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「BLUE SEED ブルーシード(TVアニメ動画)」

総合得点
66.9
感想・評価
71
棚に入れた
528
ランキング
2678
★★★★☆ 3.7 (71)
物語
3.7
作画
3.4
声優
3.8
音楽
3.7
キャラ
3.8

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BLUE SEED ブルーシードの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

出雲神話を扱ったストーリー

この作品は出雲神話を扱ったストーリーで人間社会を脅かす荒神という化物と戦って行く内容ですが、
やはり本作といえばは主人公である藤宮紅葉が非常に魅力的なキャラで
紅葉は人柱として育てられた運命を背負う中でも運命に負けまいと前向きに頑張る健気さに心打たれるし、
また紅葉に関しては他にも草薙との関係性とか或いは双子の姉である楓に対する蟠る思い等の部分がドラマとして見応えが有り
改めてこの作品を見ると紅葉のキャラにストーリーを牽引して行くだけの強さと魅力が有ったなと言えますね。

そして本作のストーリーは終盤に掛けては加速して行く様な面白さを発揮して特に最後の「まつりうた」のシーンは感動しますし、
また、この作品は当時において環境問題とか国の在り方といった物を考えさせられるテーマ性も兼ねてますが、
改めてこの作品に付いて言うなら今から30年近くも前になりますけど
ストーリーやテーマ性を見ても後年になっても視聴に耐えられるだけの中身を兼ね備えた90年代の傑作アニメだと思います。

後は他にも言うとOP曲の「カルナバル・バベル」のカッコ良さは別格で、
それと声優陣に関しても主演の林原めぐみさんを初めに90年代の主力声優陣が揃ったキャスティングと言えましたね。

【評価】

97点・3A級

投稿 : 2023/03/03
閲覧 : 155
サンキュー:

1

ネタバレ

tinzei さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

この作品を分かり易く言うなら「規模を縮めた逆シャア」

特別な血を引く主人公が半分バケモノの男や仲間とバケモノと戦っていく。


神話に絡めた単なる戦闘モノではなく自然保護を訴える内容で、出てくるバケモノ(荒神)もミタマに取り付かれた生物や蟲、暴れる理由も人間の自然破壊で住む場所を奪われた復讐・・・・みたいな理由で、ラスボスも人類を自然に帰して日本を美しい国にする、という結構シリアスな内容。
ただこのストーリー、すごい『ガンダム逆シャア』に近いモノを感じる、「美しい日本(地球)を取り戻す」、「日本人(人類)を粛正する敵側(シャア)」、「主人公(アムロ)たちは日本人(人類)の可能性を信じる」、規模の違いこそあるけど、構図はほぼ一緒。


題名で検索すると、「パンツ」って出てくるけど、そこまでパンツの印象はない。確かに主人公のパンチラは多かったけど、他キャラはほとんどしないし、主人公のパンツも子供パンツだからネタ的要素しかないし、パンツアニメって言うには無理がある。
ただもし個人的メインヒロインの松平のパンチラがあったら最高の大人パンツって賞賛してた(笑)


声優は豪華、主人公を林原さんが演じていて、井上さん榊原さん大塚さん折笠さんなど、この時代のエース級の声優ばかり。当時声優の仕事自体少なかったとはいえ、このメンツだと全員集まって録ることなかったんじゃない?

ちなみにopを立木さんと女性が歌ってる、立木さんこのアニメ出てないけど、歌手活動の一環でやってるのかな?どちらにせよ個人的に好きな90年代でよくありそうなopは良かった。
edは林原さんが歌ってること以外覚えてない。





自分用
1→楓が故不明になりその双子の妹紅葉が国木田や草薙が会う、植物のオロチ荒神が学校を襲う
2→草薙は何だかんだ紅葉のことを守り、荒神も管理室のおかげで倒す
3→紅葉が目を覚ますと東京だった、国木田たちがいない間鳥の荒神に襲われるが草薙が助ける
4→紅葉は小梅とコンビを組む、棲み処を探す水の荒神と出会い二人で退治
5→松平が紅葉を調べようとするが草薙に脅される、松平が息子との約束を守るためクラゲの荒神を倒す
6→紅葉が八重樫と組む、最初は八重樫を庇うがスケベなことを知り失望する、虫の荒神を八重樫が倒し見直す
7→クシナダプロジェクトの研究者の娘が攫われセラミックの情報公開を迫られる、紅葉が助け出し黒幕の荒神議員を倒す
8→アイドルオーディションで陰陽師の桜と出会い草薙への想いを知る、テレビ局に現れた荒神と対話し宥める
9→草薙が追っていた犬の荒神を長髪の男が一瞬で倒す、その後別の犬の荒神に苦戦する草薙と紅葉の前に現れて男はムラクモと名乗り去っていく
10→ガマの荒神出現、ムラクモが何かを企みその巻き添えで紅葉が意識不明で草薙が人工呼吸をする、ムラクモが草薙の命を狙うが紅葉が助ける
11→桜が少女を助ける、だがクモの荒神が少女を操り結界を破ろうとする、草薙桜紅葉がクモ退治
12→ムラクモの企みでムカデの抜け殻が結界を作るが何も起こらず終わる、草薙が再びムラクモに挑み敗北、紅葉がまた助けに入り守ると誓う
13→紅葉が草薙に告白しようとした矢先巨大なミタマに引き寄せられてそこから赤ちゃんが生まれる、ムラクモは我らの王スサノオと言い楓が現れ赤ちゃんを連れていく
14→楓を気にする草薙に複雑な紅葉、奈良で花粉の荒神退治で八重樫から告白を受けるが拒否して草薙への想いを再確認
15→かっぱの荒神と聞きみちのくへ向かう、紅葉はそkどえ楓の知り合いと会い楓と自分を比べる、かっぱを倒し草薙に紅葉らしいと言われ自信になる
16→国木田の知り合いが自殺、残された妻と会うがその地で荒神騒動、実は妻は矢尾比丘尼で荒神は血を吸った知り合いだった、国木田が止めを刺す
17→竹内が国木田にアプローチをかける、国木田は伊勢に向かい成長したスサノオを連れた楓と遭遇、楓の言葉で日本を守ることに迷うが竹内のおかげで立ち直る
18→スサノオの影響で桜の母が封印したノヅチが復活、桜の母=ノヅチとなり桜が封印する
19→謎のオーロラドームが発生、草薙と紅葉が突入、草薙が楓の幻影に迷う、紅葉のおかげで助かりドームが消えるが謎の樹が発生
20→草薙は高千穂でスサノオに追いつくが手も足も出ず、紅葉は出雲に帰り友達と会い旧交を温める
21→岩戸探しをしていたが紅葉の実家にあった、スサノオと楓が岩戸へ向かい日本をすべて緑にしようとする、草薙はムラクモと対決しムラクモが守るものを破壊するが死亡
22→草薙が死に落ち込む紅葉、総理が紅葉を人柱に決め紅葉投降する、だが国土のメンバーが無理やり救出
23→草薙が復活、ムラクモが楓を疑い紅葉を使って真意を聞きだす、その時草薙と紅葉が再会、日本政府が人柱のことを世間にばらす
24→世間にばらしたわけを国木田が総理を問いただすが内部の荒神の仕業だった、紅葉の力を増幅させるため儀式の場所へ、国木田が国土解散を宣言し決意のある物だけ集まれと言う
25→全員が集まり紅葉の力を増幅させるが失敗、ムラクモが邪魔をし楓と戦おうとするが草薙が止める、紅葉は楓の説得を試みるが失敗
26→ムラクモはスサノオの力を吸うがカラダを保てずスサノオに破壊される、紅葉は踊りを続け、日本中の人々が祭りを始める、楓はスサノオと眠りにつく

投稿 : 2020/12/12
閲覧 : 281
サンキュー:

0

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

この作品で特に好感をもったのが、言葉を用いることを前提としたテーマでありながら、その答えに至るまでをキャラクター達が言葉に頼らず、行動することによって示してくれたこと。
もちろん、会話や言葉を軽んじているのではなくて、むしろ行動の合間にそうした台詞を出すことでその言葉にキャラクターの気持ちや信念を持たせ、重みを生み出しているんだ。だから、内容にもきちんと視聴者の目が向くし、面白いと感じれる。

特に主役である紅葉と草薙、二人に関する心理描写は巧みだった。紅葉は姉へのコンプレックス、草薙への想い。奇稲田という自分に課せられた過酷な運命の渦中にいながらも、自分がしなければならないこと。自分がどうすればいいかを懸命に、一途に模索する姿に自分は胸を打たれてしまった。
一方の草薙は奇稲田という存在に縛られ、自由を渇望していた当初の頃から次第に自分の意志で奇稲田を護ろうと考えるまでの流れは純粋に格好いいと思う。

それでいて、作品自体がテーマによって暗く重くなり過ぎない為にコメディー要素を絶妙な配分で散りばめています。この辺りの裁量には感心しました。
物語はセラミック・フィールドも含め、奇稲田という設定が実に面白かった。本人が無力ながらもその血が敵にとってジョーカー的存在だったのが、上手い具合に話を盛り上げてくれました。(セラミックフィールドがもう少し活かされて欲しかったという不満はあるけどね)

そして、本作で語らなければならないのは紅葉と楓の対立だろう。
人類は一度滅びるべきだと語る楓と、人類はそうしなくてもきちんとやり直していけると言った紅葉。
二人は同じ血を引き、同じ環境に置かれながらもこうも意見が違ったのは、やはり当時の境遇だった。

楓と紅葉は同じ環境でも、その境遇はだいぶ違う。楓は研究員に間接的に死ねと言われたり、政府の手先から命を狙われたりと、楓としてではなく、人柱として周りから認識されていた面が強く、そんな自分勝手な人間の為に、自分を捨てなければならないのか、自分が守らなければならないのは、本当にこんな身勝手な世界なのかと疑問を抱き、ああなってしまった。

一方で紅葉は、紅葉として扱われてきた。楓と違って、草薙がより身近な存在として彼女を支えてくれていた。その差は大きかったに違いない。
実際、紅葉が人間から人柱として認識されたのは物語の終盤だけで、命を狙われたのもその辺りの時だけなのだし。
紅葉の時の方が、その待遇への配慮が楓の頃よりも改善されている。だとしたら、もしも紅葉が最初に国土に迎えられていたならば、あるいは紅葉が楓の考えを持つようになっていたかもしれない。そう考えると、楓が可哀想でならないよね。

しかし、肝心なのは紅葉への配慮が楓の頃より改善されているという事実。これこそ、紅葉が言う“人間はちゃんとやり直せる"ということに繋がるのではないか。
人間は間違いを起こす。それは避けられないことかもしれない。でも、そこから間違いを正せることを紅葉自身が体験し、実感しているんだ。

最終話にて、楓は「双子となった理由が分かった気がする」と呟いていたけど、あれはつまり、人間がやり直す為には楓と紅葉、二人の行動が必要だったことを指しているんじゃないかな。
楓による自然の本来の厳しさと尊さ、そしてその自然が怒りを覚えていることを人間が知る為に。そして紅葉によって、人間は自然に感謝し、自分も含めた命に感謝できる――やり直せるのだということを自然に教える為に。
ラストの祭りは、何も自然との共存の姿という訳ではない。重要なのは、そこに込められた想いだ。

だから、紅葉が呼び起こす祭りの宴は人と自然の共存の可能性に充分期待できるものだった。この祭りのシーンだけは僕の乏しい語彙では言い表せない。どんな言葉でもきっと足りない。観て、感じて欲しい。
僕が唯一口に出来るのは、紅葉の「愛してる」というセリフほど深く、想いのこもったセリフは滅多に聞いたことがないということぐらいだろう。

投稿 : 2015/07/24
閲覧 : 486
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

現代に日本神話を絡めた異形バトル&ラブコメの傑作。林原めぐみ全盛期♪

「エヴァ」の前年に放送された、2クールの異形バトルアニメ。
「3×3EYES」(サザンアイズ)で当時一世を風靡した高田裕三先生の漫画が原作、林原めぐみさん演じるヒロインが超可愛い♪

現代を舞台に、奇稲田姫(くしなだひめ)、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)等の古事記や日本神話が蘇り、異形の化け物と戦ったり、ラブコメしたり。
90年代(というか80年代後半)的な古いノリ(ベタなラブコメや、パンチラ等)が目立ちますが、ストーリーは非常に良いです。
「守られ系ヒロイン」「守ってくれる強い男」「日本神話」
「異形バトル」「ラブコメ」が好きな方には是非オススメです。

{netabare}『物語』
島根県の出雲(いずも)で暮らす藤宮紅葉(ふじみや・もみじ)は普通の女子高生だと思っていたが、ある日、謎の化け物「荒神」(あらがみ)の「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」に襲われてしまう。
大蛇は紅葉の事を「奇稲田姫(クシナダヒメ)」と呼び、忌み嫌っていた。
大ピンチの紅葉。更に謎の少年「草薙(クサナギ)」も何故か紅葉の命を狙っていた。
しかし成り行きで草薙は紅葉を助けてくれる事に…
…実は紅葉は「奇稲田姫」の末裔であり、「奇稲田姫が死ぬ事で、全ての荒神を滅ぼせる」力を持っていた。
東京から来た荒神対策の国家機関「国土管理室」のメンバーから自らが奇稲田姫だと聞かされた紅葉は、己の呪われた運命に抗うべく、自らも国土管理室に入り、荒神と戦う決意をするのだった…。

…という感じに、日本神話のクシナダヒメ伝説を絡めつつ、現代舞台で物語がスタートします。
開幕、紅葉の姉である楓(かえで)が、国土管理室室長の国木田大哲の前で、意味深な言葉を残して失踪してしまう、ミステリアスな展開。
警察が居たりと現代が舞台なのと、独特の世界観を強く印象付ける開幕です。
現代舞台の日本神話ファンタジーとして、かなり面白くなりそうな予感。

3話以降は東京に舞台を移し、国土管理室の一員となった紅葉が、個性的な隊員と共に、荒神に立ち向かいます。
紅葉は普通の15歳の女の子なのであまり強くないけれど、健気に戦う姿と、紅葉を守ってくれる草薙さんとのラブコメの波動を終始感じさせてくれるのが良い感じ♪
また前半は国土管理室メンバーの個別エピソードにより、各キャラ丁寧に掘り下げているのも良い。
これが後半以降の紅葉と仲間たちの絆に結びつくので、構成が上手いです。

本作のユニークな設定としては、ヒロインの紅葉と、敵の荒神の微妙なパワーバランス。
紅葉は奇稲田姫(くしなだひめ)なので、「紅葉が死ねば、全ての荒神が滅んでしまう」
なので敵も迂闊に紅葉に手を出せないのだが…
奇稲田姫を恐れる荒神たちは「奇稲田姫の能力を封じる特殊セラミック」を使い、紅葉の能力を封じつつ殺そうとしていたのだ!
…この設定が実に巧妙です。
か弱い少女でも中々殺されない展開に説得力ありますし、セラミック使われて適度にピンチになりますし。
というか、日本神話の怪物どもが、セラミックという現代テクノロジー使うのが何か面白いw
神話的な要素と現代科学が融合した活劇、そんな雰囲気が魅力です。

本作の見所は、紅葉ちゃんと草薙さんとの、90年代風なベタなラブコメです。
現在だとちょっと見られないような、ベタで微笑ましい感じは素晴らしい♪
パンチラ上等だったり、この時代ならではのノリは、現代からするとやや違和感あるかも?
心停止した紅葉に草薙が人工呼吸、蘇生した紅葉ちゃんがドキドキするシーンは非常に萌え♪
13話「好きです! 究極! 告白タイム?!」は原作者の高田先生本人が脚本、かなりアレな感じのラブコメで笑えますw
…勿論、真面目にバトルする作風なので、バトルを通して守る男と守られるヒロインの絆が深まる過程も丁寧かつ説得力あり。

個別のバトルやラブコメしつつ、全体のストーリーや謎も進行していく。
荒神の王であるスサノオの復活を目論む謎の男ムラクモの暗躍、スサノオ復活に向けて、徐々に緊迫感と終末感が深まる展開は引き込まれます。
13話辺りで一つのピーク。
ここからしばらくは個別エピソードでテンポは落ちますが、紅葉ちゃんが健気に戦ったり、日本各地の御当地エピソードあったり、中々。

20話で再び故郷の出雲に帰ってからラストまでが急展開で目が離せず。
追い詰められていく国土管理室。
これまで命掛けで守ってくれた草薙さんの危機…
紅葉が「奇稲田姫である自分が死ねば、荒神倒せる。私は死んだ方がいいのかな…?」と悲しむが、管理室の先輩から励まされ、あくまでも奇稲田の運命に抗う決意固める展開は胸打たれます。

終盤の終末観と絶望感は相当なモノ。
スサノオの力で惑星直列!(聖闘士星矢の冥王ハーデスみたい)
このままでは日本は滅亡か!?
総理大臣がアメリカに東京ごと核攻撃を要請するか、どうか!?
…と、日本神話からの、現代日本の存亡を掛けた、非常にスケールのでかい戦いは凄いです。
終盤の奇稲田姫の神秘的な力で命を懸けて日本を救っていく展開は、圧巻かつ感動的でした。

総じて
エヴァ前後、90年代中盤の傑作のひとつです。
ちょっとノリが古い面や、中盤のテンポダウンはありますが、全般的にバトルもラブコメも謎が深まるストーリーも非常に良い。
今なお色褪せていない名作級アニメです。


『作画』
流石に90年代で古さも目立ちますが、当時としては藤宮紅葉ちゃんのキャラデザは非常に可愛かった。
現代でも通用する可愛さ。紅葉ちゃんの絵的な可愛さだけなら、エヴァの綾波より上です。
バトルはあまりバリエーションは無いが、迫力や疾走感は十分。
日本神話が蘇った、幻想的で神秘的な雰囲気を感じさせるシーンも良い。
懐古補正の過大評価かもですが、同時期の作品の中では傑出している(ような気がする)。

『声優』
藤宮紅葉を林原めぐみさんが非常に可愛らしく好演。
高田祐三作品のヒロインは林原めぐみさんが定番ですな。
私的に、女らんまや綾波レイやリナ・インバースよりも断然好きです。
これぞ林原さん全盛期!
喜怒哀楽、時に可愛く、時に勇敢に、時に恋したり、切なくて泣いたり等の感情が凄い。
次回予告やED曲も非常に可愛い♪

草薙さんの井上和彦さんのカッコ良さも申し分が無いです。
ムラクモの中田譲治さんもミステリアスな敵として存在感あり。
室長の大塚明夫さん、松平さんの榊原良子さん、小梅の三石琴乃さん、竹内さんの折笠愛さん、八重樫の上田祐司さん等々、全員はまり役でした。

弥生みつきさんはアニメの出演少ないのですが、本作の楓姉さんは非常に印象的でした。

『音楽』
OP「CARNIVAL・BABEL 〜カルナバル・バベル〜」が非常にインパクトあり。
あんまり主題に沿っているように思えないのは90年代らしい。
でも大好きです。カラオケで歌う候補に入ってます♪
ミステリアス東京~♪~な出だしから、碧(あお)い~碧い時が溶け出した~♪なサビがカッコイイ♪
日本神話っぽく無いのですが、OP映像も合わさり、これから激戦がスタートするぞ!な高揚感がヒシヒシと伝わってくる。
ちなみに、エヴァの碇指令の人が歌ってます。

ED「Touch and Go!!」は紅葉ちゃん(林原めぐみさん)が歌う、ピュアピュアなラブソング。
紅葉ちゃんの草薙さんへの切ない恋心が伝わってくる良曲です。

また、終盤の山場で奇稲田姉妹が儀式で歌う「まつりうた」も幻想的で美しい。
日本神話ファンタジーここに極まれり!

あと、予告編でOP曲のアレンジも良い感じ。
BGMも戦闘時は疾走感と緊迫感あり、危機が深まる時の不吉な予兆など、雰囲気盛り上げてます。

『キャラ』
ヒロインの藤宮紅葉ちゃんがとにかく可愛い。私的に林原めぐみヒロイン最萌です♪
元気さと清楚な奥ゆかしさのバランス、現代的な女の子らしさ、奇稲田姫の辛い宿命に負けない健気さ強さ、心優しさや思いやり。
守られるだけではなく自分で運命切り開ける強く魅力的なヒロインです。
草薙さんへのピュアピュアな恋心はやや古いノリだが、今見ても十分に可愛いです。
…終盤は民衆から「お前死ねば敵も死ぬんだろ?さっさと死ねよ」的な扱い受けて悲しむのが辛い。
さすが、イケニエの姫、クシナダ姫ですなぁ。
そんな悲劇性もポイント高い♪

草薙さんは目が猫目なのと、最初は紅葉を殺そうとするのだが…
なりゆきとはいえ、いつも紅葉を守ってくれるナイト。
普段は紅葉にイジワルしたり、でも少しずつデレてきたり。
戦闘力は強いのだがライバルのムラクモの方が上なので、結構苦戦するのもポイント高い。
苦戦するが(荒神の力が一部ある体質のお陰で)しぶとい事もあり、ボロボロになりつつも、しっかり紅葉ちゃんを守ってくれます。
…この二人の関係最高です♪

紅葉の同僚となる国土管理室のメンバーも個性派揃いで、良き仲間達でした。
国木田大哲はチームの父親ポジ、颯爽とした美人で頼れる姉貴肌な竹内涼子さんもステキ。
竹内さんの室長への恋心も地味に本作の見所でしたw
メンバー随一の脳筋な沢口小梅は戦闘面で大活躍!現代兵器で荒神と互角に渡り合った女傑でした。
紅葉にとっては、引っ張ってくれる良き先輩であった。
松平梓は女科学者として科学力で神話の化け物を圧倒。
この人も頼れるお姉さんでした。子持ちですけど。
八重樫良樹は、何気に室長以外で唯一の男ですが、戦闘より後方支援で活躍。
濃い女性陣相手に苦労人な感じでした。
呪術で戦う山咲桜も中盤参戦、紅葉と共闘良かったけれど、もっと出番欲しかった。

敵の大ボスは荒神の王スサノオだが、実質立ちはだかるのはムラクモでした。
3×3EYES(サザンアイズ)のシヴァとベナレスみたいな関係ですな。
ムラクモはクールでスカした強キャラ、彼の存在感も本作の緊迫感に繋がっていた感じ。
紅葉の姉の楓もミステリアスで美しかった。
姉妹の戦いから和解までもストーリーの軸でした。

…他では、刑事の杉下俊一も少し活躍。
終盤、復活したスサノオにより日本壊滅の危機の際、冷静に対応した総理大臣も何気に評価してます。

『余談』
原作は全2巻しかなく、急展開でスサノオとの決着付けてしまうのですが。
アニメ版は2クールもかけて、原作者本人も脚本に参加する等、原作以上の出来になっているのでは。
原作版も好きなんですけどね。

『余談2』
本作は1995年放送の「新世紀エヴァンゲリオン」の前年、1994年のアニメなのですが。
終盤の展開、スサノオ(というより、実質ボスのムラクモ)の野望で、ちょっぴり「人類補完計画」っぽい?展開見られます。
なので、エヴァに先駆けた作品…
のような気がしています。
あくまで個人的な所感ですけど…。{/netabare}

投稿 : 2015/06/28
閲覧 : 845
サンキュー:

28

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分の地域で放送された時は

すごくうれしかったですね。紅葉の可愛さにほれましたが 26話は話が長いように感じました。

投稿 : 2014/05/12
閲覧 : 408
ネタバレ

giwatake さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

面白かったです。

面白かったです。

投稿 : 2014/01/20
閲覧 : 376
サンキュー:

0

ネタバレ

kain さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

◎「蒼い蒼いときが溶けだした 儚く浮き上がる未来」

主題歌「CARNIVAL・BABEL」をアレンジして次回予告に使われたBGMが好きでした。

kainは主役の紅葉よりも姉の楓の方が好かったです。
姉妹の間でヘタレている草薙も面白かったなw

「荒神」とか「みたま」とか、今の作品でも人気な設定でしたね。
バトルシーンも高田裕三さんの特色が活かされていて嬉しかったです。

OVAで続編も作られました。

投稿 : 2011/08/13
閲覧 : 409
サンキュー:

1

haruto さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/03/08
閲覧 : 35

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2021/01/26
閲覧 : 39

poko さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2021/01/14
閲覧 : 38

jLoqg54619 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/28
閲覧 : 55

sarari さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/28
閲覧 : 54

バットバス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/25
閲覧 : 49

じぇ~むず さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2020/08/23
閲覧 : 50

かもひな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2020/07/21
閲覧 : 56

ASKA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:今観てる

投稿 : 2019/03/20
閲覧 : 92

LOLO さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/07/08
閲覧 : 82

ポンソル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/06/30
閲覧 : 95

クラーリィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/06/07
閲覧 : 80

RPGiT79686 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/05/27
閲覧 : 79

ひみこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2018/03/27
閲覧 : 79

日本アニメは世界一 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/07/22
閲覧 : 91

臙条 零 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/06/09
閲覧 : 88

ふふ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2016/05/15
閲覧 : 91

タクボン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/12/10
閲覧 : 65

runguren さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

投稿 : 2014/10/25
閲覧 : 75

dai7271 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/09/12
閲覧 : 71

JOKER さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:----

投稿 : 2014/07/13
閲覧 : 84

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2014/06/24
閲覧 : 82

panda904 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/04/29
閲覧 : 93
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BLUE SEED ブルーシードのストーリー・あらすじ

『BLUE SEED』(ブルーシード)は高田裕三の漫画。1994年にテレビアニメ化された。 藤宮紅葉の姉は他界した。紅葉はそう信じていた。ある日、紅葉は謎の生物達に狙われる。そこに草薙護が助けに入った。実は、紅葉は奇稲田姫(くしなだひめ)の生まれ変わりであり、草薙は草薙尊(くさなぎのみこと)の生まれ変わりであった。紅葉と草薙を狙う奴等の正体とは?(TVアニメ動画『BLUE SEED ブルーシード』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
1994年秋アニメ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/BLUE_SEED#.E3.83.86.E3.83.AC.E3.83.93.E3.82.A2.E3.83.8B...

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