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「もののけ姫(アニメ映画)」

総合得点
89.8
感想・評価
2052
棚に入れた
13334
ランキング
72
★★★★★ 4.2 (2052)
物語
4.2
作画
4.3
声優
3.9
音楽
4.2
キャラ
4.1

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もののけ姫の感想・評価はどうでしたか?

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

世界観が好き♪

相乗効果的に総合力を高く感じさせる作品。

感覚的に世界観として視てしまうので感想
を私の文章能力で表すのは難しい^^;

何度も視てしまう程面白い作品です。

投稿 : 2014/06/22
閲覧 : 207
サンキュー:

2

ネタバレ

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

宮崎駿監督の海外向け作品

もののけ姫
ストーリー
森や山が世俗から離れた神の領域として信仰されていた遠い過去。
宮﨑駿監督は、武士や農民といった焦点として当たりやすい人々ではなく、先住民や漂流民、業病を抱えた者など、歴史の表舞台に立たない人々に着眼した。主人公の一人であるアシタカもまた、天皇と対立して住んでいた土地を追われた蝦夷(以降エミシと表記)という古い民族の者であり、いずれは追いやられている部族を背負っていかねばならない立場にある青年だ。まだ実権を握っていた天皇や武士といった体制側と対立したために、歴史の影となり、まともに注目されないまま埋もれていた人々の物語でもあるのだ。
そのような時代背景の中で、事件は起きる。
縄文的村落で暮らしていたエミシの一族の前に突如として現れた得体の知れない存在。それは山のような体を揺さぶり、辺り構わず突進する抑えがたき猪の祟り神だった。堪えられる精神の限界を超え、憎悪と憤怒が噴き出し、全身にある穴という穴から黒い感情が実体化していた。肉眼で視えるそれは多数の触手となって、巨躯を覆って黒い生き物のようにうねる。そして周囲の人々が近づけば触手は絡みついて自由を奪う。
アシタカは村落の危機を救うため、祟り神を鎮めようと説得するがしくじる。しくじったせいで村の者達は窮地に陥り、見かねたアシタカはついに弓で祟り神を射殺してしまう。その瞬間、祟り神の呪いを腕に受けたアシタカは、大きな弾丸が祟り神の遺体から出てきたのを目撃。村落に持ち帰り、年長の者達に意見を乞うた。
老婆は告げる。古き神が祟り神に変じたのだ、このままでは呪いに体が蝕まれ、取り憑かれて死ぬと。
「曇りなき眼(まなこ)で見定める」
アシタカは、弾丸を手がかりに、なぜこのような事態になったのかを曇りなき眼で見定めるため、真実を探求すべく神々が棲むという森へ、ヤックルという獣の背に乗り独り旅だっていった。

4つの視点から成り立つ構成
1つ目は、エミシの一族であるアシタカの視点だ。他の主な登場人物も、象徴的な存在として描かれている。

2.国崩しを望む女性、烏帽子御前(エボシゴゼン)
烏帽子御前という美女は、戦乱の世によって行き場を失い、弱者の立場に陥り身売りされていた女達を買い取り、タタラ場の製鉄で資金を得ていた。初期投資の予算はあったのだろうが、この時代にあって机上の空論ではない経営理念を持った実力派の人物である。
さらには女人が入ると鉄が汚れるという理由から踏み入れることが許されないタタラ場の製鉄の仕事に、率先して身売りされていた女達を起用した。既成観念に縛られない人物ともいえるだろう。男尊女卑の国にあって、女性自らがリーダーとして立つ。国という既成概念ですら崩してしまおうという考えすらある、新興勢力の頭目である。青銅製の兵器が一般的であったころから、鉄製品が現れる時代の変遷もこの物語では描かれているのだ。

3.人間の権力者とその手先
天皇たる帝(ミカド)とジコ坊
森に住むシシガミは、業病を癒やす薬になるとか、不老不死になるとかいう噂から、その首を望んでいる。また、タタラ場の製鉄所に目をつけている。非人頭であり師匠連でもあるジコ防を動かし、密偵として森へと差し向ける。ジコ坊は唐傘連という特殊な組織を配下に連れており、烏帽子御前に接近。森へと唐傘連を放ち、暗躍する。

最後の勢力
4.もののけ姫と古き森に棲む動物神たち
もののけ姫というタイトルどおり、アシタカの向かった先の森には古き動物神が棲んでいた。針葉樹林の豊富な屋久島を視察してイメージを得たという森。森や自然は絵として美しいが、演劇の舞台装置のようなものではなく、作品を支えるテーマの一つといってよいだろう。岩山ですら苔の緑に覆われ、巨木が聳え立ち、鬱蒼と生え茂る木樹は天を隠し、葉の隙間から漏れ出る陽光は神秘的な光を大地に落としている。

人と自然とのかかわり合いを描いてきた宮崎駿監督だが、これまでの自然と人の調和、協調路線を主人公に課すのではなかった。

もののけ姫であるサンはナウシカとは異なり、人との調和など求めていない。完全に自然側に即して生きている。何より、森を荒らす人々に攻撃的で容認しない態度だ。人間側もまた一方的に、地中にある鉄を奪うために森を荒らす。ナウシカのように王蟲やトルメキアのクシャナと対話を試みたりすることもない。対話のない双方激しい憎しみと怒りがあり、侮蔑を隠すこともない。これは過去のヒロイン像、さらにいえば、宮﨑駿監督の理想像を自らくつがえしてみせた、理想ではない造形のヒロイン像である。過去、宮﨑駿監督は周囲から、理想像的すぎる、世の中に存在していないかのようなヒロインを描きすぎるといったバッシングに立たされていた。いってみれば、風の谷のナウシカや未来少年コナンのラナ、天空の城ラピュタのシータなどといったお嬢様、男性から見た理想像的なヒロイン像にNOをつきつけられたのである。
その中で、新しいヒロイン像を模索し、魔女の宅急便のキキのような、過ぎたる理想像ではない、女性から見ても共感されるぐらい身近なヒロイン像を描いてみせていた。そして今回、理想像ではなく、といってもただの現実的なヒロインでもない、第三のヒロイン像を確立させた。勇猛果敢で人に攻撃的、調和など用いぬ、アシタカに出会った際にも睨みつけるような一瞥を送るなど、人から好かれやすいようなヒロインとはまったく別ものといってよいものとなっている。視聴者に媚びを売ることなく、自らが要求されたものに妥協することもないヒロイン像、厳しい試練を宮﨑駿監督は自らに課したのだろう。

『人の業を受け入れるのは、もののけ姫であるサンではなく、タタラ場の烏帽子御前』

風の谷のナウシカでは、人の業の象徴である、腕が石になってしまう病を得た老人が、トルメキア軍のクシャナに対していう。
城オジたち「あんたも姫様じゃろうが、儂らの姫様とだいぶ違うの。(手を差し出しつつ)この手を見てくだされ。ジル様と同じ病じゃ。あと半年もすれば石と同じになっちまう。じゃが、儂らの姫様は、この手を好きだというてくれる。働き者の綺麗な手だというてくれましたわい」
これは主人公のヒロイン像を確立させるに値する一つのファクターといってよい。
{netabare}烏帽子御前が猪神を石火矢(火縄銃)で撃ったことに対してアシタカは批難する。呪われた右腕は烏帽子御前を殺そうとするが、烏帽子御前は平然と構えている。{/netabare}
石火矢(火縄銃)づくりのおさはアシタカに陳情する。
「お若い方、私も呪われた身ゆえ、あなたの怒りや悲しみはよっくわかる。わかるが、どうかその人を殺さないでおくれ。その人は、儂らを人として扱ってくださった。たった一人の人だ。儂らの病を恐れず、儂の腐った肉を洗い、布を巻いてくれた。生きることは、まことに苦しくつらい。世を呪い、人を呪い、それでも生きたい、どうか、愚かな儂に免じて」
人の業を受け入れるような、若き指導者としてのヒロイン像を宮崎駿監督はサンに与えなかったのだ。
これは過去作品の、自らの訴えそのものを、自らで否定したに等しい行いだ。それは自然と人間の調和を訴えてきた作品の否定でもある。この物語は、調和を目指していない。人によっては、宮﨑駿作品の理想をキレイ事だという人もいるだろう。これまでの作品の定義を自らで覆して発表するのは、挑戦的な行為ともいえる。
{netabare}古き風習を打ち破り、国ですら既成概念として崩そうと望む烏帽子御前。これまであったものの破壊によって、新たなものを打ち立てるという思想は、もののけ姫や森の神々にも向けられており、思想的な相違から双方が戦うことになるのだ。{/netabare}

本来物いわぬ動物たち
意思表示がはっきりしない彼らがもし人の言葉を解し訴えるとしたらどうなるのか。
山犬であるモロという名の神のセリフが明確に語っている。
「おのれ人間めっ!」
このセリフを聞いたとき、筆者は、やってくれたな、と思ったのである。筆者自身、かなり宗教学的な分野の本を趣味レベルで読んでいる。そのため、宗門の属する人間の思考形態が一般人より脳内で鮮明化できているという自負がある。
神という存在は、人間の行いによって、罰も与えれば、崇めて神のいう言葉に耳を傾け、いう通りにすれば救いもするという理屈である。しかし、現実的な視点で見れば、宗教指導者、実質的な権限者にとって都合の良い教えになっている。さらにいえば神は人間の都合の良いこと以外はしないような考えがある。
もし、鳥や魚にとっての神がいて、人間が鳥や魚を大量虐殺したのなら、その罪を贖わせるために罰を与えるだろう。創造主といっておきながら、極度に人間偏重な考えでしかない。万物の創造主なら、他の生物に対しても当然愛情も親しみもあるだろう。それが、人間ばかり都合の良い教義がまかり通るのは、神の正体が、信者の願望からくる理想像そのものでしかなく、それ以上でもそれ以下でもないからではないのか。
その人間に都合の良いはずの神が、おのれ人間めっ!と言い放つのである。人間に都合の良い神でなくても別段不思議でもなんでもないはずだ。人間は基本的に自分のことしか考えない側面がある。その偏った信仰と、その信仰という名の願望によって生まれてきた神とその教えに鋭い一撃を放った。そのように直感した。
生まれ変わっても一番功徳を積んだら人間に生まれ変わる。だから人間こそ一番権利があると説く宗教もある。最初に説いた指導者はそのようなことを口にしていなかったとしても、次第に変質し、自分に都合が良いように変わっていく。宮﨑駿自身も口にしていたが、仏教が正しく伝わらなかったからこそ、繁栄したところがある、というような意見があったという。
アメリカ辺りではキリスト教の勢力から、もののけ姫上映の停止を求める強い要請があったことも事実である。宮﨑駿監督は、魔女の宅急便でも同じく、キリスト教にとって悪という概念である魔女を主人公の作品作りをした。ある意味真っ向からの対決姿勢にでさえみえる。
宮﨑駿監督の風の谷のナウシカや他の作品との類似点は多い、キャラクターの人間関係、主人公と対峙するのは女性指導者と中年の男性配下。自然と人間の環形を問う形式。ボーイ・ミーツ・ガールの男女の主人公。宮﨑駿監督作品をよく知る人にとっては、整理して焼き直しした作品に思える人もいるだろう。ただ、筆者の視点からすると、海外向け作品としては、初めてのメジャーデビューに近いものだと認識している。
きちんと仕切りなおして、集大成としての作品作りにして、海外へのメッセージとしたのではないだろうか。
キリスト教では、創造主たる神がすべてを創りだしており、その神の信徒であるのなら、他の生き物は神と自分たち人間のためにあってよい、いってしまえば、信徒は神の代理人として、権利を譲渡され世の中の生き物だろうが資源だろうが自由に使う権利があるという考えが古来まかり通っていた。近代となって、はじめてエコロジーや自然環境を考える人々が出現してきたが、神によって創りだされた自然は、神の代理人たる信徒の利用する権利があって当然としか考えてこなかった面がある。絶滅危惧種が増え続け、人間の行動によって絶滅しても、神によって許される、それが当然という考えがあったという論文の記述を複数の歴史的書物で見かけた。筆者も同意である。その一辺倒な思想に否を突きつけたようにしか、筆者にはみえなかった。
これは海外向けに作った作品として、明確な意思表示があったというところが、筆者の独断と偏見だ。その自然側にいる、神の子としているもののけ姫。神の子という言い方をすれば、イエスが挙げられるが、まったく別アプローチによって、神の子と神話を描き出している。

『物語のロジックとしての整合性を捨て、メッセージ性を優先する姿勢』

最初のシーンである村落で、助けられた少女、カヤはアシタカを慕って、黒曜石の小刀をお守りとして渡すのだが、それをもののけ姫であるサンに渡してしまう。普通に考えるのならば、慕っている女性からの贈り物を、他の女性に心の表れとして贈ってしまうというのは、倫理的に問題があるところだろう。
物語のロジックとして考えるのならば、整合性がない、なんのためにあのシーンはあったのか、物語の骨子、シナリオのプロットとしては無駄な部分ではないかという指摘があっても不思議ではない。
しかし、宮崎駿監督の作品はロジックよりメッセージ性のほうが優先されている。製作過程においても、ある時いきなり、なんの予定もなかったキャラクターが登場してしまうこともよくあるという。予定を組んで制作に入るのは、放映時間の制限内で物語を完成させる上で当然の行為だが、宮崎駿という人はシナリオをいきあたりばったりで作ることもあったという。そのせいで、先が読めない展開となりやすく、却って視聴者は、わからないがゆえの興味が沸く。いってしまえば、どうなるのかわからないからこそ、手に汗握る展開も出てくるのだろう。うまくできなかった時の高いリスクと引き換えにした面白さであり、誰にでも、はいそうですかといってできるものでもない。行き当たりばったりで作ると、たいていは骨子がうまくできあがらず、頭と終わりだけがはっきりしている、いわばミミズのようにクネクネするだけの作品となり、キャラが立たないのと同じく、シナリオが立たない。シナリオとしてうまく成立しにくいのだ。同じやり方で、シナリオが成立できてしまう辺りが、駿監督の特異性といってもいい。
ただこのやり方を踏襲したアニメゲド戦記は、原作が理論性と整合性を突き詰め、計算づくで極めてロジック的に作られていた。それを捨てたせいでシナリオはある意味破綻してしまった。その意味でいえば、もののけ姫よりナウシカの方がロジック的に整合性の優れたシナリオといってよいだろう。

サンとアシタカが最後にいうセリフこそ、自然と人間との調和や協調路線ではない、シビアで現実的な立ち位置を示している。
{netabare}
サン「アシタカは好きだ。だが人間を許すことはできない」
アシタカ「それでもいい。サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。共に生きよう。会いに行くよ、ヤックルに乗って」
アシタカが黒曜石の小刀を手渡す意味を理論的に考えようとするのならば、一応できなくもない。タタラ場で暮らすと口にすることによって、エミシの里に戻らないことを宣言することになる。そこまで考えると、もう小刀を手渡した時からエミシの里に戻らないことを決意していたことになる。
共に生きよう、とは、どちらかが滅んでもかまわないということではなく、お互い死ぬまで戦う必要がないということなのだろう。だが二人で同じ屋根の下、夫婦になって暮らそうという意味ではない。
{/netabare}
単なるボーイ・ミーツ・ガールではなく、離れて暮らすという距離感が、自然と人間との距離感の暗喩として使われているラストだというのが、筆者の結論だ。

投稿 : 2014/06/21
閲覧 : 770
サンキュー:

18

ネタバレ

たんぽぽの花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

変則的な、の!

宮崎駿先生の作品で本人曰く、構想し制作するまで約20年かけた作品だそうです。それだけでも凄い!0歳児が成人式するまでの時間月日と同じだけ
考えて、作った『もののけ姫』!あれ?と気付く人は凄い!
そう、宮崎駿先生の作品は名詞と名詞の間に『の』と言う字が入るのです。
でも、本作品は、『の』と言う字は2つ使われますが、名詞とすれば、
本来は『もののけの姫』となると思うのですが、本作品は『もののけ姫』
実は調べるとひらがなで、もののけと思われがちですが、漢字では
『物の怪』とされているのです。なので、疑問に思った人は法則はあっていると言う事を理解しましょう!『物の怪姫』だと余計に複雑になるので、
ひらがなで『もの・の・け姫』となり『もののけ姫』となると言う訳です。

作品の内容はあえて紹介しません。それは映像や音楽や細かい所まで多々に
力の入った作品で、~~~~~~~~~~って説明する自信も
自身にも思い出多き作品で見てもらたい!が大きいからです。
数々の作品の中でも私はこれが、一番自分的に好きな作品なのです。
まあ、べた褒めのコメントなんて見ても面白くないでしょうし(笑)
これだけは、言っても良いかな?主人公はサンとアシタカと言うのですが、
私とアシタカは一文字違いなのです。嫁がぽつりと、『一文字違うと
こんなにちがうの?』と、呟きました。おい!!!と突っ込みはしたが、
本当に一文字で違うな~~と納得もしてしまいました(笑)

ここからは余談ネタバレにしますが、ネタバレの話ではありません!
少し違った方向性の話なので、興味のある方のみ見て下さい。
{netabare}株や投資家の間のお話です。
まあ、映画の放送は人気のある映画放送局で時間もしっかりとれてさまざまな映画を放送するのですが、ある時に週末にジブリの映画が流れると株価に影響が大きく出ると言う事に気付いた人がいたのです。本人は軽い感じだったと思いますが、所が過去を放送日とその後の株価の変動が約8~9割も当てはまっていたそうです。一部の人がそれで、ジブリの放送日に合わせ利益を出し損失を抑えると言う奇妙な都市伝説が出来たのです。専門家は相乗効果的でみんながそう思い損をしないように気をつけると、余計に信憑性がでる→ますます信じる人が増えると言う悪循環を生むのです。でも実際に投資家は、週末にジブリが放送予定に入ると不安になるそうです。逆にその日だけで約200万円利益を出した人も居たそうです。真実は?{/netabare}

投稿 : 2014/05/30
閲覧 : 315
サンキュー:

5

sunspot29 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

生きろ

たくさんの要素がつまっています。

自然と人間、環境破壊など、気がつかないところもたくさんあります。
アシタカの戦闘シーン、作画がすばらしいです。
かっこいいです。

最後の手描きセル作品というだけあって、
背景、人物すべてにおいてきれいです。手描きすばらしいです。
CGも使われている部分もある様ですが、違和感なしです。
手描きのあたたかみがあふれています。

投稿 : 2014/05/29
閲覧 : 184
サンキュー:

4

猿の尻尾 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生きろ……そなたは美しい。

男ならアシタカに憧れますし、女ならサンに憧れてしまうような主人公とヒロインですね。


昔を感じさせる風景とファンタジーな設定が織り成す世界観は魅力そのもの。

ジブリはラピュタ、ナウシカ、もののけ姫が個人的に大好きです。



えぼし様とか、あのゲタ野郎とかサブキャラも魅力たっぷりですね。


画面という限定された平面からあそこまで立体的で壮大な世界を視聴者に感じさせるのは流石の駿監督です。


山犬とか猩々なども愛らしいキャラだったと思います。


何度見ても飽きない最強のエンターテイメント。未視聴の方がもしいましたら是非視聴しましょう。
思わず溜め息が漏れる世界が、そこには広がっているはずです。

投稿 : 2014/05/17
閲覧 : 238
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

意味がわかりませーん

じぇじぇじぇ 駄作

投稿 : 2014/05/11
閲覧 : 233

77k さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリ作品ナンバー1!

<物語のあらすじ>

エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と生きる人間の少女サンであった。アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知る。やがて、森を守ろうとする動物たちと、その長「シシ神」を殺そうとする人間達の壮絶な戦いが始まる。(アニメ映画『もののけ姫』のwikipedia・公式サイト等参照)

子供の頃から何度も観ている作品です。宮崎監督作品は西洋が舞台の場合が多いですが、この作品は純日本風の作品で、話の系統敵には「風の谷のナウシカ」と同系の作品だと思いますが、自分的には世代的にもこちらの作品の方が感情移入して観ることができます。

人間と自然界の共生、対立を描く作品、小さい頃から何度も観てきた作品ですがある程度大人になってから観ると子供の頃には気づかなかった、解釈や感情が見終わった後に残ります。

とてもメッセージ性の強い作品で、この作品ができるまでのドキュメンタリー番組「もののけ姫はこうして生まれた」があり宮崎監督を始め、ジブリのスタッフ達がものすごい熱意を持って作った作品だということが窺えます。
ぜひこちらも観ることをおすすめします。

何と言ってもジブリ作品では珍しい男性主人公のアシタカの生き様がとてもかっこいいなと思いました。

音楽、作画、声優どれを取っても良かったと思います、大人から子供まで楽しめる作品ですね。

投稿 : 2014/04/28
閲覧 : 185
サンキュー:

2

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

宮崎監督色顕著

いきなりタタリ神の襲撃。
(その描写がなかなか怖い、、
暫く姿を見えないし、ミミズみたいなものを
落としていくし、、)

主人公に突然課せられた人生の岐路
それを当然のように受け止める(余りにも強い)主人公。
登場人物は大概(サンもエボシも)強い。
そんな中、シシ最強と思われる、かの
森繁先生(オコトヌシ)がタタリ神に、、、

森繁先生が三輪様(モロ)に言います。
「見ろ、うちの種族は小さく皆馬鹿になっていくと」
人が銃器という飛び道具を手にし、
動物から乖離する様を語っています。

投稿 : 2014/04/21
閲覧 : 251
サンキュー:

9

Amarok さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とてもおもしろい!

資源搾取による物質文明の発展に対するアンチテーゼとかそんな内容だった気がします。初期作品は結構グロかったりするので好きです

物語は安定の仰々しさですね
声優は普通です
キャラは文句なしです
作画は文句なしです
音楽は文句なしです

投稿 : 2014/04/21
閲覧 : 241
サンキュー:

2

ネタバレ

えびぃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

黙れ小僧!

ジブリにしては普通すぎた。

投稿 : 2014/04/19
閲覧 : 202
サンキュー:

0

ネタバレ

無毒蠍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スタジオジブリの傑作!日本が世界を魅了できる、数少ないアニメ作品の一つだと思います。ジブリが「美女と野獣」をリメイクしたかのような世界観が素敵です。

むかし、この国は深い森におおわれ、そこには太古からの神々がすんでいた。

人間から蹂躙され「タタリ神」と化した森の主に
死の呪いをあたえられた少年アシタカが西の国へ赴き、
人と人、獣と獣、人と獣…それぞれ共生できる道を
勇気ある行動力と揺らぐことのない信念によって指し示していく物語です。

今まで観てきたジブリ作品の中で最も幻想的で少しグロくも一番面白い作品でした。
人の腕が千切れたり今までのジブリではあまり見ない凄惨な描写もありますが
その描写が「もののけ姫」という作品内での現実を教えてくれてます。
幻想的な世界観の美しさとそこで暮らす者たちの醜さとのコントラストが面白い。

ジブリ作品の中では珍しい男性主人公のアシタカ。
主人公役の声優さんは風の谷のナウシカでアスベルをやってた方です。
アスベルのころに比べると成長が著しいですね。

このアシタカという少年はその身に死の呪いを宿しながらも絶望することはありません。
なぜ西の森で暮らしていたはずの主が「タタリ神」になったのか…
どうして自分たちの里までやってきたのか…
なぜそこまで人間を憎んでいたのか…西の国で何があったのか…
それらの原因を右腕に「タタリ神」の呪いと
憎しみを宿したアシタカは探っていきます。
何をしたところでアシタカが死ぬことに変わりはないのかもしれませんが
それでもアシタカは見極めたかったんですよね…
森の主を殺めた責任と主の憎しみを受け継いだがゆえの行動なのかもしれません。

内容はシンプルながら奥が深い。
この世界で暮らしてるもの同士の争いと憎しみを描写しつつも
その世界にある、ほんの少しの優しさも描かれてます。
狂気に満ちた世界で自分を見失うことのないアシタカが
作中で魅力を存分に発揮し、
今までにないジブリ作品としての基盤をつくってます。
なかでも中盤でタタラの民からサンを救出するシーンのアシタカは
本当にかっこよく、作中屈指の名シーンだと思ってます。
他にもモロとの掛け合いシーンは有名ですし、
侍との戦いのとき相手が射ってきた矢を素手で止め、
自分の矢として射る姿もカッコよかったですね。
そんな再利用ありかよ、とw
何気に侍のセリフでアシタカの「押し通る!」に対して
「こいやあああ!」と言ったのが好き(笑)
あの侍のセリフはかっこよかったw無駄にやる気になってる侍w
こんな感じで非常に名シーン名台詞を多く生み出してるキャラクター、作品なんですよ。
それはアシタカの存在に限らず、サンなど他のキャラクターもそうですし、
もののけ姫という作品を構築する世界観がそうさせてるんだと思います。
端正な顔立ちとは裏腹にその身に呪いを宿し、
その呪いを鬼の形相で封じ込める姿は
さしずめ「美女と野獣」でいうところの野獣かな。
ジブリの三大男性キャラクターといえばムスカ、マルコ、アシタカだね!

物語のタイトルにもなってる「もののけ姫」のサン。
モロに恐れをなした人間がモロの気をひくために捨ててった人間の子供。
犬神モロに娘として育てられ、いつからか「もののけ姫」と呼ばれるようになった。
獣に育てられただけあって身体能力はすさまじく並の人間のそれではありません。
でもしょせん15歳の少女なのか知恵を使う人間の前では厳しい場面が多いです。
この作品は獣が徒党を組んで人間を襲ったり獣の愚直さ荒々しさを描写してますが、
それ以上に人間の狡猾さと恐ろしさを描いた作品でもあるんです。
人間から見た人間の醜さと獣から見た人間の恐ろしさを
それぞれの視点から楽しむことのできる稀有な作品ですよね。
サンもそんな人間を毛嫌いし森を蹂躙するエボシを終始殺そうと狙ってました。
大嫌いなはずの人間アシタカに命を救われ戸惑うサン…
「生きろ…そなたは美しい」
そんな事まで言われさらに困惑(笑)
そしてサンはアシタカを生かしました。
モロはサンについて「哀れで醜い可愛い我が娘」と言ってましたが
そこに「優しい」も加えておいてほしいかな。
共生する道への第一歩を踏み出したのは何気にサンが一番最初だったかもしれません。
「美女と野獣」でいうところの美女…「そなたは美しい」
アシタカの一言がすべて物語ってますね!

「アシタカは好きだ、でも人間を許すことはできない」
当然です、この言葉こそがサンが人間である証明な気がしてならない。

この作品の脅威として描かれてる人間の筆頭がエボシ様。
女性キャラなんですが女性キャラクター独特の怖さというものがあり、
印象的なキャラでした。
力強く、たくましい女性が多く登場するんですが
女性が戦う力をもったらいかに恐ろしいか実感。
男の存在が霞むどころか必要性すら感じなくなります(汗)
人間が住みやすい環境をつくりだすために
邪魔な存在を根こそぎ排除してってる女帝。
タタラの民からの信頼はあついが物語が進むにつれ自分を見失ってるように感じました。
最後はモロに片腕を噛み千切られそれまでの行いの代償を支払いました。
絶命したかのように思えたモロが最後の最後で一矢報いた形になりましたね。
最後はアシタカをタタラに迎え一からやり直すそうです。
アシタカが側にいるならもう大丈夫だよね、きっと。

人と獣との共生の前に
まず人と人との共生から始めるという良い終わり方だったと思います。

「いや参った参った。馬鹿には勝てん。」
アシタカの無鉄砲さにしてやられたジコ坊の言葉。
チャンチャン♪というSEが聴こえてきそうなオチのセリフです(笑)
そう、これだけカッコいいアシタカですが馬鹿だったんですよ。
最初から最後まで馬鹿みたいに共生を訴え続けてきたアシタカ大勝利のラストでした。
しまいには呪いまで消えてくれて馬鹿ってすごいのね…

視聴したのはブルーレイ版です。
まぁジブリは大抵ブルーレイで観てます。
とりわけ「もののけ姫」という作品は古来の日本を舞台にしてるかのような
世界観で木々や水のせせらぎ一つとっても美しくブルーレイで映えます。
こういった美しい日本の在り方を描写した作品は
日本が世界に誇れる数少ないアニメーションの一つだと思ってます。
「魔女の宅急便」などを観て海外の街並みに憧れる日本人がいるように
「もののけ姫」を観て日本の世界観に魅了される外国人もいると思うんです。
まさにこの作品こそジャパンアニメーションと呼ぶに相応しい内容だったと思います!

最後に心のオアシス、トキさんの好きなセリフ。
「生きてりゃなんとかなる!」

【A+85点】

投稿 : 2014/04/14
閲覧 : 337
サンキュー:

6

おじゃ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリ作品BEST3!

たくさんの要素が詰め込まれた良作。
物語冒頭から最後まで視聴者をひきつけてやまない。
画の迫力や綺麗さは勿論、動き表情にいたるまで事細かな演出で作りこまれ・・・ってほめるところしかないぞw
一つだけ残念におもうのはヒロイン役をプロの声優さんにしてくれればなーとは思いました。
(声優ではないけど美輪さんはものすごい良かった!)
その他悪いところ見当たらず。万人にオススメします。

個人的ジブリBEST3はもののけ姫、ラピュタ、紅の豚

投稿 : 2014/03/19
閲覧 : 211
サンキュー:

3

ほりゅうへんか さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

自分にとっての最高のアニメ。

小学生の時映画館で観た衝撃は今でも忘れられません。恐怖心で中々もう一度見ることが出来ず次に観た時は高校生の時でした。その時は今まで感じていた恐怖心とは違いまるで新しい映画を観ている感覚でただただ感動しました。私は映画から何かを伝えたいというのは好きではありません。映画は観て楽しいかどうかだと考えています。ですがこの映画は何か強い意思を感じたのは本当で、認めたくはないですが何か他とは違うと思うアニメです。それが何なのかは人それぞれが感じるものであるため観てもらう以外方法はありません。
ただ素晴らしいアニメであることは間違いなし‼︎

投稿 : 2014/03/01
閲覧 : 353
サンキュー:

6

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

おもろー

おもろー

投稿 : 2014/02/02
閲覧 : 203

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 2.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

生きろ。

1997年劇場公開作品

人間と自然の共存という宮崎作品の根底にある問題にここまで直球で触れた作品はナウシカ以来では無いだろうか
ジブリでも1、2を争う名作だと思う
ジブリ作品はほとんど劇場にて鑑賞してるが、二度劇場まで足を運んだのはこの作品のみです

サンとエボシの一騎打ちは鳥肌が立つほど印象的
タタリ神の蠢く姿は寒気がするほど不気味
トップクラスの映像技術を駆使された圧巻のアニメ映画だ

唯一悔やまれるのは本職の声優さんを使わず芸能人起用した事です
ただそんな中でもサンを演じた石田ゆり子さん
実は物語の冒頭にしか出てこないアシタカの許嫁のカヤも石田ゆり子さんが演じてます
これは気づかなかったです

投稿 : 2014/01/01
閲覧 : 292

るるらんぺ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

美しい

ジブリなだけあって、作画、音楽は素晴らしかったです。そして、ストーリーも強く気高い少年と少女が醜い人間の欲と森や動物、神などと向き合っていく力強いものだと感じました。美しい中にも醜さがあり、それは太古の神さえも孕んでいる命題のように思えます。

投稿 : 2013/12/20
閲覧 : 213
サンキュー:

2

bj2みくろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ジブリ映画で1.2を争うくらい好き

今更特に語れませんが、ジブリでは筆頭に好きな映画です。
背景や音楽も、本当に空気感があって神秘的で、素晴らしい。


アシタカは理想の男子ですねー。
エボシ様の、悪役にしては余裕のある雅な感じも好きです。
サンのたなびくスカートが、何故か無性に印象に残る。

投稿 : 2013/12/18
閲覧 : 214
サンキュー:

4

missing31 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

宮崎駿の想いを最もよく表している映画

この作品は「もうこれでジブリ潰れるかも」という時期に、
宮崎駿が「だったら好きに撮ろう」という事で作った作品。

結果的には、興行的な成功を収め、ジブリ再建のきっかけとなった。
風の谷のナウシカ(漫画版)に描かれているものを、2時間の映画に落とし込むと
もののけ姫が最も近いのかな、と感じさせる。

生きる為に残酷に、醜く、あざとく成らざる得ない人間と、
美しい自然が消えていく痛みと、それに対する義憤。

自分もまた、醜い人間である監督自身の二律背反的な心理が
そっくりそのまま落とし込まれているように感じる。

勧善懲悪の単純な話では描けないほどの深い世界観設定とストーリーが、
見事に調和して、メッセージを持って観る者達に迫ってくる。

宮崎駿は「入口は浅く、出口は高く」という事を心がけていると言っている。
「アニメは子供が観るもの」とも言っているが、このアニメを観た中学生の
自分は見事にエセ博愛主義者になってしまった。

このレビューを読む人は、自覚していると思うが
私たちは木を切り、火を使い、山を崩し、神を殺した「たたら場」側の人間だ。

それなのに、おそらく大多数がサンとアシタカ、山犬達を応援していたのでは?
シシガミの首が落とされ、森が死んだ際に胸が痛んだのでは無いだろうか。

その胸の痛みこそ、この映画からのメッセージである。

種としての人間が嫌いで、飽和世界が嫌いな宮崎監督が、
たたら場の人間達を楽しそうに、生き生きした存在として描いた理由。

その理由を個人的に分析し、風の谷のナウシカ(漫画版)から、ある台詞を引用する。

人類の滅びの運命を、システムによって回避しようとする全能者に対して、
ナウシカは、滅びるかどうかは、我々とこの星が決める事だ、と反論する。

全能者「お前は危険な闇だ。生命は光だ!!」
ナウシカ「ちがう、いのちは闇の中でまたたく光だ!」

この台詞こそ、醜くも美しく輝く、この世界に対する監督の「希望」そのものだ。

投稿 : 2013/12/17
閲覧 : 325
サンキュー:

11

ビックリヤングコーン さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

傑作!

見るたびに、見方が変わるので、深い作品です!

投稿 : 2013/11/11
閲覧 : 203
サンキュー:

3

すばる☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

十二支が隠れている? ただ、当時の日本にいない動物は存在しませんが。

神を崇め、祟られないようにしましょうね。

ザ・日本アニメですね。

投稿 : 2013/11/04
閲覧 : 212
サンキュー:

3

水音 秋 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

お前にサンが救えるか!

幼稚園のときか、小学生のころに初めてみたときはカラカラと首を回す木霊や、モロが怖かったです(笑)
でも何回も見ていると、木霊が可愛く見えてきたりモロの愛情が見えてきたりします。

投稿 : 2013/11/02
閲覧 : 214
サンキュー:

2

ネタバレ

うーぽんた さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すごい面白かった!

自然と文明の共生は難しいねってお話。

ジブリでbest3に入る良作だと思う。動物と人が会話してるのってなんか楽しいね。あしたかー。

好きなキャラクターはサン

投稿 : 2013/10/20
閲覧 : 229
サンキュー:

3

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

すばらしいですね。

日本人として生まれてきた誇りと責任を強く感じました。

本当に美しい映画で、
本当に胸を打つ映画で、
本当にメッセージ性が強い映画でした。

子供の頃に一度どハマリして、最近見直したのですが・・・
改めて感動する点がたくさんありました。

日本史や倫理の時間に勉強したアミニズムや八百万の神と
リンクしているところがあって
改めてみてみると本当に
ジブリ作品がここまで世界中に愛されていることを
感じさせてくれました…

自分たちが生きている日本、
それについてとても深く考えることができたので
この映画は素晴らしいです。

あと20回は見ます♪

投稿 : 2013/10/02
閲覧 : 162

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

クロージング:満足度上昇。注目の作品で期待を裏切らない出来。

1997年(平成9年)7月12日公開。
森を侵す人間たちとあらぶる神々との対立を背景として、狼に育てられた「もののけ姫」と呼ばれる少女サンとアシタカとの出会いを描く。宮崎が構想16年、制作に3年をかけた大作であり、興行収入193億円を記録し当時の日本映画の興行記録を塗り替えた。

主題歌『もののけ姫』

投稿 : 2013/09/28
閲覧 : 229
サンキュー:

5

ネタバレ

じぇりー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観るたび心を打つ。言葉の一つ一つの持つ重み。

名前もない、タタラ場の病気で余命いくばくもなさそうな老人がこう言う:

「生きる事はまことに苦しく辛い。世を呪い人を呪い、それでも生きたい」

心に杭が刺さるようだった。同じ思いをしていたから。

そして、名曲「もののけ姫」の一節:

「悲しみと怒りにひそむ
まことの心を知るは森の精
もののけ達だけ」

アシタカがまるでサンの凛とした横顔を思い描きながら紡いだような愛情あふれる詞だと思う。

{netabare}サンは人間として生を受けながら、敢えて人として生きる道を選ばなかった。アシタカと共に人間としての生き方を選べば、人間として、女としての幸福を得られたかもしれない。だが、彼女は彼女を育てた森と森の仲間たちと生きていくことを選んだ。

アシタカも自身の片腕に憑りついた呪いが起こす暴走と本来の自己の持つ良心の狭間で常に戦っている。彼は「人間でありながら、もののけ」になってしまった。

もののけに憑りつかれながらも人間として生きようとするアシタカと、人間として生まれながらももののけとして生きようとするサン。
真逆の道を歩み・選ぶ二人だが、己の信念を貫き、己に課せられた運命に抗う姿は同じものだ。

有名な美和明宏(犬)とのシーンがこの物語の大きなキーと言えると思う。

「お前にサンを救えるのか」
「わからぬ。だがともに生きる事はできる」

2人は離れていても、共に生き続けていくことができるのだろう。道を分かつことになっても。{/netabare}

人間の身勝手な欲望と、思い込みによって迫害を受けるサンを含む森の民たちはまるで、現代における、はみ出し者・出る杭をとことん打ち続ける日本の社会が持つ排他的精神の被害者のように、私の眼には映った。

宮崎駿氏のジブリ作品は、その作品のテーマとメッセージ性の深遠さが、常人にとって不可侵の領域を構築しているだけに、この考察など、まだ上っ面をなぞっているだけにすぎないのだろう。

大人になるにつれ、感じることも変わってくる。だから何度でも見てしまう。
巨匠の勇退によって、新たな「投げかけ」を受けることもできなくなってしまうのは、非常に惜しいところだ。

投稿 : 2013/09/08
閲覧 : 433
サンキュー:

12

matmas さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

とにかく格好良い

アシタカもサンもとにかく格好良い

投稿 : 2013/09/01
閲覧 : 193
サンキュー:

2

大黒屋銀次 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

このあたりから

ジブリは微妙に楽しくなくなってきている気がする

投稿 : 2013/08/19
閲覧 : 187
サンキュー:

0

◎TARGET さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

みんな生きたいんだよね

❏総評

全ての人間、生き物がみんな生きたいんだよね。
ただそれだけ。

「生きる」ってことがどういうことかわかってる人には
ちょっと退屈なメッセージかも。

自分は何のために生きてるのかわからないような人
特に受験勉強ばっかりしてるような学生さんとかは
見たら何かを感じられるのでは。

若者向けかな。

投稿 : 2013/08/13
閲覧 : 246
サンキュー:

3

pin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スケール感

登場人物、舞台設定などの作り込みが秀逸。」

投稿 : 2013/07/26
閲覧 : 172
サンキュー:

0

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

黙れ小僧! お前にサンが救えるか?

【おすすめしたい人】
■ ジブリ作品が好きな人に、まだ見ていない方。
■ 見るたびに味わえる作品をみたい時に
■ 綺麗な絵、綺麗な音楽を見たいときに


【総合得点ランキング】
●第69位 (2013/7/22)


【感想】
私は自然のこと。アシタカとサンのこと。色々考えてしまうなー。人によって、時によって解釈が大きく変わる作品だと思う。大人にも子供にも。また見たい、見ようと思ってしまう作品。


【NEXTオススメ】

●ジブリ作品で。
【風の谷のナウシカ】
【千と千尋の神隠し】
【紅の豚】
【耳をすませば】

●好きなアニメで。
【プラネテス】
【攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX】
【交響詩篇エウレカセブン】

●綺麗な絵で
【氷菓】
【ソラノヲト】
【GOSICK】

次に見るのに何か役にたてたら幸い

投稿 : 2013/07/22
閲覧 : 285
サンキュー:

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もののけ姫のストーリー・あらすじ

エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と生きる人間の少女サンであった。アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知る。やがて、森を守ろうとする動物たちと、その長「シシ神」を殺そうとする人間達の壮絶な戦いが始まる。(アニメ映画『もののけ姫』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1997年7月12日
制作会社
スタジオジブリ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%91%E5%A7%AB

声優・キャラクター

松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、上條恒彦、西村雅彦、島本須美、小林薫

スタッフ

原作:宮崎駿、 監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、プロデューサー:鈴木敏夫、作画:安藤雅司、美術:山本二三/黒田聡/田中直哉/武重洋二/男鹿和雄、音楽:久石譲

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