ようす さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
地球の平和は、アクション仮面が守る!
1993年公開の、劇場版クレヨンしんちゃんの第1作目。
およそ30年前の作品!?と、見た後に驚きました。
観ている時にはそこまでの古さを感じませんでした。
今見ても普通に楽しめました♪
90分ほどの作品です。
● ストーリー
子どもたちに大人気の特撮ヒーロー番組「アクション仮面」撮影中のアクション仮面。
そこへ何者かが襲撃し、アクション仮面の力の源であるアクションストーンを盗んでいった。
その頃、しんちゃんたちが暮らす地球とは別の世界線の地球では、
ハイグレ魔王による地球侵略が行われていた。
アクションストーンを奪われて助けに向かえないアクション仮面に代わり、
野原一家がパラレルワールドの地球へ向かう。
ざっくりとしたあらすじはこんな感じです。
90分に内容みっちり。
ギャグはあるけど一切の無駄がない素晴らしい内容です。
今の時代ではおそらく禁止されている表現(しんちゃんへのグリグリ攻撃など)も満載で、なんだか懐かしいw
ギャグもくだらないのだけど、面白くて笑っちゃうんだよなー。笑
子どもの頃は深く考えず雰囲気で笑っていたんだろうけど、
大人は意味を理解して笑える。
子どもの頃、しんちゃんはそんなに好きじゃなかったんだけど、大人となった今になって楽しめている気がするのは、この違いのせいなのかも。
原作は大人向け漫画なわけだし、
実は大人の方が真に楽しめる作品なのかもしれませんね。
ギャグの内容が幼稚なことに変わりはないと思うんだけど。笑
《 野原一家 》
大人になって響くのはやっぱりここなんだよなあ。
まずは、ひろしがいい父親。
仕事から帰ってきて子どもと戯れて、
一緒にお風呂に入るなどしてコミュニケーションをとって。
家族で食卓を囲んで、
お酒飲んでまったりして。
もちろんみさえも、
ぎゃーぎゃーやかましいけれど、
しんちゃんのことに頭を悩ませんがらも同じ目線に立って楽しんだり、
なんだかんだ、いい母親なんだよな。
昔はこんなこと感じなかったけれど、
大人になるとぐっとくるものがある。
何気ない幸せが、この一家にはあります。
● 音楽
【 OP「オラはにんきもの」/ 野原しんのすけ(矢島晶子) 】
しんちゃんの主題歌は有名なものも好きなものもたくさんありますが、
私の中で“クレヨンしんちゃん”といえばこの曲♪
声優さんが変わってからのしんちゃんはほとんど見てないですが、
やはり矢島さんはレジェンドだなと思います。
【 ED「僕は永遠のお子様」/ Mew(梶谷美由紀) 】
軽快なリズムで、
しんちゃんにぴったりの曲ですね♪
最近のかっこいいアニソンも好きだけど、
昔のアニソンの、こういうまさにアニソン!という曲調も好きだなあ。
● まとめ
普通に面白くて、見入ってしまいました。
ハイグレ魔王はハイレグから来てたりと、
確かに下品な笑いも多いんだけど、
それだけじゃないから、この“クレヨンしんちゃん”という作品は、
長年に渡って愛されているんだろうな。
他の劇場版も見ていきたいと思います^^