかってらっしゃるwwwww

【2章】
1章のキャラ+新しいキャラ。

キャラに関してはさすがというべきか、まったく勢いが落ちません。濃厚。そしてイケメン。笑

敵国のキャラもいいので、憎めなかったよ。

特にイーグルはよかったよ。何度「イーグルーーーー!!!」と心の中で叫んだか。笑

でもやっぱり1番は最後までフェリオだったな。風ちゃんがうらやましすぎてたまりませんww

そしてアスコットの変化には爆笑wwwwどう努力すればああなるんだよwwww

欲を言うと、全ての戦いが終了した後の、キャラのその後をもっと知りたかったな。


●作画
こればっかりは、20年という時間には勝てません(笑)

「おい、作画www」と突っ込みたくなることがありますが(特に1章)、それは仕方ないですね^^;

それでもバトルシーンはなかなかのものなのではないでしょうか?

後半は見ていてほとんど違和感なかったし。


●音楽
【1章】
OP「ゆずれない願い」は、今でもまったく色あせない伝説の神曲です。

私個人にとっても、思い出がありすぎて語りつくせない1曲です(笑)

聴いたことがない人は人生損してますよ!!!笑

ED「明日への勇気」も、久しぶりに聞いて大好きになりました。

なんと元気のもらえる曲!!明日からも頑張ります!!

【2章】
OP「光と影を抱きしめたまま」は、「ゆずれない願い」同様時代を越えても色あせないですね。大好きです。

2章の雰囲気にもよく合っていました。


●まとめ
全49話で、見るのになかなか時間がかかりました。

個人的には、1章はおすすめ。楽しめました。でも2章は見なくてもよいかな。

きちんとした完結を望むのであれば、頑張って2章も見てください。笑

投稿 : 2014/06/02
閲覧 : 808
サンキュー:

25

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

大好きだったー

昔、よく見てました!
もー大好きです!
ファンタジー・バトル・異世界 
この辺好きな人にはぜひ見てもらいたい!
恋愛もありますが、ほどほどにいい感じです(笑)

投稿 : 2014/05/26
閲覧 : 411
サンキュー:

3

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

目がでっかい

私が子どものころはじめて読んだクランプ作品はこれでした。
もうマジックナイトレイアースの時点でもう人気漫画家さんだった
ような気がします。(周りの友達もファン多かったですね)
最初の感想がとりあえず、目がでかいなと思いましたが、
それでもやはり美しいですね。背景もそうですし、服のデザインも斬新だったし。

で、アニメもとーっても綺麗でした。
わくわくするような世界観に、音楽。
オープニング流行ったなあ。大好きでした。

大人になった今見たらどんな感想になるんでしょうかね。
懐かしい~の一言です。

投稿 : 2014/03/31
閲覧 : 428
サンキュー:

2

ネタバレ

DOLLmimoza さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今頃になってレイアースのアニメを初めて見た

一番最初この作品を知ったのはセガ・サターン版の
ゲームである。
それでハマって原作コミックス第一章3冊、第二章3冊を
それぞれ入手。で、肝心なアニメはレンタル店にもなく、
これまで一度も見たことなかったのである。
もちろん大ヒットしたOP主題歌「ゆずれない願い」は知っていたし、CDも持っている。
後にDVDBOXが出たらしいが、高くて買えず。
2013年11月からBSアニマックスでデジタルリマスター版
(思っていたより画質きれい)が放送することになり、
やっと見ることが出来た。
登場人物や地名等には車の名前に由来するものが多い
とこも面白い設定。魔法少女リリカルなのは(3部作)も
そうだった。

ゲーム、マンガ、アニメに共通することだが、
獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風、の3人とも中2だが、
通っている学校もそれぞれ違い、面識もなかったのに
東京タワーから『なぜこの3人が選ばれ』、
異世界セフィーロのエメロード姫によって召喚されたのか
説明が全くされていない。
この3人に魔法騎士になれる素質が特別に秀でていて
エメロード姫に選ばれた、と自分では脳内補完している。

ま、それはさておき…原作とセガ・サターン版では
プレセアは死なないのにアニメ第一章では死んでしまう。で、その代わりなのかは知らないが、第二章では
生き返ったことにしておいて、実は双子の妹がプレセアの
ふりをして出ている。原作がマンガ6冊分だからどうしても話がすぐ終わってしまうからオリジナル要素(ストーリー)を入れて膨らませるしかなかったのか?
プレセアは死なせて欲しくなかった。
第一章は簡単に言うとセフィーロの柱であるエメロード姫を
異世界に召喚されたマジックナイトたちに殺して
もらうため、といういわばやるせない話。
ザガートも良く考えると悪い奴に思えないし
エメロード姫は柱だから恋も許されないっていうのは
悲しい。

セガサターン版ゲームの出来は面白かったと思うが、
(所々アニメシーンが挿入されている)いかんせん
敵方を殺しすぎ。
アスコット、アルシオーネ、カルディナ、ラファーガ、イノーバ、は死んでしまう。
原作・アニメではアスコット(成長し大きくなって。
海が好き)、カルディナ、ラファーガ(二人カップルになってるとは!)はセフィーロ城で存命。
尚イノーバは原作に出てこない。

アニメ第二章はセフィーロに柱がいなくなったため、
国を乗っ取ろうとオートザム、チゼータ、ファーレンという国が攻めてきてそれらの者と話し合ったり、戦ったりと
いったのがおおまかなストーリー。
少女漫画なのに魔法+戦闘ロボアニメ。
21話から49話と話数が多いため、やはり原作マンガ3冊分では足りないためか、新しく足された敵・デボネア
(原作レイアース2には出てこないアルシオーネまで絡ませて)、光に似たノヴァもアニメオリジナルキャラで
出ている。

原作ではモコナが『創造主』で、アニメでいうところの21話で再び3人がセフィーロへの召喚されているが、
これも召喚したのはモコナなのにアニメでは自分たちの
意志で、のようだ。
一応CLAMPの一員である大川七瀬さんが第一章の一部から
第二章の全話の脚本担当だったのは、たぶん軌道修正と
原作とアニメの尺の違いをどう埋めるか、ではないかと勝手に思った。

*ザズ役の金丸純一さんは山梨出身で、この人と個人的に
3度ほど会ったことがある。当時英語家庭教師、喫茶店バイト
ラジオパーソナリティの掛け持ちをしていた。その後
音信不通になったと思っていたらいつの間にか声優業も
やっていて(名前も本名まんま)でクレジットされていたので
気が付いたのであった。

ところで1~20話「ゆずれない願い」田村直美
21~42話「キライになれない」中村あゆみ
43~49話「光と影を抱きしめたまま」田村直美
と、中途半端な話数ずつOP曲が変わったのはなぜなんだろう?
エンディングも同時に変わっているが。
タイトル表記も「魔法騎士レイアース」だったのに43話から
「マジックナイトレイアース」に変わっている。

最終49話まで見て。
ノヴァが光の一部だから結局、光に吸収され
デボネアはセフィーロ住人の恐怖心等から出来たもの
だから恐れをなくし勝てるとみんなで信じることで倒せた。
残念ながらアニメ版ではイーグルやアルシオーネは
死んでしまう。
モコナも創造主としての話は一切出てこない。
光がセフィーロの柱になれる権利を持っていることで、
柱なくてもみんなの願いでセフィーロが平和であるように
祈った。
光、海、風の3人は東京タワーに戻って、おしまい。

原作ではセフィーロが平和になって一旦3人は自分の世界に
帰るが、東京タワーから自分たちの力で再びセフィーロに遊びに行く。
新しくなったセフィーロの名前は読者が付けて、と光が
頼んでエンド。と、結構違う。
が、アニメはアニメなりにうまくまとめたと思う。

投稿 : 2014/01/31
閲覧 : 468
サンキュー:

6

ネタバレ

yuala さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

斬新な魔法騎士の少女たち。

セフィーロに召喚された光・海・風の3人の少女たちが魔法騎士として、この世界の柱となるエメロード姫を連れ去った神官サガートから姫を助け出すストーリー…。

成長する武器防具などかつてない設定で斬新でした。

また、ストーリーも先に進むにつれ全貌が明らかになり、悲哀に満ちたものになりました。

戦闘だけでなく恋愛シーンもあったりして楽しめました♪

また、田村直美が歌う主題歌「ゆずれない願い」はミリオンを達成。

投稿 : 2013/10/26
閲覧 : 481
サンキュー:

1

ネタバレ

りんのす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

CLAMP作品にはまるきっかけ

子供の頃再放送でみた記憶を頼りに書いています。
それゆえに美化されている部分も多分にあると思います。

女性が楽しめるロボアニメで、ロボだけでなくいろんな要素が入ってあり、小さい頃はプレセラが死んでしまうところやエメロード姫を倒さなくてはいけないところで泣いたのを覚えています。
2期も好きですが1期のほうが物語の進行等がどきどきできます。
そしてなんといっても音楽が最高です。
OPEDもさることながら劇中の音楽も本当に大好きで、初めてOSTを集めた作品です。
音楽だけでも聴いて欲しいですし、子供に見せたい作品です!
私は幽白とレイアースの再放送を同時期に見ていて
この2作品のおかげでアニメ好きになったと思っています。

投稿 : 2013/09/30
閲覧 : 392
サンキュー:

1

次の30件を表示

魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアースのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアースのレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアースのストーリー・あらすじ

人気作家集団CLAMP原作の初アニメ化作品。後半の展開は、少女漫画を基にした作品としては非常に珍しいロボットアニメとなった。東京タワーへ見学に来ていた女子中学生の光、海、風は異世界セフィーロへと召還される。そこで導師クレフより囚われのエメロード姫救出を依頼された彼女たちは、伝説の魔法騎士となって姫を虜にしたザガート打倒のために立ち上がる。だが、真に倒すべき敵はザガートではなかった?(TVアニメ動画『魔法騎士レイアース-マジックナイトレイアース』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1994年秋アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E6%B3%95%E9%A8%8E%E5%A3%AB%E3%83%AC%E3%82%A4%...

このアニメの類似作品

この頃(1994年秋アニメ)の他の作品

ページの先頭へ