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「もののけ姫(アニメ映画)」

総合得点
89.8
感想・評価
2052
棚に入れた
13334
ランキング
72
★★★★★ 4.2 (2052)
物語
4.2
作画
4.3
声優
3.9
音楽
4.2
キャラ
4.1

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もののけ姫の感想・評価はどうでしたか?

藍綬 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度見ても楽しい

 何度見たのか覚えていないほど見た映画。
 最初から最後まで説明が出来るくらいには覚えている映画だと思う。
 それくらい飽きないし、見ていて惹き込まれる作品です。

 子供の頃は怖くて布団に包まって見ていた記憶がありますが、あの時に抱いた感想と大人になってから見た感想では随分と印象が違いました。
 
 今でも楽しいという感想と、色々と考えさせられる作品です。

 見たこと無い、という方はぜひ! ぜひぜひ見てください!

投稿 : 2015/08/02
閲覧 : 261
サンキュー:

6

まろちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

何度も見返す程魅力的な作品。

この作品に初めて感激したのは中学生の頃でした。当時ジブリ音楽に魅せられてジブリ作品を一通り見ていましたが、その中でも1位、2位を争う位好きでした。(音楽も)

人間の文明が進歩してもはや自然を恐れなくなり、それを支配しようとする事がどんなに愚かなことかを現代の世代に訴えてくるものがあります。
作中の時代もそうですが、人間が近代以降の技術発展の中で人間が大きな力を持ち、自然を破壊し、自分達の生活をより豊かに便利にしようとする利己的欲求のままに進んできた事はある意味では不可抗力な事かもしれません。しかしこの欲求は限りないものである事もまた然りで、必ず限界、あるいはその代償が帰ってくることは想像に難くありません。
この作品はそういう事を端的に示しているものだと思います。こういう大きなメッセージ性を含んでいる作品は絶対見る価値があります。超オススメです。

アニトラもイメージソング集も最高です。

ついでにチェコ交響楽団が奏でる交響組曲もののけも是非聞いてみて下さい‼️

投稿 : 2015/07/21
閲覧 : 767
サンキュー:

5

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

一言で語れない。

人間の心理や欲を最もよく再現出来ている。
ジブリ内で最も面白いと感じられた。

一人の青年の旅物語。

ストーリーは難解というよりも人間社会の
何たるかを説いているものなので大人向け。

1度は観ておきたいもの。

投稿 : 2015/07/01
閲覧 : 183

てんてん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いいね

この作品は小さい時に1っかい見ただけですが
記憶にびっしり残るくらい凄い内容でしたb

投稿 : 2015/06/06
閲覧 : 276
サンキュー:

0

クソオタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いい作品です

親戚の家で見たことがあるくらいですがとても良い作品だと思います

投稿 : 2015/05/18
閲覧 : 236
サンキュー:

0

*hiru* さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

将来の夢はもののけ姫

そう思える作品♪
そして、幼稚園の頃の実際の夢


大人になってから見ると本当に深い作品
もののけ姫はこうして生まれた
を見ると更に深く感じる


アニメの世界も本当にこだわりのある素晴らしい世界

それを教えてくれた作品

投稿 : 2015/04/13
閲覧 : 310
サンキュー:

0

をぬ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

やっぱスゲエです

アシタカ超絶イケメン

「そなたは美しい」
とか言える少年ってなんなん

サンかーいーよサン

投稿 : 2015/04/11
閲覧 : 282
サンキュー:

3

シフレ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリシリーズ

この娘は人間だぞ!

投稿 : 2015/03/03
閲覧 : 191
サンキュー:

0

オールドタイプ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

黙れっ!こぞう

ただの感想

久石譲氏の曲が一番よかった

投稿 : 2015/02/28
閲覧 : 219
サンキュー:

2

アニf さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 1.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

カタカタコトコト

森にいるカタカタしてるやつは結構可愛いですよ
あと他は…………おすすめはしません

投稿 : 2014/12/01
閲覧 : 232
サンキュー:

0

wininng さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

黙れ小僧!!

森を侵す人間たちとあらぶる神々との対立のなかで

「もののけ姫」と呼ばれる少女サンとアシタカが出合い

森と人、双方生きられる道を探す話

ジブリ作品だけど血が出たりします

ジブリ作品の中では変わっています

投稿 : 2014/11/15
閲覧 : 235
サンキュー:

7

ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ものの~け達だけ~♪ カウンターテナー一閃

憎しみから争いは生まれるのだろうか
ジブリはいろいろと考えさせられます

森を侵す人間たちと神々との対立を背景として、
狼に育てられた「もののけ姫」と呼ばれる少女サンとアシタカとの出会い

神を信じるかどうかは皆次第だ

投稿 : 2014/10/14
閲覧 : 314
サンキュー:

5

ネタバレ

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

自然がどうとか

環境問題とかに訴えるのはもういいから。

冒険活劇、エンターテイメントを見たい。

投稿 : 2014/10/14
閲覧 : 242
サンキュー:

3

風呂は熱め さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

宮崎作品は次元が一つ違うやん

個人的にはジブリ作品で一番好き。

神道をベースにした、実に日本的な愛すべき世界観。壮大優美な映像と幻想的な音楽が見事な融合を遂げている。なんとも心地良い。

物語も単なるおとぎ話の範疇にとどまらず、現代社会に通じる多くの示唆に富んでいるのも私が好きな理由の一つ。魅力的な主要キャラクター、特にアシタカのブレない、偏らない姿勢はずっと手本にしていたい。

投稿 : 2014/10/11
閲覧 : 232
サンキュー:

4

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

☆ジブリの大作

自然との共存をメインテーマに様々なメッセージ
が込められた感動作です☆

ちょっと気持ち悪くなるシーンもありますけど、
モロの君の美輪さんが印象的でしたし、主題歌
も素敵です♪(*^^*)


監督/宮崎駿


作画監督/安藤雅司、高坂希太郎、近藤喜文


配給:東宝


1997.7.12公開



主観的評価(A)



追記欄_

投稿 : 2014/10/10
閲覧 : 238
サンキュー:

3

ネタバレ

AR15 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

劇場でみた最後の宮崎アニメ

カリオストロで宮崎監督をしり、ナウシカ、ラピュタでファンになり
トトロでなんとか維持、魔女宅、紅の豚で下がった評価に歯止めがかかるか?…と期待していたのですが…

村(文明)と生きる人間と自然の対立というか、融和の難しさみたいな物を訴えたかったんだろうなぁ…というのは分かるんですが…

まぁ、説教臭くなっちゃってます。

作画はさすがに力入ってますので、一回は観てもいいかも

投稿 : 2014/09/13
閲覧 : 293
サンキュー:

2

アリア社長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

やっぱりジブリにはファンタジーやってほしい

ジブリで一番好きな作品です!

重厚なストーリー、鮮やかな色彩、荘厳な音楽、迫力のアニメーション。
素晴らしいの一言に尽きます。

自分は特に音楽が好きです。「アシタカせっ記」を聞くと鳥肌が立ちます。

内容は「共生」がテーマ。自然と人間が共存できる道を模索するお話。
自然を犠牲にして繁栄してきた現代社会への警鐘です。
ただ今の行き過ぎた人間中心主義はもはや止められない気もします。

あとジブリはやっぱりファンタジーやってなんぼでしょ!って思います。
ファンタジーじゃないジブリは見ててワクワク感が全然ないんですよ。

もう一度ファンタジー路線に戻ってほしいと切に願います。

投稿 : 2014/09/05
閲覧 : 285
サンキュー:

11

ネタバレ

*水蓮* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

生きろ

ジブリの中で一番好きなのはだんとつこのもののけ姫ですね。
制作者から見る者に伝えたいと思われることがとてもはっきりしているからです。
自然を害する人間たちへの森の怒り。
人は自然と共に生きていかなければならないということ。

サンやアシタカ、シシガミ、たたら場の人々を通してくり広げられる物語から、これらのことが心に直接突き刺さってきました。
とても考えさせられるアニメでした。

投稿 : 2014/08/30
閲覧 : 190
サンキュー:

6

mmisato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 3.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

世界観がよくわからない。

これはどこの世界の話なんだろう。
日本が舞台なのはわかるけど・・・。
宮崎監督はなぜこのような作品を残したのだろう。
個人的な意見ではあるが、声は俳優ではなく声優があてたほうがいいと実感させられた最初の作品。
この作品以降も話題作りのためか、俳優が起用されるのだが。
アニメ作品としてのクオリティは高いと思う。

投稿 : 2014/08/29
閲覧 : 183
サンキュー:

0

hatch. さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ほんとに最高

ジブリの中でも最高の作品だと思います
観れば観るほど理解できますし
アシタカにどんどん恋していきます(笑)
毎回違う発見もあります

グロいと言って観ない人が多いですが…
確かに腕がとれたり頭がとれたり(笑)
内容も深くて分かりづらいところもあります

人間と自然の生き物たちとのすれ違いだけでなく
人間として生きる主人公アシタカと山犬として生きるサン
を通して、助け合うことと理解し合うこと、愛など
私たちの身近にある大切なことを学べる作品です

久石譲さんの音楽も素晴らしいので
サウンドトラックもかなりおすすめです

投稿 : 2014/08/21
閲覧 : 202
サンキュー:

5

ネタバレ

*marisa* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

キスシーンがあったよね!?

アシタカとサンの恋の行方がひたすら気になって見てましたww

アシタカイケメンだなぁ…

てかキスしてたよね!?

あれびっくりしたわw叫んだww

投稿 : 2014/07/31
閲覧 : 264
サンキュー:

0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

完成度

ストーリー展開、キャラ設定、作画、音楽。
ジブリ作品の中で最も完成度が高いと思っている。

投稿 : 2014/07/18
閲覧 : 186

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

パヤオ渾身の一作

制作はスタジオジブリのオリジナルアニメです。
ジャンルはファンタジーです。


エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリ神」に死の呪いをかけられる。
アシタカは自分の運命を見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。
道中、山犬とともに生きる少女サン、森を開拓して鉄を作り出しているタタラの民たちと出会う。


私が何を語るまでもなく名作。
現時点で6回くらい見ているからw
パヤオさん、それ自体は正直好きではないです。
しかし、この作品については認めざるを得ない。
とんでもない作品ですよ、ホントに。
流石に金がかかっているだけのことはあるw
動きとかリアルすぎる。


本作のテーマは「自然と人間の共生」。
わざわざ言わなくても見てれば分かると思いますが、一応ねw

私の感想。
見るたびにいつも人間の愚かしさに悲しくなるのですよ。
自然を忘れてしまった人間に、“未来”なんてないんですよねえ。
後悔はいつも後からついてくるのです。
声優陣も他のジブリ作品に比べると結構合っていますが、点数調整で低めに。


総括して、監督は好きではないけれど、本作は好き。
不思議な気持ちになる作品ですw

投稿 : 2014/07/16
閲覧 : 572
サンキュー:

53

三崎鳴 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

生きろ。

映像的にもえぐい内容のシーンが多々あり、ジブリ作品内でも特に異色中の異色の作品だ。内容は森を支配する神や生物と人間との抗争を中心に据えた和風ファンタジー。テーマがしっかりしてる分表面的な話の面白さよりテーマを描ききることに終始してる印象が強く、大きく評価が二分している。ただ個人的には“話が難しい=つまらない”という安易な構図には辟易するほかなく、本作の否定材料の大体がそこに尽きるのが残念でならない。確かに“アニメ映画は子供向けに作る”と発言した宮崎駿監督らしからぬ作風ではあるがそれについては本作に限ったことではない。エンターテイメイント性を排除し、“話が分かる奴だけついてこい”的な本作を一般映画として打ち出す辺り愉快なご老人だなと微笑ましくもあるのだが考えてることは意外に深い。まず目に付くのは自然と人間の対立。これについてはジブリ作品って大体このテーマだと思う(ナウシカ、狸合戦ぽんぽこ等)。動物達や自然の強大な力をアニメーションとしての視聴覚的効果を交えながら表現するというのはしょっちゅうやっていたりする。ちなみに本作は14万枚以上もの作画枚数をかけているため映像効果は非常に強い。作品のテーマというのは作者の裡にあるものを受け取る側の人間が勝手に解釈するものであるが、個人的には『生命力の神秘』が強く伝わってきた。本作のキャッチコピーである“生きろ”や『生きろ、そなたは美しい』という作中の台詞からも分かるとおり生きる力強さを一つの軸としてすえていることが何とはなしに読み取れる。山犬や森の神々、村の人間達が争いを重ねて、最終的に大量の命が死を迎え、それでも、主人公達は生きていく。若者が他者の犠牲を踏みしめて、力強く、未来と向き合っていく様子の描写を以ってして、監督は若者達の心に生きろと呼びかけているのではないか。現代を生きる若者たちは心の裡に闇を抱え、常に死の意識と隣り合わせである。そんな彼らを励まそうとして描かれた作品が本作ではないか。アニメーション作品という範疇を超えて高い評価を受けてほしい作品であった。

投稿 : 2014/07/15
閲覧 : 296
サンキュー:

4

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

投稿 : 2014/07/07
閲覧 : 141
ネタバレ

Dr.コトォ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アシタカとサンの終わりの無い旅路

スタジオジブリのアニメで一番好きな作品。

歴代のジブリアニメの中では突出して残酷なシーンが多く描かれていますが、
なぜか自分は子どもの頃から何度も繰り返し視聴していました。

当時はただただ、人間と自然、文明と神々がお互いの正義を掲げてぶつかり合う姿に酔いしれ、
そして人間の圧倒的な科学技術力を前に成すすべも無く倒れていく
古代の動物たちを見て、やりきれない気分になる事もしばしば。
映画で何を伝えようとしているのかはそもそも気にしてはおらず、
主人公たちが戦いの中でなんらかの勝利をつかみ取って欲しいという目線で見ていたことは
結構記憶に残ってます。

しかし人間側も一枚岩ではなく、
日々暮らしていくためにあらゆる犠牲を払っているという細かな描写に気づくには、
子どもの感性では酷なものがあったかも知れません。
{netabare}
例えばエボシ御前がかくまっている病に侵された人々。
体中に布を巻いて皮膚を隠していることから恐らくハンセン病。
いつかニュースで話題になっていたように、この時代だと
この病気への差別感情は現代とは桁違いのものがあったのでしょう。
ほかにも身売りとして買われてきた女性たち、その女性たちにタタラ場という仕事場を与え、
そのために山を切り開き神々の怒りを買うエボシ。
何より人間でありながら山の神として君臨する山犬に育てられたサン。
そしてごく普通の人間でありながら、突然人間への恨みと憎しみを引き受けることになってしまったアシタカ。
あらゆる人々が、あらゆる矛盾に引き裂かれて立ち往生しているのがこの物語の姿なのだと、
今更になって思っています。
{/netabare}

人間も動物も生きるために戦っていたのです。
だからお互いを許すわけにはいかないのです。

この物語の中では答えが出ない。今も出ていない。
この物語中で納得のいく答えが出せた登場人物は恐らく一人もいないでしょう。

だけど、アシタカとサンを見ていると
どうしたら許しあえるんだろうか、もしかしたら許しあえる日が来るんじゃないか、と
淡い希望のようなものが頭に浮かんできます。
この二人も、お互いを見てそんな事を考えていたんじゃないのかなぁと
つい思ってしまいます。

だから二人がいると、極限状況の中でも不思議とどこからか勇気が出てくる。
この二人は、宮崎監督が苦しみながら生み出した
希望のしるしなんだと、自分は思います。

投稿 : 2014/07/06
閲覧 : 309
サンキュー:

12

プーリン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ジブリの名作の中の名作

ほんとすごい 去年は20回以上みました
 物語 映像 音楽 キャラ 声優 5拍子揃った作品

これを見てなきゃ 嘘? 言われてもおかしくない
 日本アニメ映画の最高傑作に位置づけられる作品であることは
間違いありません

投稿 : 2014/07/06
閲覧 : 248
サンキュー:

3

ネタバレ

リッち さんの感想・評価

★★★★★ 4.6
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

人間側と自然側の話し。

✱すとーりー✱

エミシの隠れ里に住む少年アシタカは村を襲った「タタリ神」に
死の呪いをかけられる。そのタタリ神の中からでてきたものは
鉛の塊だった。肉を切り裂き、酷い痛みと苦しみを与えたその鉛。
西で何かが起こっている...。アシタカは己の運命を見定めるため
はるか西方の地を目指して旅立つ。森を抜けたところにある村では
大勢の武士が農民を襲っていた。農民を救うべく弓をつがえた
アシタカの腕がブヨブヨと不気味に蠢く。 アシタカの放った矢は
武士の腕と首を奪った。呪いのアザが濃くなったことに気付くアシタカ。

さらに西の村でアシタカはジコ坊という僧侶に出逢う。
西の土地の話を聞いたアシタカは「ししがみの森」を目指し旅立つ。
「ししがみの森」にたどり着いたアシタカは傷付いた人間とコダマと
大きな山犬を見つけた。 傷付いた山犬に駆け寄る少女サン。
山犬の血にまみれた彼女は美しかった。アシタカは名乗りをあげ
彼女に正体を尋ねたがサンは「去れ」と言い、山犬に乗って去ってしまった。

「ししがみの森」を抜け、そこでアシタカが見たものは
山林を開拓して鉄を作るタタラの民とその長エボシ御前、
森を守る山犬一族、そして山犬として生きる人間の少女サンであった。
アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知る。
やがて、森を守ろうとするもののけたちと、もののけの長
「シシ神」を殺そうとする人間の壮絶な戦いが始まる。

アシタカの呪いの原因であるタタリ神を生み出したのはエボシ御前だが
彼女を頼りに生きている人間はたくさんいた。
「森と人、双方生きられる道は無いのか」 アシタカは
その答えを見つけるべく、走る。


✱かんそう✱


金曜ロードショーでやっていたので久しぶりに観ました。

わたしはジブリで1番もののけ姫が大好きです。
世界観や「生きる」ということ。とても深いです。
+アシタカがとても好きなのもあります←

これを見るとどちらも正義のために戦っています。
エボシもタタラ場のみんなを守るため
サンは自然を守るため。
どちらも大事なことでありそれは対立してしまいます。
エボシは少し野心が強すぎてしまったところがあるかなとは思いますが。
サンも頑固な故話しを聞かないところもありましたし。
どっちもどっちなのでしょうね~。

そこにアシタカが間に入り「供に」という言葉を教えていってます。

それはこれからの私たちにも関係してくるお話しです。


ジブリは見終わるととても心に何かを残してくれる作品ですね。

投稿 : 2014/07/04
閲覧 : 329
サンキュー:

18

ネタバレ

nonopoo さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一番心に残るジブリアニメ

たしか「生きろ」がキャッチコピーだったジブリの名作。
当時学生だった私は学業で落ちこぼれ、塾をさぼって何となく映画館へ。
そこでこの映画を見て衝撃を受けたのを今でも覚えています。結局映画館で4回見たのかな。

といっても当時、何に衝撃を受けたのかはよくわかりませんでした。
正直サンの声については微妙に思っていたし、ラストも感動的というわけではなく、誤解を恐れずに言えば「共倒れ」の印象。
確かに作画や音楽は素晴らしかったですが、お金があるジブリなのだから当然とも言えました。

ただ、なにか響くものがあった。
思春期の私が心揺さぶられるものがあったのです。

そして大人になった今、改めて見た結果、やはりこのアニメは名作だと感じました。
中身を語り始めたら長くなるのでやめますがw

「世を呪い、人を呪い、それでも生きたい」
「生きてりゃなんとかなる」
私もがんばって生きていきます。

ただひとつ残念なのは、このアニメは映画館で見た方がいい!
音楽も映像も迫力が違う!

投稿 : 2014/07/03
閲覧 : 222
サンキュー:

7

ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

国破れてサンがあり

 鈴木Pの暗躍により今のタイトルに変わったが、もともと宮崎駿は『アシタカせっ記』というタイトルにする予定だった。
アシタカが各地を旅し見聞きしたことを記した物語、そんな意味だったはずだ。ガリバー冒険記よりはセンスよく感じる。そして物語冒頭で流れる同名の曲は久石譲の楽曲の中でも五本の指に入る名曲だと思う。

この物語はいろいろな見方ができるが、主にアシタカとサンについて書いていこうと思う。ちなみに『アシタカとサン』も素晴らしい名曲!



サンとアシタカのラブストーリー

1なぜアシタカはサンを、サンはアシタカを助けたか?
 たたら場に奇襲を仕掛けたサン。命を粗末にするな!とアシタカはサンをかばい、腹に火縄銃をぶち込まれながらも彼女を助ける。まあ助けたのはサンだけでなくエボシもだが。アシタカは腕に刻まれた呪いと闘い、タタリ神の憎悪を感じるゆえにか、憎しみの心を悲しみ、すべての命を救おうとする。もののけ側の想い、人間側の事情を知った上で双方の歩み寄る道を模索しようとしたからだ。
 サンを救ったことにはそれ以外にも理由が考えられる。ひとつは、やはりサンが美しいことにあるだろう。みなさんは二次元の美少女ばかり見て感覚が麻痺していないだろうか。大事なことなのでもう一度言おう、サンは美しいのだ。『風立ちぬ』の菜穂子が儚い美しさなら、サンは気高く強さを伴った美しさだろう。それだけでも命を助ける十分な理由になると思うが、もうひとつ!作中におけるサンとアシタカの境遇は非常に似ていると思う。
 モロが言うように
サンは山犬にもなれぬ、人間にもなれぬ哀れな娘だ。神々の怒りを恐れた人々によって生贄として山に送られ、山犬に育てられた。現実でも狼に育てられた少女が話題になったことがあるが、あのケースと根本的に違うのは育ての親……ただの狼か、人語を用い思考し未来を憂うことのできる尊く賢い山の神か。ただの狼と生活を共にするならただ生きることに必死だろうが、モロに育てられたサンは人間との会話に何の問題もなく言語を使い、二本足で歩き、道具を用い、服も着ている。人間のようでありながらも人間と異なるのはサンの思想と価値基準。山でもののけに育てられた彼女は
手前勝手な行いで自然を傷つけるたたら場の人間が許せない。しかし、自分もそんな憎むべき人間なのだ。アイデンティティの壁、ただの狼に育てられればぶつかることもないはずの壁だったろう。
 そしてアシタカ。彼もまた狭間に生きる人間だ。タタリ神からその身に呪いを受け、それにより人間離れした異常な力を得てしまっている。もののけ達の憎悪をその身で実感し、人と人ならざるものの中間のような状態で己の運命を見定めようともがいている。アシタカにとってサンは他人のように思えなかったはずだ。

 「行ってしまわれた……」
たたら場を後にしたアシタカとサンだが、アシタカが受けた傷は深く、倒れてしまう。最初はアシタカを殺そうとするサンだが、最終的には山犬を宥めて彼の命をシシ神に託すことにする。アシタカのあのセリフを聞いたからだ。
先にも書いたが、サンは見た目こそ人間だが心は山犬として育った。たたら場の連中からしてみればモロとその子どもの山犬が三頭いるようなものだろう。そんな曖昧な存在だから、言葉は話せても人間と会話したことはこれまでほぼなかったことだろう。会話相手は山犬ともののけ達だけ。人間であることを嫌悪し、山犬になろうとした。山犬こそが気高く賢く美しい、目指すべき姿。山犬のように毛皮を身にまとい、山犬の牙のようにナイフを武器として。それでも、自分は山犬ではない。醜い人間である。モロもサンを愛しているものの、彼女を表現するときに「哀れで醜い可愛い我が娘」と述べている。サンは自分を美しいと思ったことは一度もなかっただろう。しかし、そんな彼女をアシタカは美しいと言った。この場面でサンの人間としての一部が目覚めたとともに、アシタカというこれまでと違う人間に興味を抱いたのだろう。
 こうして互いが互いの命の恩人となったのだ


2なぜアシタカはカヤからもらった大事なお守りをサンに渡したか?
 このシーンまでの物語を見てきた視聴者は、アシタカという立派な漢が軽い気持ちでサンにお守りを渡したわけないことはわかるだろう。
そもそもアシタカにとってカヤはどういう存在だったのだろうか?
見送りを禁じられていたにもかかわらず、カヤだけがアシタカの旅立ちに立ち会った。普通に考えれば、タタリ神に襲われそうなところを助けられたから。そして自分を助けたがためにアシタカは呪いを受け、村を出て行かなければならなくなったから。しかしそれだけか?感謝や罪悪感から「いつもカヤは兄様を思っております」なんてローラ姫のようなセリフがでてくるだろうか。カヤはアシタカを兄様と呼び慕っていた。村の娘のためとはいえ、タタリ神に手を出すのはよほどの覚悟が必要だったはず(そんなこと考えている余裕はなかったかもしれないが)。もしタタリ神の襲来もなく平穏に暮らしていればこの先二人は結ばれていたのではないか。
 ほぼ出番が無いので気づきにくいがカヤはサンと声優が同じだ。意味なくそのようなつながりを持たせはしないだろう。もう村には戻れない、結ばれることは決してないからせめてもの代わりにカヤはあのお守りをアシタカに渡した。そしてアシタカは西へ旅を続け、行き着いた先で出会ったのがサンだ。彼にとって彼女はカヤと同じような存在になる、声がそれを示しているのではないだろうか。そう考えると川辺で遭遇した時にサンの声を聞いて、アシタカに何か思うところがあって彼女のことを気にするようになったのではないかとより納得がいく。
 決戦前夜、モロとの会話からもアシタカがサンとともに生きていこうと考えていたことがわかる。そう心に決めたからこそ、今までの感謝も含めて大切なお守りをサンに渡すことにしたのだろう。ワンピース東の海編でアーロンパークに向かうルフィがナミに麦わら帽子を預けたのもけっこう似たような理由だと思う(ルフィは仲間として、だけど)





薄れゆく神々への畏怖、人の業、自然は消えゆくのか

当たり前だがもののけ姫はフィクションであり、正史ではない。しかし、人間の行いとしては間違っていない。映画を見て人間は酷いと思っても、そうやって生活を発展させ、その恩恵を受けて生きてきたのが自分も含めた人間である。はたして彼らの行いは罪だったのか。強欲は七つの大罪の一つだが、欲がなければ向上心も生まれず、そもそも文明の発展・技術の進化はなかっただろう。もしその行いが罪だったとしても悔い改めることができるのが人間のいいところだ。
 いま私たちの身近にある自然は人間の手によって植え替えられてできたものであり、シシ神の森のような古代からある原生林ではない。ラストでシシ神の森が消滅し、下草と潅木だけの草原のようなはげ山になってしまったのはまさしく人間の強欲がもたらしたものである。
しかし現在において里山と呼ばれる自然は、人の手が加えられることで自然の力だけでは生まれることのない豊かな生態系が育まれている。シシ神がアシタカの呪いを消したのは、彼が自然と人の共生、その導き手となることを願ったからではないか。サンが言うようにシシ神が消え、すべてが終わってしまったのではない。全てはここから始まるのだ。たたら場が崩壊し、神々が姿を消しても、サンやアシタカ、エボシたち人間と大地は残されているのだから。
 もし「呪い消えたんなら村に帰ればいいんじゃね?」なんて思った人がいたらその人は何もわかっていない。おおいに反省すべきだ。
呪いが解けようが解けまいが、もう故郷の村には戻れない。村というコミュニティを抜けること、断髪の儀はそんな単純なものではない。大相撲だって断髪式を行ったあとに「やっぱ体調よくなったんで戻りまーす」なんて人は居ないだろう。
これからアシタカは彼の地で起こりうる事柄を曇りなき眼で見定め、行動を選択し続けていくはずだ。たたら場で生きながら、そしてサンとともに生きながら



完全なる蛇足
DVDに収録されている英語吹き替え版はおすすめできない。もののけ姫の雰囲気ぶち壊しだから!日本人に生まれてよかったと改めて思った。

投稿 : 2014/06/22
閲覧 : 520
サンキュー:

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もののけ姫のストーリー・あらすじ

エミシの隠れ里に住む少年アシタカは、村を襲った「タタリガミ」に呪いをかけられる。ただ死を待つより、己の運命を「曇りなき眼」で見定めるため、はるか西方の地を目指して旅立つ。そこでアシタカが見たものは、森を切り拓いて鉄を作るタタラの民とその長エボシ、森を守る山犬一族、そして山犬と生きる人間の少女サンであった。アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知る。やがて、森を守ろうとする動物たちと、その長「シシ神」を殺そうとする人間達の壮絶な戦いが始まる。(アニメ映画『もののけ姫』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
1997年7月12日
制作会社
スタジオジブリ
Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%91%E5%A7%AB

声優・キャラクター

松田洋治、石田ゆり子、田中裕子、上條恒彦、西村雅彦、島本須美、小林薫

スタッフ

原作:宮崎駿、 監督:宮崎駿、脚本:宮崎駿、プロデューサー:鈴木敏夫、作画:安藤雅司、美術:山本二三/黒田聡/田中直哉/武重洋二/男鹿和雄、音楽:久石譲

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